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「置く迄焦らす愉悦の刻【貸し切り】」の過去ログ

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2016年05月21日 12時44分 ~ 2016年06月04日 22時10分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

おしらせ無言時間が20分を超えたため、月虹♀剣士さんが自動退室しました。  (2016/5/21 12:44:00)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/21 13:11:56)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/21 13:34:42)

ヒイラギ♂槍遣士【早速のレスありがとうございます。背後に尽き御挨拶のみで失礼させて頂きます】   (2016/5/21 13:35:28)

月虹♀剣士【あ、こんにちは。お疲れ様です。…はい、また、夜に。】   (2016/5/21 13:36:12)

ヒイラギ♂槍遣士【昨晩喋り過ぎてちょっと眠いですね…笑、それでは…】   (2016/5/21 13:36:59)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/21 13:37:04)

月虹♀剣士【お、遅くまで済みません…、ついつい、お喋りが過ぎました。…お気を付けてくださいませ。】   (2016/5/21 13:37:50)

月虹♀剣士(終ぞ用を為さなかったスリッパを、脱がされて。薄明りの部屋に上がれば、居ない間に片付けられ、ぴたりと並べて敷かれた布団の一方に、そうっと下ろされ、寝かされた。掛け布団に埋めようとする男を見上げて、安心した様に、一言漏らした。)布団……。…肉で…出来ている訳じゃ…無いんだな…。……お休み…。(湯殿の方へ、歩いて行く足を眼で追った。壁に遮られ、見えなくなり、仰向けに為ろうとした処で、後頭部の団子に丸めた髪が、邪魔をする。片手を上げて、リボンを解き、乱雑に髪を解した。眠ろうかと想えば、…じわり、雫の気配が、太腿に。襟下から、右手を忍ばせ、拭い。何か、と手を鼻先へ近付ければ、嗅ぐ迄も無い、其れは、深くに蟠り続けた、半割の残滓で。)……ラギ…。(微かな灯りを弾く、銀灰の眼を薄く開け、指に絡み付いた其れを、舌先で舐め取る。総て、拭い取った頃には、自然と瞼が降りて。現を離れる意識に、鹿威しの音色と口笛が遠く響くのを捉えつつ…、濫りがましい夢に、落ちていった。)   (2016/5/21 13:37:55)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/21 13:39:15)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/21 16:07:39)

ヒイラギ♂槍遣士 (すっきりと目覚めた朝。乾燥した洗い立ての革鎧を装着して一晩だけ世話になった庵を共に後にした。大欠伸をしながら両腕を高々と挙げて傍の女剣士に話し掛ける)……肉布団はまた其の内、な……。さてと…此れから向かうのは巨大な蟹の石像なんだが……ほれ、こいつを喰ってみな…(懐を探ると宿を出る前に茹で上げておいた河蟹の脚を一本取り出し、女剣士の目の前にに差し出す。自らも一本の脚を白い歯で咥えて一気に噛り付く。黒い甲殻を噛み割って吐き出そうか一瞬迷うも…)…歯があればこいつもまあ、美味い…(硬い外骨格も噛み砕き飲み込む。頑丈な外骨格の内側に隠されていた、仄かに甘い香りを放つ果物の如き白身の蟹肉に唇を当てて一気に啜り込んだ)…指先に匂いが残るのが欠点だが……殻付きの蟹は……殻付きのピーナッツみたいに…幾らでも喰えちまうって思わないか?……(あっという間に一本の脚を食い尽くすと二本目を取り出し指先で摘まんで揺らし宙を泳がせた。長閑な立ち喰い道中の開始である)   (2016/5/21 16:07:44)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/21 16:07:47)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/21 19:46:57)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/21 19:48:37)

ヒイラギ♂槍遣士【こんばんは、何時もプロフィールの変更まで丁寧にありがとうございます】   (2016/5/21 19:49:08)

月虹♀剣士(朝から湯を使った躰は、準備運動を終えた様に、軽い。すっかり乾いた服を纏い、出掛けに、買い揃えた旅支度の品を、詰め込んだ背負い袋を、片手半剣と共に、斜めに負って。腰には、魔剣をベルトに差し込んで。欠伸をする槍遣いの傍らで、男の其の言葉に首を傾ける。)其の内?…肉…布団…って、言うからには、矢っ張り準備が要るんだな…?(大型の獣を仕留めた時にでも、するのだろうかと、推してみる。何くれと無く、知識を披露するのを惜しまぬ相手だから、“其の内”は、然程遠くない内に、来るのだろう。)次は、蟹か。……其れで蟹を買ったのか?此れは…験担ぎ?(差し出された蟹足に、伸びる手は、躊躇ない。殻を噛み砕いて、食す男に倣って、女剣士も歯を立てると、細かに砕いて、地面へ落としては、剥き出しに為った緻密な白身に、齧り付く。他愛もない事を訊いておき乍、一口食べてみれば、回答は要らなく為った。美味しい物を食べるのに、理由等、無用である。男が述べた感想には、無言で賛同した。そうして、見る間に、栗鼠の様に殻を剥いて、食べて仕舞うと、眼の前を泳ぎ始めた次の蟹足に、喰い付いてみようか。)   (2016/5/21 19:50:00)

月虹♀剣士【あ、ヒイラギ様。こんばんは。…状態が変わるのも、まぁ楽しいではありませんか…?(笑)】   (2016/5/21 19:51:05)

ヒイラギ♂槍遣士【置きログの時まで丁寧に変更なさって…几帳面で素晴らしい心掛けです】   (2016/5/21 19:52:16)

月虹♀剣士【あはは、几帳面と言いますか、楽しいと想う事をしているだけでございますよ。】   (2016/5/21 19:53:50)

ヒイラギ♂槍遣士【なるほど…プロフィールの着替えは楽しい…言われてみればそんな気もしますね】   (2016/5/21 19:54:58)

月虹♀剣士【ヒイラギ様こそ、凝っていらっしゃると想うのです。(笑)】   (2016/5/21 19:55:52)

ヒイラギ♂槍遣士【限られた字数でどれだけイメージを表記出来るか、とか考えると面白いですよね。rpgのキャラクター名考える時みたいに…笑】   (2016/5/21 19:58:42)

月虹♀剣士【そうですよね、…此処のキャラ名も、もう少し凝れば好かったかなと、想ったりもします。今更に過ぎますが。(笑)】   (2016/5/21 20:01:08)

ヒイラギ♂槍遣士【ユエの上衣って今どんな衣装なんです?洗濯物するシーンでログ漁ったんですけど見落としもあってか具体的なイメージが解っておりませんでした】   (2016/5/21 20:01:52)

ヒイラギ♂槍遣士【夜中に一緒に遊ぶ女性が月虹っていうのは洒落てますので良い名前だと思いますけどね。】   (2016/5/21 20:02:59)

月虹♀剣士【ええと、ショートマントとベストの下にブラウスを着ております。】   (2016/5/21 20:03:50)

ヒイラギ♂槍遣士【黒い革パンツとガーターベルトと緑色のショーツは克明に浮かび上がるんですけどね…(】   (2016/5/21 20:04:07)

ヒイラギ♂槍遣士【色は全部白色系なんですか?…マントは緑色でしたよね。】   (2016/5/21 20:04:48)

月虹♀剣士【ちょ、下半身だけではありませんか…Σ (笑)】   (2016/5/21 20:04:51)

月虹♀剣士【ブラウスは、白でしたかしら。ベストは緑ですね、確か…。】   (2016/5/21 20:05:47)

ヒイラギ♂槍遣士【175cmで160cmをやや上から目線で観てるとちょうど…下半身に目線が……(   (2016/5/21 20:06:32)

月虹♀剣士【ベストには、戴き物の蓮のブローチを着けておりました…はず…。(汗)】   (2016/5/21 20:07:10)

ヒイラギ♂槍遣士【御誕生日の奴ですね。もう随分前の話ですね…懐かしい】   (2016/5/21 20:08:07)

ヒイラギ♂槍遣士【ちょっと向こうに行きますか】   (2016/5/21 20:08:30)

月虹♀剣士【や、そんな身長差でしたっけ(笑)…PLがラギと並んだら、視線の高さに肩が来そうですが。】   (2016/5/21 20:08:43)

月虹♀剣士【は、はい。】   (2016/5/21 20:09:01)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/21 20:09:06)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/21 20:09:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/22 22:35:14)

ヒイラギ♂槍遣士(やがて一行の歩き続ける路と平行に…美しい渓流地帯が出現した。胎の中に収まった河蟹は此処で捕獲或いは養殖しているのであろうか…清く透明感のある豊かな水が巨大な岩場の陰から陰を渡る様に路を作る。流れ続ける事で濃緑色の藻とは無縁の川底は白い石灰岩が中心に敷き詰められて、目映く降り注ぐ太陽光を乱反射している。緩やかな溜まり場箇所の川底に所々漂う巨大な魚の影が殆ど身動きしていない事に気が付いた槍遣士。長槍の二又穂先の間に格子布を引っ掛け左手に構える。人間の頭サイズの岩石を右手に拾い上げると女剣士に笑いかける)…観てろよ…美味しい朝飯を喰わせてやるぜ……(川底から頭を出した大岩に向かって助走を付けて駆け寄ると右手の岩石を力一杯叩きつけた。鼓膜を劈く衝撃と大きな波紋が水面に広がる溜まり場にプカリプカリと浮かび上がる魚達の白い腹。左手の長槍を網の様に使い浚い上げてしまうと)…寝てる魚は水中にデカい衝撃を与えると…気絶しちまうんだぜ…   (2016/5/22 22:35:21)

