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「実験しゅる(仮)」の過去ログ

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2019年09月15日 22時26分 ~ 2019年10月11日 22時34分 の過去ログ
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鹿谷あき♀2年あと、あの……ひょっとして、あの時、ぬるっとした白い猫、今井先輩でしたよね?腕を掴んでくれて、ありがとうございました。(何となく言いそびれていた言葉。後頭部に手を当てると、口元に照れたような笑みを浮かべた。なぜかあの夜の出来事を思い出すと、現実と離れて過ぎていたせいか、恥ずかしくなる。夢の中の一部分のようでもあるが、それを共有した数人が存在していて、それこそ、自分の夢を見られたしまったかのような恥ずかしさか。)   (2019/9/15 22:26:11)

今井瑠加♀3年(そういえばこの屋上もあの奇怪な夜の一舞台であったし、このフェンスを跨いだところがちょうど彼女達のいた場所だったのだった。恐怖を感じていたのは最初に目を覚ました教室と、その後の図書室の一件に対してで、この屋上に連れて来られた時には因果やら彼女達の動機が見えてしまった分、感傷のほうが大きかった。そういえばあの時も夕暮れの時間の中にいたかも知れない。逢魔ヶ刻の時間、今もそれに差し掛かっている。その時間帯に、あの体験をしたひとりである彼女と此処で出くわしたというのも、何だか妙な気分がした) 待って、私何も考えてなかったや。先に来てたのにお供え何にもしてないし、混ぜてよ。(凭れていた背を起こして、しゃがんで花束を捧げる相手を見下ろしながら。熱い間は長くて鬱陶しい髪、それを纏めていたシュシュを髪から引き抜いた。同じ素材のリボンがついた作りのこれをコスモスの細い茎を束ねるラッピング代わりにしていいかと、手の上に乗せて相手に乗せてから、指先で花束を指してみせながら)   (2019/9/15 22:42:35)

今井瑠加♀3年ちんちくりんのガキに何か文句言ってやろうと思ったら一回り上のオトナだったしね。びっくりしたわ。なんで着ぐるみ着込ませたのか問い質してやろうとしたのに、つい忘れたし。(賛同する代わりに口を尖らせて吐き出した。良かったは良かった、だが、それでも靄は晴れきらない。勝手に了承を貰った事にして、隣にしゃがみ、相手がお供えしたばかりの花を手に取りだす。二重に輪っかにしてシュシュを通していたが、ふと礼を言われて目を丸くしたまま花から目線を上げて横を向いてしまった) いや、普通掴むでしょ。ていうか私、私以外の着ぐるみも幽霊側なんだと思ってたし。顔見えなかったし。裏声で喋ってて声判別できなかったし。あの直前にあきやはぐちゃんだってわかって、そっちのほうが良かったっていうか、むしろ焦ったっていうか。………つーかアッキーは何なの?別の悪霊に憑依でもされてたの?(照れた笑みを浮かべて満更でもない表情を向けて来る後輩へ、無情かも知れないが今のところ一番に近い謎であるその疑問を突き付けてみた)   (2019/9/15 22:42:41)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鹿谷あき♀2年さんが自動退室しました。  (2019/9/15 22:47:01)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが入室しました♪  (2019/9/15 22:47:08)

鹿谷あき♀2年いや、私もそこまで考えてきたわけじゃ。何となくここに来ちゃった、っていうのは同じだと思ってました。そこまで感傷的になっていたわけでも、可哀そうだとは思ったけど、安らかに……とか、そんなつもりでも、慰めとかでもないんだけど。(たまたま目にとまったから摘んでしまったコスモス。切りそろえられていない花の束ねた足元は不格好だったが、リボンがついてそれなりに形になったような気がした。夕暮れ時に吹いてくる風に花とリボンが揺れていた。目を上げれば、シュシュを外してしまった先輩の黒くて長い髪も揺れていて、何となくそこに視線が行く。)   (2019/9/15 22:58:19)

鹿谷あき♀2年…そんなんじゃないですよ。憑依とか。いや、着ぐるみ自体が、確かに、憑依とか、のろいとか、そういう……説明の付けられないことだったかも。サヨコさんの、不思議な能力かと思ってましたけど、こう、あの時は内側から、「あの子を楽しませなくては!」っていう、使命感みたいなものが湧いてきて……ほら、誰かが先生の子どもだっていうし、適当に遊んでから職員室に送り届けりゃいいんじゃないとか思ってたし。……それにしても、あの状況で、よく誰が誰だがわかりましたね。そっちのほうが驚きです。(顎に手を当ててウンウンと考え込む。どこからあの事件を語るべきか、それすらもわからない。着ぐるみ、そう、着ぐるみから始まった。着ぐるみの謎は未だに大きい。腕を組むと、ふむ、と唸った。唸ると同時に、あの状況下での彼女の観察力にただ驚いた。)   (2019/9/15 22:58:31)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、今井瑠加♀3年さんが自動退室しました。  (2019/9/15 23:18:27)

おしらせ今井瑠加♀3年さんが入室しました♪  (2019/9/15 23:18:30)

今井瑠加♀3年何となくでも、ま、ふたりがかりで供えれば若干は様になったっていうね。(止められなかったため、コスモスの花束にシュシュを括りつけられたものを改めてコンクリとフェンスとの際に安置し直す。こういう時はとお決まりの流れで、顔の前に両手のひらを合わせてそのまま指を絡めて短い祈りを捧げた。想いを運ぶように風が吹いて、解いてしまった所為でまた煩わしくなった髪と、足に挟んでしゃがんでいるために捲れようのないプリーツの裾を靡かせる。一時の感傷タイムは終わりにして、膝をぐんと伸ばして弾みをつけるように立ち上がっては) いや、あれは憑依だったね。あきには隣の国のちょっと顔の歪んだ系のスターが乗り移ってた。サービス精神だけカンストしてたもの。今思えばG?クワガタ?カブトムシ?だったのにあんまり違和感のなかったまのちゃんも、にゃーにゃー言ってたのがむしろしっくり来てたはぐちゃんとちょっと控えめに照れ臭そうにしてた芹緒にも、きっと何か乗り移ってたね。私にも任天堂の呪いがかかってたわ。そうとしか思えない。   (2019/9/15 23:19:22)

今井瑠加♀3年(着ぐるみ越しに見た世界はフィルター越しのようで、見えるものは着ぐるみと化け物だし、聞こえる声も何処か遠かった。だから最初は、あの教室で目覚めた時にはあの中身が誰だったか気付く事ができなかったのだ。皆から見た自分もそうだったのかも知れない) でも、あきとはぐちゃん、騒いでたでしょ。でっかい声がそこでやっとこの耳に届いた気がして、それでわかったんだ。あんた達がぎゃーぎゃーやってくれたおかげで、はっと我に返って、走ってギリギリ滑り込めたんだと思う。そういう意味では、私もあきに「ありがとう」で良いのかもね。(今度はこちらがやや照れ臭い。空気を誤魔化すようにカーデの裾を手首が露出する程度に捲って、その片方を後輩へと差し出して見せた。ふたり揃っても解けない疑問がここにあるなら) じゃあ、ふたりいるし今度は着ぐるみの謎解き明かしにいこうぜ。夜になっちゃう前に、図書室と、あんた連れ込まれたの談話室だっけ。あとさ、鬼ごっこの教室ってどこだったんだと思う?   (2019/9/15 23:19:26)

