チャット ルブル

「【イベント部屋】school..2」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ F系  戦闘  恋愛


2016年11月03日 23時07分 ~ 2016年12月03日 14時32分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

醒井 京♂高1…っ!『…!』(どうしてだかわからない。風の吹くはずのないこの場所で、確かに『風』を感じた。感覚の所在が定かではないアオツクモにも感じられたのだから。楽器と、歌声が会場内を包む。彼らの「時間」は誰にも妨げられない。)……っ(狐面は、とっさに2本の指で唇を撫でた。本来なら、ヒーリングに使用する蒼い炎。やや出力を抑えて両の手に宿せば、それをサイリウムのようにゆっくりと振りかざす。それは風。カモメが蒼い空と風に乗っていく。それは海。空を映し出し、命は世界を巡る。狐面はけして声は出さなかった。ただ身体いっぱい使って、彼らの想いを一端を乗せたかったのかも知れない)   (2016/11/3 23:07:43)

浦木ひかる♂高2(外圧にまで影響を及ぼす、音使いふたりの妙。ベース(心臓)の音も、ふたつのギターの羽ばたきも、地を蹴り叩くドラムスの打音も。そして、すすり泣きのようなふたつの旋律も。……少年の鳴き声も。一切の音が、電気回路を介さない、純粋な増幅を得て、潮風みたいに聴衆の体へ浸透していく。)翼がなくても カモメになるのよ あなたの名前を 呼び続けているの────!(風に煽られて舞い散る羽を見た気がした。でも、それは脳裏に強く焼き付いた幻でしかなくて。その代わりに、淡い光を見つけた。照明のそれではない。なんだろうか、あれは。)海鳴りに胸が震えるたび(熱い。潮騒に焼けてしまったかのように、喉が熱い。吐き出さないと、熱くて死んでしまいそうだ。)息を吹き返していく ああ 愛…(遥か上空を一直線に切り裂いて飛ぶ、痛烈なギター・ソロ。何者にも追い付けず、届くこともできないその音色に、忍ぶようにして追い付くふたつの風。琴花と音葉だ。悠々と、交わるように空を駆るみっつの音色はやがて、少年の体に収束する。)   (2016/11/3 23:18:04)

奏 琴花♀高1(ねえ、オトハ)――(なあに、コトハ)――(あのね)――(そうだね)――――(きもちいいね)――――(スコア通りかと言われれば、音使いの精密な聴覚からすれば決してすべてそうではない。ほんの少し音程がずれたり、緊張や熱が先に走ってほんの少しだけ和音が崩れたりもする。だが、どうしてだろう、その自然発生のずれがたまらなく心地よくてヴィヴラートに震わせる指先に熱が籠る。そう、決して二度生めない、一期一会の音たち。オーディエンスの息遣い、ソロパートにわっと短く沸く歓声。全て合わせて初めて一つの和音。気づいたら、目配せもなく双子のヴァイオリンはくるりとそっとステップを踏み、掻き鳴らされるギターに寄り添う。)――(いっしょに、うたおう)――(音を愛しゆえに千変万化させる異能は、コーラスに乗った口パクの演出と、ヴァイオリンの旋律に乗る。きっといっぱい練習したのだろう、曲と向き合ったのだろう。たった一つしかない奏で方を、一番傍で支え奏でられるこの感情を、温度で喩えたら……)―――(嗚呼……熱い。)   (2016/11/3 23:34:00)

東堂 薫♂高3ふふ、本当に不思議だね。人にも、音楽にも、不思議な力がある。ステージの上の子たちも、観客のみんなも、とてもいい顔をしている。――やっぱり、桜を連れてきてよかったよ。……おや?(少女の返事はなかった。明るく照らされた今宵の主役たちを、ただじっと、夢中で見つめていた。)ふふ……。(――しかし、普段ステージの上に立つ身としては、これだけの思いを伝えられる彼らの公演は――)ふふ、普段の俺なら負け時と目立とうとするんだけどね。これはどうしてかな。最後まで見届けたいと思うんだ。桜、君と、一緒に。――「うん。」(体育館の一番後ろ。普段なら絶対に取らない一番目立たない場所で、後輩たちが奏でる音を誇らしげな表情のまま、しかしどこか高揚した面持ちで、見守ることにした。)   (2016/11/3 23:46:35)

醒井 京♂高1『たまらないな、いつの時代の音も。熱くなる』…ん。(揺らめく炎をすこしだけ大きくしてみようか。フィナーレに向けて、光を放つ蒼い炎。ふわりと、手の内から離れていく炎が、ゆっくりと光の粒となって消えていく。)…。(振動が、心地いい。目の奥がじんと熱い。――ああ、これは良い。これが聞けるのであれば、それだけで十分すぎるほど、祭を味わえたといえるかな)   (2016/11/3 23:48:34)

浦木ひかる♂高2(強風に煽られた羽根のように、胸の内が爆ぜている。そのことを、伝わって欲しい。あそこのひとにも。真正面で呆けているそこの子にも、遠くに見えるだれかにも。この場にいる全員に、この高鳴りを解って貰いたい。)あなたの腕まで 辿りつくために────!(そのために、からだの全部を、この心までもを擲(なげう)って歌っているのだから! 毛羽立ったような凄まじい歪みを孕んだ、音の輪郭を掴めない和音がアンプから吐き出される。飛翔は終わり、羽を休め、足をつけるための大地を見つける。ゆっくりと降り立って、そして、羽をたたんで…………静寂。)……すう。(と、少年の一呼吸。それこそが、"次の曲への接続を示すための合図"。MCどころか余韻すらも挟ませない、息の根を奪い去る進行。上手ギターの横にいつのまにか設置された電子ピアノに、彼の手が柔らかいタッチで触れる。)素足をさらして駆け出した少年少女の期待 ああ この先は水に濡れてもいいから(いつしか、照明が再び陰り……暁に似た仄かな光が、ステージ足元をあたためる。)   (2016/11/3 23:53:48)

浦木ひかる♂高2 https://youtu.be/DuakVyex8ro【参考用BGM】   (2016/11/3 23:54:38)

奏 琴花♀高1(悲愴と寂寥の歌だというのに、どうしてこうも熱いのだろう。ボウを弦から離し、最後のヴィヴラートの指が止まるその余韻はほんの刹那。この熱が冷め始める前に、さあもう一つの愛の歌を。オーディエンスの夢心地にそっと滑り込ませるように歌い紡がれるは夕焼けに伸びた影を追う詩。)――(ヴァイオリン二人は夕焼けの温もりを演出するライトからすっと離れるようにして両脇に戻る。ちらりと見たオーディエンスの中で、ふわりと温かい光の弧が見えた気がした。)――(さあ、ヴァイオリンの双子の大役はこれで果たせり。最後のこの一曲は、いつのまにか溶け込んだこの空気の中でひたすらに楽しもう。自分たちも、スコアに定められた音の役割を少し端にやって和音になろうか。もう一度、ゆるやかにボウを構えながら弦に落とす間、そんなことを思った。)   (2016/11/4 00:07:07)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、醒井 京♂高1さんが自動退室しました。  (2016/11/4 00:08:40)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2016/11/4 00:08:46)

東堂 薫♂高3「……薫?」――?「……嬉しそう。」――ふふ、うん。嬉しいよ。こうやって、みんなが、しっかりと主役になっていることがね。ステージ上の彼らはもちろん、ここにいる全員が。「……うん。よかったね、薫。」(数十分前までどこか虚空を見つめていた少女に気づかれるほどに、自分の表情はいつもと違ったのかもしれない。――音の振動が。ここにいる全員の熱気が。鼓動が。すべてが重なり、混ざり、そして爆ぜる。)ゲイノウジンのライブもこんな感じなのかな。ハマる人がいるのもわかる気がするよ。(クスッと笑んで、さあ、一瞬の静寂。自然と、次の曲への期待が高鳴る。どこか、暖かいような、そんな曲。その暖かさが、少女の瞳に熱を与えたのか。少しずつ、光を取り戻していく。暗幕によって外部の光を絶たれた空間でも、ハッキリとわかるように。)――……。(これ以上は、なにも語るまい。フィナーレのその瞬間まで、後輩たちの晴れ姿を見届けよう。そして、最大限の、感謝を。腕の中の少女にたとえこの刻だけだとしても、再び光をもたらしてくれた、この舞台に。)   (2016/11/4 00:10:00)

醒井 京♂高1あ…(――ああ、曲が1つ終わる。と、思った矢先に、息つく暇もなくもう一つ。次は夕焼けなのかな。)…色変えられる?『さあ?やったことないから分からんが…「いま」だったらなんとかなるんじゃないか?手前のチカラもちったあ変わっているはずだからな』(すうっと、息を吸って、吐いて。ヒカルの歌声をそのままイメージに乗せて。手のひらには…それは、小さな熱を宿した橙の灯火。それをかざして)   (2016/11/4 00:16:24)

浦木ひかる♂高2(身を切るような感情を歌ったお次は、飛びっきりの、希望の歌。不特定多数へ向けた、どこかで悲しみに暮れる、名前もわからない誰かへの、歌だ。暗雲立ち込める序章を、今にも泣き出しそうな、聞くひとの頭を衝く悲痛な掠れ声で歌い上げる。……それは、地平に覗く陽光を睨むための布石。)あなたが抱えてる明日は辛くはないか ぼくに もがいてる文字にひとつ線を引かせて(だれかの幸せを切に願い、きっと、遠くて近い昔に喪くしてしまったものを、取り戻す手助けをする。そんな、歌だった。あたたかい。照明の熱だけじゃない。歌詞に込められた意味が。その意図を汲んだ音色ひとつひとつが、どうしても、お腹の辺りにぽかぽかを届けてくれる。)【1/2】   (2016/11/4 00:32:28)

浦木ひかる♂高2 ゆるやかに落ちていく魔法をかけられたんだろうか それはだれにも解けないのだろうか(でも、また……誰かが底に秘めていたはずの苦しみを、引きずりだす。)許されることすら許されなくなった シチュエーションならば 言葉だけが言葉になるわけじゃない(いつかまた、一方的に、無神経に、救い出すために。ドラムセット後方、真っ赤な垂れ幕が切って落とされ……現れるのは、バスとテノールで構成された、男子ばかりのコーラス小隊。)────!!(歌詞を持たない、少年の叫びに応じた彼らの斉唱が、館内の空気をとどろかせた。)【2/2】   (2016/11/4 00:32:49)

