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「妖怪モンスター調伏・屈服・征服【♂×♂】」の過去ログ

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2015年02月18日 23時37分 ~ 2015年03月29日 23時14分 の過去ログ
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クリード・ハサス□―――……ぶっ殺すッ(乾いた瓦礫の足場からから雑草覆われ始めた地面の境目を踏みしめた時に揶揄控えめな謝罪声が聞こえれば元より切れ長い口角を吊り上げて嗤ったような顔で咆え返す。 大きなお世話だと。 下手な悪口より神経逆撫でられたレッドキャップは、怒気を昂ぶらせ自身の魔力を更に増幅させながら相手の後に続いて森の中へと入り込んだ。 魔物の足取りは遅い。何故ならどうせ走って追い駆けたところで脚力に長けているあの聖職者に追いつくことなど叶わぬと知ってるし、なにより森に誘い込んだのは相手の方なのだから絶対此処で何かを仕掛けてくるはず。それが如何なる手立てで在っても、最後にあの男は必ず自分の首を狙いに来るのだから――ならば講じられた策を総て叩き潰した後で赤い髪の聖職者を仕留めればいいだけの事。だからこそ森の中を疾駆する赤毛とは対照的に後を追うレッドキャップの歩みは遅かった。 ――深い手付かずの森の中で人為的に切り払われた枝や草はあの男が此処を通り、自分はこの先で待ってると云った道標。落ちた枝を踏み潰しながら鬱蒼と枝葉生い茂る森を進むと…次第に空気と云うか“気配”が変わってきたことに気付く。)   (2015/2/18 23:37:21)

クリード・ハサス□―――こいつか…(今だ赤毛の聖職者の姿は捉えてはおらぬが一度立ち止まり、周囲にざっと目配せをすれば一本の立木に何やら黒い帯のようなものが巻き付いているのが目に止まった。此れは自然の造形物ではない、明らかに作為的に設えられたものだし何より…【左腕の塞がらない傷から血を滴らせながら】立木の根元へと近付いて見遣れは、傷つけられた幹に巻きつく黒い帯から胸糞悪い【清浄】な気配が漂っているのが感じ取れたから。 そして黒い帯から発せられる気配はこの一つでは無く、この立木から線上に張り巡らされてる気配を視線動かして追えば――木々の奥に集約している【聖気】を感じ取れた。 あそこに赤毛が居る、と。 直感的にそう感じ取れば、ク、ハっと喉の奥から吐き出すような嗤声を滲ませ、傷を負って血塗れ状態な左の拳でダガーで傷つけられた場所を殴り【黒い帯の上に魔力に満ちた自分の血液】を擦りつけてから、歩みを自然と大股で早めさせながら【聖気】が集約している場所へと地面に血を点々と滴らせながら向かって行った。)   (2015/2/18 23:37:31)

クリード・ハサス□(これに掛からなかったら…などと聖職者が独り言を吐いたすぐ後ぐらいか。聖術が施されてるのとは全く関係ない立木が突如激しく揺れて伐採されたのが伺えよう) 待たせて焦らす男は嫌いじゃねえか…。流石糞乙女、遅漏好きとはハードル高えわ。(倒木の際の枝葉が千切れる音けたたましく、切裂かれた森より現れたのは赤いサンタの帽子がトレードマークのレッドキャップ。漸く見つけたと嗤う貌で立佇む赤毛の聖職者を視界に捕らえれば、だらりと提げた状態の左腕から止まらぬ血を滴らせて足場を穢しながら一歩、一歩。 赤毛の元へと歩み寄って――奴が魚の胴体部分に足を入れた。 その瞬間を視力の良い聖職者が見逃すはずがなく。「光あれ」と高らかに宣言を放ちレッドキャップを取り囲むよう【聖書の文字で作られた檻】が完成したのだ。)…ッハ、…。聖職者共は何処も遣る事がかわりばえしねえ…なッ。(檻のように強固な結界に閉じ込められても焦りは無い。黒い帯を見たときから結界の類が張り巡らされてるのは想定出来ていたから。とは云え、聖書を用いて丹念に仕掛けられた結界内では嫌でも自分の行動は制限させられる。)   (2015/2/18 23:37:44)

クリード・ハサス□(左腕の塞がらない傷も更に疼きを増し、大戦斧を地面に立てたまま聖浄な空気に押し潰されるように片膝を地面につかせた。 だがレッドキャップの貌から嗤いが消えることは無い。何故なら)クラウスの術の方が余程効いたぜ。なあ…まさか此れで終わりとか、…云わねえよなァ?(まさしく言葉通り、この手合いの術は宗派違うなれど術者の信仰心によって威力が異なる。神を敬愛し神を盲信し神が総てと明言しているクラウス牧師の結界術は赤毛の比ではなく、このようなことを云うのは口惜しいが……アレを一度喰らっているからこそ赤毛の結界に恐れは無かった。 まあ動きを制限させて片膝地面に伏せて身動きが取れぬ状態で何を云ったって格好はつかないのだけれども。 右手は大戦斧の柄を携えた侭、左手は地面に触れさせて草木に自身の回復力に長けた血を染み込ませ乍。 赤い髪の裾の長いキャソックに身を窶す聖職者を見上げた)もしこれで他に手が無い、終わりだと云うなら――この結界ぶっ潰してやるから…(薄く開かれた口許から長い舌を、べえ…と垂らす) ――早く、死ね。   (2015/2/18 23:38:06)

リチャード神父□(大戦斧で斬り倒された木が派手な音を立てて倒れ、怒り狂った魔物の登場を知らしめる。左腕を負傷して、なおこの威力。もしかしたら片手であの大戦斧を揮っているのかもしれないが、ならば――)どんな馬鹿力だよ。バケモンだな(倒れていく立ち木に目をやり、それが自分が術を施した木ではないと知って、予想通り罠と分かっていてもご丁寧にかかってくれるタイプだと確信した。本来この手の結界や捕縛系に術は、対象を誘い込むために痕跡を残さないものだ。むろん、そうしたやり方は熟知しているし、痕跡を残していない“場所”も“仕掛け”もある。だがあの戦うことに関しては自尊心の塊みたいなレッドキャップなら、わざと目に付かせた方が有効だと踏んだが、どうやらその通りだったらしい。凶暴な憤怒、凶悪な殺意、物理的に痛みを感じないはずの魔力と感情が、純粋に圧縮されて赤毛の神父の肌をびりびりと痛ませた。並みの聖職者なら、この気当たりだけで戦意は削がれているだろう。圧縮した殺意に太腿のダガーを抜き刃を付け替えた。できれば、この刃は使いたくないのだが)   (2015/2/18 23:38:45)

リチャード神父□ざーんねん、俺、早漏が好きよ? 同じ時間で3人はイかせられるし? (……流石糞乙女、そんな声にふざけて応えたものの、明確な殺意を込めて向かってくる魔物の様子を表情を変えずに観察する。だらりと垂れた左腕からは出血が止まらず、やはり左腕は使えないらしい。ならば、術が発動したら、左から斬り込む。借り物の術とはいえ、結界内に閉じ込めれば、いかなレッドキャップでも10秒程度は動きを制限できるはず。――その10秒があれば、自分の早さなら何百回と切り刻めるのだ) ――光あれ! (結界の中心部まで足を踏み入れた瞬間、高らかな声と同時に地面に刺したダガーを踏みつけた。片膝をつくレッドキャップを確認し、キャソックの袖の後ろ側についていた、小指ほどの長さと幅の金属を取り外す。刃が先端にしかないそれは、近距離専用の投げ刃だった。これで左目を狙う。視覚で反応できる目への攻撃だ。レッドキャップほどの力量なら躱すはず。だがわずかな誤差で聖書の文字からignis=イグニス「火」を投げ刃に当てて、“躱した分だけ計算”すれば、眼球に直撃しなくとも周辺の文字から噴き上がった火に首を傾けるはず)   (2015/2/18 23:38:57)

リチャード神父□(傾けるであろう左側の首筋を限界まで切り裂く為に連撃を狙って最初の二撃を放ち)……何百、何千と繰り返されるのは有効な策だからだよ(聖職者はやることが変わらないという侮りには何も感じなかった。だがクラウスの術の方がよほど効いた――この言葉を聞いた瞬間、二手めだった投げ刃の投擲は左右同時に動き、今度はignisの文字さえ通過してレッドキャップの両目に投げ刃を放っていた。連撃にならない単純な攻撃が通用するはずもないと、クラウスの名で冷静さを欠いた頭は判断ができず)ジェイの術があの童貞野郎より劣るって言いたいのか! あぁ!? (借り物の術ならクラウスより効かなくて当然だ。だがジョン・スミスと比較されるクラウスの名は、ジョンの術に対し許しがたい禁句だった。しかも長い舌をべえと出して「早く、死ね」――ジョンの口癖に似た言葉を聞き、完全に脳が沸騰した)なにジェイみたいこと言ってんの! 嫌い! 嫌い! お前が死んじゃえ! (子供みたいな口調で、普段の飄々とした態度を忘れ、ただ愚直にレッドキャップの懐に飛び込んでしまい)   (2015/2/18 23:39:08)

クリード・ハサス□ ハードルの高い遅漏好きかと思ったら、中身は糞乙女の面被った売女でしたってオチかよ。ベタ過ぎ、ドン引くわ(結界に閉じ込められて片膝をつかされてる状態で揶揄を返すは余裕があるからか、それとも単なる意地か。そこをどう判断するかは相手次第なので追求はしないが。何れにせよ光あれ!と詠唱声高らかに完成された結界内ではレッドキャップの行動は完全に制限されていた。だが其れも長くはない事は術者本人が一番解ってるはず。だからこの数秒間に何かを仕掛けてくる――頭で考えるのでなく本能的にそう察したレッドキャップは赤毛の聖職者から視線を逸らさない。だからこそキャソックの袖裏に仕込んでた得物を投擲する様と、小指ほどの長さと幅と称された小型な何か(投げ刃)が自分の目の辺り目掛けて放たれた軌道を目視することが出来て。 身動きが取れぬ今、アレを躱すとなれば頭を右へ傾げるしかなく。首を傾げてコメカミ辺りに掠る程度な動きで頭を右へと倒した。…がその刹那。左眼の視界の端から突然火の手が上がる。)   (2015/2/18 23:40:53)

クリード・ハサス□…ッ?!(「火」と認識した時には既に遅く、相手の狙い通り眼球に刃先は命中しなかったなれど噴き上がった火が目許周辺が焼かれ、それと「火」の噴出で刃先の軌道が若干変化することも計算されてたのであろう…躱す為に首を傾げた事によって無防備に晒された首筋を投げ刃が掠めて出血し、流れ出た血が肩や胸元にまで滴った。しかも御丁寧にその首筋を裂かれた傷はignis=イグニス「火」の効果により此処もまた焼かれていた。ぱっくり綺麗に裂かれた傷なら塞がるのも早いが、焼かれたとなると回復するのにも多少時間が掛かる。本当に、この赤毛の男は――こういうところは心底えげつなくて本当に計算高い。)   (2015/2/18 23:41:03)

