チャット ルブル

「花ノ真、真ノ祓魔」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ 主不在時入室○  和風  ファンタジー


2014年08月02日 11時19分 ~ 2014年08月09日 22時31分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

平之介♂享楽人【「僕の家」→「私の家」です。】   (2014/8/2 11:19:32)

夜花♀隠し巫いつも、思うのだがそんなに夜道は――……ああ、まぁ、平坦でないときもあるか。連れ出したのは此度私のほうだというのに、ありがとう。(一度酔漢に絡まれたことを思い出せば、毎度送り届けてもらうほどに夜道は危ないのか、と、続けようとした言葉も霧散して。)夜に役目が多い、か。そういえば私も祓いが長引くのは大概夜の時で、そういう日は夜明けに眠って昼まで起きないことのほうが多いかもしれない。(とつとつと話す調子に、近くで鈴の音が鳴れば、務めの話でも歩が軽くなるというもの。団子屋の女将と何かあったのやもと言われれば殊更首を傾げて)……文の書き方の相談は、確かにしたけれど。特にいつもと変わらないぞ?(何を頑張るか今度聞いてみる、と、添える頃には町の風景は少しだけ変わっていて、自分の知らない通りを歩いていた。中央の大通りを外れて、少し建物の雰囲気が変わってきた。垣根に敷地を区切る一画を珍しそうに見て回し、あそこ、と言われて止まった視線を追うと、控えめに建つ家が一軒。歩進めて戸が見えるところまで歩けば、)……お邪魔します。(どこで覚えている作法なのか、敷居をまたぐ前で、小さく頭を垂れる、領域への挨拶。)   (2014/8/2 11:36:51)

平之介♂享楽人(文の書き方を相談した、と聞けば物事をさらりと伝える巫の事、何となく事情は掴めた。少し照れ臭そうな苦笑い)…何にせよ、夜は危ない。送って往くよ。 ―――……ふふ、借家だけどね。仕事で良くしてくれている人が便宜を図ってくれて、住まわせて貰っている。それに、この家には、私が呼びたいと思った人しか呼ばないから。夜花も、数える程の何人目か。……どうぞ(からり、戸を開けば、玄関口。そして、その奥にある居間との間を区切る様に、衝立が立てられて。居間の奥には台所。左を向けば開いた戸の先に縁側。その先には、畳敷きの寝室と、1人で済むには十分過ぎる程。家具や調度品はこの様な家に住む程度にはあるが、特段飾る様な様子も無ければ質素、だと言えるのやも知れない。然し、進みゆくのは縁側)…お腹が空いただろう?夏場の素麺は、家の中では無く、縁側で食べるのが一番(準備欲、並べられた二つの座布団。丁度、せり出た屋根が日陰を作っていて。見える小さな庭にある井戸、その傍らには、水を張った桶に西瓜と、夏蜜柑。)…直ぐに、素麺も用意してくるから。(り、りん。鈴音を淡く残し、響かせながら台所へと消えて)   (2014/8/2 11:48:47)

夜花♀隠し巫呼びたいと思う人間だけ、か……それは少し、羨ましい気がする。(隣の芝は青いという言葉がどこかの書物にあった気がする。今日なんとなく意味を実感した気がした。衝立に順路を示されているような空間。中に入れば外の日射が遮られる分、幾分か涼しくて。右に左にと移動する視線は忙しない。歩もおのずと大分にゆっくりとなって、縁側からの風景臨めば、小さく息を飲んだ。よくある素朴な風景、と、町に住む者なら言うかもしれない。ただ、それすらも新しい少女にとっては、目を小さくも見開いてまばたきして佇むのである。)……広い。(感想第一声。自分の領域とてだだ広い畳20枚分ほどのそれだが、役割などほとんどない一室と並べてみれば、区切られていつつも違う役割が同居している空間は、視界の中にだけでも広く思えたのだ。ちょこんと腰下ろした座布団の上でも、見回すこと止まぬ様は、落ち着きがないようにも映っただろうか。奥から時々響く鈴音が、縁側の日影にそっと涼しさを添えて、涼しい中を黒着物の少女の好奇心はあちこちへいったりきたり。)   (2014/8/2 12:03:53)

平之介♂享楽人(小さな、器が乗ればいっぱいいっぱいになりそうな台を、先ずは1つ。二人の座布団の真ん中より少し庭の方に置いて。)そんな気紛れな事ばかりしているから、余り人も来ないのだけど。―――此処に人を呼んだのは、数カ月ぶりかなぁ(いつの間にか刀は下ろしたのか、少し身軽な姿に為り、続けて持ってきたのは……盆に硝子作りの器に、笹葉を底に添えて。その上に盛られた瑞々しい素麺。そして、此方も同じような趣の、麺つゆ―――今日は、あっさりとだし汁に醤油、整えるための砂糖と塩をで作った――を入れた器。そして、磨り卸した生姜と、刻んだ大葉、みょうが、葱等、薬味の入った器を乗せて。言葉と、鈴音と共に縁側へと戻った)……こんな風に、夏を味わうのは初めてかな。ふふ、余り、色々なところを見ないで欲しいな、何分、恥ずかしくて―――必要と在らば、食事の落ち着いた頃に。ほら、西瓜と、夏蜜柑も、食べられるのを待ち遠しくしているみたいだから。(ことり、と小さな台の上に二人分の其れを並べながら、ちらり、視線が果物の入った桶へと)…一人だと、此れも使わず床に置いて食べるのだけど。夜花がいるから、ねぇ。さぁ、食べようか。   (2014/8/2 12:17:50)

夜花♀隠し巫ああ、すまない。物珍しくて、つい……。そんなに来客が珍しい家なのか。名前だけで文が届くのならむしろ逆かと思っていた。(あれこれと見回していると、音と声に引かれるようにして視線が戻ってくる。視界は小さな食卓。硝子作りの器は見ているだけでも涼しくなりそうで、薬味の色が素麺の白の傍で一層映えていた。)白雲が笹船に乗ってきたみたいだな。(さっきまで空の雲を見上げていたのか、そんな、綺麗、の代わりに出てきた言葉。)漆塗りの器からしか物を食べたことがなくて。もてなしをありがとう。……いただきます。(両手合わせて、小さな挨拶。そういえば、世話されることはあっても、もてなしを受けるというのは……十と八を生きて初めてのことかもしれない。そう思うと、一口口に運んだ素麺も、初めての食べ物では決してないというのにひどく喉越しが良い気がして。)……自分で食べるものを自分で支度するというのも、想像でしかないが、楽しそう。(町で朝餉準備の音たちを聞いていたら、ふと、そんな言葉がこぼれた。その顔は、帯に眠る短刀が場違いに思えるほどに、目元穏やかで。)――おいしい。   (2014/8/2 12:37:07)

平之介♂享楽人あゝ、文が届くのはこの家じゃなくて…仕事場の方だから、ねぇ。……さて、いただきます。(色町の者にとて、家を教えては無い。文を受け取るのは色町にいる知り合いから。薬味を取り、混ぜて、つる、と喉ごし良くひと口。)……夏の味だねぇ。矢張り、1人で味うよりは、斯様に夜花と味わうと随分と違う。…ふふ、白雲の味は、気に入って貰えたかな(何のことは無い、唯の素麺なのだが。自分が思うのと同じ様、巫にとっても、普段の其れとは違く、そして美味しいと感じて貰えたら良い、と思い乍。また一口、彼女の云う白雲を口元へと運んだ。垣根や、家によっては庭木もある所為か、近くと遠く、何れか分からぬ処から聞こえるのは、鳥の囀りと虫の鳴き声。涼しげな風が、頬を撫でた)……夜花は、自分で支度した事が無いのかい。――夜花の作ったものと在らば、是非とも食べてみたいもの。ふふ、今度、共に作ろうか?(矢張り、と思うと同時に少し意外に思えた。屹度、夜花の事、直にコツを掴むだろうと思いながら。素麺に伸びる箸は、ゆっくりと、味わうように。然し、少しずつ無く為り往く白雲)   (2014/8/2 12:46:35)

夜花♀隠し巫平の務め、か……聞いてもいいもの、なのか?(薬味の入った汁に白雲の欠片を半分ほどつけて一口、二口。口にするほど涼しくなっていく気がするのはきっと気分だけの話ではない。社で一人食べるときは、涼を感じることもないというのに。まったくもって、不思議な話。だから箸もよく進むもので。料理を己で作ったことないことにはこくんと頷いて、)外歩きが許されても、隠され者であることに変わりない。あの一室で自由にできることなんて、許される書物を読みふけるか、裏口から庭に出るかくらいで。境内や大階段を歩くことも最近までなかったことだから、台所がどこにあるかも実は知らない。(淡々と、狭い日常を語る少女の声音に憂いはなく、それが当たり前であるかのように。だからか、共に何か作ってみるかという誘いは箸を止めさせるほどに惹かれるものあったようで)……いいのか?本当に、何の作り方も知らないが……。(喜怒哀楽の起伏の少ない声音と目。それでも、涼風に乗って奥からほのりと、期待と困惑が一度に灯った。)   (2014/8/2 13:01:37)

平之介♂享楽人別に、聞かれて困る程な裏稼業って訳でもないし、ねぇ。唯、以前にも言ったけれど、諍い多い色町の、何でも屋、と言った所かな。(つゆにみょうがを足し乍答えるその顔は、普段とは変わる事も無く。然し、果たして巫が聞くのはその先の話だろうか、と見つめて問いの答えの是非を伺った)…私には、夜花が隠され者だなんてのは全く以て思わないけれど。先程だって、ほら、団子屋の女将が、夜花に頑張れと言っていたよ。…外にも歩けて、人との繋がりも作れる。…ふふ、屹度“夜花”は自由なのだと思うよ、この、町の住人として。(そう、屹度、隠されているのは“祓魔の巫女”としての彼女なのだろう、と。唯、あの社の中でだけの話。違うのだろうか)…勿論、寧ろ、喜んで、かねぇ。私とて、夜花の料理をいの一番に食べれるならば、其れ程嬉しいことは無いからね。――なぁに、最初は簡単な物を作ればいいさ、お米の炊き方から。…ふふふ、愉しみだ。   (2014/8/2 13:13:10)

平之介♂享楽人(相変わらずの声色、然し、不思議とそこから、巫の期待が読み取れた。…と思えたらいい。何時の間にか己の白雲は無くなり、腹も程良く満たされて)…あゝ、そうだ。ならば、差し詰め西瓜の切り方から覚えようかい?(くす、と含み笑いを浮かべ、桶に浮いた緑と黒の其れを眺めた。)   (2014/8/2 13:13:13)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、夜花♀隠し巫さんが自動退室しました。  (2014/8/2 13:21:56)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/8/2 13:22:02)

