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「置く迄焦らす愉悦の刻【貸し切り】」の過去ログ

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2016年06月04日 22時10分 ~ 2016年07月03日 04時47分 の過去ログ
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おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/4 22:10:42)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/5 20:28:22)

月虹♀剣士(槍遣いが開いた扉の先は、高級感漂う部屋。感嘆と…若干の居心地悪さで、竦む女剣士と対照に、さっさと身軽な格好へと、荷を下ろす槍遣い。武装解除を促されれば、渋々と、背負い袋と片手半剣を下ろし、ベルトに帯びた魔剣も抜いて。血に汚れたマントも、男に倣って外し、クローゼットへ仕舞い込む。)丸腰…って、ナイフも駄目なのか?(ごねる気配を、見せ掛けたが。若干の悶着が起きようと、相手が得物持ちならいざ知らず、徒手対徒手なら…武器を持ち歩いていなければ、戦えぬ訳でも無い。ベストの裏、次いで、ブーツの靴底から、仕込んだ武具を取り出した。タイルを収めたポシェットも、纏めて、背負い袋へ入れておく。そうして、最早剣士には見えぬ出で立ちに為り、地下に在るという謎の場所迄、楽し気に先立つ男に、付いて階段を下りていく。地下の厚い扉は開く前から、中の騒がしさが、漏れてくる。)…ラギ、此処は…。(声は、伝わらなかっただろう。扉開いた途端に、二人を包んだ大音響は、女の掠れた声等、容易く掻き消して仕舞った。然し、昏きの中を貫く光と、鼓膜を震わす重低音、乱舞する人々…口にする筈だった疑問の回答は、一目瞭然だった。)【1/3】   (2016/6/5 20:33:42)

月虹♀剣士嗚呼…其れで、構わない。(聴覚を圧する音響と、交互に視覚を訪れる光と闇。其れらに眩みそうに為りつつも、男の質問には頷いて応えて。素早く提供された、妖しいネオンの灯りに染まるハンバーガーセットを受け取る。早速ハンバーガーに、ぱくり、と齧り付き乍、周囲を眺める。)…此れが、ディスコ?(落ち着いて、物を食べるには、向いていない…浮かれた、現実感の薄い空間。眺め回す内に、己以上に、此の場に似合わぬ連中が目に留まった。揃いの拳法着に身を包む、昼間に見掛けた部類の男達。)ドジをして、消されるって、…ああいうの、か?(橙色集団の合間に見える、華やかな衣装が汚れるも構わずに、床に座り込んだ歌姫へ、視線を向けつつ。泡立つ飲み物とハンバーガーを、胃ノ腑へ流し込む。手に残った容器を、手近な屑籠に投じていると、黒鳶色が此方へ視線を向けてくる。)……何か?(男の浮かべる不穏な笑みに、女は不審げに眉根を寄せるが、掠れた声は、如何も此の空間と相性が悪い。言葉は、周りの音響に消されて仕舞った。何度目に為るか、金に為らない仕事の提案は、返事も出来ぬ侭。男が張り上げた声は、よく通った。…理不尽な位に。)【2/3】   (2016/6/5 20:35:33)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/5 20:35:38)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/6 02:26:31)

月虹♀剣士(背中を押され、上らされた、四方を客に囲まれる円い演台。其処に女が立っただけで、大音響の音楽を、更に圧して、喚声が上がる。取り囲む視線の中、余計な事を、と、紺色の男を振り返り、軽く睨むが、返ってきたのは、何も心配していない、とでも言う様な…何時もの、屈託無い笑顔。全く…全く以て、傍迷惑で、御し難く、仕切り屋で、…勝手で…そんな処が、…   と想えて…仕舞う…。思考は、爆音の如き音楽に、千切れ乱れて。無秩序に、囃し立てる手拍子は、徐々に揃ってゆき。其れと共に、躰の深くから、律動的な音楽と共鳴し始める。踵でリズムを刻んで、躰を揺らし乍。髪を結ぶリボンを、片手で解いて。ばらばらと、解放される銀灰の髪。頭から腰まで、躰のラインをなぞる様に、両手で撫で下ろし。くるり、ターンすると、お立ち台の脇で、見知らぬ踊り子を見上げ、茫然とする黒服の手から、扇子を取り上げた。)【3/3)   (2016/6/6 02:30:13)

月虹♀剣士(躰を弾ませ乍、大きく開いた扇子を、表に裏に返す様に振り。其れに連れて、躰に絡まり、弾む髪は、愉し気に光を弾いて。しなやかに下ろしては上げる腕も、妖しくくねらせる腰付きも、観る者に余所見を許さない。其れでいて、色とりどりの光に染まる、銀灰の女は、冷え冷えとした、金属的な眼を、熱狂の観客に向けていた。然うして、一曲終わろうと、立て続けに鳴る楽曲。扇は観客に向けて、投げ棄て、汗ばむ肌に、貼り付くブラウス。流浪の民に倣った舞を織り交ぜた、奔放な動きで踊り乍。緑のベストの釦を、合間合間に外してゆき。総て外せば、胸を揺らす様に、ベストを脱いで行き、大きな眼を向ける、紺色の男へと、放る。汗で透けるブラウスに、興奮したか、台の上迄、伸びてくる橙色の腕を、揶揄う様に、躱す様に、ステップを踏み。尚も踊る女の眼に、床に頽れた侭の、エルフ娘が、映った。不意に、橙色の腕を蹴散らすと、其の肩を、飛び石の如くに、渡り始めて、本来の歌姫の前に、飛び降りた。)【4/3】   (2016/6/6 02:32:19)

月虹♀剣士(一抹の安堵と当惑、疑念…そして、嫉妬。エルフ娘が浮かべる複雑な表情には、構わず、華奢な其の躰を、軽々、抱き上げる。彼女の素肌に、銀灰の髪が触れる。屹度、熱く火照った腕に、抱き上げられているから、癒しの力が流し込まれている事は、気付かれずに済むだろう…等と。槍遣いの影響だろうか、随分甘い判断下した己に、苦笑しつつ、観客を分けて、舞台に戻る。)…お前の仕事だろう。休んだのだから、もう踊れる筈。(然う、口にした声は、矢っ張り、届かないかもしれないが。舞台の上へ、歌姫を載せた、其の意図は、伝わらない訳がない。くるり、背を向けると、群がろうとする、橙色の拳法着の男達を振り払って、人を掻き分けて、紺色の背中へ滑り込んで、息を整えようか。)【5/3】   (2016/6/6 02:39:45)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/6 02:40:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/6 11:32:21)

ヒイラギ♂槍遣士(宙を舞う緑色のベストを引ったくり、扇子を片手に優雅に踊る銀灰色の歌姫を笑顔で見つめる。突如立たされた舞台を想像以上の出来映えで無事に演じ終え、息を弾ませ戻って来た美姫を背中に隠せば再び大声を張り上げて)……さあさぁ皆様前座は此処まで…お待ちかねエルフ姫のショータイムで御座います……(癒しの力を注がれた膝頭の違和感が突如消え失せ、紅潮した表情を浮かべてお立ち台でステップを踏み始めたエルフに大部屋中の視線と歓声が再び集中した。その一瞬の隙に背中に隠れた踊り娘を胸元に抱えると一気に地下室を飛び出した)…お疲れさん…素晴らしいステージだったぜ……(大役を果たした美姫を労うお姫様抱っこ。爽快な足取りで一気に狭い階段を駆け上がり、誰にもすれ違う事無く到着した宿泊ルームに滑り込む二人。静かに待ち侘びていた小さな穴に躊躇なく滑り込む、穴専用の金属片。音も無く開かれたルームドアは瞬く間に静かに閉じられた)   (2016/6/6 11:32:26)

