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「花ノ真、真ノ祓魔」の過去ログ

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2014年06月03日 20時21分 ~ 2014年07月02日 21時37分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

夜花♀隠し巫【演出連投でございました。(ぺこり、と。】   (2014/6/3 20:21:47)

鏡花♂浪人(後ろの風が、己の銀と姉の黒を雪崩れ込んでいく。そんな感覚すらも気にせずに、只管に逃げる、逃げる。声を掛けられる度に背筋からは脂ぎった汗が流れるのが感じる。)…ッ、ハァ…ッ!(幾ら彼女が半妖とて、体力は人間に近いのだろう。後ろから微かに漏れる息切れの音を聞けば、追いつかれる前に、姉を己の汗に濡れた背中に載せる。――まだ、逃げ切れる。)………うるせぇ!誰がお前らなんかに、捕まるかっ!(姉は、何故だか知らぬが、酷く怯えている。あの、『祓魔』の姉が、だ。臓腑の鼓動が、ガンガンガンガン、五月蝿く高鳴る。微かに太腿が震えるのも、感じる。――だが、唇を噛み切り)――う、ぐぅ…!(痛みで、恐怖を和らげる。シンプルだが、屈して動かなくなるよりはマシだ。此の侭では埒が明かない。雑木林の中へと身を投じて、木と木の間、姉を抱えながら、追いつかれないように素早く、飛んで駆け抜けていく。)――! ―――(びゅ、ビュゥ……!)   (2014/6/3 20:30:38)

夜花♀隠し巫――!?(背に抱えられて驚く間が、ほんの少しあっただけでも、ましなほうかもしれない。頭の中は自分と知らない子供の声でうるさくて仕方ない。どうしてどうして、どうして祓魔<わたし>が心に遅れを取る、どうして逃げる、あれは、あれは、だめなのに。祓うための夜花<わたし>なのに。どうして今まで気づかなかった、社の、しかもご神体のすぐ裏だったのに!)――っく……(ぎゅ、と、着物を貫いて肩の肉を抉らんばかりに指に力が籠った。震えて震えて、風が、寒い。寒くて仕方ない。目頭が熱くなったところで留まれたのは、背伝いに聞こえた大きな声がせきとめたから。)   (2014/6/3 20:41:55)

夜花♀隠し巫――『かーげふみしぃて』――『あーそびましょ』――『よーばなちゃん』――『あーそび……』……   (2014/6/3 20:42:02)

夜花♀隠し巫(どれほど駆けたことであろう。川のせせらぎが、雑木林の枝葉揺れる音が、虫の交歓歌が、見下ろす月が、いつも見聞きしている日常が、すがりたくなるほどに安堵をもたらすだなんて今日が初めてだった。)なん、だったんだ……(ようやく絞り出せた声。大きく呼吸する声が二度、三度した後、ようやくそれもゆっくり止んで、よく彼女がいる、いつもの川辺風景。緋室の社の、清浄なる領域に。)   (2014/6/3 20:42:09)

夜花♀隠し巫【演出連投は以上となります。これより幕閉じへ。全速力、おつかれさまでした。(ふふ。】   (2014/6/3 20:42:54)

鏡花♂浪人はぁ……は、ァ…はぁ……ッ!(姉を、安全な――いつもの川辺―で漸く声は止み、姉を下ろしてから、地面に横たわる。…そして、横たわってから、初めてびくり、と痛みに気づく。)……ッ!(それは丁度、姉を背負っていた時、姉の指が掛かっていた場所。そこは己の血でさらに緋色が深くなっていた。)……はぁ、はぁ…ふぅ…ッ(よろよろ、と立ち上がり、川の水で、顔を、頭を浴びて、熱を和らげようと。)………気にする事、ねえよ。何かよく分かんねーけど…あの社、変なモノでも、飼ってるんじゃねェのか?(滴る水を、拭う事なく岩に腰を掛けて、呆然としている。正直、ここまで逃げて来られたのは、殆ど奇跡だった。追いつかれても、可笑しくはなかった。)…これじゃあ、迂闊にあの辺り、歩けない…な。(いつものような、へらりとした軽い笑いも、浮かばない。笑えないからだ。)   (2014/6/3 20:53:50)

夜花♀隠し巫鏡花……?お前、血……(怯えに鋭化した五感はすぐそばの血の匂いをかぎとって、座って身を起こすで精一杯の少女は、濡れた頬に震える手を伸ばす。自分もよく痛み止めにやるからわかる、唇を噛みきった痕。肩は……あ……私の、手、いつのまに……。)すまない……。(今宵二度目。不自然なほど変なモノに気づかなかった落度と、いらぬ傷を穿ったこと。)……鏡花……(ぎゅ、と、緋色着物を握りしめる。岩に腰掛ける膝に額埋め、黒く長い髪がさらさらと流れ俯いて、思い出したかのように震える肩をこらえてこらえきれなくて)ここに、いて。ここは、爺様もこない、から……(か細く響くそれは、初めて境内の大階段で出会ったときに見下ろしてきた、威をまとった巫と同じ少女とは思えないほどの。)……ごめん、なさい……。 【次レスで私からは〆となります。】   (2014/6/3 21:04:30)

鏡花♂浪人―え、ああ。こんなの怪我の内にも入らないから、気にしなくて良いよ?(唇を噛み切った痕を舌で撫ぜてから、地面に吐き出す。すると、血痰がこびり着いていた事だろう。流れる肩の血も、大分収まり出した。)………お姉ちゃん…。(両の手で、掬うように髪を梳いて、撫でる。そして、震える肩に己の手を置いて)…気にしなくて良いからさ。俺は、嬉しいよ。こうやって…姉ちゃんを初めて、守る事が出来たから、さ。(頬をぽりぽり、と掻いては、少し目を逸らしておく。――あの、巫はもういない。此処に居るのは、ただの少女だ。か細いその声は、何かに縋るよう。――そして、姉が落ち着くまで、黙って頭を撫でて、背中を擦ってあげただろう。それでも、帰り道まで、姉の顔に笑顔が見える事は…無くて。)   (2014/6/3 21:13:21)

鏡花♂浪人(――川辺。数時間後。)――『おとこのこの』 『血がのこってるー』 『よーばなちゃーん』 『あーそびーましょーっ』――【これで、〆です。勝手に付け加えて申し訳ない。】   (2014/6/3 21:15:49)

夜花♀隠し巫【(主催が驚いた音一つ。) なんと……鏡花様の眼には私の幕閉じが見えていた不思議。ええ、実は童歌一行で幕閉じとするつもりでございました。綺麗ですのでこのままそっと幕閉じにて。】   (2014/6/3 21:19:37)

鏡花♂浪人【了解しました。敢えてこの童歌の正体を尋ねたい所存。ボロボロですが、弟は生きてます。】   (2014/6/3 21:21:20)

夜花♀隠し巫【素敵な幕閉じをありがとうございました。そして無事の生還、おめでとうございます。童歌はご神体の真裏――加護と浄化の炎が照らす光の影。字のごとく灯台下暗し。影踏みして遊ぶ遊戯の、由来ともいわれているものが棲んでいるようで。】   (2014/6/3 21:25:33)

鏡花♂浪人【ほう…その炎があるからこそに潜むもの、という具合ですかな。其れも中々…。本当は爺様が颯爽と助けに来るイベントも考えついたのですが、此処は流れに任せようかとオフレコで。】   (2014/6/3 21:27:32)

夜花♀隠し巫【あのまま肝試しの要領に東へふらふら歩いた夜花を止めず、あるいは後入り様が誰もいらっしゃらなかった場合、逃走幕に変わりはありませんが、女さらいの噂に始まった長語らいの結末が少しずつ別れていきます。爺様の雷は……東へ向かって東へ走ったら降ったことでしょう。息が合いますようで。】   (2014/6/3 21:29:42)

鏡花♂浪人【成る程、成る程。何となくネタが読めて参りました。――それは惜しい事をしましたが、性格的に其処と知ってしまったら絶対に近付かないのが弟です故、矢張り今回もお目見えにはならなかったようです。】   (2014/6/3 21:32:09)

夜花♀隠し巫【ふふ、社語りの核でございますゆえ。夜花が理性保って戻ってこれましたので、初お目見えのソロルも考えつつ。毎度展開を助けていただいてありがとうございます。楽しゅうて楽しゅうて】   (2014/6/3 21:35:45)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鏡花♂浪人さんが自動退室しました。  (2014/6/3 21:52:10)

夜花♀隠し巫【とと……鏡花様、長いお時間、ご一緒いただきありがとうございました。どうか良い夜を。】   (2014/6/3 21:55:40)

夜花♀隠し巫【それでは、真夏日が続く中、少し早いですか薄ら寒い肝試しの幕にございました。見守りいただきました窓辺様に感謝を。今宵これにてまた近々……『あーそびましょー』 】   (2014/6/3 21:58:26)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/6/3 21:58:38)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/4 17:14:20)

夜花♀隠し巫【こんばんは。此度は昨晩の紡ぎに続く幕間の一人語りのみにて。】   (2014/6/4 17:14:36)

夜花♀隠し巫(それは、あの童歌から逃げ戻り、社の座敷牢に戻った夜の翌朝のこと。)……はい。仰るとおりにございます。川の上流へ歩き、林の木々が松ばかりと気づく頃、どちらの気配も消え失せておりました。物ノ怪に背を取られたわけでもなく。(黒い長髪は櫛を通され、背筋正し膝に両手を添えて、伏した黒眼の視線の少女は静かに、上座に座る眼前へ答えた。)……いいえ。誰も。終始私一人にございました。(眼前からの問いに視線を動かすことなく、静かに、抑揚を欠いて一つ嘘を答えた。)……誓って、一人にございます。(二度同じ言葉に問われても、静かに、抑揚を欠いて一つ嘘を答えた。)   (2014/6/4 17:14:54)

夜花♀隠し巫(恐らく童歌の主に呑まれたであろう護衛方のことはさておき、決して弱くない彼らをいともあっさり失った挙句、公では眼前がそうであるとはいえ、祓魔筆頭がたかだか童声に退いたとあっては、さて、二人きりの座敷牢で眼前はどうするのだろうか。頬を叩いて帯をいいことに腹を蹴り踏むか、髪を鷲掴んで引き上げ引き倒して喝るかのどちらかかな、とあたりをつけて静かに目を閉じる。外歩きを許された日からはぱたりとなくなっていたが、どのみち、もう慣れたことだ。それに、今回に限っては返す言葉もない。助かったからよかったものの、自分の弱さがまた傍にいた者を危険な目に遭わせたのだから。)   (2014/6/4 17:15:14)

