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「学園戦士◇フェアリーナイツの久遠」の過去ログ

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2022年06月01日 04時25分 ~ 2022年06月04日 21時10分 の過去ログ
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アベル・マシャド【珠姫へ。…ちょっと熱ある…?(素面のままこつんと額へ額を当てに行き】   (2022/6/1 04:25:43)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/1 04:25:48)

おしらせエリザベート・Cさんが入室しました♪  (2022/6/1 12:25:01)

エリザベート・C……好きな人にそんなこと、しないよ?(たっぷりと時間をかけたキスの後、朗らかな日差しの中で尋ねられた言葉にはけろりとそう答えた。互いの口元から滴る唾液をそっと指先で掬い取り、火照った彼の額に今一度口付けをすれば取り上げた魔力も元に戻り、傷を治すだけの治癒力——そういう祝福、も与えて。傷の仄かな痛みこそあれ、普段の何十倍の速さでそれは言えることだろう。ついでに痛みや出血を止める魔術も手早く掛ければ、少なくとも歩き回るのに難儀することはなくなるはずで)   (2022/6/1 12:25:19)

エリザベート・C……光君の欠点は、どうしても最後は相手を切りつけないと行けない所、かな。だから目くらましとかも、その後に何が来るかっていうのが予想出来ちゃう、みたいな。……光君が手加減してくれたから良かったけど、ちゃんと刺されてたら私もすごくキツかったと思うし。その刀、弱くはないと思うんだ、けど……(何か言いたげなのは、解決策に考えを巡らせているのだろう。エリザベート自身は魔女であり、魔術も、能力を活用した武器も使うことができる。一方で、大半の者がそうであるように彼は近接戦闘を仕掛ける必要がある。もしその必要が無くなれば——?そんなふうに考えながら抱きしめた体をゆっくりと離すと、彼の手を、指を絡めて繋いで。)   (2022/6/1 12:25:28)

エリザベート・C【———————≫光君】   (2022/6/1 12:25:30)

おしらせエリザベート・Cさんが退室しました。  (2022/6/1 12:25:32)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/1 12:25:38)

竜上珠姫(渾身の蹴りを綺麗に決めても殺し切れない、それでこの竜体の少女の耐久力は知れたことだろう。幻想の世界から這い出て来たような異常なまでの堅牢さ、膂力、タフネス。失神する辺りはぎりぎり人間らしさを感じる部分でもあり、ナイフが刺さるのだから殺せるのだとも確信できるはずだが、それにしても念入りに、重点的に——徹底的に、殺す必要がある存在、なわけである。そして打ち込んだ軛をより深く突き入れるようなこめかみへの蹴りは、鈍い感触を捉えて止まる事となるだろう。体を支える竜腕の片方、その太く逞しい腕が“勝手に動いて”受け止めた、のである。珠姫は明らかにまだ立ち直れておらず、彼女自身の意思ではないらしいことが察せられ)   (2022/6/1 12:26:01)

竜上珠姫(——直後、白煙をくゆらせるその口元から、爆ぜるようにして白炎のブレスが放たれる。何十秒も続くものではなく、直径3m程度の火球が一瞬現れて消える、程度のものである。しかしながらそれは、凡そ“6000度”という、太陽の表面温度に匹敵する超高温を秘めている。例え一瞬でも触れれば衣服は燃え、素肌であれば重篤な火傷を負うのは間違いないものだ。事実、高い耐久力を誇る珠姫の唇そのものも炭化と再生をごく僅かな間に複数回も繰り返しているのが見て取れて、術者すら焼く業火、というのが理解出来る。その一瞬の破壊を吐き出した辺りで意識を取り戻したのか、よろめきながら片膝を付く姿は持ち合わせるパワーとは対象的に無様で弱々しくもあり、額は脂汗でぐっしょりと濡れて、口元は癒えた唇を新たに染める吐血に塗れ——それを拭う手の甲、硬い表皮が焼けるように、じわりと煙を立てていた。何か、気配が少しばかり違うのを感じ取れるだろうか。本質的には変わらないが、あまり接近したくはない、そんな気配)   (2022/6/1 12:26:10)

竜上珠姫っ、ふ…!く、っ…ぅ……殺す、とかッ……、決め付けないで下さい……!私はこんなところじゃ、死にませんから…ッ!(目眩が徐々に収まり、ゆらりと立ち上がろうとする。そしてその視線がにわかに少年から逸れて、近傍の校舎を見上げた。何か思いついたのか、痛みを堪えるように噛み締めた牙のような歯列を覗かせつつ、まだ来るなら——そう言うように、相手を睨めつけた)   (2022/6/1 12:26:20)

竜上珠姫【アベルく……っ、…!?な、無いっ……!無いです…から……っ!(完全に不意打ちを食らった、なんて慌てふためいた反応を見せつつ、その距離感に熱とは別な理由で顔は赤く熱いまま)……ぜ、絶対に負けませんから……!】   (2022/6/1 12:26:23)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/1 12:26:24)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/1 13:08:02)

アベル・マシャド(確実に叩き込めたはずの蹴りの感触が違う、というのに気付いた。回転するタイプの蹴りである場合、インパクトの瞬間まで相手の動きは見えないものだ。少年の場合はその回転という隙も極めて小さいものである為に、実戦においても差し込める範囲ではあるが…その隙とは呼べない隙に、巨腕に防がれたというのは恐るべき事実であると少年は捉えた。意識が無いはずなのに、何故。そう思考を走らせた瞬間、同時に悪寒を感じた。目の前で突然の閃光ーーーそして、熱。自らのパーカーに引火したのを見れば、即座に飛び退きつつパーカーを荒々しく掴んで破るように脱ぎ捨てた。その下から現れた少年の身体は、腕部脚部に比べると思いのほか人間の範疇に収まっている事だろう。   (2022/6/1 13:08:32)

アベル・マシャドしかしながら、褐色の素肌には細かい切り傷らしきものが薄っすらと刻まれており、過ぎ去りつつあるものと言えど、”そういう環境”にあったのだと思わせるものがある。年齢不相応に引き締まった肉体は少年の歪さを物語っている。ーーー少年の腕部側の甲皮から煙が上がっている。先ほどの一瞬で焼かれたのか、滑らかであった表面は熱で歪んでいる。痛覚もあるようで、少年の表情はほんの少し、口元を引き攣らせている。…少年は状況を整理し始めた。相手本人は疲弊しつつある。尋常でないタフネスを持ちながらも、本質的には”素人”であり、しかしながら”能力”は自立防御が可能…である故に、それを乗り越えて戦う必要がある。そして今、手に何かを仕込んだようだ。…熱を、火を操るとなれば…接近戦しか出来ない自分にとっては苦しい展開になる。体勢を整えられる前に、仕掛ける。相手が視線を意味深に反らしたとしても、自分には仕掛けるしかないのだから。)   (2022/6/1 13:08:44)

アベル・マシャド…ッ!!(一気に珠姫へと肉薄、その最中で左脚を前に出しつつ、踵を珠姫側に向けるようにする。初手で見せた、回転蹴りの初動だ。そして右脚が、振り回されるーーー形が違った。脚を伸ばしているのではなく、折りたたんでいるのだ。もし最初の初動でハボ・ジ・アハイアを想定して、左こめかみへのガードをしてしまった場合は…少年の蹴りに対応は出来ないだろう。折りたたんだ足のまま、コンパスの針たる左脚の足指が、メキリ…とコンクリの地面を握り潰すだろう。時計回りの勢いはその一瞬で止まった。ーーーハイキックのような体勢で止まったのだ。本来であれば脚を上げてから振り込む必要がある為、ハイキックは対応されやすい。大技をフェイントとして運用する事で、ハイキックという威力の高い技を出す寸前にまで持っていったのだ。そして、右脚が放たれる。”マルテロ”、金槌を意味するその蹴りは正しくその通りの威力を発揮するはずで、他のハイキックと違う点と言えば、打ち込んだ瞬間に脚を流し切るのではなく、金槌で叩くように即座に脚を引く事だ。故に次の行動、回避を即座に行えるのが強みだ。)   (2022/6/1 13:09:36)

アベル・マシャド【珠姫へ。…いや、ちょっと熱かったけど…(眉ひそめ) …うん、僕も負けられないから。】   (2022/6/1 13:10:30)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/1 13:10:37)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/1 17:49:19)

竜上珠姫(顕になった相手の肉体は、ある意味では想像通りのものだった。自分と同じか、少し年下に見えるくらいの年齢であるにも関わらず傷が多すぎる。俺もスポーツや転倒といったありきたりな怪我ではなく、他人から与えられたに違いないであろうそれは、どこか薄暗い印象を受ける。——だが、憐れむという気持ちは湧いてこない。まずは彼を倒すか、止めるか。でなければ自分が殺されるというのは、力量差からして明らかだった。)   (2022/6/1 17:49:36)

