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「空の狭間【松.シリアス.一対一】」の過去ログ

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2017年07月13日 20時59分 ~ 2017年07月17日 01時30分 の過去ログ
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長男((チョロ松との也楽しいんだもん、(けら、)と、ちょっと風呂放置っと。ゆっくり書いといてなー(ひらり、)   (2017/7/13 20:59:40)

三男……おそ、松(女神は悪魔の姿を見ては、少し顔を歪めて、涙をこぼした。どれだけ人間は残酷なのだろう。こんなに彼を傷つけて。私の愛しい彼を、悪魔だというだけでこんなにも傷つけて。また、一か月前とひとつも変わらない屈託のない笑みを見て、ひどく安堵感が刺激されたのもまた事実だった)…悪いのは、あなたじゃない…悪いのは…(来れなくてごめんと、もっと早く来るべきだったと落胆したようにつぶやく彼を、擁護せずにはいられなかった。それだけ傷ついて結界にも聖水にも体で尚、ひと月諦めずに幾度となく侵入を試みた証だ。人間が憎かった。光と闇の真実の多少も理解しないで、ただ動きや行動範囲を狭めて封じ込め、こんなにも傷つける術だけを発達させて)…会いた、かった…です…会いたかった…(涙が流れ、それは胸元に握った白い梨の花に落つ。更にその雫が零れ、濁った泉に落ちるさまは、ふたりを繋ぐ花さえも涙しているようだった)   (2017/7/13 21:16:31)

三男((そ? よかった、楽しんでるのが僕だけじゃないなら何よりだ(ふふ、) ん、そっちもゆっくり行っといで(ひら、)   (2017/7/13 21:17:00)

長男((只今ぁ、(ひらり、)   (2017/7/13 21:20:10)

三男((あ、おかえり(ひら、)   (2017/7/13 21:20:24)

長男((よーし、じゃあ返してこっと、   (2017/7/13 21:20:53)

長男泣かないでよ、俺、女神さまの泣き顔に弱いんだよ…(だから、泣かないで、と。以前は涙を拭う事も出来たその頬に、今は触れることもできない。それがひどくもどかしくて、悪魔は、邪であるこの身体を呪った。合いたかったと言われれば、俺もだよと返す。会いたかったよ、俺も、どれだけ会いたかった事か。)…ていうか、どうしちゃったの、その格好?衣は黒いし、泉は濁ってる。女神様にはさぁ、俺、白と緑が似合うと思うなぁ、(そう。先ほど捧げた花のように。女神を覆う黒い衣を見て、悪魔は痛々しそうに顔を歪めた。慎ましく咲く白い色が、優しい彼にはふさわしい。なのに、どうして此処まで追い詰められてしまったのか。街中で聞いた噂がふと蘇る。「あの泉の女神は、悪魔に憑りつかれているのだ――」と)   (2017/7/13 21:30:18)

長男((宗教やっぱりいいよな、世界観の妄想が捗る捗る、(くつくつ)   (2017/7/13 21:32:26)

三男(痛みや苦しみは、いたわってくれる人があると増長する。泣かないで、と彼は言う。でも彼はそっと涙を拭ってはくれない。その術がないのだ。だから、止めようとしても殊更に涙は溢れて、どうにも止めようがなく泉に消えない波紋を静かに作った)……わからない、です。ずっと泉の中にいて、気が付いたら…でも、やっぱり、私は弱かったんです…(ずっと、ずっと泉の中で人間たちへの負の感情を滾らせながら一人でうずくまっていた。人間たちの呼び声が苛立たしかった。ああ、ああうるさい。私には貴方たちを救う力などない。神は独裁者か? 神は傍観者か? 神は救済者か? 全て否。全て、貴方たちと何ら変わり無いのに、どうして、私の邪魔をするの。どうして、どうしてどうしてどうしてどうして。呼び声に応えて顔を出せば、祈りを捧げていた者らの悲鳴が上がった。そこで、初めて気がついたのだ。白い衣が黒くなり始めていることに)…見損ない、ましたか。こんなにも弱くて、醜くて、真っ黒になってしまった私は、要りませんか…? お願い、です、もう、いなくならないで、お願い、お願いお願いお願いお願い…!(女神は膝を折って顔を覆い、叫ぶように懇願した)   (2017/7/13 21:48:35)

三男((いや、宗教いいよ。いいんだけどね…精神不安定とか五感不自由とかなんとか、何かしら欠陥がある女神ってのが背後のツボらしいよ…?(ぞ、)   (2017/7/13 21:49:38)

長男(ぽろぽろと泣く女神は、衣は黒く染まりつつも、それでもやはり美しいと悪魔は思った。美しく、愛しく、可愛い人。思わず触れようとするが、ばちりと結界に阻まれる。自分の無力が、呪わしかった)…女神様、心を持つ者は、誰でも弱いよ、(悪魔となってから、散々人の心をかき乱し、それによる甘い蜜を啜ってきた。だからわかる。心というものは、酷く脆く、弱い。簡単に今まで好きだった人を嫌いになる男もいたし、飢饉になれば我が子さえ喰う親もみてきた。そう、脆く、儚いものだ。でも、其れでも。)俺は、女神さまが好きだけどなぁ。綺麗な純粋な女神さまはもちろん好き。でも、…弱くても、醜くても、真っ黒になっても、…女神さまが悪魔の俺を好きになってくれたように、俺も女神さまの事、だーいすきだよ、(安心させるように、へらりと笑って見せる。だから笑って、お願いだから)   (2017/7/13 22:02:22)

長男(その一方で、悪魔は「いなくならないよ」とは言えなかった。別の事を懸念していたのだ。悪魔に魅入られているかもしれない女神をどうするか、町の中で議論が持ち上がっているのを彼は知っていた。とは言え、先日見られた時の演技で、女神が居なければ町は悪魔の手に落ちると、あの若者に刷り込んである。そう容易くは泉を埋め立てたりはしないだろう。かと言って、黒く染まっていく女神を恐れて泉に近づく人間も今ではほとんどいない。ならばどうするか。人間たちの考えた結論は、有力な聖職者を複数集めて、泉がある森自体を聖なる結界で覆ってしまおうと言う計画だった。悪に落ちた女神の呪いが街に降り注がないように、女神の加護だけを受けることが出来る様に。自分勝手な人間様らしいと悪魔は内心舌打ちをする。結界の柱が立てられつつあり、完成すれば泉の傍はおろか森にも入る事は出来なくなるだろう。そうなれば、この哀れな女神はどうなってしまうのか、其れだけが心配だった。)   (2017/7/13 22:02:33)

長男((欠陥があるから美しい、ってやつ?ミロのヴィーナス的な?(こてり、)   (2017/7/13 22:02:55)

三男……、(涙を流しながら、彼のつぶやくような言葉を聞いた。心を持つ者は誰でも弱いよ。それでも女神様のこと好きだけど、と。その言葉に顔を上げる。大好きだよ、どんなふうになっても大好きだよ、と、笑ってくれた。それに少しだけ心は落ち着いたが、しかし、彼が「いなくならない」と言い切ってくれないことが不安で、ただ、もう一度確認するように聞き返すのもはばかられた。ちゃんとした答えが得られなかったら、または否定されてしまったら、どんなひどいことを言ってしまうかわからない。今は触れることもかなわない愛しいひとに、切ない思いは募るばかりだった。不安げに、弱まりつつある結界の向こうにいる相手を見上げては、その微細な表情の変化を少しも見逃さまいとするようだった)   (2017/7/13 22:22:31)

三男((あー…いや、ミロのヴィーナスの趣とはちょっと違うんじゃない? ただの性癖でしょ(手はた、)   (2017/7/13 22:22:58)

長男(不安げに此方の様子を窺う相手に、視線を彷徨わせる。しかし、隠して於けることでもないだろう、寧ろ中途半端な態度は相手の不安を煽るだけ。そう判断し、悪魔はそっと口を開いた)女神様、俺は女神さまの事が好き、大好き。嫌いになんてならない。傍に居たい。…だから、落ち着いて聞いてほしい。(そう前置きをして、森の外で行われようとしていることを告げる。集められる聖職者、立てられる聖なる柱、徐々に完成しつつある結界。此方も女神の目をしっかりと捉えながら、残酷な真実を告げていく)…柱は立った。後は、結界に祈りを捧げて、完成。7日もあれば、結界は完成する。…そうなれば、悪魔である俺はもう此処には来ることが出来ない。(女神にとって何より残酷であろう言葉を、静かに告げた。)   (2017/7/13 22:29:04)

長男((精神不安定な女神様ねぇ、丁度今の女神様みたいな?じゃあチョロ松、今結構楽しんでやってんだ?(けら、)   (2017/7/13 22:30:01)

三男おそ松……?(意を決したように、悪魔は口をきいた。大好きだと、そばにいたいと、それはどうなっても変わることはないと、前置きをしてから、外で行われている真実を告げる。森を結界で覆う計画、それだけに集められる聖職者たち、結界のために建てられた聖なる柱。既に張られた結界、あとは、それに力を込め、祈りを捧げるばかりのそれ。それが完了すれば――――悪魔である彼は、もう二度とここに来ることはできないという。合点がいく。いなくならない、離れない、と確約できないのはそのためだろう)…そんな、…(女神はその結論を悲しげに迎えた。彼に触れようとする。しかし彼を外に出さまいとする結界が壁となり、夜そのもののような冷たさで、彼の手を拒絶した)……っ、(人間たちが憎い。勝手なことばかりで、自分は少しの意見もわずかな自由も許されなかったというのに。せめて、彼がもたらした小枝を大切そうに握って、俯く。名案なんて浮かばない。このままでは彼と永遠に会えなくなってしまうのに。苛立ちと不安が女神を遅い、しかしどうしようもないまま、沈黙のうちに数瞬が過ぎた)   (2017/7/13 22:46:14)

三男((そそ、精神不安定も盲目も前にソロルで書いたんだけど、いいもんだよね(くふ、)   (2017/7/13 22:46:52)

