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「花ノ真、真ノ祓魔」の過去ログ

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2015年03月18日 23時05分 ~ 2022年06月27日 15時08分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

夜花♀隠し巫ん……(頭を撫でられるほどに、祓魔の名残が溶けて足跡へと落ちていって。)……そう、か、静かだと思ったらもうそんなに遅い時間だったか……すまない。(ようやく、ふわふわと宙を浮いていたような心地から、文字通り地に足ついたような感覚に戻ってきた。それは声音にも表れていたことだろう。廊下を進み、寝室へ入れば、外よりもう少し温かい空気がふわりと舞って出迎えた。)……温かい……。(ぽつ。温度の話だけでなく。前に来た時も思った。この家は、温かいのだ。)――あ、座布団は、いいんだ。その……あまり柔らかいと、落ち着かなくて。(畳の上か、庭の土や草の上かで過ごす身だから、もてなしに心なしかあたふたと。眠れなかったとはいえ、眠るつもりであったであろうことは部屋が物語っているのだから。)……隣に、居られれば私は十分なんだ。(言って、布団の近くにゆっくり腰を下ろした。)   (2015/3/18 23:05:44)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2015/3/18 23:12:57)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2015/3/18 23:13:15)

平之介♂享楽人ん……(座布団を出そうと、押入れを出そうとしていた腕を止める。そして、夜花の隣へとゆっくりと胡坐をかいて。)眠気がきたら、一緒に寝たらいい。折角家まで来たんだから、隣にいるだけといわず、もっと近くに居られるのだよ。(そう言えば、そっと肩を抱く様に腕が伸びて。夜花の小さな体を引き寄せようか。そうすればきっと、火鉢よりも何よりも温かい。)……よくよく思えば、こうしてこの部屋に夜花が来るのも、随分と久し振りだねえ。髪も少し、前よりかは長くなったんじゃないかい?(そう言って、耳に掛けては、毛先まで指を梳くように)   (2015/3/18 23:19:14)

夜花♀隠し巫(こくん、と、頷くなりそっと肩を包まれゆっくり体を寄せられて、少し、息を飲んだ。皮膚の上をすべる火鉢の温もりと一緒に、人の、内側へゆっくり染み渡るような温もり伝ってくるものだから。久しぶりに訪れることを言われれば、またこくんと頷く。)……しばらく町にも出ていなかったから、な。食べ物が少ない冬と、移ろうものが多い春は、本当にたくさん祓うものが多くて。(言ってようやく時の経過を実感した。嗚呼、そんなにも長いこと、会っていなかったのかと。伸びた髪をつぅと梳き撫でられれば、ぴくりと肩を震わせて身を一層近くに寄せて見上げた。)っん……髪、は……くすぐったいんだ……!(小さく小さく、抗議の目。困ったような懇願するような、抗議というにはもう少し足りない視線。しかしそれでも、慈しむように撫でられる感覚に解かれるものがあるのか、一拍間を置いて、とつ、と――)――……変わり、なかったか?町も、平も……。   (2015/3/18 23:30:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2015/3/18 23:39:19)

おしらせ平之介♂享楽人さんが入室しました♪  (2015/3/18 23:45:31)

平之介♂享楽人【申し訳ない、そろそろ、眠気が袖を引いて。】   (2015/3/18 23:46:18)

夜花♀隠し巫【ふふ、大丈夫、大丈夫ですよ。栞とできますので。どうかご無理なさらず。】   (2015/3/18 23:48:11)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、平之介♂享楽人さんが自動退室しました。  (2015/3/19 00:06:31)

夜花♀隠し巫【そっと毛布をかけまして。おやすみなさいまし。どうか、よい夜を。栞を挟んで今宵これにて。】   (2015/3/19 00:07:05)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2015/3/19 00:07:11)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2015/9/6 15:50:34)

夜花♀隠し巫【ひさしぶりに、こんにちは。お客様二人のご到着を待ちつつ。】   (2015/9/6 15:51:15)

おしらせ鏡花♂浪人さんが入室しました♪  (2015/9/6 15:52:02)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが入室しました♪  (2015/9/6 15:52:14)

雪白♀大蜘蛛【お邪魔します。改めまして、宜しくお願いします。】   (2015/9/6 15:52:33)

鏡花♂浪人【久し振り過ぎて容姿の設定すら忘れてしまった私だったりするのです。身長とかチョーテキトー】   (2015/9/6 15:52:40)

鏡花♂浪人【此方こそ、お二人共よろしくお願いします。】   (2015/9/6 15:52:57)

夜花♀隠し巫【嗚呼、こうして見ると本当にお懐かしゅう。鏡花様、雪白様、いらっしゃいまし。改めてよろしくお願いいたします。面白おかしく有りの侭、どうか良き紡ぎとなりますよう。】   (2015/9/6 15:53:50)

夜花♀隠し巫【書き順は……予想される場面からして夜花→雪白様→鏡花様、でしょうか?】   (2015/9/6 15:54:31)

雪白♀大蜘蛛【ひっそりくっついてた身長設定を大急ぎで突っ込みました。良い一幕を過ごせますように。何かありましたらいつでも仰ってください。 順番、私はそれで問題ないです。】   (2015/9/6 15:54:55)

鏡花♂浪人【順番、了解致しました。では、夜花様から先打ち、よろしくお願いします。】   (2015/9/6 15:55:50)

夜花♀隠し巫【ありがとうございます。ではそのように。私も久々でいつもの2割増しの遅筆と迷子ですが、細かいところは……ご、ご容赦を。それでは少々お待ちを。】   (2015/9/6 15:57:17)

夜花♀隠し巫(蝉しぐれが止んで、その茶色の翅がはらりと落ち葉のように夏の名残を地に残す頃。社の裏山もゆっくり秋へと移ろう、そんな頃。陽は真上から少し傾いて、まだ文字通りの残暑という熱を降らせて肌に汗を滲ませる。だからというわけでもなかったのだが、禊にと訪れた川の上流。黒着物と緋色帯、藤色の襦袢をたたんで、入れば腰まで浸かるほどの深さの川に足を入れる。社からも人里からも遠く、鳥のさえずりと風が葉を揺らせる音と、ゆったり流れる川の歌だけがそっと鼓膜を叩く――そんな穏やかで静かな場所。)……別に誰もこないとは思っていたわけでもないが、いざ誰かと居合わせると、不思議な気分だな。(ぽつり。川に入って髪を洗いながら独り言のように呟くその静かな声は、独り言ではなく然りと向けられたもので。) 【嗚呼、久々過ぎて本当に迷子しました。】   (2015/9/6 16:14:14)

雪白♀大蜘蛛……、そう。 (静かなこわねに返されたのは、矢張り静かな…… と言うより、平坦な声であった。「蜘蛛」はまばたきひとつ、人形染みた動きで首を傾ける。「不思議」。…彼女の意図を汲み取る繊細さは、蟲の頭にはない。けれど、) ……私は。貴女の方が、不思議。 (だって山奥で、彼女は「人間」で。しかも「彼女」と顔を合わせたのは、比較的里に近い茶屋である。娘子が、態々水を浴びに山へ登らない事は、流石の蜘蛛でも知っている。知己であった事も含めて、これでも多少は驚いている、つもり。だから、彼女の云う「不思議」はどちらかと言えば、自分の台詞。…の、つもり。川岸の一つの石に腰掛け、適当に足で水を掬って遊ばせて。脱いだきものは、今は無い。だって、「解いて」しまっているから。膝裏まで伸びる真っ黒い髪と、やわく蹴り上げた水が、どちらも糸のように脚に絡んで流れていった。) ……変わった、ひと。貴女。   (2015/9/6 16:28:33)