ヒイラギ♂槍遣士…さあ、飯を喰おうぜ……俺が捌く間に…小さくて良いから熾き火の準備を宜しく頼む……寄生虫の旦那が怖いからしっかり焼いて喰おうぜ……(小刀でエラを器用に取り除き、口元から腹まで細い枝で串刺しにしていく。次々と完成していく串刺しになった河魚の群れ。鮮度抜群の串刺しに満足して槍遣士がふと眺めたのは魚の大きな目玉。一点の濁りもない透明感に相応しい被写体……渓流地帯の砂州に流れついた薪を黙々と拾い上げる女剣士の見目麗しい姿がそこには映り込んでいた)   (2016/5/22 22:38:03)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/22 22:38:08)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/23 12:28:29)

月虹♀剣士(今日は、銀灰の髪の先に蝶は無い。解いて仕舞ったリボンを、結び直せなかった為に。歩みと共に、固結びの先のレースは、ふわふわと揺れ。歩むに連れて、水の流れる音が、大きく為り。岩肌の窪地に、流れる川を横目に、進んでいたが、隣を歩く男が立ち止まれば、女剣士も立ち止まる。自然の奏でる爽快な音が、二人の旅人を、包んでいた。)…朝飯?こんな処で、一体、何を…?(女剣士にとっては、唐突に、男が槍を下ろして、二又に布を掛けるのを、訝しげに見守る。槍遣いが、拾い上げた岩石を掴んで、駈け出すと、口を噤んだ。岩石の打ちあう轟きに、続いて魚が浮かび上がって来る。感心した様に、銀灰の眼が、大きく開いた。)…判った。(槍遣いの指示に短く応えると、背中の荷物だけを、魚を捌き始めた男の傍らに置いた。みがるに為って、乾いた流木を探して、付近を歩き始める。細い木の枝其の侭に、腕に抱え難い、大きな木は、片手半剣を抜いて、程良い長さになる迄斬りつけて。)【1/2】   (2016/5/23 12:28:45)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/23 12:29:57)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/23 13:47:19)

月虹♀剣士(…ふと、視線を感じて、不思議に想って、周囲を見回す。害意の無い…優しげな感触であったから、気の所為か、と思い直し、復、薪木拾いに、意識を戻す。真逆、こんな近くから、魚眼に反射した姿を、見られているとは、想わなかったから。然うして、腕一杯の薪木と、一掴みの枯草を手に、火刑を待つ許りの魚の許へ、戻る。)…火口箱は、持ってるな?(木を簡単に組み上げると、自分は火打石を持たずに来たから、槍遣いの荷物袋を、勝手に漁り、目的の物を取り出した。薪木の傍に膝を着き、一撮みの枯草に向けて、火打石と火打金を、何度も打ち合わせた。其の度に迸る、金色の火花に魅入りつつ。小さな火が着けば、我に返って、そう、と吹いて大きな火に育てた。)此れで焼けるが、……確か、凍らせても…寄生虫は、殺せるのでは無かったか…?(思い付きを口にした。尤も、二又の槍を、器用に扱う姿を見て、刺激を受けたのと、受け取った許りの玩具で、遊びたい、だけの閃きである。焼けた魚は、腹に入れて仕舞えるが、凍った魚は、然うは行かない。況して、何時も通りの食欲が、戻っているから、冷凍保存する分は無いだろうと、想われる。)【2/2】   (2016/5/23 13:47:57)

月虹♀剣士(言い乍、…槍遣いに、片手を伸ばす。魚を受け取れば、火の傍に串を刺していく心算で。)【3/2】   (2016/5/23 13:48:51)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/23 13:49:07)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/23 17:35:55)

ヒイラギ♂槍遣士(女剣士からの素敵な提案に勿論依存は無く。串を通さずに背開きした河魚を数匹、熾火を準備し終えた発案者にそっと手渡した)…確かにこう暑くては…ルイベというのか…刺し身の洗いというべきなのか……任せるぜ、そいつの方は……まあ、腹を壊したところで俺たち二人だけの問題……楽しい思い出になるだけさ……(天竜が知ったらどんな貌をするだろう…魔剣氷で生の河魚を凍らせて喰う…いつか再び邂逅する際も秘密を遵守せねばならない。燃える熾火の輝きに串刺した河魚を並べていく。やがてこんがりと焼き上がったものから取り出し、腑から発せられる香りのいい苔の風味を損なわない程度に少量の岩塩を擦り込んで)…こっちは準備出来たぜ……そっちはどうだい?……(すぐ隣に居る新型製氷器と文字通り…真剣に格闘中の女剣士に声をかけた)   (2016/5/23 17:36:03)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/23 17:36:07)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/24 12:42:30)

月虹♀剣士(背開きの魚を任された女の、銀灰の眼に、幼子の如き、喜色が踊る。魚を掌に乗せられると、場所を槍遣いに譲る。自身は、立ち上がり序でに、川原に自生する草の、大き目の葉を選んで摘んで、槍遣いの隣に移動した。摘んだ葉を重ねて広げ、其れを皿に、魚を並べた。)問題無い…腹痛で、長く苦しんだ事は、今迄に無い……儂は。(無自覚に発動する、癒しの力――呪わしい己の能力ではあるが、斯様な場所で、倒れずに済むのは、呪いの埋合せとして、甘受する心算。とは言え、矢張り苦しいのは、厭だから、確りと凍らせようか。腰に帯びていた、魔剣氷を引き抜くと、切っ先を魚に向け。斬れば好いのだろうと、そっ、と刃を滑らせた処で、魚が凍り付いて、刃を咥え込んだ。)…んっ。(剣を持ち上げ、凍った魚を取り上げようとするが、ほんの数粍、喰い込んでいるだけとは、想われぬ、一体化したかの様な、硬い抵抗。押さえ付け、苦労して引き剝がした。慣れていない所為だろうか…。魔剣に、未だ主と認めた訳では無いと、言われた気がしたが。気を取り直し、残りは、素早く刃を滑らせた。)【1/2】   (2016/5/24 12:42:40)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/24 12:42:44)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/24 15:25:05)

月虹♀剣士(剣を鞘に収め、想定以上に、硬く凍り付いた魚の開きを、摘み上げて打ち鳴らしてみた。軽くも硬質な音が、小気味好い。何なら、釘でも打てそうである。寄生虫の心配も、此れなら無用であるが…。)此れだけ凍ると……切るのに、苦労しそうだ。少し、炙れば好いのか…?(塩梅を訊かれ、戸惑い気味に応える。試しにと、二枚を火の上に翳しては、少し緩んだ処で、懐から取り出した、ナイフで削ぎ切りし始めた。料理の腕前は兎も角、斬るのは得意である。みるみる、葉の皿の上に、半解凍された薄切りの魚肉が、小山を為していく。)【2/2】   (2016/5/24 15:25:11)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/24 15:25:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/24 17:30:38)

ヒイラギ♂槍遣士(女剣士が丁寧に仕上げた凍り刺し身を一切れ摘まんで口に運ぶ。確かに凍り過ぎている衒いはあるが、暑さ増してきた道中に素敵な清涼感を運んでくれる)…一緒に喰えばちょうど良さそうだぜ……(焼きたての河魚の上に凍り刺し身を載せると大きな口に放り込んだ。舌を火傷しそうな熱々の白身と歯の根を凍らせる白身をひっきりなしに口の中で混ぜ合わせて)…こいつは新感覚の…、何とも言えない…新食感…、ふむ……大悪魔の旦那に提案してみようかな……そう言えばユエはまだ連れて行ってなかったな…まあ、楽しみにしててくれ…さあ、ユエに負けないように頑張って喰わないとな……(湯気立つ串焼き魚と凍り刺し身を次々に貪り喰う二人。あっという間に終わるのも楽しい宴ならではこそ。満腹した腹を手のひらで叩きながら)…さて、そろそろ行こうか?……   (2016/5/24 17:30:44)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/24 17:31:01)

おしらせマゾエス♂破壊僧さんが入室しました♪  (2016/5/24 18:09:13)

マゾエス♂破壊僧(腹が減っては戦が出来ぬ。やがて目の前に出現した巨大な蟹の像の前に陣取って居たのは、頭髪を短く剃り上げて白い拳法着を身に纏い、ヌンチャクと三節棍で武装した目付きの悪い集団。リーダー格と思われる坊主が薄笑いを浮かべて此方に近寄って来た)…おいそこの男…金と女を置いてとっとと消えれば命だけは助けてやる……何だ、その顔は……(噴き出しそうな表情を必死に堪えながら肩を竦めて言われた通りに引き下がった男。無表情の女は一歩前に進み出た)……聴き分けが良いじゃないか……ほほぉ…これは良い女だな……じっくり味見してやろう…このマゾエス様がな……(男の笑みの意味など考えもせず、緩ませた痴呆顔を浮かべた生臭坊主は射程距離に入って来た…風前の灯と化した運命に気付く事もなく。)   (2016/5/24 18:09:19)

おしらせマゾエス♂破壊僧さんが退室しました。  (2016/5/24 18:09:24)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/24 18:31:11)