クリード・ハサス□(だが首筋も裂かれて左眼元に火傷を負い、一時的とは云え片方の視界を奪われた赤いサンタ帽子のレッドキャップは――この状況が次第に愉しくなってきていた。憤怒、殺意、それは微塵も磨り減っていないが、にも増して腹立たしいだけと思ってた相手が此れほど手数手立てを講じて自分を追い詰めてくるとは想像もしておらず、この嬉しい誤算に、ただただ純粋に強え奴をぶっ潰したい。戦闘狂と揶揄される愉悦に満ちたその欲求が駆り立てられられるまま――唐突に右手で携えてた斧の重力に任せて自分の目の前に倒した。狙い通りか偶然かは何れにせよ、倒れこむ大戦斧に両目目掛けて放たれた投げ刃はぶつかり其の侭大戦斧ごと地面に落下する。)嗚呼劣るな。テメェの術よりクラウスの方が余程―――(敢えてみなまで云ってやる必要は無い。聖派の牧師の名前出されて冷静さを欠いた赤毛をくつくつと肩を震わして嗤いながら見遣れば、出してた長い舌で左肩に付着してる自分の血を舐めて目を細めた。)ジェイ? …ハ、ハハッ。…ヒャッハハッ!!   (2015/2/18 23:41:12)

クリード・ハサス□(自分の何がジェイと呼ばれる男の口振りと似ていたかなど知る由も無いけど。冷静さを欠いた上、今までの計算高さから全く異なり烈火の如く怒り露わな表情で愚直に吶喊してくる男を見遣れば、使い物にならないはずの左腕を突き出して血で汚れた掌で赤毛の男の顔面を鷲掴む。武器を扱う武骨な手、握力込めれば人間の頭蓋骨など簡単に軋むことだろう)――誰だよ、ジェイって。なあ…黙ってねえでさァ――(いっそ砕かれた方がましと思わせる力加減で鷲掴んでた頭を持ち上げると、唐突に相手の身体を軽く浮かせて放り投げて――地面に倒した大戦斧を右手で手早く拾い上げ)――教えろよッ(赤毛めがけてフルスイング。下段からの袈裟斬り宜しく相手の胴体目掛けて斧刃を振るい放った。 この時レッドキャップは気付いてなかったけど、斧刃がキャソックに当たった瞬間【大戦斧でも簡単には刃毀れ一つさせられない硬いモノ】が盾となり赤毛本人を護った。けれどこの一撃の衝撃はズシンと相手の身体へと伝わることだろう)   (2015/2/18 23:41:30)

リチャード神父□「激情に流されず、己を律し、ここへ帰ってくるがいい」(煮え滾った脳内に、重厚な弦楽器を鳴らすような声がふいに甦った――時には、レッドキャップの血塗れの武骨な掌が目前に迫っていた。……左腕が動かせたのか、結界術の残り時間は何秒? とか、愚直な突進から回避は可能かとか、いろんなことが一瞬で過って脳内で攪拌し、一つになった時に出た言葉はシンプルな“しまった”だった)……ぐ、ゥッ……ッ(レッドキャップの甲高い狂的な嗤い声を聞きながら、血塗れの掌に顔を覆われて、目にも口にもレッドキャップの鮮血が入り込んでくる。武器を持つために角質化して固くなった掌の皮膚が肌にめり込む。ぎしぎしと自分の頭蓋骨が軋む音を聞きながら、体が浮き上がったのが分かった。あまりの痛みと息苦しさに声も出せない。だが圧倒的な優位を確信したレッドキャップが、あろうことがジェイを、ジョン・スミスが誰か教えろと言いだして、すっと肝が冷えた。怒りも過ぎると冷静になる。煮えた頭がもとに戻ったが、あまりにも遅きに失していた   (2015/2/18 23:42:23)

リチャード神父□ボールでも扱うように放り投げられ、到達点からただ落下するだけになって漸くレッドキャップの血で塞がれていた視界が開けた。血で分かりづらいが、片手で大戦斧を下段に構えたのが見える。思考を介するより早く、胴を二つにせんと迫る大戦斧の巨大な刃を細いダガーの刃で“受け止めた”)あ、あ、アァァァッッ! (はじめての悲痛な絶叫だった。絶叫の大きさがダメージの大きさを物語る。大戦斧の衝撃で身の丈5倍以上も離れた立ち木に細い体が叩きつけられたが、どうにか胴体は繋がったままだった。だが体はずるずると沈み、右手の指もすべて砕けて、これではダガーを再び握ることができない有り様だ。古代遺跡で発掘し、オーパーツや魔物から抽出した力で改造に改造を重ねたダガーは、数度くらいなら大戦斧の攻撃にも耐え得るだけの強度がある。しかしそれは武器に限った話だ。武器を握る生身の体の方は、獲物を一撃で屠る膂力に耐えきれなかった。大戦斧を受け止めた衝撃で指先から骨が砕け、腱と筋肉も破壊され、キャソックの防御力を以てしても、右の指から肩までがぐずぐずの肉塊になっていた)   (2015/2/18 23:42:33)

リチャード神父□意識的に分泌させていた脳内麻薬でも消せない痛みと、血で霞む視界に、魔物を閉じ込めていた結界の文字が消えていくのが見える。もう、時間切れだ――結界の方は)見よ、光は世々限りなく生きている……(血を吐きながらの呟き。神の加護が低い赤毛の神父は“目に見える”術と、“目に見えない”術の同時展開はできない。どちらか片方の術が終了しない限り、もう片方は発動できないのだ。ジョン・スミスが施した術で使用したのは二つ。“結界”と“捕縛”。結界は消え、代わりに捕縛が発動した。静かに、静かに、長く伸びたレッドキャップの神経が通わない黒髪に、聖書の文字はじわりと絡み)……童貞野郎より、ジェイの方が優秀に決まっているだろうが……(魔物が自分の髪に絡む文字に気付かれる前に動かなくては。だが呪いを受けても大戦斧を担いだ魔物みたいに、ぐずぐずになった腕を下げて動ける非常識な肉体ではない以上、どうにかして治癒する必要がある。治癒の方法はあるのだ。問題は治癒のために使った体力が、攻撃の分まで残せるか微妙なところだ)……一か八かとか、滅多にやらねえんだけどな!(叫んでぐずぐずになった自らの右腕にダガーを突き立て   (2015/2/18 23:42:45)

クリード・ハサス□(嗚呼、苦痛に虐げられる絶叫とはなんと心地が好いのだろう。) へえ、まだ胴体繋がってンのかい。(絶叫をあげながら吹き飛ばされ、立ち木に強か身体を打ち付けられた男の方を見遣る。確かに斧刃で胴回りを捉えたにも関らず立ち木にカ彼の鮮血は飛び散っておらぬ。その根元で蹲る男の姿を見て態とらしく間延びした声を出せば素っ呆けるように右側に頭を傾げてみせた。 実際、何故脆い人間の身体が断ち切り無かったのか…そんな疑問はあるものの、今のレッドキャップにすればそんな言はどうでもよく。唯…唯単純にまだ生きているならどっちかが死ぬまで戦(ヤ)れば好い。そんな結論に達したようで――立ち上がる事は出来たが今だ自由に歩き回ることが出来ないでいる結界内で血反吐を吐く赤毛の男を見遣った。)面白えなァ、あれ喰らってぶった切れなかった人間はテメェが初めて……嗚呼すまん、人間じゃなかったっけな。(右側に頭を傾げてる事で露わになる先程斬られて焼かれた首筋の傷。あの短い攻防の中で既に出血は収まっていた。が、焼かれた傷痕はあっさりと塞がることはなく、赤黒く焼け爛れた肉の部位を……)   (2015/2/18 23:43:32)

クリード・ハサス□(地面に大戦斧を突き刺して“右手”で触れて傷の具合を確かめた。その様子からして先程は腕を振るってみせたが矢張り左腕は、がしゃどくろの呪いにより思うように動かせないでいるのだろう。左の首筋から顎のラインを辿って同じく焼けた左眼周辺へと掌を這わせる。此方は幸い眼球への損傷が無かったので視力には問題は無い。だが皮膚が焼けている為、今の段階では瞼が上手く動かせずに結果として左半分の視野は狭くならざるを得ない状態だ。とは云え―――今居る場所は森だが、大元辿れば此処は自分が支配する【古代遺跡跡の廃墟】と呼ばれるエリア内。故にエリアマスターの恩賞として通常の状態より回復力は向上する。に加えて通常の状態より魔力を開放している今、この忌々しい“目に見えてる”結界が消えてしまえば左腕の呪われた怪我以外はたちどころに回復してしまうだろう。 だからこその――油断。)   (2015/2/18 23:43:46)

クリード・ハサス□いくらぶつぶつ云ったって、もうこの結界は役に立たねえだろが。消えかかってんぜー。(油断するレッドキャップの“長く伸びた黒い髪に這い寄る目には見えない術”に対して全く気付くことがなかった。見よ、光は…と紡がれた詠唱はこの行動を制限する結界を強化させようとする聖職者の足掻き程度にしか考えてなかったレッドキャップは、 く、はっ。と戦いに興じて熱る吐息混じりの呼気を吐き散らしながら突き立てた大戦斧の柄を掴んで引き抜いては、黒い帯状に描かれていた結界の線を見せ付けるが如く力強く踏み躙って歩き始めた。 もうこんな結界は無意味だと云わんばかりに。)んじゃ、テメェをぶっ殺したら、次はそのジェイってヤツが仇討ちにでも来ンのか…。くっ、ハハっ。いいねえ!そいつは面白ッ、――…あ゛?(この後に及んでもジェイの方がと云う様に益々この術の本家に興味を抱いたか。ずるりずるりと草地に大戦斧を引き摺らせながら立ち木に今だ留まり何か小細工でもしてる様子な相手の方へと歩みを進めていく、途中で―― つン、と黒髪が一糸。引っ張られたように感じて歩みが止まった。)   (2015/2/18 23:44:07)

リチャード神父□(痛みで朦朧としながら最後の手立てを使うか否か、迷う耳に届いたのは「……嗚呼すまん、人間じゃなかったっけな」――レッドキャップのそんな声だった。瞬間、勝率が低い手立てのためにダガーを自分に突き立てていた。傍から見れば愚かな自傷行為だが、真実は違う。切断や内臓が外に飛び出すような怪我でなければ、わずか数秒で完全治癒する神術が込められた治癒用のダガーだ。刺した痕すら即座に完治するそれは、もはや神の奇跡と言ってもいい。だが便利な奇跡には当然、対価が伴う。それは「全身のすべての傷を治癒」するために「体力」を必要とすることだった。生が強すぎて肥沃だった土地そのものを枯らす作物があるように、効果が絶大ゆえに完全治癒の代価に先に体力が尽きて死亡する可能性もある。ましてや脚力や瞳は人間の領域を越えるが、体力そのものは人間の範囲内でしかない神父には、治療だけでも諸刃の剣だ。それでも刺した。人間ではないと言われ、人間でありたい矜持のために、人間でしかない体力を賭けて)   (2015/2/18 23:44:59)