奏 琴花♀高1 (ピアノとバックコーラスに添えるようにして、弦はそっと優しく奏でられる。目を閉じているほうが音の世界に深く深く浸ってもっともっといい音を奏でられるけれど、どうしてか、双子揃ってルビー色の双眼を閉じようとしない。見ていたい。この少し高く眺めのいいところから、みんなの音を、見ていたい。どんな顔で、歌を知っている人はどんな嬉しそうな声で一緒に口ずさんでいるのか。)――?(あ……あの光……やっぱり他の人が持っているペンライトと違う。優しい、蝋燭の灯のように優しい灯がぼうっと移ろっていて。)――――?(あれ?)――(どうしたの?)――(あのね、どこかに……)――(ふふ、聞き覚えのある声を拾う余裕も、またいいね)   (2016/11/4 00:44:13)

奏 琴花♀高1――(ブレス、二つ)――(今度は、チカラを込めた歌ではないの。この歌の言葉が、とてもとても温かくて好きだから、一緒に歌っていたい。マイクが拾わなくてもいいの。そこに在る音だから。)――(聞こえているオトハはこっそりところどころ、テノールとバスのコーラスが入って盛り上がるフレーズに添えてメゾソプラノとソプラノのソロメロディを紛れ込ませていた。二人分だよ、て、片目をつむってそんな合図に、心臓が少し、くすぐったい。楽しそう。楽しい。)   (2016/11/4 00:44:21)

東堂 薫♂高3(空気が、揺れた。この場にいる全員の息遣いがそうさせたのか、或いは何か不思議な力が作用したのか。しかしそんなことはどうでもよかった。耳を伝って脳へ、そして脳から心へと入り込む、舞台中央で歌う少年の音が、身体を震わせる。)……。(――ふふ、本当に、腕の中の少女といい、煌びやかなステージ上の少年が届ける言葉といい、どうしてこうも君たちは――)……。(クスッ、と笑んで、さぁ、間もなく迎えるであろうフィナーレを、この双瞼に焼き付けようではないか。学友たちが、後輩たちが、伝えてくれるものすべて享受して、俺のダイジナモノにしようじゃないか。)   (2016/11/4 00:49:55)

醒井 京♂高1ああ…『いいねえ、最高だよ。人間ってのは』…うん?…うん。そだな。きっとそうだよ。『そうか、手前はこれを護っていきたいんだな』ああ、そうだよ。(狐面は小さく頷いた。大事な人達がいる、この世界を護りたい。どこか不器用で、一生懸命で、こんなにも暖かい世界を、死んでも失いたくない。今感じてる、音が、感覚が。身体を呼び起こす。そうあれかしと奮い立たせる)   (2016/11/4 00:56:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、浦木ひかる♂高2さんが自動退室しました。  (2016/11/4 01:01:45)

おしらせ浦木ひかる♂高2さんが入室しました♪  (2016/11/4 01:06:17)

浦木ひかる♂高2あなたが目指してた地点は暗くはないか(あの光は、なんだろうか。)それが大きな光のただの影だとしたら(きっと、さっきも見た淡い光と、同じものなんだろうな。)あなたが旅立つ場所へ行かせたくはないな(そんなことをぼんやりと思いながら、高熱と汗に霞む視界に写るものぜんぶを睨み付ける。こんなにきれいな景色はたぶん、きっと、この先なかなか拝めやしないだろうから。)例えばその先で静かに眠れても ──それがあなたの幸せとしても【1/2】   (2016/11/4 01:16:44)

浦木ひかる♂高2(終わらないエイト・ビート。再びめぐるサビには、さっきからバックコーラス隊だけではなく。上手のギターの。下手のベースの。後ろの髭面の。そして、両隣に寄り添う、ふたりの声がついてきてくれている気がする。ありったけの、まださらに底から高熱が生まれるのは、そのお陰だろうか。頭を抜けて、天井をぶち抜いて、空を登り詰めて、雲をこじ開けて、)ぼくにもがいてる文字にひとつ 線をひかせて(声が、炸裂する。そして、そこでふっと悟る。もう、なにも出てこない。自分ひとりの力では、立つことすらままならない。だから、支えてくれるたくさんの声にもたれ掛かって、)────その愛を 感じられるだろうか…(残された呼吸のすべてを、吐き出した。)【2/2】   (2016/11/4 01:17:04)

奏 琴花♀高1(ああ……ねえ、ヒカル、聞こえる?オーディエンスの皆が歌っているの。この歌そのままじゃなくて、ね、あのね、あのね―――)――……(音使いの聴界には届く。魂が震える音。それは息遣いや、歌に感銘を受けて涙をこぼして目元を拭う仕草の音。穏やかなリズムに乗って肩を組んで左右に一緒に揺れて、ううん、踊る人たち。全部全部、この舞台という世界でたった一つのスコアを創り上げている。)――(ねえ、ヒカル、聞こえる?)――(心に奏でるその問いの答えは、横顔を見ればすぐに分かることであった。今にも倒れてしまうのではないというくらいに心臓からありたけの温度を吸いだして喉を震わせて、声に言葉に乗せて届ける。きっと、この空間で誰よりも強く強く「届け」と願うその声は、とてもとても、とても……――)―――(きれいだね、オトハ)――(綺麗だね、コトハ。)―――(『その愛を感じられるだろか』)……(――うん。)――(――その線一本で、必ず。)   (2016/11/4 01:28:06)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、醒井 京♂高1さんが自動退室しました。  (2016/11/4 01:34:24)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2016/11/4 01:34:30)

東堂 薫♂高3『その愛を感じられるだろうか……――』――……。(ボーカルの青年がすべてを出し切って、そして、終奏――。)――――――(足でリズムを刻んでいた者も、高揚した瞳を舞台に注いでいた者も、肩を組んで踊っていた者たちも、みんなが息を呑む。暫しの沈黙――そして――)……フフッ。素晴らしかったよ。(小さく呟くとほぼ同じくらい。会場が、どっと沸いた。ステージ上で歌い切った、奏で切った、紡ぎ手たちを称える、大きな、大きな拍手。腕の中の少女は、いつの間にか、その額を自分の頬へ預け、両肩をぎゅ、と握っていた。そっと、支えながら頭を撫でる。大事そうに、大事そうに。)   (2016/11/4 01:34:30)

東堂 薫♂高3本当に素晴らしい舞台というのは、こんなにも――(こんなにも、言葉が出てこなくなるのだろうか。数えきれない舞台を観て、数えきれない舞台の上で演じてきた。彼らは、有りの侭をすべて曝け出して、有りの侭をこんなにもまっすぐにぶつけてきた。それが少し、羨ましくもあり、嬉しかった。)「……薫。」(首元で、自分の名を呼ぶ声がした。少女は、そのまま顔をあげると、その目じりに雫を浮かべて、心底嬉しそうに、微笑んだ。)……ふふ。(――素晴らしい舞台をありがとう。そして、おつかれさま。――少女を抱いたままで送れなかった拍手の変わりに、いつも通りのウインクを贈った。)   (2016/11/4 01:34:36)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、浦木ひかる♂高2さんが自動退室しました。  (2016/11/4 01:37:13)

おしらせ浦木ひかる♂高2さんが入室しました♪  (2016/11/4 01:38:21)

醒井 京♂高1(すべてを出し切ったヒカルはもうふらふらで、それを見て狐面は、声をとうとう抑えきれなくなった)かっこいいぞーおおおおお!ひかるううううううう!『色男だぜ、てめえええええええええ!』琴花-!音葉-!おつかれさまああああ!!(やんややんやと手を叩いて、身体をはねさせて。狐面に隠された瞳に、小さく雫か浮かんでいるのは誰にも分からない。ここまで心を揺さぶられるのは、そうそうなくて。――ありったけを出せる人間はかっこいい。俺もそんな風になれたらな。興奮はまだ冷めそうにない。しばらくこのままこの空気に酔いしれておくとしよう)   (2016/11/4 01:42:23)

浦木ひかる♂高2…………。(両腕をだらんと降ろし、天井の照明を見上げたまま、力無く立ち尽くす少年の耳に、拍手が聞こえてくる。いや、聞こえてくるなんてものでは、とても済まない。全身が、たくさんの雷が破裂したような、惜しみ無い賛辞の音に叩かれている。なんて、気持ちいいんだろう。右を見る。下手のベースと音葉が見える。左を見る。上手のギターと琴花が見える。四人それぞれの反応を目にしてから後ろを振り返ると、体育教師が一足先にドラムセットを離れていこうとするところだった。らしいなあ、なんて思いながら、最後に前を見た。……マイクにかぶりつくくらいの元気が、湧いてきた。)【1/2】   (2016/11/4 01:51:41)

浦木ひかる♂高2アンコールは無いよおー!! 今、聞いたものだけで、満足していってー!!!!(歓声を押し返す勢いでそう叫んだ瞬間、上手と下手が位置を入れ替わる。そうしてベース担当ことポニテが琴花を。ギター担当こと茶髪が音葉を後ろから抱き抱えた、と思った次の瞬間、無数の握りこぶしが突き出される観客の海の中へ放り投げた。強制ダイヴ。そしてその後で、そのふたりも自ら客席へ後追いダイヴ。あっという間にもみくちゃにされる四人を笑って眺めながら、マイクにもたれ掛かっていた少年は、最後に高く、高く。黒いリストバンドをした、親指と人差し指を立てた右手を突き上げた。)【2/2。これにて〆となります。ありがとうございました。そしてこのまま全員分の〆を見届け待機。】   (2016/11/4 01:52:38)

奏 琴花♀高1(嗚呼、終わってしまう――そんな寂寥なんて、ちっとも浮かばなかった。奏できった。その充足が純粋な音楽だけで叶ったことなんて、きっと、今までなかった。そう思ったら、どうしてだろう。心臓が痛いくらいに熱い。)……!(名前……あ、ケイ、アオツクモ、どこ、どこ?)――!(いた!)――(大歓声と大喝采の中、自分たちの名前を呼んでくれるよく知った声を探すのはちょっと難しくて、でも、見つけた。だってあんなに嬉しそうにして。ボウを持ったままの手で双子はいつもの恭しい礼を忘れて大きく手をぶんぶんと振っていた。)――(そして、天井を仰いで――知っている、その顔はとてもとても頑張った充足――ぼうっとしたヒカルを見て、一歩、でも、やっぱりヒカルは元気にマイクに声をぶつけていた。とてもとても嬉しそうな声。)   (2016/11/4 02:07:17)

