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2019年11月10日 16時56分 ~ 2020年02月29日 20時44分 の過去ログ
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雪城玲也♂高2(びし、と鈍痛が拳に走った。食らわすことができた、が相手に怯んだ様子はない。手をひらひらとさせながら伺うも、まるで効いてないことにことが分かった刹那、今度は5体が襲い掛かる。かわすのに必死だったが、何体かは体を貪り、白い翼はあっけなく地面に叩きつけられた。)はぁ…は、うッ…… (―なんという強さか。満足に攻撃を食らわす余地もなく、次いで降りかかる焔の力に圧倒されるだけだった、が。すぐに起き上がり、今度は高く飛んだ。)――!!(落雷のように相手目掛けて突進し、衝撃で叩き潰そうと試みた。本気で殺しにかかる、その勢いでなければ飲まれてしまう。相手の言が届く前に、白い翼は焔を吹き飛ばしながら突き進む。)   (2019/11/10 16:56:22)

醒井 京♂高1(空へと逃げた玲也を、見上げる京。旋回した後に此方に突っ込んでくる彼に、『窓』の照準を合わせる。窓から飛び出したのは、普段戦闘で用いている白磁の爪。一本一本が剣の大きさであるそれを幾十条もの対空砲として射出する。――逃げ場はない。点と点は線を作り、線と線は面を作り、その範囲状のすべてを切り刻むだろう。生身の肉体では、宙から降り注ぐ流星の如く燃え尽きて可憐な華を咲かせるだろう。ピントの定まらない京の眼にはその光景が映る『はずだった』)「―――!」(ぱあん、と炸裂音が響き渡ったかと思えば、先ほどの白磁の爪の奔流は雲散霧消し、その破片がきらきらと光の粒子に変わっていった。まるで、玲也の攻撃を援護するように、まさに玲也を襲わんとしていた死の一閃を妨げるように。京の瞳が見開かれた。―― 一人の男がいた。ブラックスーツにブラックタイ。不吉な出で立ちの男の周りには、紅白の札が浮いている。醒井雷。その筋の専門にして、醒井京の父親)「あー、来ちゃったな、来ちゃったよ、『この時』が」   (2019/11/10 17:14:01)

雪城玲也♂高2(強い。確かに強いが、力をコントロールできていないのが明らかであり、それが弱点なのだと思う。分かっているが、このままでは相手の力に押されるばかりで、得意のスピードだけでは対処がきかない。現状、暴走した京が圧倒的に有利である。それに、切る、刺すと言った傷を与えてたとしてもそれは無効であると思う。京の能力は本来、治癒にある。今の相手を無効化するには、暗転させるしかなかった。――地上の方から、京の手から放たれる白い一筋らから身を守るには…―思った刹那、視界が灰色に包まれた。)――…(どん、と地上に衝撃が走る。自らは?あの刃たちは、暴走の過程であった雪城の胴体を貫いたように思えたが、”無かった”。)……げほ…ッ、あ”ー…痛い。(す、と白い翼は到達地点から素早く身を引く。立ち込める青い焔、粉塵の中に、京は―その姿を確認するよりも先、声の方を振り向いた。)…なんだよおっさん…邪魔、すんなよ。   (2019/11/10 17:27:13)

醒井 京♂高1(――今のは危なかったな。と内心冷や汗をかく雷。あの直撃を食らっていたら傷どころですんでいたかどうか。ともかく間に合った。京の身体に予め仕込んでおいた、小さな小さな護符。京の魂が何らかの危機を迎えたときに、それを知らせてくれるアラートの役割に過ぎないが、知らせてくれるだけで十分だった。こうして動くことができる。)「あー、済まないね。子供の喧嘩に親が出ることほどみっともない、というのは承知している。だが、そうも言ってられないだろう?」(砂埃が晴れ、玲也が突進した着弾点。小さく地面が凹み、その衝撃を物語っているが、京は何事もなかったかのように立ち尽くしている。腕や顔に切り傷や擦り傷が多数見られるが、蒼い蒸気に包まれて高速で再生していく。その状況を眺めながら、雷は飄々と玲也に語りかける)「タイマンでどうこうなる相手じゃないし、2対1でも正直厳しい。もっと、人手がほしいところだがそれよりも重要なことがある・・・君に京を殺せるかい?」(2本の指で、呪符を取り出せば、目にもとまらぬ早さで京の首とこめかみをすり抜けていく。一瞬血が吹き出たかと思えば、その傷跡も消える)「あれは、カミサマだからね」   (2019/11/10 17:41:31)

雪城玲也♂高2…なっ、ぁ…化け物かよぉあいつ!?(ふ、と晴れた視界の先には、茫然のその場に立ち尽くす京がいた。全くもって効いていない。やはり予想していたように傷は瞬時に癒えていって、自分が与えた攻撃のすべてが無効化していることに狼狽する。――親?この男性が、京の父親だと言う。まるで葬式に赴くときの服装のような恰好。不審そうに見据えながら、自分の口元を拳で拭った。)殺せるものならとっくに殺してるさ。カミサマだろーが、醒井さんちのドラ息子だろーがね!(相手の問いに対して、やや投げ捨てる口調で答えた。つまり、殺せるわけないだろうと。確かに人数の問題ではない。今戦っている相手が「神」だと示されれば、無理だと自嘲気味に笑うしかない。)   (2019/11/10 17:54:27)

醒井 京♂高1「人んちの息子を化け物扱いするもんじゃあないよ。まあ言い当て妙なんだけどね」(ふふふ、と苦笑いしつつも、京を見つめる雷。その眼に親としての情けや慈愛はなかった。京は、三度狐の窓から狐を射出する。雷は玲也の前に立てば、白い呪符で狐たちをかき消す。炸裂音と残り火だけが目の前に残った。)「殺せるさ、形あるものは全て。カミサマだって。そして、殺されても仕方が無い」(雷は、そう言い切った。)「これは君の言うとおり、京の問題であるし、俺の問題でもある。問題を先送りにして、結局人様に迷惑かけてる。あまつさえ命を奪おうとしている」(雷は淡々と言葉を続ける)「ここで終わらせるために、来た。京もそう思っているはずだ。そして、かねてより、友人であると聞いているよ、雪城玲也君。君に京を殺せるかい?」(それが、最善であり、最も簡単な方法であると、玲也に、確かに雷は伝えた。京は狐の窓を構えたまま、なおも、狐たちを射出する)   (2019/11/10 18:07:48)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが入室しました♪  (2019/11/10 18:16:58)

醒井 京♂高1【キタア(歓喜)こんばんは】   (2019/11/10 18:17:57)

雪城玲也♂高2【いらっしゃい。このままどうぞ】   (2019/11/10 18:18:11)

奏 琴花♀高1【佳境にて失礼いたします。序幕に名が聞こえて、一握りの勇気を。少しお待たせしてしまいますが、ご一緒をよろしいでしょうか?もちろん数手待つ形にも構いません。】   (2019/11/10 18:18:23)

雪城玲也♂高2【歓喜】   (2019/11/10 18:18:44)

醒井 京♂高1【もちろん、ぜひに、よろしくお願いします】   (2019/11/10 18:18:52)

奏 琴花♀高1【ありがとうございます(深々。日時はクレーターを残した神社境内、時間経過からして空に朱が降る秋でよろしかったでしょうか?】   (2019/11/10 18:19:48)

醒井 京♂高1【大丈夫です】   (2019/11/10 18:20:18)

奏 琴花♀高1【承知しました。それでは、拾って合流いたします。どうか良き紡ぎとなりますよう。少しお時間をいただいてしまうと思いますので、お夕飯等ございましたら(深々。】   (2019/11/10 18:21:22)

奏 琴花♀高1(その日は、午後のホームルームの後に軽い眩暈にたたらを踏んで、保健室のベッドに潜りこんでいた。今日は生徒会執務があると昼休みに玲也へ伝えたきりのまま。)――!!(小一時間後、自室でもないのに珍しく跳ね起きた。次に見たのは利用機会の少ないスマートフォン。メッセージアプリの短い文面にハッと息を呑む音。その次の拍、保険医と専属医師が駆け寄るのをすり抜けるようにして、銀装飾のブレザーと日傘を引っ掴んで校舎の外へと駆け抜けた。)――、―――、(普段、たかだか数百メートルを走ったくらいでは息一つ切らさない。それでも、今日の心臓はずっとアレグロを刻み続ける。心臓を流れる"赤薔薇"が、イタイと歌い続けている。)―――っ、(はぁ、と、俯いて息を整えたのはガクエン敷地裏手に位置する神社の長階段の中腹。)……。(とくん、とくん――ドクン。)……ゃ……(掠れた音を冷たい秋風が攫う。まなうらに映るのは、アルバムにしまいきれない赤い光景。鼓膜の内側を叩くのは、記憶にしきれないままのコエ。)   (2019/11/10 18:52:49)

奏 琴花♀高1―――、(深呼吸を一つ。)……(大きな大きな石門<トリイ>をルビーレッドの双眼はじっと見上げて、駆けあがった。休符ひとつ許されない状況が境内で展開されていることは、階段を踏むずっと前から聞こえていた。そうして、駆けあがりきった最初に聞いた言葉は、知っている人の背中の、パーパのような声。――『雪城玲也君。君に京を殺せるかい?』)――――っっ!(ルビー色の奥に、赤薔薇色が灯った。近くの灯篭を踏み台にして一気に宙へ舞い、幹を蹴りながら枝から枝を跳び、桜の樹より高いところで大きな黒日傘を開いた。)――(ブレス、一つ。)――――(大きな日傘は可聴域外音を反響させ、血中の"赤薔薇"はその旋律を増強させる。生けとしらの鼓膜に明瞭な音として届かずとも、所作一つに強引な休符をもたらしただろうか。――低い、地鳴りのような音と共に境内の石畳みが震えた音を一斉にあげれ、ば。)――――(あるいは、石畳伝いに僅かな振動を覚えて音使いの少女の所業と見上げただろうか。黒日傘の空気抵抗を受けながら地上を見据えて迷いなく落ちてくる、その白い少女。)   (2019/11/10 18:54:04)