鹿谷あき♀2年(目を見開いた。詳しい。着ぐるみの中身と外側について詳しい。着ぐるみの外側も、中身も、何となくぼんやりとしたままだったものだから、そこは慌ててわかっているような顔をして頷いた。)……な、なるほど。私もクワガタだけは、なんか、こう、ピンとくるものがあったんだよね。虫とか好きだし。あとは、ちょっとあんまり、わかんなかったけど……。でもさ、今にして思えば、あれだよ、あの格好も、あの格好をした時の納得のいかない自分の動きも、サヨコさんの希望だったんだよ。猫が好き、テーマパークが好き、クワガタが好き。そういうのが出て来たんじゃないかと。そうじゃなければ、旧校舎の衣装室にたまたま保管されていた着ぐるみがそれだけだった、とか。 ま、まあ、どっちにしろ、あの現場で、正気に戻れるとか、それもすごいわ。かなり冷静。香椎さんの声は、今にして思えば、そのままだったかもだけど。それにしても、視界はこんなん、だし……   (2019/9/15 23:35:51)

鹿谷あき♀2年(と、顔の前で左右の指を一本ずつ立てて、15㎝幅を作って見せる。その指の間の視界に、彼女の白いカーデガンがめくり上げられた手が伸ばされる。上向きにのばされた掌に、一瞬だけ、手に手を取り合ってここから飛び降りたであろう、サヨコさんとおさげの少女の姿が重なって、どくんと心臓の音が跳ね上がり、一歩引いた。その手の向こうにある先輩の顔には、夕焼けを背景に、笑みが浮かんでいたから、こっそりと息を吐き出した。そして、勢い良く息を吸い込んで、胡麻化すために声を張り上げた。)うぇい!(ぱしん、と彼女の手を叩いた。)んじゃ、先に図書室にしようか。先輩が見た図書館の出来事ってなんでしたっけ?私だけあの夢の中の夢みたいなの、見てないんですよね。でも、図書室のエロ本?あの話が一番ヘビーって言ってましたね。あんまりつらい話だったらやめましょうか。   (2019/9/15 23:36:43)

今井瑠加♀3年私さ、あき達だって気付けなかったからなのは勿論あるけど、皆が鬼ごっこしてる時に、実はひとりで逃げようとしてたんだよね。この子供やばいって思って。結局、転んだか転ばされたかして私自身も逃亡失敗したけど。(わかった。靄のように晴れないものの正体は、罪悪感だ。どうしてあの時、子供との遊びに興じる彼らに「危ない」と声をかけられなかったのか、叫べなかったのか。誰だかわからなかったのはある、少女の仲間かも知れないと思ったし、野生の勘が頼りで危険と恐怖の理由が説明できなかったのもある。けれど、そういう理屈で切り捨てようとしたのは事実だ) だから屋上で気付けた時には、ふたりの腕を掴めた時にはさ、ほんと良かったって思ったんだ。ので、ありがと!(恰好をつけて手を差し出してみせたというのに、握り返してくれずに何だかモジモジして言い訳なのか考察なのかわからない語りを始めている後輩へと、今度は、あの屋上でこちらの耳と心に突き付けてきたみたいに、大声でお礼を押し付けてやった。それどころか一歩退かれて、見捨てかけた事を懺悔しなければ良かったかと後悔が過る。けれど、それでは気が晴れないし)   (2019/9/15 23:59:02)

今井瑠加♀3年―――……いッでえ!(逡巡を追い払うように小気味いい音が立つ。遅れて手のひらでじんと味わう痺れ。いきなりアッキーばりのテンスで振り切れた相手にむしろこちらがたじろぎつつ、けれど乗り気な後輩の提案に頷いて、屋上から階下へと向かう扉へと足を踏み出した。もうすぐ日が暮れる。逢魔ヶ刻の始まりだ) 今度は、あきがアッキーになっても、別になってもちゃんと最初から気付くから。安心して先輩についてきなさい。(ギィ、と重い鉄扉を引き開けながら胸を張る。狭いアプローチの先に続く下り階段がやけに昏い気がしたが、気にしない事にした。サヨコの生き霊はもういない。飛び降りる事でしか柵や悔しさ、苦しさを振り払えなかった三つ編みの少女もやっと物語を終えられた筈だから) 行こう。(先の闇を切り払うように。高らかに笑って説明してやろう。少女の悲愴な話ではなくて、私が見た珍妙な夢の話のほうを。翌朝、首に可笑しな痣が残ったままだった事まで話してやったら―――これは新たな怪談になるだろうか。階段を降りきった先、そこで新たな七不思議に遭遇したかは、また別の話。)   (2019/9/15 23:59:09)

今井瑠加♀3年【こちらは〆でお願いします!】   (2019/9/15 23:59:37)

鹿谷あき♀2年(錆びついた音を立てて開く扉。黄昏時はあっという間に夜にとって代わる。屋上の凹凸が作り出す影が長く伸びて、それが不気味な気もした。最初から疑ってかかって、少女と着ぐるみと、じっと観察してある意味まともな結論を導き出していた先輩と、理解しがたいことをそのまま丸呑みすることによって一体化した自分と、より怖がりなのはどちらだろう。胸を張って階段を降り始める彼女の背中を追う。)お言葉ですが先輩。最初から気が付くってのは無理があると思う。顔も隠れてわからない、声も違って判断つかない。そんな状況がきたら、やっぱりわからないんじゃないでしょうか?……まあ、出来るかできないかわからないことは、胸を張って言わないほうがいですよ、先輩。   (2019/9/16 00:15:43)

鹿谷あき♀2年(彼女の声掛けが、そういうものではないとわかっているが、つい、つつかずにはいられない。階段を下りながら、右手を開いてみた。勢いよく叩いた掌はほんのり赤く染まって、じんとした。彼女は生きていて、自分も生きている。さすがに屋上から落ちそうになった時はもうだめかと思ったが、今は生きていて、あれこれとあの夜の不思議を話しながら、好奇心に駆られるままに連れ立って歩いている。コンクリートの壁に響く彼女の高笑いにつられたように、あはは、と笑う。そして、陽気に声を張り上げた。)助ける方と助かった方と、どっちもありがとうってのは、なかなかいい結末だと思いませんか?   (2019/9/16 00:15:48)

鹿谷あき♀2年【こちらも〆で、ありがとうございました。とりあえず、鹿部屋に帰りましょうか。】   (2019/9/16 00:16:26)

今井瑠加♀3年【あす、ありがとうございましたー!読んでから移動するので後を追います!】   (2019/9/16 00:17:10)

鹿谷あき♀2年【お部屋ありがとうございました。お先に失礼します。】   (2019/9/16 00:17:24)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが退室しました。  (2019/9/16 00:17:27)

今井瑠加♀3年【描写に痺れるぅ。部屋ありがとうございましたー!】   (2019/9/16 00:19:10)

おしらせ今井瑠加♀3年さんが退室しました。  (2019/9/16 00:19:13)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが入室しました♪  (2019/9/24 22:27:38)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/9/24 22:28:08)

