チャット ルブル

「【イベント部屋】school..2」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ F系  戦闘  恋愛


2018年03月11日 22時30分 ~ 2019年11月10日 16時41分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

若草優希♂高1(――そして最期が近づいた時とき、一つを除き全てに攻撃命令が下る。鼬の最後っ屁とも呼べるべきそれ。包帯の『蛇』がコスィーニアダミーを割り、『蛞蝓』を開放する。更に数多の包帯もシュルシュルと『皇帝』の元へと向かっていった。――一本だけ、白い紐のような縄の『蛇』が階段を下りていく。伝達役と攻撃役、それぞれがそれぞれの命令を受け行動を開始した。)   (2018/3/11 22:30:09)

和妻伽夜♀高2(この数日。実際の時間よりあまりに長く感じられるような経験の連続だった。依存対象の人形を紛失。爆発音に銃声、誰かの悲鳴や、負傷して血を流す者達。それでも敵に立ち向かい続けた人達の姿。始めは怖くて物陰でじっとしている事しかできなかったが、それにも次第に慣れて怯える事も縮こまる事も少なくなった。そして時には怯えていてはいけない。行動しないといけない時がある事も目の前の人が、また教えてくれようとしている。ー例えそれが勝機の少ない戦いであったとしても。) ー!!(轟音と共に目の前の鉄の扉を吹き飛ばした直前に男がとった物と同じ構え…!気づいた時には音という衝撃波が身体と鼓膜を襲う。)ーきゃぁっ!(反射的につむった目を開けば直ぐ前に鮮血。隣から聞こえるうめき声に黒い目を見開く)ー若草君っ!!(体育館の時とは違う本物の血…苦しそうに呻きながらも諦めない姿。-戦わなくてはいけない-今度は伽夜自身が”その時”である事を脳が伝える。)   (2018/3/11 22:40:31)

和妻伽夜♀高2『分身さん、立って。まだ動ける。大丈夫だから、立って!さもないと若草君が…!今ならまだ間に合うから!お願い、動いて!!』(涙で滲む視界の中、目の前に立つ男の両足の向こうに倒れていた若草優希2体にそう強く念を送った。完全停止していたはずの二体が同時にくっと首だけを回して男の方を見る。ゆらりと立ち上がったそれははじめはたどたどしく、徐々に加速して男の身体に絡みついた。短剣を持つ右腕を体に密着させるように義体が、土人形がおぶさり、右手を男の首にかけ左腕で締め始める)   (2018/3/11 22:42:17)

《皇帝》【あ、若草さん。分身の方は破壊しても大丈夫なのでしょうか?】   (2018/3/11 22:43:39)

和妻伽夜♀高2【この展開で大丈夫でしょうか。】   (2018/3/11 22:43:40)

若草優希♂高1【構いませんよ。壊すも動かすも、好きなように使ってやってください。】   (2018/3/11 22:44:52)

和妻伽夜♀高2【ありがとうございます。暫く分身さんお借りします。】   (2018/3/11 22:45:21)

《皇帝》【ありがとうございます。熱い展開にびわ焼けそう(こんがり 時間もアレなので、皇帝さん次かその次で離脱かまそうと思いますー。】   (2018/3/11 22:45:46)

和妻伽夜♀高2【申し訳ございません。右手ではなく、右腕です。 了解しました。】    (2018/3/11 22:46:19)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、若草優希♂高1さんが自動退室しました。  (2018/3/11 23:05:03)

おしらせ若草優希♂高1さんが入室しました♪  (2018/3/11 23:05:15)

若草優希♂高1【三度、大変失礼いたしました。】   (2018/3/11 23:05:48)

《皇帝》(ロケットランチャーによる集中砲火――そう見まごうほどの一斉掃射が終わった時、眼前にいた少年は満身創痍と化していた。まだ息はあるようだが、重症は免れていないように見える。――もはや、文字通り虫の息。しかし、その眼差しには、その姿には、今なお消えない闘志と勝機が宿っている。…それならばそれでいい。ゴミムシは、踏みつぶしてしまえばいい。)下手に避けるから苦しむ羽目になるんだ。ゴミムシはゴミムシらしく、そこで潰れて…(一歩。その一瞬の虚は、戦場に走った魔に魅入られた瞬間だったのか。勝利を感じた一瞬の隙を穿ったのは、後方からの衝撃だった。)――な!?(右腕と、首をせいする人形が二体。先ほど完全に動きを止めた筈の、少年のダミー。馬鹿な、確実に攻撃を叩き込み、もう動けなかった筈。人形とは思えない剛力で首を締めあげ、血流が鈍った視界が揺らぎ始める。正面では、少年のそばから先程の蛞蝓や紐が意思を持ったかのように動き始め、あろうことか『アグレスティス』が絡まったままのワイヤーすらも足元を動き始めていた。――人形の自重で、動きもままならない体。辛うじて地を蹴った一瞬後、脛の辺りに鋭い痛みが奔った。)   (2018/3/11 23:09:46)

《皇帝》ぐっ!!(脚への斬撃。機動力を奪い、かつ包囲を確実とする一手。痛みを気にする間もなく、蛞蝓と縄は距離を詰めつつある。先の『アグレスティス』も、まさか一撃きりではあるまい。この、ゴミムシが。――ゴミムシ、風情が――)邪魔、だ。――邪魔だ、ゴミムシが!!(盾を離し、左手で首を絞める人形の腕を掴む。同時に、手首を回して右腕の『イクシオイデスⅢ』を右側の人形の腹へ深々と突き刺して、男は能力を発動した。――首を絞める人形の腕が凍結し、束縛が緩む。刺された腹から高熱が流れ込み、右の人形が発火する。それらを掴み、あるいは刺したまま、男は両腕に力を籠め――前方へ、すなわち蛞蝓や縄が屯する中へと投げつけた。破片や液体が散乱するであろう凄惨な光景の中、男はべ、と唾を吐いた。血が、滲んでいる。先ほどの人形投擲のせいで右腕のイクシオイデスは刀身が曲がり、ほとんど使い物にならなくなっていた。『ラエヴィス・ラディアータ』は、その構造上、氷柱の射出に『イクシオイデス』を必要とする。すなわち、その機能は今や失われたのだ。せいぜい、あと一回しか持たないだろう。)   (2018/3/11 23:09:53)

《皇帝》…ち、その首もぎとってやろうと思ったが、あいにくネタ切れだ。今回は見逃してやる。(ざり、一歩退いて男は言い放つ。盾の表面に冷気を集中させ、今度は一際大きなものを一つだけ形成しながら。相変わらず狂った笑いを浮かべて少年を見やったのち、その視線は金属を操った女子生徒の方へ。)あんたとの殺り合いはまた今度だ。『俺』ァ、いつでも待ってるぜ?(俺――すなわち個人として。言外にそう仄めかして、男はたん、と地を蹴って跳んだ。盾を地面に向けて携え、曲がった『イクシオイデス』を裏に当てがって――最後に、言い放ちながら。)せいぜい踏みつぶされないよう這いつくばって生き残るんだな、ゴミムシ共。…ははは、ひゃはははは!!(放つ氷柱の噴射圧は、男の身体を反動で吹き飛ばし、そのまま男は屋上のフェンスを越えて墜ちてゆく。――遥か下方で、衝撃音。狂笑と破壊の音を残して、その姿は砂煙の中に消えていった。――空を覆う雲がわずかに裂け、穏やかな光が一筋降り注ぐ。それはまるで、春の目覚めを告げるようだった。)   (2018/3/11 23:10:01)

《皇帝》【長考申し訳ありません。皇帝撤退ということで、こちらはこれにて〆といたします。】   (2018/3/11 23:10:35)

金城栄璃華♀高3(男子生徒がやられたのだろう。其の様子は分からなかったけれど、彼等の様子からあらかた想像はつく。そして、残るは一人。どうせすぐにやられる―――そう思ったけれど。)……!(破壊された筈の人形は、まるでマリオネットの様に不自然な動きで、男に纏わりついた。あの女子生徒の異能か―――?彼女は、これまでの様子から非戦闘員の様に思われたけれど。)…あら、結局逃げるんですのね。(傷を負い、曰くネタ切れ。退こうとする男に、挑発の様な、しかし僅かに残念そうともとれる声音で言葉をかけた。)”ゴミムシ”に翻弄されるなんて、思ったより大した事なかったのかもしれませんわね―――……。(否、そんなことはないだろう。もう一度能力を以てぶつかりたい。己がこういう感情を抱くなんて、らしくもない。腕に負った裂傷は思ったより深く、止血もしていないから僅かに貧血の様な感覚に陥っていた。治療が必要だろう。)   (2018/3/11 23:24:44)

金城栄璃華♀高3………。(何とも言えぬ溜息を一つ零し、壁から背を離す。元来た階段から、医務室へ向かう為に。扉の向こう、其処に広がっている光景は、凄惨なものだったかもしれない。けれど、今の己の眼には入らなかった。腕を庇う様にしながら、倒れ伏した男子生徒と其の傍らに居る女子生徒の横を通り抜ける。彼等など眼中に無いといた様子の伏目がちな双眸は、熱を燻らせている様に爛々としていた―――)【こちらも以上で〆といたします。】   (2018/3/11 23:25:03)

若草優希♂高1 (――蛞蝓の正体。それは本当に悪あがき。持ち合わせているダミーの中身は水とアルコールが3つずつ。前方からのみやってくるそれは容易く壊されてしまった。それでも、この陽動が少しでもダメージを与えられることが出来たならば――。どうやら我妻さんが何かの能力を発現させたようだ。それが更に『皇帝』への迎撃を許したようだ。――若草優希は壁に凭れ掛かりぐったりと動かないでいる。身体に力が入らない。頭を強く叩きつけられたからか、大量の出血のせいか、視界もぼんやりとしている。――いよいよ、死が近いのか。小さく、呟いた。)――……ざまあ、……みろ、か……な……。(誰に対していったのか、恐らく『皇帝』と自分の両方に言ったのだろう。助けに来たつもりが、この様。しかし、これで相手も撤退せざるを得ないだろう。強いと思ってる奴の鼻っ柱をへし折ったのだ。――もう十分満足した。)   (2018/3/11 23:30:28)

