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2015年10月18日 20時12分 ~ 2016年01月21日 23時04分 の過去ログ
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奏 琴花♀高1【先立ちまして、今宵の紡ぎは内容がひどく限定的で後入様をお迎えするのが非常に難しい内容であることを鑑みて、学園敷地内ながらも乱入不可とさせていただきます。どうかご容赦を(深々。】   (2015/10/18 20:12:43)

静寂朱鷺臣♂高3【はい買ってきましたー、こんばんは。】   (2015/10/18 20:12:54)

静寂朱鷺臣♂高3【注意書きありがとうございます。】   (2015/10/18 20:13:52)

奏 琴花♀高1【ふふ、私が言い出したお題ですゆえ。おかえりなさいまし。改めてよろしくおねがいいたします。赤く仄暗い定の二人幕、どうか良き紡ぎとなりますよう。導入のほう少々おまちくださいまし。】   (2015/10/18 20:14:29)

静寂朱鷺臣♂高3【待ちます待ちます。ごゆっくりどうぞ!改めてよろしくお願いしますね】   (2015/10/18 20:15:31)

奏 琴花♀高1(とある日の放課後。三年生のフロアへと階段を上るのは実のところ初めてである。教室移動もあるから全くないこともないのだが、とかく、用があって自分から階段を上るのは初めてである。しかも、私用で。学年二つ離れればさすがに知らない顔と声だらけ。強いて言えば食堂や寮のラウンジで見た覚えがあるようなないような。なんだか、初めてこの学園に来たときととても似たふわふわした感覚に、雪色髪の少女はホームルームから解放されて出てきた上級生たちの波を縫って、真っ先に向かった教室へと滑り込む。)――(いた。やっぱりあの綺麗な黒い髪はどうしてかとても見つけやすい。黒髪の生徒はいっぱいいるのに。クラスメイトと言葉交わしながらちょうど席を立とうとした彼こと静寂朱鷺臣のほうへ迷わず歩を進める雪色髪の少女。見慣れない小柄な少女を見て「え、あの子誰」という視線もちょっとしたざわめきも素通りして、指先でとんとん、と、彼の肩を叩く。そして視線が合えば、声のないこの少女は、筆談用のスケッチブックを開くことなく、相変わらず喜怒哀楽のない表情に唇をこう動かした。)   (2015/10/18 20:26:56)

奏 琴花♀高1――「トキオミ、おしゃべりしたい。シミュレーションルームがいい」   (2015/10/18 20:27:02)

静寂朱鷺臣♂高3(真面目モードの黒ぶちメガネを片づけて、いつもの蒼いメガネをかける。すると気持ちも切り替わって、これまで真面目に授業を受けていた自分がバカらしく思えてくる。クラスメイトも最初の頃は不気味がっていたが、今では不思議な連帯感がうまれ、この時期にしてようやく本当のクラスメイトに慣れた気がした。この後どうする?なんて話をしていれば廊下の方でどよめきが。そしてそれはこのクラスにも近づいていた。廊下側にい背中を向けていた私は気が付かなかった。とんとん、と肩をたたかれるまでは)んあ?ああ、え?琴花ちゃんじゃん、三年のフロアに何か用?(くるっと体をそちらに向けると。だれ?知り合い?隣の席の友達に。そう、1年生。お友達だよ。なんて)おしゃべり?(それでシミュレーションルームに向かう理由が全く想像できなかったが、まあ予定も決まってないし、暇つぶしに付き合うことにする。)じゃあ、またな(男子生徒の頭を小突けば、そのまま鞄を持って立ち上がり、校舎から少し離れたその場所へ。対照的な色彩の2人は、ここに来るのは2度目。1度目は上下に重なって、2度目は左右に広がって歩いていた。)   (2015/10/18 20:34:17)

奏 琴花♀高1(空の陽の輪郭は早くも茜と橙を帯び始め、その色のままに大地を照らす。大きな日傘をさして陽光を避けるようにして木陰続く並木道を歩く。校舎から少し離れた場所にある、外観からしてすでに頑丈でどこか無機質な印象を与えるその建物は、通称「シミュレーションルーム」。異能者つどいしこの学園特有の、己の異能の研鑽を手助けする施設。便利な事に致死ダメージすら完治・蘇生させるいまだ原理不明の加護が備わったここに二人で来るのは二度目。)……(そう、あの時)……(部屋の面積は様々だが、きょろきょろと空室表記だらけのドアの列を見て、やっぱり歩を進めて、結局選んだのは比較的面積の広い部屋。教室まるごと一つ分と少しといったところか。くるりと振り返って、また無音に唇を動かす。)――「あそぶじゃないの、おしゃべりなの」(この少女がここでいう「あそぶ」が遊戯でないことは、恐らく眼前の青年が一番よく知っているのだろう。一度、ここで「あそんで」、少女の記憶に鮮烈な「死」を刻み込んだ、この青年なら。)――(さあ、おしゃべりの時間。ドアが横に滑って、出迎えるのは真っ白で無機質な空間であった。)   (2015/10/18 20:46:27)

静寂朱鷺臣♂高3(「遊び」ではなく「おしゃべり」と言われて誘われた今回。無機質な扉を抜け、空室の表示が点灯している数部屋を通り抜けて、大きめの部屋に。白い部屋に入ったとき、振り返った彼女の無音の声は、やはり同じことを言っていた。)おしゃべりねえ。わざわざここでってことは、外ではできないような話なの?まさか、愛の告白かな?(口をにやりと歪ませてそんなことを。まあ、しかし、彼女にそう言った感覚が不足しているのは把握済みなので、甘い展開にはならないんだろうな、とは想定している。扉の締まる機械音を背後に聞きながら、彼女の声を見落とさないように、注意して)   (2015/10/18 20:53:47)

奏 琴花♀高1(外ではできない話かと問われればこくんと頷いて、アイノコクハクと言われれば首を傾ぐ。修学旅行でヒカルと一緒に遭遇して一生懸命気配と殺した、大事な大事な話。ひとまず、あれと今日のおしゃべりは違うという確信だけはあって、アイノコクハクへは首を横に振った。)――「トキオミ、ききたい」(壁際に設置されたコンソールにはめもくれず、入口に鞄と日傘とスケッチブックを置いて、真っ白な空間の央まで歩を進め、くるり、振り返って雪色髪の少女は首傾ぐ仕草のなかで問うた。)――「ころすとき、こわすとき、トキオミはどんなきもち?どんなかんかく?」(唇の動きは、なんの躊躇いもなく、まるで、ありふれた世間話をするかのように滑らかで。ルビー色の双眼も、いつものように、まっすぐに目を見つめていた。)   (2015/10/18 21:00:52)

静寂朱鷺臣♂高3(やっぱり首を傾げた。もっと少女漫画とか、恋愛映画とかそういうものを見せてあげたほうがいいんじゃないかな、まっすぐに部屋の中央まで向かう彼女の背後で苦笑いしながらそんなことを。そして振り返る彼女。飛び出した言葉は非日常だが、彼女は世間話でもするかのよう。)殺しの感覚ねぇ。うーん(彼も彼だった。驚きもせずにそのまま腕を組んでちょっと考える)例えばさ、むかついたやつを殴ったらスカッとするでしょ?あんな感じ。(もしかして、伝わらない?そんなことを考えれば)あとは、悲鳴と流血がほしいかな。真っ赤できれいな血と、命乞いの叫び良い。(うっとりした様子で語れば)ああ、最初はあいつだけのつもりだったのに、気づいたらみんな殺してた、って感じ。麻薬みたいなもので、その快楽を知ると、抜け出せなくなるねえ(なんて。もう説明になっていない。浮かんだ言葉を表情をコロコロと変えながらぽつぽつと)   (2015/10/18 21:09:21)

奏 琴花♀高1(はてな、と、首を傾いだままであるものの、まばたき交じりに彼の言葉をじっと聴界に収める。むかつくことは、怒ること。でも、怒ることって、自分でも思い出すのが難しいくらいに遭遇したことがない。怒ったときにころしたら、すっきりするのかな?)――(その後の言葉に続いた言葉には、しばらくまばたきを忘れて、歩を詰めて見上げた。)――「かいらく?ころすことは、うれしいの?きもちのいいことなの?」(淀みなく、湧き出る水のように紡がれる命の簒奪への主観。それを雪色髪の少女は、頭一つたかいところにある双眼を覗き込むようにして見上げて、また問うのである。まるで、好奇の問い止まぬ幼子のように。ただ、ルビー色の双眼に今日は好奇心の光は宿っていなくて。いたって、まっすぐで。そんな中で、問いに付け足した。)――「私は、ころすとふわふわする」   (2015/10/18 21:21:24)

静寂朱鷺臣♂高3(少女は近づいて、私を見上げた。その顔を見ていると、彼女の口が動く。子供のように溢れる質問。)俺は気持ちいいね。スカッとするっていうか、絶頂の快楽と似たようなものを感じるかな。人が肉に代わる瞬間、吹き出る赤、途絶える絶叫、生が死にシフトする瞬間。はああ(うっとり、といった様子で頬に手を当てて。)ふわふわ、か。まるで性的な快感を知らない少女が、初めて行為に及んだ時の感想みたいだね。てことは、多分、俺も琴花も感じるてる感覚は一緒なんだよ。慣れれば気持ちよくなるさ(見上げる少女と物騒な会話。しかし双方とも物騒な会話をしているなんて認識はなくて、もしかして彼女は気遣ってくれたんだろうか。ここなら隠すことなく何でも言える。感謝しないと)   (2015/10/18 21:28:37)

奏 琴花♀高1 (トキオミはいう、まるで麻薬のようなものだ、と。止まらない、と。)……――(真っ赤な血、悲鳴、タスケテというあの息を失いかけた震え声。)……(そう、あれは、とてもとてもふわふわする。弦から伝う血。レターナイフが貫いた心臓が鼓動をやめたとき。ヒトがヒトで在ることが止まったあの一拍、一瞬、音がなくなる。)――「せいてきな、かいらく?こうい?それはなあに?」(頭の中で漢字変換できていないかのような、少しぎこちないおうむ返しに唇は動く。それでも、命の簒奪への主観を片鱗ずつ交換して、似ているという言葉が降ってくれば、まばたき二回。)……――「おそろいなの?」(背伸び。いつも話す声よりもとても滑らかで、心臓から出てきたての血液のように温度を帯びた声音に糸引かれるようにして、人形めいた少女は顔を近づけて、また覗き込むのだ。不思議そうに、何かを確かめるように。)   (2015/10/18 21:37:52)