夜花♀隠し巫――「喰ろうて力を溜め、お前が祓えい。そのためのお前だ」   (2014/6/4 17:15:27)

夜花♀隠し巫……(意外。問うてきた声音に激すらも宿さずただそう言われただけ。)――はい。(一択の答え。もとより、そのつもりだ。……そうしないと、いけないのだ。そうでないと何のために、自分を大事に想い、ここより温かい場所へと手を差し伸べてくれた者たちを振り払ってここに残ると答えたのか。)……爺様。(立ち上がった眼前を呼び止め、問うた。)……影踏みという遊戯をご存じですか?   (2014/6/4 17:15:45)

夜花♀隠し巫――「童遊びは童に聞けい。柊ノ御家より賜りし『外歩き』、無駄にするでない」   (2014/6/4 17:15:59)

夜花♀隠し巫(それだけ。木格子戸が開いて閉じられる音。足音が聞こえなくなる頃。溜息一つ。)……見分広めという意味では相違ないのだがな。(外歩き。何のための、何を願ってくれて――思うと、大人しく膝に添えられていた両手が強く強く握りしめられた。)……分かっている。(自分にあるいは誰かに一人言って、俯く。肩を滑った横髪が隠した顔は、帯に眠る祓魔の短刀しか知らずのこと。)   (2014/6/4 17:16:21)

夜花♀隠し巫【以上となります。】   (2014/6/4 17:17:12)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/6/4 17:17:56)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/4 20:58:10)

夜花♀隠し巫【こんばんは。今宵お客様がいらっしゃるとのことでしばし待ちにて。】   (2014/6/4 20:58:57)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/4 21:04:02)

平之介♂享楽人【お待たせして終い申し訳なく。今晩は】   (2014/6/4 21:04:33)

夜花♀隠し巫【平之介様、こんばんは。今宵は狭い舞台へのお声かけをありがとうございました。ふふ、こちらこそ慌てて媒体再起動をかけておりまして時計を見てひんやりと。お待たせいたしました。】   (2014/6/4 21:05:45)

平之介♂享楽人【狭い舞台で在ればこそ、出来るものも在ります故に。先に一つ、お願いしても宜しいでしょうか。】   (2014/6/4 21:06:55)

夜花♀隠し巫【かしこまりました。それでは黒少女との邂逅幕。どうか良き紡ぎとなりますよう――少々お待ちくださいまし】   (2014/6/4 21:08:57)

平之介♂享楽人【何卒、お手柔らかに。宜しくお願いします】   (2014/6/4 21:09:44)

夜花♀隠し巫――っ!!(昨夜が昨夜で今朝が今朝だったからか、夕刻に横たわったきりの眠りはひどく浅かった。)……夢、か。(昔の。だいぶ古いのと、少し古いものがごちゃまぜの、そんな、夢というより限りなく記憶再生。息を一つ、深く長く。)……(古木戸のほうへ目をやる。が、少し思って、かぶりを振って淡紫襦袢を直し、黒着物を肩に羽織って袖を通し、緋色帯を後蝶に結び直す。やはり少し、外に出た方がいい。そう思った。)いくぞ、『黒蝶』。(枕元に横たわっていた緋色の短刀を帯に差し、木格子の戸を開けた。――リ、リリン……外歩きを告げる合図の鈴音が暗い座敷牢に響き、黒着物の少女はそのまま人の気配のない境内をつっきり、長い大階段を下りた。見上げれば月は三日月。長い夢のように思えたが、陽が落ちてそう時間が過ぎたわけではなかったらしい。そろそろ見慣れてきた夜の大通りは提灯があちこちにぼうっと灯り、食事処の店の中からは芳香や愉快な笑い声が溢れ、心地良い、平穏の音の中を眼こすりながら黒い少女が歩いた。)   (2014/6/4 21:20:16)

平之介♂享楽人(ちり、ん。草履が地を擦る音に続き淡く鳴る鈴の音。其れは、色町で在れば恐らく大抵の者が聴いたことのある音だろうか。ゆら、と不規則に足音を鳴らし乍、揺蕩う様に大通りを歩く。今日も今日とてひと仕事終え、帰路の途中。空いた腹を気にしつつも、匂いに釣られ現れたわけでもなく。ただ、何時もの虫が男の中で気儘に寝返りを打っただけ。眠た気に目を細く開けながら、袂の中で軽く腕を組んで、人の中を行く)……おや、こんな時間に ……1人歩きかい?(ふと、目に着いたのは漆黒の少女。生来のお節介焼きが反射的に口を開かせたか、この場に似つかわしく無いという違和感も在れば、其れ以外の何とも言い表せぬ何かを感じて、すれ違い様に声を落とす。少し、気だるそうに、然し澄んだその声は喧騒の中でも確りと届くだろうか。ちり、と足音を落とす度に鳴っていた鈴が、濁って鈍く音を立てた)   (2014/6/4 21:33:33)

平之介♂享楽人【普段は慣れぬ携帯であれば、速さも文量も劣ります故。ご了承を】   (2014/6/4 21:35:24)

夜花♀隠し巫【はい、ですがどうかお気になさらず。私も遅い筆ですので、ゆらりゆらり、楽しく紡げますことが最上】   (2014/6/4 21:37:09)

夜花♀隠し巫 ……今日はちゃんとついてきているな。(ぽそり、賑やかな夜町の音に紛れた。ちらちらと視線を感じる外歩きは決して自由になりきった気分ではないが、なぜかな、今宵は気配を感じることに、変わらずの日常に、小さな安堵を覚える。)さて……(あたりを見回す。誰と話すでもない一人で歩くときは大抵この辺りの屋根に白子猫がいるのだが、夕餉時なのだろうか、見当たらない。小さな寂寥)――?(チリ、ン――鈴の音がどこかで響いた気がした。音のほうへ体を向けると、紺着流しの男がすれ違う。一つ結の黒髪がかすかになびいた軌跡を追えば、声が降る。声を追って、振り返って、言った。)一人だが……陽が落ちた後に一人歩くのはそうも珍しいものか?(静かな、抑揚の少ない声音。初めてではない問いにまだどこか眠そうな黒眼はしかしまっすぐに見、小さく首を軽く傾いだ。)   (2014/6/4 21:44:12)

平之介♂享楽人……最近は色々と、物騒 ……みたいだから、ねぇ。 此時間とは言え、何が在るか。 分からないものだよ。 ……特に、貴女みたいな空気を纏う人は(物騒。其れは、人と人との話もそうでは在るが、何よりも男の暮らす界隈を賑わすのは物の怪、妖、禍つ魂を持つ存在に付いて。自分でこそ経験は無いが、色町で話す男女は口々に其れについて話題にした。恰も、他人事の様に。凛とした少女の返答に、薄目が開いた。男の心を燻るのは、予感。好奇心でも在り、僅かな不安を胸に孕み乍、自らに向けられた黒眸に確りと視線を合わせて。くす、とはにかんだ)……私は、平之介。他人には、良く"平"と呼ばれているよ。 ……呼び止めて、済まなかったね。   (2014/6/4 21:54:46)

夜花♀隠し巫 そうだな……。瓦版は、少し読んだ。(気になっている女さらいの話もそうだが、こと物騒なのはこの通りでも、社の庭でも、大して変わらない。世の女子がどう思っているかは分からないが。)気遣いに感謝を。大丈夫、物騒には慣れている……平之介。(名を言うまでに一拍止まって視線が泳いだのは、名前を短く呼ぶ習慣ということを知ってはいるものの実際に聞くのは初めてで。)……私は、夜の花と書いて、「よばな」と言う。しかしそう物騒を呼ぶように見え――(見えるのか、と問おうとして、ふと思い出したかのように帯の中の短刀を見て)――見えるか。町娘は持たないみたいだしな。(小さな小さな溜息。まだ世からは遠いのか、と。寂寥が刹那、黒眼を染めては霧散して。)   (2014/6/4 22:10:49)

平之介♂享楽人(正しい名で呼ばれたのは久方振りで在れば、何処か身体の内が擽ったく、1度瞼を落として。ふぅ、と小さく息を吐いた)……夜花か。いい名だ。 ……然し、夜は夜でも、斯様な喧騒には花は咲けぬだろう。(組んだ腕を崩し、左肘を刀の柄へと載せて。ちり、と鈍く鈴が鳴った。 )……1人では、な(切れ長の目が、また一層薄くなった。少女の視線が示した其れには、視界の端で捉え乍も気にするそぶりはなく。口元に右の掌を当て、小さく欠伸を掻いて) ……生憎、名前で呼ばれるのはむず痒いのでね。 ……平、と読んでくれると嬉しい。 ………さて、此処ですれ違い、言葉を交わしたのもまた縁。 ……一人、月見で在れば共に如何だろう。 無論、夕餉で在れば、其れでも。(柔和そうな面持ちを浮かべ乍。然し、初対面の相手にこうも誘いをかけるのは、矢張り生来の性で在れば、如何受け取られるものかと、返答を待つ)   (2014/6/4 22:25:36)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、夜花♀隠し巫さんが自動退室しました。  (2014/6/4 22:30:53)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/4 22:31:23)

夜花♀隠し巫【し、失礼を……】   (2014/6/4 22:31:30)

平之介♂享楽人【おきになさらず。ごゆるりと】   (2014/6/4 22:34:08)

夜花♀隠し巫(名を褒められると、どこかくすぐったい。くすぐったさに黒眼の端が少し綻んで、見上げた。)母と揃いに空と花を並べた授かり名と聞いている。……面白い喩えをするのだな?(人を見て、咲く花、と。好奇心が、チリ――と、また近くで聞こえた鈴音と一緒に鳴った。)そうか、呼ばれ慣れているほうが良いのなら……平。(しかし名の響きほとんどを削る呼び方はどこかぎこちない。月見か夕餉と声かけられれば口元に細い指を軽く押し当てて考える仕草。夕餉刻ではあるのだが、なぜか今日は一日、胃を満たしたいという渇きはない。この渇きは、別物。この平穏に不要なそれ。ゆえに一択。消去法と言うよりも、今は――)……そうだな、今は、綺麗なものをそうと思って見たい。(灯りと賑わいに朧と映る空見上げて、ぽつりと言った。)   (2014/6/4 22:43:01)