竜上珠姫(再び蹴りを放とうかという相手を前に、少し考える。どう対応すべきだろうか。攻撃を見切る、これは無理だ。少なくとも今の自分には、意識して受けられるだけのスキルはない。ならば避けるか。これも、相手の素早さを思えばあまり利口には思えなかった。結論から言えば、竜上珠姫が取った方策は“ガード”だった。人間としての両腕、左右の竜腕で上体を隠し、その影に頭をすっぽりと埋める。がら空きの胴は太い尻尾を腹巻きのようにして覆い隠し、前傾気味に体を丸めると重厚な筋肉の盾がそこに出来上がっていた。腕の間から突き出した頭部の碧い角は古のファランクスのようでもあり、それを以ってアベルの強烈な蹴りを真っ向から受け止めた。……とはいえ衝撃は伝わるもので、腹部の流血は露骨なまでにその出血量を増し、立っているのがやっとの有様、にも思え)   (2022/6/1 17:49:48)

竜上珠姫……っ、ふ…!簡単に、やられたりしませんから……ッ!(これまでのやり取りからすれば反撃の場面、しかし珠姫はそうしなかった。不意にばたばたと駆け出すと、先程見上げた校舎へと飛び上がり、垂直の壁面に爪を立てながらしがみつく。ボタボタと血を滴らせながら尻尾を振ってアベルを見下ろす姿は手負いの怪物そのものであり、血みどろの姿は余裕も無いが——挑発するように、精一杯憎たらしく“にやり”と笑うと、窓の凹凸や排水パイプを伝い、一気に屋上まで駆け上がっていく。即ち、逃げたと判断できる。だが翼を有していない以上飛翔もできず、手傷は深い。校舎の出入り口はいくつがあるとはいえ、体力の乏しい中でわざわざ屋上まで這い上がったのである。何かしらの意味がない、訳もなく。何より目撃者を消すという観点からすれば、追わないわけにも行かないだろうか。無論、放置したって構わないが、逃げ切れたなら御の字。不穏なのは、彼女が逃げる際に滴り落ちた血液が白煙を上げて壁面を焦がしていることだろう。先の手の甲の反応を見ても然り、“熱”に関する何かが開花しつつあることは明らかで——尚、屋上にあるのは先日水を張ったばかりのプールであった)   (2022/6/1 17:50:51)

竜上珠姫【アベル君宛……っ〜…、気のせいだから……!】   (2022/6/1 17:50:55)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/1 17:50:58)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/1 18:27:14)

アベル・マシャド(自身の蹴りは軽いものではないという自覚はあった。が、目の前の相手の強固な守りの前には霞んでしまうのは、事実だ。第一に、外殻のように本体を守る巨腕。その後生身…と言っても魔力で十二分に強化された腕。最後に骨格自体が強化されているであろう当人の身体。その三つ全てを突破しなければ致命傷を与えられないという事は、相応に骨が折れる戦闘になるという事が予想される。脚を引きながらも、相手の腹部からどろりと滲み出た出血を見れば、生身部分への攻撃を成功させる事が出来れば勝機はあるのは確かだ。そして相手の反撃を想定し身構えた途端、あろうことか逃走という選択を取った事に僅かに反応が遅れ、それ自体を止める事は出来なかった。   (2022/6/1 18:27:37)

アベル・マシャド壁面に飛びつき始めた時点で少年は珠姫を猛然と追いかけていた。走力自体は人間の規格内と言えるだろう。だが、それでもアスリートを赤子扱いに出来るような、最上級の速度ではある。珠姫の表情を見れば、その「らしくなさ」を読み取る事は出来た。そういう表情をする相手ではないはずが、敢えてそうするのだから裏はあるはずだ。しかし、少年には「撤退」という選択などなかった。珠姫が必死に伝って駆け上がった壁面を、まるで呼吸をするような速度で駆け上がってくるのだ。窓枠に指を掛けつつ、引き上げの動作の間に何か所も足指で踏み込み勢いを乗せ、珠姫が上り切ったものの数秒後には、少年は屋上まで駆け上がっていた。無論、少年もこの段階で無策に突っ込む事はしない。相手の企みを見極めるように、静かに深く息をしている。)…。   (2022/6/1 18:27:42)

アベル・マシャド【珠姫へ。…まぁ、無理はしないようにね。(追い詰めつつ】   (2022/6/1 18:29:01)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/1 18:29:06)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/1 23:10:13)

竜上珠姫(追い立てられるように壁を上り切り、誰もいない屋上へたどり着くと竜上珠姫はそのままプールの中央へと躊躇うことなく飛び込んだ。プールそのものは至って普通の25m×8レーン程度のものであり、最も深いところで水深は1.5m。循環ろ過された澄んだ水は、すぐにも珠姫の血液で薄ら赤く染まっていき、最も深い場所で胸元から上を見せたその彼女の周囲は、季節外れの蒸気と、グツグツと茹だる熱水噴出孔の如き様を呈していた。つまり——手負いの竜は、相当な高温を内包しているらしい。周囲の水をまとめて沸騰に近いところまで加熱する程に、その温度は高まっているのだと視覚的に理解できるはずだ)   (2022/6/1 23:10:41)

竜上珠姫(そしてこの状態、珠姫の考えは単純なものだった。どんなに素早い身のこなしも、鋭く重い蹴りも、水中で同じことができるわけがない——相手の強みを潰してやろうと、そういうものだ。懸念事項は大きく2つ。一つは相手の能力が未だに掴みきれていないこと、もう一つは自分自身の体力面。もし相手の攻撃が潰せたとしても、今の傷とダメージを負いながら水に浸かるのは負担が極めて大きく、腹腔内のナイフを何とかする必要があるのは間違いない。だが、それこそ極めて大きな隙が生まれるものであり、せめて相手を撃退してから考えるべき行為なのは想像に難くない。特に、壁面すらも数秒差で上り詰めて追ってくるような相手なのだから尚更だ)   (2022/6/1 23:10:56)

竜上珠姫……まだ、やりますか。私は……貴方より、弱いかも知れないけど…、……此処に来た時点で、“もう負けない”って、確信しました。諦めて帰るなら、今ですよ?そうじゃ、ないなら……(——ざばっ、と熱した水面が波打ち、僅かな間を置いてアベルの胴めがけて“水の散弾”がぶちまけられる。原理は単純、最もパワーに優れる尻尾を振るい、プールの水を極めて早い速度で弾き出したというだけのこと。鉄やコンクリートならともかく、人体なら十分に脅威になりうる威力を付与されたそれは、相手に射程外からの攻撃を与えるという点、弾数がほぼ無限という点で極めて有利だ。しかしそれで倒せるとも考えていないのは、水面下に片手で腹部を抑えているらしい珠姫の、相手を見据える眼光からも察せられるだろうか)   (2022/6/1 23:11:24)

竜上珠姫【アベル君宛でっ。無理させられてるんですけど……だ、誰かにすごく無理させられてるんですけど……!】   (2022/6/1 23:11:35)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/1 23:11:40)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/2 01:25:24)

アベル・マシャド(プールへ飛び込むという、一見何を意図しているか分からない行動を目の当りにするも即座にプールサイド手前まで距離を詰めた時点で、立ち上る熱気を感じて立ち止まり。相手の意図を掴めば、一瞬攻めあぐねる事だろう。)…僕には、諦めて帰るって選択肢はない。君が何をしようとも、僕は仕留めに行く。(固い意志の表明でもあった。直後殺到した水の散弾に対して、即座に足元のコンクリに指を突っ込み、”捲り上げる”。巨大なコンクリ片の壁を立てて散弾をやり過ごした後。少年は安堵していた。プールを戦場にするのであれば、間違いなく自分に勝ち目はない。だが、”屋上”のプールであるのなら、話は別だ。そして、”地上”のプールとの距離は…必然的に屋上プールがあるのだから、かなり遠い場所にある想定である。珠姫自体練度の高い戦士ではない為に、そこまで逃げる間に仕留める事も出来るだろう。   (2022/6/2 01:25:46)

アベル・マシャドーーーこの状況は打開できる。立てたコンクリの壁の裏で、少年は両腕で、コンクリを掘り返すように毟り始めた。珠姫から見ればコンクリ片が飛び散る様が見えるだろう。そして、少年は穿った穴を「下の教室」と繋げた直後…左腕でアッパーカットする要領で、正面の壁を引き裂いた。その正面の壁とは…プールを構築する壁面だ。少年は左腕に熱を感じた直後、穴から飛び上がって自らが立てたコンクリの壁を保持して、珠姫を監視できる位置に移動するだろう。プールの熱湯が穿たれた穴へと勢い良く流れ落ちていけば、明らかな速さで目減りしていくだろう。同時に少年は、僅かに焼け付いた左腕を見ながら…危険な選択肢を取り始めた相手に対して、”仕掛ける”事を決意していた。…絶対的な有利な状況を一瞬で覆された相手の反応を見て、その仕掛けるタイミングをはかっていくだろう。)   (2022/6/2 01:26:30)