鏡花♂浪人(今は晩夏。夏は終わりに近づき、秋へと季節は移ろいゆくのは吹く風の涼しさから、分かる。さりとて陽の高さが、暑さが弱まったわけではない。未だに燦々と山を、地を照らす太陽は昇り、光が降り注ぐ。――彼の者は独り、山の中で自らの身を鍛えていた。あの『出来事』から、己は未だ、彼女の役には立てていないのではないかと。)   (2015/9/6 16:45:41)

鏡花♂浪人…ふぅ、はぁ…ぁ、はぁ…。(山奥を直走る。地を蹴り、木を駆け上がり、岩を飛び越える。そして―)―――うらぁっ!(舞い落ちる落ち葉を、一閃が、薙ぐ。…はらりと真っ二つになり、地面へと落ち行く。)………はぁ、あちぃ。そろそろ、どっかで水浴びでもすっかな…。(全身からは汗が滴り落ちて、緋色の着物が汗で濃く濡れた。それに山を只管駆けていたのだ。泥や枝で擦った擦過傷、埃などが身体について、不快感だ。)こりゃあざぱっとどっかに入らねぇと……。―……ん?(すんすん、鼻がヒクヒクと動いた。何やら微かに、『匂う。』 姉と親しんで接する巫の其れと――)――知らねぇヤツ……何だ、コイツは…。(もう一つ、特異な『モノ』の香り。其れはほんの微かだ。だが、十分過ぎる。真逆と思うが)…姉ちゃん。(言うが早いか、疲労困憊した身体を鞭打ち、再び山を駆けた。その匂いがする方へ――)   (2015/9/6 16:45:45)

夜花♀隠し巫社の風呂より、ここのほうがゆっくりできる。火と酒と祝詞で祓った水でなく、古来の自然から神気に恵まれた清水のほうが、色々と「落とせる」からな。(背まで伸ばした髪が水に濡れ、ぺたりと色白の背に吸い付く。川の水はひんやりと冷たいが、まだ生けとしの温もりを脅かすには遠い。手で水を掬ってぱしゃりぱしゃりと肩に喉元に落としてはそのまま水の落ちるがままに、「落として」いく。祓うときに浴び溜めた、たくさんのモノを。最中、変わったひと、と言葉が鼓膜を叩けば背肩越しに振り返ってその深い黒の双眼を見つめた。)……不思議は私も同じ。人にあらざるたちに恨まれる覚えはあれど、こうして同じものに触れて言葉を交わすことが二度も続くと、特に。(それは、彼女と最初に言葉交わした団子屋でも思ったこと。祓った数のほうが圧倒的に多い、が、縄張りを出ない大人しい者もいるし、人里に溶け込んで生活する者もいる。それは座敷牢に籠っていた頃から知ってはいたが、実際こうして害意もなく言葉を交わし続けていると、やはり不思議は不思議なのである。)   (2015/9/6 17:01:38)

夜花♀隠し巫……ん……?(なんだろう。)――(知らせ。誰か、の、足音のような知らせ。)……(気のせいだろうか。いかんせんここにくるのも久しぶりなものだから。ぱしゃりぱしゃり、風音に紛れてしまいそうなほどに静かな言葉が交わされる間に、色白の体はすっかり川の清水に全て濡れて。)   (2015/9/6 17:01:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鏡花♂浪人さんが自動退室しました。  (2015/9/6 17:05:54)

おしらせ鏡花♂浪人さんが入室しました♪  (2015/9/6 17:06:02)

鏡花♂浪人【失礼。右をいじるの忘れてました。】   (2015/9/6 17:06:28)

夜花♀隠し巫【おかえりなさいまし。お気になさらず、なさらず。】   (2015/9/6 17:06:55)

雪白♀大蜘蛛……ふぅん。 (緩慢と、頷いた。物怖じのしない娘、と言うのは、最初からの印象ではあったけれど。) ……そう、ね。社の人の子は、「私達」を厭う、もの。……巫さん、とは、思わなかった。 (存在としては、相対、むしろ敵対していておかしくない存在である。其れを含めてもまた、不思議な事。……徐に、立ち上がる。水面に。陸上と、変わらないように湖面のうえに足を置いて、ぺたり、と、踏み出す先は黒髪の少女巫。きゃしゃな肢体は、随分脆くはかなく映る。痩躯なのは己も変わらないけれど、「人の子」として映っている分には、特に。存分に近づいて、膝を折る。やはり大地に膝折れたと同じように、やわらかな水の上に屈む仕草で、戯れにその指先を、伸ばした。己が「穢れ」と知りながら、悪戯に。) ……怯えない、ものね。……怒りも、しない。……くだかれてしまうかも、しれない。のに。 (傍から見れば明らかに異様な光景。ひとつ、足音は、気配は。聞こえていたかもしれないけれど、構う事の無い化生は、少女の双眸覗き込む仕草に、距離を。)   (2015/9/6 17:11:23)

雪白♀大蜘蛛【お帰りなさいませ。こちらも遅筆ですみません…!】   (2015/9/6 17:11:37)

鏡花♂浪人(また、襲われているんじゃないか。それが第一に考えた事だった。尤も、其れが彼女の【本業】であると言う事は、知ってはいるが、矢張り放ってはおけない。自分と同じ、否、其れよりも濃い『妖』の匂いがするから。)はっ……はっ……ッ! 確か、此の辺の筈だけどな…。(疾走る速度は、最早、人に非ず。吹き渡る一陣の疾風の如き脚力は、直ぐに『匂い』の発生源と思しき地点まで。其処は、川の上流。流れ轟く水の音だけが響く。その微か向こう側に蝉啼く声がする。そして――)ん……人影?(川岸から眺めてみれば、そこに映る人影が視えた。匂いもする。)よし、姉ちゃん!今加勢に―――……え?(何故、気付かなかったのか。疾走りすぎて、疲れて仕舞ったのか。其処に居たのは、一糸纏わぬ姿の、女子たち。しかもその、一人が)―――ねえ、ちゃ………え?(…………間。)………ぇ、えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!????   (2015/9/6 17:22:59)

夜花♀隠し巫そうか……てっきり、匂いですぐに悟られているものなのかと思っていた。(町の者に身分を問われれば「緋室の社に住み込みで働いている」という当たらず遠からずの返事をしている。巫と答えないのは、表向き存在しない者として今も扱われているから。それは、座敷牢の外を許された今も変わらないし、特にそれを不満に思う理由も持ち合わせていないから。だってほら、現にこうして、自分を視界に収め、言葉を聞き、言葉を返してくる者たちは確かにいるのだから。)――害意がないのなら、祓う理由はない。腹が空いていなければ無暗悪戯に牙も爪も突き立てないことくらいは、知っているつもり。(伸びてくる、白く細い指。それを、彼女の言葉通りに怯えることも怒ることもなく、ただただ、当たり前に縮む距離を受け入れていた。緋色の短刀は足元という名の川底。害意が本当にあったのなら、その指が届く前に川の底から祓魔の力が渦巻いたのだろう、が――)   (2015/9/6 17:39:51)