平之介♂享楽人ふむ、為らば ……月灯りの夜に咲く、花でも見に行くとしようか。 ……嘸かし、夜と花は相性が良いだろうから、ねぇ(軽く顎先を撫でては、少女の何処と無くあどけない仕草に頬を緩めた。再び、ちゃりん、と鈴の音を鳴らし乍、少女の脇へと近づいて) ……さぁ、斯様な処目では、よぉく、目を凝らしたとて、見えるものも少なければ、何処ぞ、夜花が咲ける場所でも行こうかね。(小さく首をもたれて、少女の顔を覗き込めば、また目が細く笑った。距離が近づけば、男からは、少し甘い残り香が漂うだろうか。その後、来た道であるのに気にする素振りも無く、少女が行こうとしていた方角へと、人の流れを逆行するように歩き出す。少女の歩みを気にしつつ。再び、不規則ながらも、続けた鈴の音がなり始めるだろうか)   (2014/6/4 22:57:00)

夜花♀隠し巫(またどこか近くで響いた鈴音に、こくり、と、小さく頷いた。)昼と夜に咲く桜は不思議と違う顔と香りに見えた。桜の次に咲く花は……まだ一つしか見ていない。(そう思えば、楽しみが一つ増えて。近づいた顔に目を小さく見開いたのは、男が目を細めて顔を近づけてくることそのものよりも、花のような、ふと引きつけられる甘い香り。自分の知る香りの中では喩えがたいそれ。全く覚えがないという感覚でもない、不思議な、と括られた香り。)……?(賑やかな雑踏の中、歩を進めている間にふと首を傾げて辺りを見回して、紺着流しの背で止まる。)鈴の音がずっと続く……。平、お前の近くで。(鈴音、響き渡るには少し鈍いそれ。何だろう、と、黒い少女は鈴の音をゆっくり探しながら。)   (2014/6/4 23:11:44)

平之介♂享楽人桜か。……桜も良い。 だが、もう既に初夏だから、ねぇ。 ……花に、余り通じなければ、夜花が見たという其れすら ……想像がつかないかな。(尤も、今目の前にどんな花よりも興味深い、未だ花になりかけた蕾が在るのだけれど。ふと、かけられた声に立ち止まる。その動きに、再び鈴は鈍くないて音を止めるだろうか)……ん? ……あゝ、此れの、事かな。(少女と向き合うように体を直しては、右手を小さく挙げた。鍍金が斑に残る、鈍色の鈴が帯に結ばれて姿を見せて。鈴の音は、響くだろう?と、微笑み乍呟けば、また、今度は隣に並び歩き始め。歩くにつれて雑踏は過ぎ去り、軈て喧騒も遠くへと感じるようになるだろうか。) ……家は ……帰らなくとも、良いのかい(ふと、口にする、最もな言葉。今更ではあるが、何かを確かめようと。少女から伝わる、普通ではない何かを)   (2014/6/4 23:26:00)

夜花♀隠し巫 淡い紫の小さな……それこそ桜のような花弁が、寄り集まって蔦から垂れるように咲いていた。名は知らないが、とても綺麗だった。(数日前に、白子猫を抱きながら見上げた花。まだ咲いているだろうかと思いめぐらすと、鈴の音がふと止まった。鈍色の鈴を視界に収めては、)ああ、帯の飾りだったのか。……いや、男が帯を飾るのが珍しいと思って。(隣に並んで歩きはじめては続ける。)よく響くし好きな音、だが……鈴は呼子、それこそ物騒なものが寄ることもある。(抑揚の少ない調子にそう言っては素っ気ない忠告と聞こえるのだろうか、音たてず器用に人をよけながら黒眼の視線は覗き込むように鈴へ向けられていて。家は、と、尋ねられれば「ああ」と思い出したかのような声と共に視線を目が合うまで持ち上げた。)……いついても同じようなものだからな。最終的にこれさえ戻ればいい家だ。(これ、と言いながら指先でとんとんと軽く叩いたのは、帯から覗く緋色の短刀。語る声音はそれこそ素っ気ないほどに、さらりと。)   (2014/6/4 23:43:23)

平之介♂享楽人綺麗だと、感じる心は今の世の中には勿体無い程のものだね。……誰しも、普段其処に何となく在るものなんて、その内景色の一部にして仕舞うから ……ねぇ。(矢張り、何処か冷めた口調の少女に、喜びではなく不思議に目を細めた。然し、其れも刹那の事。くす、と小さく自嘲に似た笑をこぼして)……あゝ、そうだね。此れは呼子。……けれど、其の物騒なものを平らに収めるのが私の仕事 。 ……食べて行く為の、生き方で在るから、ねぇ。(無論、それは、色街の騒ぎを含めて、だ。尤も、男の興味を惹かないものについては、全く触れる事さえ無いが。そして、此れまた冷たく響いた言葉に、一度月の夜を仰いで)ならば、其れだけ置いて、夜花を何処ぞへ咲かせに行こうか。……夜花であるならば、相応しい場所に咲いてこそ、だろう?(何とも言えぬ返答。敢えて、戯言交じりに返せば、其の本筋に触れることはなく。)……あゝ、ほら、なんの花かは知らないけれど、咲いてるよ、未だ、蕾と混じって。 ……まるで、夜花の様。然し、蕾も、また花で在れば。(道すがら、何かは知らぬが、花と蕾が入り混じる其れを見つけては、垂れた先を手にとって呟いた。)   (2014/6/5 00:00:46)

平之介♂享楽人……さて、思うよりも、長い散策であればじっくりと花咲く様子を見るとしようか、ねぇ(続け、口にした言葉   (2014/6/5 00:03:24)

平之介♂享楽人其れは勿論、目の前の少女の事であれば。この後も、気の侭に少女と時間を過ごすだろうか………)【時間も時間なので、多少強引乍、此方はこれにて〆を】   (2014/6/5 00:04:47)

夜花♀隠し巫【かしこまりました。紡ぎに流れる時のなんと速いこと。綺麗な閉じをありがとうございます。それでは幕閉じを。もう少々お待ちくださいまし。】   (2014/6/5 00:07:20)

夜花♀隠し巫……そういう、ものか?綺麗は綺麗だし、そうでないものはそうでないと思うだけだが。(不思議なことをいう、と、黒眼はきょとんとゆっくり瞬きして見上げる。生業を聞いて刃を見れば、察して小さく頷く。しかしそれでもわざわざ呼ぶこともなかろうて、とは、口にしかけて止めた。自分のように隠し飼われる対価の仕事ではないのだろうから。)   (2014/6/5 00:25:56)

夜花♀隠し巫置いて、か……(帯の中の短刀と目を合わせて、初めて、クス、と、小さく笑う声の音が聞こえた。小さく小さく、どこか遠く。)考えなかったわけでは、ないのだがな。いざ手を離そうとするとどうしてか、目の前が何もない真っ白になる。だから、刃を求められる場を選んだ。悔いはない。(言いながら、見覚えのある、垂れたように咲く花の先に手を伸ばして、細い指先に軽く触れた。)……悔いはない、が、時々、咲ける場所と咲くかどうかを選ぶことができる花たちを、羨ましく思う事がある。(その花は、目に収めたそれだけにあらず。隣に花見上げる不思議な男をはじめとした、生けとしたちの、生き様という名の花。夜を冠する、蕾交じりの黒い花が月下に真に咲くのは、まだ、もう少し先の話。今はただただ、先に思いめぐらせ月明かりの下で愛でよう。)――綺麗。   (2014/6/5 00:26:04)

夜花♀隠し巫【これにて幕閉じとさせていただきます。平之介様、此度はご一緒下さいましてありがとうございました。静かで奥深い語り。】   (2014/6/5 00:27:51)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/6/5 00:28:37)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/5 00:28:45)

平之介♂享楽人【長らく有難うございました。遅レス、至らぬ言葉で申し訳なく。願わくば、次はパソコンでご一緒することを】   (2014/6/5 00:29:17)

夜花♀隠し巫【ふふ、私のほうが長くかかっていまして。どうか謝らずにいてくださいまし、楽しかったのですから。はい、次の邂逅がどうかより紡ぎやすいもので有るのならば、共に願いましょう。】   (2014/6/5 00:31:03)

平之介♂享楽人【はいな。では、私はこれにて、裏へと引っ込むことに致します。おやすみなさいませ。素敵な一夜を有難うございました】   (2014/6/5 00:32:28)

おしらせ平之介♂享楽人さんが退室しました。  (2014/6/5 00:32:33)

夜花♀隠し巫【平之介様、御来室をありがとうございました。どうか良い夜を。】   (2014/6/5 00:33:12)

夜花♀隠し巫【鈴<よびこ>たちが呼び合った縁。花たちの行く末を、見守る月に託して、今宵これにて。見守りいただきました窓辺様たちに感謝を。】   (2014/6/5 00:35:25)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/6/5 00:35:33)

おしらせ七瀬透♂3年さんが入室しました♪  (2014/6/5 19:26:04)

おしらせ七瀬透♂3年さんが退室しました。  (2014/6/5 19:27:37)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/23 15:23:03)

夜花♀隠し巫【日が空きましてこんにちは。留守中にお客様がいらっしゃったようで。恐れ入りますが、主不在時はご入室をお控えくださいますようお願い申し上げます。】   (2014/6/23 15:25:37)

夜花♀隠し巫【それでは、ゆらりゆらり、と。町中ゆっくり一人語り風味ですが、後入様も歓迎です。お声かけくださいまし。】   (2014/6/23 15:26:24)

夜花♀隠し巫――『かーんなーぎちゃーん』――『あーそびーましょー』――『かーげふぅみしーて』――『あーそびましょー』   (2014/6/23 15:33:19)

夜花♀隠し巫(リン、と鈴が袖の中で小さく鳴った。雨上がりの午後に町へ散歩に出た黒着物の少女が眺めるのは、家の中で雨上がりを待ち望んでいた子供たち。商い通りの入口にたたたと三人、四人、駆け出してきて、「かげふみしよ!」「するー!」)――(一瞬、かげふみという童声に目が見開かれて足が止まる。よぎったのは、あの真っ暗な松林の風景。かぶりふって、もう一度子供たちの輪を見る。なにか相談して決めものをしているらしい。まだ雨に濡れている傘を閉じ、近くの木にもたれてその様子をぼうっと眺めていた。)   (2014/6/23 15:34:09)

夜花♀隠し巫(かげふみあそび――ひとりの鬼を決め、鬼が残りの子の影を踏んで捕まえて遊ぶ、追いかけっこの親戚のようなものだと、しばらく眺めて知った話。物陰のより大きな影に自分の影を隠して、「つかまえられないよー」と胸を張る子もいた。)自分より大きな影に溶け込む、か……。   (2014/6/23 15:55:14)