雪城玲也♂高2醒井さんこそ随分冷たいご様子で…、ッ…!(京の攻撃は、すべて父親により無効化されていく。一瞬怯んだが、いとも簡単に、ふっと消えていく狐火を見れば、その手がどけた。)…また、その質問ですか。(京の父親の心が読めない。殺させようとしている?友人である自分の手を汚させようとしているのか、と純粋にそう思った。畢竟、 なにか考えあっての言なのだろうとは感じるが。殺せる技量の問題ではなくて、その覚悟があるか、という意味なのであれば――)…、る。……殺せるさ。俺は不器用なんでね。(そうすることでしか相手を救えないのなら。方法がひとつしかないのなら――言って、はっと上をみた。琴花だ。来るとは思っていた。だから驚きの表情は見せない。)   (2019/11/10 19:03:49)

醒井 京♂高1(震動が、世界を揺らす。何かが強引に間に割って入り込み、行く手を阻むようなその「感覚」雷もその重苦しい何かに数秒息を止める。射出された狐たちも、それを感じ取ったか、あるいは物理的なものなのか、動きが鈍る。その隙を見逃さず、雷は狐たちに呪符を浴びせ、かき消す。)「おっと、奏さん。こんにちは。あー、おじさんのお願い、覚えているよね。どうか、よろしくお願いしたい」(ふわり、中空から優雅ささえ漂わせながら舞い降りた彼女に、雷は少し大仰にびっくりした振りをして、淡々と言葉を交わす)「そうかい、それは重畳。いい友達を持ったな、京。命張ってくれる親友ができたのなら、これに勝る親孝行はないだろう」(玲也の宣言に、雷は微笑み、頷く。そして、京への視線は、さらに苛烈さを増し)「まだ、京は悠長にしているが、そのうち忙しくなる。その前に、何なりと終わらせたい。電撃戦だ!」(京の窓は無尽蔵に、狐を放つ、その勢い衰えることはなく)おおおおおおるうううううあ!(まずは先陣を切って、雷が狐たちをかき消しながら、京へと逼迫していく)   (2019/11/10 19:15:08)

奏 琴花♀高1(――『無茶してあまつさえ護るべき人を殺してしまいそうになったら……』――)……(ふわりと、あちこちひび割れた石畳の上に降り立った雪色の少女は、片手でスカートの裾を軽く持ち上げてカーツィの礼。そう、約束は覚えている。ちらと肩越しにケイとアオツクモの音のほうへと振り返って、また視線を玲也とケイのパパに戻す。見れば、思い出せば、事情は明らかだ。これが初めてではないだから。)…………。(そう、きっと、ケイのパパも約束を果たしに来ている。)……。…………(だから、)…………(少女は、大きな日傘を肩に傾けたまま、親子の間へ歩を進めた。そして、無防備な背を向けている相手は――暴走している少年本人である。)――(ブレス、一つ。)――(緩慢な、しかし無駄一つない動きで銀が一閃。眼前へ向けて横薙ぎに振るわれたそれは、刃を帯びたレターナイフ。)……。(まるで、肉薄する父を阻むように。たとえ、後ろから何が迫っていようとも。後ろから聞こえる音が、とれだけ痛くて痛くて、内なる"赤薔薇"を咲かせようとも、ルビー色の双眼は揺るがない。)   (2019/11/10 19:38:44)

雪城玲也♂高2…子どもの尻ぬぐいは親の仕事だろうに。(言った以上、やるしかない。今の京は自分の力では到底及ばないのは分かっている。しかし京の父親がいる以上、仙たる力を持つ相手を攻略することは可能かもしれない。こちらには琴花もいる。彼女の、内なる薔薇の粒子の血脈が激しくなるのが分かった。同調するかのように、自身の鼓動も早くなる。機に――羽根を自らの胸に突き刺す。)―京、こっちだ。(白翼は音もなく、京の背後にいた。その姿はまさしく、前回地面に大跡をつけたときのものと同じ。京が振り向く前に、背後から一撃を食らわそうと拳を振りかざす。)   (2019/11/10 19:51:20)

醒井 京♂高1(狐の窓から放たれる、狐の焔はもはや用をなさない。一度相手にした者、ましてやそれが自分の父親であったなら。眼前に迫る、銀の一閃、後方から襲い来る白の拳、そして雄叫びを上げながら、迫る黒。3者同時攻撃も、今の緩慢な京には対処し切れまい。――刃が急所を捕らえ、主要血管、神経骨を薙いでいく。助走の付いた嵐のような拳が骨を砕く。京は眼を見開いて、その場に倒れ込んだ。瞬時再生があったとて、ここまでの致命傷を受けようものなら、身体は少しの間はままならない。カミサマといえども人の身体を持つことそれ自体が弱点となり得る。)「・・・封!」(そして京が怯んでいるうちに、雷は、呪符を京を中心に六角形に配置、その呪符が呼応するように地面に紋章を象り、京を抑え付ける。さらにそれを幾重にも多重展開して強固に地面へ縫い付けた)「よし、これで暴れる前に、なんとか・・・」   (2019/11/10 20:11:56)

醒井 京♂高1(――いや、違う。『簡単すぎる』・・・感じた違和感。3人掛りでさえ、骨が折れると踏んでいたが、こうも容易く収まるはずがない。なぜだ。どうして『こんなにも』緩慢だったのか。冷や汗がどっと吹き出る。気づいたときにはもう遅かった。)―――静寂があった。まばゆく明るい光がそこにはあった。白くほの光る、狐がいた。―――(結界は、音もなく消し飛び、『本体』が姿を現した。不可視不可聴の咆吼が、雷の身体を貫いて、吹っ飛ばしていった。)   (2019/11/10 20:12:27)

醒井 京♂高1(狐は、さらに立て続けに咆吼を繰り出し、それは狐を中心とした波状攻撃となって、無差別に拡大していく!)   (2019/11/10 20:14:06)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、奏 琴花♀高1さんが自動退室しました。  (2019/11/10 20:27:31)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが入室しました♪  (2019/11/10 20:27:38)

奏 琴花♀高1 (薙いだ先は、迷わなかったはずだった。子を殺す父親は知っている。子を殺せる父親も知っている。子を殺す覚悟のある父親も、知っている。だから、その重い干渉を咄嗟に妨害すべくレターナイフを向けた。その切っ先が、横に薙ぎすぎて斜め後方にいるケイにまで鋭く及んだのは、"赤薔薇"の高揚が歌う代価だったのだろうか。)――!(咄嗟に後ろを振り返れば、その誤った一閃跡がまるで嘘のように治癒へと消えていく。その音を、音使いは聞き逃さなかった。脳裏をよぎったのは、紫の花弁舞う中でマコトと戦ったときの――ちいさないきもの。)……。……っ(少女が、レターナイフを袖に引っ込めて手を伸ばそうとしたそのとき――音圧。)――――!(可聴域外の音の波。咄嗟に心臓へ手を当てて喉を震わせながら、玲也の前に立った。音の波を打ち消せたのはそれが精一杯。直撃の様子はケイの父の有様が物語っている。)   (2019/11/10 20:40:37)

奏 琴花♀高1……。……(痛覚を増幅させる代価に、高揚とチカラの増幅を約束した禁忌の"赤薔薇"。生に縋って御せぬカミサマを降ろして咆哮することと、どちらのほうが罪深い光景とカミサマは断じるのだろう。――いずれにしても、雪色髪の少女が取る選択には何一つ迷いがなかった。)――(不可視の音の塊へ向けて地を蹴り、反転する調子を無音のスフォルツァンドに歌い放ちながら、肉薄する。)――(……おぼえている?)……(『人もケモノも死ぬ。あっけない。でも、あなたたちの命はたった一つしかない。スペアがない』)――(『一度だけのあなたたちだから、チカラの使い方を誰かよりも先に自分が誇れないと、守ろうとする人まで殺す力になる』)――(『ねえアオツクモ、ケイを、あんな戦わせ方のままで、本当にいいの?』)――(『相手の命を削るだけの戦いで、本当にいいの?』)――――!!   (2019/11/10 20:41:07)

奏 琴花♀高1(……ねえ、お家で話したこと、覚えている?少女の眼は畏れに伏せることもなければ、恐れに震えることもなく、ただまっすぐ見据えている。見据えて、身三つほどまで距離を詰めたところで、黒革手袋に包まれた手を伸ばした。)…………(『守る人、守る理由、あいまいなままだと、ケイ、アオツクモ、殺される前に死ぬよ』)……――「おいで」――(桜色の唇は、無音にもそう紡いだ。たとえカミサマが下賎を拒むようして光を放とうとも。)   (2019/11/10 20:41:13)

雪城玲也♂高2(京は倒れた。同時に父親が札を以て京をスタンさせようとする様を、見下ろす白翼の表情は少し安堵しているようだった。父親が対処しているのだからその行動に間違えはないのだろう、と思った。―けれど、結果は違った。)……な、…何なんだよ、あれ。(大地の怒りのように広がる衝撃に タタラを踏む。一瞬、何が起きたのかと理解が追い付かなかった。琴花のおかげでその衝撃をもろに食らうことは避けられたが。―体を起こし、手で遮えぎながら光の方向を見る。実体なのか、そうでないのかも分からない。得体の知れない生き物がそこにいることに、あんぐりと口を開けるしかなかった。)   (2019/11/10 20:57:42)

雪城玲也♂高2(京は倒れた。同時に父親が札を以て京をスタンさせようとする様を、見下ろす白翼の表情は少し安堵しているようだった。父親が対処しているのだからその行動に間違えはないのだろう、と思った。―けれど、結果は違った。)……な、…何なんだよ、あれ。(大地の怒りのように広がる衝撃に タタラを踏む。一瞬、何が起きたのかと理解が追い付かなかった。琴花のおかげでその衝撃をもろに食らうことは避けられたが。―体を起こし、手で遮えぎながら光の方向を見る。実体なのか、そうでないのかも分からない。得体の知れない生き物がそこにいることに、あんぐりと口を開けるしかなかった。)   (2019/11/10 20:57:47)

雪城玲也♂高2……ッ!!(傍ら、琴花は間髪入れずその光へと距離をとる。透明な歌が揺籃のように大気を揺さぶり、ヒトと神仏の境界を超える。自分には聞こえない語り、でも、思わず琴花の背に手を伸ばし駆けた。――危険だ。それは、あまりにも。)琴花、やめろ!京も…ッ、…!!(白い翼は琴花の背中を両腕で抱え、強引にその場から引きはがそうとした。たとい、琴花が相手を狙うその手元が狂おうとも。思わず「京」の名を口にした。でも、分かっている彼はもうそこにはいない。いたとしても、自分には見えない。―殺される。裁きが下る。ヒトがその境界をこれ以上は超えてはならない。)   (2019/11/10 20:57:55)

