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2020年02月29日 20時44分 ~ 2023年01月18日 20時30分 の過去ログ
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《皇帝》【こんばんは、改めて失礼いたします。延び延びになってしまい恐縮ですが、今晩はよろしくお願いします。】   (2020/2/29 20:44:31)

金城栄璃華♀高3―――来たのね。(そっと囁いたのは窓辺の影に向けて。夜空を背に窓枠に立つ其の姿は、淡い月光で逆光になってよく見えない。机上の封筒は、近々突然の来客がある事を告げていた。だから、窓は施錠せずにおいたのだ。)待ってたわ。(其の人物を招き入れる様に踵を返して部屋へ。常ならばふわりと揺れる漆黒の長髪は其処にはなく、今は肩に触れる程度にまで切り落とした其れが、開けた侭の窓から吹き込む夜風に揺れた。)―――聞いたかしら。あの男、死んだって。(長かった髪を切り落とした姿も、常とは違う口調も。彼に違和感を抱かせるには十分過ぎるだろうが、そんな事は気にも留めず、今最も告げるべき事を口にした。)   (2020/2/29 20:51:05)

《皇帝》…へぇ。(夜闇、静寂、月下の淵。冬空照らす朧な空の下、男は窓枠にかけた腕に力を籠め、全身を持ち上げ――声を漏らした。…前回とは、異なっている。一つには、前に侵入した時は廊下からであったこと。片や此度は、建物をよじ登って窓からであること。体格の割に身軽である自負はあるが、流石に垂直の壁を上るのは大層堪えた。お蔭で足場代わりにした『イクシオイデス』は1本がへし折れてしまったほどである。…そしてもう一つの、そして最大の違いは、艶のある長い髪が、肩のあたりまでで切られていること。外見に与える髪型の影響は大きく、今日は些か雰囲気も違って見える。)ほぉ、やっこさん死んだのかい。途中で邪魔が入ったからどうかと思ったが…そうか、そうか。(大柄な体格の割に静かな足音で、男は部屋の中へと降り立つ。脳裏に差し込んだ違和感は清濁もろとも呑み込んで、少女へ向けて一歩、もう一歩。)   (2020/2/29 21:03:30)

金城栄璃華♀高3Ⅴ……驕らないで頂戴―――“自殺”よ。(目を細め、淡々と告げる。外見が変わろうと、静謐な藤色の双眸は変わっていないことだろう。)毒を吸引して死んだの。表向きは、心臓発作ということになっているけれど。(部屋の奥へ。向かい合わせに椅子が並べられた机は、あの手紙も片づけられ、すっきりとしていた。取り合えず座って、と視線で告げる。)…まあ、けれど。貴方が引き金を引いた事には違いないわ。(――かちゃり。ティーカップを並べてポットから紅茶を注ぐ。紅茶の嗜好だけはあの男と同じだったから、きっと同じ香りだろう。)……貴方に感謝はしているわ。私が唯一できなかったことをやってくれたから―――ありがとう。(お互い席に落ち着いたであろうタイミング。静かに告げて、紅茶を一口。)   (2020/2/29 21:18:43)

金城栄璃華♀高3(人々は言うだろう。あの女が、急に家にやってきた男を受け入れる筈が無いと。しかし、周囲の予想に反して受け入れたのは、「契約」があったから。彼は富や栄生の為に己を利用して”家族”の一員になる。その代わりに、其の力の為に厄介払いされそうな己を彼が家に繋ぎ止め、己は今まで通りの不自由ない生活を謳歌できる。しかしそれは、己が求めていた”自由”と言えるのか―――家の恩恵を受けて”自由”を謳いながら、その実本当は家に縛られていた。しかし、それを繋ぎ止めるものを自ら断ち切ることはできなかった。それを眼前の男は、いとも容易くやってのけた。)良い機会だから、私にとって不要なものは捨てることにしたの。(指先がそっと髪に触れる。昔、あの男に言われたことがある。お嬢様然とした外見や話し方が、鼻につく、と。)   (2020/2/29 21:18:54)

《皇帝》ははは!そうかいそうかい、そいつは悪かった。心臓を突いた積りが殺し損ねて、向こうの自害でやっとこさとは。確かに今のは驕り過ぎだったな。(哄笑を以て皮肉も冷たい双眸も呑み込んで、男は『どこかでして見せたように』無遠慮に部屋へと入ってゆく。元より作法も何も知らない身、目で促されるままに空いた席へと腰を下ろして。)結構なこった。自身を護る住処だ社会だなんつうものは、翻せば鎖や枷でしかない。そんなもん、不要な人間にとっちゃ害悪でしかないからな。(芳しい紅茶の香り、今回ばかりは香らぬ薔薇の香。姿も口調すらも変わった相手に対し、男は足を組み口端に笑みを浮かべながら応じて見せた。…似ている。10数年前、自らの仲間を裏切りEdenに加担した時も。そして今、Edenという名の檻すら自ら破壊して見せたのも。それらはすべからく、そうした一種の規律を担保する組織という枠組みが――否、人間の法という秩序すらも男にとっては不要だったからに他ならない。姿も立場も違うというのに、嗚呼、何と滑稽な事か。)   (2020/2/29 21:33:33)

金城栄璃華♀高3貴方が引き金を引いた事に違いない――そう言ったでしょう。貴方に自分の得たものを奪われるのが我慢ならなかったのよ。あの男はそういう人間だったから。(回顧する様に告げながら、小さく嗤う。確かに驕りではあるが、其れが殆ど事実。己にもたらした結果は何も変わりはしないのだ。)……確かにそうね――……けれど、私だけでは其れが不要とは言い切れなかったもの。残念ながら、私はそこまで強くないの。(自身の立場にも、生まれ持った力にも、常人とは異なる自負があったけれど。持ったものすら捨てる強さを持ち合わせていないのは自分でも判っていた。不要なものを不要と言うのもそう簡単ではないと、自身への嘲笑を込めて笑う。)……それで。私に話があるんでしょう。(此方が本題。相手の要件は想像に難くないが、敢えて此方からは口にせず、静かに紅茶を口に運んだ。)   (2020/2/29 21:44:42)

《皇帝》(男は静かに見据えたまま…紅茶には、未だ手を付けない。基本的に紅茶にはいい思い出はあまり無いのである。)あいにく俺は優しくないんでな。あんたを労わる言葉も欲しい表現も与えられん。過程に興味も無い。――あんたを縛る鎖も枷も無くなった。このガクエンにいながら、あんたは宙ぶらりんの孤独で自由な…縛るものが何一つない有り様となったって訳だ。俺が興味あるのはこの『結果』だけだ。(足を組みなおし、男は事実を重ねるように言葉を告げる。本題に切り込むための、序の切り口として。)――俺と来い。(語る言葉は、その一言。いつぞやの来訪の時の句を次げる、短くも確かなその言葉だった。Edenもセルペンスも関係ない。ただ力を振るい、奪いたいものを奪う。広く、孤独で、自由な、その地平へと誘う言葉だけを以て、男は女へ向き直る。)   (2020/2/29 22:06:15)

《皇帝》【お待たせいたしました。遅くなり申し訳なく…!】   (2020/2/29 22:06:31)

金城栄璃華♀高3―――……そうね。(男の言葉に耳を傾け、静寂が漂って数秒後。小さく告げた言葉は小さな笑みを含んで零れた。未だ紅茶に口を着けない其の様子すら気に留めるでもなく、少しだけ前のことを思い出していた。あの男の葬儀の日。久方ぶりに家族と向き合って会話をした気がする。彼の言う通り、己を縛るものはなくなった。家族と己とを繋ぎ止めるものは、なくなった。けれど、両親とてこの異能が無ければ、いくら扱いづらくとも”家族”でいられた筈。では、今後はどうするのか――)私は確かに独りだけれど―――このガクエンの生徒であることに変わりないのよ。それなのに一緒に来てほしいなんて、随分我儘ね。(学生の本分は学業。当然のことだ。両親との約束は、これまで通りの支援は怠らない代わりに、それを全うすること。それを護る義務があることは己も重々理解していた。その後は文字通り、自由。今後も約束されていた生涯は、眼前の男が葬り去ってしまった。)   (2020/2/29 22:24:48)

金城栄璃華♀高3……でも、そうね。あと一年で、私は本当に独りになる。此の侭真っ当な道を歩むのを悪くないけれど、そうやって”ゴミムシ”に埋もれて生きていくなんて退屈過ぎて死んでしまいそうだから―――その時は貴方の所に行こうかしら。それまでは”契約期間”よ。(一年間は。交わされた約束の元に繋がる。その後は――その後にやっと、本当に人と人との繋がりができることだろう。其れはあの男とは生涯できなかったに違いないであろう事。机上に置いてあったペンを取り、紙に文字を書き連ねる。それをそっと、差し出した。)私の連絡先よ。何かあったら連絡して頂戴。事によっては助けてあげる。(ふふ、と何処か悪戯っぽさを滲ませた笑みを零した。)   (2020/2/29 22:24:56)

《皇帝》おいおいおい、ご挨拶だな。フリーランスのはぐれ傭兵風情に、我が儘だ何だと同義を咎めるのか?(皮肉と一抹の親愛を込めた表情で、男は言葉を贈る。間に沈黙一瞬、不意に気配を変えた言葉に、男の眉はぴくりと動いた。…ゴミムシに埋もれることを潔しとしない。チカラの在り様とプライドを自覚し、かつての自らの表現をそのまま引用して返した言葉。わずかに和らいだ顔、さらさらと書き記された細くも確かな文字の列。それを指で挟んで受け取りながら、男は堪えかねたように口を開いた。)ああ。…ああ、嗚呼。くそったれ。本当にいい女だな、お前さんは。一年間もお預けを食らわせるなんざ、どっちが我儘だか。(紙片を折り、懐にしまい、男は腰を上げる。掌を額に当て、前髪をくしゃくしゃを撫で散らす様は、『やれやれ』とでも言うべき風情。口元には、狂相な男らしからぬ笑みが浮かんでいる。)   (2020/2/29 22:44:57)