若草優希♂高1(――頭の中で考えていたのは、先生と教授のこと。もし死ぬことになったら、悪いことしてしまったな。悪いことをしてしまったと言えば……、屋上の壁に凭れ掛かっていた女生徒、あの子にも悪いことをした。戦いを楽しんでいただろう。此方の“防御”の性で痛手を負ってしまっただろう。――意識が混濁していく。もう後はないらしい。呼吸は弱くなっていく。――若草優希は完全に意識を失った。)【これで私も〆に致します。】   (2018/3/11 23:30:42)

和妻伽夜♀高2(ぎり…と歯を食いしばりながら分身二体に意識を送り続ける。振りほどかれないよう両腕に力を込めて踏ん張るように…と。どんなに屈強な男でも人間ならば脳へ送られる血流を遅らせれば気絶する。伽夜の頭に浮かんだのはどこかで聞いたそんな知識。高い戦闘力、強い武器、異能力を持つこの男でもそれは同じ事だろう。伽夜が思った通りに動く分身二体。そこに優希の放った蛇達も加勢に加わる。スリーパーホールドで相手を落とすまでにかかる時間は名人で7秒。下手な人間でも20秒掛ければ意識を失うと言われている。男が落ちるのが先か、土人形が壊されるのが先か…)『分身さん…!がんばって…もう…少しだから…っ!』(と突然男が咆哮と共に絡みついた人形二体に能力を発動させる。)   (2018/3/11 23:42:36)

和妻伽夜♀高2ーっ!(残念な事に分身を破壊される方が先だった。凍結された人形の腕が砕け、右腕に絡んでいた義体が内側から高温で破壊される凄惨な光景。伽夜が驚いたのはそれだけでなく、分身二体と同じ箇所、両腕、腹部を中心とした全身にわずかに痛みが走ったのだ。それを疑問に思う暇も無く、ネタ切れだという男がフェンスの外へ姿を消した。校舎に響く不気味な笑い声と共に。)……!(助かった…と一瞬安堵するが、すぐ重症の若草優希を思い出して駆け寄る。)若草君…?しっかりして…!起きていてよ?すぐ、誰か来るからっ!…お願い、返事してっ!!(栄璃華が隣を通って去って行く事も気づかず何度も涙声で優希に話しかける。薄暗い雲を割って温かい日差しが差し込む屋上。ただその空間を響かせる声はまだ暫く緊迫感のある物のままだろう。)   (2018/3/11 23:42:38)

和妻伽夜♀高2【お待たせしました。私もこれで〆たいと思います】   (2018/3/11 23:42:54)

《皇帝》【(やらかしすぎた() それでは、以上にて、イベント戦終了と相成りました。みなさま、ボス戦ご参加ありがとうございました…!】   (2018/3/11 23:45:08)

和妻伽夜♀高2【こちらこそありがとうございました!とても楽しかったです!】   (2018/3/11 23:45:42)

若草優希♂高1【非常に楽しかったです! 此方こそありがとうございました。】   (2018/3/11 23:46:08)

金城栄璃華♀高3【此方こそ有難う御座いました。ある意味初めてお友達ができて嬉しかったです() そして、《皇帝》様はイベントの主催本当にお疲れ様でした。楽しませて頂き有難う御座いました。】   (2018/3/11 23:46:30)

《皇帝》【《ドロップ》SW-01E『アグレスティス』×1 破れた神父服×1 『E.V.E.』の紋章×1(  友達() つたないイベント進行と相成りましたが、皆様のご協力もあり完遂できました。改めて、大変感謝です。】   (2018/3/11 23:48:38)

《皇帝》【お話は尽きない所ですが、私は時間の都合もありお先に失礼しようと思います。改めて、ありがとうございましたー!】   (2018/3/11 23:49:27)

おしらせ《皇帝》さんが退室しました。  (2018/3/11 23:49:31)

和妻伽夜♀高2【あれで友達認定できる最近の女子高生怖い()えりーさん、本当ですね。今回びわさんのお陰ですね。イベント企画から主催までお疲れさまでした。】   (2018/3/11 23:49:49)

若草優希♂高1【そんなつたないだなんて......。イベント楽しませていただきました。改めてお疲れ様でした。】   (2018/3/11 23:50:26)

金城栄璃華♀高3【何時もですが、イベントの主催本当に有難う御座いました。 本日ご一緒頂いた皆様も、以前にご一緒させて頂いた方々も有難う御座いました。私も失礼させて頂きます。お疲れ様でした。】   (2018/3/11 23:50:32)

おしらせ金城栄璃華♀高3さんが退室しました。  (2018/3/11 23:50:36)

和妻伽夜♀高2【お疲れ様でした。おやすみなさいませ。】   (2018/3/11 23:50:44)

若草優希♂高1【それでは私も失礼いたします。お部屋ありがとうございました。】   (2018/3/11 23:51:15)

和妻伽夜♀高2【私もお暇します。おじゃましました。】   (2018/3/11 23:51:22)

おしらせ若草優希♂高1さんが退室しました。  (2018/3/11 23:51:29)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2018/3/11 23:51:33)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2018/4/21 23:45:34)

和妻伽夜♀高2【失礼します。イベント終了から大分時間が経過してしまいましたがソロル投下のためお邪魔します。】   (2018/4/21 23:45:56)

和妻伽夜♀高2(-目の前にある光景が浮かぶ。また、あの巨大建築の廊下の景色。以前と違い今度は走っていた。どれも既視感ある風景だがどこかは思い出せない。前回は何も無かったが、今回は廊下を進んだ先に現れたのは巨人だった。二階建て住居ほどありそうな人型。顔まではよく見えないが、黒っぽい色のスラックスに白衣を纏っていて、目の前の小人に驚いているかのように此方に意識を向けたまま立っていた。今度は視界の隅の小さな手が両手で白衣を挟んで引っ張り始める。--おねがい…きて…--最初は動かなかった巨人が引っ張られる方向へ足を踏み出す。--きて…こっち…--時々巨人が付いて来ている事を確認しながら徐々に進むスピードが上がっていく。次々と追い越していく風景。走って、走って、目の前の崖のような階段を幾つも飛びぬけるが息切れを起こさない。--来て…!来て…早く…!--振り返れば巨人は付いて来ている。最後の数段を飛びぬけた先の光の中へ--)   (2018/4/21 23:49:08)

和妻伽夜♀高2(-そこで意識が戻った。泣きはらし、疲労感が十分ににじみ出てた目が瞼を開ける。頬を伝った涙もまだ乾かないまま。ぼやける視界が焦点を結んで知覚できたのは目の前でぐったりと横たわる若草優希の姿だった。黒い面が飛ばされ、包帯の隙間から見える唇が血色を失って来ている。 患部を悪化させないよう突き刺さったスパイクはそのまま、少しでも出血量を減らすため制服のリボンと彼のネクタイを外して上腕にきつく巻き、他の出血の酷い方の脚の根本をぐっと手で押さえて圧迫する。体温が下がるのを防ぎたい気持ちで着ていた上着をかけるが、その陰からは優希の鮮血がにじみ出てくる。戦う事はもちろん、けが人などろくに見たこともない伽夜にとっては凄惨な現実だった。)   (2018/4/21 23:50:15)

和妻伽夜♀高2ーっ!『…私、何して…!』(最低限できる事をしなくてはと保健の授業で習った事をしてみて、助けを呼びに行こうとした所で意識が離れてしまっていたらしい。一刻の猶予もないというのに重体の人を前に呆けていた事に焦り、そんな自身に怒りを感じ立ち上がろうとしたその時。)「ーー!大変!」(後ろから女性の声が聞こえ此方に駆け寄り、手早く優希の容態を確認する。既視感ある白衣に黒っぽいスラックス。学園の保険医だった。)「貴方!誰でもいい、すぐに人を呼んできて!早く!!」ーっ!は、はいっ!(スパイクの刺さっていない出血の酷い幹部に手をあて治癒能力を発動させながら伽夜に向かって叫び、伽夜も下の階へ向かって駆け出す。まだ間に合う。絶対に助ける。そう強く思い、止血のために汚れた手も乱れた黒髪もそのまま、出会いがしらの人に所構わず助けを求め続けた。)手を、貸してください!重体の人がいるんです!!お願い!助けて!!   (2018/4/21 23:51:25)

和妻伽夜♀高2(学園が襲撃者に見舞われてから数日。襲撃者の姿も見かけなくなり、完全に撤退したと思われた昼下がり。保健室に運び込まれる生徒もほぼいなくなっていた時だったため校内で大騒ぎとなった。幸い若草優希は最悪の結果になる事はなかったが、重体と診断された彼は手術後暫く経ってもまだ目を覚まさずにいた。)   (2018/4/21 23:52:00)

和妻伽夜♀高2(日が沈んで大分経過した頃の学園医療棟。部外者の面会時刻も終わろうかという頃、和妻伽夜は若草優希が眠っているベッドの傍にいた。小さな椅子に座る彼女はまさに手入れのされていない人形のようで、俯いたまま黒い髪の隙間から何を見るとも無い虚ろな目がのぞく。)『あのおじさんは殺すつもりはない…って、言っていたのに…。皇帝って人はどう考えても、害意所か殺意を持って向かって来ていた。……金城先輩、どうして、あんな事…学園側の味方じゃなかったの?それならどうして、あの時助けてくれたの…?』(そう苛立つ気持ちを募らせていたが、ふと気づいて首をふるふると横に振る。)『違う、先輩は先輩の事情と意思で動いただけ。それは彼女の言うように私達と全く関係のない事だったって、それだけ。--悪いのは、私。あの時、攻撃を止める事ができるはずだったのに、それをしなかった。……私が授かった力を躊躇したから…』(目を閉じ、膝の上の両手を握り締めれば、脳裏に狐面の男子生徒の姿が浮かぶ。)『醒井君、ごめん。私、コックリさんに嘘をついた…。』(白い手の甲に水滴がひとつ、ふたつと落ちていく。)   (2018/4/21 23:53:25)