夜花♀隠し巫(子供たちのおいかけっこを見守りながら、瞼の裏に浮かべるは、ご神体である緋色炎が煌々と輝く台座――の、足元。影が生まれて奥へと伸びるその様。気に留めたことのなかったそれ。松林で聞いた不気味な童声たちも、ご神体のほぼ真裏という位置から聞こえたもの。)……(影が呼んだ?影踏み遊びに?もしあのとき、鏡花に呼び止められずあのまま踏み入っていたら、影を踏んでいたら……捕まえる?違う気がする。捕まえるというより、むしろ、今子供たちがそうしているように鬼と逃げる影が交替して――風一陣、背に寒気を運んできた。)   (2014/6/23 16:07:58)

夜花♀隠し巫――(とん、と遊んでいた幼い少女が一人、帯に顔埋める形にぶつかった。「ご、ごめんなさい!あ、お姉ちゃん影貸して!」)……?ああ、構わない。けれど、ずっとここにいると鬼に見つかって逃げ場がなくなってしまうぞ?(静かにいうその声音は遊びに熱中している子が微笑ましかったのか、どこか穏やかで。黒着物の後ろに隠れて縮こまっていた幼い少女は見上げて、こくんと頷く。「そ、そうだよね……ってきたぁ!逃げるー!」)……そうだな……止まっていても仕方がない。   (2014/6/23 16:26:45)

夜花♀隠し巫祓うための祓魔<わたし>……(子供たちの声が遠い中、俯いて呟く。顔をあげて、そのまま空を仰ぐ頃、もう一陣、風が駆け抜けた。影色の着物の少女は雲から顔のぞかせる陽を見上げて、鼓膜にもう少し近くになってきた子供たちの遊び声に紛れて言った。)……行こう、「黒蝶」。あれは私が祓う。(帯の中で眠る短刀にそう語りかけて、黒着物の少女はしずかにその場を後にした。)   (2014/6/23 16:30:27)

夜花♀隠し巫【此度これにて。またいずれの巡りにて。】   (2014/6/23 16:30:46)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/6/23 16:30:50)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/26 21:03:32)

夜花♀隠し巫【こんばんは。今宵お客様がお見えになるとのこと。お待ち申し上げます。】   (2014/6/26 21:04:27)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/26 21:04:32)

平之介♂享楽人【お邪魔いたします。其れでは書き上げた訪問の噺を1つ。】   (2014/6/26 21:04:53)

平之介♂享楽人(先日、夜花見を供にした少女がうわさに聞く巫女だと知ったのは、彼女と別れて数日後の事。短刀を身に帯びるその姿が気になってか、色町の伝手を頼りに噺を集めれば意外直に寄せられて。漸く、色町沙汰が収まる頃に至って、改めて色々と話に聞く社へと訪れる。何時もと変わらぬ男にしては多少派手な風体に番の者は眉を顰めたが、数分後に奥へと通された)――――…へぇ、中は、此の様に為っているのだね。(足袋が床を擦る音と供に――ちゃり、ん――鈴の音が響く。奥へと通されるに当たり、刀こそは一時預けたにせよ、男の音たる其れは、何時もと変わらず足音につられ響く。物珍しげに廊下を歩く最中、目線を配るが案内の男は無言の儘。ふぅ、と言葉に続け愛想の無い男へ溜息をついた。屹度、奥の間に居ると言う彼女にも、徐々に近くなる鈴の音は届いているだろうか。荘厳な雰囲気を醸す内部に当っても、常と変らず合わせた袖の中で腕を組み。鈴音と供に近付き往く―――享楽人)…今宵は、月が綺麗だよ。(彼女の前へと辿り着けば、何時もと変わらぬ笑みを浮かべ呟くだろうか。少しばかり、深緑の匂いを纏って)   (2014/6/26 21:05:46)

夜花♀隠し巫【平之介様、改めてよろしくお願いいたします。どうかよき紡ぎとなりますよう。投下まで少々お待ちくださいまし。】   (2014/6/26 21:06:18)

夜花♀隠し巫訪問?この時間にか。(月が煌々と世を照らすその夜、この座敷牢に来訪人ありきと世話係に聞かされた。)……(「また」か、あるいは「まだ」か。身をもって祓うという行いを慰みという行為にすり替えられ続けてそろそろ十年か。ささやかな自由を許されて以来ぱたりと偽の祓魔請いは消えたが、その伝手の噂までが途切れたわけでもなく、何度か偽物を追い返したこともある。さて今日はどちら、か。読み散らかした巻物を戻しがてらちらりと木格子の向こうへ視線をやると――)――鈴……?(鈴の音。足音のような調子に響くそれ。少しずつ少しずつ明瞭へと響いて。瞬き数回。思い当たる男が一人。そして当たりであった。月を褒める第一声。視線を一度、小さな窓越しに見える月へと移して、木格子の向こうから数段下に佇む来訪人を見下ろした。)そうだな。なにもこんな窮屈な場所から眺めずとも良いのに。(声音は、静かで。視線はどこかが訝しげ。なぜここにいると問わんばかりに。)   (2014/6/26 21:23:00)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/6/26 21:25:53)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/26 21:26:25)

夜花♀隠し巫【おかえりなさいまし。頭出しに時間をとってしまい(深々と。】   (2014/6/26 21:27:25)

平之介♂享楽人ふふ…何も、そう邪険にしないで呉れよ。折角、月見の誘いに来たと言うに。 はは……然し、其れにしても、此れじゃぁ本当に、囚われの巫女だねぇ。あの時は微塵も斯様に感じなかったのだけど。(ちゃ、り と鈍く鈴が留まる音が響く。頭上から何とも言えぬ視線を投げかける彼女に臆する事無く、男の様子は悠々と。平伏する素振りも、見繕う素振りも有はしなかった。まるで窮屈だ、と言わんばかりに合わせた裾を離し、口元に当てては小さく欠伸を掻いた。其の後、確かめる様に木格子の1つを手に掴んでは力を加えるがびくともせず。戯れの様に肩を竦めれば、その視線は何時もの様に何処か眠たげに巫女と知れた彼女へと向けられ。然し、その瞳には羨望も畏れも、敬いも有はしないだろう。)…そう、全く、見るからに窮屈な場所だよ。 ……故に、如何かな、今宵もまた一つ、夜に綺麗な花を咲かせてみては  ……ねぇ?(ふふ、と小さく笑みを浮かべ。相変わらずの仕草で頸を傾げた。その素振りに合わせ、ちゃり、と濁った鈴が鳴って。)   (2014/6/26 21:33:21)

夜花♀隠し巫 最後は私が選んでここに根を下ろした。……月見誘い?(はてな、と首を傾げる。この身を祓魔と知って訪れる者で何も憑けず、苦しむ様子もなく、しかしかといって自分を色眼鏡越しに見る目でもなく。視線まっすぐ合う中、ちゃり、という鈍い鈴の音一つ。高く広いだけの殺風景な座敷牢に響いた。)……わかった、そういうことであるのなら……(戻しかけの巻物を置いて立ち上がり、ゆっくり木格子の戸へと歩き、鍵のないそれを押し開いた。下りてくるほどに、祓魔の巫の威は少しずつ、少しだけ、夜気に霧散し、)随分と歩かせたな。――こんばんは、平。(見上げ、巫と知れた黒着物の少女は鈴音につられるように軽く首を傾ぐ仕草。)良い場所に宛てでも?   (2014/6/26 21:49:47)

平之介♂享楽人あゝ、此れ、鍵は付いて居なかったのだね。全く、不思議な物だ。捕らわれて居るのか、自由なのか。……夜花は、自由だと言うのだろうけどね。 今晩は、夜花。夜分に押しかけて悪かったねぇ。(意外、あっさりと格子の中から姿を現した少女の傍らに立ち、言葉を落す。ふむ、と口元に掌を当てて無精ひげの剃られた顎を浅く撫で。言葉は延べつつも、其れとは違い表情にすまなそうな物は浮かばず。寧ろ、柔和な笑みが乗せられて)…そうだねぇ、夜に花咲くに、丁度いい場所は幾つか。唯、その前に夜市に寄っても良いかな? 先日、美味しそうなお酒を見つけたからね。 ……舶来の物、だけど。序に、月見の供も頼んで在るから。この間は、唯花見に尽きたけれど、矢張り宵に酔いを浴びて、見る月も格別だから ……ねぇ。(ちゃり、ん 再び、鈴の音を響かせ来た道を引き返す。摺り足の音と供に、先日少女と逢った時よりは少しばかり鍍金が剥げ、音色の定まらない不思議な音が都度耳に届くだろうか。)   (2014/6/26 21:59:41)

夜花♀隠し巫少し前では頑丈な錠前が下がっていた。ここへ来れたということは承知だろうが、見てのとおり隠され者だ。早朝も深夜もあまり関係はない。……夜に来る男は噂鵜呑みに勘違いで足を運んだかと思うことはあるが。(窮屈そう、な、小さな吐息。溜息。)……夜市?ああ、構わない。そういえばまだ外で酒を口にしたことはなかったか。舶来、の、か。(鈴音に手招きされるように、後ろをついて歩く。足音、鈴、足音――不揃いな音たち。)まぁ、私にとっては外にあるもの全て舶来のようなものか。(長い廊下と階段を抜けて境内へ。境内から敷地外へ出る大階段を下りゆく中、ふと、)……外の酒、か……。(ぽつ、と。)   (2014/6/26 22:13:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/6/26 22:19:51)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/26 22:19:57)

平之介♂享楽人へぇ…。まぁ、私は夜花に逢いに来ただけ。例え夜花が普段井戸の中に居ようが、牢に居ようが、共に月見出来るならば気にする所じゃぁ、ないねぇ。(階段を下り乍、気にもしないと言った様子。何せ、自分が逢いに来たのは魔祓いの巫女は無く、夜花なのだから。段を1つ下る毎に―――ちゃり、ちゃり――高く、短く鈴の音が鳴る。境内を後にする際に返された刀を差し、近付く喧噪を視線の先に)……ふふ、折角、好い月が出る時を待って、誘いに来たのだからね。用意した其れも、気に入って呉れたら嬉しい限り。 ……外で、お酒を飲むのは初めてかい?(軈て歩みは喧噪の中へ。然し、その中で在っても少女の傍らで鳴る鈴音は己を失わず、其処に在る事を示す様に響きを落す。或る酒屋の前で止めては“あゝ、少し待っていて貰って良いかな?”と告げ、中へと身を消して。程なく、舶来酒の入ったであろう瓶と、小包を持って現れる)……さて、月見の供も揃った事。花咲きに向おうかねぇ …夜花。(ちり、と鈍く音を鳴らし、少女の傍らで、満月に為りかけた月を見上げれば、喧噪から外れた東屋へと。川辺に近い其処は、男の知り合いが持つ庭園の一画。)   (2014/6/26 22:29:24)