奏 琴花♀高1……(嗚呼、本当に、本当に、素敵な、素敵な――)――(え?)――「えっ!?」(ヴァイオリンを優しく没収されて、目が合ったと思うやいなや双子お揃いにひょいとお姫様抱っこされて……ぽーん)――!!!??―――「わあっ!?」(オトハが驚く声をあげるのを、生まれて初めて聞いた気がした。空中で一瞬目が合ったけれど、次にはもう、たくさんの手と歓声の渦の中に受け止められていて、わしわしぐしゃぐしゃと頭を撫でられて、背の高い女の人にぎゅうと抱きしめられたりして、もう、もう、そう、もみくちゃ。)――??――!!?――「ふふっ、あははっ、これはいいや、ふふっありがとう、ありが――わあっ!」(あたあた、あたあた、でも、どうしてかな、この温度が、歓声が、とても、とても――)……――(言葉にしきるには、双子はもうちょっとだけ、幼い。だから、幼いなりの言葉でこの舞台のフィーネに鉛筆で落書きするなら、きっとこうだ。)―――(すごく楽しかった!)   (2016/11/4 02:07:28)

奏 琴花♀高1【これにて私も〆。見届けリレーです。】   (2016/11/4 02:08:15)

東堂 薫♂高3(本当に、すべて出し切ったのだろう。アンコールはないらしい。いよいよ、学園祭も終わりか――と、珍しくそんな感情に浸ってきたとき、双子の少年少女が抱きかかえられ、観客席へとそのままダイブされた。)おやおや、ふふ、危ないなぁ。(観客席で、文字通り"もみくちゃ"にされる双子。その様子を見て、そんな言葉を口にした。)「嬉しいくせに」(腕の中で、少女が意地悪そうに微笑んで、言った。)ふふ、そうだね。嬉しいよ。さて、俺たちはどうしようか。疲れたなら――「もう少しだけ、この空気を味わっていたい。」 ふふ、そうだね。(ステージの上で拳を突き上げる少年に、もう一度、万感の思いを込めたウィンクを贈った。熱は冷めるどころか更に高まり、まさに――)フィナーレに相応しい、最高の舞台だった。(十分にその空気を満喫したならば、金髪碧眼の青年は、少女を再び車椅子に乗せて、ひっそりと音もなく舞台を後にしたのだろう――。)――楽しかったよ。(そんな言葉を、最後に残して―――――)【以上にて、私も〆とさせていただきます。】   (2016/11/4 02:14:21)

醒井 京♂高1おっしゃー、おれが後で治してやるから、もみくちゃにしてやンぞ!(とダイブしたメンバー…特にヒカルをメイン(女の子は本当に気持ちもみくちゃに)にアホ毛を引っ張ったり、とにかく文字通りもみくちゃに。そのままなんやかんやで胴上げに。何が何だか分からない学生のノリだけれども、それが今はとても楽しくて。ごく普通の、青春を謳歌する、僕たち、私たちの物語がここにある)   (2016/11/4 02:17:08)

醒井 京♂高1【というわけで、これにて閉幕となりますか。つたない〆で申し訳ないです】   (2016/11/4 02:17:55)

奏 琴花♀高1【皆様素敵な幕閉じをありがとうございます。改めまして長幕をご一緒くださってありがとうございました。とてもとても楽しかったです。】   (2016/11/4 02:19:03)

浦木ひかる♂高2【おつ、かれ、さま、でした……。そしてなにより、こんな自分本位のステージに付き合っていただき、ほんとうに有り難う御座いました……!】   (2016/11/4 02:19:22)

東堂 薫♂高3【お疲れさまでした。素敵な幕に参加させていただけたこと、とても嬉しく思います。貴重な時間でした!本当にどうもありがとうございました!】   (2016/11/4 02:20:23)

醒井 京♂高1【お疲れ様でした。選曲といい…うるうるくる、あったかい一時でした。ありがとうございました。】   (2016/11/4 02:21:50)

奏 琴花♀高1【描きたい紡ぎたい――に、勝る熱はありませんよ。音楽ファイルがまた充実しました。音使いの念願も叶えて下さって本当に感謝感謝です。見守って下さいました窓辺様方も、お疲れ様でした。興奮の歓声尽きぬ夜ですが、後日の舞台袖ででも。――それでは、今宵これにて。皆様どうか良い夢を。お部屋をありがとうございました。】   (2016/11/4 02:22:20)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが退室しました。  (2016/11/4 02:22:43)

醒井 京♂高1【それではこちらも失礼をば。皆様良い夜を。お部屋をありがとうございました】   (2016/11/4 02:23:28)

おしらせ醒井 京♂高1さんが退室しました。  (2016/11/4 02:23:31)

東堂 薫♂高3【それでは、私もこれにて。お部屋ありがとうございました。皆様よい夜をー】   (2016/11/4 02:23:44)

おしらせ東堂 薫♂高3さんが退室しました。  (2016/11/4 02:23:49)

浦木ひかる♂高2【疲労困憊、感謝感激、この二言につきます……。夜もだいぶ遅いですので、みなさん後はぐっすりと休んでくださいませ。ぼくも休みます……。みんなだいすき。それでは、お部屋を有り難う御座いました。またやりにきます。】   (2016/11/4 02:25:52)

おしらせ浦木ひかる♂高2さんが退室しました。  (2016/11/4 02:26:03)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが入室しました♪  (2016/11/12 14:31:36)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが入室しました♪  (2016/11/12 14:31:45)

奏 琴花♀高1【こんにちは。それでは雪城さん、改めてよろしくお願いいたします。よき紡ぎとなりますよう。栞抜きまして、琴花から。】   (2016/11/12 14:32:50)

雪城玲也♂高2【前回は中断になりまして大変申し訳なく。それではよろしくお願いします。】   (2016/11/12 14:33:23)

奏 琴花♀高1【ふふ、いえいえ、背後大事、大事です。お気になさらず。それでは投下。】   (2016/11/12 14:33:46)

奏 琴花♀高1(一拍きょとん、まばたき一回。)……――(喜怒哀楽を宿さないルビー色の双眼。その目尻が少しばかり緩やかに下がったように見えたのは、きっとそっと差しこむ陽とガゼボが作る陰陽の悪戯かもしれない。メモ帳の上をペンは走る。)――「大丈夫。とても静かな呼吸。オトハは私よりずっと体が強い。明日には意識も戻ると思う」(きっと自分と同じくしてしばらく視力を代価に捧げるのだろうけれど、きっとそれも早く治るだろうから。ペンはもう少し進む。)――「ありがとう。オトハ、きっと喜ぶ」(心配してもらえていること。ペンを置いて赤紫の瞳を覗き込んで、また銀色の髪に手を伸ばす。自分たちやパーパとも違う、少しふわふわとした柔らかい感触の髪。自分に比べてちょっとだけ櫛が通りにくいのが、不思議で面白い。横で留めやすいようにもう少しだけ分け目を横にとって、櫛で馴染ませる合間、時折櫛を置いてペンを走らせた。)   (2016/11/12 14:33:58)

奏 琴花♀高1―――(家自体は騒ぎになっていないから大丈夫ということと、ルクサリアのことだった。)――「内緒にしておいてほしい。オトハ、家の外に自分の研究室を持っていて、そこでパーパにも内緒で作っていたから、ルクサリアを知っているのは私たちとパーパと一部の医療チームだけ」(あとはEdenの誰かたち、とまでは言わない。秘匿を願う理由は音葉が自ら土葬という完全隠蔽を行った記憶からも伝うだろう。『過ぎた叡智』。あとは、出血や輸血・献血に支障はない構造であることや、情緒の揺らぎに反応しやすく、一足早く回復した自分はどれくらいの刺激でどれくらいの変化を覚えるのか、負荷調査の最中である近況。)――「オトハが元気になったら、学校にまた行くの。玲也、怖い夢や、チカラの加減が分からないとき、言ってね?シミュレーションルーム、行く」(大丈夫と言われたばかりだけれど、やっぱり心配。綴って、自分の横髪の三つ編みを一つ解いて、一緒に編みこまれていた真紅のリボンと銀色髪を交互に見て、返事を待つようにまた顔を覗きこんだ。)   (2016/11/12 14:34:06)

雪城玲也♂高2( 等の音葉とは今に至るまで色々あった。その多くは白の家が持つ裏の顔、倫理という枠からは外れた自分たちがいるという話を交わしたこと。禁忌がおかされていることをやはり良くは思えず、なんとなく白の家に、彼らに嫌悪感を抱いていたが、「助けてほしい」と間接的に救いを求めていたことが分かった今、隔てていた壁を薄くしたのかもしれない。つまり、憎むべき相手ではないと改まった。) …大丈夫なら良いんだけどね。見舞いってことで、一応こいつを渡しにきたんだ。( 乱れた髪を琴花が丁寧に直してくれて、横目に見た彼女と目線が合った時片手を紙袋の中に入れて。取り出したるは、直径10cmほどの銀色の缶。それを琴花に手渡して。) おっと…今開けちゃいけねえからな。あいつが起きたら二人で開けてみな。( 中身が一体何なのかは、それはまた後程。)   (2016/11/12 15:21:45)

雪城玲也♂高2お前が秘密にしろって言うなら誰にも漏らさねぇけど……にしても大層な玩具を作ったもんだよ。おまけに一生ものの効果ときた。体質が変わっちまったンだから、慣れるのにしばらく時間が掛かりそうだな。まぁ、そう悲観的になってるわけじゃねえし大丈夫。  ( ルクサリアは永久に血の中をめぐり続ける。それは能力発動時の手助けになる反面、日常生活に悪影響も出るという副作用があると聞いた。気を付けていれば不自由はないのかもしれないが、何せ能力が能力なだけあってリスクも高かった。)    (2016/11/12 15:21:54)