夜花♀隠し巫何でも屋……定まっているようで定まっていない、不思議な仕事なのだな。(町で見た者たちは、何かしら見て分かりやすい生業を持っていることが多いだけに、漠然とした仕事を思い浮かべるには、まだ少し、想像の材料が足りないこの少女であった。)――……?(隠され者、ではない、と、言われては何を驚いたのか目を見開いて、そのまままっすぐ目を見上げたまま、まばたき三回ほど。ゆったりと繋げられる言葉を聞けば、鼓膜の内側を団子屋の女将の声が叩いて、歩いて出会った者たちの声がよぎっていって。)……そう、か……(ぽつ)……そう、映るのなら――(その先に言葉は続かなかった。代わりに、最後一口分の白雲が箸に乗って口に運ばれただけ。ただ、その口元はどこか嬉しそうに綻んでいた。)ごちそうさま。本当においしかった。   (2014/8/2 13:28:07)

夜花♀隠し巫――……ん?西瓜……(ふと桶の中で気持ちよさそうに水風呂に浸かっている西瓜を見て、平の顔を見て、もう一度西瓜のほうを見て、少しの間。まばたき交じりに、何に背押されたか、こくんと小さく頷いていた。)たしかに切るといっても刀で切るわけでもないし、な。……「黒蝶」、(呼ぶ声の先は、帯びの中の短刀。帯と同じ緋色の鞘に収まるそれ。)留守番。――他の刃物を触るときにこう言っておかないと、機嫌を損ねられるんだ。(まるで短刀が生き物であるかのように言いながら、鞘ごと抜き取って、コト、と、傍らに置いた。)   (2014/8/2 13:28:55)

平之介♂享楽人その分自由が利くからね。……顔も、自然と広くなる。良くも、悪くもね。 ―――だからこそ、斯様に誰か、心の合う人と過ごしたり、1人で過ごす時が一番落ち着くものだよ(垣根の向こう、広がる空に視線をぼんやりと向けて。)……ふふ、意外と、其れが普通に為って仕舞うと、分からなくなるものだよ。夜花は、社の巫女ではなく、夜花として、此の町に生きていると私は思うけど、ねぇ。(言葉途切れに紡がれた其れは、屹度、彼女もそう思ってくれたからなのだろう。その様子に頬が緩んで。)ああ、ご馳走様。 ……ふふ、屹度、随分と夜花の事が好きなんだろうねぇ。(器を再び盆に載せながら言葉を続けた。ちゃり、と腰を上げた際にくぐもった鈴の音が響いて。)   (2014/8/2 13:40:55)

平之介♂享楽人…包丁と、まな板を持ってくるよ(まるで、友にでも語り掛ける様な様子で短刀を置く様子を見届けてから、再び家の奥へと姿を消して。淡く、小さく、鈴の音だけが己が居る事を知らせるだろうか。―――程なく、まな板と包丁、そして矢張り透明で薄く平らな皿と共に。…然し、縁側では無く庭の方へと姿は在って)…折角だから、庭で切ろう。夜花。…ほら、おいで(促す様に、笑みを向けた。盥の縁に置かれたまな板には、冷たな西瓜が置かれて。)   (2014/8/2 13:40:58)

夜花♀隠し巫(夜花として――という言葉が、なぜだろう、特別くすぐったく響く。自分から社を取り払ったら、何も残らないと思っているのに、どうしてか、その言葉は確かにあって。)……ありがとう。(鳥の囀や虫の歌が響く中、聞こえるほどの大きさで響いた声かは定かではない。が、ぽつ、と、穏やかな声が夏空に小さく舞った。)――……?(立ち上がり際に降った言葉には、思い出したかのように不思議と書かれた顔に見上げて。背を目で追う中、思った。どうして、この男はこうも自分を連れ歩いて、そのたびに嬉しそうに笑むのだろう。答えの、見つからない小さな疑問。その疑問符はまな板と包丁と一緒に帰ってくるまで頭の上をふわふわと浮いていて、霧散したのは鈴音と共に庭のほうへ招かれてから。)あ……(置きっぱなしになっている「黒蝶」を一度、じっと見たのち、刀を持たぬ少女はゆっくり庭のほうへと歩を進めた。涼しそうな汗をかいた西瓜を見下ろして、膝を折ってもう少し近くで見る。いつも見かける三角形には、どう切ったら成るのかと、頭に描きながら西瓜とにらめっこ。)   (2014/8/2 13:57:43)

平之介♂享楽人ふふ、支度をした事がないと言うなら、当然、西瓜を切るのも初めてかな。……ほら、包丁を握って、先ずは半分に。(側へと追いついた夜花へ、まな板の上の包丁を促して。動いて手を切って仕舞わぬ様にと、確りと正面から抑えながら言葉を続けた。)…そして、半分に切ったら其れをまた半分に。四等分に為った物を、後は真ん中からじぐざぐに、食べやすい大きさに切っていけば―――夜花も見たことがあるだろう。良く見る、三角の西瓜に為るから。(初めて包丁を扱う彼女に、必要と在らば手を貸し、手も取るだろうか。ころ、と冷たい西瓜を両手で抑えたままに正面で微笑んだ。思わず触れられて仕舞いそうなこの距離が心地よい)―――あゝ、そうそう。今宵は、花火は何処で見ようか? …河原で見ても良いし、あの、庭園で見ても、屹度どちらも綺麗だから、ねぇ。夜花の好きな方を教えて欲しいかな。(そう、今日の目的は花火。思い出した様に言葉を続けて)―――それと、西瓜を食べて少し落ち着いたら、昼寝でもしようか……すこし、眠い。……ふ、ぁ(くすり、と微笑んでから小さく欠伸をかいた。)   (2014/8/2 14:08:21)

夜花♀隠し巫ああ、初めてだ。……思ったより軽いのだな、包丁。(不思議そうに言いながら、くるりとゆっくり手の中で柄を軸に回して握り直す。握るまでは刃物慣れした様に映るのだが、そこから後は、説明をこくこくと聞きながら刃を垂直にあてがって、また頷いて、頭の中に絵図を作っていく。)……うん、なんとなく想像はついた。このあたりか――、硬…… (少し、体重を乗せて、ざく、ざくり、ころん。一度刃が入ればそう危なっかしい手つきにもなく、薄緑の淵の中に赤い丸と黒い粒。)……(どうしよう、少し面白い。)……(ざくり、ころん、ざくり、ころん。あっという間に四当分。)あとは……ああ、先に言う、大きさに不平等があったら私が小さいほうを食べるから。(少し自信がないことをさらりと告げて、上から右に左に眺めながら、自分がよく食べる形に近づくようにゆっくり包丁を入れていく。結果としては――大中小が生まれた。)   (2014/8/2 14:24:23)

夜花♀隠し巫――……最初が大きかった、かな。(ぎこちなく。と、鼓膜を叩いた花火の言葉。危うく自分が文に書いたことを自分から忘れるところだった。)……ああ、河原に、行ってみようかと思う。賑やかなところに紛れるのも、たまにはいいかな、て――……なんだ、やっぱり眠たいのではないか。(大丈夫か?と切られ終えた西瓜たちを間に、軽く顔を覗き込んで。)   (2014/8/2 14:24:30)

平之介♂享楽人小刀よりは、当然軽いものだよ。本来なら、余り力の無い女人が扱うものだからね(くすり、と笑みを落しながら。ざくり、と半分に切れれば、後は手を離して眺めるだけに)…矢張り、夜花は器用だねぇ。とても初めて包丁を使うとは思えないよ―――切り口も、綺麗だ。……ふふ、食べたいものを食べたらいいさ。(徐々に小さく、見知った三角へと変わる中、出来上がった西瓜の数きれ。―――二人で食べるには、一寸多い気がしないでもない。)……いや、初めてにしては上出来。(何のまもなく、切り終えたばかりの西瓜、其の手頃そうな小さい一きれを手にとっては、しゃく、と小気味良い音を立てて瑞々しさを頬ばりながら、続けた言葉に耳を傾けて)……うん、美味しい。―――河原、分かった。丁度、貸し船屋に知り合いが居てね、ふふ、川の上から見る花火も素敵だろうに。…無論、夜花がいいなら、だけれど。――私としては夜花となら、静かに二人でも、賑やかな雰囲気を楽しむのもどちらでも良いものだから。(己の顔を覗く瞳に、照れ隠しのような笑みを浮かべて)……ついね。矢張り、慣れぬ早起きはするものじゃない、ねぇ。ほら、夜花も食べてみたらいい。   (2014/8/2 14:36:42)

夜花♀隠し巫……器用、なのか?(自分に向けられた賛辞。包丁と見ては、小さく首傾げて、もう少し均等に切れたかもしれない西瓜たちを見て)……うん、潰さないように切るという目標は達成できたから、いいのかな。(こく、と頷いて、包丁をまな板の上に寝かせて、手ごろな大きさの西瓜を手に取った。)本当に、顔が広いのだな。色町といわず町中の誰かに文を託しても届きそう。(しゃく、という軽快な音と共に口いっぱいに広がる甘味。井戸水に冷えていたのもあって、きん、と口の中で音がしそうなほどに冷たさ纏ったまま喉を下ると、季節が暑い夏であることを忘れそう。)ん……冷えていると殊更甘い。庭園でも嬉しいのだが……うん、なんとなく、賑やかなところに行きたい気分なんだ。……慣れぬ早起き、って……本当に不思議なことをする。(やはり不思議そうに顔をまっすぐに見ながら、小さく首を傾いだ。)でも、先に昼寝しておいたほうが、花火を見上げながら眼をこする心配はなさそうだな。……川の上の花火、か。水鏡に二つ一度に見られそう。(と、どこか歌うように響くのは、やはりどこかで楽しみにしているからなのだろう。しゃく、という二口目が夏の楽しみを奏でた。)   (2014/8/2 14:50:52)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/8/2 14:57:10)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/2 14:57:15)

平之介♂享楽人あゝ、器用だとは思うけどね。元より、刃物の扱いに慣れているからと言うのもあるかもしれないけれど(しゃく、と小さな其れをまた一口。“潰さないように”と耳に入ってはくすり、と笑みを零した)…はは、流石に其れは無いかな。偶々、本当、偶々だよ。そういう人達に恵まれているのは。…勿論、その中には夜花、君もいるのだけれどね。(続けて、また一口二口。あまり大きくはない赤い其れは、瞬く間に皮一枚に。青々しいそれをまな板の上へと置いて。)ふふ、折角、夜花と共に一日を過ごすのだから、色々と準備も必要だろう? なぁに、私がしたくてした早起きだから。(含み笑いを浮かべて言い終えては、包丁と、残りの西瓜が乗ったまな板を持って立ち上がった。)―――確かに、いつもいつも、私と二人限では飽きて仕舞うかな。其れに、屋台やらを回った後に小舟に乗れば、それもまた静かに。両方味わえる。さて…しゃがんでいたのではじっくり味わえまい。縁側に行こう。(促す様に首を傾げては、ちゃり、と小さく鈴音を立てながら其の侭真っ直ぐに縁側へと。側へまな板を置いて、座布団を二人分引き寄せれば足は庭に投げ出すように腰かけた)   (2014/8/2 15:01:49)