小山内小夜子♀28【一瞬服装で悩む。何でもいいわと思い直す。どもども、宜しくです】   (2019/9/24 22:28:33)

市原 芹緒♂2年【女サポってんじゃねーよw はいよ。よろしくおなしゃす】   (2019/9/24 22:29:36)

小山内小夜子♀28(夕方5時の待ち合わせは、彼の放課後に合わせた結果で、平日なのは役所の都合だ。開けた駅前ロータリーには、何の障害も無く降り注ぐ西日が未だ紅葉していない街路樹の葉まで赤々と色を変えて見せていて、視覚的には秋を思わせるが、台風一過の湿度と気温は夏の盛りを連想させた。車の中で待っていては彼が分からないかもしれないし、呼びつけた手前、ロータリーの端で、立ったまま待つ。)・・・どうも。(自覚は無いとはいえ、何せ10も年上だ。今日は来てくれてありがとう、とか、秋にしては蒸し暑いわね、とか、なにがしかあろうと、昨晩から考えていたフレーズだったが、自覚が無いだけに、その手の年上ぶった口調は、一度口にすることが躊躇われてしまうとどうにも切り出すことが出来なかった。ので、会釈程度しかせずに、車の後部座席に乗り込んだわけだが、十年前から特に異性に対してはこのノリだったわけだった。美咲も呆れている気がして、軽い自己嫌悪を覚えたまま視線を膝元に落として、彼との会話は運転席のムラコシに任せることにした。)「あ、市原君はぁ、後ろ乗ってください、」(ぐ、気の利かない奴め。)   (2019/9/24 22:44:54)

市原 芹緒♂2年(世の中にはつくづく知らないことが多い。それを実感されられたのは、ほんの数日前。あの奇妙な着ぐるみ事件からしばらく、出来るだけあの一件に関わることには避けてきたのだけれど、どうもそうはいかなくなった。隣にいる小山内 小夜子。事の真実と詳細を隊長から聞いた時には流石に驚きはしたけど、改めて会ってみると、どこにでもいる普通?のアラサーな女性だ。でも確かに面影はあるし…何よりもそういう不可解な現象を全て肯定しているあの役所の奴らの対応が何処か不気味だったけど。まぁ隠し続けてきた、ある意味自分の中で欠陥じゃねーかって思ってた部分を全面肯定されたのもまたすげー複雑で。だから思い切ってつきあってみようと思ったって経緯だ。───待ち合わせた場所、時間通りに向かえば、おかっぱ頭の彼女が立っていた。なんだか堅っ苦しい表情に、こちらも元より愛想がいい方ではないから…)…っす。   (2019/9/24 22:54:36)

市原 芹緒♂2年(一言交わすだけの挨拶。ついでに車の中にいた例の胡散臭い職員村越サンにも頭を下げたなら、指示された後部座席へと乗り込むも、その拍子に膝が触れる。)あ、すんません…。   (2019/9/24 22:54:48)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、小山内小夜子♀28さんが自動退室しました。  (2019/9/24 23:05:23)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが入室しました♪  (2019/9/24 23:05:59)

小山内小夜子♀28・・・別に。(小山内さんは表情が変わらない、とよく言われたが、変わらないのではなく、変えられないのだ。せめて膝から視線を上げて、隣を伺おうと思って、止める。こんな時に気のきいたセリフなり表情が出せるのが美咲であったし私もそうなりたかった。なりたかったんだけどもなあ。押し黙った自分としてはすぐにエンジンが駆けられ、車がスタートしたのは救いだった。窓の外で世界が反転して、後になる。開けた駅前も、立ち並んだ大手チェーンの飲食店も、10年前には無かったものだが、もう慣れた。慣れなければいけない。現状にも、仕事にも。目の前の運転席から声が投げかけられ、顎先を持ち上げる。)   (2019/9/24 23:09:33)

小山内小夜子♀28「今回向かうのはぁ、トンネルです。良くあるでしょ、怖いトンネルって。それ自体は比較的新しい奴なんですけど、噂が出たのも最近でぇ、坑内の天井から顔が逆さに垂れ下がったとかね、ちょっとツイなんかでバズって(ばず?)その手の恐怖スポットになったこともあって。夏休みに肝試し的なイベントして、違法駐車した車両と通行者がぶつかったりして、事故なんかも起こっちゃったりしてるんですよね。そういうの重なると、よろしくないこと起こりやすいから、なんていうか、予防的な?」(つまりは、対策的には、実際に何か起こっているわけでもないということだ。事前に聞いていたとはいえ、再確認すると安心するもので、軽めに息をつくと、背筋を少しだけ伸ばして、窓の外を見る。話を聞いているうちに、市街地は抜けたようだ。トンネルまであとどれくらいかと聞くと、そう掛からないと告げられる。))   (2019/9/24 23:10:53)

市原 芹緒♂2年(素っ気ない返事を気にすることはしない。年齢的には自分よりは大人…だけど大人じゃないような、そんな感覚がした。空白の10年間。その差ってどうやって埋まっていくのだろう。そんなことを考えながら、車窓の外を流れていく風景をぼんやりと見流す。その間に前の席から聞こえてくる間延びした声。ちらりと横目で彼女を見やれば、背筋を伸ばして反対側の窓の外を見ていた。)…なんかマジに都市伝説レベルの話し…っすね。(だが役所がそんな眉唾モンの話で動くわけがない。そもそも、自分がこうしてそのトンネルに向かっているということが何よりの事実なのだ。───それから目的地に到着するまで、会話らしい会話などあるはずもなく、時折揺れる車の揺れにただ身を任せることにした。)   (2019/9/24 23:21:09)

小山内小夜子♀28(トンネルは山の中腹にあるようで、登り口からその存在は確認できた。と、急に楽しげに笑うムラコシに、少々ぎょっとする。)「いや、私結構あれなんですよ、走り屋のケがあってー、こういう道ってテンションあがっちゃって、うふふ。」(そう言うや否や、上り坂とはいえ彼女が大きく踏み込んだのであろうアクセルの反動で、頭が学理と後方に降られる。急な坂道をカーブを右へ左へテンポよく切りつつ、時折タイヤを軋ませながら進む車に体を左右に振られながらまでは何とか堪えたが、大きなカーブでドリフトした後部座席で、彼に向かって体が、文字通り吹っ飛んだ。)ちょ、っとお!(文句は、でもムラコシに言ったのではない。彼を反対側のドアに押し付けながら、車両前のシートとシートの間から見たトンネルの入り口に、妙な雰囲気を感じたからだ。濃い、霧のような。残りは直進路、平たんな道であり、トンネル入り口までの間に加速する必要性は無い。にもかかわらず、車はさらにスピードを上げた。彼の膝の上に投げ出された上半身から見上げた、ムラコシの表情が、いつものそれではない。憑かれてる。)市原君、ムラコシ、止めて!   (2019/9/24 23:35:37)