和妻伽夜♀高2(-キィ、と後ろから扉が開く音がして濡れた睫もそのままぱっと振り向くと、小さく開いた扉の隙間を背景に立っていたのはずっと探していた物だった)…ーゆきちゃん…!(抱きかかえに行こうと立ち上がろうとした所ではっと思いなおす。居住まいを正すかのように背筋を伸ばして椅子に座り、深く息を吸って、吐いて、”ゆきちゃん”へ意識を送る。薄明かり一つ灯った静かな病室、優希につながれている呼吸器のコンプレッサーの音が大きく聞こえる。すぐにあの日体育館で感じたモノと同じ感覚が甦った。予想以上にすんなりとそれが通り驚きすら感じる程。 てく、てく、と一歩、また一歩とドレスの裾から覗く皮靴がこちらに向かって歩いてくる。)   (2018/4/21 23:56:02)

和妻伽夜♀高2……(伽夜の足元まで歩いてきた”ゆきちゃん”が小さな両腕を伸ばせば、視界がぼやけ、涙が頬を伝うのを感じる。いく筋もいく筋も…)-ーっ、ふ……っ、ぅ…(人形を拾い上げ強く抱きしめる。”ゆきちゃん”が壊れてしまうという位に。いくつも経験した原因不明な出来事。理不尽な襲撃、なぜ人形が手元から無くなったのか、学園襲撃の最中見た夢は傀儡師の能力覚醒による物だったのか、さらに和妻家の能力とは関係がないと思える異能力。答えが欲しい疑問は幾つもあるが一つ確かな事は伽夜が長年願い続けてきた事が叶ったという事だった。)   (2018/4/21 23:57:07)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2018/4/21 23:57:39)

おしらせ和妻煕♂さんが入室しました♪  (2018/4/21 23:58:23)

和妻煕♂(閑静な住宅街の端にその屋敷は存在する。大分古くはなっているが和風の門構え、鬱蒼と植木が茂り、外からの様子は玄関の扉以外はよくわからない。夜ともなれば暗闇に包まれ一瞬マヨイガのようにも見えた。屋敷の中も古めかしく所々に人形や能に使う面が飾られていて苦手な人からすれば悪趣味な家に見えるかもしれない。薄暗い廊下を進んだ奥に一つ明かりの灯る部屋。壁に沿って重厚な飾り棚が並び、中には和洋問わず器や人形が飾られている。 中央には丁寧に仕立てられただろう無垢材の大きなテーブルとセットの椅子。その主席で食事をとる初老の男が一人。着流し姿の厳かな風体。白髪混じりの黒い髪。年相応に皺が刻まれているが肌は白くきめ細やかで、そこだけに注目するならば実年齢よりも若く見えるだろう。一畳先を見るように視線を落とす瞳は屋敷を囲む闇夜と同じ色をしていた。)   (2018/4/21 23:58:59)

和妻煕♂(そこに白髪頭にスーツ姿の男が入ってきて恭しく礼をし、優しい穏やかな声音を響かせる。) 「お食事中失礼いたします、旦那様。」 -久住か。何の用だ。 「はい。春尚(はるひさ)様からのお言伝てに参りました。」 (漆の汁椀と箸を置き、久住と呼んだ男の言葉に意識を向ける)……あれが何も言わずにお前を遣わせるとは…やはりEdenが動いたのか? 「左様でございます。2月3日から本日昼過ぎまで、LAP学園がEden配下A.D.A.M.部隊による襲撃に遭いました。襲撃班の中にはE.V.Eのタロットも複数名入っていたそうです。幸い伽夜お嬢様はご無事にございます。」 そうか…それだけではないのだろう。 「はい。…失礼致します…。」(久住が主の元へ近寄り耳元で小声で一言) 「此度、お嬢様がお切りになりました。」(そう告げた途端主が若干眉根を寄せた。)   (2018/4/21 23:59:55)

和妻煕♂人形は操れるようになったのか? 「今回の襲撃で覚醒されました様です。ただ、お嬢様がお切りになったのはそれよりも前でございます。」 何本だ。 「最初は糸繰り…その後一本。その後も糸繰りを一回されたとの事です。」 (報告を聞き、表情は変わらないが黙ったまま微動だにしない。静かである事は変わらないが先ほどよりも緊張感のある物になっていた。) 「意識的に傀儡廻しをされたのはその後…それも2体同時でした。いかがなさいますか?お嬢様にはご帰宅なさるようにお伝えしましょうか。」 ……いや、今はまだ学園に置く方がいいだろう。春尚は? 「学園に佐山を残して撤退した強襲者達とタロットを追跡されています。」 あまり深追いはするなと伝えておけ。今回の襲撃はEdenの独断ではないだろう。ただ今後も変わらず青柳と監視を続けろ。それと伽夜もだ。 「承知いたしました。その様にお伝えします。…失礼いたしました。」(頭を下げると音もなく、まるで部屋の隅の暗がりに溶けるように部屋を去って行った。思案にふけりながらも箸を取り食事を再開する。)   (2018/4/22 00:00:58)

和妻煕♂【以上です。失礼しました。】   (2018/4/22 00:01:21)

おしらせ和妻煕♂さんが退室しました。  (2018/4/22 00:01:25)

おしらせ【イベント開催】さんが入室しました♪  (2018/9/30 22:27:38)

【イベント開催】【こんばんは。先般アナウンスしておりましたイベントについて、開始ロルを投下させていただきます。拙い進行ではありますが、よろしくお願いいたします。】   (2018/9/30 22:28:28)

【イベント開催】(――夜。時刻こそまだ夕方だが、日が短くなり辺りは既に暗く、そう評して差し支えないであろう時間。『臨時使用中』と札が下げられた小さな会議室の中で、暗躍する影が二つあった。)「職員連と生徒会への許可は?」「申請は終わっています。職員連は資金面の調整、生徒会へは安全性の担保に関して協議中ですが、おおむね是とされるものかと」「重畳だ。順調にいけば、今度こそ我々の理想を達成できる」「はい。前回と同じ轍は踏みません。今度こそ、理想を勝ち取るのです」(声を潜め、二人は思惑を囁く。一方は、もはや青年に近い年頃の少年。そしてもう一方は、髪をサイドテールに結った少女である。差し込む月の光は淡く、雲を割きながらその二人の相貌を照らしあげた。)「そう。――題してガクエン個人対抗、異能タッグバトルマッチ!各々のスキルを高め、かつ親睦を結ぶこの企画。無事完遂できれば、我々運営委員の統制力と名声は一層上がるだろう!!」「流石ですお兄様!前回はあまりに策謀を弄しすぎて失敗しましたが、今回はルール制定と景品確保以外はノータッチ。完全にクリーンな大会は、今度こそ私たちの…いえお兄様の評価を彩るでしょう!」   (2018/9/30 22:28:44)

【イベント開催】(――そう。二人とはいわずもがな、イベント運営委員会に属する二階堂兄妹であった。過去にイベントを企画した際、自らの能力と名声を高め、ゆくゆくは生徒会長の座を射抜くべく暗躍し、見事に露見して失敗した二人であったが、今回も又懲りずに企画を進めたらしい。もっとも、今回はむやみに八百長やら策謀はせず、成り行きに任せるようだが)「参加者が少ない可能性を考え、景品を奮発したのは名案でした。これならば、参加を促すこともできるでしょう」「おまけに参加者には、積極性と異能応用力の点で内申に考慮すると先生たちの言質も得た。これで参加せずにおられるものだろうか!いやない!(※反語)ふはははは!」(…そう、運営委員会は…というより二人は今回奮発した。優勝タッグには、学園都市駅前にある某高級百貨店の商品券3万円分×2が与えられるのである。完全に金で釣った形ではあるが、魅力には魅力であろう。――本戦までまだまだ時間あり。ガクエンは、少々騒がしくなりそうであった――)   (2018/9/30 22:29:11)

【イベント開催】【イベント:『ガクエンタッグバトルマッチ!』 《イベント詳細》シミュレーションルームを用いたタッグマッチを行います。本戦(過去イベントにおけるボス戦に相当)までシミュレーションルームでタッグバトルを練習し、連携力を高めよう!後日開催の決勝優勝タッグには賞品プレゼント! 《ルール》①バトルは2vs2(NPCとのタッグ可)。戦闘不能になる、戦闘エリアから離脱する、降参を宣言すると負け。②道具の使用は3種類まで可。事前登録を行うこと。③バトルフィールドは7種(後述)。ロルの際は任意に決めるかダイスでランダムに決定する。④ハロウィン近いので仮装OK。場合によって委員長またはブラックリバー先生からイイネが貰えます(※効果なし)】   (2018/9/30 22:29:42)

【イベント開催】【《バトルフィールド》①ガクエン中庭:いつも戦場になることに定評のある中庭を再現。両サイドに校舎(侵入不可)、ベンチ、屋上の鉄柵がある他はギミックが少ない、真っ向からのバトルが楽しめる。②森:鬱蒼と茂った森林が舞台。頭上を樹幹が覆い、足元は落ち葉や草で隠れるなど見通しは悪い。木立や樹上の高低差をいかに利用するかがカギになるだろう。③廃墟:立体駐車場跡らしきコンクリート施設を模した戦場。コンクリートの方柱が規則的に並ぶほか、合計3階分のフロアには床に穴が開いていたり、鉄パイプや石片も散乱している。障害物が多く縦方向への機動も制限されるため、白兵戦に長けた異能が有利か。】   (2018/9/30 22:29:55)

【イベント開催】【④南の島:5m四方の小さな島の他は、周囲すべて海という特殊なフィールド。必然的に陸地部分の狭いエリアが主戦場となるため、接近戦が得意な異能が有利となる。一方で、周囲の海上や水中をうまく使える異能を持っている場合はトリッキーな戦術をとることも可能であり、異能者の発想力が試される。⑤雪山:斜面と雪で彩られた山肌が舞台。葉が落ち枝だけが張った木々、雪で覆われた岩、そして雪に隠された川などが足場を乱す。また、一定時間おきに吹雪が発生し視界を乱すため、これまでのフィールドの中でも難易度が高い。⑥無重力:シミュレーターを活かし、疑似的に宇宙を再現したフィールド。空気こそ存在するものの重力は一切無く、移動は体を使った反動や宙域に漂う大小の岩・デブリを蹴って行う。ひとたび攻撃を受ければそのままエリア外まで叩き出される危険もあるため、立ち回りには細心の注意が必要だろう。⑦摩天楼:夜の高層ビルをイメージしたフィールド。八角形状に配置された高楼には鉄板で渡し橋がかけられているが、足場は悪く移動や攻撃にも注意が必要。落下した場合脱落扱いとなるので、いかに足場を保ちつつ相手を制するかが重要となる。】   (2018/9/30 22:30:31)