長男(女神の手が此方に触れようと伸ばされる、が、結界がそれを阻む。苛立ち、恨み、不安、――負の感情に飲み込まれようとしている相手を、おそ松は唇を噛む思いで見ていた。自分が会えないだけならば、まだいい。悲しく、辛い事だが、まだそれはマシだ。しかし、相手の心が闇に覆われ、このまま悪に落ちてしまえばどうなるか。黒く染まりつつある衣、黒い花の咲く冠、濁った泉――それらを眺めつつ、おそ松は拳を強く握った。女神が悪に落ちつつあると、村で既に立っている噂。このまま女神が悪に染まり、村に害なすものに成れば、きっとあの臆病で残酷で自分勝手な村人たちは、すぐに女神を排除しにかかるだろう。その前に、この哀れな女神の心を救ってやらなければ、と思う。しかし、恨みや憎しみに駆られた女神の心をどうやって晴らすか。自分が来てやれる日ももう限られているのに――と、その時、おそ松の頭に一つの考えがよぎった)女神様、(顔を上げ、沈黙を破る。その顔に、満面の、しかし少し寂しげな笑みを浮かべて、)女神さまの待ってる人、俺が連れて来てやろうか?   (2017/7/13 22:56:05)

長男((何そのソロル、超見たいんだけど、(真顔、)   (2017/7/13 22:56:30)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、三男さんが自動退室しました。  (2017/7/13 23:07:22)

長男((お休みぃ、いい夢をな、(ひらり、)   (2017/7/13 23:09:28)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/13 23:41:03)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/14 06:58:20)

三男((うん、寝落ち早すぎないか僕…(絶望、) とりあえず返し置いとくね(ごそ、)   (2017/7/14 06:58:54)

三男(手を伸ばして悪魔に触れようとしても、結界がそれを阻んだ。悪魔もそれを何とも言えない目で見つめるのである。心なしか、泉の濁り具合も衣の黒さも一段と増したように思えた。もうどうにもならないのだろうか? このまま、永遠に自分たちは会えなくなってしまうのだろうか? 不安げな目からまた涙がこぼれ、濁った泉に落ちた。と、その時)……!(おそ松の口から、思いもかけない言葉がこぼれた。思わず涙が止まる。顔を上げる。少し寂しげに、しかし満面の笑みでこちらを見ながら、それでも大真面目に言っているのだ。待ち人を、連れてきてやろうと)…本当、に?(一筋の希望が指したような瞳を、瞬く。控えめにそう問いかけた。だって、相手のことなどわからないのに。どんな背格好か顔立ちか、そもそも今存在しているかしていないかすらわからないのに)   (2017/7/14 06:59:07)

三男((じゃあちょっと、お詫びになるかわかんないけど、精神不安定女神のソロル落としてくよ。…神父カラ松視点だけどいいよね…(何)   (2017/7/14 07:00:49)

三男(やっとのことで悪魔を祓った神父は、森の奥の泉に向かった。深い深い瘴気の立ち込めた霧に、神父の敬愛する泉の女神はとらわれているのだ。女神は、これまで随分苦しい拘束を受けていたのだろう。早く無事を確認せねば。霧をかき分けかき分け、道を開きながら進む。彼を通すやいなや、霧はまた前後左右から互いににじり寄って、背後を閉ざしてしまうのだった)『……だれ? そこに、誰かいるのですか?』(目の前の霧の奥から小さな声がする。神父ははっとした。また、霧を素早く横ざまに払った。夢に見た女神が、敬愛する女神がそこにいた。女神は甘い秘密を囁くように呟いた)『……おそ松"さま"…?』(新緑の瞳が、儚げな悪魔への呼び声に戦慄する神父の顔の上をさまよい、みるみる涙に潤んだ。女神の涙は、はっとするほど美しかった。白い細い腕が躊躇いがちに伸び、幻の感触を確かめるように神父の頬を撫でた)『おそ松さま…帰ってきてくださったのですね? もう、どこにもいかない? いかない?』   (2017/7/14 07:01:59)

三男(狂っているのだろうか。あまりにも、あの悪魔を待ち焦がれたゆえに? そんな馬鹿なことが。当惑と哀れみを覚えながら、神父はふと気づいた。ここは薄暗い。背後から差す月光の方が明るい。この女神にはこちらの顔がよく見えないのだ。だが、それにしても。あれを愛する女神が見紛うほど、あの悪魔と俺はにているのか? 神父はめまいを覚えた。そして、思い直す。自分とあのおそ松という悪魔に共通性があるとしたら……それは、この女神を愛したこと?)『……違う』(女神はびくっとして手を引き、怒ったように声を震わせた)『あなたは、違う。おそ松さまじゃないでしょう』「……ええ、違います」(神父は言い、泉の淵を移動して顔を月光に照らした)「私はあの悪魔ではない。女神さま、私がおわかりですか」『……おそ松様じゃない…』(女神はうつろにつぶやき、顔を歪めて責めるように神父を見上げた)『あんまりでしょう。おそ松様じゃないくせに、どうしておそ松様のふりなどしたの』(女神の答えが得られなかったことに、神父は唇を噛んだ)   (2017/7/14 07:02:54)

三男「ふりなんかしていない。私です。カラ松です。しっかりしてください女神様。貴方は私をお呼びになった。だから私は貴方をお助けにあがったのですよ!」(叫びながら、はっとする。遅かったのだろうか。女神が助けを求める夢のお告げから、既に少し時が経っている。それから今までに、悪魔にこころを侵されてしまったのだろうか、こんなになってしまうまでに?)『おそ松様をどこにやったのです、早く会わせて、あのひとのふりをするだなんて、ひどい、ひどい、ひどい……!』(女神は泣いている。顔を覆って、泣いている。狂った涙を流して、泣いている。そのさまに、神父は膝を折った。皮肉にも女神を元に戻すことのできるであろうたった一つの希望となったあの悪魔はもういない。目の前の美しい、しかし狂ってしまったひとは、もう、きっと戻らない)   (2017/7/14 07:03:49)

三男((うん…? 精神不安定っていうか…いや、いいか。とりあえずこれが僕のソロルね(こほん、)   (2017/7/14 07:04:35)

三男((じゃあ、また夜に会えたら(ひらり、)   (2017/7/14 07:04:43)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/14 07:04:47)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/14 18:49:50)

長男((返信あんがと!(にし、) そんじゃレス返しー、   (2017/7/14 18:50:09)

長男(女神の希望がかいま見えた眼差しを見て、少しほっとする。黒く染まった衣の裾が少し、白さを取り戻した気がした。ああ、まだ取り返しはつくのだと思った。いや、そう思いたかった。純粋なこの女神がこのまま絶望に飲まれて消えていくのは、何としてでも避けたかったから。空を見る。もうほとんど満ちた月を眺めながら、) 三日後の満月の夜、待ってるやつを連れてきてやる。(満月、其は、人ならぬ者の力が満ちるときである。悪魔であるおそ松も例外ではない。その日ならば、弱まりつつある結界の中を抜けることも出来るだろうと考えての事だった。) 但し、(希望の光を宿した女神の目の前に、指を三本立てて見せ、) 条件が、三つある。(相手の眼差しを、今度は笑みを浮かべることなく見つめ、そう告げた。)   (2017/7/14 18:56:19)

長男((そしてチョロ松のソロル!こういう病み系大好き!(にぱ、) 何々、これって俺が悪者的な?設定聞きたいなとか思ったり(ちらちら、)   (2017/7/14 18:57:22)

長男((さーて、そんじゃ、一旦落ち。夜にまた来るねぇ、(ひらり、)   (2017/7/14 18:57:44)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/14 18:57:46)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/14 20:41:35)

長男((よっしゃ、じゃあ待機ぃ(どすりと腰を下ろし、)   (2017/7/14 20:42:02)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/14 20:47:41)

三男((こんばんは(ひょっこり、) じゃあまた書いてきたから、落としとくね(ごそごそ、)   (2017/7/14 20:48:07)

三男(女神が顔を上げると、悪魔の周りの空気が安堵したように緩んだ、気がした。けれどもまた少しく緊張に引き締まる。距離のある位置に立つ彼が空を見上げる。女神もその視線の先を追った。三日月の、反転。居待月、と言っただろうか。とにかく、)……三日、後?(その三日後、たった三日後には、満月だ。その満月の夜、彼は女神の待ち人を連れてくると、言いよどみもせず、確信に満ちた口調で言い切った。衣の裾が蛍ほどの弱さで光り、微かに鈴のなるような音を立てて白さを僅かに取り戻す。ただし、と続ける彼に、視線を戻した)……受けます。何、ですか(視線を向けると、悪魔は真剣な顔で三本の指を立てた。曰く、三つの条件がつくと。その内容を聞きもせず、女神は頷き、真剣な表情を彼に向け、尋ねた)   (2017/7/14 20:48:11)

長男((お、いらっしゃーい、!ソロル見たよ、俺こういうの大好き!(ぱぁ、)   (2017/7/14 20:48:12)

三男((ソロル、気に入ってもらえたみたいで良かった。設定? んなもん無いよ。悪魔に誘惑された女神が助け求めたけど、助けが来るまでに毒された。それだけだから(手はた、)   (2017/7/14 20:49:18)

長男(相手の表情が真剣な面持ちなのを見て、悪魔はわずかに頬を緩めた。真面目だなぁと思う。それは生前から変わらない、彼の長所であり、短所だった)一つ目。そいつがどんな姿できても、それを受け入れること。(まず一つ目と、ひとさし指を立てて、言う。)二つ目。そいつと会うのは、其れが最初で最後。(二つ目の指を立てて、淡々と告げる)3つ目。……それでも、そいつに会ったことで、絶対に絶望して魔に落ちないこと(三つめの条件をいう時だけは、暫しの間が開いた。相手がこの条件をどう思うのか、そもそも果たして受け入れるのか、其れを探るように、相手の様子を窺う。)   (2017/7/14 20:52:26)

長男((闇堕ちってやつね、大好き大好き!(こくこく、)   (2017/7/14 20:52:52)

三男……、……(ひとつひとつの条件にこくこくと相槌を打ちながら、真剣に耳を傾ける。曰く、どんな姿でも受け入れろ。曰く、彼と会えるのはそれが最初で最後。曰く、絶望に飲まれて魔に堕ちないように。――――なんだろう。この悪魔は、自分の"大切なひと"の正体を知っているのだろうか。そんな口ぶりだ。けれど、それを尋ねるのは、はばかられた。女神は俯き、数瞬、迷い、)……飲みます、その条件…そのひとに、会わせてください(それでも最後の希望に、欲望に、顔を上げて頷き、承諾を示した)   (2017/7/14 21:00:54)

三男((僕もだよ。ほんと背景が黒いのって大好きでもう…(くすくす、)   (2017/7/14 21:01:46)