市原 芹緒♂2年(山道に差し掛かった車が一気に加速する。)…っ!?(予想していなかったその動きに、がくんと上半身が座席に持っていかれる。だが次第にエスカレートしていく運転。なんとか体を支えながら踏ん張るも、大きく振られた車体と吹っ飛んできた彼女に押し潰されて。)ぐえっ……(彼女とドアに挟まれつつも、隙間から見えた前方のトンネル。視界に捉えた瞬間全身が粟立つような悪寒。そして図らずとも時刻は逢魔時。不意に思い出したのは死んだおばーの言葉。「日が落ちるちょっと前は、集まる場所に行ったらあかんよ。気ぃつけるんやで。」やべー、これはやべーヤツだ!!)って…止めるってどーやんだよ!!(とはいえ、このまま突っ込めばいつかどこかに激突するのは必至。冗談じゃねーっつーの!のしかかっている彼女を抱えるようにシートの端へと押しやり、異様な表情でハンドルを握るムラコシサンへと背後から詰め寄って大きく息を吸い込んだ。)   (2019/9/24 23:52:17)

市原 芹緒♂2年うぉい!!!んなまどろっこしいことしてないで車止めて姿現しやがれ!俺が相手になってやんよ!!!(耳元で思いっきり叫んでやる。普通なら多分鼓膜がキーンどころのレベルではないはずだ。そう、普通なら。)   (2019/9/24 23:52:31)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、小山内小夜子♀28さんが自動退室しました。  (2019/9/24 23:56:01)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが入室しました♪  (2019/9/24 23:56:13)

小山内小夜子♀28「――はい?相手とかそれはちょっと、ええ嬉しいけどぅ、条例違反で・・・」(トンネル突入前の記憶は、ムラコシのその台詞を聞いたのが最後だ。記憶の混濁か、実際に気絶してしまっていたかは判断が付かないが、意識がはっきりすると、車の外はトンネル内部のようだった。ようだった、という曖昧な表現を使った理由は、天井部に続くライトパネルにせよ、側面の歩道部分にせよ、トンネルの物であったが、前後にあるはずの入り口と出口が、少なくとも窓から覗く範囲では確認できないからだった。前の座席を伺うも、ムラコシの姿は無い。ここには、私と彼だけのようだ。)・・・悪いわね、乗っかって。(いや違う、支えてもらって助かった、というべきか。どっちでもいいか。それよりも。)・・・やっかいなことになっちゃった、かも。   (2019/9/25 00:05:54)

市原 芹緒♂2年(力いっぱい叫んだ瞬間、突然頭をぶん殴られたような感覚から目の前が一気に暗転。それから目を開けるまで、どれくらい時間が経ったのかはわからない。いまだ重怠い頭に眉をしかめたなら、彼女の声。とりあえず…生きてる?)あぁ…いや…。(何とか答えながら体を起こして、周りを見回す。何故かムラコシサンの姿が見当たらず、それもそれで頭の中が混乱。だがフロントガラスから見える前方はひたすらの暗闇。慌ててリアガラスの方へ振り向くも、やはり同じ暗闇。いくらトンネルとはいえ、この光景は異様でしかない。思わず喉を鳴らして呼吸を飲み込めば、改めて彼女へと向き直って。)…みたいっすね。いったい何がどうなってるのか…。てか、ムラコシサン…やばくねーすか。(思い出したようにポケットから携帯を取り出すも、これまたお約束のように圏外。ですよね…のため息をひとつ。)   (2019/9/25 00:18:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、小山内小夜子♀28さんが自動退室しました。  (2019/9/25 00:26:04)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが入室しました♪  (2019/9/25 00:26:41)

小山内小夜子♀28(トンネル?内部を薄く透けた車両が通過していく。停車中の我々の車両もすり抜け、すり抜ける際には車内の人影も眼前に迫っては後ろへと通り抜けていく。反射的に顔を横に振って、苦笑する。アレは影のようなものだ。)取りあえず、私たちよりは安全じゃないかと思うけど。(10年生霊をやっていると、色々なモノに出会う。良いものと悪いものと、都合の良いものと悪いものと、そう言ったものを見分ける知識を与えてくれた存在もあった。)光脈筋ってわかる?   (2019/9/25 00:34:49)

小山内小夜子♀28(しばし、なるべく分かりやすい説明を考える。山を人の身体に例えるのであれば、リンパ腺のようなイメージだ。体の健康を維持するべく良しも悪しも一緒に取り込み、源流へと帰してまたもたらす。常であればより深い地点を通って行われる浄化作業も、稀に地表近くにその分流が浮かび上がることがある。それだけでも地表近くに異常現象を起こすのに十分だが、今回に至ってはそれがトンネルと交差したのか。帰してもたらすその行為は、対象が違うだけで、人の輪廻と変わらない。つまりは、ここに開いてしまっているのは、私たちにしてみれば、あの世に繋がる霊道ということだ。どちらが先か分からないトンネルの奥を見やりながら、ふと、車を降りてこの先に進めば美咲に会えそうな、そんな気がして、私は一度ため息をつく。逆にシートに腰を落ち着けると、背を預けて車内の天井を見上げた。)   (2019/9/25 00:35:08)

小山内小夜子♀28一番良いのは、このまま光脈筋が沈むのを待つことだと思う。どれくらいかかるか分からないけど、まあ長くても三日もかからず元に戻るはず。(元に戻った先でトンネル入り口で車両ごと大破炎上して、翌朝の一面に載る羽目になっている可能性も全くないとは言い切れないが、それは言わないことにした。さて、こんな時は何を話すべきだろうか。一度喉の奥で笑う。)ねえ、聞いてもいい?肝試しの時、男って貴方だけだったじゃない?どういう関係なの?他の子たちと、さ。(普通は同数にするものだ、だって、そういう目的もあるはずでしょ?)   (2019/9/25 00:36:28)

市原 芹緒♂2年光脈…筋?(聞き慣れないその言葉に怪訝そうに首を横に振った。あー…全くつくづく知らないことが多すぎる。そして彼女は普通じゃ関わることのない色々な事をきっと知っている。それは到底想像もつかない次元の話しであり。そしてそこへと片足を突っ込んでしまったことを思い知る。後悔?いいや、違う。自分の中で埋めようがなくて、ぽっかりと空いていた空白に初めて色がついたようなそんな感じだ。そして、何かを憂いたような…悲しげでもなく寂しげでもなく…そんな表情を浮かべた彼女を黙って見つめた。)…3日!?いや…そんなに待ってられねぇから…(明日の授業サボったらマジにヤバい。「次サボったらわかってるよね?」笑ってない目で笑う教師の顔がフラッシュバック。どんなペナルティが待ってるかわかんねーから!さてどうしたもんかと思案し始めたなら、唐突に投げかけられた質問に視線を彼女に戻して。)   (2019/9/25 00:55:57)

市原 芹緒♂2年 …あぁ…アイツらね。(メンツの顔を思い浮かべたなら苦笑い。)なんつーかさ…男女のそゆのとか、飛び越えてんだよ。友情ごっこ…してるわけじゃねんだけど…(上手く言葉が見つからない。でも彼女には伝わる気がしたから、訥々と続けてみる。)…楽しいんだわ。アイツらといると。単純に…それだけ。(そう告げた瞬間、何かを感じて弾かれたように外を見た。暗闇の向こうに確かに見えたのは切間…と三つ編みの彼女…?)おら!行くぞ!(彼女の腕を掴んで車の外へと飛び出して走り出す。)待ってるだけなんて性に合わねーって!だって俺らは…生きてるんだからよ!(その後どうなったかって?それはきっとまた別の機会にってことだ。)   (2019/9/25 00:56:21)