アベル・マシャド【珠姫へ。……ごめんね、でも僕はやめないよ。(固い決意】   (2022/6/2 01:27:24)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/2 01:27:30)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/2 19:09:47)

竜上珠姫……そう、ですか…。(諦めることもなく、仕留めるまでやる。執念めいたものすら感じる言葉に、珠姫は呟くように歯噛みするしかなかった。そしてそこからの出来事——水の散弾を想像もしなかった手段で止められ、更には穴でも掘るかのようにコンクリートをむしり取る、その怪物的な所作は唖然とするより他になく、やがてプールの槽そのものに穴を開けたのだと分かれば、流石に青ざめる。出来たとして、そこまでするほどに自分を本気で殺したいのか——そう、畏怖を抱かざるを得ない。だが恐れてばかりもいられないのも事実だった。浴槽の栓を抜いたように次第に水嵩は減っていき、その分だけ自分は不利になる。なら、止まってはいられない。ざばんと水面下に潜り込み、水流を辿るようにアベルのもとへと近寄っていく。水面がより赤く、濃く染まり、グツグツと煮え滾る水面が波打ったかと思えば)   (2022/6/2 19:10:19)

竜上珠姫(——直後、プールに残っていた水が余さず水蒸気へと変貌し、その体積を1700倍にまで膨れ上がらせての“水蒸気爆発”が起きた。原理は単純、それだけの熱源を竜上珠姫が作り出した、ということだ。恐らくは周囲に地響きが伝わり、校舎の窓は尽く割れ落ち、遠目には爆炎が一瞬ながらキノコ雲のように上がったのが観測できるだろう。水の量が量であるからして、その威力も絶大。炎と強烈な衝撃、酸素が加熱される炎熱の地獄がそこに生まれることとなる。もっとも——コンクリートを盾にしていれば、直撃は防げそうなものであり)   (2022/6/2 19:10:29)

竜上珠姫(何よりアベルが気になるのは、ターゲットの位置のはず。空になり、釜の底が砕けたプールには居ない。広く開けた屋上を軽く見回しても確認出来ず、背後でもない。下の教室に逃げるには、穴のサイズと彼女の身長は噛み合わない。とすれば——見上げる空からは、触れるだけで燃え上がる血の雨を滴らせる影が、アベルの直上から迫ろうという姿が見えるはずだった)   (2022/6/2 19:10:38)

竜上珠姫【アベル君宛で……!こ、怖いのかかっこいいのか意地悪なのか分からないじゃないですか……!】   (2022/6/2 19:10:41)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/2 19:10:45)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/2 20:08:31)

アベル・マシャド(コンクリの盾越しに見えた相手の姿。急速接近してくる時点で攻撃を仕掛けてくるのは目に見えていた。コンクリを破砕して散弾のように撃ち出して迎撃するか、と盾に隠れた直後。ーーー少年には、水蒸気爆発の知識は無かった。幸運にも爆炎の類は全て食らう事は無かったが、それでも尋常でない爆風と熱には見舞われてしまう。爆発するという事を知らなければ対策も出来ず、鼓膜へのダメージが入ってしまった。耳からどろりと鮮血が滴るが…魔力で強化された肉体ではあるのだ、破れてはいない。しかし幾分か聞こえは悪くなってしまった…呼吸をするにも焼け付きそうなその灼熱地獄から逃れんと、退避を始める前に。相手の位置を確認しようと思えば…居ない事に驚愕するだろう。思い当たる逃げ道は全て確認したものの、見当たらない。そう、判断した直後。)   (2022/6/2 20:08:48)

アベル・マシャド…あ、ぐ、ッ!(少年の胸に、鮮血が触れた。辺りへ一気に、肉が焼けた香ばしい匂いが立ち上るだろう。自身の胸に触れた血液の存在が危険である事を認識すると同時に、上を見上げた。ようやく対象を見つけたとなれば…急速落下してくる相手に対し、選んだのは「回避」だった。即座に屋上から飛び降りた…と見せかけて、直前で足指を握り込んで、足指の力だけで屋上の縁を掴んで逆さづりの体勢に。そのまま校舎の壁面に張りつけば、相手の着弾をやり過ごそうとするだろう。)   (2022/6/2 20:08:53)

アベル・マシャド【珠姫へ。…か、かっこいいって言ってくれるのは、嬉しいかな…(軽く顔伏せ】   (2022/6/2 20:09:35)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/2 20:09:46)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/2 20:42:41)

竜上珠姫(見上げた珠姫の姿は、ちょうど陰影の出来た姿とはいえ痛々しいものに映ることだろう。あれだけの爆発の中、自分だけが無傷でいられるわけがないのである。顔面、頭皮の一部、竜の皮膚を除いた両腕は痛々しく焼け焦げていて、それが今まさに治りつつあるという極めてグロテスクな様相を成していた。そして傷は癒えるとはいえ、その消耗は目に見えない位置で強烈に蓄積を続けている。激しい出血もまたその証左であり、素早く回避の選択肢を取ったアベルを追うでもなく、数百キロを有する肉体が着地し、瓦礫が爆ぜるのもそのままに、片膝をついた少女はしばし、動けない。苦しげな咳とともに多量の血を吐き出し、その血液が地面を焦がす。そしてどうやら、それほどの出血を伴う理由は——左手。そこに握られた、見覚えのあるナイフによるものらしく)   (2022/6/2 20:42:52)

竜上珠姫ハッ、……あ゛……っ!まだ…っ、…やりますか……!?今の爆発でっ……すぐに、誰か来ます…!貴方じゃ、それまでに……っ、…私を、殺せない……!(腸を引き裂く形で摘出したナイフをほうり捨て、ドクドクと血を迸らせる腹部を抑えながらの言葉は、さぞ聞き取りづらいことだろう。アベルが引き剥がしたコンクリートを支えに立ち上がる姿はボロボロで、衣服は何処も血と埃で汚れきっている。再生能力こそ命を保つのに役立っているが、実際は気力で立っているのがやっとでもあって。それでも折れない意志は、紛れもなくイクリプスの面々から鍛え上げてもらったものに違いなく——先手こそ、打たない。打てない、が……彼が屋上から飛び降りて逃げたとも、思っていない。痛みとふらつく視界の中で表情を顰めながら、彼の方をじっと見据えて)   (2022/6/2 20:43:01)

竜上珠姫【アベル君宛で!……そういう所で恥ずかしそうにするのってなんだかズルくないですか……?誤魔化されませんからね……!】   (2022/6/2 20:43:04)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/2 20:43:06)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/2 21:49:12)

アベル・マシャド(彼女が着弾した瞬間の衝撃で校舎が悲鳴を上げるだろう。振り落とされないように壁面へ指を捻じ込み…何事も無かったかのように屋上へと舞い戻る。ーーー致命的であろう火傷と出血。しかし前者は治りつつある、という不条理を突き付けられ。彼女の言う通り、あれほど派手な爆発を引き起こしたのだ。誰かしらが駆けつける可能性が高い。…が、まず第一にここまで倒壊しかけた校舎に近付く者はそう居ないだろう。少年や、彼女のような尋常でない使い手でない限りは、来たとしても退避を優先する。つまり、校舎の崩落までは仕留める時間の猶予はある。ーーーそれで、十分だ。)た、”死”を呼ぶ痛みだ。)   (2022/6/2 21:49:37)

アベル・マシャド【あっ失敗しちゃった…張り直すね…】   (2022/6/2 21:49:52)

アベル・マシャド(彼女が着弾した瞬間の衝撃で校舎が悲鳴を上げるだろう。振り落とされないように壁面へ指を捻じ込み…何事も無かったかのように屋上へと舞い戻る。ーーー致命的であろう火傷と出血。しかし前者は治りつつある、という不条理を突き付けられ。彼女の言う通り、あれほど派手な爆発を引き起こしたのだ。誰かしらが駆けつける可能性が高い。…が、まず第一にここまで倒壊しかけた校舎に近付く者はそう居ないだろう。少年や、彼女のような尋常でない使い手でない限りは、来たとしても退避を優先する。つまり、校舎の崩落までは仕留める時間の猶予はある。ーーーそれで、十分だ。)   (2022/6/2 21:50:12)

アベル・マシャドーーー僕の、アペリード。…生まれた国でのニックネームみたいなものなんだけどさ。「フォルミガ」って、言うんだ。…死ぬ前に僕の名前を覚えろ、っていう訳じゃなくて。せめて殺す相手の名前ぐらい、知ってて欲しいんだよ。(少年が口にした「フォルミガ」とは、ポルトガル語で「蟻」という意味だ。アペリードというものは、カポエイラの師範代たる”メストレ”から与えられる通り名であり、蟻の如く感情に揺さぶられず、目的を忠実に執行する姿から与えられた。敢えてその名を口にし、その意図を口にしたとなれば…最早、命を捨てる覚悟で殺しにかかる、という事なのだろう。少年は躊躇なく、焼け爛れた屋上を駆けて珠姫へ接近した。   (2022/6/2 21:50:52)

