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「図書委員の控え室」の過去ログ

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2023年06月21日 23時24分 ~ 2023年11月03日 18時50分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android docomo spモード)  (2023/6/21 23:24:12)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:24:28)

藤本 新♂3年〔───そして彼が藤本新くん。通称『氷の司書』ね。逆鱗に触れたら痛い目見るから…〕ちょっと止めてくださいよ。それはもう終わりにしたんですからね(新入生が入ってきてしばらく経った頃、新たに図書委員になった1年生たちを前にして俺たちの紹介がなされていく。進行役は図書館の責任者であり我ら図書委員の纏め役でもある司書の女性。まずは2年生から五十音順に紹介され、続いて3年生。そしてトリが俺、はおかしい。順番飛ばされて最後にされたし、捨てたあだ名を持ち出して新人たちを怖がらせてるしでガチで止めてほしいんだが。言い終わるのを待たずに遮る声は怒鳴るではなく語気を強める程度に留めた)〔だってカッコよくない?冷徹無比の図書委員、本のことになると厳しく眼鏡の奥の眼光光らせてね〕それがみんなを怖がらせているから外しているんですよ。これでもまだ学生の身分なんですからからかうのも限度を弁えてください(職務は真面目にこなすと言われる司書ではあるが、実態は明るすぎて軽いノリのことが多い人。女性だから年齢を尋ねたことはないが外見からは20代後半に見える司書を嗜めておき)   (2023/6/21 23:24:46)

藤本 新♂3年この司書さんはこういう人だからね。楽しくやっていけると思うよ。俺のことは一緒にいればわかるだろうからこれにておしまい。はいかいさーん(軽く手を叩いて1年生たちを散らせようとしたけれど彼ら彼女らの視線は冷ややかというべきか突き刺さるようだというべきか。何か言いたげな様子の女子は口を開けずにいて、それに気付いてか隣の男子が手を挙げる)〔藤本先輩は小林さんと付き合ってんですかー?〕(これには3年生2年生、司書までもが吹き出した。隣の女子も同じことを考えていたようだがこいつらの脳内はお花畑なんだろうか)憶測でそんなこと言わないこと。この人が俺を求めたりするわけがないから。それとさっき言われた通り、ブクマちゃんと呼ぶこと。お友達感覚で呼ぶんだ(とても重要な注意事項を念押しした俺は図書館の奥へと立ち去っていく。まだ肌寒さも残りブレザーの上着、袖の衣擦れを皆に聞かせつつ未探索の書庫を調査するため同級の男子が慌てて後に続いた。一瞬の沈黙───そしてざわつきを背中で聞きながら、付いてくる男子は「こんなんでいいのかな」と首傾げ)   (2023/6/21 23:24:53)

藤本 新♂3年(翌日のこと。貸し出しカウンターの裏にある図書委員の控え室にて。新入委員たちの備品を纏めている女性司書───ではなく俺。首から下げるメンバータグが全員分あるのか名簿と照らして確認する俺。女性司書はソファーに座ってカウチポテト状態である。ふんわりとしたロングスカートは薄いレモンイエローで、この部屋に入るなり「これ見て!今日の下着と同じ色なの!」とか言ってくるのをスルーするところまでがお約束)少しは仕事できませんか。それでもここの責任者なんですよね?(一通り片付いたところで向かいの椅子に座り背凭れに身体を預け、ブレザーの前を開いて珈琲に手を伸ばした)〔えー良いじゃない。アイスラがしてくれるってゆーんだから甘えさせてよ〕(ソファーにごろ寝してチョコクッキーを齧る姿は自堕落OLを想起させてくるが、これでもやるときはやる女性だから辞めさせられずにはいる。少なくとも俺が1年のときからずっとこう。俺を使役したように使って見返りのつもりか誘惑を仕掛けてくるが、どうみても揶揄われているに違いなく断ってきたこと数えきれず)   (2023/6/21 23:25:00)

藤本 新♂3年貴女がやらせているだけでしょう、ブクマちゃん(嘆息をつくのも飽きており俺も戴こうとクッキーに手を伸ばす。触れる指、態としてきているのは明白過ぎて完全無視)〔アイスラ、そこは恥ずかしがるとこでしょ。やり直し〕(毎度この調子では疲れるしかないのは解ってもらえるだろうか。うっすら茶色がかったウェーブロングをふわふわさせ、左側頭部の髪留め、今日は三連の菱形。シルバーアクセだろうか、西日に光り世辞を抜きに似合ってはいるが)〔しょうがないなあ。よし、今日はアイスラにこれ教えてもらおうか。あたしにはさっぱり解んなくてねー?〕(先程からクッキーを齧りつつ読んでいた本、タイトルは『無限とはなにか』。それを俺に投げて寄越すと)〔明日のこの時間に教えてちょーだいね〕(また始まった無茶振り。一応パラパラとページを捲ってはみるが初めから知れていたわけで)ブクマちゃん、これは大学レベルの数学書ですし、無限というのは複雑すぎて研究に取り憑かれ精神崩壊を起こした数学者もいたと聞きますよ。俺たちには無理です諦めてください(これで諦めるわけがないことは知っているがひとまずは)   (2023/6/21 23:25:06)

藤本 新♂3年(するとソファーから立ち上がる女性司書望月栞。「栞だからブクマちゃんと呼べ」と強制し従わぬ場合は相応の罰が下されてきたが、今やブクマちゃんと呼んだとてこの有り様である。付け加えるならば俺をアイスラと呼んでもくるが、これはIce Librarian(氷の司書)の略称らしい。確かに2年のときまではそうだった。図書に関しては図書委員に冷徹無比な態度で接し、小さなミスも許さぬような冷たい人「氷の司書」と呼ばれてきた。だがそれはもう終わり。常にかけていた伊達眼鏡を外すことで冷徹さを欠いた男子生徒になったのだから)な、なんですか…(此方へ近づいてくる司書は自称Eカップの胸を故意に揺らし俺の前で屈む。ふわり、大人の女性を感じさせる匂いが鼻を擽り、気が逸れた一瞬にポケットの眼鏡を奪われる)〔アイスラは図書委員に限らず学園の女の子とシテんでしょ。なのにあたしとしないのはどーしてよ?何度も聞いてるけど納得いかない〕ですから貴女、ブクマちゃんのその態度がいけないんです。どうせ後から上に言いつけて「襲われた犯された」と俺を犯罪者扱いするつもりでしょ(返してもらおうと手を伸ばすも空を切る指先)   (2023/6/21 23:25:11)

藤本 新♂3年〔あのさぁ…あたしがどうして貴方をアイスラって呼んでるか解ってないわけ?この2年間呼ばれ続けてきてこれっぽっちも!?〕遊び相手にされてるのは理解していますが?(仕方なくカップから珈琲を啜り、何を今更といった風。すると司書は眼鏡のつるを広げ俺に掛けようとしてきたものだから身を躱して───床に溢れる琥珀色。そちらに気を取られたらDEAD ENDは確定してしまった)〔はい、アイスラの負け。いい加減素直にあたしを抱きなさいよ。本当にEカップなのか確かめてみればいいじゃない。あたしも貴方のこれ、確かめたいんだからね〕(元々は常に掛けていた眼鏡も今では女子との行為に及ぶスイッチであった。女子が身体の関係を求めるならば俺に掛けさせてしまえばいい。そのルールに従わせられることになるとは)ブクマちゃん、卑怯が過ぎませんか。俺のルールを逆手に取っ───(最後まで言わせない司書の唇が、俺の声を押し留めて大人の口付けを教えてくれば眼鏡の奥で閉じた瞳。今からでは時間は無限ではない。本をも取り落とし両腕で年上の女の背を抱き、離した唇で告げるのは)満足するまで帰さないから覚悟しとけよ、栞───   (2023/6/21 23:25:16)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:25:24)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:27:41)

藤本 新♂3年〔すとん───すとん───〕(キッチンに流れるのは包丁が俎と共に奏でる音。湯を沸かす間に分厚い銀杏に切った大根を面取りしていく。不意に足元に近づく雄猫の橙を端に捉え)危ないよ。ごはんは後であげるからな(まだ1歳児の仔猫は魚の匂いに釣られてきたのだろうか。マグロやカツオを食べるならこいつもいけそう、ではあるけれど骨が多いから与えるのは止めておく)そういやお前、大根はいけるんだったな。少し食べてみるかー?(面取りした白い細切れを垂らし、仔猫の口元へ近づけてやるとパクリ、齧るように食べ始める。然程味はしないと思うのだが猫の味覚には悪くなかったようで「にゃー」と一鳴き、リビングルームへ戻っていく)   (2023/6/21 23:28:07)

藤本 新♂3年さてと(冷蔵庫から取り出したブリのあらを笊に開け、沸き上がった湯を注ぐ。一瞬で色付く様は何度見ても楽しいものだ。あとは鍋に放り込み、醤油やら砂糖やらを適量。水も加えて落し蓋)火は…こんなもんか。少しほーち(炊飯器のスイッチはとうに入っており、暫し休息の時間───とはいかず。後輩女子から頂いた仔猫のごはんを用意しなくては)ツナメルトーごはんだぞー(ボールにじゃれていてもごはんとなれば気変わりの早さよ。とてとて歩いてきては匂いをすんすんと。いつものお気に入りごはんだと確認してパクつき始める。ここいらで鍋の様子も見ておかなくては、焦げ付いてからでは後の祭り)我ながら良さそうだな(室内には炊き上がる米とブリの香りが広がって、空かせた腹が早く寄越せと急き立てる。もう少し待てないのかと内心で宥めつつ鍋底から返したりして。柔らかくなった大根に味が染みているのを捉えた頬は緩みっぱなしになり。炊き上がったブリ大根を写真に納めると───送信完了。「食べたかったらおいで」と付け加えた)   (2023/6/21 23:28:11)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:28:18)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:32:54)