【イベント開催】【番外編】愚者「…ろーちゃん大変だ!ガクエンの大会で優勝したら3万円の商品券だって!」審判「…ほう。それで」愚者「タッグ組もうタッグ!」審判「馬鹿も休み休み言え。俺たちは学生でもなんでもない。仕事もある。第一子供の大会に大人が出て景品を攫うという愚行ができるか」愚者「だって3万だよ!?3万ですよ!!?経営難で懐寂しい愚者さんのポケットにそんな大金がホールインワンとか最高だと思いますがねボカァ!」審判「…(※すごく哀しいものを見る目)」月「…ことは、出るかな」   (2018/9/30 22:30:50)

【イベント開催】【番外編②】スコーピオ(電話片手)「…あっくん大変よ!ガクエンの大会で優勝したら3万円の商品券ですって!…いやそれでじゃないわよ!3万!二人合わせて6万!これだけあればのんちゃんにきゃわいいアクセサリーやぬいぐるみあげたり一緒においしいもの食べ放題じゃない!確か今あの百貨店北海道フェアやってるからウニとかイクラで海鮮尽くしに…!…え?ああその辺は大丈夫。あたしの異能でセキュリティとか記録はごまかしてあげるから。そんな訳で遠慮なく行ってらっしゃいなー☆」   (2018/9/30 22:31:00)

【イベント開催】【以上にて。ご不明な点があれば、PL部屋の方でご質問いただければと思います。それでは、イベント戦『タッグマッチ』、お楽しみください。】   (2018/9/30 22:31:51)

おしらせ【イベント開催】さんが退室しました。  (2018/9/30 22:31:55)

おしらせ野分真♂高1さんが入室しました♪  (2018/10/6 21:29:11)

野分真♂高1【こんばんは。バトルロルという訳では無いですが、イベント関連でソロルを投下させて頂きます。】   (2018/10/6 21:29:37)

野分真♂高1(――目下、有志たちがタッグを組み模擬戦に明け暮れるとある日。放課後、ある一年生の教室に数名が集っていた。3人は野分真を含め男子、あと二人は女子である。真らは、その女子にある相談を持ち掛けられ、ここに集められたのである。…そう。)黒川「そんな訳で、お三方にはコスプレでタッグ戦に出て頂きたいのです」「「「何で!?」」」(…そう、ブラックリバー先生こと黒川綾による召集であった。ちなみにもう一人は相棒のアンダーソン助手こと下村である。集められた3名はといえば、…まあ、その、あれである。中性的な顔立ちの面々とでも記せばよいだろうか。)黒川「それはもちろん、ハロウィンが近いゆえです。我々の目の保養にもなりますしイベントも盛り上がり、言うことなしではないですか」Σいや異議あり!異議ありです!「第一なんで俺たちがそんなことする義理も無いだろうに」下村「ふふ、そう言うだろうと思って、ネタは用意済みさ。ここで使うのは惜しいけどね」(難色を示す3名に対し、下村がそれぞれに見せるのはハガキサイズの何か。先に見た二人は何やら顔面蒼白となっているようだが。)   (2018/10/6 21:29:50)

野分真♂高1Σ!?(真に渡されたそれは、写真のように精巧なイラスト。眠っているのは真のようだが、その顔のすぐ上には、別の男の子の顔。見ようによってはキスをしているようにも見える、赤目白髪の少年の姿である。)Σ何ですかコレ!? 下村「ふふ、僕の異能『アイ・ポイント』は視覚固定。シャッターチャンスは逃さないのさ。で、記憶を元に先生と視覚共有して、イラストに仕上げて貰ったという訳」黒川「多分に脚色は交えましたが、快心の出来です。文化祭の『夜』に出展しようかと思いましたが、今回のイベント次第では考え直すかもしれません。いかがでしょう」(――人、それを脅迫と言う。一方で付帯条件として、コスプレで出てくれればバトル時は飲料や衣装、装備メンテなどで万全のバックアップ。真についてはバイト先BIWAガーデンの宣伝も下村の新聞部で取り上げてくれるほか、園芸部の野菜の宣伝販売も請け負ってくれるとのこと。硬軟併せた提案に、加えて脅迫の強力さに拒みかねた3者。そんな、訳で。)…や、「「「…やります…」」」   (2018/10/6 21:30:07)

野分真♂高1「で、肝心の衣装は?」黒川「もちろん完成済みです。今回はハロウィンということで洋風チックに。――コレです!」(ばぁん!とホワイトボードに貼られるは、完成した衣装の写真。曰く。「エルフのアーチャー」「エルフのキャスター」「エルフのアサシン」)「ハロウィン関係NEEEEE!!」「おまけに露骨に某ゲームの影響受けたネーミングしてるよこの人!」黒川「私のパトスは求めたら止まりませんので。あ、公平にじゃんけんで衣装は決めましょう。サイズ直しもすぐできますので。」(絶句する間に淡々と定まっていく悪夢。結局真は一番負けとなり、残った衣装が宛がわれることとなった。すなわち。)   (2018/10/6 21:30:24)

野分真♂高1………………(※死んだ目)(――真は鏡を前に絶句した。肩まで露になった両腕。ゆうに膝元まで届く紫の貫頭衣、白糸でエンブレーミングを施した同色のフード、端を左腰に垂らしたベルト代わりの腰巻。そして両手首の手甲裏や腰巻などにいくつも備えられたダミーの短刀。律儀にもエルフの耳を模した耳カバー付きである。そう、真が当たったのは『エルフのアサシン』であった。なんでさ。)黒川「うん、素晴らしい。みなさん素晴らしい出来です。作家魂が滾って私おかしくなりそうです」下村「もちろん活躍はばっちり僕が写真に納めるからね!皆ガンバ!」「「「………」」」(そんな訳でタッグマッチバトル、ハロウィンに向けて、エルフが出ます。)   (2018/10/6 21:30:39)

野分真♂高1【以上にて、完全にネタに走らさせて頂きました。それでは、お部屋ありがとうございました。】   (2018/10/6 21:31:12)

おしらせ野分真♂高1さんが退室しました。  (2018/10/6 21:31:15)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2018/12/27 21:47:52)

和妻伽夜♀高2【こんばんは。世間では二日も過ぎてしまったクリスマス幕を回して行こうかと思います。後入り大丈夫です。】   (2018/12/27 21:49:50)

和妻伽夜♀高2(世間ではクリスマスという事で賑わう日。今年も学園は色とりどりのライトアップで飾られ、それぞれ楽しもうという有志の学生達で華めいて見えた。)…わぁ、今年も凄い…!(食堂が一番混雑する頃を避けるため早めの夕食を終えるとすっかり日も沈んで飾られたライティングが綺麗に見えた。もう今年もそんな時期かと思いながら金髪に赤いドレスを着せた”ゆきちゃん”を抱いてイベント会場へ向かう)   (2018/12/27 22:00:39)

和妻伽夜♀高2(色とりどりのイルミネーション。黒い髪の奥の漆黒の瞳をキラキラ輝かせながら一人気ままに生徒作品を鑑賞していたが)…(それを見てはしゃぐグループ、カップルや来園者、自分達の技術をプレゼンする生徒たち。それを見ると何とはなしに寂しくなってきてしまうのは冬の寒さもあるせいだろうか。)…寒いね。中に入ろうか。(確か室内でも催し物をやっていたはず。そう思ってカフェラウンジへ向かう)   (2018/12/27 22:11:06)

和妻伽夜♀高2(室内に入れば暖房が効いた温かい空間にほっと一息。入口でコートを脱いで中へ入ると同じ事を考える生徒で溢れかえっていた。有志の音楽グループによるミニコンサートや温かい飲み物や軽食のサービス。学生達もグループ同士おしゃべりしたり、思い思いにそれぞれ過ごしていた。)…すみません、ホットココア一つお願いします。(温かい。紙コップを受け取ると外の展示を一周して思ったよりも体が冷えていた事に気付きながらマシュマロ数個とココアパウダーを振りマドラーを指して空いていたソファへ)   (2018/12/27 22:35:15)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、和妻伽夜♀高2さんが自動退室しました。  (2018/12/27 22:55:18)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2018/12/27 22:56:14)

和妻伽夜♀高2 (程よくとろけたマシュマロをまどらーでかき混ぜ一口飲みながら他の生徒達を何とはなしに眺める。ふと気づいたのは生徒達の中にビニール袋を下げている人が何人かいる事。袋の中身は星やクリスマスツリー、靴下に型抜きされたクッキー。時期的にジンジャーブレッドという物だろうか。それを色とりどりのアイシングでデコレーションされた物。)…(興味深そうに何人か見ていると、どうやらそれぞれが好きに模様を描けるようになっているらしい。ココアの最後の一口を飲み干すと人込みを分けながらラウンジの奥へと歩き始めた。)   (2018/12/27 23:02:24)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、和妻伽夜♀高2さんが自動退室しました。  (2018/12/27 23:22:29)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2018/12/27 23:22:41)

和妻伽夜♀高2…ここ、かな?(首を傾げれば黒い前髪の隙間からきょとんとした様子の黒い瞳が覗く。 人が6人ほど同時に作業できるようなテーブルが二台。その上にはクリスマスカラーのビニールでできたテーブルクロス、クッキーのデコレーション用に色とりどりのアイシングや色付き砂糖でコーティングされたチョコレート菓子。アラザンなどが並べられている。)えっと…すみません。一枚お願いします。(おどおどしながら受付ブースの女子生徒に声を掛ける。「はぁい。どれにします?まだクッキーいっぱいありますよー。」と明るく返事をしながら見せてくれたのは色んな型で抜き取られたクッキー。それぞれ掌位の大きさだろうか。)   (2018/12/27 23:23:20)

和妻伽夜♀高2(星、もみの木…六芒星は雪の結晶っぽく飾り付けても良さそうだ。)えーと、えっと…じゃ、これ……(スカートを履いた人型のクッキーを指さす。ジンジャーブレッドマンというのは知っていたが女性版もあるのかと思いながら。)「はい。それじゃビニール手袋、これ付けて好きにデコレーションしてください。楽しんで。」ん…あ、ありがとう。(手袋を付けると紙皿に乗ったクッキーを受け取って空いている場所に入らせてもらう。)ふふっ、どう飾り付けしようか。   (2018/12/27 23:31:32)