夜花♀隠し巫縁は恵まれるもの、か……(縁側についていって、倣って縁側に腰掛けるや、しゃく、しゃくと、食べ進める小気味良い音。ふと、視線はせり出した屋根の向こう、青空のほうへ。)……私も平にたくさんを見せてもらった。どれも、知らない色や物事だらけで。日記に書き留めるにも一苦労なくらいに。平と居た日の日記は、書いていると気づけば夜が更けていることが多いから、今日はきっと朝日を拝むまで書くのかな。(何を思い浮かべてかは、わからないが、語る口元はどこか楽しそうに綻んでいた。まるで、今から書く日記の内容でも空に綴っているような。)……書き留めきれないくらい、誰かと同じ時間や物事を過ごすと、思うことが多い。町歩きで知ったこと。二人きりで飽きるなどということはないが、二人で人多きところへ足を運んだら、どう思うのかと、知りたくなった。(ふと、二つ目の西瓜に手を伸ばそうとして手が宙で止まって、)……平は人の気の少ないところのほうが好きか?(素朴な疑問。きょとんと、顔を見上げて。)   (2014/8/2 15:15:13)

平之介♂享楽人(西瓜をもう一つ手に取って、しゃくり、頂点に曲線の歯形を残した。)…へぇ、夜花は日記を付けているのかい。ふふ、そんなに、私と過ごしたものの中で、書きつける様な事なんて在ったかな(くす、と嬉しそうに笑みを落しながら、薄くなった視線を西瓜を頬張る彼女へと向けて。なにせ、自分との事を描いていると言うのだから。しかも、普段よりも過ごした日は多い。嬉しくない訳は無かった。)…余り、日記をつけるのに無理はしないほうがいいと思うけれど、ねぇ。然し、夜花にそんな風に言って貰えると……何処か、気恥ずかしいものだね。――それ以上に、嬉しいけれど。是非とも、夜花が私と過ごして、どの様な事を思ったか知りたい処。……無論、女の子の日記を見るだなんて、不躾な事は出来ないけれど、ねぇ。ふふ――(しゃくり、嬉しさを押し殺すかのようにまた一口。……続けられた疑問には、珍しく少しだけ考える時間を置いて)……そうだねぇ。――どちらも、好きで、どちらも、好きでは無い。と言ったらいいのかな。屹度、其れを共にする人次第で変わるものだから。けれど、夜花とならば、どちらも好き、かねぇ。(くすり、少し何時もよりは真面目な面持ちで)   (2014/8/2 15:24:25)

夜花♀隠し巫無理をするほど起きてはいないが……書き留めないと、次の日眠ったあとに記憶が朧になっていたら勿体ないと思って。最近書いたのは……(記憶の引出を軽く漁っているのか視線が庭に一度移って、また戻って、まず西瓜を一口。)……鈴の音が好きになったことかな。前から嫌いだったというわけではないが……魔寄せにならない鈴も、あるのだな、って。(ふと、指先伸ばして、帯に結ばれた鈴に触れては、ちり、と小さく鳴らした。問いの答えが返ってきては、)……本当に、平は不思議な物言いをする。どちらともつかぬように物を言うのに、奥底には確固とした何かがあるように見える。(とつとつと、不思議そうに見上げて首傾いだが、流れた髪をそのまま耳にかけて口元小さく綻ばせた。)でも、どちらも好きならよかった。   (2014/8/2 15:39:24)

平之介♂享楽人ふふ……そんなに、夜が明くまで書く事がある程、私は夜花との時間を過ごせているのか。それは、とても嬉しいかな。(穏やかな、然し、言葉を聞いて何処か思い起こすような表情を浮かべて。あゝ、今迄彼女と過ごしてきた時は、確りと彼女の中に、心に残って呉れているのだな、と。そう思うだけで何処か安心した自分が居た。―――独り善がりの、其れでは無かったのだと。遠くの空を見ながら西瓜を一息に平らげて。)……鈴の音、か。言うなればこれは私の音。私の事を良く知る皆は、この音を聞いただけで私が来たと分かってくれる。―――夜花に鈴を貰ってからは“音が変わったな?”と、逢う人逢う人に言われているけれどね。其れが好きと言うならば、ふふ、いや、嬉しいよ。(ちり、伸びた指先が帯の鈴に触れてはゆっくり、そっとその手に重ねる様に片手を伸ばしては、撫でて。“夜花の呉れた鈴が、今は私の音”と続けた)   (2014/8/2 15:50:47)

平之介♂享楽人……それは、私は私なりに、私の信じる処で以て、生きている心算だから。……限りある人の一生故に、少しでも楽しく生きたいだろう?(偶々、其れが今は夜花と一緒にいると満たされるから。――今はまだ、口にしないけれど。)さぁて、夜花は……如何なのかな?―――ふ、ぁ  …あゝ、少し眠く為って仕舞った。夜花、枕を貸して呉れないか、ねぇ。ふふ……。答えは、起きてから聞くことにするよ(袖を口元に当てて、その後ろで欠伸を掻いた。そして、す、と落とした視線は彼女の膝元。否といわれば、座布団枕に寝転んで仕舞おうか。―――しかし、その時は少し寂しそうな顔をする事は間違いなく。屹度、起きたらもう夜も呉れ、花火も間近に迫っていることで)   (2014/8/2 15:50:50)

夜花♀隠し巫……平の音……私が……(とつ、とつ、と言葉が途切れながらも薄く繋がる。すぅと撫ぜられた手は、ぴくりと一度小さく揺れて。)……不思議な感覚。(じ、っと、鈴を見つめて)――楽しく、という感覚は言葉で知っていても上手く言い表せない。でも、知らない新しいことを知ると、満ち足りた感覚がするんだ。……楽しい、か……(喜怒哀楽をあまり湛えない双眼が、大事に確かめるように、短くも奥深い単語をなぞる。まるで、真っ暗なところに、真新しい蝋燭一つ、灯すような温かい感覚が心臓の傍で広がった。しゃく、しゃく、と、片手に収まっていた西瓜の赤を食べきって、もう一度鈴を鳴らそうとしたところで、曰く、枕が欲しいとのこと。)――……?構わないが……座布団を二つ折りにしたほうが寝心地は良いと思うぞ?(と言いつつ、浅く腰掛けていた縁側にきちんと座り直し、膝の上に埃や髪が落ちていないかと軽く払う仕草。)それでも、良いのなら。(どうぞ、と、小首傾いで不思議な注文に不思議そうな顔で見上げて返した。)   (2014/8/2 16:05:59)

平之介♂享楽人……ありがとう、夜花。我儘を聞いて呉れて(準備された膝枕。草履を脱いで縁側へと横に為れば、膝の上に彼女の顔を見上げる形で頭を乗せて)―――…ふふ、初めてかな。夜花をこんなにも下から覗き込むのは。座布団よりも数段と心地良いし……落ち着く。  …あゝ、辛くなったら教えて欲しい。無理してまで枕を貰う心算はないから(ふかり、今迄の中で、一番彼女に近付いただろうか。す、と伸びた指先が彼女の頬へと伸びて。そ、と触れれば親指が目元を撫でた) ……私でよければ、此れからも、私が知っていて、夜花が知らない事。私も夜花も知らない事。共に、楽しく知っていければ良いと思うよ。(彼女をしたから見上げて、その黒い瞳をじ、と見つめた。頬に触れたままの手は、其の儘に。くすり、と微笑んで幾らか経っただろうか。ぱたり、手が身体の上に落ちると共に、寝息を立てはじめて――――)【と、花火までの噺は、此処までとしたいのですが。】   (2014/8/2 16:15:29)

夜花♀隠し巫【了解です。それでは栞を打ちますのでもう少々のお付き合いを。】   (2014/8/2 16:17:37)

夜花♀隠し巫 うん、無理はしな――……平……?(顔を見下ろすと、包むように頬触れる手があった。目元を撫でられれば、くすぐったかったのだろうか、目が少し細まって、手に手が伸び掛けたとき、思いもよらぬ問いかけが鼓膜を叩いた。ゆったり穏やかに、しかしまっすぐに。)……――(返事をしようと口を開いたところで、頬にあてがわれた手は触れかけた己の手を滑って、そのまま、束の間の微睡の中へと落ちていった。)少しでも楽しく、か……。私は……(空を見上げると、白い雲がゆったり青い海を泳いでいて、時々鳥がそれを追いかける。遠くから聞こえてくる蝉の歌が沈黙を埋めていくこと、いくつが過ぎた頃だろう。)……ただ欲を張っているだけ、なのだろうな。きっと。それの良し悪しは、まだ、分からないけれど。(――遠い空、遠い呟き。夜空に大輪咲き乱れるまで、あともう少し。)   (2014/8/2 16:30:17)

夜花♀隠し巫【これにて栞、と。】   (2014/8/2 16:30:33)

平之介♂享楽人【さて、如何しましょうか。此の侭花火へと?】   (2014/8/2 16:31:45)

夜花♀隠し巫【(時計と噺を浮かべたり) そうですね、紡げるところまで紡げれば、と。】   (2014/8/2 16:34:34)

平之介♂享楽人【はい、では、素っ飛んで屋台から、で宜しければ。此方から書き出そうと思うのですが。】   (2014/8/2 16:35:15)

夜花♀隠し巫【(こくこくと) 了解です。先導をありがとうございます。】   (2014/8/2 16:35:46)

平之介♂享楽人(―――がやがやと、今朝通った静かな道からは想像もつかない様な喧噪が身を包む。はぐれぬ様にと確り、傍らの彼女の掌を掴んで。)…すまないねぇ、夜花。すっかり寝入ってしまって。その上、その間ずっと枕をさせて(もう片方の手で、ばつの悪そうに頭を掻きながら言葉を落した。起きた時にはすっかりと日も暮れて、遠くに祭りの音が聞こえ始めた頃だったから。辿り着くまで少し早足となって仕舞ったのも申し訳なかった。)…それにしても、矢張り人が沢山いる物だね。……夜花、花火の外に何か食べたい物や見たい物は無いかい?勿論、此処ではなくとも河原にも幾つか出ているとは思うけれど。……もしかしたら河原の方が多いかもしれない。(人の合間を縫いながら、漸く足取りもゆったりとしたものに。ちゃ、りん。と鈴の音は透き通って喧噪の中でも良く響いたことなのだろう。道行く人が何人か、擦違うたびに振り返る。屋台の並ぶ道。左右には出店などが並んだりもして。真っ直ぐ行けば、其の侭河原へと続く道である。と、その時 ―――――ひゅーん、ひゅるるる……ばん、ばぁん!!―――目の前の空に、大輪が咲いた。)   (2014/8/2 16:42:32)

