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2016年02月19日 22時07分 ~ 2016年04月24日 16時53分 の過去ログ
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Scorpio…?あら、この間のお面のコじゃない。やだー、もしかしてアタシに会いに来たの?きゃーもー今どき珍しい肉食系!アタシ肉食系好きよー?(ぴくり。部屋の空気に、不意に張り詰めたものを感じた。殺気と言うにはまっすぐすぎるそれは、戦意、あるいは闘気とでも呼ぶべきもの。つい先日も感じた、心地よいこの感覚。だって、そちらを振りむけばほら、いっそ心地よいくらいの正義感を纏った、あの狐面の青年がいたのだから。思わず、男は頬を歪め、破顔していた。)で・もー、ごめんなさい、アタシ今ちょっと忙しいのよー。代わりと言っちゃ何だけど…歓迎するわ、この子達で、ね。(ぱちん。男が指を鳴らす音が、静寂をじわりと揺らす。――きゅいい、ぃん。不意に、機械の駆動音が響いたかと思うや、その音の主はシミュレーターの物陰から現れ、狐面の青年をゆっくりと取り囲む。蜘蛛を模した、六本足の戦闘機械『ヴェルフェゴール』。背に黒一色の刀剣や盾、長砲身の銃器を背負ったそれらは、締めて6体。同時に、6体の『影』が地面から現れ、蜘蛛と同様に包囲を形作った。)   (2016/2/19 22:07:59)

Scorpio(まだ、シミュレーターを暴走させるには至らない。しかし、ここはシミュレーションルーム。戦闘ダメージ無効の制限さえ取り外してしまえば、あとは通常の操作で影は容易に召喚しうる道理である。――ヴェルフェゴールが各々の武器を狐面へ向け、影がそれぞれの異能を青年へと指向させる。逃げ場など一寸も無い包囲を狭めるように、魂なき殺気が狐面を包み…それらが一斉に向かう刹那、ヴェルフェゴールのうちの1機が真っ二つに切り裂かれ、火花を散らした。)……なっ…!? 《愚者》「さって、ここまであの子らに頑張ってもらったから、あとはおれも頑張んなきゃねー。そんな訳でやっほ久しぶり。醒井くん、だっけ。元気してた?」(場違いに明るい声とともに乱入し、神父服の青年が包囲を突き破る。まだ一度きりの邂逅の筈だが、その口調や既に異様な程に近しい。)   (2016/2/19 22:08:06)

Scorpio…アンタ、Edenの『タロット』…!まったく、こないだのがきんちょといい、面倒な時に邪魔するのが好きね。趣味悪ーい。 《愚者》「いや君に趣味悪いとか言われたくないよちょっと。…醒井くん、乱入したはいいけど、この数はちょっと骨が折れそうだ。とりあえずそのオカマは君に任せてもいいかな?ザコはおれが相手するから。…時にキミ、剣使える?」(狐面と背中合わせになり、ことさら明るい声で話しかける神父服。とん、と肩を叩き狐面に差し出すは、艶の無い黒一色の杖。その中途が少し開き、黒い刀身を露わにしている様から、それが一種の仕込み杖だと無言の内に物語っていた。)……まったく、今手が離せないってのに…!…仕方ない、どうしてもっていうんなら…お相手、用意するわよ?狐さん。(神父服に表情を歪めるも一瞬、男は再び破顔する。――次の瞬間、その前には、地面から染み出るように2体の影が生じ、狐面と相対した。)   (2016/2/19 22:08:14)

Scorpio(その姿、片方は首筋まである髪をなびかせ、影にそぐわない純白の翼が背に生えている。そして、もう1体は髪を後ろで細く結び、右腕を向けてチカラを発現させつつあった。――歪む空気。吹き抜ける風。ばさり、と舞う音。それらが数秒の内に続き、狐面へ向けて無数の羽根が向かう様を見れば、おそらく彼も感づいた事だろう。その2体が、『誰の』能力を模したものなのか――)   (2016/2/19 22:08:21)

醒井 京♂高1【さあて…】また、もう一騒ぎやってやろうってのかい?…それはここで仕舞いにしときなあ!(親指で唇をなぞる。戦闘態勢。低く構えて様子をうかがう。お互い一度は手の内をさらしてはいるものの、もちろんそれがすべてではないだろう。男がパチンと指を鳴らす。現れたのはあのときと同じ、機械仕掛けの蜘蛛人形。その数…6。)【まずは挨拶代わりってかあ、しかしきついねえ。】…数が多い…やっかいだね。(6対1。1体ではそれほどの戦闘力を持たないものの、隊伍を組み敷き包囲されるようにじりじり迫られては狐面としては、なすすべがない。こちらから暴れれば、2、3体の破壊は見込めるだろうが、その隙を突かれることは必定。…なんとか凌ぎきるしかない。冷や汗が流れ、今まさに蜘蛛たちが襲い来るその瞬間)…っ!…あれは…っ【っは、どうやら今回は援軍に恵まれてるようだな、京】(一瞬のうちに1体の蜘蛛が両断され、包囲網が蹴散らされた。安全圏に身を引いて、今一度場を確認する)…湊…くん?(そこには、以前病棟で出会った神父服の青年。そういえば彼もEdenの一員だと言っていたか)   (2016/2/19 22:30:17)

醒井 京♂高1(雰囲気にそぐわない、いやに明るい声と、その笑顔。しかし、状況も状況であるので気にする暇もない。死角をふさぐように背中合わせになりながら、とにかく協調を図る中で、湊は狐面に問いかけてくる。)ああ、わかった…。任されたよ。剣…?いや、まあ…短刀なら、すこしばかり覚えがあるけれども…これは…(不意に手渡された1本の杖…いや違う、これは一振りの刀剣だった。ほんの一瞬躊躇するも、また闘志をありありと燃やし)【わがまま言ってる暇はねえ。お前がやれ】っっしゃあ!(アオツクモの鼓舞に覇気を高め、倒すべき敵に向かいたつ。見れば、2体の影。しかし、それは、大事な友達を模った影。狐面の中で何かが切れた瞬間には、かけだしていた。たとえ影といえども友達に対して刃を向けろというのか。)ふざけんなああああああああ!(仕込み刀の鞘がカランと落ちる。猛スピードで向かうは首謀者ただ1人。もうそのことしか狐面の頭には残ってはいない。)   (2016/2/19 22:30:34)

神原 響♂高1蜘蛛っ…に…神父?(ふいに機械に触れていた者が口を開いた。その口調からは俗に言うオネエ系のキャラなのだろうか、今までで初めて見た感じ。そんな人物像に惑わされていれば、低い機械音とともに蜘蛛を模した機械人形とでも言おうか。その数6つ、狐面の生徒をぐるりと囲んでいるこの状況。傍から見れば勝ち目など到底ないだろう。さてどう動くか、そう思った刹那、うち1機が両断される。気を追えばすぐに別の人物に焦点がいく。突如として現れた人物に敵なのか味方なのか困惑してしまう。)味方…でいいんだよね?(少なくとも彼がとった行動から見るに味方なのだろう。誰に言い聞かせるわけでもなく一人そのことを思いきかせて。)   (2016/2/19 23:00:01)

神原 響♂高1…酷な事をさせるんだね…。(狐面の前に現れた二つの影。片方は純白の翼を生やしている。天使、とまではいかないだろうがそれに近しいものだろうか。そしてもう片方、その姿は見覚えのある髪結い少年のものではないか。二つの影がその者の能力を発動させれば狐面はそれを片目に首謀者へと地を蹴り駆け出していた。ごく普通の反応なのだろう。その無謀な行為をと目に入ったほうが良いのだろうか、はたまた残り二体の影の足止めをしたほうがいいのだろうか。どちらにせよ踏み込んだらどうにでもなる。そんなバカみたいな考えで意味もなく扉を蹴破って突入でもしてみようか。)   (2016/2/19 23:00:16)

Scorpio【あ、神原さんの↓のロルは、部屋に突入した、という解釈で宜しいのでしょうか?】   (2016/2/19 23:02:41)

神原 響♂高1【あ、はい。それで大丈夫です】   (2016/2/19 23:03:21)

Scorpio【了解しました。では、しばしお待ちを。】   (2016/2/19 23:03:36)

Scorpio《愚者》「やー悪いね、短刀さんはおれの手持ち分しか無くてさ。まーアレだよアレ、おれ…この戦い生き残ったらこの短刀キミにあげるんだ、的な?」(仕込み杖――アグレスティス・レペンスを手に、一瞬躊躇する素振りの醒井くん。方や青年はといえば、に、と笑み一つ、どこか砕けた口調で応じながら、方位を狭める影と蜘蛛の中へと自ら脚を踏み入れる。舞う刀剣を避け、炎を躱し、ゆったりと歩くような速さで攻撃を抜け、影の喉へと短刀を突き立て、払う。影は喉から血のような黒い霧を迸らせ、地に倒れて霧散した。…さあ、次はどう来る。短刀を手にだらりと下げた気の抜けたような構えで包囲を一瞥する神父服その視界の端に、不意に人影が写った。)《愚者》「あ、おい、キミ?ここは危な…ちぃっ!」(学生。服装から判断し、そちらへ声を向けかけた刹那、横合いから迫った影の斬撃を辛くも受け止める。まずい、これでは彼のフォローに回れない。思わず舌打ち一つ打つ最中に、『蜘蛛』が1体地を駆け抜けて、黒髪の少年へと肉薄した。背にした漆黒の刀剣を横薙ぎに振り、その脚を絡め取らんと――)   (2016/2/19 23:16:50)

Scorpioやーねぇ、ただの影よ、か・げ。もしかして、アナタの大切な人にそっくりだった、かしら?(新たに召喚された影の姿を見て、狐面は激高したように猛スピードで突っ込む。目にも止まらぬその疾駆を、同じく目にも止まらぬ速さで狐面の正面へと回り込んだ『羽根付き』の影が止めにかかる。硬化した翼で盾のように前面を覆い、まるで男をかばうようなその挙動は、影が完全に男の制御下にあることを物語っていた。――あらゆる異能を記憶し、かつ再現するこのシミュレーター。その役割を全うするため、機械が常に最新のものを再現すべく、常時全生徒の異能の成長や記録、人間関係を記録していたとしたら――?シミュレーターへとアクセスした時に全てを知った男は、狡猾な笑みを浮かべ、翼の盾の向うで狐面を見据えていた。)   (2016/2/19 23:16:58)