和妻伽夜♀高2まずは顔を描こうね。(白いアイシングの入ったチューブを手に取るとつぶらな瞳、口を描く。…少し大きすぎたかもしれない。)次は…ゆきちゃんとお揃いにしてあげようか。(赤のアイシングを手に取るとドレスを描いて行く。真っ赤なドレスがいい。この時期でも寂しくないような。そんなドレス。)ん…白のレース飾りがあったらいいな。(先ほど使った白いアイシング。口が細いため細かい所も描きやすい。ボタンはアラザンで、最後はラメ入りの黄色いアイシングでリボンを付けた。)   (2018/12/27 23:48:35)

和妻伽夜♀高2……うん、素敵!(黒い前髪の奥の顔がぱぁっと輝く。出来上がったジンジャーブレッドマンを乗せた紙皿を紐付きビニール袋に入れてもらう。)「このまま自分で食べてもツリーに飾っても、誰かにあげてもいいですよー。ありがとうございましたー。」えっ…は、はい。(受け取るときそんな事を受け付けの女子生徒に言われた。)誰かに…。(一人外へ出てぽつり白い息と共に呟く。渡したい人がいる。いるけれど…)どこに、行ったの、かな…(昏睡状態が続き、ある日ふと居なくなってしまった彼へ渡したい。何処へ運ばれたのか聞いても誰も詳しい事は答えてもらえなかった。彼はまだこの星空の下のどこかで眠っているのだろうか。それとも…)   (2018/12/28 00:01:39)

和妻伽夜♀高2……(寮へ向かいかけた足が踵を返して昇降口へと急ぐ。向かったのは一年生の下駄箱。)えっと……若草…―あった!(こんな事をしても自己満でしかないかもしれない。いずれゴミになってしまうかもしれない。それでも…。 下駄箱を開けると飾りつけをしたジンジャーブレッドマンの入ったビニール袋を中に入れた。)…(唇をきゅっと結び、伏し目がちになって暫くそれを見つめる。胸の中に湧き起こるのは何度も感じた後悔と悔しさ。やがて静かに蓋を閉じると昇降口を後にした。 ―良い子の元にはサンタさんがプレゼントを運んでくる。私の所には来るだろうか。正直来てくれる気はしない。―もし来てくれるなら、まだ眠り続けているであろう彼の所へ―彼の望む物を与えて下さい。)   (2018/12/28 00:15:50)

和妻伽夜♀高2【以上で終わります。おじゃましました。】   (2018/12/28 00:16:26)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2018/12/28 00:16:29)

おしらせ安居院影音♀高1さんが入室しました♪  (2019/1/17 22:44:34)

安居院影音♀高1【お部屋お借りします。和妻さんの返歌を投下いたします。】   (2019/1/17 22:45:14)

安居院影音♀高1――話は年の瀬。クリスマスまで遡る。)――……ああ、大分慣れてきた。自分のイメージと身のこなしがマッチしていく感じがよくわかる。(学園のシミュレーションルームから出てくるところ。黒い仮面をつけた少年のような姿は携帯電話を耳に当てながら、何やら話をしていた。しかし、と言葉を続ける。)――……何故お前が発現した、“若草優希”。(落ち着いた様子で口にした。その名前はとある事件に巻き込まれて、重傷を負い現在昏睡状態にある学園生徒の名前である。突然、黒い仮面の姿は小さな少女の姿へと変容した。それはビスクドールのような可愛らしく、そしてどことなく冷たさが映るものを孕んでいた。持つ携帯電話の画面は真っ暗、通話など繋がってはいなかった。“安居院”は若草と会話を続ける。)――……成程。確かに、私はお前の能力で生きている。直接血を流し込まれたせいで、お前の人格が私に流れ込んできたというところか。……全く、プライバシーもあったものではないな。まあ、暇つぶし相手には困らないってのは丁度いいかもしれねぇがな。それに態々お前を演じなくてもいいのは大助かりだ。   (2019/1/17 22:45:37)

安居院影音♀高1(くあ、と一つ欠伸をする。――脳内に住み着いたもう一人の人格。それは嘗てこの学園で青春を謳歌していた生徒の一人であった。そして、自分の身柄を確保してくれた男の義理の息子である。人格のみとなったその少年はどうやら不服そうであった。)……そうモヤモヤした気持ちを私に流し込むんじゃねえよ。こっちまで陰気になってくる。……ほら、世間はクリスマスだ。少しははしゃいでみたらどうだよ。って言っても私の頭の中で馬鹿騒ぎしやがったら承知しないがな。(頭の中でプイとそっぽを向く若草人格を他所に、安居院はケラケラと笑っていた。――電話のふりをした談笑を続けている間に昇降口へと辿り着いた。男物の靴だけが入ってるはずの下駄箱の中には……。)なんだこりゃ。なんかの悪戯か?(出てきたのはヒトの形に象られたクッキーのようなものだった。綺麗に包装されている。まるで誰かからのプレゼントの様だった。)   (2019/1/17 22:45:57)

安居院影音♀高1……早速私にファンが出来たか。気持ち悪いことこの上ないな!(そうケラケラ笑っていた。途端ズキリッと頭痛がする。)……たく、冗談じゃねえか。良かったな、お前。随分人気あるみたいじゃないか。……で、これ。私が食っていいのか?(頭の中で、『駄目ッ!!』という言葉が響く。)……分かったよ。大切に保管してやる。これでいいんだろ?(大切にしなければならない、そう感じたのだろう。その言葉を聴いたら若草人格は満足そうに笑っていた。――帰路につく。来年からは学園に通わなければならない。そう溜息をつきながら、プレゼントを片手に男子学生寮を目指した。姿を若草優希に変えて。)   (2019/1/17 22:46:12)

安居院影音♀高1【以上です。ありがとうございました。次は何方かと紡げることを祈って。ではでは】   (2019/1/17 22:46:49)

おしらせ安居院影音♀高1さんが退室しました。  (2019/1/17 22:46:51)

おしらせ《恋人達》さんが入室しました♪  (2019/10/19 22:51:10)

おしらせ《皇帝》さんが入室しました♪  (2019/10/19 22:51:57)

《皇帝》【改めて、よろしくお願いいたします。内容を考えると、先行をお願いしてもよろしいでしょうか?】   (2019/10/19 22:52:41)

《恋人達》【お邪魔します。暫しお部屋お借り致します。《皇帝》様、改めて宜しくお願い致します。先行承知致しました。少々お待ち下さいませ…】   (2019/10/19 22:53:02)

《皇帝》【こちらこそ。それでは、よろしくお願いいたします。】   (2019/10/19 22:53:40)

《恋人達》(某日、Eden施設内にて。各タロットに割当てられた部屋は、其々の個性や嗜好によって様々。其の部屋は、クラシカルな木製の家具で統一された、落ち着いた雰囲気で纏められていた。床に敷かれた深紅の絨毯は靴越しにでも心地よい踏み心地。深く背を凭れさせたソファは、張り詰めた皮の心地よい硬さと充分な弾力を背に伝えてくる。向かい合わせに置かれた一人掛けのソファと、間に置かれた円形のテーブル。其の上には二人分の紅茶と、赤紫色の炎を灯すキャンドルが置かれていた。部屋にはBGMに相応しい音量で、耳心地の良いクラシックが流れている。きっとあの男が嫌いそうな部屋だろう。そう少し自嘲的に笑いながら、扉の向こうの気配にソファを立った。)――……どうぞ。(ノックされるより先。部屋の扉を空けて、己が呼び出した其の自分を部屋に招き入れる。)   (2019/10/19 22:59:44)

《皇帝》…っ。(人差し指を曲げ、その先端を親指の腹で包むように握った右手。第二関節の角がドアに触れるより一拍早くかかった声に、男はぴくり、と目を細めた。ノックを許す間もなく、相手から開けられたその部屋へ、その男――《皇帝》は一歩足を踏み入れた。分厚い絨毯、贅を凝らしたインテリア、かぐわしい香りの茶。クラシカルなその内装と対照的に、《皇帝》はといえばミリタリージャケットにジーンズを履き、赤く染めた髪をくしゃくしゃに伸ばした無節操な姿をしている。特に親しくしている訳でもない『タロット』の一人、《恋人達》に招かれた所で、気張って着ていく服などそもそも持ち合わせていないのだった。じろりと睥睨するように内装を眺め、遠慮会釈なく男は空いたソファへと腰を下ろす。)   (2019/10/19 23:13:00)

《皇帝》良い趣味してやがる。(口端を上げ、男は皮肉っぽくそう口にした。こちらの気配を察して一拍早く迎え入れたこともそう、こうした調度で部屋を飾っているのもそう。…前歴である、フランス傭兵部隊時代。いや、その更に前にフリーランスの傭兵をやっていた頃から、この手の人間は多く目にしたことがあった。まるで自らを護るように、豪勢な丁度で自らを囲い装飾する男達。…苦労して手に入れたのであろう分厚い絨毯の上に、自らの脳味噌をぶちまけて死んでいった姿まで、男は鮮明に覚えている。)…で、唐突に何の用だ。別に同僚さまのご機嫌を損ねた積りは無いんだがね。(傍らに人無きが如し。そんな言葉の表現そのままに、男は深く腰を下ろしたまま言った。)   (2019/10/19 23:13:06)

《恋人達》(ほら、やっぱり。と心の中で呟く。自分にとってはとても分かり易く、しかし厄介な男だ。そんな不遜な態度にも顔色一つ変えず、何処か余裕を滲ませる柔和な笑みを浮かべた侭、しっかりと扉を閉めた。此方が進める前にソファに腰を下ろすのも、彼らしいと言えば彼らしい。後に続いて向かいのソファに腰を下ろして、まずはそっとティーカップを差し出した。)どうぞ。さっき淹れたばかりなんだ。(英国では有名なブランドのアールグレイ。香り豊かだがスタンダードな味わいで、誰の舌にでも合う。否、彼の好みには合わないだろうけれど。)――分かってるんだろ、何で呼ばれたのか。(ゆっくりと背凭れに背を預け、切り出す。部屋に充満する薔薇の香りが心地良い。)…聞いたよ、栄璃華から。何か良からぬ事を企んでるんだってな。まさかとは思うけど、”同僚”に手を出したりしないよな?(全て分かった上で問うている。そんな口調だった。実際にはそこまで詳しいことを聞いた訳ではないけれど―――紅茶を一口、相手の反応を伺う様に瞳は其方を見据えた侭で。)   (2019/10/19 23:20:56)

