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一色真冬のソロル専用部屋です。
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感想など万一ございましたらこちらではなく本部屋
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おしらせ一色 真冬♂3年さん(Android 133.106.***.199)が退室しました。  (2023/12/7 15:29:04)

一色 真冬♂3年【――〆。と。…何気にこれの女の子サイドも相変わらず考えてしまってるという。】   (2023/12/7 15:28:53)

一色 真冬♂3年『ね』(と、彼女が言う。)「ん」(と、俺は答える。)『おしるこの缶が自販機の取り出し口に落ちる音、って他の飲み物とちょっと違う感じしない?やっぱり中に入ってるのが純粋な液体じゃないからなのかな。…どう思う?』(彼女はおしるこの缶を完飲し、ラベルがこちらに見えるように捧げ持ちながらそう言った。)「…それを言うなら、コンポタだろ」(どうしても取れないコーンが2粒残った缶を、同じようにラベルを見せつけるようにしながら、俺はそう言い返した。)   (2023/12/7 15:27:05)

一色 真冬♂3年『…うん』(前言撤回。咎めているのは俺自身だ。彼女の言葉や態度の1つ1つを『咎めている』ように感じるのは俺が俺自身を咎めているからにすぎない。――ふと彼女のほうを見ると、缶のおしるこを飲む彼女の頭に枯れ葉が一枚乗っていた。ははん、さてはこいつは彼女ではなく彼女に化けたタヌキなのだな。なんて莫迦莫迦しいことを考えつつ、俺は彼女の頭に手を伸ばしそっと枯れ葉を取り去った。)『ありがと』(その動きと、俺が手に持つ葉っぱをみて、鼻の頭を赤くして彼女は微笑んだ。一過性の関係。100分の3のうちのさらに3分の1つまり、100分の1の袖の触れ合い。だが、俺は今後の人生においてこの彼女の微笑を忘れる日が来るとはどうにも思えなかった。そして、その事に自分自身が激しく動揺していた。)   (2023/12/7 15:26:23)

一色 真冬♂3年(カシュ、と彼女が缶を開ける鋭い音が寒気を裂いて耳に届く。まるでそれは彼女の抗議の声のように、恨みがましさの質量を持って俺の鼓膜を揺さぶった。)「……お互いにさ、『輝かしい未来』ってやつに進むんだろ」(コンポタ缶を45度に傾けて、残りの粒を確認してから、この最終局面をどう戦うか考えつつ俺は答える。視界の端で彼女がぎゅっとスカートを握るのが見えた。実際問題として、俺と彼女の未来ってやつは実に明るい。誰が聞いても『良かったね』『快挙だね』と言われる大学への進学が決まり、誰もが祝福し、褒めそやす。『これでいいんだ』と自分に言い聞かせる言葉を、中身のほぼ無くなった冷たい缶と彼女だけが咎める。)   (2023/12/7 15:24:25)

一色 真冬♂3年『ここ、いいかな』(その風が吹いたのはほんの数秒のことだというのに、いつの間にか俺の傍らに人影があった。「え」とか「いつのまに」と声を上げて驚いてもよかったはずであるのに、何故か俺はそちらの方を驚きもせずに一瞥して)「ん」(とだけ小さく答えた。答えをほぼ待たずに隣に座るその人影は、おしるこの缶を手にしていた。)『おしるこ缶って冬にしかないからか、尊く感じてつい押しちゃうよね』(先程の俺と同じように、その缶を手の中で弄びながらそいつは言った。)「それを言うならコンポタだろ」(俺がそちらのほうを見ずに、独り言のように口にすると、『ふ』とただ口から空気が漏れているだけの音と見分けがつかないほどの幽き声を出して笑った。)『そっか。そだよね。だから私達は…』   (2023/12/7 15:23:41)

一色 真冬♂3年そこから伝わる熱は残念ながら体全体を温めたりはしないものの、俺はこの熱が少しずつ緩んでいく感覚が好きだった。そして、俺は缶を開けると少しの粒と共にその甘い香りのするスープを口に入れ、嚥下する。やはりすでに温く、この寒空の中では体温の維持の役に立ちはしないだろう。)こうしてここでこれを飲むのも、あと少しか。(すでに進路も決まり、お仕着せのような形で受験させられる共通テストにしても別段高い結果を残さなければならないわけでもない。つまり俺が『見据えるべき』イベントは全て終わってしまった。後はこのコンポタ缶と同じ。同じなのだ。違うのはこいつの行き先がゴミ箱で、俺の行き先が『輝かしい未来』とやら、というだけだ。――強い寒風が吹き、裏庭の枯れ葉を舞い上げた。放課後の学食に向かう女子生徒が『きゃぁ』と無垢な声を上げるのが遠くに響いた。と、その時)   (2023/12/7 15:20:55)