夜花♀隠し巫――っ(風を切る音。豪速でナニカがこちらへ駆けてくる音。足元の短刀に意識を引いたのは眼前から伸びる手指でなく、その音と気配であった。小さく息を飲んで、短刀の鞘を払おうと足で踏んだのと、耳が声を拾ったのは同時。)……?(近づくほどに馴染みのある存在と知る。匂いと気配の両方。それは、どうしてかいつからか自分を姉と呼んで懐いてくる半妖の――)……鏡花――(名をぽつりと呟いて、迫る声と気配のほうへと向き直る。が、次の瞬間には体が硬直した。)――!?(互いを視認するなり、彼は聞いたこともないような声音で大声をあげるものだから。ただただ、まばたきを二度ほどして、「弟」を見つめるのであった。)   (2015/9/6 17:39:57)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鏡花♂浪人さんが自動退室しました。  (2015/9/6 17:43:05)

おしらせ鏡花♂浪人さんが入室しました♪  (2015/9/6 17:47:05)

雪白♀大蜘蛛、なあに、それ。 (触れる刹那で、手を止めた。やたらと信頼をくれている、そんな眸が己を射抜いていた。口先から出るのは、不意を突かれた証拠の疑問。そう、無暗と牙を向けるつもりは無い。面倒だし、それに「女」で、社のものは余計に面倒。それでも、おのれが化物である事には変わりがない。彼女が祓いである事にも変わりがないのに。) 人の子の世は、興味が無いもの。……豪胆なの、それとも命知らず、なの。……貴女、 (道理が解らない、とでも言いたげな。ふと思いついて唇を開く、先で) ……………。 (耳を劈く聞き知らぬ雄叫び。……一拍、二拍。また、瞬きをした蜘蛛は、ゆっくりと、こわねの方へ首を巡らせた。変わった色彩の男――― だと認識していたかは怪しい。ついでに少女が、知己を呼ぶように唇を開いた事も。一瞥するかしないか、相手の居所を捕捉した時点で、手首を撓らせていたからだ。少女へ伸ばしていた指先、其れを、あたかも何か放り投げる様な仕草で、青年に向けて空を切る。)   (2015/9/6 17:50:17)

雪白♀大蜘蛛(実に億劫そうな予備動作と裏腹、五指から伸びた「糸」は穿たれた矢よりも速く彼の青年へと伸びた。少しでも反射が遅れれば、両手首と両足首、それに首。細い癖に無駄に強靭な蜘蛛の糸は、実に容赦もへったくれも無い速度と力加減―― たぶん、しなないくらい。――で、彼をふん縛るだろう。それが捕えられようとられまいと、その心は、) ……煩い。 (半眼。)   (2015/9/6 17:50:46)

鏡花♂浪人(どうしてこうなった。)……ねえ、ね…ねねね……姉ちゃんッ!なんでここにいんだよ!てかなんではだかなのなんかはおれよ!てかお前だれだよ!!(急速に自分の顔の皮膚が、自分の着物と同じくらいに染まっていくような、そして先程よりも暑く、基、熱くなるのを感じていた。視線をあちこちへ落ち着かない挙動。)というかなんで平然としてんの!?着物はあるn――がふっ!(男に『見られた』筈なのに、どうしてこうも、二人は冷静なのだろう。肝っ玉が鉄で出来ているのか、と本気で思ってしまったり。――そうした下らない事を思っていたら突然放たれた、何か。思いも寄らぬ所から放たれた其れは、己の四肢の首と、本物の首を容易く絡め取り)……がっ!ぐ、ぇ…!(思い切り縛り付ける其れは、容赦がなくて思わず喉から変な声が出てしまう。ぎりぎりと締める其れは、痛みを感じる程に。)   (2015/9/6 17:58:49)

鏡花♂浪人【今更ながら退室失礼しました(2回め)こんな感じで慌てふためかせてみましたが、いかがでしょうかとか横槍。】   (2015/9/6 17:59:32)

夜花♀隠し巫(豪胆なのか、命知らずなのか、あるいは両方なのかもしれない。明確な答えは、弟の声に遮られなかったとしても、どのみち持ち合わせていなかった。自分のことを形容できるほど、自分を知らないのだから。鏡もなく、水面に映る朧な輪郭でしか自分の姿すら知らないのだから。)……あ、待――(待て、と、いうよりも早く、白糸が音もなく空を裂くようにして放たれた。鏡花に向けて、一直線に。頭の片隅で、「ああ、お前は蜘蛛なのか」という独白が鳴ったが、今はそれよりも眼前の状況だ。鏡花はなぜか顔をみるみるうちに着物とお揃いの色に染めながらやたら早口に言葉を並べていく。唐突に早口に言われるとさすがに全部は聞き取れない。「どうしてここに」と「なんではだか」あたりまでは聞き取れた。その後の言葉を推察しようとするなり聞き返そうとするなりするよりも早く、彼は蜘蛛の化生たる雪白にあっさりと捕まって、「煩い」と一言、まあたしかに事実であることを気のせいだろうか若干不機嫌そうに言う。)   (2015/9/6 18:11:48)

夜花♀隠し巫……あ。(我に返った。もとい、頭が状況に追いついた。)大丈夫、知己だ。放してやってくれ。(着物がどうのと聞こえた気がしたが、まあひとまず、初対面であろう二人を落ち着かせることから始めようとこの少女は考え至る。水流かきわける音のまま鏡花がいる川の辺へと歩を進める。)鏡花、彼女に害意はない。大丈夫、たまたま居合わせただけだ。だから、ひとまず落ち着け。(長い黒髪がかろうじて胸元の膨らみを隠すように垂れてはりついているだけの、水滴だけをまとった素肌のまま。何が彼の動揺を誘ったのか、9割9分を勘違いもとい全く気付かないまま。)   (2015/9/6 18:11:55)

夜花♀隠し巫【大丈夫、大丈夫です(二回目。そしてごちそうさまです(不思議な達成感)】   (2015/9/6 18:12:32)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鏡花♂浪人さんが自動退室しました。  (2015/9/6 18:19:41)

雪白♀大蜘蛛【大丈夫です大丈夫ですすいません私がわりとすみません…!!! そしてすみませんもう少し時間がかかりそうです、鮭が((( 申し訳ないです;;】   (2015/9/6 18:21:23)

おしらせ鏡花♂浪人さんが入室しました♪  (2015/9/6 18:21:36)

鏡花♂浪人【ああ、全然お待ちしておりますのでどうかお気になさらず。(本日3度め)   (2015/9/6 18:22:05)

夜花♀隠し巫【大丈夫、大丈夫です(三度目。焦さないよう、ええ、ぜひごゆっくり。】   (2015/9/6 18:22:59)

雪白♀大蜘蛛(静止はきっと聴こえていなかった。己の正体だとか、見てくれだとか無頓着な化生は、思うがままに牙を立てるし、糸を振るう。あくまで本能的に振る舞う、人の皮を被った「化物」なのだと、知らしめながら。言の葉だけは、人の子のままに、) ……煩い。騒々しい。…喧しい。 (……並べる言の葉の意味するところは全て同じであった。穿たれた糸は狙い違わず相手を締め上げ、ようやく「静か」になったのなら、眉間に微かに寄った皺を解く。さて、これからどうしよう。変わった色彩ではあるけれど、目の前の相手は「男」に見える。「食事」としては、申し分のない体躯をした―――) ……うん、? (此方も、ようやく周りの音が耳に入ってきた。掛けられる少女の声音に、余所へ飛び掛けた思考が戻ってくる。まばたきひとつ、ふたつ。知己、知り合い。…まばたき、ひとつ。) ………そう。 (声がこころなしか、残念そうだったのは押して知るべし。獲もn…彼女の「知己」を縛り上げる「糸」が、意志一つで僅かに緩んだ。後はご自由に。)   (2015/9/6 18:44:06)