ヒイラギ♂槍遣士(牛革張りのソファーに美姫をそっと座らせる。汗ばむ白い素肌を心地良く冷やす漆黒の革心地。目の前の硝子テーブルには夜食セット…小腹を満たすには充分であろう野菜サンドイッチと海鮮ピザが並べられていた。紺色の革鎧上下を脱ぎ捨てると部屋備え付けの小さなワイン棚から一番高価な深紅と純白のワイン瓶を取り出すと卓上の硝子グラスに注ぎ込み)……飯も酒も御喋りも……ユエの好きなものを好きなだけ……(ソファーの右隣に腰を降ろし伸ばした左手で歌姫の露出した左肩を抱き寄せた槍遣士。右手には氷片を浮かべた鉱水の注がれたグラス。蒸し暑く長くなりそうな夜にアルコールを控えるのは勿論、己が…否、お互いに待ち望んでいた臨戦体勢の為である)……済まない、少しだけ…ウトウトさせて貰っていいかい?……ホテル内で好きにしてて勿論構わない……(極上の一刻を前にしたが故に緊張感が解れて目眩を覚えたのであろうか。ラフな紺色肌着のまま歌姫に寄りかかり微睡み始めた槍遣士。滅多に見せない無防備な寝顔と喉を惜しげも無く曝け出したのは信頼の証であろうか)   (2016/6/6 11:32:42)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/6 11:32:47)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/7 13:40:01)

月虹♀剣士(再度、少し許の言葉と、張り上げた声だけで、フロア中の視線を、小さな舞台に向けさせた男。踊り子演じた女に伸ばす、其の腕だけは、揶揄いもせず、躱しもせずに、身を預け。難無く抱き上げてくる男の肩に、腕を回し、興奮色に染まった、眼を閉じる。エルフの歌姫が踊り始めたのだろう、歓声が上がり、熱狂渦巻くディスコを、槍遣いの颯爽たる足取りで、後にする。男の腕に、囚われなかった一房…二房の銀灰の髪が、階段上る間にも、名残惜しそうに、揺ら揺ら棚引いていた。)……悪く、なかった…ああいう処も…。(男が呈した褒め言葉には、小さく頷いて、連れ出して呉れた事に、素直でない感想を返す。真直ぐな称賛が、気恥ずかしくて、…心地好い。逸る鼓動を静めようと、呼吸を整える間に、借りた部屋へ辿り着いた。抱えられた侭、静かに静かに、二人だけの空間へ滑り込むと、大切なものを扱う様手で、そうっと降ろされる。ひんやりした、革のソファー座らされた女を、解けた髪が、ベールの様に飾る。澄んだ色に落ち着いた眼を開ければ、硝子のテーブルには、出掛けに、男が気を回して置いたらしく、軽食が並んでいた。)【1/n】   (2016/6/7 13:40:20)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/7 13:42:24)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/8 01:33:21)

月虹♀剣士何時の間に…。(目の前の光景に、呟いて。地下で、小腹を空かせておけ、と男が言ったのは、此の為だったかと気付く。其の心遣いに、口許を綻ばせた。ならばと遠慮無く、サンドイッチに手を伸ばし、頬張り始める。革鎧を脱ぎ捨て…、常に怠らない警戒を解いたらしい男が、紅と白の葡萄酒を、其々、グラスに注ぐ。)好きなものを、好きなだけ…?好いのか、そんなに気前良くして仕舞って…。(可笑しそうに繰り返したのは、遣って来た時の、宿代を心配する冗談を、想い出したから。其れでも、然程心配していないのは、此の男が何とかしてくれる筈という、安心感と、最悪…何をしてでも、切り抜ける心算があるが故に。通り一遍の道徳や人道等より、依頼主の依頼果たす方が、優先である。然うして、槍遣いが気を緩ませているのに、誘われた様に、白のグラスを片手に取って、一口、傾け。右隣に腰を下ろした男が、肩へ腕を回し、引き寄せるのに、戸惑う様に一瞬躰を硬くするも、其れ以上の抵抗は、見せずに。)…なら、少しお喋りも。…12の星座、其の、最初の方の話なんだが…。(魔導師に聴いた話を、想い出し、整え乍、ゆっくりと言葉を紡ぎ始めた。)【2/n】   (2016/6/8 01:35:45)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/8 01:35:49)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/9 00:42:13)

月虹♀剣士最初の牡羊は、人生の始まり。…混沌の海から、飛び出し、生まれたばかりの魂、其の物。其れで、……。(言葉に詰まると、口の中を湿す様に、白の葡萄酒を少し含んで、喉に流し。其の間に、聞き齧りの知識…ばらばらと散らばっていた心象を、纏め直す。)生まれたて…だから、溢れる程のエネルギーと、純粋な自我を持つ、…火の星座。(此れで好いだろうか、と、隣…其れも至近距離で、黙って聞き入る男の顔を、ちらりと見遣る。サンドイッチを腹に納めて、空いていた右手。其の黒革の手袋を、唇と歯を使って脱いで。手袋をぽとり、と膝上に落とすと、海老や烏賊、剥き身の貝達が、チーズの海を泳ぎ回る構図のピザ一切れを、手にした。)続く牡牛は、…己の肉体に気付いた段階。視覚を始めとする、五感を使い、感覚を味わう喜びを知る…地の星座。…未だ、赤子の様だな…。(然う、付け足すと、手の中のピザを、楽しむ様に眺めて、匂いを嗅いで…熱さ残る其れを、食べ始める。五感が在って、味わえて好かったと想う瞬間を、満喫するが如くに。)【3/n】   (2016/6/9 01:13:30)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/9 01:13:34)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/9 23:49:29)

月虹♀剣士ん、…美味しい…。(嚥下すると、何時も通りの、少し低く、掠れた声で、満足を漏らす。更に、サンドイッチとピザを交互に取っては、腹を満たしていく。然う、黙って咀嚼し乍、続きを整理して、次の言葉を探している様でもあり。右隣に迫る触感…男の体温に、気が向いて仕舞うのを、誤魔化している様でもあり。テーブルの上の軽食、其の過半を腹に納めると、左手のグラスから香気を放つ、白の葡萄酒を飲み干して、ふ、と一息吐く。)其の次が、風の星座…双子だな。えぇと…、自我を持ち、感覚を得た意識は、自分の外へ向かう。彼是、好奇心の侭に動いて…、思考する事を学び、意思の伝達をし始める。(空に為った、グラスの飲み口を指の腹で拭い、硝子のテーブルへ、置いた。其の指を、テーブルナプキンで拭い、ソファーに姿勢を戻す。と、左肩に回されていた、男の手に、引き寄せられる。無抵抗に…此の手に撫で回されていた、乙女像が脳裏に過ぎり。…否、妙に艶めかしく見えた、石の肢体を想い出し。妙な気分に為る前に、と、慌て気味に指折り数え。遭遇した像の内、未だ説明していない星座を、語り始める。)火、地、風…と来たから。蟹が、水の星座…だったな。【4/n】   (2016/6/10 00:51:41)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/10 00:51:54)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/10 12:24:39)

月虹♀剣士蟹の段階に至って、…己の中に、揺らめく感情を見出す。宛ら、水の如く、形が無くて…変化し易く…、渇きを潤すものを。此れで、四つの元素も、一通り触れた事に為るんだな。火の直感…地の感覚、風が…思考で、…水は、感情。ん……如何し…、う、うとうと…?(グラスをテーブルに置いた、隣に掛ける男が、居眠り宣言したと同時に、二人の密着度が増した。眠気を誘われた男が、寄り掛かってきたから。子守唄代わりに為る様な、眠たい語り口だったのかと、――…詰まらない話を聞かせたからか、安心を呼ぶ様な口調に聞こえたからか、と――少々複雑な想いを、抱いて。或いは、単に、只触れている、温もりの心地良さからかも知れないが。昼間は、歩き詰めの上に、拳法着の集団とも、遣り合った。其れも、二度。だからと言って、其れで、疲労困憊する様な、鍛え方でも無いだろうが…。)ラ…ラギ…。(預けられた、黒鳶色の頭を左手で、くしゃりと撫ぜてみる。あっと言う間に、夢と現の狭間に揺蕩い始めた、男からの反応は、…無い。)【5/n】   (2016/6/10 12:24:58)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/10 12:25:07)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/11 02:03:17)

月虹♀剣士(黒革に包まれた指先で、黒髪を梳き乍。肩口に押し付けられる、無防備な表情を、息を殺して、覗き込めば。銀灰の髪が、微かな音を立てては、肩から零れ落ちていく。此の男の、寝顔を眺めるのは、此れで、三度目に為ろうか。年明けの朝と、つい昨晩…寧ろ、今朝早く、と言うべきか。――寝袋を共にした宵は、余りにも近過ぎて。其れ処では無かった故に、勘定には入れられず。――何方も、偶々、先に眼が醒めたからこそ、見られただけで…。斯様に、曝け出される事は、終ぞ無く。恐らく今後とも、在り得ぬと、想っていたのだが。)…好いのか、槍遣い。人斬りに…然うした、無警戒な顔を…向けたりして。(囁く様に、抑えた声音を落とし。女の左手は、“仕事”用の手袋を、余所余所しさを纏った侭。男の髪から、頬を通り、喉へと滑らせてゆく。そ、と男の肌に触れる薄い革越しに、力強くも穏やかな、脈動が伝わってくる。今なら、…殺れそう……処か。)未だ、かないそうに無い…か。(微苦笑を、口の端に浮かべては、消して。素手の右手も合わせて、男の躰に回し、抱き留め。ゆっくりと、横にして遣り、自身はソファーから滑り降りた。)【6/n】   (2016/6/11 02:12:57)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/11 02:13:03)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/12 00:56:58)

