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ルーム紹介
乱世…━━血で血を洗う争いが各地で行われ、悲鳴や怒号が絶えぬ時代。
人はお互いの存亡、名誉、財宝、あらゆるモノのために命を賭して戦っていた。

そんな地獄のような時代が少しずつ終わりを迎え始めた、いつかの時代の日本。
未だ戦争の火種が潰えることはない人間の世界に、異形の存在が現れた。
後に、《妖怪》と呼ばれる彼らは自らを《妖魔》と名乗り、人間の元へ侵略を開始した。
単純な物量な力量では無論のこと、それに加えて妖魔は《魔力》と呼ばれる超常的な力を以て人間と対立し、その脅威はたちまち日本全土へと知れ渡った。

単純な戦力で劣る人間が唯一、妖魔に勝っていたのはこれまで人間を発展させてきた《知恵》だった。
その知恵により人間もまた、妖魔の使う魔力に似た《妖力》を扱うこととなった。
それは無論、妖魔を討つためだけの力などではなく、人間同士の争いにも当然のように用いられた。

その中でも強力な妖力をその身に宿した二人の人間。
片や主君に仕えて忠義を全うし、暗殺や潜入を行わせればまず失敗は無いと謳われ恐れられたくノ一。
片や全国をのらりくらりと放浪し、その道中や戦場で数え切れぬ程の人間を切り伏せ、その名を知らしめた雇われの剣士。

赤き太陽が空に浮かび、地までを紅く染め上げる。さぁ、謳え、踊れ。この狂った世界で…。

※専用部屋、物語への乱入ご遠慮。

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おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/21 12:59:23)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/21 12:58:36)

早乙女 百夜璃しかし、自身よりも大きなその身体は支えずらく、何度か持ち直したり抱え直したりしながらも足を進めていくだろう。縄張りとなったこの場所と宿とを繋ぐことは容易で、ここから向こうまでは一瞬でたどり着くことができるのだ。暗闇を数歩進んだ後、宿の畳の上へと彼を寝かせてから手当の続きを始めた。それがひと段落すれば、彼女も彼の側で横になり、そっと瞼を閉じるだろう。少々泣き疲れてしまった。あんなにも涙を流したのは何年ぶりだろう…。ほんの数日の付き合いの彼に、あんな姿を見せるつもりなど無かったというのに。彼にとっては、旅の途中で見かけた小娘1人にすぎなかったはずなのに。もっとふざけた人かと思っていたのに。どうしてこんなにも彼は優しいのだろうか…。その優しさに甘えてしまってもいいものだろうか。そんなことをぐるぐると考えているうちに、彼女もまた眠りについてしまうだろう。小さく規則正しい寝息をたてながら、同じ部屋に主と使いが肩を並べて眠る様子はひどく微笑ましい。幸せそうな表情で、黎明の隣に眠る自らの主を。百目鬼は優しい笑みを浮かべて見守った。)   (2018/3/21 12:39:14)

早乙女 百夜璃っと……(彼の身体がグラりと揺れたのが分かると、咄嗟にその身体を支える。それからゆっくりと1度床に仰向けで寝かせてから、どうしようかと思考する。…といっても、自身が百の力を憑依させて、引きずってでも連れ帰るしかないのだが……。眠っていてもひどく美しいその顔に目を細めて、彼の頬をそっと撫でる。まだその肌が暖かいことを確かめ、ほっと安心したように息をついた。死んでいないとは分かっていても、心配なものは心配なのだ。)……しかえしです(それから、頬へと手を添えたまま彼女はそう呟くと、彼の顔へと自身の顔を近づけるだろう。そうして、ゆっくりと、そーっと、彼の唇に自身の唇を重ね合わせる。触れるだけの口付けをした後に、満足そうに笑ってから彼の腕と身体を持ち上げて、彼の足を引きずってしまうことになるがこの状態で運ぶことにしよう。百目鬼の力を借りれば、この程度の重さの人間を運ぶことなど容易い。よもや戦闘以外で彼女の力を借りることになるとは思わなかったが…。   (2018/3/21 12:39:00)

おしらせ早乙女 百夜璃さん(iPhone 126.2.***.250)が入室しました♪  (2018/3/21 12:38:48)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/21 12:37:48)

壊美夜 黎明ああ…そうだな。少し、血を流しすぎたかもしれぬ。(彼女に止血を施されると苦笑いを浮かべるものの、その笑みはどこか力なく映るかもしれない。帰ろうと言われて無理矢理体を起こそうとするものの、上手く足に力が入らないようで立ち上がろうにも立ち上がれない。今まではこの程度の出血、しても何とも無かったはずだが…━━否、ここ最近で血を流す量が多かったからかもしれない。全く以て情けない話である。彼女が肩を貸すために立ち上がろうとする寸前、彼の体はぐらりと前面に倒れることになるだろう。前面とはつまり彼女のいる方向だ。その方へと体が崩れ、彼女が受け止めることができるのかどうかは定かではないが、何かにぶつかる頃にはすでに彼の黄金色の眼は閉じられているだろう。まあ、先程からすでに立っているのにすら体力を使い、歩くのも辛いくらいだったのだから仕方ないとは言えるだろう。とは言え、死んでいるわけではない。単に気を失ったに過ぎない。ここに長居はできないし、早く宿に戻らなくてはいけないことも分かっているのだが、それに彼の意思と体は応えてはくれなかったようだ。)   (2018/3/21 12:16:10)

早乙女 百夜璃容赦なく人を斬ってきて。それが辛くなかったわけないのだ。初めて人を斬った時の感覚は脳に焼き付いて離れないし、友人を斬った後の後悔は今もまだ拭いきれていない。それが積み重なって積み重なって、重い責務となって彼女にのしかかり続けていた。それを彼となら、分け合って進んでいくことができるのだろうか…。彼に仕える身分で、こんなにも自惚れたことを考えてしまっていいのだろうか…。)   (2018/3/21 12:03:47)

早乙女 百夜璃……主。帰りましょう…出血がひどいです…。(彼に宥められ、優しく背中をたたかれて、徐々に涙は止まり始める。グスリと花をすすり、彼から手を離すと目元を腕でゴシゴシと拭う。まだ潤んだ声で、彼の。主の身を案じて宿に帰ろうと提案をする。それに、ここに長いしていては誰に見つかるかも分からない。それを彼女1人で凌げるかどうかも分からない。ならばすぐにこの場から離れた方が良いだろう。ビリッと勢いよく自身の服の袖を破き、それを出血している彼の手と、首元に簡易的に巻き付ける。百に宿へ向かうための目を開かせて、うまく立てそうにないのなら彼に肩をかして立ち上がるだろう。もう、自分の感情に嘘をつき続けて、人を殺め続けるのはやめにしよう。彼のような人なら、きっと理解してくれる。   (2018/3/21 12:03:38)

壊美夜 黎明━━いや、きっと彼女は最初からただの少女だったのだろう。くノ一として任務を全うしている最中も、初めて彼と出会ったあの時も、ずっとずっと、彼女はただの女の子だったはずだ。彼女の背中に回した両腕、血が流れていない方の片手で彼女の背中をトントンと優しく叩く。宥めるように、安心させるように。…どんな重い宿命も、二人で、三人で背負えば軽い。お前はもう、それを一人で抱える必要など無いのだ。)   (2018/3/21 11:48:00)