《皇帝》(正面に座り、《恋人達》は芳しい香りを帯びたカップを勧める。あいにく紅茶のことはさっぱりわからないが、甘みを帯びた香りといい淡く湯気を立ち上らせる様子と言い、おそらく最高の品質のものを、それも最適の温度で出して来たのに違いないのだろう。一度赤紅色の水面へと目を落とし、男はへ、と口元で笑う。)あいにく、紅茶は苦手でね。(半ば本当でもあり嘘でもある言葉を、男は紡ぐ。紅茶にいい思い出が無いというのは本当である。傭兵時代、紅茶と銘打った麻薬の密輸護衛に際し、多大な犠牲を払った苦い記憶もある。しかし一方で、飲めないという訳では無い。すなわち、言外に『信用していない』と放言したに等しいのである。事実、彼ならこれを媒介に自分を殺すことは容易だろう。…もっとも、それを敢えて行う短絡的な人間だとは思っていないが)エリカ?………。…あ。あーあー、あれね。お前さんといわくつきの、ガクエンの生徒。あんな美人がいい人にいて、お前さんは羨ましいねぇ。あの気の強さといいゴミムシを見下す態度といい、もったいないくらいだぜ。   (2019/10/19 23:42:02)

《皇帝》(エリカ――かつてガクエンで戦闘となった、女生徒の名だろう。その異能を受け、自ら切り落とさざるを得なくなった耳朶を指先でなぞりながら、男はわざと下卑た言葉でそう語った。続く言葉にも、ことさらに深刻な表情は作ることなく。)何のことだかさっぱりだがねぇ。俺は今Edenと契約してる身だ。知ってるか?傭兵ってのは金銭第一に見えて、信用商売だって。そうそう裏切るような奴はどこにも雇って貰えねえよ。(――そう、それが『代替できない特異な能力』を持っている場合を除いて。信用の代償は、自らの異能という長所で帳消しとなる。そう、心の中で補足しながら。)   (2019/10/19 23:42:08)

《恋人達》(紅茶に口を付けようとしない様子にも気分を害することはなく、小さく微笑む。彼が疑うのも無理はないだろう。実際、今回の「談笑」も水面下での探り合いに等しい。其の探りあいに”予防線”を張るのは当然の事だろう。最高戦力にもなり得る異能と専用武装を手にした男なら、尚の事。)……だろうね。君とよく似てるよ、彼女は。だから、君の事を気にしてるんだろうな。(男の下卑たような物言いには、小さく呆れの色を滲ませて笑ったけれど。紡ぐ言葉には嘘はなく、彼もそれを分かっていることだろう。相手とは対照的に、此方の言葉には僅かに深刻さが現れる。)――…どうだか。その”契約”がいつまで続くかな。傭兵の事はよく知らないが、此処に属することが信用商売じゃない事くらい俺にも分かるよ。(ゆっくり足を組みながら告げた言葉は、何処か探り出そうとする様でもあり、相手の今後を示唆しようとしている様でもあった。彼は己の目には、”自由”に見える。契約なんて言葉が似つかわしくない程に。だから、”予防線”を張ったのだ。勘の良い彼なら気付くだろうか――部屋に入ってきた時に僅かに香っていた薔薇の香りが、徐々に強くなっている事に。)   (2019/10/19 23:57:20)

《皇帝》あんないい女だ、お前さんも大事にしねぇと。さもないと…『誰か』にかっさらわれるかもしれないぜ?(『なんてな!冗談だ冗談!』と下卑た笑いを揚げる男。人を小馬鹿にした――人を食った態度とは、まさにこういうものだろう。)…だったらどうするね?証拠不十分のままY.H.W.H.にでも突き出すかい?あるいは…。……へ、あんたこそ、『同僚』に手を出す積りじゃああるまいな?(鼻孔がぴくりと動き、微かな空気の揺れを知覚する。僅かに強くなった、花の香り。わざわざ香りの良い紅茶を、それも香気成分が十分に部屋に満ちるように温度を保ち入れていたのは、香りを欺瞞する意味合いでもあったのだろう。…男は、無言のまま紅茶のカップを手に取って、目の高さまで上げて見せる。信ずるか、疑うか。その境の鏡面を水面に浮かべ、男の目はカップを経て《恋人達》へと向かう。このまま飲み干すことも、異能で紅茶を突沸させて《恋人達》の顔へ浴びせかけることも可能だが――さて、この薔薇の香り漂う部屋の中で、どちらに傾こうか?)   (2019/10/20 00:15:08)

《恋人達》(男の言葉に、今度こそ分かり易く呆れを滲ませて、ふん、と笑った。)生憎、俺は彼女が嫌いだ。不遜で、傲慢で、可愛げがない。お互い都合が良いから”家族”で居るだけだ。(今迄変わらなかった感情を滲ませて履き捨てる様に言ったのは、此方に”余裕”が無くなってきているからだろう。)…突き出すなんて、そんな事する筈ないだろう?俺は、君がどうしようが君の自由だと思っているから――嗚呼、でも。俺も自分の身の安全は確保したいし、知れる事は知っておきたいんだ。(声音は相変わらず静かだが、段々と饒舌になってきたのは自分でも分かる。しかし、止めることができないのだ。心地よい薔薇の香りに中てられて、幸福感が満ちてくる様だった。)――もう遅い。俺の能力、君は知らないんだったかな。”手を出して”はいない。大事な同僚だからさ。   (2019/10/20 00:28:55)

《恋人達》(E.V.E《恋人達》 〈毒素生成〉異能に関する研究及び考察:《恋人達》は毒素を生成、具現化する事が可能である。具現化された毒素は紅紫色の炎の様に揺らいで可視化され、甘い薔薇の様な香りを放っている。毒素の成分は《恋人達》の体内に在るものから由来している可能性が高いが、更に詳しい研究が必要である。通常、具現化された毒素は炎の様に揺らいで揮発し、空気中に拡散される。《恋人達》はこれを自由に凝縮することで固形化・濃度調整が可能である。「EXSW-02P-LV《恋人達》専用インテグラカスタム『インテグラ・ロータス』」これを銃弾として打ち出すことで殺傷力を兼ね備えることを可能とした。毒素が人体に与える影響は鋭意研究中であるが、個人差に寄る所が大きいと考察される。アルコールを分解できる人間と出来ない人間が存在する様に、《恋人達》の毒素で甚大な被害を受ける者と比較的被害が軽い者が見受けられる。初期症状では眩暈、悪寒、重篤な場合は意識朦朧、喪失、治療を施さなければ死に至る危険性もある。なお、この毒素は《恋人達》自身にも影響をもたらす。初期症状では交感神経、及び気分の高揚、更に症状が進むと眩暈などが挙げられる。)   (2019/10/20 00:29:30)

《恋人達》(目の前に掲げられたカップが此方に浴びせられようと、彼の異能を此処で振るわれようと、そんな事はどちらでも良い。ただ、純粋にこの場を愉しんでいる様な、そんな笑みで膝に肘を着いて『同僚』を見据えた。)ただ、ちょっと気持ち良くなって貰おうと思ってるだけだ…―――どうだ?眩々してきただろ?   (2019/10/20 00:29:40)

《皇帝》そーかい。そりゃ残念だ。お前さんとは何から何まで価値観が違うらしい。それ、な、ら……!?(今までにない昂る感情を見せ、《恋人達》は否定の言葉を口にする。紅茶の水面越しに見据えた男の手が、不意に揺らいだのはその時だった。…心臓の鼓動が速くなる。視界が揺らぐ。これは、血流の過剰促進による急性症状。おそらく交感神経が過剰に作用し、体がその影響を受けている。紅茶は飲んでいない。相手が動いた様子も無い。調度にも変化はない。変わったのは、薔薇の、香り――)…《恋人達》さんよ、知ってるかい?それは、詭弁って奴だ。傭兵時代、契約を左右して俺たちを見捨てようとした雇用主は、たいていそれを弄してきた。俺は必ず、そんな奴の首をもぎ取って来たもんだ。(眩暈が視界を歪ませる。紅茶の水面が揺れる。取り留めもなくなった口調の裏で、脳裏は冷徹に回り続ける。異能に常識は通用しないが、物理法則に従う事例はままある。もし薔薇の香りがこの現象の正体だというのなら、何らかの揮発性成分――すなわち気体が関わっている筈である。それならば。)   (2019/10/20 00:49:18)

《皇帝》残念だ。これを飲み干す選択肢もあったっつうのに。(幾分青くなった顔で、そう紡いだ《皇帝》。その直後、手にしていたカップの中の紅茶がにわかに沸き立つや、爆発するようにその水面をまき散らした。熱されたそれらが殺到するのは――《皇帝》の方。…紅茶は、すなわち水。液体の水は、水蒸気へと相転移する際に体積が1700倍になるという。紅茶の水分が変化した今も例外ではなく、自らへ浴びせた水分は一瞬にして蒸発。膨大な体積の増加に伴って風を生み出し、一瞬周囲の空気を吹き払ったのだ。蹴るように席を立ち、平然とした表情の裏腹で必死に息を止めながら、男はドアの方へと歩いてゆく。)用事が済んだなら、俺は帰る。邪魔したな。(…少々、早口であったが。)   (2019/10/20 00:49:26)

《皇帝》【すみません、なんだかんだ眠くなって参りました…。恐れ入りますが、私は次で締めとさせていただいてもよろしいでしょうか…?】   (2019/10/20 00:49:56)

《恋人達》【はい、此方もそろそろ時間だったので、丁度良かったです。此方も次で締めとして書きますね。】   (2019/10/20 00:52:01)