《皇帝》いいだろう、傭兵にとっちゃ契約は絶対だ。あいにく今手持ちのペンがないんでな、サインはできねえが。…代わりの担保だ。(懐手に、取り出すはEdenの短刀…ではなく、れっきとした金属製の軍用コンバットナイフ。M9『バヨネット』と称される、かつて男が傭兵だった頃に愛用していた軍用兵装である。刀身の付け根には、焼き付けたように『ラザール・トゥルニエ』と刻まれた銘。)   (2020/2/29 22:45:05)

《皇帝》【内容も時間もいい所ですが、私は次で〆とさせていただいてもよろしいでしょうか?】   (2020/2/29 22:45:29)

金城栄璃華♀高3【承知致しました。その流れで此方も紡ぎます。あと少しの間、よろしくお願い致します。】   (2020/2/29 22:46:10)

《皇帝》【申し訳ありません。ありがとうございます…!】   (2020/2/29 22:46:34)

金城栄璃華♀高3……咎めたりしないわ。我儘で傲慢なのが、貴方の専売特許でしょう?(小さな笑みを含んだ侭返した言葉は、男と同じ色を滲ませていたことだろう。皮肉の中に織り交ぜた親愛。其れはさながら気を許した友人に対する言葉の様で、己らしくはないけれど。)私がそんなに簡単な女じゃないと知っているでしょう?今まで散々欲しいものを得てきたんだから、一年くらい我慢があった方が貴方の為よ。(ふふ、とからかう様に小さく笑みを込めるも、冗談ではなく。一年後も同じ会話ができるのならば、その時は―――)ええ、受け取ってあげる。”契約の証”にね。(傭兵然とした其れ。己が持つには不釣り合いな物だが、暫くなら良いだろう。)私の名前、あの男から聞いたかもしれないけれど。金城栄璃華――呼び方は自由にして良いわ。貴方の名前は?傭兵さん。(席を立ち、男を見送る様に窓辺へ。生憎この時間も警備員はいる上に、前回の男の行動でセキュリティが強化されているから扉から帰ることは叶わないだろう。以前の邂逅で彼が部屋へと残していった『イクシオイデス』を代わりにそっと手渡した。)   (2020/2/29 22:58:35)

《皇帝》違えねぇ。(女のどの言葉にそう返したものかは判然としないまま、男は成された契約に皮肉な笑みを以て応じた。未だかつて、ここまで穏やかな契約があっただろうか。手渡された『イクシオイデス』を手に取り、男は部屋へと背を向ける。)そうだな、上等な葉巻を味わうように、ゆっくりと呼び方は考えてやるさ。(告げられた名前を胸に、一歩、また一歩。脚は、際の窓枠へと差し掛かって。)…その『名刺』の通りだ。『ラザール・トゥルニエ』。本当の名前と信じるかどうかは、お前次第だ。(名乗るは、かつてフランス傭兵として名乗っていた名。…本当の名前?さて、何だったか。それだけを別れの合図に、男の体は窓から外へと放り出されてゆく。何をどうしたものか、響き渡る着地の音は無く――月下の夜、男の足跡は闇に眩んだように消えていった――)   (2020/2/29 23:12:27)

《皇帝》【お待たせいたしました。時間の都合上、これにて〆とさせていただきます。互いの心情があ露わとなり、心熱くなるロルでした…!】   (2020/2/29 23:13:20)

金城栄璃華♀高3【素晴らしい締めを有難う御座います。とても素敵なので此の侭幕閉じとさせてて頂ければ幸いです。本日は有難う御座いました。金城さんの成長も描けましたし、《皇帝》さんの今まで見えなかった側面が見られてとても素晴らしい幕でした。貴重な機会を有難う御座いました。】   (2020/2/29 23:16:46)

《皇帝》【最後まで拝見したいところですが、時間の都合上、お先に失礼いたします。大変申し訳ありません…!改めて、ありがとうございましたー!】   (2020/2/29 23:16:57)

おしらせ《皇帝》さんが退室しました。  (2020/2/29 23:17:01)

金城栄璃華♀高3【ギリギリまでお付き合い頂き有難う御座いました。では、勝手ながら《皇帝》様の素敵な締めにて幕閉じとさせて頂きます。お部屋を有難う御座いました。】   (2020/2/29 23:18:20)

おしらせ金城栄璃華♀高3さんが退室しました。  (2020/2/29 23:18:23)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/3/18 01:13:06)

和妻伽夜♀高2【こんばんは。ソロル投下のためおじゃまします。】   (2020/3/18 01:13:27)

和妻伽夜♀高2(不穏なメールを自称生徒会から受け取って暫く経った夕方。日も沈みかけ暗くなって来る中校舎を出て寮へ戻る途中、クラスメイトの神谷穂乃果が見慣れぬ生徒と話しているのが見えた。友達だろうか。それにしてはどこか様子がおかしい。二人の男女の生徒と神谷はあまり親し気でなくて…何かトラブルではないか。と隠れて様子を伺っていると移動し始めた。気づかれないよう紅ちゃんに先行させながら後を追うと三人が行った先は校舎裏の雑木林に面した辺りだった。この夕暮れ時に人気が無い場所へ行くのを彼女もおかしいと思ったのだろう。あちこちを見ながら不安そうだ。)   (2020/3/18 01:16:57)

和妻伽夜♀高2(今人形は”ゆきちゃん”と手のひらサイズの毛糸でできた紅ちゃん、檸檬ちゃん、瑠璃ちゃんしかいない。人と闘えそうなモニクとマネキンさんは寮に併設されている倉庫の中だ。流石に遠くて操る事ができない。)ゆきちゃん行って!モニクとマネキンさんを…! (最近発見した事は想いの篭った人形だからか、ゆきちゃんを仲介すると離れた人形にも傀儡術が使えるようになる事。今から二体を連れて戻って来るのでは時間がかかりすぎる。念には念を…とゆきちゃんを寮へ向かって走らせた。) …ーっ! (様子を見ていて声が詰ったのはその内一人が神谷に手を上げたから。抵抗しない彼女に立て続けに暴力を振るう様に脈拍が早くなる。) この人達…不審者?えっと、制服、着てる…(確か彼女の異能力は治癒。戦う術は…現状を見る限り無いようだ。神谷へ面白そうに暴力を振う人物がたとえ学園の生徒であっても、小さく悲鳴を上げながら地面に倒れる彼女を見てこれ以上放っておけない。すぐ傍に落ちていた石を拾い此方に背を向けている女の頭めがけて力いっぱい投げると驚くほど綺麗に当たった。同時に不審者二人の嘲笑が止み一斉に此方へ振り返る。もう後には引けない。)   (2020/3/18 01:17:50)

和妻伽夜♀高2ーっ、早くにげてっ!(緊張に上擦る声が空気を震わせると男子の方が直ぐに此方へ走り出す。伽夜も急いで雑木林の中へ。日が沈んで木のシルエットさえ分かりづらく、足元もおぼつかないがそれは向こうも同じ。急いで適当な木の陰に身を隠すとポケットから紅ちゃんと檸檬ちゃんを取り出し周囲を見張らせる。…大丈夫、ここまで来ていない。さらに個人的に意識の糸と呼んでいる傀儡師の力を繋いだのは、あの場に残してきた瑠璃ちゃん。一人は此方を追って来たがもう一人は何をしているのだろう。この間に神谷さんに何かあったら…。 生垣の陰から残った不審者の様子を伺っていると、女の不審者がスクールバッグの中から取り出した物はハンドボール大の黒い球体。それを気絶したのか、倒れたまま動かない神谷にを近づけた。)…何、あれ……(何か見てはならないものを見てしまったかのような感覚。その位人形の視界を通じて見えた物は奇妙だった。機械の作動音と共にそれは水を纏ってヒトガタに、すぐ傍で倒れていた神谷そっくりの外見になったのだ。それでも色は真似できないらしく水の固まりの中に黒い球体が浮いているのが見える。あれを破壊すれば停止するだろうか。)   (2020/3/18 01:20:42)

和妻伽夜♀高2(その時”ゆきちゃん”を通じて動かしていた二体と直接糸が繋がった。もうすぐそこまで来ている。)モニク、マネキンさん、急いで…!(モニクには基本的に異能力の使用が制限される学園内でも動きやすいように…と学園の制服を。マネキンさんは関節を無理やり繋いでいるせいか成人男性の服でも微妙に入らない為仕方なく演劇部のおさがりの古い黒マントをつけさせていた。服の裾をはためかせながら風のように走る二体のうち壊れやすいマネキンは男の不審者が居るであろう場所と別方面から雑木林へ侵入させると伽夜が隠れている場所の近くの木陰に待機させ、モニクは神谷の元に留まる女の不審者の元へと走る。――見えた。裏庭の生垣越しに女の姿を見つけると生垣を飛び越え斜め上からのドロップキック。足に感じる嫌な感覚はクリーンヒットしたらしい。蹴られた衝撃のままに距離を取って戦闘態勢を取る女の顔は鼻血でべっとり染まっていた。)みんな!練習は沢山してきたよ。今日は本番! (日が沈み殆ど周囲が見えなくなった中、普段は弱気な伽夜の瞳には闘志に満ちていた。一人対複数人だが複数の人形を操れる此方は決して不利ではない。)   (2020/3/18 01:23:42)