一色 真冬♂3年(がたごとん、と自販機の取り出し口にコンポタ缶が落ちる音は冬の風物詩だと思う。缶コーヒーや紅茶は夏の間でも自販機に入っているが、コンポタ缶は冬にしかない。そして彼らの重みと缶のフォルム、素材が織りなす落下音は他のものとは少し違う。目にはさやかに見えねども、という風情である。しかしこの音の違いを感じる奴は今のところ俺しかいないらしい。今のところ友人知人の誰に話してもロクに賛同を得られていない。)「…熱…」(取り出し口から缶を取り出し、素手で包みこむように持つと、思っていた以上の温度に思わず溢す。そのまま缶を開けずに、校内の裏庭とも言うべき植樹されたスペースに歩を進める。くしゃり…と靴が枯れ葉を踏み潰す音を、二度、三度響かせると『平成◯◯年寄贈』とかつては印字されていたものの、その文字がほぼかすれているベンチに腰かけ、そのまま手のひらの中の缶を弄んだ。   (2023/12/7 15:19:49)

一色 真冬♂3年【某女性とお話したときに話題にあがった「卒業前」をテーマにしたソロルです】   (2023/12/7 15:18:56)

おしらせ一色 真冬♂3年さん(Android 133.106.***.199)が入室しました♪  (2023/12/7 15:17:57)

おしらせ一色 真冬♂3年さん(Android 133.106.***.131)が退室しました。  (2023/11/21 17:39:40)

一色 真冬♂3年【ふう。多分二度とこんな長いソロル書かないわ…。あ、再度いっておきますけどこちらはさらに↓↓のほうにあるソロルの前日譚なのでよろしければそちらからどうぞー】   (2023/11/21 17:39:21)

一色 真冬♂3年そんなの告白してるのと何も変わらないじゃないか。魅力とかそういう問題じゃないし、だいたいそこまで…そこまでというわけじゃ、ない。ただ、納得がいかないのだ。こんなにも君のことに『気づいている』あたしに君が気づかないこと。一色真冬の世界に〝ユキ〟がいないこと。そんなのってないじゃない。だから…だから。めちゃくちゃなのは分かってるけど、あたしは彼の視界を完全に遮り、キョドってあたしを見上げる彼の視線にしっかり目を合わせ―初めてちゃんと彼の目線がしっかりとあたしを捉えたことに変な興奮を覚えつつ―半ば八つ当たりにも近い口調でこう言ってやったのだ)「ねぇ、今見てたっしょ!?」(いくら言いがかりだと自覚していても、『あたしを』とは言えないあたしを、自分で少し可愛いな、なんて思った)   (2023/11/21 17:38:34)

一色 真冬♂3年「ちょ、ユキどしたの!?」(ガタン、と音を立てて立ち上がったあたしにぎょっとした視線を向ける友達を残し、あたしはずんずんと一色の席へ向かった。一度自分の列の後ろまで行ってから、一色のいる机まで向かったのでその間あたしの動きは彼の意識からは完全に外れていたに違いない。だって目線があたしを追っていないもん。―悔しい。眠気のせいか逆に集中力が高まった脳に、周囲の雑音は全てシャットアウトされ、ただただこれから彼に何を言おうかを考える。無為無策のまま立ち上がり、そのまま歩を進めているのだ。なんて言う?「なんであたしのことを見てくれないの?あたしに興味ない?そんなに魅力ないかな?」なんて言えるか。言えるわけがない。   (2023/11/21 17:38:25)

一色 真冬♂3年「え…」(思わず口に出した言葉は、すでに他の友だちと盛り上がっている先程の女子には届かない。窓際の席に座っているあたしは、教室の真ん中の列、後ろの方に座っている彼の視界に入ることは普段はほぼない。授業では前を向いているし、それ以外は彼はたいてい本かスマホに見入っているからだ。そんな彼と今確かに目があった。いや、目があったと感じているのはあたしだけかもしれない。なぜなら彼の目の焦点はあたしに合っているわけではなく、その向こう。窓の外に向けられているように思えたからだ。まただ、また透明になっているのかあたしは)   (2023/11/21 17:38:16)