Scorpio(――そして、その誠実さゆえに狐面に生じた隙を、男は――影は容赦なく狙う。『羽根付き』の支援をするようにやや後方で片膝を突いた『髪結い』の方の影は、左手を地面につけながら、右手に先程舞い散った幾つもの羽根を収め、狐面へと狙いを定めて高めた空気圧とともに射出。さながらショットガンのようにそれは拡散して、それぞれが狐面の青年へと飛来した。魂の籠らぬ、それでいて姿だけは友人たちに酷似した影による攻撃。後から入った黒髪の少年が呟いた『酷な事』という表現は、まさに正鵠を射ていたと言って良い。義を守り、あくまで男だけを一心に狙うか、信を以て先に影を討ち、確実に男を叩くか、あるいは別か。少年たちの選択は、果たして――)   (2016/2/19 23:17:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、神原 響♂高1さんが自動退室しました。  (2016/2/19 23:23:28)

おしらせ神原 響♂高1さんが入室しました♪  (2016/2/19 23:23:34)

醒井 京♂高1(人は、それを無謀というのだろうか。無鉄砲と言うのだろうか、蛮勇、命知らず。一人でこの状況へ飛び込んでいく、突っ込んでいくその判断。いくらでもそのようなニュアンスの言葉が出てくるだろう。狐面は、醒井京はそこまで「思慮深い」人間ではない。学園での惨事、目の前にいる、倒さなければならぬ敵。そして、それが操り動かす、友の姿。狐面の沸点が限界を迎えるには十二分すぎる。そうなればこそ、狐面は、アオツクモはもはや自らの「命」は是非になかった。ここで怒らなければなんとする、ここで張る命がなければ、自分が自分でなくなってしまう、狐面はそんな気がした。)っおおおおおおおおあああ!(狐面は、刀を振りかざし、金髪の男に肉薄した。――しかし、それ故おろそかになった警戒を、それを影が咎めないはずもない)…ごっあっ!【京!】(突き刺さるは、影といえども十分鋭利な羽。一カ所ではない。至る所串刺しと言ったところだ。それに加えて、空気自体の圧が内部に響く。それはボディブローのように内蔵をえぐり、ふらつく狐面)…響かねえぞおおこらああああああ!(倒れない。ただひたすらに一直線。影がいようが、刺されようが打たれようが)   (2016/2/19 23:29:25)

醒井 京♂高1(もはや、特攻である。自身の体がぼろぼろになろうとも、距離を詰める。その間にも影の容赦ない猛攻を一心に受け止めて。狐面が地面を蹴る。高く跳ね上がり、顕現している爪を投射。それを追うように自分の体を弾丸のごとく、金髪の男へと突っ込ませて、刀を前へ、ただ前へと)   (2016/2/19 23:29:34)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、神原 響♂高1さんが自動退室しました。  (2016/2/19 23:43:47)

おしらせ神原 響♂高1さんが入室しました♪  (2016/2/19 23:44:07)

神原 響♂高1危ない?…っおぁ!っよ…これでっ!(かっこよく扉を蹴破れたのだろうか。今の姿はどう周囲に捉えられているのだろうか、そんなことに思考をこらそうとすれば危険を知らせる声。足をおろしてみればその眼前には1体の機械蜘蛛が迫ってきているではないか。シュッ、袖口から苦無を滑らせればそれはそのまま機械蜘蛛へと飛んでいくだろう。しかしそんなものが足止めにすらならないのは分かっている。機械蜘蛛の刀剣が足元を横薙ぎる寸前で跳躍し離陸すれば靴底が薄くスライスされただろうか。そのまま空中で身を翻しては右手を差し引いて。)いやぁ、実に愉快愉快。だから戦闘って面白いんだよね。(獲物を見据えては一度瞳を閉じる。次に開けばその色は黄色。落下の衝撃を合わせながら機械蜘蛛へと拳を放つ。普通の拳では鋼鉄の機械などは歯が立たないであろう。しかし今の一撃は拳が機械へと当たればピシリ、動作自体は止めれないもののその表面装甲に亀裂を入れる程度のことはできただろう。)   (2016/2/19 23:54:43)

Scorpio《愚者》「あー、まーアレだね、この学園いろんな人がいて面白いね。」(黒髪の少年へと襲い掛かる蜘蛛――ヴェルフェゴールが、直上からの打撃で束の間たたらを踏む。堅牢な装甲にはヒビが入り、その威力を物語っていた。…ともあれ、あの力ならば1機は彼に任せていいだろう。頭上からの攻撃を回避し、返す刀で影の首を払いながら、神父服の青年は黒髪の少年へと支援の声を向けた。)《愚者》「そいつは頭に衝撃を加えれば機能を停止する!楽したけりゃきっちり狙ってくれよ!」(ヴェルフェゴールはその構成上、頭部にセンサーを集中しており、頭部の破損は行動不能に直結する。端的なアドバイスを送る傍ら、『蜘蛛』は体勢を立て直し、少年を見定める。多脚の強みを生かして、凹凸をも気にせず地を奔り再び肉薄。今度は頭部下からトリモチを放ち、それを囮として飛び上がった。狙いは頭上からの一閃、背の黒剣が、黒髪の少年目がけ振り下ろされた。)   (2016/2/20 00:09:03)

Scorpioなん、ですって…!?――シイッ!!(『羽根付き』の硬化した翼の盾と、『髪結い』の中距離支援。矛と盾揃った攻防一体の陣が狐面を防ぎ、穿ち、その体をよろめかせる。入った。確信とともに歪んだ笑みは、その一瞬後には驚愕へと変わった。――倒れない。否、それだけではなく、ダメージを意に介することなく向かってきている。バカな、あれだけの攻撃を受けて、出血と痛みさえある筈なのに、なぜ退かない。なぜ防御に入らない。信念なく飼い慣らされるままに、檻の中にいるだけ…その筈のこの少年が、なぜここまでして戦えるのだ。理解、できない。突き出されたその刀身から逃れるように男はシミュレーターから離れ、距離を取った。)………!?なん、なのよ、アンタ…!イカれてるの!?(しまった、シミュレーターから離れてしまった。今更ながらの思いを脳裏に過らせた刹那、男はその額が冷や汗に濡れているのを漸くに知覚した。…恐れたのか、アタシが。得体のしれない狐面の覚悟と蛮勇に恐怖を――畏怖を覚えたとでもいうのか。平常心を失い、思わず重要なシミュレーターから離れてしまう程に。)   (2016/2/20 00:09:13)

Scorpio……!バカ、ねぇ。ホント男ってバカ。…そんな傷まで負って、猪みたいに向かってきて…なんでそこまでしてこんな檻を守るのよ!なんで、こんな世界を守るのよ!!異能を、チカラを認めず、恐れて閉じ込めることしか知らないこんな世界を!!(理解、できない。その思いが、男に自ずと思いを吐露させた。これじゃ、コイツとはまるで逆じゃない。まっすぐで愚直なチカラと意志のコイツと、人を偽り、裏方で糸を手繰り、それゆえに他者を信じられず、曲がりくねった道しか知らないこのアタシは。思いが結論へと至り、暗澹が心に忍び込む。――だが。だが、彼と同様、アタシだって退けないのだ。アタシは、アタシを肯定する。それゆえに、真逆のコイツを否定してやる――)   (2016/2/20 00:09:21)

Scorpio…残念、アナタのこと気に入ったけど、どうもアタシとは合わないみたい。…だから。(狐面へ向けた言葉を切り、背に回した腕に『槍』を携える。同時に、左腕に備えたヒートワイヤーも安全装置を解除。臨戦の体勢を整えた。…じり、狐面の背をふたつの影が狙う。束の間の静寂が、2人と2つの戦場を包んだ。――一拍。)だから、せめてそのチカラだけでも、役立ててあげる。(合図は、短いその言葉。1人と2つは、弾かれたように同時に動き出した。狐面の背後で、『羽根付き』は『髪結い』を抱えて、狐面目がけ加速をかける。同時に急激に高められた空気密度が光を捻じ曲げ、いくつもの虚像を作り出し、合して5つの分身が同時に肉薄をかけた。それを認めてから、男も同時に距離を詰める。たん、と地を蹴りながら、閃かせるは左腕のヒートワイヤー。赤熱したそれを、横薙ぎに狐面へと斬りかかる――!)   (2016/2/20 00:09:28)

醒井 京♂高1(貫き通さんとする、決死の一撃は届かない。あまりに素直すぎる攻撃は当然当たる余地もなく、着地さえもふらふらとよろける始末。)…いかれてる?…俺にとっちゃあ…ん、至極当然のことなんだよ…。お前には、…わかんねえよ。(切っ先を再び、向ける。目は、狐面の眼は、未だに死なず。)わかんねえなら…(ダンッ、今一番の力を全身に込める)この「檻に」入ってくんじゃねえよ!(怒号を放ちながら、再度特攻。遮二無二距離を詰めるが、スピードはもはや上がらない。)…っがあああああああ!(影の連係攻撃、ワイヤーによる斬撃。爪で防御するが受けきれず、ついに狐面の行進が、止む。)…だめだったか。   (2016/2/20 00:25:36)

醒井 京♂高1…だめだったよ。アオツクモ…。(とうとう疲労、ダメージが閾値を超えたか、がくりと膝から崩れ落ちて、ぽつり呟く狐面。制服はおびたたしく血塗れ、ぽたりぽたりしみ出した血液が床を塗らしていく。)…ごめん、アオツクモ。命に代えても…「護って」…。(べしゃり、自ら敷いた血のカーペットの上に、そのまま前のめりになって倒れ込む狐面。誰の目からしても、勝負あり。そう判断せざるを得ない。――しかし、しかし、「彼」はまだ終わらない。)1つ…お前は、学園を嬲った。(気だるげに立ち上がって、見据える。先ほどの闘志は消え失せた)2つ、お前は、京のダチを弄んだ。(代わりに、凍えるような殺気を満ち満ちとあふれさせて)3つ、お前は、京に命を張らせる覚悟をさせた。(血濡れの面の向こう、冷たい瞳が、相手をとらえる。)…往生せえよ、お前。お前がくたばるには十分すぎる理由だ。(意識を肩代わりしたアオツクモの宣告が、戦場の音の中で響いた)   (2016/2/20 00:25:53)

神原 響♂高1いっ、たた…。やっぱ制御できないのって不便だね…(拳は機械蜘蛛に当たった。亀裂も入った。だが本人はどうも粉々にする勢いで拳を繰り出したのだ。補正値が検討を外れて弱くかかったらしい。ドサッ、体を投げやる感じで着地をして体勢を立て直す。)頭?頭が弱点…なにっ!?(神父姿の青年がそう発した。蜘蛛はその間にも体勢を立て直してこちらへ肉薄してくる。ふと蜘蛛が何かを吐き出したように見えた刹那、雲の体は上空へ。そう高くはない、しかしあの高さからの攻撃を完全に防ぎきるすべがない。右手を腰に回し忍刀を引き抜き後退りをしようとすれば足に違和感を覚えた。囮を見分ける能力はあった。それが仇となり直感的に視線が蜘蛛本体を追いかけていたのだ。足元を封じられ身動きができない。すかさず忍刀で蜘蛛の刀剣を受け流し弾こうと。甲高い金属音と共に忍刀は折れ、その切先が空中へ。)   (2016/2/20 00:44:10)