藤本 新♂3年(図書委員は本が好きだ。小説、古典、ライトノベル、推理もの。好みこそ雑多に分かれるしお互いに認めあってもいるが、好まないジャンルに関しては然程詳しくないことも多いわけであり。そんな中でも誰もが知っているワードがある。いつからか有名になった言葉、それは───)『月が綺麗ですね』(原文は『I love you』だったか。それを夏目漱石が翻訳する際にこのような意訳をしたとされる。識っている相手には深く刺さるワードに違いないけれど知らない人へ向けても「そうですね、綺麗です」と返されるのが落ちだけれど、図書委員に知らぬものはいなかった。一時話題になって伝言ゲームのように広まったのもあるのだが)それで、言われたらどう返すのかってことか。言われると思ってないから考えたこともないけどな(図書委員の間で再び話題にあがったのは、このフレーズを告げられた時にどのように言の葉を返すのかということ。実際に言われた人はいないから実例がなくて、あれこれ口にしてはどれも相応しくなさそうな、点数を付けたら50点だったりするわけで)   (2023/6/21 23:33:04)

藤本 新♂3年〔こうしたらよくね?〕(誰かが言い出した案にはそこまでしなくてもいいとか、呆れた声も上がったけれど何気に楽しんじゃっている委員も多くて。図書委員の控え室に置かれた箱に各々が思う『月が綺麗ですね』への返事を投稿していた。かくいう自分も何かしら一つ、いや二つ考えてみたいところなのだけど)思い付かない…これはレベルが高すぎるだろ(「貴女のほうが綺麗ですよ」「この月をいつまでも貴女と一緒に見ていたい」「これからはずっと綺麗なままの月でしょう」などと幾つか考えては、書き出した紙を2つに破いてゴミと化す。業務の合間にそんなことをしていたら他の委員に見つかるわけで)こんなの無理があるんだよ。※※はもう箱に入れたのか?(そしたら2つも入れたという話。どれほどのレベルなのか、彼ならかなりの出来かもしれないと思うと考える気力は失せていったが)(それから数日が経ち、あの箱が開けられる。無記名の言葉たちがホワイトボードに書き出されていく、その数17。そこから満場一致で選出された言葉がある。それを書いたのが自分だと言い出せず黙秘を貫いたが、実際に返答として使うには気恥ずかしさが勝りそうなその言葉は───)   (2023/6/21 23:33:09)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:33:13)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:34:51)

藤本 新♂3年ですが先生、ここから2冊に絞れと言われましても優劣は付けられないのでは。付けられないからこそ同時受賞なんですから。はい?俺の目で決めろと…いくら俺でもまだ読んでいませんよ。入荷したら読ませてもら…ちょっとそれは心外です。俺がいつ図書館を私物化したと言われるんですか?図書委員としての業務の合間に読ませて頂いているだけですし、入荷に関しては俺一人の意見で決めているわけではありません。他の委員からも4冊全て入荷したいとの意見が多数上がっているんですよ。ですから今回は前向きに検討してもらえませんか。はい、わかりました(図書館を管轄する司書長の部屋を後にするも、心は薄曇りどうにも落ち着かない。図書委員全員の意見を取り纏めて入荷する本の候補リストを提出したところ「直木賞と芥川賞の受賞作は2冊までにしてください」と言われてしまった。4人も受賞した故に予算から足が出るらしく、今日のところは聞き入れられなかった)そもそも学生の身分で4冊全て買えるわけないだろ。言ってやりたかったな「あなたとは違うんです」って(こんな発言をしたら即刻委員解任されかねなくて飲み込んだのは正解だったろう)   (2023/6/21 23:35:02)

藤本 新♂3年(上履きで歩く音だけが廊下に響く。放課後、この辺りは静寂に包まれていることが往々にしてある。休み時間ならば全く異なる光景が見られることだろう。仲間内でふざけ合っている男子や芸能の話題で盛り上がる女子なんかの声が絶えないはず)(ふと思った。これが夕刻ではなく深夜だったら?月明かりもない新月の夜、肝試しですらなくこの廊下を歩いている自分を想像したら廊下の向こうから此方を追いかけてくる黒い影があり、黒いから影は視認できず背筋を冷たくさせる感覚だけが頼り。心霊現象を信じるとか信じないとかではなくて、現実に闇に追われるとなれば対処法など知らず逃げる他ない。この先の階段に駆け込んで足を滑らせ、上履きの片方を置き忘れたまま階下に転落してー)そんなことになったら朝まで見つからないな。即死ではなくとも死んでる(馬鹿げた想像だが差し込む朝日を浴びて他界するのは吸血鬼が朝日を受けて消滅する様と重なり、想像し続けるのを止めた)他の本を削れば、って訳にもいかないしな。ひとまず持ち帰ってみんなで話し合うしかないか。予算拡大は無理だって理解してもらえるか…(本の2冊くらい予算が増やせないのも納得はいかないが)   (2023/6/21 23:35:12)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:35:29)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:38:48)

藤本 新♂3年ふあ…(カーテンをすり抜けた光が目覚めを誘引する朝。まだ眠たい、と寝返りをうつベットの上に飛び乗ってくるのは1歳の仔猫。小さく鳴きながら顔の前にくると、舌で舐め始めて起こそうとしてくる)まだいいだろ…(掌で軽く払ってみても今度は前足をちょいちょいと出してきて此方は二度目の寝返りを)〔にゃあ〕(外方を向かれたように感じたのか残念そうな声を上げ、ふいっと背を向けベッドから降りていく。それから少しして聴こえてきたのは戸棚を叩くリズミカルな響き。此方は背を向けているけれど、ごはんをしまっているところを叩いていることくらいは想起できる。やがて音に合わせて鳴き始めてボイスパーカッションでもやられているよう)わかった、わかったからこっち来いツナメルト(渋々半身を起こし手招きすると勢いよく駆け出し飛び乗ってきて。撫でてやりながら「ごはん用意してやるからな」と欠伸一つ)   (2023/6/21 23:38:59)

藤本 新♂3年(起き出して着替える間も無く戸棚に向かう。キッチンの足元、猫が叩ける戸棚を開けて取り出すごはん。待ちきれない仔猫は前足をしきりに振り振り。お気に入りの皿にごはんを載せてやるとがっついてくるからあとは黙って見ていればいいが)今日は珈琲かな(電気ポットのスイッチを入れて湯を沸かし始めるとベッドに戻って、夜更けまで読んでいた本を開いた。栞を挟み忘れたそれに、薄緑のそれを挟んで。そこへスマートフォンに届いたメッセージ、こんな朝から寄越す人は限られている。どうせあの女性司書だろうと嫌気が差したように取り上げてメッセージを開いたが───)え、と……うん(メッセージの送り主は良く知った人ではあるけれど司書ではなく、とある女の子。無機質なフォントが伝える言葉をゆっくり読み下しているところへツナメルトに似た猫のスタンプが追記されると感情要素が上乗せされたような)(一呼吸置いて。湯が沸いた合図と共に指を走らせる。食べ終えた仔猫はボール遊びを始めており)   (2023/6/21 23:39:07)

藤本 新♂3年珈琲飲も(放り出したスマートフォンに映るのは『おはようございます。急なんだけど今日逢えませんか?あのね…』と言葉を濁しスタンプで更に誤魔化したもの。それに対する答えは───)   (2023/6/21 23:39:10)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:39:13)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:43:08)

藤本 新♂3年(梅雨の晴れ間がどんなに貴重なのかはよく知っている。洗濯も済ませたし今日は出掛けてみようか、と自転車を走らせる。学園からは自転車で30分は走るだろうか。新緑の並木を抜け、咲く準備をしている紫陽花の角を曲がり、住宅街の一角へ辿り着く。そこは最近できたばかりと聞いたカフェ。外観はログハウスのようで丸木の階段を登った先に入り口が見える。ここで間違いないことを確かめると自転車置き場を探す瞳の先に、今まさに自転車で帰ろうとする男性の姿。大学生くらいに見えるその人は「ここ、停めてください」と教えてくれる。礼を返して停めると改めて入り口を見上げた)雰囲気良さそうだ(ふるカフェではないけれどファーストコンタクトは重要だ。登った先のドアを押し開けると木の薫りが広がった)   (2023/6/21 23:43:16)

藤本 新♂3年(1人掛けのテーブル席が1つ、2つ…10と少しくらいあるだろうか。相応の間隔を空けて並んでいる。どれもが入り口と反対側の北向きなのは差し込む日差しが眩しくならないように配慮しているんだろう。正面にはレジカウンター。左手には俺の身長からほんの少しだけ高い本棚が並んでいる。そう、ここはブックカフェと呼ばれる図書館とカフェを併設したような店で、カフェを楽しみながら本が読める)〔ファーストコンタクトは最高だな〕(数人の先客たちは皆一様に本の世界に浸っており、俺の来店に気付いたのは店主か店員か、黒のエプロンを身に付けた男性だけだった。黒いフレームの眼鏡から見える瞳を柔らかくして出迎えてくれたその人がいるレジへ向かって歩く床はフローリングで、靴のまま歩くことが少し珍しい感覚を覚えた)はい、此処は初めてですが、ここで注文して彼方の本が読めるんですよね?(目の前に置かれたメニューはドリンクとフードに分かれており、男性の背後には手書きの限定メニューも掲示されていたり。手作り感が温かみを感じさせる)   (2023/6/21 23:43:19)