アベル・マシャドそして放たれるのは…右の縦拳。珠姫の顔面を打ち抜く形の拳は、打ち抜く事はなかった。それはあくまで続く技への連携だからだ。縦拳は目隠しの効果をもたらし、縦拳の際に前へと踏み出した右脚の踵は、珠姫の方へ向いていた。ーーーハボ・ジ・アハイア。既に少年の左脚の踵は駆け出しており、その踵は珠姫の左脇腹にめり込む…事は無かった。しかしながら左脇腹には少年の脚が当たっていた。それは太腿の部位であり、みっちりと詰まった筋肉の塊であるが、末端部ではない為に打撃と形容出来ない衝撃しか与える事はない。では、何故そんな動きをしたのか?答えは、右脚が出した。少年の軸足たる右脚が宙に浮いた直後。珠姫の右脇腹へと太腿が襲い掛かった。つまり、カニばさみの形である。そしてその状態から行われるのは…”搾り出し”。屈強な脚の筋肉で胴体を締め上げ、珠姫の腹の風穴から出血を促すものだ。同時に、肋骨まで破砕せんと圧迫してくるのだ。   (2022/6/2 21:51:16)

アベル・マシャドその時点で地獄の苦しみであるが…少年の真の狙いは、「珠姫の動きを止めて密着状態を作る」というものだ。カニばさみの状態で、少年は腹筋と背筋をフル稼働させて上体を起こした。そうして、左手を掌底の形へと作ると、迷いなく…珠姫の前胸部 。つまり”心臓”への打撃を行った。心臓へ強い衝撃が与えられると、一時的な心停止が生じる事もある。それを狙っているのだろうか。)…痛いよ、これは。   (2022/6/2 21:51:29)

アベル・マシャド(少年のネメシスとしての名称は、「ネメシス・ディノポネラ」。ディノポネラとは、南米に生息する世界最大の蟻だ。4cmという規格外のサイズであり、自身よりも遥かに大きい昆虫、爬虫類、両生類を仕留めてしまう”最強”と名高い種だ。しかしながらただ単に大きいだけで、大顎のみで自分より大きな獲物を仕留められるものではない。それを実現できるのは、他の蟻達が捨ててしまった武器を持っているからだ。それは、ディノポネラのルーツに関係している。分類学上の”科”。アリ科ではあるのだが、もう一つ科を持っている。それは、”スズメバチ科”。   (2022/6/2 21:51:48)

アベル・マシャドーーー少年の掌から、太く鋭利な「針」が飛び出した。それが珠姫の心臓部へと突き立ってしまった場合。「蜂毒」が心臓へと注ぎ込まれる事になる。心臓によって瞬く間に蜂毒が全身へ駆け巡り、想像を絶する”痛み”に苛まれるだろう。これは肉体的な痛みとは別ベクトルの痛みであり、珠姫にとっては初めてかもしれない。無論、毒の痛み自体で死ぬ訳ではない。この毒が全身に回り、彼女自身の能力が毒を克服しようと免疫を作る。…この次に蜂毒を受ければ、それらが過剰なアレルギー反応を起こすだろう。アナフィラキシーショックと呼ばれるソレは、肉体的な強さを度外視した、”死”を呼ぶ痛みだ。)   (2022/6/2 21:51:56)

アベル・マシャド【珠姫へ。ズルいって…ズルいの、僕?…(眉下げ) …ご、誤魔化してないよ。ホントだよ。…信じて。】   (2022/6/2 21:52:55)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/2 21:53:03)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/2 23:15:16)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/2 23:15:45)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/2 23:15:59)

竜上珠姫【お、お返事しちゃうよ……?】   (2022/6/2 23:17:27)

竜上珠姫“フォルミガ”……、…?(外国語であろうことは理解できた。その言葉に込められた意味こそ理解はできないが、相手を表すに何処か相応しい響き——殺す相手の名前、その言葉に空恐ろしいものを感じたのは、おそらく本能的なものなのだろう。———飛び掛り、まず繰り出される拳に対しては左腕で受けようとしたが、そもフェイント。それにしても反応速度は格段に落ちており、過剰な出血と爆炎のダメージが決して小さくない事を感じさせる。ついで触れる左脚、その衝撃が乏しいことに違和感を覚えた矢先に反対の足が脇腹を捉え、強烈に腹腔を締め上げられ、耐え難い苦痛に噛み締めた歯列の間からどす黒い血が細く筋を描いてこみ上げ、腹部からは文字通り絞り出すように同じような鮮血が吹き上げる。一部、予想外と呼ぶべきか——注意を要するのは、やはりその高熱だろう。粘り気の少ないマグマとでも形容できそうな鮮血は重篤なダメージを生みかねない。最も、対する相手の命を奪うためなら安いものかもしれないが)   (2022/6/2 23:18:11)

竜上珠姫(無論、反撃もあった。巨大で力強い竜の腕が、その一方はアベルの首を、もう一方は左脚を握り締め、本気でその骨を砕き、へし折ろうとし、合わせて長く、最も筋密度の高い尻尾も彼の胴を蛇のように締め上げ、常人なら肋が砕け散るほどの力で“破壊”しようとする。それも、いくらか動作が緩慢なのが体力的な限界を示すようでもあり——強烈な胸元への殴打が、致命の一撃となった。肺から絞るように息を吐き出し、鼓動が乱れる。グラリと両膝を地面に付いたところで、鋭い棘が確かに心臓を突き刺し、全身に血液を巡らせる血管に、猛毒を相乗させていく。震える瞳孔が少年を間近から見つめていたが、次第に開き、生き生きとした光を失っていく。即死——では、ないだろう。痛みに耐えかねて意識を手放したか、仮死に近い状態か。今も皮膚の再生が進む頑健さを思えばこそ、尚更“これで終わり”とも思えない。かといって、無力に垂れた両腕と、力を失いつつある竜に類する部位を思えば、まだ戦えるとは到底、判定できない状態なのは間違いなく)   (2022/6/2 23:18:38)

竜上珠姫(——2つ、異変が起きた。一つ目は珠姫自身ではなく、“外部”からだ。何かが、凄まじい速度で迫ってくる。経空——空を、強い魔力を秘めた飛翔体が駆け抜けるように“こちら”へ向かってくる。1秒、2秒の話でこそないものの、あまり長居は出来そうもないことが分かるだろう。そして2つめ、これは喫緊の話だった。いつ、現れたのか——珠姫の背後、その背から漂うように“竜”が顔を覗かせたのである。古代中国の神話に現れそうな胴長のソレは、すぐさま牙を向いてアベルへと喰らいつこうとする。頭部だけでも1m近く、長い口には鋭い牙がこれみよがしに並んでいて、当然じゃれつくような甘さで食いかかるわけもない。——が、直情的な動きはまさしく獣の類であり、対処自体は何をするか分からない珠姫相手よりも、よほど楽なものだろうか)   (2022/6/2 23:18:54)

竜上珠姫【というわけでアベル君宛!……っ、騙されないからね…!そんな顔してもダメだってば……!(瀕死)】   (2022/6/2 23:19:10)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/2 23:23:42)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/2 23:36:54)

アベル・マシャド(自らの臀部付近に、彼女の風穴から噴き出る”熱気”を感じるだろう。マグマの如く煮えたぎった体液が零れ出る勢いからして、少なからずこれだけでも十二分に致命傷を与える事が出来るはずだ。無論、代償として自らの胸を、腹を彼女の吐血で焼かれていくことになる。耐え難い痛みに表情を歪めつつ、しかし脚を離すことはない。首を、脚を掴まれて締め上げられると、喉奥から潰れた呼吸音が勝手に鳴り、意識が飛びそうになる。左脚はミシミシと骨まで加圧され、足指がわきわきと暴れている。だが、締め付けはやめない。そして自らの切り札を叩き込んだ事でその拘束が緩み、苦悶の表情を浮かべながらも睨み合っていた相手の意識が薄れていけば、ずるりと足元に落ちる形で離れた。ーーーそこに、”想定外の存在”の予感。明らかに、此方へと向かっている。本能的に離れるべき、と理解はしている。無論珠姫の活動は限りなく死に近いものになりつつある為、離脱には問題はーーー)   (2022/6/2 23:37:05)