神原 響♂高1いっ…痛い!痛い!痛い!(日頃の賜物なのか、蜘蛛の一閃は喰らいはしたものの、制服の下にあった鎖帷子によって切り刻まれるのを防いでいた。スルリッ、トリモチに捕まっていたのも制服を脱ぎ捨てれば身動きができるようで普段の忍装束が顕になれば身軽に後ずさりして体勢を立て直して。)   (2016/2/20 00:44:21)

Scorpio(ぱきぃ、ん。折れた刀身が宙を舞い、鎖帷子に当たる剣が火花を散らす。惜しくも斬撃を躱されて、『蜘蛛』は地上で体勢を整えるも一瞬、その機械の眼を少年へと向け、その挙動を具に捉える。狙いは、脚。残るもう1発のトリモチを放ち、間髪入れず身を飛ばして、少年の体へと横薙ぎの斬撃を繰り出した。――ただ、惜しむらくは、機械ゆえの先読みの甘さ。先とほぼ同様の攻めが、果たしてこの少年に通じるだろうか?)   (2016/2/20 01:01:37)

Scorpioはあっ、はぁ…。まったく、本当になんてコよ。…安心なさいな、そのチカラはアタシが有効に使ってあげるから。(背後からの影による強襲、そしてヒートワイヤーによる斬撃。攻撃に特化した狐面はその全てを受け、朱に染まった地に倒れ伏した。…やれやれ、やっと、止まった。あとは黒髪の闖入者と、Edenのうさんくさい神父服を排除するのみ。意識をそちらへと向けかけた、その刹那。眼前に倒れ伏した狐面に、再び脈動が宿った…気が、した。)なっ…!?…嘘、でしょ…さっき、確かに…!(それが確信に変わったのは、狐面が再び立ち上がり、熱の無い声でその意志を紡ぎ始めた時だった。…だが、何だろう、どこか違和感を感じる。言葉の響きか、声の温度か、それとも先と異なる、正真正銘の殺気ゆえか。こいつは、一体『誰』だ。)…なんだか知らないけど…いいわ、そうまでして立つっていうなら。そうまでしてアタシを遮るっていうなら。…もう一度、その血の中に叩き込むまでよ!!   (2016/2/20 01:01:45)

Scorpio(闘気が爆ぜ、同時に影が再び動き出す。波状攻撃の一番手は『羽根付き』。低空から侵入し、羽根をミサイルの如く撃ち出しながら、狐面の直前で急減速、羽根をまき散らしながら急上昇をかける。それを次ぐは、『髪結い』の方。先の攻めで高めた空気密度を至近で一挙に開放し、舞い散る羽根を風圧の勢いで以て全方位へと散弾のように撃ち放つ。――そして、本命の攻撃は男の、槍。先のように、皮だけを割く斬撃では生ぬるい。今度はこの槍で以て、確実に突いて止めてやる。たん、と蹴った脚は見る間に速度を上げ、羽根迫る狐面へと肉薄し――腰を捻った勢いを込めて、右腕から槍を突き出した。腹に力を加えた、渾身の一撃。狙うはその胸部。この一撃で、全て終えてやる――!)   (2016/2/20 01:01:52)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、神原 響♂高1さんが自動退室しました。  (2016/2/20 01:09:22)

醒井 京♂高1【すんません、影2体、ぶっ飛ばしちゃっていいですか】   (2016/2/20 01:19:41)

Scorpio【あ、どうぞどうぞ。時間的にオネエの方も大技出しちゃっても構いませんし、是非に!】   (2016/2/20 01:20:58)

醒井 京♂高1しゃらくせえ…京は自分のすべてを、この戦いに張った。くたばるわけにはねえんだよ!(アオツクモは、狐の面に手をかざす。ほろほろと蒼い粒子が仮面から沸き立つ)―――解…(静かに告げる、それは、狐の覚悟か。瞬間、全身から蒼いオーラが出現、狐の形をかたどるように収束する。白い湯気を上げながら、異常なスピードで傷が回復していく。)っつあっ!(全視界を覆うように放たれた、暴力の本流。受ければ、間違いなくすべてが消し飛んでし舞うかのような威圧感。アオツクモは、ギリギリと足に力を込めて、高く、高く高く空へと逃れた。…足の筋が切れる音がまざまざと聞こえる。だが、知ったことか。今なら、すぐに治る。)   (2016/2/20 01:21:38)

醒井 京♂高1らあっ!(剣のようにさらに鋭利に伸びた爪を、中空で投擲する。そのスピードは京の投げるそれと比較にならない。さらに2投、3投、次々と投げては、爪を顕現させてはお返しと言わんばかりに殺到させる。この異能の持ち主たるアオツクモが成せる、本来のチカラの使い方であった。)恨むんなら、雇い主を恨むんだな。まあ、感情もクソもねえか、くだらねえ。(たん、と地上に舞い戻るまでわずか数秒。2体の影は、白の爪によって至る所を貫かれ、もがくのみ)   (2016/2/20 01:22:06)

醒井 京♂高1俺は、甘ちゃんの京と違って、影だろうが何だろうが、この体に危害加えるような奴はすべて潰す。ダチの影だろうが何だろうがなあ。(黒い粒子となって消えていく影を、さもつまらないようなものを見るようにちらりと視線で追うだけ)それ以上にな、このことは京の記憶に残るんだよ。…何よりも大事なものを、作りもんであろうがぶっ壊した記憶がよう!(アオツクモは、金髪の男めがけて、思いっきり爪をぶち込まんと、2対6本の剣を持って3度特攻を敢行する。――時間はわずかだ)   (2016/2/20 01:23:48)

Scorpio【…と、神原さんが戻って来られませんが…時間も経っていますし、ひとまずこのまま続けようと思います。  …で、時間的にあと2回ほどで〆、ということになりそうですが、構いませんでしょうか…?】   (2016/2/20 01:25:39)

醒井 京♂高1【構いません!】   (2016/2/20 01:26:10)

Scorpio【ありがとうございます…!ではお付き合いもうしばしお願いしつつ、少々お待ち下さいませ。】   (2016/2/20 01:26:47)

Scorpioな…!?(跳んだ。否、飛んだ。そう表現するのが相応しい程に、狐面は高く跳躍し、渾身の力で突き出した槍は虚しく空を切った。無論、その速度に影がついていける筈もなく、中空から放たれる凄まじい速度の投剣が瞬く間に2つの影を刻んでゆく。――やはり、違う。友達の影を傷付けることを恐れ、ひたすらにこちらを狙っていたさっきの様子とはまるで違う。まるで、人格が変わったかのように、狐面は――いや、『そいつ』は躊躇なく影を倒し、黒い塵を冷たく見下ろしている。その瞳がやがてこちらを指向し、6本の爪…剣を以て迫った時、最早男の脳裏に戦うという選択肢は無かった。恐怖、畏れ、侮蔑…自分でも整理しきれない感情の奔流の中で、男は逃れるように槍を前に構え…それが、まるで粘土細工のようにあっさりと切断される様を、スローモーションのように眺めていた。)…っく!!(一拍遅れて、漸く退く男。手に携えた槍はすでに細片と化し、それをも貫通した爪の一撃は、その腕に浅からぬ傷を残していた。)   (2016/2/20 01:47:28)

Scorpio……潮時って奴ね。いいわ、アタシは…アタシ達は、この辺りで退いてあげる。…ただ、忘れないで。本当の敵は誰なのか、それを意識する日が、きっとアンタにも来る。非異能者か、この世界そのものか、それとも…アンタのような、『今』を疑わない人間全てなのか。…ふふ、精々楽しみに待ってなさい、アタシたちが世界を変える時を!!――ヴェルフェゴールッ!!(武器を失い、血を流し、それでも残す不敵な言葉。それは単なる負け惜しみだったのか、それとも思わず零れた男の感情の吐露だったのか。たゆたう朧な思惟は、男の叫びによって掻き消える。命令を受け、一斉に無差別攻撃を始めるヴェルフェゴール。ひとしきり弾幕をばらまいたのち、それらは火花を散らしたかと思えば、同時に自爆。立ち込める爆炎の中を、男は逃げるように駆け、シミュレーションルームからその姿を消した。)   (2016/2/20 01:47:35)

Scorpio《愚者》「ふぃー。なんとか終わった、か…。…あ、もしもしろーちゃん?うん、はは…そう、目標が逃げた。予定通り逃走ルート上で捕捉して。ん、頼んだよーん。っと。…さーて、お疲れ醒井くん。怪我大丈、夫…………?」(濛々と立ち込める煙の中、あっけらかんとした声音で神父服は電話を取り、仲間と思しき相手と会話を始めた。要件を伝え終えたのだろう、電話を切り、狐面へと近づいて労をねぎらう声をかける青年の顔が、ふと怪訝な表情を浮かべる。じー、と狐面を見、あらゆる角度から眺めて…ふと得心したように、言葉を向けた。)《愚者》「…あれ、なんか感じ変わったね。能力の一環ってヤツ?」(死闘を終えた後だと言うのに、かける言葉は何とも間の抜けたもの。終焉と言うには、どこか締まらない青年であった。)   (2016/2/20 01:47:42)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、醒井 京♂高1さんが自動退室しました。  (2016/2/20 01:57:08)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2016/2/20 01:57:52)

醒井 京♂高1待ちやがれ、手前!っく…(逃げると宣言され、目を見開き、追撃に移る。しかし、機械人形たちが行く手を遮るようにカバーし、煙を巻き上げながら爆発すれば、追う手立てもなく、アオツクモはがつんと壁を殴った。)…結局、ガキじゃねーかよ、考え方が。なんで白黒はっきりさせる必要があるってんだよ…。灰色の盤面でも上等だろうがよ。(しかし、それが人の性というものだろう。決定的な違いがある限り、能力者とそれ以外では合意形成もままならないのかも知れない。アオツクモはうつむきながら、再び顔を手で覆う。徐々に回復していく狐面、それとともに蓄積された疲れや痛みがどっと押し寄せてきて)っつ…あ…悪い…逃がしちまったわ。…たぶん大分寝込むかも知んねーから…後は頼むわ…(湊が、アオツクモの元に寄ってねぎらいの言葉をかけてくるが、次第に頭痛もひどくなり、それどころではなかった。湊に、頼み事を告げた後に、どっとなだれるように全身の力が抜ける)…まーた、一回休みだ、京。気にすんな…俺が護ってやる…お前だけは(意識を失う寸前、アオツクモは小さく呟いた)   (2016/2/20 02:01:04)