リチャード神父□あッ……ぁ、あぁッ(セックスに没頭するような艶めかしい声を放ちながら、捻じれて角度が変わっていた指が見る間に再生していく。耳たぶの傷も、レッドキャップが断ち割った地面で追った打ち身も、大戦斧の一撃で破裂した内臓の一部も回復した――残っていたほとんどの体力を使い果たして。完全治癒の最たるデメリットは“完全”であること。かすり傷や打ち身程度なら、本来は治療の必要がない。だが完全治癒は文字通り、傷を選択せず全てを治す分、治療の対価で体力は根こそぎ奪われるのだ)……腕と腹だけでいいのに……割に合わねえ……(体力を奪われ、立ち木に手を添えふらふらと立ち上がれば、結界が張られていた場所を大戦斧で引き摺って壊しながら歩む、顔と首に火傷を負ったレッドキャップを見て)いいお化粧で可愛いんじゃねえの? 火傷がお似合いよ? (捕縛の術に気付かれぬよう、意識を少しでもこちらへ向けるために嘲弄を繰り返して挑発する。治癒ダガーをホルダーに仕舞う手間すら惜しく投げ捨て、結界を張った後に刃だけは替えておいた二振りのダガーを引き抜いた)   (2015/2/18 23:45:11)

リチャード神父□抜いてしまえば、あとは発動するしかない、最後の手段がそれだった。本来は味方のバックアップを前提とした攻撃だが、回復に長けた強靭なエリアマスターを仕留めるにはこれしかない。一秒間に数千回の振動を起こす刃を、対象物の左右、あるいは上下の逆方向から同じ速さとタイミングで斬って共振を促す秘策だ。一度発動すれば術者でも止められず、発動後は最長でも十秒間が使用限界だが、たとえレッドキャップでも当たれば仕留められる。だが自らも数千回の振動に耐えた両腕は数十秒から数百秒の麻痺が確実となる。外れれば自分が麻痺した自分が完全に詰む、まさに一か八かの手段だった)……可愛いお顔だけど、髪型がイマイチ。モテ感0で残念。そんなデカブツの斧じゃ髪を切れねえだろ? 斬ってやるよ、てめえの首ごとな!(捕縛の術がレッドキャップの黒髪を捕えたのを視認し、刃の背で十字を切って正真正銘、最後の技を発動させて、最後の力で一気に駆けた)お前がジェイに会うのは首だけで十分なんだよ!(たとえ勝率が低くても、ここで確実に仕留めなくては……ジェイを、ジョン・スミスをこの地に来させないために)   (2015/2/18 23:45:23)

クリード・ハサス□…?(黒髪をつンと引っ張られたような感覚はほんの一瞬だけ。あ゛?と声を出した直後には頭を横に振ろうが違和感のようなものは全く感じられなくなってた。…何処かに引っ掛かっただけだったのだろうか…多分そうなのだろう。すぐに意識を対面の聖職者へと戻し、再び歩みを進めようとした時だ。相手の自傷的な行動が目に映った)今更自害――なんて真似する訳が無えよな。(メインの武器で在るダガーを自分に突き立てる姿は、確かに愚かな自傷行為にしか見えない。けど此処まで戦ってきて、時には飄々と時には我を忘れ、時には苛烈な性分を垣間見せてたこの男が今更結界を破られて深手を負った“程度”で全て投げ捨てて自害するとは到底考えられなかった。そしてその考えは当たる。 ダガーを突き刺し、嬌声ともとれる艶めいた声を張り上げて身悶えてた男の身体は傍目から見ていても明確な変化を伺わせられた。捩れてひしゃげてた指、所々の外傷が癒えてゆく。――あの様子なら恐らく内部も同様に治癒されているのであろう)   (2015/2/18 23:46:11)

クリード・ハサス□ ……ハ…。こいつは驚きだ。面白えモン持ってるじゃねえか…(瀕死の重傷を負って尚“あッ……ぁ、あぁッ”と喘ぐ声が妙に艶めかしい。愉悦に満ちた戦闘に在りとあらゆる欲望を刺激されてる今の状況にこの声は更にレッドキャップと欲求を駆り立てるモノでしかなく、長い舌をベェと出して舌舐めずりをすれば血だらけで汚れた左肩の付け根の辺りを口許に寄せて血糊付着させながら舐めて濡れた唾液を拭った。 過去今まで己を捕縛出来た人間はクラウス・ラーゲルクヴィストただ一人。その彼を抜かせば人間の身で此処まで自分を追い詰めたのは此れで“二人目”だ。 それ故に、当初は口の悪さに腹を立てて苛立ち、憤怒と殺意を抱かずには居られないけれど――今はこの聖職者と戦える事を素直に喜ぼうじゃないか。今ならカミサマってやつに感謝してもいいぐらいだ。)   (2015/2/18 23:46:34)

クリード・ハサス□(閑休話題。カミサマに感謝云々はさて置き。治癒の効果、後遺症が如何程のモノであるかは与り知らぬところとして、回復したならば間違いなく己を貰ってくるのは必死。ならば其れに対して迎え撃てば良いだけのこと。火傷の化粧が可愛いだの、髪型が云々だとあたかもこの戦いに関係ない部分について軽口を叩く相手の言動には全く興味を解さず、引き摺るように携えてた大戦斧を構えようとした、――まさにそのタイミング)…な、?!(振り上げようとした大戦斧がまるで鉛のように重く動かすことが出来なかった。それは大戦斧だけではなく、長柄を握る手元も…そもそもレッドキャップ自身が身動き一つ、指の一歩ですら動くことが出来なくなってた。恐らくは此れが先程髪の毛を引っ張られた時に感じた違和感の正体。童貞野郎より優秀だと散々喚いてたジェイことジョン・スミスが仕掛けた“捕縛”の術の効果なのだろう。何時の間に仕掛けられたか気付かなかったレッドキャップは己の鈍感さに舌打ちを鳴らす。―――も。 その隙的確に狙い済まして二振りのダガーを十字に切って疾駆する赤毛の聖職者に対しては――厭らしい程、ふてぶてしく口角を吊り上げて嗤ってみせた。)   (2015/2/18 23:46:46)

クリード・ハサス□………(一か八かの覚悟を決めた上ての捕縛の術は通常より強固に決まり、且つ、確実に仕留めんと迫り来る相手の疾駆は自分では絶対に対応しきれない程のトップスピードで。あの高速振動をする刃も喰らえば如何に回復力を自負する自分であっても間違いなく首を切り落とされると本能が警鐘が打ち鳴らすけれど――……在る意味追い詰められて冷静さを欠いた相手は首を狙う、と。それもたんなるブラフではなく二度“首”と宣言したことによりレッドキャップは何処を狙ってくるのか確信を得ることが出来た。 それ故に嗤ってみせることが出来たのだ。 その場からは指一本動かすことは出来ないけれど――左腕から止まる事なく滴る血の流れまでは“捕縛”しきれなかったのであろう。 指先から止まる事なく滴る“尋常ならざる生命力”を含んだ血液は此れまでの戦いで散々っはら草地に血を含ませていて――― 赤毛の聖職者がレッドキャップの首にダガーを突き立てる。その寸前、きっと彼は舌打ちせざるをえないだろう。 ダガーを手繰る腕に、自慢の脚力を誇る脚に。その四肢に“血を含んで急激な成長を遂げて”生物みたいに絡みかんとする植物の存在に…)   (2015/2/18 23:47:00)

リチャード神父□(神派教会から与えられた、使用者が死亡しない限りほぼ永続的に展開できるスピードブースト。だが実際は有限の術だった。術そのものは組成として無限に展開できる。ただ、連続使用は使用者の体力が持たない、ただそれだけだ。今まで何人かこの術を使ったらしいが、赤毛の神父、リチャード・ロウ以上に術の特性を引き出した者はいなかった――同時に、術の使用時間が一番少なかったのもリチャード・ロウだった。完全に特性を引き出せるがゆえに身体の負担は大きく、魔物の血が1/8混じっていても体力自体は人間の領域を越えなかったからだ。――何度、言われただろう。魔物と同じ体力があれば、と。何回、聞かされただろう。もう少し魔物の血が濃ければ、と。そうすればもっと自由にスピードブーストを使用できたのに、と。そのたびにジョン・スミスは言ったものだ。「リチャードは人間ゆえにこれで良い。リチャードは人間ゆえに術に依存せず鍛錬して技を磨いたのだ」、と)   (2015/2/18 23:47:46)

リチャード神父□(ジョンの言葉を裏切る訳にはいかなった。その言葉は確実に履行されねばならないのだ。――体力がないなら、0,1秒も無駄にしなければいい。ダガーを抜けば必ず当てる攻撃をすればいい。同じ場所を何度も何度も斬りつける技量を持てばいい。病的で偏執なまでに繰り返した反復練習。ジョン・スミスの言葉を裏切らないための努力は労苦ではなかった。いつものように鍛錬で慣れた体は習い性となり、対象に切りかかる瞬間まで目を温存したがそれが仇となった。レッドキャップの魔力の籠った植物の動きを感知しなかったのだ)   (2015/2/18 23:47:56)

リチャード神父□(捕縛で動けないレッドキャップの懐に飛び込む瞬間、体力的に最後の目を使う。正しくは“魔眼”と呼ばれる力を。見える。視える。診える。魔力や妖力の籠ったものなら瞬時に解析できる目は、ただの植物や木石には反応しない。だが目に端にちらりと魔力の籠った植物を感じた瞬間、動きが阻害され、蹈鞴を踏み前のめりになった。何と思う間もなく。前のめりのまま頭を自分の腹につき込むようにしてくるりと回転し、自分の足の動きを阻害したなにかを切り払った。足の自由を取り戻して着地したが、動きを邪魔した物に目もくれない。その余裕がないのだ。数えきれないほど鍛錬で反復した動きのまま、謀に成功した顔で嗤う魔物の首を落とそうとダガーを揮うが邪魔は一回ではなかった。足に、腰に、左腕に、巨大化した植物が絡みつく。左腕は間に合わない。同時攻撃の共振こそが術の要なのに、これでは奴の首は落とせず)くそ……ッ(だが片方でも攻撃はできる。首は落とせなくとも、せめて半分ほど首を裂ければ――だが体勢は最悪だ。届くのは火傷を負っていない右側が精一杯で。火傷で皮膚が脆い左側なら致命傷になり得ただろうに、ダガーに感じた魔物の首を裂く感触は軽かった)   (2015/2/18 23:48:07)