奏 琴花♀高1……?(きょとん。お見舞い。音葉への。)……――(こくん、こくんと頷く。来訪の目的を察して改めて鼓膜に残響する声を聞けば、どうしてかな、ほんの少し……ほんの少しだけ、柔らかい声に聞こえた。)―――(オトハ、あのね、あのね――心に紡ぐ小さな喜びは、そっと咲く薔薇のように静かで、ほんの少しだけ、心臓に熱が加わって、色素を忘れているはずの頬にうっすらと桜色が宿った。)………(やっぱり足りない――というのはリボンの話。両横髪の三つ編み残った片方を解いて、リボンの端を結び合わせて、銀色のふわふわした長い髪をそっと手と櫛で横一束に手繰り寄せる。結び目が奥に隠れるようにしながらリボンを髪の中に絡ませて、自分がやるのと同じようにリボンを編み込みながら三つ編みしていく。会話のテンポと同じくらいにゆっくりに、しかし慣れた手つきで丁寧に進んでいくそれ。両横髪の三つ編みを解いたばかりの曲線をふわりと秋風が遊んでは過ぎたとき、ことりと置かれた小さな銀色の缶。)   (2016/11/12 15:43:54)

奏 琴花♀高1……?(途中になっている三つ編みを片手で押さえながら手を伸ばそうしたら、曰く、この贈り物は二人で開けるもの。そう聞けば顔を見上げてまた一つ頷いて、リボン入りの三つ編みを綺麗に完成させた。ちょっと満足気。だからかはさておき、ペンの滑る音は穏やかだった。)――「ありがとう。ルクサリアは、大人しい子。静かに過ごしているときは忘れてしまうくらい、大人しい子」(双子の片割が、時間と共に再構築される記憶と反比例して失われゆく理性の譜面を止めるべく交わした約束を守るためだけにどうしてここまで大がかりなものを創ったのかは、まだ知らない。知らない事、だけれど――)――「痛いを、痛いって思えること、嬉しいや悲しいを、いっぱい嬉しい悲しいって思えること。心を、もう少しだけ我慢しないでいられること。それは、このセカイに生きるヒトが人間であれる一番大事なこと。きっと、チカラがあっても、なくても。一番大事なこと。」(そう綴って、小さなページを見せる間、自分の上着を飾る小さな赤薔薇飾りのピンをいくつか外して、三つ編みのリボンに二つ三つとこっそり留めた。――はい、赤薔薇の贈り物。)   (2016/11/12 15:44:01)

雪城玲也♂高2変わったな…琴花。( ノートに綴られた言葉を見て、口元を緩く吊り上げた。) ん?いや…少なくとも俺と初めて会った時に比べてお前は変わったなって。少なくとも今のお前は俺よりよっぽど人間らしいよ…って…言ったら変な表現だけどな。( 例えるならば人形のようだった以前の彼女に比べて、今はより表情も感情も豊かに思える。それが所謂人間の成長と言うものならば嬉しいと、親心に近い喜びだろうか。――琴花に髪を整えてもらっている間、もぞもぞと何か違和感を覚えた。さては”弄って”いるな。と、後ろに目があるわけではないから何となくそれを感じつつもやりたいようにさせて大人しくしている青年。そして穏やかな風が流れる中、ふと、思い出したことがあって。) …信じらんねぇよな。 ( 青年は突然、静かに笑いを零した。どこか満足そうに、嬉しそうに。) お前の声だよ。( 二人の会話は依然として青年の声しか聞こえない。片や声の出ない音使い。それが当たり前だと思っていたけれど――。) でもいいんだ。今のままで…お前の歌は、いつだって綺麗だから。    (2016/11/12 16:20:22)

奏 琴花♀高1 (――『変わったな』。その言葉にルビー色の双眼は不思議そうに見開かれた。ゆっくり規則正しいまばたきを繰り返す以外は身動きも忘れて、紡がれる言葉の続きを、鋭敏な聴覚は心臓は、余さず聞いていた。)……、――(薄い桜色の唇は、小さく無意識に呟く――『にんげん』)……。……――(どうして、青年の手に両手を重ねてゆっくり握ったのか、わからない。何をしたくて伝えたくてそうしたのか、わからない。ただ、ただ――)……――(目が、熱くなるの。)――(そこから、ふっと降ってきた柔らかな笑みの声。)――……!(声を、途中まで持っていた、今も記憶に鮮明に残っている自分の声。無音に戻ってしまったのは「傷は傷。まだ癒えるには遠いの傷」だから。でも、それでもこの無音を、相変わらず目の前の人は、心臓で聴いてくれている。『綺麗』と、嘘でも作り物でもない声で、言ってくれる。届いていると。)―――(咲いた内なる薔薇は、無音の少女に、今度は首を横に振らせた。)   (2016/11/12 17:01:20)

奏 琴花♀高1――「いつか、玲也と一緒に歌うの」(片手は手を握ったまま、ペンは踊る。)――「だから、玲也の嬉しい声も悲しい声も怒る声も、もっといっぱい知りたいの」――(青年だけが、知る。)――「玲也の心臓が一番幸せな音を奏でる歌を創って、一緒に歌うの」――(人形めいた無音の少女が、未来を夢語った小さなページを文字で埋めるその最中、埋めてまた顔を見上げたそのとき、)――、―――――。(わざと無音に一番大事に言葉紡いだ少女が、季節外れに咲いた沈丁花のように笑んでいたこと。少女は有りの侭伝えることに夢中だから、声なき乙女を慈しむ青年だけが知っている、その笑顔。)   (2016/11/12 17:01:27)

雪城玲也♂高2( 小さな白い手が己の手を包む。ひんやりと冷たい刺激が伝わって、けれど秘める心は穏やかに熱いことも感じられた。揺らぐ赤い瞳は、いつだって透き通って青年の顔を鏡のように映す。) …俺は 音葉に言われた。お前を助けてほしいって。そんなことが俺にできるのかって…言っちまえば自信、なかったよ。( 正義感に任せて相手の命を救うのならば、それは誰でも出来るだろう。音葉が言う「助けてほしい」は、命を助けてほしいと願うことではなかった。だからとても悩んだと、今になって弱音を吐くようにぽつりと零した。) でも…俺じゃなきゃいけなかったって、今なら…自信を持って言える。自意識過剰だって、笑われてもいい。 ( 向けられたその笑顔を見れば、答えは分かる。大きな手でそっと頬を撫でれば、反対側の頬に唇を寄せて。――ゆっくりと刻む時間の中、唇を離す間際にくすりと笑みを響かせた。) …ツケといてやるよ。今度は俺を助けてほしい…そうでなきゃ、一緒に歌えやしない。   (2016/11/12 17:36:46)

雪城玲也♂高2( お互いの顔が確認できるほどの距離のところで意地悪そうに笑み口角を吊り上げてみせた。――と、ようやくそこで気が付いた。琴花の三つ編みのリボンが消えて、そしてそれが自身の髪に一緒に編み込まれていることに。) あれっ…や、やってくれたな琴花…。ま、まぁ…可愛いんじゃねえかな、うん。( 少女のどこか満足気な表情を見れば、何も言えまい。ちょっと恥ずかしいけれど。) さてと…渡すもんは渡したし、俺はそろそろ失礼するよ。お前も今は音葉のそばにいたいっしょ。   (2016/11/12 17:36:53)

奏 琴花♀高1 (とつとつと降る言葉たち。少女に、埋まらないままだった空白に最後の1ピースがそっと。)……(ああ、そうか……オトハが、ルクサリアを創ったのは、オトハの為じゃなくて、残った短い時間で、この人の、背を押す為―――)……、――――(オトハ……と、片割の名を心に呼ぶ頃、温かい手に頬包まれて、顔が近づいて唇が頬にそっと触れる頃、自然と目を閉じていた。)……!(ひそり、耳元にいつもより少しだけ低くでもどこか楽しそうに響いた言葉にハッと目を開いて、とてもとても近くで赤紫の瞳を見つめながらこくんと頷いて、真似するように頬に唇をそっと押し当てたときの心臓の温度は、きっと自分しか知らない。)   (2016/11/12 18:02:45)

奏 琴花♀高1――――(うん。約束する。今度は、貴方の為に歌う。)   (2016/11/12 18:02:53)

奏 琴花♀高1……?(てっきり気づいているものとばかりと思ったら実はそうでなかったリボンと小さな赤薔薇飾りが織り交ざった三つ編み。横向きに編んでいたから、肩に回して、ほら、ちょっとよく見えるでしょう?玲也の髪と瞳の色は私ととても似ている。だから、似合っているの。――そんな満足気。実際ちょっとどころでないメンズゴスな仕上がりであった。恥ずかしそう、でも、嫌じゃないなら大丈夫。そんな、どこに根拠がという理屈をぽーんと放るくらいの満足気。悪戯じゃないよ、プレゼントだよ?)―――(いつのまにか、少し風が冷たくなっている。こくんと頷いて、コートのポケットにメモ帳をごそごそと入れた。あげる。コトバの記録。)――(銀色の缶を大事に胸元に抱いて、お見送りの支度。……それにしてもこれ、何だろう?ちょっと視線がちらちらと余所見。)   (2016/11/12 18:03:00)

雪城玲也♂高2( ガゼボの中、大きな鳥籠の中。白い鳥と声無き乙女は、ひっそりと約束を交わした。――背後で聞こえていた子どもたちの声も、いつの間にか消えていた頃、そろそろ夕食前の時刻だろうか。初めは見舞い品だけ渡して帰る予定だったけど、何だかんだで長居してしまった。) …わ、分かってるよ。ありがとな。( 読唇術は心得てないけれど、不思議。琴花がそんな目線を訴えてきたからであろうか。「悪戯じゃないからね」と確かに言ってきた気がして、照れくさそうにどこか、投げやりな口調で返した。) 歩きは面倒なんでな、こっから失礼するぜ。( ばさ、と翼が展開された刹那白い羽根がひらひらと蝶のように舞ったことだろう。数メートルほど浮いたところで地上を見下ろし、) そいじゃ、学園でな。 ( 別れを告げてからは、まるで北風のように冷たい風をごうと鳴らして、瞬く間にその姿は天高く翼を広げ夕方の空へ消えていっただろう。)   (2016/11/12 18:23:02)