夜花♀隠し巫そう言ってもらえると気楽に歩けるものだ。(月を見上げて、巫へ興味へもたれないことへの安堵。月にはどう映っていたかはさておき。)……?(前に会ったときと少し鈴音が違う気がするのは、気のせいだろうか。高く短く響くそれ。やはり不思議そうに見やって、外で酒を飲むのが初めてかと尋ねられれば、こくりと小さく頷いた。)儀礼用のものに少し口をつけたくらい、だ。(酒屋の前で見送るそんな言葉。やがて酒が入っているであろう瓶と小包片手に戻ってきた平と、鳴る鈴音の後ろをついて歩く。)花咲き……まこと面白い喩えをするのだな、平は。(咲く様生きる様。今宵は綺麗を綺麗と見るための。喧噪をゆっくり外れ、穏やかな静寂に気づく頃、居たのは庭園の一画たる東屋。)……(何が物珍しいのか、辺りを見回して大きく瞬きして視界を記憶していく様はまるで、幼子のようなそれ。)   (2014/6/26 22:43:58)

平之介♂享楽人(庭園へと入れば、丸石の続く小路を進み、引かれた小川の上にかけられた小橋を渡る。見えてきた東屋の1つを越えて、その先に置かれた東屋の1つへ。敢えてそうした理由は一目して判るだろう。最初の其れには屋根が在ったが、夜花を連れて辿り着いた二つ目には屋根が無かった。否、正しくは屋根らしきは在れども、其れは植物の蔦が絡んだ物。風情を愉しみに来たからで在ればこそ、月明りの差し込むその場を選んだのであった。――唯、其れを東屋と言えるかどうかはさておき。)……其れは、意外だね。今時、やれ祭りだ、祝いだ、と飲むものかと思って居たけれど。余り強い物にしなくて良かったよ。(木製の卓越しに、流れる小川を眺める様二つ並んだ丸椅子。酒瓶と、包みを卓に置いてはその1つへと腰を降ろす。丁度、上を見れば不規則に垂れた蔓の合間から月が覗き、下方を見遣れば直傍に溜められた池に僅かに掛けた月が揺らめく。―――風情。)……斯様な処に来るのは初めてかい ……此処なら、夜の花が咲いたとて、紛れる事も、残されることもあるまい。花咲には丁度良い、だろう?(くす、と少しばかり得意げに微笑み、傍らの空いた椅子を進めれば、包みを開き始め)   (2014/6/26 22:54:53)

夜花♀隠し巫他の者たちがどうしているかは知らない、が、表立った祭の日も日常変わらず。(小橋を渡る間、魚はいるかと足を止めかけては、ぱたぱたと鈴の足音を追いかけて。蔦屋根のほうの東屋にたどり着いては、指先にそ、と垂れる蔦の先に腕伸ばして、屋根の隙間縫うようにして視線を持ち上げれば、白銀が小さく丸く、雨続きにて塵を落とされて一層眩く輝いていた。)……綺麗。(ぽつ、と、唇から溢れた言葉。酔えと言われれば見上げているだけでそうなれてしまいそうなほど。……実際に酔ったことがあるのが返り血の匂いだけなのだからまた世とはずれた酔いなのだろうが、さておき。)初めて来た。いつも、雑踏に紛れることができるよう、賑やかなところにしか足を運ばないから。(いいながら、裾をあらため丸椅子に腰かける。)……何を持ってきたのだ?(解かれゆく包みを見ながら。)   (2014/6/26 23:07:43)

平之介♂享楽人(ちゃぽん。 小橋の途中、少女の抱いた問いに応える様に、池に小さく跳ねる音。其れは喧騒から離れ、せせらぎと風音、そして二人が紡ぐ言葉しか無い世界には良く響いただろう。)其れは、随分と退屈しそうな毎日だね。祭りなら騒ぎ、祝事が在れば知り合い関わらず目出度く騒ぐのが一番だ。 ……此れは、大陸から来た杏露酒と云うお酒。味は、飲んでみてのお楽しみ。……清酒とは随分と風味は違えど、月見には良く合う。(ちり、裾と腰に包まれた鈴が、包みを解いて座ると同時に息苦しそうに低く音を立てた。中から現れたのは此れも同様に舶来の硝子細工が施された酒器と、木の実が何種かと、果物の実を乾したものが入った包み。少女が身に付けた帯よりも僅かに淡い朱が底にだけ透ける一つと、淡い藍が透けるもう一つ。朱の其れを少女の前へと置いては、併せの包みも解いて)……雑踏にばかりいると、矢張り夜花は何時迄経っても、咲けないだろうねぇ。 ……ほら、無理せず、口に合わなかったら言って呉れれば良いから。何事も、試しよう。静かな宵も、酔いも、ね(とくとく、と朱の底を持つ酒器を満たす飴色の液体。水面には、飴色の月が浮かぶだろう。)   (2014/6/26 23:21:48)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、夜花♀隠し巫さんが自動退室しました。  (2014/6/26 23:27:46)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/6/26 23:27:52)

夜花♀隠し巫【とと、失礼を……。】   (2014/6/26 23:28:07)

平之介♂享楽人【私も何度もしているので、お気にせず。】   (2014/6/26 23:28:34)

夜花♀隠し巫(小川のせせらぎは身近な音の一つであるというのに、場所違えばこうも違って響くのか。耳澄ませれば虫たちの交歓歌が重なって、まるで時が止まったかのようなこの静寂に小さな動を与える。)そうだな、確かに、滅多に人が来なくなってからは籠っていると退屈だということに気づいた、最近。(社の者たちと、宴、と軽く絵に描いてみる。……どうにもやはり、黒着物だけが浮いているような。と、想像打ち切ったのは眼前に姿現した色違いの酒器。)……大陸……殿が治めし地の向こう……(ぱちくりとゆっくり瞬きする間に、少し木卓へと身を乗り出していた。)これが飾りものでなく器なのか。(目はもともと万人丸いものだが、その目を、丸くして。とくとくと、瓶から液体が躍り出る独特の音が鼓膜に心地よい中、飴色の水面はうっすらと夜空の鏡と成る。見ようと思えば、底にあった朱色も溶け込んでいる気さえして。夜風がふわりと鼻腔へ甘い香りを運んだ。)   (2014/6/26 23:43:42)

夜花♀隠し巫静かな場所も、か。そうだな、人の気がないならそもそも紛れる必要もない。……ん、いただきます。(干された果実に手を伸ばして口に運んではまばたき三回ほど。水気を抜いて味と香りすべて閉じ込めたらこのような味になるのかと。指先が思わず、唇を追うようにして口先に触れた。)……驚いた。(隣の男を見上げて、目見開いたままの顔で率直な感想。)   (2014/6/26 23:43:49)

平之介♂享楽人(隣に身を落ち着かせる少女をの様子、呼気の1つ、指先の動き1つを眺める様視線を向けて。この時ばかりは鈴も、空気を悟ってか甲高く鳴る事も、鈍く響く事も無い。自分にとっては何れも良く見慣れ、良く食べた物で在れど、少女が見せるその表情に自然頬が緩む。此れでこそ、月見に誘った甲斐があったものと小さく笑みを落して、顎先に掌を添えたまま流し目に酒器を掴む少女の指を眺めた。)……世界とは、広いモノだろう。あの社から数十分歩みを進めただけだと言うに、こうも違って見える。そして、未だ食べた事も飲んだ事も無い物はごまんとあるからねぇ。気に入って、貰えたかな?(少女の溢した一言。其れが何れの意味か問う事は無く、普段より大きく開かれたであろう瞳に、何時も通り眠たげに開いた瞼を向けて。首を傾げ乍、自分の酒器も飴色で満たした。こと、と酒瓶が卓へと置かれ、ちり、と鈴音が小さく鳴った。)……屹度、此れにはもっと驚くだろうねぇ。夜花の顔が、どの様に花咲くのか楽しみだよ。 ――――乾杯(併せに手を伸ばすことは無く、藍の酒器を手に持っては、少女に掲げて。応えられれば、かちりと音を鳴らし、其の侭喉を潤すだろう。)   (2014/6/26 23:55:24)

夜花♀隠し巫(こくん、と、味わった干果実を喉へと通して、)そうだな、とても……とても広い。(社のある方角へと目を向けるも、見えずのところ。ずいぶんと遠くまできたような気がして数十分歩いただけの距離。)気に入った、とても。……ん、こうか?――乾杯。(朱色底をの酒器をそっと両手に持って、所作ならって軽く酒器どうしを合わせて、鈴のように涼しい音が響く。飴色水面に浮かぶ小さな小さな月を見ると、黒着物の少女は何を思ったのか、ふ、と、口元小さく綻ばせた。)色付きの酒でも月は映るのだな。(言って、口へとゆっくり傾ける。)――?(甘い。香ったときも思ったが、自分が知る酒より甘い。酒分が鼻に抜けるに乗って、どこか遠く酸味の名残もある気がして。しばらくまばたきしながら飴色水面を見る以外に動けず。ようやく言葉を発することを思い出す頃、)米、というより、果物の汁を何かに溶かして飲んでいるような……(もう一口。惹かれるように。)   (2014/6/27 00:09:00)

平之介♂享楽人ふふ、心配せずとも、社までは私が送る故に。(こくり、と喉を鳴らし、清酒とは全く違う酔いが鼻を突き抜け、落ちていく。唇から僅かに離した儘、傍らの少女へと戯れ事の様におどけて告げる)……ならば、良かったよ、気に入って呉れて。此のお酒にも、良く合うだろう? 如何やら杏から作る物らしい。清酒より、夜花には似合うかと思って、ねぇ。綺麗な花を咲かせて呉れて、私も嬉しい限り。(確かめる様に、味わう様に飴色を減らす少女へ、自然浮かぶは愉しげな表情。こと、と知らぬ間に空になった自分の酒器を置いては、木の実を指先に、口に放る。その手の動きに、ちり、と鳴る鈴の音。静かな夜闇に響いて、今宵は禍では無く、風情を招く呼子と為るだろうか。先日見る事の出来なかった少女の表情を、既に幾つか見ることが出来、満足と行った様子。) …今宵見る月は、様々だろう。小さな窓から覗くだけが、月じゃぁ、ないんだからねぇ。(告げて、移ろう目線は夜空に浮かぶ月、水面に浮かぶ月、そして、少女の掌の中に在る小さな月へと向けられ。くす、と小さくその光景に微笑んだ。)   (2014/6/27 00:21:02)