長男(承諾を示す相手にふっと微笑を漏らす。自分の事を、好きだと、大好きだと、会いたいと、離れたくないと言ってくれた。しかし、根底にはやはり見たこともない相手が居るのかと、相手の想像上の相手に少し嫉妬を覚える。しかし、今はそれどころではないとその嫉妬を払うように首を振る。相手が承諾し、その相手を連れてくると約束した今、自分にとってきっとこの生涯一番の大仕事があるのだから、)……結局俺は、女神さまの一番にはなれなかったね。(残念そうに言ってはみるが、其れでいいのだと思う。空想上の恋人を待つ、純真無垢な女神様。それを好きになったのは自分なのだから。)それじゃ、満月の夜、今日と同じ時間、そいつはここにやってくるよ。(そう言えば、悪魔はよろよろと立ち上がる。どうやら聖水や札の力はそれほどまでに及んでいたらしい。いつものような元気な羽ばたきはなく、ふらりと頼りなげに飛び立った)   (2017/7/14 21:06:43)

長男((成程なぁ、闇堕ちって手もあったなぁ、いや、この先どーしよーかとそればっか考えてんだけどさ、(にひ、)   (2017/7/14 21:07:20)

三男……、(結局、女神様の一番にはなれなかった。そう、寂しげに言う悪魔の表情になんだかいたたまれなくなって、ただ何か言わねばと思うて、口を開き、しかし、何も言葉が出てこなかった。永遠に来ないひとを待ち続けながら、しかし、その過程で出会った悪魔に、何か、感じるものはあった。何度も、何度も。頭痛にしろ、闇に堕ちかけるほどの感情にしろ、彼に贈られた品々への愛しさにしろ。そう、伝えようと思って、しかし、それはできなかった。何か、取り返しのつかないような、決して開けてはならない地獄の釜の蓋を前にしたような、そんな気がしたから。何も言えぬまま弱々しく飛び去る背中を見つめながら、また女神は頭の奥が揺れるのを感じ、頭を抑えて濁った泉の中に隠れてしまった。――――三日。)   (2017/7/14 21:16:33)

三男((いいんじゃない? どうなるかも楽しみにしてる。自分も作ってるってのにね(くす、) 一応僕は展開が浮かんだっちゃ浮かんだけど…いやあ、反則な気がしないでもない。兄さんに期待する(うぅむ、)   (2017/7/14 21:18:02)

長男(三日後の満月のその夜、がさり、と森に物音が響いた。ばちり、ばちりと魔を祓う聖水や札に阻まれつつ、時々力尽きそうに立ち止まりながら、苦しむような呻きを漏らしながらも、その影はゆっくり、ゆっくりと森の中心にある泉に向かっていく。札に触れた皮膚が焼けるように痛い。聖なる澄んだ空気を吸うだけで、肺が軋む。それでも、歩き続けるのは、其処に愛しい相手がいるからだ。何故か前回のように結界の弱ったところを選ぶわけでもなく、只愚直に、自分を拒むものを乗り越えながら、それは森の中心に進んでいった。そして、泉に声をかける)――女神様、お待たせ。   (2017/7/14 21:22:58)

長男((   (2017/7/14 21:23:03)

長男((俺も一応展開は浮かんだ。。俺のも反則じみてるけどな。。でも、チョロ松の展開も気になるよぉ!うう、迷うわぁ、最後どうするか。。(むぐぐ)   (2017/7/14 21:23:46)

三男(遠くから、音がした。こちらに近づいてくる。この頃、闇に堕ちかけた女神を、濁った泉を恐れ、獣達も近づいてこない。また、あれからこれまでになく長い長い三日が既に経過している。近付いてくるものがあるとすれば、それは。胸を押さえつけ、愛しいひとが呼んでくれるのを、濁って見えない水面を見あげ、じっと待っていた。そして――それは至った)   (2017/7/14 21:37:15)

三男………!!!!(水面に顔を出した女神は、驚きに声も出なかった。喉を空気が渡っていく音が、ひゅう、と耳に届く。そこには、傷ついてぼろぼろになった悪魔だけがいた。悪魔のこれまでの話が素早く頭の中をめぐる。――なぁ、俺だよ、おそ松。久しぶりだなぁ、何やってんの、こんな所で?――……そっかぁ、……ごめんな…?――…俺にもね、大事な人がいんの。――アイツに会うためなら、何だって耐えられる。――――――魂を魔王に拾われ、"彼"を探すため悪魔にしてもらう代わりに、"彼"の名を差し出した――――――翼はところどころぼろのように破け、角は欠け、服が破れて見えるその肌は爛れて、ひどい有様だった。何を言う間もなく傍に寄り、その手を両手で握って、相手を見上げ)…あ…あぁ…おそ松……?(みるみるうちに目が潤み、その手にすがるようにして、涙を流し始めた)   (2017/7/14 21:37:33)

三男((いや、僕のは多分、いや絶対使えないから、これ終わらせたら言うね(こほん、) 思ったようにやってくれて大丈夫だよ。それが僕にはきっと魅力(に、)   (2017/7/14 21:38:39)

長男((あ、俺の描き方悪かったんだけど、俺の今の身なり、姿の描写、俺にちょっと書かせてもらってもいい?実はちょっと考えてたことがあってさぁ、(もごもご、)俺の最後に、「月の光は雲で遮られ、その姿は見えなかったが、」って入れるべきだった、ホント御免な!(手合せ、)   (2017/7/14 21:41:54)

三男((あぁあ…ごめんね、ちょっと修正して投下しようか(わた、/ごそごそ)   (2017/7/14 21:42:15)

長男((あぁああ、ホント御免な!俺の描写が足りなかったばっかりに。。(申し訳なさそうに眉下げ、)   (2017/7/14 21:42:46)

三男((大丈夫大丈夫、ちょっとした描写直すだけでしょ(に、/でこぴん)   (2017/7/14 21:43:14)

長男((チョロ松やっさしー!出来る男は違うねェ、!(ひゅーひゅー!) ホントありがと!マジ感謝!(にひひ、)   (2017/7/14 21:43:50)

三男(遠くから、音がした。こちらに近づいてくる。この頃、闇に堕ちかけた女神を、濁った泉を恐れ、獣達も近づいてこない。また、あれからこれまでになく長い長い三日が既に経過している。近付いてくるものがあるとすれば、それは。胸を押さえつけ、愛しいひとが呼んでくれるのを、濁って見えない水面を見あげ、じっと待っていた。そして――それは至った)   (2017/7/14 21:48:45)

三男………!!!!(水面に顔を出した女神は、驚きに声も出なかった。喉を空気が渡っていく音が、ひゅう、と耳に届く。月には雲がかかり、姿ははっきりとは見えなかったが、間違いない。おそ松だ、悪魔だ。間違いなかった――なぁ、俺だよ、おそ松。久しぶりだなぁ、何やってんの、こんな所で?――……そっかぁ、……ごめんな…?――…俺にもね、大事な人がいんの。――アイツに会うためなら、何だって耐えられる。――――――魂を魔王に拾われ、"彼"を探すため悪魔にしてもらう代わりに、"彼"の名を差し出した――――――彼が言葉を裏切ったのかと考えるより先に、これまでの彼の言葉が素早く脳内を巡り、また、頭がひどく痛んだ)……お、そ松…? どうして、(みるみるうちに目が潤み、涙が流れる。呻くように言い、しかしその先は言葉が続かなかった)   (2017/7/14 21:48:55)

長男((マジであんがと!そんじゃ返すわ、(書き書き)   (2017/7/14 21:49:35)

三男((じゃあ、こういうことでね(ふう、) いやいや、それより兄さんの考えてることが読めないし、ちょっと期待(わくてか、)   (2017/7/14 21:49:54)

長男へへ、悪い、もうちょい早く来る予定だったんだけどさぁ、(いつもの軽快な口調を装っていたが、その声は苦痛を孕んでいた。と、その時。雲が風に流され、月が顔を出す。その月明かりに照らされたのは、無残な姿だった。服は破れ、皮膚は聖水や魔よけの札によってひどく焼けただれている。しかし、其れだけではない。背中で羽ばたく筈の両翼はもがれ、頭にちょこんと突き出していた筈の角は根元からおられ、いつも元気にぴょこぴょこと動き回っていた筈の尻尾が千切られていたのだ。其々の傷口から血がぽとりぽとりと地に落ちていく。それに――)羽がないと飛べねーし、それにこの目じゃ、泉を探し当てるのも一苦労でさぁ、(悪魔の証である赤い瞳は其処にはなく、窪んだ眼窩が、両の目がえぐり取られたことを物語っていた。)   (2017/7/14 22:03:25)

長男(――3日前、悪魔は魔王に会いに行った。愛しい人の名を取り戻すために。名を返してくれるならどんな事でもするといった悪魔に、魔王は言ったのだ。「悪魔の身体と引き換えに、愛しいものの名をもらった。ならば、愛しいものの名を返す代わりに、お前の悪魔の証を貰おう」)   (2017/7/14 22:03:36)

長男(ひでぇよな、と悪魔は息も絶え絶えに、しかし相手を安心させたいがために、冗談めいた口調は崩さない)魔王のおじさん、お前の名前と引き換えに、俺の悪魔である証――翼、角、尻尾、…それに目まで、奪い取って行ったんだぜ。(本当にやること下衆いわ、流石魔王、とケラケラ笑って相手にも笑いを促すが、相手が一向に笑わないのを、見えはしないが感じ取れば、小さく苦笑を漏らす)そーんな顔しねぇの。つっても見えねぇけどさ、(そう、見えない。相手の顔も、姿も、今の表情も。でも、其れでも、欲しいものは手に入れた。)   (2017/7/14 22:03:46)

長男――お待たせ、チョロ松。(悪魔は愛しい人の名を呼ぶ)   (2017/7/14 22:03:56)

長男((ってな事がやりたかっただけ!(にひ、)期待外れだったらごめんなぁ、(しょも、)   (2017/7/14 22:04:25)

長男((さーて、そんじゃ俺はちょい風呂放置っと。ゆっくり書いてくれていいかんね、(ひらり、)   (2017/7/14 22:04:43)

長男((只今ぁっと、さぁ、待機しとくか、(座り込み、ゴロゴロと漫画を読みつつ、)   (2017/7/14 22:23:27)

三男(様々に冗談めかした調子で言葉を吐くも、その息遣いに、月に照らされ現れた彼の姿に、女神は目も当てられなかった。さっと顔を青くして、滑るように彼のそばへ。翼も、角も、尻尾も、その両目も、そこにはなかった。代わりに紅い血がぼたぼたと落ちて、足元の草花を汚して。見えないであろう彼に、触れて、手を握って、頭痛がひどく、視界も歪む中で、ただ、彼が居るのだけを感じて、その手にすがるように)   (2017/7/14 22:34:39)