ヒイラギ♂槍遣士(黒鳶色の眼を見開き、唇をブルブルと震わせながら槍遣士は呟いた)…ひぃ…御坊様ぁ……命だけは助けてくだせぇ……命を奪うのでしたら…あっしらをどうか極楽浄土へ行かせて下せぇ……どうか…どうか…賢い御坊様ぁ…極楽浄土への道案内を…宜しくお願いしますだぁ……(情けない声と態度を眼にして大爆笑に包まれる破壊僧侶の集団。ワナワナと震える背中から静かに地面に肩の荷を降ろす。背中から二又の長槍を降ろして構えるとガタガタ震えながら集団に向かってゆっくり距離を縮めていく。余りにも情けない男の仕草に破壊僧侶達は立ち上がりもせず…武器も構えず笑い続けている。背後で呆れる女剣士の突如膨れ上がる殺気を気配で察知した瞬間……集団の中心に難無く飛び込んだ男の槍は大きく宙を凪ぎ払い、嘲笑いの表情を浮かべたままの生首を次々に落とし終えた)   (2016/5/24 18:31:17)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/24 18:31:23)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/25 00:29:14)

月虹♀剣士(槍遣いが横合いから、一切れ摘まむ様子を、手を止めず、観察し。気に入った様子が見受けられたから、胸を撫で下ろす。此れで、手料理を御馳走云々の、約束らしきものを果たした事にして呉れれば好いが、と想いつつ。)大悪魔?……本物の、悪魔か?妙な知り合いが居るんだな…。(此の男の事、悪い様にはすまい、とは想えども。悪魔に引き合わせられるのを、楽しみにしていろ、と言われても、如何受け止めたらいいものか。少々困惑の態で、言葉を返す。そして手は、焼き魚を取り、其の上へ凍り魚を載せて、口許へ運ぶ。淡白な川魚の、二種の食感が口の中で溶け合って、新鮮な味わいではあった。焼き魚だけでも、凍り魚だけでも、食は進む。昨晩、小食に済ませた反動では無いが、会話を為さない程に、無心に食べ尽した。)……うむ。大凡、満腹に為った。(食事が済めば、槍使いが食べた残骸を埋め、焚き火の跡に砂を掛ける、後始末を施すのを、少し手伝う。そして最後に、槍遣いの荷物袋に、火口箱を捻じ込んで返した。腹が満たされれば、徒歩の旅も今暫く、続けられる。二人並んで、復、歩き始めた。)   (2016/5/25 00:30:14)

月虹♀剣士(近付いてきた、巨蟹宮を象る像と、其の手前を固める、見慣れぬ集団。其れが何者か、判らぬ侭に、女剣士は表情を秘し。一際目立つ男が近付くのを、半眼に開いて訝しむ。追剥其の物の台詞には、溜め息すら出なかったのが、傍らの男が呟くのには、脱力仕掛かった。何を遊んでいるんだか、と心の内で呟いて。然し、集団を丸ごと、油断させる其の演技力は、中々侮れないのかもしれない。警戒させる事無く、背の荷を下ろし、戦闘準備に入っているから。聖職者とはとても思えぬ、好色な笑みを浮かべる頭目に対し、冷淡な表情崩さぬ女の方は、見た目に合わぬ、沸点の低さを披露しようか。)……貴様に触れられる位なら、……あっ、ラギ、狡い!(眼に金属の輝きを宿し掛け、殺気を放った瞬間、動いたのは槍遣いだった。女剣士はと言えば、魔剣を剣帯でなく、ベルトに引っ掛けていたのが、災いし、僅かに出遅れた。其の口惜しさも相俟って、抜き放った剣を降り下ろし、頭目の肩口から胸迄を斬り付けると同時に、凍て付かせた。)   (2016/5/25 00:35:05)

月虹♀剣士(魔剣の刃が、頭目の胸に刺さった状態で、固まった。鮮血を流させぬ程に凍らせた剣は、引いても、頭目を躰ごと引き寄せただけで、抜けなかった。)…死出の旅の果てが、何処だか知らぬが、……其の道の玄人だろう。戻ってくるなよ。(心ノ臓迄、氷結させたのだろうか。青い顔をする男の胸を、片足を上げ、思い切り蹴り付けた。同時に、両手で握った剣を、力を込めて引けば、漸く、剣と生臭坊主が分かたれた。仰向けに、倒れた男は意に介さず、如何にも、制御が出来ていない魔剣の刃を、渋い表情で見遣って後。未だ、此方に向かってくる元気の有る者が在るやもしれず、構え直す。が、縦横無尽に得物を振るう槍遣いを見れば、此れ以上の試し斬りは、今は出来なさそうだった。)   (2016/5/25 00:41:06)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/25 00:41:09)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/25 09:58:33)

ヒイラギ♂槍遣士 (周囲を見回し誰も居ないのを確認すると、全員の死骸を簡単に所持品確認しながら次々と…巨蟹像の真横から覗き込める深い深い崖っぷちの底に拡がる渓流に投げ落としていく。淡い水色を基調とする流れの早い濁流が朱色に変化するも直ぐにかき消されていく。きっと蟹達の餌となるのだろう)…狡いって……まあ、俺はこういう連中…大勢で少数を脅し嬲り餌食にする手合いが確かに1番嫌いではあるんだが…せめて大笑いさせながら彼の世に送るのが…こいつらに言わせる処の、仏心って奴なのさ……(安全靴の踵を軽く叩き付けて粉砕した足元。舞い散る白い石灰粉塵を血飛沫の上に蹴り撒いてしまい殺戮の痕跡…色と香りを慣れた足付きで誤魔化した)   (2016/5/25 09:58:39)

ヒイラギ♂槍遣士…こいつらは宗教国家シンドラの…封魔石を扱う高位の僧、……じゃないな、手応えが無さ過ぎだ……只の僧兵部隊だ……恐らくこの先にも居るぜ…ふむ、観光地にしちゃ客の姿を全く見ないのはこいつらの仕業かもしれない……(女剣士が蹴倒した頭目も目ぼしい所持品は何も所持していなかった。精々雑用担当の増援部隊といった処なのだろう。ダラダラ到着すれば仕事はせずに済む。目論見通り雑用から永遠に解放してやった訳だが。最後の死骸も渓谷に遺棄し終えると)…さあ、いつも通りに宜しく頼むぜ…(透明感のある水晶を女剣士に渡すと巨蟹の目線…果たして一点に集中しているのか疑問ではあったが…どうにか床模様の中心部にある五角形…艶光る漆黒のタイルを掘り起こす事に成功して)…終わったかい?…(蟹の背中でしゃがみ込み、作業を終えた様子のポシェットの中に黒いお土産を捻じ込みながら女剣士を見つめて肩を竦める)……邪神封印を担当してる手強い野郎と交えるのが愉しみって貌してるな……   (2016/5/25 10:01:17)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/25 10:01:21)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/25 21:35:02)

月虹♀剣士(追剥紛いから、追剥ぎだろうか…死体を改め始めた槍遣いを横目に、血の一滴すら付かなかった、魔剣を鞘に収める。死者に、金は無用であろうから、身包み剥がそうとも、異論は無いが。然し、金品を持っていないのか、其の目的では無いのか、眺める間にも、男は、検分済ませれば用済みと許り、谷間へ亡骸を棄てていく。)其れは…。同類でも無くば、好む者も居ないだろう。斯様な者共……同類同士が、仲良しとも想えぬが。(仏心とやらには、肩を竦める。未だ、金属色帯びた眼の女には、理解が及ばなかった。如何せ、己も対手も、其れで行く先が変わる事等、有り得ぬし、そんな細やかな温情も、相手には通じぬだろうし。此の場で起きた何事かの、痕跡を綺麗に隠した男から、水晶球を受け取ると、巨蟹の脚を梯子の様に登り、飛び出た眼の傍らに座る。そして此れで四度目となる、眼窩を埋める作業を果たした。)   (2016/5/25 21:47:04)

月虹♀剣士(巨蟹の失くした眼球を、水晶球が埋めたのを確認し、像から飛び降りる。難無く、着地の衝撃を、膝で吸収し。片手半剣と荷を負った背を、蟹に預けて座り込み、槍遣いが発掘を終えるのを待つ。其の間に、眼の銀灰色が揺らいで、平常の澄んだ色へと戻り行く。其れでも。此処へ来て、日常――人斬りとしての、日常を味わって、目覚めた其の緊張感は、解ける事無く。新たなタイルを得たらしい、槍遣いが歩み寄って来れば、ひとつ頷いて返す。)客が居なくて、好都合ではないか。ん、愉しみ?……然う言う訳じゃないが。…否、然うかも。(男の手に依り、ポシェットに、漆黒のタイルを入れられるのを、ちらりと見。其の言には、曖昧に頭を振る。長閑な徒歩の旅路に、倦んだ訳では無い。寧ろ、此の道中は愉しかった。只、殺伐たる空気のが、呼吸が楽な性分の所為なのか、安穏としていれば、厄介事の方が掴まえに来るものらしい。とは言え、魔剣氷の扱いに慣れたくもあり、そろそろ、背中の片手半剣にも、餌を遣りたい処でもあり、人斬り自体は、敢えて回避はしないだろう、今後とも。……ふと想い出して、視線を上げて、周囲を見回した。)此処は…、青い蟹が現れるのだろうか…?   (2016/5/25 22:43:46)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/25 22:48:26)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/26 08:52:50)