夜花♀隠し巫――(くらり。ほのりと、臓が熱を帯びた感覚。)杏から?そうか、杏が酒になるのか……たしかに梅の酒があるくらいだ。杏もあっておかしくない。(しげしげと、お前は杏だったのかと小さく呟いてゆっくり少しずつ、飴色の水面を低くしていっては蔦の屋根越しの大きな月を見上げて。少しぼうっと熱帯びた中で見上げる白銀は、より一層、白銀として目に焼き付いた。)……平の鈴は、穏やかを運んでくるのだな。(黒い袖が口元隠す向こうで、クス、と笑う声が小さく響いた。酒精が悪戯して物静かに違う色を足したのだろうか。黒の双眼は細まり、くゆりと酒器をゆっくり傾けて小さくなった水面に小波一つ。月が飴色を泳いだ。)……綺麗。とても。月も、器も。   (2014/6/27 00:33:09)

平之介♂享楽人おや、大丈夫かい。…余り、無理はしない様に。 お酒は、愉しく、が一番だからねぇ。果物から作るものは、此れの外にも色々と在る様だよ。次は、別なのを持って来よう(口数が先程よりも多く、少しばかり酔いが回った少女へと、顔を覗き込む様に視線を当てて。思い出したのは、余りお酒を嗜む事は無かったという少女の言葉。然し、見る限り未だ程良い、酔いだろうか。とく、と自分の酒器を再び飴色で満たした)…如何だろうねぇ。屹度、判りはしないけど、此れは私の気分次第で、何でも運んで来そうだよ。(酒瓶を掌の中に、袖に包まれた口元を見る様に視線を向け。掌の月へと移ろう)…月見も、良い物だろう。尤も、斯様な宵に咲く夜花も、また良いもの。酒は矢張り、月と花に限るねぇ。此処には、風もある故。 ……残念ながら、鳥の囀りは無いけれど。(零れた言葉に続けるように含み笑いで紡げば、ふふ、と低く声を洩らす。花鳥風月とはよく聞いた物だが、例えるならば虫の音が混じる花虫風月。今迄自分がであった中でも群を抜いての一時。“もう一ついかがかな?”と、酒瓶を握った腕を掲げた。同時に ちり、ん と鈴の音も、久々に余韻長く響いて。)   (2014/6/27 00:44:01)

夜花♀隠し巫大丈夫。視界が歪むほどまで飲んだら月が見えなくなってしまう。(クス、と、もう一度。あれほど遠い月が、飴色水面に落ちては喉をゆっくり通っていき、甘い香りを残していく。色白の頬にほのりと紅を宿しては、月を見上げる。)何でも呼ぶ鈴……私だったら何を選んで呼ぼう。ああ、猫がいいな。散歩で時々見かける、白子猫。(一瞬、月が丸くなっているときの子猫の姿と重なった。そう思ったら少し面白い。)私で花見をするより本物の咲く花を見ているほうが心和むものがあると思うが……?(覗きこむように降ってくる視線を見上げて、小さく、首傾ぐ仕草。鈴音と二重にもう一杯とすすめられては、こくんと頷いて空の酒器を差し出した。)   (2014/6/27 00:57:36)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/6/27 01:04:12)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/6/27 01:04:45)

夜花♀隠し巫【おかえりなさいまし。気づけば夜も更けて……お時間のほうは大丈夫ですか?】   (2014/6/27 01:05:51)

平之介♂享楽人【此方、未だ問題なく。然し、時間も時間であれば〆を紡ぎましょう。】   (2014/6/27 01:06:32)

夜花♀隠し巫【私も今宵は時計を気にせずですので。それでは、瞼に無理なきようということで、このまま。】   (2014/6/27 01:08:25)

平之介♂享楽人ふふ、意外、歪んだ丸くない月も良いものかも知れないというに。(とくとく、と差し出された酒器。其処には出した時と変わらぬ朱。其れを覆い隠す様に、然し、満たされても薄く底には滲んで。幾度も、丸くも三日月でもない月を見て居れ場こその言葉。)……猫を呼ぶか。其れも悪くは無い。 …然し、為らば猫に鈴をつけて仕舞えばよい。其の白子猫は夜花の友だと。(見た事の無い、白い猫を想像しながら、首を傾げた。こと、と酒瓶を置いて、飴色で喉を一度潤す)…ふふ、本物の花は、もう幾度と季節の変わる度に見て、見慣れて仕舞ったよ。今となっては、初めて見る様々な表情の花の方が良い。矢張り、名前の通り、夜には綺麗に咲くものだと思って居た処だよ。(ちゃぽん、池の中で、再び魚が跳ねた。水の瞬きに風情を感じながらも、次の肴は其れも良いなと、多少風情からは離れた思いを隅で馳せ)   (2014/6/27 01:11:15)

平之介♂享楽人……夜花が気に入った様であれば、その酒器は上げよう。今宵、私に付き合って呉れたお礼として。(綺麗な物には、感性が働かずには置かないのだろう。最初、包みから取り出した時に見せた少女の様子を頭の中で思い出し。元より、この時の為に取り寄せた物であれば、其の方が良いと頷いた。序に、杏露酒も共に渡そうか。尤も、社に戻るまで残っていればの話しでは在るが……――――――夜も深々と更け、酔いが回った頃、少しふら付く足取りで歩く二つの影が在ったとか。もしかすれば、影は重なり、背中か、腕の中か。)   (2014/6/27 01:11:19)

平之介♂享楽人【此方は、此れで〆です故】   (2014/6/27 01:11:45)

夜花♀隠し巫【了解いたしました。それでは幕閉じを少々お待ちくださいまし。】   (2014/6/27 01:12:27)

夜花♀隠し巫私の……友……?(まるで初めて聞く言葉かのようにおうむ返しに言う。白子猫。町の散策のときにふらりと現れては傍をねだって腕を膝をとねだる声忙しない、きっとやんちゃで甘えん坊の。)……今度聞いてみよう。嫌がらないかどうか。(良く響く鈴を探しに行こう、と、また一つ町歩きの楽しみが増えた気がして。そしてやはり名の字をとって自分を花と見る男の言葉を聞いてはクス、と、一つ。)人一人の目を楽しませるなら、たまには、いいか。(干した木の実に手を伸ばしながら。その手がふと止まったのは、思いがけない申し出のこと。)……?もらって、いいのか?……(朱色底の酒器とにらめっこ。「自分のところへ来るか?」と問いかけるように。沈黙幾拍か。やがてこくり、と、頷いて )……ありがとう。大事にする。酒器以外の贈り物にも。(言って、男を見上げた顔は、祓魔の巫の威が息潜める、ただただ綺麗を綺麗と愛でる少女の小さな笑みであった。それは、少しばかり月が歪む視界の帰路、社まで送り届けられる間も褪せることのないものであったとか。初めて飲んだ酒に足をとられずにまっすぐ歩けたかは、月が見守った語り――)――今宵はありがとう、平。   (2014/6/27 01:27:33)

夜花♀隠し巫【これにて私も〆。幕閉じとさせていただきます。夜遅くまでご一緒いただきましてありがとうございました。ふふ、現にて杏露酒が恋しくなる語り。】   (2014/6/27 01:28:40)

平之介♂享楽人【此方こそ長々とお付き合い頂き、有難う御座いました。宜しければ、河原を変え暫しお話でも。】   (2014/6/27 01:29:27)

夜花♀隠し巫【はい、喜んで。】   (2014/6/27 01:29:48)

平之介♂享楽人【如何しましょうか、待ち合わせいたした所でも宜しくて?】   (2014/6/27 01:30:10)

夜花♀隠し巫【そうですね、お借りできそうでしたら。】   (2014/6/27 01:30:48)

平之介♂享楽人【と、使われている様で。待ち合わせに、個室をお作りしましょうか?】   (2014/6/27 01:31:45)

夜花♀隠し巫【ああ、それでしたら……閂のタグをたどりますと、もう一部屋ありますので、よろしければそちらへ】   (2014/6/27 01:32:32)

平之介♂享楽人【はい、では其方へ。】   (2014/6/27 01:32:45)

平之介♂享楽人【長々と、お部屋有難う御座いました。失礼いたします】   (2014/6/27 01:32:55)

おしらせ平之介♂享楽人さんが退室しました。  (2014/6/27 01:32:59)

夜花♀隠し巫【平之介様、今宵はおいでくださいましてありがとうございました。今宵これにて。見守っていただきました窓辺様らに感謝を。】   (2014/6/27 01:33:43)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/6/27 01:33:47)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/7/1 14:51:36)

夜花♀隠し巫【こんにちは。お客様がいらっしゃるとのことでしばしの待機にて。】   (2014/7/1 14:53:09)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが入室しました♪  (2014/7/1 14:54:43)

雪白♀大蜘蛛【改めて、宜しくお願いします。】   (2014/7/1 14:55:00)

夜花♀隠し巫【雪白様、こんにちは。此度は巫へお声かけいただきありがとうございます。改めてよろしくお願いいたします。】   (2014/7/1 14:55:57)

雪白♀大蜘蛛【(あちらが落ちられていなくて、あわあわしてきたのは内証です…) 此方こそ、唐突な誘いに乗ってくださって感謝いたします。不得手ですが、宜しくお願いします。】   (2014/7/1 14:57:52)

夜花♀隠し巫【(ふふ、私もこっそり前回やりました、とも内緒です) 頭出しまで少々お待ちくださいまし。どうか良き紡ぎとなりますよう――】   (2014/7/1 14:59:00)

夜花♀隠し巫(陽が長くなって夕餉刻になっても蒸し暑さが続くようになった頃。陽は真上を外れたものの、まだ夕餉刻にも空の茜にも少し遠い。昼と夕の間に不思議と小腹が空く頃。黒着物の少女はどうしていたかといえば――)女将、こんにちは。一本欲しい。(往来の賑やかな雑踏に面した団子屋の軒先で朱色の椅子に腰かけながらそんな一言。切り揃えられた黒く長い髪、黒い袖に青白い天の川をあしらった着物は、まるで夜を纏ってそこに座っているような。団子屋の女将は「お、きたきた!餡とみたらしのどっちがいい?」)……ここのところ読み物にふけっていたから、甘いほうがいいな。(――「んじゃあ餡が一番だ!はい、読むかなって思って瓦版もとっておいたよ」と女将は相変わらず豪快一歩前に通り良い声で笑って茶を出した。そんな、穏やかな午後の風景。)   (2014/7/1 15:08:05)