静寂朱鷺臣♂高3(麻薬、という表現はよかったなと自分でも思った。1人目を殺すまでが長いのであって、それ以降、人が人を殺すことにためらいがなくなるものである。何人も殺していると、そのうちに人の人生を自分の手に握っているという優越感や、その命を奪った黒い感情が、心の中が危険な刺激で満たされて、それが快楽につながるわけである)うーん、面倒だから、聞かなかったことにしようか(性知識がほとんどない人に出す例えではなかった。このまま性教育に発展するのはちょっと面倒なので、聞き返してくる彼女には忘れるよう、聞かなかったようにと)おそろい、ねえ。琴花ちゃんが感じるふわふわしたもの。それが君にとって嫌な感情じゃない、って思えるなら俺とお揃い、同類だね(殺人を楽しむ側の人間なんだな、この子。ニヤリと口元を歪ませて。)なんなら、何人か殺していけば?ここはシミュレーションルームなんだから、人間に近いものはいくらでも生成できるしね   (2015/10/18 21:48:24)

奏 琴花♀高1……?(なにか、難しい話だったらしい。せいてきなかいらく、は、会話からさらっと削除される。そして、ふわふわした感覚を、嫌か否かを問われれば、ふと、沈黙すること一拍。)――「うれしい。だって、パーパのやくにたてるから」(いつもと違う笑みが降ってくる。どうしてだろう、どこかで、見た気がする。誰かの笑みに、とてもとても似ていて……思わず、背伸びそのままにその吊り上がった口角に白い指先が伸びた。)……(いくつかころしていけばと勧められては、姿勢そのままにまた沈黙二拍ほど。)――「でも、ここのおにんぎょう、つまらない。いのちのうたが、きこえない。きこえないと、さみしくて、だからいっぱいよんで、いっぱいこわして、それでもたりない」(気づいているのは、眼前だけ。少女の瞳が、少しだけ、少しだけ、うと、と瞼が微かにさがったこと。視線は動かないのにどこか遠くなっていること。)   (2015/10/18 21:59:15)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、静寂朱鷺臣♂高3さんが自動退室しました。  (2015/10/18 22:08:29)

おしらせ静寂朱鷺臣♂高3さんが入室しました♪  (2015/10/18 22:09:05)

静寂朱鷺臣♂高3(うれしい、だってさ。人のために人を殺したとしてもふわふわした感覚には陥らないと思う。本人が心のどこかで、理屈を捨てて楽しんでいなければ。さらに数センチ近づいた顔、背伸びをする指先をさらに伸ばしたのだろうか。)そっか、誰かのために人を殺してるわけ。命の歌?なにかな、心音?(確かに生み出される人形に心臓はないんだろう。でも、熱い血と声帯なんかは完全に再現できる。それなら心臓の鼓動もうまく再現できるんじゃないだろうか。いっぱい呼んで、いっぱい壊した。同時に複数呼び出したから質が下がったのかな。そう言うこともあるんだろうか)さすがに心音は聞き取れないからなあ。(コンソールをポチポチいじくれば、人型が現れる。以前魔物に食べさせたのと同じ設定の人間。意識がないこと以外は普通の人間。)これを、こういくだけで、俺は気持ちいいけどなあ(コンソールから離れて琴花のほうを見れば、呼び出した人型の首を目にもとまらぬ速さで髪鎌ではねる。頭部の跳躍と共に吹き出る赤の噴水をうっとり眺めて、)ああいうの、きれいじゃない?   (2015/10/18 22:12:23)

奏 琴花♀高1(こく。パーパのため。パーパの敵は全部、全部――)……――(一瞬、視界が別の部屋になった。それをひどく、「気に入らない」と言った、きっと一番好きな声の、一番悲しい声の日のこと。)……――「こころが、かなでる、うた。ひめいのまえと、あとに、ひびくうた」(音使いたるこの耳にしか聞こえない、可聴域の概念を踏み外して聞こえてしまっているのかもしれない、いつからか聞こえるようになった声。)――(いつからだったのだろ、と、少女が追憶に余所見をしていたら、トキオミはコンソールをいじって命のやどらない命の役をした人形を呼び出した。呼び出して、何事もなく壊した。殺意を滲ませることもなく、息をするかのようにひどく当たり前の動作。噴きあがって降ってくる生温かい鮮血を頬に受けながら、綺麗かと問われれば小さく頷いた。)――「でも、トキオミのかみのほうが、きれい」(少女は言う。殺されて命の意味を消失した残骸よりも、命の意味を簒奪した手段と在り方のほうが、綺麗だと。)――(その、血液すら残さない勢いで薙いだ鋭い髪束につうと指先を滑らせながら。)   (2015/10/18 22:21:56)

静寂朱鷺臣♂高3悲鳴の前と後に響く、あー、わかった。おれには聞こえない音だ、それ。琴花の特権だね、ちょっとうらやましいかな(背後では、首をなくした人体。噴水のように吹き出る赤は、大きな音を立てて、白い床に降り注ぎたまりを作る。琴花の口を見ていなければ会話はできない。動かない人型を殺すために、いちいち相手を確認する必要はないのである。)お、うれしいこと言ってくれるねえ。(不意に髪をほめられた。そのまま彼女は鋭くしたままの髪を指先でなでていた)指切らないようにね、まあ、切れても治るけど(ここはそういう部屋なのだ。髪を数本、コンソールにまきつかせてその髪でコントロールする。先ほどの死体はそのままで新しい人型が呼び出される)さあ、今度はどう殺そうか?首切りは一瞬で終わるから、一瞬の爽快しか得られないしなあ   (2015/10/18 22:30:49)

奏 琴花♀高1……――(指先が切れるか切れないかの危うい境で白い指が鋭利な髪を撫で行く。ナイフのように硬くて冷たい、でも、どうしてだろう、奥底になにか……何か……)……?(真っ赤な池を作りきった残骸に継ぎ足すようにして現れる架空の命。壊し方を模索するトキオミと、ソレらを交互に見て、)……(ブレス、一つ)――……――(心臓に手をあてて、うととしたルビー色の双眼のまま、歌い紡ぐは、無音の、しかし心臓を高揚させる歌。奥底に隠してある真っ赤と真っ黒の蓋を開けさせてしまいそうな、そう、理性にゆっくりヒビを入れて行く異音。)――、――(歌い、ゆっくり歩く。敵と認識されているのか、拳をふりあげてくる人形たちの間を縫うようにして、歌う、歌う、そうすると――)――アァアアアアアア!!!(悲鳴。壊れて行く、悲鳴。)――(あるモノは、頭を抱えて頭が砕けるまで床に打ち付け、、あるモノは、拳を味方であるはずの同類に向けて振り下ろしあう。)――、――(まるで、戦場へと舞台を塗り替えるように。)――……(くるりと群を縫い歩いて、トキオミの傍に戻ってくるまでに、約2分。120秒かけて、少女もまた顔色一つ変えずに屍の山を作った。)   (2015/10/18 22:48:01)

奏 琴花♀高1……(しかしやはり物足りないのか、首傾ぎながら。そして、ルビー色の視線は自分が開いた死の宴にすっかり背を向けて、漆黒の艶やかな髪に落ちた。唇は紡ぐ。)――「みつあみしたい」   (2015/10/18 22:48:07)

静寂朱鷺臣♂高3(彼女の歌、それで聞こえる声を聞いたのは初めてかもしれない。昂揚感は、この歌のせいだろう。内に潜むものは、動きたがってしまう。押さえ付ける精神力は2分という短い時間だけでもなかなか維持するのは難しい。)いいよー好きなだけやりな(ばさっと、彼女の前に髪を伸ばして。死体の山を眺める。殺したというより、殺させた?勝手に死んだ?あれは、殺したといえるのかどうか怪しいが。コンソールをいじり、新たな人型を一つ。)ジュースにしちゃうとか?(髪でその体を足からグルグルと巻いていき、頭の天辺まで髪で包む。内側に刃を作って。まるでミキサーのように内側にある体のすべてをかき混ぜていき、包んでいた髪の底側を開けると、中からとろりとしたスープが)ばれない様に殺すならこれかな、人間にやったら匂いがきつそうだなあ(その程度の感想でしかない。)   (2015/10/18 23:00:19)

奏 琴花♀高1(じ、と、眼鏡の奥の瞳を見つめる。ほら、トキオミは正気を保っていられる。たぶんこの譜面を詠えるの、トキオミの前だけ。他の誰が場にいても、歌えない歌。自分の手を汚さず済ませたいとき、命が零れて行く音を重奏させたいとき、時々歌う。正気を保っていられるのは家の地下の兄弟のうち列強何人かと、同じ譜面を歌える双子のオトハだけ。……そういえば、オトハも、笑んだままころして壊す。)……。……――(三つ編みしていいと言われれば、こくんと頷いて、長く伸びた髪の先を拾いにぺたんと座り、一掬いとっては三つに分けて慣れた手つきに編んでいく。硬くて柔らかくて、玲也と少し違ういいにおいがする髪。)……(三つ編みする傍ら、赤はどんどん増えて行く。蜘蛛の食事風景のように髪に絡めとられたモノは、もがくことも許されず、そのまま、文字通り真っ赤なスープになって形を失った。流れてきたその赤が、じわりと、白いスカートの裾を染める。まるで、最後の最後で助けすがるかのように。)……――「でも、したいをかくすひつようが、なくなるの」(見上げて、淡々と感想を返すのである。)――「ねえ、トキオミ、すこしふわふわする」   (2015/10/18 23:12:10)

静寂朱鷺臣♂高3(三つ編みはその長さを増している。どんどん長くなるそれと比例して、赤の量も増えている。座り込んで黙々と作業をしている彼女のところまで死のスープは届いていた)うん、死体は隠す必要なくなるね。消臭剤を持ち歩いて、散布しようかな。その程度で隠せる異臭じゃない気もするけど(新しい人型を一つ作り)ふわふわする?てことは、この状況に快を見出したってことかな。やっぱり俺と琴花ちゃんは同類なのかもね。(人型の口の隙間に髪を数本、口を大きく開かせると髪の束をその体内に押し込む。外から見ているだけでもその体の中がぐちゃぐちゃとしていることがわかるようで。内臓をある程度押し広げれば、内側の髪から1mほどの棘を無数に生やして、内側から貫く。)あ、おもったより綺麗かも。(体のいたるところから棘が飛び出て、棘と体の隙間から鮮血を飛び散らせている様子は、意外と)   (2015/10/18 23:23:05)