醒井 京♂高1【と、言うわけでこちらからは以上で〆です。最後まで見届けますので、どうかごゆるりと。】   (2016/2/20 02:01:55)

Scorpio【ありがとうございます。では、最後に〆ロルを打ちますので、もう少々お待ち下さいませ。】   (2016/2/20 02:02:39)

Scorpio《愚者》「おわっとっと!?おい、醒井くん、大丈夫か!?」(全ての力を使い果たしたのか、醒井くんはなだれるように倒れ込む。危うい所でその体を支えて、神父服の青年は優しく、まるで子供を慈しむように、言葉を紡いだ。)《愚者》「無茶をさせて悪かったね。…あとは、おれ達に任せて欲しい。せめてもの、ケジメの為に。…そうそう、約束だったっけ。大事にしてくれな。」(既に意識も朧であろうが、それでもしっかりと、意図する所を伝える。最後に思い出したように、鞘に収まった短刀――『イクシオイデスⅢ』をその胸元に挿し入れてやって、ひとまずその脚は医務室へと向かった。ここは男の意地、お姫様抱っk…あ、ごめんやっぱ無理、182㎝おれの腕じゃ支えきれない。諦めて肩を支えに歩みゆく、そんな風景を後に残し、人々は全ての中心となったその部屋を後にした。――終焉、そう言うにはあまりにも多くのものを、学園の内外に残したまま――。)   (2016/2/20 02:09:31)

Scorpio【取り急ぎとなりましたが、私もこれで〆ということで、今回イベントは終了とさせて頂きます。途中インフルにかかりイベント進行ができなくなったりと、皆様にはご迷惑をおかけ致しました。それでも、もし楽しんで頂けたのなら幸いです。】   (2016/2/20 02:10:34)

醒井 京♂高1【イベントの〆を飾るロルに参加させていただき、光栄に思います。ありがとうございました】   (2016/2/20 02:11:17)

Scorpio【遅筆にて長々とお待たせしてしまいました…。拙い進行でしたが、お付き合い頂き本当に感謝なのです。事の顛末は、また後日ソロルにて投下させて頂ければと思います。  それでは、そろそろお開きと致しましょうか。今宵も、ありがとうございました。】   (2016/2/20 02:13:07)

醒井 京♂高1【こちらこそ、つたない文章でしたが、楽しんでいただけたなら幸いです。それではお部屋をお返しします。ありがとうございました。お休みなさい】   (2016/2/20 02:14:13)

おしらせ醒井 京♂高1さんが退室しました。  (2016/2/20 02:14:22)

Scorpio【それでは、私も。お部屋有難うございました、おやすみなさいませ。】   (2016/2/20 02:14:52)

おしらせScorpioさんが退室しました。  (2016/2/20 02:14:55)

おしらせScorpioさんが入室しました♪  (2016/2/20 11:17:16)

Scorpio【こんにちは、失礼致します。一連のイベント戦の総括ロルを投下させて頂きます。今回はソロルにて、ご容赦下さいませ。】   (2016/2/20 11:18:01)

Scorpioはぁっ、はぁっ…!…まったくもう、何だってのよあの子。思わずトンズラッシュしちゃったじゃないもう。(――全てが終わった後の、学園にほど近い街中。暗い裏通りを、その男――セルペンス幹部『Scorpio』は、荒い息を整えながら、額に滲んだ汗を拭った。…いやはや、全く以て強かった。Edenから奪った『ヴェルフェゴール』全てを用いてなお敵わず、折角シミュレーター再起動に侵入したのに、それも断念せざるを得なかった。…だが、一応半ばながら、目的は達成できたと言っていいだろう。学園への侵入とシミュレーター暴走による、有力な異能者の選別確保はひとまず達成でき、セルペンスの戦力は大きく増大した。Edenの介入も本格化してきた以上、この辺りが引き上げのいいタイミングだったという所だろう。――ざまー見さらせ、頭の固いEdenの奴らめ。ぺろり、と舌を出して、さてもう一息と逃げの脚を踏み出しかけた、刹那。彼が後背からの殺気を感じたのと、それが鋭い衝撃となって膝を穿ったのは、まさに同時だった。)   (2016/2/20 11:18:18)

Scorpio……っ、ぎ、あ、あ、ああああぁぁぁぁぁっ!?(がらん、がたん、みしり。視界が廻り、天地の中で体がぶつかって、冷たい地面に倒れる。ほの暗い裏道に絶叫を響かせた男は、一瞬後の凄まじい痛みに蒼白な顔をしかめた。膝。痛い、冷たい。なんだ、一体何を。どこをやられた。アタシの、膝、脚――。突然の奇襲による焦燥に駆られた瞳は、その脚を見、その先を見た。とめどなく溢れる紅。千切れたコートの紺。そして、さっきまで立っていた所に転がる、それは。二本の見知ったそれは――。)あ、が、あ、あぁぁぁ…!!あ、あた、アタシの、脚、が…!! 「…煩く喚くな、耳障りだ。」――っ!?(痛みと叫びを押しつぶす、冷徹な声が耳に届く。いつの間に姿を現したのか、その神父服の男は、熱の無い冷たい双眸で見下ろし、鮮血のこびりついた双戟を携えて立っていた。蒼みを帯びた銀色の長髪の男は、鮮血も悲鳴も意に介さぬまま、続ける。)   (2016/2/20 11:18:31)

Scorpio「セルペンス幹部、Scorpio…本名杵築権蔵。市民殺傷、ならびに政府機関不法侵入の容疑で、貴様を確保する。」……あ、アタシの、脚を、…両脚、をっ…!――テメェ、よくも……アタシに、よくもこんなァァァァァァ!!!(苦痛が憤怒へと凝集し、男の瞳を染めてゆく。冷徹に、まるで裁判官のように冷徹に放たれた言葉が結ばれた直後、男の絶叫とともに、機械仕掛けの蜘蛛が凄まじい勢いで物陰から飛びかかり、神父服の細首めがけ黒い牙で噛みかかる。戟が振るわれ、それが横薙ぎに両断されるのを見定める間もなく、男は続けて絶叫した。)『ジェミニ』ィィィィィっ!!「――シィッ!!」(戟の隙を突いて、物陰から走り出た黒い影が、男の元へと走り寄る。神父服が渾身の力を込めてその背を刻まんと戟を振るった刹那、黒い影は男とともに、燐光に包まれて影も残さず消え去った。)「…チ、逃がしたか。……まあいい。ヤツのDNA情報と『ヴェルフェゴール』に残されたアクセス情報を解析すれば、能力を探る程度は可能だろう。」(戟に付着した血を払い、男は静かに一人ごちる。静寂の戻った裏通りに、それは謳うように静かに響いた。)   (2016/2/20 11:18:42)

Scorpio《愚者》「お見事。さすがだねーろーちゃん。」《審判》「その呼び方はやめろと言っているだろう。それより、これらを早く転送しろ。見られたら面倒だ」《愚者》「あいあーい。」(戟を携えた男――《審判》の影から姿を現す、もう一人の神父服の男――《愚者》。彼がそちらを指させば、残された両脚とヴェルフェゴールの残骸は燐光に包まれ、跡形も無く消え失せた。これで、回収は完了。あとは分析斑の仕事だ。)《審判》「任務完了だ。俺達も戻るぞ。」 《愚者》「……。《審判》。」 《審判》「…?どうした、早くしろ、《愚者》。」 《愚者》「Edenの輸送ルートを彼らにリークして、武装を奪わせて…学園を襲うように唆かしたのは、キミだね?」(冬の冷たい空気が、一瞬ぴたりと止まった。静寂とした、まるで空気さえ凍るような沈黙。その場を破るように、《審判》は漸く口を開いた。)《審判》「何を突飛なことを…」 《愚者》「唾を飲み込むのと、左の眉尻を弄ること。…キミが嘘をつく時の癖だ」 《審判》「ッ…!貴様…!」(は、と息を呑み、慌てたように《審判》は左眉に添えていた指を外す。抗弁の言葉は、静かに見据える鳶色の双眸の前に、最中で絶えた。)   (2016/2/20 11:19:40)

Scorpio《審判》「………Y.H.W.H.の御意志だ。俺は、それを遵奉することしか知らん。……つまらんことを聞く前に、早く転送しろ」(奥歯を噛みながら、帰ってきたのは肯定と、真っ直ぐな視線。――つまり、セルペンスの今回の襲撃は、全てEden強硬派に仕組まれたものだったのだ。過去の学園襲撃失敗と監督省庁からの警告、それに伴う強硬派の発言力低下。それを挽回するべく彼らはセルペンスに情報を漏らし、学園や市民を襲わせるよう仕向けると同時に、異能者の脅威を喧伝し、自らの正当性を主張する恰好の材料とした…という訳である。)《愚者》「ははっ、悪かったね答えにくいこと聞いちゃって。やーほら、おれ細かいこと気にしたら聞かずにはいられないタチでさー。…んじゃ、一名様ごあんなーい。」(ふ、と笑みを以て緊張をかき消した《愚者》は、常通りの明るい声で言葉を返し、《審判》の体を燐光へと包み込む。――ふわり、と柔らかな風が吹き抜けるとともに、その体は光の中に消えた。)   (2016/2/20 11:19:49)

Scorpio《愚者》「………。蛇に魅入られた原初の番(つがい)は、堕ちて偽りの主を戴く、か……。………母さま。俺は――」(一人残った青年は、天を仰いで謳う如く口ずさむ。その言葉の端は、吹き立てる夜の薫風に混じり消え…やがてその姿すらも、燐光に融けるようにして、消えていった――)   (2016/2/20 11:20:00)

Scorpio【以上にて。長々と失礼いたしました。 お部屋、ありがとうございました。】   (2016/2/20 11:20:34)

おしらせScorpioさんが退室しました。  (2016/2/20 11:20:38)

おしらせ《太陽》さんが入室しました♪  (2016/2/20 13:50:47)

《太陽》【こんにちは。此度終幕したイベントと、いずれ来るであろう幕の狭間たるソロルを、しばし。お部屋お借りします。】   (2016/2/20 13:51:56)

《太陽》ねえ、君たちは何色に染まりたい?(慌ただしく足音と指示の声が飛び交う医療棟。白衣たちの誰もが、その少年の独白にも、少年がいること自体にも目を向けない。雪色髪、ルビー色の双眼、白薔薇と銀細工をあしらったブレザーが印象的な、華奢な少年。色素を忘れた肌の色の指先は、眠る藍色髪の友の頬をつうと撫でた。大事に、労わるように。)チカラを陽の下に掲げ道を拓く者たちと、チカラを日蔭に繋いで安寧を護り続ける者たち……どっちも、ヒトだけれど、ねえ、君たちは何色に染まりたい?(歌うように少年は眠る友に語り掛ける。あの混乱の様子だと、異能者を取り巻く組織勢力図……篭の外を知るのは生徒会と教員レベルで止まっている。学園生徒には良くも悪くも、どちらに染められたくないという中立を貫く……いや、両極を知らないのだから中立ではない。ただただ無垢で真っ白なだけの。ただ、そろそろ、彼らの中から檻の外を見ようと翼を広げる者たちが現れるのかもしれない。異能への原理主義と懐疑主義、両極が自分たちの庭に踏み入り、挙句両極が火花を散らす様は――外の世の縮図。たとえ、断片であろうとも。)   (2016/2/20 13:52:07)