藤本 新♂3年(珈琲、紅茶、ホットにアイス。いくつも候補があるドリンクメニューから、始めはこれを試してみようと選んだのはブレンドコーヒー。砂糖も入れぬブラックでこの店の味を知りたかった。どうやら店主らしい男性は先程空いたばかりですが、とお薦めの席を挙げてくれる。店の入り口から最も遠い隅の席。人が前を通ることがなく本への集中が捗るとか。きっと先程帰っていった自転車の客が座っていたんだろう。これといって手荷物がなかった俺はポケットの眼鏡をそのテーブルへ置いて本棚へ向かった)なるほど…?(いくつも並んだ本棚を前にして思うのは図書館や書店とは大きく違うということ。そこは本が雑然と並んでいて、つまりは整理されていないということだった。書名や作者名順に並べられているわけでもなく、ジャンル分けもされていない。理路整然と並べることが基本となる図書館を本拠地とする身にとってはかなり異質な光景であったが、視界に入る本が雑多であることは新しい本に出会うのに相応しいかもしれない)   (2023/6/21 23:43:22)

藤本 新♂3年(小説ばかりではなく何かの図鑑だったり、絵本だったり。古いものから新しいものまで、一切の制約がないままに集められた本たちを眺めているとどれを読もうか悩ましい。図書館に置いていなさそうな本を、と思いながらも珈琲が出来上がってしまうというリミットのようなものに急かされて。棚の下のほう、屈まないと見つけられないところに置かれた厚みのある本に目を留めた)え、これって確か…(手に取り、価格を見てしまったのはそれを知っているから。間違いない。知っている本だと解ると眼鏡を置いた席へ戻っていくと、丁度出来上がったブレンドが運ばれてきて。〔それ、難しいですけど解る人には面白いですよ〕と店主の声。俺が読もうとしている本「楽器の物理学」のことである)まさか此処で出会えるとは思いませんでした。噂に聞いたことがあるだけなんですけどね(楽器が如何にして音を奏でるのか、その仕組みを解説した本だと聞くが、高額なこともあり置いている書店は数少ない。我が校の図書館でも昨年要求してみたが当然の結果として却下された代物だ)   (2023/6/21 23:43:24)

藤本 新♂3年(厚みある本を傍らに置き、まずは珈琲の薫りを楽しんでみる。精通しているわけでもないから大したことは言えないが、木の薫りに負けぬほどの深さで鼻を擽り、一口啜ると苦味は少なく酸味が強いだろうか。これは旨い、と感情に直結した感想が生まれる。一呼吸してから持ってきた本を持ち上げ開いてみた。“減衰振動”“波動方程式”“インピーダンス”と目次を開いただけでも意味不明な単語が並び読む気力を削がれそうだが、先のページへ行けば様々な楽器を解説したページとなり面白そうである。ヴァイオリンが擦ることで音を奏でるのは何故か。パイプオルガンという巨大な楽器の仕組み。多様なドラム、そしてハンドベル───音楽も物理学も知識はないけれど、それらのページを開いてみれば難しいことは理解できなくとも時間を忘れるくらいに楽しめた)(その合間に思い出したように珈琲を啜り。此処が店内であることさえ忘れて、何かの役に立つでもない784ページをかい摘まんで眺めていく)   (2023/6/21 23:43:27)

藤本 新♂3年(どれほど時が流れただろうか。いつしか二杯目の珈琲が空になり、まだ外は明るかったのだけれど。どこからか雨が降ってきたとの声が聴こえた。読みたいページは読み終えたところ、本を棚へ戻してから窓の外を眺めてみれば。ぽつり、と落ちた雨粒がガラスを濡らして、大粒になっては大地をも濡らした。自転車置場には生憎と屋根はなく、ずぶ濡れになっていくのが見えていたけれど。予報によればすぐに止んでしまうらしいからそれまで此処に居させてもらおうか。席に戻ってみれば幾分手持ち無沙汰、のところに届いたメッセージ)〔その件なら明日、時間を作るよ。控え室かもしくは君の部屋で〕(時を置かずに返したメッセージを読み返しては追記する)〔今夜でも良ければ此方は構わない〕(スマートフォンをしまい窓を叩く雨を見つめた。先程まで静寂に支配されていた店内が激しい音に包まれて。それでも感じ取れる微かな振動に取り出してみれば、後輩図書委員からの返信が)〔了解。楽しみにしてるよ〕(空は暗いが心晴れやかになり、三杯目は違うものを飲んでみようと席を立って───)   (2023/6/21 23:43:30)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:43:33)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/21 23:44:27)

藤本 新♂3年ここにサインですね。はい、これで。ありがとうございました(足元で仔猫が一つ鳴いた。配達員の男性は其方に向かって小さく手を振りながらドアを閉めていく。静かになった室内で箱をくんくんしている仔猫に「お前の物が入ってるかな。ごはんくらいはあるかもな」と箱を抱えてリビングへ運んだ)今回はやけに大きいよな。まさかツナメルトのごはんを大量に…なわけないか(我が家ではずっと布テープを使うことにしている。これも布テープで封がされていて、それを見ただけでも実家からの届け物であることは明白だ。カッターなんて使わない。端から綺麗に剥がして開けてみると、仔猫のごはんも目に付くし米や野菜もあるのだけれど、量は普段と変わらないように見えた。そうなると何が体積を増やしているのか、送料だって高くつくだろうに)何も言ってなかったし…(事前に送ってくることは知らされていて、日時指定で受け取ったわけだが、中身に関しては一切聞かされていない。箱の底のほうに何かあるのかと探してみれば───)   (2023/6/21 23:44:32)

藤本 新♂3年こんなもの黙って送ってくるか?余計な気を効かせて…まぁいいけどさ(箱の底にあったのは和紙の包み。大きなそれを取り出してみるだけでも重さ、そして形を保たないことから想像の付くそれ。開いてみれば仔猫も不思議そうに見つめるそれからは箪笥の木の薫りがした。濃紺に染められた布地に広がる紋様──麻の葉──確か去年のこと。帰省したときに用意されたものだったはず。持ち帰ることを忘れて置いてきてしまったそれをこうして送りつけてくる理由なんて、簡単に読めていた)これを口実に誘えとか、余計なお世話だよなツナメルト(これが何なのか理解できていない仔猫を抱き上げて顔を近づけさせると、木の薫りに慣れていないのか顔を背けてしまったので解き放ち)この手拭いは宝尽くしだっけか。福を呼ぶとか言ってたけど…そもそも帯がわからないな。こんなの着ないって(薄青の帯を少しだけ広げて、結び方なんて今時調べたら出てくるのだろうけど図書館で本を調べるほうがいいかと、置いてありそうな棚を脳内で模索した)   (2023/6/21 23:44:34)

藤本 新♂3年(その他にも一式取り揃えられていたようで、蜻蛉柄の道中財布、薄墨の扇子、金魚柄の巾着…おい待て。明らかにこれは女物。俺の予想は完全に的中していた。浴衣を着ていくようなイベントへ誰かを誘って、この巾着を贈れというのだろう)はぁ…(呆れて物も言えない俺は和紙を包み直して箱の底へ戻してしまう。確かに、学園の女子と夏の催事へ出かけるのは楽しいに決まっているけれど、親の思惑に嵌まるのは癪でしかなかった。だからこの麻の葉を身に纏う気にはなれなかったけれど)こんなの入れたら違反だろ、もう遅いけど(和紙の包みの下に隠されていた大量の線香花火に絆されて観念したようにスマートフォンを手に取った。LINEの連絡先を一通り眺めては画面を落として)あとで考えるか、ツナメルト(既に興味無さげな仔猫は背を向けていたけれど。来年に持ち越せない線香花火を使い果たす意味でも誰かを誘う気になっていた。麻の葉を身に纏って…あ、)何を履けと?(草履も下駄もないことに気付いたところでひとまずこの幕を閉じよう)   (2023/6/21 23:44:35)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/21 23:44:41)

おしらせ有田未由♀2年さんが入室しました♪  (2023/6/22 09:54:33)

有田未由♀2年はい失敗ー ってかバスケ部なんだからフリースローなんて1回でも外したらアウトじゃないの?あんたが補欠ですらないんだから5回もあげてんの、感謝しなさいよね(ドン、ドンと床を叩く音は次第に小さくなっていってボールは弾むことも転がることも止める。それを拾い上げながら〔悪かったな!〕と毒づく彼。フリースローのラインに立ってもう一度狙いをつける顔つきは真剣なんだけどね、足は震えてる。かなり震えてる。あーあ、そんなんじゃ無理だと思うんだよなぁ)あと3回“しか”ないよ。そんなんで大丈…(言葉を遮り〔うるさい!〕と怒鳴る彼に、完全に呆れてしまったわたしは)はい、この話はおしまい。それじゃさよなら(制服のスカートをひらり、翻して体育館の出口に向かった。渡り廊下へ続く出口から微かな風が吹き込んで肩甲骨まである黒髪を靡かせる。未練?そんなのあるわけないでしょ。背中越しに聴こえたのは3度目の失敗。これさ、成功しててもわたしは見てないんだけど?)   (2023/6/22 09:54:40)

