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『土蜘蛛の寝床』                                         本日も
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おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が退室しました。  (2022/5/2 21:37:19)

極道ーーーあーあ、見つかっちゃった。   (2022/5/2 21:37:08)

極道(そう気付けば後に何が待ち受けているかも構わず分身を救い出そうと手を伸ばした、瞬間…視えた。草むらから人の手の様なものが伸び分身を攫う一瞬…首に、腕に、足に、身体に巻きつき、分身を操っていたであろう、糸が。救い出そうと伸ばした手は空を掴み、分身が消えていった草むらに視線を向けた直後、【ーーー見ぃつけた。】後ろから聞こえてきた声に、胸中にあった騒めきが荒い波を起こし、ドクン、と無理やり心臓を脈打たせる。目を見開いて後ろを振り返る…しかし、それは叶わなかった…背後から伸びた腕が己の視界を奪い、そのまま腕に捕えられれば己の自由をどんどんと複数の手が奪っていく。自由が奪われる中、極道は暴れることもなくすんなりと“何か”に身を委ねた…逃げるなんてしない…いや、正しくこれは【にげられない】…どこかへ引きずられるような感覚からゆっくりと意識がブラックアウトしていく中、極道は…こんな時に不謹慎かもしれないが、口元に嬉しそうに笑みを浮かべ小さく呟いた)   (2022/5/2 21:36:42)

極道(他の分身を掌に乗せ、結界を出た。足元の気配に一瞥もすることなくスタスタと歩いていく。ーー今の極道の行動が勇敢か?…勇敢なわけがない。相手を知りもしないで、何も出来ない男が只見えない相手に挑発されたに過ぎない…いつもの極道ならそんな凡ミスは起こさない、起こさないはずだが…“何か”に当てられたか、それとも無意識に“何か”を感じ取ったのか…極道自身気がついていない。路地を歩いていく中、ぴょんぴょん跳ね続ける分身に少しだが違和感を感じる…歩みを止めることはないものの僅かに表情は曇っていくが、ふ、と視線を感じて塀の方を見た。無数の目、黒い色の一つと目が合うとドロリと溶けるように涙を流す、黒い目。目を見開く…あれ、この感覚はなんだろうか)……。(胸のあたりが騒めく中、空き地の方へ歩いていく…近付いているのにそれでも跳ねるのを辞めない分身にどんどん表情は険しくなる…掌にいる分身たちも何かを感じ取ってフルフルとその小さな身体を震わせた…不自然に曲がる手首、もがく様な足の動き、極め付きは恐怖で引き攣る表情…なるほど、この分身は己を誘き出すための囮だ)   (2022/5/2 21:35:08)

おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が入室しました♪  (2022/5/2 21:32:16)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が退室しました。  (2022/5/1 15:40:41)

土蜘蛛【かくれおに みつけても みつかっても にげられない かくれおに】   (2022/5/1 15:40:37)

土蜘蛛(その時、極道のすぐ後ろから笑みを含んだ声が聞こえてきた。小さい極道は、結界に隠れて姿を晦ませた極道を引き摺り出す為の囮。捕まえられない獲物を捕まえるには如何すれば良いか。答えは簡単だ。全ての逃げ道を塞いだ状態で一つだけ先に進む道を示してやればいい。後は、ただ待っていればいい。明かりに引き寄せられた蛾が、自ら行燈の檻の中に飛び込んでくるのを。……馴染みのある低い声が遅松の耳を擽る。背後から伸びてきた二本の腕が遅松の身体に回され、抱き締めるように獲物を捕まえる。片方の手が遅松の目元を塞ぐ。更に何本もの腕が伸びてきて、遅松の肩を、首を、腕を、胴体を、脚を、次々に掴んでそのままズルズルと空き地の中へと引きずり込んでいく。――― 季節外れの蝉の鳴き声が路地に響くのを耳にしながら、遅松の意識はゆっくりと、暗闇の中へと重く沈んでいく……)   (2022/5/1 15:40:24)

土蜘蛛――― 見ぃつけた。   (2022/5/1 15:25:44)