クリード・ハサス□(目に見える結界と目に見えぬ捕縛。双方の術式を掛け合わせて形成されたこの“神術”の完成度は確かにクラウス牧師の聖術に一歩も引けを取らぬ代物だ。今この術を発動させているのが赤毛の神父ではなくジョン・スミス本人ならば此処までの一連の戦いがどう転んでいたかは全く解らなかったであろう。だが惜しむべきは ―使用する術者の違い― 魔物の血が幾許か混在している聖職者による仕掛けだからこそ発動条件も効力も本家本元が放つ完璧な状態からは恐らく劣っており、聖なる術に対して抵抗力の弱い“レッドキャップ”である自分が耐え切ることが出来た。だが今になって思えば、この結界術そのものこそ…相手が尤も得意とし、且、唯一人。赤毛の男に人間として接し、赤毛の男を人間であると云い続けてくれるジェイと呼ばれる彼の為に鍛錬を繰り返し繰り返し行ってきたスピードブーストとダガーを操る技量を最大限に活かす為の布石でしかなかったのだ。 一方、レッドキャップの方と云えば。記憶が在る戦いの中で此れほどまで血を流されたことは無かった。)   (2015/2/18 23:49:16)

クリード・ハサス□(自我が芽生えた頃より些細な怪我も、それこそ槍で胸を貫かれるような傷でさえ塞がりが早く出血は常に抑えられており、それに加えて棲家が ―瓦礫に埋もれた廃墟― であるが為に“生”を感じさせる物等身近に無かった所為で…このように己の流した血が植物に影響を与えることを今日始めて知ったのだ。 だから戦いに酔い痴れ多量に出血することの危険性を顧みることもなければ、また知ったばかりの能力の具体性も把握しきれぬまま興に任せて扱ってみせたのだ。 知ったばかりの能力と 病的で偏執なまでに繰り返した反復練習  土壇場で地力を発するとしたら、それは当然 ―――後者。だ)   (2015/2/18 23:49:41)

クリード・ハサス□(“魔眼”と呼ばれてる力を用い、次々と蠢く植物を薙ぎ払う。鍛錬の賜物と云える体捌きで障害を排除し、最後の方は右腕以外の三肢に植物が絡みついて最悪な体勢となろうとも飽くまで狙いはその首。斬り落とさんと意地の一手で振るわれたダガーは確実にレッドキャップの右の首筋を捉える。)ぐッ、っ…ガアアアア、あ゛あ゛あ゛゛あっ!!!!(太刀筋が軽いと相手が思ったすぐ後、魔物の絶叫が木霊する。同時攻撃の共振が要と云うが、片方の刃自体が一秒間に数千回の振動を起こす刃となっているならば当然刃先が触れた箇所が振動により裂かれてもおかしくはないだろう。それに確かに先に傷を負っているのは左側だが所詮首など身体の部位で考えれば細く、傷の影響は右側にも及んでおり。墓石と野次られたレッドキャップの地肌は既に通常の状態より脆くなっていた。無論、脆くと云っても人間よりは今だ頑丈だけれども。 絶叫と共に噴いた鮮血、眉間を顰めながら咄嗟に傷口を右手で抑えるレッドキャップの意識は植物から削がれたので赤毛の聖職者に絡み付いてた草木は立ち枯れて束縛が解かれていくことだろう。)   (2015/2/18 23:50:03)

クリード・ハサス□…ぅ、ぐ…ッ…が、ァ(がは、と口を開き。息遣い荒く肩を揺らして酸素を肺腑に送り込みながら、呪われた左手で大戦斧を掴んで“捕縛”の術のなか、力任せに強引に引き寄せる。――けれどその実態は左腕はもう殆ど動かせず、既に大戦斧を振り上げることすら出来なくなっていた。掴んで震える手先、―――動かせずに携えてるだけの大戦斧。 ……互いにそろそろ限界が近いのかも知れない…)   (2015/2/18 23:50:15)

リチャード神父□(共振ダガーの発動が切れる二秒前、ブーストが切れる一秒前、魔眼の使用限界が訪れた直後、レッドキャップを相手に足掻き続けたリチャード・ロウは、やっと気づく。――なぜ、最後まで戦ったのだろう、と。レッドキャップの血を雨のように浴びながら後悔した。自分は、死ぬ。確実に、死ぬ。首への手ごたえは軽かった。赤い髪を濡らすほどの血を浴びても、超回復力を誇るエリアマスターはおそらく生き残る。単純に生きるか死ぬかだけで言うなら、まず現状で自分は死ぬことがない。体力は尽きたが、怪我自体は完全治癒している為、数日は動けなくとも命は尽きないはずだ。それは敵を完全に仕留めていればこそ。数分か数十分か数時間か。奴の超回復力なら、呪いを受けた左腕はともかく、他の傷は先に治ってしまうだろう。確実に早く行動できる魔物が、聖職者を活かしておく道理はない。縊り殺されるか、顔を握り潰されるか、大戦斧で胴を真っ二つにされるか。いずれにしても“回復したレッドキャップ”に殺される未来は確定している。――なぜ、最後まで戦いきってしまったのか。本来の自分は、分の悪い勝負は避けて、ジェイのもとに帰る事を考えるはずだったのに)   (2015/2/18 23:51:03)

リチャード神父□(一番の正解は、レッドキャップをスピードで攪乱して教会に戻り、装備と体力を整えてジェイと共に再度ここへ来ることだった。及第点は教会に戻れないなら、レッドキャップの首は狙わず、手でも足でも目でも、どこか一部を再生不可能なまでのみじん切りにして、行方の途切れた自分を探しに来るであろうジェイ達の戦いを有利にする事だ。落第点は呪いは与えても、それ以外はいずれ回復する相手の手足を残してしまったこと)……は、はは……、やっぱ、俺……お前みたいに優等生に……なれねえよ……(植物に絞められながら呟く声は弱々しい。責任感の塊である優等生は来る。確実に連絡が途切れた自分を探しに。なのに仕留めることもできず、左腕の呪い以外に回復できる傷しか残せないとは間抜けな戦果だ。ならば、もう一度だけ足掻く。蟷螂の鎌のような戦果でも、少しでもジェイの役に立つように。ただ、ジョン・スミスのために)   (2015/2/18 23:51:15)

リチャード神父□(植物に絡め取られた左腕は魔物を狙える角度ではないが、運良く“捕縛”で魔力の通っていない大戦斧は狙える角度に有った。手首の位置を変えて水平に落とす共振ダガーなら、残った二秒で大戦斧を断つ――はずだった。首を斬られた魔物の新しい力は、怪我により操作不能となりここへきて枯れてしまったのだ。絡められた重い手でダガーを投擲したはずが、絡められない軽い手で投擲した為に狙いは外れ、大戦斧の一部に傷を残すだけとなり)……なんだよ、運までねえな……(諦観と殉教に似た声で瞬きをして、気づいた。最悪の結果に。最悪以上の事実に。――目が、有り得ないほど“痛まない”)   (2015/2/18 23:51:26)

リチャード神父□(植物に絡め取られた左腕は魔物を狙える角度ではないが、運良く“捕縛”で魔力の通っていない大戦斧は狙える角度に有った。手首の位置を変えて水平に落とす共振ダガーなら、残った二秒で大戦斧を断つ――はずだった。首を斬られた魔物の新しい力は、怪我により操作不能となりここへきて枯れてしまったのだ。絡められた重い手でダガーを投擲したはずが、絡められない軽い手で投擲した為に狙いは外れ、大戦斧の一部に傷を残すだけとなり)……なんだよ、運までねえな……(諦観と殉教に似た声で瞬きをして、気づいた。最悪の結果に。最悪以上の事実に。――目が、有り得ないほど“痛まない”)   (2015/2/18 23:51:35)

リチャード神父□(人間と魔物の間にある“憑き”と“喰われ”には数多の方法があるが、古来から使われる単純な方法は、“名前”を縛るか、“血と精を与える”か“奪う”か。むろんただ与奪しても意味がない。なにかしらの方法と共に与奪が基本だが、稀に、稀にあるのだ。大きな力の干渉中に与えた血か精が、互いの相性次第で簡易的な“憑き”か“喰われ”になる事が。特に戦いの最中は大きな力が働き、干渉を受けやすい状況だ。そうだ。レッドキャップに顔を掴まれ、その血を目と口に受けた。今は簡易的な“喰われ状態”の初期段階に陥り、奴の回復力が自分にも影響を与えていたのなら――自分の血が、逆に奴の左腕の傷に干渉し、完治はせずとも傷が塞がる位の恩恵を与えてしまう。そうなれば後発で来るジョンへの危険は必須であり)……やだ……(魔物には聞こえない呟きを漏らし、動かない腕を体全体を使って立てた膝の上に載せる。干渉で本来は動かないはずの体が動くのは幸いした。左側のボタンの四番目。ダガー用ではない、唯一の装備。本来は与えられたスピードブーストの体内組成を奪われない為の物。自分の命も瞬時に壊してしまう自害用の毒、それを噛み砕こうと口を開けたが)   (2015/2/18 23:51:46)

クリード・ハサス□ぅ、…ぐ。ぁっ、…糞が…ッ(手で押さえる首筋の傷からは指の股越しに赤い血がぽたぽたと滴り落ちる。裂かれた瞬間よりは確かに出血量が目に見えて減少しているものの、恰も首根に心臓が移動してきたのではないかと思わせるほどに脈打つ傷口からは脳へとダイレクトに激痛が奔った。此処までまさにバケモノじみた回復力を以って傷負う端から平然と活動してきたレッドキャップだったけれど、神経はごくごく普通に繋がっており、肌を焼かれれば“熱い”と感じるし身体を斬られれば“痛み”も感じる。ただこれまでは戦いに興じた愉悦に浸ることにより脳に多量のエンドルフィンが分泌されているので気分が高揚して痛覚を麻痺させてきたのだ。だから左の首を斬られた時の痛みは然程も覚えなかったが…今回のは違う。この時点で血を流し過ぎてたことによる能力の低下。身体の機能の低下。そして魔力を帯びた植物に行く手を阻まれ、なす術なくあのまま終わるであろうと勝手に思い込んでいた赤毛の男からの矜持を賭した一撃を避けることすら出来ず喰らってしまった完全なる自分の“驕り”)   (2015/2/18 23:52:19)

クリード・ハサス□ (其れ全てが相俟った“激痛”は今まで感じた事がないぐらいレッドキャップの身体を蝕む。――なのに)…ン、ッ…ぁ、ぐ…そ…ッ、…面白えじゃねえかよ、…ヒャ、ハッハーッ、ハハァッ!!!(激痛に蝕まれ身動きは勿論、呼吸をすることも、況して気狂ったように嗤い声張り上げることも満足に出来ないはずなのにも関らず――心底。腹の底から面白くて愉しくて狂喜に満ちた嗤いが収まらなくなっていた。嗤い収まらないのは一分一秒が長く感じられるこの戦いを続けたことによる気分の高揚が主な要因だろうが―――実はもう一つ、レッドキャップ自身も気付かない原因が在った。多分これが最大の理由。 互いの“血”の干渉による無自覚な “ 喰 わ れ 状 態 ” )   (2015/2/18 23:52:30)