壊美夜 黎明ははっ…良い返事だ。うむ、お前の働き、期待しているぞ。(ああ、今までお前はこんなに小さな体で、重い宿命を、役目を背負っていたのだな。彼女を抱き締めながら彼はそんなことを思った。その重荷を負って生きていくには彼女の背中は小さすぎると言うのに。彼女をそうさせたのは彼女を生んだ家か、それとも彼女を雇ったここの城の主か。まあ、そんなことは今はどうでも良い。もう、彼女はその宿命に、鎖に縛られ、その鎖で自分自身までをも縛って生きていく必要も無いのだから。これからは、彼女の道は彼が拓き、拓いた道を彼と彼女と、それから百とで歩んでいけば良い。そこにはきっと、退屈も無ければ無意味な束縛も存在しない。代わりに安全の保証もないが、そんなこと彼女は慣れっこだろうから。彼女にぎゅっとしがみつかれると、心地良い人肌の温もりが身を包んだ。まるで親に縋る子のように彼にしがみつき、涙を流す彼女はただの少女のようで…   (2018/3/21 11:47:52)

早乙女 百夜璃ただ、ただ…いくら修行しようが、いくら人を斬ろうが、いくら鬼に近しい存在になろうが…彼女は1人の少女でしかないのだ。これだけの感情を。困難を。負担を。責任を。1人で背負うには、少女の背中は小さすぎた。ポロポロと止まることを知らない涙は、その美しく白い彼の着物のを、少しずつ濡らしていってしまうことだろう。)   (2018/3/21 11:35:25)

早乙女 百夜璃っ……かしこ、まりました…この身を貴方に…捧げます(優しく背中にまわされた両腕は、彼女の身体だけでなく冷えきったその心ですら包み込んだ。敵を切れなかった時点でくノ一失格だ。すぐさまあそこで彼を切るべきだった。けれど、初めて知人を切ることを躊躇ってしまった。そんな信用ならない使いを、この城が許しておくわけがない。ならば、今ここでこの城を離れようが、居座ろうが、同じことなのだ。そんなことを言い訳に、彼女は彼の側につくと口にする。顔を覆い隠していた手を離し、すぐ側にいる彼の服にぎゅっと強くしがみつく。少女として相応しくないこの生き方を否定されたことは何度もある。友人だろうが親族だろうが。容赦なく首を切り落とすその冷酷さを批難されたことだって何度もある。しかし彼は、そのどちらもを否定しなかった。こんなこと、生まれて1度でもあっただろうか?いくら辛いと泣きわめいても変わらないこの人生を。それは正しいと真正面から認めてくれた相手は…彼しかいないのだ。嫌だと思っても方針を変えることない自身の家庭を恨んだことはないし。普通の少女で無かったことを後悔したこともない。   (2018/3/21 11:35:21)

壊美夜 黎明故に、無理矢理体を動かして彼女の元へと歩み寄ったなら、彼女に合わせて体を屈ませてから両腕を彼女の背中に回してその小さく華奢な肢体を抱き締めるように彼女を引き寄せた。彼女の生き方を否定することはしない。忠義を持つことも忠道を貫くことも大切だ。だが、それを向ける相手を間違っては意味がないと彼は言うのである。要するに、彼は〝俺に仕えろ〟と言いたいのだろう。それは彼女にも当然のように伝わるはずだ。ぎゅっと力強く、それでいて優しく、彼女を包み込まんとするかのように暖かく彼は抱擁を施した。途切れそうになる意識を何とか覚醒させながら、途中で途切れながらも懸命に言葉を紡ぐだろう。彼女の心に棲み着いてしまった使命感や義務感、宿命などを彼は真っ向から否定する。その生き方を否定するのではなく、生き方の在り方を否定するのだ。そうすることで、彼女が変われるのなら…━━自身が彼女を導くのも一興だ。)   (2018/3/21 11:34:30)

壊美夜 黎明貴様の忠道は実に立派だ。この俺ですら思わず見上げてしまうほどに、な。だが、貴様はその忠節を使う先を間違っている…━━これからはその忠義、俺のために振るえ。…お前の、ひよりの道は、俺が拓いてやる。(実に勝手な物言いだと、恐らく彼は自分でも分かっているのだろう。しかし、彼はそれを彼女にぶつけることを選んだ。刃が皮膚を切り、首から血液が漏れ出す。それはやがて彼の首筋を伝う赤となりて彼の体を流れ落ちる。それのせいで彼の羽織っている白い着物が汚れてしまうが、今は何故か不思議とそれも気になることはなかった。ただ、彼女が失意に苛まれて絶望をその胸に抱こうとしているのなら、それは何とか止めなければならないと思っていて。そのために、それを原動力として、崩れ落ちた彼女の方へ歩を進めながら上述した言葉を述べた。彼女の握っていた刀を掴んだ腕は痛いし、首からの出血も止まることはない。血が体から抜け落ちていく感覚にふらつきそうになるが、今ここで倒れては彼女に示しが付かない   (2018/3/21 11:34:19)

おしらせ早乙女 百夜璃さん(iPhone 126.2.***.250)が入室しました♪  (2018/3/21 11:33:55)

おしらせ壊美夜 黎明さん(119.231.***.204)が入室しました♪  (2018/3/21 11:32:54)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/21 00:57:16)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/21 00:35:24)

おしらせ壊美夜 黎明さん(119.231.***.204)が入室しました♪  (2018/3/21 00:22:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/21 00:21:49)

早乙女 百夜璃…しかし彼女は、その力を唐突に抜いて膝を折り、その場にペタリと崩れ落ちてしまう。両手で顔を覆い隠し、下を向いて嗚咽を漏らし。肩を小さく震わせる彼女は、鬼の力など宿さぬ、ただの少女でしかないだろう。どうして彼を殺せない?なんでいつもみたいに腕が動かない?今ここで彼を殺さなければ、始末しなければ…家からも見捨てられ。今後雇われることも減り。自分にとっては"これ"しかない彼女は、この後どうすればいい…?)   (2018/3/21 00:15:23)

早乙女 百夜璃……ん、で…なんで……なんでッ…!!!!(刀身を掴まれ、その刃が彼の首元まで持っていかれると頭が真っ白に染め上げられた。少し腕を動かすだけ。いつも通り、その首を切り落とすだけ。簡単だ。とてもとても、簡単な仕事だ。彼を殺すには、今しかない。今まで、恋人のフリをして男を殺めたように。友人をこの手で殺めたように。家族だって殺めることのできる覚悟があるのなら。この忠誠心に従って。使命に従って。この右腕を少し横に動かすだけ。その刀身は、そっと彼の首に押し当てられる。僅かに切れた皮膚から、ほんの少しの血液が流れ出すだろうか。そこで彼女の腕はピタリと止まり、刀はゆっくりと下ろされた。一歩、二歩、と彼から離れるように後ずさり、なんで、どうしてと。最初は掠れた小さな小さな声で。しかしそれは次第に大きくなり、最後には力任せに床へとその刀を勢いよく突き刺すことだろう。ギリギリと奥歯を強く噛み締めて。血が滲みそうな程に左手で爪を立て、掌を握りしめる。   (2018/3/21 00:15:21)

壊美夜 黎明だが、その忠道だけは認めてやろう。故に赦そう。貴様が望むのであればこの首を持って行くが良い。これが俺を討つ絶好の機会だ。さぁ、斬りたくが斬れ。討ちたくば討て。(不敵な笑みを浮かべながら上述した台詞をこの状況でもペラペラとよく回る口で述べる。その台詞を言い終える頃には彼はすでに刃から手を離している。指貫手袋の上からとは言え刃を素手で掴んだのだから出血もしているだろうが、それを気にすることはない。彼の言う通り、今この瞬間が彼を討つ絶好の機会なのに違いはないだろう。鬼の力をその身に宿した彼女が、力を込めて腕を振るうだけで彼の首はいとも容易く刎ね飛ばされるはずだ。何故ここに来たのか、何故こんなことをしたのか。それら全てを包み隠したまま、彼はそれら全てを霧の向こうに隠したまま彼女の手により死のうとしているかのように。)   (2018/3/20 23:54:40)