ヒイラギ♂槍遣士…蟹?……彼処に居るぜ……(槍遣士は霧深き渓流地帯の遥か彼方から流れ落ちる巨大な瀑布を指差す。叩き付けられる何十トンの圧力を物ともせず独り逆行する青い岩…女剣士が気に留める蒼い巨蟹の単独行軍であった)…あの瀑布をあの速度で昇るとは…とんでもない頑丈な脚力だよな……硬い硬い甲殻…俺達の初太刀も難無く跳ね返しそうだ……煮ても焼いても食えない気がするぜ……殺る時は…青い青い柿の実を樹の上から投げ付けようぜ……(笑いながらまだ続く旅路を顎で指して)…さあ、第三者の厳正な調査を待つ必要も無い……蟹の旦那に負けない様に俺たちも行こうか…次の像は金獅子だ…(殺戮の宴がもたらした陰惨な気分を巨大生物の優雅な姿で洗い流した二人は意気揚々とその場を跡にするのであった)   (2016/5/26 08:52:57)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/26 08:53:01)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/26 12:35:41)

月虹♀剣士(指差す其の先、辿れば青い姿を見出した。既に遠く離れているからか、矢張り此方には、見向きもせずに、飛泉を別けて、登って行く。自然の生き物を眺めると同様、つい、励ましたくなる様子に魅入りつつ。巨蟹の脚力、甲殻に抱いた感想は、槍遣いと同じくする。…が。)火を通せば、赤い色に為って、少しは美味そうに見えるやもしれん。…何故、柿を?(今朝方、口にした蟹足の味を、舌の上に思い起こし乍、戯れめいた言葉を返す。やがて、登頂果たした青蟹が視界から消えれば、立ち上がり。髪やズボンやらに、纏わり付いた、砂を払うと、次の像を目指す歩みを、二人並んで始めた。)獅子か。復、火の星座に戻ったな。…12の星座は、ヒトの一生をも表すと、『物真似師』が語っていたな。獅子は…、意志と感覚、知覚、感情を得て、己の存在に強い自信を…誇りを得る段階、とか…。(青い魔導師が語った言葉は、空憶え。遠い行く先へ視線を遣った侭、自信を司る星を、心許なげに、語った。)   (2016/5/26 12:36:59)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/26 12:37:33)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/26 14:36:54)

ヒイラギ♂槍遣士ほぉ…詳しいんだな…獅子にそんな意味があるんだ……百獣の王なんて言われても舞い上がらず…己の存在に誇りはともかく…冷静に下した判断に命を預ける自信が無いと臣下も皆逃げちまう因果な稼業……判断をドジって自分独りが死んじまうのは、その時の状況によっちゃあ気分爽快な最後かもしれないが…誰かをドジの巻き添えにしちまう慙愧の念…嵌めた野郎に一泡吹かせ損なった無念やら想像すれば…簡単に地獄の片道切符で次の舞台にどうぞって訳にも行かないな……(女剣士が投げて来た話題に沿って語り続ける槍遣士は前方の集団に気が付くと獅子の様に大きな眼を見開き、口角を吊り上げて犬歯を覗かせ残酷な笑みを浮かべた。目的地の金獅子像の目の前には大勢の白装束…武装した破壊僧集団が巡礼者…否、殉教者となりつつある…既に事切れる寸前の弱々しく横たわる老夫婦…を取り囲んで嬲り嘲り滅多打ちにしている光景)……さあ競争だ……どっちが何匹殺れるかな……(背中の荷物を降ろし、二又の長槍を構えると獅子の如き勢いで破壊僧達に襲い掛かった)   (2016/5/26 14:37:00)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/26 14:37:04)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/27 14:13:01)

月虹♀剣士詳しいのは、我が依頼主の方だ。彼是、話して呉れたが、…余り憶えてはいない。(辿々しい説明であるにも関わらず、隣から、感心した声が上がった。其の反応に…今少し、真面目に訊いておけば好かったと、密かに悔やみつつ。)…言われてみれば、王と言うのは、周りに何れ丈、人が居ようと、孤独なものかも知れないな。……周りの誰とも違う、力を持っているが故に。(槍遣いが語るに、一頻り聞き入り。自分でも意外に、共感覚えた言葉が、零れ出た。殺伐と治癒…選択次第で、他者の生命を左右する力が、己が身にも備わっているからか。言い終えぬ間に、前方に獅子を模る像が現れて、先程見た様な白装束が、宛ら鬣犬の如くに群れているのに、女剣士も気が付いた。其の中心に、横たわる、屍肉に為る寸前の者達を見てか、獣を蹴散らさんと豹変する男に、女剣士も触発されて。)…好かろう。勝ったら一つ、言う事聞いて貰おうか…。(背に負った荷物を、其の場に下ろし。的の数が多ければこそ、此度は、命を奪る程に、硬さ鋭さを増す片手半剣の柄を握る。身の丈の半分を超える長さの、刃を抜き放ち様に、槍遣いの対の向きから、白装束の集団へ躍り掛かった。)   (2016/5/27 14:16:22)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/27 14:16:31)

おしらせニシコブンドル♂怪僧さんが入室しました♪  (2016/5/27 18:21:13)

ニシコブンドル♂怪僧…貴方達は甘えている…老人はこれ以上増えてはいけない…(薄い頭髪・痩せた頬骨・抜け目ない眼つきが特徴の相貌。したり顔で部下に老夫婦の嬲り殺しを命じる。既に心臓麻痺を起こしていた嫗(おうな)に最後まで覆い被さり庇って撲殺された翁(おきな)を足蹴にして)……死んでる暇があったらさっさと起きな…覆うな……南蛮ダブ南蛮ダブ……ひゃぁああ……っ……じるじる……(鬱屈した気分を発散し続け、死者を冒涜する奇声を発して笑い転げる狂人はふと目前に迫り来る二つの執行人に気が付いた。大勢の部下が瞬く間に瞬殺されていく。顔面蒼白に震えながら手にしたヌンチャクをやたら滅多ら振り回して)…ど、ど喧嘩せんといかんっ……(力量もわきまえず、迫り来る銀灰色の執行人を目掛けて死に通じる一歩をどんな覚悟も無く只愚かに踏み出した)   (2016/5/27 18:21:26)

おしらせニシコブンドル♂怪僧さんが退室しました。  (2016/5/27 18:21:30)

おしらせニシコブンドル♂怪僧さんが入室しました♪  (2016/5/27 22:31:20)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/27 22:32:15)

月虹♀剣士(幸か不幸か、一番手前に居た白装束は、女剣士が飛び掛かるのに、気付く間も無く。一刀の許に切り伏せられた。其の瞬間に、手の中の剣が、“ひとつ…。”と、無感動に数え乍。女の身には余る様に見える、長い刃は連続して空を閃き、草を薙ぐのと然して変わらぬ風情で、白装束の男達を斬り捨て続け。“いつつ、むっつ…。”心の内で呟き続ける銀灰色の旋風が、深紅を撒き散らす度、周囲が引いて行く。“ここのつ。とお…。” ……すれば、異様さでは、周囲から抜きん出た男が、集団からも抜きん出て、女の前に立ちはだかる事と為り。未だ冷静さを失っていない、銀灰の眼を男に据えて。)……其の、子供騙しで、儂と遊ぶ心算か?(振り回される、短い棍を鎖で二つ繋げた武器は、如何捌いたものだろうか。片手半剣を水平に構えると、右手を狙って、鋭く突きを放った。)   (2016/5/27 22:47:38)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ニシコブンドル♂怪僧さんが自動退室しました。  (2016/5/27 22:59:33)

月虹♀剣士【ん、寝落ちて仕舞われましたか…?明日もお仕事でいらっしゃいましょうし、変な体勢で眠って、寝違えたりしなければ好いですが。(汗) お疲れ様でした。お休みなさいませ…好い夢を。】   (2016/5/27 23:25:22)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/27 23:25:27)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/28 09:17:05)

月虹♀剣士【おはようございます。書き損じがありましたので、コッソリ直させて頂きます。】   (2016/5/28 09:18:35)

月虹♀剣士(幸か不幸か、一番手前に居た白装束は、女剣士が飛び掛かるのに、気付く間も無く。一刀の下に切り伏せられた。命を奪った其の瞬間、手の中の剣が、嬉々として震え。其の主は、“ひとつ…。”と、無感動に数え乍。女の身には余る様に見える、長い刃は連続して空を閃き、草を薙ぐのと然して変わらぬ風情で、白装束の男達を斬り捨て続け。“いつつ、むっつ…。”心の内で呟き続ける銀灰色の旋風が、深紅を撒き散らす度、周囲が引いて行く。“ここのつ。とお…。” ……すれば、異様さでは、周囲から抜きん出た男が、集団からも抜きん出て、女の前に立ちはだかる事と為り。未だ冷静さを失っていない、銀灰の眼を男に据えて。)……其の、子供騙しで、儂と遊ぶ心算か?(振り回される、短い棍を鎖で二つ繋げた武器は、如何捌いたものだろうか。片手半剣を水平に構えると、右手を狙って、鋭く突きを放った。)     (2016/5/28 09:19:42)

月虹♀剣士【では、失礼致しまして。】   (2016/5/28 09:20:42)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/28 09:20:48)

おしらせニシコブンドル♂怪僧さんが入室しました♪  (2016/5/28 17:59:57)

ニシコブンドル♂怪僧(迫り来る死の刃に身じろぐも避ける体術も無く…白装束を脱ぎ捨て下半身は黒いタイツ一枚。ヌンチャクを振り回して雄叫びをあげる最後の雄姿。淫行逮捕歴と職場追放というどん底から這い上がった、忌まわしい過去からの決別。その姿はどこかしら本物の英雄たらんとした、惨事少々前の男を彷彿とさせるも)……バッ…バラエティー如きにっ… …何時か俺は…必ず…大僧侶に……(惜しむべきは清潔感と無縁だった怪僧の図太い首筋に滑り落ちる白刃は槍遣士との勝敗をも決する一撃と化した。轟音を立てて大地に崩れ落ちるその生首は…何時か必ず黄泉返ると信じて疑わない強烈な自負心を臭気と共に禍々しく発散し続けていた。頭目まで独り残らず討ち倒された凄惨な殺戮現場。返り血を浴びた金獅子の像。逞しい四肢と天を仰ぐ風貌はまるでこの陰惨な現場を悦び歓迎して甲高く天を劈き吼えているかのようであった)   (2016/5/28 18:00:07)