夜花♀隠し巫いや、それは構わないのだが――こんなに人が集まるものなのだな……?(静かなところで過ごしている時間が、人生の大半だ。桜を見た夜の宴もここまで賑やかであったとも記憶していない。はぐれないように、ぶつからないように歩くこと自体は難しくない足さばき。なのだが、隣であるというのにぼうっとしていたら声を聞き逃してしまいそうな、この、喧噪。がやがやと、話し声、笑い声。なぜか煩くはないそれら。黒着物の少女は目を丸くしながら歩いていた。さすがに足を止めてきょろきょろするには周囲のほうが忙しない。何か興味がある屋台があるかと問われれば)――え、と……(火縄銃のようなものが台に置かれた屋台やら、あちこちから香る色々な食べ物の香りが鼻腔をくすぐって。どれか一つ選ぶほうが難しい。)――と……(ふと、ぶつかりそうになって避けた子供たちが持っていた、ふわふわとした綿のようなものを見て、はてなと思った思ったその時だった。轟音と共に、閑静と、見え始めた夜星が煌めきを持って爆ぜた。)――――……(思わず、音のほうを見上げたまま、火で作られた花を見上げて、足が止まった。黒眼を大きく大きく、見開いて。)   (2014/8/2 16:55:34)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/8/2 17:02:50)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/2 17:02:54)

平之介♂享楽人あゝ、如何やら、花火が上がり出したみたいだね。―――とても、綺麗だ。ふふ、毎年の光景だと言うのに、今年は如何してか随分と綺麗に見える。夜花と一緒共に居るからかな。(周囲を歩いていた人々が、一様に足を止め、大輪を見上げていた。続く、小さな幾つかの花火。)……一瞬だからこそ、こうも美しいのだろうね。(ぱららら、と打ちあがっては一瞬のうちに散っていくその儚くも美しい様子を見ながら、また人波が動き出す前にと道の端へと避け)―――…そうだねぇ、取りあえず、綿菓子でも買いながら河原を目指そうか。…如何も、大通りは流れが激しくて。……あゝ、夜花がお世話になったと言うお団子屋も、若しかしたら屋台でも出しているんじゃないかな。(それでも確り、夜花の好奇心が子供の持って居た綿菓子へと向いていたことを見て居れば、丁度近くにあった店で木製の棒の先に綿菓子を乗せたものを1つ買って。)―――はい、夜花。此れは、砂糖を溶かして作るお菓子何だけれど、綿のようだから綿菓子と皆言っているんだ。(繋いでいない方の手へ、渡す様に。再び、感覚を開けて大輪が音を鳴らす。徐々に、近づくにつれて、徐々に大きく。)   (2014/8/2 17:04:14)

夜花♀隠し巫――こんなに、大きなものだったのか……(ぽかん、と、開いていた口を思い出したかのように袖の内側で閉じて、もう一度空を見上げるころにはまばらな煌めきがはらりはらりと落ちていくだけの光景が残って、それと入れ違うように、細い線が空を駆け上って、どーんという音と共に三つ子の花が咲いた。贔屓の団子屋も店を出しているかもしれないと言われれば、そういえば、と、あの通りの良い声を探し出そうとしているところに、ひょい、と手品のように握らされた綿のようなものが巻き付いた棒。)……綿菓子……。砂糖粒が、これになるのか?(ぱちくりと、まばたき三回ほど。端をそっと食むと、溶けてじんわりと広がる砂糖の甘味。砂糖粒をそのまま舐めるよりも優しい口当たり。)   (2014/8/2 17:25:06)

夜花♀隠し巫……不思議……――あ。ありがとう。小銭は、持っているけれ――あ、いた。(雑踏の中から一人を見つけ、くい、と平の手を軽く引いてもう少し進む。朝に見た団子屋の女将が額の汗を拭っていたところを、こちらに気づいて手を大きく振っていた。)女将、こんばんは。会えた縁に一つ。(小銭を差し出すと、機嫌良さげに笑う女将は『お嬢ちゃんも隅に置けないねまったく!ほら、おまけしてあげるから仲良く食べな!』――と、手渡されたのはいつもより多い、焼き団子四つが連なった串。)ええ、と、ありがとう。(何の隅かはまた今度聞くことにして、手渡された串をそのまま平に手渡す。)三つだと、一つ喧嘩になるから、かな。   (2014/8/2 17:25:12)

平之介♂享楽人【と、ひとまずこれまでと致しましょうか?】   (2014/8/2 17:27:18)

夜花♀隠し巫【(こくり、と)時の経過とは早いもので。】   (2014/8/2 17:29:52)

平之介♂享楽人【ひとまず、あちらの閂を開けて頂いても?】   (2014/8/2 17:30:10)

夜花♀隠し巫【はい。これにて一旦栞ということで。ご来室を、ありがとうございます(ぺこり。】   (2014/8/2 17:31:00)

平之介♂享楽人では、失礼いたします。   (2014/8/2 17:31:51)

おしらせ平之介♂享楽人さんが退室しました。  (2014/8/2 17:31:56)

夜花♀隠し巫【此度これにて。見守りくださいました窓辺様も、ありがとうございました。】   (2014/8/2 17:33:15)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/8/2 17:33:18)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/8/3 15:37:27)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/3 15:39:37)

平之介♂享楽人【其れでは、よろしくお願いいたします。】   (2014/8/3 15:39:49)

夜花♀隠し巫【はい。平之介様、連日の幕をありがとうございます。どうか、よき紡ぎとなりますよう。栞を抜いた直後からで?】   (2014/8/3 15:40:41)

平之介♂享楽人【はい直後から。もうできておりますので、投下させて頂きますね】   (2014/8/3 15:41:03)

平之介♂享楽人―――ふふ、もう一寸小さなものだと思っていたかい? ……あゝ、私も、一つまみ頂こうか(初めて食べる砂糖菓子に、何とも言えぬ面持ちをしているところ、ひょいと指先が伸びてはその端を僅かに千切り。ぽい、と口元へと放り込んで“あゝ、祭りの味だね”と一言零した。何処か、人々が皆浮足立ったような、少しだけ落ち着かない雰囲気。途中、今朝がたもあった団子屋の女将の店に寄れば、団子を1つおまけして貰ったようで、夜花から受け取り乍)――…そうだね、屹度、そう思って気を使ってくれたんだろう。ふふ、私は夜花と居るだけでお腹一杯だから、一つで十分なのだけれど(少し冗談交じりで行ったその一言は、然しそれでも嬉しそうな表情。代金を渡す前に夜花に出されて仕舞った事には、女将から少し離れてから“こういう時は、男が支払うものだから。次からは私が払うよ”と。何故と聞かれれば、男女で祭りに行くならば当然の事だよ、と言葉を続けようか。)…ほら、団子も、まだ温かいうちに食べて仕舞ったらいい(近場に見えてきたのは河原、すっかり花火は大きくなって。適当な処で足を止めては、焼き団子の先を、夜花の先端に差し出して。にこり、首を傾げた)   (2014/8/3 15:41:10)

夜花♀隠し巫(硝子器に盛られた素麺を白雲のようと思ったら、上には上がいた。指先でつついては、たぶん本物の雲の触れたらこんな感覚なのだろう、などと思ってちぎっては口に入れて、溶けていって。近くでは、通りがかる子供たちが揃いに綿菓子なるものを持って歩いていて。)……子供用の菓子だったかな。(はてな、と首傾げ。もう少し歩く間、歓声上がるたびに空には大輪の花火が先、見上げては見とれて、もう少し歩いて。)……?なぜ?……――そういう、ものなの、か。うん、わかった。(半分くらい腑に落ちていない、男女のときの財布の出どころの話。ある意味、綿菓子よりも不思議で。差し出された団子串の一番上をぱく、と口に含めば、いつも食べているはずの味が、いつもよりも一層おいしいと思ったのは、はてさて、どうしてか。)……今日のが一番おいしい。(三つになった団子を見て、どこか嬉しそうに目を細める頭上で、また、どーん、と景気よく爆ぜる音。歓声の中で柳のような光が降った。)   (2014/8/3 15:58:32)

平之介♂享楽人祭りでは、みな童心に帰ると言うのだから、子供用の菓子という事で間違いは無さそうだけれど。……ふふ、要は、楽しめればそれでいいと思うのだよ?(首を傾げ、何かを気にするその素振りが何処か可愛らしく。ついつい、覗き込む様に答えた)…あゝ、そうなのだよ。きちんとした理屈では無くて、男は、そうやって気になる人には頼って欲しいと思うものなのだよ。…代金に関わらず、ねぇ(漸く河原へ出れたが、矢張り人混み。余り川の近くまでは出る事ができず。少し距離を置いて足を止めて。団子を口に含み、もぐ、と咀嚼する夜花へと、つい、繋いだ手が離れて頭へと伸びた。さら、と指の隙間を零れ落ちて行く様なその手触りに自然頬が緩んで。其れを隠す様に自分も1つ、団子を口に運んだ)……其れは何より。私も、今迄食べた団子の中では、一番…かなぁ。(柳の枝垂れが消えた後、打ちあがるのは小さな連続した小花。大きく音を立てては次々と弾け往く其れを空に、その色とりどりの光が反射して移される傍らの少女の顔に魅入り。見物客用に並べられた丸木の椅子へと腰を降ろしては、夜花にも座る様促して。)……夜花、櫛を借りてもいいかな?梳きたく為った。   (2014/8/3 16:10:03)

夜花♀隠し巫気に……(気になる――へ、ふとよぎった疑問符も、色とりどりの小花たちが咲き乱れる音にどこかへ飛んで行った。団子が好評であること聞けば、こく、と頷いて、)今度、女将に伝えておく。……綺麗。どうしたらああも多くの花を咲かせられるのだろう。(河原の残りの綿菓子と団子を二人がかりで食べ終えた頃。黒着物の少女はほどよく腹八分。普段の食事からすれば少ないほうだが、胃でなく心臓のほうから十分と言われて。)……ん?(頭に手が乗ってくすぐったいということを数拍遅れに気が付いて、丸太椅子に腰かけがてら、櫛を、と言われては、)……気分で梳くもの、なのか?(本当に不思議なことを言う、と言いつつ、帯に挟んであった薄い布包を取り出して、手渡した。)平……その、梳くなら、一思いに。(人に髪を触れられるとくすぐったくて仕方がないというこの少女、ちらり視線を合わせてはすぐに花火のほうへと向けた。背をまっすぐに整えなおして、少しぎこちないその言、もしかして、少しばかり緊張しているのやも。)   (2014/8/3 16:23:48)