雪城玲也♂高2【二重になってしまった。失礼;】   (2019/11/10 20:58:08)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、雪城玲也♂高2さんが自動退室しました。  (2019/11/10 21:08:34)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが入室しました♪  (2019/11/10 21:08:52)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、醒井 京♂高1さんが自動退室しました。  (2019/11/10 21:09:36)

おしらせ醒井 京♂高1さんが入室しました♪  (2019/11/10 21:10:31)

醒井 京♂高1「ゲ・・・ホ・・・カハ・・・しくった、マジでやらかした。」(茂みの向こう側まで吹っ飛ばされた雷は、腹部を押さえ、口の端から鮮血を垂らし、苦悶の表情を浮かべている。読み間違えた。人の肉体が枷であるならば、それを取り払ってしまえばいい。あえて肉体に許容量以上のダメージを与えることで、強引に制約を取っ払った。なんたる失態であろうか。急ぎ、戦場へと軋む身体に鞭打ち駆けつける)「・・・ばっ!」(思わず眼を疑った。あろうことか、あの狐を前にして、身じろぎ一つせず、むしろ手をさしのべているではないか。目の前にいるのは、京ではない。アオツクモであったとしても、君の知るアオツクモではない。住んでいる次元が違うんだ、領域が違うんだ。たとえ、その気が無くとも、カミサマは祟るんだ。――さしのべられた手は、狐の瞳には何ら一切の感傷さえももたらさず、大きく口を開ければ、透き通った青色の焔が小さく小さく凝縮されていく。)「にげ・・・」(白い翼が、小さな身体を攫って行ったのが見えた気がした。――まばゆい閃光が神社全体を揺らした。)   (2019/11/10 21:10:38)

醒井 京♂高1【えー、round1は、この辺で、一旦栞を挟みたいと思いますが、どうでしょうか。】   (2019/11/10 21:11:50)

奏 琴花♀高1【はい。次回手順は奏からでよろしかったでしょうか?】   (2019/11/10 21:12:48)

雪城玲也♂高2【自分は大丈夫ですよ。いいところで終わって、次が気になりますな。次回は奏氏からスタードで。】   (2019/11/10 21:13:31)

醒井 京♂高1【はい、大丈夫です。置きロルで、入ってくる方にもいることでしょうし、それ次第ではシナリオも大きく変わることでしょう】   (2019/11/10 21:14:39)

醒井 京♂高1【また、せーので始めるもよし、ゆっくり進めるもよし。まだまだこれからですから、気長に行きましょう】   (2019/11/10 21:17:16)

雪城玲也♂高2【了解です。長時間ありがとうございました。ではでは。】   (2019/11/10 21:17:20)

おしらせ雪城玲也♂高2さんが退室しました。  (2019/11/10 21:17:26)

醒井 京♂高1【長時間ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。】   (2019/11/10 21:17:50)

奏 琴花♀高1【承知しました。ひとまず雪城さんと醒井さんのレスを拾った次手を用意しておきます。再開はお手数ですがPL部屋のほうへお願いいたします。お部屋をありがとうございました。見守ってくださいました窓辺様方にも感謝を。】   (2019/11/10 21:18:13)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが退室しました。  (2019/11/10 21:18:15)

醒井 京♂高1【それではお部屋をお返しします】   (2019/11/10 21:18:37)

おしらせ醒井 京♂高1さんが退室しました。  (2019/11/10 21:18:40)

おしらせ藍崎 彰哉♂高2さんが入室しました♪  (2019/11/13 21:41:59)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2019/11/13 21:42:47)

和妻伽夜♀高2【こんばんは。改めましてよろしくお願いします。】   (2019/11/13 21:43:16)

藍崎 彰哉♂高2(伽夜と邂逅を果たし暫く経った後の事、学園内のカフェで会って話したいと思いメールをし…放課後に落ち合おうとなり待っていた、図案を本と共に持ち寄ったが…気に居る物があれば良いのだが)…こういうのを、世間では逢引なんていうのですかね(まあ、そんなことは無いだろうが、等と呟いては眼鏡の奥で静かに滅紫の瞳が嬉し気に揺れ)   (2019/11/13 21:56:54)

和妻伽夜♀高2(いつもの放課後なら一人図書室やシュミレーションルームに行ったり夕食まで自室で人形の世話をして過ごすのだがこの日はお誘いがあった。別にそういう関係ではないが緊張してしまうのは年頃のせいか、知り合ったばかりの人だからだろうか。待ち合わせ場所のカフェ内、窓際のテーブル席に座る彼を見つけて声を掛ける。)藍崎くん…待たせてごめんね。   (2019/11/13 22:12:28)

和妻伽夜♀高2【すみません、背後都合で一時間程離れます。もし待てないようでしたらあいざきさんも落ちてください。】   (2019/11/13 22:14:29)

藍崎 彰哉♂高2【判りました、どうぞ背後優先でゆるりとでーその間に此方も返しを考えておきますー】   (2019/11/13 22:15:53)

藍崎 彰哉♂高2(図案を記したノートを捲りながら待っていれば、不意にかけられる声に緊張しつつも表に見せぬ様にし振り向いて)いえ、私も先程来ましたので…今日は、あの本を読みつつ手元の書物と合わせて幾つか考えた刺繍の図案をお見せしようかと―――ちょっと失礼(そう言ってノートを手渡そうとすれば、携帯端末が振動し言葉が止まる…この時間、宮島君からだろうか等と端末を見ようとし)   (2019/11/13 22:20:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、和妻伽夜♀高2さんが自動退室しました。  (2019/11/13 22:35:17)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2019/11/13 22:46:16)

和妻伽夜♀高2そっか。良かった。(彼の様子に安堵しながら席に腰を下ろすと彼が思った以上にあの本を読み進めてそこから発展した図案まで用意している事を告げられてどきりとしてしまう。まさかそこまでしていたとは。雰囲気からいかにも秀才といった彼だがその通りなのだろう。その時彼の携帯端末が着信を知らせる。)――うん、大丈夫…(出てくれというように頷きながら。相手は誰だろうか。)   (2019/11/13 22:51:30)

藍崎 彰哉♂高22(着信か、と思いきやメールで…相手を見れば僅かにその表情を強張らせ…自らの属する組織、黒曜からの物で…曰く、相手からの依頼で助力に迎えとの旨…)藍﨑です…はい、分かりました――神社、ですね(ハロウィンの案山子騒ぎの際に、その生徒の姿は視認している物の、藍﨑は彼の名を未だ知らず)伽夜さん、刺繍の話はまた後日にゆっくりとしましょう…その代わり、私の手伝いを少しして頂ければ――――詳しくは存じないのですが、人手が要る様なので(図案を記したノートと借りていた本は寮の部屋へ行きがけに預ける事にし…)   (2019/11/13 23:14:12)

和妻伽夜♀高2(スマホを見る彼の顔が強張るのに気づき小首を傾げればサラリと流れた黒い前髪の奥から同じ色の瞳が彼を見つめる。何かあったのだろうか。電話口で誰かとやりとりを始め暫く。どうやら急用が入ったらしい。残念だけれど延期――と思っていた。)…藍崎君?何かあったの…?――えっと…私に、出来る事なら…いいけど……(彼の手伝いとは何だろうか。不安そうに彼の目を見ていた目は自信なさそうに逸らされながらぽつりぽつりと返事をした。)その、神社って、言ったよね?何処、の?私、何をしたらいいの、かな…?(自分に出来る事なんて何があるのだろう。境内の掃除に付き合え位ならいいのだが、先ほどの彼の口調から自分の器以上の事を頼まれそうなのが心配で自然と”ゆきちゃん”を抱きしめる手に力が入る)   (2019/11/13 23:27:56)

藍崎 彰哉♂高2……私も、場所は伺ってますが、この学園の醒井さんという生徒の方が管理している所の様です――――どうやら一波乱あり、其れの解決の助力をとの事です(少なくとも、参拝の手伝いや掃除等ではないだろうというのは判るが…一つだけ、判っている事がある)ですが、伽夜さん―――貴女は……護ります、どうかあまり無理はなさらないで下さい…共に向かいながら判ってる事は伝えますが(眼鏡の奥の滅紫の瞳が、柔らかな色を浮かべつつ真っ直ぐに見据えると、人形を抱える彼女へ言葉を返し…こうして会えたのだ―――沢山知りたい事がある、無論…自分の事も知って欲しいが…その為にも―何より問題が起きてるのがこの学園の面々なら、共に解決し皆と未来を歩みたい)   (2019/11/13 23:43:44)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、和妻伽夜♀高2さんが自動退室しました。  (2019/11/14 00:29:08)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2019/11/14 00:29:13)

和妻伽夜♀高2――まさか、醒井君?(神社、醒井という名前にすぐ狐面の男子生徒の姿が浮かび眉を寄せる。)…私、前に醒井君が管理している神社で、彼と会った事があるの。それに、この前も助けてもらって……醒井君に何かあったのなら私、出来る事をしたい…!(一波乱と聞いて正直不安もある。だが今度は黙って見ていたくない。例え自分の人形が壊れてしまっても。何かあったら本当に取り戻せなくなってしまう物が壊れてしまうよりはずっといい。)―ありがとう。その…藍崎君、私、助けになんてなれないかもしれない。…でもお手伝いさせて。今度は私も戦いたいの!(彼がどうしてこんな目で自分を見つめるのか不思議で戸惑いつつも此方も彼から目を逸らす事なく自分の本心を。願いを告げる。)   (2019/11/14 00:47:05)

藍崎 彰哉♂高2判りました、では…行きましょう―――場所は住所しか存じてないので、案内して頂ければ幸いです(会った事がある、と云うのは行先を知っているという事だ…少なくとも確かなのは―――能力者が対処しなければならない事態に陥っているという点…求める願いを聞けば力強く頷いて、彼女に導かれつつも共に神社へと向かうのだった)   (2019/11/14 00:57:50)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、和妻伽夜♀高2さんが自動退室しました。  (2019/11/14 01:07:23)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2019/11/14 01:08:01)

和妻伽夜♀高2うん。こっち…学校の裏山にあるんだけど……!(神社がある方を見て言葉を失った。何かが光を発している。それは以前中庭で見た醒井京の異能力によって発せられる青い光と同じに見えた。明らかにあそこで何か異変が起こっている。 ――醒井君、どうか無事でいて…。 そんな願いを胸に抱きながら神社へ続く道へ二人は歩いて行った。)   (2019/11/14 01:16:59)