有田未由♀2年(渡り廊下に出ると初夏の熱気を混じらせた空気が肌に纏わりつく感じ。それはあまり好きじゃなかった。やっぱり春のあったかい空気が一番、次は秋の涼やかな風かな。一瞬立ち止まったけれどすぐに歩き出して。その一瞬は追い付かせるためなんかじゃない、ないんだよ本当に)ちょっ…邪魔なんだけど(目の前、目と鼻の先、身長に差がなかったら唇が触れるんじゃないかってところに行く手を遮る壁。わたしより23cm高い壁が見下ろしてくるけど、この距離で見上げたら首が痛いから前だけ見てた。こんなの横から回り込めば済むんだよね)だから邪魔だって(回り込むのを邪魔してくる。ポイントガードだっけ?それってこういうやつ?知らないけど)   (2023/6/22 09:54:42)

有田未由♀2年〔あと2回あるから、まだ終わりじゃないって〕(はぁ…もう諦めなさいよ。所詮あんたは背が高いだけ。バスケにも向いてなければわたしにも釣り合わないのよ)なっ…そこ動くなっ…通れないっての…!(右へ左へ、ちょこまかと動く彼に妨害されて渡れない廊下。足も疲れてしまいそうになってきたから根負けしたわたしは)あと2回失敗したらもう話し掛けるのも禁止だからね。どうしても必要な時は別だけど(授業のなにかだったりすれば話し掛ける必要は出てくるから、そこまでは禁止できないもの。彼の後について体育館へ戻る足は完全に面倒臭いとしか思ってなかった)───(ほら、やっぱり無駄、無駄なんです。5回目も跳ね返されてんですよ。同級生、クラスメイト、あとはなんの関係性もないはず…あ、去年の体育祭では二人三脚やらされたんだっけ?そのときからだって話だけどわたしはなーんにも覚えてない)   (2023/6/22 09:54:43)

有田未由♀2年だーかーらー!話し掛けない…はぁ!?(〔どうしても諦められないから話し掛けるんだよ!〕何言ってるのこいつ。それが“どうしても必要”の理由になると言いたいわけ?諦めが悪いだけじゃん)はっきり言うけど、わたしはあなたを知りません。そりゃ去年も今年もクラスメイトだけどそれだけのことじゃん。知らない人を好きになるわけが…(そしたら彼は〔長い黒髪が風に揺れるのが好き〕〔丸い瞳で見つめた仔犬を撫でる仕草が好き〕〔購買部で買ったプリンを頬張って幸せに感じてる顔が好き〕〔英語の試験で惜しくも91点だったとき悔しそうにしてたけど俺より点数が高すぎて英語を教えてもらいたかった〕〔校庭の水道が吹き出して体育着を濡らしてしまったときの呆然と立ち尽くした姿になにかしてあげたかったけど男子は別行動だからできなくてごめん〕もうこれ、英語を教えてほしいのと、どうでもいいことで謝られてるだけじゃん)それで、わたしとどうしたいのよ。それだけ聞いたら帰る   (2023/6/22 09:54:46)

有田未由♀2年(そしたら彼〔プロのバスケの試合を見せたい〕〔買い食いして一緒に帰りたい〕〔屋上で二人だけでお昼が食べたい〕〔風の気持ちいいとこでサイクリングデートがしたい〕〔似合う髪留めを一緒に選んで買ってあげたい〕〔フリースローの自主練習するとき隣で応援しててほしい〕とまぁ、終わらないから止めたけどさ)ちょいまち!それはおかしいよね?わたしたちの歳の男子なら最初に言うべきことがあるでしょ(ぐいっと突き出してやる胸。夏のブラウスを押し上げる隆起は男子の格好の的にされてるから、彼だってこれを目当てにしてるのはわかっていた。それなのに)え、最後?(〔有田さんのおっぱいは最後でいいよ〕とか言ってくるんですけど。その前にどれだけの願望を叶えたいってのよ。ずっと呆れていたわたしはまともに彼を見ていなかったけど、彼はわたしを見下ろしていたはずなのに腰を落として真っ直ぐに見つめてきて)やっ…(あっという間に塞がれる唇からは声を漏らすことしかできなかった)   (2023/6/22 09:54:47)

有田未由♀2年(そこは顎くいじゃないの!?身長差を利用しなさいよ、と思ったけど23cmは差がありすぎたのかも。そんなことを冷静に考えたのは後の話で、両頬を包まれて逃げられないキスの最中は息苦しくなってきて死ぬんじゃないかと思うくらいだった。もう、だめ…って思った頃に唇同士の間に空間が作られて、息が───ほぼできなかった。角度をつけて再び出逢う唇は舌を交えて第二ラウンドを開始する。息がしたくて微かに開いていた合わせ目をなぞられ割り入ってくる彼の舌先に抵抗なんかさせてもらえない。手が届くところに両肩があるんだけど押し離すことはできてもしないわたし。自分の意思で舌を絡ませ始めたら彼が唇をふわり、離して〔みゆ…〕)わたしは“みゆう”だってば(〔知ってる。だけど“みゆ”が可愛い。ダメ?〕)ん、ダメじゃ…ない(わたしから唇を差し出してしまえばもう止まらない。両手を彼の背中に回して抱きしめると胸の膨らみが押し潰されてちょっとだけ苦しくて、嬉しかった)   (2023/6/22 09:54:50)

有田未由♀2年おっぱいは最後なのにキスは最初なんだ?(えへへ、と笑ってみせると彼は〔おっぱいだって最初でもいいんだけど?〕と余裕の発言。さっきまでの必死さはどこへ行ったのよ)でもここじゃあ…ね?(さすがに最初からする気はないし彼もそこは弁えているはず…だよね?あ、おい下から持ち上…〔どこならいいんだよ?〕って伝わってな…〔その前に〕は?その前にまだなにか?〔ありがとう、みゆ。ずっと大切にするから。卒業しても一生離さないよ〕こんなこと言われてきゅんきゅんしない女子はいないでしょ。ひとまずはきゅんきゅんして、後から「一生とか大袈裟すぎて嘘にしか聞こえなーい」と言ってやるとこなのに。真っ直ぐ過ぎる彼の瞳は嘘をついていないってわかる。もし今がエイプリルフールの午前中だったとしても。だから───)英司の部屋なら、いいよ…?(押し付けた二つの膨らみから掌へ伝わっているはずの心臓の音はバクバクと早鐘を叩いて、スカートの中ではショーツが色を濃く変えていた)   (2023/6/22 09:54:54)

おしらせ有田未由♀2年さんが退室しました。  (2023/6/22 09:55:18)

おしらせ飯塚 勇平♂1年さんが入室しました♪  (2023/6/22 23:11:25)

飯塚 勇平♂1年ラグビーは汗臭いだろ。モテるわけねーじゃん。剣道も防具の下は汗臭いからダメ。柔道は太ってると思われるしアメフトも同じ。卓球は速すぎて追い付けるわけねーし、ハンドボールも高速なんだろ?テニスはヤリチンに見られるから却下な。バスケは人数少なすぎてレギュラー取れると思えねーし、バレーも同じく。野球は多いって?丸刈りなんかできるかよ。サッカーなぁ…中学のとき女子がいってたんだよ。「サッカーって近くにボールがないときサボってるようにしか見えないよね」って。それ聞いてからやる気ないようにしか見えなくなったからな。競泳は冬寒い、水球も寒い。アーチェリーに弓道?あれはスポーツじゃないだろ。ろくに体力使わねーし。射撃もな。フェンシングは格好がダサい。レスリングもダサいだろ。陸上は走るだけで、足が速くてモテるのは小学生までだっての。投げるのもあるって?それも体力使わねーから格好良くない。ボート?そんなのもあんの?川まで行かねーと練習できねーとかありえねーだろ。カヌーも同じな。ボクシングは痛いだけ。空手?テコンドー?うちにねーよ。フィーエルヤッペン?モルック?聞いたこともねえけど、そんなのうちにあんのか?   (2023/6/22 23:11:33)

飯塚 勇平♂1年(こうしてあらゆるスポーツを散々にこき下ろしている俺は運動部に入ろうとしている。4月、新入生となった今、隣の席というだけで仲良くなった男子と共に入る部活動を決めようとしているところだけど、もう運動部は残っちゃいないだろ)あぁ?本気で言ってんのか?なんだよ冗談か(相撲部が残っていたようだが入るわけがない。俺はあんな肥満体じゃねーんだよ。こうなったら文化部に入るしかないのか、委員会って手もあるらしいが性に合わないだろ。白熱すらしない議論の末何も決められずに昼休みが終わろうとしたときだ)あ?バドミントン?(まだ生き残りがいた。マイナーでもないし痛くもない。しかも)ミックスダブルス…それだ(男女混合でやれる。テニスのようにチャラくなく、卓球のように高速では…球じゃないからセーフだろ)よし、バドミントンにすっぞ!(こうして昼休みが終わったのだが、放課後に体育館へ行ってみるもバスケとバレーに占拠されていてバドミントン部がどこにいるのか、皆目検討もつかないのであった)   (2023/6/22 23:11:35)

おしらせ飯塚 勇平♂1年さんが退室しました。  (2023/6/22 23:11:39)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/6/29 15:29:10)

