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ルーム紹介
人の世が成って千と数百年。かつては世界に溢れていた妖(あやかし)もいつしか数は減り、人間達の世に隠れて生きるようになるも、異物を畏れ、淘汰する人々に妖は妖であることを隠してひっそりと暮らすようになった。


そんな世界の片隅での一幕。


和系Fイメの登録制の置きロル部屋です。
現在『白柳♀薬師』のみとの逢瀬とさせていただきます。

なお部屋主のロルの作りは以下の通り

括弧なし→声に出している
『』→口に出さずに思っていること。
   他者との念話などもこちら。
 ()→描写
【】→PL発言


部屋主:紅焔(妖成り)
 [×消]
おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.229)が退室しました。  (2021/7/8 16:12:52)

紅焔♂妖成り(夜の部屋。畳を敷くことで寒さは少し凌げるし、布団を敷けばどうにかなる。それとは別に囲炉裏の前で作業をする。これは師匠に言われてやり続けてることである。曰く陰陽術の結界らしい。)俺「等」を見ている人間がいた?いや、敵意とかは感じなかったから気付かなかったな……。(手は動かしつつ、ずっと一緒にいる妖に答えを返す。)あー、はいはい、良いだろ。明日からやるから。準備とか心構えとか必要なんだよ。(白柳のことはまだ調べていない。やはり聞き廻るのってどうなのよ?と言う疑問も出てきてしまい、踏ん切りが付かないのだ。)これでよしっと。今日はもう寝るぞ?とりあえず明日からは仕事も探さないとだし。昔の得意さんとかまだ生きてりゃ良いが。(布団を掴んで丸くなれば眠くなるまで囲炉裏の火を眺めていた。)   (2021/7/8 16:12:50)

紅焔♂妖成り(たった二年。されど二年。モグリではなく、ちゃんとした薬師と言う生業を得てからは一年。師匠がいたこともあるが元々の知識もある。それが早いかはさておき、それとは別に師匠と言うのが曲者であった。そもそも師匠にあったのは妖が出ると言う夜の山中だった。自分達がそこを抜けるのは人目に付きたくなかったからだが、師匠は妖退治のためだった。つまるところ、師匠は妖狩りをしながら薬師をすると言う面倒な人だったのだ。更に言えばである。妖しげな法術を扱い(本人は陰陽術だと言ってたが)今まで見た中で最上位の天敵だった。色々あったが、最終的には弟子になり今日に至るわけである。)春だってのに相変わらず隙間風は冷たい。大家の爺さんが亡くなるのも仕方がない事だな。(良く冷える。と言えば冬の名残と言えるかもしれないが、それとはまた違い。)   (2021/7/8 16:12:39)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.229)が入室しました♪  (2021/7/8 16:12:35)

おしらせ白柳♀薬師さん(203.165.***.116)が退室しました。  (2021/7/3 14:38:02)

白柳♀薬師【これにて。】   (2021/7/3 14:38:00)

白柳♀薬師(風が吹いた。柔い風が一陣吹いた。大通りを行き交う人々の頭上を、薄紅の花弁がよぎる、その下で。)……うん?(いつぞやと同じ。いつぞやと違って日向。いつぞやと違って雪解けた春。乗物の御簾の向こうから出てきた女は、不思議そうに春風を見上げて、軌跡を視線でなぞった。)……、あ……(春風の悪戯は、縁を呼ばう。じゃり、じゃり、と、草履が音立て向かう先は必然。冬と変わらず緑色の着物そのままに、冷えていない手と頬は、一人と不可視の一匹へと向いていた。)紅焔、さま……。(雑踏に攫われそうな細く眠たげな声が、袖の中の細い指も引き摺って宙を彷徨ったのは、さて、何故。)―――、(女の視界がくらりと傾き揺れたのは、何故。)    (2021/7/3 14:37:38)

白柳♀薬師【大変ながくお待たせしてしまって、申し訳ありません。ようやく置ける文。ささやかながらも。】   (2021/7/3 14:37:28)

おしらせ白柳♀薬師さん(203.165.***.116)が入室しました♪  (2021/7/3 14:36:48)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.229)が退室しました。  (2021/2/28 20:31:08)