一色 真冬♂3年「どーしたのユキ、なんか眠そうだねー」(彼が作成したA4ノートを手に持ったままうつらうつらしているあたしに、グループの女子のうちの1人が話しかける)「いやー。面白い動画があってさー!ちょっとハマりすぎちゃってすっかり夜ふかしだよ」(そう笑って返したあたしは確かに寝不足で。三日後の発表に備えて一色の作ったものを最大限アピールできるように、三国志についての動画をあちらこちらで探しては観ていたのだった。調べてみればとてもおもしろく、あたしは寝食を忘れる勢いでその世界観に没頭していた。と、軽く引き戻された意識であたしは一色のほうに目線だけを動かした。さっきまではお弁当を食べていたから、今頃はいつも通り文庫本に夢中なは…ず…?)   (2023/11/21 17:38:08)

一色 真冬♂3年「あいつ…」(その研究内容は、どうやら三国時代の中国に関するものらしい。『諸葛亮の北伐とその影響についての考察』というタイトルで、模造紙は大きな中国全土の地図に、所々に画像資料が貼付されている。とても一週間で作成した内容とは思えないものだった。何より)「めっちゃ読みやすい…」(自分が発表しない前提で、そしてあたしたちの誰が発表してもいいように主要な単語にはほとんど振仮名が当てられているし、文字の大きさや行の取り方等、細部まで気配りが行き届いたものだった。それが『あたしのため』に施されたものではないとしても、何処か胸の中が温かくなるのを感じた。そして、そんな彼の中で自分が透明人間でいることにチクチクとした嫌な痛みを覚えた。―そしてあたしは)   (2023/11/21 17:37:52)

一色 真冬♂3年「一色クンもう研究発表の準備終わったんだって!ウケるくない?(目を丸くしたり、そのまま破顔する男子だが、あたしは笑う気にはなれなかった。だってあたしはこの一週間で彼がどれだけ一生懸命に取り組んでいるかを知っていたから。悪意のあるなしじゃなく、何もしていない奴が一色の努力を笑うことを許される筈がないから)「おつかれ、一色」(いつか全く同じセリフを言ったな。と思いつつあたしはらしくなく真面目な表情で彼の労をねぎらった。が、彼はさして興味もなあそうにちらりとこちらを一瞥すると、軽く会釈をして自分の席に戻り、ブックカバーのついた文庫本を取り出して読み始めた。そうこうしているうちに、グループのメンバーが一色以外勢ぞろいし、誰がこれを発表するのかという話題に移った。あたしはすかさず手をあげ)「あたし、やる」(そう言ったあたしに対する意外そうなメンバーの反応を尻目に、その模造紙とA4ノートを受け取り、その日は放課後遊ぶこともなく家に帰った)   (2023/11/21 17:37:43)

一色 真冬♂3年(再びちら。その視線は決して絡まない一方通行のもの。その後も教室、図書館、自習室で彼を見かけるたび、あたしはちらちらと一色の様子を伺ったが、どうにも彼の世界にあたしという存在はあってなきがごとくらしく。視界に入っていてもまるで空気のように、彼の瞳はあたしを透過して別の何かを見ていた。一色の世界であたしは透明人間だった。それが何故かちょっと悔しく思えた―)「え、マジで!?もう終わったん!?はやすぎしょ!」(あれから一週間後の昼休み、例のイツメン男子が素っ頓狂な声をあげるのを聞いて、あたしは「何何。どうしたの」と彼の机に近寄る。見れば一色が折りたたんだ模造紙と、A4ノートを彼の机に置いていた)   (2023/11/21 17:37:28)

一色 真冬♂3年(その日からもあたしたちは変わらず、二週間後に研究発表を控えているなんて嘘かのように奔放に振る舞った。みんな推薦である程度進路が内定しているため、問題行動さえ起こさなければ卒業までは安泰ではある。とはいえ、他のグループはある程度この難題に対して団結して取り組んでいる構えを見せているのに、あたしのグループだけが何もしていない。ただ一色を除いては。――とある休み時間、ちら、と一色を見た)「…ええと、屯田が戦局に与えた影響を鑑みると…」(何かもごもごと口を動かしながらメモを取っているようだが、あたしには全く内容が入ってこない)「ねー!ユキってば聞いてる?絶対あそこの新作ソフトは欠かせないよねー」「あ…うん、うん、聞いてる!だよねー!絶対いこね♡」   (2023/11/21 17:37:13)