和妻伽夜♀高2【以上にて〆にしたいと思います。】   (2019/11/14 01:17:15)

藍崎 彰哉♂高2【お付き合いの程有難うございました、此れにて藍﨑及び和妻さんが神社へ向かったので第二幕からは合流できると思われます】   (2019/11/14 01:18:30)

おしらせ藍崎 彰哉♂高2さんが退室しました。  (2019/11/14 01:21:51)

和妻伽夜♀高2【此方こそ遅くまでお付き合いくださいましてありがとうございました。途中返しに時間がかかってしまいすみません。 第二幕もよろしくお願いします。】   (2019/11/14 01:26:06)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2019/11/14 01:26:09)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/2/1 21:28:45)

《審判》【こんばんは。イベント戦開始ということで、導入ロルを投下させていただきます(名前はのちほど変更いたします)】   (2020/2/1 21:29:15)

《審判》(――見誤った。鋭い眼光を眦に宿し、爆ぜる殺気を向けながら、《審判》の名を持つ青年は臍を噛んだ。…時は、とある冬の夜。背に燃え盛る白亜の建物を、辺りに砕け散った金属片を控えながら、その惨状には不釣り合いなほどに周囲は静まり返っている。)…貴様。(全ては、読んだ通りの筈だったのだ。タロットの一人、《皇帝》に不穏な動きあり。Y.H.W.H.の命を受け、Edenの重要拠点であるA.P.P.L.E.第一開発部の研究拠点へ自分が赴いたのも。少数の不利を埋めるため、奴が単身で夜間に襲撃を行うと踏んだのも。そして万一に備え、《愚者》とその部下の小隊に施設の護衛を依頼したのも。全ては万全を期した筈だったのだ。…だが、その全ては今、水泡に帰していた。突如施設へ侵入した『ベルフェゴール』により小隊は壊滅。通信妨害を受けたのか《愚者》とは通信が繋がらず、気づけば自分は独りで多数の機械と切り結ぶ羽目に陥っていたのだ。絶えることなく襲い掛かる『ベルフェゴール』、攻撃と破壊活動で崩壊する施設。振り返りざまに最後の1体を斬り払ったその瞬間が、自分にとっての最大の誤りだった。)   (2020/2/1 21:29:53)

《審判》…今更理由は聞かん。これは明確な叛逆だ。呵責なくその首を斬り落とす。「ほう、そうかい。そんなザマでよく吠えたもんだ」(突如背後から殺到した氷の刃が、太腿を、肩を、脇腹を貫いていた。その様を嘲笑うように、炎を背に建物の中から現れた男――《皇帝》は、腰のベルトにいくつもの首を結び付け、返り血にその身を紅く染めている。首はいずれも第一開発部の主要研究員であり、取り返しのつかない致命的な損失を無言のうちに物語っていた。第一開発部は、いわば量産性を度外視し新技術の実証を主として研究していたセクションである。こうなっては、今後新たな技術を有した兵装が現れるのは絶望的と言っていいだろう。)10年前のままだ、貴様は。義も利すらもなく、ただ血と闘争だけを求める暴虐な獣。敵として相対したあの時と、何も変わっていない。「そういうお前も10年前と変わっちゃいない。そんなハズレの異能しか持っちゃいない癖に、無鉄砲に向かい続け…挙句、目の前で師を殺された無様なガキそのままだ。ゴミムシはゴミムシらしく、泣いて蹲っときゃいいのによ?」   (2020/2/1 21:30:02)

《審判》(額に浮かぶ血管。見開いた瞼、怒りを宿した瞳。瞬間、《審判》はその重傷にも関わらず、一歩、また一歩と脚を踏み出していた。――許さん。この異能を、『彼女』を救う為だけに身に宿ったこの異能を侮辱することだけは、何人たりとも許さん。その意志を宿した脚は歩みを速め、血管を巡らせ、そのチカラの粋を神経の隅々まで奔らせて、睥睨する朱の男へ向けて肉薄してゆく。)「馬鹿が!!」(《皇帝》の右腕に携えられた長砲身の銃器から放たれる弾丸。それを躱し――そう、『発射を見てから』躱して、《審判》は両腕に持つ戟を構えた。その異能により神経伝達速度を飛躍的に高めた《審判》は、先読みに近い挙動をも可能とするのである。第二射を同様に躱し、氷柱の連弾の隙間を縫って、彼我の距離は一投足までみるみる縮まってゆく。戟を並べ、右へ大きく振りかぶる。《皇帝》が、一歩下がる。目が、その首元を捉える。あと、一歩――)   (2020/2/1 21:30:10)

《審判》「言った筈だぜ、『馬鹿が』ってよ」(視界の端に過ぎる、何かを放った《皇帝》の右手。その一瞬後、唐突に生じたすさまじいほどの閃光に、《審判》の目は頭痛を覚える程に眩んだ。)何…!?(空を切る戟、視界の戻らない目。咄嗟に両腕を前で組むも、続く追撃を防ぎきることは叶わず、新たな氷柱がさらに4つ、満身創痍のその体へと突き刺さった。腕の被弾に戟を取り落とし、無手となったその様を嗤うように、《皇帝》の右手は血に濡れた《審判》の顔を掴み持ち上げる。)貴、様……!!「軍用の閃光手榴弾だ。俺がEdenの武器しか持ってないとでも思ったか?ガキが」ぐ、お、おおおぉぉぉ!!(灼ける。《皇帝》の熱エネルギー移動能力によって右手に熱が生じ、その熱が青年の肉を、魂を灼いてゆく。…時にして、幾ばくか。抵抗を試みる青年の腕が力なくだらりと下がり、呻き声すらその手の中から聞こえなくなったとき、《皇帝》はゴミを投げ捨てるように、《審判》の体を放り投げた。)「あんにゃろうとの密約だからな、首だけは取らないでおいてやる。全く、いい友達だこった。…ハハ、ヒャハハハハ!!」   (2020/2/1 21:30:20)

《審判》(燃え墜ちる建物、残された機械と血の残滓。それらを後背に打ち捨てて、男は暗闇へと眼を向ける。ひとまず手土産は手に入れたが、Edenで返しておきたい借りもあと一つある。…闇の暗色へ、血の匂いと狂笑を響かせて、男は来るであろう姿に本能ままの敵意を向けた。…時に、とある冬の夜。空に星一つない、鈍色に塗りつぶされたような夜だった――)   (2020/2/1 21:30:28)

《審判》【導入はひとまずここまでにて。一端役を交代させていただきます。】   (2020/2/1 21:30:57)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/2/1 21:31:01)

おしらせ《皇帝》さんが入室しました♪  (2020/2/1 21:31:13)

おしらせ《恋人達》さんが入室しました♪  (2020/2/1 21:32:13)

《皇帝》【と、いう訳で改めまして。ここからよりイベントロルに入らせて頂ければと思います。恐れ入りますが先にお話しした通り、↓に続けていただけますでしょうか?もし導入しづらいようでしたら、続けて追加いたしますゆえ。】   (2020/2/1 21:33:01)

《恋人達》【承知致しました。導入ロルに目を通すのと、ロルの作成に少々お時間頂きます。改めまして、宜しくお願い致します。】   (2020/2/1 21:34:08)

《皇帝》【はい、まったりで構いませんので、ゆるりとお待ちしております。こちらこそ、よろしくお願いします。】   (2020/2/1 21:34:52)

《恋人達》―――話が違うんじゃないのか。(そう、静謐な、しかし穏やかな声音が響いたのは闇の中から。炎が建物を焼き、崩壊させる音以外には静寂の広がる其の場所ならば、半ば独り言の様な言葉も彼には届いたことだろう。男の狂った様な笑い声も意に解することなく目を向けたのは、まるでゴミの様に放られた同僚の姿だった。――話が違う。己がこの一報を受けた時には、既に始まっていた。己とて戦闘能力の高い異能ではない。が、相手を静かに、そして穏やかに屠る事に関して言えば適任。それ故相手をある程度追い詰める前提で遅れて到着したのに、現場は想定とは全く違った様相だった。)想定外と言えば想定外だが、想定内でもあるか…。(溜息交じりの言葉を吐き出し、常と変わらぬ微笑で眼前の相手を見据えた。「落ち着け」と言わんばかりの其の表情や仕草が、相手に気に入られないことは勿論分かっていたけれど。)   (2020/2/1 22:00:31)

《恋人達》ある程度準備してきて良かったよ。(告げると、両腰に下げたホルダーから伸びる銃身――〈EXSW-02P-LV 《恋人達》専用インテグラカスタム『インテグラ・ロータス』〉――を掴んだ。撃鉄を上げる様な音だけが周囲に響いた。ベージュのニットセーターにスラックスという出で立ちは常を変わらぬ侭、其の身には普段は身に着けない外套――<アルゴノーツ>――そして、撃鉄部をスライドさせた部分に設けられた開口部に触れる指は赤いグローブ――<アンセプス>――に覆われていた。)同僚を傷付けたくない――そう話してただろう?なのに、随分趣味が悪いな。(まだ、銃は抜かない。常の雑談と違わぬ声音で言葉を投げたのは、相手に対する恩赦もあるが――返り血に濡れ、狂笑を響かせる男に、目を細めた。)   (2020/2/1 22:00:41)

《皇帝》重役出勤たぁいいご身分だな、優男さんよ?(獣のような犬歯を口端に覗かせ、返り血に濡れた男は存外な程に冷静な声を闇へと向ける。焔の照り返しに染まったその姿は、想像通りに澄ました顔のあの男――《恋人達》のものだった。常と変わらない穏やかな口調ながら、両腰に差した『インテグラ』に手を伸ばし、外套と手甲で身を固めたその様は、臨戦の勢いを如実に物語っている。)同僚?…はは、ひゃははは!おいおい、笑わせんなよ。手前自身が信じちゃいないそんな言葉で、俺が僅かでも躊躇うと思ったか?(嘲笑うように、男は口端を上げて心底愉快そうに笑い飛ばす。――背中から腕関節を覆うは、補助アシストスーツSW-05R『インペリアリス』。そのサブアームに支えられた左腕に携えるは、男の専用兵装たるEXSW-04D-EM『ラエヴィス・ラディアータ』、そして右腕より屹立するは、長砲身にヒートブレードを兼ね備えた蒸気圧投射砲、SWX-02V『バイスィ』。互いに楽園より出でた武器を突きつけながら、空間にはばちばちと地と天を焦がす音だけが響き渡っている。)   (2020/2/1 22:30:28)

