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___の果てに、遊園地。

真夜中の闇の中に浮かぶ唯一の光源。
塗装の剥がれと錆が目立つ遊具は軋む音一つも立てずに動き、軽快な音楽と目が痛くなる程の光は来るはずの無い客を待ち望んでいる。

ここに居る。

君が気づくのを待っている。
 [×消]
おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/25 00:47:10)

×( 願えば大抵の事は叶う。遊園地の特性を最大限利用させてもらおうと悪戯っ子の笑みを浮かべれば角を曲がった先で歩いていた、自分の腹ぐらいまでの背丈を持ったおもちゃの兵隊に声をかける。最前列の兵から指揮棒と笛を受け取れば、前に立ってくるりと指揮棒を回しながら歩き始めた。ブリキの兵隊の行進に混ざれる日が来るなんて!小さな子供の夢を一つ叶えては、浮き足だって歩く。ぴぴ〜〜〜〜っ!と笛を鳴らせば止まり、再度吹き直せば動く。適当に吹けば、隊列を変えて動いてくれる物だから遊ぶのが辞められない。何より、来客が自身の指示に従い歩く兵隊を見たらさぞ驚くだろうから!)   (3/24 23:11:55)

×( バックヤードの廊下で目を覚ました。普段なら白いLEDに照らされる無機質な壁も今日は見えず、変に暗い。一瞬パニックになりかけて、暗闇に慣れた目が遊園地と従業員用通路を隔てる扉を映して漸く安心した。珍しい、普段なら遊園地の中で目覚める筈なのに。首を捻り、とりあえずドアノブに手をかけて、ふと普段の廊下の壁には無い物が取り付けられている事に気づく。それはスイッチ。ブレーカー。はて、と首を傾げて、試しにかちりと押し上げてみる。…変化は無い。ここ周りの壁をぺたりと触り、見える範囲を見回し、何も起きていない事を確認すれば不思議に思いながら扉を開け、__その景色に、目も心も奪われた。遠く向こうの空に飛ぶ風船、星や丸の色とりどりな街灯、いつもより豪勢に飾られライトアップされた園内、をゆっくりと回る馬車、ロボット、機関車、UFO、その後をついて歩く小動物。普段から非現実的な遊園地がより一層幻想的になって、自身に高揚を強制する。その光景子供のようにとびきりの笑顔を浮かべれば、ばっと園内に駆け出した。じっとしているなんて、ああ、とっても勿体無いじゃないか!)   (3/24 22:52:47)

おしらせ×さん(iPhone 156.146.***.132)が入室しました♪  (3/24 22:33:03)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/23 01:17:13)

×お゛ら〜ん…………( 歩き回って約30分、首にぶら下がって揺れる懐中時計で時間を確かめては大袈裟な程肩を下げ、深く長く溜息を吐く。当然と言えば当然、分かってもいたのだが。一人ぼっちの遊園地は周りが騒がしい分尚更に孤独を自身の心に突き立ててきて、加えて歩きっぱなしの疲労もあれば自身の弱い心など呆気なく悲鳴を上げ出して、運良く見つかったベンチにどっかり座り込めば明るい地上のせいで星一つ見えない夜空を見上げる。流れ星も拝めないから、願い事もできそうになかった。)   (3/23 00:49:31)

×( 地面に転がったボールを拾い上げ、全てベンチに放り投げればよっこらせ、とわざとらしい掛け声で立ち上がる。見回した視界の中に人影は無いし、きっとこのだだっ広い遊園地のどこを探しても人は見つからない。裏付けの無い確信を持って、石畳の上を歩き始める。もしかすれば、そんな一縷の望みをかけて、来客を見つけに。)   (3/22 23:58:19)