壊美夜 黎明阿呆。使命感に駆られて咄嗟に動いただけの付け焼刃でこの俺を討てると思うたか?侮られたモノよ。(小さく鼻を鳴らす。彼が彼女の動作に対してそのように述べた頃には、すでに彼女はこちらへと近付いて刃を振るおうとしているのだろう。だが、彼は彼女に対して刃を振るうことはしない。それどころか、右手に持った刀を鞘へと収め、こちらへと振るわれている彼女の刀の刀身を手のひらを押し当てるように掴むとしようか。そのまま、自身の首元までその刃を掴んだまま移動させるとしよう。彼女の攻撃に対して彼にはそれだけのことをできる余裕があった。彼女がこちらに対して攻撃を仕掛けてくるとは思わなかったが、元々快楽で力の抜けていた体で動いているのであれば少々攻撃までに時間を食うことになる。そうなってしまえば、妖力により超常的な反射神経を会得している状態の彼にその動きを捉えるのは容易い。しかしその上で彼女を迎撃するのではなく、その刃を掴んで自身の首元までわざわざ持ってこさせるのだ。)   (2018/3/20 23:54:31)

早乙女 百夜璃彼女が仕えたのは、今彼に殺されたばかりの男だ。しかし、それは、この城の主が彼であったから彼に従っていただけであり、彼女はこの城に住まう血筋の人々全員に仕えているようなもの。彼が死んだのなら、新しい主がそう遠くないうちに現れることだろう。そうなれば、彼女はその人物に仕えることになるわけだ。…ならば。ならば、彼が死んだ今でも。彼女は、この城の敵である目の前の人物の命を絶たなくてはならない。そう命じられているから。そういう運命だから。彼女は小さな鈴の音の声で、百目鬼の名を呼ぶ。その百目鬼の意志に背いて彼女の言葉は効力を持ち、その身に鬼の力を宿すこととなるだろう。そこまで動作を終えたなら。彼女は床を勢いよく蹴りつけて、彼に向けて刀を振るおうとする)   (2018/3/20 23:41:33)

早乙女 百夜璃っ……百。(しまったと思った。今の身体には急に力は入らないし、主に敵意がないことを示すため武器もすぐ側にはない。扉が斬られてしまうのと同時に身体を起こそうとするが、もちろん上手くいかない。間抜けな顔をしたままの城の主は、咄嗟に起き上がり百夜璃から手を離すが、彼の剣技によりその首は容易く切り落とされてしまう。ゴロリと床に首が転がる音と、少し遅れて溢れ出す凄まじいほどの量の血液。即死だろう。奪われた命は戻らない。落ちた肉体は元には戻らない。どうしてここにいる。どうしてこんなことをする。そんなことを思うと同時に、助かったと、そう思ってしまった。押し倒されていたその身体を起こして立ち上がり、使えないにも関わらず、見栄えだけのために。威厳があると錯覚させるためだけに主が持っていた刀を、その主だったものの側から拾い上げる。衣服が血に汚れることをかまわず、手が血液に触れることも気にせず。そうして拾い上げた刀の鞘を左手で掴み、高い金属音を立ててその刀身を引き抜く。殻となった鞘をその辺へと転がすように投げ捨てながら、彼の方へと歩み始める。   (2018/3/20 23:41:21)

壊美夜 黎明貴様の首など錆にしたくもないが…受け入れろ下船。ここが貴様の死に場所だ。死に様も選ばせん。━━その首、獲ったッ!(その扉と同じように、彼女を縛り続ける腐った宿命も断ち切ってくれる。その薄汚い手をひよりから離せとでも言うように、鋭い眼光で主である男を睨み付けたなら、彼は脱兎の如く地面を蹴って男へと迫るだろう。鬼気迫るとは正にこのことで、彼は最早剣士ではなく〝剣鬼〟を思わせるほど凄まじい殺気を放っているだろう。地を駆け、男の体が目前まで迫る。そして左足を男に向けて踏み込むのに合わせ、こちらを呆然とした間抜け面で見遣っている男の白い首筋へ、彼の刃が迫る。その刃は止まることも躊躇することもなく、男の首を刎ね飛ばさんと振るわれる…━━振るうのは一太刀のみ。その一刀を以て、この男の生命とかの少女の因果を、鎖を断ち切り、終焉としよう。)   (2018/3/20 23:21:22)

壊美夜 黎明……。(━━ここだ。そう彼が確信した瞬間は、彼女が床に押し倒された時だった。きっと今であればひよりの体に力も余り入っていないだろうし、何ならその行為を受け入れているのではなく拒もうと、何とか抗おうとしているようにすら見える彼女には主からの姦淫を受け入れる覚悟も定まってはいないのだろう。しかし、当然と言えば当然だ。年頃の娘が、男に無理くり体を弄られて犯されることに対して覚悟を決めている方がおかしい。扉の向こう側で行われている行動を視認はできないが、床に押し倒されたのならば音を聞けばそれくらい分かるだろう。ああ、本当に気に食わない男だ。主と言う立場を利用して逆らえぬ者を弄ぶ。それも、あろうことか女を。問答無用で斬り伏せられても文句は言えまい。否、しかし、彼をこのような行動に駆り立てたのは単にあの男が気に食わないからと言うことではないのだろう。それはさておき、今はあの子を、ひよりを助けなければ。そう思いながら刀を引き抜き、まずは目前の木製の扉へ縦一閃。研ぎ澄まされた集中力と剣閃により振るわれた一刀は扉を見事に真っ二つに断ち切ることになるはずだ。)   (2018/3/20 23:21:15)

早乙女 百夜璃やめろというこちらの言葉に、こういうことも任務ならばやってみせると言ったではないかと、そのようなことを囁かれては言い返す言葉も見つからない。唇を奪われ、口内を舌でかき乱されて。顔から胸へ。胸から足へ。彼の行為は徐々にエスカレートしていく。床に押し倒されて、羞恥と屈辱に頬を赤らめ、自身の腕に噛み付くことで声と怒りを懸命に堪える。)   (2018/3/20 23:07:47)

早乙女 百夜璃主っ……おやめ、ください……っ(彼が刀を抜く準備をしたところで、百はその姿を何処かへと消してしまうことだろう。彼の思った通り、その主とやらは百夜璃に手を出したらしい。それは任務を失敗した罰か、それとも多くの敵を殺した褒美か。そのどちらかなのだろうが、彼にはそれは分からない。声を出して他の者にバレることを防ぐため、後から右手で口を塞がれ、左手で発育の良いその柔らかな胸に触れられ、耳へと噛みつかれる。前にも1度、手を出されそうになったことはあったが、その時はなんとか誤魔化しきれた。今回はそういう訳にはいかないらしい。仕えている身故に抗うこともできず、傷つけることも、逆らうこともできない。焦げ茶の瞳を細め、目を潤ませて。来るはずのない助けを待つしかない。百はいない。黎明もいるわけがない。友人もいなければ、家族も遠く離れている。叫ぶことは許されず、ただこの屈辱にしか耐えるしかない。   (2018/3/20 23:07:45)

壊美夜 黎明ここの城主の悪い噂と言うのは、非常に女癖の悪い変態だと言う噂だ。それがもしも本当ならば、任務を達成した報酬だと言ってひよりと淫行をしていても不自然ではないし、ひよりが事情を話して自身の成果ではないと語れば任務を放棄した罰だと称して同じことをする可能性もある。彼が狙うのはその最中…要するに姦淫中と言うわけだ。幾らそう言うことへの経験があるとは言え、快楽を与えられて体の力が抜けたり周囲への注意が散漫にならないわけがないし、主の方も油断することは間違いないだろう。故に、その時を扉の前で待つとしよう。物音を立てない程に静かに、自身の刀の柄に手を掛けていつでもそれを引き抜ける準備を済ませて。)   (2018/3/20 22:49:42)