雪城玲也♂高2(さて 最後に、二人に向けて渡した見舞いの品の缶について。――もしも開けたならば、まず目に入るのが宝石のように美しい色とりどりの飴玉たち。かと思えば、きっとその場に淡い風と光、優しい香りが発しただろう。そして今会いたいと願う者たちが、いつの間にか一面の花畑と変わっていた風景の向こうから歩いてくるかもしれない。例えそれが失踪者や死亡者であったとしても。例えば、双子がお互いに今”兄弟たち”に会いたいと願っているのならば彼らはやってきて二人に寄り添い、話をしてくれるだろう。 この贈り物は友人の能力を少し借りてきたもの。能力発動となる感覚的影響を受けた途端、数分間だけその人が会いたいと思う人物との接触、会話が可能となる言わば人体に無害な幻覚をもたらしてくれるそう。ただしその幻覚たちは意識体には近いが霊的なものではない。影響を受けた本人が願う、幸せな時間をほんの少し与えてくれる夢に過ぎない。――さて二人は、一体どんな幸せを目の当たりにするだろうか。 頑張った二人に、青年からのそんな贈り物。 )   (2016/11/12 18:23:10)

奏 琴花♀高1(白い鳥と、声なき乙女の、小さな小さな約束。希望<あした>への架け橋を歌う約束。白い鳥を運ぶ冷たい風はどうしてか心臓を冷やすことはとうとうなく、ひらりひらり、舞い落ちた純白の羽を二つ。手にそっと迎えて少女は心臓に手を当てた。)――(ブレス、一つ)――(また、学園でね。そんな無音の歌。)   (2016/11/12 19:16:14)

奏 琴花♀高1――(さて、少しだけ時計を動かした後の地下世界の話をしよう。それは、双子の片割が意識を取り戻し、一時的に視界と声を失った代価を驚異的な速度で払い終えた頃。そう、学園に登校する前夜のこと。)――「僕、にも?」(局地的大災害を引き起こしたどころかいつどこで殺してしまってもおかしくなかった青年からの贈り物を片割たる少女が「一緒に開けよう」と言ったことから始まる。)――「ふふ、嬉しいな。なんだろう。見た事のない飾り彫りの缶だね。」(同時に頷いた双子は、一緒に指をかけて、そーっと蓋を開けた。)―――「これ、は」――!!(双子は驚いた。宝石のように輝く色とりどりの綺麗な飴玉たちが視界に入ったそのとき、春風のように温かく柔らかい風が躍り出た。眩しくて眩しくて、思わず目を閉じて互いの手を求めて握り締めてしまうくらい。)   (2016/11/12 19:16:20)

奏 琴花♀高1――《音は言葉なの。だから……男の子だったら音葉、女の子だったら琴花って名付けたいの。だめかしら?》――《とても素敵ですよ。この日本で産み育てる子の名です。何より、貴女が願いを込めて呼ぶ名が、幸を呼ばないわけがありません。》――(誰……?)――(手を繋いだ双子が振り返った風景は、花畑。クローバーの花畑。顔を見合わせて、歩を進めていくと、だんだんと白薔薇とラベンダーが視界に入るにようになって、ずっとずっと先まで咲き乱れる、一本道の花畑。その先に見えた、古く小さな木造の一軒家。庭先には、とてもよく見知った、自分たちと同じ姿と声の"11人"が、二人の大人を慕い囲むようにして座ってお喋りをしている。純白のスーツの、大好きな人と、その人が揺らすロックチェアに腰掛ける、ラベンダー色のワンピースに身を包んだ女性。)――「あ……」……!   (2016/11/12 19:16:28)

奏 琴花♀高1(ロックチェアに揺られる女性は、"遅れてやってきた"双子に気づいて手招きをした。)―――《これで全員ですね。それじゃあ、皆でお歌を歌いましょう?》――(双子は、いや、子供たちは、駆け寄った。ずっと、ずっと、ずっと、心の中でどこかで気づいて憶えていて誰にも言い出せなくて――……一番、会いたくて呼びたかった人がいた。これがひとときの夢だと分かっていても、それでも、双子の和音した声で呼ぶのだ。)―――――『『ママ!!』』―――――(これが、雪色髪の双子が白の家でトクベツである、本当の理由。替えが利く有能な人工物だからではない。家の主が愛し続けるたった一人の女性の遺伝子を持つ子らだから。その真実を双子が夢から醒めた後の現実世界で知るのは、もう少しだけ未来の噺――今は、皆で歌を歌おう。愛しきを愛おしいと歌う、愛の造語歌を。)   (2016/11/12 19:16:36)

奏 琴花♀高1【大変お待たせいたしました。これにて私からは〆とさせていただきます。幕閉じございましたら、見届けたく。】   (2016/11/12 19:17:05)

雪城玲也♂高2【あっ…すみません、伝え忘れておりました。こちらからは以上となります。お付き合い、ありがとうございました。】   (2016/11/12 19:18:17)

奏 琴花♀高1【それではこれにて幕閉じ。お時間を、素敵な贈り物を、本当にありがとうございます。溢れるあれそれは、また舞台袖でも。見守って下さいました窓辺様方にも感謝を。】   (2016/11/12 19:20:09)

雪城玲也♂高2【前回から日が空いてしまい、申し訳ございませんでした。今日、続きができて本当によかったです。それでは、失礼します。お疲れ様でした。】   (2016/11/12 19:21:12)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが退室しました。  (2016/11/12 19:21:16)

奏 琴花♀高1【物語への褪せぬ想い籠った紡ぎをありがとうございます。さて、終章とまだ見ぬ物語たちへの新章へ架け橋したところで、お部屋をお返しいたします。お疲れ様でした。】   (2016/11/12 19:23:30)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが退室しました。  (2016/11/12 19:23:33)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/11/19 16:51:45)

野分真♂高1【こんにちは。先日PL部屋でお伝えしました通り、今週末よりイベントの方を開始したいと思います。 ひとまず開始ロルの方を投下させて頂きますが、ご意見・ご要望は随時募集しておりますので、PL部屋の方に記していただけると幸いです。 それでは、お部屋をお借り致します。】   (2016/11/19 16:53:04)

野分真♂高1(ガクエンは、広い。教育施設はもちろんのこと、部活動に使う各コートやグラウンド、敷地内に含まれる裏山なども含めれば、その面積は普通の高校を遥かに超えると見積もれるだろう。…そして、在籍する学生もまた、中等部・高等部を合わせればそれ相応の規模を誇っている。それを証明するかのように、今こうして体育館に全学年が集えば、その喧騒や熱気は凄まじいものだった。一つには、これから開催される『あるイベント』に対する思いがそうさせているのかもしれないが。――正面のステージに、一人の男子生徒が登壇する。喧騒が徐々に鎮まっていく中、その生徒は正面を見据え、口を開いた。)「みなさん、こんにちは。このたび、ガクエン懇親イベント『コイントレジャー』の企画進行を司ることになりました、実行委員長の二階堂榊と申します。この場をお借りして、本イベントの開催宣言とルール説明をさせて頂くべくお時間を頂戴しました。」   (2016/11/19 16:53:44)

野分真♂高1(よく通る声で、青年は自己紹介を口にする。その後ろに並ぶ何人かの生徒は、おそらく実行委員会の面々なのだろう。性別、学年、様々である。開催を宣言し、ルール説明の段になって、代わって前に出たのはそのうちの一人の女子生徒だった。)「ルール説明の方は、総務係の二階堂からお話します。後ほど紙面でも張り出しますが、よくご確認ください。まず…」(少女の口から、ルール説明が読み上げられる。曰く、各生徒に配られるメダルは10枚、いずれも各自の生徒番号入り。曰く、各自はこれをメダル同士や物品と交換する、バトルで賭ける等の手段で入手し、互いの親交を深めること。曰く、イベント期間終了後には得られたメダル数に応じて当選率が上がる抽選を行い、豪華賞品が用意されていること。曰く、バトルは合意の上でのシミュレーター使用に限り、その他のバトルや恐喝、盗難などは違反行為となること。曰く、その場合は実行委員会が取り締まるため、見つけ次第連絡して欲しいとのこと。少女が全てを話し終えた所で、先の委員長が再び前に出た。)   (2016/11/19 16:54:05)

野分真♂高1「それでは、最後になりますが、このイベントを通して皆さんが互いの親交を深められるよう願っています。――それではイベント『メダルトレジャー』、本日13時を以て開始します!」(青年の声のもと、号令は放たれた。件の隠しメダルの場所は、そして賞品は。互いの期待を口々に、場の熱気は先にも増して高まっていた――)   (2016/11/19 16:54:15)

野分真♂高1【以上になります。またPL部屋の方にもルールなど捕捉を加えますので、ご参照ください。 お部屋の方、ありがとうございました。失礼します。】   (2016/11/19 16:55:10)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2016/11/19 16:55:19)

おしらせ浦木ひかる♂高二さんが入室しました♪  (2016/11/23 22:04:36)

浦木ひかる♂高二【こんばんは、お部屋を使用させていただきます。野分さん発案イベント『メダルトレジャー』への絡みです。後入り・乱入等は大歓迎。それでは待機文の作成に取りかかります】   (2016/11/23 22:06:23)

浦木ひかる♂高二(メダルトレジャー。有志による実行委員会から発令されたこのイベント、獲得したメダル総数に応じて景品を得られる確率が高くなるという取り決めが為されているからか、積極的に取り組む生徒は多い。加えて、イベントルールのひとつである『両者の合意のもと、シミュレーションルールでの模擬戦闘によりメダルを取り合う』というこの事項。これが、仮想敵が相手ではなく、対人戦に於いて能力を気兼ね無く振るいたいが、中々その機会が訪れない……という一部の生徒たちに火を点けた。結果、シミュレーションルームは毎日のように、イベントにかこつけて腕試しをしたいという生徒で混雑。普段ならばなかなかありえない、順番待ちまで起こる始末。そして今しも、模擬戦を終えた生徒がひとり、シミュレーションルームから意気揚々とした足取りで出てくるところ)危なかったー……! なんとか紙一重で勝てた。(そう言って、勝利の末に獲得したメダルを握り込んでいるのは、アホ毛を一房アンテナのように直立させたあどけない装いの少年)   (2016/11/23 22:24:24)