和妻伽夜♀高2(相手の出方を探っていると神谷の姿を模倣したヒトガタが女の傍に近づき手を翳せば彼女の顔の赤みが消え、鼻血も止まった。どうやら模倣できるのは姿だけではないらしい。むしろ外観の模倣の再現度の低さから生徒達の異能力をコピーして使う事が目的と考えた方が良さそうだ。傷が癒えた女が動く。一気に間合いを詰めると同時に制服に仕込んでいた黒い短剣を抜いて斬りかかった。ガキンッ!と乾いた音を立てて刃を腕で受け止める。モニクに改良を加える時に素体の強度も上げ、攻撃を受けやすい部分は補強もした。痛みはない。 女の攻撃が続く。何度も繰り出される刃。斬撃、刺突、その合間に放たれる蹴り。それをガード体勢のまま受けつつ機会をうかがう。応酬は何度もなくていい。一度のチャンスにかける。)   (2020/3/18 01:30:38)

和妻伽夜♀高2――…今だっ…!(背後に回り込んだ”ゆきちゃん”が女の膝に体当たりをし、バランスを崩した所をモニクの拳が顔面に入った。しかし相手も戦闘経験を積んできたのだろう、これだけで倒れはしない。憎しみに歪んだ顔と共に逆袈裟がモニクの制服を切り裂いた。)ーくっ…!(痛みに生じた隙を狙って今度は首を狙って真正面から刃を突き立てられる…がこれが機会であるのは此方も同じ。)モニク、やって…!(口の中で小さく人形に命じた。飛んでくる凶刃を半身で避けると同時に袖を掴み、腰を落としつつ一歩踏み込めばその女のみぞおちへ肘鉄を突き立てる。 -入った。という確かな手ごたえ。これもシュミレーターのプログラムで練習してきた動きの一つ。喉から掠れた悲鳴を漏らした女がその場に崩れ落ちた。…まずは一人。)   (2020/3/18 01:30:46)

和妻伽夜♀高2(残るは液体でできたヒトガタ。此方へやって来るのを見ると再び構えを取るが、手前で止まるとモニクの事も構わず倒れた女を回復していた。神谷の異能力のせいか、そうプログラムされているせいか、これ一体だけなら戦闘の意思はないらしい。少し可哀そうだが壊した方が良さそう…と重心を乗せた拳を中央の黒い物体に向けて放つが、水の中に浮く機械に届かず、まるで実体があるように拳を受けて飛ばされた液体のヒトガタは何処かへ走り去っていった。)えっ!あ…!(神谷の異能力を行使するばかりで積極的に危害を加えるつもりはないようだが…それとも誰か他の生徒がいたら襲い掛かるのだろうか。気になるが…多分大丈夫だろう。ばらつきはあるが基本的にこの学園の生徒は戦闘能力がある。)…瑠璃ちゃんごめんね。絶対元に戻すから。(モニクと”ゆきちゃん”の視界を覗きながら目の前で解かれて行く毛糸人形に悲し気に眉根を寄せつつ、瑠璃色の毛糸を3重に束ねて気絶している不審者の手足を拘束した。もし意識を取り戻して暴れ出しても取り上げた刃物で脅せば静かになるだろう。)   (2020/3/18 01:31:38)

和妻伽夜♀高2きゃっ!(その時バンッという音と共に隠れていた木に衝撃が走る。今のは発砲音。サプレッサーで音は小さいが間違いなく以前の学園襲撃時に沢山聞いた銃声に血の気が引く。) 「居るのは分かってんだ。とっとと出てこい。」 (向こうから発せられる男の声は間違いなく此方に気付いている。離れた場所にいる檸檬ちゃんの視界を覗けば、暗視ゴーグルという物だろうか。それを装備して銃を手にする男がぼんやりと見えた。今近くにいるのは小さな毛糸人形二体と壊れやすいマネキンさん。 銃を持ってる…どうしよう、ゆきちゃん…。 口に指を当てながら腕の中の”ゆきちゃん”に触れようとした指が空を撫でた。ーそうだ。ゆきちゃんは今モニクと一緒にあの女子生徒と神谷さんの所だった。怖い。マネキンさんを使ってどう闘えば…。 そう考えていると男が何かを取り出して投げた。動きが映画で見る爆発物を投げる動作と全く同じで、反射的に身体を地面に伏せると直ぐ近くで何かが弾ける。)   (2020/3/18 01:32:10)

和妻伽夜♀高2~~ッ!……なに…これ!(弾けた何かは粘性の液体を周囲にまき散らし、一部が身体にかかった。起こった事を認知した時には粘液状の物は硬化を始め、すぐに両足が固められて動かなくなってしまった。)ー!…私も、捕まえたいんだ…!(メールに載っていた暴行、誘拐事件。間違いなくこの二人が犯行グループのメンバーなのだろう。見られたという意味でも此方を野放しにすると思えない。何が何でも捕まえて…あまり考えたくないが最悪殺されてしまうかもしれない。)誰で、何の目的があるのか知らないけど、神谷さんも私も貴方たちの思い通りになんてさせない…! (此方へ向かって歩いて来る男とすれ違いざまに隠していたマネキンで死角から体当たりを見舞う。このまま押し倒してしがみついて拘束出来ればと思ったが、半身で躱され、腹部を蹴り上げられ、さらに殴られれば近くの木に叩きつけられた ―あぁっ!ぅ…―!(痛みに伏せられる目が見開かれたのはマネキンの首に何かが食い込み息が詰まったため。首が動かない。すぐ耳元に聞こえる機械音からどうやらワイヤーを使って拘束する道具のようだ。)   (2020/3/18 01:34:39)

和妻伽夜♀高2(男が機械を射出した左腕を下げると銃を構え直し、一手有利になった相手が伽夜のかくれている位置まで一歩一歩距離を詰めてくる。)……まだ大丈夫……!(柳のように顔を覆う髪を割って覗かせた目は痛みに細められつつも諦めていない。近くに呼び寄せた紅ちゃんにポケットから取り出した物を持たせれば男の近くへ。男がマネキンへ完全に背を向けた時、乾いた音と共にマネキンの首が外れた。生身の人間ならば出来ない動きに反応が遅れた男が振り返りつつ銃を向けるが、飛び出した紅ちゃんが男のゴーグルに向けて点灯させた物は先ほど持たせた携帯ライト。 決して大きな灯ではないが、暗がりの中の僅かな光を増幅させて知覚する装置には強烈な刺激に違いない。一瞬でも気が逸れた今が勝機。木に残した首の代わりに肩に飛び乗った紅ちゃんの視界を頼りに男の足を払った。仰向けに倒れた相手のみぞおちを狙い肘から落ちるが転がって避けられ、逆に今度は腕を取られてしまった。このままでは関節を封じられる。)   (2020/3/18 01:37:30)

和妻伽夜♀高2―っ!だったら…! (反射的に身体を捻って逆にその腕を取ると、相手の首に足を掛け、腕と一緒に股に挟み、締め上げる。シュミレーションルームのプログラムで覚えた技、三角締め。必死なうめき声が股の間から聞こえ、足にナイフを突き立てられるが力を弱めるつもりはない。外れやすい関節が外れない事を祈りつつ頸動脈を圧迫する事暫く…手から刃物が落ち、意識を離した男の身体が地面に横たわった。)   (2020/3/18 01:40:28)

和妻伽夜♀高2……っは、ぁっ…たすかっ、たぁ…。 (地面に伏せたまま息を吐けば、怖くなって来たのか自分の意思に反して手が震えだした。それと同時に今迄シュミレーションルームで覚えて来た内容が無駄ではなかった事を実感して胸の中が温かい。よろよろと立ち上がらせた首の無いマネキン。違う規格の人形を組み合わせて作った人形。硬化した液体で固められた下半身を引きずり、同時にマネキンも此方へ歩いて来させ、傍へ来るとしゃがませた。) …貴方に名前をあげます。貴方は…―アダム。貴方の名前はアダムです。 (柔らかく笑みを浮かべながら黒いマントの隙間から見える傷だらけの素体をそっと撫でた。ダイアモンドの語源は征服しがたいという意味のadamasから来たという。ならばこの壊れやすいマネキンもそうであって欲しい。もうこれ以上壊れる事がないように。壊れてもさっきみたいに立ち上がってくれるように。 人形の調整を受けてくれたモノづくりサークルの人形師、畠中先輩はひとつひとつが別の規格のマネキンだから諦めた方が早いというけれど…もう一度調整を頼んでみよう。関節が壊れやすいという問題は大きいが、今はそれさえ頼もしく見えていた。)   (2020/3/18 01:45:48)

和妻伽夜♀高2【以上です。ありがとうございました。失礼します。】   (2020/3/18 01:48:23)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/3/18 01:48:28)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/4/10 21:52:03)

《審判》【こんばんは。以前のハルさんとの打ち合わせの通り、審判さん会敵ロルを投下させていただきます。置きロルの形式となりますが、ご容赦くださいませ。】   (2020/4/10 21:52:50)

《審判》(曇天、夜、身を切るほどに冷たい風。雲間に月光を、地に散り始めた桜の花弁を纏う薄暮に、いくつかの黒い影が学園の一角にて佇んでいる。)各員、分散し索敵を開始しろ。奴を発見しても手は出すな。俺が殺す。「《審判》、対象の戦闘能力は脅威です。発見した場合、『レヴィアタン』装備部隊を要請すべきでは…」(数は、4。そのうちの一人が開きかけた口は、しかし振り返る先頭の影によって無為のうちに塞がれた。――それは、さながら手負いの虎だった。秩序と統制を体現するかのような漆黒の神父服。その相貌を覆う、端をいくつも中空に躍らせる包帯。身長ほどの長さにもなる右腕の長柄の戟と、骨折でもしているのか左腕に直接縛り付けられた大口径の投射砲。その無言の威圧は、男一人を黙らせて余りある。)聞こえなかったのか。俺が殺す。「…了解しました」(影のように散っていく、3つの影。残る男は、一人月影を曳いて、夜の帳を歩き出した。求める敵、《皇帝》の姿を追い求めて。)…殺す。《審判》の名に懸けて。あいつの尊厳を宿した、この異能に懸けて。(煌々と閃く瞳に、敵意と戦意は輝き続ける。今はただ誇りを全うし、責務を果たすために。)   (2020/4/10 21:53:00)