土蜘蛛(遅松が近付いても小さな極道は跳ねるのを止めようとしない。極道との距離が縮まってきているにも関わらず、だ。……手足の動かし方が不自然だった。手首が不自然に曲がっている。片足が藻掻くようにブラブラと宙で揺れている。その場で跳ねるだけなら、そんな風に手足が動く事はない。空き地が見えるくらいの距離まで近付いたところで、小さな極道が恐怖で引き攣った表情を浮かべている事に気付くだろう。見えない糸のようなものが小さな極道の手足に巻き付いて、あやつり人形のように無理矢理動かしている。――― 小さい極道は何かを知らせようと飛び跳ねていたのではなく。何者かによって無理矢理上下に跳ねさせられていたのだ。小さな喉元にも糸は巻き付いているのか、その所為で声を発する事が叶わなかったのだろう。恐怖で半泣きになっている小さな極道と遅松の目があった直後、空き地の草むらから突如人間の手のようなものが伸びてきて小さな身体を鷲掴みにし、そのまま草むらの中へと引きずり込んでいく。そして、草むらからガサガサッ!と何かが暴れるような音が響くと、千切れた髪の毛が風に吹き飛ばされて何処かへと飛ばされていった。)   (2022/5/1 15:24:41)

土蜘蛛ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん   (2022/5/1 15:15:52)

土蜘蛛(足元で滲む文字に臆する事無く、自ら結界を出て目の前の路地へと足を踏み入れていく極道。生温かい風が十字路に吹き込むと、足元で潰れた蝉の死骸がカサカサと鳴き声のような音を立てた。妖の正体が掴めぬ状態で怪異に立ち向かおうとするその行動は、果たして勇敢と言えるのだろうか。十字路から空き地までの距離は五十メートル程。空き地の前で待機している小さな極道は。ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん。……さっきからずっと跳ねている。そんなに跳ねていて疲れないのだろうか。空き地に向かって近付いていく遅松の姿を、コンクリート塀の隙間の穴から黒い目玉が覗いている。目玉の一つと目が合うと、ドロリと黒い涙を滴らせた。)   (2022/5/1 15:15:42)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が入室しました♪  (2022/5/1 14:50:10)

おしらせ土蜘蛛さん(Android au.NET)が退室しました。  (2022/4/30 13:36:56)

土蜘蛛【先に進む。】 本当に?   (2022/4/30 13:36:53)

おしらせ土蜘蛛さん(Android au.NET)が入室しました♪  (2022/4/30 13:36:20)

おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が退室しました。  (2022/4/30 00:45:26)

極道…やっぱあそこかぁ…(空き地の前にいた分身が何やら己に訴えるようにぴょんぴょん跳ねている。その姿に気が乗らないながらも下ろしていた腰を上げそちらに向かおうとした矢先、バチャン…何かが弾ける嫌な音と共に視界に広がる光景に、思わず二の足を踏んだ)……隠れ鬼…はは、どうやらこわーいのに目を付けられちゃったみたい…?(力が強い妖に閉じ込められたのはなんとなく想像が付く。この規模の怪異現象だ…中途半端な奴じゃこんなこと出来ない。その相手に、【みつけても みつかっても にげられない】とご丁寧に伝えられれば少しは冷や汗も滲むというもの。ただ後に続く文言に眉を寄せればふぅ、一度深く深呼吸して)…【にげられるものなら】…そうねぇ…なら…松ノ組組長、遅松。この身一つで持って全力で相手してやろうじゃねぇか。なぁ、名も知らぬ妖殿?(黒に染まる歪な文字を結界から出た足でザッ、と打ち消すように踏みしめれば、目を鋭く細め、口元に笑みさえ零して空き地の前へ歩みを進めようか)   (2022/4/30 00:42:59)

極道(結界の中で考える。もし、綻びがなければこの空間を作り出した元凶を探してその元凶を何とかしないとこの空間は破れない。しかし、今の己は武器の一つさえ所持していない視えるだけのただの人間だ。他の妖たちを呼ぶ手も考えたが、この空間はどうやら他との繋がりも絶てるようで、一向に繋がらない…あぁ、これは彼に知られたら怒られるだろうか…散々「巻き込まれてからじゃ遅ぇ」と言われていたにも関わらずこのザマだ。己の非が目に見えてる分仕置きは覚悟しておこう、と己を探し回っている蝉たちや塀の向こうから聞こえる声を無視して呑気に考えていた矢先、偵察に出ていた分身たちが路地から走って帰ってくるのが見えた。違う方向から分身がひょい、と飛び出せば同じように駆けてきた分身と打つかる。その姿にブフッ、と噴き出してはキョロキョロと訳の分かっていない分身たちを呼び寄せて)ふ、くく…おかえり、ご苦労さん…ごめんごめん、笑ってないって、そんな怒んないでぇ?それより、何か見つけた?(探し回る蝉の群れをひょいひょいと軽く避けながら本体の元に戻ってきた分身は、問われると首を横に振るだけで特に収穫らしい収穫はなかったようだ…後、残りは)   (2022/4/30 00:39:36)

おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が入室しました♪  (2022/4/30 00:39:01)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が退室しました。  (2022/4/27 23:54:09)

土蜘蛛【かくれおに が したいんだろう? のぞみどおり つかまえてやる にげてみろ にげられるものなら】   (2022/4/27 23:54:02)

土蜘蛛【かくれおに みつけても みつかっても にげられない かくれおに】【おにはどこ めのまえにいる ほんとうに?】   (2022/4/27 23:52:14)

土蜘蛛(そんな中、目の前の路地に向かってトテトテと歩いていったミニ極道は、空き地の前までやってくると鉄柵の隙間から身を乗り出すように身体を突っ込んで敷地の中の様子を窺い始める。そうして暫くの間そのまま動かずにいたが、やがてふらりと後ろに後退ると、離れた極道に何かを知らせるように、ぴょんぴょんとその場で小さく跳ね出した。式の元に向かおうと極道が結界から出ようとした直後、足元でバチャンと何かが弾ける音が響いた。……先程まで足元で這い回っていた蝉が一匹残らず全て潰れており、流れ出た黒い体液のようなものが乾いたコンクリートの地面に歪な文字を書き出していく)   (2022/4/27 23:49:09)

土蜘蛛(どの道を進んでも出られない異界の十字路。周囲の嫌な空気は拭い切れぬものの、猫又の呪いと清めの酒のお陰で一先ず「怪異」から身を隠す事に成功したようだ。その証拠に、極道の存在を認識出来ていないのか、飛べない蝉の群れがガサガサと耳障りな音を立てながら結界の周囲を延々と這い回る姿が見えるだろう。時折、コンクリート塀の向こう側から『ドコ、ドコ』と何かを探しているような呟き声が聞こえてくる。塀越しに見える民家の屋根。見慣れた筈の景色だが、その家々に住まうのは果たして「人」なのだろうか?――― 怪異に巻き込まれた事を察した極道が、自身の分身である式を使役して周囲の様子を調べさせる。出口となる綻びを探すべく、十字路を起点としてそれぞれ路地に入っていったミニ極道達だったが、暫くすると反対側の路地から小走りに駆けてくるのが見えた。そして同じタイミングで曲がり角の向こうから駆けてきた別のミニ極道にぶつかると、小さな星を飛ばしながらその場にコテンと引っくり返ってしまった。本体同様、どの道に入っても結局元の十字路に戻ってきてしまうようで、頭に「?」を浮かべたままキョロキョロと辺りを見渡している)   (2022/4/27 23:41:04)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が入室しました♪  (2022/4/27 23:31:36)

おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が退室しました。  (2022/4/18 01:09:09)

極道ちょいと勿体ねぇけど、背に腹は変えられないからねぇ…(酒瓶の蓋を開け、両の手に酒を垂らして手を清める。残った酒半分ほどで己の周りに円を敷き、清めた指先と触媒として己の髪数本を共に地に当て、祝詞を唱えると簡易だが小さな結界の出来上がり)…あとは、“ここ”の綻びでも見つけられればいいんだけど……この周辺と空き地、見ておいで(結界の内からまた髪を数本抜き取り、ふぅ、と息を吹きかければ小さな極道と対面する。あの頃の、何もできなかった己ではない…小さな式を飛ばせば、口端を持ち上げて、挑めるところまでやってみようじゃないか)   (2022/4/18 01:05:23)

極道(十字路に出た。二度目ではない、三度、四度…どのルートを辿ってもここに辿り着く…間違いようがない、同じ十字路だ…首のない道祖神がいつの間にか消えていても、お供えの蜜柑が鼠の死骸になり、季節に合わない蝉の鳴き声が子供たちの声になって響いたとしても…真っ先に思い浮かんだのは『閉じ込められた』ということ)…こういうとき、どうしてたっけな…(幼いながらに怪異を寄せ、この身は常に危険と隣合わせだったのを思い出す。本当の両親が死ぬ前…今の親父に引き取られ、烏天狗を拾い上げる前は己だけで何とかしていた…小さい頃の記憶が懐かしく思い出されればあまりいい思い出ではないが、役に立たない記憶ではないと手に持っている酒瓶を一瞥し、十字路の真ん中に身を寄せ、酒瓶の蓋を遠慮なく開けていく)   (2022/4/18 01:05:19)