浦木ひかる♂高二(順番待ちの列をすり抜けて少し離れた位置の壁にもたれ掛かり、血気に逸る生徒で賑わうシミュレーションルームを疲れたような面持ちで眺める。そうして、独り言を漏らした)ううーん……わかってたことだけど、やっぱり、搦め手に弱いなあ、ぼく。(目を閉じて先の模擬戦を振り返れば、どうにも攻めあぐねていた光景ばかりが思い浮かぶ。苦虫を噛み潰したような顔になった。……自身の所持能力である『粒子生成、その制御』は、空気中より生成した粒子を束ねて数多の武器と為すもの。それを持ち前の剣術で振るいつつ、体術・制圧術を仕掛ける物理的な至近~中距離戦こそが、もっとも得意とする戦型。しかし、距離を取られ、物理的な接触を避けて戦うことを好む……とりわけ、今回のように気体を操るような化学的な能力者はもっとも苦手とする相手だ)近間(ちかま)でならまだなんとか出来るけど、離れられると……。今後の課題だなあ。   (2016/11/23 22:54:32)

浦木ひかる♂高二(そこまで言って、さあ寮に戻ろうか……と腕組を解いたところで、シミュレーションルーム前の生徒たちがわあっと盛大にわき上がった。何事か、と目を見開いてそちらを見やると、なんでも連戦連勝を続けている生徒がいる模様。強者のにおいに敏感な少年はとたんにそわそわとしだし、そっと順番待ちの最後列に並んだそうだ)   (2016/11/23 22:54:57)

浦木ひかる♂高二【以上で〆となります。お部屋をありがとうございました】   (2016/11/23 22:55:23)

おしらせ浦木ひかる♂高二さんが退室しました。  (2016/11/23 22:55:26)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2016/11/24 20:42:34)

野分真♂高1【こんばんは。浦木さんに引き続き、イベント関係のロルを投下させて頂きます。後入り歓迎でありますので、もしよろしければ。】   (2016/11/24 20:43:11)

野分真♂高1うーーん………。(秋、木の葉色づき朽葉に染まる、哀愁と実りの季節。少年は、黄金色の葉を身に纏う樹の下にて、頭上を見上げて思案する。所は中庭、端に聳える銀杏の樹。時はイベント、メダルトレジャー真っ最中。)…登る、のはまず無理そうだし、『流星』でも当てられる自信は無いし…。(悩み尽きない現状に、眉尻ちょっぴり下がり気味。身長も、身体能力も足りない少年は、頭上の『それ』へと思考を向けた。――メダルトレジャー、各々の手持ちのメダルを創意を尽くして入手し、同時に各地に隠されたメダルを探す宝探しイベント。現状、少年――真は手持ちのメダルのうち7枚を友人と交換した他、『バレンタインの手作りチョコ作り代行』と引き換えに6枚のメダルを新たに手に入れた。すなわち、計16枚を手にしている訳である。…そして、今。17枚目になりそうなメダルを見つけ、それゆえに頭を悩ませていた訳である。そう、見上げた先の銀杏の枝、そこには小さな箱がつり下げられて、秋風に揺れていたのだ。サイズといい木の葉に隠したような場所といい、多分あれも隠されたメダルのうちの一か所のはず。)   (2016/11/24 20:43:41)

野分真♂高1…よし。(悩んでも、待てど暮らせど箱はびくともしない。ともかく挑戦が先決と、少年は木の幹に両腕を回し、脚を踏ん張って、人生初の木登りを試みた。)…。(脚をかける。)……。(ずり落ちる。)………。(両腕に力を入れてしがみつく。)…………。(ずり落ちる。)……!(思い切りジャンプして幹にしがみつく。)……………。(ずり落ちる。)――うん。戦術を変えよう。(そして、同様のループを3回繰り返した所で、少年は深く首肯し呟いた。悲しいかな、少年は比較的体重こそ軽いものの、それを支えるだけの腕力を持ち合わせなかった。元より体力は常人以下である上、異能の特性にかこつけて身体能力を鍛えなかった結句がこれである。…ともあれ、今足りないものは仕方が無い。頭を切り替えて、目標を手にする戦法を再検討に入った。幹を伝って行けない以上、入手の手段としては箱を打ち落とすか、それとも幹を経由せずに一度に箱まで到達するか、二つに一つである。さて、どうするか。)   (2016/11/24 21:04:02)

おしらせ三門あかり♀高二さんが入室しました♪  (2016/11/24 21:07:29)

三門あかり♀高二【こんばんは、よろしければお邪魔させていただいてもよろしいでしょうか~】   (2016/11/24 21:08:10)

野分真♂高1【こんばんは、はい、もちろんです。 まだ次のロルは書いておりませんので、よろしければ↓に続いて頂いても宜しいでしょうか?】   (2016/11/24 21:09:26)

三門あかり♀高二【ありがとうございます、そして了解致しました。それでは早速↓へ続かせていただきますね。よろしくお願い致します】   (2016/11/24 21:10:21)

野分真♂高1【こちらこそ、よろしくお願いします。それではお待ちしていますね。】   (2016/11/24 21:10:58)

三門あかり♀高二ちっくしょー。まぁた負けた。(なんて吐き捨てるように言いながら、学園内をいかにも不機嫌そうに大股で歩くジャージ姿の女子生徒がひとり。火のように赤い茶髪の下、稲穂色の目はこれでもか吊り上げられ、眉には深いシワ。だれの目にも、虫の居所が悪いのは明らかだった。すれ違おうとした別の生徒が「ひっ」と短い悲鳴を上げながら、大袈裟に距離を取るほどに)せっかく連勝記録を築き上げてたってのによ。ってぇかこれであいつに負けたの何回目だ……? あンのアホ毛、次こそ絶対にのしてやる……ん?(苛立ちを隠そうともせず、ぶつぶつと独り言を呟きながら、ちょうど中庭差し掛かったところだった。銀杏の木の下に、見知った後ろ姿がある)ありゃあ……。(進路変更。体の向きを90度変えて、あの頼り無さそうな背中の元へと歩み寄っていく)おーうい! 真ー、真だろー? なにやってんだそんなところでー!(ポケットに突っ込んでいた両手のうち、片方を抜き出してブンブン振り回しながらに大声で呼び掛けた)   (2016/11/24 21:21:27)

野分真♂高1…!(ぴこーん。一度で箱まで到達する、という発想に思い当った所で、真は一つ閃いた。箱の位置は枝ぶりの中でも高い位置にあり、ジャンプでは到底届きそうにない。しかし、下から上へと風圧を生じさせれば、あるいは風に乗って到達できるのではないか。つまりは、圧縮空気の風圧を利用した『烈風(イーグル)』の応用である。――脚元に意識を、空気を集中させる。渦巻く空気、見えざる波。真の下に空気が徐々に集い、木の葉を微かに揺らめかせる。――その時、だった。とっても元気で聞き知った大声が、その背から降りかかってきたのは。)…あ、三門先輩―!こっちです、こっちー!(印象は、燃え立つ赤。以前ひょんなことから知り合ったその先輩へ、真は大きく手を振って、手招きした。こっちに面白いものがある。そういわんばかりに。そのまま木の下へ来てもらえれば、ちょっぴり声を潜めつつ、樹上を指さして『見て下さい、あの箱。きっと隠されたメダルの一つですよ』とどこか楽しそうに伝えるのだろう。そう、まるで宝探しに興じる子供のように。)   (2016/11/24 21:35:19)

三門あかり♀高二おー?(呼び掛けた背中がこちらへ振り返り、視線が合う。すぐに、彼──野分真は鏡写しのように手を振り、それから手招き。こっちへこい、というそのジェスチャーに、八重歯の覗く呑気な笑顔を浮かべながら、歩く足を早めた)どれどれ。(そして真がヒソヒソ声で話しつつも、頭上……銀杏の木の枝を指差すのに導かれるように、己の眉に手を添えながら首をもたげる。なにか、小さな小箱引っ掛かっていた)おおー! あれか、あん中にメダル入ってんのか!? よくこんなところに隠したなあおい、っていうか、おまえもよくあんなの見つけたなあー! すげえなあ、おい!(なぜ真が声を潜めたのか、一切理解しておらず。通りかかった生徒が居ればふっつーに会話の内容が伝わってしまう程の大声をあげ、なにやら感激した様子でおおはしゃぎ。ついでにばっしんばっしんと凄まじい力で真の薄い背中に張り手をお見舞いした。友好の証である。一応は)   (2016/11/24 21:45:19)

野分真♂高1しー!しーーですってば!たぶんメダルの数も限られてますから、他の人に見つかったら全部横取りされちゃいますよ!(周囲顧みぬ大声で無邪気に喜ぶ先輩に、顔の前に人差し指を立てて必死に止める真。結局釣られて声を張ってしまったあたり、もはや秘密も何もあったものではないが。)ごえっふ、ごふ、えふ…。え、ええ、なんとか見つけはしたのですが、どうやって取ろうか悩んでいた所で。自分は木登りも得意ではないので、いっそ異能を使って取ろうかと思っていた所でした。…先輩、取れそうですか?(例によって容赦なく背をばしばしと叩かれれば、みしみしと鳴りそうな衝撃に思わず咳が2、3回。ともあれ、見つけたことを褒められれば、素直に嬉しさも感じられた。…が、問題はそれが入手できるかどうかである。目算にして校舎の2階ほどの高さはありそうだが、先輩の身体能力ならばどうだろう。――余談ながら、箱を見つけた契機は①あ、イチョウがもうこんなに色づいてる、綺麗だな→②…銀杏生ってないかな→③見上げる→④あ。…という次第であった。)   (2016/11/24 21:57:13)

三門あかり♀高二なはは、わりぃわりィ。(珍しく凄い剣幕になって大声を咎めにかかる真に、しかし笑顔を浮かべてまったく悪びれた様子もなく謝ってみせ。そして彼がどうやらアレを取る方法を色々と模索していたのだと知ると、きょとん、とした表情になって、真にとってはあまり面白くないであろうことを言ってのけた)え? これくらいの高さならみんな登れるだろ? いや、まあ真はな? ほら、女よりほっせぇ腕してるから仕方ないと思うけどよ。(ずけずけ、と歯に衣着せぬ言い方をしてはいるものの、本人にいたって悪気はない。けっして彼の頼りなさを槍玉にあげるつもりで言っているわけではないのである)なんならあたしが取ってきてやろっか?(そうも、なんなく言ってのけてジャージの袖を豪快にぐいーっと腕まくり。やる気十分といった表情を浮かべ、その場で屈伸をし始める。体を動かす前は、準備運動から。体育会系にとっての常識である)   (2016/11/24 22:07:55)