おしらせニシコブンドル♂怪僧さんが退室しました。  (2016/5/28 18:00:10)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/28 18:21:17)

ヒイラギ♂槍遣士(夥しい死骸を指先で数える槍遣士、肩を竦めると女剣士に話し掛ける)…全部で21…その爺さん婆さんを外せば19…俺は9人殺ったからお前さんの勝ちだな……言う事を聞いてやる前に先ずは……(獅子像の前に放り出されたヒノモト製と思われる、深緑色の基調に白の渦巻きが拡がる風呂敷が黒鳶色の眼に止まる。拾い上げた唐獅子模様の先端に木彫りの紅い頭を認めて)……獅子舞、だったかな……ヒノモトで祝い事に用いられる神具かな……この老夫婦は多分、金獅子像までこいつを奉納しに来たんだ…安らかな表情で死んでるのは…旅路を終えた安堵感って訳か……(いつもの様に獅子の目線の先に輝く…橙色の五角形タイルを回収すると…懐の水晶を女剣士に放り投げると金獅子像と先程投げ出した旅路の荷物を顎でしゃくりあげて)……宜しく頼むぜ……(そう言い終えると自らは素早い動作で死骸達の所持品を物色していく。最後に折り重なりあった老夫婦の遺体を両肩に担ぎ上げる。紅獅子の頭を最後に被り、重力に少し顔を顰めるも仮面の下から笑いかける)……もうちょっとまともな処に埋葬してやろうぜ…この二人だけはさ…ユエ…埋める場所を見つけたら俺と一緒に祝い獅子を踊るぜ…   (2016/5/28 18:21:36)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/28 18:21:40)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/29 01:43:39)

月虹♀剣士(――殺れる。対峙する男の、自棄になったとも見える動きから、然う判断下した女剣士は、一分の躊躇も無く、切っ先を僅かに跳ね上げて。放った突きは、双節棍の動きを掻い潜り、真っ直ぐ、頭目の頸へと吸い込まれた。肉を切り裂く、確かな手応えと共に、片手半剣が打ち震える。どす赤い血を噴き出しながら、どうと倒れる痩躯を見届けもせず。次の獲物を探して、眼を走らせるが、既に立っているのは、二人の旅人のみ。剣から、流血を振り払うと、背中に負い。朱に汚れた己の頬を、黒革に包まれた手で拭いつつ、男が数え上げた亡骸の数に、残念そうに呟いた。)……僅差の勝利か。勝ちは勝ちだから、まぁ…好いか。……?(出来ることなら、明確に差を付けて勝ちたい処ではあったのだが。男の腕を考えれば、勝利をもぎ取っただけでも、幸運だったのだろう。――或いは、復、譲られたか。御褒美の権利は、此の後、更に歩いて次の宿、或いは野宿の場所へ、辿り着いてから公使する心算。だから、先ずは、と何事かを気にする男に付き合う様、デフォルメされた赤い獅子の頭を、一緒に眺めた。)   (2016/5/29 01:48:10)

月虹♀剣士獅子舞?……儂が知る物とは、違うようだな。ラギはヒノモトに、詳しいんだな。(然う言って。男の説明聞きはするものの、周囲に転がる二十余りの死体中で、二つ限りの安らかな顔を振り返り。)…あの程度の者に、嬲られてもか?最後まで、出せる力の総てを打つけられる相手と戦って、果てるなら…本望というものだが…。(釈然としない風で、呟きつ、槍遣いが投げた水晶球を、確りと受け止めた。金獅子の像、其の逞しい前肢に腕を回し、よじ登り始めた。豊かな鬣を越え、頭に到達すれば、慣れた様子で発掘をする、男の姿を眼下に捕らえ乍、此れ復、慣れた手付きで空いた眼下に水晶球を収める。其れが元から其処に在ったかのように、眼球を模る迄、其の眼を封じておいて。頃合いを見計らって、施した修復の程を確認すれば、地面へと飛び降りて。地面に置いた、己の背負い袋を背に負い、肩に男の荷物を引っ掛けると、復、金に為らない仕事を始めた、獅子頭の槍遣いに、小さく頷いてみせた。)ああ、其の位、構わないが。……祝い獅子って、何だ?…踊りって、旅芸人が教えてくれたのしか、知らないんだが…。   (2016/5/29 02:19:12)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/29 02:19:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/29 21:20:14)

ヒイラギ♂槍遣士…詳しい?……あ、あぁ……俺もそんなに詳しい訳じゃないが、……仕事柄、潜入調査で…この風貌と名前だからヒノモト出身で通す事もあるのさ……(視線を静かに避けながら唇を舐めて話を続けて)…神獣バロン…シンドラの南にあるヴァリ島が元々の発祥の地…ヒノモト民族を食い荒らそうとやって来た筈が…天帝に説き伏せられて…悪霊を喰う神として祭り上げられた…そんな寓話だったかな……この紅獅子のド派手な雰囲気は…本家ヴァリ島の…(両肩に抱える遺体を物ともせず、隣を歩く女剣士に紅い仮面の持ち手部分を説明して)…適当に優雅に走り回りながら…この部分を動かして…顎でこの爺さん婆さんの全身を適当に食み食みしてやればそれで良い…噛まれて悪霊退散を喜ぶ風習なのさ……獅子舞っていうのは後脚担当がキツいから、言い出しっぺの俺が演ってやるぜ……   (2016/5/29 21:20:27)

ヒイラギ♂槍遣士(単純明快な方針を説明し終わると同時に、埋葬地には御誂え向きの、景色良い小高い丘が目前に出現する。二又の長槍の穂先に安全靴から抜き取った鉛板を嵌め込めば忽ち手頃なスコップとなり)……さあ、とっとと踊ろうぜ…爺さん婆さんの冥土の土産に……(瞬く間に掘り終えた墓穴の前に静かに横たえて埋葬寸前となった二人の亡骸に手を合わせると、紅獅子の仮面を女剣士に手渡し、自らは颯爽とした表情で、仮面の首から長々と繋がる唐獅子模様の風呂敷に潜り込んだ。女剣士の動きに合わせんと腰を落として身構える。丘に吹きそよぐ涼しげな風調は天然の囃となり…緊張感を抑えて無心に構える女剣士の反射神経を自然に奏で始めた)   (2016/5/29 21:20:44)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/29 21:20:49)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/30 23:07:14)

月虹♀剣士…然うか。(潜入しての仕事を遣るなら、出身と偽る文化について、或る程度、知識を蓄えておくのも当然か、と諒解し。槍遣いが、僅かに醸した緊張は、獅子頭越しなればこそ、捉え切れなかった。故に、其れ以上、追及する事も無く、獅子に纏わる寓話に、耳を傾ける。)喰い荒らす筈が、護ってやることに為ったのか。納得しての翻意だろうが、……皮肉だな。(然う感想漏らし、余り、明るくない微笑を浮かべるも。獅子の仮面の、絡繰りの説明には、興味津々で、男の其の手元を見詰めた。)走り回って…適当に…食めば好いのか?(明快だが、単純な方針に、戸惑う。朧げ乍も、観た憶えが有る舞獅は、大陸は東の果ての国のものである。獅子頭の見た目からして、可成り違うのだが、彼の動きで、好いのだろうか、と少々悩ましく想い。)   (2016/5/30 23:09:46)

月虹♀剣士(歩みは、見晴らしの良い丘の上へ、登った処で止まった。二人の亡骸を運んできた男は、槍を俄作りの円匙に変え。女剣士が、腰を下ろして見る間に、老夫婦の為の墓穴を、掘り終えた。手を合わせる様子迄、眺めていた女剣士は、紅獅子の仮面が手渡されようとして、漸く、立ち上がり。男が後肢の役にと、深緑色の風呂敷の下に潜り込むも、繁々と紅い仮面を観察し。)耳も、動くんだな。……此れも。(亡くなった者の黄泉路等、知った事では無いのだが。手を獅子頭に潜り込ませ、其の可動部分を確認していると、太鼓や銅鑼の音が、耳奥に甦る様で。聊か、楽しい気持ちに為って来た。仮面を両手に抱え、高く掲げる――獅子の目覚め。直ぐ背後に、男の息を感じ乍、頭に被ると、右を向き。左を向いては、耳をひくりと動かして。辺りを窺う紅の獅子が右足を踏み出せば、後ろの男から、ぴたり、と動きを合わせる気配。左前肢を出せば、右後肢も一歩踏み。一個の獣と化した心地は、聊か処で無い、愉しさ。)   (2016/5/30 23:17:24)

月虹♀剣士(軽やかに歩み始めた紅獅子が、地面横たわる翁と媼に気付き。そうっと頭を近付けては、かちり、と顎を鳴らし。翁の匂いを嗅いで、其の腕と頭を、金の歯で食んだ。一歩…二歩と後退り、回り込んでは、媼にじゃれ付く様に接近し。折柄の風に、鬣揺らし乍、紅獅子は媼の頭も、優しく食んで。其の身を翻せば、獅子は頭を天に向け、声無き声で遠吠えた。かちり、…かちりと顎を鳴らして。)……演ったぞ。(槍遣いが口にした、要件は総て満たしたと許。獅子の仮面を持ち上げて脱ぐと、肩に載せて、背後の男を振り返った。)   (2016/5/30 23:34:40)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/30 23:34:42)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/31 07:47:57)