藤本 新♂3年(学生寮の廊下に滴る雨。その間隔は次第に長くなっていくけれど、辿って行けばその主が分かるはず。廊下の奥、ペットが飼えるその部屋の鍵を開ける男子生徒は全身ずぶ濡れにしており、短い黒髪の先からぽたりと。室内へ駆け込めば大きく息を吐き出した)わ、こら。濡れてんだから擦り付けるなって(ドアが開く音よりも先に鍵が開けられる音に反応しているらしく、仔猫は裾に身体を擦り付けて小さく啼いた。これが日常ではあるけれど今日ばかりは止めておいてもらいたくて、鞄を置いて仔猫を抱き上げた)お前も濡れちゃうだろ。着替えるまで我慢な(にゃう?と理解できていない顔をされるが、降ろしてお尻をつついてやると部屋の奥へ歩いていった。一安心したところで部屋に上がりバスタオルで髪や肌を拭いていく。予報では降るとしても小雨だったはずなのに雨雲レーダーは黄色や赤を示しており、帰宅途中の俺を急襲した)こんなんで風邪ひいたりはしないけど…(シャツどころかインナーまで染み渡る雨は気持ち悪くて、全て脱いでしまうと洗濯槽へ。一糸纏わぬ姿で着替えを取りに向かうと仔猫はボール遊びを始めていた)   (2023/6/29 15:29:16)

藤本 新♂3年あんなに暑かったのになぁ(うっすら灰色がかった白の半袖シャツを買ってみたけれどあまりにも胸元が開きすぎて“セクシー路線狙ってんのか”と言われそうだったから部屋着として使っている。それに短パンを合わせて、蒸し暑い部屋でも冷房を使わずになんとか。閉めるカーテンの向こうでは未だに激しく降る雨が窓ガラスに叩きつけられていた。ゲリラ豪雨が降るにはまだ早いと思っていたのに襲撃を受けてしまうとは…最後まで図書館に残っていたのが仇となったのかもしれない)んっと…(鞄から取り出す図書館から借りてきた本は、やや厚めの新書版。先日入荷したばかりの最新作だ。図書委員とはいえ特権の如く優先して借りる、なんてわけにはいかなくて一週間だけ待ってみたわけで。その間誰も借りなかったけれど。ここで幾つかの選択肢が生まれる。“夕飯”か“風呂”か“本を読む”かだ。こういうことであまり悩まないのが自分らしさでもある。手順まで考えて───)   (2023/6/29 15:29:18)

藤本 新♂3年(まずは洗濯機を回す。早々に洗ってしまうべきだから。そして風呂に湯を張る。これは時間が掛かるから。そして待ちきれない本を開…)そうだ、あれがまだ残ってんだ(冷凍庫を開けば先日貰ったお高めのアイスクリームが3つ。蒸し暑さを和らげるにも丁度いいし、夕飯なら風呂のあと。今のうちに頂くのに相応しいと選んだのはチョコレート)バニラもいいけどチョコも♡(スプーン片手にリビングへ戻り、まずは一口。濃いめのチョコレートが口いっぱいに広がり───待ちきれない本を開いて読み始める。あらすじによれば夏の花火大会を機に関係が壊れていく二組の男女を描いた青春ラブストーリーらしいけれど、そこには大きな3つの謎があるんだとか。「ラスト7ページであなたは裏切られる」というキャッチコピーに惹かれ過ぎて読むのが待ちきれなかったわけで。読み始めたら止まることを知らない自分。微かに軟らかくなりだしたアイスに気付いたのは風呂が沸き上がる合図のおかげで)   (2023/6/29 15:29:19)

藤本 新♂3年うぅ…(チョコレートアイスを掻き込んだところでアイスクリーム頭痛にはならないけれど、もう少し味わって食べるべきであるし、今読み始めたら風呂との両天秤に心惑わされるに決まっているのに、何故読み始めたか。決められない男ではないのに即決できなくて。テーブルの端で充電していたスマートフォンを手にすると「先日貰ったアイスのチョコレートを食べました。チョコレートの味が濃くてとても美味しかったよ。改めてありがとう」とメッセージを送る。その返信が届くまで読むことにしよう。返信が来たら栞を挟んで風呂へ…)来た!(暫くしてスマートフォンからの通知音がメッセージの到着を告げるけれど、開いたそれは───)なんでそっちなんだ…(「新くん、例の本借りてったかな?次に読みたいから返却するならわたしにお願いね♪」と同級の図書委員からのメッセージ。了解の意をスタンプで示し、返ってこない返信は風呂で待つことにしようか。薄紫の紫陽花栞を挟めて…次にメッセージをくれるのはどちらが先になるだろう)   (2023/6/29 15:29:21)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/6/29 15:29:26)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/7/7 22:05:45)

藤本 新♂3年(7月、暑さが厳しさを増す頃になり図書館にも冷房の風が吹き始める頃。入ってすぐの広いスペースには特設コーナーが設けられていた。七夕の伝承を書いた本や星にまつわる本などを図書館中から集めて展示している。中国に伝わる七夕の言い伝えがどんなものなのかを書いた本もあれば、宮沢賢治の『よだかの星』などの物語に至るまで。図書委員たちが思い付くままに集めてきたものだ。そこに色とりどりのポップが付けられて、図書委員からのお勧めが書かれている。カラーペンのピンクや黄色、緑などが眩しくて、色鉛筆のパステルカラーが柔らかな印象を与える。一人々々の個性が滲み出た紹介文は書店なら目を惹いて購買意欲に繋がるだろうけど、ここではさほどの効果を上げていなかった。というのも───特設コーナーの隣には室内ながらも天井ギリギリまで高い笹が2本も飾られているからだ)今年も人気あるよな。本来の短冊は学力向上とか願うんだっけ?(うろ覚えの知識を口にする隣では同級の図書委員女子が願い事を書いている。朱い短冊に認められた願いは見えないまま、脚立に乗って高い枝に結びつけられた)   (2023/7/7 22:05:50)

藤本 新♂3年何書いたの?(ふとした興味本位で聞いてはみたものの、答えなんて期待していない。かなり天井の高い1階だからここからでは短冊の文字を読み取ることはできないけれど、脚立に乗ってしまえば確認できてしまう。〔えー、内緒だよー〕さらりといい放つ彼女の視線を追うと、朱い短冊に書かれた文字はかなり小さいことがわかった。しかもオレンジっぽいカラーペンで書いたらしくて顔を近づけたところで読めないかもしれない)それなら俺も秘密にしとくか(何を書くかなんてまだ決めていないし、そもそも書く気がなかったくらいなのに対抗心燃やしてこんなことを言ったら〔秘密にしたって読んじゃうもん〕と頬を膨らませて返されてしまった。そのまま踵を返してカウンター業務に就いた彼女。俺は司書に言われて本を書架へ戻す作業だ)   (2023/7/7 22:05:52)

藤本 新♂3年(その日の終わり、館内に人も少なくなって。女性司書は図書館の鍵を俺に託して先に帰ってしまった。そんなことはいつものことだから気にならないが、先程の同級委員のことが気になっていた。というのも)いた…(一通り館内を見回って控え室へ戻ってくると、残っていたのは彼女一人だけ。〔いつも最後までいるんでしょ?たまには私も付き合ってあげようかなって〕時折見せてくれる優しさがふわっと心を包んでくれるよう。そのお礼じゃないけど、と俺は用意していた紙袋を手渡した。モノトーンの小さな紙袋を受け取る彼女は〔もらっていいの…?〕と不思議そう)織姫ってポニーテールらしくてさ、明日の七夕はポニーテールの日なんだよ。もし良かったら明日だけ、それつけてみてくれないかな。嫌なら今すぐ返してくれても…(こんなものを贈る理由なんて、ただポニーテール姿がみたいだけのこと。それなのに何も聞かず手際よく長い髪を纏めて───ポニーテールに仕上げていく。何度もやったことがあるんだろうか。〔どう、かな…〕くるり、背を向けて髪を揺らす彼女は俺だけに見せたかったのかもしれない。薄桃色したシュシュにはしゃぐ姿を───)   (2023/7/7 22:05:54)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/7/7 22:05:59)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/7/29 23:16:47)

藤本 新♂3年〔ちりん、ちりーん…〕(日が長いとはいえもう外は宵闇。黒に染められて月明かりも、ない夜。涼やかな音色を聴かせるガラスが窓辺で揺れるのを見つめる仔猫が、ひょいとジャンプして前足を伸ばすけれども、届くことはなくて。諦めきれないのか幾度もチャレンジが続くのだけれど)お前じゃ届かないだろ(描かれている錦鯉が気になるのか揺れるものに興味があるのかわからないけれど、外から吹き込む微かな風が聴かせてくれる音に反応してから、じっと見つめて…こうなったわけで)触りたいならほら(仔猫を抱えて近づけてやると風に揺れるソレに猫ぱんち。するとより大きな音が鳴って驚く仔猫)はいおしまい(床に降ろしてやるとジャンプはしなくなったけれども相変わらずじーっと見つめている。もう好きにしろと放置して読みかけの本を開くと、それに合わせたように響く音色。それはは買ってきたのか頂き物か。寝苦しい夜を爽やかに彩るのはガラスも音色も透明な風鈴で───)   (2023/7/29 23:16:54)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/7/29 23:17:02)

おしらせ藤本 新♂3年さんが入室しました♪  (2023/8/22 21:58:36)