三男……っ、ぅっ…!(チョロ松――女神の記憶を取り戻す鍵。呪文と言い換えても支障ないそれは、悪魔の手の内に。そしてそれは解放された。その名の力は、蓋をされた女神の記憶に著しく作用した。頭痛がひどくなる。何かがこじ開けられる。――――世界が白く溶け、熱い粒のようなものが燦々と降り注ぐのを感じた。あたかも雨が大地に吸い込まれるように、光は、彼の固くこわばった記憶を解き、潤し、満たした。そして、光が溢れた。彼自身がそれを自覚したその途端、まるで、小さな穴から堰が破れ、せき止められていた水がどっと流れ出すように、何かが奔流となってめぐり始めた。縮こまっていた魂が、固くしこりのようになっていた心が、たちまち芽吹き、つぼみを開き、すみずみまで力を得て広がった。目を、開ける)   (2017/7/14 22:34:46)

三男……あ、あっ……(目を開けた彼は、何もかもを思い出していた。彼によそよそしい態度を取っていた愚かさなども全部、知った)…にい、さ、ん……おそ松…、おそ松!(嗚呼、思い出した。思い出したのだ、すべてを。鍵をかけていた記憶を、すべて。片思いに何度も眠れず明かした夜を、二人想いが通じ合った日を、関係がばれて敬遠され苦しんだ時を、互いの体を縛り共に海に身を投げた記憶を、すべて。愛する人は、ずっとこんなにも近くにいてくれた)…ごめん、ごめん、なさい…ずっと、忘れてた、んだ……(たまらなくて、抱きしめる。何も見えない彼に、ここにいるよ、と、そう伝えたくて)   (2017/7/14 22:35:01)

三男((いや、期待はずれもなにも期待以上だよね、ほんといい仕事してくれるね…ありがとう(うまうま、)   (2017/7/14 22:35:50)

長男だーから、そんな顔すんなっての。(抉られた目では見えないはずの女神の表情は、しかしありありと想像できる。きっと今は泣きそうな顔をしているのだろう、いや、もう泣いているのかも。ぜいぜいと次第に荒くなる息、抱きしめられれば爛れた皮膚に触れられる痛みから小さくうめき声を上げるが、其れよりも何より、触れてくれる温かさの方が嬉しかった)謝んないでって。前にも言ったよね?俺は、お前の笑う顔が好き。(だから笑ってと、焼け爛れた腕を彼の背中に回す。笑って、俺の名前を呼んで、そして俺の事を一番好きだって言ってくれたら、それ以上に幸せな事なんてないよと)   (2017/7/14 22:40:58)

長男((気に入ってくれたなら何より!(にしし、)俺の背後、欠損系好きなんだよな、(ぼそり、)   (2017/7/14 22:42:25)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/14 22:47:11)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/14 22:47:41)

三男…うん、……(それ以上は、言葉が出なかった。あまりの感激に、あまりの衝撃に。おそ松の姿を見て頬を流れたチョロ松の涙は素早く意味を変えた。会えて、こんなになってまで名前を取り返して、また会いに来てくれて、本当に、嬉しかった。後ろめたさや申し訳なさがないわけではない。それでも、こんなにもじわりと心が暖かくなった。涙を必死に抑えながら、そっと笑う。衣が淡く光り、微かな鈴の音を立てて白く、白く)……おそ松…大好きだよ、愛してる…ありがとう。ずっと、待ってたんだ…(だんだんと荒くなる相手の呼吸。残した時間はあとわずかなのだと、直感的に悟る。そっとその背を撫でながら、また涙が滲んだけれど、そんなものはないことにしよう。…ああ、月に叢雲、花に風。こんな状態の彼に尚、聖なる力は仇となるのか)   (2017/7/14 22:57:43)

三男((いやいやいやいや、僕の背後も欠損好きだからね。手足とかの肉体的欠損もいいし、五感、特に視覚と聴覚の欠陥とかたまんないよね(くふ、)   (2017/7/14 22:58:34)

長男……なあ、俺、今度も最後までチョロ松と一緒にいたい。(最期、と言う言葉は、思ったよりもするりと口から出てきた。ごほごほと咳き込めば、喉の奥からごぼりと血が溢れる。名と引き換えに、魔王に取られたものは、もうひとつある。人の恨みや悲しみを糧とする、おそ松の内蔵だった。その身体で此処まで辿り着いたのは、他ならぬ満月の力であったが、夜明けが近づきつつある今、自分の時間が残り少ないことをおそ松は知っていた。) ……へへ、俺、贅沢だね。今回死ぬときも、チョロ松の暖かさを感じながらなんてさ。(ふにゃりと気を緩めた笑みを浮かべつつ、ふと女神の頬を少し撫でて)……ねぇ、もう、俺の事忘れないでね?(小さく小さく、懇願を口にした)   (2017/7/14 23:04:04)

長男((所で、考えてた結末なんだけど、このまま死んでエンドか、それとももうちょい続けて救いを与えるか、どっちか迷ってんだけどどっちがいい?あ、勿論何かチョロ松に案があればそっちでもいいし、(こくこく、)   (2017/7/14 23:05:34)

三男((ええええええええ…ちょっ、何その究極の二択。セーブ必須じゃん(真顔) 僕に特に案は無いから…そうだね、ダイス。ダイス降ってよ、偶数で前者、奇数で後者(ダイスひょい、)   (2017/7/14 23:06:49)

長男((ダイスかぁ、……もし良ければ、このまま続けてもいい?(こてり、) いや、前回心中で今回もなんて可哀想過ぎるっている親心?みたいな?(こてり、)   (2017/7/14 23:13:01)

三男((ああ、それは一任する。確かに考えてみればそうだなあ、僕もどうにかして後追いするだろうし(苦笑、)   (2017/7/14 23:13:50)

長男((だろ?チョロ松俺がいないと鬱るんだもんなー(得意気、) じゃあ、好きに進めさせてもらうわ、(こく、)じゃチョロ松、続きどーぞ、(敬礼)   (2017/7/14 23:17:18)

三男…うん、うん、いるよ、最後まで、ここに、いるから。そばにいるから……(おそ松が苦しげに血を吐く。いよいよ最後が近いと知って、自分を感じて欲しくて、強く強く抱きしめた。計り知れない痛みや苦痛を感じているだろう彼に、大丈夫、大丈夫、僕がいる、と、生前と同じ口調で何度も、何度も繰り返し、繰り返し語りかけた。自分の暖かさを、声を、最期に感じてもらいたかった。生前と同じように、共に海に飛び込んだ時のように、共にあれるなら)……忘れない。忘れないよ…(頬を撫でられながら、最期の懇願。短く答えた。それだけで必要にして充分だと思った。涙が後から後から溢れる。その涙が含む感情がなんなのか、名を得た女神は、自分でもわからなかった)   (2017/7/14 23:26:16)

三男((あー、うっせうっせ! だいたい、也の中の話だからね!(んべ、) ん、ここから救いをねえ…期待しとく(に、)   (2017/7/14 23:26:58)

長男へへ……忘れないでいてくれんの、嬉しいなぁ、……なぁ、チョロ松、俺、お前の事、(大好き、と上手く言えたかどうかはわからない。女神の頬を撫でていた手が、力を失い、ぱたりと地に落ちる。女神の腕の中で、それでも幸せそうに笑いながら、悪魔は事切れた)   (2017/7/14 23:31:14)

長男(その時、女神の頭上から声が響いた) おそ松にーさん、死んじゃったね!(満月の夜空に浮かぶのは、純白の羽を持ち、同色の衣を纏った一人の天使ーー生前は悪魔と女神の弟であった男だった) チョロ松にーさん、久し振り!っていっても、僕の事覚えてるかどーかはわかんないけど、(翼をはためかせ、二人の居るところまで舞い降りれば、天使は事切れた悪魔の頭を撫でる) おそ松にーさん、ずっとチョロ松にーさんの事切れた探してたんだよ。僕、天界から見てた。一生懸命探して、一生懸命名前を取り戻して、(そんなに頑張ったから死んじゃったんだね、と不器用な手で悪魔の頭をわしゃわしゃとかき混ぜて、ふと女神の方に向き直る) ……おそ松にーさんに、また会いたい?(其は、突然の質問だった)   (2017/7/14 23:37:31)

長男((悪い、眠気がやべーから、寝落ちする前に落ちるわ……またレス返しに来るから、(ひらり、)   (2017/7/14 23:39:07)

長男((そんじゃ、お休みぃ、   (2017/7/14 23:39:19)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/14 23:39:24)

三男……っ、(最期の言葉の先は、予想がついた。何よりも、生前から、生前の更に生まれる前から一緒だった相手なのだ。彼が言いたいことなど、手に取るように分かった。別に彼でなくてもわかるだろう、と笑うものがあるかもしれないが、その言葉の中身までを全て知ることは、きっとできない。彼と通じ合えるのは自分だけで、自分と通じ合えるのは彼だけだった。自分のせいでこんな目に遭って死ぬのだと、彼は思っているのだろうか、と、ふと不安になった。ゆっくりを目を動かし、彼の顔を見る。その顔は自分を少しでも恨んでいるのかと思った。一滴ほどでも、憤っているのかと思った。だが違った。彼は優しく、ただ優しく、叫びたくなるほど、優しく、微笑んでいた。一層彼が愛おしくて、ぐたりとしてもう動かない傷だらけのからだを抱きしめて、泣いた。こんなことでは彼にきらわれる。笑顔が好きだと言ってくれたのに。そう思ったが、愛する人を二度喪った悲しみに、涙は止まらなかった)   (2017/7/14 23:57:03)

三男――――……?(そこへ。場違いに明るい声が響いた。聞き覚えのあるそれ。ばっと空を見上げれば、そこにはひとりの天使)……じゅうし、まつ?(チョロ松は心中身構えた。生前、二人で死んだあとに皆が生きた時間を、チョロ松は知らない。関係がばれてから距離を置くようになった皆のことしか知らないのだ。しかし、事切れた悪魔を慈しむようにそっと撫でる様を見れば、その緊張も少し和らいで)……わかる、よ。知ってる、今なら…何で、何で僕は……(頑張ったから死んじゃったんだ、という天使の言葉は、チョロ松の胸に深く杭を打った。ぼろ、と涙がこぼれる。何故あんな願いをかけてしまったのだろう、こんなに彼を傷つけて、死に至らしめるつもりはなかったのに。一緒に居たくて、でもできなくて、苦しかった。耐えられなかったのだ。嗚呼、それでも愛するひとはそれ以上の苦しみに耐えて、今はもう隣に立つことすらできずに)…会え、るの……?(そうして泣いていると、天使は一筋の救いの光を女神に当てた。その突然の言葉に女神は目を瞬き、そう情けなく呟くことしかできなかった)   (2017/7/14 23:57:14)