壊美夜 黎明…どうしたモノかな。(てっきり部屋の中へ送られるものだとばかり思っていたのだが、そうではなかったので少し困ってしまう。このまま部屋の中へと入ると言うことは、主とひよりの話し合いの最中に割り込んでしまうことになる。しかし、それでは意味が無いのである。彼がここへやって来た意味が無い。事情を察しても無ければ百や彼からそれを聞いているわけでもない彼女は今、自身が刀を引き抜いて部屋の中へ入ればまず主を守ろうとするのではないだろうか…━━であれば、ここでもう少し待って機会を狙うのが賢い判断だと言えるだろうと彼は思考したようで。   (2018/3/20 22:49:33)

早乙女 百夜璃"さて……"(彼に続き中へと入っていくと、その入口を閉じてから彼の前を、闇の中を泳ぐようにしてひらりひらりと進んでいく。自分達以外の生物もいなく、音もしない。けれど不気味に、監視するように、無数の瞳だけは彼のことを凝視する。そんな中をしばらく歩き続けることになるのだ。外にいるよりも何倍も時の流れを遅く感じさせることとなるだろう。…しばらくした後、上記のように一言漏らした百目鬼は、泳いでいたその体を止め、小さな腕を勢いよく縦へと振るう。すると暗闇の中に光が差し込み、その光から逃れようと目は次々に閉じていくだろう。しばらく暗闇の中にいたのなら、その光は目がなれないうちは酷く眩しいものに感じるのだろうか。人間ではない百には関係のないことだが……。彼女が目を開いたのは城の奥。主のいる部屋の前だ。扉は自分で開けて中へ入れということらしい。その場に百夜璃がいないことから、彼女は既にその部屋の中へと入ってしまっているのだろう。その証拠に、部屋の中から少々と男性の声が聞こえてくるはずだ。)   (2018/3/20 22:39:14)

おしらせ早乙女 百夜璃さん(iPhone 126.2.***.250)が入室しました♪  (2018/3/20 22:39:10)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/20 22:32:17)

壊美夜 黎明同時か…。まあ、その方がかえって都合が良いかもしれんな。なら、主の部屋に直接届けてもらうとしようか。(彼女にひよりが部屋へ着くのと同時が限界だと言われれば、少し考えたあとでしかしそれをかえって好都合だと彼は告げることだろう。彼女が乗っかってきたと言うことはやはり彼が耳にしていたあの城の主の良くない噂と言うのは本当なのだろう。彼に勝らずとも劣らず、あの主も変態だと言うことだ。否、男なぞ皆そう言うものだと彼は勝手に思っていたりもするわけだが…━━ともかく、早くしろと急かされるような目で見られたならば怖い怖いとわざとらしい声を漏らした後で入口の前で少し立ち止まってしまうものの、黄金色の目を僅かに細めた後で意を決したようにその暗闇の中へと足を踏み入れるだろう。中に入っても続くのは底知れぬ闇と自身を監視するかのようにじっと見ている無数の目のみ。ここでじっとしていれば城に辿り着くのだとうかと思いながら彼は中に入って彼女の指示なり言葉なりを待つことだろう。)   (2018/3/20 22:26:56)

おしらせ壊美夜 黎明さん(119.231.***.204)が入室しました♪  (2018/3/20 22:19:30)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/20 22:18:50)

早乙女 百夜璃"どちらも容易いことじゃ。が……ひよりがこの場から離れた以上、ここは妾の縄張りではない。故に、どちらにせよ少々時間を食うことになるじゃろうなぁ…。妾が城へ到着するのと、ひよりが主の元に辿り着くの。同時が限界じゃ。"(道を開けと言われると、いつもよりも大きめに空間を裂き、目を開く。どちらか決めてからこの中へと入れと言うことらしい。夜の闇なんかよりも、烏の羽なんかよりも黒く暗い闇はかなり不気味なものだろう。本来人間が通るべきではないそれは、慣れないうちはそれなりの恐怖がつきまとう。そこかしこに目があり、寒く冷たく、暗い暗い海の底のような場所。彼女がいくら人間のような振る舞いをしようが、少女らしい一面を見せようが、結局は妖怪でしかなく、鬼でしかないのだ。彼に彼女が協力するのも主に関する事だからというだけで、そうでなければこんなにも力を貸すことはまず有り得ないだろう。決めるなら早く決めろとでも言うかのように、幼さの中にも威厳のある瞳で彼のことを見据える。しかしその表情は真剣というものからは程遠く、彼のような人間を見ることが楽しくて楽しくてしょうがないといった様子で、口元に笑みが浮かべられいる。)   (2018/3/20 22:11:25)

壊美夜 黎明━━本当に、鬼と言うよりは普通の人間の少女と言った方が納得されてしまうのではないかと思うほどに彼女は人間臭い。ここへやってくる最中にも幾度か望まずして百目鬼と邂逅することはあったが、奴らは皆一様に縄張りに入って来た者を屠ることが生き甲斐のような縄張り意識の強い〝鬼〟でしか無かったと言うのに。人の世に、人と混じって生きていれば鬼でも人間味が出てくるものなのかと思ってしまうほどだ。しかしそんな思考に現を抜かしている場合ではない。動くならなるべく早い方が良いのである。思考を早々に切り替えながら彼女に質問を投げるだろう。その質問から、彼がしようとしていることは彼女に察されてしまうかもしれない。だが、察されたとしてそれでも彼は構わない。何分、あそこの城主は余り良い噂を聞かない。彼女ももしかしたら気に入らない一面があったりするのであれば協力するのではないか。とは彼の勝手な推測だが、果て…。)   (2018/3/20 21:58:03)

壊美夜 黎明随分人間臭い鬼だな。…俺を連れてバレないようにあの城に侵入する。もしくは俺に負担がかからないように俺を連れてあの城の主のいる場所へ直接突入する。どっちなら可能だ?(甘いものでないのならば昨日ほど命令を聞くことはしないと述べる彼女に対して苦笑いを浮かべながら上記の言葉を口にする。甘いものが好きで、でも甘い辛いを問わず美味しいものならば食いついて満足そうな顔をしながら頬張って…   (2018/3/20 21:57:56)

早乙女 百夜璃"…甘いものではなかったからの。今回はそう易々と言うことを聞くと思うなよ?人間。"(もしも命令口調で契約で縛り、問いただされたのなら口にするしかないが、そうでない限りは百から昨晩についてを話すことはしないだろう。面倒な事になるだろうし、10数年しか生きていない小娘に説教をされるのも興がさめるというもの。彼の言葉にピタリとその動きを止めると、出現させた目を閉じて引っ込めさせるだろう。上記のように生意気な口をききながらも、どうやら昨晩のようにある程度の指示には従うつもりらしい。生意気と言っても、何千年と生きた身である彼女だからこそ、そのようなことを口にしても許されるのだろうが…。フイっとそっぽを向いたままだが、耳は彼の方へと意識を向けている。それと同時に主である百夜璃の監視も続ける。やはり彼女の考えは的中し、拗ねた主様は城へと向かったらしい。そのうち見張りに挨拶をしてから城へと入っていく様子が見えるはずだ。)   (2018/3/20 21:49:18)