雪白♀大蜘蛛………。 (歩いていく少女を、後ろからぼんやり眺める。微かに、首を傾けた。自分は、蟲だけれど。彼女は、あれで人の娘では無かったか。ヒトの娘が、ようよう素肌を曝している所を、見たことの無い蜘蛛は、微かな違和感を覚え――― そうして其の儘、見送った。だって蜘蛛だから。ぺったりと、湖面に座り込んだ姿勢のまま、彼と彼女を見遣っている。) 【大変おまたせいたしました…!】   (2015/9/6 18:44:50)

鏡花♂浪人げ、げぇ……ぐ、ぅ……がはぁっ!……はぁ、はぁ…はぁ…。(蜘蛛の糸からの緊縛を解放され、膝をつく。締められた首を抑えながら、肩で息をして)―――あっ! ………ね、姉ちゃんこそ…な、何か、羽織れ、よ…。(一瞬だけ、再び目にしてしまった。白い肌。華奢な体つき、黒く濡れた髪。それが一糸纏わぬ姿で居るのだ。それが二人も、だ。――一方は妖かしで、しかも首を絞められたが。あちらも、ちらと見てしまった時に、同じように長い黒髪で、白い肌をしていた。さっと、そちらから目を逸しては)と、取り敢えず……何か、着てくれよ。そうじゃないと…そっち向けないぜ、オレは。   (2015/9/6 18:52:12)

夜花♀隠し巫ありがとう(というのは、大人しく緊を解いてくれた蜘蛛の彼女へ。無事に解放されて呼吸を必死に整える鏡花からようやく言葉を全部聴きとれるようになったかと思えば……)…………?(はてな、と、不思議そうに首を傾ぐ。しかし、とかく、何か羽織れと。頑としてそらされたままの視線の先を追っても川があるだけ。)……わかった。ちょうど禊も終わったところだったしな。(そのまま岸に手をついて、ぱしゃりと今一度水の音たてて川から出て、持ってきていた手ぬぐいで軽く体を拭えば襦袢に手を伸ばし、羽織って袖を通し始める。)雪白、たぶんお前も何か纏ったほうがいい。(たぶん、という言葉がさらりとつくあたり、やはり、分かっていない。分かっているのはとにもかくにも、何か着ていないと鏡花は目を合わせてくれないということだ。黒着物を肩に羽織って袖を通しながら弟の様子を見て、やはり、首を傾ぐのであった。)   (2015/9/6 19:05:31)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、鏡花♂浪人さんが自動退室しました。  (2015/9/6 19:12:20)

おしらせ鏡花♂浪人さんが入室しました♪  (2015/9/6 19:13:34)

雪白♀大蜘蛛(一拍、押し黙る。お礼を言われる意図も、それに返す器用な言葉も、持ち合わせていなかった。ただ、心ノ臓が不思議と揺れる。鬱陶しく、ざわつく音の正体を自分は知らない。) ……知らない。 (その感情、其の儘を吐き捨てて。蜘蛛は己が髪を気だるげに掻き上げる。青年が「糸」から抜け出すのなら、もう無用の長物になる。その仕草一つで、揺るんだ糸は音無く身の内へ還って行った。) ……、そう。………。 (そして、離れた処で男女のやり取りを見詰めていた化生は、唐突な提案に一拍空けて、頷いた。少女は至極真顔で、ついでに首を傾いでいて。どうにも、相対している青年一人が狼狽えているのを見て―― 何でだか。温度の無い筈の、身の奥底が一つ動いた。知らず芽生えたその感情の名を、憐憫、と言う。) …………。 (その知らぬ感情と彼女の言葉に、蜘蛛は素直に従った。ひとつ、水面を手のひらでかいぐる。水をさらってそのまま、立ち上がる。透明な雫が腕を流れ肩を滑り背を伝って腹をしたたり足まで通った順番通り、するすると色づいてあっという間。縹に染められた「きもの」が、纏うように織り上げられていた。)   (2015/9/6 19:17:24)

雪白♀大蜘蛛……。 (終わった、と言わんばかりの顔で少女を見やり、それから改めて、歩いてくる。みずけを纏っていた筈の髪も、何時の間に乾いてただ風に遊ぶまま。変わらずに水面を、ぺたりぺたり。そうして漸く、距離を詰めて。水の上に立ったまま、少女に向けた無感動な視線を、一度青年へ向け。じ、と止めて。口を開いた。) ……なに。 (少女を、向いた。) ……だれ。 (…色々と問題のありそうな第二声となった。)   (2015/9/6 19:20:06)

鏡花♂浪人(必死でそちらを見ないように、顔を逸らしておく。序に目も瞑っておく。普段ならば首を絞められれば――そもそも、普段ならば回避する事も可能だったかもしれない――此方も、反撃の一つでも行ったかもしれないけれど、今はそれどころではなかった。)………もう、そっち向いて良いか?悪かったな、禊の最中だったんだな。(着替えが終われば、そちらへと顔を向けよう。まだ、肌を見てしまったもやもやから、頬は赤くなっているが、少なくほど、先程のように素っ頓狂な叫び声は発する事はなく。というか何でこんな冷静なんだ。といか何で動じてないんだ二人して。)……アンタこそ、   (2015/9/6 19:24:12)

鏡花♂浪人 何者だよ。姉ちゃんの『何』なんだよ。蜘蛛の。(先程、無遠慮に縛られたことを思い出して、キィッ、と睨むような視線を向ける。無感情な顔が、其処にある。それがまた、苛つかせる。姉が居なければ、今頃抜刀も辞さなかっただろう。)   (2015/9/6 19:26:35)

夜花♀隠し巫(いつぞや見たときと同じ、縹色の着物に身を包んだのを見届ける頃には、緋色帯もいつもの蝶結びされていて、短刀も帯の中に帰っていた。さて、いつも通りの姿。強いて言えば髪がまだ濡れたまま。手ぬぐいで拭って絞った程度では乾かないが、ひとまず水滴を落とさない程度に水気が切られただけの。)……(双方、互いを誰、何、と。当然といえば当然だろう。しかし少女はふと考える。縁の名前を、知らない。言葉としては知っていても、自分の中でその言葉は……考えたこともなかった。だから、確かなことだけを告げた。)雪白も、鏡花も、町で知り合った仲だ。鏡花は夜町を案内してくれて、時々この川辺にも遊びにくる。助けてもらったこともある。雪白は会うのは今日が二度目だが、最初は茶屋で知り合った。……ひとまずここは私に免じてそう睨みあわないでもらえるか?(二人を交互に見ながら、なんとも不器用な紹介をするのであった。特に困った顔をするわけでもなく、いつもの、抑揚が足りない静かな声音に。)   (2015/9/6 19:36:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、雪白♀大蜘蛛さんが自動退室しました。  (2015/9/6 19:40:23)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが入室しました♪  (2015/9/6 19:40:44)