クリード・ハサス□(よもや草木が枯れて相手の拘束が解かれたことが逆に狙いを外させる結果になろうとは、相手にとっては完全に不運としか云いようが無い。だがダガーの刃が大戦斧の三日月状の斧刃の下位の部分、刀身でいうところの「刀区(はまち)」に相当する箇所に当たると数千回の振動に耐え切れず耳障りな金属音爆ぜて斧の一部が砕け散った。 流石に此れには嗤い続けるレッドキャップの声が潜まり双眸を、す、と細めて砕けた大戦斧を見た。 だが激昂はしない。右の首を裂かれた時と同じ振動する仕掛けのダガーなら斧刃の一部に傷を残すぐらい当然だろうし、それに――やっぱり愉しいのだ。自分に傷を負わせたのと同様に相棒である大戦斧にまでも傷跡を残したこの赤毛の意地の強さとやらが。 初期段階とはえ“喰われ状態”である事を認識し、自らの身体の異変に愕然として膝をつく相手とは対照的に、“喰われ状態”である事を自覚してないレッドキャップは首筋から手を離して大戦斧の砕けた部分を指でなぞると、含み笑いを浮かべながら武器を地面に投げ捨てて膝つく相手の目前へと歩み寄った。)   (2015/2/18 23:52:41)

クリード・ハサス□ハ、…ハハ。愉しいなァ、オイ。テメェもそう思わねえか?(左腕はもはや動かすことが出来ずにだらんと力なく垂れ下がっているだけ。だが相手には呪われた傷が僅かながら塞がり始めているのが伺えよう。レッドキャップは気付いていないけど確実に相手の血の恩恵が現れ始めてる証拠だ。)だんまりきめンなよ。…ま、逃げる機会は幾らでもあっただろうに。罠張って待ち構えた時点でテメェも同じ穴の狢だってことなんだけどよ。(もがき苦しむような息遣いではないが胸を上下させて大きく荒く息継ぎしなが、もう一度血で穢れる首の右傷に手を触れさせながら膝をついて聞こえぬ呟きを漏らす相手を見下ろせば――膝の上に腕を乗せて口を開きかけてる赤毛の髪を鷲掴みにして強引に顔を上げさせる。それが偶然自害を防いだとは露知らず…。赤毛の顔を見れば、左右の口角を吊り上げて嗤う。)   (2015/2/18 23:52:52)

クリード・ハサス□――気が変わった。同じ狢なら殺すより生かしといた方が面白え。…目、覚めたら――――赤毛、テメェの名を教えろ。(初期段階の“喰われ状態”であることを理解していないレッドキャップの口から出た言葉は偶々だろうが自分の血の干渉を受けてる相手からしたらある種の命令であり、それに逆らってまで自害用の毒を服用するなど恐らくは出来ないであろう。 大きく息を吸い込み、頭を後方へと傾げると…鷲掴みしてた赤毛を離して――自分もまた地面に倒れこむ勢いで 赤毛の男の額目掛けて頭突きを放つ。  頭突きで始まったのならば頭突きで終わるのも悪く無い。 此れが正真正銘最後の一撃。そのまま半ば相手に凭れ掛る体勢で余りにも多く血を流し過ぎたレッドキャップは意識を失った。 この至近距離だ、相手が宣言通り首を斬り落そうとするなら其れは其れで構わない。…が、もし目を覚ます事が出来たのなら――その時はムカつくほど口の悪い赤毛の名を訊いてみたいものだ。)   (2015/2/18 23:53:03)

リチャード神父□(レッドキャップはさんざん揶揄したように、長らく孤高の魔物だった。自分がキャソックに腕を通した頃に、すでに奴はエリアマスターとしてこの地に君臨していた。神派教会からも何度か討伐に向かったが、その悉くが失敗した事実がこの魔物の強さを物語る。レッドキャップの個体はただ独りであり、仲間はおろか、僕となる下級妖魔も、喰われとした人間も必要としなかったと聞く。一体で完成された凶暴な生き物。だから、奴は知らなかったのだ。血による干渉も、相性も、“喰われ”も“憑き”になる条件や状態も。対して、神父は“憑き”も“喰われ”も熟知している。自分自身にも何体か“憑き”はいるし、教会内で他の聖職者が監視する中、“喰われ”状態がいかなるものか経験するために、わざと“喰われ”になったことがある。だから、分かる。どんなに反発しても、抵抗しても、無数の釣り針を打ち込まれたように、相手に引き寄せられて従属する感覚)   (2015/2/18 23:54:33)

リチャード神父□……ジェイ……(最後に名前を呼んだ。もっと呼んでおけばよかった。喉が嗄れるくらい、舌が痺れるくらい、こんなに呼び足りないと思うのなら。もっと呼んで、呼んで、呼んで、『ディック』と、呼び返して貰えばよかった。魔物が近づく気配に視線を向ければ、力なく垂れた左腕の傷が塞がりつつあった。もう時間がない。奴が“喰われ”に気付く前に毒を口に含み噛み砕こうとしたところに。「……テメェも同じ穴の狢だってことなんだけどよ」――絶望に絶望を塗布する声が頭上から聞こえた。――同じ穴の狢。俺が、戦いを愉しんだというのか、たった1/8の血が、戦いの余韻に浸り、狂ったように笑う魔物に呼応したというのか。――否。それは、認められなかった。人間として認める訳には行かない。認めれば、“自分の存在はジェイに為に在る”そう信じてきた芯に瑕疵がつく。守ってきた芯に瑕疵を受けたくなくて毒を噛み砕こうとしたそこへ。「…目、覚めたら――赤毛、テメェの名を教えろ」自害を阻む声がした)   (2015/2/18 23:54:45)

リチャード神父□(髪を掴まれた事もあったが、噛み砕く動きは支配側のレッドキャップの言葉に感応した。目覚めを強要される、それは目覚めることのない自死を阻む意味にもなる。しかし今はまだ“喰われ”の初期段階だ。本来は意志を強く持てば抵抗できる段階なのだ。だが体力は底をつき、心は摩耗していた。優先すべき順位を違えた自分を許せない心は、克己心を折り、意地を砕き、矜持を踏み躙っていた)――う、ァッ! (愉しそうな顔のまま頭突きを仕掛けたレッドキャップは、出血の多さからか気を失い、こちらへ覆い被さるように倒れ込んでくる。頭突きを受けても体力はないが傷が回復した分、神父の意識は残っていた。だが、引き締まった魔物の体を受け止めることも、ましてやダガーで首を掻く力もなく、ただ一緒に重なって地面へ崩れ落ちるだけだ。そして、ふと、気づいた)……ああ、この手があったか……   (2015/2/18 23:54:56)

リチャード神父□(音もないのに雨が降っている。黒い雨が。視界を横切る黒い雨の線の向こう、なにもない空間がゆらゆらと揺れていた。“喰われ”で釣り針を掛けられたみたいな感覚が強まれば強まるほど、指に絡んでいた糸のような、“憑き”が解けていく感覚がする。今まで希薄だった、自分が憑かせていた魔物たちの気配が濃くなってくる。奴らは知っていた。自分を縛っていた神父の力が失われつつあると。死か、他の魔物に支配されば、強制的に“憑き”状態は解除になる。調伏し、屈服させた魔物が自由になれば、まず自分たちを征服していた神父を襲うだろう。ついでに意識がないとはいえ、すでにこの地の力を移譲されたレッドキャップも放っておくはずもない。簡単にエリアマスターを屠り、この地の力を手に入れる手段が文字通り転がっているのだ。憑かせていた魔物に嬲り殺される予想はなかったが、レッドキャップが道連れなら安いものだ)   (2015/2/18 23:55:06)

リチャード神父□……は、はは……心中……みてえ……(視界の黒い雨がどんどん強くなる。それが黒い雨などではなく、目の前を覆うレッドキャップの黒髪だと理解できないまま視界は暗くなり。どうせ死ぬのなら、もう聞こえないレッドキャップの耳へ、冥途の土産代わりに名前くらい教えてやろう。どうせ呼べやしない。―路は同じ、冥途なのだから)……リチャード……リチャード・ロウ……   (2015/2/18 23:55:15)

リチャード神父□【〆】   (2015/2/18 23:56:08)

クリード・ハサス□【〆】   (2015/2/18 23:56:27)

おしらせリチャード神父□さんが退室しました。  (2015/2/18 23:56:49)

おしらせクリード・ハサス□さんが退室しました。  (2015/2/18 23:57:18)

おしらせ時雨□さんが入室しました♪  (2015/3/13 13:51:22)

時雨□【試し稼動がてらお邪魔致します】   (2015/3/13 13:51:53)

時雨□【しぐれ/妖怪すねこすり/170cm/63kg/20代前半/藍の着流しに群青の帯を締めた、ひょろりとした風体の白面の男。猫に似た垂れ耳覗かせる腰までの白髪、地に引き摺るようなふさふさとした尻尾。肘から先、膝から先は白毛並みの獣のもの。その日暮らしと特定の居場所は持たず、緩衝区域やその近辺をふらふらと】   (2015/3/13 13:52:33)

時雨□(雑多な雰囲気と喧騒に塗れた緩衝区域、人間から妖まで入り混じる混濁とした空気に、知らず機嫌良さげな笑みが口元に浮かぶ昼下がり。人混みの中これといった目的も無く──寧ろこうして出歩いているのが目的であるような──行き交う人々の足元を己の長い尾でさらりさらりと撫でて行く。空模様は己追うようにして徐々に怪しく成り行くところ、空気に混じる湿気と雨の香りに、すんと鼻を鳴らして。己は雨の夜に居る者、行く場所来る場所に、月は兎も角として雨雲付いて来るのは避けられず)   (2015/3/13 14:01:50)

時雨□(この通りに店を構える者や察しの良い者は早々に雨の気配を感じ、店仕舞いを始めたり歩調早めたりするのかも知れん。そこはかとなく忙しげになって行く周囲の様子も知らぬ存ぜぬとまた一人、傍ら通り抜けようとした誰かの足元をふさりとした尻尾で撫で上げ、数本、それに伴い抜かせた毛を踝辺りに纏わり着かせ、転ばせる。おお、と大仰に驚いた声を漏らし)そうまで急がずとも良かろうに。要らぬ怪我をする故に。(転がしたのは自分と同じ年恰好した男のよう、鷹揚に笑うと己のせいとはおくびも出さず、さも親切とばかり手を差し伸べて引き起こし)   (2015/3/13 14:18:45)

おしらせ百観□さんが入室しました♪  (2015/3/13 14:19:55)

おしらせリッキーさんが入室しました♪  (2015/3/13 14:28:08)

リッキー 【リッキー(人間?) 174㎝62㎏25歳リバ フィッシュボーンの編み込み茶髪。琥珀色の瞳。たまに眼帯。緩衝地区へまたにふらっと現れるトレジャーハンターらしい。昔は緩衝地区の悪童。一時期行方不明になっていたが、数年前に戻ってきた。口が悪いS系男子】   (2015/3/13 14:28:12)

百観□オヤオヤどうもすまないねェ?いやァ雨だからちょいと急いでたもんでねェ、あんたは雨宿りのアテはあるのかィ?(時雨の手を借りながら、全身に布を巻き襤褸を纏った異様な風体の男が立ち上がる。転んだにもかかわらずニヤニヤとした笑みを浮かべ】   (2015/3/13 14:28:56)