極道(子供たちの声をぼんやりと聞きながら十字路の中心に来る。そこには当然のように誰もおらず、目に入るのは道の隅に置かれた石像が二対…道祖神と言っただろうか。異変が起こる前の十字路にあったかと意識を記憶に埋めるも、道の端にある石像なんていちいち覚えているわけもなく、答えの出ない問一を飛ばして進むことにした。十字路を直進、民家が並ぶ路地に出る…ここまでは良かった。ここを真っ直ぐ行けば竹林が見え、竹林も抜ければ己の屋敷に戻れる…屋敷に戻ってしまえば機能している結界によって変なものが入ってくることはないだろう。他に被害が及ぶ前に対処の立てようもある…そう思いながら真っ直ぐ進んでいると、突然路地の道標になっていた塀が途切れ開けた場所に出た)……空き地、ねぇ…さて…(こんな所、来る時にはなかった。石像とは違う…ここまで広い空間ならば嫌でも目に入るだろうと、鉄柵で囲まれた嫌な気配がする場所を睨みつけそこを何事もなく通過していく)   (2022/4/18 00:59:28)

極道(異様な事態に早々に気が付けば周りを巻き込まないように足速に屋敷を目指す。ポケットに乱雑に突っ込んだ箱の効果が機能しておらず久方ぶりに“何か”を引き寄せてしまったのなら屋敷に戻るか、己が対処せねばと取り敢えず屋敷に戻るため帰路を歩みながら考える…しかし、歩みを進めている間にも空はどんどんと日暮れに近付くようにその帷を赤く染め、春の爽やかな風を拒むように重い空気が極道にのし掛かってくる。夏の…雨が降る前のじめっとした重い空気によく似ている気がした)…子供の声?(屋敷に戻る道すがら、十字路の曲がり角の先から複数の子供の声が聞こえてきた。古民家が並ぶ塀に囲まれた道、全く子供が通らないわけではない…ただ、この異様な空気の中では違和感は強くなるばかりだ…嗚呼、久方ぶりのこの感覚…平和ボケしていて忘れていた…いや、忘れていたかった《日常》だ)   (2022/4/18 00:57:40)

極道(馴染みのある酒屋の店主と酒を肴に暫く談笑し、蔵に運ぶもの、そのまま持ち帰るもの、数種類の新しい酒を確保することに成功した極道は店主に別れを告げると次の酒屋へ足を伸ばそうと店の外へ出た)おっちゃーんまた来るね〜!……?(店の外まで極道を見送ってくれる店主に手を振り歩き出そうとした瞬間、違和感を感じた…ふと、空を見上げる…まだ時間的に己の真上あたりにあるはずの太陽が既に傾きかけていた。確かに店主との会話が弾み少しばかり長く談笑していたのはある…しかし、だ。極道が思っているより時間が経っているとしても3、4時間も談笑していた…なんてことはあり得ない。屋敷を出たのが店が開き始める頃なのだから時間が経っていたとしても、精々お昼に差し掛かるところだろう)…俺、そんなに飲んだかなぁ?(試飲で数種類の酒を飲んだため時間感覚がなくなっているのか、とも思うが足元も意識もはっきりしている。これでも酒蔵を所有する極道だ、自分がどれだけ飲めば酩酊するかくらいは自身で把握している…ならば“何だ”?)   (2022/4/18 00:55:58)

おしらせ極道さん(iPad 106.73.***.160)が入室しました♪  (2022/4/18 00:54:48)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が退室しました。  (2022/4/17 15:46:14)

土蜘蛛(誰もいない空き地の横を通り過ぎてそのまま真っ直ぐ進んでいくと、また十字路に出た。隅には首の無い石像が二体ぽつんと、干乾びた鼠の死骸が添えられている。遠くの方から季節外れの蝉の鳴き声が聞こえてきた。地面の中から這い出てくるには早過ぎる。そのまま真っ直ぐ進む。荒れた空き地が一つ。鉄骨と土管が無造作に転がされている。また十字路。途中で左右に曲がってみても、その先の道は真っ直ぐで、暫く歩くとまた十字路に出てしまう。十字路にあったはずの道祖神の石像は消えており、干乾びた鼠の死骸には蝿ではなく蝉が数匹群がっている。蝉が羽根を震わせると、先程聞こえた子供達の笑い声が十字路に響いた。――― 今いるこの十字路は、歩いているこの道は。一体此処は何処なのだろうか。)   (2022/4/17 15:46:07)