野分真♂高1――え?(一瞬先輩に浮かんだ、きょとんとした表情。『このくらいの高さならみんな登れる』――。それを聞いた時、たぶん真も同じような表情になったことだろう。いや、確かに言われてみれば、小学校の頃は友達が木登りをして遊んでいたのを覚えている。覚えてはいるが、あれだけ高い所まで登って、……いた、かもしれない。流石に当時はごく少数だったかもしれないが、高校生ならばあるいはあれくらい登れるのが普通、なの、…かもしれない。真、今更カルチャーショック。女より細腕のフレーズがそれに拍車をかけて突き刺さる。こう、ぐさっと。)…あ…、…お、お願いします…。くれぐれも落ちないよう気を付けて下さい、ね。(嗚呼、やっぱり身体能力が普通程度あれば、これくらい楽勝だったのだろうか。そう思うと、なんだか心配の言葉さえただの杞憂となって言った端から消えていきそうな気がした。気づかぬ間に、鳶色の瞳は思わず遠くを見やる。野分真16歳、世の広さをちょっぴり知った。それとなぜか無常観と。)   (2016/11/24 22:20:46)

三門あかり♀高二おう、あたしに任せとけって!(真の虚無めいた瞳など素知らぬ態度でにっししと笑って見せてから、さて。銀杏の木はある程度の高さまでは枝が無く、まともな方法で……幹にしがみついて枝のあるところまで登るとなると、少し骨が折れる。ではどうするのかと言うと)ちょっとどいててくれなー。(手で真の体をよけつつ、銀杏の木から距離を置く。歩数にして10歩。ぺろりん、と唇を舌で濡らしてから、一度、二度と、と軽い跳躍をその場で繰り返す。まるで、己の体に反動力を溜め込むかのように)よっしゃぁ、いっくぜぇー!!(何度目かの比較的高い跳躍、着地、沈み込む膝。ぐぐ、と全身に込め……解放。ぎゅおん。そんな擬音を後に残すような凄まじい勢いで、銀杏へと一直線に駆け出した。風を身に纏い、ストライドに地面を蹴る、蹴る、蹴る。蹴るごとに体は加速していく!)ふっ!!(銀杏にぶつかる寸前、思いきり跳んだ。陸上選手もびっくりの高度。そして銀杏の幹に蹴り足を繰り出し、その反動でさらに斜め上方へと上昇。派手な三角跳びを繰り出してのけ、銀杏の枝をがっしりと掴んだ。ぶらん、と揺れる体。その勢いで翻るスカート。丸見えのスパッツ)   (2016/11/24 22:34:33)

野分真♂高1あ、はい。この辺りで…!?(さて、とはいえ実際の所、幹に足場が無い以上登るのは困難な筈である。では、一体先輩はどうするのだろう。三門先輩に言われるままにその道を開け、たん、たんと地を蹴って準備する先輩を見守って…直後、驚愕した。凄まじい加速、幹を蹴った反動と体のしなりを利用した反動上昇、そして枝の保持。予想外の方法で、しかも陸上選手さながらの跳躍力と身体能力を以て、先輩は高い位置の枝を見事に掴んだのだ。こんな登り方、他の誰も実現したのを見たことがない。もはやスカートの動きとかスパッツが見えているとか、そんなことがどうでもよく思えるほどに真はその鮮やかな姿に見惚れていた。これが、先輩の言う通り普通なのだとしたら。……普通って、常識ってなんだ。深く考えると泣けてきそうになるので、そのうち真は余計な方向に考えることを止めた。)   (2016/11/24 22:46:40)

野分真♂高1【と、申し訳ありません。私、時間の方がそろそろ一杯でして…。恐れ入りますが、私は次で締めとさせて頂いても宜しいでしょうか。】   (2016/11/24 22:47:21)

三門あかり♀高二【了解しました。こちらもこの投下にて〆へと持っていきますね】   (2016/11/24 22:47:55)

野分真♂高1【毎度リミットが早く、ご迷惑をおかけします。 それでは、お待ちしております。】   (2016/11/24 22:48:50)

三門あかり♀高二(枝にさえ手を掛けられれば、あとは赤子の手を捻るよりも簡単なもの。こんな風に、)よっこいせ、っと。(体を前後に振って反動をつけ、枝に足をかける。スパッツで被われているとはいえ、スカートの中身がもう丸見えな状態。たまたま真の後ろを通りかかった男子生徒数名が「眼福、眼福」と両手をあわせて拝んでいったのは、またこれとは別の話。そして足が掛かれば、あとはよじ登るだけ。枝に跨がるような体勢で眼下の地上を見下ろし、片手を掲げてみせた)銀杏はこうやって登んだよ。なっ、簡単だろっ?(そう言うものの、実際にはこんな芸当、大の男にも難しいのだが、本人としては常識の範疇だと思っているのである)   (2016/11/24 23:02:22)

三門あかり♀高二 で、ええとー……あ、こいつだな。(視界をくるりと巡らせると、斜め上の枝に吊り下げられた小箱を発見。手早く結び目をほどくと、紐の部分を口にくわえて枝から飛び降りた。ずっだん、と着地と同時に地面を舐めるような低姿勢を取って衝撃を殺し、両手についた土を払い落としてから、口に加えた小箱を手に持って)ほい、やるよ。あたしがこうやってでしゃばらなくても、自分でなんとか出来る算段があったんだろ? 遠慮しねーで受け取ってくれ、な。(両手を後頭部に持っていった体勢で、屈託のない笑みを浮かべた。直前までの不機嫌さはどこへやら、すっかりと晴れやかな気持ちになったとさ)   (2016/11/24 23:02:34)

三門あかり♀高二【これにてこちらは〆と相成ります。ありがとうございました】   (2016/11/24 23:03:04)

野分真♂高1【ありがとうございます。これからこちらも〆ロルを書き始めますが、もしお時間厳しいようでしたら先に退出されても構いませんので…!】   (2016/11/24 23:04:13)

三門あかり♀高二【時間的余裕はまだありますので、このまま〆を見届けます~。こちらのことは気にせず、どうぞゆっくり時間をかけてください。以下待機…】   (2016/11/24 23:05:21)

野分真♂高1あ、あはは…。(驚嘆と、感嘆と、呆嘆と…とどのつまり驚き一色で、真はもう名状しがたい微笑を止め得なかった。先のような凄まじい機動を『簡単』と評する辺り、先輩の身体能力は完全に真の常識を超えていたと言えるだろう。これがもし異能とかかわりない、純粋な身体能力だとしたら。最早驚嘆の他にはない。――ずだぁん、土煙とともに、先輩は地へと降り立った。その口端に、メダルの入った箱の紐を咥えて。)凄い、先輩凄いですよ!正直自分じゃ異能を使っても取れたか怪しい所でしたし…。ありがとうございました。お礼です、メダルは山分けにしましょう。   (2016/11/24 23:13:17)

野分真♂高1(賞賛の言葉を口に、先輩に駆け寄る真。手渡されたその箱の中には、掌に収まるメダルがジャスト2枚入っていた。賞賛と感嘆と、敬意。それらを込めて、1枚を先輩に手渡した。)この調子なら、力を合わせればもっと見つけられるかもしれません。先輩、よかったら一緒に探しに行きませんか?(先輩の屈託ない笑みに、思わずこちらも頬が綻んだ。以前も思った気がするが、周囲を笑顔にする、まるで太陽のような――。さて、イベント『メダルトレジャー』はまだ始まったばかり。数多のトレジャーハンターの戦いはまだまだ続く。)   (2016/11/24 23:13:24)

野分真♂高1【お待たせ致しました。以上にて、こちらも〆とさせていただきます。ロルにご一緒していただき、ありがとうございました。 《イベントコイン を 手に入れた!》】   (2016/11/24 23:14:30)

三門あかり♀高二【てってれー。お疲れさまでした~。せっかくのイベントなので、もう積極的に絡もうと思って突撃した次第です。こちらこそありがとうございました】   (2016/11/24 23:15:53)

野分真♂高1【ありがとうございます。メダルをかけた戦闘もいずれ行いたい所…!  それでは、時間も時間ですので、お先に失礼させて頂きますね。今宵もありがとうございました。それでは、おやすみなさい。】   (2016/11/24 23:17:47)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2016/11/24 23:17:52)

三門あかり♀高二【はい、おやすみなさいませー。それではこちらも失礼して……お部屋をありがとうございました】   (2016/11/24 23:18:36)

おしらせ三門あかり♀高二さんが退室しました。  (2016/11/24 23:18:40)

おしらせ流空導 洸牙♂高2さんが入室しました♪  (2016/11/27 16:54:58)

流空導 洸牙♂高2(かちゃかちゃかちゃ……寒空の下、簡素なテントとテーブルの用意された校庭の一角では、皿と蓮華がぶつかる音と、何人もの生徒達の…圧倒的に男子の生徒の数が多いそこでは、歓声や叫び声が上がっていて)……ご馳走様。(ゆうにお盆二つ分はあるであろう皿をかちゃん、と積み上げて手を合わせる。めだるとれじゃー、とか言う行事らしく、校内にメダルが隠されているものを見つける遊びらしいが、生憎探し物は得意じゃない。代わりに、自分の手持ちのメダルを賭けて勝負して手に入れる方法もあると言うので青年はそちらを選んだのだ。その種目は『大食い』元々、腹を空かせていた所で良い香りに釣られてやってきたは良く判らないうちに参加することになったのだが、現在既に9人抜きと言う状態。大皿に盛られた麻婆豆腐をいかに早く平らげられるかと言うシンプルなルールの勝負はこと、青年には相性が良かったようで。もっとも、まだ9皿程度しか食べていないのでは腹三分目程度でしかなかったのだが)   (2016/11/27 17:02:10)