アベル・マシャド…ッ、くあ…!!(意識を天のそちらに向けていた事もあった。珠姫の様子を伺おうとした時点でその龍の存在に気付き、…既に飛びかかられていた。尻もちをついた状態であった為に、満足に回避も逃走も反撃も出来ないだろう。故に…龍の顔面を挟み込むように両足を左右からけしかけ、同時に噛みつかれないように両手を前へと突き出した。足裏で勢いを殺すように挟み込む動きをしながら、強引に上顎、下顎に手を押し込み、開かせたままの体勢で力比べをする形になるだろう。無論、少年も万全ではない。両足、両手を使ってようやく止められる程度であり、これ以上攻められた場合は…どうなるか分からない。そして、離脱するという行為も出来ないかもしれない。…何より、この龍という珠姫の能力の一端の消失を見届けなければ、珠姫を仕留めた事にはならないと理解していて。)   (2022/6/2 23:37:11)

アベル・マシャド【た、珠姫へ。ダ、ダメなの…?(顔伏せ) …まずい事になりそうだけど、僕も残らなきゃいけないから…!】   (2022/6/2 23:38:42)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/2 23:38:46)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/3 07:42:50)

アベル・マシャド【ご、ごめん少し展開変えるから二個目のロール弄るね...!】   (2022/6/3 07:43:46)

アベル・マシャド…ッ、くあ…!!(意識を天のそちらに向けていた事もあった。珠姫の様子を伺おうとした時点でその龍の存在に気付き、…既に飛びかかられていた。尻もちをついた状態であった為に、満足に回避も逃走も反撃も出来ないだろう。咄嗟に出した両脚を突き出すような蹴りの迎撃は、悪手となってしまうだろう。そのまま龍の口内へ下半身が飲み込まれる形となり、その顎が自身を噛み砕く前に、両腕を動かした。強引に上顎、下顎に手を押し込み、開かせたままの体勢で力比べをする形になるだろう。無論、少年も万全ではない。両手を使っているがじわり、じわりと噛み込む動作が進んでいく。これ以上攻められた場合は…どうなるか分からない。そして、離脱するという行為も現状では出来ない。…何より、この龍という珠姫の能力の一端の消失を見届けなければ、珠姫を仕留めた事にはならないと理解していて。)   (2022/6/3 07:47:56)

アベル・マシャド【す、少し手遅れになっちゃった...】   (2022/6/3 07:48:20)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/3 07:48:23)

おしらせ竜上珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/3 08:20:42)

竜上珠姫(竜の顎は鰐のそれに似ているが、やはりというべきか、馬力が違った。珠姫の力の源がこの存在だとすれば、与えていたのはごく一部だったのだと感じられるだろう程度には、そのパワーは強烈だった。じわりと食らいつく力を強め、その体ごと縦長の口内に飲み込むようにしながら、抵抗する腕の力と拮抗するか、それ以上の力で食らいつく。噛み砕くというよりも丸呑みにするときのような動きは、激しい痛みこそないが明確に迫る死として、確かにアベルを蝕むことだろう。その口内はしめった吐息で極めて高温となり、触れる口内の凹凸は生々しく濡れていた。このまま1分、2分と時間が経てば、確実に力負けする———高速で接近する飛翔体が“弾着”したのは、そんなタイミングだった)   (2022/6/3 08:21:01)

おしらせ竜上珠姫さんが退室しました。  (2022/6/3 08:21:08)

おしらせ竜上威吹さんが入室しました♪  (2022/6/3 08:21:14)

竜上威吹———……アンタ、他人様の妹(エモノ)に何してくれてるわけ?(それは竜上珠姫とほぼ同じ顔つきの、別な怪物だった。同じく竜の力を有するらしいが、双角はより長く攻撃的。手足は表皮のみならず完全に流体化しており、膝と肘から体の中心部にかけては元の姿——かなり小柄な少女のそれ、というのがより荒々しさを醸し出している。珠姫のそれよりも長い尻尾、飛翔能力を有する翼からしても、明らかに完成度はこちらのほうが上、なのだろう。右目は眼孔を含めて周囲にドス黒い痣があったが、そこからはまた別な魔力も感じ取れる。そんな彼女の足元には、今しがたまでアベルを喰おうとしていた竜の首があった。即ちアベル自身は弾き飛ばされる形で解放され、荒廃し、今しがたの珠姫以上の重量での着地によりひび割れた屋上でその身を自由に動かすことができるだろう。その気配、言葉、アベルをすぐさま殺そうとしないその振る舞い——躊躇いなく竜の首を踏み潰し、正座するような体勢で動かなくなった珠姫の髪を鷲掴みにする行為等からすれば、アベルの敵ではなく、珠姫の味方でもない——イレギュラーな存在だと、理解できるはずだった。)   (2022/6/3 08:21:38)

竜上威吹……まっ、事情は知らないし、どうでもいいけど?私からすれば、最近過保護にお守りされてた獲物が良い具合に痛めつけられてるチャンス、って思って来ただけだから。……にしても、“全部”持って帰るのはナンセンスよね。頭だけ持って帰ったら用は足りるかしら…、……ちょっとアンタ、さっさと帰らないとコイツのお仲間が来て殺されるわよ?(——尊大で、無垢で、残虐。子供がそのまま強大な力を得てしまったように振る舞う彼女は、蟻を踏みつぶすような気楽さで珠姫の喉に手をかけると、その鋭い爪と握力で首をねじ切り、脊髄を破壊して胴体と分離させる。どれだけ頑強でも、頭だけになって生き残ることの出来る生命体はほぼ存在しない。即ち、少年の標的であった少女は間違いなく死んだのだと、そう理解できるはずだった)   (2022/6/3 08:21:48)

竜上威吹【アベル宛よ?……ノリと勢いって大事よね、完全に予想外だけど。……それとも、あのまま食われる方がお好みだったかしら?】   (2022/6/3 08:21:52)

おしらせ竜上威吹さんが退室しました。  (2022/6/3 08:21:54)

おしらせユノ・リーヴルスさんが入室しました♪  (2022/6/3 09:04:43)

ユノ・リーヴルス【ぁ゛(間違えた顔】   (2022/6/3 09:05:04)

おしらせユノ・リーヴルスさんが退室しました。  (2022/6/3 09:05:06)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/3 15:01:50)

アベル・マシャドッ...は、あ、ッ!(蟻の力というものは強大だ。個体によっては自重の400倍もの物体を持ち上げて運搬する力がある。ましてやディノポネラは最大種であり、故に想像のつかないレベルの出力を誇っているだろう。無論、それも目の前の龍に対しては、二連戦で消耗した状態であるが故に、食らいつく力に抵抗する事が出来ない。自力の差を思い知らされながらも、噛みつかれないように必死に腕を突っ張らせていた。   (2022/6/3 15:02:46)

アベル・マシャドが、ごくん、と喉を動かす動きと共に舌によって自らの身体が奥へと運ばれてしまえば、その意図が何であるかを理解してしまう。胸の下辺りまで口内に一気に引き込まれてしまった身体。背中に回していた片手を手放せば、ゴリュ...と龍の牙が背中に食い込み、鮮血が垂れるだろう。少年は痛みに表情を歪める余裕すらなかった。両手で上顎が閉じ込むのをなんとか阻止しつつも...汗が噴き出るほどの高温の口内に、両脚は喉へ侵入しつつあり、熱く濡れた肉が蠕動して、奥へと飲み込まれつつある事を感じ取る事が出来る。口内の凹凸に身体がぴっとりと張り付き、もはや暴れる事も叶わない。死という概念が迫っている事を少年は分からされた。どうしようもない恐怖であり、上擦った呼吸でただただその死を遅らせる事に集中する。そして...)   (2022/6/3 15:03:01)

アベル・マシャド あ...ッ?!!(少年は、自らの下腹部の異変に気付いた。目を白黒させて...失禁ではない"何か"が起こった事に困惑していた。少年の身体は、種の保存を図るべく、最期の悪あがきをしたのだ。それは、少年にとって"初めて"であり、尿道を駆け上がるドロドロの物質が何であるかを理解する事が出来なかった。ズボン越しにでも滲み出るほどに、長く脈打つ射精。龍の口内で精通を終えた人間など、長い人間の歴史においても彼ぐらいかもしれない。射精によって脱力してしまった少年は、腕から力が抜けてしまった。がくりと歯が目の前へと迫り、まさしく死は目前だった。が...)   (2022/6/3 15:03:16)

アベル・マシャド...っ(突然の事態に少年は現状が掴めなかった。強い衝撃の直後に床面に転がったのは理解できた。腰が抜けてしまった状態であるため、上半身を起こして周囲を確認すれば...目の前には今回の獲物と極めて似通った相手を見つける。構えを取れるほど平静を取り戻している訳でもなく、暫く惚けたように見つめてしまっていて。そして、自身の脅威であった珠姫を獲物としている事を理解すれば、ようやく脳が情報を咀嚼し始めた。)...そっか。(ーーー大抵の場合は、妹を殺すと言えば拒否反応を見せられるか、無関心な反応を見せられてきただろう。だが、少年は静かにそれを認めるように、短く返事をした。その表情は感情を窺わせないものでもあったが、威吹の事をじっと見据えている。その眼差しに恐怖の色はなく...彼女にとって、それはどう見えるか。)   (2022/6/3 15:03:38)