土蜘蛛(見慣れた十字路を直進すると、昔ながらの平屋造りの民家が並ぶ路地に入った。民家と路地の間はコンクリート塀によって隔たれており、路地から見えるものといえば古民家の屋根くらいだ。暫く代わり映えのしない景色が続いていたが、塀が途切れた先に公園程の広さがある空き地がある事に気付くだろう。行きにも通った道程だが、こんなところに空き地などあっただろうか。子供が遊びで入らないよう鉄柵で囲まれたその場所は、もう何年も人の手が入っていないのか好き放題に生い茂った雑草の青臭さが鼻に付いた。近くの工事現場で使う予定なのだろう、ワイヤーで縛られた鉄骨や土管が無造作に転がされている。)   (2022/4/17 15:45:57)

おしらせ土蜘蛛さん(203.136.***.217)が入室しました♪  (2022/4/17 15:23:54)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、土蜘蛛さんが自動退室しました。  (2022/4/10 22:32:54)

土蜘蛛(卯月の一日。日暮れにはまだ早い時間であるにも関わらず、視線の先の空は赤く染まりかけているように見える。風が無い所為で空気が少し淀んでいるのか、春先なのにどこか湿っぽさを感じる空だ。極道屋敷までの慣れた道程。酒屋から少し距離があるといっても道程は至って単調だ。酒屋から伸びる川沿いの旧道を歩いていくと、古い民家が並ぶ十字路に出る。そのまま十字路を真っ直ぐ進んで、なだらかな坂道を登った先の竹林を抜ければ屋敷はもうすぐそこだ。――― 酒瓶を手にした極道が十字路に差し掛かったところで、曲がり角の先から下校途中と思しき子供達の笑い声が聞こえてきた。十字路の隅には目印のように二体の小さな石像が佇んでいる。道祖神か何かだろう、石像の前には小さな柑橘が供えられていた。)   (2022/4/10 19:57:03)

土蜘蛛(ささやかな悪戯心から、一輪の花と書き置きを残して一人屋敷を抜け出してきた極道。普段あまり袖を通さない洋服を身に纏えば、道行くその辺の若者と何ら変わりない様で「平穏」に溶け込む事が出来るだろう。更に猫又の呪いが掛けられた小箱をポケットに入れれば、普段極道の匂いや気配を敏感に感じ取る妖ですらその存在に気付く事は出来ない。川沿いの桜が散っていく様を愉しみながらやって来たのは、屋敷から少し離れた場所にある馴染みの古い酒屋。年の過ぎた店主との会話に花を咲かせて入荷したての酒を幾つか試飲させてもらえば、その中から気に入ったものを何本か購入するのだろう。満開の時期を過ぎてしまった桜だが、花見酒を愉しむなら今からでも十分間に合う。気の良い店主に勧められるまま酒を愉しんだ極道が店を後にすると、思っていたより時間が経過していたのか、既に日が傾きかけてきていた。)   (2022/4/10 19:44:46)

おしらせ土蜘蛛さん(106.146.***.212)が入室しました♪  (2022/4/10 19:28:44)

おしらせ極道さん(Android docomo spモード)が退室しました。  (2022/4/9 18:38:05)

極道(書き置きを残す時、組の仲間の顔が浮かばなかったか?…浮かばなかったと言えば嘘になる。一瞬本当に己がいなくなったと思って彼が組の奴らに手を掛けたら…そう考えて頭を振った。だってきっと彼は己が遠くへ行けないことなんてお見通しだから…物質の鈴蘭はあくまで保険と、今朝方綺麗に咲いていて、毒草だと知っていたから。ひと月に一つ【命】を差し出す。それを守っただけに過ぎない)……そういえば、最近あげられてなかった気が……?…おっ(ふと視線を上げた先に、桜が、はらはらと散っている姿が目に止まった。もう満開になっているのを久方振りの散歩で知ることになるとは思わず、なんの用意もしてこなかった事が悔やまれる…しかし、一人でする花見は今の己に取って味気ないものだろうと思い直せばまたゆっくり店への道を歩き出す。お酒を試飲したら良いものを数種類酒蔵に、気に入ったものはそのまま持って帰ろうと一番古い馴染みの酒屋に入れば何も知らない極道は元気に店主に挨拶していくのだ)おっちゃーん!こんにちはー!(……そして唯ならぬ気配を感じるまで後、数時間)   (2022/4/9 18:37:59)