壊美夜 黎明こらこら、何を勝手に帰ろうとしている。握り飯をやっただろう?(知らぬ存ぜぬで通すと言う彼女は本当に自身の口から昨夜のことについて何も話すと言うことをしないのだろう。鬼の言うことなど信用して良いのかどうかは分からないが、疑ったとて妖怪の心や生物の心を読むことなどできない自分には疑念を持つことすら無意味だろうと割り切ってしまうとしよう。さて、それについては簡単に割り切ってしまえるのだが、続いて勝手に目の中に続くのだろう異空間へとその身を宿そうとする彼女をそのままぬけぬけと帰すわけには行かない。彼女は昨日、自身が団子を昼間にやったことで自身に対して恩返しとしてそれ相応の働きをしてみせた。であれば、それは今回も同様だろう。結果的に彼は彼女に先程の美味い握り飯を与えたことになるのだから…━━帰ろうとしたところを握り飯とやったと言う理由で止められた時点で大凡何を言われるのかと言うのは、昨日の今日なのだから彼女にも見当が付いているのではないだろうか。目の中へ帰ろうとする彼女へ黄金色の眼を向ける彼は昨夜と同じく、何かを企んでいるかのように口元に弧を描いているだろう。)   (2018/3/20 21:40:25)

早乙女 百夜璃"妾はうまそうな握り飯があったから出てきただけじゃ。後は何も知らぬ。"(百は、昨晩のことを知らぬ存ぜぬで通すつもりらしい。その小さな手と小さな口で、もきゅもきゅとあっという間におにぎりを平らげてしまうと、窓際へとヒラリ飛んでいき、朝から多くの人々が行き交う賑やかな街を翡翠の瞳で見下ろす。彼女が見つめる先は、宿から出ていく百夜璃の姿だ。首元に巻いた布に口元を隠し、目線を下へと向けたまま何処かへと歩いていくのが見える。行き先は彼女が仕える城の主の元か、それとも1人になれる場所か。彼女のことだから、前者へと先に向かうことだろう。昨晩の任務についての確認と報告をしなければならないからだ。行こうと思えば城まではひとっ飛びだし、百夜璃のことは常に見えているし。問題はないだろうと後を追うことをしない。一応主であるから、その身を案じることはするものの適当といえば適当だ。忠誠心があるのかないのか。最初は歩いていたが、途中から駆け足になりそのまま走り出してしまう彼女のことを目を細めて見遣った後、興味を失くしたようにまた大きな目の中の、別の空間へと身を隠そうとして。)   (2018/3/20 21:33:11)

壊美夜 黎明お前は随分と呑気だな。それとも、掛ける言葉が見つからんのか?(自身が差し出した握り飯を受け取ることもなく、背中を向けて部屋を出ていこうとする彼女。それを彼が止めることはないだろう。彼女の背中をそのまま見送り、扉が閉められて彼女がどこかへと向かう足音が聞こえるならばそれが聞こえてから…━━そうでないのなら彼女が扉を閉めてからなるべく小さな声で、自身の近くに漂って先程受け取った握り飯をほおばっているのだろう百目鬼の百へと声を掛けるだろう。自身が握り飯を差し出したことでこちらへ出てきた百を見た時のひよりの顔はどこか悔しそうにも見えた。もしもあれが自身の見間違いや勘違いでないのならば、彼女は恐らく何度も百のことを呼んでいたのだろう。それでも出て来なかったのに、彼が握り飯を見せるだけで姿を見せた彼女に対しての不満…━━と言ったところか。主が腹を立てて部屋を出て行ったにも関わらず、それに追従する様子も無ければ何か声を掛けることもしようとしない彼女に上記の言葉を述べ、けらりと底の見えない笑みを浮かべるだろう。)   (2018/3/20 21:17:15)

早乙女 百夜璃……いりません(出てきた百の方を向き、目を細めてどこか悔しそうな表情をする。彼に突き出されたおにぎりから顔を逸らして、上記の言葉で拒否をする。何か食べたい気分でもないし、また何かおかしなものでも入っているかもしれないと疑ったからだ。上記の言葉の後、彼に止められることがなければ彼女はそのまま部屋を出ていこうとするだろう。)   (2018/3/20 21:09:10)

早乙女 百夜璃そんなふざけた言い訳がっ……(腕を掴まれて下ろされるが、彼の言い分にそんなわけないだろうと反論をしようと、更に半歩前へと身体を乗り出すが、それは彼の口付けによって止められることとなった。目を見開き、身体が硬直する。どのみちすぐに離される口付けだが、彼女は自分からも後ずさることで急いで口を離すだろう。こんな時にでさえ彼の容姿の美しさ故に、その口付けに惑わされそうになるのだからたまったものではない。彼から離れるとすぐさまフイっと顔と目を逸らす。彼が竹の皮を解き始めると同時に、先程まで黙りだった百がどこからともなく裂けた空間からヒラリと舞うようにして出てくるだろう。すると、彼に許可を取ることなく竹の皮の上から1つ。ホカホカでツヤツヤな、出来たての美味しそうなおにぎりを小さな手で包み込むようにして持ち上げて、ふわふわと宙に浮かびながらそれを小さな口で満足そうに頬張る。)   (2018/3/20 21:08:56)

壊美夜 黎明口付けを行うことができてもできなくても、彼女の腕を離して右手に持っていた煙管をしまい込み、机の方へ歩んで行くだろう。机の上に置かれた竹皮を手に取り、その中身を開けばそこに入っているのは3つのおむすびだ。つい先程握られたばかりなのだろうそのおむすびからは暖かな湯気が立ちのぼり、米は朝日に照らされて艶やかに光っているようにすら見えるはずだ。彼は3つのおむすびの内の一つを徐に手に取り、そのまま頬張るように一口、おむすびを口の中へ。同時に、竹皮の上に乗せられたおむすびを彼女の方へ差し出すように腕を突き出してみたり。)   (2018/3/20 20:52:18)

壊美夜 黎明さぁな。お前では役不足だとでも感じたのではないか?…腹が空いて気が立っているのではないか?朝食を持ってきたぞ、食えばどうだ?(こちらの襟首に向けて伸ばされた腕は、いとも容易く彼に掴まれることとなるだろう。今は刀を抜いているわけでもなければ戦場に人斬りとして立っているわけでもないとは言え、彼はれっきとした力と圧倒的な技術を持つ侍なのである。その侍がまさか正面からやって来た相手の行動に対して反応できないなんてことはまずないだろう。伸ばされた右腕の手首を左腕で掴み、それを自身の下へと振るような形で下ろそうとする。彼女の腕を下に引っ張ることに成功したのなら、彼は窓枠に腰掛けていた体を勢いよく前へと乗り出して真正面に立っている彼女の唇へと流れるような優雅な動作で口付けを行おうとするはずだ。その口づけは仮に彼女の唇に触れても少し触れるだけですぐに離されることになるのだろうが。   (2018/3/20 20:52:08)

早乙女 百夜璃依頼はどうしたんですか…。私が遂行するはずだった任務は。私が何もしなければ、主からなにか連絡があったはずでしょう(彼の声が聞こえるとくるりとそちらの方を向き、彼がこちらへと瞳を向けるまでの間それを目で追う。まるで何事も無かったかのような様子だが、そんなわけがないのだ。いつまで経っても任務を任せた者が城へ来なければ、何かしらの伝達があるはずなのだ。百の目だってあるのだから、こちらへ何かを伝えることは容易。ならば、何も連絡が来ないのはおかしい。依頼について知っているのは、自信と主と百のみ。…百が起きているはずなのにこちらからの呼びかけを無視するあたり、あの子が彼に手を貸したとみるべきだろう。腰をかけて呑気に煙管を楽しむ彼の方へと立ち上がり、足を進める。早足ですぐさま近づくと、着物の襟の部分を右手で勢いよく掴むために右腕を伸ばし、グイッとこちら側へと引っ張ろうとする。仕事中ではないが仕事の話をする彼女は。責任感の強い彼女は、今回の件について怒りを抑えられずにはいられないだろう。こげ茶の瞳で真っ直ぐに、その黄金色の瞳を捉えて)   (2018/3/20 20:42:23)