雪白♀大蜘蛛………ねえ。…頂戴な、これ。………そう。砂糖醤油の。 (陽の明かりはまだ高く、異形の出歩く時分では無い。無いと言うのに、ふらふら歩き出て来られるのは、長い時間を経て得た仮初めの人の子の身体を持つ故。それと、この姿を手に入れた頃から知っている事の所為。総じて―――人の子のこしらえる食事は、中々美味しいと、言う。) ……お茶? …ええ。頂きたいわ。そう… 熱いのがいい。 (初めて訪れた茶屋の、敷居をくぐるなりの言葉。見た目には色の白い…というよりやたら青白い女。線は細く、その割に女性にしては上背があった。着ている縹のきものは、すそに白い糸の模様を引いて、ごく簡素ないろどりのみに。淡白さからいっそ病弱に似るが、物怖じのない云い様は逆にふてぶてしくも映るか。たんたんと、無表情に要望を連ねた後はやり取りを経て、椅子に腰かけ。ふと、首を真横に巡らせた。)   (2014/7/1 15:21:01)

雪白♀大蜘蛛(視界に映る娘は、日中において夜闇のようにその居住まいを凛として。瞬きひとつ、ふたつ。無表情なまま唐突に、口にしたのは) ……ねえ。貴女。それ… なに? (指さすでもなく視線を落とす、少女の手の内の瓦版。挨拶でも名乗りもなくに、様相は不躾であるか。余談だが、気配は消し去り仮初めをまとうものの、今まで同族やら人の子に看破された回数も少なくは無い。自覚はないの、だけれども。…さて。)   (2014/7/1 15:21:53)

夜花♀隠し巫下手人上がらず……ああ、よかった、新しい被害はないのだな。(――「そうほいほい誘拐されてたまるかっての!はい、餡団子お待ち!しばらく顔を見せなかったからお嬢ちゃんにも何かあったか心配になってついつい瓦版をもら――あ、いらっしゃいいらっしゃーい!みたらし、ね。お茶もすぐ持ってくるから座ってな!」)……だからそう易々と連れゆかれるような身では――まぁいいか。(言葉返そうとした女将は次の客の相手をしに行ったため、視線は椅子において広げた瓦版に落ちた。薄くも鮮やかな青の着物の女性が視界に収まった気がして。)   (2014/7/1 15:37:35)

夜花♀隠し巫……?(団子串に手が伸びる前に、声をかけられた。指し示す白い指を伝うようにして視線持ち上げれば、その薄青色の着物の女性が隣に腰かけていた。)瓦版。世で起きている大きな出来事をこうして紙に綴り残して大勢に配るのだとか。(まるで人伝手に聞いたような物言い。実際、事実である。不思議なものだ。隠され者の自分が世間知らずだということくらいは自覚しているが、そんな自分と同じくして、曰く日々の営みに溶け込んでいる瓦版を知らないのか、と、小さく首を傾げる。――と、勘に限りなく近い嗅覚があることを告げた。)……(化けている。が、それだけだ。上手く化けているから何が化けているかまでは分からないが、今は同じく団子を食べに来た客。それだけのこと。餡の盛られた団子串を手に取った。)   (2014/7/1 15:37:40)

夜花♀隠し巫【――指のことは、お、お忘れいただきたく……!失礼を……。】   (2014/7/1 15:42:24)

雪白♀大蜘蛛世で起きている、出来事、……如何してそんな事、するの。 (問いかけが続いてしまった。唐突に投げた問い――本人は「唐突」だと言う自覚すら怪しい ――に、丁寧に返された言葉。それが人伝に聞いたようなものであっても、人ですらない蜘蛛は構わなかった。無機質な視線が、真っ直ぐ紙のうえを滑る。…読めない。顔をあげる。) ……なに。 (いっとき絡んだような視線に、何かを感じたか。淡白さに若干の怪訝を滲ませて、向ける言葉はつっけんどんに。と、彼女に運ばれてきた餡団子に視線が行った。見ている。) ……。 (じっと見ている。) ……、 (もう一言、薄い唇開きさしたところで、景気の良い声がかけられて我に返った。砂糖醤油に絡めた串団子、手渡されれば受け取る。淡褐色の蜜は、それはそれは甘やかに。同時に運ばれた熱い緑茶もそこそこに、はくり。) ……美味しい。 (食物への賞賛は、素直だった。)   (2014/7/1 15:48:59)

雪白♀大蜘蛛【お気になさらず…! というか私も団子「運ばれてきた」のくだりすみません…… orz】   (2014/7/1 15:49:59)

夜花♀隠し巫【大丈夫、大丈夫です。ゆるりゆるりと、楽しみましょう。】   (2014/7/1 15:52:00)

夜花♀隠し巫……そういえばどうやって作っているかは私も知らない。相当の量だから全て誰かが手が書いていたら人手が追いつかない気がするが……。(淡々とした問いに、静かな答え。黒の双眼は不思議そうに瓦版を見て首を傾げる。傍から見れば背丈違う姉妹にでも見えるのだろうか。)――ああ、失礼。色の綺麗な着物と思って。(視線を問いただすかのような怪訝な顔声音に。嘘ではないが真意でもない答え。どのみち、人だろうとそうでなかろうと、そうじろじろと見るのは良くない。こうして団子屋の女将に何も思わせない程度に化けているだけでも、祓魔の巫からすれば誠意だ。)……?(今度は自分が長く視線を浴びる番。自分というよりも、手元の餡団子串に目が行っている気がするが。何か言いかけて団子をかじる様に倣うようにして、自分も丸い団子を半分かじる。社での質素な食生活に慣れた舌には、まだ餡の甘さは目が覚めるほどのそれ。上手いぐあいに茶の渋味と相殺される感覚がなんともいえず好きで、)……うん、美味い。(素直な賛辞。独り言のようにぽつりと。)   (2014/7/1 16:07:16)

雪白♀大蜘蛛……面倒なこと、するのね。…なんて書いてあるの。 (手習いを得た事の無いものの言葉だった。すでに化け物と看破されていると蜘蛛は知らないけれど、其れでなくとも隠す気があるのかどうか。気はあるのだろうけれど、気遣いは限りなく最下層を掘っていた。周囲が見たら、不思議な取り合わせにも見えるだろう。不躾な問いかけ、誠実に答えしてくれる少女の眸、覗き込み。答えが変えれば、己の体躯を見下ろして。) ……。 (不思議そうに、まばたきを一つ。) ……貴女は、変わった色のものを着ているのね。…あまり、娘子には見ないいろ。 (今まで目にしてきた、彼女と同年代の人の子らは、どちらかと言えば明るい色彩や華やかな模様を此のんで纏っていたような気もする。意識して見たわけではないが、派手なものは目立つのだ。) ……闇夜に在れば、沈んでしまいそうだわ。 (盛られた団子、ひとくしあっという間にたいらげて。何気なく、枝のような指をさすなら、今度こそ真実その紬の模様に指をたどらせた。触れぬ距離、天の川を渡る、『蟲』の手。伏せた瞳が、着物から、少女の黒瞳に映り。半眼に細めた眼が、見つめ) ……。 (…団子に移った。)   (2014/7/1 16:17:25)

夜花♀隠し巫声の言葉で伝えると途中で尾鰭がつくからな。手間のかかることだが正確なことだとは思う。ん……?ああ、七日前に火事に焼け落ちた小料理屋が屋台で商いを再開したことと、ここのところずっと下手人があがらない女拐いの話と……番付の上位発表、か。菓子の……ん?この店も入っている。町で三番手だそうだ。(そうか、と、内心で全員が読み書きできるわけではない、と、社で小耳に挟んだ記憶が蘇る。そうでなくとも眼前は……まぁいいだろう。全員が読み書きできるわけではないのだ。己の着物の色が変わっているといわれれば、黒い袖に視線移す。)……ここの女将にも似たことを言われたが、これしかなくてな。他の町娘たちは色鮮やかで帯や襟に飾りをする者が多いが……私はこれでいい。(そう、この色は夜には便利なのだ。自分より大きな物ノ怪の影を踏むときに。昼は影に溶け込に、夜には空から降る色に気配をより薄く霧散させるこの色が。)   (2014/7/1 16:36:19)

夜花♀隠し巫……?(視線が、天の川をなぞるように動いた指先へ一度移って、浴びる視線に首傾ぐ。)……(何かついているのだろうか。それともこちらが巫と気づいて警戒しているのだろうか。いやそれならもっと気配に分かりやすいが)……(どうしたのだろう)……ああ、団子か。これがどうかしたか?(最後は内なる声が外に出た。はくり。返事を待ちながら団子をもう一つ頬張って。)   (2014/7/1 16:36:32)

雪白♀大蜘蛛………、詳しいのね。貴女。…其れに随分、誠実だわ。 (一頻り話を聞いた処で、然う告げた。眼前の少女は人の子に見える。だけれどその様相は随分と落ち着いて胴に入っていた…少なくとも、無知の蜘蛛にはそう映る。不躾でぞんざいな言に丁寧に言の葉織り返してくれた。賛辞と呼べるほどきれいな言葉も扱えぬ、見た侭の感想並べては、答えに返す感謝の言葉もようよう織れない蜘蛛の無意識の「礼」に換え。彼女の生い立ちは知らない、其れまで何処にいて、何をしているかも。それでも黒染めのきものを好み、年頃の娘に似つかわしくない静かな居振る舞いに落ち着くからには、何かあるのだろう―― と、其処まで繊細に考えられる器量が蜘蛛にあったかは、解らないけれども。) ……ふぅん。そうね。この団子は、美味しいもの。蜜もあまくて、甘露のようだわ。……おんなの人の子なんて、私はきらい。骨も肉も柔すぎて、なのに締めあげると、煩くて。耳が、痛いだけなのに。 (…蜘蛛にとっては「人気の菓子屋」から「女拐い」を汲んでの同じ食物の話で、独り言も交えた普通の会話のつもりである。残念な事に。) 【弐分ノ壱】   (2014/7/1 16:50:00)