極道(嘘を吐けるのは午前中まで、確かどこかの国ではそういう決まりがあったはず。ならばそれに乗っ取るように午後には帰れる散歩ルートを組んでみよう…ちょっとした旅、足を伸ばして良い酒でも探し求めて。……彼は気配が無くても己を探せるのだろうか?…答えなんて己でも分かりきっている……まぁ、離れる気なんてサラサラないから探されようが探されなかろうがこの箱の実験だけなら問題ない)……でも、探されなかったら悲しいかな(なんて。零せば身体は一枚のメモ用紙を取り、スラスラと文字を書いていた。「旅に出ます。探さないでください」…言っていることとやっていることがチグハグなことに己自身苦笑いを零しつつ今朝、庭に綺麗に咲いていた鈴蘭を物質(ものじち)として添えていく)…【幸せの再来】……はは、本当に天邪鬼の寂しん坊だなぁ、俺…(鈴蘭を見ながら彼が初めてここに訪れた日を思い出せばあの時は彼岸花だったっけ、と目を細めて笑ってから出掛ける支度をしていこう。ちょっと遠くまで足を伸ばせるように数着しかない洋服で、もうすぐ春のお酒が出るはずだと知人の酒屋を指折り数えれば手の中にある箱をポケットに乱雑に突っ込んだ)   (2022/4/9 18:37:08)

極道(4月1日、エイプリルフール。この日はどんな嘘を吐いてもいいという外国の風習…だが、日本にもその風習は流れてきており、公的なカレンダーなんかにも「エイプリルフール」と記載があるほど認知されている風習になっているようだ。今年はどんな嘘を吐いてみようかと楽しみに思考を巡らせていると、猫又からとあることを頼まれていたことを思い出す。なんでも、どこかの子鼠ちゃんに頼まれたのだとか。詳細は省かれたが…気配を消せるだとか言っていた気がする。特に身体に害がないならこちらの利益にもなりそうなので二つ返事で受け取っていたのをすっかり忘れていた)……確かこの辺に……あ、あったあった(備え付けられた桐棚の引き出し、そこから出てきたのは猫又から渡された小さな箱。振っても中から音はせず非常に軽いため風に煽られれば飛んでいきそうなのが不安だが、これを持っているだけで気配が消せると言うことらしい。その箱を手に取れば今年はこれを使ってみようとイタズラ小僧よろしく口角が上がっていくのが自分でも分かった)   (2022/4/9 18:36:02)

おしらせ極道さん(Android docomo spモード)が入室しました♪  (2022/4/9 18:35:32)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が退室しました。  (2020/5/18 00:55:36)

極道……。(大したことは無い。最近暑くなったとか、月日の過ぎ去るのが速いとか…そういう話だ。当たり前の、特に意味を持たないぼやけた感情…いや、感情とすら呼べるものでは無いだろう。ゆっくりと己を蝕むそれはもう、己の当たり前になってきているのだと思うと、訝しげに眉を顰める…しかし、受け入れ、その先を考えなくてはならないのも己の責任ではあると思っている。このやり場のない、当たり前の、感覚を…己が飲み込まれるか、伏す前に。そ、と己の胸を撫で下ろす。今は眠っている暴徒を……いつか来たる【己】の終わりを)   (2020/5/18 00:54:48)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2020/5/18 00:47:37)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が退室しました。  (2020/3/16 20:26:51)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2020/3/16 20:26:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、極道さんが自動退室しました。  (2019/12/16 22:56:13)