アベル・マシャド君のターゲットとは知らなくて。僕はただ、その子に殺しているところと、顔を見られたから...深い理由は、ないよ。(挙げ句の果てに、あまりにも単純で、どうでもいい動機からここまで妹を打ちのめしたのだと言う。威吹にとっても、それは破綻した人間に映るだろうか。そして珠姫の首が断ち切られても動じる事はなかった。)...その子、本当に死んだの?(それどころか、珠姫の確実な死を確認しようとしている。戦えばあの生命力を目の当たりにしたのだから、当然でもあるだろうが。)   (2022/6/3 15:03:44)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/3 15:03:48)

おしらせ竜上 珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/4 10:42:07)

おしらせ竜上 珠姫さんが退室しました。  (2022/6/4 10:42:46)

おしらせ竜上 威吹さんが入室しました♪  (2022/6/4 10:42:49)

竜上 威吹(淡々とした反応を見せる少年を前に、威吹の反応は怪訝そうなものだった。眉を顰め、目元を細めて――まあいいか、なんていうように鼻を鳴らす。仔細は知らないが、それなり以上の組織力を有する連中と共に行動し、遠く離れても感じる程度の力を有するようになってきていた珠姫を此処まで追い詰めるのだから、手練なのは間違いないのだろう。話し方はどことなく幼いようで、そのくせ機械のように冷静なのが気に食わない所ではあったが――、――……)……別に、ターゲットって訳じゃないわ。前々から殺してやりたかったけど、色々邪魔が入るじゃない?それが、今回は違うみたいだったし……相変わらず運が無いわね、コイツ。さっさと逃げればいいのに、どうせアンタの事を倒そうとか、妙な正義感でも覚えちゃったんでしょ。……ホント、反吐が出るくらい馬鹿なヤツだわ。(――破綻しているのは、何も少年だけではない事ははっきりと分かるだろう。似通った能力、口ぶりからして間違いなく姉妹、それをこうも扱き下ろせるのは尋常な精神性ではない。そして少年の質問を受ければ、手にしていた頭部をぽんと放って渡す)   (2022/6/4 10:43:01)

竜上 威吹(その首は、重い。人間の体重に於ける結構な割合がそこに集中しているのだという知識が、はっきりと色づいて理解できる程度にはずしりと来るはずだ。合わせて、銀の髪の間から伸びた碧い複数本の角は固く鋭く、それもまた重量を増しているようであり――既に血流が止まっているのは、首を断たれているのだから当然としても、驚くべきは未だに皮膚の再生が進んでいることだった。その治癒力は生物学的な死を迎えても止まらない、つまりは放っておけば蘇生すらしかねないというのは、紛れもなく幻想の生物としての概念が入り混じっている事を感じさせる。が、である――本当に死んだのか。その言葉を確かめてやろうというように両膝を着いた状態の珠姫の身体、その背後に回ると、血みどろの衣装を胸元から左右に引き裂いてみせる。変身に伴って長身となったその体は引き締まり、豊満と言える乳房も今は隠すものも無く曝け出され、少年が締め上げたお腹の傷からは鮮やかな薄ピンクの臓物が顔を覗かせていた。その正中線からやや左側、アベルの棘が穿った穴の位置に爪を突き立てれば、あっさりと胸骨を引き剥がすようにして、熱に満ちた体内を解剖し)   (2022/6/4 10:43:07)

竜上 威吹……なんか臭うわね、コイツの身体。アンタの仕業?なんていうか……腐った肉みたいな、っていうか……食欲の沸かない感じだわ(それはおそらく、"毒"のことだろう。動物的な感というべきか、匂いに言及しながら古の儀式のごとく、その心臓を取り出して見せた。弱いながらも未だに脈打ち、炎に包まれたそれは正しく竜の心臓、というイメージそのものだった。威吹の持つ手も鱗に覆われているからこそ無傷だが、取り扱いを思えば相当に危険な代物なのは間違いなく、また、赤みを帯びた果実のようなそれにははっきりと棘による穴が開いていたものの、それも今まさに筋繊維が折り重なるように蓋をしている有様で)……コイツは私が持って帰るわ、それで用は足りるし。心臓まで失くして、首も落としておけば大概の奴は"死んだ"って言えるんじゃないかしら?それでも不安なら、脳みそをゼリーにして食べるなり全身を千切って捨てるなりすることね。……あと、アンタ"臭う"わよ。殺し合いしてると興奮するわけ?それとも、殺したコイツが案外良い身体してたから、とか。どうせ死んでるんだし、コイツで遊んで行ってもいいんじゃないかしら……なんてね。   (2022/6/4 10:43:13)

竜上 威吹なんでも良いけど、シャワーくらい浴びなさいよ。あと、そろそろ――……逃げる準備、した方が良いんじゃないかしら?(――それは下から複数の魔力反応が迫っている事を告げるものだった。この爆発、自分たち二人の魔力を感じ取ってフェアリーナイツが――と、用意に想像出来そうなものだ。燃える心臓を片手にした威吹はすぐにも飛び立てるようにその翼を大きく広げ、相手の出方を見る。一応は気にしている、のかもしれない。少年は見るからに傷ついているわけで、放っておいても構わないが因縁の相手を殺すきっかけとなったある種の恩人でもある――そんな、"どうする?"と聞きたげな視線を向けたのだった)   (2022/6/4 10:43:16)

おしらせ竜上 威吹さんが退室しました。  (2022/6/4 10:43:19)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 11:20:33)

アベル・マシャド(威吹が口にした彼女に対する評価は、十分納得できるものだ。自身の妹であろうが、敵は敵。身内が派閥の違いから殺し合う世界で生きてきた少年にとってはそう捉えられるものであり。日本という国に来てから教育を受けてきただけに、それは”間違った”生き方であるのも分かる。突然珠姫の首を投げ渡された時には咄嗟に受け取ってしまったが、予想通り再生活動が続いている事を見れば、じっと顔を見つめ…複雑な想いを抱く事になるだろう。…死ねば、死に至るまでに受けた傷の痛みは感じなくなる。彼女は、こうしている間も痛みに苛まれているのではないか。自分自身は殺すという行為は抵抗がない。が、無為に苦しみを与えるという事は…好かない。そう一人で考えている間にも威吹が珠姫の身体の解剖へと移るだろう。零れ出た乳房、白い素肌…性欲というものを意識した事のなかった少年ではあったが、つい先ほどに”目覚め”を感じ取った身としては、グロテスクな惨状であるものの下腹部に熱を覚えてしまうだろう。そうして、抉り出された竜の心臓を目の当りにする。自分自身、常識外の存在であるという自覚はあるものの…それを超えた存在が目の前にあるのだと理解する。)   (2022/6/4 11:20:58)

アベル・マシャド…うん、そうだね。僕の方で、こっちは処理しておくよ…(納得のする答えを出せた。ふぅ、と一つ大きく息をついて…山場を終えたのだと安堵する。…直後に聞こえた匂い、という単語に眉を顰めたものの、自らの青臭さと失禁したように濡れたズボンをそろりと見れば、顔を伏せて耳を赤くする辺り、少年らしい感性も持ち合わせているようだ。ともかく、彼女の言う通り立ち上がろうとする、だろう。)…ッ。(分かっていた事だが、竜の喉へと押し込まれつつあり、その後強い衝撃で吹き飛んだ。肉体への負荷が高かった事もあって…少年の左足首は向いていけない方向へとねじ曲がっていた。諦めたように、小さく息をつくも。目の前に居る彼女が飛び立つ寸前の体勢で待っている事に気付いた。少年は鈍くはない。ズリ…と珠姫の頭を片手で抱えたまま這い、威吹の脚を握るだろう。)…お願い。(短く、そう口にした。威吹にとっても引き際だと分かるだろう。校舎下に集まりつつある魔力反応の他に、遠景からでも分かる”金色の翼”がココへ一直線に向かってきているのが見えるのだから。)   (2022/6/4 11:21:03)

アベル・マシャド【威吹へ。…僕の行動としては、自分の住んでいるところに珠姫の首を持ち込む予定だよ。威吹がやりたい道筋があれば、付き合うよ。】   (2022/6/4 11:22:10)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/4 11:22:19)

おしらせ竜上 威吹さんが入室しました♪  (2022/6/4 11:54:54)

