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「螺旋階段の突き当たり」の過去ログ

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2021年03月08日 15時43分 ~ 2021年03月08日 16時57分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(docomo spモード)  (2021/3/8 15:43:33)

おしらせzmさんが入室しました♪  (2021/3/8 15:47:18)

zm(大狼に跨り男は野山を駆け巡る。びゅうびゅうと耳元で風が唸り、吹き抜けていく風がフードを膨らませた。頭骨と布の間に現れた猶予がフードを後方へと押しやり、鋭い風が前髪を弄んでいく。それでも構わなかった、今この瞬間、最も大切なのは目を開くことなのだから。太腿の間に挟んだ重量のある胴が拍動し、盛り上がった筋肉に揺さぶられる。大狼の首に手を回して姿勢を低くし、荒く吐き出される呼気とふいごのような肺の音を耳で捉えた。夜空から爛々と降り注ぐ光、ささやかな月からの贈り物を吸収した毛並みは、艶やかな光沢を彩る。きっと、この世で一番美しい狼は彼女なのだろう。)…ぐるる゙、(機嫌よく控えめに唸って見せれば、彼女もまた似たような音色で答えてくれた。月光に照らされて色濃く影を形作る葉の緑が、その間を縫って姿を現す幹の茶が、アクセントに地面へと転がる石の灰を添えて。それら全てが乱雑に混ぜられて、後方へと流れていく景色に変化する。草木が眠る夜?誰が言ったのだそんな事を、とんでもない!喉奥を押し上げて溢れた笑い声を宙へと放り出した、ああ、楽しくて堪らない。)んは、くひ、ひ、アはっ、ははは!   (2021/3/8 16:12:41)

zm(不意に、空気が張り詰めた。その起因が我が身の下にいる狼から発せられたものだと瞬時に察する。揚々と野山を駆け巡っていた母は一変、警戒心を剥き出しにする様はまさしく野生の獣だった。動きを止めた大狼は砡のような美しい瞳を吊り上げ、茂みのある一点を見つめ続けている。逞しい背から離れて地に足をつけ、彼女に倣ってそちらへと意識を向けた。瞬間、隣にいた彼女が駆け出して“何か”とは逆方向の茂みへと飛び込んだ。何事かと彼女の背中を視線で追い掛け、時を同じくして茂みがガサガサと音を立てる。意識を誘われて其方へと瞳を向け、そうして飛び出してきたのは。)…あ、(身軽な服装の人間の女。思わず母音を漏らして驚きに目を丸くすれば、ソイツもまた瞠若した。長い黒髪は枝や葉を巻き込んで乱れ、頬には無数の掠り傷が刻まれている。道に迷ったか、或いは自決にこの山を選んだか。この場に存在する理由はなんだって良い、ソイツは独りで行動しているのだから。途端に母の意図を察する、なるほど、夜食にはもってこいだろう。)   (2021/3/8 16:53:21)

zmあ、ン、んん、…お、お姉さん、こんなおそくに、ど、ど、どうしたん?あ、あんな、このへんな、オオカミが出るんやって。せやから、ひ、ひとりはな、危ないで。   (2021/3/8 16:53:47)

zm(( (栞を挟む)   (2021/3/8 16:57:39)

おしらせzmさんが退室しました。  (2021/3/8 16:57:44)

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