静寂朱鷺臣♂高3(ごめんなさい、リミットが近づいてまいりまして。次あたりで〆たいのですが、いかがでしょ)   (2015/10/18 23:25:39)

奏 琴花♀高1【そうですね、それでは次の問いでラストといたしましょう。投下します。】   (2015/10/18 23:26:31)

奏 琴花♀高1(見渡す。無機質な白を真っ赤に染める赤。家の地下のテストルームと同じ。内側から大きな蛇かムカデに食い破られたかのように、ソレは暴れるではなくなすすべもなく痙攣して、針の花を咲かせた。)……(ふと、三つ編みする手が止まって、ねえねえと小さく髪を引いて「おそろい」を見上げた。)――「だいじなひとも、こうしてころせる?ころす?ころしたい?」(今度は、答えを待たなかった。)――「わたしは、ころせる。でもそのときだけは、ふわふわしない、いたくていたくて、でも、しんぞうが、あついの。……うれしいにとてもちかいかんかく。だから、わたし、いつかきっと」(言葉は、不意にそこで続きを失った。そう、いつか、歌い続けていたきっと……大事な、大事な大好きな声すらも――)…………――「ころしてしまう」(最後は、まるで呟くように、小さく、小さく紡がれた。)   (2015/10/18 23:26:55)

静寂朱鷺臣♂高3うん、これいいかもって、髪引っ張るなよ(くいっと引っ張られればちょっとだけ嫌がって。投げかけられる問は、大切な人もこんな風に殺せるか、殺したいか。難しい問だった。ちょっと考えていると、答えを待つ気はなかったのだろうか、彼女は彼女の答えを口にする。)俺も殺せるかな、殺したくはないけど。うれしいなんて感じないだろうけど、興奮はするんじゃないかな。きっと気持ちいい(自分なりの答えを告げれば)苦しむくらいなら殺さなきゃいいんじゃないかな?楽しいなら殺してもいいけど、苦しいなら殺さないほうがいいさ。(編まれた三つ編みを操作し、先端を手に変えると、彼女の頭の上に手を置いて)その「大切な人」っていうのにおれが含まれてるなら、安心しな。その時は私があんたを殺すからさ。あと、私の大切な人がそこに含まれてた場合も同じね(ニヤリと歪ませた口からそんな言葉を吐きながら頭をなでる。大きな手は、いつでも頭をつぶせるぞ、とでも言いたげな)じゃあ、もうちょっと技の探求でもしようかな(三つ編みを床に落とせば、コンソールを再び操作して。この後何回も殺すけど、結局面白い案は浮かばなかったとのこと)   (2015/10/18 23:39:34)

静寂朱鷺臣♂高3【はい、こちら〆です。】   (2015/10/18 23:39:54)

奏 琴花♀高1【はい、それでは私も幕閉じを。もしお時間迫っているようでしたらどうぞ先にお休みくださいまし。遅くまでのご一緒をありがとうございます。】   (2015/10/18 23:40:40)

静寂朱鷺臣♂高3【いえいえ、見守らせていただきます。お気遣い感謝です。こちらこそ、ありがとうございます】   (2015/10/18 23:41:13)

静寂朱鷺臣♂高3【って、ごめんなさい、やっぱり落ちます。申し訳ありませぬ。失礼します。ありがとうございました】   (2015/10/18 23:52:29)

おしらせ静寂朱鷺臣♂高3さんが退室しました。  (2015/10/18 23:52:33)

奏 琴花♀高1――(苦しむ、なら)……――(うん)……――(私もきっと、命を奪った瞬間は高揚する。あの時、月色の子に抱きかけた高揚と、同じように。だって、あのとき、楽しかった。玲也を玲也と知って捕まえて組伏したときも。でも、二度殺したい?それは――)……(うん、きっと、私は……パーパのための人形だから。その結論が、また、あの苦しそうな声言葉が鼓膜の内側で響いて、目を伏せた。)――(お揃いがいっぱいあると知ったトキオミは、やっぱり、おそろいの答えを返してくれたことが、どうしてだろう、心臓の鼓動が少し穏やかになった。)……?(ふと、頭の上に降ってきた大きな手。生身の手の温度の宿らない手。見上げれば、視線はまっすぐに合って、まっすぐな、何一つ偽らない笑みと言葉が降ってきた。)……――(まばたき、三回。きょとんと見上げる三拍の沈黙。)……。…………(こくん、と、見上げながら頷いて、両手で髪の手を包むように触れて甘えるように額を小さくこすりつける。そして、紡いだ。)   (2015/10/18 23:58:17)

奏 琴花♀高1――「ありがとう。やくそく、だよ?わたしは、せかいがいうニンゲンに、もどれないから」(その殺意に垣間見た、一片の正義とも流儀ともとれる声言葉に少女は遠くを見るような目で、小さく、小さく……笑んだ。)   (2015/10/18 23:58:23)

奏 琴花♀高1【以上にて、幕閉じとさせていただきます。静寂さん、狂気垣間見える仄暗い幕にお越しくださって本当にありがとうございました。お部屋に過激な描写が続いて窓辺様が気分を悪くしてしまっていましたら、この場をお借りしてお詫び申し上げます。願わくば、生命倫理を外れた二人がそれでもなお、「人間らしく」生きることへの希望が消えませんように。長らくのお部屋貸し切りをありがとうございました。今宵これにて。皆様どうかあたたかく。】   (2015/10/19 00:03:24)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが退室しました。  (2015/10/19 00:03:28)

おしらせScorpioさんが入室しました♪  (2016/1/16 23:45:20)

Scorpio【失礼致します。かねて企画していたイベントの開始ロルを投下させて頂きます。あくまで部屋主様でない有志(というか私)で企画した非公式イベントですので、参加はご自由にご検討下さいませ。では、少々お借り致します。】   (2016/1/16 23:46:35)

Scorpioんーんー、んーっんんーん。(曇天、寒風、雪舞い散る冬の最中。学園の中を、一人の青年が鼻歌交じりに歩を進めていた。個性的な人物が多いこの学園ではあるが、彼が所属する学生ではないことは、その異観からも瞭然であろう。縮れたような強いウェーブを帯びて、首の辺りや右目まですっぽり覆う金髪。淡い印象の色合いの中に、存在感を誇示するように入ったワインレッドのメッシュ。首筋から足元までを覆う、ところどころにピンクでアクセントを加えた濃紺のロングコート。高い身長と相まって、その様相は20代前半から半ば頃と窺い知れる。――そして、何より異観だったのは。)…んもう、いやねぇ急に寒くなっちゃって。乾燥でお肌も荒れちゃうわ。後でピスケスちゃんにケアして貰わなくっちゃ。(――そう、異観だったのは、その口調。年頃の青年とでも言うべき外見とは裏腹の、そう、何というか、些か女性的な――いや、もう有体に表現しよう。それが、所謂オネエ言葉である点だった。)   (2016/1/16 23:46:52)

Scorpio(寒風吹きすさぶこんな日に、好き好んで外を歩く学生は極めて少ない。青年は中庭を過ぎ、その一角の建物に至って、ふと足を止めた。入口のドアの横に設けられた、人物認証装置。学生ならば学生証で問題無く通れるのだが、青年は当然ながら持ち合わせてなどいない。…が。青年は指でその機械に触れ、しばし目を閉じた。)………。ん、認っ証ーぅ。ダメねぇ、セキュリティゆるゆるじゃなーい。(ぴ、ぴ。ぴぃん。カードを差し込むことなく、『認証』の表示が浮かぶ装置。指先でぱちん、と機器を弾いてから、青年は悠々と中へと脚を踏み入れていった。いくつかの部屋、白い内壁、そして中央の大きな機械。静かに駆動音を響かせるそれへと、青年は向かい…先と同様に、指先で触れ、念じた。)んっんっん~♪ほーら、痛くしないから力抜いてー?そう、よーしいい子いい子。(ヴ、ゥ、ゥ、ゥゥゥン。青年が言葉を紡ぐのに同調するように、機械――シミュレーターが徐々に唸りを強めてゆく。常とは異なる、回路をフルに稼働させ、高まる熱を強制冷却するファンの音。それはまるで書き換えられた務めを果たすべく励起する、機械の脈動。)   (2016/1/16 23:47:04)

Scorpioぴっぽっぱ、のぴ、っと。よしよし、お利口さんね。システム、起動、っと。(操作ディスプレイに表示された、特殊プログラム準備完了の文字。唇をつうぅ、となぞり、青年は死刑を執行する執務官のような指運びで、それを押下した。高まる音、点滅する光、空間に帯びてゆく熱。――そして、地面から染み出るように姿を現す、無数の黒い『影』。黒一色に彩られた、まさに『ヒトガタ』とでも称すべきそれらはゆっくりと立ち上がり、外へと歩みを進めていく。そう、本来戦闘用ダミーであるそれらの、書き換えられた新たな目的…『異能者への無差別攻撃』の為に。それはまるで、かつて学園を襲ったシミュレーター暴走事件の再現だった。)おんなじ異能者と言っても、弱いコは不要ってコトで、ね。…それじゃ頑張ってね、学園の諸君?(誰に言うでもなく、青年は怪しい笑みを残し、その場を後にする。静かに始まった、学園を襲う黒の禍。全てが始まったこの場所に残ったのは、唸りを強めるシミュレーターと、次から次へと生み出される影たちだけだった――)   (2016/1/16 23:47:13)

Scorpio【短いですが、取り急ぎ以上にて。ひとまず、PL部屋の方に補足を行っておきます。皆さまとともにイベントを紡いでいければと思いつつ、こちらはこれにて失礼致します。それでは、お部屋をありがとうございました。】   (2016/1/16 23:48:17)

おしらせScorpioさんが退室しました。  (2016/1/16 23:48:23)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/1/17 19:58:43)

おしらせ静寂朱鷺臣♂高3さんが入室しました♪  (2016/1/17 19:58:46)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/17 19:59:21)

遊佐蒼志♂高2【こんばんは。お邪魔させていただきます】   (2016/1/17 19:59:38)

野分真♂高1【それでは、改めまして、お部屋をお借り致します。では、私から開始しますね。少々お待ち下さいませ。】   (2016/1/17 19:59:55)

静寂朱鷺臣♂高3【お邪魔します、よろしくお願いします】   (2016/1/17 20:00:19)