三男((了解。毎回ほんとにありがとうね。じゃあお休み。また(ひら、)   (2017/7/14 23:57:51)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/14 23:57:58)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/15 09:02:27)

長男((そんじゃ返すわ、(ひらり)   (2017/7/15 09:02:51)

長男あんねあんねチョロ松にーさん、にーさんには、僕、沢山ごめんなさいとか言わなきゃいけないんだけど、ちょっと今は時間ないから、おそ松にーさんの話だけさせてもらうね、(天使は悪魔の頭を無造作に撫でつつ、早口で告げる。その笑顔は、女神が覚えているものと何ら変わりはなかった。にぱり、と大口を開けて笑って、) また会える、って断言は出来ないけど、会うかもしれないようにすることは出来るよ、(天使は確かにそう言った) 本当は、悪魔は死んでも魂は消滅させなくちゃいけないんだ。転生させても悪いことまたするかもしれないから。……でも、おそ松兄さんは、最後に女神を一人救った。其を天界の神様は見ててね、転生させてもいいんじゃないかって!(大口を開けて、明るくいう様は、天使自身もその事を喜んでいるようで。しかし、暫く考え込むように視線をさ迷わせた後、「ただね、」と続ける)   (2017/7/15 09:08:57)

長男((あと、チョロ松に伝言。今日俺、ちょいと忙しくて夜来れそうにないんだよな…書き置きしてくれたらレス返くらいはもしかしたら出来るかもしんないけど、(むぐ、) 折角の終盤なのにマジ悪い!(手合わせ) 明日は来れるから、もしチョロ松が暇してたらまたお相手頼むわ、そんじゃーな、(ひらり、)   (2017/7/15 09:11:42)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/15 09:11:51)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/15 22:10:22)

長男((何か来れたわ、(けら)   (2017/7/15 22:10:39)

長男((とと、来たばっかだけど、放置!(むぐ、)   (2017/7/15 22:10:59)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/15 23:28:12)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/15 23:30:07)

長男((退室してたわ…(しょも、)   (2017/7/15 23:30:34)

長男((うーん、余計な書き置きとかしなきゃ良かったよなぁ……あん時は超忙しくなる予定だったんだけど、実際そうでもなくこうやって来れたって言う…(むぐ、)   (2017/7/15 23:55:46)

おしらせ次男さんが入室しました♪  (2017/7/16 00:33:41)

次男((お、おはよう!おそまぁつ?(ちら、)   (2017/7/16 00:34:03)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/16 00:48:33)

次男(あう、お、お疲れ様だ!)   (2017/7/16 00:49:32)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、次男さんが自動退室しました。  (2017/7/16 02:02:23)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/16 18:31:46)

三男((ごめんね兄さん、昨日は完全なる寝落ちだよ…一日忙しくてね、仮眠とったあとに返すか、って思って寝たら熟睡っていう黄金パターンだよ…(よろ、) とにかく、返信ありがとう。返すね(ごそごそ、)   (2017/7/16 18:32:59)

三男……うん(生前と何ら変わらぬ弟の姿。向日葵にも似た天使のその明るい笑みに、少し女神も安堵した。それで、何にも代え難い昔の兄弟を取り戻せた気がして。しかし、今はそれどころではないと、時間がないと告げる彼に同調し、頷いて耳を傾けて)……そう、そっか(会えると、断言はできない。天使はそう言う。けれど、何百年と経ってまた再会できた自分たちなら、あるいは。どんな困難があろうと、彼が相手ならきっと。そんな、根拠のない確信もあったし、どんな覚悟もできるはずだった。大丈夫だ、なんだって乗り越えられる。おそ松がそういったように、彼に会うためなら、なんだって耐えられる)……他に、何か?(ただ、天使は視線を彷徨わせて、ただね、とだけ言って続きを言いよどんだ。その様に、少し心配になる。何か、心配ごとがあるのだろうか)   (2017/7/16 18:40:25)

三男((ん、よし。じゃあまた、夜に会えたら(ひら、)   (2017/7/16 18:40:34)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/16 18:40:37)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/16 19:07:19)

長男((うわわ!カラ松ごめん!誰も来ないと思って放置&寝落ちのパターンだわ、(しょも、) また良かったら来てくれよな、(必死、)   (2017/7/16 19:08:07)

長男((そしてチョロ松、気にすんな。睡眠は食事の次に大事だかんな、背後事情が一番優先!(ふんす、) むしろ気ぃ遣わせちまったかな、(眉下げ、) まあ、何にしても返信ありがとな、(にししと嬉しそうに笑いつつ、)   (2017/7/16 19:09:34)

長男((そんじゃ、返すかぁ、   (2017/7/16 19:09:56)

長男ホントなら、悪魔は転生させちゃいけないんだ。また悪いことしちゃいけないから。でも、女神を救ったおそ松にーさんなら、人間になら転生させても良いって、天界の神様達は言うんだけど、(先程の説明を繰り返し、其処で何時もの癖で口は大口で笑いつつも戸惑うように再度言い淀んだ後、) ……ただ、悪魔だったにーさんは、罪を裁かれ、罰を与えられなくちゃいけない。罪が償われるまで、地獄で過ごさなきゃいけないんだ。……たぶん、何年も、何十年も、……もしかしたら、何百年かも……(おそ松にーさんの罪の重さと、与えられる罰の苦痛に寄って変わるんだけど、と口に手を当て女神を伺うように眺める天使は、恐らく心配しているのだろう。この女神が、一度相手を失った辛さから逃げるために、相手の記憶を封じたことを。そして、相手がいなくなる苦痛に闇に堕ちかけたことを。)   (2017/7/16 19:16:41)

長男((じゃあ、一旦落ちるかぁ。つか、十四松の台詞なのに俺の名前で書くっていう矛盾、(けら、)   (2017/7/16 19:17:22)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/16 19:17:29)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/16 20:20:22)

長男((さーて、待機っと。(どかりと腰掛け、)   (2017/7/16 20:21:19)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/16 20:31:14)

三男((こんばんは(ひょこ、) ささ、今回も返してくね(ごそっ、)   (2017/7/16 20:31:52)

三男地獄……(思わず腕の中の悪魔を、一層強く抱きしめる。ぐたりとしたその体、もはや生き返ることはない。けれど、転生のチャンスはある。また出会うことができるチャンスはある。けれど、それを手に入れるには――彼を、地獄へ。何年、何十年、何百年。彼が苦しめてきた人々が苦しんだ、その分まで。彼を一度手放すことに迷いはない。きっとまた出会えるのだから。けれど、彼は)……、(天使は、女神を伺うように眺めている。それに気づき、彼を見て、小さく笑んだ)…僕は、心配いらない。今度はきっと…どれだけかかっても、きっとまた会えるもの。でも、……(少し、詰まる。迷って、ひと呼吸、ふた呼吸)…地獄に行くかどうかまでは、僕が決めることじゃない。おそ松に、訊ける?(迷った末、そう告げた)   (2017/7/16 20:35:15)

長男((いらっしゃーい、(ひら、) 昨日?今日?は気ィ遣わせたみたいでわりぃね、(眉下げ、) じゃあ、書いてくわ、(書き書き、)   (2017/7/16 20:38:16)

長男((所で、俺今電車ん中で、田舎でかなり電波悪いんだわ。もし、途中で繋がらなくなって落ちたら御免、(手合わせ)   (2017/7/16 20:39:12)

三男((ああ、そんな、とんでもないよ。僕もごめんね(むぐ、) と、電波了解。一応今日は遅くまでいられるし、待つ分には構わないよ(に、)   (2017/7/16 20:40:34)

長男地獄って、多分、チョロ松にーさんが思うよりも、ひどいところだよ。(天使は表情を曇らせる。地の底に広がる世界を思い浮かべながら、一度見たら焼き付いて離れないその光景を思い浮かべながら、) ……あんね、これだけは知っといて。そんな地獄、何年も、何十年も、何百年も受けたら、普通の人は精神が参っちゃう。記憶も飛んじゃうかもしれないし、それどころか性格が全く変わって別人みたいになっちゃうかもしんない。それでも良いの?(微笑んだ女神に少し安心しつつも、決して女神が望む姿で帰るという保証はない、愛しい彼の姿ではないかもしれないと告げて、) ……おそ松にーさんにも、聞くことはできるよ。滅するか、 転生するか。(聞く?と目が問いたげに動いた)   (2017/7/16 20:47:13)

長男((あんがと!チョロ松の優しさが身に沁みるわぁ、(染々、)   (2017/7/16 20:47:58)

三男…………、(一瞬、眉をひそめて、目をそらす。ああ、聞きたくない。聞きたくない。大好きな大切な彼をそんなところに送る決断なんて、とても下せない。記憶も性格も別人になって、捻じ曲げられて、自分の知る彼などどこにもいなくなってしまうかもしれないだなんて)……いいよ。すっかり変わっちゃった僕を、おそ松は…見つけ出してくれて、こうして、思い出させてくれた。今度は、僕が耐えなきゃ……そのために、もう忘れないって約束したんだよ(それでも、心配そうな天使に、そう告げた。大丈夫。会える。そのときはなんのしがらみもなく、二人で。またすぐに別れの時が来るとしても、待って)……お願い(それでも、彼が地獄へなど行きたくないと言ったなら、それまでだ。彼の意思を、訊いてくれ。そう、暗に伝えた)   (2017/7/16 20:53:02)

三男((也での気遣いは基本、なんでしょ?(額小突き、)   (2017/7/16 20:53:35)