紅焔♂妖成り【という事で仕切り直しをば、と。ではでは。】   (2021/2/28 20:31:05)

紅焔♂妖成り(2年と幾ばくか月日は流れる。出ていった時とは違い薬箱を背負い、大家のところには顔を出した。大家だった爺さんが亡くなり、その息子が大家をしていて、顔を忘れられていた等と言う紆余曲折はあったものの、同じ長屋に住んでいる人達にも変化はあったが無事に部屋は借りられ。)懐かしいと言えば懐かしいな。まぁなんだろう、師匠にどやされないし、朝早起きしなくて良いし……でも、やっぱり濃いな。(濃いと言うのは妖の気配である。人が多ければ少ないはずのそれが多いのは、城下町特有と言う事なのだろう。人に隠れてるとは言え、人の生活に全く関わっていないと言うことではないのだ。とりあえず、2年で変わったことを調べようと、城下町を歩き始め。)白柳に会いに行かないのかって?とりあえずはどうなったかを調べてからだな。夫が居たら自分は邪魔だろう?『里』に行けないのは残念だけど、薬が作れない訳じゃない。(薬箱は背負いながら城下町を歩く。途中布団などの必要なものを購入しては、手荷物が多くなってしまったのは仕方がないことだろう。)   (2021/2/28 20:30:52)

紅焔♂妖成り【こんばんわ、と。とりあえず、投下だけ。】   (2021/2/28 20:30:47)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.229)が入室しました♪  (2021/2/28 20:30:33)

おしらせ白柳♀薬師さん(203.165.***.116)が退室しました。  (2020/12/9 14:55:14)

白柳♀薬師【以上にて。】   (2020/12/9 14:55:10)

白柳♀薬師――――(そんな、冬の話。人と妖が背合わせ隣り合わせに廻る、冬の話。大根の薄炊き三昧に飽きたと言う旧きモノらの声が響くころには、寒梅が新しい年を静かに祝って、雪解けに連なる花を待ちわびるのだろう。さて、根を下ろす薬師と真逆に根無しを歩く鼬連れの男の越冬噺やいかに。)   (2020/12/9 14:55:05)

白柳♀薬師――『やれやれ幾つになっても世話のやける娘よ。オオヤギの溺愛も困ったものだ』――(障子の向こうから僅かに差し込んだ月が銀狐の尾を照らした。尾の先にある身体は紛れも無くヒト。月夜を騙すようにしてするすると尾が狩衣の中へと吸い込まれて消えるころには、意識を失った女の身体は軽々と抱き上げられて、敷き放しにされた布団へと移されていた。)――『お前はただただ草木で世を繋ぐ白柳で有り続ければ良い。偶にこうして不養生をし、ヒト並の短い執着に余所見をしながらな』――(鴉羽を詰めた掛布団に包まれて寝息を立てる薬師へ、見下ろす影は少し悪戯めかしてそう言った。稀代の薬師が眠る家を覆うようにして、雪をかぶった大きな大きな柳の枝が、屋根瓦を一枚、そっと撫でた。)……――えん、さま……(あるいは、根を詰めさせる程度に心を占める男の名を、すっと掻き払うように。)   (2020/12/9 14:54:47)

白柳♀薬師……此処で、お話をする……つもりでした……(揺れる影が『ほう?』と面白そうに傾いだ。)……此処なら……オオヤギ様の下で、なら……南の巫様の御耳にも……、――『つまり』――(影が遮った。)――『お前も祓われる側の自覚が出来、畏れと怯えを同時に抱くという器用なことを覚えた。実に面白く目出度い話はないか』――……(女は諦めたようにかくんと俯いた。その視線の先には、幾つも幾つも積み重なった薬包。村ひとつ分は賄えるのではというくらいにおびたただしい数、の。)――『白柳。泣くでない』――(雫一つ落ちていないが、影はそう言って女の頭の上にそっと手を乗せた。尖った爪の先が覗き、白い毛に覆われた大きく丸みのある手を、手と呼ぶのなら。)――『おのこというのはな、三日も歩けばすくすくと育つのが世の常よ。緋室社へは我が挨拶の文を出しておこう。あの巫とて血筋を辿れば妖成りどころか半妖よ』――。(女は俯いたまま、ほつりと落とした。)……――、様……(遠い名前を落した。)   (2020/12/9 14:54:34)