野分真♂高1(なんで、どうしてこんな。頭上を寒々しい曇天が覆い、骨まで冷やすような冷気が漂う冬の午後。藍色髪の少年――真は、歯を食いしばってその光景を見ていた。学園内は体育館の裏、園芸部の畑。湿った土を踏みしめるいくつもの足音。そして、来年に向け野菜の残渣を片付けていた真の前に現れた、全身真っ黒の人型。――そう、比喩でもなんでもない、文字通り黒塗りの、それはまさに人ならざる『ヒトガタ』だった。)…そんな、馬鹿な…!(じゃり。湿った土を踏みしめて、反射的に真は体勢を整える。――そう、馬鹿な、ありえない。それは、シミュレーターによって生み出された、戦闘用ダミーの『影』に違いなかった。本来ならば、シミュレーションルームの外に出るなどありえない筈の存在。それが今こうして、学園の中を歩いている。『なぜ』。その疑問が浮かぶのと、その影が異能を発現したのは同時だった。)…っ!?うわあぁっ!!(影が両腕を広げるや、その上に赤い炎が現れる。それが振るわれ、炎が飛ぶ中を、真は必死に駆け抜けた。原因は分からない、だがこれは間違いない現実だ。)   (2016/1/17 20:14:10)

野分真♂高1…なんで、こんな…!こんなことが、また…っ!(ともかく、ここでは焔が畑まで延焼してしまう。最低限の理性を働かせ、真は道具を置いたまま、体育館横を駆け抜けた。向かう先は中庭、広く延焼の危険が無い場所。背後に迫る疾走音を聞きながら、少年はひたすら逃げに徹した。その脳裏にかつての悪夢、シミュレーター暴走事件の様を去来させながら。)   (2016/1/17 20:14:17)

遊佐蒼志♂高2…人?じゃあ、なさそうだな…。(校舎の屋上。いつもの微糖コーヒーを持参で少し外の風に当たろうと訪れたそこには、黒い人影があった。いや、正確には人ではないだろう。全身真っ黒で人間の気配ではない。言葉そのまま「影」と表現した方がいいだろうか。徘徊するように屋上をうろついていたソレがこちらに気が付くまでそう時間はかからなかった。)!?――っと!(いきなり飛び跳ねたかと思うと、確実に人間の跳躍力ではないそれでこちらに襲い掛かってきた。跳躍というより飛行に近い軌道を描いたその影は、こちらに片手で突きを見舞ってきた。間一髪で躱した背後の鉄製の扉にはこぶし大の凹み。直撃すれば致命傷は免れないだろう。)   (2016/1/17 20:16:16)

遊佐蒼志♂高2何なんだコイツは!…どちらにしろ、やらなきゃやられるな…!(左袖を揺らして身を翻し、距離を取る。そして、右腕の二つのリングが金属音を奏でた直後、それは形を失い宙を漂う。いくつもの雫に分かれたその金属がそれぞれ変形し、針状になって固まる。そして、間をおかずに影に向かって飛んで行った。)一本…素早いな。まともにやっても当たらないか。(無数に飛来した針を影は再び飛翔して躱す。かろうじて片腕に一本だけ刺さったのを見ると、耐久力は人間並みだろうか。しかし、問題はそこではない。今度は飛翔したまま、地面に下りてこない。飛行能力を持っていると見たほうがいいだろう。となると一度足止めが必要になってくる。さて、どうしたものか。)   (2016/1/17 20:16:27)

静寂朱鷺臣♂高3(いつも通りの日常というのはそれ自体が幸せ。そのことに気が付くことができるのは、いつだってその幸せが手の届かないところに転がっていってからなのである。)まったく、何が起こってるんだか。(タッタッタッ、と軽快なステップで廊下をかける。私の後ろからは黒いシルエット。数十秒前、この人物と遭遇するや否やいきなり石を豪速で射出してきたのである。どちらかといえば好戦的な性格であるためその場で戦闘行動にでてもよかったのだが)ここで、はさすがにまずいから移動しないかい?って聞いてくれないよな   (2016/1/17 20:22:49)

静寂朱鷺臣♂高3(相手の顔はよくわからない。黒い。それ以外に形容する言葉は今は見つからなかった。だから走った。とりあえず校門から離れてからだ。しかし相手の能力は投石。石を作りだして発射す能力なのだろう。狭いところでは建物への被害がバカにならない。なら向かうべき場所は。)中庭か、ちょっと遠いよな(こちらと相手の速度はほぼ同じ、後方数メートルを進む黒はそのいょりを保ちつつ石を放つ。普段は腕としている髪を解き、能力により自分の背中を隠すほどのサイズで十字の刃を作りだし、それをプロペラのように回転させる。なんだろ、前もこんなことあったような気がするな。そんな既視感を感じながら)   (2016/1/17 20:22:54)

野分真♂高1はあ、はあっ…!(体力には正直自信が無い方でもあり、情けないことに少々走るだけですぐに息が上がる。それでも、真は足を止めず、今はただひたすらに逃げの一手を打った。まだ近くには樹木がある。ここで戦えば被害は広がるだろうし、そもそも体育館の横の通路で立ち止まれば、攻撃を避けることも叶わない。あと、もう少し。中庭に通じる部分、その先が見えた矢先、真は背に衝撃と熱を感じた。)…うわっ!?あ、熱っ、あつつっ…!(喰らった。炎が首の辺りに触れたのを感じ、真はとっさに巻いていたマフラーを捨てた。お気に入りのマフラーだったが、事ここに至っては仕方が無い。走っていては低圧空気を身に纏うこともできず、炎に焼かれるマフラーを背に、真は走り、奔り――広い空間を有する、中庭へと走り出た。)…ここ、なら!マフラーの借り、返させて頂きます!(ずしゃっ。前に伸ばした脚でブレーキをかけ、迫る影へと反転し相対する。影、そして炎遣い。それは奇しくも以前のシミュレーター暴走事件で最初に邂逅した異能と、全く同じものだった。)   (2016/1/17 20:39:05)

野分真♂高1(影が炎を矢のように形成し、合わせて6つのそれをこちらへと飛ばす。それに応えるように、真は左手を前に翳し、能力を発動。炎の矢は、真へ触れる前に掻き消え、熱すらも与えず消え去った。――ここなら、能力を存分に使える。彼なりに数多の試練を経て、能力を成長し、徐々に付けて来た自信。それを体現するように眼差しをまっすぐに向けたまま――空いた右手で、腰裏に差した『イクシオイデス』を引き抜き、構えた。常ならば作業用に使うべきそれ――だが今は、数少ない大事な力だった。)   (2016/1/17 20:39:12)

遊佐蒼志♂高2あの機動力だと、空気で捕まえるのも難しいか…。(地上にいる敵であれば空気で圧力をかけて動きを止めることも容易だが、空中で動き回られていれば話は別である。飛び道具も当たらない。どうにかして動きを止めなければ一方的に攻撃されるだけだ。)捕まえられないなら…叩き落す!(右手を影に向ける。すると、影の周囲の空気が渦巻き始める。竜巻のように動く風に飛行能力が制限されたのか、影の動きが弱まる。これなら動きこそ止められたが、この状態では飛び道具も空気の動きに流されて当たらないだろう。)4階建て相当…。投身には十分な高さだな!(渦巻いていた空気は一瞬で上昇し、影の頭上から一気に吹き降ろす。突風に煽られ、空中では踏ん張りも効かないのか、影はそのまま中庭に叩き付けられた。かに見えた――。)   (2016/1/17 20:53:50)

遊佐蒼志♂高2辛うじて抜けられたか。…放ってはおけないな。(途中で感触がなくなった。おそらく、落下途中でサイドに抜けられたのであろう。このまま逃げてしまってもいいが、ほかの生徒のためにも仕留めておいた方がいいだろう。屋上の柵に足をかけると、そのまま飛び降りる。もちろん、そのまま落下すればただでは済まない。しかし、落下する体は途中で足場を得たように空中にとどまる。そして、再び飛び降り、また空中に着地する。数回繰り返したのちに中庭にたどり着けば、目に入ったのは2体の影と見知った男子生徒。)野分!一体じゃなかったのか…。というか、こいつらなんなんだ。(何やら似たようなものを見たことのある武器を構えて、もう一体の影と対峙していた真に、声をかける。数が増えたのは面倒だが、協力すれば倒せない相手ではないはずだ。)   (2016/1/17 20:53:57)

静寂朱鷺臣♂高3(駆け抜けること数秒。中庭に続く道で私を追う黒と同じようなシルエットがほかの生徒と戦っていた。そこを進むわけにはいかない、しかし中庭に行かないわけにもいかない。そこで、プロペラ回転させていた刃をもとの腕に戻すと、体勢を低くして校舎一階に入りこむ。黒も私に続いて校舎に入る。私と黒の進んだ道は投石によりところどころ抉られてしまっているが、あとで謝ればいい話だ。今は目的地に向かうことが先決。中庭が正面に見えた。髪を鉤爪のように変化させ廊下に突き刺し急停止。私と黒の距離が一気に近づいてついに数センチというところまで。首を動かし、横目で追っ手の姿を捉えると、髪能力を行使し後ろ髪で追っ手の腕を拘束する。)ずいぶん派手に攻撃してくれたよな、廊下がボロボロだ(どうやら掌を向けている方向にしか投石はできないらしい。後ろを振り返って廊下の被害を眺め、追っ手の顔を見ると)ん、お前どっかで見たことあるな。(拘束したままそれを観察する。それはシミュレーションルームで度々お世話になっているダミーによく似ている。そういえばちょっと前にもこんなことあったよな、そんなことを思い出しながら)   (2016/1/17 20:59:03)

静寂朱鷺臣♂高3また暴走か?それともコスプレか?(鉤爪をもとに戻すと同時に、髪で180㎝ほどの拳を作りだして)まあ、どっちにしても。最初に仕掛けてきたのはお前だからな。(髪による拘束を解除すると同時に、勢いよく突き出された拳は大きな音を立てながら空を切り、影を殴る。身長とほぼ同じ大きさの拳に殴られた影はそのまま吹き飛ばされ、廊下の窓を割って中庭へ。それを追う様に、割れた窓から中庭へ降り立つ。影はゆっくりと立ち上がり、再びこちらに掌を構えるが、私の視界にはそれ以上に)あれ、なんでお二人さん?って、あんたらも戦ってんのかい。おもしろい偶然だなー(影のほうに注意を払いつつも中庭にいた彼らに声を置かけて)   (2016/1/17 20:59:09)