月虹♀剣士(されるが侭、ソファーに横たわった男の躰に、下敷きにされて仕舞った、銀灰の長い髪を引き抜いて。床に腰を下ろして、眠っている様に見える表情を、眺める。其の間にも、寝息の様な、緩い呼吸が繰り返される。其れは見ている此方迄…とろり、と瞼が重く為りそうな、安らかさで。然し、斯うも安心されているのも、何やら悔しい。女剣士自身には無い、余裕が在るのだという、事実を突き付けられている様で。硝子のテーブルから、紅い葡萄酒が注がれたグラスを、取り上げ。男の寝顔を肴に、傾け始めると…。ほんのり、肌が火照る気がするのは、酒気の所為だろう。癒しの力のお陰で、酷く酔っ払った経験が無いが…、此の程度の酒で、酔いを感じる事も、普段は無いが…――男の無邪気な寝顔の所為では無く、断じて無く。…酒の所為。屹度、然う。殆ど飲み干したグラスを、テーブルへと戻す女の視線は、男が起きている間、軽口と蘊蓄が紡ぎ出される、唇へと注がれる。続いて、芳醇な香りで湿った唇が、引き寄せられて。寝込みを襲うのは、…暗殺者としての基本だから、等と、自分の為に言い訳を用意して。触れるだけの、接吻を。)【7/n】   (2016/6/12 01:22:15)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/12 01:22:38)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/13 00:29:45)

月虹♀剣士(そう…と、唇を解放する。幸い、其の瞬間に黒鳶色と眼が遭った、等という事も無ければ、女の悪戯心は、増長し。…或いは日頃、槍遣いが好き勝手に触れてくる事に対する、返礼として。護る物も無く、肌を晒している男の首筋に、緩々と指を滑らせ。次いで、唇で其処を啄ばんで、唇の跡を残す。…慣れない行為だからか、放してみれば、大した痕跡は、残らなかったが。取り敢えず、満足した女は立ち上がり。)…今の内に、湯浴みでも……。否、……着替えが欲しいな。(身の回りの物すら、持たずに遣って来た旅路。如何いう心算で、直ぐ終わる仕事である様な説明をしたのか、…依頼主を問い詰めるのは、何れ報告がてらにするとして。衣服を売る店は、下の階に在った筈、と思い起こし。暫し、湯浴みと買い物の狭間で、逡巡したものの…男が持って帰って来て呉れた、ベストを羽織る。クローゼットを開けると、仕舞い込んだポシェットを、取り出しては肩に掛け。此の部屋の扉開ける、鍵をテーブルから確保すると、未だ…男に、起きる気配が無い事を確認し、音を立てぬ様、気を付けつつ、部屋を後にした。)【8/n】   (2016/6/13 01:03:41)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/13 01:03:52)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/13 09:20:01)

月虹♀剣士(半刻程、経ってから。再び、扉は音も無く開かれて、片手に幾つかの包みを抱えた、銀灰の女が、室内へ滑り込む。矢鱈と客に構いたがる店員相手の攻防を…殆ど防ぐ一方、ではあったが…短い間に繰り返したお陰で、目的の物は、手に入れた。桃色のブラウスに、黒の長靴下、白い下着の上下。…出掛けに施された補助魔法は、要のマントとベスト、ショートパンツを換えなければ、効果は持続する筈、との判断で、此れだけ。此の戦果を得た女の、表情薄い面に、疲労の影が漂う。背後で扉が閉まるのを感じつつ、視線をぐるり、部屋の中に巡らせた。男は未だ、起きてはいないらしい。ソファーへ回り込み、横たわる姿を確認しがてらに、硝子のテーブルの上へ、元通り鍵を置いた。然うして、男が眠りに落ちている今の内…と許り、クローゼットへ、ポシェットと荷物、其れに緑のベストを脱いで、仕舞い込み。代わりに、真新しい下着と、備え付けの寝間着を抱えて。浴室に続く更衣室への、扉を潜った。)【9/n】   (2016/6/13 09:20:08)

月虹♀剣士【n = 9でございます。…ちょっと、やり過ぎたかなと反省しつつ…。orz】   (2016/6/13 09:21:43)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/13 09:22:11)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/14 16:05:09)

ヒイラギ♂槍遣士(深く深く眠り続けた。心地良い接吻を首筋や胸元に味わいながら微睡み続けていたのは女剣士を叩きのめす執行猶予期間。浴室から漏れる衣の擦れ合う音を合図とばかりに大きな黒鳶色の眼を見開いた。まるで一週間ばかり眠り続けていた様な夢見心地の奇妙な感覚。汗ばんだソファーから身を起こすと全ての衣服を脱ぎ捨て、胸元に落とされた接吻痕に気が付き苦笑しながら、音の出処へと静かに忍び寄り一気に扉を開け放つ。生まれた侭の姿でそこに居た銀灰色の美姫が驚き羞恥に顔を赤らめるのを揶揄って)……風呂なんか先に入ったら勿体無いだろ?…お前さんの香りが逃げちまう……(飛び掛かると両手を捕まえて持ち上げ交差させて、男の左手で抑えて万歳させると汗ばんだ脇の下を曝け出させる。鼻先を押し付けながら舌先で丁寧に汗腺を余すところなく舐め始める。右脇と左脇を交互に舐める道中、二つの白柔丘に悶え震える薄桃色の果実にも吐息を吹き付け舌先で擽りながら)…ほら、踊り子さんのステップアップだ……(性感でガクガクと震え出した両脚の付け根のVゾーンに右手を当てがい小刻みに銀灰色の恥毛を弄り出す。そのまま小さな身体を浴槽に向かって押し込んで行く)【1/2】   (2016/6/14 16:06:04)

ヒイラギ♂槍遣士…もっとしっかり…足を拡げて…しっかり…食べさせろ……(風呂の縁に腰掛けさせた女剣士の両足首を掴み取ると一気に持ち上げV字に曝け出す。一日の行軍と激しい戦闘と魅惑のダンスがもたらした汗に塗れた侭の其処に顔面を押し付けるとゆっくりと深呼吸を始めた槍遣士)…この極上の香りを勝手に風呂で流しちまうなんて承知しねえぞ……(舌先を押し付けて恥毛に媚びり付く牝汗を丁寧に舐めながら鼻腔を膨らまして堪能し続ける。紅に染まったその美貌を股間にむしゃぶりつきながら視線を仰ぐ黒鳶色の眼が嬉しそうに捉えた)……凄い濡れ様だな…まるで…一週間御預けされてたみたいだな……   (2016/6/14 16:17:15)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/14 16:17:20)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/15 06:01:43)

月虹♀剣士(今宵は、男の眼の前、という訳でも無ければ、ごく気楽に。手袋を取り、確と留めていた、釦を外しては、躊躇い無く脱いでいく。無造作に、脱いだ服を落とすと、床上に緑がかった小山が出来ていく。最後の下着を下ろして、片足ずつ抜いて。小山の頂上を、淡い緑のショーツが飾る。姿勢を戻した処で、唐突に、勢いよく扉開ける音がした。振り返れば、其処には、紺色…では無く、肌を曝け出した男が立っていた。完全に虚を突かれた女の全身は、解けた侭の、長い銀灰の髪が、殆どを隠していたのだが。素肌を見られる羞恥と、未だ拭えぬ、見られる事への嫌悪…反射的に、肌を隠す様に、身を縮めていた。)ラ、…ラギ?…寝ていたのでは…。(面喰らった余りに、口にしたのは、既に寝ていない、という事実を眼の前にし乍の、間の抜けた言葉。咄嗟に肌を隠そうとした腕は、気付けば、男の左手に、纏めて捕らえられて。)勿体無い、って、何……言っ、あ、ああぁ、や…ぁ、あぁ…。(腕を、取り返そうとした矢先。つと、身を屈めた男の鼻が、無防備に曝された脇に押し付けられ、其の舌が、這い回り始め。腕の力が抜けて、ぞわり、と異質な感覚が、肌を侵食して来る。)【1/2】   (2016/6/15 06:09:09)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/15 06:10:27)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/15 08:11:09)