白柳♀薬師(冬の話をしようか。流行り病に人も草も枯れ、誰が何が病を呼んだだのと薄平の言葉に引っ掻き回された人心を妖がひっそりと喰い、社からやってくる祓いの者がその影をそっと踏み、全てが真白の雪の下に等しく敷かれる。――そんな冬の話をしようか。)……文は……、……そう、ですか……(瓦屋根の広い家。丈夫な柏木の柱。廊下の奥の離れ間にて、壁三面を埋め尽くす薬箪笥。行燈がぼうっと照らす橙色の中で、これまたぼうっとした声の女。誰かとやりとりしているのだろうか、揺れる背高の影は男のように低い声で笑う。)――『たしかに、昨今の緋室社の刃はいささか濡れすぎだ。しかし見境無しというわけではない。境の川を護る為に手段をいとわぬただそれだけよ。南の焔がそうも恐ろしいか?』――(ぱたた。扇が閉じる音。匙をしまいおえた女は視線を己の手に落とした。)――『白柳。お前とてその男と変わらんよ。お前も、とうとう明かさなかった』――(女は長髪をまとめる紐をほどくはずだった手を宙で落として、膝の上に緩く握りこんだ。)   (2020/12/9 14:53:53)

白柳♀薬師【久しいに久しいを重ねたころに現と時世が重なるとはこれいかに、と、苦笑いしつつ。大変お待たせいたしました。そっと。】   (2020/12/9 14:52:40)

おしらせ白柳♀薬師さん(203.165.***.116)が入室しました♪  (2020/12/9 14:51:50)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.46)が退室しました。  (2020/8/1 17:11:44)

紅焔♂妖成り【ではでは。】   (2020/8/1 17:11:43)

紅焔♂妖成り(数日後、彼等の行方を知るものはいない。長屋の人達も首を振るばかりだろう。大家には家賃は支払い部屋も引き払った。長屋の人達には薬を分けて置いたので、誰も何も言わないだろう。南へ。都を越えて清流があると言われるそこへと行こうと思うのだ。すれ違う人々は此方を気にすることもなく……避けたことを気付くこともなく過ぎていくのに、苦笑する。傘を掴み顔を隠せば鼬と共に街道を歩き始めた。)【と言うところで時間が経ち過ぎた(主に自分のせいですが、ホントに申し訳なく。)一旦、仕切り直ししたく。】   (2020/8/1 17:11:35)

紅焔♂妖成り(月が雲に隠れれば、部屋を照らす灯りは火だけになる。うつらうつらと影法師が揺れれば、殆ど寝てしまっているのだろう。ここにあるのは布団なんて上等なものはなく。辛うじて蓙があるくらいである。冬には寒いが、いつも通りに南へと行けば幾ばくか寒さも凌げる。新しい場所へ行けば薬師紛いの事をしている故にありがたがられるのだ。煎餅布団が手に入ることもあるが、やはり長く一つの場所には居られない。都から離れるほどに妖の気配が強くなるからだ。人はありがたいと思っても彼等はそうではない。余所者であれば礼節が必要となる。困ったことにそれ故に彼女を連れてはいけないのだ。)帰ったか。(規則正しい薄い呼吸をしている白柳を起こさぬように鼬に声をかける。)少し早いが南へと行こうか。廻りにも挨拶しないとだから、数日後ではあるけども。彼女は連れていかないよ。強くはないから、連れてはいけない。守る力も俺にはない。(『どうするのか』と問われれば首を振る。)春に、もう一度戻ってこようと思う。それまではもう会うつもりはないよ。このまま屋敷に送ろう。俺達なら気付かれずに出来るだろ?(鼬がニィとらしくない笑みを浮かべれば頷き。)   (2020/8/1 17:11:20)

紅焔♂妖成り【久し過ぎるけども、投下投下。】   (2020/8/1 17:11:17)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.46)が入室しました♪  (2020/8/1 17:11:00)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が退室しました。  (2018/8/17 16:49:51)