野分真♂高1(相手の異能は炎、自分にとっては相性がいい。…が、それもこの一体に限ればの話。もし以前と同じようにシミュレーターが暴走しているのなら、生み出された影だって2体や3体で収まる筈がない。ここは、早く倒さなければ。――その時、だった。上方から風が吹き抜け、一拍後に新たな影と、見知った姿が現れたのは。)…うわっ!?…遊佐先輩!先輩も、この影と…!…っ!?(影を追うように現れたのは、藍色の髪をした見知った相手、遊佐先輩だった。状況を整理するに、階上でこの影と戦い、叩き落としたのだろう。見れば、影は多少消耗している。彼我の力量を考えると、心強かった。…そして。続いて、窓ガラスが割れる音とともに中庭に落ちる、別の影。驚いた眼を向けた先には、新たな影と、それを追って現れた静寂先輩の姿があった。)…静寂先輩!…確かに、凄い偶然です。また、こんなことになるなんて…!(ともあれ、これで3対3、数の上では互角である。視線を敵へと向けながら、真は目前の影へ向けて掌を広げる防御態勢を取った。眼前の空間の空気密度低下――酸素を必要とする燃焼能力に対し、封殺は可能な筈だ。)   (2016/1/17 21:16:41)

野分真♂高1あれは…『影』です。正確に言えば、シミュレーターが生み出した戦闘用ダミー…以前、ここのシミュレーターが暴走したことがあって、今と同じような状況になりました。もしかしたら、今回も何らかの事故か故障が起こったのかもしれません。(遊佐先輩の質問に、知る限りのことを短く伝える真。可能性は、ある…というより、それしか考えられない。問題は、その原因が故障なのか、あるいは人為的なのか、ということだ。ともあれ、考えるのは全てが終わった後のこと。まずは目前の敵を退けなければならない。)   (2016/1/17 21:16:49)

遊佐蒼志♂高2辛うじて抜けられたか。…放ってはおけないな。(途中で感触がなくなった。おそらく、落下途中でサイドに抜けられたのであろう。このまま逃げてしまってもいいが、ほかの生徒のためにも仕留めておいた方がいいだろう。屋上の柵に足をかけると、そのまま飛び降りる。もちろん、そのまま落下すればただでは済まない。しかし、落下する体は途中で足場を得たように空中にとどまる。そして、再び飛び降り、また空中に着地する。数回繰り返したのちに中庭にたどり着けば、目に入ったのは2体の影と見知った男子生徒。)野分!一体じゃなかったのか…。というか、こいつらなんなんだ。(何やら似たようなものを見たことのある武器を構えて、もう一体の影と対峙していた真に、声をかける。数が増えたのは面倒だが、協力すれば倒せない相手ではないはずだ。)   (2016/1/17 21:30:40)

遊佐蒼志♂高2【ミスです;】   (2016/1/17 21:30:50)

遊佐蒼志♂高2静寂…!…アンタがいるなら心強い。(自分が中庭に到着してすぐあと、ガラスの割れる音とともに姿を現したのは3体目の影と見知った先輩。彼には色々と言いたいこともあるが、今はそれよりもこの影たちを処理する方が先決だろう。)戦闘用ダミー?故障したからってこんなことになるのか?(故障して動かなくなるならわかるが、これはもはや誤作動とかいうレベルを超えている気がする。まさに暴走といったところか。原因を究明するにしても目の前の問題を解決しなければ。)各個撃破が定石か?まずは野分の分からだ!(真が相手をしていた影から先に処理することを伝える。彼が手を前に向けていることから何かしら能力を使っているのだろう。能力を発動し、腕のリングを2本のナイフ状に変形させ、それを影の足に向けて飛ばす。足を奪ってしまえばかなり楽になるはずだ。)   (2016/1/17 21:30:57)

静寂朱鷺臣♂高3(こちらに向けられた掌から大粒の石が射出されている。髪の腕でそれらの石をはじきながら二人の生徒、野分真と遊佐蒼志のほうへと向かっていく。石をはじいている腕だが、髪で構成されているため痛みを感じることはなく、尖った石が髪の隙間に食い込んできたとしてもその腕で石を払いのける行動を止めることはない。)やっぱシミュレーションルームの影だったか、じゃあ手加減無用だよな。(にっこりと微笑めば、)りょーかい、まずはあいつからだ(真が相手をしていた影が最初の標的になった。私が相手にしていた影の射出する大きな石を、髪による大きな掌で包み込むと、その勢いを殺さぬまま狙いを付けた影に受け流すようにして投げつける。)   (2016/1/17 21:36:11)

野分真♂高1…分かりません。以前も、原因は分からずじまいで…結局、物理的にシミュレーターを破壊して終息させました。今回も、もしかしたら…。(遊佐先輩の疑問に、推測も交えて応える真。そう、あの時も突如機械は暴走して、影による無差別攻撃の猛威を振るったのだ。結局、シミュレーター本体は浦木先輩が破壊し、機械も改められ、事態は終焉した筈なのだが…。ともかく、結論は後だ。)各個撃破…はいっ!自分は掩護に回ります!(各個撃破。遊佐先輩の提案に静寂先輩も同調したらしく、時間差を置いて2つの攻撃が影へと向かう。脚を狙った1対のナイフをまず見定め、影は炎を両手に纏い、腕を回して円を描く。いわば、それは即席の炎の壁。高熱と膨張する空気に遮断され、遊佐先輩のナイフは逸れて打撃を与えず防がれる。…そして、その防御こそが、影の運命を決定づけた。静寂先輩による投石は、強力な運動エネルギーを維持したまま、妨げられず直進し…炎で妨げられた視界を破って、その頭部に直撃。めぎゃ、と骨が折れるような音を立て、影は地面に倒れた。)   (2016/1/17 21:51:11)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、遊佐蒼志♂高2さんが自動退室しました。  (2016/1/17 21:51:11)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/17 21:51:17)

野分真♂高1(二人が攻撃役を担うならば、自分の役目は支援。投石能力と、今だ能力が判然としないもう1体からの攻撃を妨げるため、真は周囲の空気を集め、3人を高圧の空気で覆った。…そう、それは光を強引に屈折させ、本体の位置を欺瞞する、一種のジャミングにも似た応用。『幻影(ファントム)』と名付けたこの応用法で、一時的にでも二人への脅威を防ぐ積りのようだ)   (2016/1/17 21:51:19)

遊佐蒼志♂高2アルミじゃ厳しかったか。まぁ結果オーライだ。(影が発生させた炎の壁にアルミ製のナイフは容易に防がれてしまった。しかし、朱鷺臣の放った攻撃が直撃し、影は倒れた。やはり、耐久力は並みの人間程度といったところか。)屋上にいた奴はおそらく飛行能力を持っている。身体能力も高いが見切れるレベルだ。(敵の能力を説明していると、あたりの空気が若干歪み始めた。真の能力だろう。自分も空気を操れるが、光の屈折まで考慮するのは不可能だ。流石、といったところか。)どうする?数では有利だが…。(自分が相手をしていた影が飛翔する。こちらを窺うように空中を飛び回っている相手は先ほどと同じ手段では大したダメージにはならない高度にいる。投石してくる方を先にかたずけた方が早いだろうか。二人に意見を求める。)   (2016/1/17 22:08:33)

静寂朱鷺臣♂高3(一つ目の影は炎の異能を行使していた。蒼志の放ったナイフ2本はその異能による炎の壁で妨げられたが、それにより視界が遮られた影は投石された石に対処することができなかった。頭部に直撃するとそのまま倒れる。1人目撃破。)よーし、まずは一人だ。(周囲の空気が歪んだのは二人のどちらかの能力だろう。おそらくサポートしてくれているのだということでそれ以上深く考えるのはやめる。)だったら、俺があいつを地面に引きずり落としてやるよ(蒼志による、彼と戦っていた影の異能の説明を聞いて、申し出る。)そっから先は任せるからね(太い蛇のように髪を変化させると、飛び回っている影に向かって勢いよく伸ばす。空中に伸びる蛇のような髪の束は、その先端がパラパラと開いて広がっていき大きな網のように。直径数メートルの大きさに広がる髪の網は、その影がいかに機動力を持っていたとしても、逃れることは困難であろう。捕らえることができれば、あとはそれを地面に叩きつけるだけ)   (2016/1/17 22:18:28)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、遊佐蒼志♂高2さんが自動退室しました。  (2016/1/17 22:29:01)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/17 22:29:05)

おしらせxaoc♂♀仮想敵さんが入室しました♪  (2016/1/17 22:31:08)

xaoc♂♀仮想敵【今晩は。展開ももうすぐ佳境とお見受けしますが、これからの参加は可能でしょうか?】   (2016/1/17 22:32:23)

遊佐蒼志♂高2【こんばんは~自分は全然問題ないですよ】   (2016/1/17 22:32:59)

静寂朱鷺臣♂高3【こんばんは、私もだいじょぶです】   (2016/1/17 22:33:37)

野分真♂高1【あ、こんばんはですー!…う、実は私そろそろ時間が…。申し訳ないのですが、私は次で抜けさせて頂いてもよろしいでしょうか?ご参加は全然構いませんので!》   (2016/1/17 22:36:20)

遊佐蒼志♂高2【了解しました】   (2016/1/17 22:37:22)

xaoc♂♀仮想敵【有り難う御座います。それではお言葉に甘え、参加させていただきます。どのタイミングで入りましょう?】   (2016/1/17 22:38:08)

遊佐蒼志♂高2【個人的には仮想敵の動きが先にわかった方がやりやすいので野分さんの後がいいんですが、どうでしょう?】   (2016/1/17 22:39:22)

野分真♂高1【あ、ええとでは私すぐ投下しますので、その次の私の後(真離脱後)、とか如何でしょう…?】   (2016/1/17 22:39:34)

静寂朱鷺臣♂高3【いつでもどうぞ】   (2016/1/17 22:39:45)

xaoc♂♀仮想敵【かしこまりました。それでは仰せの通りに……】   (2016/1/17 22:40:07)

野分真♂高1【それでは、お時間をおかけしてしまいますが、そんな感じでお願いします…!(た、戦いたい…!だが時間がッ…!】   (2016/1/17 22:42:16)