市原 芹緒♂2年【着地。こちらこれで〆!】   (2019/9/25 00:56:52)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、小山内小夜子♀28さんが自動退室しました。  (2019/9/25 00:56:52)

市原 芹緒♂2年【予定時間オーバー陳謝。すんませんっしたー(土下座退場)】   (2019/9/25 01:06:16)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/9/25 01:06:37)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが入室しました♪  (2019/9/25 01:07:51)

小山内小夜子♀28【ひええ、意識飛んでた!申し訳ない、こちらこそ時間多めに頂きまして、ありがとうございましたー(土下座退場2)】   (2019/9/25 01:11:05)

おしらせ小山内小夜子♀28さんが退室しました。  (2019/9/25 01:11:13)

おしらせ舞台花魁道中さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:22:18)

舞台花魁道中(体育館にはそれなりに客も入って、午後一番目。暗幕が下り、周囲が暗くなって、ざわめく館内に、舞台劇の開幕を示すナレーションが入る。ざわめきが収まる数秒の合間を開けてから、静まり返った空間に、女性の落ち着いた声色で、劇の導入部分が語りだされた。)・・・さて、上方に下る程度には、珍しい話がありまして、さ。とある花魁の話ですのさ。それは美しいと評判の、一昔前なら太夫と呼ばれたであろう花魁の話ですのさ。さて、その花魁、名を芹と申します。15で店に上がるやすぐ名も売れたから、お前さんらの中にも運良く床で逢せた者があるやも知れないが、そんな機会もそれっきり。明日には見初められた大店の旦那に身請けされる身ですのさ。いかな花魁とて吉原は九界、極楽であろうはずもない。勤めを半分も済まさぬうちに格子の外へと出られる身でありながら、芹はにこりとも笑わねえ。皆が訝しんだが、さて、芹には心に決めた想い人が居りましたのさ。(芝居が始まる合図の、拍子木。)   (2019/10/8 22:26:11)

おしらせ舞台花魁道中さんが退室しました。  (2019/10/8 22:26:15)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:37:03)

有江まりえ♀2年(予想はしてたけど、スポットライトに目が慣れるまで、暫くかかった。)・・・吉原で女郎の腹から生まれて、そのまま下男をやってりゃ、ここがどういうところか良く分かるってもんだ。あひるでも、がちょうでも、水に浮いてりゃあ、鴨だっていい、外見は優雅で美しいが、水の下じゃあヒレの休まる間もねえ、そいつが止まるのは死ぬ時だけだ。(それっぽく見える青い半纏は、本来夏祭りに近辺の町内会で使う衣装だそうで、黴臭い。胸元まで巻いたさらし姿に、体育着のハーフパンツ。全部を上から適当に留めた帯に、掌を突っ込むと、頭に斜めに巻いた手拭いが目元までずるりと落ちてきた。)   (2019/10/8 22:37:51)

有江まりえ♀2年・・・だから嫌いだ、ここは。(片手を腹巻から外して手首の内側でぐいと押し上げる。)少なくとも、惚れた女を置いとくところじゃねえのさ。俺が、あいつの足抜けを手伝う理由はそれだけだ。何処か、ここでない所で、綺麗なままで幸せになりゃいい。何、次の世じゃ、上手くやるさ。(ここまで考えないようにしてたのは、舞台裏で垣間見た市原芹緒の化粧姿だ。なんでだろう、知り合いがいつもと全く違うってだけで、こんなに笑い出しそうになるのなんでかな。)・・・ああ、そう、俺は・・く、次の世でいいっ。(目を伏せたところで、暗転)   (2019/10/8 22:37:57)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが退室しました。  (2019/10/8 22:38:03)

おしらせ月夜野 舞音♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:40:21)

月夜野 舞音♀2年(暗い舞台に一筋の光が差し込む。その中央に立つは艶やかな衣装に姫鬘を纏い、その顔を両袖で隠すような仕草。下半身は中腰で横向き、上半身は真っ直ぐ、客席へと向いていた。鼓の音に併せて腰を伸ばし、足で床を「ドン」と鳴らしてから全体を正面には向け、ゆっくりと腕を下ろし、白塗りの顏(かんばせ)を衆人に晒した―――。)   (2019/10/8 22:40:30)

月夜野 舞音♀2年(目に飛び込むは大勢の観客。真面目に台詞を暗記したけれど、ちゃんと言えるだろうか?背中に流れるのは冷たい汗。こくり、と唾を飲み込んでからメンチを切る。) ――あっしの名は月夜野舞之進と申しやす。皆様を楽しませるのが役目やでございやす。見た通り女形をやらせていただいてる歌舞伎役者の身でございますが――あっしよりも別嬪と評判の花魁が居るそうで…あれは―――、(そう、とある絵師のところでお逢いした「芹」という花魁。その美しさに虜になってしまった。踊るように、また己の美しさを競い合うように…芹との時間は至福のものでした。出来上がった浮世絵は大層評判になったとかで。女形にとって歌舞伎の役どころで最高の役は「花魁」であり、芹はあっしのお手本でもあった。その仕草を身につけるという名目で芹の元へと何度も通うたのだ。) ――月日が流れ、芹に身請け話が持ち上がったと聞き及んだ。あっしは自身の芸で稼いだ金を握りしめて芹に逢いにいくのだが………。(右袂を持ち上げ、口に咥える。少しだけ下へと引っ張って口惜しさ、悔しさを表現してみた。)   (2019/10/8 22:40:44)

月夜野 舞音♀2年(―――差し込んでた光が徐々に萎み、悔しさに塗れる女形の歌舞伎役者の姿を打ち消していくと舞台は暗闇に包まれた。)   (2019/10/8 22:41:02)

おしらせ月夜野 舞音♀2年さんが退室しました。  (2019/10/8 22:41:04)

おしらせ今井瑠加♀3年さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:42:43)

今井瑠加♀3年(スポットがこちらを向く。ばみってあると言われた床の印をあまり下を向かぬようにしながら確認して、数歩前へ。着物は意外と重いし、苦しい。先程までチャイニーズコスチュームに身を包んでいた筈の女は、今や仕立ての良い着物と袴を着、瀟洒な鼻緒の桐下駄を穿いた江戸市中に生きる好青年へと転じている。本日二度目のお色直しだ、二度とも異性装であるのは偶然か、流行りなのか) ―――――今井屋といえばこの辺りで存ぜぬ者はおらぬでしょう、その跡目を継いだのが私、今井屋のるかをと申します。花魁道中、やあ、楽しみですねえ。実は芹さんの帯に羽織り、一等見えるところで輝くあの簪も、私が新しく買い与えたものなのです。今日の彼女の歩く道筋は、揚屋で待つ私の元へと伸びているんですよ。そして終ぞ此処へと辿り着いた時、彼女は私のものになる。この日をどれほど待ち侘びた事か……!(声を低く、だが籠らぬように気を付けて客席へと通らせる。背筋を伸ばし、やんわりと笑みを湛えながら舞台上から客席を一瞥した。こちらに向けられる照明の所為でどれほどの客入りなのかさえわからない。静まり返った闇に向けて役に為りきった口上を述べた)   (2019/10/8 22:43:38)