極道(目の前の彼に僅かに手に力が籠る。ゆっくりと己に近付く気配…いつもなら声を感じ、顔を見るだけで綻ぶ表情は少しばかり疲れと秘め事で濁って瞳が霞むのが見て取れるだろうか。犬神が己の腹から香りがすると言ってから転がるように出てから彼が現れたということは…虫の…いや、犬の知らせは届いているのだろうと予想できる)……ふふ、そういえば東郷さんの印…契約印?っていうのかな。腹に刻まれてたね。ちゃーんと刻まれてるけど、それの確認?(彼の要件は違うことは分かっている。ただ、はぐらかすように笑えば気怠い体を凭れていた机から起こし彼を見つめて)   (2019/12/16 22:35:46)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2019/12/16 22:34:41)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が退室しました。  (2019/12/16 00:09:38)

土蜘蛛(庭園から見えていた陽が板塀の向こうへと沈み、一つ、また一つと石灯籠に明かりが灯っていく中、既に明かりが灯っていた和室の障子戸に主の影が浮ぶのが見えた。そう言えばここ最近、鴉に執務を任せて遅松自身は部屋に籠る事が多かったように思う。当人は風邪を引いたかもしれないと言っていたが、本当にそうなのだろうか。……否。狗神ほど鼻が利くわけではないが、同じ部屋にいれば確かに感じる、花とも菓子とも違う甘い匂い。これまで遅松の匂いや体温に紛れて気付かずにいたが、意識すればそれはすぐ目の前に存在していた。―――だが、まさか。そんな事が本当に有り得るのか。とにかく確かめなければ。そのまま後ろ手で障子戸を閉めると遅松の前に膝を突いて屈み込み、遅松の下腹部を真っ直ぐ見詰めていく)……遅松。一寸腹を見せてみろ。   (2019/12/16 00:09:12)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が入室しました♪  (2019/12/16 00:02:55)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が退室しました。  (2019/12/3 00:07:54)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2019/12/2 23:37:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、極道さんが自動退室しました。  (2019/12/2 01:07:21)

極道(自分の体調に違和感を覚え、暫く部屋に立てこもっていた。その間の代わりは猫又の変化と併せて、一番長く己といた鴉が務めている。卒なくこなす鴉に安堵しながらも今は己の事に集中しようとした矢先…犬神に言われたあの一言。「蜘蛛の匂い」…それが腹の辺りから強くするというのだ。まさか、と思いつつも調べてみると正しく類似している…女性特有の妊娠初期に見られる症状に…)…っ、はいはぁい…起きてますよぉ?(信じ難い出来事に頭を整理していれば掛けられる声に一瞬遅れて反応するも究めていつものように、明るく彼を部屋へ招き入れようか)   (2019/12/2 00:47:17)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2019/12/2 00:46:18)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が退室しました。  (2019/12/1 22:21:29)

土蜘蛛(狗神の気迫に圧された訳では断じてない。その口から遅松の話が出たから足を運ぶ気になっただけだ。羽織に張り付いた犬の毛を苦々しい思いで払い落しながら、遅松がいるであろう和室へと向かう途中、風に乗ってふわりと、馴染みのある匂いが運ばれてくれば一寸首を傾げていく。この匂いは間違いなく遅松のものだ。だが、その匂いに微かに甘さが混じっている。花の匂いとも菓子の匂いとも違う。ただ、強く惹き付けられる匂いだ。先程の狗神の言葉といい、この匂いといい、胸の中で何かがざわりとざわめくのを感じながら、それを見て見ぬふりをして和室の障子戸を開いていく)……遅松。起きてるか。   (2019/12/1 22:20:49)

土蜘蛛……ハァ?(意味が分からん。元から頭の螺子が何本か飛んでる奴だと思っていたが、いよいよもってブッ壊れたらしい。聞き返してみても、『兄さん!蜘蛛!』を繰り返すばかりで話にならねえ。まともにモノを喋る事も出来ねぇのか犬畜生が。焦点の合わない大きな目玉をぐるぐる回し、ギャンギャンと喧しく周りを駆け回る馬鹿犬がいい加減鬱陶しくなり、尻尾を踏み付けて追い払おうとした矢先、あのバカ犬、『いいから、行って!今すぐ!さもないと、コロース!!』と、同じ敷地内に人間がいるにも関わらず庭先で巨大化して俺の事を喰らおうとしてきやがった!ふざけんな。これだから犬は嫌いなのだ。――― 巨大化した狗神の攻撃を何とか避け、目玉に毒糸を吹きかけて狗神が悶絶している隙に屋敷まで戻ってきたのが今さっきの出来事だ)   (2019/12/1 22:18:31)