月虹♀剣士(右脇から、男の舌が離れた…が、解放された訳では無く。差し出させられた、小果類を模る弱点へ、点々と、微弱な刺激を与えられては、疼く躰を震わせて。反対側へ辿り着いた舌先に、執拗に弄ばれるのを、堪える様に、喉を鳴らして。熱帯びた手が、秘部を覆うと、自分の肌が熱く為ってきた様な、錯覚を起こし。否も応も無く、躰は刺激を受け容れ始める。)待った、ラギ…。(低い声の、一時中断の呼び掛け等。黙殺された女は、押される侭、湯船に腰を下ろさせられ。手が放されたと、認識した時には既に、代わりの様に足首を捕らえられて。秘めた箇所が、男の手で、男の眼の前に剥き出しに、為っていく。)待て…って、…待って…。(浴槽の縁に手を突いて、躰を支え乍。脚の間に埋められた顔と、擽る様な深い吐息に、酷く心掻き乱される。こんな、筈では…、との想いから、浴室内を巡らせた視線は、背後の手摺に、掛けられたタオルに、留まる。)んッ、んん…、そんな、事…、昨晩、っぁ、…肌を、重ねた、のに…。(言うなら、男の方も同じ位、触れ合っていないかの如き、強引を感じるが。言えば……指摘せずとも、此の態だから。上擦る声には、載せないでおく。)【2/3】   (2016/6/15 08:13:46)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/15 08:14:59)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/15 08:46:03)

月虹♀剣士(往復する柔らかな舌に、見る見る、鋭敏な感覚を、磨き上げられていく。丹念な動きが、露を舐め取れば、新たに湧き出たもので、復、しとしとに濡れてゆき…。前の晩に、ナカイに、乱れた声を聴かれたのを、最早遠い記憶の様に想い出し乍、声を押し殺して。後ろ手にタオルへと、攣りそうに為る程に伸ばし、指先で捉えた。此方を見上げる男と眼が合うと、恥ずかしさと共に、胸の奥の古傷が、拒絶感に姿を変えて、浮かび上がって来る。……此の、男に限って、触れられるのは、…厭じゃない。屹度、見られなければ、好い筈で…。思い切り、指でタオルを引いて、手許に引き寄せる。)んん、ひ、ひとつ……言う事、…っ聞いて、呉れるんだろ?(返事は、待たずに。両手で男の頭を抱えると、頬に朱を上らせた己の姿を映す、黒鳶色の双眸を、伸ばしたタオルで、隠し。後頭部できつく結んだ。)…今日は、此…此の侭で。(畳み掛ける、言ノ葉は…放った後で、選択を誤ったと、気が付いた。)【3/3】   (2016/6/15 08:49:28)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/15 08:49:42)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/15 18:24:17)

ヒイラギ♂槍遣士…今日は勘弁してくれ、じゃないんだな……(肩を震わせて笑う。目隠しされた事で昂奮は煽られ増すばかり。湯水のように湧き出る羞恥の熱湯は瞬く間に黒鳶色を覆い隠すタオルをぐっしょり濡らした。裸を視られる事を何故此れほどまでに拒絶するのか。無精髭に囲まれた唇をそっと窄めて乱れ咲き始めた愛しい肉芽を捉えると優しく啄ばみながら)…なあ、ユエ…どうしてそんなに嫌がるんだい?……自慢して魅せつけていい位、綺麗な身体だぜ?……何か悲しい想い出があったのかい?……不老不死のトラウマと関係あるのかい?…まあ、無理に話さなくても良いんだが……(低い声をかけて頑な心と身体の優しい解きほぐしを試みる)   (2016/6/15 18:24:22)

ヒイラギ♂槍遣士…さてさて…HOTEL乙女の名物…なんちゃらの再生治癒を堪能しようぜ……(目隠しをしたまま裸の尻を抱え上げると共に湯槽へと身を沈めていく。傷塗れの二人の戦士の肌がみるみると癒されていく。タオルをしたままユエの股間に指先をそっと這わせて)……実はさ…受付嬢の話だと…そろそろ…此処に違和感を感じてくる筈だぜ?…一生に一回だけ再生するんだとよ……どういう原理か知らないが……貴族連中がこっそり不貞行為するには最高の宿だな……俺が此処数日突貫し続けた痕跡が…無くなっていくのが解る筈だぜ?……(耳元で確認するように囁きながら指先を無垢に戻り始めた其処へと当てがい、優しく掻き混ぜ続けた)……痛く無い様に優しく優しく…其れとも一気に勢い良く…好きな方を選んでくれ……   (2016/6/15 18:24:39)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/15 18:24:49)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/17 00:02:11)

月虹♀剣士(遠慮無しの笑いが、両手が包む男の頭から、振動としても伝わる。不穏げに、銀灰の眼を細める。が、睨まれた処で、視界を遮られている男には、何らの痛痒も、感じないのだろうが。)っ…、そんなこと…。今日は、…後少しで、終わるのに…。寝込みを、襲われたく無い、し…。(つい先程、眠りに落ちていた男を、襲撃した証拠、薄赤い痕跡を眼前にし乍の、己を高い高い棚に上げた言動。然し、“…だったら、此処で止めるか?”等と、強気の言葉を吐くには、…遅過ぎた。相手の視覚を封じた安心が、女の緊張を取り去り。甘く落とされる、聲と口付けが、全身に愉悦を浸み込ませていく。)あっ、…あぁ、…、んっ、あ…っそ、…其れ、は、……んッ、い、ずれ…っ。(蕩けた金属色の眼を閉じ、余裕の無くなった、掠れた鳴き声を上げ乍。此れでは、或る種の拷問の様だと、浮かんだ思考も千切れて、消えて。捕まれた足首を解かんと許りに、爪先を跳ね上げて。啄ばまれる度、紅く売れていく果肉に、触れる無精髭が、無作為にもたらす疼く様な痛みに、尚、昂らされる。男の顎迄も、しとどに濡らして仕舞おうか。)【1/2】   (2016/6/17 00:02:27)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/17 00:02:29)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/17 10:44:04)

月虹♀剣士(ふわり、と抱え上げられると、男の頸に腕を回して。共に浴槽に入る男が、不自由無く、動く様子を怪しむ。粘り気混じる水分含みの、タオルで其の眼を隠された…如何わしい風体に、甘んじている貌の前で、ひらひらと、片手を揺らしてみるも。幼な染みた仕草に、表情筋一つの、反応すら窺えず。男が膝を折れば、自身の持つ癒しとは、異なる再生の力を持つらしい、温めの湯に、肌を包まれる。確かに、見られていない、…けれど。躰に入り込まんと、指が此の躰を識った様子で花弁を滑るのは、如何したものだろう。)ん…っ、違和感…?今迄が……無かった、事に、為るのか…?(耳から流し込まれる、快楽に息と肩を弾ませる。其の言葉が示す躰の変化は、…判らなかった。唯、胎の入り口を確かめる様な、其の指が、何時もに増した存在感持って、身の内を擦り上げていく。)【2/3】   (2016/6/17 10:44:19)

月虹♀剣士(寧ろ変化しているのは、男の方では無いかと、想いつつ、徐々に圧迫してくる感覚から、腰を浮かせる。其の、逃げ腰の様子も、見透かされている様で。……然う、屹度、男の瞼の裏には、此の躰が、実際と一分も違い無く、描かれていて。)ん…っ、…い、痛いのは、…厭だ…っ。ぁ……ゆ、ゆっくり…。(込み上げて来た、居心地悪い程の恥ずかしさに、困惑に似た、表情浮かべての、懇願。純粋無垢では無く、既に愉悦を知る躰は、与えられる刺激を、受け入れもしていて。)【3/3】   (2016/6/17 10:51:48)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/17 10:51:51)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/17 14:12:50)