ヒイラギ♂槍遣士…な…中々…筋が良い…じゃないか、驚いた…ぜ……、ダンスで…飯を喰ってた頃があったのかい?…(息急き切った女剣士の肩から紅の獅子面をそっと外して、互いに汗だくに塗れた相貌を付き合わせて笑い掛ける。獅子の仮面と唐獅子模様の風呂敷を華々しく拡げ、雄々しく飾り立てた埋葬地の出来栄えに満足した。名も知らぬ老夫婦を無事に見送った満足感に浸りながら何気なく来た道程を振り返る槍遣士であったが )…こっちは紅い獅子…向こうは……(先程の金獅子像周辺に横たわる死骸を貪り食い荒らすのは蒼い鬣と体毛に覆われた巨大な化獅子…。毛皮の中に果たして何人の屈強な大男が必要だろうか、此の蒼獅子を演じ続けるには。肩を竦めて女剣士を見つめて)……凄ぇ迫力……さぁ…とっととズラかろう…あの蒼獅子は…どう見てもこの前殺った蒼焔狼より骨が折れるぜ……   (2016/5/31 07:48:03)

ヒイラギ♂槍遣士(19の死骸の始末を彼に任せて先を急ぐ事にした二人であった。小高い丘の先、やがて爽やかな陽の光豊かな森の小道に突入する) …さあ、次の目的地は…乙女の像……この前の双子に負けず劣らず…美貌の石像らしいぜ……おやおや、もう着いてしまったのかと思ったぜ…(石像の如き無愛想な表情に戻った女剣士の美貌をまじまじと見つめて揶揄う。通常運行で旅路は続く様だ)   (2016/5/31 07:48:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/31 07:48:21)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/5/31 13:06:54)

月虹♀剣士(獅子の頭を、槍遣いの手に戻し。息を整えつつ、其の質問に応える。)仕事柄、潜入するのに…女だからと、…踊り子と偽る必要に、迫られて…。踊れないのに、…踊り子は、無いだろう…?(頬に昇った血の気は、一差舞った所為なのか、男が口にした評価の為か、は自身でも、判然とせず。先程の、男の言い分を真似た、言い訳を。元来、躰を動かすのが、性に合っているのか、ダンスが気に入っている事迄は、口にしなかった。独り、自宅で研鑽を積む姿を、想い描かれるのが、気恥ずかしかったから。然うし、槍遣いが、二人の亡骸を埋葬し、其の墓を護る様に、紅獅子を飾るのから、眼を逸らし。汗の流れ落ちる貌を、背負い袋から取り出した、手巾で拭っていると、遠く離れた金獅子の方に、不穏に蠢めく青い影を見た。何時の間に現れていたのか、巨大な獅子が、屍の山を喰い散らしていた。近くで見れば、凄惨な光景だろうが、此の距離では、自然の一部としか見えず。然し、男を振り返っては、頷いて。)…同意だ。彼れだけ喰えば、腹は満ちようが…、力を蓄えた巨獣と、遣り合うのは、御免だな。【1/2】   (2016/5/31 13:09:56)

月虹♀剣士(二人並んで進む先は、木漏れ日の森。整えられた小径は、歩き易く、矢張り観光地なのだと、意識させられる。緑を感じる爽やかな空気が、胸に満ちて来れば、此処に至る迄の、疲労が癒される様。其れでか、何時もの軽薄な戯れを投げて来る男に、片手を差し出して。)獅子の、タイルを預かろう。…偶然か知らぬが、……タイルの発掘と、青い獣の出現とが…重なっている様だな。…次は、美貌の青い処女が、現れると好いな?(皮肉な返しは、剣呑さを滲ませているの迄が、戯れの心算。……尤も、本当に現れて…槍遣いを、誘惑するなら、……。青い処女と言うなら、真っ先に浮かぶのが、契約の主である。其れに面影が重なるのなら、処女だろうが、思い切り、斬れそうな予感、すら。)【2/2】   (2016/5/31 13:16:22)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/5/31 13:16:30)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/5/31 16:14:24)

ヒイラギ♂槍遣士(獅子像で回収した橙色を女剣士のポシェットにねじ込みながら、屈託無く肩を震わせて破顔一笑)……おいおい……丸尻の蒼い処女の化け物って……威張りん坊の親方様を彷彿とさせるぜ……(一度だけ唇を交わした際に微かに感じた強張り。遥か昔の出来事の如き懐かしい気持ちになる。栗鼠だろうか…小動物が横切る小道を黙々と進んだ先にようやく出現したのは…華奢な背中に翼を拡げて独り天に祈祷を捧げ跪く姿勢…人工造形美ではあるが確かに噂に違えぬ絶世の美貌を湛えた一体の乙女石像であった。像の背後には乙女に相応しい、瑠璃色に輝く小さな湖が星の数にも劣らぬ蓮…淡緑色の蓮の茎葉・淡桃色の華々…に水面中を飾り付けられているのであった。感嘆の溜息をついて腕を組みその絶景に暫し見惚れる痩身の男)……参った参った……世界中色々物見遊山し続けたつもりだが……此れは絶景だな……見てみろよ…(乙女像に飛び付くと何時も女剣士に遣らせていた魔水晶の嵌め込みも嬉しそうに自ら行う酔狂振り。いやらしい手つきで乙女像の胸部や腰を繁々と眺める)…蒼い処女蒼い処女……楽しみだな、おい……   (2016/5/31 16:14:31)

ヒイラギ♂槍遣士(女剣士の鋭い指摘に頷くも大胆不敵にほくそ笑み)……確かにユエの言う処の…五角形タイルを引っぺがすと出現する蒼い獣…俺たちは若しかしたら収集が付かなくなる…とんでもない事を延々と遣らかし続けてるのかもしれないな……そうは言っても…滅多に御目に掛かれない…生きてる処女には是非逢いたい……( 巫山戯て舌を出すと迷いなく慣れた足取りで…乙女像の瞳の先…殆ど閉じていたが…輝く紫色の五角形を発見して屈み込む。肥後の守で器用に掘り終えたと同時に…湖の中心に浮かぶ一際異彩を放つ紫色の蓮の蕾が優雅に咲き開く。中から姿を現したのは背中姿を見ただけでそれと判断出来る雰囲気…目の前にある絶世の乙女像をも霞ませ色褪せさせてしまう生命力に満ち溢れた神々しさ…お目当ての蒼い処女の出現であった。しかし興奮も束の間、産まれたばかりの奇跡の存在は、背中の両翼を羽ばたかせると此方側を振り向きもせずに塔の登頂方面に飛び去った)……あ〜ぁ……(不機嫌な表情を浮かべる女剣士の道具袋に紫色をねじ込み)…せめてウィンクくらい欲しかったぜ……さあ、行こうぜ……(ガックリ肩を落として瞬く間に主を喪いすっかり色褪せてしまった湖を立ち去る二人)   (2016/5/31 16:15:03)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/5/31 16:15:29)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/1 13:46:15)

月虹♀剣士“丸尻の”…?(男が勝手に付け足した単語を、訊き返す声は、鋭く語尾が上がり。屈託無い笑み浮かべる、隣を歩く男を、じろり、横眼で見遣った。確かに同じ人物を、彷彿とした筈だが、其処にそんな心象描くとは…。直に、見たのだろうか、と浮かんだ想いに、瞬く間に、捕らわれた。潔癖な依頼主が、男に手を出すとは想われなかったが…逆の可能性に、気付いて仕舞った。)取られん坊の槍遣いが、何をしたんだか…されたんだか…知らないが。(低い、掠れた声は、何時も通り。感情を押し殺した、其れ。相好を崩す男とは逆に、女剣士は無表情で歩き続ける。やがて、陽射しに傾きを感じて来た頃、視界が開け、其処に、祈りを捧げる、清らかな乙女像が佇んでいた。一瞥した後は、揺らめく水面を無数の蓮で彩り、絶え間無く光の粒を躍らせる、湖に魅入った。胸に迫ってくる、其の光満ちる風景に…一つの想い出が、重なる。緑のベストの胸元飾る、桃色の蓮を模ったブローチに、そ、と触れて。何時かの宵に、湖面に華やかに咲いた炎を、暫し、想い出していた――のだが。)【1/3】   (2016/6/1 13:46:22)

月虹♀剣士(青い処女の出現を、心待ちに…心底嬉しそうに、乙女像を撫で回す男の姿を目撃すれば。斬った物を瞬時に凍て付かせる、魔剣氷ですらも、斯く様で無い、極寒の視線を投げ掛けて。何時もの様に、男がタイルを発掘始めるのには、ふい、と外方を向く始末。…御蔭でと言うには、皮肉にも、女剣士は乙女が華から生まれ出て、飛び立つ迄の一部始終を余す処無く、眺められた。翼の乙女が発った途端に、萎れて枯れ果てた、湖の蓮と同じくに、がっくりと項垂れる男が、紫のタイルをポシェットに入れるのを確認し。後は見向きもせずに、さっさと小径を歩き出した。)……穢れを知らぬ、無垢が其れ程貴いと想うなら、…其の、石の処女でも、ずっと抱いていれば好かろうに。(何故、此れ程、腹立たしいのか、自覚の無い侭に。苛々と独り言つ女が歩む足取りは、速くなる。程無く、周囲の様相が変わり、木漏れ日森は、薄暗く、陰の落ちる青々とした竹林へと。)【2/3】   (2016/6/1 13:47:28)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/1 13:49:10)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/1 23:53:34)