白柳♀薬師【そっと、お部屋を拾いにだけ。またお目に留まった日が訪れましたら、糸車も回せば鳴りますのでゆるりと参りましょう。】   (2018/8/17 16:49:48)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が入室しました♪  (2018/8/17 16:48:53)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が退室しました。  (2017/11/1 23:03:02)

白柳♀薬師(ざわめきを、女は聞こえない。ただ、ざわめきに数え一つ遅れるようにしてぼうっとした眼を小さくも見開いた己にも気づいていない。気づいているのは、眼前が少しぎこちなく笑んで、連れていってくれと手を伸ばす光景だけ。)生だけは、もったいない……ああ、薪も割らない、と……(仕事もうひとつ思い出したというその言、相変わらず危機感もなく。だって、どう危機を覚えることができよう、柔く頭を撫でられ、身を寄せられる中で。返歌のようにそっと頬を温もりへ傾けた。)……ありがとう……(囁きよりも小さな呟き。)きっと、みんな喜ぶ……久しぶり、の……、ーー(うつら、うつら。東の森を手入した帰り道の今。森の様子を話す最初の目的がすっかり朧になっていることを気にする様子もなく、うつら、うつら。月が高く昇りあたたかさに誘われて、うつら、うつら。)   (2017/11/1 23:02:58)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/11/1 23:02:52)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。  (2017/10/19 10:01:01)

紅焔♂妖成り(ざわめく。ざわめく。自分を探して、否、妖力を求めて集まった小さき子等は白柳の声にざわめく。心が在り方が、ざわめき喜ぶ。自分達の居場所はそこにあると、ましてや『柳』と言われれば、知る者も多い。紅焔は細く長く息を吐く。気付かれぬようにと願いながら。紅焔はそう長くは居られないだろう。半端モノと言うのはどうしても、一つの場所には居られない。居てはいけないという感情に追い立てられるからだ。話が変わるように、大根の話を持ち出されれば苦笑してしまう。あまりにも所帯じみた言葉に思わず吹き出してしまい)なんだよ、それ。大根か……嫌いじゃないが、薄炊きなどはあまりしないかもな。薪がどうしても勿体ないから。殆ど生で食べるばかりだよ。(今度、そこへと連れて行ってくれと言う。それであれば大根掘りもしようと。頭に手を乗せて撫でてやれば、あとは鼬の帰りを待つことにしようと、白柳に身体を寄せて。)   (2017/10/19 10:00:57)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2017/10/19 10:00:54)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が退室しました。  (2017/10/16 19:22:39)

白柳♀薬師【大丈夫、大丈夫ですよ。おかえりなさい。手のかかる娘ですが、こちらこそどうぞよしなに。】   (2017/10/16 19:22:32)

白柳♀薬師……(ゆっくりぼやりと紡ぐ言葉とて頑として平行する最中、ふと思い出したように息をひととった。)……家の大根が、多く育ちすぎて……採る手も、足りない、から……(深く厳かな語らいが急に俗っぽいそれに変わったことに意味はない。本当にふと思い出しただけなのだから。)……薄炊き、好きですか?   (2017/10/16 19:20:32)

白柳♀薬師……ひとつ増えれば、ひとつ変わる……厄であれ、福であれ、かならず変わる……(そうっとさらわれる手。あたたかい手。触れた額は、ヒトの温度。)……変わりごとが、厄か福か、決めるのは……己たち……命の数だけ、違う答えがある……(曰く火鉢の熱のような色を宿す瞳を、覗きこむようにして顔を近づける、ぼうっとした瞳。)……まだ見ぬ里を、そうまでも思う温もりを、持つのなら……(空いた手を、そっと手にかぶせ乗せて、ちかくちかくで、連ねる声言葉。)……連れていく。(とつり)……連れていくと、決めました。『白』を狩衣の方々より託され、妖の拠り所を祈り願われた『柳』の名のもとにーー(ゆっくり、被せ重ねた手を、温もり繋げるように握りゆく)ーー此処にいる皆、白柳と共にいきましょう。大丈夫、皆、優しい。   (2017/10/16 19:20:03)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/10/16 19:19:44)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。  (2017/10/12 18:58:29)