《太陽》僕は、君の色が一番見てみたかった。(クス、と、艶やかな笑みを浮かべる少年はルビー色の眼を細めて顔を少し近づける。)きっと君は自分のチカラの有様を自覚している。でも、まだ、真正面から見据えるには心が真っ白すぎる。それでも君の知識は、知恵は、より上手く殺すための最適解へ確実に近づいている……――僕にはそう見えるんだ。(そう、喩えるなら、積み上げられゆくジェンガパズル。)教えてあげたかったな、いっぱい、色々なことを。見てみたかったな、いっぱい、君が見出す色を。(ゆっくり体を倒して額が触れ合う距離で、浅いブレス、一つ――穏やかに眠りを刻む心臓へ白い手をあてがい、耳元に唇を寄せて、囁いた。)――よく頑張ったね。(その声<おと>は、深い深い眠りの底まで、響いたことであろう。記憶の表層に残るかは、目覚めた彼しか知らないことだけれど。)――(身を起こして、桜色の唇をそっと頬と額に押し当てる。頬は親愛、額はご褒美。表現に性差など些末な少年は、友と慕う彼――野分真のベッドの傍を音もなく離れた。)   (2016/2/20 13:52:16)

《太陽》……さて、コトハの首尾はどうかな。(歩を進める先は、医療棟に隣接した別棟最上階。誰も通らない静寂の廊下をノックの音が響く。)できた?(ドア越しに声をかけると、ガチャリとドアは開き、姿を現したのは赤薔薇飾りと銀細工をあしらったブレザーが印象的な、髪の長さと喜怒哀楽の表現だけが真逆の双子の少女。問いかけに答えるようにして、手の平に乗る小さなメモリーチップを見せた。小さく唇を動かす声なき少女の言葉を読み取って、クス、と、笑み一つ。)……大成功、だね。それをパーパに渡せば任務達成だよ、コトハ――ううん……(こつん、と、額を触れ合わせて、少女のもう一つの名を呼んだ。)……――オルフェウス。(第十三研究監察機関――通称「白の家」が彼女に任務と共に与えた二つ名。)ふふ、こんなにうまくいくとは思わなかった。タロットも今回の一件で強硬派と穏健派を大体ふるいにかけられたし、僕のほうの仕事も順調だよ。(ぎゅ、と、メモリーチップを世界から隠すようにもう一度手の中に握らせた。)これで、君を学園に繋ぎ止める一番の鎖はなくなる。セルペンスに攫われた生徒たちは僕たちに任せて?篭の外に出た出来事は、篭の外が扱う。   (2016/2/20 13:53:47)

《太陽》だから……(クス、と、笑み一つ。耳元に双子へ囁いた言葉は、転移の淡い燐光にそっと包み呑まれた。)   (2016/2/20 13:53:56)

おしらせ《太陽》さんが退室しました。  (2016/2/20 13:54:04)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが入室しました♪  (2016/2/20 13:54:28)

奏 琴花♀高1――……「これで、君を学園に繋ぎ止める一番の鎖はなくなる」(オトハが告げた言葉は、時計を巻き戻すような、めくったカレンダーを元に戻すような、書いた日記を真っ白に塗りつぶしたような感覚だった。)――「セルペンスに攫われた生徒たちは僕たちに任せて?篭の外に出た出来事は、篭の外が扱う」(そう、これで、これで、よかったの。これで、正しかったの。)――「だから……綺麗にして来て、ね?」(それが、オルフェウスの台本なの。)……。……(オトハは、そのままミナト――《愚者》の転移のチカラでどこかへいってしまった。たぶん、逃げ散ったセルペンスの追討と、奪われた生徒奪還の任に就くために。)……――(ドアが閉まる中、手の中のメモリーチップを眺めていくつ時間が経ったのか、覚えていない。)   (2016/2/20 13:54:46)

奏 琴花♀高1……(これでよかった、はずなの。Edenとタロットに思想相違の気配あり、と、タロットの中で最も多くの情報を扱う《太陽》は敏感にそれを察知し、セルペンスのくすぶった火種に薪を与える「裏切り」を傍観し、それが招いた行動はシミュレーションルームへの直接干渉という形であると知るや、学園と密かに停戦と一時同盟を結ぶことを《愚者》に提案し、彼の性格上提案するまでもなくあっさりと締結された同盟のもと、堂々と合流したオルフェウスとエウリュディケは、オルフェウスが担う当初の任務を全うする。)――(そう)――……(シミュレーションルームの核たる治癒システムのデータ収集。)――(……ちがう、収奪。)……(新しいチカラを、産むための種)……(これで、いい。これを、パーパに渡せば……あとは……もう……)……――(気づいたら、ベッドに倒れ込んでいた。気づいたら、テディたちを抱きしめていた。心臓が、痛いの、痛いの。冷たくなっていくの。お前たちの感触が分からなくなっていくの。どうして、どうして?パーパはきっと今まで一番褒めてくれるのに。)   (2016/2/20 13:55:27)

奏 琴花♀高1――(メモリーチップをきつく握り締めたまま、少女は空いた手でポケットをまさぐってスマートホンを取り出す。まだ通知アラートがこない、真っ黒の画面を見つめるルビー色の双眼は、小さく震えていた。)……――(まるで、すがるように。)――(終幕へ加速する台本のページが捲られゆく音<セカイ>の中で。)   (2016/2/20 13:55:38)

奏 琴花♀高1【以上にて。長々と二役分失礼いたしました。お部屋をありがとうございました。】   (2016/2/20 13:56:02)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが退室しました。  (2016/2/20 13:56:05)

おしらせAquariusさんが入室しました♪  (2016/2/21 02:59:32)

Aquarius【こんばんは、ソロルにて、少しの間お部屋お借り致します。 今回のイベントに際しまして、まずは皆さまお疲れさまでした。関わらせて頂いた皆さまは本当に有難うございました。敵方の一端をやらせて頂きましたので個人的に自身の〆を置かせて頂きます。あくまで個人的に嘴突っ込んだな噺になりますので、一連の大筋とは何も関係の無い事を事前に。】   (2016/2/21 03:00:30)

Aquarius(雨の夜。) ……そうですか。それはそれは、……大変でしたね。 (曇天立ち込め、夕刻から振り出した氷雨は宵を過ぎても続いていた。雨音、雑踏、遠くに聞こえる電車と踏切の警鐘。それらすべてを聴き流しながら、片耳に当てた携帯端末から零れる声音を、聞き流していた。伸ばした銀の髪を、緩く背で束ねた男。駅前の喧騒を擦り抜けるよう進む足取りも、語調も。台詞の割に、ゆっくりとしたものであった。) ……私は、貴方が、手土産を持って帰ってくださるのを、それはそれは楽しみにしていましたが―― 矢張り蠍の毒程度では、楽園の果実は犯せなかったと云う事、でしょうか? (絵本に出てくるような、道化混じりの言葉と穏やかな響き。何処か子どもに語り聞かせるような口調であるのは、いつかの意趣返しかもしれない。電話の向こうより返る反応に、薄い唇が満たされたようにくっと吊り上がった。) ……冗談、です。傷に障りますよ。……私も、他人の事は言えない身です。後の事は、他に委ねましょう。……貴方も、私も、今はそう、動けません。 (さぁさぁと、冷たい雨は降り止む事を知らない。だんだんと人の賑わいから遠ざかり、夜の闇が深くなっても。)   (2016/2/21 03:01:07)

Aquarius(ふと、反対の手にした紙袋が気になった。随分長く持ち歩いてしまった、袋の中身を確かめて。人知れず、頷いた後で。意識を電話の相手へ戻す。) ……今暫く、大人しくしておいでなさい。貴方の為にも、私達の為にも。……少なくとも此方では、悪いようにはされないでしょう、から。 (完全なる敗北を喫した挙句、「射手」が居なければ生命の存続さえ危ぶまれた。その自分がほぼ枷も無く存在していられるのだから、ここで彼にわざわざ「蛇」が罰を成すとも考えにくい。元より彼の行動失くしては、何も始まらなかった。何も知れなかった。檻の中の迷い子達も、そして、自分達も。その点は評価をされて然るべきだと、宝瓶宮は思っていた。……伝わるかは、置いておいても。) ……良い子にしていたら、その内に可愛い可愛い御嬢さんと、お見舞いに行って差し上げましょう。……до встречи.  (そうして反応が返るともかえらずとも、一方的に通話を切った銀糸の青年は、笑んだ目元のままで携帯端末を確認し、薄灰色のコートのポケットへ滑らせた。) ……痛み失くして、「理解」は得られません。 (誰に云うともなく。)   (2016/2/21 03:02:06)

Aquarius(そうして、歩いて行きついた先。久し振りに「喫茶店」のベルを鳴らした男は、店内を見回し、目的の人物がいない事に少しだけ落胆したように息をついた。屋上の一件以来、負った怪我は完治したものの、大事を取って(取らされて)外出を控えていた男は、己の「恩人」に見えていない。事件直後にいくらかやり取りはしたけれど、彼女が今どこでどうしているか、知らなかった。) …………。 (携帯端末に手を滑らせ、……やめる。奔放な彼女をとらえることは、風を掴むより遥かに難しい。少なくとも自分にとっては。それよりも、言伝ておいたほうが得策だろう。) ……もし彼女が来たら、これを。私からだと、伝えてください。 (その場にいた「星座」の一人に、挨拶と共に差し出した、クリームイエローのショッピングバック。店員から気を遣って掛けられた雨よけは少しも濡れておらず、袋の口を止めたテープの隙間から、ほんのり中身がうかがえる。くたんとたれさがる耳が特徴のロップイヤー。青色ビーズの眸のシベリアンハスキー。それぞれパステルピンクとパステルブルーを基調にして、モヘア素材で仕立てられたうさぎといぬが行儀よく鎮座していた。)   (2016/2/21 03:03:47)