ヒイラギ♂槍遣士(素直な表情を浮かべて懇願を始める処女剣士。怯えた表情が処女への欲情と愛しさを却って倍増する事を知ってか知らずか……恐らく自分自身も初めて交わった女性の前でこんな表情を浮かべていたであろう。遥か遠い傷心の記憶がふと蘇るも小さく眼を閉じて遣り過して)……心配するな…直ぐに良くなるさ……(湯槽の表面に小さくさざ波を立たせてながら処女剣士を腕の中に抱き上げると風呂の縁に座らせ、互いの下半身を優しく重ね合わせていく。いつもは割とすんなり男の侵入を赦す其処はきつく閉ざされている。処女の腰を抱えると真横に寝かせる体勢を取らせれば、小さく紅い裂傷は床に対して並行な楕円軌道を確保された。男の肉塊の縦横幅もその裂傷に長短を沿わせた形で充てがわれ、漸く邂逅の開始と相成った)…静かに息をして…そう、心配するな……大丈夫……(優しく優しく声を掛けながら処女剣士の身体の中に肉塊を挿入していった。処女剣士が奪われた破瓜の証…潜血痕が銀灰色の恥毛と白い太腿を通じて流れ落ち、琥珀色の風呂床タイルに紅の華を咲かせた)   (2016/6/17 14:12:56)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/17 14:13:00)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/18 20:55:55)

月虹♀剣士んんっ……、そ、然うは、言っても…。(指が離れるに伴って、甘さ含んだ声を上げて。迷い無く、乙女を抱き上げる腕に、おずおずと身を委せる。眼を塞いだのは、失敗だっただろうか。見られない、から安心しているのも事実だが、…却って、視覚以外の感覚を鋭敏にさせた許りで、此の状況下では、不利だっただけやもしれず。ただ見られる以上に、見られている…耳で、鼻で、指先で、肌で、…記憶で。其の様な想いに囚われて、羞恥の色に染まった躰で、導かれる侭、大人しく座る。其の肌の上、涼やかに、銀灰の髪が纏わりついて。少し開いた膝の間、男の躰が割り込むのを、受け入れる。怖れる乙女を宥める様に、硬直な男の一部と、湯水より熱く蜜を滴らせ乍も、何も知らぬ風情で拒む乙女の一部が、優しく触れ合う。)ぁ、…う、…んぅ…。(ぴくり、と震えて、ほんの僅か離れては、復触れ合い。其の度に、掠れた戸惑いの声が漏れる。男の手に依り、横にされれば、熱い肉塊がひたりと据えられて仕舞う。男の腕を辿って、其の背に腕を回した。不安から逃れようと、縋る様に。)   (2016/6/18 21:08:55)

月虹♀剣士……大丈夫…?(心許無く、只、言葉を繰り返す。男の顔を見上げるが、此の手で封じたが為に、黒鳶色とは出会えなかった。先の今の事とは言えど、其の色が、酷く恋しく為る。尤も、其の眼の前で、こんな表情が曝け出せるか、知れたものでもないのだが…。)あ、…あぁっ…ぁ、…や、あっ、…。(無垢に返った許の唇に、熱い重圧が掛かる。一線を越えた途端に、其れは、胎の内側からの、圧迫に変わった。軋む躰の苦しさを、高く甘く、掠れ声に載せて。尚、深くへと、抉る剛直に、背を弓形に逸らす。男に抱えられていなければ、逃れようとしたのだけれど。深く重なる躰の境い目を、赤々と彩り乍、微かな動きにも、苦悶に似た震えを走らせ続けて。)   (2016/6/18 21:35:31)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/18 21:35:34)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/20 09:13:03)

ヒイラギ♂槍遣士 (黒鳶色の視覚が閉ざされる事により、甘い牝香の嗅覚…甲高い喘ぎ声の聴覚…魅惑に締め付けられる恥部の触覚…求め合う舌先同士の味覚…の四覚は鋭敏に高められ導かれていく。首筋に疼痛を感じると同時に白濁した熱い体液を乙女剣士の身体の奥深くに注ぎ込むと共に崩れ落ちた)……さあ、夜は長いが旅路もまだまだ長い……お楽しみの続きはまたにしようぜ……(荒い息を整え終わると処女を奪われてグッタリした女剣士を抱き上げたまま風呂から上がり、裸のまま巨大なベッドに倒れ込むと満ち足りた表情で隣の女剣士を抱き寄せる。窓の外からは白銀色に輝く満月光が静かに室内を照らし出す。古代竜と天竜はそろそろ邂逅し此方に向かう頃だろうか。薄く開いた瞼の隙間から黒鳶色に飛び込む満月光を眺めれば霞んだ思念が朧げに頭を過る。勝負は時の運なれど天は自ら助くる者を助ける。興奮覚めやらぬままの脳裏を無理矢理手放して、昏い微睡みの世界へと意識を沈めていった)   (2016/6/20 09:13:08)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/20 09:13:15)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/21 10:30:57)

ヒイラギ♂槍遣士(乙女剣士との交じわりがもたらす充足感と心地良い疲労感に満足した身体を熟睡させ続ける槍遣士であったが、隣で抱き寄せる安眠誘発者から身体を揺さぶられて静かに眼を覚ます)…何事だい?……腹が減ったのか?……(感動で震える白い指先がそっと指し示す窓の外。晴れ渡る暗い空模様を眺めれば、突如出現した大自然の奇跡。光輝く赤…緑…青…三原色で構成された、大空から優雅に垂れ下がる巨大な弧を描くカーテン…大きさを考えると空舞台の緞帳というべきか…鮮やかな揺らめきにたちまち心奪われてしまう。巨大な緞帳は襞を形成し、隣で空模様を見つめる銀灰色の瞳に映り込む輝きは感動の産物。白い裸の肩を抱き寄せて囁いた)   (2016/6/21 10:31:02)

ヒイラギ♂槍遣士…いやはや……こいつは…凄い……(絶景の弧状緞帳は縞模様を形成しながら形を変えていく。その襞は大きく膨れあがり、裾は渦を巻いて踊り始める。やがて緞帳は収束して活火山の噴煙の如きに虚空へ向かって立ち昇りその姿を消していった。息も付く暇無くのめり込んで観察していた槍遣士はようやく一息つくと笑顔で呟いた)……あれが北方地帯の春と秋の名物、オーロラっていうのかい?……素晴らしい景色を魅せてくれてありがとう……来年の御誕生日の花火は此れくらいの規模と美しさを目指さんとな……(来年生きてる保証も少ない稼業であればこそ、暗闇の中で白い歯を剥き出して肩を震わせるその姿…見た目にも何処か面影ある地獄の住人…を彷彿とさせながら代わりに笑い続けるのであった)   (2016/6/21 10:36:51)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/21 10:36:55)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/22 10:40:28)

月虹♀剣士んっ、…ん、ふ…ぅ、…ふあ…っ。(唇を塞がれては、口腔深くへと弄る肉厚の舌に呼吸を乱されて。掠れた声と共に、荒く息を吐けば、男の眼を封じたタオルから、自身の淫らな匂いが漂うのを、否応無しに、吸い込む事に為る。其れが余計に、繋がる躰を意識させ、昂らせていった。胎を圧される苦し紛れに、舌先で応える行為が、何時か、陶酔を呼び込んで。陶酔が、躰を抉じ開けられる鈍い苦痛を、眼が眩む程の、悦びへと、変換していく。)んくっ、…ぁ…。…あぁあー…、ぁ…。(胎内で弾けた男を、乙女が尚締め付け乍。蕩けて嗄れた声が、躰許りか、脳内迄も、白く白く…染め替えられて仕舞った事を告げる。ひととき、崩れた男と、互いの熱い肌を重ね合わせて。じん、と痺れた様な感覚に陥って…やがて、指先から動きを取り戻せば、男の後頭部へと。視界を封じた結び目を、解こうとするも、固い結び目と、力の籠らない手が、もどかしく、乱暴に剥ぎ取って、放り出した。)……ぁ、ギ…。(確と音を為せない声で、呼び名を紡いで。未だ残る愉悦で痺れた躰を、抱き上げる男の黒鳶と、金属的な銀灰が互いを映し合って…。素肌を見られる羞恥から、男の肩に顔を埋めた。)【1/3】   (2016/6/22 10:40:36)