竜上 威吹……仕方ないわね。振り落とされても拾ってやらないから、精々落ちないように捕まってなさい?(相手の怪我の具合を見れば、余程の手段がないと離脱できないのは一目瞭然だった。多少の優しさというべきか、義理なのか――それが実の妹の死に関するところ、というのが致命的に人格破綻していたが、それはともかく。視界の端に映った金色の翼を忌々しげに眺めつつ、軽く跳躍すると共に大きく翼膜を開いて羽ばたくと、緩やかに上空へと舞い上がっていく。そのままでは確実に追いつかれる――そう思った矢先、凄まじい衝撃と共に一挙に速度が増すのを感じるだろう。翼の後尾からジェットエンジンのように収束させた炎を噴射することで加速しているのが見て取れて、驚くほどの速さで景色が代わり、学園から離脱することとなる。本来、そのような速度と高度を保てば凍てつくような寒さとなるはずだが、どうやら威吹は妹よりも炎熱の扱いに長けているらしく、温度の調整程度はなれた様子で――要は、しっかりと捕まってさえいれば快適かつ快速で、少年が示す位置へとたどり着けるだろうと、そういうことだった)   (2022/6/4 11:55:46)

竜上 威吹(――その一方で、屋上にまず辿り着いたのは鹿金キョウカ――ネクロ・フェアリーだった。扉を蹴り開け、焦土と化したその一帯を眺め、そしてそこに残された胴体だけの遺体を発見すれば、"死"を理解するものとして淡々とその傷や状態を観察し、魔術による保護を行った。それらの情報は後にイクリプス内で共有されるであろうが、"竜上威吹以外の誰かが関わった"ということも、校舎下で発見された別なフェアリーアイツの遺体、そして珠姫の出血痕などから明らかになるはずだった。加えて、アセトがこの場に辿り着けばまた別な情報も手に入ることだろう。頭部と心臓を持ち帰った理由こそ分からず、その遺体が不完全であるために「砕けた魂の欠片"だけ"は回収した」という鹿金曰く、珠姫の霊魂――と呼べる存在から何かを聞き出すのは困難だ、と。そういう結果が、残ることになるだろう)   (2022/6/4 11:55:57)

竜上 威吹【アベル宛ね。返事のところでアンタの行きたいところに着いた……って感じで良いわ。アンタの話を深掘りしてもいいし、一旦ここで締めるのも区切りとしては良さそうだし……もしそっちで格別になさそうなら、締めでどうかしら?】   (2022/6/4 11:57:59)

おしらせ竜上 威吹さんが退室しました。  (2022/6/4 11:58:02)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 13:00:10)

アベル・マシャド(先程の襲来速度を考えれば、尋常でない速度と共に飛翔する事は分かっていた。飛翔する寸前に威吹の脚を"控えめに"握り込んだ。邪竜の鱗と言えど軋むほどの握力であり、疲弊しながら涼しい顔をしてこの出力を誇るのであれば、妹をあの段階まで追い込んだのも納得できるだろうか。少年は見たことも無い上空まで一気に加速して飛び立つ事になる。彼女からは見えないが、足元で瞬く間に飛び去る景色に、感嘆とした声を漏らして表情を綻ばせてそれを眺めていた。目的地たる少年のセーフハウス...ネメシスから貸与された家へと降り立った時に、握り込みの強さに対する小言を言われたかもしれない。が、少年の表情は非日常に浸った事が良かったのか、どことなく楽しげに口元が緩んでいて。表情としての変化は薄いものなのだ、それに気付くかは分からないが。短く礼を口にしつつ、彼女が飛び立つのを見送るだろう。   (2022/6/4 13:00:32)

アベル・マシャド珠姫の首を抱えたまま、片脚立ちでポンポンと玄関まで歩いて行けば、その扉を開く。部屋の造りは一般的な家庭のものだ。家具や、置かれている学校関係のモノを見れば、若いながらも一人暮らししている少年のものと何も変わらないはずだ。だが、それでもとある部屋の一角には"仕事道具"が敷き詰められており...そこに立ち入るとブルーシートを一枚取り出してきた。それを自らが使うベッドへと敷き、珠姫の首を寝かせた。...少年は珠姫の再生の様子を見届けるつもりだ。隣の勉強机に今日の宿題を開いて、そちらに取り組み始めた。)   (2022/6/4 13:00:36)

アベル・マシャド【威吹、あと珠姫へ。うん、僕の話に少し付き合ってもらおうかな...】   (2022/6/4 13:01:09)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/4 13:01:12)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 13:14:56)

アベル・マシャド【追記するよ。このまま再生したら裸になっちゃうし、首下まで再生してきた場合はブルーシートをもう一枚かけるよ。】   (2022/6/4 13:16:11)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/4 13:16:14)

おしらせ竜上 威吹さんが入室しました♪  (2022/6/4 19:12:49)

竜上 威吹(目的地に降り立つと、予期の通りと言うべきか「力加減とか出来ないわけ?」と文句が付く。とはいえ威吹もか弱い女の子とは程遠い存在であり、半ば冗談であることは言うまでもないだろう。そして周囲の目に付く前に飛び立てば――あとは、一人。珠姫、であった頭部はものを語るわけもなく、瞬き一つせず、うつろな瞳を覗かせたまま動かない。それは室内に"持って"行かれ、ブルーシート越しにベッドの上に置かれれば、無論動くわけもなくそのまま、悪趣味なインテリアと化し――)   (2022/6/4 19:15:57)

おしらせ竜上 威吹さんが退室しました。  (2022/6/4 19:17:16)

おしらせ竜上 珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/4 19:17:26)

竜上 珠姫(――それからおよそ一時間で、頭部の傷や首筋までの火傷は全てが治癒していた。頭髪は街を歩くそこらの少女よりも活き活きと鮮やかな銀の色合いを醸し出し、さらりとした手触りを感じさせる。肌の色はもとより色白ながらまるで生きているかのようでもあり、かと言って首の断面から出血するわけではない。瞳には生気が戻ることはなく、口元も一切動かない。かといって、腐敗臭が漂うこともなく――更に半日、2日、そして一週間と放置を続けたのなら、本来ありえない光景を少年は目にする事になるだろう。その肉体は首から下へと徐々に再構築を繰り返し、ちょうど一週間経った頃にはその肢体は完全に元の形を取り戻していた。正確には183cmの、純粋な人間とは異なる筋繊維を備えた身体。乳房も、爪の一枚に至るまでも完全に再生している。しかし異様なのは、やはりその心臓がないためか、血流という概念が一体存在しないこと、それでありながら腐らないということだった。無論、意識もなく、呼吸もない。いうなれば半死半生のラブドールのような状態であり、触れればほんのりと温かいのが不気味に思える、そんな存在へと変貌を見せて――。)   (2022/6/4 19:17:34)

竜上 珠姫【(ブルーシートを掛けてもらっても裸なのは変わらないと思うんですけど……!ぁ、アベルくん宛です……!)】   (2022/6/4 19:17:40)

おしらせ竜上 珠姫さんが退室しました。  (2022/6/4 19:17:42)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 19:21:20)

アベル・マシャド【珠姫、質問いいかな。恐らく君の残った身体はイクリプスが回収したと思うし、再生措置は行ったと思う。魂の欠片を持った人がその身体に突っ込む作業はしただろうけど…その場合、そっちの身体の君には意識はあって、学園で動いていたりするかな?】   (2022/6/4 19:23:20)

アベル・マシャド【一先ずは、僕は脚の応急処置を受けて松葉杖をついて通学を続けながら、僕の家の、君の様子を観測していると思うけど…もし、君が学園で動いていたら、学園の場面で話を動かすべきかなって。】   (2022/6/4 19:25:53)

おしらせ竜上 珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/4 19:26:18)

竜上 珠姫【お答えしますっ!……結論から言うと、イクリプス側の私は動いてないです。裏設定的な話で……お姉ちゃんが持っていった心臓(=魂の核)がないと、話すことも動くことも出来ない、という感じで……。なので鹿金先輩も、不完全な魂の一部を預かっているだけで、根本的に蘇生をさせるのは心臓が必要……という具合で、説明になってますか……?】   (2022/6/4 19:28:50)

アベル・マシャド【OK、了解だよ。…となると、意思疎通は出来ないか。】   (2022/6/4 19:30:22)

竜上 珠姫【そうなりますっ。……どうしても、ならお姉ちゃんに話を持っていくか、別口かで……黄昏で相談、します……?】   (2022/6/4 19:31:33)

アベル・マシャド【そうだね、黄昏でちょっと意見交わしてみよう。】   (2022/6/4 19:32:07)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/4 19:32:12)

おしらせ竜上 珠姫さんが退室しました。  (2022/6/4 19:32:17)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 20:12:37)

アベル・マシャド(少年は生首を隣に置きながらも勉強を続けた。相も変わらず再生していく姿は脅威そのものであり、故に彼女が「この少年は殺人者だ」と口にしないように、口止めする必要がある。ーーー殺しきれない訳ではない。明確な死を与えられた彼女を、さらに損壊させる事に”抵抗”を覚えているのは事実だ。学習によって身に着けつつある倫理観というものは、厄介と感じた事もあるが…自身の根底にある”生きたい”という感情を思えば、自身を死に近付ける道から遠ざかる必要がある事も理解していた。   (2022/6/4 20:12:49)