紅焔♂妖成り【非常に、非常に、申し訳ない。長くお留守にしておりました。とりあえず投下しましたので、宜しければと言う感じでお願いします。】   (2017/10/12 18:58:26)

紅焔♂妖成り白柳、それはダメだ。妖は妖を呼ぶ。それが良いものか、それとも悪いものかは分からない。でも、白柳の里には、妖達も多くいる。余所者が踏み入れれば、一緒に厄が来るかもしれない。そもそも俺と言う存在が白柳の里に厄を及ぼすかもしれない。だから、それはダメだ。もし厄に襲われ、他の人達の薬が出来ないと……そうなってしまったら俺は耐えれるほど強くはないんだ。(白柳の手を握り、自身のおでこを白柳の指に触れさせて。懇願するように呟くのは、弱いと言う言葉。妖成りと言う特異な存在であるからこその悩みであり、そうでないものにとっては理解し難い事だろう。人の世に居ながら妖として見られ、妖からは人として見られる。それが摂理であり、紅焔が持つ恐怖だ。)必ず……春に戻ってくるよ。(それでも振り切れないのは、まだ人との繋がりを求めているからだろう。)   (2017/10/12 18:56:45)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2017/10/12 18:56:37)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が退室しました。  (2017/6/24 22:21:01)

白柳♀薬師……(黙して)……(黙して聞く)……(言葉を繋ぐ息の音も、火鉢の音も、湯が踊る音も)……(黙して、聞いた。聞くうちに、どうしてか、女の視線は膝に添える己の手に落ちていく。)……南の風が運ぶ種の量は、ここ十年、落ちている……代替わりの最中……(とつり)……あるいは、人里が栄えた……(とつり)……人が集まるところに変わりなく、人の目から逃げることにも、変わりがないのなら……(ちゃりーー)……紅焔、様……(膝の上の手をゆるく握りこみ、顔を上げると共に揺れた、帯を飾る垂れ柳の鉄簪。息を一つ置いた音は、細かった。)……白柳の里に、来ては下さいませんか。(囁き紡ぐ言葉は、懇願は、目の前の人の行先を塞ぐ言葉だから。)   (2017/6/24 22:20:55)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/6/24 22:20:33)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が退室しました。  (2017/6/19 17:24:35)

紅焔♂妖成りどうだろう。今までの薬も向こうで作れるのなら、向こうの方が良いモノが出来るなら向こうに居ると思うからな……そうなっても薬を売りに此方に来ることはあるかもしれないが……。(扱うのが薬だけであるなら戻ってくる必要もあるが、毒草も扱う故に解毒薬まで作る必要があるのだ。夏に南に行き、秋を経て冬を越えて……そうして解毒薬が出来る保証も無い。新しい薬を見つけることも、今までの薬を作ることも出来ない地域かもしれない。それでもここよりかは真っ当な仕事が出来るのは確かではある。)もし……いや、文を出すさ。アイツに届けさせれば姿も見られずに届けられるだろうし。(『もし向こうに住むことになったら、来てくれないか。』その言葉を飲み込めば、言葉は無くなり。)   (2017/6/19 17:24:32)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が入室しました♪  (2017/6/19 17:24:28)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が退室しました。  (2017/6/16 23:24:38)

白柳♀薬師南、に……?(移ろう火鉢の様子をぼうっと眺める眼差しに言葉の端を踏む。睫毛を伏せた視線の先は火鉢かそれとも。)……今年の冬は……雪深い厳しい廻り……キギサマは、きっと寂しいと仰る……(たとえそれが、久しぶりに立ち入ることを許された継ぎ名が訪れることになったとしても。視えず聴こえずの女だとしても。)……春……(とつりと一粒落とすように呟いて、顔を、ようやく上げた。)……春に、なったら……戻ってきて下さいますか……?(細く昇る湯気に霞みそうな声で、問うた。視線を落とさないまま、眠たげな眼で、問うた。)   (2017/6/16 23:24:33)

おしらせ白柳♀薬師さん(Android 119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/6/16 23:24:06)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が退室しました。  (2017/6/10 21:53:19)