《審判》【以上にて。お部屋をお借りさせていただきありがとうございましたー!】   (2020/4/10 21:53:29)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/4/10 21:53:32)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/4/11 17:16:13)

和妻伽夜♀高2【こんにちは。お邪魔します。びわさん改めてロルの機会をありがとうございます。お互いの都合上置きロル形式で進めさせていただきます。】   (2020/4/11 17:19:26)

和妻伽夜♀高2(日も沈んで人気のなくなった校舎の廊下。伽夜は昇降口へ向かっていた。)はぁ、やっと解放された…。もう、構内に変な人達がいるかもしれないのに。ヒドイね、ゆきちゃん。(少し後ろをちょこちょこ歩いて来させている”ゆきちゃん”の方を見ると小首を傾げていた。その様は「元々悪いのは伽夜ちゃんよ?」と言っているようで、バツの悪そうな顔を浮かべる。 今日は風紀委員の生徒に構内でアダムを動かしていた所を見られてしまい、罰として命じられた倉庫整理をしていたらすっかり遅くなってしまった。外に出ると寮から呼び寄せていた従者二体が夜の暗がりから白い顔を覗かせる。クラスメイト曰く風紀委員に目を付けられない為にはぱっと見異能力行使が分からなければいいとの事。そのため二体にはお揃いの白い仮面を付けさせる事にした。モニクは女子高生の制服、先日不審者からはぎ取った濃紺のグローブ『アンセプス』を。相変わらずアダムは黒マントと、その下に防具『アングレカムアルゴノーツ』とワイヤーを発射する機械『ヴェルナールⅡ』を装備させている。)   (2020/4/11 17:24:38)

和妻伽夜♀高2早くアダムの素体を隠せる衣装を用意しなくちゃ…あっ!(冷たい春の夜風が桜の花を、伽夜の黒髪を宙にさらう。雲間から差し込む月灯を受けて輝きながら舞い散る花弁の美しさに目を細めると、視界の端に夕闇の中白く光る満開の桜の姿が映った。)此処の桜の姿は綺麗ね。(そう人形達に声をかけて少し寄り道。不審者も心配だが複数人でいるのを見てそう簡単に襲い掛かる者もいないだろう。少し離れた所にモニクとアダムを待機させたまま桜の木の下、暗がりの中でもわかる白い花の繊細な美しさに見とれながら木の周りをぐるりと歩いていた時、視界の隅で何かが動いた。)……。(無言で踏み出しかけた身体を木の陰に戻す。跳ねあがる動悸に胸が痛い。人がいる。陰から覗かせた”ゆきちゃん”の視界から見えた姿は全身黒ずくめの出で立ち、映画の悪役のように包帯が巻かれて素顔の見えない頭部、左右それぞれに持つ模造品であって欲しい得物からも明らかに不審者だ。目に見えて殺意を感じさせる姿は先日伽夜が捕縛した二人とは次元が違っていて肌に嫌な汗が滲む。 先輩!お願い、応えて…! 震える指先で三年遠野隆志へメッセージを送ろうとスマホを取り出した。)   (2020/4/11 17:42:28)

和妻伽夜♀高2【以上です。失礼しました。】   (2020/4/11 17:44:40)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/4/11 17:44:43)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/4/12 17:19:02)

《審判》【こんにちは。下記のロルに続けさせていただきます】   (2020/4/12 17:19:19)

《審判》出て来い。(ざり、と止めた足音が、校舎の壁に反射する。動く者は見えない。しかし、《審判》は先に控える草むらに――否、周囲に何かの気配を感じ取ったのだった。…間、数秒。それで警告は済んだとばかりに、青年は腰から『イクシオイデスⅢ』を一つ落とし、それを蹴り上げた。飛刀の速度で、それが向かうのは少女が隠れる草むら。…の、すぐ脇。ざくり、という音とともに、頭部にナイフの刺さったマネキンが1体地面へと倒れた。いつから潜んでいたものなのか、少女が異能で制御するものとは異なる個体である。)…セルペンスの『キャンサー』の異能か。ある程度自律制御させているようだが、愚かな。(倒れる音を合図に、周囲からずるりずるりといくつもの影が這い出て来る。草むらからぬいぐるみ、木の根元からマネキン、そして校舎の影からはEden構成員の死体。いずれもがマリオネットのようにぎこちなく、しかし明確な指向性を持って青年へと近づいてくる。)   (2020/4/12 17:19:33)

《審判》――邪魔だ。(『人形』が一斉に飛び掛かるのと、青年がそのうちの一体へ『ヴァルガリⅡ』を放つのは同時だった。直撃を受けてマネキンの首が弾け飛び、背後から迫るぬいぐるみを振り返りざまの一撃で両断し、青年は10体以上の『人形』を斬り散らしてゆく。薙ぐ。バズーカの銃身で穿つ。死体を蹴り倒し、その背骨を『インシグニス・スピカータ』の鎚で叩き潰す。既に『人形』の数は3体程度となり、青年はリロードのため『ヴァルガリⅡ』の弾倉を排除した。その隙を狙うように、包丁を持ったマネキンが背後から飛び掛かり――)   (2020/4/12 17:19:42)

《審判》【以上にて。ありがとうございました。】   (2020/4/12 17:19:58)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/4/12 17:20:01)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/4/14 13:32:38)

和妻伽夜♀高2―!!(静寂を破る男の声に身体がこわばる。バレている…?頭にまで響く心音がうるさい。すがる思いで画面の送信ボタンをタップした時)ひっ…!(すぐ横の草地に刃物が突き立てられる。もうダメ…と思ったがカラリと音を立てて倒れたのは見知らぬマネキン。同時に周りから次々と現れる人影、人形に目を見開く。)…すごい、こんなに…!(人形達から術者へ伸びる糸の先は遠くて見えないが同じ異能力を持つ存在がいる、助かるかもしれない。)…セルペンス、キャンサー?(今回の騒動の犯行グループの一人なのか、それとも生徒の一人なのか分からないが男はその傀儡師を知っている。そしてもう一つ確かな事はその傀儡師はこの男の敵である事だ。)―ッ!!(戦いが始まった。号砲のように銃声が轟くと耳を塞いで幹に背を預けたまましゃがみ込む。閉じた瞼の裏に浮かぶのは四方八方から襲い掛かる人形達をなぎ倒していく黒衣の男。遠くからあれだけの数の人形を操るキャンサーと呼ばれた傀儡師もだが、それをたった一人でなぎ倒していく男。改めて対峙しなくて良かった。)   (2020/4/14 13:33:14)

和妻伽夜♀高2みんな行こう。今のうちに…―?!(逃げよう―とした時、自分の人形に異変を感じて目を開いた。モニクとアダムにキャンサーの傀儡術が及んだのだろう、二体は男に向かって歩き出していた。いくら戦いに集中しているとは言えこの大きな二体が動けば見つかってしまう。)そんな…っ…イ、ヤっ!(キャンサーの術を無理やり引き離し、二体を伽夜が隠れている桜に近い椿の植え込みの陰に隠した。)―!ゆきちゃん!(はっと振り向けば”ゆきちゃん”まで戦いに参加しようと木の陰から歩き出していた。その時切断されたマネキンの腕が飛んできて”ゆきちゃん”を直撃する。)―!!(余りの事に悲鳴さえ出ない。かけられた糸を外し、急いで戻って来させると昨日降った雨でぬかるんでいる所に入ったらしく、ドレスの繊細なレース飾りにソックス、丁寧に磨き上げた本革の靴が泥だらけに。マネキンがぶつかった白い滑らかな頬は割れはしなかったものの、黒く醜い擦り跡が出来ていた。)   (2020/4/14 13:35:36)

和妻伽夜♀高2あ、あ…わたしの、わたしの、ゆきちゃん……-勝手に触って…汚す、なんて…!(自分の都合のためだけに無断で私の人形達に、しかも一番のお気に入りに術をかける不躾さ。たとえ学園の生徒でもどんなに優れた傀儡廻しをしようと人の人形を辱めるような傀儡師なんて認めない。よく考えなくてはならない場面だが今は腕の立つ不審者よりも姿の見えない傀儡師の邪魔をしてやりたい。この男とどんな因縁があるのか知らないが思い通りになんてさせたくない。)   (2020/4/14 13:36:10)

和妻伽夜♀高2(背後から男に飛びかかるマネキンの腕が突如背中に向かって捻じ上げられ、その勢いで男の直ぐ脇へ落ちる。それは起き上がる事なくもう片腕も背中へ。包丁を落としても関節の動かない方向へ持って行こうとする両腕はある時バキンと音を立てて両肩から壊れた。)酷い…ひどい…ヒドイ…!(許さない…! 抱きしめた腕を強く掴み、俯きその貌を隠す黒髪の隙間から覗く歪んだ唇は怨嗟の声を漏らしていた。―貴方の術も人形も汚されて、壊されてしまえばいい!― 伽夜の黒い激情は男の周りに残った人形の手足を意のままに繰る。一体はだらりと両腕が垂れ、手に持つ凶器を落とした事にも気づかないように男の元へ走り、もう一体は突然使えなくなった下半身を引きずりながら男へ向かって行き、最後の一体に至っては自らの足を掴み、曲げ、関節を砕き始めた。)   (2020/4/14 13:39:04)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/4/14 13:39:10)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/4/19 18:13:56)

《審判》【続きを失礼致します。短くて申し訳ありませんが…!】   (2020/4/19 18:14:19)