野分真♂高1凄いです、お二人とも!…そうですね…数で上回っていますし、各個撃破が得策だと思います。遊佐先輩、静寂先輩が押さえているあの影の止めをお任せしても構いませんか?その間自分は、最後の敵…投石能力の方を防ぎます!(遊佐先輩の質問に答えながら、静寂先輩が髪を伸ばし、飛行能力の方を捉えにかかる。あれならば攻撃を当てるのも容易だろうし、数の利を生かした各個撃破戦術も可能となるだろう。打撃力の低い自分はあくまで支援。自らにそう言い聞かせ、真は残る一人に目を向ける。静寂先輩の隙を狙ったのだろう、敵は静寂先輩の背へ、いくつもの石を投石する所だった。)石…!それならっ!(石、すなわち、ある程度質量のある飛投物。風で防ぎようがないその系統の物は、真にとって対処が困難な、相性の悪いものだった。…だが、それを自覚してからの時間は、真に一つの応用例を示唆してくれていた。――両掌を、体の前で合わせる。互いの掌をあわせるとともに、周囲を覆っていた高圧の空気は真の掌の中に、より狭く高圧の空間に集ってゆく。石が迫る。脅威が牙を剥く。その最中へ、真は圧を高めた空気を放ち…敵の目前で、開放した。)   (2016/1/17 22:42:24)

野分真♂高1――『烈風《イーグル》』ッ!!――止めをっ!(瞬間、圧縮した空気が一挙に膨張し、迫る石ごと影を吹き飛ばす。攻撃力は皆無に等しいが、弱点であった質量物を、一定の所まで克服した応用法。空を守る鉄の猛禽の名を冠したその応用は、満を持したものだった。)   (2016/1/17 22:42:30)

xaoc♂♀仮想敵【では、もう一巡後の野分さまの手番に続きます。遊佐さま、ここはお先に投下をお願い致します。】   (2016/1/17 22:47:30)

遊佐蒼志♂高2【了解しました。少々お待ちを】   (2016/1/17 22:48:02)

遊佐蒼志♂高2任された…!(真の言葉に了解の意を伝えれば、先ほど弾かれたナイフを二つまとめて1本の小刀にする。朱鷺臣によってとらえられ、地面に叩き付けられた影の心臓部めがけて成形した小刀を突き刺した。構造が人間準拠ならこれで終わるはずだ。そして、その予想通りに影は動きを停止する。)これで一先ず大丈夫か?他にもいるんだろうけど…。(野分の方を見るとそちらも影を吹き飛ばしたところだった。これで3体撃破。一息つけるだろう。さて、この3体だけしかいないとは考えにくい。かといって、全部倒していてもきりがないのだろう。原因を止めなければいけないわけだが…。)   (2016/1/17 22:56:09)

静寂朱鷺臣♂高3(思惑通り捕らえることに成功した影を地面に引きずり落とし、叩きつける。蒼志の追撃によりその影の心臓部は小刀で突き刺されて動かなくなり、もう1体、投石能力の影も真により撃退されていた。これで3体の影を追い払うことに成功したのだ。)ふう、とりあえず一安心。まあ、ほかにいたとしても力を合わせれば余裕だろ(校門からは知っている途中ですでに多くの影とそれに襲われている生徒を発見していたので、ここ以外にも多くいることはわかりきっているが、悪い気はしなかった。やっぱり自分は好戦的なのかもしれない。)   (2016/1/17 23:01:22)

野分真♂高1ふー…。なんとか、退けられましたね。…手ごわい敵でした。自分が普段設定するダミーの難易度より、明らかに強かった気がします。(静寂先輩と遊佐先輩のコンビネーションにより、飛行能力の方も止めを刺され、霧散する。こちらの方は、倒せたかどうか不安はあるものの…少なくとも、多少のダメージは与えられただろう。ともあれ、突然の戦闘であったが、なんとか退けるのには成功したようだ。汗を拭い、大きく息を吐く。――協力して、倒せた。成長しているんだ、自分も。)……それにしても、またこんなことが起こるなんて…気になります。……自分は、ひとまず先生に報告してこようと思います。ついでに、可能な限り状況も調べてみます。何か分かったら、ご連絡しますね。――お二人とも、どうかお気を付けて。(脳裏に過る、かつての悪夢。当時の状況を思い返しながら、当面成すべきことを成すべく、ぺこりと頭を下げて、真は職員室へと向かっていった。被害状況の整理、シミュレーターの状態、生徒会と職員の対応。確認しておくことは多岐に渡る。それは、学園の空に曇天が立ち込める頃のこと…。)   (2016/1/17 23:09:04)

野分真♂高1【以上にて、私は〆とさせて頂きます。xaocさんともぜひ供宴したかったのですが、申し訳ありません。  それでは、お相手ありがとうございました。引き続き、お楽しみくださいませ。失礼します。】   (2016/1/17 23:10:06)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2016/1/17 23:10:23)

xaoc♂♀仮想敵【お疲れさまです。もっと早くに参入できていれば良かったのですが……。それではこのまま、野分さまに続いて投下させていただきます。少々お待ちを。】   (2016/1/17 23:11:36)

遊佐蒼志♂高2【お疲れ様でした。】   (2016/1/17 23:11:53)

静寂朱鷺臣♂高3【お疲れさまでした】   (2016/1/17 23:12:03)

xaoc♂♀仮想敵銃器使用制限、解除。(どこまでも無機質な音声。そして、キュイイイン、と。なにかの機械がゆるやかに駆動し始める音が、生徒たちの遥か上空より発せられた。)──”avenger”(機械の駆動音に交わり、無機質な音声が、もう一度。……それは、宣告。これより行われる、生徒たちを目標に定めた”攻撃”の宣告だ。)────。(次の瞬間、連続した発砲音の凄まじい轟きが大気をびりびりと撃ち震わせ。それとほぼ同時に、生徒たちの立っていた地面が爆裂した。破砕するコンクリート。舞い上がる土煙。周囲の音を喰らい尽くす、炸裂の大音量。【分割】   (2016/1/17 23:21:43)

xaoc♂♀仮想敵…………やがて、”攻撃”の手が弛んだ。もしも誰かの視線が空を振り仰いだならば、しかと目にしたことだろう。空転する砲門より煙の一筋が立ち上る、”携帯サイズのガトリング砲”。それを両手で抱え持った、先の見通せない闇のごとき漆黒の人影が、校舎の屋上から地上を見下ろしている様を。)────シ。【分割】   (2016/1/17 23:22:29)

xaoc♂♀仮想敵(晴天の青。そして降り注ぐ陽光を背景に、影が音声を漏らして、遥か眼下の地上を見渡す。腕(かいな)を広げた土煙のせいで視界が悪く、ろくにものも見えやしないが──果たして、あのふたりの能力者はどうなったのか。先頭終了直後に生じた緊張と集中の弛緩を狙って敢行した不意撃ち。その攻撃の予兆を感じとり、うまく回避おおせたのか。それとも、能力で作り上げた、非殺傷能力しか有さない銃器より発射された無数のゴム弾を無防備に浴びてしまったのか。影は、不動のままにじっと地上を見下ろしている。)【ここまで】   (2016/1/17 23:23:01)

遊佐蒼志♂高2(一息ついて次に起こすべき行動を模索していたところに微かに聞こえた機械音。それの一瞬後、発されたのは発砲音。それも無数の。とっさの判断で小刀の形を成していたアルミニウムを板状に延ばし、自分の上半身をカバーする盾とした。ほとんどの銃弾は防いだが、カバーしきれなかった足に数発浴びてしまった。しかし、痛みこそあったものの弾丸のそれではなかった。転がっているのを見るとゴムだろうか、殺傷能力はないものに見えた。)静寂!(安否を確認するように、砂煙に紛れて姿の見えない先輩の名前を呼ぶ。自分が無事なのだ、彼もおそらく問題ないだろうが)   (2016/1/17 23:30:14)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、静寂朱鷺臣♂高3さんが自動退室しました。  (2016/1/17 23:32:11)

おしらせ静寂朱鷺臣♂高3さんが入室しました♪  (2016/1/17 23:32:28)

静寂朱鷺臣♂高3(職員室に向かう真。彼を見送り、これからどうするよ、と残った蒼志に話しかけようとしたところ、彼の変化と不可解な音を感じ、防御態勢をとる。髪をばさっと広げ、大きな傘のように頭上に広げる。高度は鉄板かそれ以上である。その刹那、無数に降り注ぐ激しい雨のようなもの。地面にめり込むそれをよくみると、ゴム弾のようで。)いったい何だってんだ(その雨が止めば、音が聞こえた方向を注視する。そこには先ほどの影と似た、黒いシルエットの人影が。服装を見る感じ女性にも見えるが)こっちは大丈夫だ、でもあれはなんだ?   (2016/1/17 23:35:33)

xaoc♂♀仮想敵(ぱりん。ワイングラスがテーブルから倒れ落ちた……そんな、冷たい破砕音が影の手に持つガトリング砲より発せられた、その直後。砲身に細やかな無数の亀裂が走り、瞬きの間に分解。そのまま淡い輝きを放つ花びらへと転じ、虚空へ溶け込むように霧散した。)────シ。(影は再三に渡って無機質な音声を発し、無手のままに屋上から跳躍。ドレスのスカートとロングウェーブの髪を翼の如く靡かせ……地上へ、音もなく降り立った。土煙が、ふうわりと払われる【分割】   (2016/1/17 23:49:43)

xaoc♂♀仮想敵────シ、しシ。(地面に片膝を着いた体勢のまま、都合四度目の音声。肩が、震えている。)しし、シ、しシししシシシしししシ。(笑っていた。情報と信号で構成され、人格や自己など持たない筈の仮想敵は、いまこのとき──真っ赤な三日月の笑みで頬を裂き、明確に笑っていた。)銃器使用制限、解除。(立ち上がった影の両手に、無数の花びらが集う。そして徐々にひとつのカタチが作り上げられていき──やがて、構成されたるは。銃剣(バヨネット)を装着した、二丁の自動拳銃。その一対の銃口を、相対するふたりの男子生徒へと向けて、)──しみュれーショんヲ、開始シマす。(一切の躊躇なく、引き金を引き絞った。狙いは、額。殺傷力のないゴム弾とは言え、急所に当たれば負傷は必至だ。生徒らの対応は、いかに。)   (2016/1/17 23:50:16)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、遊佐蒼志♂高2さんが自動退室しました。  (2016/1/17 23:50:17)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、遊佐蒼志♂高2さんが自動退室しました。  (2016/1/17 23:50:17)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/17 23:50:21)

xaoc♂♀仮想敵【ここまで。】   (2016/1/17 23:50:33)