雪白♀大蜘蛛(夜に沈む闇夜の色、言う通りくらがりにおいてはその姿を溶け込ませるだろう。その透き通る肌の色も、黒に染められれば目立つものでもないのだろう。彼女の言葉は、理にかなっている。その言葉に、向けりては) ……よく似た、色の人を知っているけれど。 ……夏は死んでる。 (…文字通りである。黒髪黒目で黒い着物で、昨年の夏はへばり果てていたのを覚えている。意識にとめては、艶やかな黒髪見据え) ……きものを用立てられなくても。髪留め程度なら、まかなえるんじゃないの。 (これしかない、という言葉を額面通りに受け取って向けた。長い黒髪も結い上げてしまえば熱をしのげるだろうと、余計な忠言が多いのは黒しかない、これしかない、と昨年の夏木の上で死んでいた「知人」が過ぎる為に。) ………。其れも美味しそう。 (…若干拗ねたように唇押し曲げて呟くは、大人げない一言だった。そっちにすればよかった、と背後に書いてある。)   (2014/7/1 16:56:42)

雪白♀大蜘蛛【↓弐分ノ弐です。 Σ長いすいません長いorz】   (2014/7/1 16:57:31)

夜花♀隠し巫【ふふ、文量は問いません。たくさん紡いでくださって嬉しい限りです。ありがとうございます。】   (2014/7/1 16:58:31)

夜花♀隠し巫誠実、か……?(はてなと首傾げる。言葉の意味は分かっているが、それを自分にあてはめられるのは人生で初めてで、まばたき二回ほど。)……そう言われたのは初めてだ。(あと一つ残った団子の丸に視線を逃がしてぽつり、と。心臓の辺りがくすぐったかったような気がする。と、団子への賛辞に続いた物騒な表現はおそらく喩えではなくて現にそうであろう言葉と思っては視線を泳がせて、女将が店の奥にいる間であると確認しては、)団子はたしかに美味い、のだが、あまり人の味はいわないほうがほうがいい。この界隈では……悪い意味で浮く。参考にはなったが。(往来の賑わいに紛れる静かな二人の会話。人の味は言わないほうがいいといいつつ、最後に付け足した一言が物騒に輪をかけた自覚は、この黒着物の少女には自覚がない。)   (2014/7/1 17:17:14)

夜花♀隠し巫……ん?私のほかにも黒着物で歩く女がいるのか。珍し――……ああ、珍しいが、私も一人知っている。夜に溶けて気配を先に気づけない天狗だった。(もし、世間は狭く同じ彼女のことだとして……夏に木の上でのびているかはわからないのだが。髪留め、と言われては、大事にしまったままの簪を思い出して、最後一つかじっては自分の髪を見る。飲み込む頃――)――結い方が、よくわからなくてな。一つ縛りにするくらいしか。縛ってみたことはあるが、なんだか息苦しくて。……ん?(視線がいわんとしたことを、やっと言葉で知った気がして、はてな、と押し曲げられた唇へ首を傾げる。)……もう一本頼めばいいのではないか?   (2014/7/1 17:17:19)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、雪白♀大蜘蛛さんが自動退室しました。  (2014/7/1 17:18:03)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが入室しました♪  (2014/7/1 17:18:10)

雪白♀大蜘蛛(おのれの感想は、彼女にとって意外なものだったらしい。眸をしばたたかせるのを、怪訝と見たのは蜘蛛である。信用されていないと取ったか、それでも己の正体かんがみればそれも仕方のない話である。) …思ったことを、云ったまでだわ。他の人の子の評価など、…私は知らない。 (仕方ない、と思いながらも憮然と視線を逸らしたのは、少しばかり不貞腐れて。容姿の(恐らく実際のものも)年代も背丈も此方の方がうえだというのに、どうにも大人げない様相ばかり目立つ蜘蛛は、勘違いの苛立ちまぎらすように砂糖醤油の団子を噛みちぎり、乱暴に咀嚼する。飲み込んでしまって、) …本当のことだもの。……、ああ。貴女も、人の子だったわね。…取って食ったりなんかしないわ。私は満たされていれば、人の子には手出ししない。…面倒だもの。 (淡々と告げるならば、黒い装い横目に。しかしてその風情は、やすやすと傷をつけられるものでも、ないのだろうけれども――)   (2014/7/1 17:29:16)

雪白♀大蜘蛛……。…さあ。ね。 (天狗、と聞いたならわずかと眸を瞠るだろう。それでも、ひとでもばけものでも溢れている世界だ。「彼女」と、限らない。) ……私も知らない、けれど。……若し、貴女の知っている「天狗」さんが、私の知り合いと、同じなら――― …結い方は、彼女に聞くと良いんじゃない。……知ってる筈だから。 (団子の最後のひとつ、少女が飲み込んでしまうなら、細くほそく息をついた。一旦悩んだように眸を伏せて手元を見。それから、ぐるぐると首を左右に振って。) ……良い。この次、に、する… (来た時と同じように、ふらりと立ち上がる。) ……私、もう行くわ。 ……貴女は?   (2014/7/1 17:36:42)

夜花♀隠し巫私も、人以外から恨み言を除いた言葉を聞くことはほとんどない。無暗に喰わずにいてくれるのはありがたい話だ。(言って、茶をすする。隣人が語る「彼女」にふと思いめぐらせ、そういえば夜の茶会以来しばらく会っていないと思って)……今頃、どこにいるかな。たしか住まいは隣村だったか。そこまで遠くには行けないから、また会えたら尋ねてみる。(茶柱にか、それとも再び言葉交わせる日を描いてか、口元が少し綻んだ。もし、同じ「彼女」の話だったのなら、とつとつと言葉少な目に語る彼女とこうして刃無しに語り合える縁が、少し、嬉しくて。茶を飲む間は、その前提が叶っていることにした。ふらりと立ち上がる彼女を見ては、)そうか、この次……わかった。(次、という言葉がなぜか、くすぐったい。)私はもう少し茶を飲んでから行く。……そうだ、名も知らぬのに長く話した。私は夜花という。(喜怒哀楽があまり混じらない黒の双眼は見上げて、覗き込むように首傾ぐ。――名はあるか?と問わんばかりに。)   (2014/7/1 17:49:04)

雪白♀大蜘蛛………。娘子って、ぞんがい物怖じ、しないものね。 (穏やかに緑茶を口にする様を目にしたのなら、呟いた言葉にはかすかな驚きを込め。思えばもう「化生」であると明言したようなものだ。種は云わねど、ひとを喰らうともはっきり告げた。人の子の、目の前で。…なれどこの少女のかんばせに、畏怖や恐怖は感じない。敵意や害意さえも。にわかに胸中がざわつくのは、驚嘆か、怯みか。その静けさが何処から来るのだろうと、思った。命に重きを置いていないか、其れとも異形に屈さぬ力があるか。其れとも――― 答えのない疑念を振り払う。おのれは蜘蛛だ。蜘蛛は捕えるものだ。だからとらわれてなんか、いない…) ……ふぅん。…私は、あのひとの住処は知らないけれど、………、貴女、 (言葉を切り。すぃ、とまたも指先を伸ばすなら。薄く揺らいだくちもとに。差し伸ばした白い爪の先、ほころぶ少女の弧をたどって、皮の先いちまい。かすめた。)   (2014/7/1 18:07:51)

雪白♀大蜘蛛……笑えるのね。ちゃんと。 (ふと面白げに、目を細め) …あんまり動かないから。人形かと、思った… (最後まで不躾である。次、という言葉はそれほど大したものだったか。解らないように、首を傾け。代価をその場に置いて、立ち上がる。) そう。………雪白。 (返すは、たんたんと。滅多に人を名で呼ばない蜘蛛は、ひらと手を振って、歩き出す。) 其れじゃ……さよなら。―――夜の子、さん。 (何時の間にか訪れていた、夕刻。逢魔ヶ刻の向こう側へ。)   (2014/7/1 18:09:43)

雪白♀大蜘蛛【大層遅くなって申し訳ありません(そして大幅に時間を過ぎてしまいました、すみません  此れでこちらは了とさせてくださいませ。】   (2014/7/1 18:10:43)

夜花♀隠し巫【ふふ、大丈夫ですよ。私もゆっくり紡がせていただいております。私のほうはまだ時間に余裕がありますので。それでは幕閉じまでいましらばくお付き合いを。】   (2014/7/1 18:12:16)

雪白♀大蜘蛛【ありがとうございます。ぜひゆっくりどうぞです。わくわくとご一緒させて頂きます。】   (2014/7/1 18:13:27)

夜花♀隠し巫世の娘子の大半はそれこそ耳が痛くなるまで煩く喚くと思う。(困ったように言う。人形かと思われていたらしきには、殊更。)人形とは、よく言われる。字のごとく人の形であることは確かなのだが。(そう、人の子。人と、人のいうところの「化生」の間の子。不思議とどちらにも気づかれることが少ないが。そんな、人の形も笑みを知っていると知らされれば、そのときの少女の顔は安堵したそれように映ったのかもしれない。)……そうか。また、次に。……雪白。(去る背を、小さく手振って見送る。傍ら、置かれた代金を取りに来た女将が「今日はよく喋っていたじゃないか」と機嫌良さげに。)そうか?問われたことを返していただけだが。(――「それを、会話っていうんだよ」)……そうか、そうだな。湯呑が空になるのが早いと思ったら話して喉が渇いたのかもしれない。(「がんばりな。お嬢ちゃんはまだまだいっぱい、色んな人と一緒に話して、団子食って、大きくなるんだから。あの青色のお嬢ちゃんもね」)――?(はてなと、首を傾げると、恰幅のいい女将は通りの良い声で一人大きく笑ったのだとか。)   (2014/7/1 18:36:04)

夜花♀隠し巫【大変お待たせいたしました。これにて私も〆。幕閉じとさせていただきます。】   (2014/7/1 18:36:31)

雪白♀大蜘蛛【素敵な〆です。ありがとうございます。こう、なんか毒にも薬にもならないというかいさかいいさかい言ってたのはどうした、みたいな感じですみません。ありがとうございます。素敵な時間でした。】   (2014/7/1 18:37:14)

夜花♀隠し巫【ふふ、団子の甘味が場を柔らかくさせたということで。とても穏やかで、どこか微笑ましい素敵な紡ぎにございました。ご来室をありがとうございます。】   (2014/7/1 18:38:52)

雪白♀大蜘蛛【甘味最強説… ありがとうございます。それではお先に此方は失礼します。ありがとうございました。(ぺこ】   (2014/7/1 18:39:32)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが退室しました。  (2014/7/1 18:39:36)

夜花♀隠し巫【雪白様、ご一緒くださいましてありがとうございました。窓辺で見守りくださった皆様も。本日これにて。】   (2014/7/1 18:40:21)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/7/1 18:40:28)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/7/2 21:37:30)

2014年06月03日 20時21分 ~ 2014年07月02日 21時37分 の過去ログ
花ノ真、真ノ祓魔
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