雪白♀大蜘蛛(問われた言葉に、さて、やはり返す言葉は持ち合わせなかった。自分は、彼女の、何。空白に当て嵌まる言葉が出てこない。食事。敵。同類。はらから。どれもよく、嵌らない。傾げた頸を、別方向に折った。) ……何、でも……、無い。……貴方。あなた、は、 (曖昧な返答を投げながら、噛みつくような双眸を眺めた。能面の己とは違う、良く燃える眸の色をしている。毛色と併せて、きれいだと、素直に思った。枝切れじみた指先を、自分の唇へ手持無沙汰になぞって宛がう。素直な感想が、) ……美味しそうな色。 (…口から出た。) ……なにも、してない。まだ。 (呼ばれた名に振り返っては、少女の言葉に聊か憮然として見せた。どこかしら、叱られた子どもの様相を呈しながら、首を左右に振るう。睨んでいるつもりは無いし、どうのこうのと言うつもりもない。煩いのは静かになったし、敵意は無い。だからこれは、単純な、) ……美味しそうだと、云っただけ。 (……ほめことばのつもり。) ……まだ、濡れてる。 (そうしてふと、頭髪を指してみせるのは。乾かせないのかと、言外に。)   (2015/9/6 19:47:54)

雪白♀大蜘蛛【退室失礼しました…!(それ以外にも謝らなければいけない所がいっぱいあるすいません】   (2015/9/6 19:49:30)

夜花♀隠し巫【大丈夫、大丈夫です。私とて随所で日本語が迷子していますゆえ(遠い目。】   (2015/9/6 19:51:25)

鏡花♂浪人お……オレは……。(オレは、姉の何なのだろう。勿論、実の姉弟というわけではない、けれど…。かといって勿論、敵ではない。一瞬、答えに惑ってから)……姉ちゃんは、姉ちゃんだ。オレにとって、夜花姉ちゃんは、それ以外の何者でもない。(噛み付く双眸から逸らさず、真っ直ぐ、緋色の瞳が見据えた。)別に、オレだって睨み合いたくて、やってるわけじゃないぜ。ただ、向こうが睨んで来るだけだからさ。(少なくとも、姉にとって害意の及ぶ存在ではない、らしい。から今はまだ、刃を向けはしない。――だが、)……っ!?(敵意でも、悪意でもない。純粋な食欲。それはある種、人間や妖かし、動物などにおける原初からの本能だ。其れがそのまま言葉として、僅かに薄い表情から――そして、妖気から敏感に察してしまうと、ゾクリ、と背筋の肌が粟立つのを感じて、無意識のうちに、刀の柄を手に取って、後ろへと下がった。)…そ、そうかい……。だけど、オレをただで、喰えると思うなよ?(がるる…。唸る獣の声が喉から発せられ、睨む緋色の瞳の色が僅かながら濃くなっていく。徐々に妖気を出していけば、頭からも『狗』の耳がひくり、と僅かながら動いてしまい)   (2015/9/6 19:56:55)

夜花♀隠し巫(鏡花を見つめて三言目が「おいしそう」。まあ確かに蜘蛛は好みはあれど大概雑食であると聞くし、鏡花の血の半分は人間だ。そんな感想が飛び出るのは自然なのだろう。かといって今すぐ食べたそうな空気をかもすわけでもなく。)……ん?(髪が濡れていることを指摘されて、それがどうしたのかといわんばかりに黒眼を覗き込む。そして、彼女の黒髪がすっかり乾いて風になびいている様を見て、ああ、と小さく言葉漏らして、)いつも風に当てている。ほうっておけばそのうち乾く。(髪を一掬い、指先で軽く玩ぶ。そして鏡花のほうを見れば、「おいしそう」を真に受けて警戒を露わにしていた。自分は言われ慣れているからなんとも思わないが、そうか、そうだ、食欲の対象にされたら本能は防衛へと傾く。)……(もう一度雪白を見る。表情に乏しい彼女から食欲を読み取るのは何とも難しいが、物欲しげというよりは好奇心とか観察といったところで止まっているように見えた。ただ、そろそろ時間が経てば彼女にも物理的な空腹はやってくるだろう――というところまで考えて、)   (2015/9/6 20:11:55)

夜花♀隠し巫……せっかく三人居合わせた縁だ。日暮も近いし、軍鶏鍋、つつきにいこうか。(雪白が軍鶏を食べるかはしらないが、まあ食べるだろう、たぶん。そんなことを思いながら、低く唸る弟の頭に手を伸ばして、狗耳にかけて一撫でした。「大丈夫」、と、言外に伝えるかのように。)   (2015/9/6 20:12:05)

夜花♀隠し巫【夕餉ほかもあるでしょうからあと1か2ほど落として幕閉じとしようかな、と。】   (2015/9/6 20:15:32)

鏡花♂浪人【了解しました。では次で〆としますかね私は。】   (2015/9/6 20:16:12)

雪白♀大蜘蛛【了解です。では私も次で〆を。暫しお待ちくださいませ。】   (2015/9/6 20:16:29)

雪白♀大蜘蛛ふう、ん。 (一枚はぐった葛藤を知らない、詞の表面だけをそっくりと受け取った納得は、蜘蛛の返事を随分と淡白なものにしていた。「何」は、説明が、難しいもの、と。…少なくとも、己には。) にらんで、ないわ。 (青年の言葉にかぶせるよう、少女に向けて言い放つ。自覚は無い蜘蛛の言い分としては、何だか責められている気がしていやだったからだ。にらんでない、みてただけ。喧嘩の言い訳の常套句である。しかも、子どもの。) ……そう。……変わっている、のに……人の子。なのね。貴女。 (だって、髪もすぐに乾かせない。やっぱり弱い。弱いのに、なんでこんなにも曲がらずに見えるんだろう。) ……ああ。嗚呼、……そう。そう、そう……なの。……貴方。狗さん、ね。 (放たれた妖気を感じ取っては、ざわりと身の内が揺れた。鮮やかな眸は好ましいし、それほど飢餓に陥っているわけでもないのに、これでは困ってしまう。だって、こんな鮮烈な、鋭い妖気。かけらでも身に受けていたら、あてられてしま―――)   (2015/9/6 20:26:29)

雪白♀大蜘蛛……なに。それ。 (ぴた、と蜘蛛は動きを止めた。瞬きひとつ。それまで青年へ据えらえていた瞳を少女へうつし、首ごと巡らし身体を向けた。たべものの名前を、聴いた気がして。) ……。 (そうして何故だか、身の内から力が抜ける。たべものの話題で気が削がれたか、それとも少女の言葉が、) ―――矢ッ張り、貴女。……不思議な、ひと。 (心底、と。毒気の抜かれたよう、無表情を取り戻した蜘蛛は、巫の少女を眺め見て。本日何度目かの、言葉を落とした。) 【此方はこれで〆とさせてください。全体的に、そして途中大変お待たせしてすみませんでした。有難うございました…!】   (2015/9/6 20:27:17)