長男……、そっか、そうっすかぁ、(一瞬顔を曇らせた相手に、心配気な眼差しを向けるも、しかしそのしっかりとした答え、強い意思の宿る瞳を見れば、ほっとしたように天使は笑んだ。きっと、前世で兄だったこの女神ならば、もう大丈夫だと思う) ん、じゃー聞くね、(そう言えば、天使は、女神に抱き締められた悪魔の胸元に手を伸ばす。ぽう、と言う一瞬の目映い光が辺りに溢れた後、悪魔の胸元、丁度心臓の辺りから、弱々しい赤い光がふわりと浮かび上がった。) ……此が、おそ松にーさんの魂だよ、(光はーー悪魔の魂は、女神に近寄り、愛しそうにその周りを一周ぐるりと回った後、今度は天使の方に飛んで行き、その耳元で何かを告げるように小さく点滅した。其を聞いて、天使は思わず吹き出した。あははは、と大口を開けて一頻り笑った後、おそ松にーさんらしいっすなぁと嬉しそうに言う。そして、事態が飲み込めていない女神に向かい直り、) おそ松にーさんね、「今よりもっとイケメンになって帰ってくるから、心臓の準備しとけ、」って言ってるよ!(楽しげにくすくすと笑いながら、伝える)   (2017/7/16 21:04:25)

長男((へ?……っ、へへ、チョロ松には敵わねーなぁ、(前の発言を返されて照れ笑いら)   (2017/7/16 21:05:52)

三男……おそ松(彼の胸元から浮かび上がった赤い、小さな光。途端、ぼろぼろな彼のからだが崩れだしたかと思うと、ふっと宙に掻き消えるように女神の腕の中から消失してしまった。自分の周りを一周浮遊したそれを、愛おしそうに目で追って。天使に向かって何かを告げた彼に、それを聞いて笑いだす天使に、小首をかしげる。ぱちくりと目を瞬く。どうしたの、と尋ねるより先に天使に告げられた悪魔の言葉は、それこそ思わず笑ってしまうようなもので)…ぷふっ、…ああもう、死んでまでお前らしいなあ……(こんなこと言ったら、何だよぉ、なんてちょっと怒って見せてくれるんだろうなあ、と思いつつ、彼に、魂に手を伸ばし、触れられないまでも、慈しむように撫でる仕草を)…わかったよ、待ってる。本当に、ありがとう…ね   (2017/7/16 21:15:20)

三男((何を今更。当たり前でしょ(くすくす、)   (2017/7/16 21:15:43)

長男(撫でる仕草をされれば、魂は喜んだようにその手にすり寄る。しかし、その光は徐々に弱まっていき、) ……そろそろいかなくちゃ。おそ松にーさんの魂、大分悪魔の身に染まってるから、この森にいたら消滅しちゃう。(そう言えば、天使は赤く光るその魂をそっと手で包み、舞い上がった。悪魔の魂は何かを伝えるように、弱々しく幾度か瞬く。ふんふんとそれを聞いた天使は、空から女神に大声で、) あんね、あんね、おそ松にーさんね、今日みたいな満月の夜に会いに来るって!何年も、何十年も、何百年もかかっても、絶対会いに来るから、満月の夜には初めて会った時みたいに、泉から姿を出して、淵にでも腰掛けて、待っていてほしいって!(伝言をそう伝えて、)   (2017/7/16 21:22:03)

長男((さっすが相棒だよなぁ…俺の嬉しいとこピンポイントでついてくんだもん、(にひ、)   (2017/7/16 21:23:54)

三男(喜んでる、とわかれば、嬉しそうに笑う彼の姿が幻となって浮いてきた。どこか可愛らしくて、顔をほころばせる。けれど、その光は弱まって、弱まって)……うん、わかった(別れの時だ。次に会う日まで、暫しの別れ。その別れに相応しい言葉を選ぼうとして、その間に天使は飛び去ってしまう。慌ててなにか言わねばと思うて口を開くと、天使を通じた悪魔の言葉が飛んできた)……! …わかった、待ってる! 会いに来て…っ、ずっと愛してる、から…!(最後の方は涙が交じって、言葉らしい言葉になったかどうか。とうとう天使の姿が見えなくなると、女神は脱力したように腕を下ろした。下を見下ろす。――水面には、花をいくつもつけた梨のひと枝)   (2017/7/16 21:54:48)

三男(――――――木々は、ただそこにそびえたっていた。そこに在るようになってから、かれこれ幾百の歳月を数えたか。木々はその間、ただの一度も、どんなものにも脅かされることなく、ただ静かに、悠然と、そこに佇んでいた。隙間なく葉を茂らせたその枝は遥かな高みで、もつれあい、絡みあい、どこまでもひとつながりの、淡い緑色の天蓋を成していた。その天蓋を貫いてくることができるのは太陽の光の糸ばかりで、そこに注ぐ雨は、ごく微細な霧になってしか、その下に入ることを許されなかった。森にあるすべては穏やかで豊かで、それでいて輪郭を持たず、まさに、夢の中の風景そのものであった)   (2017/7/16 21:55:07)

三男(この緑の迷宮の近くに、人知れず野に咲く花のような、名もない小さな村があった。わずかに枝々が途切れがちとなり、太陽の光の差し込む下に、泉と、池と、数戸の陋屋と畑、ロバや山羊の囲い、野草の萌える丘などが固まっていた。その小さき村は、大いなる森に飲まれ、森に溶け、森に抱かれ、完全に、その姿を隠されていた。その村にたどり着くことができた旅人は、ある話を聴くことができる。かの森のあえかな幻、小さき泉。そこに住まう女神について。満月の夜にその泉に行きあったならば、美しい女神さまに出会えるのですよ。何代も前からの伝説で。ええ、実際に逢えますとも。人間は苦手だそうですが…それでもなんとか聞き出した者があるのです。なんでも女神さまにはある待ち人があるそうで――)……、(おとぎ話の一節のような、そんな風景。満月の下、ひとふりの梨の花の枝を冠に差した女神は、ふ、と、貴方を振り返り。小さな花のつぼみが風に揺れるように、笑った)〆   (2017/7/16 21:56:01)

三男((まあね。お前のツボは心得てるよ(くす、) / 勝手に〆たけど、落としどころが、ね…これで良かったかどうか不安だよ(がくぶる、)   (2017/7/16 21:57:41)

長男((おおう、お疲れさん!何時もながら大作じゃん!(ぱぁ、)   (2017/7/16 21:57:53)

長男((全然大丈夫!寧ろ嬉しいわ、チョロ松いつも良いところで締めてくれるから!(こくこく、)   (2017/7/16 21:59:08)

三男((ンン、そう言ってもらえると感無量だよ。ありがとうね(に、) さてと兄さんの〆を待つかな(わくてか、)   (2017/7/16 22:00:14)

長男((じゃあ、俺も何時もの如く〆ロル落とさせて貰おうかな。って言いたいんだけど、家に着くのが11時過ぎくらいなんだよねぇ(むぐ、) 出来ればパソコンで一気に落としたいから、俺の〆は其処までちょい待ってもらってもいい?(こてり、)   (2017/7/16 22:02:20)

三男((ん、了解。それまでどうしようか。次の相談でもする?(こてり、)   (2017/7/16 22:02:46)

長男((考えてる〆が2つあんだけど、書けたら2つとも投下しても いい……?(ちらり、) そうだな、次何しよう?(こてり、)てか、チョロ松がいい具合に〆てくれて超嬉しいんだけど!凄い神秘的な感じで!(興奮) 宗教って俺、成るの慣れてなかった上に結構好き勝手したけど、大丈夫だった?(こてり、)   (2017/7/16 22:05:58)

三男((いいよいいよ大歓迎だよかかってこいよ(何) おお、そうまで言ってくれればほんと嬉しいなあ…(てれてれ、)いや、良かったよ。設定なんかも好きな感じだったし。〆に期待大だね(ぐっっ、) 次か、兄さんが出してくれた五感の病気か、僕が前に出した若返り病か、どっちかやりたいなって。兄さんはどう?(ちら、)   (2017/7/16 22:09:19)

長男((2つって言うか、本〆と番外編、みたいな?てか、ハードル上げんのやめてぇ!?(ぎゃん、) 楽しんでくれて何より!俺も楽しかったわ(にしし、) お、じゃあ、若がえりやろーぜ!申し訳ないんだけど、設定もっかいここに投下してもらってもいい?後で見返す時に便利だし、(手合わせ、)   (2017/7/16 22:18:50)

三男((いやいや上げてくよ、いくら上げても上げたりないし(くくく、) そっか、なら良かったよ(ほ、) 若返りね、了解了解。設定投下しとくね(ごそごそ、)   (2017/7/16 22:20:18)

三男((若返り病/別名「巻き戻り病」。非常に珍しい奇病で、医者の間でも知名度が低い。前例も2,3くらいしか確認されてないため、治療法も見つかってない。症状は、体はそのまま、段々少しずつ記憶だけが失われ、ちょうど時計が巻き戻るように記憶だけが若返っていくというもの。60代の人が記憶を失っていって自分を20代だと信じ込み、しかも誰もが忘れているような、その人が20歳だったときに起こった出来事をほぼ完璧に覚えていたという症例がある。イメージとしては、縦に長い巨大なタンス。それには記憶の引き出しが付いていて、低い位置ほど最近の記憶がある。通常の記憶障害では、その引き出しにロックがかかって取り出せない状況になるのだがこの若返り病では、下の段から順に、まるでダルマ落としをするかのように抜けていくイメージ。消失する、破壊される…そんなイメージでも構わない。簡単に言えば、眠って、記憶を整理するときにその記憶の引き出し自体が完全に消えてなくなってしまうのである。   (2017/7/16 22:20:51)

三男((致死率は100%。死因は全て自殺。自分の記憶と、周りの環境とのギャップについていけなくなって、死を選ぶ。そんな患者ばかりだった。だから、治療法を見つけるため以外にも、限られた空間の中で患者の記憶の年齢や時期に合わせて話を合わせるために入院させることとなる。記憶が若返る速度はその記憶の質に起因する。一日に突然1年位か、あるいは数日分若返るだけかもしれない。 想定シチュ:発病・発症発覚、学生・子供時代まで若返っている誰かと会話、etc.   (2017/7/16 22:21:31)

長男((あんがと!後、ちょい家に帰るまで落ちるわ。多分、30分後、11時過ぎには来れるから、そん時チョロ松がまだ暇だったらお相手お願い!(ひら、)   (2017/7/16 22:29:40)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/16 22:29:46)

三男((ん、了解ね。じゃあまた後で会えたら(ひら、)   (2017/7/16 22:30:17)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/16 22:30:22)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/16 23:00:27)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/16 23:01:39)

長男(( たっだいまー!(襖を開け、)と、チョロちゃん早いねぇ、(けらり、)   (2017/7/16 23:01:54)

長男((若返り病超楽しそうなんだけど!(キラキラ)相も変わらずチョロちゃんの発想力に嫉妬、(ぎりぃ、)   (2017/7/16 23:02:45)