壊美夜 黎明おー、ようやっと起きたか。(彼女が探している男の声は、宿の部屋の中ではなく部屋を出入りするための扉の方から聞こえてくるだろう。そちらへと目線を向けてみれば、片手に何かが入っているのだろう竹皮を持って、今しがた起きたかと思えば慌てた様子で部屋の中をキョロキョロと見渡していた彼女が面白かったのか、堪えきれない笑みをくっくっと言う音と共に口から漏らし、愉快なモノでも見るかのような笑みを浮かべている彼の姿が目に入るはずだ。扉の前にいた彼はそのまま部屋の中へと入り、部屋の扉をバタンと閉めてから部屋の中を歩き始める。片手に持っていた竹皮を机の上に置いたのなら、彼女に何を言うでもなく何かするでもなく部屋の窓枠の方へ足を進め、窓から差し込む朝日に眩しそうに目を細めながら金の鎖で装飾された白い着物の中から黒い煙管を取り出して口に咥える。窓の外からこの城下町を見遣り、歩いている人達を見下ろすように眺めながら煙管の煙を吐き出した。やがてその景色が見飽きたかのように、部屋の方へと向き直りながら窓枠へと腰掛けて彼女の方へと黄金色の眼を向けて。)   (2018/3/20 20:30:15)

早乙女 百夜璃………(暖かな日差しに子鳥達が囀る声。目元に光が差し込んでくることで、その瞼をピクリと震わせた。長いまつげをゆっくりと持ち上げて、薄く開いた瞳で辺りのことを見渡す。見慣れない天井。壁。枕。机。ここはどこだろうかと、寝ぼけた頭で思考する。そういえば、黎明さんと一緒に宿に来て、仮眠をとって……。)……っ!?(そこまで考えると、半開きだった瞼を完全に開ききり、ガバッと急いで起き上がる。夜中には起きるはずだった。すぐにでも起きて、任務を遂行する予定だった。何故朝になっている?なぜ百と黎明さんは起こしてくれなかった?やってしまったと、右手で前髪をかきあげ、額にそれを押し当てる。それにしても、かなり深い眠りにつけていたような気がする。…薬でも盛られたか?任務の対象は先日と同様に彼の仕える城だった。ならば不用心に敵へと近づいてきた自身のことを騙して薬を盛るくらいのことをしたっておかしくないのだ。1日仲良く話したとはいえ、自分と彼との関係はその程度。彼女だって馬鹿ではない。そのくらいのことを疑えるだけの頭はある。その黎明はどこにいるのかと、額に当てていた右手を下ろしてキョロキョロと部屋の中を見渡して)   (2018/3/20 20:21:59)

おしらせ早乙女 百夜璃さん(iPhone 126.2.***.250)が入室しました♪  (2018/3/20 20:21:12)

おしらせ壊美夜 黎明さん(119.231.***.204)が入室しました♪  (2018/3/20 20:09:14)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/13 22:54:38)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/13 22:43:43)

壊美夜 黎明彼女が自身の隣を歩いていると言うのには違和感を感じざるを得ないが、百目鬼とこうして隣り合わせで歩く経験と言うのは恐らくこの決して長くはない人生の中でそう何度も経験できるものでもないはずだ。折角の機会だとそれについては何も言わないでおこうか。星が瞬き月が照らす夜の闇を、一人の侍と一匹の鬼が闊歩する。決して相容れぬ仲である彼らは、しかし今宵ばかりは歩みは共に。そのままたわいも無い話を広げながらやがて宿に辿り着くのだろう。…━━新たな事の訪れを示すかのように、夜風がひゅるりと宙を漂った。)   (2018/3/13 22:34:21)

壊美夜 黎明察しの良い鬼だこと。ま、そう易々と妖魔の協力など仰ぐものでもないか。昔からずっとそれを使役していない限りはな。(彼女の言う通りで、彼はここでまた一つ彼女に貸しを作ることでこう言った事態の時にまた手伝ってもらおうと、もとい手伝わせようとしていたのだが、彼女の方も今回でキチンと学習したようでその手には乗ってこなかった。こちらの意図があっさりと見破られたことに苦笑いを浮かべるも、次の瞬間には飄々とした調子で笑っているのだから彼は本当に風の流れのようなゆらゆらとした安定していない、実に不安定な人物だと言えるだろう。気まぐれなのもそう例えることも可能なほどだ。   (2018/3/13 22:34:20)

早乙女 百夜璃"そういうことにしておこう。む?結構じゃ。昼の菓子の礼をしたというのに、また菓子を貰ってはまた手伝わねばならなくなるじゃろ。"(お団子が食べたい……食べたいけど、食べたらまたその礼にと働くことになりそうだ。ならばひよりに連れて行って貰える方がありがたい。ひよりの側に目を開き、彼女がちゃんと眠っているかという確認をすると、天守閣からふわりと降りて、黎明の側につく。彼がひよりを普通の女性にしたいという気持ちは間違いではないし、否定はしない。けれどそれはただのエゴでしかない。ひよりは不満を感じてはいないし、この道を間違いだとも思ってない。願いは普通の女性になることだが、本当に今から普通の女性に成りたいのかと問われればそれはどうだろうか。生まれた時からその存在意義は他者に仕えて責務を全うすることだった彼女に、いまから普通に暮らせと言ったところでそれができるのか…。と、考えるも。まぁ。人間なんて脆くてすぐに死んでしまうから、百夜璃も黎明も、きっとすぐに死んでしまう。ならばやはり、彼女等は百の観察対象でしかなく。最終的には手を出すことも面倒だと、そう思ってしまう。)   (2018/3/13 22:23:11)

壊美夜 黎明言っただろう?進む道の邪魔をする、と。それだけのことよ。まあ、人斬りの衝動に駆られたと言うのもあるかもしれんがな。さて、戻るとしようか。手伝ったお礼に何か菓子でも買ってやろうか?この時間だとどこも閉まっているかもしれんが。(彼女からの問いかけに彼は迷うことなく、答えを紡ぐことを厭わずそう答えた。彼女が責務から逃れられないがために、責任から逃れられないがために、宿命に縛り続けられているが故に人を殺める道を歩み続けているのなら、彼はそれを“邪魔する”と告げるのである。それは裏を返せば“彼女を普通の女性として生きる手伝いをする”ことにも成りうることだが、彼は自身の行いをそうは表現せず、あくまで彼女の邪魔のための行為だと告げるのだった。刀身についてしまった血液は彼が刀をひと振りするだけでまるで払われたかのように地面へと綺麗に落ちるだろう。その後で黒い鞘に真っ白になった刀身を収め、上述した言葉を笑みと共に告げてから未だ眠っているだろう彼女がいる宿の方へ歩みを進め始めた。)   (2018/3/13 22:13:19)

早乙女 百夜璃"さてはて……何人斬ったことやら。この依頼を代わりに貴様が遂行したところで、報酬はすべてひよりに行く。なぜこんなことをする。利益はないじゃろ?"(彼の刀にべったりと何人もの血がついているのだろうか。落とされた首は無造作に放置されているのだろうか。これを見てここの主はどう思うのだろうか。ひよりを雇っているやつはひよりに褒美でもやるのだろうか。なんにせよ、黎明には利益がなかったはずだ。昨晩は敵だった、今日1日だけ共に過ごした、ただそれだけの関係の少女を手伝う利益はいったいどこにあるというのか。金があればそちらに寝返るような男が。女を誑かす男が。なぜこのような行動にでたのか…。人を斬りたかったからで片付きそうな話ではあるが、人なら昨夜斬ったばかり。ただ、ひよりを助けたかったから、というのが理由ならば彼は相当のお人好しだ。そんなわけないはずなのだが…)   (2018/3/13 22:06:49)

