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物語を紡ぐ部屋📝

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【お題スロット】
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おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.73)が退室しました。 (4/30 19:07:59)

冬空

「俺が…助けてやる…」耳元で囁くその声に胸の鼓動は高まっていく。私の唇がゆっくりと動く。『嬉しい…』そう告げる代わりに、瞼を伏せた。 (4/30 19:07:53)

冬空

「まぁ、あれだけ強く足を踏めば相手も逃げていくよな…」と皮肉めいて笑う彼。ムスッと頬を膨らませ不貞腐れると優しく頭をポンポンとされる。 (4/30 19:04:29)

冬空

「『この前はごめんなさい…』…あ、もう気にしてないからいいよ。それよりあれから大丈夫か？」彼は少し頬を赤らめ心配そうに問いかけた。私が頷くと安堵したかのように笑った。「俺の方こそ、もっと早く助けてあげればよかったなって…怖かったよな？悪かったな…」私は彼の袖口を強く握りしめたまま首を振った。 (4/30 19:02:22)

冬空

そこへ偶然走ってきたのが彼だった。「びっくりしたよな…よしよし…」彼は優しい笑顔で頭を撫でながら子供に接していた。こんなに優しい表情するんだ…。はじめて見た一面にドキッとしながらそのやりとりに見とれていた。泣きやんだ子供が走り去っていくのを２人で見送ると私は彼の袖口を引っ張り手帳を見せた。 (4/30 18:57:46)

冬空

ある休日、私は用事があり隣街へと出かけていた。大きな公園を通りがかると子供達が走り回り賑やかな声が聞こえていた。思わず立ち止まり見ていると勢いよく走ってきた子供がぶつかり転んだ。泣き出した子供を立たせるも上手く声がでない私は撫でたり服の汚れを払い落としてあげるくらいしかできずにいた。 (4/30 18:52:42)

冬空

その後、いつもの電車内で彼の姿を見かけることはなくなった。謝りたい、会いたい、とそう思いながら彼のことが気になっていた。あの日を境に痴漢にあうこともないが彼に会えないことが寂しく感じていた。 (4/30 18:47:28)

冬空

何度も頷き、１人で納得した様子の彼は私の頭をくしゃくしゃと撫でると手を振り足早に立ち去っていった。触れていたのは彼じゃなかった。謝らなきゃと思いながら追いかけるも彼の姿を見失ってしまった。 (4/30 18:43:42)

冬空

「ぁ…っ…」唇は微かに動くが声は出ない。私は鞄から手帳を取り出すと文字を綴り彼に見せた。「失語症…？声が…出せないのか？」驚き見つめる彼の言葉に頷くと更にペンを走らせた。その様子を見ながら彼が声に出して読んでいく。「『さっき触ったでしょ？』…はぁ！？俺じゃない！…前から狙われてただろ？なんでなにも言わないんだろうって気になってたから…。なんだ、そういうことだったのか…」 (4/30 18:40:06)

冬空

私は返事をすることもなく逃げるように走り出した。「ちょっと待てよ！なんで足を踏んだんだ？なんとか言えよ！」強く腕を掴まれ立ち止まるといきなり怒鳴られた。 (4/30 18:33:21)

冬空

まさか…この人が？ちらっと顔を見上げればいつものように不機嫌そうな表情である。更に続く不快感に私は彼を睨みながら思いっきり足を踏みつけていた。「いってぇ…！なにすんだよ！」その彼の声と同時に身体への不快感も収まってくる。そうこうしているうちに駅に着きドアが開く。 (4/30 18:29:56)

冬空

ちらっと見てから窓の外へと視線を流す。あと少しで駅に着く。その頃になると決まってすぐ近くに人の気配を感じる。それと同時に身体に触れる違和感。後ろを振り向く勇気もなくただじっとしているといつの間にかすぐ隣にあの人がいた。 (4/30 18:24:33)

冬空

またあの人もいる…。無愛想な表情で近寄りがたい雰囲気。あの制服は…隣街の学校か？ (4/30 18:21:01)

冬空

いつもの時間、いつもの電車。毎日変わらない風景。 (4/30 18:19:30)

冬空

別に喧嘩したいわけじゃなかったんだ。 (4/30 18:18:36)

冬空

【お題】「別に喧嘩したいわけじゃなかったんだ。」から始まって「そう告げる代わりに、瞼を伏せた。」で終わります。 (4/30 18:17:58)

冬空

【No.47】 (4/30 18:17:33)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.73)が入室しました♪ (4/30 18:17:19)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.209)が退室しました。 (4/26 22:42:07)

冬空

捕まえた手を、もう放すつもりはないんだ。 (4/26 22:42:03)

冬空

僕は君の好きなフルーツタルトを差し出して誘ってみた。「お詫びというわけじゃないけど…一緒にお茶しない？」 (4/26 22:41:15)

冬空

「ごめん、鈍感で…」そう言って思わず君を抱きしめていた。君のこと、離したくない。そう強く願いながらそっと頬を指先で拭った。 (4/26 22:39:01)