藤本 新♂3年〔トントントン…〕(まな板と包丁が刻むリズミカルな音は長く続き、涙を誘う。涙といっても悲しいわけではない。むしろ“痛い”が的確かもしれない。それなのに止めることはせずにひとまずは完遂することにした。まな板の上に増えていくのはそう、玉ねぎのみじん切り。それも粗めのやつが大量に2個分になるだろうか)ぐっ…なんでこんなことになってんだよ…!(切り終えると目を強く閉じて堪えてみるが水道を流し水で洗ってみる。それでどうにかなりはしたが納得はできていなかった)(事の顛末は1時間ほど前に遡る。夏休み、唐突に送られてきたLINEは後輩の図書委員女子からだった。『緊急事態なんです!わたしの部屋にきてっ!』の言葉に青ざめたネコのスタンプが添えられており、問いただしても既読スルーになるばかりか部屋番号が返ってくるものだから致し方なく寮内の後輩の部屋を訪ねてみた。「ようこそお越しくださいました!」と緊急事態らしからぬ出迎えを受けてから───現状の玉ねぎに至るわけだが)   (2023/8/22 21:58:45)

藤本 新♂3年米だけは炊いてるとか中途半端に用意がいいんだよなぁ(炊飯器はもうじき炊き上がるようである。そこまでされてしまっては断るのも断りづらくて仕方なく引き受けたわけだが。冷蔵庫を漁り見つけたのは鶏のむね肉だった)ももじゃないのかよ。なんかないのか…(どうせなら旨味を増やしたくて収納棚を漁るとオリーブオイルが出てきた。エクストラバージンなやつだと!?その隣にはあのメーカーの純正ゴマ油もある。そんなに揃っていながら俺が作っているのがやはり納得いかない)これ使ってみるか(見つけたのは鶏ガラってやつ。同じ鶏だから旨味が増すだろう。あとはピーマンとか切っといて…)布巾とかあるー?(傍らでずっと見ている後輩へ注文。用意された布巾を軽く濡らして絞り)こいつで練習できるんだけどな。やっぱスキレットがいいな(ここにあるのはごく普通のフライパンだけ。そこに濡れ布巾を乗せてポンポンっと練習してみる。使いなれてるスキレットより軽めだけどいけそうか?)   (2023/8/22 21:59:02)

藤本 新♂3年そうだ、卵くらいやってよ。ひとまず3個な。割って撹拌するだけ、じゃなくて空気含ませるつもりでコシを切ってな(この説明は伝わるんだろうか、なんて不安には駆られない。エクストラバージンを持っているのだから基礎はできているはず。玉ねぎ、むね肉と炒めピーマンも。そこに鶏ガラや塩胡椒…)こいつを一旦取り出してやると楽だから(ここから本番みたいなもの。バター溶かしたフライパンに玉子を流し軽くかき混ぜ広げ。ケチャップライスにしたものを戻して柄をトントンと)これが難しいんだろ。さっきやったみたいに濡れ布巾で練習してみなよ。包む時は火から外してな。そしたら固まらないから(楕円に包んでいく黄色が完成を迎えると皿へと返し)ほらできた。ケチャップは好きにしろよ(こうして出来上がるのはオムライス、3人前である。何故か3人前である!)   (2023/8/22 21:59:07)

藤本 新♂3年「わあぁ…なにこれきれい!」(瞳を輝かせて皿の黄色を見つめていた彼女はケチャップを手にするとハートマークを描き出して“LOVE”まで追加している。それを見てしまうともう苛立ちも最高潮に達していたが、叫びたいのを遮るように現れた男子が「ちわーっす」とか軽すぎる言葉を投げてくるものだから)こ、こいつが…(拳を固く握りしめて殴りたいのを堪えた。事の発端はこいつだ。後輩図書委員の彼氏だという2年生は、彼女のオムライスが食べたいと言い出し、作ったところ下手すぎた。上手く包めないからだ。そこで俺に教わりたいというのが『緊急事態』の中身。教えるだけなのに何故かこいつの分まで作らされて…完成した頃にやってきたものだから俺の中で何か切れた音がした)勝手にしろ!(怒り心頭に発した俺はそれだけ言うと部屋を後にする。後を追いかけてくる彼女と引き留める彼氏の声を背中に聞きつつ。このときは翌日になって俺の部屋を訪ねてきた彼女が玄関前で泣き出す事態になるとは想像できるわけがなかった)   (2023/8/22 21:59:19)

おしらせ藤本 新♂3年さんが退室しました。  (2023/8/22 21:59:27)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/8/31 22:31:21)

藤本 新♂3年何番目、っていきなり何だよ。お前が一番に決まって…っていうか二番目なんかいないし(太陽が西へ傾いてオレンジ色に輝きだし、放課後の屋上を照らしている。そこに立つ2人、彼女に睨み付けられて唐突の尋問を受けるも、そんなことをされる謂れはないはずだ。幼馴染みの腐れ縁とか周囲に言っていたはずがその言葉を翻してからどれほど経っただろう。それなのに何かの疑いをかけられているみたいだ)うーん…言葉では信用できないとか言われてもなぁ…(睨むのも疲れてしまったのかそっぽを向いて拗ねてしまうものだから、機嫌を直してほしいんだけどもどうしたものか。夕焼けに染まる横顔を見つめていた俺はとても重要な事柄を思い出した。そうだ、そうだよ!)もしかしてお前、全く気付いてなかったのか?俺はてっきり伝わっているものだとばかり思ってて…(何のことかと此方を向いた彼女の胸に、伸ばした右手を押し付ける俺。一度くらいは見覚えがあってほしいと願いながら)   (2023/8/31 22:31:33)

藤本 新♂3年やっと気付いた?でも意味までは知らなかったみたいだね。調べたらすぐわかると思うけどさ(気付いてもらえたとわかったら文字通り即座に手を引いた。柔い感触なんてものは残っていないし、これの意味を口に出すなんてできなかった。これまでだってできなかったからこうして、別れ際の“バイバイ”に添えてきたんだ。言葉にしなかったのは俺が悪いのだけれど面と向かって言えるか?言えやしないんだ)そうだよ。恥ずかしいから言えなくてさ、いつも…ああそっか今日は8月31日…これの意味を知るのにちょうど良かったのかもな。これからもよろしく、な(同じサインをしてくれる幼馴染みと触れ合わせる指先にキラリ、夕焼けが輝いて───)   (2023/8/31 22:31:35)

藤本 新♂3年はっきり言って。わたしは何番目なの?(初めて会った時を忘れるくらいの幼馴染みから特別な関係になった“はず”の男子を、人気のない屋上に呼び出すことになるなんて思ったことなかった。今日は満足する答えを貰えるまで帰さないから、とわたしらしくもない鋭い目で睨み付けると「一番に決まってる」なんて軽々しく言い出すから)そんな言葉だけじゃ信用できないよ(もっと違う方法でわたしを安心させてほしくて。睨み付けるなんてらしくないことは終わりにして顔を背ける。橙に染まる屋上の床に落とした視線、耳に届く声は何のことかは全くわからないのだけど、気になりすぎるワードだったから視線を戻してしまった)ちょ、どこ触って…(彼の手がわたしの胸に触れ軽く押し潰すような。でも触るとか揉むとかはしてこなくて、何がしたいのかわからないわたしはきょとんとした顔で彼を見たのだけれど。彼の視線を追えば押し付けられている右手。それは中指と薬指とが折り曲げられていて)これ…あっ!(これが何かはわからないけど見たことはある。何度もある)   (2023/8/31 22:31:38)

藤本 新♂3年(それを見たことがあるのはさようならの時。また明日と振ってくれる手がそんな形をしていたはずで)そんなの知らないし!教えてくれないの、ケチ…わ、わぁぁ…(仕方なくスマホで調べてみたサインの意味を知ると一瞬で赤く染まる頬。こんなの毎回伝えてくれてたなんて)あ、今日はコレの日みたい。何でだろー?(調べたら出てくる出てくる。よくわかんないけど今日はまさに…それを知ってしまったわたしは中指と薬指を曲げてみて夕陽に翳した。これにそんな意味があったなんてね。そのまま右手を彼に向けて差し出すと触れ合う指から想いが伝わってくるような。わたしが一番だし二番目なんていないんだよね)うん、気付けなくてごめんなさい。これからはわたしもこれしちゃうからね(悪戯っぽい笑顔に添えたサインは“I love you”。山の端に消え落ちていく太陽を背に受けて屋上の扉を閉めた二人、別れ際には今日も中指と薬指を折り曲げて───)   (2023/8/31 22:31:41)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/8/31 22:31:51)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/9/11 07:41:21)

藤本 新♂3年(額に濡れタオルを乗せてゴザに寝そべった。何もしていなくとも汗がじっとりと肌に纏わりつく感じは嫌いだ。陽が暮れかけていてもあまり変わらないし、全身から湧き出るのは疲労感だけで)「ねえ、ちょっと…」なんだよ…「えっと、その…思ったよりお客さんが来なくてお支払できないのは申し訳ないと思ってます…」(消え入りそうな声も耳に届いてはいるけれど、そちらには目もくれずに重たい口を開いてやる)客が少なくて払うものも払えないのはわかってる。俺が気に入らないのはそこじゃない。どうして俺が賄いまで作らされるのかってことだ(調理の手伝いに来ただけの俺がこいつの分も含めて賄いを作らされたことに腹が立っていた。払うべきものを払えないならせめて賄いくらい食べさせろ、お前の手で)「あう…君が料理してくれてるからつい…」(これには呆れた。今更払えとか思わないが最低限の待遇というものがあるだろ。濡れタオルを閉じた瞼に乗せて相手をするのを止めることにした俺は溜め息さえも出なくなっていた)   (2023/9/11 07:41:29)