平之介♂享楽人あゝ、女将さんに宜しく言っておいて呉れると助かるよ。……いや、その時は私も共に行こうかな…無論、都合が合えば、だけれども(喧噪と、花火の鳴る音を間近に感じながらも、程良く腹を満たせば薄く目を開いてまた1つ、上がっては消える花火を眺めた。強請った櫛が懐から出てきては、包布を外して櫛を取り出し)……気分、そうだね、何かをふとやりたいと思うのは何時も気紛れだから。花火の光に照らされる夜花の顔を見て居たら、ふと梳きたくなった。―――ふふ、一思いに、なんだい?(尋ねるように、姿勢を正した少女の顔を横から覗き込んでは、1人丸木椅子から立ち上がって腰掛ける夜花の背後へと回った)……綺麗な、黒髪だ。(ぽつり、言葉が漏れる。本来、花火の見物中に斯様なこと等する事は無いのだろうが。肩へと両手を添えて、さらりとした髪を手繰り寄せるようにしては後ろで片手に乗せて。根元の方からゆっくりと、櫛を通し始めた。ひっかかることもなく、滑る様に通る櫛と、仄かに漂う夜花の匂いが…何とも、心地よい)……あゝ、そうそう、そう言えば、舟は如何しようか。此処から少し、下流の方にあるのだけど。…一応、上に登れば、あの庭園も、直に。   (2014/8/3 16:33:42)

夜花♀隠し巫一番おいしいのは……餡団子かな。(そろそろ味を制覇しつつある黒着物の少女は、団子屋のおすすめ品、もといお気に入りを口にする。)私も気分で出歩くから、あまり人のことは言えない、か。……ああ、一思いは、その――っ……(綺麗、という言葉が耳に降って、そっと髪を掬われては両肩から首筋に沿って筆か何かで撫でられたような感覚が駆け上がって、息が軽く詰まった音に言葉が途切れた。)……くすぐったいから、一気に梳いてしまえばきっと――……(きっとくすぐったくない、などということはないようで。時折ぴくりと肩が震えたり。それでも嫌という素振りは見せず、大人しく任せるのは、くすぐったさよりも、頭上の花のほうがずっと五感をさらっていくからだろうか。)――舟……そうだな、乗れるなら、乗ってみたい。川に近づくことはあっても舟に乗ったことはないんだ。(少しだけ首を斜め後ろに倒して、見上げるようにして言った。その声音、静かであれどやはりどこか、楽しそうで。)   (2014/8/3 16:46:47)

平之介♂享楽人へぇ、餡団子か。それじゃ、訪ねた時は是非、味わってみたいものね(口にしながらも、髪を片手に収まるほどの一房柔らかに掴んでは、根元からゆっくりと、絶え間なく梳いて)まぁ、良いじゃないかい。…夜花は、私に髪を触られて、嫌?――そうで無いのならば、梳きたい私と、梳かせて呉れる夜花がいる。其れでいいかと思うのだけど、ねぇ(ひと通り梳いたと思えば、又、初めの方から梳き始める様子は、余程気に入ったのか)……ふふ、一寸、無理な相談かも知れない。何せ、此れ程指触りの良い髪なのだから、一気に梳いたりなんぞしたら勿体ない、勿体ない。(口にした言葉の通り、二度目を梳き終えて漸く櫛を動かす手が止まる。然し、頭を撫でる掌は、ずっと続いた儘だが)―――…そうか、ならば、本当に小さなものに成るけれど、乗ってみようか。幸い、今宵は川の流れもあまりない様子だから。(見上げる様に向けられた、何処か好奇心が滲みそうな顔に、くすり、と微笑んでは、夜花の斜め前へと移動して)…ふふ、有難う。とても、心地よかったよ(…本来であれば、梳かれる方が、なのだが)…花火が終わる前に船小屋へと行こうか?(そ、と立った儘、手を伸ばした。)   (2014/8/3 16:56:39)

夜花♀隠し巫嫌ではないが、くすぐ――……っ……たくてどうにも。(袖を口元にあてがって、その中でゆっくり小さく息を吐くのは、くすぐったさと一緒に頬に広がった熱を逃がそうと。)……だから勿体もなにも――……(息がところどころ詰まりながらも、言葉紡いでは俯きかける視線を花火に持ち上げられる。夜空に咲いた花は不思議なことに咲き広がる最中に赤から緑へと変わるものであった。狐や狸の化け術でもあんな大がかりなことはできまいというのに。)……(くすぐったい櫛から解放されると、撫でる手の温もりと感覚がありがたみに近いものあったのか、一度、吐息と一緒に小さく擦りよるような仕草。返された櫛を受け取っては、こくん、と頷いて、)……あり、がとう。(少しぎこちないながらも、礼は礼。髪は整うに越したことはないから。)舟の大小は問わない。一度、四方を川水面に囲まれてみたかったんだ。(言って、差し出された手を取って立ち上がった。)   (2014/8/3 17:10:26)

平之介♂享楽人ふふ、私の方こそ、急に髪を梳きたいだなんて我儘に付き合って呉れて有難う(何時もの柔和な表情を浮かべながら、掌に感じる温もりを包む様に掴んでは立ち上がるのを手伝い)――二人乗れば、十分と言うほどのものだよ。……少し、歩くけれどね。 ……夜花は、水は好きかい?(ちゃり、ん。と騒音と花火の音に混じって鈴音が響く。傍らに感じる少女の体温に心地よさを感じながら。河原にある路にそって歩くにつれ、徐々に離れ行く喧噪)……実は、私も花火を見るために船に乗るのは初めてでねぇ。一寸、どの様な物なのか心が躍っているところだよ ――――お酒が無いのだけが、少し…残念かな。 また、夜花とは共に呑みたいと思って居たんだけれど(軈て、見えてくるのは小さいながらも、決して粗末なものでは無い川岸に面した小屋。知り合いの計らいなのか、既に川岸には小舟が一隻浮かんでいて)…あゝ、あれだよ。(其れを、指さす様に片手を伸ばしては、また一つ、大きな大輪が轟音と共に空に咲いた。川を遮る人影も疎らだからか、静かな川の水面に其れが反射して)   (2014/8/3 17:18:51)

夜花♀隠し巫(花火が上がる轟音を縫って、すぐ傍の鈴音が鼓膜に滑り込んでくると、川辺の涼しさが一層増して。喧噪がまだ鼓膜の内と外で残響する中、少しずつ音が少なくなっていく。歩いて見えてくるは、ぷかと静かに浮かぶ小舟一隻。)そうか、平も初めてのことがあるのか。……酒を飲みながら水面に揺られたらひっくり返りそうな気がするが……今日みたいに風も大人しいのならそうでもないのかな。(たしかに言われてみれば小さな酒宴と共に、も、悪くないと思って見上げる。ちょうど大玉が空に上がる音と共に、ふと川の水面を見れば、空と水面、同時に花が咲いて)――――(思わず、息を飲んだ。)   (2014/8/3 17:27:54)

平之介♂享楽人【と、申し訳ない、いったん、この辺りで…】   (2014/8/3 17:28:48)

夜花♀隠し巫【はい。ご一緒いただきましてありがとうございます。】   (2014/8/3 17:29:25)

平之介♂享楽人【夕餉を挟み、何時頃からなら大丈夫でしょうか?】   (2014/8/3 17:29:45)

夜花♀隠し巫【20時頃からでしたら、戻れるかと。】   (2014/8/3 17:30:52)

平之介♂享楽人【了解いたしました、可否はいずれにせよ、その頃にあちらの方を覗かせて頂きますね。それでは、有難うございました。お先に失礼いたします】   (2014/8/3 17:32:12)

おしらせ平之介♂享楽人さんが退室しました。  (2014/8/3 17:32:19)

夜花♀隠し巫【了解いたしました。平之介様、ご来室をありがとうございました。栞を挟みまして、これにて。】   (2014/8/3 17:32:54)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/8/3 17:32:57)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/8/9 15:10:39)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/9 15:11:45)

平之介♂享楽人【それでは、お邪魔致して。】   (2014/8/9 15:11:59)

夜花♀隠し巫【改めまして、よろしくお願いいたします。どうか、よき紡ぎとなりますよう。】   (2014/8/9 15:12:06)

平之介♂享楽人……――未だ、知らぬこと等、溢れる程在るものだよ。出来る事ならば、生きているうちに限りなく味わいたいものだけれどね。――さて、酒気を帯びて居ても、居なくとも、慣れぬ人が乗れば危いという物。気を付けるのだよ、夜花?(手を引いて、そのまま船へと近付こうとした刹那、弾ける轟音。彩る花火と、水面に咲いた花)……ふふ、矢張り、綺麗な物だ。夜空に咲くのも良いが、水面に揺れる一時の大花火も。ほら夜花、私達も、大輪の中へと繰り出すとしよう…?(一度は振り返る様に止めた身。然し、再び歩き出しては小舟の近くへ。先ずは己が先に飛び乗って、岸辺に繋ぐ縄を手に取り夜花へと片手を伸ばす。)…落ちぬ様、気を付けるのだよ?(やんわりと笑みを浮かべながら。小舟の中は向かい合うように取り外しの効く腰掛けが置かれ。人一人は優に横に慣れる程の大きさはあって。櫂が左右に一つずつ。)   (2014/8/9 15:12:18)

夜花♀隠し巫本当だ、空を映すと視界がほとんど花火になるな。……ああ。よくよく思えば、木板越しにとはいえ、水の上に足を乗せるのだもの、な。気を付ける。(ちゃぷ、かぷん、と水と舟底の間に空気が入って小さく弾ける音が、夜空と水面を飾る大輪が咲く音に紛れた。気を付けてと言われれば素直にこくんと頷いて、差し出された手を導に手を伸ばした。)――と……(ふわり、と、髪の先が小さく舞った。飛び乗った片足一歩目、何か足が吸い込まれるような感覚を覚えて、咄嗟にもう片足、くらりと傾くような錯覚覚える体を支えるよう重心を調整して。沈むような、浮かされるような、文字通り地に足ついていない不思議な感覚が足から頭にゆらりと伝って、もう一歩、支える手に体重のいくらかを預けて、無事に乗り込むことができた。)……不思議な、感覚……たしかにこれはうっかりしたら落ちそう……(目を見開いたまま、ゆっくり瞬きまじりに腰を下ろす。)   (2014/8/9 15:23:26)

