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おしらせ | > | 遭難者さん(iPhone 133.106.***.212)が退室しました。 (4/19 19:20:01) |
遭難者 | > | 何度も何度もここについては画面の中で見てきた。だからこそこの世界の狂気を俺はよく知っているし、非現実的すぎる事もよく認識している。しかし迂闊に動けやしないし、有り得ないと一人で苦言を呈そうともうどうしようもないらしい。しっかりと懐に忍ばせていた煙草を取り出しては微かに震える手で先端に火を付け、深呼吸をするかのように煙を吸っては吐き出した。) ちゃんと美味いなぁ…………覚悟決めるしかないんか。( ある種これが最後の晩餐になるのかもしれない。頭の片隅でそんなことを思いながら煙草を吸い終える。どうせここに居たところで化け物はいつか来てしまうんだ。ならば少しでも足掻いて、抗って、僅かでも可能性があるならそれに賭けたい。吸殻を地面へ投げ捨て、靴底で火元を消しておく。もしかしたら他の遭難者が痕跡に気付くかもしれない。そうでなくてもこれが後の目印にだってなるはず。漸く覚悟を決め、静かに己を奮い立たせると極小の希望に縋りながら静かに一歩ずつ歩み始めた。) (4/19 19:14:22) |
遭難者 | > | は、っ……… ( ただ何気なく踏み出したその一歩が、こんな事態を招くだなんて思いもよらなかった。仕事終わりに帰宅する途中、普段と何も変わらない行動、寸分の違和感すらない単なる日常の一角。数歩目に床についた足から体ごと何かに飲み込まれていくような感覚を覚える。一体なんだ と理解する間もなく突如として意識が途絶えた。それから間もなくして目を覚ます。冷たい、硬い。目を開けるとすぐそこは床、僅かに意識が混濁しながらも自分が倒れたことはすぐ理解出来た。とうとう不摂生が祟ったか、生きていただけ奇跡だな。そんなことを頭に巡らせながら重い体を起こすと予想だにしない光景を目にする。何処を見渡しても一面モノイエローの壁。そして迷路のように入り組んだ道が多方向に広がっている。来たことの無い場所だが手に取るようにわかる、ここは例の世界だ。しかし信じられるわけが無い。あれはただの都市伝説的存在で、現実にあるはずのない代物だろ?きっと夢に違いない。そう信じて頬を抓ってみる。だが何も変わらない。しっかり痛みを感じる体が現実だと物語っている。次第に困惑が絶望の色へと変化して冷や汗を流した。 (4/19 19:14:05) |
おしらせ | > | 遭難者さん(iPhone 133.106.***.212)が入室しました♪ (4/19 19:12:28) |
おしらせ | > | 新規ルームを作成完了しました。(iPhone 133.106.***.212) (4/19 18:36:15) |