《審判》(振り返りざま、背後の影を両断すべく切り払った右腕。しかしそれは、その刃が胴へ食い込む直前にぴたりと止まった。鋭敏さを増した青年の目は、突如マネキンの腕があらぬ方向へとねじ曲がり、触れるでもなくへし折れるのを具に捉えたのだった。興覚めしたように刃を引いて振り向けば、一方のマネキンは自壊したものがあり、丸腰のまま向かってくるものがあったりと、先の統制をまるで欠いている。迫る1体を唐竹に両断し、地を這う1体の背中を鎚で砕いた後、青年の心に残ったのは不愉快さだった。――あれごときの敵を前に横から手を加えるなど、まるで俺自身が侮られたようではないか。)…出て来い。草むらのお前だ。(戟の刃先を向け、青年は問うた。一挙手の距離、例え逃げても背を両断し、向かって来ても両足を薙ぎ払う自信はある。)   (2020/4/19 18:14:27)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/4/19 18:14:32)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/4/20 01:09:46)

和妻伽夜♀高2【お邪魔します。文章の長さ大丈夫ですよ。私も場合によっては短くなってしまう時もあると思いますので。】   (2020/4/20 01:10:07)

和妻伽夜♀高2(激情に任せてキャンサーの異能力に干渉し、人形が全て停止した後、男の得物が此方へ向けられた。―次は、私…。自分でも気づかなかった人形の動きを察知する人物だ、此方の存在に気付かない訳がない。モニクとアダムを傍へ来させようと思ったが下手に動いて相手を刺激しない方が良いだろう。何より先ほどの戦いを見て従者二体を伴い立ち向かうにしろ逃げるにしろ無事で済むなど到底思えなかった。残る手は兄の言いつけを破って男の運動能力に干渉する事だが、精度、練度共に心許ないため、これは本当に最後の手段。今頼りになるのは遠野先輩だけだ。立ち上がると桜の幹から半身をそろりと覗かせる。校則通りに着用された学園指定の制服、闇夜を身に纏うような長い黒髪の隙間から覗くのは人形のように白い肌と一際黒く見える瞳。少し迷った後に桜よりも濃い色の唇を薄く開いた。)……殺すの?私を。   (2020/4/20 01:15:23)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/4/20 01:15:31)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/4/26 10:21:09)

《審判》(戟を突きつけ、敵意を向けた先。草むらから姿を見せたのは、ガクエンの生徒と思しき少女だった。光源の少ない夜中のためか、はたまた生来のものか、その肌は透けそうなほどに白く、長い黒髪と合わさり東洋で言う『鬼』――この国で言えば幽霊の姿を想起させた。…探る限り殺意は、無い。鋭敏化した知覚でも、動く伏兵の姿は感じられない。目の前の不安と諦念を覚えたような瞳は、積極的な害意は無いことを告げていた。…僅かに目を下げ、青年は右腕の激を下げる。)失せろ。今はお前たち小僧風情に構っている暇は無い。『皇帝』とセルペンス幹部以外は埒外だ…せいぜい宿舎に戻り震えていろ、女。(それきり視線を合わせることなく、青年は踵を返し闇へと身を向ける。…敵対するセルペンス幹部ならばともかく、青年は女を手にかけることを厭う。幼少に愛する人を失った記憶が青年を縛るためか、それとも単なる武人としての矜持ゆえか。いずれにせよ、青年は少女に対する興味を失い身を翻す。その、言葉の端。本来ならば口外すべきでない、追撃する幹部の名が転び出たことに――少女は気づいただろうか)   (2020/4/26 10:21:22)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/4/26 10:21:27)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/4/26 20:05:58)

和妻伽夜♀高2(此方に向けられる凶器に嫌な汗が浮かんでくるのを感じながら男がどんな行動に出るのか固唾をのんでいると、告げられたのはあまりに予想外の言葉だった。自分も周囲に転がる人形と同じような目に逢う事を覚悟していたため拍子抜けしてしまう程。普段ならこのまま男を見送って終わる所だが、聞き捨てならない名前が男の口から聞こえると思わず男の背を追って数歩陰から駆け出した。)―!待って!『皇帝』…髪の赤い人でしょう?貴方はあの人を知っているの?またここに来ているの?! (詰めた距離は男の間合いの辛うじて外。自分でも危険な行動だとわかっている。それでも行動したのはこれ以上受け身で、特に『皇帝』に関して被害者でいたくないから。そして自分を殺す機会など幾らでもあるはずの男がそれをしなかった。この男が他の学園生徒を狙う不審者とは違う事に賭ける事にしたためだ。)   (2020/4/26 20:07:04)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/4/26 20:07:10)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/5/3 20:34:12)

《審判》気易い!(駆ける足音。近づく気配と吐息。それが間合いの傍まで近づいた時、青年は足を軸に半回転し、左腕を振り抜いて、戟の先端たる刃を少女へと向けた。なるほど、間合いは辛うじて一歩外。しかしそれは翻せば、一挙手で以て首へと届く距離でもある。ぴたりと首へ向いた刃は、しかし続く言葉にぴくりと揺れた。)…知っているのか。言え。奴をいつ、どこで見た。何をしていた。同道していた者はいるか。(予期しない反応に、青年は矢継ぎ早に言葉を紡ぐ。ここまで甚大な被害を負い、さらに今の今まで奴の手がかりは掴めていないのだ。止められなかった者の意地として、侮辱された者としての名誉のため――何より、『審判』としての責任を果たすため。今はいかな犠牲を払おうと、何をしようと、『皇帝』の尻尾を掴む必要がある)あの男をこれ以上、世に解き放つ訳にはいかん。俺の手で奴の首を断たねば、あいつも無辜の民も報われん。――言え。奴の情報を。(目に、言葉に、殺気が過ぎる。意志と殺意と言葉が向かう、その矛先の少女へと――)   (2020/5/3 20:34:16)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/5/3 20:34:20)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/5/4 19:04:45)

和妻伽夜♀高2―っ!(鋭い声と直ぐ手前に迫る凶器に息をのむ。―怯えちゃダメ。まだ殺される時じゃない。大丈夫、糸は見えている。この人の身体の中を通る糸…切るのは直ぐできるか分からないけど、引っ張って動きを鈍らせる事位ならできるはず…。”ハズレ”を選択して使う事にならないよう行動しなくては。 男から返って来たのは『皇帝』に関する質問。矢継ぎ早に質問を投げかける様子は内心焦っているに違いない。過去の騒動から時間を経て再び現れた『皇帝』。一体何があったのか。何をしに戻って来たのか。『皇帝』と敵対しているこの男は何者なのか。もっと情報が欲しい。何を言えば、何を聞けばいい? 突き付けられる刃物だけでなく、包帯の隙間から覗く鋭い視線、口調から感じられる刺さるような殺気に委縮してしまいそうになる。でもここまで来たら後には引けない。震えだしそうな両手を身体の前で強く組み、後ずさりそうになる足をその場に縫い留め、目を閉じて静かに息を吐くと底が無いような漆黒の瞳で見つめ返した。)   (2020/5/4 19:04:54)

和妻伽夜♀高2…知っている事を話します。代わりに、私の質問にも答えてください。私はあの日、学園が正体不明の武装組織による襲撃を受けた時『皇帝』と名乗る男に二度襲われました。闘う術を持つ友達に…助けてもらって……。(当時の事を思い出し僅かに目を伏せ、唇を結んだ。あの時傀儡廻しが出来ていれば。自分の異能力を信じて受け入れていれば… そこで一つ。ある存在に思い当たってはっとした表情を小さく浮かべた。生徒をゴミムシ呼ばわりして足蹴にする男が唯一興味を示して、その男とやり取りをしていた人物に。) …そこで、皇帝と取引をしていた人がいます。―今度は教えて。貴方は誰?なぜ『皇帝』を追っているの? (この男は何かしら被害を受け、『皇帝』を討とうとしている人物。敵の敵は味方と言うが、まだそうと決まった訳では無い。ただ、高圧的な口調で語られる義侠を感じさせる言葉が印象的だった。)   (2020/5/4 19:06:30)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/5/4 19:06:35)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/5/6 15:16:18)

《審判》…。(存外に意思の籠った目で見返す少女。その口から語られた言葉は、落胆するほどに既知のものだった。先日のガクエンに対する介入で、『皇帝』が前線に出ていたのは確認してある。友人に助けられた等という情報も、こと今となっては些末なことでしかない。…失望の、溜め息一つ。会話を打ち切りかけたその刹那、少女はほんの一言だけ、青年の与り知らない情報を口にした。)……この状況で。取引を持ち掛けるか、俺に。(目に灯す、仮初めの殺気。それにも怯まず、少女は情報の対価を口にする。人とは、まこと印象によらないもの。ただの弱者でしかなかった眼前の存在に、青年は意外なものを見た気がした。その心の動きゆえだったのだろう、話す義理の無い言葉を敢えて口に出したのは。)…異能者を管理し、異能を用いた策動から無辜の人々を護る者だ。奴は我々のかつての同僚だが、仲間を殺し逃亡した。…俺も、一度敗れた。不始末を、俺自らの手で贖うために、俺は追ってきたのだ。(半歩。次は貴様だ、と言わんばかりに、青年は足を踏み出した。なぜ、敢えて学園へ逃げ込んだのか。その理由の一端に、触れることが叶うかもしれない。)   (2020/5/6 15:16:26)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/5/6 15:16:29)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/5/8 20:35:12)

和妻伽夜♀高2……それが、Eden。…あんなやり方が管理なの?居なくなった子達や若草君に、どんな罪が…!(男の言葉に目を見開き、眉根を寄せ小さく首を横に振る。震える声でそこまで言うと、はっとして口をつぐみ目を伏せた。 前回と今回学園を襲撃した武装組織は同一だった。しかも傍から聞けば崇高とも感じられる理念を掲げた。一連の騒動を思えばあまりの矛盾に気づけば感情のままに気持ちを吐き出す。今はこんな事を言う時でないのに。)…。(男も一度敗れた。と聞くと爪が白くなる程力を込めて組んでいた手が少し緩む。一斉に群がる人形の集団を全滅させた男でも『皇帝』に敵わなかったのか。あの男の凶行を止めるために自分には何がきるのだろうか。無力感に支配されそうになっていると半歩踏み出す男に意識が戻る。)   (2020/5/8 20:37:13)