リッキーそこのなんか可愛いお耳のおにーさん。そこに居る襤褸男、うっさんくさい掏摸のついでに不幸を撒き散らすから気をつけなよ(茶髪をフィッシュボーンの形に結った若い男が、藍の着流しと襤褸という正反対な見かけの男を交互に指差し、口角を意地の悪い形に吊り上げて哂う)じゃあねえ、懐と命には気をつけなよ。――ここはなんでもいる場所だからね 【時雨さん、こんにちは。部屋主の持ちです。一言乱入で失礼しますね。これからよろしくです!】   (2015/3/13 14:33:08)

おしらせリッキーさんが退室しました。  (2015/3/13 14:33:29)

時雨□いいやぁ、こうして雨に濡れ歩くのも風流じゃろうよ。ま、風邪をひいては難儀故、どこぞに引っ込むのも悪くは無いが(ゆるゆると首を振り、それからとうとうぽつりぽつりと降り出した雨に空を見上げて。相手が起き上がったならそこで手を離して腕を組み、人と異なる獣の手は互い違いに着流しの袖へとしまい込み)おんしはぁ、何ぞアテとやらがあるんかの。   (2015/3/13 14:35:18)

時雨□おぅ、それはそれは物騒な。しっかし平坦な道をたぁだ歩き続けるのも退屈じゃろし、ちょいとした不幸なら人生のすぱいすとやらにもなろうよの(不意、程近い場所から聞こえた男──リッキーの声に目を細めて笑い、肩を竦める。忠告めいた台詞には礼を口にしたがそれが届いたかどうかは分からん、去って行く背にひらりと手を振り)【ファッ、と途端に走る緊張がありましたwこちらこそ餅様、参加者の方々に宜しくお願いいたしますと…!】   (2015/3/13 14:39:12)

百観□ヒヒッ!ここらにゃらヤサにしてる賭場があるからねェ、そこにちょいと行こうと思ったんだけれど…ありゃりゃァ、ボーヤにオイタァされちまったねェ?ヒッヒヒィ!ケチが付いたし、こりゃァ返しとくよォ?ま、あんたも尻尾でちょっかい出してるんだしお互い様だよねェ?(立ち去った茶髪の男に意識を向け、思案しながらも軽い口調でいつの間にか手にしていた小銭入れを放る)   (2015/3/13 14:43:41)

おしらせ裂刃 朱雀□さんが入室しました♪  (2015/3/13 14:46:31)

時雨□賭場とはまた洒落とるのぅ、と───おぅ、何ぞバレとったのか。成らばその財布もおんしのモンで良かろうが、あの茶色の兄ぃに助けられたか(ちょっかい、との指摘には悪戯めいて尾をゆうらり揺らし見せ、可笑しげに肩を震わせるといつの間にやら掏られていたらしき小銭受け止め懐へ)確かに、ちょいとした不幸との忠告、人の話は聞いとくものよ   (2015/3/13 14:51:30)

裂刃 朱雀□緩衝地域の端にある屋敷のドアが開き底からその家にはそぐわない黒いフードを目深に被った青年が出てくる、口元を袖で拭いながら片手には宝石やら金目の物が鞄に押し込められている)...フゥ....。(小さな溜め息を漏らしながら空を見上げると)あ?雨じゃないですかぁ...(嫌そうに言いながら雨宿りするところをキョロキョロと辺りを見渡しながら探している【こんにちは、時雨さん。突撃してしまいました。淫魔の裂刃と申します】   (2015/3/13 14:52:55)

百観□いやァ?不幸になるかどうかは、まだ保留にしときなよォ、ヒヒッヒィ!さて、話してると濡れちまわァ、ちょいと歩けばすぐそこだし、これも縁だと思って付き合うかィ?   (2015/3/13 15:04:27)

時雨□(視界の端に開く扉見れば自然とそちらへ目が向くもの。屋敷の作りには不似合いな、存在自体を隠すよな黒フード。顔は見えんが、背格好はやはり年若い男のような──だが、雨を厭うような様子が見えれば何となく口元に浮かぶ薄い笑み。周囲見回す目と此方の目が合えば、こいこいと手招きして見せて)   (2015/3/13 15:04:41)

裂刃 朱雀□ん?......(辺りを見渡していると二人並んで雨宿りしている方々が目に止まり手招きをしているので警戒心なしで重たそうに鞄を持ちながら二人に近づいていく   (2015/3/13 15:07:18)

時雨□そうじゃな、行くが地獄か去るが地獄か、分からぬというのも興じゃろう。こうして賭場に招くが故、種銭返したのは策略かの(百観の誘う台詞に返す言葉は笑み混じり、くつくつ喉を鳴らし頷き、何やら大荷物の朱雀が此方へ素直に近付いてくるのを見れば揺れる尾が自然とその足元へと触れるよう。雨に濡れた耳が一度だけ震え、一つ雫を振り払い)   (2015/3/13 15:12:36)

百観□そいつァ気分だよォ、たまにサマ師をひっ捕まえるのに雇われるこたァあるけどアタシァ別に胴元ってわけじゃないしねェ、ヒヒッ!まァでも賭場で指ィ咥えて見てるだけってのも楽しか無いだろォ?おやおやお坊ちゃん、どうしたィこんなとこでェ(ニタニタしながら会話を続け、時雨の声をかけた相手にグリンと首を曲げては顔を向け)   (2015/3/13 15:20:34)

裂刃 朱雀□ふぅ....ん...(重い荷物を持ち二人に近寄り一度荷物を下ろし溜め息を漏らす。遠くでも相手の猫耳を視認していて物珍しそうに見つめる。見つめていると百観のほうから質問が来たので)んー?とある方に頼まれましてねぇー彼処の家主を搾り取って来たところですよぉー。美味しかったです(ニッコリ満面の笑みで堪えると荷物を抱え)何処かに行くのではありませんかぁ?良ければ僕もついていきたいのですがぁー?   (2015/3/13 15:25:10)

時雨□餅は餅屋、悪戯には悪戯上手という訳か。何にせよ、顔の利く者いれば頼もしいの。──さ、善は急げじゃ。そこな兄ぃも共にな(百観の言う賭場へ、案内促すようにして彼の肩へと手を置こうと。それから搾り取ってきたとの物騒な台詞口にする朱雀と、その手にある重たげな鞄を一瞥。共に来るとの雰囲気あればにんまりと双目が満足気に細められ)   (2015/3/13 15:28:56)

百観□悪い顔してるねェ、ま、悪戯好きにゃァいい遊び場だろうねェ、ヒッヒヒィ!アタシが楽しいんだから間違いないさァ!坊ちゃんも来るのかィ?あんまり無茶はしないようにねェ、ま、他のもんで元を取りそうな気もするけどさァ   (2015/3/13 15:39:09)

裂刃 朱雀□んー.....(猫耳をじぃーっと見ながら触りたそうな表情になるが言わず)ここからは近いんですかぁー?(普通に荷物を持ちながら百観を見ながらそう言い)   (2015/3/13 15:42:11)

時雨□良くも悪くもこれが儂の顔だからの。それに人の大勢いる場所は大好きじゃ(徐々に強まる雨足、だがそれも己にとってはいつもの事と気にする風無く。ただ、からからと笑う間も耳だけは触れる水気を嫌い、幾度か跳ねるよう震えて。その耳に注がれる視線に気付くでなく、百観と朱雀の遣り取り眺め遣り)   (2015/3/13 15:47:06)

百観□ヒヒヒッ!近くなきゃ誘わないよォ、どっかの飯屋にでも逃げ込むさね、んじゃ行くとしようかァ?ま、あまり行儀のよろしいとこじゃァないけどねェ…ヒヒッヒヒヒィ!   (2015/3/13 15:51:46)

裂刃 朱雀□まぁーでしょうけど。時にでっかい人。身体触ってみていいですか?(荷物を持ち並び歩きながら顔を上げ気になっていた事を言ってみる)耳触られるのイヤのですかねぇ.....(ボソッと呟きながら猫耳を見て   (2015/3/13 15:56:05)

時雨□……触るんならば、触られる覚悟もあろうと思うが?(ふと漏らされた呟き、耳に受けると口端持ち上げ顎を撫で、不敵な笑みを朱雀へと。そろそろと移動する空気あれば着いてゆく気)   (2015/3/13 16:01:51)

百観□んじゃ、こっちさァ、ヒヒッ!お手柔らかに頼むよォ?(ふらふらした足取りで、急ぎ行き交う人々にぶつかりそうになりながらも歩き出す。徐々に懐に荷物を増やしながら)   (2015/3/13 16:06:02)

裂刃 朱雀□....あれってスリっていうんじゃありませんでしたっけ?(百観の行動を見ながらそう呟き)ん?触られる覚悟ですかぁー?僕触られる所なんかありませんよぉー?(首を傾げ微笑みながら一瞬目を逸らす   (2015/3/13 16:08:03)

時雨□さぁて、それでは下穿きまで濡れる前に行こうかの(先を歩き出す百観の背を見ると、その覚束ない足取り楽しげに眺めながら此方も歩みを再開す。ふらつく彼を避けようとする人々の内、誰かはよろめき、誰かは転ぶよな風景が幾つかあるよう、その最中で朱雀を見遣り、肩を竦め)…そうかの。儂には十分にあるよう見えるが。一本、二本、それに三本目じゃ。(何を指して数えてかの事かは言わん、また喉鳴らし笑い)   (2015/3/13 16:13:45)

裂刃 朱雀□そーですかね...?(相手が言っている一本二本という言葉に首を傾げながらそう呟き)....あ"。すいません~ちょっとさっきの屋敷に忘れ物をしてしまったので私は失礼しますねぇー(先程の屋敷で魔宝石を作ってそのまま置いておいたのを今更思いだし赤毛の神父とかに見つかれば取られると思い苦笑いを)じゃあ失礼しますねぇー(さっきまで持っていた荷物をその場に置き早足で屋敷に向かっていく。――〆   (2015/3/13 16:25:15)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、百観□さんが自動退室しました。  (2015/3/13 16:26:06)

時雨□おぅ、それは残念至極。また袖擦り合う時にでも──(再び屋敷へと戻る朱雀へ手振り、それから雨宿りの名目にて百観の先導にて着く某所の賭場へ。先に彼が言った通り、ただ眺めているのはつまらんと賭けの席へと座り込んだが──半刻もせずに結果素寒貧の懐抱えて場を後にする筈。雨宿りと言っても己が居座れば雨は止まん、去るのも声かけてくれたものへの礼かと、またぞろぶらりといずこかへ)   (2015/3/13 16:30:49)

おしらせ時雨□さんが退室しました。  (2015/3/13 16:31:21)

おしらせ裂刃 朱雀□さんが退室しました。  (2015/3/13 16:36:21)

おしらせ時雨□さんが入室しました♪  (2015/3/14 22:31:49)