一色 真冬♂3年「じゃあ、俺はこれで」(その声はもはやあたし以外の誰にも届いていないのだろう。誰も見向きもせずに日曜日という神がかった日程のイブをどう楽しむかという話で盛り上がっている。あたしだけが)「おつかれ、一色」(と言ったが、逆に彼の視界にもあたしの存在はないらしく、それに対して一瞥もくれないまま一色は迷いのない歩調で店を出ていった。…なんだろうこのモヤモヤ感は)   (2023/11/21 17:37:05)

一色 真冬♂3年「あの…さ、時代とか…」「そんなん何時代でもいーって!あ、平安時代とかいいんじゃね?いとおかし〜って。あはははは!ウケる!」(同じグループに属しているあたしが言うのも何だが、こいつはよくこの学校に入れたものだと思う)「いや世界史だからさ。日本以外で…時代とか場所とか」(困ったように眉根を下げる一色の語気は先程までと違ってとても弱い)「だからさ、一色クンに任せるってば。発表の時だけちゃちゃっと俺らの誰かがやるからさー。はいこの話これで終わりね」「……」(黙り込む一色。その顔色からは感情は伺えない。実際発表まで一色に任せるのは明らかにあたしたちが仕事してない感じで問題だけど、だからって発表だけやって仕事しましたっていうのもどうなんだろうとあたしは思うものの、先生だってそのへんの体裁みたいなところは大して気にはしないだろう。だからこれはあくまであたし自身の気持ちの問題でしかない。すると、一色はやおら烏龍茶を飲み干し、ノートを鞄に入れると立ち上がった)   (2023/11/21 17:36:42)

一色 真冬♂3年「いいよ。俺がやる」(珍しく強い語気でその男子は言った。というかまともに喋ったのを聞いたのはそれが初めてだったかもしれない。世界史探求、なんていう面倒極まりない科目のさらに面倒な研究発表をグループ単位でやるように科目担当から命じられ、その日が初めての話し合いの日だった。とはいえ、あたしたちのグループは出席番号基準で決められたにも関わらず殆どが仲良しの女子3人男子3人のメンバーで。『彼』だけがその中でも異質な存在だった。確か名前は)「えー!いいの一色クン?マジでー?やったー!んじゃよろしく頼むわぁ」(曲がりなりにも進学校に分類されるため、髪色こそ黒だが教師にお目溢しされる程度に色気を出した髪型をした男友達の1人が辛味チキンにかぶりつきながら上機嫌でそう言うと、『彼』は気難しそうな顔で頷いた。そのテーブルには烏龍茶のみ。それぞれが思い思いに好きなものを注文している放課後の某イタリアンファミレスで、一色はドリンクバーだけを注文していた。帰りに食べたりすると家の人に怒られてしまうのだろうか。なんかそんな印象だった)   (2023/11/21 17:36:26)

一色 真冬♂3年一色 真冬♂3年> 【長い長い予防線終了。では投稿します】 (11/18 17:34:43)一色 真冬♂3年> 【こんにちは。お部屋主様から許可を頂きまして、リレーソロル部屋で投稿したお題の話の前日譚的なものを投稿させていただきます。お暇な方はそちらからお読みいただけますと話の筋がわかりやすいかと思われます。また、前日譚あるあるですが細部に矛盾が生じている部分もございます。何卒ご理解ご了承のほど頂いた上でお読みいただければ幸いです】 (11/18 17:34:23)   (2023/11/21 17:34:52)

一色 真冬♂3年ひっこししたらーひーかーるーそばー   (2023/11/21 17:31:08)

一色 真冬♂3年ソロルのおひっこしー   (2023/11/21 17:31:00)

おしらせ一色 真冬♂3年さん(Android 133.106.***.131)が入室しました♪  (2023/11/21 17:30:17)

おしらせ一色真冬♂3年さん(Android 133.106.***.139)が退室しました。  (2023/11/17 11:11:17)