《恋人達》ははッ、そうみたいだ。まあ、彼女と仲良くしてやってくれよ。類は友を呼ぶ、って言うしな。(先程までとはうって変わって、彼の言葉が心底面白い、という様に、軽やかに笑いながら素直に頷く。実際、愉しい。彼との会話が愉しいのか、それとも以外か、今の己にはどちらでも良くなっていたけれど。そして、紅茶を持つ男の手が揺らげば、更に愉しそうに笑みを浮かべた。)勿論、詭弁だとも。俺は君と違って、正面から戦う術を持たないから――いや、そうとも限らないか。兎に角、気持ち良くなってきただろ?俺はただ、”忠告”してるだけだ。『同僚』を敵に回すと何があるか分からない――ってな。(先刻まで男を真っ直ぐに見据えていた視線は宙を漂い、会話の最中には、まるでインテリアの様に壁に掛けられている『インテグラ・ロータス』へ。次第に落ち着きを無くしていっているのが自分でも分かる。そろそろまずいか―――そう思った頃だった。)―――……ッッ!(男が手にしていたティーカップが――否、其の中の液体が爆発した。瞬時に腕で防御するも、生み出されたのは風。)   (2019/10/20 01:08:22)

《恋人達》……へぇ、便利だな。助かったよ―――俺にもそろそろ、効いてきてたんだ。(そう言って微笑んだ侭、ゆっくりと立ち上がって窓を開ける。男の起こした爆風によって、卓上のキャンドルに灯っていた「紅紫の炎」は消えていた。)――待ちなよ。その侭帰ったら、暫く苦しむことになる。それは嫌だろ?(言いながら、扉へと歩く男の腕を掴んで引き留めた。彼の触れる事がどれ程のリスクか、それは勿論分かっていたけれど。)解毒するよ。その代わり、教えて欲しいんだ――何を企んでいるのか。もっとゆっくり話そう。いいだろ―――(先の資料にも記載は無かった”解毒”。その方法は勿論ある。『同僚』を本気で傷つける意図は無い――そう言いたげに、掴んだ手に力を込めて微笑んだ―――)【此方これで締めになります。長時間有難う御座いました!振り払って退室するか否かは《皇帝》様にお任せします。其方の締めもお待ちしますので、どうぞごゆっくりと。】   (2019/10/20 01:09:32)

《皇帝》(明かりが消え暗幕を帯びた部屋。扉へとかけた手。その腕を掴む《恋人達》を、男は強く振り払った)…結構だ。しばらく苦しむってんなら、それは迂闊な俺への罰だ。甘んじて受けてやるさ。――お前さんと話せて良かったよ。これで、俺も好きにするのに躊躇は無くなる。じゃあな。(背中で、しかも早口に語りながら、男は部屋を後にする。揺れる視界、悪酔いしたかのような頭痛と悪寒。揺れる足取りで、自らの部屋へと向かっていく。)…いい事言いやがる。『同僚』を敵に回すと何があるか分からない。…まったく、その通りだ。(謳うように、男は紡ぐ。異能の特性、範囲、効果、その破り方。わずか数分の邂逅だったが、得られたものは計り知れない。何より、奪うべきものを奪うことに躊躇も無くなったことが、その最大の成果だった。――月影を背に、男は廊下を這うように歩いて行く。後日、《審判》へ悪酔いに効く漢方を調合するよう頼みに行ったのは、また別のお話――)   (2019/10/20 01:26:05)

《皇帝》【お待たせいたしました!私もこれにて〆とさせていただきます。久々にご一緒でき楽しくロルができました。ありがとうございました!】   (2019/10/20 01:26:46)

《恋人達》【何かスイッチ押しちゃいました() 此方こそ好きな様にやらせて頂いて、本当に有難う御座いました…!久々にとっても楽しかったです。また別の子達でも是非お相手させて下さいまし。】   (2019/10/20 01:29:24)

《皇帝》【ヒャッハー略奪だァー!( そんな訳で、私はお先に失礼いたします。今宵もありがとうございました!おやすみなさいませ。】   (2019/10/20 01:31:38)

おしらせ《皇帝》さんが退室しました。  (2019/10/20 01:31:41)

《恋人達》【《恋人達》さん、より自分の首を危うくしてしまったような。俺にだけは手を出さないように、ってしたかったのに() 此方こそ、本当に有難う御座いました。おやすみなさいませ。】   (2019/10/20 01:32:37)

《恋人達》【では、私も失礼致します。お部屋を有難う御座いました。】   (2019/10/20 01:32:53)

おしらせ《恋人達》さんが退室しました。  (2019/10/20 01:32:56)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが入室しました♪  (2019/10/23 20:57:23)

雪城玲也♂高2【お邪魔します。プロローグ投稿のみ。】   (2019/10/23 20:57:49)

雪城玲也♂高2( 自分は生まれたときから羊たちの群れのなかで育ち、当然、自分も羊である思っていた。けれど初めて鏡を見た羊が、自分が実は狼であったことに気が付いたとしたら―― 瞬きをする間に季節が変わって、何度も生まれ変わっていく気分。そうしている間に、すべてを忘れてしまった。 自分は狼であったのか。それとも、狼でありたかったのか。 ) …――。( ただ静かに、苦しそうな相手を見つめる夕暮れのような赤紫の瞳。 助けようともしない。憐れんでいるようでもない。 むしろガラスの破片のように鋭く、触れようとするならば容赦なく切りつけて、ずたずたに引き裂いてやろう。 ―だって、お前はあの時そうやって受け止めてくれたから、ここはずっと、自分たちの墓場であれた。 )…――そうだな。お前は…面被ってた方がお似合いだよ。( そう、憐れんでいるわけでもない。でもどうして。視界が涙で、霞んでいくのは? )   (2019/10/23 21:00:49)

雪城玲也♂高2【お邪魔しました】   (2019/10/23 21:01:24)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが退室しました。  (2019/10/23 21:01:27)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2019/10/27 22:04:35)

醒井 京♂高1【失礼します。プロローグ京サイドを投稿します】   (2019/10/27 22:05:35)

醒井 京♂高1(自分は、生まれたときからずっとゆりかごの中で、ゆりかごの中で育ち、ずっとそこで生きて死んでいく。その運命は受け入れていたはずなのに。あのとき、不意に出てきた言葉が自分にも信じられなかった。「遊びたい」「走りたい」「お話ししたい」「喧嘩をしたい」・・・「生きたい」こんなにも、自分が生きることにしがみつきたかったことに気がついた。だからこそ、自分はこの道を選んだ。)・・・・・・。(本当に生まれ変わった気分だったよ。自分の身体が、今までの自分の身体ではない。たとえ、借り物の力でも、自分は生きている。見るものすべてが新鮮な外の世界。新しい生活。あるはずもなかった、今。)あ・・・・・・(でも、今となっては、本当にこれが望んだことだっただろうか。――熱い、熱い、視界が真っ青に染まる。体中が痛くって、エネルギーが今にも暴発しそうだった。目の前には、友の姿が見える。ただ立ち尽くしているだけだった。)   (2019/10/27 22:06:34)

醒井 京♂高1あああああああ!(意識が遠のく、自分が自分でなくなっていく。アオツクモが叫んでいる。身体の奥底が焼け付くように熱い。無尽蔵に力があふれていく。抑えきれない、理性がすりつぶされて、ただただ力の限り、空っぽになるまで、暴れ尽くしたい。本当にこれが望んだことだっただろうか?――願わくは、ここで俺たちを終わらせてくれ。その残滓を、塵さえも残さずに)   (2019/10/27 22:07:10)

醒井 京♂高1【以上です、失礼しました】   (2019/10/27 22:07:39)

おしらせ醒井 京♂高1さんが退室しました。  (2019/10/27 22:07:51)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2019/11/10 14:14:30)

醒井 京♂高1【こんにちは、ソロルを投下します】   (2019/11/10 14:15:02)

醒井 京♂高1(狐面、醒井京がガクエンの授業を唐突にサボることがあっても、休むことは滅多にない。狐面はガクエンのどこかしらにいる。しばらく学校にいないと言うことがあれば、それは戦闘による治療なり、火急の事情で実家に帰っているなり、少なくとも寮に引きこもるということはない。狐面はこのガクエンを好んでいたし、アオツクモが憑いて以来、基本的には超が付くほど健康優良児である。そんな彼が、体調を崩してここ2、3日部屋に伏せっていた。微熱、軽い頭痛、そして倦怠感。症状が出た当初は出席できないほどではなかったが、大事をとってその日は休むことにした。ゆっくりと休んでいれば、そのうち良くなるだろうと思っていたが、次の日、その次の日と日を重ねるごとに、症状は悪化しているように感じた。これはまずい、と風邪をこじらせてしまう前にガクエン付属の病院へ行き、薬を処方して貰い、栄養ドリンクを飲んで、しのぐことにした)   (2019/11/10 14:15:18)

醒井 京♂高1症状が出て4日目、まだ頭痛が残るもののダラダラと続いた倦怠感と微熱は引き、万全ではないものの、狐面は登校することにした。アオツクモは「しばらく休んどけ」と言うものの、これ以上じっとしているのもじれったい狐面は、大丈夫と流して、いつものように制服を整えた。――違和感は、授業が終わり、これから放課後、各々が部活動や、自習に励む時間帯だった。)・・・・・・っつう・・・・・・またぶり返してきたよ。頭痛・・・・・・『ほれみ・・・ことか、し・・・・・・り休ん・・・からこう・・・よ』・・・・・・なんて?『ば・・・、早・・・ってくす・・・んで・・・・・・ろ』(途切れ途切れに感じるアオツクモの思念、今まではこんなことはなかった。いや、この霞がかったノイズは初めてではない。いつか、シミュレーションルームで抑えが効かなくなった時に経験している、この違和感。)アオツクモ?・・・なんだか、「声」が遠いような・・・『調子・・・・・・んだろ、さっさ・・・・・・やがれ』(まだ本調子ではないのだろう、目の前がチカチカと明滅してるような感覚で、頭痛の波も大きくなっている気がする。早々に帰ろうと思った矢先だった。)   (2019/11/10 14:15:34)