紅焔♂妖成り冬になる前に一度ここから離れようかと思ってるからかな。俺もアイツも寒いのは苦手でてね……(ここには薄い服しかなく、冬を越えるためのモノは揃っていない。実際には寒さなどは余り気にしない質ではあるのだが、寒くなればそれだけ薬を必要とするモノが増えるのだ。そうなれば今と同じように客が増えてしまうために、目の前の愛らしい人が自分と関わりを持つと言うのが知れ渡ってしまうだろう。それは彼女に対して良くないことを引き寄せてしまうだろう。妖成りは妖を呼ぶ。その妖がアイツのように人と共生することに賛同してるとは限らない。妖の大半は畏怖され、奉られる事を良しとするのだから。)白柳は、あの薬草達の手入れをしてくれるだろう?それなら安心して南に行けるだろうから……新しい薬草も探しに行きたいと思ってるし。(鍋を火鉢に掛ければ湯を沸かす。ぬるま湯までしかならないがそれでも生水よりはマシ……だと思っているのだ、生水よりも白湯の方が腹を壊しにくいのは経験則なのだが。)   (2017/6/10 21:53:16)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が入室しました♪  (2017/6/10 21:53:06)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。  (2017/5/20 23:00:03)

紅焔♂妖成り【こんばんわ、と。少しばかり仕事が忙しくなってしまい……暫く書けぬかもなので気長に待っててください。大変申し訳ない】   (2017/5/20 22:59:59)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2017/5/20 22:59:00)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が退室しました。  (2017/5/8 23:43:55)

白柳♀薬師……(重なった手を、火鉢の小さな焔は女の顔をどう照らしただろう。眠そうか、あるいは、ぼうっとしているか、あるいは――。)……視えるというのに、なぜ……(囁くように響く、潜めた声が、眠そうかぼうっとしているか、あるいは――。)……視えるのであらば……いくらでも、歩いて、探せる……(息を殺して、知らぬ振りという嘘をつき続けて、声音自由にあたたかい者らと言葉を交わすことができない、この狭く壁の薄い部屋がまるで、まるで――。)――……まるで、貴方が……あたたかく旧きものらより、ずっと、ずっと早く……(己を案じてそっと説く言葉をすり抜けて、重なった手の内側で頬に触れた。ゆっくり、そっと、あてがうだけ。温度を確かめるだけ。)……消えて、しまいそう。 (その眼差しと声がほんの少し遠くを見るようなそれに感じられたならば、それはきっと――。)   (2017/5/8 23:43:52)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/5/8 23:42:42)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。  (2017/4/26 21:00:59)

紅焔♂妖成り(苦笑しながら白柳の言葉にどう返そうかと迷い、言葉が詰まる。自分の中では妖であることは罪であると諦めていたのだ。今更それを否定する言葉があってもすんなりと自身には届くことはない。それとは矛盾するように、その言葉に救われている妖が居るのだろうと思う。森の木々達に寄り添う妖や、今ここにいる妖達はそうだろう。頬に伸ばされた手を避けることもなく……避けられずに居たのはどうしてだろうか。)それでも、見て見ぬ振りはした方が良い。そう思ってくれているのは嬉しく思うけど、白柳が傷付く事で悲しむモノも、荒げるモノもいる。大抵の妖は身内には臆病なんだよ。自分のせいで誰かが傷ついたりするのを知るのも、見るのも怖い。そうして淘汰されていくうちに姿を消すことを覚えた。見えなくなることで人から妖が日常ではなくなることを願ったのかな。彼等は今でも十分と思っている。白柳のように考えてくれる人が居ることを知っているからね。だから(一旦言葉を切れば頬に触れている手に触れて)今日のことは二人だけのモノ……で。   (2017/4/26 21:00:54)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2017/4/26 21:00:50)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が退室しました。  (2017/4/11 19:11:44)