一色真冬♂3年「いや…まぁ…」(と、俺は再びそう相槌にもならない相槌を打つだけだった。そんな俺の前にすっと差し出される彼女の…意外にもシンプルなスマホ。そのLINEのQRコードが表示されている画面だ。視線だけで「は?」と問いかける俺に)「交換交換!なんかさ。ちょっと一色の世界みたいなの見たくなっちゃった。一色も、こっちだったら色々話せるんじゃないかなーって」(訳が分からない。俺の方は別に君のことなんて知りたく…)「ありがと!あとでLINEするね!」(…まぁ、減るもんじゃないよな。うん。と思いつつ〝優綺〟の名前と、再び壁を形成しに窓際に戻った彼女の後ろ姿を交互に見、その後〝ユキ〟に見惚れる彼女の無邪気な姿に、無意識のままに視線を送り続けていた)   (2023/11/17 11:10:47)

一色真冬♂3年(それに素直に謝れるのは根がいい子である証拠だ。これまで名前も覚えてやっていなくて悪かったな。でも名字なんだっけ)「一色って普段本ばっかり読んでて、女の子のことになんか関心なさそうだからさ…なんかあたしのこと見てくれてるのびっくりしたっっていうか…や、でも別に不快とかだったわけじゃないからね」(わっつ。ではなんで俺は最初詰問されたというのか。彼女らの生態は俺には皆目検討がつかない。というかこの子の方は俺の名前を認識しているらしい。ますます申し訳ない)「いや…」(内心の呟きのうち数%も表に出せないまま、ただひたすら「いや」を連呼する俺。これが魔のイヤイヤ期か。…いや多分違う。とその時、何故かユキ(仮)が弾かれたように笑い出す)「何さっきからー!『いや…いや…』ってさー!イヤイヤ期じゃないんだからさー!」(こいつ…まさか俺と同じ思考になるとは、意外と仲良くなれそうだなこやつめハハハ。とはもちろん言わない。その代わりに)   (2023/11/17 11:10:26)

一色真冬♂3年「あ、いやそうじゃ…外、外!」(慌てて立ち上がって窓の外を指さした俺に気圧されたようにユキ(仮)も振り返って外を見、そして)「えー!雪降ってきてんじゃん!天気予報では全然そんなこと言ってなかったのに!」(声でっかいなー。俺も普段よりは随分張っているつもりだが、何倍デシベルでいらっしゃるというのか。その声はあっという間に教室内のアテンシオンをシルブプレさせてクラスの中に初雪に対する熱狂が伝染していく。ああ、わびもさびもわさビーフもあったもんじゃないなこれ、と思いつつすっかり窓の縁を占拠している奴らによって形成された壁に邪魔され、俺の初雪鑑賞会はらっちもないものとなってしまう。が、そのウォールヨウキャの一端を担っていたユキ(仮)が何故かその壁に隙間を開けてこっちに戻ってくる)「あの…さ、ごめんね?なんか」(そして片手をチョップの形にしてこっちに差し出しながら謝った。なんだやるか?と一瞬身構えかけたのは内緒にしつつ)「あ…いや」(としか言いようがない俺。誤解とはいえ、普段から耳目を集めて已まない陽キャJKだ。心無い下卑た視線に晒される日常で自意識が過剰になることもあろう。だから気にする必要はないのだ)   (2023/11/17 11:10:01)

一色真冬♂3年(あからさまに苛立った様子を見せる女生徒…ここでは仮にAとしておこう、というか名前を思い出せないだけなのだが、は尚も言い募る)「へ、じゃないしでしょ、へ、じゃ!」(曲がりなりにも一応は尋ねる姿勢だった先程に比べて、今度は明らかに非難の風合いを含んだ棘のある声は俺になかなか次なる一手を見出させない)「いや…ほら、雪がさ」(そうなのだ。窓の外を眺めていた理由、それはこの教室内で騒いだり、あえてスマホや本に顔を落としている生徒たち。その誰よりも早く俺が曇天から舞い降りるそれに気がついたからだ。初雪だった。暑い暑いと言われ続け、よもやこのまま冬までオミットされてしまうのかという心配も虚しく、今年もこの街にそれは降りてきた。言葉は足りないかもしれないが、こう言えばきっと彼女の窓の外を見て、この地味な高揚感の共感者になってくれるに違いないだろう。が、しかしである)「はぁ!?何いきなり呼び捨てにしてくれちゃってんの!?キモいんですけど!」(そーれーはーないだろそれはないだろそれはないだろー!というコールが脳内を刹那に支配する。どうやら最悪のカードをドローしてしまったらしい)   (2023/11/17 11:09:32)