鏡花♂浪人(がるる……。――身体の筋肉が、徐々に隆起しだす。白銀の髪が揺らめき、緋色の着流しの下半身から丁度、尻尾が現れる。――と、徐々に力が放たれれば、頭の上の耳に触れられれば)…ぅっ!(ビクンッ、と身体が跳ねる。そして妖気は雲散して、段々と人間へと戻っていく。すっかり毒気が抜かれてしまった。)………姉ちゃんの、奢りだぜ?オレは金出さねーかんな。(ふい、と蜘蛛の娘から顔を逸らしておく。身体の力は抜けて、今は此方までお腹が空いてしまった。――後は、三人。街の中で同じ鍋をつつき合うのだろう。そこでどんな会話が繰り広げられたかは、また後日のお話である――。)【此方も短いですが、これで〆と致します。お疲れ様でした。有難うございました。】   (2015/9/6 20:38:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、雪白♀大蜘蛛さんが自動退室しました。  (2015/9/6 20:47:33)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが入室しました♪  (2015/9/6 20:47:49)

雪白♀大蜘蛛【ごめんなさい最後で油断しました…!!!;;;】   (2015/9/6 20:47:58)

夜花♀隠し巫(気のせいかな、町で幼い子供たちが口喧嘩しているのを大人に仲裁されているのを見たときと、似たようなやりとりを、今しているような気がして。だって二人して同じようにして同じようなことを言い返してくるものだから。)……そういえば、不思議、とか、変わっている、とは近しい縁にほどよく言われている気がする。(なんだろう、少し、くすぐったかった。それが、初対面の、片方半妖といえど人間に比べれば本能にとても忠実な種族二人、物騒な邂逅とならなくてよかったという安堵なのか、それとも。)ん、軍鶏は鳥の肉。それを鍋の中で野菜と一緒に煮込んだものだ。鏡花は前に連れて行ったから覚えているだろう?(妖気二つ、揺らいで絡まりかけて、それが呼び起こすものを知らないほど鈍くはない。だからこそ――などとそれっぽい理由と理屈はあとからいくらでもつけられるが、いま少女が思って口にしている言葉に、実のところさして深い意味も意図もない。強いて言えば、食べたいから食べる。一緒に食べたい人と、一緒に。自分もそろそろお腹が空くし、あの店の味が恋しい頃だから。)   (2015/9/6 20:49:41)

夜花♀隠し巫――異存がなさそうなら、行こうか。混む前に。(鏡花から財布の責任を言われれば、口元が少し持ち上がって、そのまま頷いた。)その前に鏡花、お前も一度水を浴びていけ。良く見たら傷と泥だらけではないか。(そんなことを言って、肩についていた木の葉を一つ払い落とす。支度が整えば三人はゆっくり町のほうへと歩いて、茜空の下で秋風に暖簾をなびかせる軍鶏鍋屋に入ったことだろう。縁の名前は、定まらない。それでも確かに何かが結ばれゆく足音を、澄んだ川のせせらぎは聞いていた。)   (2015/9/6 20:49:54)

夜花♀隠し巫【お待たせいたしました。これにて私も〆。今宵の幕閉じとさせていただきます。お二方、長いお時間をありがとうございました。無事に目標二つ達成できて何よりです。】   (2015/9/6 20:50:38)

雪白♀大蜘蛛【お二人様、まずはおつかれさまでした。そして、こちらこそ有難うございました。いろいろと謝罪ポイントは尽きないのですが、まずは感謝にて。とても楽しかったです。】   (2015/9/6 20:51:58)

鏡花♂浪人【此方こそ有難うございました。色々とリアクションとか頑張ってみましたが、ご満足頂けたでしょうか。私も楽しかったです。】   (2015/9/6 20:52:58)

夜花♀隠し巫【ふふ、とても、とても、楽しかったです。一人だけで楽しんでいやしなかったかと思ってしまうくらいに。後日談尽きませぬが、また後日、舞台袖かどこかのご縁のときにでも。】   (2015/9/6 20:54:58)

雪白♀大蜘蛛【最初は、馬が馬がと、途中で鮭が茄子がとお見苦しい処も見せてしまいましたが、お2人とご一緒出来て良かったです。本当に有難うございました。閂もありましょうしこちらはこれで。またよかったら遊んでやってください。ありがとうございました。】   (2015/9/6 20:55:04)

おしらせ雪白♀大蜘蛛さんが退室しました。  (2015/9/6 20:55:07)

鏡花♂浪人【では、私も此れにて失礼をば。有難うございました。】   (2015/9/6 20:55:35)

おしらせ鏡花♂浪人さんが退室しました。  (2015/9/6 20:55:39)

夜花♀隠し巫【雪白様、鏡花様、ご一緒くださいましてありがとうございました。見守ってくださいました窓辺様にも感謝とご挨拶を。それでは、今宵これにて。】   (2015/9/6 20:56:26)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2015/9/6 20:56:35)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2015/12/21 00:25:49)

夜花♀隠し巫【こんばんは、今宵はひとり紡ぎを置きにだけ。】   (2015/12/21 00:26:11)

夜花♀隠し巫(その日の明け方。うっすらと降った六花らが、まだ微睡んでいる薄い陽に己が形を崩されて、ほろりと枝葉から零れ落ち始めていた。凍り付くような寒さであることに変わりはないというのに。凍てつく空からひらりひらり、舞い降りては枝葉に抱かれて、そのまま零れて落ちて行くのを見上げるのは、夜よりも深い場所の色の少女一人。)ゆ、き……(六花の名前を呟けば、白い吐息がのぼって、風にさらわれていく。それを追うのは、髪と着物とおなじ黒の瞳の中にゆらりと灯った緋色の視線。指先を伸ばして、六花を迎えればその目はうととする。)……ああ……もう、そんな時期なのか……(指先で崩れて零れて行った綺麗な綺麗な結晶をぼんやりと見つめながら、空を仰いだ。もうすぐ風がこの厚い雲を運び去って、陽光の時間をもたらすのであろう灰色の空を。)   (2015/12/21 00:26:19)

夜花♀隠し巫そんなに、狩りつづけていたのか?(問うた先は、舞い落ちては零れて行く六花ではなく、足元ではたはたと踊る青い蝶たち。)――黒蝶……(蝶たちは答えない。足元ではたはたと踊る。踊る。静かに狂い踊る。)時々、わからなくなる……祓魔に害が押し寄せるのか、それとも――(ぼうっと灯る瞳の緋は、意識と一緒にゆらりと揺れた。匂いが、髪や頬に纏わりつく残滓が、酔を運んで、ほろり、少女から言葉を零させる。)――祓魔<わたし>が、呼んでいるのか……?(蝶たちは、答えない。夜色の短刀を抜きはらったまま薄い白に化粧された土に倒れても、答えない。夥しい、文字通りの死屍累々を喰らい尽くすまで。祓い尽くすまで。主に捧げ尽くすまで。そうやって、この地を清め祓い尽くすまで。)――……(ぽつ、り。崩れた六花が少女の頬を伝った。)   (2015/12/21 00:26:26)

夜花♀隠し巫【以上にて。】   (2015/12/21 00:26:34)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2015/12/21 00:26:37)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2017/3/14 23:36:59)

夜花♀隠し巫【一つ、ひとり紡ぎを置きに。】   (2017/3/14 23:37:13)