壊美夜 黎明幸に決まってる。お陰で力を振るえるのだからな。へいへい、もう少々だけお待ちくださいね、我儘お嬢ちゃん。(妖力を使えることは幸福だと彼は断言する。それを不幸だと思わず、そのお陰で力を振るえるのだから幸福だと言う風に告げる辺り、彼が如何に人斬りと言う行為を楽しんでいるかと言うのが伺えるかもしれない。いつでも斬れるようにひとまず刀は抜いておくとしよう。刀を抜き、歩みを進めながら彼女からかけられる言葉に対しての返答を述べる。妖力が使えるならば離れた場所でも会話が可能だと言うことなのか、それとも彼女からの声を一方的に聞くだけに留まるのかは分からないが。持ち場と言われて彼が選んだのは恐らくこの城に住んでいる人間しか知らないだろう裏口だった。狙い通り彼が選んだその付近に警備兵は配置されていない。裏口から入って適当な場所に身を潜めるように移動し、いつでも良いと言う旨を彼女に伝える。…━━さあ、お仕事の時間だ。)   (2018/3/13 21:55:23)

早乙女 百夜璃"貴様が誰か一人を固執して護るような男には見えんのじゃが…。まぁよい。(守ることになるかもしれない…。たとえその言葉が本当で、彼にそれをできるだけの良心が存在するのだとしても。ひよりがそれを望むかどうかはまた別問題。きっとこの場のためだけの言葉を今だけは甘んじて受け入れることにして。彼の言うことを一通り聞くと、彼の元から離れて高く浮遊し、彼の主の閉じこもっている城へと先に向かうだろう。天守閣の上。そこにちょこんと腰を下ろせば大きな手毬を掌の上で浮かさ、それを一通り城を見て回るようにと放り投げる。見るだけのお仕事だ。座っているだけで事が済むのなら容易い。宿からこっそり持ってきた茶菓子を懐から取り出し、それを頬張りながら黎明を待つ。)"幸か不幸…。貴様は妖力を使えるらしいな。ならば妾の声を聞くことも容易かろう。ほれ、貴様と1番近い人間どもの場所から説明してやる。はよ持ち場につかんか(簡単な仕事だけれど、彼女はさっさとこのお仕事を終わらせたいらしい。歩いて来る彼のことも考えず早くしろと催促して)   (2018/3/13 21:47:49)

壊美夜 黎明その傍観者で良いさ。俺も流石に同じ人間の下に仕える彼奴らを正面から斬りたいなんて思わない。やるんなら背後から一殺。痛みすら感じる間もなくが理想。てわけで、お前に頼みたいのは言わば偵察よ。どこにお守りの坊ちゃん共がいるか俺に教えるだけで構わん。…それに、俺はあんたの主の将来を守っていくことになるかもしれん。それを鑑みれば、この程度の雑務など安く請け合って然り、ではないか?(これならば団子一つ程度の恩でも足りる働きではないだろうか。要するに彼女は敵がどこにいるかを空中を浮遊することで偵察し、その場所を彼に教えるだけで良い。その隙を上手く突いて背後から襲いかかることで彼が相手を絶命させればそれで良いのだ。こんなに楽な役目は他に無いのではないだろうか。宿を出て自身の主がいる城の方へと歩んで行く。その道中で彼は先程彼女が述べた“団子一つ程度”と言う言葉を訂正させるような言葉を紡ぎ吐き出すことだろう。だが、無論それとてどこまでが本気かも分からない軽薄じみた言葉であることに変わりはなく、実際に彼が百の主であるひよりにとってそんな人物になるかと言う確証も保証もどこにもない。彼はそう言う男なのだから。)   (2018/3/13 21:31:51)

早乙女 百夜璃"別にその程度かまわんのじゃが…。生憎と妾は人間に攻撃できぬよう契約で縛られておる。本来の力の1割も発揮できんしの。ひよりを置いていくのなら、使える力も使えん。ただの傍観者じゃ"(ふわりふわりと彼の側を浮遊してついていくが、ついて行ったところで…なのだ。彼女は本来あるはずの縄張りを所有しない。故に、ひよりの周囲と仕えている地でしか百目鬼の力を発揮できないのだ。彼について行くのは良いのだが、ただの目の多い鬼でしかないということになってしまう。早乙女家との契約は、百が死んでからも千年近く続いている。その契約から逃げ出して彼と再契約…なんて都合の良いこともできない。できる事は強いて言えば、多少の魔力で物を破壊することくらいだ。自分ではそんなこと認めたくはないのだけれど、要するに今の彼女は『役立たず』に成り下がっている。これでは本当にただの目でしかないも同然だ。最後に付け足すように…)"というか、団子1つ程度でそんな大層な働きを期待するでないぞ?"   (2018/3/13 21:21:21)

壊美夜 黎明はははっ、そいつは面白い。自分と戦えると言うのなら是非試してみたいモノよ。まあ、俺の首はともかく、あの能無しの側近の首くらいなら幾つかくれてやっても構わんだろう。生憎と本来の依頼主は何故か眠りこけて起きそうにないからな。お前にも手伝ってもらうぞ?(自身の首はともかく、自身が仕えている主の配下である者達の首ならば差し出してやろうと彼は言うのである。それはきっと、彼に“仲間意識”と言う言葉が存在しないからなのだろう。自分は彼らの仲間ではなく、ただ雇われただけの流れ者だ。今自身を宿っている者より巨額の金でこの身を雇う者がいるのなら簡単にそちら側へ寝返ることを選ぶほど、彼には忠誠や忠義と言う言葉が存在しない。それに伴った感情も芽生えていない。満足げに笑った後でひよりに向けていた刀身を退けて鞘の中に刀を戻し、部屋を出るために歩き出すのだった。その際、彼女に手伝うことを命じるだろう。元々彼女の主が受けるはずだった依頼を彼が“代わりに受ける”のだから、それくらいの補助はしても良いはずだ。彼女の返答を待たぬまま彼は部屋の扉を音を立てないよう開き、同じようにゆっくりと閉じてから廊下を歩き出すだろう。)   (2018/3/13 21:07:53)

早乙女 百夜璃"……。そうじゃなぁ、昨夜貴様が仕えておった城の主の首よ。もしくは、その城の重要人物。守り手。その中にはもちろん貴様も含まれておる。……どうじゃ?己の首を己の剣技で落としてみるのは。"(自らの主に刀の先を向けられると、流石にピクリとは反応する。興味なさげに遠くを見つめていたが、いつの間にやら彼の瞳をじっと見つめている。顔にある2つの瞳だけでなく、周囲にある無数の瞳が彼のことを凝視している。彼がそれに気づくのなら、気分が良いものではないだろう。それから、躊躇することなく彼女が今日行うはずだった依頼の内容をペラペラと話してしまう。ふわりとその白髪を揺らしながら彼の目の前まで降りてきては、その場にいたのなら顔と顔が触れてしまいそうな程に近づき、冗談を交えて殺害の対象に彼が含まれていたことも話すだろう。今のひよりが彼に及ばないのは確かだが、いつかそれを覆す日がくるかもしれない。ならば、ひよりは彼にとって命を落とすかもしない1つの危険ということになる。そんな少女の手伝いを。なぜ彼がする必要があるのだろうか。それとも、彼はただ人を斬りたいがためにこんなことをしているのだろうか。)   (2018/3/13 20:57:27)