流空導 洸牙♂高2(9枚目のメダルを積み重ね、コップに入れた水で喉を潤しつつ小さく溜息を。麻婆豆腐自体は辛味も丁度良いし、豆腐もひき肉も悪くない味だが、如何せん単品で食べ続けるというのがやや不満だ。白米が欲しくなるところだが、生憎米は用意していないらしい。大量に作れて安いもので勝負を仕掛けてきているのだから当たり前かもしれないが。その勝負を仕掛けてきた学生は既に負けて泣きながら追加の豆腐や麻婆豆腐のタレを買って来ている始末。青年と勝負する前に幾らか仲間達とメダルを稼いでいたようだが、きっと材料費と照らし合わせれば黒字ではないだろう――。)……。(水をコップ半分のみ干したところで新しい挑戦者が隣に座る。相撲部か何かなのだろう。巨体で腹の肉を揺らしている。今日はちゃんこを抜いただの、お前より早く食べられるだの言っているが、青年にはそれよりも早く次の勝負が始まらないかの方に気を取られていた。勝とうが負けようが、青年にはどうでもいいのだろう。単純に空腹を満たしたいがために此処にいるだけなのだ。それで他の生徒が盛り上がろうが、叫ぼうが、気にも留めていなかった――。)   (2016/11/27 17:17:31)

流空導 洸牙♂高2(いよいよ10皿目。周りでは流石にもう食べられないだろう、とか、いや、まだまだ余裕そうだぞ、なんて声が聞こえてくるが青年の目には湯気を立てて香ばしい香りを漂わせている大盛りの麻婆豆腐の赤色しか映っていない。早く合図しないかと待ち遠しく思っていると、始め!の声が聞こえる。隣では蓮華でがっちゃがっちゃと口に放りこみ始める音が聞こえ、こちらも皿を持ち、ざらざらと流すように麻婆豆腐を口の中へ入れていく。あふあふと、熱々の麻婆豆腐だが、舌が焼けるのは氣を使って保護しておけば痛みは無い。別に異能を使ってはいけないと言うルールはないし、事実何人か前の対戦相手は冷気を操って麻婆豆腐を冷ましていたのだし)……。(もっぐもっぐ、口いっぱい頬張る感覚にほんのり幸せを感じつつ、依然として食べるスピードは変わらないまま、既に皿の半分程は消えており)   (2016/11/27 17:46:37)

流空導 洸牙♂高2ふぅ……。(さらさらと全て胃に落としてはぐい、っと手拭で口の汚れを拭い蓮華を置いてから手を合わせ)……ご馳走様。(10人目も対戦相手がまだ1/3程残っている状態での完食。メダルも10枚目を積んだが、腹の具合はまだまだ満たされていない。もうやめておいたほうがいいんじゃないか。まだまだいけるだろう。よし、次は俺が……。そんな血気盛んな声が聞こえる中、この勝負はまだまだ終わりが見えないまま続いていくようで――……)   (2016/11/27 18:11:05)

おしらせ流空導 洸牙♂高2さんが退室しました。  (2016/11/27 18:11:07)

おしらせ九条真利♀高1さんが入室しました♪  (2016/11/27 22:16:06)

九条真利♀高1【こんばんはー。早速軽くイベント的な。後入り大歓迎です】   (2016/11/27 22:16:41)

九条真利♀高1なるほど、そういうわけだったのですね。(場所は家庭科室、突然配られたメダルに首をかしげていたところ、同級生に改めて説明をしてもらっていたのだった。)色々なイベントがあるのですね、たくさん集められるといいですね。「……なんで人事なのよ?あなたも参加するんだからね?」(台所で作業しながら呟いた。ここで口を開く後ろで座っていた同級生、そんな言葉にきょとんとした顔で真利は返した)「いやなんで?みたいな顔しないで、集めたり交換したりしなさ…」はいどうぞ(そのまま笑顔で全てを差し出した)「ほらやると思ったー!何かと引き換えにしなさいって、もう」   (2016/11/27 22:17:06)

九条真利♀高1そんなこと言われましても、私が出せるものなんてありませんから(そう言いながら、コトリと出したものは鍋焼きうどんだった。)「あ、いっただきまーす。寒いしね、こんな日は暖かいうどんいいねー。」(そういって数度すする)「って、こういうことで稼げばいいじゃないの!」(叫びながら突っ込んだ)…あぁ、でも、そもそもお金なんて取っていませんし、利益なんてそんな…「本当、欲がないというか何と言うか…まぁ、せめてこれを、どうぞ」(そういってテーブルにメダルを一枚置いた)ではおつりに(メダルを貰った真利は、自分のメダルを渡した。つまり、変動はなかった)「いや、だーかーらー!」(そして半ば強引にメダルを押し付けられるのであった)   (2016/11/27 22:17:31)

九条真利♀高1「それじゃあ、ごちそうさま。私は部活があるから。またねー!」(そう言って去っていく女生徒を見送りながら、どうしたものかと考える。手には一枚のメダル)……好意ですから頂いておきましょうか。(そう、自分の中に結論付けると今度は洗い物を始める。報酬なんて、そのお礼と全部食べてくれたと言う満足感だけで充分なのに、と考えながら)   (2016/11/27 22:19:44)

九条真利♀高1(やがて食器も洗い終わり、片付ければ車椅子を走らせて去っていったのだった)【いったん戻りますね、ではでは】   (2016/11/27 22:31:46)

おしらせ九条真利♀高1さんが退室しました。  (2016/11/27 22:31:50)

おしらせ桐乃 采花♀高1さんが入室しました♪  (2016/12/3 13:50:12)

おしらせ最上悠月♀高1さんが入室しました♪  (2016/12/3 13:50:44)

最上悠月♀高1【お邪魔します。よろしくお願いします】   (2016/12/3 13:51:05)

桐乃 采花♀高1ーーーやっぱり…。(呟く一言、現在の居場所は……学園の、体育館横のプール。広い広いこの学園、設備も数え切れない程にある。食堂やら、ジムやら……その中に、プールも当然含まれている。それも、屋外と屋内の二つ。体育館横のこのプールは、屋外にある)…………隠すの、少し早過ぎたかも……ね。(聞こえてはいないだろうけれど、目の前のこれをやった開催委員の一人であろう誰かに向けて呟く。目の前のこのプールは、凍結していた。冬だから、という理由では決してない。何故なら。表面だけでなく、中身まで完璧に凍結している。そしてその中にあるのは、意味ありげな小さい箱だった)   (2016/12/3 13:53:50)

最上悠月♀高1確かに、あからさまだね…こりゃ(袖をくいくい、と引っ張られるがままについてきた場所。できれば夏に来たかった学園屋外プール。プールに不自然に張られた水は凍っていないところがないというほどに凍結していた。不自然なほどに。)中身まで凍ってるなら好都合じゃない?さくっと裂いてメダルゲットと行きましょう。(寒さにかじかむ体を少しだけ震わせながら、彼女。采花の背に触れる。かちゃり、という音は私の頭と、施錠されていた彼女の体に響いただろう。一つ目の錠を解除することで、彼女の能力の一部が解放されて)   (2016/12/3 13:59:15)

桐乃 采花♀高1……おかしいと思った。まだ早いもの(確かに今は冬場、肌寒くて痛みすら感じる程。けれど、プールの表面が凍結するにはまだ少し暖かいと思ったし。昼間になっても氷が溶けていないというのも妙な話だ。そして数日前の、メダルトレジャーの開催宣言。メダルを持っているのは決して生徒だけではなく、学園内に隠されたメダルもあるという。ピンと来てこうしてやってきてみれば……案の定、だったのだ)……間違えて、メダルを裂かないようにしないと(こくり、と頷けば。背中に指が触れる感覚、カチリと響く音。同時に、右手を悠月から少し遠ざける。……この時点で、既に危ない。自分の意思で能力を抑えられない故に、ぶつかったら何でもかんでも裂いてしまう)…………んっ(氷の上へと足を踏み出して、しゃがみこむ。何気に深いプールだ、気をつけないと。右手を、氷の上へと滑らせれば。狭い範囲で、滅多斬りにしていく。音もなく氷に亀裂が走り……がらり、と右腕を躍らせている部分の氷が崩れ始めた)   (2016/12/3 14:04:40)

最上悠月♀高1(采花の能力を一部であるが解放させた。この程度の氷塊ならそれで充分だろう。彼女が氷の上にしゃがみ込み、作業を始めた。私にできることは、もうほとんどないが)おーい、気を付けてね?必要ないところ切ったりすると代わりの氷も崩れて大変なことになっちゃうから。(おそらくいらぬ心配だろう。でも、今できることといえば、応援することくらいなのだ。時折聞こえるガラリ、という音と体をさする自分の音だけが聞こえてくる。ああ、寒い。これだから冬は好きじゃない…)   (2016/12/3 14:11:41)

桐乃 采花♀高1うん、わかってーーーひゃっ!?(がごん、としゃがみこんでいた場所の氷が少し沈む。……そうか、切断に伴って支えがなくなり、ヒビが入る。……切りたくなくても、勝手に「割れてしまう」のか。厄介だね……なんて思いつつ、慌てて場所を移動する。幸い、移動するまでの間その氷が崩れて沈むことはなかったけれど)……予想外に、難易度が高いかも……(刻んだ氷が、溶けて氷水になり始めている、というのもある。小さくなれば、当然すぐに溶けてしまう故、仕方ない事ではあるけれど。……どうしよう、流石に自分の能力でも、それはどうにもできない)…………あ。(でも。そうだ、と思いついて、一旦氷の上を移動。悠月のところまで戻って来れば)ね、悠月…………この氷、崩れそうになった時に能力で「施錠」できない?   (2016/12/3 14:19:53)

最上悠月♀高1(早くあったかい部屋に帰りたいなぁ、なんて思っていると彼女の立っていたところから今までとは違う音が響く。反射的に立ち上がり、駆け寄ろうとするが、彼女は難なく脱出できていたらしい。ほっと一息)…わかった、やってみるね。施錠できる範囲はそんなに大きくないけど、采花と私がたっている場所だけ崩れなければ問題ないもんね。(なるほど、なんて首をコクコクと動かして。先ほどまで彼女が作業を行っていたところへ二人で戻れば、二人分のスペースの氷の上に手をついて、かちゃり、と鍵をかける。崩れる、という真実が現実へ現れるために通らなければならないゲートの扉を閉めて、錠をかける。)とりあえずこれで問題ないかな、もっと深いところへいくときは、また足場を作るから、言って?一緒に頑張りましょ   (2016/12/3 14:29:14)

桐乃 采花♀高1ん……ありがと。これで……(二人で降り立つ足場、響く施錠の音。これでおそらく崩れなくなった、次は、私の番。先程よりも少し大きめに……空間を裂く。再度、氷ががら、がらりと崩れる音が響き始め)   (2016/12/3 14:32:04)

2016年11月03日 23時07分 ~ 2016年12月03日 14時32分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>