夜花♀隠し巫(その花が、夢なのか現なのか、月しか知らぬこと。駆けて狩りて終わらぬ理は、誰が為――。時と吐気の感覚が薄らぐほどに、舞うその花弁は雪よりも蝶よりもひらりひらりと鮮やかに舞う。艶やかであるほどに鮮やかに舞う。――否、舞っているのか、いたのか、それすらも、月しか知らぬこと。雲に隠れ、黙して地を見つめる月しか知らぬこと。)―――(その花が、夢なのか現なのか、花は知らない。水面に映る自分を見られないのだから、咲いて空を仰ぐことしか知らないのだから。だから、己の色も知らない。己が咲いた意味も。だっていずれは蝶に喰われることしか知らないのだから。白雪の庭の中、光を浴びない真っ黒な根から咲いた、月だけが色を知る、赤い、赤い――)…………(――天蓋ヲ詠ウ花。)   (2017/3/14 23:37:22)

夜花♀隠し巫【以上にて。】   (2017/3/14 23:37:29)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2017/3/14 23:37:31)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2018/3/20 22:10:49)

夜花♀隠し巫【久しぶりに、つらつらと。】   (2018/3/20 22:11:11)

夜花♀隠し巫(――チリン――)……ん?(どこかで、そんな音がした気がして、残骸色を吸って濡れた黒着物の袖をぼうっと見つめた。)気のせい、か。(あの音なら、あの鈴なら、二つ一度に鳴るから。古く壊れかけの鈍いそれと、幼子が跳ねて遊び回るような甲高いそれ。己の袖の中に仕舞われている鈴は、そのどちらでもない音。ただひらすらに遠くまで届く澄んだだけの音。)……。(気のせいのほうがいいのかもしれない、と、足元を見て思った。春を待ちわびる朧月が照らす残骸の色形を見て動揺するような人でもないが、手放しに喜んだり褒めたりするような光景ではないことだけは確かだ。命屠られた残骸が、短刀から舞った蝶が音たてずに少しずつ喰み捧げる光景、など――。)こんな姿でも、お前は――(夜風が言葉を攫った。代わりに、切り揃えられた黒長髪を弄ってするりと抜ける。そんな月下にて、社が懐の奥に隠す川辺にて、祓いの少女は空を仰いだ。)   (2018/3/20 22:12:09)

夜花♀隠し巫(花草はいくつめぐって、せせらぎと共に世を廻ったのだろう。足元に一輪見えた、赤……いや、白が色を浴びた曼珠沙華をふとみて、狭いようで広く遠い川の向こうへ眼を持ち上げる。長らくの謂れによれば『向こうはヒトならざるモノらの世』とされる、境の川。どこかで境を越えてか、あるいはもともとこちら側で生まれ害意を育むに至ったモノらを喰み祓うのが社が隠す懐刀の意味。永久に祓えよ清めよと焔に捧げられた――命に濡れた夜色刃。)――桜の、香り……(六花が溶け崩れ、椿が首を落とし、梅があどけなく香って嵐が一つ過ぎるころに香る、淡い淡い残滓のような香り。オイデと川の遠くから手招きするような、そんな香り。しずかに落ちた一人言葉。)……。(――チリン――)……息災か?(花の香りのようにふわりふらりと歩む鈴の音に、少女は静かに捧ぐ。同じ朧月を、見ているのだろうかと。)   (2018/3/20 22:24:57)

夜花♀隠し巫(曼珠沙華の色が、蝶らに喰み清められた頃。川辺の一帯は残滓何一つ残さず、黒着物の袖裾や主の頬と髪を濡らした穢れ色すら喰み清められた頃。祓いは驕るでも安堵するわけでもなく、吐息の一つもつかぬまま川辺の砂利に腰を下ろした。半ば、膝が崩れるような音立てて。)桜が散って、薄紫の花が咲いて、散って、笹に願いを綴り結んで、雨月が通れば……(ちゃぷ――清めの蝶らが夜色刃の塗り飾りへと還った抜き身刃を鞘に収めぬまま、空の片手の先を冷たい川水に落とした音。)……炎の、花が咲く。町の者らが、月よりも声高な祭で迎える……――(その花の名を、ぽつりと口にした声音は、短刀が鞘に戻された鋼の音に斬り落とされた。ちょうど今宵、牙向いた大蛇の頭のように。)――。(名を、一つ呼んだ。座敷牢に戻る前に。また探しに町へ行こうと過った己の声と、耳の内で夢のように鳴る双子の鈴音まで祓われぬよう、いましばらく眼を閉じたまま。)――。(名を、一つ呼んだ。)   (2018/3/20 22:54:04)

夜花♀隠し巫【以上にて。】   (2018/3/20 22:55:19)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2018/3/20 22:55:22)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2018/7/21 22:35:13)

夜花♀隠し巫【ひとり紡ぎを、置きに。】   (2018/7/21 22:35:34)

夜花♀隠し巫ああ、もうそんな時期になるのか。(空に、火の花が咲いた。遠くのほうの川岸でわずかに人の声が響いた。咲くたびに響いた。隠され者も、庭の雑木林を抜けた先の川辺から見上げた。遮る竹も松も、下流のほうは少ない。町があるからだ。遮るもの少なに見上げて、咲いた景色から一つ数えた後に響く太鼓のような音を自然と待つ。)ああやって、綺麗に咲けたのならよかったのだがな。(立ち上がって、裾の砂利を軽く払って振り返った。息をひとつついて、社のほうを振り返る。厳密には、住まう座敷牢から染み出る影に向けて。刻を追って伸びる社の影を踏む、少女のような型のソレ。)許せ、とは言わない。これより他に社の炎を守る術がないことを、お前と私は誰よりもよく知っていた。(ひゅーるるる――)境内から打ち上げる花にくべる炎は、穢れていないほうがいい。例えそれで社がヒトガタの護り刀を失い、この先の歴史で人心を手放すとしてもだ。(――どーん。)   (2018/7/21 22:35:45)

夜花♀隠し巫――アーソビマショ――   (2018/7/21 22:35:53)

夜花♀隠し巫そうだな。だが一度だけだ。(緋色の帯からゆっくりと抜いた短刀。黒蝶が描きこまれたそれは、ひとたび世に触れれば現の蝶をなって刃の周りをひらひらと舞った。影を踏むソレは、童歌のような調子に呼びながら影色の砂利を踏む、踏む。社のご神体たる炎の影にずっと棲んでいた、影踏ノ娘。隠れて、神主に隠されて、その有様はまるでまるで――)――屠れ、『黒蝶』。(己と同じように望んで出て来たソレ。一度はヒト並に恐れて逃げたソレ。憐れむにはあまりにも近すぎたソレ。蝶に一度だけ命じて横に振るった刃の先は、影踏んで駆け寄ってくるソレではなく。)―――、(ソレを生んだ、己。ずっとずっと消えない、社を恨む焔。町を歩くほどに募った情。言ノ葉という呪を編む喉を裂いて、赤く噴き上がるは命色の花。いくつもの雫を捕らえたような形の赤い赤い花。喉から大輪咲かせて、影とお揃いに同じ花を川辺の砂利に撒いた。)   (2018/7/21 22:36:01)

夜花♀隠し巫――ア、ソ、ビ……マ……   (2018/7/21 22:36:10)