壊美夜 黎明彼の剣技の前にその命を散らした花は数知れず。今宵また、その花が一輪増えるだけのこと。ひよりに下された標的が誰なのかと言うのを尋ねつつ、彼はその純白の刀身を布団で眠っているひよりへと向ける。それは百への脅しと言ったところか。“教えなければ今ここでこれを斬る”とでも言うように。言葉でそれを言うわけではないが、そう言っていると言っても過言ではない。黄金色の瞳に怪しげな光が灯る。)   (2018/3/13 20:39:08)

壊美夜 黎明何、少々その道を進むのを邪魔してやるだけのことよ。して、今宵の標的と言うのは?(こちらを見つめていた翡翠色の瞳が逸れると、彼はゆっくりと歩き出した。腰には先程まで部屋の壁に立てかけていた刀が拵えられており、すでにもう彼は出陣の準備を終えている様子だった。それどころか、すでにその黒い鞘から雪のように真っ白な刀身を引き抜いているのだから少しばかり血の気が多い、もしくは血気に侵されるのが早いとすら言えるかもしれない。彼は“愉悦”で人を斬る立派な“人斬り侍”なのである。彼の殺生には義務感も無ければ使命感も、当然のことながら責任もない。彼自身が“楽しんで人斬りを行っている”のだから、娯楽並の感覚で人を斬れる彼に責任感や義務感など求める方が間違いだ。   (2018/3/13 20:39:01)

早乙女 百夜璃"……そうじゃな"(しばらくじっと彼のことを見つめ、翡翠の瞳を細める。が、興味が失せたかのようにまたどこか遠くの方を見始めると、彼の言葉に肯定するような返事をした。彼の言う通り、彼女は望んであんなことをしているのではない。しかし、生まれた時から存在理由が定められていたのだ。それだけまっすぐに、それだけのために生きていきた。彼女からくノ一というものを奪い取れば、彼女には何も残らない。真っ白になる、というわけでもないが、ただ彼女の血のにじむような努力は無に帰すこととなるだろう。出会ったばかりの彼に何が分かるというのだろうか。あれは人を見通すための目が良いらしいが……)"それを妾に問うてどうするつもりじゃ。"(腹に抱えていた手毬を手放すと、それはくるくると回りながら百の側へと移動する。腕を組み、彼よりも高い位置で浮遊する彼女は何かを企んでいる様子の黎明を見下ろして)   (2018/3/13 20:30:55)

壊美夜 黎明まあそう急がずとも良い。頼みの前に聞きたいことがあってな?…あれは義務感から人を殺めているだろう?しなければならないから、と言う役目を背負って。しかも、その道に望んで進んだわけではないと見える。さて、この俺の見解は如何なモノかな?(手を出したことについては丸っきり反省している様子が見えないのは馬鹿でも分かるだろう。実際のところ彼は百のモノであるひよりに手を出したことを微塵も悔いてもいなければ悪びれる様子もないのである。手を出したお陰で知れるものは色々とあった。無論、手を出すと言うのは一戦交えると言う意味も含んでのことだが…━━まあそれについては良いだろう。彼は自身の問いかけと見解についての答えが欲しかった。彼女と出会ってまだ時間がそんなに経っていない彼にすらそこまで分かったのだ。もう長い時間一緒にいるのだろう彼女ならば、今布団に寝転がってすやすやと寝息を立てているあの小娘がどんな性格でどんな心持ちで人を殺め、その道を進むことを選んだのかも知っている、と言う期待を込めて問うたのだが。さて、どうだろうか。)   (2018/3/13 20:20:05)

早乙女 百夜璃"鬼のモノに手を出したうえに、おかしなものを飲ませたかとおもえば……。今度は頼み事とは…"(音もなく空間を裂くようにして現れる巨大な目。中を覗き込んでも真っ暗で何も無い闇の中から、白い少女。白い鬼が姿を現す。昼間とは異なり、大きな黒い手毬を抱き抱えながらふわふわと宙に浮く。地に足をつけず、おまけに灯りに照らされても影もないのだから、彼女が既にこの世に存在していないことを証明しているようなもので。幼い声のくせにその喋り方は古風で人間を見下しているようで、気に入らない人には気に入られなさそうではある。)"普段なら、人間の頼みなど聞きたくないのじゃが……昼間の団子分くらいの働きは、してやってもよいぞ"(彼女が主ですらない彼の前に大人しく出てきて素直に話を聞こうとしているその理由は、昼間団子を譲ってもらえたからだ。それ1つ分の働きがいったいどの程度のものかは彼女にしか分からないことだが、とにかく頼みがあるなら聞いてやると言う。そんな彼女は、団子のおかげでご機嫌な様子で)   (2018/3/13 20:14:02)

おしらせ早乙女 百夜璃さん(iPhone 126.140.***.197)が入室しました♪  (2018/3/13 20:13:48)

おしらせ壊美夜 黎明さん(121.80.***.219)が入室しました♪  (2018/3/13 20:12:02)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、早乙女 百夜璃さんが自動退室しました。  (2018/3/13 15:13:08)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、壊美夜 黎明さんが自動退室しました。  (2018/3/13 15:05:24)

壊美夜 黎明よって、彼女が恐らくそうそう目を覚ますこともない。睡眠薬と言うのは強い眠気を与えてぐっすりと熟睡させるための薬だ。お茶に混ぜていたとは言えある程度の量を飲んだのだから朝まで目覚めることは考えにくい。彼女から寝息が聞こえ始めた辺りで彼女の頭をポンポンと優しく撫でてからゆっくりと布団を出て再び白い着物を羽織る。陽が完全に沈み、もうすっかり暗くなった空を仰ぎながら告げた。…━━「百、おるのだろう?お前に少し話と頼みがある。出てきてもらえるな?」)   (2018/3/13 14:45:16)

壊美夜 黎明はいはいどう致しまして。良いからさっさと寝ろ。(お礼を述べてくる彼女に対してその言葉を軽く流すようにそう返しつつ、さっさと寝ろと催促する。上半身に包帯を巻いただけの状態のままなので彼女に背中を回されて抱きしめられると肌と肌が密着することになるのだろうか。18の割に立派なモノを持っていらっしゃる彼女の胸も自身の身体に当たるのなら、自然と欲情に似た心が湧き上がって来てしまうものだ。とは言え、状況も時間も関係なく他人を襲うような猿でもなければ性欲飢え切った獣でもない彼はその欲情のままに相手を犯すなんてことはしないが。満足気な表情と共に瞳を閉じた彼女はすぐさま眠りに就くことになるだろう。その理由は先程彼がお茶の中に“睡眠薬”を混ぜたからだ。   (2018/3/13 14:45:14)

早乙女 百夜璃ありがと、…?(受け取った湯呑みの中身をのぞきこみ、犬のようにくんくんと香りを確かめた後にそのお茶を飲み干す。彼の言う通り、暖かいそのお茶は彼女の身体を内側からぽかぽかと温めるはずだ。…他に変なものがなにも入っていなければ。彼に湯呑みを返すと同時に、彼が上を脱いでいたことに驚く。寝て皺にでもなったら大変だし、当然といえば当然なのだろうけど、少し驚いた表情をするだろう。その後、なぜか彼女が恥ずかしそうな顔をしてから目を逸らしそのまま大人しく再び横になると、そっと彼の方へと腕を伸ばす。拒絶されないようならそのまま彼の背中へと両腕をまわしてそっと抱きつこうとする。ぎゅっと抱き枕でも抱きしめるかのように力を入れて、落ち着いたように満足気な表情をして瞼を閉じる。自分じゃない誰かの匂いがする。少し煙管の煙の匂いも混ざっているのだろうか?けど嫌じゃない。人の温もりをすぐ側に眠るのは、こんなにも落ち着くのかと、先程までの彼女の疑問に満足のいく回答が返ってきた。)   (2018/3/13 14:30:29)


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