今井瑠加♀3年(ひょんな事から先日知り合いになった脚本家(脚本家なのか?)に手渡された自分の役柄はこんなところだ。大店の若旦那、花魁道中の後に芹子を見請けする“予定”の男。だが、これだけでは面白くない。スポットよ追ってこい、と目が眩むような照明装置に目線でチラリと合図を送ってから、床を軽く踏みつける下駄の音を響かせつつ二歩、三歩と緞帳の前を歩み始めた) ええ、彼女にはこれまで注ぎ込んで来ました。危うく店を傾かせるかと……、というのは冗談ですがね。ええ。突如“不幸にも”事故死してしまった大旦那様のためにも、僕を“息子にしてくれた”御恩は返さねばとね、そりゃあ商いにも精を注いでおります。これで芹さんを迎えたとなれば、僕の、いや今井屋の格も上がるというものです。――――楽しみですねえ、きっと花魁は綺麗でしょう。間違いない、僕が見立てた飾りに身を包んでいるのだから。ふふ、早く見たいものだなあ……。(ひとりごちた後、大店を切り盛りする若き商人はゆっくりと舞台袖へ退場していく。こつ、こつ、と硬い下駄の音を響かせながら)   (2019/10/8 22:44:22)

おしらせ今井瑠加♀3年さんが退室しました。  (2019/10/8 22:44:26)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:45:01)

鹿谷あき♀2年(性別反転喫茶の裏方に身を沈める予定だった浪人は、何故か舞台の下手で膝を笑わせていた。『花魁の恋物語』がこれから始まるのだそうだ。あちこちから注文が飛び交うキッチンで、なんでもかんでも「いいよー」と返事をしていたら、花魁に恋する浪人の役まで請け負ってしまった。自分の言葉の軽さを今ほど悔いたことはない。あれよあれよという間に、たすき掛けの帯紐は解かれ、だれが作ったのかサランラップの芯で作られた即席脇差を腰に帯び、丸めた台本を握る背の高いクラスメイトの「そっちの方が雰囲気出るから」の一言で、懐に手を入れて腕を組んだ格好にさせられる。台本を握った彼女……たぶん、監督なんだろう……が、悪戯に頬に塗っていた黒い汚れが気に入ったらしく、「あんた、絵師ってことにしようか」と、脱藩浪人はさらにキャラクターを上乗せされた。膝の震えが止まらない。)   (2019/10/8 22:45:15)

鹿谷あき♀2年(「ほら、出番!台詞はさっき教えたとおりね?照明が当たったら喋りな」などと勝手なことを言われながら、背中を強く押された。蓄光テープの目張りまで、よろけつつもたどり着いてしまう程の強い力に顔を歪める。客席に対して右肩を向けた斜め立ちで、暗がりの中に何かを探すように視線をさまよわせたところで、拍子木の一拍と共にスポットライトの強烈な光が押し付けられた。息を強く吸い込んだ。)──這う這うの体で脱藩したらよ、藩がなくなっちまってよ、太刀はお取り上げ、今じゃ流れ流れて花街通いの名もない絵師。花魁美女の錦絵を書いちゃ、銭貰ってその日暮しさ。吉原一番の花魁っていったらよ、芹子太夫……憂いた目尻にふっくらとした紅……十五の時から描いた俺に…おれ、おれにとっちゃぁ……あれよ、あれ、#$%&(以下台詞忘れで聴き取れぬ)──芹子太夫の花魁道中も今日が見納めよ。(パチン。暗転。)   (2019/10/8 22:45:25)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが退室しました。  (2019/10/8 22:45:40)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 22:50:29)

市原 芹緒♂2年(気づいた時は時すでに遅し。履き慣れない高下駄に足を取られそうになる動きが、図らずとも「花魁」のそれになっているとも知らず…しゃなりしゃなりと練り歩く。175cm +アルファ…どデカい花魁はそりゃ目立つこと間違いない。だが、それもこれも妥協を知らない馬鹿野郎たちの悪ノリの結晶ともいえるクオリティの高さが悪い。多分どっから見たって一端の花魁が文化祭に降臨したに違いないのだから。※ただし175cm +アルファ。───ゆっくりと歩みを進める中、端々から聞こえるからかいの声と、感嘆の声。そう、こんな時中途半端に照れたりしたら、逆効果なことは知っている。だから…伏し目がちだった視線を上げ、背筋を伸ばした。想像もつかない遠い昔々…きっとこんなふうに花道を歩いた花魁が居たはずだ。吉原一の花魁…それが俺…いや、わっちでありんす。)   (2019/10/8 22:50:43)

市原 芹緒♂2年(結んだ口元には鮮やかな紅の色、ゆっくりと右へ左へ視線を投げかける、漆黒で縁取られた切れ長の目。胸に思い描くは愛しいあんさん…。まぁ、自身の掴みはこんなとこか。さっき支度をしている間に渡された簡単な台本。とりあえず乗っかっときゃ、あとは野となれ山となれはいつものことだ。────花魁一行が目指すは体育館。鳴り響く柏木の音と聞こえてきたマイク越しの声。)は…?この声…(一瞬の動揺は、またもや図らずの儚げな花魁の表情とやらの後押しとなる。そして次々と現れてくる見知った…あ、いや相手役たち。呆気に取られる反面、コイツらマジじゃん…と冷や汗が背中を伝う。暗転からのこちらを照らすスポットライトに目を細め…ゆっくりと歩みを進めて。) 今井の若旦那。お待たせしんした 。(裏声…辛いす…)   (2019/10/8 22:51:01)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/10/8 22:51:06)

おしらせ舞台花魁道中さんが入室しました♪  (2019/10/8 23:03:47)

舞台花魁道中(花魁の入場に、大きな歓声が起こる館内。再び舞台袖のスピーカーから、舞台進行の説明が入った。)・・・はて、珍しい話ですのさ。いやさ、珍しくなるかどうかは、今後の芹の行動次第、揚屋の中での、騒動次第。(拍子木の音と共に、第二幕。)   (2019/10/8 23:03:52)

おしらせ舞台花魁道中さんが退室しました。  (2019/10/8 23:03:57)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 23:26:31)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/10/8 23:26:36)

有江まりえ♀2年(なにせ設定が無駄に複雑だ、最初に役所の紹介を終えてから本筋に入るスタイルで観客の理解を誘うことにしていた。2幕目の初めは、花魁の足抜けを手引きするシーン。)寒くねえかよ。(その手を引く。と言っても舞台の袖から反対側の袖まで、大した距離じゃないけれど。決して振り返らないのは、もう一度見たら爆笑してしまう恐れがあるからだ。)花魁道中は、心配しなくていい。新造の奴らにも言い含めてあるし、変わり身も用意してるさ。(なんとか舞台中央までの間に、用意された台詞は言い終えた。ここからが問題だ。「振り向いて、目を見つめ」と、ある。)なにも、心配するな、せ・・・芹。(マジでなんなのこの顔。普通男が女装したらもうちょい違和感でるじゃない?なんで無駄に似合ってんの、マジ無駄スペックなんですけど。ああ、この「無駄スペック」の字面が自分でおかしい、やばい。咄嗟に顔を伏せ、咳き込んだ。涙目なのは、勿論悲しいからじゃない。)   (2019/10/8 23:31:55)