遊佐蒼志♂高2さっきの影と同じ奴…でもなさそうだが、ゴム弾なのが気になるな(砂煙が晴れたところで、屋上を見上げると目に入ったのは黒い影。先ほどまで戦っていた影たちは確実にこちらに傷を負わせるだけの能力を持っていた。しかし、今の攻撃に使われたのはゴム弾。殺傷能力はない。見た目こそ見ているが、異なるものと考えた方がいいだろうか。それに、あの影は確実に銃による攻撃をしてきた。つまり武装をしているということだ。注意を払うに越したことはなさそうだが)…!(しばらくの後、影はドレスのような衣服を風に揺らしながら、屋上から飛び降りた。そして、奇妙な音声を発した後、両手に現れる拳銃。いや、見た目は正確には銃剣だろうが、そんなことを判断する暇もなく引き金が引かれる。確実に急所を狙っていると思われるその攻撃を再び盾によって防ぐ。防戦一方ではらちが明かない、何とか反撃しなければならないが…)   (2016/1/17 23:57:20)

静寂朱鷺臣♂高3(屋上からこちらに向かってゴム弾の雨を降らせたドレス姿の影。それが今度は中庭へ、私たちのいるところへふわりと降りてきたのだ。すると規制を発しながら新たな武装を両手に握ってこちらに構える。)こいつもシミュレーションルームの影なんだろうね、武装してるけど殺す気はないらしい。(相手を視界の中心にとらえながら話をすると、影はその引き金を引いた。射出される弾丸はおそらく先ほどと同じゴム弾だろう。髪の傘を傾けて顔面を隠し、先ほどの戦闘により転がっている石をこちらに手繰り寄せ)ちょっとうるさいよ(つま先で石を蹴り上げる。その石は勢いよく影の上半身向かって飛び出した。)   (2016/1/18 00:03:12)

xaoc♂♀仮想敵(ふたりの生徒両名に難なく防がれるゴム弾。影は続けざまに発砲を繰り返そうとして……やはり、発砲した。ただし、生徒らに向けてではない。狙ったいものは、髪を自在に操る摩訶不思議な生徒が蹴り放った礫(つぶて)。僅か一秒にも満たない時間の中で三発の発砲音が連なり、礫は中空で弾けとんだ。)──し、し、シ。(影が前傾姿勢を取り、曲げた膝に力を溜め……解放。一陣の風と化した影の踏み込み、その二歩目が地に着いた時。既に、手を伸ばせばふたりに触れられる距離というところまで、間合いを埋め尽くしていた。レイピアのごとく突き出された二丁拳銃、その銃口が火を吹いた。近距離からの発砲、その威力は先程よりも数段上を行くであろう。四肢のどこかにでもあたれば、一時的に麻痺させてしまえるほどには。)   (2016/1/18 00:13:44)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、遊佐蒼志♂高2さんが自動退室しました。  (2016/1/18 00:17:28)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/18 00:17:32)

遊佐蒼志♂高2殺す気がないって?少なくとも無事で済ます気もなさそうだが?(朱鷺臣の放った石を銃撃で打ち砕けば、こちらに向かって跳躍してきた。流石に反撃に出なければまずそうだ。発砲を身を翻して躱す。銃弾は左袖をかすめたが、生憎そこに腕なんてものはない。今度はこちらの番だとでも言うように先ほどまで盾にしていたアルミニウムをいつものように無数の針にして飛ばす。)   (2016/1/18 00:19:48)

静寂朱鷺臣♂高3(蹴り上げた石は数発の銃撃で破壊され、そして私たちに近づいてくる。銃剣を突き出し、そのまま発砲。流れるようなその動作に感心しながら。体を右方向に回転させ、そのまま右に少し移動。その回転を利用し影の突き出した、私に向けられた銃剣に回し蹴りを。そのままヒットすれば影の手から片方の銃をはじき落せるはず。そしてそこに隙が生まれることだろう。)うっし、じゃああとは頼んだ。頑張って、青志後輩!(怯んだ影の隙を突くよう、髪を足にまき、人外の跳躍力で学園3階まで飛び、その場から離れる。後輩1人残すのは心苦しいが、それより少し、気になることを思い出した。私は、再び校舎内を走った。)   (2016/1/18 00:39:26)

静寂朱鷺臣♂高3【確定ロルっぽくなってすいません。あと、眠気が限界なのでこれで私は〆とさせてくださいという意味も込めて、二重のすいません】   (2016/1/18 00:40:07)

xaoc♂♀仮想敵【かしこまりました。時間も時間ですし、わたしもこの投下で〆とさせていただきますね。】   (2016/1/18 00:41:08)

静寂朱鷺臣♂高3【あと、書き込み遅れたのもすいませんでした。一足先におやすみなさい。お部屋ありがとうございました】   (2016/1/18 00:41:28)

おしらせ静寂朱鷺臣♂高3さんが退室しました。  (2016/1/18 00:41:32)

遊佐蒼志♂高2【お疲れ様でした】   (2016/1/18 00:41:39)

xaoc♂♀仮想敵(影の逸脱した視覚器官が、アルミニウムを制御する生徒が放った無数の針の中から、致命傷に為りうるものだけを選り分ける。そして、両のてのひらの中でそれぞれの拳銃をくるりと一回転させた、のち。影のシルエットが霞み、黒き雷光と化して躍動した。)────!!(影の前方で火花が次々と炸裂する。今度の銃声は一度きり……否。正確には、あまりにも発砲の間隔が短すぎて、重なっているように聞こえただけだ。マズルフラッシュが空気を焼いた回数は、十と二を数えていた。身体の一部分を掠める程度のものはすべて無視し、あくまでも致命傷になるものだけをすべて撃ち落としたのだ。が、ダメージを負ったことに変わりはない。一瞬、影がたたらを踏み、その動きが鈍る。ゆえに、拳銃を狙った蹴撃を捌くことはほとんど不可能に近かった。)【分割】   (2016/1/18 00:50:38)

xaoc♂♀仮想敵──!!!(鋭く、重たい蹴りに影が初めて動揺の色を見せた。さもありなん、外部からの衝撃、それも一発で拳銃が蹴り砕かれたのだ。)──しし、シ。(一方の生徒がこの場を離脱するのが見える。追うか。否、残りの生徒の追撃を許してしまう。では、目の前の生徒を相手取るか。否、ダメージを負った上、拳銃は残り一丁。ガトリング砲による不意撃ちを防いだ猛者を相手にするには少々心もとなく、新たに銃器を生成する暇を与えてくれるとも限らない。)──しみゅレーシょんを、中断しマす。(刹那の思考ののち、影が取った行動は、大きいバックステップ。威嚇射撃を何度か繰り返しながら、髪を操る生徒とは反対方向に走り去っていった。)【ここまで】   (2016/1/18 00:51:23)

xaoc♂♀仮想敵【前言通り、わたしもこれにて〆とさせていただきます。突然の乱入を受け入れてくださり、ありがとうございました。】   (2016/1/18 00:52:54)

遊佐蒼志♂高2【いえいえ、お疲れ様でした。では自分も〆を落として終わりにします】   (2016/1/18 00:53:38)

xaoc♂♀仮想敵【ええ、それではゆっくりと遊佐さまの〆を見物させていただきたく。正座にて、お待ち致します。】   (2016/1/18 00:54:29)

遊佐蒼志♂高2くっ…!やはり弾かれ…?(急所に当たるであろう針のみを的確に撃ち落とした影。しかし一部が命中し、それに合わせた朱鷺臣の去り際の蹴りも命中する。これで終わるわけもないと次の攻撃の準備を始めようとしたところで、再び聞こえた機械音声。バックステップを取った影は威嚇射撃とともに退散した。)戦線離脱ってことか…?ってか、あの先輩…後輩おいて行ったけど…。(一応それなりの手傷を負ったであろう敵は戦線を離脱すべきと判断したのだろう。朱鷺臣に関しては、気まぐれな人だし何か考えがあるのだろうということで納得することにした。)…とりあえず、学園の状況を確認するか。(しばらくの思考の後、とりあえず状況確認が先決だと判断し、屋上を目指すことにした。階段を上るように空気を踏みしめ、空中を歩いて屋上に消えた。)   (2016/1/18 01:03:29)

遊佐蒼志♂高2【はい、これにて失礼いたします。では、お疲れ様でした】   (2016/1/18 01:03:57)

xaoc♂♀仮想敵【お疲れさまです。改めて、御相手ありがとうございました。それではおやすみなさいませ。】   (2016/1/18 01:05:23)

おしらせ遊佐蒼志♂高2さんが退室しました。  (2016/1/18 01:05:36)

おしらせxaoc♂♀仮想敵さんが退室しました。  (2016/1/18 01:05:38)

おしらせ九条真利♀高1さんが入室しました♪  (2016/1/19 23:39:13)

九条真利♀高1【こんばんは、折角ですのでイベントっぽいソロルでも入れておきますね。いいのかな、これ】   (2016/1/19 23:39:49)

九条真利♀高1あら…(日課である中庭の植物の世話をしようと如雨露と鋏など道具を手に向かった少女は、その惨状を前に目を丸くした。穴やら何やらと荒らされ放題だったのだ。戦闘が起こったことなぞ露知らず、頬に手を当てて何が起きたかを考える少女だった。)……天気も悪かったですからね、仕方ありません。よしっ(のんびりとした口調で的外れなことを言いつつ、気合を入れて花壇の整理に取り掛かるのだった)   (2016/1/19 23:40:08)

九条真利♀高1(呑気に作業している少女を見下ろす影が一つ、黒い人型のそれは大きな斧のようなものを持っているようなシルエットである。次の瞬間だった、それは音も無く飛び降りると同時に無防備な少女の頭に向かって斧を振り下ろした。)……さて、こんなものでしょうか(それからしばらく経って、日は落ちて辺りが暗くなってきた頃に作業は終わった。元通りとは言わないが、ほぼ問題はないだろう。満足げにその様子を見てから寮へと戻っていくのだった。)「………?!」(去って言ったその場に、黒い影がぽてちん、と落ちる。その影は何も言わずとも戸惑ったように辺りを見渡して、気まずそうに帰っていくのだった。襲おうとした相手に気づかれる様子も無く)   (2016/1/19 23:40:22)

九条真利♀高1【とりあえず投下してみました。ではではー】   (2016/1/19 23:40:46)

おしらせ九条真利♀高1さんが退室しました。  (2016/1/19 23:40:49)

おしらせ浦木ひかる♂高2さんが入室しました♪  (2016/1/21 00:00:22)

浦木ひかる♂高2【お邪魔致します。期間限定イベントへの参加表明も兼ねて、少しの間、お部屋を使用させていただきます。後入り等はご自由にどうぞ。】   (2016/1/21 00:01:46)