平之介♂享楽人(ふわり、夜花の体が浮いたその瞬間、引き寄せる様に繋いだ手を引いて。もう片方の手が、反射的に腰を支えた。くらり、波もに揺れる、木の葉のような舟。)……ようこそ、波の上へ。落ちたら、何時ぞやの濡れ鼠では済まなくなって仕舞うよ。―――尤も、夏の暑さには其れ位が良いのやも知れぬけれど(くすり、冗談交じりに言葉を紡ぎ。だが続けて“けれど、やめておくれよ?”とはにかんだ。)船酔いする人もいる故に、体調が悪く為ったらすぐに言うのだよ。さて、川の半ば、良く見える処迄往くとしよう(夜花が身を落ち付けたのを見届ければ、己も腰を降ろして。陸と船を繋ぐ縄を外し、陸へと放り投げては櫂を両手に握る。ぎぃ、と軋むような音を立ててゆっくりと漕ぎ始めれば、その動きに添うように、水面を船が滑り始め)―――…ふふ、如何かな、初めての舟は。もっと、大きな物であれば揺れなど全く気には為らないのだけど。(尋ね、視線を向けた時、再び、どーん、どーん、と大輪が空と水面、両方に咲いて。陸に居た時よりも、より近く。)――…矢張り、お酒を持ってくれば良かったかな。(ぽつり、眺めながら一言零した)   (2014/8/9 15:31:22)

夜花♀隠し巫(ようこそ――と言葉が耳に入る頃に感じた手と背の温もり。まるで、異世に迎え入れられたような気分。)一度あれだけ濡れればあとどれくらい濡れても変わらないと思うが……(けれど、やめておくれよと言われれば、何故だろう、くす、と笑みの声が零れた。)大丈夫、体は動かしているほうだから、きっとすぐに慣れる。……泳げないしな。(ぽそ、と付け足せば尚更落ちることなど考えたくないのか、舟の端を片手でさりげなく掴んでいたりもして。)……川を、進んでいる……いや、漕げば進むのは当たり前なのだけれど。(おそるおそる、袖を押さえて指先を水面につけると、すぅと水が滑って軌跡を描いて、どーんどーんと轟音も耳に近くなれば、水面に咲いた花の先が指先に届きそうで。)まるで異世にいるような気分だ。こうして揺られるのも心地良い――……て、酔って落ちても私は助けられないぞ?(まさか落ちるとも思っていないが、そんな冗談交じりに、歌うような声音。)   (2014/8/9 15:44:27)

平之介♂享楽人―――……おや、それは、意外や意外。夜花が泳げないとは。(ふふふ、と何処か愉しげな笑みを浮かべてから、ぽつりと夜花が溢した言葉を拾った。然し、一方ではならば落ちぬ様にと気を付けるだろう、と安心も得て)……万が一、川に落ちた時は私が助けよう。――万が一、ねぇ(ぎぃこ、ぱしゃ。ぎぃこ、ぱしゃ。という櫂を漕ぎ、水を切る音に続けてちゃり、ん。響く鈴の音)…ふふ、指を伸ばすのも良いけど、それこそ落ちない様に。陸から僅かに離れただけだと言うのに、異世ねぇ。確かに、夜花のいう事も尤も、かな。……水の上など、余り来ることも少ない。その上、大輪が空にも水面にも咲く日に等、ね。ふふ、随分と贅沢をしているようだねぇ。  ―――…酔ったとて、別に泳ぐこと位は問題ないけれど。……然し、私の身ならば問題なくとも夜花が落ちた時に助けられぬとなったらそれこそ。 水面の上での酒宴は、屋形船にでも乗った時にしよう(丁度川の中頃、花火も正面に、美しく見える処だろうか。川の流れもあまりなければ、櫂から手を離し其の儘に。)――嗚呼、矢張り、夜花の言うように異世の様。(どん。大きく、また一輪咲き上がり。)   (2014/8/9 15:53:14)

夜花♀隠し巫水は眺めるも飲むも浴びるも好きなのだが、体が沈むとどうにも……昔、河童に悪戯で引きずりこまれたときは息が続かなくて死ぬかと思った。……から、下から何かくるでもしないかぎり落ちない。(川に落とされた折を語る小さな溜息もすぅと水に流されて。ちゃり、と鈴の音が鼓膜を叩けばそちらへ向く。不思議なことに、上空での轟音を縫ってよく聞こえるもので。昼に言われたその音を想えば、小さく笑みも零れて。)――……そうだな、本当に、今日一日でこのうえない贅沢をしていると思う。明日部屋で目が覚めたら溜息をつきそう。(ずっと聞いていたら、この視界と聴界が日常になりそうな、非日常。)……?やかたぶね?(耳慣れない言葉に小さく首傾げて、次々と上がった花火につられるようにして夜空を仰いだ。)   (2014/8/9 16:07:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2014/8/9 16:13:59)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/9 16:14:03)

平之介♂享楽人嗚呼、斯様な事があったんだねぇ。……如何も、昔に経験した悪い事と言うのは根付いて仕舞う物だから。気が向いたら浅い川で戯れる事から初めるのも良い物、かな(珍しく聞けた、夜花の昔の事。少し考えた様に空を見ては言葉を紡いで。船が落ち着くまでゆっくりと揺れる度、体も揺れ、鈴も淡く鳴った)――…ふふ、愉しい1日の後、引き戻された現は何時もそう在るもの。然し、だからこそ今日のような夜が愉しいと思うよ。 ―――…ため息が出るならば、また次の贅沢を思って日々を過ごせば良い。…夜花とならば、何時でも、それこそ毎日でも、私は歓迎なんだけど、ねぇ(陸地よりも、水に囲われている所為か随分と涼しげな気がする。向かい合う夜花へ、只、薄く花火と月の光だけが照らす顔に、微笑んで)……屋形船を知らないのかい? …では、今は教えないで置くことにしよう。その内、共に行けば判る事。――…其れ迄、愉しみに待っていて呉れたらいいよ(少し、悪戯な表情を浮かべ、疑問の声へと答えた。打ちあがる花火よりも、水面に写す花よりも、今は花火に照らさるる夜花の顔を見て、見たくて。)   (2014/8/9 16:15:32)

夜花♀隠し巫浅い川なら……うん、大丈夫だと思う。私が落ちたところは深かったからな。たしかにここのところ暑いから、また足を浸して遊ぶのもいいかもしれない。(河童に悪戯されても水が好きで居続けるのは、好きなことのほうが多いからなのだろう。)――……次、か。そうだな、楽しみを持っていれば日々ももう少し色を帯びそう。……毎日、だと、私は自分の務めを忘れそう。(「今でも忘れかけているのに」と付け足す声音はどこか悪戯っぽく。やかたぶね、を教えてもらえないとあっては、ちらりと視線向けて)――それなら、次の贅沢ということで、待っている。(好奇心を、空に咲いた花火が照らした。水平を見ても空を見上げても視界を覆いつくす幻想的な光景に、見とれたのか思うことあったのか、しばらく沈黙して、やがて、)   (2014/8/9 16:26:51)

夜花♀隠し巫ああ、どうしてくれよう……(花火を見上げながら、夜色に溶けてしまいそうな黒ずくしは、ぽつりと言う。くす、という笑みの音を交えて)……帰らないといけないことは分かっているが、こんなに綺麗なものを、新しいものを次々と知ると、帰りたくないとすら思い始めてしまう。(零れた笑みは、そんな自分を可笑しく思ってか、それとも、時間を楽しむ産物なのか。きっと、両方で。上空へ向けられていた笑みは、降りてきてそのまま眼前へと向けられた。)――ありがとう、平。今日は本当に楽しい。きっと今までで一番。   (2014/8/9 16:27:02)

平之介♂享楽人ならば、川が冷たく為らぬうちに、また、夜花からの文を待って居ようかな…?(くすり、笑みを1つ落して、含み笑いをした。また、文を呉れ、と。)――…務めなんぞ、その時以外は忘れるのが一番良いものだよ。片時も頭から離さず居た処で、何も変わりはしないのだから。……今、勤めを考える必要は、何処にもないだろう?(「だから、忘れていいのだよ」と、言葉を紡ぐ、何時ものように柔和な顔。)嗚呼、愉しみにしておいてもらえると嬉しい。――其れについては、私からまた誘わせて貰うよ(次から次へと、出来上がる予定。然し、その何れも愉しみで、待ち遠しくて。夜花につられる様視線が空を仰ぐ。ぽつり、零れた夜花の言葉に横目を流し、向き直る―――そして、告げられた言葉に1つ、大きく呼吸をした。続け、ちゃり、ん。響く、鈴音。言葉無く船の上で立ち上がり、夜花の方へと……近づいた。)   (2014/8/9 16:37:34)

平之介♂享楽人……―――ならば、帰らなければ良いではないか。今宵位、夜花であると言う事の他、全てを忘れて過ごしても……許されように。 ……否、私が―――夜花を、返したくないのか、ねぇ。(向けられた笑み、何処までも純なその言葉。胸が、高鳴った。揺らぐ船の上、夜花の前へと視線を同じくしゃがみ)……有難う、夜花。寧ろ、その言葉を言うのは私の方だ。 ……ねぇ、夜花。私は……夜花の事が――――(“好きだ”唇が容を作り、言葉を放つのと同じくして――花火が轟音を立てた。真っ直ぐに、夜花へと向ける――瞳。)   (2014/8/9 16:37:36)

夜花♀隠し巫今度は女将に相談しないで自力で書く。まぁ、あれも最後は自分で書いたのだけれど。(また文に書くことを悩む時間が、どこかの明日にやってくる。それも悪い気がしなくて。次、自分が誘えるとしたらどこがあるのだろう、今からそんなことを考え出しそうなほどに、今宵の川水は色々なものを次々と運んでくる。)……一時でも、忘れる、か……考えたことがなかった。ずっと、死ぬまでこの「黒蝶」と一緒なのだと疑ったことがなくて。(濡れた指先が、そっと帯の中の短刀を撫でた。)……でも、西瓜を切った際、縁側に置いていったときは、自分が少し別物のように感じて新しかった。――ああ、楽しみにしている。私もそれまで人に尋ねないようにしよう。楽しみが逃げそうで。(また一つ、楽しみが連なった。その感覚は、そう、この空を水面に咲く花のようにふわりと広がるそれ。)   (2014/8/9 16:56:32)