アベル・マシャド…故に、彼女と話がしたかった。自分が殺人という”異常”な行為を起こす存在である事を知っていて、それでいて敵対する理由のない彼女と話がしたかった。左脚にギプスをはめながら、松葉杖をついて学園に通いつつ、彼女の様子を観察する日々。一週間を過ぎた時点で完治しながらも、言葉を発する事はない。彼女の身体にバスタオルを巻かせて、自身が使っている布団をかけて…少年は椅子で眠る日々を続けていた。少年は諦めはしなかった。自分自身が抱える矛盾した生き方を、聞いてほしいという欲求が日に日に膨らんでいく。少年の身体は足を負傷している為、”殺し”は出来ない状態にあった。ーーーあの日。彼女と接触してしまった場所に通うようになっていた。夜遅くまで一人佇み、夜空を眺め待ち続け。24時を回る頃に帰宅する。今日も、そのように過ごすだろう。あの人は違って、帽子も被らず、服装も中等部の制服のままだ。何より、松葉杖をついていれば…あの日に比べて、脅威としては著しく下がったようにも見えなくは、ないだろう。…無論、片脚が使えないだけで”弱い”訳ではないのだが。)   (2022/6/4 20:12:52)

アベル・マシャド【珠姫へ。こんな感じでどうかな。】   (2022/6/4 20:13:03)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが退室しました。  (2022/6/4 20:13:05)

おしらせ竜上 珠姫さんが入室しました♪  (2022/6/4 20:46:02)

竜上 珠姫(竜上珠姫は死んだ――それは、紛れもない事実だった。生ける死体となったその肉体こそアベルの私室で寝息一つ立てずに存在していたが、それは生きているとは言えないだろう。そしてその一方、イクリプスでは元の体を素体とした蘇生――半ば複製のような行為が、行われていた。それなりの議論はあっただろう。明確に死んだ存在を、魂すら完全でない存在を、またこの世の地獄に引き戻す理由があるのか。それこそ蘇ったところで、単なる廃人に成り下がるか、狂気に身を窶す事になるか、何もわからない。鹿金キョウカは、反対の立場だった。死の淵に片足を突っ込んだのなら、ましてや五体満足ですら無いのなら、それを補完したところで"竜上珠姫"では無いじゃないか、というのが理論だった。だが結論からいくと、彼女は蘇る事となった。蘇生は上手く行き、ほぼ完璧な複製――胴は本物故に、その言葉すら正しくないのだが、ともかく彼女はこの世に再び生を受けたのである。)   (2022/6/4 20:46:08)

竜上 珠姫(ただし、無能力な人間として。当時の記憶は、まさしくスワンプマンの思考実験の如く、しっかりと残っていた。故に自身の心臓が持ち去られたこと、それが影響しているのであろう能力の不可動、そして感覚的に理解っていた姉の居所、状態。それら全てを失い、今度こそ本当に"ただの少女"になったのだった。ただ、当日何があったのか、そして下手人が誰だったのかは、話さなかった。生意気だと思いながらも「そっとしておいて欲しい」とお願いをして、精一杯"まとも"なフリをした。―――自分が死んだことを受け入れられるほど、竜上珠姫は完璧ではなかった、それだけの話だ。それでもそれらしく振る舞っていると、次第と慣れてくるのが人間である。朝ご飯を食べ、勉強をし、少し早いけど大学はどうしようか、なんて考えている内に、日常が帰ってきた。次第にイクリプス――ヨウの店に顔を出すようにもなったが、出来る事もない故に、店番の手伝いだとか、ちょっとした雑談に交じる程度。どことなく自分が場違いなようで――元気がない、というのは他の誰の目から見ても明らかだっただろう)   (2022/6/4 20:46:12)

竜上 珠姫……――っ、あ……。(そんな、ある日のことだった。18時を少し回った頃、夕日の作る影が濃く、暗黒が歩み寄る時間帯。事件現場は意図的に避けていたが、その記憶も薄れつつあったのだろう。それまで出会うことの無かった相手に、アベルはようやく出会うこととなる。もっとも――当の珠姫はといえば、遠目に見ても分かるくらいに顔色を悪くしていた。蒼白、と言っても差し支えないだろう。明らかに少年を恐れており、いつの日か腹を刺された時のように立ち尽くしてしまっているのが見て取れる。肩掛けのバッグがするりと腕を伝って落ち、そこにストラップのように偽装した通報装置もすぐには触れられないまま――立ち竦み、彼からどうしても目が離せないで居た)   (2022/6/4 20:46:15)

竜上 珠姫【アベル君宛で……じゃ、じゃあ私もこんな感じで……!あんまり怖がってたら面倒くさい、かな……?】   (2022/6/4 20:46:16)

おしらせ竜上 珠姫さんが退室しました。  (2022/6/4 20:46:20)

おしらせ日向 光 ◆5FBWTgzh8eqHさんが入室しました♪  (2022/6/4 20:59:36)

日向 光僕もエリに酷いことはしたくなかったし……(相手が本気で自分に呪いをかける気は無いと言う言葉にそう返すが、結局自分の力を示すことが出来なかった事に悔しげに唇をかみ)くっ(返された魔力と共に送り込まれた祝福の力が服の下に隠れた背中の傷を早く回復し熱とむず痒さでちょっとだけエリザベートにもたれかかり)……欠点か(クロウマルの姿、能力は妖魔のかけらと融合した時に自分で決めた物、変えようと思えば魔力の範囲内で変えることも可能ではあるが自分で思い描いていたヒーロー、それを欠点と言われたら決して面白い物では無い。ただ最近少し戦い方が単調になっていたかもしれない。自分より身体能力が高い者、魔力が高い者に対抗するにはただ力押しでは駄目だし、目眩ましを始めとした搦め手もその後が読まれてはいみが無い。もっと自由に、柔軟に──)忠告ありがと、ちょっと考えてみる(以前から考えていた違う戦闘スタイル。具体的なイメージをしっかりとさせないといかず後回しにしていたが少し考えを纏めるか──そんな事を思いつつ)   (2022/6/4 20:59:39)

日向 光ん……(抱きしめられていた身体が放されると名残惜しげに少し息をはくが、ここはもう隔絶されたエリザベートの作った世界ではない。周目に晒さるるつもりは無い。改めて指を絡める様に繋ぎ直されるとこちらも握る手に僅かに力を込め)散歩──続ける?(自分の頭より高い位置にある彼女の瞳を見上げて)   (2022/6/4 21:00:00)

日向 光【────>>エリ】   (2022/6/4 21:00:35)

おしらせ日向 光 ◆5FBWTgzh8eqHさんが退室しました。  (2022/6/4 21:00:38)

おしらせアベル・マシャド ◆sxKTlNdvOMさんが入室しました♪  (2022/6/4 21:09:41)

アベル・マシャド(少年は沈みゆく太陽を眺めていた。何をする訳でもなく、ただこの場で、自身の正気を確かめられるはずだった相手を仕留めてしまった現実から目を逸らすように、ただただ時間を潰す。新たな発見があれば、内心で”世界”への解像度が高まっていく歓びを感じていたが、今もそれは上手く感じ取る事が出来ない。自分が仕留めるべき相手だった者への想いが募っていくのを自覚しながらーーーふと、ぼすりと鈍い音が鳴った方へと視線を動かした。少年の顔は、生気をあまり感じさせないものだろう。…珠姫を見た瞬間に、少年の瞳が見開かれた。自宅に、彼女の身体があるはずなのに。目の前に居る存在は、何だ?あまりにも不可解な光景に疑問を浮かべつつも、間違いなく”現状”を打開する存在である事も理解して。明らかな怯えを見せる相手に対して、刺激しないように…静かに、ゆっくりと松葉杖をついて近付いていく)   (2022/6/4 21:09:55)

アベル・マシャド…君を仕留めるつもりは、ないよ。誰かに僕の事を言ってしまったのだと思うし…それを、止めたかっただけだから、…今の君を襲うつもりは、ない。(静かに、慎重に言葉を選んでいく。少年の瞳は無機質、であれど。彼女の瞳を正視する事はない。瞳は伏せられがちであり、何らかの負い目は感じているのだろうと分かるかもしれない。)…君の”身体”が、僕の家にある。…僕はどうしていいか分からない。引き渡す事も、出来る。…着いてきてくれたら、渡すよ。(ーーー少年が口にした言葉はあまりにも不可解だろう。そして、少年自身も判断に困りかねているという言葉が付け加えられた。あの日死んだはずの自分の身体が、別の場所にあるという矛盾した状況だ。少年は、珠姫に是非を問うように静かに視線を合わせた)   (2022/6/4 21:10:00)

2022年06月01日 04時25分 ~ 2022年06月04日 21時10分 の過去ログ
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