土蜘蛛(赤塚山を離れても逃がす気は無いという女郎蜘蛛からの伝言なのだろう。――― 鬱陶しい雌蜘蛛が。いつぞやに聞いたあの含んだの笑い声が聞こえたような気がすれば不快感に顔を歪めていく。常に周囲に気は張り巡らせているが、今の自分の状態を考えると十分とは言い難い。この屋敷には自分以外にも妖が潜んでいるが、連中の力をあてにする気など無い。結界を張り直しておいた方が良さそうだなと思案していた矢先、屋敷の方から見覚えのある犬コロが転がるように庭先に飛び出してきたかと思えば、何を思ったのか竜巻のように回転しながら此方に向かって駆けてきた)『兄さん!お腹に、蜘蛛!』   (2019/12/1 22:17:47)

土蜘蛛(庭園の色付きが緑から黄色、そして赤へと染まりつつある頃。日差しが和らぐ逢魔が時に一人庭園に足を踏み入れると、白砂利を踏み締めて一本松の下へと歩いていく。一本松からは風に揺れて僅かな波紋を見せる水面と、苔生した飛び石の周りを色鮮やかな鯉が泳ぐ様子が良く見える。いつものように松の幹に凭れながら一服しようとした矢先、カサカサと耳障りな音が聞こえてくるとピクリと眉が動いた。視線が自然と気配の方向へと向けられる。……自身の眷属ではない。鬱陶しい雌蜘蛛の遣いだ。足元に纏わりついてくる小蜘蛛の群れを冷ややかに見下ろすと、地を這うそれらを躊躇無く踏み潰した)――― こんなところにまで入り込んでくるとは、つくづく無粋な女だな。   (2019/12/1 22:13:09)

土蜘蛛【――― 少し時は遡り】   (2019/12/1 22:08:29)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が入室しました♪  (2019/12/1 22:07:57)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が退室しました。  (2019/10/9 00:20:19)

極道…あんまり、無理しちゃダメだよ…?…そんじゃ、おやすみなさい(にひ、)   (2019/10/9 00:20:13)

極道…毎年この時期になると、あの日を思い出すよ…(花瓶に入れた華をゆっくりと掬っては水が滴るのも気にせずそのまま両手に抱き込む。曼珠沙華からぽたり、と落ちた雫は着物に染み込み赤色から僅かに暗い赤色へと染めていく。それを静かに見つめながらゆっくりと華を口元に近付ければ、花弁の先にちゅ、と軽く口付け…そして、目を閉じた。)…やっぱり、またあっという間に時が過ぎて…でも、また楽しい一年を過ごせた。これも東郷さんのお陰だ…最近はあんまり会えないけど、それでも楽しかったと断言出来る。俺が死ぬまで離れないで居てくれるなら、これからも楽しい事沢山していこうな…大好きだよ、東郷さん。   (2019/10/9 00:02:55)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が入室しました♪  (2019/10/9 00:01:28)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が退室しました。  (2019/10/8 01:49:52)

おしらせ土蜘蛛さん(125.194.***.26)が入室しました♪  (2019/10/8 01:46:24)

おしらせ泥棒さん(125.194.***.26)が退室しました。  (2019/10/8 01:46:09)

おしらせ泥棒さん(125.194.***.26)が入室しました♪  (2019/10/8 01:46:00)

おしらせ極道さん(Android 106.73.***.160)が退室しました。  (2019/10/6 01:35:14)

極道(いくらか曼珠沙華を愛でてから、ゆっくりと外に続く道を歩く。大分成長した腹を擦りながら、どうなるかも分からない。どうすればいいかも。でも、それでも、彼との何かを残したいと思ってもいいだろうか。間違いでもいい。離れても…己が死ぬまでそこにいたという記憶を、何かを残せるのなら、己は喜んで何でもするだろう。最期の時まで、どうか…)   (2019/10/6 01:34:02)

極道(暑さに枯れゆく曼珠沙華に、その手を伸ばせばポキリ、ポキリと、懐に大事そうに収めていく。比較的に涼しいとはいえ、真夏日のような陽射しの元では可哀想だろうと。思っての事が、手折ってしまえばその結末に変わりはない。どうせなら綺麗なままの姿で。愛されながら散らせてやりたい。そんなエゴの塊を胸に抱えて持参した花瓶に挿せばとん、と眺めのいい所へ置いて、ゆっくりと時の流れる中で愛でるように見つめていこうか)   (2019/10/6 01:16:53)


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