夜花♀隠し巫――……平……?(急にゆらりと立ち上がられて、舟が少し揺れる。揺れたと思って反射的に端を手が握って、見上げると、降ってきていた視線がそのまま下りてきて、まっすぐに目が合った。合って、まっすぐに告げられた言葉に、今度は少女のほうが大きく息を飲んだ。)帰らなくても……でも、私は――(その先の言葉は自分でも知らない言葉。ただ、何かを戸惑って、でも、告げられた言葉に手を伸ばしたい感覚にそっと呑まれるように上体かすかに傾けたとき、続いた言葉は、花火に途切れた。)――え……?(空に大輪咲き、陸のほうではひときわ大きな歓声があがる音に、言葉の最後は唇の動きだけが残って。)――平、今、何て……――(読唇に心得がほとんどない少女は思わず顔を近づけて問う。とても、とても大事な事を伝えられた気がして。大事な言葉を聞き零したことに、とくんとくん、と、心臓が不意に焦って。)   (2014/8/9 16:56:38)

平之介♂享楽人(花火に消された言葉。続けて、聞き返す夜花の声。ゆっくりと瞼を閉じて息を吐いた。大花火の跡が、ぱららと夜空に消える迄。大きく息を吸うと同時に先程よりも近づいた夜花の顔を再び見据えて)――――好きだ、夜花。私は、お前の事が―――…好きだ。社も、巫女であることも、其の、懐の短刀も。全てを通り越して、全てを、含めても。 ―――ただ”夜花“という女が、私は好きだ。今、目の間に、触れれば、直に届いて仕舞いそうな、お前が。(表情は、凛として黒い夜花の瞳を見据えたまま。例え、花火がもう一度打ちあがっても己の耳に入るのは無音。――今は、目の前の夜花の声しか受け付けやしなかった。そして、確かめる様にもう一度)……私は、夜花が好きだ。――今迄、只、その笑顔を見れれば、其れで良いと思って居た。然し……今日ばかりは、想いを抑えられなかったよ、夜花。(まるで、すまない、とばかりに。真っ直ぐに向いた顔が、少し照れ臭そうに斜めを向いた。然しそれも一瞬の事。高鳴る鼓動は、花火よりも響き。向き直った顔が――ゆっくりと、夜花を求め、近づく。その頬には、片手がす、と伸びて――)   (2014/8/9 17:06:59)

夜花♀隠し巫(その時間は、きっと今までで一番遅く遅く流れたことだろう。)平……。(息を飲んだきり吐くことも忘れて、止まった息のまま名を呼んだきり、堰切ったように告げられる己への眼前の想い言葉を、受けて留めて、口が開きかけて上手く言葉が出なくて。間を埋めるまばたきも、できなくて。)私――……(ただ、花火の音よりも己の心臓のほうがよく聞こえる気がして。頬に手が触れれば、夏の暑さや祭の熱気の名残ばかりに帯びた熱でないと、伝ったであろう。)――――私、は……私は、このまま、このまま共にたくさんを知りたい。本当に、本当に「黒蝶」を持つ私をも、私が過去に何であって今が何であっても、まだ、伝えていないことがたくさんあっても、それでも、同じ言葉を紡いでもらえるのなら……――(手に、そっと、濡れた指先が小さな震え混じりに触れて)――……私は、とても嬉しい。   (2014/8/9 17:23:02)

平之介♂享楽人【と、良いところなのですが、夕餉時にて。】   (2014/8/9 17:24:43)

夜花♀隠し巫【ふふ、ある意味きりがよいとも言います。はい、ご一緒くださいましてありがとうございます。今宵はお戻りになりますか?】   (2014/8/9 17:25:27)

平之介♂享楽人【今宵は――…戻ろうと思います。一時間程で戻ろうかと思いますので、あちらの閂を開けておいて頂ければ。】   (2014/8/9 17:26:20)

夜花♀隠し巫【かしこまりました。それではそのように。続きを楽しみにお待ちしております。】   (2014/8/9 17:27:05)

平之介♂享楽人【では、一度お暇致します】   (2014/8/9 17:27:24)

おしらせ平之介♂享楽人さんが退室しました。  (2014/8/9 17:27:27)

夜花♀隠し巫【平之介様、ご来室をありがとうございました。さて夕餉休みにて。】   (2014/8/9 17:27:56)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2014/8/9 17:28:01)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/8/9 19:55:35)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2014/8/9 19:56:22)

平之介♂享楽人(掌は少し温かみを帯びた頬に触れ、顔は触れんばかりに。親指が瞼の下を撫でた。紡がれた言葉に唇を奪おうとした動きを止めた結果。―――その儘に、紡がれた言葉を聞いた。その間、先程同様周りの雑音は消え、頭に響くのは夜花の声だけ。真っ直ぐ、其の瞳を見つめ。ゆっくりと、言葉に頷いた。)―――…あゝ、私も、夜花の事をもっと知りたい。他の誰よりも、夜花の事を。…例え、夜花の過去に何が在ったとて、今、目の前に居る夜花を好いている事に違いはないのだから。今、目の前に居る夜花に変わりはないのだから。ならば、其の過去も、全て受け入れて、夜花を愛したい。夜花と共に、此れからも、過ごしたい。 ――――だから、教えて呉れないか…? ―――……屹度、この気持ちに、言葉に、変わりはないから。(触れた指先は水に濡れて、少し冷たかった。然し、その奥にある熱は確かに。もしかすれば、其れは夜花のではなく、己の物で在ったかもしれない、が。)   (2014/8/9 19:56:31)

夜花♀隠し巫(真上の花火の音が遠い。身じろぎ一つでもしや唇までも触れんばかりの距離の中で、頬包まれた手の中で、喜怒哀楽をあまり湛えないが日常の黒眼には、奥のほうでその光が揺れていた。)――――(こく、こく、と、濡れた指の手で、手を重ねて、小さく、しかし手にも目にも伝うように頷いた。言葉にしきれぬを埋めるように、何度も、何度も。)裏の伝手でいまどう伝っているかは知らない、が、私の祓魔は本物だ。私の縁者というだけで危険にも巻き込むかもしれない――平は……(きゅ、と、手を握り締めた。)平は、まこと、どこにも離れないか?どこにも……(それはまるで、捨てられた子猫がするような目。少し震えていて、怯えていて、それでもまっすぐ見上げていて。)   (2014/8/9 20:07:03)

平之介♂享楽人(時折無音の花火に照らされ、花火の光に濡れる漆黒の瞳を見つめたまま。夜花が頷く合間も、視線は移ろう事ない。表情は何処か何時もの柔和な其れとは言え、言葉を発せず、只己の存在全てで夜花を感じようとするその様子は、何時にもなく真面目で。)――…あゝ、如何やら、夜花はその様だね。…なぁに、それしきの事。偶々、好いた女子が其れだと言うだけ。だからと言って、この気持ちに変わりはない。――…寧ろ、其の危険を夜花と半分出来るなら何より。……人はいつか死ぬならば、其れ迄精いっぱいに生きれば良い事。ならば、一番共に在りたい人の、夜花の側に居たいものだよ。――命、続く限り、ねぇ。(首を僅かに傾け、何時も通りの顔で微笑んだ。まるで、他愛の無い噺でも、する様に。頬に触れる反対の手が、す、と頭に伸びて――撫でた。)   (2014/8/9 20:20:10)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、夜花♀隠し巫さんが自動退室しました。  (2014/8/9 20:27:18)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2014/8/9 20:27:24)

夜花♀隠し巫 (それしき、ではなかろうに、と、声に出そうとして喉の奥でつかえている。命の重さは、簒奪したりされかけた自分が、一番分かっているのに。かといって、眼前は己を軽く扱ってそう言っているのではないことくらい、もう分かる年になったから。)……平……――(だから、向けられた言葉全てまことであるから、心臓に沁みこんで、水面に咲く花火のようにじんわりと広がって)……――(つぅ、と、体温の雫が手の中の頬を伝った。)……だめ……だめだ……(心臓の奥が、少し結露した。)……平……だめだ、今の顔、心持ちのまま、社に帰れない……(頬包む手に重なる手が、両手になった。)……――帰りたく、ない。(その声の、か細いこと。)   (2014/8/9 20:28:50)

平之介♂享楽人――…ふふ、泣かないで呉れないか、夜花。好いた人の、涙を見るのは矢張り複雑な心地に成る。(そう、其れが例え、どんな涙だとしても。溢れた滴を掬うように親指が撫でて。そして、頭を撫でていた掌がする、と背中へと落ちた。重ねられた手は其の儘に、引き寄せる様な仕草をしながらも己が立ち上がり、包み込む様に夜花の体を抱きしめて。――か細い、その声にこたえる様に言葉を続けた)――…為らば、帰らなければ良い。それに私も、夜花を…帰したくはない。……叶うならば、ずっと傍に在りたい。―――今宵は、例え、其れが叶わなくとも、今宵位は、共に、ずっと。もっと、もっと、夜花の事を、私に教えて呉れ。(ぎゅ、と抱きしめた力が僅かに強くなった。其れは、夜花の泣く顔が見たくないからか、それとも、体温を感じたいから、なのか。)   (2014/8/9 20:36:25)

夜花♀隠し巫 あ……すまない……(泣かないで、と、言われて初めて気づいたのか、掬われてもなお溢れかけた雫を、そっと袖の中に吸わせて、一つ、ゆっくり呼吸した。まるで予定調和であるかのように、抱き寄せられた腕の中では大きく驚く素振りもなく、ただハッと小さく息を飲んで、そのまま、そのままそっと身を委ね、薄青色の衿をそっと握った。)……何から、話していいのか……私も、きっとまだ平のことをよく知らなくて……知りたいことが、たくさん、ありすぎて……。(とつとつ、とつとつと)――うん、知りたい……平のこと、もっと……このまま……。(空で爆ぜてぱららと散る音に光に、吸い込まれまいとか細いながらもこの近い距離で、伝えようと。)   (2014/8/9 20:47:18)

平之介♂享楽人(ぽん、ぽん、と赤子をあやす様に背を掌が叩いて。握られたその仕草に落ち着いたであろうことを思えば体を離し、夜花を覗き込んだ)……急がなくていい、焦らなくていい。伝えたいときに、知りたいときに、お互いに伝え合えれば。 ――…ねぇ、夜花。(己を見上げさせるよう、再び頬へと手を添え上向かせた)……私も、何から夜花を知っていいのかは判らない。然し、唯一つ、もっと―――夜花を感じたいと、近くに、触れたいと、そう、思うよ?(何を話せばいいか、言葉が出てこなかった。そして、其れを隠す様に顔を落とし、唇を奪わんとして――――ばーん、とまた一つ空で大輪が爆ぜた。漸く、聴覚が戻ったようで。然し、其れでも全ては目の前の夜花を感じようと。)   (2014/8/9 20:53:30)