時雨□(分厚い雲が月を覆い隠し、絶えずじとじととした雨の降る夜。唐傘片手に荒れた道を辿る緩やかな歩、擦れ違う者も無く唯静かで、そこが少々不満か知れん。ただ緩衝区からはそれなりに離れてしまった故に、今宵は唯の散歩と洒落込もうかと)   (2015/3/14 22:39:55)

時雨□(この近辺は同種の領域、それでいて直線の道が続いているなら幾らか警戒弛むもの。他種もこれといって嫌悪はせんが──)どうにも匂いやら、気配やらが受け付けんからのう…(軽く頬掻き溜息。暦では春だろうが夜風は冷たく、空気に湿気があれば余計寒いと歩きながらも背を丸めて)   (2015/3/14 22:51:04)

おしらせ千尋▼さんが入室しました♪  (2015/3/14 22:52:16)

千尋▼はぁ…、雨は嫌い…(ため息をつきながら木の下で雨宿りをする。先程他勢力の奴等に妖力を吸いとられたため、少しふらふらしているようだ)はぁ、今日は本当についてない…。   (2015/3/14 22:58:26)

時雨□(行く場所も帰る場所も持たない身、それだけに文字通りにあても無く足を進めるすがら、ふと木のたもとに人影見付けて目を凝らす。背丈は己と変わらんようだが、と)おぅ、そこな童、如何した。斯様な時間にふらついていたら食われてしまうぞ。(人間が子供窘めるような台詞を冗談交じり、そちらへと近付くと傘を傾け差し出そうと)既に食われた後なら難儀じゃの。   (2015/3/14 23:03:15)

千尋▼ん…、食われてはない。ぎりぎり逃げた…。まぁ、そのせいで色々力を使ったが…(ふ、と時雨を見上げて力無さげにぽつりと言葉をこぼす)   (2015/3/14 23:05:51)

時雨□そりゃあ不幸中の幸いか。帰る家ぞ何ぞ、あるなら背負うて送ってやろうか(傘持つ手とは逆の手伸ばし、その髪撫でてしまおうかと。掛ける言葉も対応も、子供に対するもののまま)   (2015/3/14 23:09:28)

千尋▼いや…、家は、忘れた…かな(うーん、と頭をひねりながら)…撫でないで。くしゃくしゃになっちゃう(前髪で目元が隠れているが少し不機嫌そうな雰囲気になったのか手をぺしぺしと叩いて)   (2015/3/14 23:14:23)

時雨□何じゃ、頼りないのう。しっかしこの雨、まだまだ止まぬぞ(自分が此処にいる限り、雨雲もまだまだ此処に留まる筈。忘れた、の後についた短い言葉に肩竦めて笑い、その肩越しに暗い空を一瞥し)撫でるなと言われると却って撫でたくなるものよ。女子でもあるまいに気にするな(手を叩かれても気にした風なく、相手の頭撫でていた手は髪型乱す動きへ変わり行く。それこそ、くしゃくしゃと)   (2015/3/14 23:20:02)

千尋▼いい、雨は嫌いだけど…待つのは嫌いじゃない、から…(ぽけ、と上の空といった様子で答えて)…ほんと、くしゃくしゃじゃないか。やめてよ…くせつくとなかなかとれないんだから…(手をはらいのけて手で自分の髪をときはじめる)   (2015/3/14 23:26:58)

時雨□儂は雨男だからのう…行くとこ行くとこ、こうして雨が着いて来る。これから東の方へと行くが、西へと歩めば晴れるか知れん(払われた手を見てまた可笑しげに笑い、唐傘を相手の方へと半ば押し付けるようにして差し向けると此方は木の傍離れて歩き出そうと)またぁ会えた時にゃ、その髪梳けるよう櫛の一つも持ち歩こうか(毛繕い始める子狐のような相手の姿、目を細め眺め見てからまたふらり、暗い夜道へ)   (2015/3/14 23:34:17)

おしらせ時雨□さんが退室しました。  (2015/3/14 23:34:23)

おしらせ千尋▼さんが退室しました。  (2015/3/14 23:34:50)

おしらせ千尋▼さんが入室しました♪  (2015/3/16 00:34:21)

千尋▼【待機ですー】   (2015/3/16 00:35:44)

千尋▼ん…、ここはひなたぼっこにいいなぁ…(ふぁ、とあくびをしながら木の下に腰かけて)   (2015/3/16 00:43:56)

千尋▼【親ふら落ちー!】   (2015/3/16 00:49:00)

おしらせ千尋▼さんが退室しました。  (2015/3/16 00:49:12)

おしらせ時雨□さんが入室しました♪  (2015/3/29 10:34:04)

時雨□【しぐれ/妖怪すねこすり/170cm/63kg/20代前半/藍の着流しに群青の帯を締めた、ひょろりとした風体の白面の男。猫に似た垂れ耳覗かせる腰までの白髪、地に引き摺るようなふさふさとした尻尾。肘から先、膝から先は白毛並みの獣のもの。その日暮らしと特定の居場所は持たず、緩衝区域やその近辺をふらふらと】   (2015/3/29 10:34:31)

時雨□(己の訪れと共にしとしととした雨が降る。この時期、こんな雨は花時雨などと呼ばれるのだろう。舞い散る桜の一つもあれば、己の故郷を脳裏に浮かべ、懐かしさに双眼細めるのだが。ぬかるんだ泥の地面、にじればねちゃりと粘着質な音が小さく)良い脚じゃのう。もぎ取ってしもうたのが惜しいくらいの。(黒い泥に混じるはそれに負けじと黒く、そして赤い人の血液。傘を担ぐような気軽さで手にするのは人の足首、肩に掛けはそこからすらりと伸びた、男の膝で。眼前に転がるヒトはまだ息があるよう、此方睨み上げてくる視線に、愉悦から口端持ち上がり)   (2015/3/29 10:46:09)

時雨□しかしのう…ちょっかい掛けるならもうちぃとばかり、自分に合った相手を選ばんとなぁ。(残念残念、と掛ける言葉は何処までも他人事。泥と血に塗れた達磨の成り損ないが、自身の出血で徐々に目の光を無くしてゆく様子、己も観察するよう腰を落としてしゃがみ込み)…でないとこうして店仕舞いじゃ。命なんぞ大体一つきり、粗末にしたらバチが当たるぞ。(もう既に当たっている──というよりも当てた後であるから、説教も何もかも遅いのだろう。が、あえて口にする意地悪さ。担いだ脚の腿を掴み、口元へと運ぶとこれ見よがしに食い付き日々鍛えていたのだろう肉を、筋を、ぶちぶちとした音と共に食い千切って咀嚼する。ごくり喉を鳴らすと朱に濡れた唇舐め上げて)   (2015/3/29 11:03:04)

時雨□肉も悪かぁないが…儂はやはり魚のがいいのう。どこぞか釣りでも出来りゃいいが(咥内に残るのは僅かな塩気とそれを塗り隠すような鉄錆の味。ぺ、と血の混じる唾を泥に吐き、立ち上がると先と同じく脚は肩に担ぎ直して踵を返し)肉は馴染みの土産にするか。代わりに飯でも奢うてもらうか。嗚呼悩ましい、悩ましい(もう死に掛けの達磨は無いもののよう、歌うに似た声の調子で独り言紡ぎつぶらりぶらりと歩き出す。知り合いの妖は普段どこらに居たのだったか、歩いていれば勝手に出会うかとぬかるんだ地に草履の足跡点々残し、雨と共に何処かへと。その場に置き捨てられるのは足の千切れた死骸一つ、去り行く空からの時雨に濡れそぼり)   (2015/3/29 11:28:31)

おしらせ時雨□さんが退室しました。  (2015/3/29 11:28:35)

おしらせ赤いフードの男□さんが入室しました♪  (2015/3/29 21:16:51)

おしらせリッキー□さんが入室しました♪  (2015/3/29 21:17:24)

赤いフードの男□【 赤いフードの男 188cm/76㎏/実年齢不詳・外見年齢20代中盤 顔半分隠れるぐらい目深くフードを被る。 外見は人型。 長い黒髪は左側の首筋で一纏めに括り、縛った部分の髪は肩口から前に出している。】   (2015/3/29 21:17:57)

リッキー□【リッキー。1/8魔物の血を引いた青年。174㎝62㎏25歳・リバ。フィッシュボーン型の編み込み茶髪。琥珀色の瞳。たまに眼帯。緩衝地区へたまにふらっと現れるトレジャーハンターらしい。昔は緩衝地区に住んでいた悪童。一時期行方不明になっていたが、数年前に戻ってきた。ダガーを腰に下げている。口が悪いS系男子】   (2015/3/29 21:18:17)

おしらせエリック□さんが入室しました♪  (2015/3/29 21:18:42)

エリック□【エリック ドワーフ族の武器屋。 ドワーフにしては珍しく長身で褐色の肌の筋肉質。 黒色のタンク、ヒョウ柄の腰巻き、スパッツ。背中に身の丈以上のハンマーを背負っている。 髪は薄いシルバーアッシュ。バンダナ取るとウルフカットっぽい感じ。 指には先祖の筋力増強魔法が込められたシルバーリングを嵌めている。これのお陰で重いハンマーも 片手で振り回せる程の力が出せる。 珍しい武器に目が無く、収集するのが趣味】   (2015/3/29 21:19:14)

赤いフードの男□(この緩衝区にはセクハラ好きでギャンブル好き。カジノに幾許かの負け分の借金が(多分)あって賑やかし好き。けれど鍛冶師としての腕は確かで、武器に関しては信用の置けるドワーフが営む武器屋が営まれている。 その店で武器をメンテナンスして貰う目的の為だけに支配する廃墟のエリアから人間と魔物が共存混沌としてる緩衝区へと訪れた人間型の魔物は――数日前に預けた自身の相棒とも呼べる武器の仕上がりを確かめる為に再び此の店の扉を潜った。) あ゛。 ンだよ…居ねえのか?(店の外で改めて目深く被ったフードの裾を指で摘んで僅かに掲げて店内を見れば、ざっと見渡す限りではカウンターにも店主の姿は無く。 奥の鍛冶場に居るのか、それとも素っ裸で自室で寝てるのか――。何れにせよ、陳列されてる商品でも眺めてりゃその内出てくるだろうと、敢えて声は掛けずに店内に留まって。)   (2015/3/29 21:28:38)

エリック□(そろそろ約束の日だったか。工房の奥の部屋に保管してある依頼の品を取り出そうとすると、店先から声が聞こえた気がした。やっぱり来たか、とにやりと笑みを浮かべれば。大戦斧を保管室から取り出し仕上がりの最終チェックをする。よし、完璧だ。これなら喜んでくれるだろう…。)来たな?いらっしゃい。ちゃーんと出来てるぜ?お前の相棒のメンテはバッチリだ(大戦斧を片手に持ち、店の方へ顔だすと、すでに中で待っていた客の方へ向かう。カウンター越しに立てば、上へ大戦斧を置いて相手に確認してくれ、と促してみた)   (2015/3/29 21:35:13)