醒井 京♂高1・・・い・・・っ痛ぅ・・・!?(ジクジクと鈍く続く頭痛が、瞬間手の平を返したように、鋭く、刺さるような痛みに変わり、狐面は頭を抑えうずくまる。動悸がして、息が荒くなり、身動きが取れなかったのが数秒。しばらくして、それは収まったと思ったが、さらなる違和感が、焦燥に変わるのはすぐであった。)・・・あ、れ・・・アオツクモ・・・アオツクモ?・・・(いつも「そこにいて」いつも「憑いている」はずの感覚がなかった。今までにあるはずだったものが無いとき、ヒトは不安に駆られる。携帯電話、財布、常に身につけて手元にあったものを喪失する感覚、狐面の頬に冷や汗が伝う。それだけではない)・・・・・・!?(ぴしりと、白い狐のお面にヒビが入る。さらに、自分の手がほんのりと青い光に包まれているのが見える。)・・・どうなってるんだよ、これ・・・!い”・・・っつ!(間隙を縫うように襲う頭痛はひどくなるばかり、とにかく、尋常ではない状況であることは明白だった。)   (2019/11/10 14:15:53)

醒井 京♂高1【以上です。これ以降、置きロル等、ご自由に展開を進めていただきたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。】   (2019/11/10 14:17:16)

おしらせ醒井 京♂高1さんが退室しました。  (2019/11/10 14:17:22)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが入室しました♪  (2019/11/10 15:08:28)

雪城玲也♂高2【お邪魔します。このまま続きます。】   (2019/11/10 15:08:47)

雪城玲也♂高2京…、どうした…?(鈍色の空を映したような髪は、禍々しいとも言える青い風に揺れている。目の前にうずくまる彼に近づいて―いや、近づこうとしたところで足はぴたりと止まった。警鐘が鳴る。近づいては、触ってはならない、と。)   (2019/11/10 15:08:54)

雪城玲也♂高2(放課後、生徒会室にて琴花を待っていた。目的なんかないけれど、暇つぶしに会話したり、一緒にお菓子を食べることが多い。今日もそうしようと思って、誰もいない生徒会室の窓際でスマホ相手に時間をつぶしていた。―多分、もうすぐ来るだろう。寒空を飛ぶ渡り鳥の群れを目で追いながらそんなことを思っていたとき、隣接する低い山の方に妙な光を見つけた。―変な光だ。もの凄く眩しいものではないけれど、ぼんやりと…涙色に光る青。見間違えかと目を逸らしたけれど、やはり奇妙に思って、窓から身を乗り出した。方角が方角で、あの山にあるものと言えば、覚えにはひとつしかない。)   (2019/11/10 15:08:59)

雪城玲也♂高2(「ちょっと用が入ったから今日はなし!」―と、琴花にメッセージを打った。よほど慌てたのだろう。飛び立つ際に窓に掠めた翼の破片をあたりに散らしていたまま、窓も開けっぱなしで。――飛べば速い。瞬く間に目的に近づいて、光の原因が明白になってきた。そこは低山の頂上にある小さな神社で、友人が管理している。京、確かにそこにいる。でも―上空からでも分かる、様子は明らかにおかしかった。)   (2019/11/10 15:09:09)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2019/11/10 15:09:34)

醒井 京♂高1【こんにちは、では続けていきます。】   (2019/11/10 15:11:30)

雪城玲也♂高2【少し抜けていた。現在に至る、という感じで。】   (2019/11/10 15:12:13)

醒井 京♂高1(誰も近づいてはならない、誰も来てはならない、誰も触れてはいけない。だってそれは、自分が背負い込んだ運命であったから。もしも滅びが今日であったなら、誰の手を煩わせること無く、一人で。分かっていたはずだ。いずれこうなることは。だから、ここに来た。一番神様に近いところ、八百万の神様の集まるところへ。狐面のヒビが音を立てて、大きくヒビが入り、左目辺りからぽろりと崩れ落ちる。そこから覗かせる切れ長の瞳は、青い焔が宿り揺らめいていた。―――もう頭痛の間隙はなくずっと貫かれるような、冷たい痛みが続けざまに起こっている。対して身体は、熱い。どっと汗が噴き出て、有り余る熱が周囲に放出されているようだった。)あ、あ、あ”・・・い”たい・・・痛い痛い痛い!(もはや一歩の歩みさえもできないほどの痛み。そして乾き。青みがかった手の平から、まるで浸食するように、腕へ、全身へ、それは発光からやがて焔に変わり、まるで全身を青い焔が覆い襲っているようだった。)   (2019/11/10 15:22:35)

雪城玲也♂高2――!(こうなった原因を探る、考えるなんて猶予はない。でも脳裏に過ったのは、これが所謂能力の暴走にあたるものであるということ。起因なるものは偶発的であるか、それは分からない。こうしている間も、青い光はどんどん大きくなって、山ひとつを覆ってしまいそうな勢いである。思わず駆け寄って肩を揺さぶりそうになったが、危険であることは本能で把握できる。かと言って、どうすればいいのかも分からない。狼狽する白い翼は、もう一度問いかける。)―け、京。落ち着け。聞こえるか、俺の声が…。   (2019/11/10 15:35:17)

醒井 京♂高1(視界が真っ青に染められていく中、聞き慣れた声が聞こえた。痛みにうずくまる中なんとか顔を上げれば、振り絞るような声で叫ぶ)・・・ぐ・・・くるな!レイ・・・ヤ!俺・・・の『ことはほっておいて・・・くるんじゃねえ!』おねがいだか『頼むからにげ』にげてくれ!(代わる代わる声にノイズがかかり、それは京の声であったが、ぶつ切りの違和感や不安感をあおるようなものにしかならなかった。)ぎっ・・・いいいっ!あああ『ああああああ』!!!(再びうずくまるように頭を抱えれば、音を立てて狐面が崩れる。もうほとんどそれは残っていない。8割ほどが崩れ、本来の素肌を覗かせている。――それはまさにカウントダウンのようにも見えて、ぶわり、と蒼い焔の風が吹き荒れる。焔といえどもそれは熱くもなく、色彩だけが辺りに充満するように広がっては消えていくだけであったが。)くるな・・・絶『対に』くるん『じゃ・・・ねえ』よ!(消える消える、自分が消えて無くなる。その前に伝えなくては)   (2019/11/10 15:48:10)

雪城玲也♂高2(痛い、と叫び、苦しむ京。普段知っている友人だからこそ、その姿を見るのはとても辛い。目元が緩む。かつて京が見た光景というのはこうだったのだろうか―投げかける言葉のすべては、今は相手に届かない。下手に手を出せばただ相手を刺激するだけで、立ち尽くす白い翼は、冷静を装い彼を見据えた。そしていつも付けている狐面が、欠けていることに気が付く。確かあれは、京の能力から具現化されて出来ているものだったか。それが、壊れ始めている。)…――い、―よ。(少し、苦い笑いを含めながらぼそりと何かを呟いた。静かだった表情も、変化していく状況に合わせて次第に歪んでいった。)…ちょ、ちょっとやばいかもな…。(虚勢をはることさえできない。本音を言えば怖い ―京の言う通り、流石に逃げたほうがいいかもしれないとすら思った。タタラを踏んで、相手を見据えた白い翼。足が竦む。だってあれは、どう見ても、この世の者とは思えない―京ですらないのだから。)   (2019/11/10 16:01:08)

醒井 京♂高1・・・あ。(――痛みが収まった。今まで苛んでいた苦痛が凪をうったかのように止んだ。一瞬の静寂)ああああああああああ!(京の身体が跳ね上がった。大きな身体がふわりと浮いたかと思えば、幽鬼のようにややうつむき、身体を脱力させたように立ち尽くす。地面から数センチ浮かんでいるのは、霊力の影響か。全身からは止めどなく明るく冷たい焔が発散し、京の身体を包むように覆っている。時折、狐の形を形成してはすぐに焔に戻っていく。ゆっくりと顔を上げれば、鮮やかな群青の瞳が爛々と輝き、その表情は、ありとあらゆる感情がそげ落ちた無味のもの。一欠片、右目の下に狐面が残っていた。彼は、しばらく玲也の方を見つめていた。もしかしたら、見ていなかったのかもしれない。もっと違う「どこか」の光景を見ていたのかもしれない。)『――――――っ』(それは声にならない声であったが、一瞬わずかに苦痛に表情を歪める。そして彼の指が印を組む――それは『狐の窓』そこから、2体の大型の肉食獣を思わせる狐を象った焔。それらが玲也目掛けて襲いかかった)   (2019/11/10 16:12:57)

雪城玲也♂高2…お、お前…! ぅ、わ…ッ…!! (理性が弾けたところで、そこに残るのは獣の本能しかないのだろうか。禍々しい焔に包まれた姿は人間とはかけ離れていて恐ろしい妖怪だとしか、思えない。見入る余裕すら与えられなく、具現化された狐のひとつを避けたが、もうひとつは己を食いちぎる。構えていなければ、本当に食い殺されていたところだったか。―体が分子レベルに揺らいでいるような感覚が走る。以前、感じた時よりも激しい痛みである。腹の中から切り裂かれて、四散してしまうのではないかと思う程に。けれどそれは一瞬の出来事で、すぐに体は重力から時はなたれたように軽くなる。”血色の粒子”が、痛みと共に騒いだ証拠だったのだろう。)…やりやがったな!(狐焔に襲われた勢いのまま、白い翼は風のように素早く京の真正面へと入り込み、握りしめた拳を頬へと振りかざす。)   (2019/11/10 16:28:11)

醒井 京♂高1(京は、狐の直撃を食らったのにも関わらず、反撃に転じるその姿に少しだけ目を見開いた。玲也の拳が迫る。京は微動だにしなかった。まるで甘んじて攻撃を受けるかのように頬に一発の拳を食らいよろける。その後何事もなかったこのように再び立ち尽くすのみで、頬からは蒼い蒸気が浮かんで消えた。また、京は狐の窓を構えれば、狐を撃ち出す。今度は5体。風を切って玲也に駆け寄っていく。)「――――」(狐たちの後ろ、京の群青の瞳からは、蒼い焔の筋が伝う。相も変わらず無感情のままであったが、その瞳だけが揺らぎ、ぴくんと一瞬痛みからか眉をひそめる。その間も何かを伝えたいように、声にならない声を微かに動く唇から発していた)「―――ろ」   (2019/11/10 16:41:46)

2018年03月11日 22時30分 ~ 2019年11月10日 16時41分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>