和妻伽夜♀高2…三年の金城栄璃華を探ってください。『皇帝』はあの日彼女へ、Edenへ来ないか?って言ったんです。彼女はそれを拒みましたが…最終的に皇帝の側へ、私達に敵対しました。…私の知る限りですが、『皇帝』が好意的に接していた人物です。何か知っているかもしれません。(前髪の陰の中、苦々しい顔で当時の事を振り返っていると、また一つ思い出した事に顔を上げた。)あのっ、『恋人達』という人もご存知ですか?彼女の事、その人にも聞いてみてください。彼女はその人を嫌悪しているようでした。何か知っているかも…。(何があったのか分からないが彼女がはっきり嫌悪を示した人物の名前を挙げる。彼女を知るための手がかりになるかも…と淡い期待を込めての提案だった。)   (2020/5/8 20:37:50)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/5/8 20:38:10)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/5/16 12:22:36)

《審判》【お待たせいたしました。続けさせていただきます】   (2020/5/16 12:22:51)

《審判》異能を有すること。潜在的に民の脅威となること。それだけで、異能者を統制の対象とするには十分だ。異能者は野に放てば、大事な人を傷つけうる。…あいつのように。(斜めに相対し、威と信念を持って見据え返す青年。瞬間、吹きすさぶ風に包帯の端が煽られ、青年の顔の右側が僅かに露わとなった。目の周りには火傷のような痕があり、そこだけ皮膚の色が変わっている。まるでその過去が、記憶の瘡となって青年の脳裏に張り付いているかのように。)安心しろ。今は鎖で飼い慣らされている貴様達風情を相手にすることはない。その暇もない。(――尤も、『強硬派』の方針次第ではあるが。言外に口を噤み、青年は続く少女の情報に耳を傾けた。…先の『皇帝』を投入した戦闘、ならびに一連の偵察の中で、『皇帝』がある女子生徒と接触した形跡があるのは確認済みの情報であった。しかし、『皇帝』はあれで気まぐれな男であり、おおよそ情に拘泥する正確ではない。かつての組織を裏切り、仲間の首を差し出してまでEdenに恭順を誓った10年前の光景を脳裏に描いて、『審判』は結論を結んだ)…考えておこう。   (2020/5/16 12:23:02)

《審判》(偵察部隊の派遣は遅れたが、現状ではガクエンに繋がるあらゆる陸路を通しても、『皇帝』が離反してから女子寮に接近した情報は入っていない。何より明らかにEdenの戦力が低下した今、不用意に手を出して学園やセルペンスの付け入るスキを作り出すのは得策ではないというのもある。『審判』たる戦略的判断は、拙速を戒める方向へと働いたと言えるだろう。)……。『恋人達』、か。……そう、だな。(『奴に殺された』。異能者の脅威を知らしめるためにも口にしかけたその言葉を、しかし青年は飲み込んだ。言ってどうする、この少女に。言ってどうする、あの顛末を。『審判』は、真摯に見えて破滅的で享楽的なものを宿したあの青年をあまり好きではなかった。少なくともその性状の上澄みを見て、青年はそう断じていた。…それでも。その死の一端は、自らにも責任がある。揺らぐ思いの辺縁は、僅かに歪んだ青年の頬へと浮かんでいた。)   (2020/5/16 12:23:13)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/5/16 12:23:19)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/5/18 21:49:29)

和妻伽夜♀高2(何を勝手な事…と唇を噛んでいると強く風が吹いた。さらわれた髪が顔にかかるのを手で抑えていると男の剥がれた包帯の下から変色した皮膚が見えてはっとする。暗がりの中で良く見えないが傷口が保護されていない点からも最近の物ではないだろう。…あいつ。と二度言った。話の経緯から男にとって大事な人の一人なのだろう。そしてその人は異能力によって傷つけられた。そんな凄惨な過去を匂わせる言葉と古傷、不屈の意思を宿した瞳に口から溢れかけた恨み言を呑み込んだ。今はやめよう。ここで二人言い合った所で何にもならない。) ―今は相手にしないという言葉。守ってください。(念を押すように付け加える。金城栄璃華の存在を口外したが命のやり取りはして欲しくない。前回の襲撃事件での彼女の行動は腹立たしいが、自分と接する時とは全く違う、活き活きとした宮島君の顔を思い出すとそんな事望みたくなかった。もし彼女が居なくなったら彼はどう思うのだろう。私が『皇帝』を憎むように、彼もこの男を、私を憎むのだろうか。)   (2020/5/18 21:51:30)

和妻伽夜♀高2…。(『恋人達』について言いよどむ様に小さく眉が寄る。彼女の事を聞くに聞けない状況になっているのだろう。 『皇帝』は仲間を殺して逃走した。この男のように無事で済まなかった者も多かっただろう。恐らくその人も…。 疑問が最初に戻る。何故皇帝は学園に戻ったのか。あの日金城先輩に興味を持っているように見えたがそれ以外ここに何があるのか。いくら『皇帝』の戦闘能力が高くてもEden程の武装組織を敵に回し、逃走先が学園ではあまりにも心許ない。)   (2020/5/18 21:52:06)

和妻伽夜♀高2…さっき言っていたセルペンスというのは?Edenとは違う思想の組織なんでしょう?どうして此処に来ているの?(こちらから差し出せるネタは無くなった。だから傍に転がるマネキン二体に糸を繋げて立ち上がらせ、ワルツを躍らせる。僅かな月明かりの中、首を刎ねられた男型と頭から腰までを唐竹割りにされた女型が関節を軋ませながら静かに踊る様は不気味に見えるだろう。男から少し視線を外して壊れたヒトガタのペアが踊るのを見つめる黒い瞳も。 これは伽夜なりの脅しのつもりだ。自分の異能力がキャンサーと同じである事。何も知らされないままだとキャンサーの、セルペンスの味方につく可能性がある事を暗に示してみせるが、男はどう反応するだろうか。)   (2020/5/18 21:52:55)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/5/18 21:53:00)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/5/24 14:08:12)

《審判》すぐにそれを止めろ。(破壊されたマネキンが立ち上がり、歪なワルツで以てデュエットを描く。こちらに攻撃を仕掛ける素振りが見られないことから、おそらくはこの少女の異能。状況を見て取り、判断を下して、青年はそうぴしゃりと言い放った。)狙われたばかりだというのに、類似の異能者がここにいると知らせてどうする。『キャンサー』は見た目こそ子供だが、その精神性は危険極まりない。これから、貴様を執拗に狙うかもしれんのだぞ。   (2020/5/24 14:08:22)

《審判》(続ける理由の中、青年ははたと気づき言い留まる。そういえば、この少女はセルペンスをよく知っていない。先の質問からも、それは明らかである。面倒なことだが言い出した以上、背景を説き納得させねばならなかった。)…セルペンスは異能者のみで組織された、過激派の異能至上集団だ。異能者を味方に引き込むのみならず、一般人に対しテロ行為すらも行っている。Edenにとって排除すべき対象であることは言うまでもない。…おそらく度々ガクエンに侵入しているのも、有力な異能者を戦力に加えたいがゆえだろう。(先ほど「やめろ」と言ったのも、そういうことだ。言外に付け加え、青年は句を置いた。兵力として扱われるか、洗脳されいいように使われるか。セルペンスに魅入られるというのはそういうことだ、と。)   (2020/5/24 14:08:30)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/5/24 14:08:33)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/6/6 02:36:06)

和妻伽夜♀高2(やめろと言われて糸を離しかけたが、まだ質問の答えを聞いていない。とワルツを続ける。―シャッセ、ナチュラルターン―前の学校で教わった社交ダンスのステップ。学校は嫌いだったが授業で教わるダンスは好きだった。人形の関節音が刻むリズムを背景音楽にキャンサーが、セルペンスが何かを聞いて目を細める。堂々と学園を襲撃する組織の言う過激派とは余程なのだろう。キャンサーがどの位の子供か分からないがテロ活動に参加させ、一般人をも標的にする組織とは感心できない。 今回Edenが学園に来ているのは『皇帝』を追うため。Edenの構成員に異能力者へ遺恨を持つ者が一定数いるとすれば生徒を襲うのは憂さ晴らしもあるのだろうか。セルペンスはスカウトに。誘拐の件はこちらも加担しているかもしれない。 スタンディングスピンを終えたペアに此方を向かせてカーテンコール。手を取り合ったままお辞儀をさせた途端、糸が切れたマネキンは崩れ落ちた。)   (2020/6/6 02:36:25)

和妻伽夜♀高2ーわかりました。…あの、さっき…キャンサーに”狙われて”いたんですか?(男に視線を戻すと、感じた疑問を口にする。操ってみても特別な仕掛けのない普通のマネキンに感じられたので偵察か哨戒用に動かしていた人形が男に見つかり戦闘になったのだと思っていた。キャンサーが戦闘向きに改造されていない人形を操って全滅するまで闘ったのはなぜだろう?人形がなくては傀儡師の力は発揮されない。勝機が無いと気づいた時に少しでも人形を逃せば良かったのに…。遠隔操作のため傀儡廻しが雑になった。普通の人形でも勝てる自信があった。キャンサーの元にはまだ沢山の人形がある。と、納得しようと思えばできるが何か引っかかる。)おかしくありませんか?隠れていればいいのに、わざわざ学園、戦力調達の場所でEdenと戦うのって。Edenの戦力を減らす事が目的でも、あんなに遠くから戦闘向きでない人形で仕掛けて全滅するまで戦うなんて。私がキャンサーなら…戦わない。   (2020/6/6 02:37:19)