×( 騒がしい園内BGMに瞼を上げて、眼前の景色に息を呑む。静かな夜を豪華に照らす光、光、光。極彩色の遊園地の中で、一人、何かを待つように座っていた。遊具を見上げて数秒ぼんやりとしていれば、ふと両手に何かを握っている事に気づく。手元を見れば、100均に売っているような安っぽい色のカラーボール。自身の横にも三つほど転がっている。赤、青、黄、桃、紫、チューブから出した絵の具のような平坦な色合い。右手に握っていたボールをぽん、ぽん、とリズム良く上に投げる。それを左手に投げ渡すと同時、左手のボールを上に投げる。曲線を描き、右手に収まるボールと直線を持って左手に収まるボール。ベンチに転がるボールも手に取れば、お手玉を始める。曲芸師なんてした事も無い、昔気紛れに練習したお手玉のコツを今もまだ覚えているだけだ。円を描くように回る五色のボールを見つめながら無心で暫く回しては、ふと動きを止めてボールを全て床に落とす。いくらうまくとも、それを見せる相手が居なければ特に意味はない。)   (3/22 23:53:43)

おしらせ×さん(iPhone 195.181.***.175)が入室しました♪  (3/22 23:44:39)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/14 23:50:31)

×自分の足で見慣れない場所を歩き回れるのは大いに結構。…けれども知らない物が多くて困りましたわね、一人では楽しめそうにありませんわ( 仮に知っていたとて楽しめるかは怪しいが。周りの遊具と過剰な照明、賑やかしいBGMに現在地の当たりを付ければ一人ごちる。遊園地、という名称と場所の詳細自体は知っていても、いざ目の前にするとこうも何も分からないものか。自身が箱入り娘である事を改めて痛感しつつ、遊具の一つ一つを眺めながら石畳の上でヒールを鳴らして歩いた。)   (3/14 23:09:58)

×( 目を開ければ、外界のテラス席。嗜んでいた紅茶の香りと腰掛けていた白い椅子、ソーサーとケーキスタンドを置いていたパラソル付きテーブルはそのままに、屋敷の庭から騒がしいテーマパークへと連れ込まれた。周りの景色を流し見て、ダージリンを一口。場所が変わっても変わらず味の良い紅茶を飲み込んで、スコーンに手を伸ばす。監査役が居ないのだから何をしても良いだろう、とクロテッドクリームをたっぷりと塗って、大口を開けて齧り付いた。淑女の風上にも置けない下品な行為。本当なら庶民の客達で賑わい喧しいだろう此処に見合った行い。口端についたクリームも親指の腹で拭い取って舐める。だって美味しいんですもの、ハンカチで淑やかに拭き取るなんて勿体無い。スコーンを三口で食べ切って、カップの中の紅茶を飲み干せばさっさと立ち上がる。運の良い事に服装だけは自由を許されて、典型例のお嬢様みたく長くて重くて邪魔なスカートは無いから幾らでも走り回れる。…問題はこの場所について全く知識が無いことくらいか。案内役の一人でもいればいいものを、と改めて周囲を見回せば首を傾げた。)   (3/14 23:00:12)

おしらせ×さん(iPhone 37.19.***.225)が入室しました♪  (3/14 22:32:51)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/9 16:22:58)

×( よっこらせと立ち上がって、さて向かう先はどこにしようか。見回すも依然無人の園内、自分が子供であれば待ち時間無しで好き勝手に遊び回れる現状にさぞや喜んだ事だろう、が、生憎成人を既に迎えて血と硝煙の臭いばかりが染み付く戦場を駆ける様になった今、煌びやかな玩具を前に心踊る事も無く。寧ろ冷静に、問題なく稼働しているのが不思議なほど錆びた金属の塊を眺めては溜息を吐くばかり。夜になるまでには帰りたいが果たしてこの空間に朝昼夜の概念があるのやら、とまだまだ暗くなる気配の無い空を見上げた。太陽の位置はズレている気もするが、果たして。)   (3/9 14:26:13)

×( コーンの先を口の中に放り込んで、咀嚼し砕いては飲み込んだ。三月にも関わらず未だ冬のような気候にアイスが溶けないのを良い事にじっくりとその苦味を堪能している間、時折ぼやけた向こうの景色が軍基地に重なったような気もしていたが、食べ終わって顔を上げてみれば相も変わらず遊園地の中。小休憩を取ったとて現状は変わらず、いい解決策も思いつかない。ポケットの中にあったスマホで試しに数人に連絡を取ってみるも、圏外でも無いのにメッセージが送れない。参ったな、とそろそろ本気で悩みながら頰を掻いた。)   (3/9 13:43:13)


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