冬空

その直後、君が見せた笑顔に間違っていたことに気づくのだった。君を傷つけた相手と親しげに話をする僕に心を痛めていたのだろう。 (4/26 22:37:13)

冬空

ある日、君が悲しげに佇む姿を見かけた。僕はいつものように思わず「大丈夫か？」と訊いてしまった。 (4/26 22:34:04)

冬空

そんな君が強がって平気なふりをしているのを僕は気づいていてもなにもできなかった。君の優しさに僕は甘えていたんだ。 (4/26 22:32:42)

冬空

嫌なら嫌だと言ってくれたらいいのに。でも君は例えそう思っていても決して口に出さないだろう。 (4/26 22:30:24)

冬空

直前まで浮かない顔をしていたことを僕は知っている。強がらず素直に甘えてくれたらいいのに、とも思う。 (4/26 22:28:56)

冬空

「大丈夫か？」と訊けば君は決まって「大丈夫だよ」と笑顔を見せる。 (4/26 22:26:40)

冬空

強がりも優しさの一つなのだと、君に出会って僕は知った。 (4/26 22:25:17)

冬空

【お題】「強がりも優しさの一つなのだと、君に出会って僕は知った。」から始まって「捕まえた手を、もう放すつもりはないんだ。」で終わります。 (4/26 22:24:04)

冬空

【No.46】 (4/26 22:23:44)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.209)が入室しました♪ (4/26 22:23:29)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.38)が退室しました。 (4/18 18:12:02)

冬空

「今度は向かい合って、美味しいお茶を飲もう。」 (4/18 18:11:58)

冬空

この日をきっかけに会釈だけではなく会話も少しずつ増えていった。そしてどちらかともなく自然と言葉にしていた。 (4/18 18:11:43)

冬空

いくら探しても見つからなかったイヤリング。諦めていたから驚いたのもあるが、こんな風に小箱に入れて大切に持っていてくれていたことも嬉しかった。 (4/18 18:11:27)

冬空

頬を赤らめた彼が私に小箱を差し出した。不思議に思いながら小箱を開けると中に探していたイヤリングが入っていたのだ。 (4/18 18:11:07)

冬空

それから何事もなく数日が経った。家の外で子供達を見送れば私の好きな曲が聞こえてきた。『数cmのズレを重ねて偶然は運命になる』…あの彼が口ずさんでいたのだ。「あ！その曲…私も好きなんですよ」私は思わず笑顔で話しかけていた。 (4/18 18:10:22)

冬空

そんなある日、じっと見つめる彼の視線に気づいた。彼はなにか言いたげに見えたものの声をかけられることもなく会釈して通りすぎていった。 (4/18 18:09:42)

冬空

「あれ？あの人…」近所に住んでいるあの人を最近よく見かける気がする。生活圏が同じだからよく会ったとしても不思議なことではないのだが…。会ったからといっても特に会話することはなく会釈する程度である。 (4/18 18:08:46)

冬空

この前、どこかでイヤリングを片方落としてしまった。何度探しても見つからない。お気に入りのイヤリングだったから尚更ショックは大きい。もう見つからないかもしれない…そう諦めモードになっていた頃のことである。 (4/18 18:08:25)

冬空

思い返せば、それは偶然なんかじゃなかったのかもしれない。 (4/18 18:08:01)

冬空

【お題】前回と同じお題にて別バージョンで。 (4/18 18:07:38)

冬空

【No.45】 (4/18 18:06:48)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.38)が入室しました♪ (4/18 18:06:31)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.227)が退室しました。 (4/17 20:07:40)

冬空

「今度は向かい合って、美味しいお茶を飲もう。」 (4/17 20:07:32)

冬空

無事に彼女の元へ戻ったイヤリングは西日を浴び輝いていた。このことをきっかけに２人の距離は自然と縮まっていった。 (4/17 20:07:04)

冬空

不思議そうに小箱の中を見た彼女は驚き笑顔になっていく。「これ、この前落とした…私のイヤリング…？」 (4/17 20:06:28)

冬空

『数cmのズレを重ねて偶然は運命になる』ふとある曲の歌詞が浮かび思わず口ずさんでいた。「あ！その曲…私も好きなんですよ」優しく微笑む彼女にそっと小箱を差し出した。 (4/17 20:05:54)

冬空

何度も見かけていたのになぜもっと早く声をかけられなかったんだろう。 (4/17 20:05:20)

冬空

そんな中でまた教室の前で子供達と話している彼女の姿を見かけた。「先生、この前のイヤリングはー？」「あれはね、どこかに片方落としちゃって見つからないの…」そう話す彼女の表情はどこか疲れているようにも見えた。 (4/17 20:04:54)

冬空

だが、突然これを渡しに訪ねてもいいものだろうか？もし違っていたら？タイミングよく会えた時に聞いてみるのが一番だろうか？そんなことを考えているうちになかなか声をかけることもできずに数日が経っていた。 (4/17 20:04:28)