白柳♀薬師(こくりと頷いて、促された座布団にそっと正座する。「温かい」が見慣れた火の温度と入れ替わるようにして身に伝う感覚を覚えれば、視線は灯の届ききらない暗がりへと向いて、声に引き戻される。)……(黙して話を聞く眼差しは、相も変わらずぼうっとしたそれ。そでも、背けることもなければ驚きに目を瞠ることもなく。)……なぜ(それが、第一声であった。眼差しも声音も揺らぐことなくただ一言のそれ。)ヒトが設けた秩序は……心身を喰らう類の妖からヒトの身を守るため……。同族を斬り裁くために生まれたものでは……ない……(すぅと伸ばされる片腕。白い指先が頬を掠めんと近づく中、女の言葉は続く。)……たとえ、それが……旧きを思い出した、妖成りだとしても……共に在ることそのものに、罪はない……(壁の薄い長屋の中。囁くように紡がれた。)   (2017/4/11 19:11:39)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/4/11 19:11:34)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が退室しました。  (2017/4/10 20:58:26)

紅焔♂妖成り(かつては人と共に居たのが妖である。白柳のように昔からある家の人間やその存在を知るもの……陰陽師と呼ばれる政人もその一人と言えるだろうが、今となっては本物と呼べる人も殆ど居ない。)ん……見えないって言うと流石に分かるか……。(回していた腕を離せば煎餅座布団に座るように促してから火を入れる。明るくなった辺りにはもう妖達は居ない。鼬が去ると一緒に部屋から出て行ったからだが、屋根裏や光の届かない陰には隠れているモノも少なくはない。)この家には……と言うか俺の周りにはか……妖が良く寄ってくるんだ。踏みそうになったのも俺と暮らしている妖の一人かな。一緒に居れば見える時もあると思う。だけど、見えたり話せたりするのは余り良くない事だって言うのは……分かるだろう?(妖が見えるのは妖かそれを退治する者だけ。後者は政人であるために、それ以外は全て妖とされてしまうのが今の世なのだ。)   (2017/4/10 20:58:22)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android 42.145.***.233)が入室しました♪  (2017/4/10 20:58:18)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が退室しました。  (2017/3/29 21:44:39)

白柳♀薬師(ふわりと近くで女の髪がなびけば鼻腔をくすぐっただろうか。草の香り。水気を失った草独特の香り。着物に焚き染める甘い人工香からは遠いそれ。月夜の刻に男の一人住まいへ女身一人が頼りない灯の中へ招かれれば妖だろうとヒトだろうと同じようなお節介を焼いたかは、はてさて。ただ確かなのは、女はお節介の内訳に心当たりがないのか意に介していないのか、とかく変わらぬぼうっとした声音に答えること。)……足元……?(視線を落とす。揺蕩う弱い灯が薄く照らす足元、自分の足袋がかろうじて白と分かるそれを見下ろして幾つかして、ゆっくりかぶりをふる。)……ただ、踏んではいけない、あたたかいものを……危うく踏んでしまう……そんな気分がほんのひととき……。路地影をよぎる黒猫に気づけなかったときの……ような……(ぼんやりとした答えはしかしどうしてか、)……「踏まなくてよかった」、と、今、思っていることは……確かです……(静かというよりは、呟きのように小さかった。)   (2017/3/29 21:44:23)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が入室しました♪  (2017/3/29 21:44:20)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。  (2017/3/23 20:06:53)

紅焔♂妖成りいや、まぁ白柳は大丈夫……そうだな。急に抱き寄せてすまない。(腰にまで手が回ったのは腕だけ引き寄せては腕が痛んでしまうからだ。昔に何度かやられたことがあるために咄嗟に出てしまったと言える。それでも女性特有の柔らかさをその身に感じてしまえば、回した腕を離すのが惜しくなってしまう。余計なことをと言う思いが強くスルリと抜けていった戸を軽く睨みつけては、腕の力を抜いて)……足下に何か見えたか?(軽く風が舞ったのは分かっているものの、それでも体勢を崩すような事にはならないだろう。あの鼬モドキが軽く触れれば……その可能性もあり、そして妖は触れれば見えるモノが多い。鼬も例に漏れない多数派である。視界の端で走り去ったのを見えたとしても不思議ではなく……。)   (2017/3/23 20:06:49)

おしらせ紅焔♂妖成りさん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2017/3/23 20:06:45)

おしらせ白柳♀薬師さん(119.173.***.95)が退室しました。  (2017/3/14 22:57:58)


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