《皇帝》生憎だな。Edenに入ってこのかた、俺はこれっぽっちもここの連中を同僚だと思っちゃいない。連中は俺に住処と合法的にゴミムシを殺せる戦場を提供する。俺はゴミムシ狩りの力を提供する。そんな契約だけの間柄だ。(動くは、《皇帝》。右腕の『バイスィ』を構え、右手に集う熱エネルギーが握り手を介して内部のタンクへと伝わってゆく。)ま、それはそれとして、だ。手前が来てくれたことは好都合だ。こいつらの首もそうだが、俺はお前の首も欲しかった。(熱は、タンク内の水を蒸発させ瞬時に蒸気圧を高めてゆく。爆発的に増える体積は、そのまま唯一の出口たる銃口へと向かっていき――)つまりは、だ。死んでくれや、優男。(がちり、という引き金の手応え。それと同時に、『バイスィ』の銃口からは金属の弾丸が一閃、凄まじい速度で撃ち放たれた。先端こそ円柱状の模擬戦仕様だが、7.62㎜という口径からくる威力はもはや軍用のそれと大差ない。)   (2020/2/1 22:30:35)

《皇帝》【お待たせしてしまい申し訳ありません…!】   (2020/2/1 22:30:55)

《恋人達》ああ、俺も思ってないよ。特に君に関しては、同僚なんてただの一度も思ったことがない。俺と君が同等なんて、そんなの有り得ないだろ?(男の的確な言葉に、素直に頷いたのは本心から。口先だけで仲間を謳っているのは、己の外面の良で、そんな事が見抜かれているのもとっくの昔から分かっていたから。常に相手を「ゴミムシ」と見下す男が己と対等ではない――では、上か下か。どちらと捉えているかは、明言せずとも伝わっていることだろう。)――生憎、俺の首にそんなに価値はない。だから、君の頼みは聞けない。(男が右腕の『バイスィ』を構えたと同時、左手の『インテグラ・ロータス』を引き抜いて引き金を引いた。発射された金属の弾丸に正面からぶつかるのは深い紅紫の塊――強装弾。勿論金属弾には強度は及ばず飛散するが、勢いを殺すには充分だろう。)   (2020/2/1 22:49:21)

《恋人達》(燃え盛る炎が映える夜には不釣合いな、薔薇の香りがふわりと広がって鼻腔を擽る。甘美な其の香りに、僅かに口角が上がったのは、きっと闇夜では相手の目に届くだろうか。)――今ならまだ、後戻りできるかもしれない。(小さく告げたのは、相手に対してか、それとも自分自身に対してか。『バイスィ』から撃ち出された弾の勢いを殺した数秒後には、右手の『インテグラ・ロータス』を引き抜き、男に向けた。発射されるのは散り散りになって揺らめく炎の様な紅紫――散弾。刹那、薔薇の香りは甘ったるい程に強くなる。相手に与える物理ダメージはほぼ皆無――しかし、当たらなくても良い。少しでも”吸わせれば”良い。鼻腔から、口腔から、皮膚から――気付かないうちにじわじわと身体を蝕むウイルスの様に、少しでも。)   (2020/2/1 22:49:30)

《皇帝》ひゃはは、そう謙遜すんなって。お前の首の価値は、俺が一番良く知ってる。(真正面から爆ぜる互いの弾丸に、空気ごと金属片が弾け飛ぶ。想像通りというべきか、あの武装もまた只の『インテグラ』ではない。NATO仕様と同じ口径と蒸気圧による初速を誇る『バイスィ』の射撃を相殺しおおせた所から察するに、マグナム弾と似た概念の強化型弾頭を使っていると見ていいだろう)なあ、優男。男ってのは、惚れた女に贈り物を贈って気を引くんだろ?お前さんのことだ、やろうと思えば街が一つひっくり返るほどの宝石やアクセサリーなんざお手の物だろうさ。(口端を歪ませながら、男は左腕を前にして右半身を引く。『バイスィ』、次弾装填。先ほど熱を与えたことで、左腕の『ラエヴィス・ラディアータ』は熱を奪われ、その表面に剣山のような氷の角をいくつも帯びていた。)…あの女の前に、手前の首を転がしてやるよ。宝石を渡すように、床の上を蹴り飛ばしながらな。誇っていいぜ、《恋人達》さんよ。手前の首の価値はダイヤモンド以上だ。…はは、ひゃははははぁ!!   (2020/2/1 23:08:26)

《皇帝》(狂笑、火影、破裂音。二丁拳銃ゆえの隙の無さは、リロードの手間が大きい武装を扱う《皇帝》に対しての大きなメリットである。右手の拳銃から放たれたその弾丸は、こちらに触れる前に淡く燃え、紅紫の炎と化して虚空へと消えた。――命中を狙わない、物理的ダメージ以外を狙った揮発性の弾丸。この現象は、見覚えがある。)同じ手がよぉ…。この俺に通じるかァ!!(表面に氷の槍を帯びる『ラエヴィス・ラディアータ』。《皇帝》はそれを敢えて《恋人達》ではなくすぐ目の前の地面に向け、右手を添えた一拍後に射出した。地面に突き立つ6本を数えるそれを前に、間髪入れず手を伸ばすのは『バイスィ』。手を介して伝わった熱は、今度は水を貯蔵したタンクではなく、銃身下部を支えるように伸びるロング・ヒート・ブレードへと伝わり赤熱させてゆく。振り抜いた右腕とともに氷に触れた刃は、瞬間後には氷を蒸発させ、凄まじい水蒸気を生じさせた。…急激な水蒸気の発生と、それによる体積増加を利用した空気圧と風の障壁。以前彼の部屋で紅茶を利用して異能を防いだのと、原理としては同じものであった。)   (2020/2/1 23:08:34)

《恋人達》(男の右手に携えられた『バイスィ』の威力――リロードに時間がかかる故に一発を落とす事が可能だったが、此方もリロードが必要なのも事実。氷柱での攻撃が最も厄介なのは目に見えているから、其れを何とかしたいけれど――そう思考しつつ、撃ち出した『インテグラ・ロータス』に再び能力を以て”弾”を装填する。)それは、俺に対するこの上ない侮辱だ。そんな風に使われるなら、跡形も無く消される方がまだマシだ。(再び銃口を男に向け、引き金を引いた。男の防御にも構わず両手から放たれる淡い紅紫は、再び幾重にも揺らめきながら、飛散する。例え其れを男がどんな手段で掻き消そうとも、そんな事は構わない。ふわりと広がる薔薇の香りに、心拍数が、体温が、上がっていく。普段は駄目だと自制するも、この状況では手は止まらなかった。)……言っただろう、「気持ち良くなる」って―――(右手の引き金を引いた後の銃口は。己の鼻に宛がい、深く吸い込んだ。甘く芳醇な香りが一気に押し寄せ、鼻腔を通り、肺を循環する。まるで薔薇の海に溺れているようだ。)   (2020/2/1 23:29:11)

《恋人達》―――……ッ、良い、香りだ――、―…ッ(深く吐いた息は、熱く恍惚としていた。気持ちよくて、理性も飛ばしてしまいそうで、”まとも”でいられないから駄目だとは分かっていたけれど、今なら許される。一度そんな気がしてしまったら、抑えが利かないのが己の悪い癖だろう。左手に再び装填した弾を打ち出す。其の強装弾は、先刻とは桁違いの濃度で、大きさで、男に向けて発射された。)なあッ、こんなの止めにしないか?そんな簡単に落ちる女、面白くないだろ?不毛な争いだろ、…ッ、なあ?(判り易く饒舌になったのは自覚していても、止められない。空気中に飛散させた毒素と、自ら吸引した其れが決めてとなり、頭に靄がかかった様で。対照的に身体はどうしようもなく火照って活性化し、再びの装填にも常とは違う両の毒素が注入されるのが自分でも分かった。)   (2020/2/1 23:29:45)

《皇帝》侮辱。いぃぃぃねぇ、最高じゃねえか。侮辱っつうのは強い奴だけが口にできる特権だ。只の人間も、下らねぇ異能を我が物顔に誇る異能者も。そんなゴミムシを踏み潰す、俺みたいな奴だけのな。(いくらやっても無駄だ。そう言わんばかりに、笑みを深めながら《皇帝》は氷柱と風圧でゆらりと揺蕩う赤紫の霧を吹き払う。いくら毒であれ、気圧勾配に随い移動する気体が相手ならば、風圧による防御は依然として有効な筈であった。交戦の悦びと暴力的な興奮に歪む男の顔は、しかし直後の《恋人達》の姿に凍り付いた。)…!?…正気か、何て今更聞く必要もねぇよな。ひゃはは、イかれてやがるぜお前!(――吸引している。自らの、あの麻薬にも似た毒を。恍惚とした表情、現実を忘れ遊離した瞳。その様は、かつて傭兵時代に幾度も目にした、自暴自棄となった麻薬中毒者を連想させた。――《恋人達》が右腕の銃を構える。盾を構えて再び水蒸気を生み出すべく身を向ける。…その策があっさりと打ち砕かれたのは、偏に油断か。それとも、知らず空気に混じった毒を、いつの間にか吸ってしまっていたゆえだったのだろうか。)   (2020/2/1 23:49:59)

《皇帝》何…!?(これまでと比べ物にならない衝撃が左手に響き、『ラエヴィス・ラディアータ』の上端の一部を抉り飛ばした。これまでの散弾と違い、空気圧の壁で相殺しきれない密度と質量の強装弾を撃ち出して来たのに違いない。風の壁は、すべからく高密度、ないし高速の物体には無効である。――着弾は、すなわち致命。盾の破損と同時に嗅覚は薔薇の香りを感じ、皮膚越しに血管へと到達した毒は、瞬く間に心の臓を激しく揺り動かし始めた。)…か、は…!……テ、メェ…!…ああ、止めにしてやるとも。今手前の首を叩き落としてなァ!!(崩れ落ちる残骸に火の粉が舞い、周りに漂う水蒸気が気温の低下とともに霧のように白く染まる。破損した左腕の盾を捨て、左手を前に構えたまま、《皇帝》は揺らぐ視界で右腕の『バイスィ』の蒸気圧を上げていった。砲身下部の刃も赤熱し、均衡の糸が切れる一瞬の隙を穿つべく、その体は全体で敵意を放っている。)   (2020/2/1 23:50:05)