月虹♀剣士(巨きなベッドに横たえられ、続いて隣に、男が身を投げ出すと、軋む音と共に、僅かに揺らされる。引き寄せられる腕に委せて、醒めやらぬ肌を合わせていると、羞恥と陶酔感、疲労と安心感の天秤が、逆転し始めて。重く為る瞼に逆らわず、眼を閉じると、するり、夢の世界に、入り込んだ。――――。……。――…大音響で聴いた、ユーニアビートの音楽が、耳の奥に、残った為か…、天上から降る様な音に、眼を覚ました、夜深く。或いは、夢の名残りかもしれぬ音の、発生源を求めて。男の寝息を首筋で聴き乍、瞼を上げる。一面の窓の外、青墨に晴れ渡り、西に傾いた満月が浮かぶ夜空を、極光が華やかに彩る光景。)……。(睦み合いで、喉を嗄らした所為許りで無く、此の一瞬が壊れて仕舞いそうで、声も出せずに、男の腕を掴んで、揺さ振った。夢見を邪魔された男の、呑気な言葉に構わずに、現実とも想われぬ、窓の外を指差す。其の指先が震えるのは、偶然の産み出す奇跡的な一幕に、胸が一杯に為ったから。)…紅い光は、…滅多に、見えないんだ…。それも…こんな、月明かりの夜に、……。(耳許の囁きに、女も、音に為らない…殆ど吐息のみの、幽し声で、応える。)【2/3】   (2016/6/22 10:41:14)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/22 10:42:43)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/22 16:53:13)

月虹♀剣士(後は、息を潜めて、取り取りの彩りに揺らめき乍、天に掛かる薄布が翻る様を、眺めていた。やがて光が収束し、丸い月を残して、空が鎮まり返る迄。)…オーロラ、だな…、こんなに、綺麗なのは…初めて観た…。む…、儂が出した訳じゃない、が……期待している…。(男の方を、向き直り、囁き返す。次の、誕生日は…来るだろうか。其の時、此の男は……。危険な真似をするなと、咎め立て出来る様な、堅気の生活は、女の方も、していないから。只、再び、今此の時の様な、彼の時の様な、刹那を共有すべく、死神を蹴散らし続ける許りだろう、今後とも。血に塗れた未来さえ、笑い飛ばして仕舞いそうな、男の笑みの、ほんの片鱗だけ、女も浮かべると。傷痕だらけの胸に顔を埋め、今度は夢も見ない深い眠りへと。慣れ始めた、肌の香りに、鼻腔を擽られ乍。) (――…ぐっすりと、眠った夜が明けると、シーツを剥ぎ取り、躰に巻き乍、今度こそは、)……ラギ、空腹だ。…朝食は?(と言って。直ぐに目覚める男の躰を、敢えて揺さ振って、起こした。)【3/3】   (2016/6/22 16:53:20)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/22 16:54:06)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/23 17:10:10)

ヒイラギ♂槍遣士(甘い香りを放つ美女から…多少つっけんどんではあろうと…揺り動かされて目覚める心地良さは、昨晩眺めた幻想的な緞帳にも負けず劣らず。相棒の屈託ない台詞から察するに、食欲性欲睡眠欲のサイクルは無事に一巡した模様。ベッドから飛び降りると肌着と紺色革鎧を着ながら告げた)…了解…飯はホテル朝食バイキングだ……遠慮せずに鱈腹喰って良いんだぜ……(女剣士のお腹をポコンと指先で突く。部屋を出た二人は食堂に向かった。美しい白テーブルクロスの丸机が大量に並び立つ。運良く豪華絢爛な料理の数々が並び乱れる『戦場』の最寄りのテーブルを陣取る事が出来た。丸、四角、三角に切り分けられたチーズ各種と穀物パンを皿に載せた槍遣士。真剣な表情で戦場を観察する女剣士に肩を震わせながら)……此処はビッフェじゃなく、バイキング方式…どれだけ喰っても支払額は一緒なんだ……遠慮せずに…ホテルの伝説を創ってやりな……(普段は少食の槍遣士ではあるが今朝は珍しく食欲旺盛。パスタ…ピザ…ローストビーフ…スクランブルエッグ…最初に制圧されるのはどれだろうか、などと予想しながら銀色の大皿を楽しそうに眺めた)   (2016/6/23 17:10:16)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/23 17:10:20)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/25 03:45:01)

月虹♀剣士(目覚めれば、即座に跳ね起きる、槍遣い。彼が寝台の上から退けば、ころん、と転がって、更にシーツを巻き付けて、立ち上がった。長く裾を引く其の形で、クローゼットに向かった女は、購入しておいた雪白の下着を、シーツの下で着込む。続いて、黒の長靴下を履き、撫子の色のシャツを羽織る。)…ふむ…?よく判らないが、…好きなだけ、食べられるんだな…?(更衣室、脱ぎ捨てた服の許へ、歩む途中、無防備な腹を、シーツ越しに突かれて。刹那、身を竦めると、駆け足で扉を潜る。身支度を整え乍、バイキングの意味を知らなった女は、昨晩、男が口にした、“好きなものを好きなだけ”という言葉を想い返して。独り、機嫌良さげに、眼を細めた。)好し、早く行こう。(着替えが終われば、更衣室の扉開け、女の支度を待っていた槍遣いを、急かして。男を半歩追う態で、歩く女の銀灰の髪は、今日は結んでいない…リボンを、失くして仕舞った為に。マントの様に、髪を翻し、急ぎ歩いて、到着した広い食堂。広いテーブルを形成する様に、繋ぎ並べられた丸机の上、多量の料理を載せた大きな皿は、数え切れぬ程。銀灰の眼を最大径に見開いて、女は朝食風景を観察し始めた。)   (2016/6/25 03:45:14)

月虹♀剣士何れ丈、食べても?…嗚呼、否、伝説等、創る予定は無い。然し……如何為っているんだ。(本陣に定めたテーブルから、料理の並ぶ大テーブルへ移動し、片手に皿を載せ乍。槍遣いの説明を聞いた女は、驚きの余りに、調子の外れた声で、問い返す。ホテルの心算等、解らないが…、客に食事の不自由はさせない、という計らいは、有り難い。だが、採算は、取れるのだろうか。らしくも無く、心配を浮かべたが、女が手にした皿には、大皿で並べられた料理が、片っ端から盛られていく。見境無しに、取り分けている所為で、見た目の残念さは、否めない。が、気にする風も無い女は、混沌の上へ、焼きたての小振りなパンを、積み上げて。男と共にテーブルへ戻ると、向かい合わせに、腰を下ろした。食べ始めると、早食いという訳でも無いのに、休まず動く顎は、みるみる胃ノ腑へと、彩り鮮やかな料理を送り込んでいく。夢中の眼が、ふと、視界に映った橙色を追った。)……彼奴。(腸詰を頬張っていた為に、くぐもった声で、呟く。少し眉根を寄せると、ディスコの出来事と、エルフ娘を連想し。険しさを滲ませた眼を、正面に座る男へ向けた。)   (2016/6/25 03:45:23)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/25 03:45:26)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/25 14:58:43)

ヒイラギ♂槍遣士(美味そうに次々と馳走を片付けていく女剣士の振る舞い。この細身の何処で消化するのか想像すると奇妙な気分になるも人体の不思議という無難な結論で不問に付す事にした。目の前で腸詰を咀嚼する女剣士の表情が変化した。グレープフルーツジュースのコップを傾けながら視線を追って振り返れば昨晩のディスコでエルフの歌姫を取り囲んでいたシンドラ僧侶集団。奴らの陣取るテーブルを眺めれば、犬や猫が食い散らした如き浅ましさ。何やら此方を眺めていやらしく内緒話を続ける坊主共に肩を竦めると女剣士に向かって囁いた)……遠い昔のシンドラ僧侶、ドウゲン禅師の開祖した『食事訓』もすっかり廃れちまったらしい…今からホテルを出て…天秤像に向かう途中…恐らく奴らが絡んで来ると思うが…気にする事はない…ダンス出来なくなるまで喰ってくれ……目撃者が乏しい箇所を狙って来るのは好都合だ…冥土の土産にお前さんのセクシーダンスを…二度もサービスしてやる必要は無いだろう…しかし何だってろくでなしの坊主共ばかり次々と……(元々坊主共に尊敬の念など皆無ではあるが、この塔内で遭遇した坊主共の質の悪さには辟易している。恐らくは何か理由があるのだろう。)   (2016/6/25 14:59:34)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/25 14:59:45)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/26 19:03:02)