Aquarius(彼女の趣味は知らない。男からしたらまだ幼く見える少女であっても、片腕に抱えられるほどのぬいぐるみ2体を前触れ無しに押し付けられて、どう思うかも、意図を正しくくみ取られるかも男は知らず、極端に言えば、気にしていなかった。彼女が何を思い、どう動き、その結果何を見てどう感じたと言え、彼女によって自分が救われた事実に、変わりは無いからだ。男は何一つとして後悔をしていない。これから先もする筈が無い。彼女が居なければ、この結果も自分も、有り得なかったのだから。だからこれはきっと「礼」なんかじゃない。あまりに傲慢で、自分本位すぎる「宣言」。 貴女が何を思っても、私は何一つ、後悔なんかしていない。)(……紙袋を預けて、来た時と同じように穏やかな足取りで、「喫茶店」を後にした。) …――― (夜闇は、またも深さを増したように思える。曇天は世界を妨げる檻のように窮屈で、息苦しく、重たい。男の目には同じように見える「檻の中」を思って、薄氷色の瞳を眇めた。) ……今は、構いません。……それでも私達は、貴方がたを、世界を。諦めは、しないでしょう。   (2016/2/21 03:04:15)

Aquarius(男は傘を持たず、雨は降り続いたままだ。なのに虚空へ伸ばした手も、それどころか髪も、コートも。携えて、今は置いてきた紙袋さえひとつの雨粒に濡らさせなかった「異常」は、今は此処にいない誰かを思う。昏い水瓶の底から滾々と湧き出る執着に身の内をのまれたまま、鬱屈とした笑みでうたう。訴えるように、求めるように、例えこの身が裂かれとも、夢から覚めない薄氷は、からの水瓶を抱えて憐憫と切望をうたう。) ねえ、そうでしょう―――… Scorpio?(腹立たしく、気に食わず、そして確かに志を同じくする「同胞」の―― 今は失意と憤怒に濡れているやもしれない、男の名を確かに呼ばわり、薄氷の眸は静かに閉ざされた。)(……澱んだ風が一陣を巻き、そうして誰も、いなくなる。)   (2016/2/21 03:04:33)

Aquarius【これにて。 お部屋ありがとうございました。】   (2016/2/21 03:06:30)

おしらせAquariusさんが退室しました。  (2016/2/21 03:06:33)

おしらせSagittariusさんが入室しました♪  (2016/2/22 03:36:05)

Sagittarius【今晩は。この度はイベントお疲れ様でした。一緒にロルを回して下さった方は有難う御座いました。では、個人的なソロルを落とさせて頂きます。】   (2016/2/22 03:36:53)

Sagittariusあー、めんどくさ……ッ(思わず呟いた。何で私が、と。自分が撒いた種くらいは自分で回収せねばならないから仕方は無いのだけれど。絶対に自分も狙われているから、嫌で嫌で仕方ない。あれだけ仲間が痛手を負っておきながら自分だけが無事だというのも、ある意味奇跡である。勿論、今此処で敵が現れた時に直ぐに逃れられるくらいの手立ては打ってあるけれど、しかしながら既に撤退した己等の中で最も役割の薄かったであろう己が狙われる可能性はあまりないだろうか。既に今回の件に関してはシステムの暴走という主な原因を作った者はあれだけの制裁を受けたのだから、それらが牽制になっているのはどちらにとっても判りきった事だろう。とは言え―――)恐いなあ、もう…。(何時か己が仲間の男を救った時と同じ場所―――屋上の中でも高い場所。其処からは校庭の殆どの場所が見渡せる。其処には影も、何も無かった。様々な爪痕は残っていたとしても、もう、争いの種は全て摘まれたのだから。)   (2016/2/22 03:37:04)

Sagittarius(そもそも、何故こんな事になったのだったか。本来は早く帰るべきであろうところであるのは重々承知だが、其れでも、何時もの様に緊張感に欠いていた。冷たいコンクリートの上に身体を投げ出して、雲の流れる空を橙の瞳に映していた。鮮やか過ぎる水色が眩しすぎて、腕で影を作る様にする。そもそもステージ上に居ればこうも色々考えずとも好きにやっていけたのではないか―――それを失ったのも、全て"この力"の所為である。自分の事を応援してくれている人は居たのだから、ずっと黙っていれば良かったのだ。其れなのに、欲に負けて不用意に其の力を使ってしまった自分は、さぞ浅はかだったことだろう。どうしても欲しくなってしまったのだから仕方が無かった。自分の立場を踏まえるべきだったけれど、それでも、少しの間だけ己の物になってくれれば良かったのだ。それで、ほんの少しの間だけ傍に居てくれれば―――)   (2016/2/22 03:37:52)

Sagittarius(本来だったら此れはただの所謂スキャンダル。そういう場面を撮られる可能性はあったとして、不味いのは其の過程だった。どうやって己の物にしたのか――――そんな事が電波上にも紙面上にも載せられるはずもなく、結局己は事務所に説得されて、後は全て揉み消されて終わりだった。柄にもなく嫌な事を思い出してしまったと、溜息をついて思い身体を起こす。)   (2016/2/22 03:38:06)

Sagittariusそろそろ帰らなきゃだよねー…っと。(ぐっと腕を伸ばして伸びをしてから、己の両脇に置いてあったウサキとイヌを腕に抱え、梯子を降りれば軽やかにコンクリートの床に着地した。腕の中で窮屈そうにくっつく其の二つのふわふわした頭に顔を埋めて、「超可愛い。」と、小さく言って嬉しそうにはにかむ。気分転換にゆっくり歩いて帰ろうか。まあ、何かあれば己の傍に居るであろう仲間を直ぐに呼べば良いだけの話だ。ポケットから携帯端末を取り出せば、コールを鳴らす。)…あ、もしもし、ごんちゃん?調子どう?痛い?脚治してあげても良いけど、何か奢りね!(心配している様な声音なんか全く無い、傍から見れば普段の世間話と何も変わらない光景だろう。)お見舞い行きたいんだけど、私が一緒じゃないとあっくん行けないからちょっと待っててね!……あ、そういえばEdenの人かっこよかった?今度教えて―――(朗らかな笑い声を残して、ゆっくりと其の場を後にした。)   (2016/2/22 03:38:17)

Sagittarius【お邪魔致しました。】   (2016/2/22 03:38:25)

おしらせSagittariusさんが退室しました。  (2016/2/22 03:38:28)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/2/24 18:03:15)

野分真♂高1【こんばんは、失礼致します。どのお部屋に落とすべきか迷いましたが、イベントに関わる中身でしたのでこちらへ。少々、お部屋をお借り致します。】   (2016/2/24 18:03:47)

野分真♂高1……う、ん。(まどろみから覚めた目が、ぼんやりと光を捉える。窓の外、曇天には微かに雪が混じり、寒風に飛ばされ舞っていた。)………。だいぶ、良くなったかな。(外套を羽織った青年と、異能の弓を携えた少女――あの二人組に襲われてから数日、真は医療棟で過ごしていた。大きな怪我は側頭部と腹部、左前腕。それに全身に細かい擦り傷がいくつか。収容されてしばらくは傷みで動けなかったものの、奇跡的に出血を伴う負傷は少なく、その分回復も早かった。もう腹部を除けば痛みはほどんどなく、明日にでも退院できるだろう。――そう、奇跡的だった。二人の――女の子の方はサジタリウス、青年の方は『あっくん』としか分からないが――異能者に襲われ、しかも青年の方は自分の異能と同系統でありながら、それを上回るチカラを有していた。それをこれだけの傷で退けられたのは、本当に奇跡と言う他ないだろう。…じり、と微かに腹部が痛む。思わず、脳裏は血を流し倒れる、あの人の姿を思い出していた。)   (2016/2/24 18:03:57)

野分真♂高1(――よく頑張ったね。)……?(戦いが終わり、意識を失うまでを脳裏に反芻したその時、唐突に言葉が聞こえた…気がした。戦いの最中には聞いた覚えのない、それでいてどこかで聞いたことのある声音。――不思議な感覚である。まるで言葉がチカラを持って、心に張り付いたような…我ながら表現に困るが、言うなればそんな感覚だった。)…。(この戦いで、思い知った。自分の身に宿ったこのチカラは、一歩誤れば人を殺せてしまう。空気密度の低下による失血や酸欠はもちろんのこと、高速・高圧の空気の刃による切断の危険性は、自らの眼で見てしまった。――けれど。かつてお菓子作りの時に『イクシオイデス』を使った時にも口にした通り、チカラは使い方次第。あらゆる能力は人を殺すことも、活かすこともできる。裏を返せば、それは使う人の心で、魂で、信念で、どちらへも容易に転がりうるとも言える。…ならば、自分は。何を『芯』に力を振るえばいい?)   (2016/2/24 18:04:08)

野分真♂高1(齢未だ15、考えた所で、自らの人生を支えるようなものはそう易々とは見つからなかった。信念というほどのものは余りにも漠然としすぎ、夢を据えるにはまだ朧でありすぎる。…だが、強いて挙げるならば、それは古の人々の、それも真が憧れてやまない『男』として生きた人々の姿かもしれない。義を守り、仁を銘じ、忠を尽くせ。敵といえども敬意を払え。卑怯な振る舞いをするなかれ。惻隠の情を忘れるなかれ。傲慢な力に屈するなかれ――。結局の所、真の心の中でも全ては漠然としたまま。それでも、外見から『男らしさ』にコンプレックスを抱く彼にとって、伝記の中で生きる彼らの姿は、確かにその『芯』を形作る一つとなりつつあった。)   (2016/2/24 18:04:16)

野分真♂高1――頑張り、ました。(ふふ。誰言うともなく、真は微笑みながらそう零す。またいつこのような事件が起こるか分からないけれど、それでも、自分は『自分』でいたい。あの男の人の言葉を思い返せば、この戦いはそれを確立し、かつ守るための戦いだったのかもしれない。…ふぅ。深い息一つ、柔らかい枕に頭をうずめて、意識は再び沈んでゆく。――そういえば、あの人、大丈夫だったかな。脳裏に過った蒼色の瞳へと向けた想いを最後に、意識はやがて眠りの闇へと潜っていった――)   (2016/2/24 18:04:23)

野分真♂高1【以上にて、奏さんのソロルにお答えする形とさせて頂きました。  それでは、失礼します。お部屋、ありがとうございました。】   (2016/2/24 18:05:08)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2016/2/24 18:05:11)

おしらせ《太陽》さんが入室しました♪  (2016/4/23 21:51:18)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/4/23 21:52:02)

《太陽》【こんばんは。お部屋お借りします。野分さん、此度は夜分遅くからの開幕にお付き合いいただき感謝です。どうぞよろしくおねがいいたします。】   (2016/4/23 21:53:17)

野分真♂高1【それでは、改めましてよろしくお願いします。先述通り先行しますので、少々お待ち下さいませ。】   (2016/4/23 21:53:34)

《太陽》【はい。どうか良き紡ぎとなりますよう。(そして今日の夜食何かな的な思考に早くもスイッチしていく紡ぎ手)】   (2016/4/23 21:54:11)