藤本 新♂3年おい、なにしてんだ?(完全に無視し始めた俺に気付かれたところで、腕に当たる感覚はビキニに包まれる2つの丘の柔らかさと弾力なんだろう、見えていないが。力の限り押し付けて「お支払はできないから…こっちでさせて」などと宣い、俺の腕を取って膨らみに押し付けさせてくるのを振りほどき背中を向けてしまう)お前な、彼氏いるんだろ。そういうことはそっちでやれ(感情を持たぬ声を放ち嘆息する。これ以外に言葉は出てこず。潮風が吹き抜け風鈴を鳴らした。それが合図だったように、立て板に水の如く捲し立てる彼女)「だって、あいつバイトバイトってこっちは手伝ってくんないし、デートもできてないし!アレだってしばらくしてないんだよ!?1ヶ月、1ヶ月だよ!そんなに彼女を放置して楽しいの?放置プレイなの?」はぁ…あのな、こんだけ働いて客も呼べない身体で何しようってんだ?(ひとまず背を向けるのは止めにしたが目を閉じ濡れタオルを乗せたままの仰向けに戻っただけで)   (2023/9/11 07:41:32)

藤本 新♂3年「それは…でもほらGカップあるんだよ?藤本くんだっておっきいの好きで…え?」(まだ半勃ちですらないものに短パンの上から触れて驚かれるとは思わなかった。「なんでおっきくしてないの!?」と聞くから)まだ何もされてないし。汗酷いからシャワー浴びたいんだけど?(ここで一呼吸おいて反応を耳で確かめる。喉を鳴らしたのが聞こえたところで濡れタオルの感触が違うものに変えられた。これは…俺の眼鏡だ。全くその気がなかった俺のスイッチが入れられて)仕方ない…お前の好きにしろよ、ただしあいつから連絡がくるまでな。お前のスマートフォンが鳴ってあいつだったら即終了。それでいいなら勝手にしろ(宵闇に覆われ始めた海の家に潮風がまた吹いた。風鈴の音は涼やかだけど彼女の声は熱を帯びて俺の唇を塞ぎにかかる。彼氏への操など薄っぺらいプライドなんだろう。俺が見ていないことをいいことに電源を切っているなど知らぬまま俺は───)   (2023/9/11 07:41:34)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/9/11 07:41:41)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/9/15 17:47:53)

藤本 新♂3年(太陽が西の空、遠くに見える山の端に沈み始めて薄暗く、空気感も涼しげに。そんな頃合いに中庭の一角にて。秋になれば落ち葉を集めて焼き芋なんかするように用意されたそこに、小さな燭台を持ち込んでは今時珍しいかもしれない“マッチ”で火を点す。ぽう、と温かな炎が燃え始め微かな風に揺らめいた)こんなにたくさん送ってくるから(呆れ気味に漏らす声。実家から送られてきたというか送りつけられたと思っている線香花火の束。一人でするには多すぎるけれど相手をしてくれる人がいるとも思えなく。同梱されていた浴衣を身に纏い下駄まで履いて、中庭の隅で一人線香花火に火をつける)〔パチパチ…〕(線香花火には花に例えられる。まずは“蕾”から始まり“牡丹”の花が咲く。オレンジの火花の美しさには夏の名残惜しさが入り交じって、この先に訪れることが決まっている儚き終わりが線香花火と過ぎ行く夏の両方に重なっていった)   (2023/9/15 17:48:06)

藤本 新♂3年(やがて線香花火は“松葉”となって細かな火花を散らし始める。パチパチという音に秋の虫の声が混じろうとして“蕾”に変わった。まだまだ大量にあるのに『落ちるな』と願ってしまうのは線香花火における通常運転で)「わ、線香花火してるの?一人?一人じゃつまんなくない?」(突然に後ろのほうから飛んでくる声に驚いて“蕾”は落ちてしまった。振り返ればスカートの裾から覗く絶対領域とそれを形作る黒タイツ。しゃがんだ姿勢から見上げた先には俺を見下ろす双眸が柔らかく。頬を緩めまくって視線の高さを合わせてくる少女がいた。まだ半袖の制服は夏を引きずるようで線香花火に伸ばした腕の袖口あたりに仄かな日焼け痕)「こんなにどうしたの、買ったの?でも線香花火だけとかないよねー」(一切の躊躇いも断りもなく蝋燭の火に近づけて咲き始めた線香花火に「こういうのもいいよねー綺麗だし」と早々に落としてしまって。こいつは何がしたいのかわからないけれど、俺が二本目に火を点そうとしたら)「待って競争しよ!新くんになんか負けるわけないんだから!」   (2023/9/15 17:48:15)

藤本 新♂3年(たった今高速で落としておきながら何を言ってるんだろうか、とは思うけれど慌てて火を点す彼女に合わせた。どちらが勝ったのかはどうでもいいのだけれど、不意を突いて名前で呼ばれたことに気付いて顔を上げると此方を見つめる同じ高さの双眸がそこにあり)「これって二人でも使いきれないよねーっていうかさ、新くん浴衣着られんだね。わたしにも着せてよー」(めっちゃはしゃいでいる彼女の淀みなく継ぎ出される言葉にたじろいで、言われている言葉の意味を理解できずにいた。焦点が合っていないように思われたんだろうか。指を開いた手のひらがぶんぶんと目の前を往復して)「聞いてるー?」あ、あぁ…なんだっけ?「んもー!わたしも浴衣着たいから着せてって」(は?浴衣の着付けをし…待て、腕引っ張るな!)わかっ、わかったから!一旦片付けてから!   (2023/9/15 17:48:24)

藤本 新♂3年(そよ風に揺れる燭台をそのままにしては行けないからと引かれる手を離したけれど。3分と経たずに繋がれて。それほど話したこともなくて苗字でしか呼んでこなかったはずなのにどうしてこんなにもはしゃいでいるんだろう。並んで歩く下駄とスニーカーという不思議な取り合わせ。きゅ、と繋がれる手が強くなると)どうしてそんなに楽しそうなんだよ。線香花火が好きすぎるのか?(此方からも強く握り返すと、黒髪を揺らし振り向いた彼女は笑みを絶やさずに唇を薄く開いて。風に乗せるように解き放たれた言葉が、“蕾”が落ちたときのように心に“雷”を落としていったから。LINEで友人たちを呼ぼうとする彼女を───俺は止めてしまったんだ)   (2023/9/15 17:48:34)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/9/15 17:48:37)

おしらせ長岡 夏季♂2年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/9/17 22:18:15)

長岡 夏季♂2年(今年もこの月がやってくる。八月という暑い盛りの月だ。そして七月から八月に変わる瞬間、私は一つ年齢を重ねる。八月一日は私の誕生日だけど、こんな日に生まれたこと、生んでくれた母親をどれだけ恨んできただろう。名前が“夏季”と書いて“なつき”と読むのも真夏の生まれだから好きになれなかった。“八月一日”という苗字があるって知ったときには申し訳ない気持ちでいっぱいになったけれどやっぱり納得がいかなかったし。その理由は単純で、夏休みに誕生日を迎えても友達が祝ってくれるわけでもなくてましてパーティーなんか開かれなくて。小さい頃からずっと寂しく感じていたから)あと10秒…(スマートフォンの画面に映る時計の秒数を見つめてカウントダウンを始める私。それがゼロになった瞬間に鳴り響く電話。その相手は開口一番「夏季、誕生日おめでとう」と心からの祝福を告げてくれる)ありがと…♡私ね、今が一番幸せなんだよ(今年からは違う。こうして祝ってくれる彼氏ができたから。「八月一日太陽くん」という運命的な彼氏が祝ってくれるから。そして明日は彼の───誕生日なんだよ)   (2023/9/17 22:18:22)

おしらせ長岡 夏季♂2年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/9/17 22:18:28)

おしらせ藤本 新♂1年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/9/26 21:47:28)

藤本 新♂1年一つ聞いてもいいですか、望月…ブクマちゃん(ここは図書館。貸し出しカウンターの裏にある控え室に入るなり質問を浴びせる俺だが、当の女性司書はぐったりとソファーにその身を沈めてポップコーンをつまんでいる。「太りますよ」なんて言えるわけもなくて口を噤んだが、苗字で呼ぶことも禁じられていたことを忘れていた。ギロリと睨まれたことで言い直し機嫌を取ったところで「なにかしら」とポップコーンを止めずに返してくるのもお約束だから気に止めず続ける俺)2階の隅にある倉庫って今は使っていないんですよね?捨ててもよさそうなものばかり置いてあるんですが(ここでまた顔色を伺うが捨てていけないものはなさそうである。一安心して話を続けながら向かいのソファーへ身体を沈めていく。差し込む西日に司書の全身が照らされ、眩しさからか目を細めているのがよくわかる)あそこに置いてある椅子はなんですか?1脚だけですし張られた布もかなり裂けていて、脚も剥げていますし。他のガラクタとは雰囲気が違うといいますか(此方の話を聞いているのかと問うように、眼鏡の奥にある冷たい瞳を司書に向け言葉を切った)   (2023/9/26 21:47:40)

藤本 新♂1年(やや間をおいてから、口の中のポップコーンを飲み込んだ司書から答えが返されてくる。少し低めの声。“話す”というよりも“語る”といった風だ)「あの椅子はね、動かせないのよ。だからあのままにしてあるの」動かせないって動かせましたよ?(俺が返した一言にポップコーンをつまむ手を止めて乗り出した上半身がやっとソファーの背もたれから離れたところで「ちょっ!あれを動かしちゃったの!?」と様子が豹変。先程までのぐうたら感が微塵も残されていない)ええ、動かしましたが何もなくて元に戻しておきましたが…なんですか、あれを動かしてはいけないんですか?(全くわけがわからず、しかし意味深過ぎる様子には興味が湧いて仕方がない。俺も身を乗り出して顔を近づけ何かを知っている司書から聞き出そうとした。言おうか言わずにおくか、迷った風の司書がゆっくりと開いた薄い紅を差した唇から紡いだ言葉は)「これは前任の司書から聞かされた話なんだけど。もう40年近く前のことになるらしいわ」(この時点で怪談を語る声色だから落ちが見えそうではある)   (2023/9/26 21:47:43)