月虹♀剣士食事訓?…って何だ?(槍遣いが眼を留めた方、橙色が数多く集まっている、テーブルを見遣る。向こうも、此方を意識している様で、小声で話し合っている坊主の一人と、眼が合った。昨晩、橙色の集団に、触れられそうに為った記憶が、甦る。其の不快を思い起こすに……いっそ、朝食前ならぬ、朝食中の一仕事として、片付けたい気分に為る。が、人目に付かぬ処で、彼方から仕掛けて来る、との槍遣いの予測に従う事として、頷いて応える。)其の方が、都合が好いな。……では、動けなく為らない程度に、食べておく。妙に腹が減るし、此の…処……。(然う、口にしてから、僅かに手が止まって仕舞った。此の男と、夜を過ごした為に、食欲が増して……? 小さく頭を振ると、何も無かったかの様に、手が動き出し、食事を再開する。昼間、動き回っているからに、違いない、と強く思い込みつつ。リゾットと豆のサラダが融合して仕舞った物を、掬い上げて、口に運ぶ。)儂が言えた義理では無いが。……如何も、世俗を離れた聖職者、とは言い難いな…然ういう集団が、何事か画策して…来ているのだろうが…。   (2016/6/26 19:04:17)

月虹♀剣士(食べ進む内に、皿は空に為る。が、未だ満腹には遠いから、と席を立ち。再び、周囲から奇異の眼を浴びる程の、小山を皿の上に為して、テーブルに戻って来た。此度はデザート迄も載せた、混沌振り。暫し、甘いも辛いも、綯い交ぜにして、黙って食べていたのだが…。)彼の、エルフの娘…、気付いただろうか…?(ぼそり、隣のテーブルには聞こえぬ様、小声で呟く。橙色の集団と共に、思い起こした、昨晩の歌姫。癒しの能力については、依頼主に言われる迄も無く、他人に知られる事が無いよう、対処してきた。若し、彼の歌姫が、触れただけで癒されたのだと、気付いたのなら……。変わらず顎は休む事無く、料理を楽しんでいる態で。昏い考えは、正面に座る男には、隠し様も無いのだけれど。)   (2016/6/26 19:04:25)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/26 19:04:47)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/27 12:18:32)

ヒイラギ♂槍遣士…感謝、反省、修養、目的、理想…(デザートに着手し始めた女剣士を見詰めてゆっくり一言ずつ語りかける槍遣士)…まあ、我々が毎日三度喰ってる食事を通して人生を見つめ直しましょう…そういう抹香臭い御託の話なんだが…興味があるなら道中解説してやるさ……ごちそうさまでした…(合掌して深々と頭を下げると椅子から立ち上がって頷き笑い)…先に戻って荷造りしてロビーで支払い済ませとくから…気にせずゆっくり喰って荷物を纏めて一階まで降りて来てくれ……坊主共をつまみ食いするんじゃないぜ…暴れれば当然ホテルを出入り禁止になっちまうし……お前さんの食事代をこれ幸いに正規請求されちまう……(食べ終わった食器を配膳コーナーに下げると意気揚々と食堂を引き上げる。破壊僧集団の事など見向きもしない。食後の準備運動にはもってこいかもしれないが、やり合うにしたってもう少し心踊る様な威厳ある高僧にお越し頂きたいものだと苦笑いしながら荷を纏めて一階受付にて会計を終えると、カウンターに置かれた観光案内チラシを指差し情報収集を終えるとソファーに腰掛け、やがてやって来た女剣士に片手を上げると)…昼飯の事なんだが…ちょっと良い話を聞いた…   (2016/6/27 12:19:57)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/27 12:20:01)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/27 18:03:08)

ヒイラギ♂槍遣士(散々腹に詰め込んだばかりで昼飯の話題を振る状況。我ながら滑稽だとは思うもホテルを背にしながらゆっくり語りかける)…天秤の像に此れから向かう訳だが…ビタミンたっぷりのフルーツがこの界隈の名産らしいんだ…朝はガッツリ喰ったからフルーツ盛り沢山な昼飯のお薦め店をホテルで確認したら、面白い屋台がちょうどあるんだとさ…面白いっていうのは、俺が知ってるお薦め屋台の予感が…(鬱蒼と茂る南国果実の木立ちにやって来た二人を待ち受けていたのは先程ホテルで予想してた通りの破壊僧集団。ニヤニヤ笑いながらヌンチャクを振り回して近寄って来たリーダー格の坊主頭を指差して続ける槍遣士)…そうそう、こんな見た目の…短い毛がびっしり生えた…キゥイフルーツなんかがきっと美味い筈……まあ、こんなに凸凹してたら不味そうだな…お、熟して真っ赤になるとは珍しいキゥイフルーツだぜ……(いきなり髪型を愚弄されて怒りで頬を赤らめる坊主頭。何か叫ぼうと大きな口を開けた瞬間一歩踏み込み、先制攻撃の握り拳をその顎目掛けて叩き込んだ)   (2016/6/27 18:03:15)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/27 18:03:19)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/28 01:01:40)

月虹♀剣士(槍遣いが、一つずつ、大事に口にした五つの言葉は、…何れにも、惹かれなかった。故に、気の無い頷きを、幾つか返す。先に食事を終えた男が立ち上がると、食事途中の皿と、男の顔とを、交互に見た。口の中も、一杯である。)……判った。なら、後で。(先に支度をすると言う男に、了承の応えをし。続けて、摘まみ食いをしない様、釘を刺されると、悪さを見つけられた子供の笑みを、ちらと浮かべ、肩を竦めた。其れでも、一応は信用しているのか、追及も無く、空に為った食器を手に、槍遣いがテーブルを去ると、女剣士は食事に没頭した。)…矢張り、甘い物は好いな…。(二皿目も、ぺろりと平らげて、席を立ち。…三枚目の皿を手にした。何時か槍遣いに、翼の無い青い乙女が語った、“女子の甘い物に対する別腹振り”を、体現するかの如く。大テーブルから、シュークリームとエクレアを、クロカンブッシュの様に積み上げて。其の周囲を彩るのは、ガトーショコラに、サヴァラン、タルトタタン、カジノ、フロマージュスフレ。其々数個、取り分けると、周囲の視線が集まるも、涼しい顔でテーブルに戻る。)   (2016/6/28 01:01:57)

月虹♀剣士(何せ、次は何時食べられるか、解らぬ身。其れに、日常では、甘味を口にする事も無いから。男の残した言葉に甘えて、甘味の皿も味わい乍、食べ尽くした。)…腹八分目と言うしな。(呟きは、様子を伺っていた隣の席の者達の、耳に届いて仰天させたが、女は気にも留めず。槍遣いがしたのに倣って、食器を片付けて、食堂を後にした。真直ぐ其の足で、部屋へ戻り、残されていた、己の荷とマントを身に着ける。一夜を過ごした…、今は空虚な空間と為った部屋を、ぐるり、見回して、別れを告げる。彼れ程食べた割には、軽い足取りで、一階迄降りて、広間のソファーに、槍遣いを見付ける。男の方も、女剣士に気付いて、合図を送って来た。合流すれば、其の侭、連れ立って玄関の扉を潜る。)…フルーツか。美味しそうだな。……面白い屋台?…知り合いが遣ってるのか?(先程の朝食で、果物を口にしなかった女は、声を弾ませた。何なら、今直ぐでも、食べられそうだ。差し掛かった、甘く重い、南国の香りが漂う林で、早速採って食べようと迄は言わないが…。代わりに、ホテルではつまみ食いが許されなかった、余り美味しそうには見えぬ、橙が集まっているのに、気付いた。)   (2016/6/28 01:02:04)

月虹♀剣士(橙色を身に着けた男が、双節棍を手に近付くも、屈託無く槍遣いは話し続ける。其の挑発に、容易く乗り掛かった坊主に対し、男が一手先に仕掛けた。)……此度は、小芝居はしなくて好いのか?(極めて冷静な声で、男へ問い掛けつつ、剣士は背中に負った、片手半剣を抜き放った。色めき立つ坊主の集団へ駆け寄り、躊躇い無く、腐った橙を薙ぎ払い始める。其の勢い、数の優位を嘲笑うかの様に。)   (2016/6/28 01:02:12)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/28 01:02:16)

おしらせコモト♂破壊僧さんが入室しました♪  (2016/6/28 13:34:51)