《恋人達》強いとか、弱いとか…ッ、平等じゃない――…ッ。人は皆、平等な筈だろ…?なあ…ッ、なのに、可笑しいよな?…ッ、なぁ!?(自身で眼前の男を同等に見ていないと評したことも既に記憶からは抜け落ち、本来の己の考えだけを声高に押し付けるのは、普段の己では絶対に無いこと。しかし、今は違う。周りも、相手も関係なく、ただ気分が良いだけだった。周到に用意した装備も、今では役に立たないことだろう。今はもう、眼前の男を葬りたい。それだけだ。)―――眩々してきたか?気持ち良いだろ?まるで薔薇の花に埋もれるみたいで――…、嗚呼、可笑しくなりそうだ……ッッ(告げる言葉も、男に投げかけたものか、独り言か。急速に昂ぶり、ふわふわと夜空を漂っている様な感覚に、思わず笑みが零れた。)   (2020/2/2 00:10:27)

《恋人達》言っただろッ!?殺させない、絶対、奪わせない…ッ!お前みたいな…ッ、野蛮な奴に!!((右手の引き金を引き、直後に左を引いた刹那には、右に装填。『インテグラ・ロータス』の連射不可能というデメリットを、自身の理性を飛ばすことで無理矢理に補っていた。再び男に向けたのは通常弾。強装弾より威力は落ちるが、二撃ずつ。但し、狙いが定まっていないのは、己の理性が殆ど飛んでいる故。同僚と口では言いながら、本来の男へ想いを口にする姿は滑稽でしかない筈なのに、今は愉快で仕方なかった。)ほら!来いよ!口だけなのか、ッ?なぁ!ゴミムシさん、ッ!!(引き金を引くのを止め、理性を飛ばした瞳と昂ぶった叫びで哂った。両手の銃に同時に装填を済ませれば、左手にあった銃を右手の銃に連結。『インテグラ・ロータス』の本来の威力を最大限に発揮できるロングレンジライフル型の其れにしたのは、策略故ではない。例えその行為に致命的な隙が生まれるとしても、己の毒であの野蛮で趣味の悪い男をブチ抜いてやりたい。それだけだった。)   (2020/2/2 00:10:38)

《皇帝》野蛮?はは、ひゃははははは!!そうか野蛮と来たか!よく言ったもんだ、手前も何一つ違わない癖によォ!!(血流と熱が感情を揺さぶるゆえか、狂った嗤いが饒舌に拍車をかける。熱を帯びた情動と裏腹に、しかし脳裏の一方で、傭兵らしい冷徹な打算で《皇帝》は状況を読み弾いた。この状況が続けば、じわじわと循環系や神経系にダメージを受けるこちらは不利である。あの毒に慣れていない以上、こちらと《恋人達》が毒で受けるダメージが同等とは限らない。つまり、長期戦は不利と断じざるを得ない。ならば。)…言ってくれるじゃねえか。お望みなら、そのまま踏み潰してやらぁ!!(動く腕。奔る目。攻撃の構えを見せる《恋人達》の動きを読み、男は瞬時に判断を下した。二丁拳銃の、先を上回る連射。1発ならば『バイスィ』の射撃で撃ち落とせるが、都合4発では手が足りない。散弾ではない以上、空気圧での防御も意味を成さない。それなら――)   (2020/2/2 00:34:59)

《皇帝》(瞬間、《皇帝》の左手の周りに冷気が集うや、それはみるみる固体となり、氷の壁を作り上げる。元来が『バイスィ』の発射や空気圧の防御で使った水蒸気であるゆえに、その厚さは極めて薄く、物理的な防御力は皆無に等しい。それを見越して、《皇帝》は右手の《バイスィ》を壁に押し当て…発射。氷片の散弾を作り出し、咄嗟に《恋人達》の弾丸を相殺する防御する防御壁として見せたのだ。弾丸そのものの相殺はできずとも、ベクトルの方向に変化を与えてやれば銃弾は容易に進路を逸らしうる。まして、元が軽量な気体ならば猶更の事。)   (2020/2/2 00:35:06)

《皇帝》――喰らいやがれェェ!!(走る。氷の散弾と帯びながら、《皇帝》は《恋人達》目掛けて疾駆する。氷が自らを傷付ける。弾丸の一つが左腕を掠め、高鳴る血流がどぽりと血を零す。しかし、今はこれ以外に手は無い。眼前には、両の拳銃を繋げて1門のライフルとした《恋人達》。男は、『バイスィ』の握り手となっている『イクシオイデスⅢ』を引き抜くや、空いた左手で『バイスィ』を掴み、それを勢いよく《恋人達》へ向けて放り投げた。銃身下部を赤熱させた『バイスィ』は、回転して《恋人達》へと向かい――その隙を、『イクシオイデスⅢ』を握った《皇帝》が狙う。)   (2020/2/2 00:35:13)

《恋人達》お前と…ッ、一緒にするな……ッッ!!!(搾り出した様に口を突いて出た慟哭は、男への複雑な感情が滲んで、自分でも理解ができないくらい。毒にあてられているのは此方とて同じで、それが良い方に作用するか悪い方に作用するかの違い――最終的には、体質の差もあれど、蝕まれるのは同じことだった。四発の銃弾で男に致命傷を与えられるとは思ってない。そんな事で止まる男ではないと分かっているし、それなら次の手は―――考えるより先、ライフルを両手で構えて男に向ける。深い夜空と似た銃口の虚空は、確かに男を捕らえていた。)これをブチ込んで殺してやるよ!さぞかし気持ち良いだろうなぁ!!羨ましいよ――ッッ!(男が己の発射した銃弾を氷片で無理矢理相殺を試み、結果軌道を反らしたことも。其れを交わして自身が傷を追うのも厭わず此方に向かってくるのも。全部思考から零れ落ち、攻撃や防御のロジックを組むよりも先に、指が引き金に触れた。)   (2020/2/2 00:56:45)

《恋人達》――……何、…ッッ!?(引き金を引こうとした刹那――男が放ったのは『バイスィ』。夜空に孤を描く其れは赤熱し、当たれば無事ではないことを示していた。――否。そんなことはどうでも良い。あの男は、真っ直ぐ此方に向かってくるんじゃないのか。理性も、感情さえも、全て捨てて、真っ直ぐに向かってくると思ったのに――放り投げられた『バイスィ』による、そんな一瞬の揺らぎ。”思考”ではなく、”感情”の一瞬の揺らぎが、引き金を引く指を一拍遅らせる。)……クソがッッ!!(にステップを踏む様に『バイスィ』を交わした後、引き金を引いた。ふらつく身体と眩む視界の中、ただ、引き金を引いたのは本能から。ロングレンジライフルから放たれたのはどす黒くさえ見える紅紫と、吐き気を催す程の甘い香り。其れは確かに男を仕留めようと打ち出したが、果たして―――)   (2020/2/2 00:56:56)

《皇帝》【ここで決着となると、恐れ入りますが確定描写を入れさせていただきたく思います。ご相談ですが、《恋人達》さんの生死はいかがしましょう。後々再登場させるか否かで、ダメージの与え方も変わってくるかと思いましたので。】   (2020/2/2 01:01:58)

《恋人達》【確定描写は勿論問題ありませんので、思うように綴ってくださいませ。生死に関しましても、どちらに転んでも良い様にシナリオは組み立ててありますので、私の希望は特にありません。感情の赴くままに紡いで下されば、それが一番嬉しいです。】   (2020/2/2 01:06:43)

《皇帝》【びわ の プレッシャー が 5 あがった!(謎 了解なのです。ご配慮傷み入ります。では、この流れで決着→撤退とさせて頂こうかと思いますので、少々お待ちくださいませ。】   (2020/2/2 01:08:48)

《恋人達》【どう転んでも美味しいので、その点に関しては本当に気にしないで下さいませ…!はい、宜しくお願い致します。】   (2020/2/2 01:10:40)

《皇帝》(いかに戦闘の場で訓練を積んだ人間といえども、時として隙を見せる場合はある。例えば、不意の友軍の死。予想外の状況。すなわち、想定の外にあったものを前にした場合、ヒトは一瞬とはいえ判断が鈍るのである。この場合の《皇帝》が狙い、実際に《恋人達》が陥ったのはまさにそれだった。すなわち、通常中距離火器、ないし白兵用兵装として用いる『バイスィ』を、それも唯一の装備としている《皇帝》が敢えて投擲するという想定外の状況を作り出したのだから。当然容易に避けられて然るべき攻撃ではあるのだが、その一瞬で、《皇帝》は一層深くまで距離を詰めることができた。)クソがぁァ!!(ロングレンジライフルの銃口がこちらを向く。距離にして僅か数m。盾は無い。生身で直撃すれば瞬く間に毒が回る。彼我の位置を図り、回避の不可能を悟って――《皇帝》は、防御という本来取りえない手段を選んだ。…そう、自らの腰に下げていた、始末した研究員の首。それを弾道上に放り投げ、その威力を逸らしながら。)   (2020/2/2 01:30:03)

《皇帝》(懐に、入った。)さぁ…手前の番だ、優男さんよォ!!(逆手に振り上げる、『イクシオイデスⅢ』。右腕に力を籠めるや、《皇帝》は渾身の力を込めてそれを《恋人達》の心臓へ向けて振り下ろした。…唯一の誤算は、先に毒を浴びていた影響で、視覚が揺らぎ手元も狂っていたこと。その切っ先は狙いを逸れ、肋骨に遮られて、胸の上部へ斜めに突き刺さった。)ち、手元が狂ったか。まあいい。それなら遠慮なくもう一撃…っ!?チッ!(『イクシオイデスⅢ』を引き抜き、迸る鮮血を浴びながら目を落とす。振り上げた腕は、しかし胸に突き立つこともないまま、《皇帝》は素早く身を翻していた。背後から飛来した長柄の得物を咄嗟に躱して《恋人達》から距離を取り、振り返った先には満身創痍ながらも立ち上がる《審判》の姿。どうやら意識を取り戻し、咄嗟に『インシグニス・スピカータ』を投げて追撃を防いだようだった。遠くからは増援か、それとも消防隊だろうか、ざわめきのような音も聞こえてくる。)   (2020/2/2 01:30:10)