三男((おかえり。まあROM待機って万能だよね(ふふ、) 僕らには「くん」の時代もあることだし、合うかなぁなんて。どっちがなるかでも大分違いそうだ(くすくす、) ささ、まずは〆を待とうかなっと(正座)   (2017/7/16 23:04:18)

長男((チョロちゃんどっち成りたい?若返る方?それとも見守るしかない方?(こてり、)よーし、じゃあ俺も会話しながらロル書きに挑戦!(にひ、)ただし、かなり時間はかかるだろうからちょい待っててな、(むぐ、)   (2017/7/16 23:06:31)

三男((そうだねえ…楽しそうなのは若返る方だけど。兄さんはどっちしたい?(ちら、) お、僕も凄い時間かかっちゃうからなあそれ。頑張って(くす、)   (2017/7/16 23:10:10)

長男((奇遇だねぇ、俺は心配する方したかった(ぱぁ、)付き合ってるのに、付き合ってる思い出がどんどん消えてくの。で、付き合ってることすら忘れて、恋心すら忘れられる恐怖、みたいな?(にひひ、)うう、頑張る、、(むぐ、)   (2017/7/16 23:11:46)

三男((おお、じゃあすんなり決定かな(ぐ、)いいよね、若返り病は前にも一回やったんだけど、その設定でもう一回やってみたかったんだー…(くぅ、)そんで、現実とのギャップのショックを防ぐためにはそれを伝えることもできない、ってね…(こく、) ん、頑張れ(ぽんぽん、)   (2017/7/16 23:14:33)

長男((お、参考までに聞くけど、前はどんなエンディングになったわけ?(こてり、)   (2017/7/16 23:15:19)

三男((シンプルだよ、死んで終わり(人差し指立て、)でもアレだな、見守ってくれる相手は患者が死ぬ前日に患者の夢を見た、幻かも知れないけどね、ってぼかしたエンディング(こく、)   (2017/7/16 23:17:05)

長男((おおー!それもいいね!てか、チョロ松、宗教のエンディングも考えたって言ってたじゃん?あれもどんなのか聞きたいんだけど、(こてり、)   (2017/7/16 23:24:52)

三男((あ、あー…あっ、反則技のことか、一瞬わかんなかった。エンディングではないんだけど、まあ…うん、僕が記憶を取り戻す引き金が名前なら、そのルールの網をかいくぐって前世も名前も覚えてるカラ松とっ捕まえてきて名前呼ばせればハッピーエンドじゃねっていう浅はかな思慮だよ…(ふ、/※マジな反則)   (2017/7/16 23:27:49)

長男((あー!成程、其れは考え付かなかったわ!チョロ松あったまいー!(尊敬、)   (2017/7/16 23:37:38)

三男((こういう屁理屈はこねればいくらでも出てくるんじゃないかな…(ふ、)   (2017/7/16 23:38:06)

長男((よーし!書けた!   (2017/7/16 23:43:21)

長男(とある、満月が白く輝く夜。空に注ぐように輝くは満天の星。木々茂る森深く、澄んだその泉に訪問者があった。女神がそれに気づいたのは、木々の音がしたから。ガサゴソと灌木が暫く揺れた後、一人の人間が現れた。其れは、神父姿の若い男だった。聖書を手に持ち、十字架を首から下げている。少し開けた泉の周囲をぐるりと見渡し、其の淵に女神が腰かけているのを見れば、その瞳が輝く。「おお、本当にこの泉に女神が居たんだな!」感嘆の声を漏らしてから、一瞬素を出してしまった自分をごまかすように一つ咳払い。灌木の間を抜けてきたからだろう、ぼさぼさになった髪を手早く手櫛で整え、乱れた衣服をぱんぱんと伸ばし、肩に付いた落ち葉を払い、一息ついてから男は遠い目をして夜空を見上げた。「漆黒の闇の中、照らされる満月の光。其れに照らされる美しいヴィーナスが、この神聖なる泉にすまうと、聞いてやって来たのさ」)   (2017/7/16 23:43:40)

長男呆気にとられる女神の前で、男は、ふ、と決まったと思う。そんな時、灌木の茂みが更にごそごそと揺れたかと思えば、其処から現れた人物が神父を一蹴りした。ぐえと情けない声を上げて地面につんのめった神父を眺めながら、神父の後ろから現れて蹴りをかました人物――シスターは、大きくため息をつく。「クソ松語は他人に通じないって、何回言ったらわかるわけ?テメェの耳は飾りか」そう吐き捨てるように言いつつ、ごりごりと神父の頭を踏みつけながら、女神を一瞥すれば、「へぇ、此処に女神がいるって話、本当だったんだ」、とぼそりと意外そうに呟く。)   (2017/7/16 23:44:04)

長男(「実は、頼みがあってきたんだ、ヴィーナス」後ろで変な言葉を使わないかシスターに睨まれながら、何の用ですかと女神に問われた神父は、いまだに蹴られて痛む腰を擦りながら告げる。「この泉は、神聖なる泉だと聞く。女神の加護を受け、木々に守られ、何物にも犯されない場所だと」一息ついて、女神の深緑の瞳を見つつ、「神聖なるこの場所に、一夜限りでいい、掘っ立て小屋のようなものでもいい、小さな教会を立てさせてくれないだろうか?」女神が断りの言葉を言う前に、シスターが口を挟んだ。「どうしてもこの場所で、結婚式を上げたいって奴がいるんだよね」)   (2017/7/16 23:44:30)

長男(その時。「ちょっとちょっとぉ、置いてかないでよォ」木々の茂る中現れたのは、一人の男。どこかの村の人間だろうか、質素な木綿の服を身に纏い、手には杖を持っている。そして――、「俺、見えないんだから、森で一人にしないでっつってんのに」その眼窩は窪み、男に眼球がない事を物語っていた。ったく、もう、とぶつぶつと文句を言う男は、ふと顔を上げる。梨の花の香りがする、と視覚がない事で鋭敏になったのだろう、微かな香りに顔を上げる。映す目はなくとも、確かに、女神の方に向いていた。そろそろと、杖を突きつつ女神の傍に寄れば、馴染みのへらりとした笑みを浮かべた。「お待たせ、チョロ松」――お前との結婚式の準備してたら、遅くなっちゃったよ。そう告げる男の何とも締まりのないプロポーズを女神が受けたかどうかは、神のみぞ知る)   (2017/7/16 23:44:48)

長男((fin,   (2017/7/16 23:44:58)

三男((ンンンンンンありがとうご馳走様…(拝、)   (2017/7/16 23:47:08)

長男((番外でカラ松出しちゃったけど、ラストでも出したかったんだよな、、カラ松と一松は、何回目かの転生の後、って設定で。。(むぐ、)   (2017/7/16 23:47:25)

三男((毎度ながら素敵だよ、本当にありがとね(うまうま、)   (2017/7/16 23:49:30)

長男((素敵なんて言葉勿体ねぇよ、(照れ、)ま、たまにはちゃんとしたハッピーエンドもありかなって思って、(にひひ、)   (2017/7/16 23:52:53)

三男((まあね、前回心中だったし…ハッピーエンドも悪くないや。今度は幸せになれるといいね(ふふ、)   (2017/7/16 23:54:21)

長男((で、この数十年後の話も書きたいなって思ってるとこ(むふふ、) だって、可愛い弟の中で今回出てない奴が一人だけいるじゃん?(にし、)   (2017/7/16 23:56:01)

三男((お、お、今書いてくれる感じ?(ちらっちらっ)あー…ね。最後まで仲間はずれかと思ったら。慈悲深いね(ふ、)   (2017/7/16 23:56:49)

長男((今夜中には書いて投下する!予定!(ふんす、)ま、可愛い末弟にはラストを飾ってもらおうじゃないの、(にひひ、) さーて、そんじゃあ新しいストーリーと行きましょうか、若返り病、超楽しみ、(へへ、)   (2017/7/16 23:59:32)

三男((へへ、楽しみ(くす、) そうだね、じゃあ詳細相談しようか。どこから始めるかとか(ふむ、)   (2017/7/17 00:00:00)

長男((診断がついた頃がいいかなって思ってんだけど、どう?(こてり、) あと、巻き戻るってことだから、俺とチョロ松がいつ付き合ったかとか、いつ恋心を自覚したかとか、そう言うの決めたい、(こく、)   (2017/7/17 00:02:30)

三男((ん、オーケー、いいと思うよ(ぐ、) あー…そうだね。付き合ったのはちょっと早めに、高校くらいかな。恋心は中学半ばくらい? どうかな?(ちら、)   (2017/7/17 00:04:15)

長男((じゃあそうしようぜ!(こく、)体の関係を持ったのは、成人後で、これでは兄弟公認済ってのは?(こて、)   (2017/7/17 00:05:48)

三男((うん、じゃあそんな感じにしよう(こく、) えーと、他になにか決めることあるかな?(こて、)   (2017/7/17 00:06:53)

長男((いや、そんくらいでいいと思う(こく、)あとは、成り進めるうちに決めちゃえばいんじゃね?(ふむ、)   (2017/7/17 00:07:33)

三男((ん、そうだね。設定は生える物(こく、) じゃあ出だしはどうしようか。診断着いた頃だし、僕のほうがいいかな(ふむ、)   (2017/7/17 00:08:32)

長男((お願いしていい?診断ついて、入院し始めた頃とかどう?まぁ、その辺はチョロ松しやすいようにしちゃって!(丸投げ、)ちょい俺は風呂入ってくるわ(ひらり、)   (2017/7/17 00:09:37)

三男((おっけ、じゃあ適当に書いとくよ。ゆっくり入っといで(ひら、)   (2017/7/17 00:10:00)

長男((只今ッと、、そんじゃ待機~(ふんす)   (2017/7/17 00:28:13)

三男(兄さん…今日は、何日?――揺り起こされたおそ松が初めに聞いたのは、そんなチョロ松の言葉だ。ぼんやり、と、昨日は誕生日だったな、と思い出し、25だよ、と答えると、「何月!?」と更に大きな問になって帰ってきた。5月だと答えると、チョロ松は青い顔で頭を抱え込んでしまった。その手から、はらりと一枚のメモ紙が落ちた。――[明日の僕へ。今この文を読んでいる僕は、ちゃんと5月25日の僕ですか?実は、今日は5月24日…僕たちの誕生日らしいのですが、僕の中では今日は4月26日でした。勿論、昨日、5月23日の記憶もまったくありません。皆に心配をかけたくないから黙っていたけど、今日の出来事は絶対に忘れたくないのでこれを書き残します。もし、明日の俺が5月25日の僕じゃなかったら、せめて今日のことだけは思い出してください 5/24 チョロ松]――神経質そうに整った字で書かれた手紙。兄弟たちはこの手紙を見て、すぐに思い当たることがあるのに気がついた。その頃のチョロ松は、段々暑くなってきたこの時期にあわない服装をしたり、兄弟にもう終わったはずの約束を持ち出してきたり、逆に約束を覚えていなかったり、最近付けられたはずのあだ名に首をかしげたり)   (2017/7/17 00:33:03)