野分真♂高1お待たせしました、麦焼酎の水割と、ハイボールです。「ああ、そこに置いておいてくれ」「ん、ありがとー。今日もウェイター姿決まってるねー。」(4月、日も落ち、街が暖かな闇に包まれた春の夜のこと。学園からやや離れた一角に座を占めるこのお店『びわガーデン』で真がアルバイトを始めてから、既に数か月が経過していた。樹をふんだんに使った暖かな内装に優しい店主さん、そして勉強になるいろいろな野菜メニューに、気の良いお客さんたち。真も真で接客に慣れて来たらしく、こうして白のシャツに袖なしベストというウェイターさながらの姿に身を包んだその様は、なかなか形になってきていた。)春華「あの人たち、すっかり常連さんね。…ちょっぴり変わってるけど。」あはは…いい人たちではあるんですけど、ね。(店主の春華と、配膳を終わった真の眼が揃って向かう先は、先程お酒を運んだ二人の青年の方。流石に今日は私服だが、たまに神父服で来店したりと、その正体は依然伺いしれなかった。そしてあまりにも一般人然としたその姿から、真がかつて聞いた彼らの名――『愚者』『審判』というのも、正直自信が持てないようになりつつあった。)   (2016/4/23 22:12:25)

野分真♂高1「………2枚チェンジ」「はいよっと。んー…おれは1枚だけかな。うし、勝負、っと。」(さて、そして当の二人組である。数十分前に来店した二人は、待ち人が来るまでの間トランプに興じるとのこと。ごく真剣な表情で、どうやらポーカーに興じているらしい様子だった。茶髪の青年の方は余裕尺癪な表情、ハイボールを片手に、じっと手札を考える相手を微笑しながら眺めている。ちなみに空腹だったらしく、頼んだメニューは『新じゃがと新たまねぎのフライ盛り』。さっくりほくほくなじゃがいもに、旬もの特有の甘さとみずみずしさが口いっぱいに広がるタマネギのコンボという人気メニューである。方や、銀髪の青年の方は麦焼酎の水割りを横に、メニューは『香味野菜の豚バラ巻き梅肉ソース』。茹でた旬のニラやミズナ、あしたばを豚バラで巻いて蒸し、酸味と塩味の梅肉ソースを沿えた一品である。それがあまり進んでいないのは、彼が今まさに勝負に窮していることの証拠だろう。…一瞬後、開かれた手札、そしてぐ、と声を上げるも一瞬、頭を抱えてふさぎ込む銀髪。どうやら彼の負けらしい。)   (2016/4/23 22:12:33)

野分真♂高1【お待たせ致しました…!】   (2016/4/23 22:12:42)

《太陽》ごめんね遅くな――……おや?(チリンカラン、来客を告げるドアのベルが控え目に鳴る音と共に、少年はカウンターを見るなりまばたき三つ。)……ふふ、意外や意外。バイト禁止じゃないんだ?いいな。僕たちのところは厳しいから副業禁止なのに。こんばんは、真君。似合っているよ。(ウェイトレス姿の友こと野分真を見て、くす、と、笑みを浮かべる雪色髪の少年。少年を少年たらしめるのは白いスラックスという「主に男がはくもの」だが、いやしかし、華奢な身体はかろうじて男子の骨格を描くだけで、少し長い前髪とそこから覗くルビー色の双眼と桜色の唇が浮かべる笑みが「艶っぽい」という印象を場に落とす決定打は、声変わりを忘れたそのアルトヴォイスである。くわえて、現在時刻は21時を回ろうとしている。テーブルとカウンターを飾るキャンドルライトのほわりとした灯がうっすらと笑みに影を作る。)   (2016/4/23 22:32:57)

《太陽》さて、と……ほら、こっちこっち。(手招きして、テーブルのほうへ歩を進めがてらドア入口で佇んできょろきょろと店内を見回していた銀色髪の少女へ「おいで」と。)ふふ、真君の手料理にまたあやかれるのかな、楽しみだな。どれどれ……(テーブルを眺め)……へえ、結構お洒落だね。(想像よりも料理に力を入れていることは食器と盛り方で大体分かる。いつも口にも精神にも優しい料理を実家の孤児院で振る舞ってくれる真がここに溶け込んで働くのだから、もちろんその味だって――)――ふふ、おいしい。(茹でた香味野菜が蒸された豚バラ肉に巻かれていて、口に広がる酸味は梅肉。強すぎないその刺激は味をまとめあげて後味をあっさりとさせてくれる。そう、ポーカーに没頭している大人二人の料理を当たり前のようにつまみ食うのである。しかしそれだけではお行儀が悪いので、新タマネギかな、野菜のフライを連れの少女の口元に「どうぞ」と勧めつつもメニューに手を伸ばしながらテーブルに着く。)   (2016/4/23 22:33:04)

《太陽》ふふ、ポーカーか。いいね。でも僕まで入ったらどうせまたルナとロウをぼこぼこにしてミナトと一騎打ちで終わるからUNOにしない?さっき買ってきたんだ。(ちなみにそれが遅刻の理由である。さておき、銀色と雪色の少年少女、メニューを一緒に覗き込んで相談すること数分。)――オーダーいいかな?ブランデーロイヤルミルクティとチャイと、『ベリーとハチミツソースのマスカルポーネチーズ』を一つ。ミルクティのブランデーは2滴にしてもらえると助かるかな。(さも常連のようにすらすらとオーダーを告げる少年。)   (2016/4/23 22:33:09)

《太陽》【負けじとお待たせいたしました(平身低頭。そして色々盛ってしまいましたが駄目でしたらそっと上塗りしてくださいまし……!(主に月ちゃんの名前)】   (2016/4/23 22:34:18)

野分真♂高1【全てOKです…!月ちゃんの名前も(どうせ仮名だし)OKですよなのですよ。】   (2016/4/23 22:38:27)

野分真♂高1あ、いらっしゃいま………せ……。(かちゃり。ドアが空き、ぱたぱたと接客に向かった真の前にいた人物は、あろうことか見知った友達、奏音葉くんと、白髪の小さな女の子。思わず瞬き二回、もう二回と、ついつい彼のお姉さんのような仕草をしてしまった。知り合いがバイト先に来る時の気まずさ、まさかこの場で知ることになろうとは。『あ、いえっ、その、これもお勉強のうちですし…!と、ひとまずお席へ!』と半ばほうほうのていで二人を席へと案内した。どうやら、先の二人の待ち人とは彼ららしい。…あの謎の二人と音葉くん、一体何の繋がりなのだろう?)「ああ、待ってたよ、音葉。ルナもいらっしゃい。そしてどうよこの鮮やかな勝ち際!」「……ぐ、ぬぬ…!…おい待て音葉、さも当然のように人の料理に手を出すな!」「まーまー、いいじゃんこれ奢りなんだから…そう、負けた人の(ドヤァァァ)」「き、貴様…!」(二人も彼らを認めたらしく、丁度一勝負ついた辺りで声が交わされる。なお、ポーカーの決め手は愚者:フルハウスに対し審判:9の1ペアだった模様。なぜこれで勝負に出たのか龍翔よ。そしてその傍らで、月はポテトフライをもくもく。ほくうまです。)   (2016/4/23 23:03:34)

野分真♂高1あ、はい。ご注文お伺いします。ブランデーロイヤルミルクティーとチャイ、ベリーとはちみつソースのマスカルポーネチーズですね。「あ、二人ともおなかは減ってない?ちなみにおれはしっかり減ってるので断固注文する!ま、適当につまんでくれていいから。んーっと…じゃ、『春野菜のアンチョビディップソース』と『旬の野菜のクリスピーピッツァ』も。」「……焼酎追加だ、濃い目に割ってくれ……。」(そして、二人もメニューを決めた所で追加注文。オーダーを受けた真はキッチンに戻り、春華や亜希とともに手分けして仕上げてゆく。)「…なっ!?誰が貴様なぞに負けるものか!」「まーまー落ち着きなってろーちゃん勝負は時の運だから」「ドヤ顔で言うのを止めろ!」「ま、ともかくUNOいいんじゃない?おれ久しぶりだなー。」(どこか微笑ましいひと悶着ののち、茶髪の青年はトランプを纏め、元のケースに収める。どうやらUNOに同意らしい。)   (2016/4/23 23:03:42)

野分真♂高1【時間がかかりすぎたので、料理の方は次ターンにて!】   (2016/4/23 23:04:00)

《太陽》 え?奢りなの?ふふ、そうだよね、まさかいい年した社会人が学生相手に割り勘なんて器の小さいことはしないよね?ありがとう。(意地悪く笑む視線の先は、「なんでそれでコールしちゃうかなぁ」と追いうちを添えたロウである。UNOに異論がなしとなれば場の空気は少しだけ、茶髪の青年から雪色髪の少年へと流れていく。)ルナはやったこと……あるよね、一度。ルールは覚えている?……うん、分からなかったら言ってね。この前みたいに文字上がりはだめだよ?(笑みまじりに言いながら、新品の紙箱の封を爪で裂いて開き、シャッフルを始める。危なげのないその手つき。)あ、「終わった」のは僕が最後だったから皆に言えてなかった。――お疲れ様。今日は打ち上げということで楽しませてもらうよ。(終わった。何が?――追討と、奪還任務が。)……(クス、喉の奥底に含んだ笑みを一つ。今頃キッチンでてきぱきと働いている彼の居場所を幾たびも襲撃した者たちの集いだなんて、きっと思ってもいないのだろうから。世間は狭い。それがちょっと面白い。)   (2016/4/23 23:14:59)

野分真♂高1お待たせしました、オーダーメニューです。(注文を受けてしばし後、彼らのテーブルに料理やお酒が並んでゆきます。まず、音葉くんにはブランデーロイヤルミルクティー。茶葉には渋みが少なく甘味のあるキーマンを選び、新鮮なミルクを加えました。オーダー通りブランデーはきっかり2滴、果実の風味漂う甘い香りに紅茶の風味、ミルクのコクが合わさった、ちょっぴり大人のティータイムを演出してくれます。一方、女の子の方にはチャイ。紅茶とミルクに砂糖を混ぜて、お鍋でことこと煮込んだものに、シナモンの風味も加えた甘い味わいは、苦みや渋みが苦手な子にもぴったりです。一緒に注文された『ベリーとはちみつソースのマスカルポーネチーズ』も、音葉くんの前へことり。発酵を経ないフレッシュな味わいと自然な甘味が特徴のマスカルポーネチーズをふんわりと成型し、香り高いベリーソースとコクのあるはちみつをそれぞれに纏わせました。アクセントにビスケットも二つ添えられ、お好みでソースやチーズとともに味わる趣向になっています。)   (2016/4/23 23:35:11)