市原 芹緒♂2年(再び照らされるライトの中で、カンペを探す。「んなもんいきなり渡されたって、台詞なんか覚えれるわけねーだろ」のこちらのクレームは、なんとかするとの運営側からの答え。舞台のかぶりに掲げられたソレを伏し目(※儚げ効果)で見ながら、息を吸い込み裏声の準備。手を引いている有…じゃなかった、下男の後ろをよたよたと歩きながら頷く。【カンペ→「愛しい人を思い浮かべて!】(大袈裟に頭を振りながら唇を一文字に結んで。)あにさん…でもわっちは…今日見請けで……(有あにさんが何故震えているのかはお察し。この野郎…終わったら覚えとけよ…。しかしこいつの男装って妙にしっくりくるのがイラッとするが…捲られるカンペの気配を感じたなら、再びあにさんへと向き直り。)まさかあにさん…足抜けの手引きを…っ(※裏声棒読み)   (2019/10/8 23:43:06)

有江まりえ♀2年(裏声!裏声頑張ってんじゃねーよ!それより、その棒読みの台詞、そっちをもうちょい、あははははははは!・・って笑えたらどんなに幸せだろう。ああ、今葬式レベルで笑いのハードル下がってる、不味い。一度呼吸を整えるために、周囲を見回す仕草をして、自然と目をそらすことに成功した。自分を褒めたい。)女の幸せ、なんて言うやつがいるが、幸せに男も女もねえのさ。何処となりと行っちまいな、俺の、目の届かないところによ。(切実。この後、芹は反対側の舞台袖へと消え、自分はそちらを見ずに元来た袖へと戻る。その前に、芹の衣装の上掛けを、指を引っかけるようにして取り上げ、自身が羽織って身代わりになったことを示唆する流れだ。ここで、相手を見ないようにするのは自然ではあるが、それをやりすぎた。思いきり相手の襟首を掴み、慌ててひっこめようとした手に絡んだ着物の襟足が、そのまま自身の眼前まで飛んでくる・・つまり、高下駄はいた相手の襟首を掴んで、すれ違いざま引き寄せた体で、相手の頭を抱えた形となった。)   (2019/10/9 00:01:49)

有江まりえ♀2年(もうどうしようもない、客席からはそう見えるように、相手をさせながら顔を寄せる。間直に見た相手の顔に思わず漏らした笑い声は、客席からの歓声でかき消された。)・・・く、くく、ああ、これで、思い残すことも無いってもん、だ。(相手の体を支え、反対側の袖に向かって押し出す。その反動も使って、自分は元の袖へと駆け込んだ。あ、上掛け忘れた。)   (2019/10/9 00:02:02)

有江まりえ♀2年【お待たせしました、これにてこちら〆ます、唇奪ってやったぜ(偽)】   (2019/10/9 00:02:57)

市原 芹緒♂2年【っす。これ花魁もはけたってことで暗転でおけ?】   (2019/10/9 00:04:23)

有江まりえ♀2年【そうしましょう、ではこれにて】   (2019/10/9 00:04:54)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが退室しました。  (2019/10/9 00:05:00)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/10/9 00:05:12)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/9 00:17:29)

鹿谷あき♀2年(花魁が下男の手引きで逃げ出した先のシーン。暗転の中、『有江!打掛け持ってくるの忘れてる!』と誰かが小声で焦った声を出している。すかさず現れた黒衣が、花魁から豪奢な着物を引きはがして、ずるずると袖に引っ張っていくのが、上手の花道前でたたずむ浪人からは丸見えだった。ドタバタしつつ、軽いシーン転換で出番だ。 中央花魁と上手の浪人に二つスポットが当たる。どこかの時代劇の見よう見まねで一気に両手を袖から出すと、その右手を上向きに、大股横歩きで舞台中央ににじりよる。追いかけてくる照明がじりじりと熱く、花魁に差し出した掌に手汗が浮かんでギラリと光る。)──俺の絵筆はお前さんの肌を描き、その着物の下にある女を想ったが……俺ァまだ、指一本触れてねぇ……これが最初で最後かもしれねぇな。俺と、一緒に来てくれねぇか?   (2019/10/9 00:19:19)

鹿谷あき♀2年(台詞が恥ずかしいから、顔から火が出るようだ。おしろいの塗られた彼の手は、指先まで色が塗られて整えられていた。でかいし、ごついけど。その指先が、今度こそぬるっとした自分の手に触れるかと思ったら、死にたくなった。「うぇっ、手汗!」なんて顔をしたら、心中してやろうと心に決める。即席仮花道の向こうにある奈落に引きずり落とすんだ……。そう決意して、花魁の手を握る。下手の花道を通り抜けて、逃走のはじまりだ。)   (2019/10/9 00:19:58)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが退室しました。  (2019/10/9 00:20:04)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/10/9 00:31:33)

市原 芹緒♂2年(ずっと隠してた恋心はとうに見抜かれていた。所詮籠の中の鳥だと諦めていたのに…。所詮籠の中の鳥…愛しいあん人がわっちを見つめるのは…絵師として…。わかっていんした。でも…目の前にいるあんさんは籠の中の鳥を空へと導いてくれると信じ……いやいやいやいや!長くね?カンペ!なげーから!心情はわかったから、カンペ係!そんな期待した目でこっちを見るんじゃねぇ!)………なら…地獄の業火にも一緒に焼かれておくんなまし…(一瞬ざわりと何かがシンクロした気がしたが、目の前にあるいつもの同級生だけど、そうじゃない顔に目を細めれば、そんな摩訶不思議感覚はすっ飛んだ。どんだけ緊張してんだよ!しゃーねーから手汗ごと握りしめて高下駄を脱ぎ捨てた。)   (2019/10/9 00:31:52)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/10/9 00:32:03)

おしらせ香椎はぐみ♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/9 03:18:02)

香椎はぐみ♀2年【周回遅れでの参加です。登場シーンです。】   (2019/10/9 03:18:42)

香椎はぐみ♀2年(突然「馬に乗れ」と言われた人間の心境や如何に。目映いスポットライトが次々に舞台の人物を一人ずつ照らしてはフェードアウトしていく。馬はデリケートな生き物、と、聞いた事がある。音にも光にも敏感だ。なので舞台に馬をあげるのは、なるべく短時間で。そう馬術部の人から言われていた。ライトの当たらない舞台袖で、ポニーに乗って待機するもののまだ頭は混乱。ポニーのお世話役で隣には馬術部の部員が一人、傍らに立って手綱を取ってくれている。もちろん彼女も男装していて、侍姿だ。さっきまで、ラガーマン姿だった自分は何がどうしてこうなったのか、今はポニーに乗る将軍姿だった。ひとりの花魁を巡るときめきラブストーリー。聞かされた劇の内容はそれだけ。自分に割り振られた役、世直し将軍ってナニソレ? 将軍の知識皆無ですけど…! )天下太平の世の、将軍など退屈極まる。こうやって仮の姿で市中見廻りをするのが唯一の気分転換じゃ。今日は市中で困っておる民はおらぬようだ。善き哉、善き哉。(ここまで言って、少し間を取るよう脚本に書いてあり、視線を動かしてから花魁に気づくらしい。)   (2019/10/9 03:19:02)