藤本 新♂1年「あの頃はバブル景気とかいって、この学園でも潤沢に予算を使っていたらしいの。不必要と思われるものまで買っていてね。あの倉庫になっている部屋ね、そこそこ広いでしょう?」(一呼吸置かれる。なぜ広いのか考えろというわけだが検討もつかない。とはいえこれだけは言えた)倉庫ではない、別目的の部屋だったわけですか「そうなのよ。ここができた当初はわからないけれど、当時のあの部屋はアフタヌーンティーを楽しむための部屋として使われていたらしいわ。そのためにテーブルや椅子を仕入れてね、装飾も豪華なイギリスからの輸入品なんですって。その中の一脚だけ残っているのはね…」(ここで言葉を溜めるの止めてもらえませんか。曰く付きなのはわかってますから)「アフタヌーンティーの最中にあの椅子に座っていた人が亡くなったの。参加者の一人が殺してしまったらしくてね。だけど警察には被害者一人で部屋に籠って、自害したと報告したらしいのよ」(まあそんなことだろうと思いましたが、虚偽報告とは…)   (2023/9/26 21:47:45)

藤本 新♂1年「そのあとテーブルと椅子が処分されたんだけどね。あの椅子を運んでいた人が一階に降りる階段から転落して死にかけたの。椅子はあの部屋に勝手に戻っていたらしくて、何人か運び出そうとした生徒や教員がいたんだけれど軽いものから重たいものまで怪我に襲われるものだから処分できずに残されたままなのよ」で、その作り話はいつ考えたんですか(語り始めた時から全く信用していない俺が背をソファーへ預けたところで、司書は心外だとばかりに語気を強めてこう言った)「あなたね、わたしがいつでも作り話をすると思っているから先入観でしか判断できないのよ!」(ソファーから離れ俺の側までくると、眼鏡を引ったくり見下ろしてくる。俺よりも冷たい視線が浴びせかけられて俺はたじろいだ)これは本当に聞いた話よ。だからあの椅子には触らないで。いい、絶対に触ったらダメよ!(奪った眼鏡を俺の膝上に投げ返して部屋を後にした女性司書。普段はやる気ゼロの彼女だから、あまりの気迫に俺は嘘か誠か判断がつかなくて───)   (2023/9/26 21:47:47)

おしらせ藤本 新♂1年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/9/26 21:47:51)

おしらせ中津川 絵里♀3年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/10/30 01:05:08)

中津川 絵里♀3年はぁ…どーしてこんなとこでシたいのよ…女の子の匂いがするから、ってわたしの匂いだけじゃ不満なわけ?(きっとわたしの頬は赤く染まっているに違いなくて。それを確かめられない体勢なのは少しだけ幸いなのかもしれないけれど、彼の姿が見えないからこれから何をされてしまうのかが怖かったりもしてる。少し荒めの吐息が聞こえているから余計に。振り返ってしまえば彼の様子を確かめることもできたんだけど、ちょっと狭いし確かめたところでされちゃうのは変わらないからやめておいた)他の男の匂いがするとこじゃ嫌だ、って…あなたの匂いだけ嗅がせたいの?そんなのいつも嗅いじゃってるし…やっ…吐息荒すぎぃ…(背中にのし掛かる彼が耳元に近づけた唇から熱い吐息を吐き掛けてくる。彼の胸板とわたしの背中が制服越しに密着すると、硬いものがお尻に押し付けられとゃって更なる興奮を伝えてきちゃうから、わたしのショーツはもう…)あなたの吐息だけでもこんなになっちゃうの、知っててやってるでしょ。こっちのほうが狭そうだとか思ってたり。ひゃぁっ!?(いきなり耳を舐められちゃって大きな声をあげさせられたわたしは…)   (2023/10/30 01:05:19)

中津川 絵里♀3年恥ずかしいことしないでって…シてあげるからぁ…(もじもじとお尻を振りながらスカートの裾に指を掛けて捲り上げていくと、薄桃色したショーツが色濃くなっているのが見られちゃうはずで。肌に張り付く気持ち悪さから解放されたくて彼の手を引き込むと“早く脱がせて”と無言のおねだりしちゃうのもいつものことだから。するすると引き降ろされてしまったらもう、女の子の匂いが強くなって彼の鼻を刺激しちゃうはず)き、たぁ…(まだ半分だけど気持ちいい。顎を反らせて軽く達したわたしの首筋へ熱い吐息を吐き掛けてくる彼。それはもう荒いものではなくてわたしを高みへ導くためのもの。「今日もぎちぎちに締めてくれて気持ち良すぎだな」なんて素直なこと言われて、きゅんとさせられると余計に締めつけちゃって、彼のが暴発しちゃうんじゃないかってくらい)あ、はぁっ…もっと奥ぅ…そこ、そこぉ好きぃ…(言わなくても彼はわかってるけれど言いたくなってしまうのは言わされているんだと思う。だって半分だけなのは彼の悪戯なんだから)   (2023/10/30 01:05:21)

中津川 絵里♀3年はぁっ、はぁ…(わたしも吐息が熱くなって目の前のひんやりとした純白を掴む手が汗でじっとりし始めてきて。彼の腰使いで揺らされる身体は彼好みの乳房をふるふると震わせることに繋がって、ブレザーの上から片方を掴まれてしまったら「早く終わらせるか?」なんて聞いてくるものだから、迷うことなくわたしは答えていた)やだぁ…いっぱいシてほしーの…♡(ちらりと後ろを向いてみれば眼鏡の奥にはわたしの答えを初めから知っていたという瞳。彼だってしばらくシてないから溜まってるはずなんだし「ここ、女子トイレなんだけど、わかってんのか?」なんて聞き返しつつも激しく擦り始めたわたしの中で引っかけられたものが気持ちいいところを───)それだ、めぇ…!(あっという間に堕とされたわたしと、溜まっているはずなのに余裕の彼。二人の吐息が混じり合うと唇も重なって、差し込む夕陽が消えるまで終わることはなく…)   (2023/10/30 01:05:23)

おしらせ中津川 絵里♀3年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/10/30 01:05:27)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが入室しました♪  (2023/11/3 18:50:01)

藤本 新♂3年〔トントン、トントン〕(背後から背中の肩近くを叩いてくる指は細くしなやかな人差し指。勉強中の俺に対して“構ってよぅ”と強請るものだ。いつものことだからと無言を貫いていると再びのトントン。それすら無視してしまうとリズムを刻んで叩き続けてくるから、そうなる前に俺が折れた)10分な(英語のテキストから顔を上げ応えてやると「20分」と返される。「休まないと身体に悪いよ?」なんて都合のいいことを言われ、隣に座ってきた彼女が差し出すクッキーを唇で挟んだ。カリッと噛むとココアの濃い味が口に広がっていく。カーディガンの袖からちょこんと出した手で彼女もクッキーを頬張るとマグカップを俺へ突き出してくる)今日はホットミルクの気分か?(従順な仔犬のように俺を待つ彼女は頬を緩めている。熱くはないホットミルクのカップを受け取り、一口───まだ飲まない)   (2023/11/3 18:50:09)

藤本 新♂3年(英語のテキストの隣へカップを置くと彼女の緩んだ頬へ両手を添えて瞳を閉じる。触れあう唇、流し込んでいくミルクは酒でいえば人肌燗なんだろうか、飲んだことなどあるはずもないが。彼女は俺のうなじを抱き寄せて溢さぬようにと喉を鳴らしていく。やがてぷはぁ…と息を漏らしながら離れていく唇。彼女は“えへへっ”と楽しげに笑いながら美味しさを伝えてくるのだけれど)〔トントン〕(そう、まだ満足はしてくれない。これで満足してくれるのなら20分も要らないだろう。今度はデニムに包まれた俺の太腿を小突いてきて、肩を寄せ吐息を耳元に吐きかけてくる)解ってる、20分じゃ足りなくなるだろ。最後までだ(これから始まる行為はそんな時間じゃ終わらないと知れているから、覚えられない外国語よりも眼前で牡を求めてくる牝の色香を選んでしまうが)解った解った。その代わりに俺にもしたいことさせろよ(「最後までじゃヤダ。満足するまでスル」と悪戯な顔で言われれば抱き上げた身体を運ぶ先は決まっている)   (2023/11/3 18:50:11)

藤本 新♂3年先にシたいことシていいよ。そのあとは交互に、な(細い身体を降ろせば皺が広がり部屋の明かりが陰影を作る。背中や太腿を叩いていた細指がデニムの中心に触れトントンとすると「そのままちょーだい。あーいうのつけちゃヤダ」と我儘を漏らされて)好きにしろよ。枯れるまで注ぐから(彼女のお腹あたりをトントンとやり返して“ここに人肌燗のミルクを注ぎ込んでやる”と伝えてやれば、互いに満足するのは何時間後となるのか───誰も知るわけがなくて)   (2023/11/3 18:50:13)

おしらせ藤本 新♂3年 ◆NewrmtcxhIさんが退室しました。  (2023/11/3 18:50:18)

2023年06月21日 23時24分 ~ 2023年11月03日 18時50分 の過去ログ
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