《皇帝》ここまでか…。ち、死にぞこないどもが。まあいい、とりあえずの目的は達したんだ。…せいぜいその首輪を大事にしてるんだな、哀れな飼い犬共!!ヒャハハハハハハハハハァ!! 《審判》「…………狂犬、め…!」(崩れ落ちる《審判》、遠のく足音。返り血に染まる男の背中が闇に消えたその一瞬後、燐光に包まれて消えたのを、果たしてどれほどの人間が知覚できただろうか。…全ては、崩壊の序章。白亜の建物は既に燃え墜ち、黒く焼け焦げた鉄骨を、空に鈍く屹立させていた――)   (2020/2/2 01:30:16)

《皇帝》《お待たせいたしました!ダメージは与えたものの、生死は委ねる形とさせていただきました…!】   (2020/2/2 01:30:46)

《恋人達》【素敵なロルを有難う御座います。此れに繋げて此方も締めようと思います。睡魔等厳しければ、先にご退室頂いて後日確認という形でも一向に構いませんので、よろしくお願い致します。】   (2020/2/2 01:33:27)

《皇帝》《大丈夫、びわしびれごな浴びて来たので眠り状態になりません!(マジキチ そんな訳でゆっくりお待ちしております。】   (2020/2/2 01:35:07)

《恋人達》もし完全に理性を飛ばしていたら。もし骨の髄まで毒に溺れていたら。そうであったら、何があっても銃口は《皇帝》を捉え続けていたかもしれない――しかし。人として捨てきれない”感情”という想定外が其れを阻んだ。其れは嫌悪か羨望か、一体何なのかは己にも分からないけれど―――)頼むから…ッッ、こんなので死ぬなよッッ!!!(先刻「殺す」と言った言葉は嘘か真か。此方へと疾駆する男に向けて叫び、引き金を引く。其の、全ての毒を吐き出した様な渾身の一撃は軌道を僅かに其れ―――)……―――ッッッ!!(一気にリーチを詰められれば、此方には防御の手段は無い。――気付いた時には、男の振るった刃が己の胸を貫いていた。『インテグラ・ロータス』が両の手から零れ落ちる。)   (2020/2/2 02:00:45)

《恋人達》――――……ははッ、ははは…ッッ、痛く、ない……ッ、!気持ち良い、くらいだ……ッッ!!(刃を握る男の手に己の手を重ね、押すでも引くでもなく。殆ど制御の利かない身体では、力すら入っていなかっただろう。ただ恍惚とした瞳だけは、生気にぎらついて闇夜に爛々と輝いた。)……ありがとう。愉し過ぎて、眩々したよ。(振り上げた左手は、紅紫の炎を纏っていた。この侭、薔薇に埋もれて安らかに――)―――……ッッ!?(刹那、何かが間に割って入った。《審判》の『インシグニス・スピカータ』。己の手は虚空を切り、男とは距離ができた。『イクシオイデスⅢ』が引き抜かれた傷口からは、みるみる鮮血が溢れ出し、セーターを紅に染める。)   (2020/2/2 02:00:58)

《恋人達》……はッ、あははは……ッッ、零れてくる――、俺の、薔薇が――……(熱帯びた瞳は何処へやら、一気に炎が消えて闇に呑まれた様。溢れる鮮血を零れない様に手で押さえながら、膝を着いて崩れ落ちた。眼前に立つ仲間の姿も今は目に入らず、ただ、男が去っていった後を眺めるのみ。彼は、ちゃんと溺れただろうか。この美しく甘美な薔薇の海に。もしそうなら、きっととても幸せだったことだろう。おおよそまともと思える思考回路を失い、熱い呼吸に大きく胸を上下させた。この傷も、交感神経が昂ぶり、心拍数がこの上なく上がっている今なら致命傷かもしれない。)……――解毒、した方が良い。此処の空気は甘ったるくて、気持ち良すぎて死にそうだからな。(ようやく目に入ったのは満身創痍の《審判》の姿。此処に立っているという事は、彼も少なからず毒素を吸い込んでいるに違いない。常とそう違わぬ笑顔を向け、鮮血に濡れた手をそっと、差し出した。)   (2020/2/2 02:01:07)

《恋人達》【大変お待たせして申し訳御座いません…!此方も此れで締めとなります。本日は遅くまでお相手頂き、加えて好き勝手暴れさせて頂いて本当に有難う御座いました…!久し振りに長描写の戦闘ロルができて、とっても楽しかったです。】   (2020/2/2 02:02:45)

《皇帝》【イっケメェン…( こちらこそありがとうございました!そしていろいろと申し訳ありません。久々の戦闘ロルで楽しかった…! ひとまず久々のイベントも本日からとなりますので、またお時間が合う時にご一緒できれば幸いです。 では、時間も時間ですので、私はお先に失礼しようと思います。ありがとうございましたー!】   (2020/2/2 02:04:55)

おしらせ《皇帝》さんが退室しました。  (2020/2/2 02:05:13)

《恋人達》【えっ、どこが…? 此方こそ、常々イベントの開催に重ね、この様な形で関わらせて頂けたこと、深く感謝致します。また別の幕も楽しみにしております。本日は本当に有難う御座いました。 では、私も失礼します。お部屋を有難う御座いました。】   (2020/2/2 02:07:26)

おしらせ《恋人達》さんが退室しました。  (2020/2/2 02:07:30)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/2/17 13:03:46)

和妻伽夜♀高2【こんにちは。イベントの最中ですがソロル投下のためにおじゃまします。】   (2020/2/17 13:04:18)

和妻伽夜♀高2最近は人にありがとうを伝える日でもあるんだね。(2月14日バレンタインデー 毎年この時期になると皆ソワソワし始める。初恋は小学生以来の伽夜でもそれは同じだった。チョコレートを販売したい業者の戦略と言ってしまえば味気ないが理由はどうあれ人に感謝を伝えるのは良い事だ。  そんな日の前深夜。既に就寝時刻は過ぎているが、伽夜は自室の机に向かっていた。広げられた色紙や道具を前に普段うっとおしそうに顔にかかる前髪は後頭部で纏められ、掌の中で作られて行く小さな紙製の薔薇を見る目は楽しそうだ。ようやく最後の薔薇を作り終えるとほっと一息。)あとはこっち。ん、書き終わったらすぐ寝るから。もうちょっと付き合って?(机の隅に置かれた小さな布張りソファに座らせている“ゆきちゃん”に微笑みかける。取り出したのはスーパーやコンビニによくある個別包装のチョコレート菓子。パッケージ裏のメッセージを書くスペースに油性ペンで宛名と其々へのメッセージ、隅に自分の名前を書いていった。)   (2020/2/17 13:04:48)

和妻伽夜♀高2(翌日ーあれからメッセージを書き終えるまでに時間がかかってしまい眠そうに目を瞬かせながら登校する。手提げ袋の中はメッセージ入りチョコ菓子に作った造花をマスキングテープで留めた物でいっぱい。今日は配布のために少し忙しくなりそう。そう思いつつも前髪の陰の中の顔は嬉しそうだった。  まずクラスメイトの雪城君へ贈りたいが、他のクラスメイトの視線を思うと恥ずかしい。放課後まで待つ手もあったのだろうが、気づいたら何処かへ飛んで行ってしまいそうな彼なので今がいい。) …紅(ベニ)ちゃん。お願いね。(赤い毛糸で出来た掌に収まる大きさの人形に「いつもありがとう」と書かれたチョコを持たせて彼の机へ。机の中やカバンの隙間から見える誰かからのチョコと思わしき物に少し気後れしつつ椅子に掛っていた上着のポケットへ放り込んだ。)   (2020/2/17 13:07:07)

和妻伽夜♀高2藍崎君…わっ(隣のクラスを覗いたら彼は既に何人か女子生徒に囲まれていた。)邪魔しちゃダメ…だよね。(とてもあそこに割って入る勇気はない。スマホを取り出すと「一緒に勉強しませんか。私は今週空いています。」というメッセージを送信。後日勉強会の帰り際に彼に渡したチョコには「これからもよろしくね。」と書かれていたとか。)   (2020/2/17 13:13:47)

和妻伽夜♀高2(「一緒にお世話がんばろうね」と書いたチョコは宮島君に。 面と向かって渡しても萎縮させてしまいそうで、紅ちゃんを使ってこっそりポケットに忍び込ませた。バレないかと冷や冷やしたけれど、彼が子猫のベッドの掃除に集中している隙をねらったため無事成功。チョコの存在に気づいた時彼はどんな反応をするのだろうか。)   (2020/2/17 13:13:58)

和妻伽夜♀高2(モニクに潰させたスチール缶にマスキングテープで留められたチョコには「できたよ!」のメッセージ。次に向かった先は一年生昇降口。若草優希の下駄箱を開けると中に入れた。一見ゴミを入れたように見えるかもしれないが、彼女には、安居院影音にはこれがどういう意味かわかるだろう。)   (2020/2/17 13:14:13)

和妻伽夜♀高2えっと…野分…あった。(「苺チョコ美味しかったよ。ありがとう。」と書かれたチョコを下駄箱にそっと入れる。危ない所を助けてもらって、あんなに美味しい物を貰っておいて市販のチョコレート菓子で良いのかなと躊躇ったけれどそんな事を言ったらキリが無くなってしまいそうなので違和感を呑み込むことにする。)ーもっとびわガーデン利用するから許して。(そう言いながら申し訳なさそうな表情で扉を閉じた。)   (2020/2/17 13:14:24)

和妻伽夜♀高2(醒井君にも渡したい。下駄箱に入れておく事も考えたが、彼だけでなく、こっくりさんにも渡したくて向かった先は裏山の神社。 一つは「助けてくれてありがとう。」もう一つは「今度こそ願いを受け止めます。」と書かれたチョコを扉の前に二つ置くと「彼が貰ってくれますように。」と手を合わせてから次の場所へ。)   (2020/2/17 13:14:43)

和妻伽夜♀高2(紅ちゃんにチョコレートを持たせて先行させながら遠野先輩の教室を目指す。先輩の傀儡術は自分よりずっとずっと進んでいて、教室に入る前からすでに此方に気づいていたらしく、教室に顔を覗かせた時にはにんまり笑顔でこっちを見ていた。先輩以外にもモニクや他の人形を見てくれたものづくりサークルの生徒にもチョコレートを配る事も忘れない。そうして気づけば放課後だった。) ーーはぁ…ちょっと疲れたね。(“ゆきちゃん”にそう言いつつも満足げな笑顔で校舎を後にする。編入した時は自分がこうしてチョコレートを配って回るようになるなんて思いもよらなかった。そういえば初めて学園に来た時に会ったあの真っ白な綺麗な子は元気だろうか。もしも叶うならもう一度会いたい。) ー楽しいんだ。私。(寮に帰ろうとした足を止めて寒空の下ぽつりと呟く。踵を返すと正門から外へ出てバスに乗った。日が落ちるのが早い。急がないと寮の門限に引っかかってしまう。   (2020/2/17 13:15:12)