一色真冬♂3年「今、見てたっしょ!?」(そんな言葉をかけられたのは、昼休みの喧騒の中。しどけなく家から持参した弁当を平らげ、片付けると後は5限まで何をするでもない。普段なら読書に埋没しているところだが、生憎と今ハマっている文庫本は家に置いてきている。ならば、とタブレットで電子書籍を読んでもいいのだが、今読んでいる本以外の物語が頭に入ってくるのがどうにも煩わしくて、さればよととことんまで無聊を託つことを選択していた折のことである。声をかけてきた相手は、とある理由で窓の外を眺めていた俺の視界を遮るように仁王立ちしていた)「へ」(突然の視界と聴覚へのジャック行為に、反射的に間抜けな声をあげてしまうのは、やはり即断即決型の陽キャ系コミュニケーションに慣れていない者の悲しき習性であろう)   (2023/11/17 11:09:10)

一色真冬♂3年【リレーソロル部屋にあげた、お題が【視線】のものを】   (2023/11/17 11:08:24)

おしらせ一色真冬♂3年さん(Android 133.106.***.139)が入室しました♪  (2023/11/17 11:08:04)

おしらせ一色真冬♂3年さん(Android 133.106.***.235)が退室しました。  (2023/11/16 03:38:29)

一色真冬♂3年『外見て!雪降ってる!』(それはクラスの女子の1人から発信された写真付きのメッセージ。何人見ているかは定かではないが、今のところ誰からの反応もない。件の女子にしたところでその報告の返事がこの時間にすぐ付くなどと考えてはいまい。…いや、とはいえもう五時か。そろそろ起き出す奴がいてもおかしくはないわけで。ともかく、俺もそんな正しくサイレントマジョリティーの一員として、しかし閉じることもできずにその画面を見つめていた。そうして五分ほど凝視したあと)…アホなのか俺は(と、スマホを見ていた割には闇に慣れた目で難なくリビングから庭に抜ける窓を開け、サンダルを履いて暗がりに飛び出した。その鼻に、ふわり、ひとひらの白い華が溶けて)『綺麗だな』(夏休み以来おおよそ4ヶ月ぶりに送った俺のメッセージは)『だよね!てか誰だっけ?』(という無邪気極まりない彼女の言葉によって温かく迎えられたのだった)   (2023/11/16 03:38:21)

一色真冬♂3年…はぁ…(半透明な冬の室内の空気に溜め息が沈下していくのが感覚で分かる。ベッドを抜け出すと、家族を起こさぬように抜き足差し足でトイレに向かい、ごそごそと一物を取りだすや、さして量もない放尿を済ませてレバーを引く。そのまま手を洗い、闇の中を手探りでダイニングを抜けると、冷蔵庫を開けて中から親父どのの愛飲している栄養ドリンクを取り出し、蓋に添えた手を軽く捻って開けるとそのまま中身を一気に飲みほした。さて、これが吉と出るか凶と出るかはわからないが、ともかく瓶をゴミ箱に入れ、スマホを握りしめたままリビングのソファにぽす、と身を預けた。その刹那、通知を告げる振動が手から伝わり、ついで耳も静寂の中確かに空気を震わせるその音を捉えた。慌てて画面を見ればクラス全体のライン。なんだこんな時間に、と普段なら憤慨しているところだが、「何か」に飢えた意識は瞬間的に通知をタップし画面を開く)   (2023/11/16 03:36:04)

一色真冬♂3年…眠れん(ベッドに横になってスマホを見つめながら冴えた目を数度瞬かせる。勿論スマホを注視していることが眠気を遠ざけているのは百も承知、しかしながら煌々と光る画面に縋ってしまうのは、本心では眠ることよりも起きていることを求めているからではないだろうか。そう思いつつも傍らに置いたデジタルクロックの頭を軽くチョップで叩いていたずらに時間を表示させる。…あまりにも無為。だって時間など自分が見ている発光体の左上に常に表示されているのだから)…っはぁ…朝はなんぼでも眠れそうなくらい、なんだけどな…(独りごちると、再び視線を画面に戻す。まとめサイトの新着記事を粗方読み終わると、次は小説サイトへ、それにも飽きるとYouTubeへと。娯楽を求める渡り鳥は脳を刺激し続け、意識は闇を羽ばたき続けることに費やされ、そのまま磨耗しきって限界を迎えるのを待っているのかもしれない)   (2023/11/16 03:34:42)

おしらせ一色真冬♂3年さん(Android 133.106.***.235)が入室しました♪  (2023/11/16 03:33:27)

おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android 133.106.***.235)  (2023/11/16 03:32:31)


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