夜花♀隠し巫(ゆっくりと背を叩かれるほどに、心臓の鼓動は少しずつゆっくりになって、結露が止まった頃。)……ありがとう……。……平?――(頬に手宛がわれて、気づけばそっと誘われるように上を向いていた。まっすぐに降ってくる視線は、いつものように柔和で、穏やかで、しかしその奥になにか凛と強く光るものが見える気がして。)――――(小さく飲んだ息が外に出せず詰まった息のまま、顔が近づくのをただただ見上げて、見上げて、)……(一際大きく響いた花火の音。目をゆっくり閉じたのは、空の光が眩しかったから、ではなかったのだろう。少女が動かないのならそのまま、きっと、当たり前のように唇が触れ合うのだろう。)   (2014/8/9 21:03:19)

平之介♂享楽人―――…夜花(夜花が、目を閉じた時だろうか。唇が触れる直前に小さく愛しいその名前を呼んだ。そして、ゆっくりと触れた唇。揺れる船に小さく波打つ音にも消えて仕舞いそうな小さく触れる音。唇を触れさせるだけの其れから、ゆっくりと顔を離して)……夜花、ずっと、夜花への想いを抑えていた分。――つい、つい溢れて仕舞った。私は、1人の男として、夜花を、愛したい。(少しだけ、言い訳染みた言葉。己の欲望を抑えきれない事への謝罪であった。再び、押しつけられる様に触れ合う唇。夜花の状態を抱き上げる様にして腕を回し、その体温を感じながら。啄む様に何度も、何度も唇を食ませた。何時の間にやら、花火の音は聞こえなくなり、終って仕舞ったようで。)   (2014/8/9 21:10:04)

夜花♀隠し巫(名を、呼ばれたと思うと同時に、唇にそっと温度が伝った。)――(甘い。綿菓子はとうに口のから溶けてなくなっているというのに、甘いと思った。目を開ける頃、静寂が訪れていて、顔が少し離れると、唇を重ねたのだと実感しては頬の奥が急に熱を帯び始めて。)……ずっと、抑えて――(どうして、そうまでに、という言葉は続かなかった。動かす唇がもう一度、二度、三度、塞がったから。)――っ……ぅ……(息を思い出した体が、呼吸をしようとしたり呼吸が詰まったり。その声が、小さく小さく静寂の中で響いた。)――んっ……(近くに寄せられるほど、重ねられるほど、鼓動は大きくなり、口の中の甘さは奥へ奥へと沁み渡っていって。)   (2014/8/9 21:21:43)

平之介♂享楽人(尋ねる言葉。恐らく如何してと続いたであろう其れを気にすることなく。然し、舌先が口の中へと潜り込むことは無く、互いの唇をじとりと濡らしただけに離されて)……もう、花火も終わってしまったみたいだ、ねぇ。――夜花、私の家に、こないか? もっと、夜花に触れて、感じて、知りたい。(此れ程淡い口づけで在るにもかかわらず、頬が熱を孕んで体温が上昇したのを感じた。己が濡らした唇を撫でる様に指を沿わせては、問いを投げかけ。いっその事此処で、という本能を押し殺した。否、今ここで其れに従うべきではないと、抗ったのだろう、か。彼女が頷けば、そのまま自分の座っていた場所へと戻り、陸へと引き返し始める事で。)   (2014/8/9 21:28:21)

夜花♀隠し巫(唇が離れる頃。かあぁと音が聞こえてきそうなほど耳まで赤くなっていたのを照らす花火は、もう上がっていなくて。時折風に撫でられて寄る川の水音が聴界をゆっくり埋めていった。)……あっというま、だったな。見ている間は……とても長く感じたのに。……平の、家?(昼に尋ねた場所へもう一度。問いかけの意味を察するに数秒も数えず。だからか、視線が水面のほうに逃げて、)――……――(こく、と、夜闇の中で小さく頷いた。ちゃぷん、少し揺れる舟。揺れる心。)   (2014/8/9 21:34:58)

平之介♂享楽人――然し、其れでも…とても楽しかった。恐らく、今日の事は一生忘れられない、かな。(ぎぃ、こ、ぎぃ、こ。ちゃぷん―――ちゃり。静かに為った水面に響くのは櫂を漕ぐ音と、其れが切る水音。そして、時折鈍く響く鈴の音。暗がりの中でも夜花の顔が縦に動いたのを見れば、内心胸を撫で下ろした。――心なしか、言葉少なく。其の侭陸へと辿り着けば、縄を元の所へとくくり付け、先に動かぬ地面へと飛び乗る)……ほら、夜花。落ちない様に(そして、舟に残る夜花へと手を伸ばし。既に幾らか落着きを取り戻していれば、まるで何もなかったかのように何時もの表情を浮かべ。――――そして、陸に上がればその儘、社では無く己の家へと、彼女を導いて。)   (2014/8/9 21:40:41)

夜花♀隠し巫うん、楽しかった、とても。本当に、ありがとう。文を出してよかった。(舟が陸に戻るまで間、とつとつと、会話が続けられる。まだ、頭の半分がぼうっとしていて。そのせいか、立ち上がるときにくらりと重心が迷子になりかけて、乗ったときに比べて強く手を握って、少しだけ危なげな下り方をして、短いようで長い舟旅が終わった。)こっちも、静かなもの、だな……(祭賑わいの残滓は、店屋台がたたまれていく音。少し寂しい気もするそれ。)――(ああ、そうだ、社に戻るのではなかった、と、ぼうっとした頭はいつもと違う「帰路」を想う。想って、隣り合って歩を進めた。少しばかり涼しくなった夜気を吸い込むうちに、少しだけ、頬の熱がとれた気がして。)   (2014/8/9 21:49:29)

平之介♂享楽人花火の終わりが、祭りの終わりのような物だから、ねぇ。 ―――来年もまた来よう、夜花?(祭りの最中程ではないが、未だ疎らに余韻に浸る人々が残る中、店仕舞いの音がする中を歩き乍。其れでも、何時の間にやら夜花の手を掴む様に伸びた掌が、指を絡ませ、握っていて。傍らの夜花へと、視線を向けて告げた。屹度、今年よりも良い物に、なるだろう、と。どくり、弾む心の臓の音を消す様に、一歩、一歩と足を進める度、ちゃりん、と夜花からもらった鈴が音を鳴らし。)―――夜花、有難う。(通りを抜け、外れた道へと入って見覚えのある垣根の在る家々が並ぶ一角。己の住む家の玄関前へと辿り着こうかと言う時に、ぽつり、言葉が零れ落ちた。)……どうぞ。いらっしゃい、夜花。(からり、見覚えのある光景、つい、数時間前に初めて夜花を招いた時と、同じような)   (2014/8/9 21:58:36)

夜花♀隠し巫来年……(ああ、そうか、この祭りは毎年やっているのか、と今更ながらに思って)……そうだな、また、見に来たい。(見上げて、小さな頷きまじりにそう答えた。他の町人らの余韻を通る抜ける間、気づけば指と指が交差になるように絡まるようにしっかりと握られて、なぜだろう、手を握ることに抵抗がなかった身が、急に心臓がとくんとくん、と、鼓動少し慌てて。)……?私は、なにも――(ありがとう、と聞こえた気がして。言葉続かなかったのは、つい数時間前までいた家が近くなってのこと。改めて招かれては、)……お邪魔します。(相変わらずの挨拶。ただ、少しだけぎこちなく。)   (2014/8/9 22:06:17)

平之介♂享楽人(家の中は月明かりも届かなく、薄暗い。玄関へと共には居れば、草履を脱ぎながら)…一寸、灯を持ってくるよ。少し待っていて呉れ(ちゃり、ん。と鈴の音ともに、暗闇の中へと姿を消す。程なくして、屹度玄関にいる夜花へも伝わる様に灯がぼう、と広がって。)…お待たせしたね。上がって貰って、いいよ。―――改めて、何もない家だけど(片手に明かりを持ち、もう片方の手を伸ばす。屹度、必要ないと言われればそれまでだが、それ以上に、夜花に触れたい気持ちが現れたようで。夜花が家へと上がれば、其の侭朝過ごした縁側を通り、障子に包まれた和室―――寝室へと、向かおうとして。)――…今日は随分歩いた故に、この侭寝床へと向かおうと思うけれど ……良いかな、夜花?(然し、足を向ける前に。其れが如何云う意味か、再度確認する様に問いかけて。ぼう、と柔らかな光がお互いの顔を照らす、中。ジージー、と夏の虫が何処か遠くに鳴いた。)   (2014/8/9 22:15:37)

夜花♀隠し巫 (当たり前の話だが、家の中は薄暗かった。灯と共に戻ってくるまでの短い間、少しだけ、心細い感覚に襲われて、思わず後ろを振り返った。が、すぐに向き直って、)昼と夜の雰囲気が違うのは、どこへいってもそうなのだな。(と言って、差し出された手をそっと握り返す。いつからか、「差し出されたものを断る理由がない」という理由で握り返し続けてきた手が、自分が望んだ結果、握る手となっている不思議。縁側を歩いて、問われたことには――)――……うん。(こく、と、頷いて見上げる顔は、昼のときの淡白なそれとは少し違って、緊張が少し混ざったそれ。)   (2014/8/9 22:24:34)

平之介♂享楽人昼は明るく、夜は暗い。だからこそ、良い物も多く在るから、ねぇ。……夜花も、昼と夜では咲き方が違う。(くす、と何処か緊張するその様子を解そうと笑みを零した。内心、それ以上に―――まるで、初めて女を抱く時のような高ぶりと緊張を己が得ているのも自覚しながら)…ふふ、そんなに、硬くならないで。(寝室の障子を開ける前、そっと髪を梳くように頭を撫でて、顔を覗き込んだ。そして、から、と音を立てて障子を開く。畳の部屋に、小さな机が一つと、箪笥が置かれ、押入れが在るだけの質素な一部屋)今、布団を敷くから。(何処か、そんな準備や容易にさえ、少し恥ずかしさが在った。普段は人に見せる事の無い、己の生活感。机の上に明かりを置けば、押入れの戸を開けて、敷き布団を取り出せば慣れた手つきで広げ、伸ばし始めた。掛けるものは、薄手の布を1枚、夏の暑さには其れ位が丁度良い、と。)――…夜花。(床の準備をし終えれば、足元から淡い光が照らす中、夜花へと近付いて。そっと、抱きしめる様に手を伸ばした)   (2014/8/9 22:31:47)

2014年08月02日 11時19分 ~ 2014年08月09日 22時31分 の過去ログ
花ノ真、真ノ祓魔
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>