浦木ひかる♂高2(静かな夜だ。数日前に降り積もった雪、その溶け残りにでも、音が吸い取られてしまっているかのように。そして、それゆえに。りぃん、と、鈴が鳴ったような剣戟の音は、とてもよく響いていた。──学園、校舎のラウンジ内。わずか数日前までの日常の最中であれば、生徒達の穏やかな喧騒という、一見矛盾した言葉が成立してしまうほどに、平和な光景が広がっていたはずのその場所。今やそこは──点滅する電灯、裂けた壁、めくれた床、倒れた観葉植物──廃墟、と呼んで差し支えないサマへと、変貌を遂げていた。その”廃墟”の中、踊る人影がひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。内ひとりは、制服の上から指定外の黒いカーティガンを重ねた、あどけない面差しの少年。残りさんにんは……黒。そう、黒だ。毛先から爪先まで、隅々を黒く塗りつぶされている”それ”を、学園の生徒たちは揃ってこう呼んでいる。あるいは、仮装敵。あるいは、ヒトガタ。そしてあるいは、”影”、と。)──ふッ(唇の端から漏れる鋭い呼気が、冬の外気を白く吹き裂く。四人の立ち位置は、少年を残る三つの影が取り囲む形。そして今、影のひとつが少年へと躍りかからんとしていた。)   (2016/1/21 00:13:10)

浦木ひかる♂高2(腰にリボン状の残影を棚引かせ、影──”リボン”が常人のそれとは思えない速度での踏み込みをもって、少年の間合いの内へと侵入してくる。”リボン”の腰に構えられた握りこぶしが、きりきりと引き絞られていくのが見えた。力の解放の瞬間は、そのわずかコンマ2秒後のこと。同時に、少年の上体が僅かにのけ反った。)あ、(驚くような声。地面が踏み割られて破砕する音。灰色の眼前を通り過ぎる暴力。)……っぶない。(リボンの拳は、なにものをも捉えられずに空を穿っていた。皮一枚のところでスウェー気味に攻撃をかわした少年は、伸びきったリボンの腕を取り、足を払って、思いきり体勢を崩されたその死に体を──リボンの立っていた位置とは対面に構え、両手をこちらへ突き出している影へとめがけて、思いきりぶん投げた。影のてのひらに集まろうとしていた空間の歪みが、慌てたように元へと戻る。能力行使による攻撃の中断。その直後、射突く影の元へ、リボンの体がぐおんと回転しながら飛んでいった。)   (2016/1/21 00:23:40)

浦木ひかる♂高2(少年の体捌きが止まらない。リボンを投げ飛ばした勢いを殺さず、踵を軸に、身体を後方へぐいん、と捻るように振り向かせる。見えたのは、視界をいっぱいに埋め尽くす巨大な氷塊。少年の背丈ほどもあろう氷塊が、今まさに少年を真正面から圧殺せしめんとしているところだった。)──フツヌシ。(少年が神聖な響きの言霊を口中に呟きながらに振り上げる手に、無数の青い輝きが灯っていたことに、果たして誰が気付けただろうか。──きぃん、と。清涼に過ぎるほどの硬質的な音と共に、氷塊が縦に割れた。ふたつに別たれた氷塊は少年の両サイドを跳ね、転がり、やがて壁にぶつかって思いきりめりこむ。氷塊を造形しけしかけた当の本人である、少年の後方に立っていた影が、わずかに怯んだようにも見え。そして、少年はその怯みを見逃さない。)   (2016/1/21 00:37:55)

浦木ひかる♂高2(振り上げた手がひゅ、と今度は降り下ろされる。─蝶のりんぷんのような、青い粒子を撒き散らして。)逃げるなら今だよ!(きっと少年の顔が勇む。そして、氷を両断するまでは手にしていなかった筈の、”青い輝きで構成された刀”を両手でしかと握りしめた。とたんに刀は内側から膨れ上がるように爆散して無数の粒子へと姿を変え──しかしまたすぐ、少年の手の内へと渦巻くように集まっていく。次第に増していく青の輝きに焼かれた影らは、まだ、なにもアクションを出来ずにいる。)じゃあ、知らない!!(少年が吠え、その灰色の瞳は火に投げ込まれた鋼のように橙色に加熱され、手に集う青い粒子たちはまた新たなカタチを象った。紫電清霜さながらに凛としているその姿の正体は、長巻、と呼称される長柄長太刀の刀剣だった。)   (2016/1/21 00:49:00)

浦木ひかる♂高2(長巻を思いきり振りかぶる。空気がかき混ぜられ、りぃん、と鈴の音がした。ようやく影らが三者三様の動きを見せ始めるが、もう、遅い。既に刀は鞘内より抜き放たれており、あとは、狙い済ました急所を、フツと斬って裂くだけだ。)──”リュウビ”!!(咆哮、一閃…………そして、残心。静かに。あまりにも静かに、勝負は決した。身動きをまるで取らなくなった影らの前で、少年がゆっくりと長巻を握る手に力を込める。すると、長巻は握り潰されたみたいにして弾け飛び……先程同様、無数の粒子と化してから数秒、中空を漂ってから、消えた。そして、今ごろになって斬られたという事象を世界が思い出したかのように、影らの体が真一文字に別れ、ぬた、と地面に倒れ込んだ。)逃げるなら今の内だよって、ちゃんと言ったからね。聞いてくれなかった君たちが悪いんだ。   (2016/1/21 01:00:39)

浦木ひかる♂高2(己の罪業を、他人に擦り付ける童のような口調だった。そして、先程までの雄々しい振る舞いが一転する。)……もーっ。せんせー、シミュレーターはもうぜったいに大丈夫だって言ってたけど、嘘ばっかり。(ひとつのせりふの中で、表情をころころと変えられるほどの豊かさっぷりだ。おもむろにポケットに手を入れて、取り出した携帯電話を耳に当てる。)……あ、もしもし。いっくんいまどこ。……家? えっなんで帰ってるの? こっちいま凄いことになってて、うん、うん。ほんと、ほんとすごいの。だってね。(無人のラウンジ内に、朗々とした少年の声が響いていた。)   (2016/1/21 01:11:01)

浦木ひかる♂高2【長くなってしまいましたが、これにて〆。長時間の単独占拠、失礼致しました。】   (2016/1/21 01:12:07)

おしらせ浦木ひかる♂高2さんが退室しました。  (2016/1/21 01:12:12)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/1/21 23:02:54)

野分真♂高1【失礼致します。イベント関連で、今宵は時間の都合ひとまずソロルにて。少々お部屋をお借り致します。】   (2016/1/21 23:03:27)

野分真♂高1(どんよりと曇ったとある日の午後。かねてからの混乱――すなわちシミュレーターの謎の暴走により、学園は人気ない静寂に満ちていた。シミュレーターが生み出した『影』と誰かが交戦したのだろう、中庭は所々地面が抉れ、花壇を縁取る煉瓦が崩れている箇所も所々に見える。時折響く、戦闘と思しき轟音がなければ、それは廃墟と見まごうような光景だった。)………。(学園は中庭に面した、シミュレーションルームにほど近い、校舎の影。その一角、ちょうど校舎の影からシミュレーションルーム入り口辺りを見渡せる辺りに、1.5m四方ほどの妙な空間が生じていた。それは、一見する限りでは、何の変哲も無い校舎の壁。しかしよくよく見れば、その空間はまるで陽炎のようにゆらぎ、地面の石やたくましく根を張る雑草の輪郭も歪んでいる。それらが形作るであろう影も地面には見えず、その一角だけが目に見えない境界で阻まれているかのような感を与えていた。)   (2016/1/21 23:03:43)

野分真♂高1…やっぱり、まだ暴走してるみたいだ…。(何も無い筈のその空間の中から唐突に呟きが漏れ、慌てて口を噤んだような気配が滲む。ゆっくりと周囲を見やり、感づかれなかった幸いを感謝しながら、その空間に潜む少年――真はほっと胸を撫で下ろした。真の能力『空気密度制御』は、周囲の空気を極めて高密度に保つことで、光を強引に屈折させ自身を不可視化することも可能となる。高い集中力を要する上、ごくごくゆっくりとしか移動できない欠点こそあるものの、この方法なしでは、寮からここまで、影と交戦することなく来ることなど不可能だっただろう。)……。(空気の壁の中で、野分真は思案する。これで、シミュレーターの暴走が事態の原因であること、そしてそれが今なお続いていることは確認できた。だが、かつての暴走事件以後、シミュレーターは一新され、幾重ものバグ防止プログラムや外部アクセスに対する防御の強化など、対策は数多く設けられた筈である。…ならば、その『原因の原因』、すなわち暴走の引き金は一体何なのだろう。推測こそすれ、決定的な判断材料は得られるべくもなく。その推理は答えを得られるまま、堂々に輪を巡っていた。)   (2016/1/21 23:03:54)

野分真♂高1…!?(ともあれ、ひとまずシミュレーターの現状と影による護衛の様子は見ることが出来た。先生や生徒会も何かしら対策を講じるであろう頃、これ以上の先行は避けたほうが無難だろう。結論を下し、踵を返そうとした、その刹那。真の視界の端に、妙な光景が映った。)……あれは…?(それは、シミュレーションルームから出る一人の男性の姿だった。長身に、片目や首筋までを覆う長い金髪と、前髪に一筋入った深い赤色のメッシュ、そして濃藍色のロングコート。少なくとも学園の人間には見えない、目を惹く出で立ちである。…だが、真が注意を向けた要因は、その奇抜な格好だけではなかった。周囲に『影』がいるにも関わらず、その男は攻撃を受けるでもなく、平然とその場を去って行くのである。まるで、『影』たちにその姿を認識されていないかのように。)   (2016/1/21 23:04:10)

野分真♂高1……何だったんだろう…。(男が立ち去ってしばらく後、真はやっとのことで声を漏らした。今の男は何だったのだろう。依然シミュレーターが動いていることから、少なくともあれを止めた訳では無い。その正体は、立場は、そして目的は。考えれば考えるほどもつれる糸、見いだせない解決への一端。――これを誰に、どう伝えればいいのだろう。極めて不確かで、形すらも作りきれないこの情報を。困惑を胸奥に抱えたまま、真はひとまずその地を後にする。抜き足差し足、敵に見つからぬように息を詰めながら。)   (2016/1/21 23:04:21)

2015年10月18日 20時12分 ~ 2016年01月21日 23時04分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
現在のルーム
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