三男(どうやら昨日の出来事も、チョロ松の記憶には欠片すらないようだ。ただの物忘れとは違う、異常な記憶障害。チョロ松はひどく取り乱していた。だが、そのお陰で兄弟たちはなんとか平静を保っていることができた。不審に思った家族により病院に連絡され、思い当たることがある、という大学病院の脳神経外科の医師が現れ、不安がるチョロ松を至急病院まで連れて行き、問診を受け――チョロ松は、「若返り病」、という、前例が10も発見されていない奇病であることがわかった。故、治療法も確立されておらず、緊急に入院することになった。チョロ松が入院する個室に連れて行ってもらう間、家族は診察室に残され、医師に重要な事実を告げられた。彼を入院させる理由はもう一つある、と。「この病気の致死率は100%である」「死因は自殺」「患者が記憶と周りとのギャップについていけなくなり、死を選ぶ」「防ぐため嘘をつかなければならないこともある」「家族皆で協力してほしい」つまり、病院に入院させることによって、外界と鑑賞する機会を減らし、なるべくチョロ松にかかる負担を減らそうというのだ。その時の、5月25日の彼の記憶は、一ヶ月以上前の4月3日の時点であった――)   (2017/7/17 00:34:23)

三男(入院の手続きも終わり、家族への諸注意も終わった。看護師たちには事情は話しているので、病室の階では自由にして構わない。院内PHSをベッドのそばに置いておくので、何かあれば呼んで欲しい、などなど。チョロ松は、特別なのだ。ここは大学病院、そしてチョロ松は世界でもあまり例の無い奇病の持ち主。病院側からすれば、彼は都合の良いサンプルなのである。だが、助かることが多いのも事実だし、入院費も大学側の負担だ。文句の言える立場ではなかった。家族は皆、家にチョロ松の入院の準備をしに戻っていった。ただ、おそ松はついていてやるべきだと、皆の意識は同調した。医師と入れ違いにおそ松が病室に入っていくと、チョロ松は顔を上げた。流石に彼ももう落ち着いている)……おそ松兄さん、…(その目に不安げな色はなくなっている。が、恋人との記憶さえも消えていくのだと、今更自覚したのだ。その表情は切なげだった)   (2017/7/17 00:34:36)

三男((おかえり。いろんな説明込みで長くなっちゃったけど、斜め読みしてくれて構わないからね(ぐ、)   (2017/7/17 00:35:02)

長男なーんて顔してんの、チョロ松ぅ(切なげな表情を見れば、此方まで心臓がきゅっと締め付けられるような思いになる。しかし、其処は伊達に20数年間六つ子の長男をやってきたわけじゃない。いつものようににへりと笑って、その頭をわしゃわしゃと撫でる)だいじょーぶだってェ。大学の先生達、俺ら5人で脅してでも治療法発見させるし、それにデカパンが近所にいるじゃん!意外にもう治療法とか見つけてるかもしんないよォ?(ケラケラと笑いつつ言いながら、後で近所に住む変わり者の博士に一度相談するのもいいかもしれないと思いつつ、ベッドわきにあるパイプいすに腰掛け、相手の手を握る。その手は、少し冷たくて、温かくなるように擦りながら、)…お前はさ、心配することなんてないよ。すぐ直るって。だってさぁ、大学病院だよ?デカパンとこよりでかい研究室があんだよ?…治らない、訳がない、(最後の方は、ほとんど自分への励ましだった。)   (2017/7/17 00:42:55)

長男((説明込みの深い設定マジ感謝!(ぐ、)いいねぇ、今回の成りも楽しくなりそう(にひひ、)   (2017/7/17 00:43:46)

三男……ん、ぅ(髪を乱すように頭を撫でられて、いつもと同じ屈託のない様子で笑ってくれる彼に、少しだけ、気持ちが和らぐ。大丈夫だよ、心配することないよ、と励まされて、こくこくと頷きながらも、現実的な彼はやはり不安だった。破壊された記憶の引き出しを復元する方法など、存在するのか。それがなくてただ進行を食い止める方法だけが見つかったとして、それまでに彼との思い出がどれだけ破壊されるのだろう。手を握られれば、それを握り返して、俯いて。しばらく考える)……ねえ、兄さん(顔はあげない)…もし、もしだよ? 僕が、兄さんの知ってる僕じゃなくなったら…どうする?(病気が進行して、どこまで若返るのかはわからない。けれど。チョロ松の声は少し弱気だった。ただでさえ弱気な姿を見せない彼だ。それに今は『自殺』という二文字もちらつく。普段こうした面を見せない人ほど、落ち込んだ時が怖いのだ)   (2017/7/17 00:52:26)

長男(手を握り返されれば、相手の方を見る。しかし、相手は俯いたままこちらを見ることもない。いつも生真面目で、一本筋が通っている彼が、おそ松は心配だった。それはチョロ松の強さだとは思っている。しかし、嵐の時に巨木が折れてしまうように、硬いものほど折れやすい事は、よくわかっていた)俺の知らないお前って何?(だから今は、励ますことしかできない。共にいることしかできない。)俺はアイツで俺達は俺。小さい頃から一緒なんだよ?…お前がいくらさかのぼっても、俺の知らないお前なんていない。(それは断言できる、とそう告げて、)   (2017/7/17 00:56:53)

三男……そう、だね。ごめん(俺の知らないお前って何だよと、小さい頃から一緒なんだからいくら遡っても俺の知らないお前なんていないよと、そう断言されて、小さく頷き、そこで初めて顔を上げた。小さい頃からどころか、生まれる前から一緒だ。けれど、けれど、自分が言いたいのは、自分が不安なのは、そんなことではない。もっと単純なそれだ)…でも…、ちょっと、でも、忘れたく、なくって……お前とのこと、忘れたくなく、って…(握った手にすがるように、額に持っていく。忘れたくない、と繰り返して、検査着を濡らす。もう外は暗い。就寝の時刻は、彼が今日までの彼を失う時刻は、近かった)   (2017/7/17 01:06:49)

長男(流れる涙を、拭くことも出来なかった。ああ、どうすれはいいのだろう、どう言葉をかければいい?疑問に答えをくれる者はいない)……昨日は、手を握った。カラ松が来たせいで、お前に振りほどかれたけど。一昨日は、キスを2回した。十四松が来たせいで、そこでストップになったけど。その前は、ラブホに連れ込んだ。それは、誰にも邪魔されなかった。(亡くなった記憶を、次々と挙げていく。彼との軌跡を辿るように、一つ一つ。笑いながら、安心させるように告げていくが、相手の覚えがないという表情から、その笑顔もどんどん消えていくのが自分でもわかった)……やっぱ、覚えてない?(尋ねる声は、情けなくも少し震えた。)   (2017/7/17 01:12:46)

三男……? ……ぁ、(彼が、唐突に関係ないことをしゃべりだして一瞬は首をかしげた。が、自分が忘れてしまったことを一つずつ言ってくれているんだとわかって、いつもは赤面して怒鳴り散らして振り払ってしまうような話題。けれど今だけは、真剣に耳を傾ける。それでもなにも覚えがなかった。ひと月以上も差がある自分の記憶とは、全く一致しなかった)……ごめん(安心させてくれようというのだろう、笑いながら話してくれる彼の表情は、こちらの表情が曇っていくのに比例して、段々と色を失っていった。それも辛くて、悲しくて、悔しくて。少し震えた彼の声にたまらなくなって、思わずその肩を抱きしめた)…ごめんね、…でも、どれだけ若返ってもお前のこと、す…、好き、だから、……それに、戻ってくるから(必死の思いで、そう伝えて。だから泣かないでと、無責任にも、そう思った)   (2017/7/17 01:22:27)

三男((何か足りないと思ったらPL会話の返信だよ(びし、/名推理) ロルに集中しすぎて忘れるっていうね…ごめんごめん(うぐ、)   (2017/7/17 01:23:10)

長男…俺とお前が初めてセックスしたのは1年前。キスしたのは、高校3年。付き合い始めたのは、高校1年。……俺、お前に教えるから。何度だって教えるから。だから、(忘れないで、と言うより先に、どれだけ若返っても好きだからという相手の言葉。それに情けなくも、涙がぼろりと零れる)ごめ、俺、お前の方がつらいのに、ごめんな、…(溢れ出した涙は中々止まってくれなくて、赤いパーカーの袖で何度も拭う。情けないと思った、長男なのに、辛いのは相手の筈なのに、と。)……お願い、俺を好きな事は、忘れないで…どんだけ若返っても、忘れないで…(抱きしめられれば、相手を強く抱きしめ返す。そうすれば、相手が離れていかないとでもいうように、)   (2017/7/17 01:28:19)

長男((トッティ視点かけた!投下していい?(こてり、)   (2017/7/17 01:29:13)

三男((あ、お願いお願い(姿勢しゃん、)   (2017/7/17 01:29:36)

長男「そして、悪魔の生まれ変わりの人間と、女神様とは一生幸せに暮らしました、おしまいおしまい」旅人の青年がそう締めくくれば、聞き入っていた5、6人の子供たちから拍手が送られた。「その二人は今どこにいるの?」「今も一緒なの?」幼い声が口々に質問を口にするが、旅人は「さぁねぇ」「どうだろうねぇ」と得意の営業スマイルで交わすばかり。この旅人が村に来たのは数日前の事だったが、その存在が珍しい村の子供達は、広い世界の話を聞こうと日々彼の元に通っていた。その話は面白いものばかりだった。塩の味がする広い広い湖の話、真っ白な氷の大地、火を噴く山々――そんな壮大な話を興味深く聞く子供たちは、旅人が村を去る今日、どんな話が飛び出すのだろうと期待に胸を膨らませていつものように彼の元に集まった。そこで聞いた話は、悪魔と女神の恋の話。悪魔が生まれ変わり人間になって、女神に会いに行くという話だった。   (2017/7/17 01:30:10)

2017年07月13日 20時59分 ~ 2017年07月17日 01時30分 の過去ログ
空の狭間【松.シリアス.一対一】
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