和妻伽夜♀高2(生徒の勧誘、誘拐は邪魔される可能性がある分Eden構成員が居る前でしたくない。だから排除しようとした?それならこちらの存在が知れないよう確実に倒したいし、Eden構成員が去るのを待てばいいのだから違う気がする。それよりなぜEdenが学園に来ているのかが気になる…もしそこで『皇帝』の離反を知ったら?学園の敷地内で出会ったら?)…戦力に加えたい有力な異能者をEdenから守る時でない限り。(付け加えるようにそう言うと頤に触れていた指を下し、俯いていた顔を上げた。)もし貴方がセルペンスで、今の『皇帝』の状況を知ったらどうしますか?これまでの恨みから殺害の機会にしますか?それとも自分達の目的を達成させるために利用しますか?(「私なら『皇帝』を戦力に加えたい。」と頭に浮かんだ憶測はそうなって欲しくない想いから口にせず、それを代弁するような不安げな表情で男の目を見ながら声に出した。)   (2020/6/6 02:37:40)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/6/6 02:38:33)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/6/7 11:22:37)

《審判》見れば判るだろう。明らかに先の襲撃は俺を対象に……。(無機質なワルツを背に、ぽつりと浮かんだ問いへ、青年は反射的に応える。その答えはしかし、続く少女の分析によって徐々に曇っていった。…確かに、そうだ。報告によれば、『キャンサー』は以前に『愚者』ととあるA.D.A.M.小隊長相手に、今回の数倍ものダミーで襲撃を仕掛けて容易く撃退されている。セルペンスの幹部連は多かれ少なかれどこかおかしい連中であるが、無能ではない。果たしてその幹部の一人が、少女の言うように無駄な攻撃を仕掛けて資源を浪費するものだろうか。ならば、その目的は。――考えるまでもないではないか。)…ち…!『審判』より各隊。『皇帝』はセルペンス幹部『キャンサー』の支援を受けて離脱した可能性がある。索敵を厳にし、消息を探れ!…くそ、俺としたことが…!   (2020/6/7 11:22:49)

《審判》(迂闊だった。追撃を第一としたことと、頭に血が上っていたがゆえに『皇帝』とセルペンスとの間柄への考察が欠けていた。――おそらく、『皇帝』は叛逆の段に入ってから、何らかの方法でセルペンスへコンタクトを取ったのだろう。勢力的に押され気味なセルペンスとしては、強力な異能者である『皇帝』は何としても欲しい人材の筈である。その『皇帝』保護のために、追撃するこちらを『キャンサー』が足止めしたとすれば辻褄が合うのだ。重ね重ね、不覚と言わねばならない。その自らへの反省と焦りゆえか、青年は知らず、『審判』の名を再び口にしていた。それも、今回は比喩ではなく、明らかに青年自らの名として。)貴様にばかりかかずらっては居られん。俺は行く。情報提供には感謝してやる。(少女から目を離し、青年は虚空の先を見やる。独善と言われようと、人の脅威となるあの男を狩る為に。)   (2020/6/7 11:22:56)

《審判》(――なお後に知ることだが、2人の考察と真相はまた異なっていた。『皇帝』がセルペンスへコンタクトを図ったのは事実であるが、コンタクトに応じ派遣されたのが子供の『キャンサー』であったこと、また逃亡先のガクエンで金城栄璃華と接触したことで考えを改め、セルペンスへの合流を捨てたのであった。『審判』を襲撃した『キャンサー』の真意は『皇帝』の支援ではなく、『審判』の情報収集と自らが離脱するための時間稼ぎに過ぎなかったのである。徹底的に排撃を図る『スコーピオ』等と会敵しなかったがゆえ、ガクエンは両者の交戦の場となることから逃れ得たのだった。)   (2020/6/7 11:23:03)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/6/7 11:23:07)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/6/12 19:37:22)

和妻伽夜♀高2(同行者と連絡を取る男が自らを『審判』と称するのを聞いてはっとする。前回のガクエン襲撃の後、ウェブでタロットについて調べた。勿論武装組織については何も分からなかったが、タロットカードに『皇帝』、『恋人達』という名前のカードが存在する事、それら寓意を持つ絵札は22枚ある事がわかった。それは『皇帝』並みの強力な戦闘員が彼を含めて22人存在するであろう事。この男もその一人だったのだ。あれだけの戦いを見れば今更不思議には思わない。あの時より希望が持てるのは、少なくとも『皇帝』と比べれば共感しえる倫理観の持ち主かつある程度話の通じる人間もいる事が分かった事だろうか。残りのタロットのメンバーもこうであればいいのだが…。)   (2020/6/12 19:38:03)

和妻伽夜♀高2…まって!さっき、敗れた…って事は怪我しているんでしょう?今『皇帝』に会って…本当に、勝てるんですか? (行こうとする男を再び呼び止める。さっきは探求心から。今度は心配から。『皇帝』の異能力、それを活用した戦い方は全てでないが見た。攻撃を受けたらどうなるのかも目に焼き付いている。『審判』の怪我の具合は分からないが頭部に巻かれた包帯は飾りではないだろう。この男は自分よりずっと『皇帝』相手に勝機がある。先ほどの戦いは勿論、『皇帝』と同じくタロットカードのコードネームを与えられる程にその戦闘能力が確かな物である事。元同僚ならば『皇帝』の戦闘パターンも知っていそうだという事からもそう確信できる。ただそれには怪我というハンデを負っている事が心配だった。)   (2020/6/12 19:39:29)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/6/12 19:39:36)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/6/14 14:10:30)

《審判》…愚問だ。(背に向かう、少女の声。そこに一抹の慰めの色を感じながら、青年は背を向けたまま言葉を継いだ。寡言のうちに、その背は自信と決意を語っている)確かに敗れた。だが、それがどうしたというのだ。俺は生きている。胸中の誓いは、今なお折れていない。――信念という柱が折れない限り、天秤もまた裁きを止めることはない。(少女の言葉に、応える誓い。確かに、自分は負けた。だが、同時に手の内を知ることもできた。軍用のフラッシュグレネードを始めとした、奴の傭兵時代の武装。異能の応用法。《恋人達》の手でEdenの兵装を損壊せしめたことも踏まえれば、十分に勝機はある。何より、奥の手も――乾坤の一手も、既に考えている。…射程距離に入りさえすれば。奴の首を、必ず刈り取ってみせる。)   (2020/6/14 14:10:41)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/6/14 14:10:46)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/6/18 19:28:35)

和妻伽夜♀高2…。(返って来たのは迷いのない言葉だが素直に安堵出来ない。健全な状態で敗れた相手に負傷した体ではどれ程の勝率があるのだろう。せめて傷を癒してから戦いに臨んで欲しいが…きっと無駄だろう。向けられたままの背中から感じられる覚悟。それは同時にその身も顧みず『皇帝』に立ち向かって行く姿も想像してしまう。何か策があるのだろうが、それが傍から見れば無謀でも、無茶だと言ってもこの男は止まらないのだろう。)   (2020/6/18 19:28:52)

和妻伽夜♀高2イサムちゃん、来て。(アダムの腰に付けているウエストバッグの中身に糸を繋げる。小さな機械の作動音と共に膨らんで行ったソレはグレーのジャンプスーツを纏ったヒトガタになった。素肌が見えないようにスニーカーと手袋を着けて顔を隠すように目深にフードを被った姿はぱっと見町の一角でたむろしてそうな青少年のよう。藪を出て伽夜の傍まで来たヒトガタはターゲットを捕捉した。というように『審判』を凝視していた。)えっと…この子は、友達です。(勝手に異能力を行使しに動こうとする彼女を留めながら地面に落ちていた刃物を拾うと掌にあてがい、一呼吸した後刃を思い切り引いた。)―ッ!…この通り治癒能力を持っています。彼女に左腕を見せてくれませんか? (血が滴る掌を見たイサムがすぐ傷口の上に手をかざして異能力を行使し始めた。手袋越しに手がぼんやりと光を発して消える。手が離れると血痕を残して傷は消えていた。 両手で扱う武器を片手で扱い、もう片手に括り付けるように銃を装着している姿は素人目にも違和感を感じた。そういう戦い方なのかもしれないが、左腕が自由に使えない状態と見る方が自然だろう。)   (2020/6/18 19:29:17)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/6/18 19:29:28)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/6/28 21:00:36)

《審判》…それは…!(さしもの青年が、その光景に僅かにたじろいだ。人形のウエストバッグからまろび出た機械が、見る間に人の形を作っていったのもそう。それが衣類を纏い、完璧に人間に擬態したこともそう。しかし、それ以上に驚いたのは、その機械が、明らかにEdenの開発したもの――すなわち『ベルゼブブ』に間違いないことであった。どこの間抜けか知れないが、おそらく先行投入された1機が、この少女に奪取されたのだろう。基本的に『ベルゼブブ』は操作するマスターを求めるように設定されており、自壊することなく自ら制御下に陥ったのであろうことは容易に考えられた。…『それは、Edenの所有物だ』。そう開きかけた口は、しかし直後の光景に塞がれた。)   (2020/6/28 21:00:48)

《審判》……身体の、治癒能力…。(有無を言わせず異能を行使するや、左腕に感じたのは温かみ。それはやがて左腕の感覚を取り戻し、痛みすらも瞬く間に消していった。試みに左腕を大きく振るい、指を一つずつ動かしてゆくが、違和感一つ無い。…身体の、治癒能力。それは長きにわたりEdenが求め、なおも得られていない異能の一つである。これが『ベルゼブブ』であることからも、コピーした異能からも奪還は必要ではあるが、ここで無理やり少女から引きはがせば、『ベルゼブブ』はマスターを失ったと判断し自壊、ないし素体に戻る可能性もある。ここは強行を避けるのが道理であろう。それに、何より。)………見逃すのは今回だけだ。(短い言葉に、万感を籠める。そう、それを奪わないのは一度だけ。治癒の恩義と、見逃すという返礼で、貸し借りはゼロという道理である。礼を口にしないのは、自らの職責と恩義を秤にかけたゆえのけじめであった)   (2020/6/28 21:01:07)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/6/28 21:01:11)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/7/7 22:28:27)