夜花♀隠し巫(世は曼珠沙華と呼ぶその花を、境の花――彼岸花とも呼んだ。その身の種すら毒を宿し、渡し、寄り添って咲く花。いくつもいくつも、社の影を踏むように咲いた。裏の松林の奥深くまで咲いた。隠され者の居場所を町人で知るのは待ち人。残りは蛇の道を踏んでこの川辺に来た同じ類。嗚呼、彼等がこの鬼に喰われる前に祓えてよかった、とは、喉の奥で紡いだ言葉。放たれた蝶は命に従順に屠る。赤い花を屠っては舞い、落とした鱗粉が花弁に落ちれば焼き食み、骸の黒が蝶の形になってまた舞う。隠されたこの場所を埋め尽くすまで、殖えて舞って咲いてまた殖える。そんな狂い咲きのさいご、袖からこぼれた小さな鈴を、閉じきらぬ眼が捉えた。手を伸ばして、握りこんだのはきっと――)――、(鈴の足音を、もう一度だけ呼びたかったかもしれない。視界にずっとあるのならば、きっと、夢に語れるのだろうから。花火が、またこんなにも綺麗に咲いた、と。ありふれた少女のような噺を、この先何百何千もの先の歴史でも、妖蝶と彼岸花が護るこの庭で――――。)   (2018/7/21 22:36:23)

夜花♀隠し巫【――――ちりん。】   (2018/7/21 22:36:39)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2018/7/21 22:36:43)

おしらせ雨皎♀水蛟さんが入室しました♪  (2020/8/27 00:40:44)

雨皎♀水蛟……、……。(真夏の子の刻は、ただただに闇であった。月も星も、赤い花も無い夜空。宇宙の底で眠りこける途方も無い巨獣のなまぬくい腹の中で、この世のまるごとが一斉に盲いたまま、あてもなく漂っているような……。黙した闇のあちらから、盲いた闇のこちらへと、濡れんばかりのぬるい風が、夢うつつに流れてゆく。その闇の絵巻をひとり歩む、真白い衣姿。羽織の袖をはためかせて、この頃の旱に流れの細まった川辺を過ぎれば、姿見えぬ雑木林のなか、踏みしだく落ち葉のきしみすら、かさりかさりと乾くだけ)あなたは果たして、何者なのでしょうね……隠れ巫様   (2020/8/27 00:43:39)

雨皎♀水蛟(呟きながらふと歩みを止めて、眼前へ指をさしあげる。冥い視界に仄と浮かんだ、白皙の左手。左手の長い小指にまといついた、白繊りの蜘蛛糸。それを少し見やって、やがて――ふぅ、と細く。息吹いた。枯れかけた下草が形無くゆらめく。樹々もざわりと形無くざわめく。細糸を宙に置き去って、白い女の紡いだ白い風がひとすじ、階をかけあがって、隠された社の奥へと運ばれていった)あなたは果たして、何者になるのでしょうね……隠れ巫様(囁いた口の端に、少しだけ涼しい風がのこって、またすぐにぬるまった)   (2020/8/27 00:55:34)

雨皎♀水蛟(――ちりん。と、小さな鈴の音が、闇の彼方より響いてきた。……気がした)   (2020/8/27 00:59:28)

雨皎♀水蛟【「和の物語」「花ノ真、真ノ祓魔」ともに、耽溺するばかりの御話の数々を拝見させていただきました。僥倖のあまり、見事に紡ぎ出された世界にこの手を触れようとした不肖の後輩を、どうか笑っていただければ。このお部屋に巡り会えたことを、心より感謝いたします】   (2020/8/27 01:03:42)

おしらせ雨皎♀水蛟さんが退室しました。  (2020/8/27 01:05:34)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2021/8/30 01:31:10)

夜花♀隠し巫【よもや始めから読む御人が居るなどと――目を見開いて幾月幾夜。近くにおちた足音を撫でて、鳴らそうか。】   (2021/8/30 01:31:23)

夜花♀隠し巫(――断片の夢を曼珠沙華の赤が見る。蜘蛛糸色のつめたいかぜを川の夜が見る。)――――(舞う黒蝶は、端切れのように歌う。たとえば、こんな噺。)―――(社を護ったはずの巫は、己が刃であることを貫ききれなかった刹那を憐れんだせせらぎに手招きされて、川に落ちた。深く深く落ちた。其処を、其を、誰伝手にどう知って此処まで来たのか得も知れぬ少女がひとり、朱色の笑みを浮かべて川を追った。従えるあまたのヒトならざるものらと共に、巫を、曰く拾った。綺麗な石を見つけた幼子のような無垢で語る真は、処を別とする祓いの血筋。喉とココロを曼珠沙華に隠す巫を、少女は一等の気に入りと悦んで、何不自由のない屋敷の最奥でたいせつにもてなした。少女は夜な夜な部屋に舶来の着物や飾り物を持ち込んで、着せようだの髪を飾ろうだのと手を伸ばしては曼珠沙華に嫌がられ拒まれ、なお笑んで出来上がりを悦ぶ様たるや、内緒の飯事のよう。)   (2021/8/30 01:31:34)

夜花♀隠し巫―――――、(チリン)―――――   (2021/8/30 01:31:47)

夜花♀隠し巫(たとえば、こんな噺。)――――(遠い遠い、……嗚呼、刻限。今宵は終おうか。)――――(チリ、)――――(今年も夜空に咲いた花を、遠い名を刻みながら永久の此処で見上げたいのだろうから。)   (2021/8/30 01:31:58)

夜花♀隠し巫【――――チリーン。】   (2021/8/30 01:32:08)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2021/8/30 01:32:13)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが入室しました♪  (2022/6/27 15:07:16)

夜花♀隠し巫【寝惚け眼のまま忘れる前に、ひとつ。そろそろ年行事の様相。】   (2022/6/27 15:07:20)

夜花♀隠し巫(蝉がまだ顔を出すか出すまいかと惑う境の頃、雨月を見上げて曼珠沙華の赤がまどろみを咲かせた。)―――(たとえば、こんな噺。)――――(拾ったヒトの胸中は知る機も、気もなく、最奥に佇むその姿は飾りモノ。座敷牢に居た頃とさして変わらぬと月は云い、星は否と微笑する。空が通りすがりの夜風に乗せたのは、枝からはぐれた笹の葉たち。雨濡れの音たてて縁側に落ちれば、ほら、手に取った。)――――(最奥に佇むのが動く人形ではなく生きるヒトと知れば這う影あり。軒下から邪が顔を覗かせると……嗚呼、ほら。ね。)――――(控えのモノが嘆息する速さで、咲かせた。揃いの命色に。縁側の床板の一枚や二枚、平気で突き破りながら。)―――(控えのモノは何故と問うても、曼珠沙華は答えなかった。咲かせて疲れたと言わんばかりに、すぐ眠ったから。)   (2022/6/27 15:07:36)

夜花♀隠し巫――――(やはり変わらぬと月は云い、星は否と微笑する。ほら、夜更に戻ったヒトの足音を聞くとゆらりと身を起こし、寝ぼけ眼のままに濡れた笹の葉を差し出すから。)――――(いつか揃いに願いを綴った記憶を、語るように。)―――――(チリン。)―――、……(黒蝶は時折、寂れた東屋で翅を休める。硯と筆で綴った願いを、足跡を、記憶を、辿るようにして。)――――(あるいは、今年も書きにきているのかもしれない。―――――、と。)   (2022/6/27 15:07:52)

夜花♀隠し巫【―――――チリン、チリン。】   (2022/6/27 15:08:07)

おしらせ夜花♀隠し巫さんが退室しました。  (2022/6/27 15:08:12)

2015年03月18日 23時05分 ~ 2022年06月27日 15時08分 の過去ログ
花ノ真、真ノ祓魔
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