野分真♂高1(一方、お兄さんたちの方には食事の方を。まず、洋風の白角皿に乗せられたのは『春野菜のアンチョビディップソース』。お野菜のうち、スティックニンジンとセロリは生で、アスパラ、タケノコ、スナックエンドウは茹でてあります。ソースはクリームチーズにアンチョビフィレ、ニンニクとコショウ少量を加えたお酒に合うクリーミーな味わいに仕上げました。そしてピッツァの方は、薄いカリカリの生地にブレンドしたナチュラルチーズがとろけて、その上に一口大にしたルッコラ、からし菜、刻みパセリと、野菜の香味を強く意識したものになっています。一口食べれば、旬の野菜の香りが口いっぱいに広がることでしょう。)   (2016/4/23 23:35:18)

野分真♂高1「……『終わった』か。」「ん、だねー。まったく今回は疲れたよー。いろんなモノ盗まれた手前回収やら整理も大変だし、そっちはまだまだかかりそうだしねー。…あ、手札お願い。」「………。」(悪戯っぽく笑みを履く少年に、怪訝そうな銀髪と、それとなく察しつつ話題を振る茶髪。さて、確かに例の一件――異能者至上主義組織による蜂起は落着した訳だが、その事後処理についてはまだまだ長い。おまけに、奪取から奪還に至る間に使途不明となった装備類も多く、その照合には手間取ることになるだろう。――そして、そこも、ここも。この機に動く者がいないとも限らない。)   (2016/4/23 23:35:25)

《太陽》ふふ、大変だったんだから。そして僕はこれから大変だから。おかげで今期は出席日数ぎりぎりだよ。……?ルナ、大丈夫。明日はちゃんと教室に行くよ。ノート、写させてね?(出席日数がぎりぎりと口にした途端にビスケットにチーズを乗せようとした手が止まる銀色の少女の顔を覗き込んで、また笑み一つ。安心させるような、柔らかい笑み。その間にもカードは四人に配られていて。)ふふ、じゃあ、僕から時計回りにいこう。ロウ、ミナト、ルナ、ね。――と、その前に……ありがとう。(配膳も担当する友人に声をかけて、ほのかに甘さと苦さを纏ったミルクティのカップへ手を伸ばす。香りが鼻腔をくすぐれば、機嫌良さげに目が細まって、口を付ければ頭脳労働に優しい甘味と少しの奥深い渋み。)   (2016/4/23 23:55:00)

《太陽》……おいしい。やっぱり大仕事の後の甘いものは格別だね、ルナ?(同意を求めた先の銀色少女も、こくんと頷きながら、ふぅふぅと火傷防止に息を吹きかけてから一口。味が気に入ったということは、テーブルの下で足が小さくちたぱたが無言に語っていた。ちょっと口の端にチーズがついていますよ、お嬢さん。そっと指先で拭おうか。そのまま口に含めば、蜂蜜の味も一緒に広がって、ふふ、と、また笑み一つ。)――嬉しいな。こんなに豪華な打ち上げになるだなんて。(どうしてかな、テーブルの色どりを眺めるその言葉は、心底嬉しそうに響いたと、少年の打算的な面を知る者たちの何人が思ったことだろう。割ったビスケットにベリーをまとったマスカルポーネを乗せてサクリと一口。まろやかな甘味にうっとりとした視線のままに手札を口元に扇状に広げるのであった。――さあ、遊ぼうか、眠くなるまで。)   (2016/4/23 23:55:09)

野分真♂高1【――このタイミングで私眠気が来てるって告白しても許されるでせうか…!(平伏しながら】   (2016/4/24 00:01:38)

《太陽》【今ちょうど聞こうと思ってこれで閉じても大丈夫なくらいのつもりで落としたのでばっちりです、ほんとにもう開幕がもたついたがゆえにもう、もう、でもご飯テロごちそうさまです幸せです(伏せ】   (2016/4/24 00:02:58)

野分真♂高1【申し訳ありませぬ…!音葉くんに中の人まで心読まれたかと(  ええと、そうですね綺麗に閉じて頂きましたし、変に私が付け加えるよりこのまま幕閉じの方が綺麗かもです。そして実際あんまり飯テロできなかった上色欲絡みの話題も触れられず、もう、もう…!】   (2016/4/24 00:05:51)

《太陽》【大丈夫なのですよお料理いっぱい出してもらえてむしろ全部手を付けられなくて嗚呼嗚呼嗚呼ですが脳内でおいしくいただきます、しっかり三度読みして食べます。では、このまま幕閉じにて。色欲の大罪は当日――ふふ、ふふふ……ということで。遅い時間での紡ぎ、本当にありがとうございました。ワンシーンでもとても楽しかったです。】   (2016/4/24 00:08:17)

野分真♂高1【なんでしたらろーちゃんと月ちゃんをコテンパンにしつつお料理食べたり色欲触れたりするソロル投下して下さってもいいのですよ…!(無茶振り  では、我儘を言って申し訳ないのですが、本日これにて、私はお先に失礼いたします。今宵もありがとうございましたー!】   (2016/4/24 00:09:58)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2016/4/24 00:10:03)

《太陽》【ふふ、ではいい場面が降ってきたらお言葉に甘えさせていただきましょう。色欲大罪は次編でどのみちいきなり登場しますし。はい、どうか良い夜を。お部屋お返しいたします。ありがとうございました。】   (2016/4/24 00:11:37)

おしらせ《太陽》さんが退室しました。  (2016/4/24 00:11:48)

おしらせ《太陽》さんが入室しました♪  (2016/4/24 16:49:39)

《太陽》【昨夜に引き続きましてこんばんは、昨夜の幕の続きということで長いソロルを一つ。(根本から間違えていないといいなとものすごくびくびくしつつ。)】   (2016/4/24 16:51:10)

《太陽》――さあ、遊ぼうか、眠くなるまで。(口元を扇状に広げた七枚のUNOカードの向こう、雪色髪の少年が妖艶に笑んでいることは声変わりを忘れたそのアルトヴォイスでもってテーブルについている三人の仲間に伝わったことだろう。そしてこの笑みを浮かべたとき、周囲から音がほんの少し遠ざかる感覚も、いつものこととして覚えたことだろう。Edenの精鋭「タロット」の一席に座しつつも本人が自称する「音使い」という異能の明確な発現は依然として不明確であり、ただ確かなのは彼は齢15にして諜報や外部関係組織との外交を率先して担当していること。場の音と、空気と視線が、吸い込まれるようにしてルビー色の双眼へと集まる。まったくの自然に、無音に。)ハウスルールは文字上がり禁止。あとはオフィシャルルールで。(言いながら、山札から一枚、表に。グリーンの7。ディーラーの少年は山札から一枚手札に加えて、さあスタート。無難に手番を終えた少年は、茹でアスパラをアンチョビソースに軽くディップして口に運ぶ。カードを汚したくないから、フォークで。)   (2016/4/24 16:51:25)

《太陽》「出席日数ぎりぎりならお兄さん手伝おうかー?」――ふふ、ありがとうミナト。大丈夫だよ、データは無事だったからね。(序盤は無難に全員が数字や色を一枚ずつ重ねて終了。)設計担当を何人か引き抜かれたのはちょっと痛手だったけれど、ね……はい、スキップ。ロウを飛ばしてルナだよ。(名を呼ぶごとに相手のほうへ視線を向ける少年。手番を飛ばされたロウこと《審判》が無言のまま微かに視線が手札に伏せられたのは、意味があったのか、なかったのか――さておき、ルナこと《月》が出せる札がないと首を横に振って山札から一枚取る。その様子を見守っていたミナトこと《愚者》は手札を引いて思考一拍。「痛手『だった』」の言葉の意味を察したことは表情のどこにも浮かべず、ただただ気のいい笑顔のまま。)「おにーさんとしては、若人には学校青春を謳歌してほしいものだけどねぇ……リバース」「!?」――ふふ、ルナがいじめられている。手番が戻ってきたけれど……出せるものはあるかな?(ピッツァに手を伸ばそうとしたルナの手が止まる。きょろきょろと見回して、山札から引いて、きゅっと握り締める銀色髪の少女。)   (2016/4/24 16:51:30)

《太陽》……ふふ、君らしいね(ぴたんと音立てて場に出されたのは、ブルーのドロー2。これを受けるロウは「ふん」と小さく言ってまるで軽いジャブをいなすようにさらりとイエローのドロー2を重ねる。)きたきた、ふふ、僕このレースが一番好き。(言いながら、雪色髪の少年もレッドのドロー2を重ねる。ちらっと見た先のミナトは――ちょっとだけルナを見遣って、うーん、と天井へ視線を逃しながらグリーンのドロー2を重ねる。)あーあ、ミナトったら大人げない。(くすくす、喉を鳴らしながら計8枚引かされる分帰路のルナのほうを見れば、彼女は「負けない」と言わんばかりにこれまたぴたんと重ねてきたのはワイルドドロー4。さあ12枚が迫るロウ。)「青が、いい」「くっ……」ふふ、負けたくなかったらワイルドドロー4しかないね?「当然だ!」(パシィッ。予定調和のように叩きだされたワイルドドロー4。それを見た雪色髪の少年は、艶やかな笑みのままロウを見上げる。)「……なんだ?」――ん、何色かなって。「赤だ」――(まるで裁定を下すかのように厳粛朗々と告げられた14枚加札。それを見上げながら少年はミルクティを一口。そして、ゆっくり告げた。)   (2016/4/24 16:52:28)

《太陽》――チャレンジ。「!?」(場に出されたのはレッドのドロー2。アルトヴォイスが一瞬、静寂を支配し、頭一つ上にある青年の声すらも奪った。)「ミナト、チャレンジってなあに?」「あー、宣言した色を本当に手札に持ってるか疑うのをチャレンジっていうんだよ。自分が持ってない色を宣言していたら自爆でペナルティ込で6枚引く」(場を制する最強カードといわれるワイルドドロー4を出すとき、大概は自分に有利に一巡させたいわけだから自分の手持の色を宣言するのだが……前後のプレイヤ―の手札操作をよく観察していればある程度状況を推察することはできるのだ。ロウが下した判断は、前2巡から赤になると山札から引き続けていたチャレンジャーこと音葉には、赤がない。16枚も引けば次巡から手札の色と数字に困らないのだが、そういうことではない。引かせてまず戦意を削ぐことからだ。ここまでは良かったのだが……アルコールによる微細な集中欠如がなければこの見落としは、なかったのだろう。)「貴様、何を――」――ふふ、赤を持っていない気がするんだ?(それは、自分とて同じであった。ただ、手元のワイルドカードでどうとでもなると思っていただけに。)   (2016/4/24 16:53:22)

2016年02月19日 22時07分 ~ 2016年04月24日 16時53分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
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