月虹♀剣士(横眼に、左右に茂る竹林を、眺めていたのだが。不意に、何かに惹かれる様に道を外れ、枯れた竹の葉の上へ、足を踏み入れる女剣士。柔らかな土は、処どころが僅かに盛り上がる。知らず、踏み付けた其処で、靴底に当たる感触の正体知らぬ女は、不思議そうに、見下ろして。)……此の下、何か…。(埋まっている、と。博識の男を振り返り…掛けて、止めた。代わりに殆ど、動物的な勘に導かれ、更に踏み込み、背丈の低い、若竹へ手を伸ばした。膝の高さにも満たない破竹を、黒革に包まれた両手で握り、力任せに引き抜く。幾らか潰れた其れは、瑞々しい香りを漂わせ、急に、空腹を意識させた。)此れ、…食べられるんだろうか…?(一応、背後に居るであろう槍遣いに、問うてみるが、返事を待たず、皮を向いて、口に運んだ。淡白な味と、しゃくしゃくとした歯応えは、悪く無い。更に頬張って、若干、腹が落ち着いて来れば、冷静さも少しは戻り。空腹の余りに、機嫌を悪くして、八つ当たりした…事になろうか。槍遣いも、超えちゃいけない線考えろよ、とでも、言いたくなるやも。――…否。やっぱり、槍遣いが悪い。デート中でも、佳い女には視線を奪われる助平、なのだし。)   (2016/6/1 23:54:04)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/1 23:54:25)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/2 05:17:17)

ヒイラギ♂槍遣士(機嫌の悪い女剣士。バツの悪い表情を浮かべて頷いて)…乙女の竹林名産の乙竹…太くてへこたれない頑丈な素材…この前風呂で説明した鹿威しも乙竹製みたいだな……観たところ…自生地だからまあ喰っても構わない筈……竹は油断するとあっという間に他の樹木地帯を制圧しちまう…ほら、普通の樹木と違って…(野生の勘というか御都合主義と言うべきか。未だ丸匙形状であった二又の長槍を女剣士の敏感な足の裏が違和感を感じた箇所に突き刺し掘り起こせば)…こういう地下茎で繋がってるんだ…栄養の補給が断絶されない尖兵隊から執拗に根元を狙い続けられちまえば巨樹も文字通り音を…根を上げちまう……(茶色の皮に包まれた先端を摘まんで中芯をポキリと折って抜き取る。甘い香りが周囲に立ち込めた。肥後の守で真っ二つに切り分けた一方を手渡すと)…筍の刺し身…もし御手数じゃなきゃ…魔剣氷でシャキシャキにしてくれないか?……俺はこっちで火を熾して……あ……これは…(手早く熾火を準備しながら視線の先に何かを発見した男。泥だらけの長槍先端を元通りにしながら籔の中に痩身を突っ込んだ)   (2016/6/2 05:17:23)

ヒイラギ♂槍遣士(竹林の陰に小さな繁み…野鳥の巣を発見した。小ぶりの卵が幾つも転がっている。女剣士を振り返ると)…機嫌の治りそうな甘いデザートを作ってやる……(若々しくもまだ未熟者の乙竹。手頃な太さのものを水平に3度斬り付けて節部屋付きの竹筒を二本手中に収める)…この密になった節が乙竹の利点…中空構造が自重を稼ぎ、且つ身詰まりした場合と同じ耐震強度を維持してる……建築物の金属H鋼はこいつを元に考案されたとか……(竹筒を覆う節に小さく穴を空ける。野鳥の生卵と乙筍の甘い搾り液をその穴からゆっくり流し込み。同じ手順を繰り返して二つの竹筒が出来上がる。挿入穴を竹ひごで塞ぐと上から親指で抑えて)…カクテルは如何ですか?…乙竹の繊維はアルコール発酵原料としても注目されております……(手首をスナップさせて二本の竹筒を楽器のように扱い陽気な演奏を始める)…もうちょっと時間を下さい…美味しいデザートを…もう間も無く…そう言えば、獅子の時の様に…乙女の薀蓄をまだ聞いて無かったな……宜しく頼むぜ……   (2016/6/2 05:17:42)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/2 05:17:47)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/2 14:36:52)

月虹♀剣士然うか。(背を向けた侭。関心薄く見える…其の割には、一句残さず、聞いてはいるのだが。ちらり、と振り返り見ては、決まりが悪そうな男に、素っ気無く返事を返す。太くてへこたれないのは、お前も同じだな、等という嫌味は、止めておいた。此方の機嫌を取ろうかという、歩み寄りが、感じられないでも無かったし。…抑、勝手な解釈を、加えられそうな気もしたし…。槍遣いは、女が頼まなかった、足の下に触れた物の正体を、把握したらしく。先程、埋葬に使った急拵えのスコップで、女の足跡の地面掘れば、未だ、此れから伸びようとする処なのだろう、ずんぐりとした、茶色の姿が現れた。女剣士が口にしたより、若い其れは、より柔らかそうで、甘そうな香り迄漂わせて。こくり、と喉を鳴らして、口中の、最後の破竹を呑み込む。)…判った。(短い返答と共に、片手を伸ばし、槍遣いが掘り当てた筍の半身を、受け取る。皮を剥いて、其れを皿代わりに左掌へ載せ。右手で魔剣を引き抜くと、詰まった節に垂直に刃を走らせた。)【1/2】   (2016/6/2 14:36:57)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/2 14:37:02)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/2 16:08:24)

月虹♀剣士デザート…?(機嫌の治りそうな、と言う形容は聞き流し。こんな処で一体何を、と胡乱げに訊き返す。卵を見つけた所為…否、其処から楽しい企みを思い付いた所為で。何時もの調子を、取り戻したらしい男の様子に、其れ以上、問いを重ねる気も無くなり。魔剣を腰に納めれば、少々固く凍り過ぎた筍を、熾火の傍へと置いて。もう一本、破竹を折り取って来れば、背中の荷物は下ろさぬ侭、火の近くへ腰を下ろした。)薀蓄と言える程…儂は、詳しく無いからな。ラギと違って…。(然う、最初に言い置いて。手中の破竹の、皮を剥いては齧りつつ、雇い主の語った言葉を思い起こす。)乙女座は、12の星座の半周の終わり。…牡羊から始まった、個としての育成…其の、最後の仕上げを目指す、のだそうだ。…此れ迄に、得たちからを、己の物とする為に…管理して、身に付けて、磨いていく…。そして、続く半周の為に、…他者との関わりを意識、し始める…。(紛れてきた空腹と、男の手中から奏でられるリズム。元々、斯様な男なのだ、と迄、思い至れば。怒りも、継続し続けるのは、難しい…と、小さく嘆息零した。)【2/2】   (2016/6/2 16:08:40)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/2 16:09:52)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/2 18:53:02)

ヒイラギ♂槍遣士(全ての粗相を許してくれる諦観を女剣士の表情に感じ取り安堵の溜息を漏らしながら、もう間も無く完成する口の中に踊る滑らかな舌触りを黒鳶色の眼線の先にある、手のひらに馴染んだ乳房の感触と密かに重ね合わせ想像しながら、無事に攪拌し終えた青竹筒を熾火に立て掛けて)……乙竹プリン……プディングというものは元々デザートではなく……グリコ12世紀……スッピン無敵海賊を破ったエゲレツ船乗り達が考案した…船内に余った食糧屑を卵液で綴じて作った茶碗蒸しが発症と言われている……甘いプリンだったのかどうかは不明だが……船乗りの保存食と言えば海賊やらヴァイキングの塩漬け肉にワインなどのイメージが強いが…実際に長期に甲板暮らししてると…甘いものが1番欲しかった……海の覇者、旧ヒノモト…ヤマト海軍の戦艦なんかには炭酸水製造工場があったとか……   (2016/6/2 18:53:08)

ヒイラギ♂槍遣士…プティングがヒノモトに伝わったのはグリコ17世紀………当時のユーニア風茶碗蒸菓子のレシピを再現した『人形町風鈴』なんてヤマト時代頃のプリンを再現したものがあるらしい…豆腐百景なんて聞いた事あるけど…ヤマト時代のレシピなんてどれもこれも健康的な気がするだろ………まあ、そんな訳で硬めに配合した卵味の濃いカスタードに、極苦い筍糖のカラメル……乙竹の瑞々しい香りが更に加わって清涼感……これは美味そうだな……(目の前に座る女剣士の顔の中心で幾度も奪い取った唇を眺める。硬めの濃いものを押し込み…極苦いソースをたっぷりと振り撒きたい欲望を改めて覚えるも…薄笑いを浮かべてその欲望に堪える)   (2016/6/2 18:53:23)

ヒイラギ♂槍遣士…俺たちが生きる現代デザートとしてのプリン…色々あるけど帝都で人気のプリンを思い出せば…要するに…プリンというものをカスタードクリームの卵料理と捉えるのか…ミルククリームの風味を強く効かせる乳製品掛け合わせ対象として捉えるのか…あるいは…柔らかくぷるんと弾けるものを舌先でねぶり食する行為そのものが…日常では隠匿され抑圧された衝動に対する代替行為として…誰もが無意識に求めているのか……(筍糖と乙竹繊維から仄かに染み出す上質アルコール…筍族ウォキターという蒸留酒も有名である…その立ち込める酔払効果も作用して…恥ずかしい仮説を堂々と披露して、熾火に蒸し上がるクリーム色の甘味同様に脳内も柔らかく蕩け始めた槍遣いであった)…よし、出来たかな…そのちっちゃい竹串を外して…穴に唇を引っ付けて吸って飲むのも悦に入るんだぜ……(まだ熱い青竹筒を女剣士に渡すと代わりにいい具合になった凍り筍を素早く引ったくる)…熱いものと冷たいものを一緒に喰うのは此れで二度目だが…嵌ってしまうな、この感覚……   (2016/6/2 18:53:39)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/2 18:53:45)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/3 17:36:30)