リッキー□(ふと洗ったばかりの髪を梳りながら、妙な気配に顔をあげる。鏡の中には真紅の濡れ髪を晒した若い男の顔がある。豪放磊落で欲望に忠実な馴染みのドワーフは、普段の放埓な私生活はともかく、こと武器や鍛冶になると真摯で真面目だ。工房に行くと言えば、しばらく籠るのはよくあることだった。その隙に勝手に風呂を借りていたわけだが、念のために簡易な結界を施してある。おそらく来ないとは思うが、うっかりを装って風呂場でセックスを目論まないと断言できるほど、あのドワーフの自由な股間を信用していなかった。結界のせいでどうも魔力の流れが読みにくいが、ドワーフの魔力と違うことくらいは気取ることができ、念のために手早く髪を纏めてフィッシュボーンの形に結い直した。最後に聖気を纏った革紐で結べば、赤い髪がみるみる明るい茶色の髪になっていった。なにしろ、とある聖職者は赤い髪が代名詞なのだ。古巣で赤い色を晒したくない。服を着替え、浴室のドアを開けて結界を消して――どこかで見知った気配を感じた)   (2015/3/29 21:48:36)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、赤いフードの男□さんが自動退室しました。  (2015/3/29 21:58:05)

おしらせ赤いフードの男□さんが入室しました♪  (2015/3/29 21:58:41)

赤いフードの男□(然したる声量を発したつもりは無かったが、どうやら工房の奥で作業をしていた店主の耳にはしっかりと届いていたようで。東側で主に使用されてる槍など壁に飾られてる武器を眺めていれば依頼していた大戦斧を携えて店主が顔を出してきて。僅か数日だが久し振りに馴染んだ大戦斧を見れば自然と口角を薄く吊り上げながら自分もまたカウンターへと歩み寄ろう。)そろそろ仕上がる頃合かと思ったンでな。…(まずは目視。立てかけられた大戦斧は全体像をざっと見ただけでも燻く鈍色に磨かれた鋼の光沢や、刀身に施された彫物の輪郭なども際立っているのが良々伺えて。斧の刃先側面に触れる程度に指を這わせて反り具合を確かめてから―――日頃から自然と手を添えて握り癖が僅かに残る長柄に右手で握り締めて片腕で持ち上げれば軽く上下に振り動かす。)   (2015/3/29 21:59:17)

赤いフードの男□……だな。今の所は良い具合だ。(肉刺だらけの掌に長柄は良く馴染む。この感触この重量感。何より自分の魔力が隅々まで馴染んだ大戦斧を手にすれば珍しく魔物も上機嫌になろうと云うもの。振り回すつもりは無いが、それでも重心を確かめたいとカウンターから少し後退り、切っ先から石突までが周りにぶつからない店内のほぼ中央で大戦斧を水平に構えて両手で携えたりを行う。  珍しく上機嫌。だからこそ無意識に緩衝区で抑えてる魔力が普段より高ぶったりしてるので……察しが良い者なら二階に居ようか地下に居ようが気付くかも知れない。)   (2015/3/29 21:59:25)

エリック□ああ、俺もそろそろ来る頃だと思ってな。(歩み寄って来た相手の方へと向き直り声を掛ける。真剣に仕上がりを確認していく姿を見れば、こちらも嬉しさを隠せずに笑みを零してしまう。この様子なら自分の仕事に満足してくれるだろう。そう思いながら、両腕を組んで相手が反応するのをじっと待っていた。)おう、そりゃはよかった。そいつも持ち主の手に戻って喜んでるぜ?(次第に上機嫌になる男の顔見れば、これで鍛冶仕事が本当の意味で終わったと言う証拠。客の歓ぶ顔が職人にとって最高の褒め言葉だったりする。そんな様を嬉しそうにし、大戦斧も喜んで居るように見えたのか、更に笑顔を浮かべて男と戦斧を眺めていった)   (2015/3/29 22:08:35)

リッキー□(肌にざわりと来る感触。服を着て腰と太腿にダガーを挿したベルトを巻き、腰まで切れ込みの入ったマキシ丈のロングコートを着て、さらに背面にもダガーホルダーを巻き。珍しく緊張感を失くして垂れ流される魔力の源流を辿って武器を扱う店先に行けば――なにをのこのこと廃墟から這い出してきやがった、ぼっち野郎、を言いかけて慌てて口を噤んだ。アレと知り合いなどと、エロいが気の良いエロい男に知られたくなかった。ちなみにエロいを2回言ったのは念を押したせいである)……鍛冶屋ァ……なーんか臭うんでぇ、その店先にいる大戦斧持った妙な男を帰した方がいいんじゃないの? うん、追い返せば?   (2015/3/29 22:18:19)

赤いフードの男□(水平に横倒した大戦斧の中心部分を両手で握り、其処から左右に手の内を滑らせては両手に双方相違なく重みが掛かったと感じる部位で手先の動きを止めれば、斧刃側に近い右手は柄を下から握り込み。石突側に近い左手は柄に被せるような上からそっと宛がわせて――斧刃を半円描かせるように上段廻しで切っ先を振るわせ、握りを絞ってぴたりと店主へと焦点定め)武器の気持ちが解るってか?ハッ、ドワーフがそう云うならかも知れねえな。後は断ち具合…(切っ先を店主より離して大戦斧をカウンターに立て掛け直した時だった。居住空間に繋がってる辺りから聞いた覚えの在る、それも人の神経を逆撫でするようなムカつく声色で此れまた口悪いことほざきながら顔を出してきた茶色い髪の男を見遣れば…フード越しに覗く鼻面を不機嫌に顰め)匂うなら鼻を摘んでりゃいいだろが。 …お゛い。ありゃ何時も此処に居ンのか?(あれとはマキシ丈のロングコートを着た男。先ほどまでの上機嫌が消えて不機嫌な面になりながら店主にアレと親指で差し)   (2015/3/29 22:31:43)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、エリック□さんが自動退室しました。  (2015/3/29 22:36:14)

おしらせエリック□さんが入室しました♪  (2015/3/29 22:36:24)

エリック□まあな、俺は特にわかる気がするんだ。へぇ…やっぱ使い慣れてるモンは様になってるよな。ん…?(相手の問に早々答えれば腕組みしながらその武器の具合 を確認する姿を見れば、やっぱりこの男、只者ではないのだな、と改めて認識させられる。 まあ、こうゆう男を見るのもエリックとしては好きなのだが。鍛冶屋としても。 男の顔が一気に不機嫌になったのを見ればエリックも釣られてその視線の方を向くと。) んぁ?何言ってんだ、アホか。お前と一緒でこいつも大事なお客なの。 追い返せるか。 (向いた先には不機嫌そうな声をあげた茶髪の姿が。まだ居たのか…、と その前にやられた事をふと思い出すも、表に出さないよう、比較的 いつもの様に接する。こいつもなんでこんなに不機嫌なんだろうか、とふと思う。もしかして知り合い? ともそんな考えも頭を過るが、なんだか面倒臭さそうな事になりそうなので、敢えて茶髪には言わないでおいた)   (2015/3/29 22:40:14)

リッキー□俺も特に分かる。そいつは大戦斧が示す通り脳筋で馬鹿力で根性悪くてぼっちでぼっちなぼっち野郎だってな(忌々しげに吐き捨て、むっつりとした顔で困惑気味のドワーフに近づき人差し指を突き出せば、うまい具合に――否、実際は9割ほど確信を込め、数日前にさんざん弄ってやった乳首をピンポイントで当てて押して抗議する)お前、さんざん可愛がってやったのに、ナニソレ。空気を汚すなよ。あと、あんなぼっち野郎のつがいにでもなる気なら止めとけ。不毛過ぎて生産性のかけらもねえわ(ぐりぐりと子供みたいに乳首をこねて、唾棄する寸前の顔で赤フードを嫌そうに見て) 恋人が大戦斧のぼっち野郎とはさっさと硬い恋人と一緒に帰れ、できれば生まれる前の世界に受精卵レベルで還ればいいんじゃね?(確かドワーフから何か用向きがあってここに来たわけだが。まあ夜半に来たのでベッドを奪って寝てしまったけども。それがこの赤フードを引き合わせる目的だったら、ドワーフの乳首を片方捥いでやろうと目を眇めて)   (2015/3/29 22:54:43)

赤いフードの男□(現時点に於いての武器の仕上がりには満足した。だから上機嫌にもなっていたが其れもさっきまでの話。別段アレが知り合いだと態々説明してやるつもりはないが、かといってムカつく相手から開口一発「追い返せば?」云われて無視出来るほど人間……基、魔物が出来てる訳でもなく。不機嫌の度合いは益々深まっていく一方であった。)うわあ、アイツも此処の客かよ。云われなくても承知してるたァ思うが、手癖の悪い客ってのも居るらしいんでー(棒読みだが手癖の悪い客が誰を示してるかは二人共安易に察しが付こう。)ま、精々店のモン盗られねえように気をつけるんだな。それも殊更めずらしいモノ――。………煩えな、ぼっちぼっちって。テメエの頭ん中はそれしか言葉無えのかッ。(茶色い髪の男が現れてから僅か数分で五回も「ぼっち」「ぼっち野郎」を連呼されれば吐き捨てる言葉の語尾も自然に荒くなってしまうと云うもの。乳首だか胸倉だが知らないが乳繰り合い始めたのを鼻で嗤えば、目深く被る赤いフードのポケットに手を突っ込んで魔貨では無いが古くに使用されてた金貨が入った麻袋を取り出し)   (2015/3/29 23:05:30)

赤いフードの男□ドワーフッ、修理代幾らだ。足らなかったら後でコイツが居ねえ時に持ってくっから。   (2015/3/29 23:05:32)

エリック□うっ…ッ、ちょっ、お前…ッ!な、なんでそんなに不機嫌な訳? もしかして知り合いなのか?(先日散々弄くられた乳首を指で押されればその 快感を思い出してしまい、うっ、と小さく唸りながら反応してしまう 身体。それを振り切る様に頭を振って、気になる茶髪の態度を指摘 するように言えば。)空気?そんなん知らねーし、お前、何言って…そんな気ねぇ…ってバカな 事言ってんな。お前呼んだのは仕事…っ!?んうっ、指、動かすなって… (八つ当たりの様な茶髪の言い方に少しムッとするも、乳首をこねくり 回されれば吐息が漏れてしまう。とりあえず、この悪戯な指をどうにかしようと、 茶髪を呼んだ理由を盾に話題を逸そうとしたが帰って逆効果で。更に 喘がされてしまう始末。) おいおい、なんだよ二人して。超不機嫌だな、なんかあったのか? (茶髪の乳首の刺激を堪えながら、珍しく?悪態をつく男にそう言えば。 色々面倒臭そうな奴らだな…と交互に見やり) ま、まぁ…今の所大丈夫…何も盗られてねぇ…から。 っと、ちょっと待てってお前にも用があんだから。   (2015/3/29 23:14:02)

2015年02月18日 23時37分 ~ 2015年03月29日 23時14分 の過去ログ
妖怪モンスター調伏・屈服・征服【♂×♂】
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