和妻伽夜♀高2繁華街で降りると文具店で絵ハガキと切手を購入し、その辺でメッセージを書くとポストへ。少し躊躇った後、深呼吸と共に投函した。 宛名は和妻晃臣。学園編入をほぼ一人で勝手に進めた伽夜の祖父だった。 口を開けば小言が出るような人で、怒られる絵しか浮かばないが、それでも今の生活があるのは全てこの人がきっかけだ。まだ傀儡廻しは認められる物になっていないだろうが、それでも傀儡術含め勉強をがんばっている事、今の生活が楽しい事。その感謝を書いた。 迷っていたけれど、おばあちゃんにも会いに行こう。そして傀儡廻しができるようになった事を言おう。“ゆきちゃん”に着せるドレスやお見舞いの品を何にしようかと思いつつ帰りのバスへ。その時すれ違う人と肩がぶつかってしまった。) 「ーおっと、大丈夫かい?君」 ぁっーすみません、よそ見してて…!   (2020/2/17 13:15:37)

和妻伽夜♀高2(言葉を失ったのは急に肩をがしっと捕まえられたから。突然の事に見開かれた目の直ぐ前には西洋人の顔。ますます声が出ない。) 「すまない。俺の方こそこんなに可憐な君がすぐ目の前にいるのに気づかなかったのだから許して欲しい。」 (此方の顔を覗き込む金色に近いヘーゼルの瞳。ヒスパニック系のくっきりはっきりとした顔立ち。おまけに男性物の香水の良い匂いがする。たちまち頬が熱いと感じる程に真っ赤になってしまった。) あ、あのっ…その… 「何て綺麗な瞳なんだ。この近くの学生さん?どうだろう、今から何か飲みに行かないか?そこでー」 ーは…ぁ、の…ま、まにあってますっ…! (酸欠の魚のように口をはくはくさせつつ何とか出たお断りの言葉を残し、急いでバスに飛び乗った。それと同時にドアが閉まってほっと一息。)   (2020/2/17 13:16:08)

和妻伽夜♀高2ーーモデルさん…だったのかな。かっこいい人だったね。(捕まれた肩に残る手の感触にドキドキする胸を落ち着けつつ腕の中の”ゆきちゃん”に話しかける。今思えば薔薇の花束持っていた。あれを渡す人が居たんじゃないのかと思うとカッコイイというよりも変な人かもしれない。) ーあっ、私、また…(気づいたら窓の外は見知らぬ風景だった。どうやら違う方向に向かうバスに乗ってしまったらしい。どうしたら帰れるか運行表を見ようとした時、窓の外の建物にはっとする。夕闇せまる世界でも光るように存在する建物。白の家と呼ばれる孤児院だ。 ちらりと時計を確認すると即停車ボタンを押した。)   (2020/2/17 13:16:22)

和妻伽夜♀高2(実際の建物を近くで見て口から小さく感嘆が漏れる。以前画像で見た事があったが白く大きな建物は孤児院というよりまるでお城のようで、綺麗に整備された庭もそんな印象を裏付けてくれるものだった。)ー入って大丈夫…なの、かな?(門の所から顔だけ覗かせて暫く様子を見ていたが、まだ灯はついているため良いだろう。と入口に向かって足を踏み出した。来賓用の入り口と思われる所から中に顔を覗かせると施設の職員と目があって声をかけられる。) ー…すみません。あの…これを…。…こちらにいらしている興行師で、伴藤白斗さんという方に渡してください。ーあ、いえっ、もし間違いならいいんです。捨ててくださって構いません…!   (2020/2/17 13:18:38)

和妻伽夜♀高2(怪訝な様子で名前を聞き返されると一気に恥ずかしさが出て来て、半ばむりやり置いてきてしまった。しかも名乗りもせずに。今思えば失礼だったかもしれない。)…でも、あそこに来るって言っていたから…大丈夫だよね。(気まぐれに置いて行ったチョコレートと薔薇の花。漢字が分からなくてカタカナで書いた宛名に「先日はありがとうございました。いつか舞台を見せてください。」と先日言いそびれた言葉が続いていた。) ああ…もう真っ暗。早く帰らなくちゃ。(皆に届くといいなという想いを胸に学園という家路へ。)   (2020/2/17 13:19:27)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/2/17 13:19:36)

おしらせLeoさんが入室しました♪  (2020/2/17 13:21:02)

Leo(ここは学園からそう遠くない場所にある「cafe MIRROR」客のまばらな店内だがカウンターに腰掛ける男は一人異彩を放っていた。一つは端正な外見ゆえ。もう一つは…) やー、やはり日本はいいな。美味しい食事、マナーと時間に忠実な国民性!何より美しい女性を見ると特に来てよかったと俺は思う。大和撫子とはああいうのを言うのだろうな!黒い絹のような髪、まるで夜の水面のような深みをたたえた黒い瞳。陶器のような白い肌!何より奥ゆかしい立ち居振る舞い!ああ。学生だったが一二 年のフライングは問題ではないだろう。再会が叶うなら俺が手取り足取り朝まで色々教えたい。   (2020/2/17 13:22:53)

Leo(カフェカウンターの向かいにいる星座に先ほどあった事を感嘆と共に一方的に話す内容からだ。大の大人が学生ナンパするな。もう一つ言うともじもじおどおどする様が奥ゆかしさになるのか?という疑問もあの場面を見ていた者なら浮かんだ事だろう。言い切った所でコーヒーを一口。怪訝な表情と共にそんな物を持ちながらナンパするつもりだったのか?と聞かれて視線を隣へ。)ん?これか?ふふ、もうすぐ来る頃かと思うんだけどね? (すぐ隣に置かれているのは薔薇の花束。花に埋もれるように赤い包装紙でラッピングされた小さなチョコレートボックスも添えられていた。彼女なら受け取ってくれるだろう。少し重いと思われるかもしれないがやったもん勝ちだ。いいのだ。)   (2020/2/17 13:23:21)

Leo(その時ダウンジャケットのポケットから着信音がなった) ーああ、オフィウクスか?ああ、大丈夫…本当か。分かった。すぐ向かう。 ……はぁ、直接喜ぶ顔が見たかったんだが…(スマホをポケットに戻すと残念そうに首を横に振った。もっと言うとこれをきっかけに今夜距離が狭まらないか。等と考えていたのだ。それこそ物理的に。ゼロ距離までに。)これをノゾムに渡してくれ。ーん?もちろん俺だって直接渡したいさ。そのために良いシャツとコロンを付けて来たんだぞ?(ジャケットを開くとボタンが外されてラフに着こなしたシャツを見せつける。きらりと輝くエフェクトのおまけ付き。星座からうんざりした顔で仕舞うよう言われればやれやれ…と肩をすくめながら指からシルバーリングを抜き取ると、シャツの中に隠れていた金のチェーンネックレスに通した。)   (2020/2/17 13:24:14)

Leoオフィウクスからの命令ならば、そっちが優先だろ?今日は終わったら即シャワー室に行くようだからな。とても彼女に会えそうにない。ーごちそうさま。じゃ、行って来る。(先ほどの浮かれた様子の無くなった声で残りのコーヒーを飲み干すとカウンターの上にお代を置き、ジャケットを閉めながら寒空の下へ歩き出した。)   (2020/2/17 13:24:49)

Leo【以上です。おじゃましました。】   (2020/2/17 13:25:22)

おしらせLeoさんが退室しました。  (2020/2/17 13:25:25)

おしらせSagittariusさんが入室しました♪  (2020/2/23 03:25:52)

Sagittarius【お邪魔します。此方にも個人的なソロルを一つ。】   (2020/2/23 03:26:06)

Sagittarius何で。何で。何で。そんな言葉が頭を堂々巡りしてこんがらがって、これが現実ではない、そんな気すらしてきてしまう。深夜、いつもの喫茶でカウンターに突っ伏して、重々しい溜息を零した。そんな常とは違う己の様子に心配そうな星座の声も今は無視して、瞳を伏せる。指先に触れたウイスキーグラスの結露が冷たく、涙と同じ様に零れた。)……―――。(何で、いなくなっちゃうの。心の中でそう呟いたけれど、それは誰にも届かない。彼が昔言った――「星みたいにきらきらしていて可愛い。」だから、天真爛漫で自由奔放で、いつも笑顔で明るい自分を創り上げた。「黄色やオレンジがよく似合う。」だから、黒髪を明るい茶色に染めて、橙がかったカラコンで瞳を明るく見せた。全員可愛いけれど、全員違う。女の子を凝縮したような赤色の可愛いとか、涼しげで爽やかな青色の可愛いとか。そんな一人一人の「可愛い」を見つけ出して、プロデュースして。だから、表舞台に立てたのに、そのお礼は何もできていない侭だった。)   (2020/2/23 03:26:16)

Sagittarius(そんな風に「可愛い」を造ってくれて、人気者にしてくれた。その後の過ちも、彼が救いの手を差し伸べてくれたからこそ、今こうしていられる。彼のおかげで可愛くなったからこうして、プレゼントも貰える。皆の偶像でいられる。)―――おいしい。(薔薇に包まれたチョコレートを口に運び、思わず呟いて小さく笑う。今夜はこのチョコレートを慰めにするしかない。明日からは笑顔でいないといけない。それが「自分だから」。氷が溶けて少し薄くなったウイスキーでチョコレートの甘さを消し、気分を切り替える様にスマートフォンを取り出す。奔放な自分だから、何となく指先の赴くままに誰かに連絡でもしようか―――)   (2020/2/23 03:26:30)

Sagittarius【チョコレート、有難う御座いました。では、以上にて。お邪魔しました。】   (2020/2/23 03:26:50)

おしらせSagittariusさんが退室しました。  (2020/2/23 03:26:54)

おしらせ金城栄璃華♀高3さんが入室しました♪  (2020/2/29 20:43:36)

おしらせ《皇帝》さんが入室しました♪  (2020/2/29 20:43:51)

金城栄璃華♀高3【お邪魔致します。今夜は来客を招いてゆっくりと。《皇帝》様、改めて宜しくお願い致します。】   (2020/2/29 20:44:20)

2019年11月10日 16時56分 ~ 2020年02月29日 20時44分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
現在のルーム
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