月虹♀剣士(饒舌に男が語り始めれば、手の中の破竹を頬張りつつ、暫し黙って聴き入る。いま少し、宥めようという意図も、感じなくは無いが。斯うして、此の男の声を聞くのは、……嫌いじゃない。――触れられるのと、同じ位。長期間を過ごしたという、甲板暮らしの件には、眼前の男の、髭も髪も伸び放題にした、海賊の風体を連想し、くすり、と小さく小さく、笑い零してから、口を開いた。)茶碗蒸しは解るが、甘くないプリン…と言われると、想像し難いな。…嗚呼、…パンプディングの甘くない物なら、何とか想像付くが。(火の傍に置かれる竹筒と、其れを置く男の手を、横目に見遣り。有り合わせで作るという、プディングの基本を忠実に守った此れは、一体、どんなプリンになると言うのか。男の口振りでは、自信が有りそうだったが…。興味を唆られてきた。)甘味は、安全な街の暮らしの味だとか、以前にも言っていたな…?航海が長ければ、陸地と共に、甘い物が恋しくなるのは、道理かもな。 【1/2】   (2016/6/3 17:37:34)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/3 17:38:39)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/4 09:34:14)

月虹♀剣士(今迄、関心持った事すら無かった、プリンの歴史を、能く識っているものだ、と感心する。真面目に聞いて居るのに、何と無く…如何わしい視線を感じる、正面から。未だ、苛立ちを、引き摺っている所為で、然う想うのだろうか。其れでも此れ以上、此処で遣り合う心算は無い――遣り返す、切り札は此方に在る――から、槍遣いの代わりに、手中の若竹に噛み付いて、其の総てを、腹に納めていった。そして、沈黙を守り、復、聞く一方になっていたのだが。男が提示してきた仮説迄聞けば、口周りの汁気を親指で拭い、其の親指を軽く吸い上げつつ。)…儂なら、硬い方が好ましいんだが…。(敢えて、主語を省略した、挑発的で不完全な言葉を、投げ返して。爽やかさと、甘く酔わせる香りを漂わせた、竹筒を受け取る。手袋越しでも、熱さ感じる其れから、竹串を抜き取ると、湯気が細く立ち上る。)【2/3】   (2016/6/4 09:36:41)

月虹♀剣士冷たい物を食べると、舌が麻痺すると言うから。熱いのと冷たいの…交互に口にする、此れなら何方も味わえて、好いのだろうな…。(鼻腔から、舌の上迄広がる香りを、楽しんでから、竹筒に唇を付け、少し上向いて、そろそろと啜ってみる。幾度か目で、とろり、口中を甘く濃厚な味が満たし始めた。)【3/3】   (2016/6/4 09:37:33)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/4 09:37:48)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/4 14:44:48)

ヒイラギ♂槍遣士(灼熱と極寒の甘味を臓腑に収める魅惑の刻を心行くまで堪能した二人。満足した表情を浮かべた女剣士に頷くと立ち上がり)…よし、三時のおやつは此れ位にして…行こうぜ……(元気よく旅路を進み出る。竹林を抜けたその先に二人を待ち受けていたのは、暮れなずむ光と影の中に幻想郷の如き浮かび上がる真っ白の大理石で出来た巨大な建造物…全ての窓硝子は一点の曇り無く磨かれて、紅く反射して輝いている。美しい庭園の中には花々が咲き乱れ、樹木は淡緑色の葉を生い茂らせている。趣深い大理石の看板には『HOTEL 乙女』の文字。壮大な美しい眺めに思わず立ち止まると暫し茫然自失する女剣士の細い手を取って)……おいおい…有り金叩いても宿代足りなかったりしてな……行くぜ……(憂いを帯びる瞳で此方を眺める受付嬢は艶やかな半妖気配を漂わす兎族の女。女剣士を背後に待たせて料金説明を受けた槍遣士は振り返ると)…どうやら厨房で皿を洗わずには済みそうだが……予算の都合上、一部屋にさせて貰ったぜ?…荷物を部屋に置いたら、ホテルの地下にあるディスコで飯を喰って寛ごうぜ……   (2016/6/4 14:44:55)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/4 14:45:00)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/4 17:02:57)

月虹♀剣士(会心の笑みを浮かべて、唇の上に残る、蕩けたプリンを舐め取る。掛け声上げて立ち上がる男に続いて、腰を上げ、二人連れ立って、竹林から元の道迄戻り、徒歩の旅路を再開する。道中、他愛無い遣り取りを交わすのが、乙女像から此処迄の道程と、異なるところ。其れが完全に途切れたのは、白亜の建築物が、迫って来た頃。美しく整えられた、其の外見、言葉も無く佇んで、只、其の建物を眺めていれば、男に片手を取られて仕舞い。)……ら、ラギ…、他に選択肢は、無いのか?(辺りに、他の建物が見当たらないと、気付き乍も、悪足掻きを口にし。尻込みする剣士は、完全に連れ込まれる態で、引き摺られていく。入ってしまえば、多少の諦めもついてしまうのだが。何と言っても、清潔な寝具の誘惑は、絶大である。ホテルの帳場に立つ、色香を漂わせる兎族の女との交渉は、矢張り槍遣いに任せきり。だから、此方を振り返る男の言には、異論一つ唱えず。)判った…、斯様な処で、一人にされても……ディスコ?(知らない単語を、聞き咎め、繰り返した。)   (2016/6/4 17:03:27)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/4 17:04:11)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/4 22:09:06)

ヒイラギ♂槍遣士(鍵を渡された部屋は広々とした趣深き貴族的な雰囲気漂う豪華なもの。紅いビロードのカーテンに深緑色の絨毯…ガラス製テーブルに牛革張りのソファー。相棒の長槍をクローゼットに仕舞うと紺色のマントを内側に掛けてすっかり身軽になると)…武装解除は落ち着かないかもしれないが、丸腰で宜しくお願いしますと釘を刺されている……まあ、気に入らない空気を感じれば直ぐに此処迄戻れば問題無いさ……(女剣士ではなく…銀灰色の長髪が目立つ緑装束の美女、を背後に従えた黒鳶色の眼線を楽しそうに揺らす紺色の男は意気揚々と先陣を切って薄暗い階段を降りて爆音が漏れ聴こえる鉄の厚扉を開け放った。暗闇を遮った新たな訪問者に遠慮なく注がれる好意と敵意の入り乱れた視線を平気で無視して大部屋の中央で注文を受け付ける蝶ネクタイの男に片手を挙げる)…ハンバーガーセットでいいかい?…小腹を空かせておいてくれ…此処で踊って帰ろう…さっきの獅子舞みたいに格好良いユエを魅せてくれよ……   (2016/6/4 22:09:12)

ヒイラギ♂槍遣士(割高感のあるハンバーガーセット…ショバ代込みという奴であろう…二つを受け取る。幻想的な紫色を基調とする煌びやかなネオンの灯りに見惚れるユエに渡すと、自らも漆黒に泡立つ清涼感溢れた飲み物に口を付けて)……あんまり美味くはないが…たまにはこういう賑やかしいのも悪くない…情報収集にもってこいの場所でもあり…ドジして消されるリスク高き場所でもある…(瞬く間に喰い終わり指先のピクルスソースを舐める黒鳶色の視線に映り込んだのは…今宵のショーの歌姫…エルフ族の娘が膝頭を抑えてしゃがみ込み嗚咽するのを、橙色の拳法着集団…シンドラの僧侶たちが赤ら顔で取り囲み罵声を浴びせている。アクシデント発生…舞台寸前で転倒し怪我をした歌姫が演舞中止を申し出るも、泥酔客が因縁をつけたといった処であろうか)   (2016/6/4 22:09:27)

ヒイラギ♂槍遣士(銀灰色の美姫の顔を眺めて肩を竦める紺色の痩身はニヤリと笑うと)…よし、此処は一発、エルフ助けをしようぜ……(ユエの返事も聞かずに大きな声を突如張り上げると)…さあさぁ…御坊様方々…大変お待たせしました…代わりの歌姫が只今到着致しました…どうぞ速やかに道をお空け下さいませ……(酒に酔った僧侶たちがブツクサ呟きながらも道を空ける。会場中の注目を浴びる高さ140センチ程の煌びやかなビロードの派手に飾り付けられた高台が其処には準備されていた)…音楽に合わせて踊るだけさ…派手にセクシーに頼むぜ…(不安気に此方を見つめる美貌の耳元に囁き、背中を押して笑顔で舞台に向かって送り出す。たった独りで舞台に転がり出た美貌に会場全員の視線が注がれ囃し声と手拍子が喝采され始める。気分を高揚するユーニアビートの音楽が大音響で響き渡り始めた。羞恥する意識とは関係なく月虹の反射神経が勝手に麻痺陶酔し始めた)   (2016/6/4 22:10:38)

2016年05月21日 12時44分 ~ 2016年06月04日 22時10分 の過去ログ
置く迄焦らす愉悦の刻【貸し切り】
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