香椎はぐみ♀2年──む? あれに見えるは、今評判の芹太夫ではないか? …おぉ、なんという美しさ。見ているだけで魂が吸い込まれそうじゃ。余は…余は…、これ程美しいおなごを見たことがない。見目の美しさだけではない。芹から滲む全てが余を捕らえるようじゃ。この出逢いは宿世ぞ。これ新右衛門、芹太夫の元に参る。 (渡されたばかりの台本にあった台詞を、何度も舞台袖で繰り返す。お忍びでの将軍役らしいから、衣装は普通の武士が着る肩衣半袴と呼ばれるもの。舞台袖にいる演出兼脚本担当らしい人がこちらを振り向いて頷く。舞台に出ろ、と言う合図らしい。将軍役なのだからせめて姿勢を正して堂々と。…とは思うものの、生まれて初めて乗る馬(ポニー)が、かっぽかっぽと蹄の音を立てて進む度に、バランスが取れなくて馬上でひとりウェーブをしてしまう。隣を歩く馬術部部員の視線が突き刺さる。キチンと乗れ!と無言の圧がかかる中なんとか予め指示された舞台端まで行き、出番を待つ。やがてスポットライトに照らされ、観客の視線が自分とポニーに向けられるのを感じた。本物の馬での登場に、観客席がざわついている。気のせいか笑い声まで聴こえるような。)   (2019/10/9 03:19:33)

香椎はぐみ♀2年(喜劇になるのもそれはそれで面白いかも。そう思うとそれまでの緊張が解けて、大きく息を吸い込んでから体育館の隅まで届くように腹式呼吸で台詞を言う。普段放送部で鍛えてるせいだろうか。思ったより大きな、響く声が出て自分で驚いた。でも、声音を男子にするの忘れてたから、なんかバカ殿みたいになったかも。あーあ。──舞台上には煌びやかな花魁姿の市原くん。なんかすっごく似合ってるから花魁を見初める台詞にもが入る。一方的な愛の告白をして、暗転。)   (2019/10/9 03:19:50)

おしらせ香椎はぐみ♀2年さんが退室しました。  (2019/10/9 03:20:02)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが入室しました♪  (2019/10/11 11:30:22)

鹿谷あき♀2年【ここで浪人は〆ということで!】   (2019/10/11 11:30:54)

鹿谷あき♀2年(即席花道を拍子木の音に追われるように駆ける。高下駄を脱いでもまだ自分よりも背の高い、身軽になった花魁に手を引かれて……手汗を気にしないのは助かったけど……おい!逞しすぎるでしょ、花魁!と小声で浪人は抗議するが、足の速さで彼に勝てるはずもない。自分はこれで退場だが、まだやることが残っている。花魁の手を握る力を一瞬強めて、麦藁の草履を踏みしめた。客席へと体を向けて、声を張り上げる。)──皆々様、お聞きなすって!これにて狼藉を働いた浪人は世間様から姿をくらまし、愛しい女を手に入れたか、失ったか、それはお天道様のみぞ知る。たぶん、○棟の2年□組の教室の、女装男装性別反転喫茶で奉公しております!めっぽう紅茶がうまいと高評価。午後のお茶会にいかかでしょうか!「花魁道中見ました」と言って下さりゃ、花魁が特別サービスいたしやす。ええ、それは来てのお楽しみ!では、拙者はこれに……ちょ、ちょっと急に引っ張らな…ぎゃ(最後の最後に模擬店の宣伝を。それがクラスの一員である自分の務め。力強い花魁の手によって、花道終わりの暗幕に引きずり込まれるまで。以後、浪人を(表で)見かけたものはいなかったそうな……)   (2019/10/11 11:31:49)

鹿谷あき♀2年【喫茶の皿洗いに戻ります!ありがとうございました!】   (2019/10/11 11:32:46)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが退室しました。  (2019/10/11 11:32:50)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/10/11 22:29:09)

市原 芹緒♂2年(湧き上がる歓声をくぐり抜けるように、駆け落ちした二人が花道を駆け抜ける。本来なら男が足元がおぼつかない女の手を引き引き…な場面だろうが、とりあえず一刻も早くこの場を後にしたかった。ごつい花魁がへろへろの浪人の手を掴み、花道を走る姿はさぞかし………いや、お涙頂戴な場面だったに違いない。途中何やら後ろから聞こえた気がするが、そんなことは知ったこっちゃない。とにかく全力疾走のみである。だが、既のところで踏ん張られ急ブレーキ。)……っ!?(慌てて振り返れば、今日一番の浪人の決め台詞…と、ちゃっかりクラスの出し物の宣伝などを始めたもんだから、花魁が浮かべたのは鬼の形相か。強引に腕を引っ張って袖幕へと引き摺り込んで。)てめ…っ!なに勝手に…!!(胸ぐらを掴もうかと手を伸ばすも、後は頼んだとばかりにするりと逃げられた。)   (2019/10/11 22:29:42)

市原 芹緒♂2年《浪人ルートエンディング》   (2019/10/11 22:30:20)

市原 芹緒♂2年(──その頃舞台では、何故か舞い散る花吹雪と、それを照らすライティングの演出に、再び観客たちがざわつき始める。『──さてさて、道ならぬ恋に墜ちた花魁と浪人…果たしてこの二人の行く末がどうなりやがったか…きっとそれを知ってやがるのは地獄の閻魔さんだけと相成りやしょう。そいじゃぁ…そろそろお開きの時間となりやした。「学園花魁道中」は以上これにて。』ナレーションが終わるのと同時、拍子木の音が鳴り響き、一層舞い上がる桜吹雪に観客からは歓声と拍手。)……やっと終わった…(よろよろと椅子へと倒れ込んでから暫しの間放心状態でいたなら、誰だかわからない声と共に腕を掴まれて。──『芹太夫!喫茶店に【御贔屓さん】が殺到してます!急いで!早く!!』)………鹿谷ぃいいい!お前がいらんこと言うからぁあああ!!(ドスの効いた花魁の悲しき叫びは、奈落の底へと虚しく消えた。)〆   (2019/10/11 22:31:04)

市原 芹緒♂2年【一旦閉幕】   (2019/10/11 22:31:50)

市原 芹緒♂2年(呆気に取られて背中を見送れば、運営側がバタバタと動き始め…やれ化粧直しだと有無を言わさず取り囲まれる。──『花魁、ここからは別のエンディングですね。このまま浪人とハッピーエンドでもよし、他の相手役でもOKだそうです。演出家の方から、それぞれのエンディングの台本を頂いてますので。』淡々と告げながら台本に目を通しているのは、先ほどのカンペ係。)……は!?意味わかんねーから!(たまらず抗議の声を上げるも…───『で?どなたを選ぶんですか?』あ、コイツ人の話し聞かない系だ…。深いため息と共に相手役を告げたなら、満面の笑みでさむずあっぷされた。──振り返ればそこは暗転の舞台。嫌々ながら「心」と呼ばれる中央へと到着すれば、一瞬で明転。そしてそこに対峙していたのは…。)   (2019/10/11 22:32:45)

市原 芹緒♂2年【こんな感じの導入いかがでしょ。説明の詳細は某借り部屋にて。ではあざっしたー】   (2019/10/11 22:34:08)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/10/11 22:34:15)

2019年09月15日 22時26分 ~ 2019年10月11日 22時34分 の過去ログ
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