和妻伽夜♀高2(イサムに繋げた糸を通じてくる感覚はどこか迷っているようだった。幾つもの好物を前にどれから手を付けようか悩むようで、それは『審判』の怪我が複数箇所に及んでいる事を裏付けていて自然と眉根が寄る。…他にも怪我しているのにあんな動きをきていたなんて。  シュミレーターで擬似ではあれ怪我を、痛みを感じる経験は何度かした。大した痛みでないと思っていても時間が経てば、蓄積していけば身体を、精神を侵していく。判断が鈍る。薬である程度誤魔化しているかもしれないが、そんな状態でも装備を整え『皇帝』の討伐のため活動を続ける強靭な精神に言葉を飲みつつ、迷うイサムを諭すように左腕に能力行使の命令をかけた。) ……見逃…す?(『審判』の言葉に小さく首を傾げながら少し考えてふと気づく。イサムと名付けたこの機械、きっとEdenが開発した物なのだろう。さっき僅かに驚いた様子だったのはイサムの正体に気づいたから…もっと慎重になるべきだった。左腕を治し終えたイサムはまだ『審判』の身体を凝視している。自分はもっと能力を発現できる。やらせろ。と伝わってきてどうしたものか…と思っていたら背後から声がかかった。)   (2020/7/7 22:34:29)

和妻伽夜♀高2「おーい、こんばんはー。悪いね、自慢のコスの撮影ならスタジオ探すの手伝うからさ、そいつから離れてもらってもいい?いいよね?もう十分お話できたでしょ?まだ足りないなら、通報するよ?」(冗談めかした口調、されど淡々としたトーンで両ポケットに手を入れながら現れたのは遠野隆志と彼の女子高生の姿をした人形のモガさんだった。小刻みに動かすモガさんの手からはヒュンヒュンと空気を切る音が聞こえ、よく見ると分銅の付いた長い紐、流星錘を振り回している。さらに後ろにはもう三人の生徒の姿が。それぞれ鉄バットにさすまた、前回の襲撃時に伽夜が拾った物と同じ黒い刃で武装していた。正確に言えば三体。人間に見える彼らの身体に通る糸は全て遠野から伸びていた。今この二人が戦うのは避けたい。) 行ってください。『皇帝』の事、今度こそお願いします。 (焦りつつ『審判』に向き直ると確かな意思を宿した目でそう告げた。)   (2020/7/7 22:35:50)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/7/7 22:35:59)

おしらせびわさんが入室しました♪  (2020/7/12 17:06:56)

おしらせびわさんが退室しました。  (2020/7/12 17:07:04)

おしらせ《審判》さんが入室しました♪  (2020/7/12 17:07:19)

《審判》【やらかしました( そんな訳で、こちらからの〆ロルを打たせていただきます。短いものですが、ご容赦を。】   (2020/7/12 17:07:51)

《審判》!(続く男の気配に、反射的に戟を水平に構える。現れた人の姿はこれで合して5名。男の他は違和感を覚える姿だが、いずれにせよ5人分の戦力は戦力である。傷が癒えたとはいえ、ここで騒ぎを広げるのは得策ではなかった。先の『キャンサー』の動向を探るという新たな任務も生じた以上、ここは退くのが無難だろう)その飄々とした在り様は誰かを連想するな。…いいだろう。言われるまでも無く、奴はこの手で仕留める。――覚えておこう、その顔。(現状での戦意は半分と見計らい、青年は戟を下ろして背を向ける。少女の言葉に応え、最後に左腕を大きく振るって。神父服の青年は、再び闇へと溶け込んで、やがてその姿を消していった――)   (2020/7/12 17:08:01)

《審判》【以上にて。ありがとうございましたー!】   (2020/7/12 17:08:20)

おしらせ《審判》さんが退室しました。  (2020/7/12 17:08:23)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが入室しました♪  (2020/7/18 19:05:33)

和妻伽夜♀高2(―ゆきちゃん、これで良かったんだよね?『皇帝』を倒すって言ったから、イサムちゃんに能力を使わせた。それが少しでも役に役立てばいい。でも…あの人もタロットのメンバーで、私達に襲い掛かる事もあり得る訳で…「治さなければよかった。」なんて思う事になったら…って思うと少し怖いの。そんな事になっても、今日みたいに話し合って終われたらいいね。 胸に湧き起こる怖れに蓋をするように希望を、願いを、人形に向ける。今日はたまたま運が良かっただけ。たまたま出会って、『審判』に害意が無くて、お互いが戦う必要が無い事が分かっただけ。次に学園で出会う時は、そうとは限らないのだろう。)   (2020/7/18 19:10:50)

和妻伽夜♀高2(闇に溶けるように去っていく男を見送っていると「ー待て!」と遠野が駆け出そうとするが伽夜が前に立ち塞がった。)先輩!あの人は変な人じゃありません!あの人は、ええと…迷って道を聞いてきた人です!「あんなきな臭さ半端ない人間が『迷ったから夜の構内に侵入してJKに声かけてました。』ってか?なら余計通報案件だわ!どけっ、邪魔すんな!」 本当ですっ!出て行くと言ってました!だから見逃して…も、モガさんもダメーっ!(『審判』を追おうとするモガさんの腰にイサムを抱きつかせ、他の人形の前にもアダムを、先程のマネキンをはじめ、キャンサーが残して行った人形達を立ちはだからせて妨害する。夜の校舎の一角でやいのやいのと言い合う二人の声を桜の花びらを巻き込んだ風がさらっていった。)   (2020/7/18 19:12:22)

和妻伽夜♀高2【以上にて私も〆にします。長い間お付き合いくださいましてありがとうございました。】   (2020/7/18 19:13:11)

おしらせ和妻伽夜♀高2さんが退室しました。  (2020/7/18 19:13:14)

おしらせ奏 琴花♀高1さんが入室しました♪  (2023/1/18 20:27:52)

奏 琴花♀高1【こんばんは。お部屋お借りいたします。此度は尺があまりにも長いため一旦ソロルにて。】   (2023/1/18 20:28:27)

奏 琴花♀高1 ――『お疲れ様。ごめんね、急に呼び戻しちゃって。でも助かったよ。ハルピュイアここ数年ですごく強くなったから。……うん、いい子だったのに、最後の最後で壊れちゃったね。……大丈夫?それならよかった。あの子の羽は止血を遅らせるから。ちょっと久しぶりに見た気がする。怒った君。パーパを庇った君。……残骸?君が綺麗に切断してくれたから、あのまま解体して還すって。でも、本当にらしくないね。君の身体は、僕と違ってスペアがないんだから、パーパの目の前で傷を作るなんて、当てつけ以外のなんでもないと思うけれど。……フフ、怒らないでよ、オルフェウス。確かに僕ももうスペアがないよ。隠していないってば』   (2023/1/18 20:28:50)

奏 琴花♀高1――『ああ、なんだか久しぶりにこの名前で呼んだ気がする。今夜は外に出ちゃダメだよ?ルクサリアが急いで等数まで分裂している間つまり完全止血に至るまでの時間、酩酊に近い状態になっていると思――フフ、酩酊っていうのは、自分でリズムを上手に取れない感覚。ふわふわ浮いている感じ。玲也君が怪我をしたときにも気を付けてあげてね。彼は勢いで狼になりそうだけど。フフッ、なんでもないよ。――お休み、僕たちのオルフェウス。パーパを守ってくれて、ありがとう』――   (2023/1/18 20:29:17)

奏 琴花♀高1(白い、白い、白い部屋。清潔で、潔癖で、穢れも間違いも赦されない、純白の匂いはいつも鼻をつく刺激臭。汚いもの、蝕むもの、全てを分解してセカイから消してしまう、アルコールの匂い。)……(色素を忘れた肌の少女は、思った。白い包帯に滲む、この赤は。この、綺麗な赤は。)……――――(綺麗な赤薔薇が、空気に触れてほろほろと崩れて消えていく、この綺麗な、命の色は。エウリュディケが命懸けでセカイに叫んだ色は。)―――………(すぐに替えないといけない、アルコールで全て洗い流して真っ白で綺麗な布に替えないといけない、穢れた色。雪色にも、白の家にも、遺してはいけない色。)――――(ずっと、そう思って疑わなかったのに。今も、そう思っているはずなのに。)   (2023/1/18 20:29:40)

奏 琴花♀高1……(どうして、過ごし慣れた医療棟の匂いが、寝慣れた治療用ベッドが、耳に馴染まないのだろう。)…………(どうして、外はもう月が高いところにあって冷たい風が吹いているのに、黒鉄の格子で塞がれた小さな窓を、あたたかいと感じるのだろう。)……――、(ああ、きっと……今日、弦で刻んだ、こわれたカゾクが、翼だったから。翼を弦で絡めとって、何度も何度も叩きつけて、翼が全て千切れるまで歌って弦奏舞踏して還してあげたあの子は、家の外で知った正しさの中で壊れて、パーパと私を憎んで、パーパと私を断罪しようとしたから。)……、――、――――(テーブルがベッドになった日と同じ顔をしていたから、一拍踏み外して、間違えて、間合いを詰められて。)――――(それでも私はさいごにパーパを選んだから。)   (2023/1/18 20:30:07)

2020年02月29日 20時44分 ~ 2023年01月18日 20時30分 の過去ログ
【イベント部屋】school..2
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