冬空

この前、教室の前を通ると子供達が彼女がつけているイヤリングが可愛いと話しているのを見かけたのだ。彼女と目が合い会釈して通り過ぎたので印象に残っていたのだろう。 (4/17 20:04:01)

冬空

あの人というのは、近所でピアノ教室を開いている女性である。時折見かけては会釈を交わしたりする程度である。 (4/17 20:03:29)

冬空

家に帰れば拾ったイヤリングを再度見てみる。やっぱりどこかで見たことある気がする。そうだ…あの人のイヤリングかもしれない。確証はないものの、もしかしたらと思い大切に扱い小箱に入れることにした。 (4/17 20:03:12)

冬空

落ちていたのは片方だけ…でもこのイヤリングどこかで見たことあるような…？そんなことを考えながら丁寧にハンカチに包むと持ち帰ることにした。 (4/17 20:02:50)

冬空

「あれ？これは…」ある日、俺はイヤリングを拾った。キョロキョロ周りを見渡すもイヤリングを探している人もいないようだった。 (4/17 20:02:19)

冬空

事の発端は彼女が落としたイヤリングを俺が拾ったことからはじまる。 (4/17 20:01:53)

冬空

思い返せば、それは偶然なんかじゃなかったのかもしれない。 (4/17 20:01:34)

冬空

【お題】「思い返せば、それは偶然なんかじゃなかったのかもしれない。」から始まって「向かい合って、美味しいお茶を飲もう。」で終わります。 (4/17 20:01:02)

冬空

【No.44】 (4/17 20:00:28)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.227)が入室しました♪ (4/17 20:00:06)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.1)が退室しました。 (4/16 18:30:40)

冬空

「１人で全部背負うなよ。これからのこと…一緒に考えよう…」彼の誘い言葉にゆっくり振り向き頷いた。 (4/16 18:30:37)

冬空

「あの話、俺も聞いたんだ。君なら身代わりになろうとするだろう…そう思ったらいてもたってもいられなくて…」後ろから抱きしめられたまま動くこともできず涙が零れ重ねた手を濡らしていく。 (4/16 18:30:18)

冬空

「君を突き落とすなんて…できないよ」耳元で響くその声は震えていた。「なんでここに…？」背中越しの彼に動揺しながら問いかけた。 (4/16 18:29:49)

冬空

やがて足音が止まると肩に手が触れる。突き落とされる…！そう覚悟して目を瞑るもその手は突き落とすどころか逆に身体を包み込むように抱きしめられていた。 (4/16 18:29:01)

冬空

丘の上まで来れば立ち止まりその時をじっと待つ。すると後ろから近付いてくる足音に気づく。覚悟を決めたはずなのにいざとなると身体が震えてくる。 (4/16 18:28:18)

冬空

この地域の領主である父の傲慢さに反発した人々が奇襲をかけるという計画話を耳にした。皆の不満を何度父に訴えても聞く耳を持たない。そんな時に偶然この計画を知り自分が身代わりになれば少しは考え直してくれるのではと思い行動に移したのだ。 (4/16 18:27:33)

冬空

月明かりを頼りに夜道をゆっくり歩いていく。私の身体には不釣り合いな紳士もののコートの裾が揺れる。この計画が実行されれば今夜で全て終わるはず。 (4/16 18:26:55)

冬空

【お題】『涙』『誘う』『月明かり』全部でもどれかでも。全てを使って (4/16 18:26:40)

冬空

【No.43】 (4/16 18:26:09)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.1)が入室しました♪ (4/16 18:25:50)

おしらせ

冬空さん(Android 150.66.***.161)が退室しました。 (4/2 07:20:14)

冬空

「向かい合って、美味しいお茶を飲もう。」 (4/2 07:20:07)

冬空

君と一緒ならなんとかなる、なぜかそんな気がしていた。無性に君に会いたくなって誘ったんだ。 (4/2 07:19:47)

冬空

そんな僕を心配した君からの電話。「こんなおかしな話、僕もまだ信じられないんだ…」思わず君に打ち明けた。「信じられないけど…嘘をついてるとも思えないの。一緒に考えよう」電話越しの君の声にほっと安堵していた。 (4/2 07:19:22)

冬空

部屋に入り寝転ぶと、あの不思議な出来事を考える。「帰るか…かえるか…蛙…？そんなバカな…」これはどういうことなんだろうか？いくら考えても答えは出なかった。こんな姿を見られたら驚かせてしまう、そう思うと次第に会いたいとは言えず部屋に籠もるようになった。 (4/2 07:18:54)

冬空

家に帰れば不思議とその声は聞こえなくなった。手を洗い、鏡にうつる自分の顔がまるで蛙のように見えた。「なんで…」そんなはずはない、きっと疲れているだけ。ゴシゴシ顔を洗い、再び鏡を見ればいつもの自分の顔がうつしだされていた。 (4/2 07:18:38)

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