コモト♂破壊僧(昨晩ディスコで妖艶な踊りを魅せつけた歌姫をホテルの朝食時に再発見。いつも通り人気の少ない此の場所で襲い掛かり手籠めにして口封じしてやるつもりだったが、気が付けば瞬時に叩きのめされていた。何故だ…極楽浄土を目指す為に日々隙間無く悪事に埋没し続ける…天に選ばれた大悪人の俺様がここにきて何故こんな酷い目に…)…う、ぐぐぐ……(霞んだ意識をようやく取り戻したリーダー格の破壊僧の眼に飛び込んだのは転がり気絶した部下達一堂。勿論大悪人らしく逃げ出そうとした矢先に飛んで来る長槍の穂先が、這い蹲った姿勢のまま大地と垂直となった顔面数ミリ目前に突き刺さった。揺れる切先に真っ青になった男の表情が映り込む)……ひぃ、ひぃ〜っ……(且つてはシンドラ少林寺で一目置かれた筈のヌンチャク遣『コモトドラゴン』の欠片も感じない、贅肉で垂れ下がった眼尻と顎を滑稽に波打たせて迫り来る死の宣告を予感するのであった)   (2016/6/28 13:34:58)

おしらせコモト♂破壊僧さんが退室しました。  (2016/6/28 13:35:14)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/29 14:26:39)

ヒイラギ♂槍遣士(小便を漏らさんばかりに震える破壊僧に近寄り、相棒を大地から引き抜き回収する。橙の襟首を掴んで無造作に持ち上げると)……大悪人?……シンドラ開祖の大僧正シンドラン……善人尚もて往生をとぐいわんや悪人をや……お前さんみたいに喜々として悪事を働く連中の為にある思想じゃないと思うんだがな……そうであるが故に、お前さんみたいな悪党こそ救われるべきなのかもしれないが……今迄何人の人々を犠牲にして来たんだ?…最期くらい格好良いところを魅せてくれよ……(その刹那、震えて怯えていた筈の破壊僧の握り込んだ右手から鋭い仕込み刀が飛び出し槍遣士の頬を捉えた。咄嗟の襲撃を避け切れず、血飛沫を勢いよく撒き散らしながらも長槍の迎撃を首筋目掛けて叩き込む。醜く歪んだ表情のまま胴体から切り離された生首は、藪の中へと転がり落ちると消え失せた)……痛ててて……脅しが過ぎたかな……見掛けに寄らぬ凄い一撃だったぜ…日々真面目に修練してればもっと手強い野郎だったかもな……さあ、行こうぜ……(不覚にも意地の一撃を喰らい、朱色に染まった相貌で女剣士に笑いかける。始末を終えた破壊僧集団をそのままに天秤像へと再び向かい始めるのであった)   (2016/6/29 14:26:46)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/29 14:26:53)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/29 23:28:04)

月虹♀剣士(悪行に精を出し過ぎた、生臭坊主共とは、技量、経験の差も然る事乍。女剣士の得物は、命を吸う度に硬さ鋭さを増す、斯うした乱戦で、真価を発揮する魔剣である。昨日から続く殺戮の宴のお陰で、充分以上に力を蓄えた片手半剣は、易々と人体を切り裂いていく。人垣を疾く切り崩し、足元の丈の短い緑を、紅に染め変えて。…不味かった、という想いが、頭を過ぎったのは、買った許りのブラウスを、赤く歪な水玉に、汚して仕舞ってから。嘆息漏らしつ、無慈悲に無造作に、片手半剣を振るう一方で、槍遣いも復、容赦無く振る舞っているから、終には立っている者は、二人だけに為った。)……昨晩のダンスが、小芝居の代わりだった…、然ういう事か?(少し複雑な顔で呟いて、剣に付着した血と脂を振り落とす。男を振り返ると、最初に槍遣いの手に掛かった者が、這う這うの体で、逃げ出そうとするのに、気が付いた。注意を発するより先に、這い蹲って逃げ出す男の眼前へ、槍が飛んでいく。見す見す逃がす筈が無かったか、と想えば、槍遣いに処遇を任せる心算で、己の剣は背に納め、成り行きを見守る。)   (2016/6/29 23:35:15)

月虹♀剣士(槍遣いに襟首を掴まれた坊主は、人形の如くに、持ち上げられる侭に。槍遣いの語る言葉は、女剣士には解らなかったが、坊主の方も、何処まで身に染みたものか…。血の気が失せていた僧は、唐突に動きを取り戻した。槍遣いに一矢報いんとする様――刹那の間を置いて、槍遣いの頬から、次いで坊主頭が載っていた頸から、紅が飛び散る様を――、割って入る事も出来ずに、銀灰の眼に映す。肉塊と為り果てた物、槍遣い自身が方を付けた相手には、最早、眼も呉れず。急ぎ歩み寄って、女に笑顔を向ける其の貌の傷を、間近で改める。幸い…、頬だけで、済んでいるらしい。)然うかもな……行こう。…水場に出たら、洗い流したいな。(自分の服を汚す赤と、男の貌を彩る朱を。先を進むに同意して、一つ頷く。が、歩き出す槍遣いの背中を、立ち止まった侭、じっと見詰め。逡巡の後。其の足跡を追いつ、左手の手袋を外して、ポシェットへ仕舞い込む。並んで歩き乍、素の左手をそ、と伸ばし。男の右手の薬指と小指を、掌に握り込んだ。)   (2016/6/30 00:01:12)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/30 00:01:24)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/30 04:43:34)

ヒイラギ♂槍遣士……その通りだな…お前さんのセクシーダンスで昨晩愉しませたこいつ等の充足感を…俺の小芝居で塗り替える必要など皆無…それこそ恨まれて化けて出ちまう……まあ、お前さんの前で与太者演目を二日連続で演る訳にもいかんだろうし……(右手の薬指と小指を突如握り締められて驚くもそのままに歩き続ける。赤い水玉で染まった白い上着を眺めるとニヤニヤ笑いながら)…最初に会った頃は、返り血なんざ意に介さずって感じだったのに…随分女らしくなったんだな……おっと、皮肉じゃないぜ……血の話だから……そう、血の話といえば……まあ、いいか……来るべき日は間も無くだな…お前さんの血の話を聞く日は……   (2016/6/30 04:43:42)

ヒイラギ♂槍遣士(謎めいた事を呟きながら黒鳶色の眼が捉えた……装飾の施された丸盾を鎖で両端にぶら下げた長棒を両肩に天秤担ぎしたまま立ち往生……具に観察してみると男から流れる右肩の赤い血と左肩の青い血が長棒を通じて鎖を介し丸盾に溢れんばかりに注ぎ込まれている状況に気が付く……流血による体力消耗と赤血と青血の重量に奥歯を食い縛るも不敵な笑顔を浮かべている男性の石像を面白そうに暫く眺めるも、やがて懐から透明な水晶玉を出してずっと指先を握っていた女剣士に渡すと)…ふむ、俺に負けず劣らず色男だ……流れる血を護り抜く男……いつも通り、天秤の解説と封印を宜しく頼むぜ……(自分自身もいつも通りに石像男性の視線を元に床に這いつくばると、五角形タイルの散策を開始し始めた)   (2016/6/30 04:44:00)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/30 04:44:04)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/30 17:08:11)

月虹♀剣士彼れは……然ういう心算じゃ、無かったのだがな…。(彼の坊主共を、楽しませたのが、己自身とあらば、不満に程近い、迷惑顔で。死ぬ前に、満ち足りた気分を味わせる必要等、未だ認めぬ為に。遠慮がちに繋いだ手は、離されない、…離さない。素肌を通じて、癒しの力を、流し込もうか。男に無断で、斯様な真似をするのは、眼の前で付けられた、傷痕の残る貌を見るのが厭だった、という、我儘な想いから。やや意地の悪い笑みと共に、女らしさを指摘されると、一瞬きょとん、とした後に。)…嗚呼、…其れと此れは、別の話だ。何時もの衣服や、鎧だったら…別に、気に為らぬ。昨晩買った許り…其れも高額だったのに、下ろして直ぐに、台無しに為ったんでは敵わない…。……普段着る服が、何枚買えると想ってるんだ…。(実際的な、理由を説明した。最後の、苛立ち混じりの言葉は、隣を歩く男で無くて、高級ホテルのブティックの店員に、向けたもの。…そんな様子こそが、女らしく為った部分だと言われて仕舞えば、返す言葉も無いのだけれど。)【1/2】   (2016/6/30 17:09:02)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/30 17:15:34)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/6/30 17:16:33)

ヒイラギ♂槍遣士【お手手を繋ぎ損なった…笑】   (2016/6/30 17:17:07)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/6/30 17:17:11)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/6/30 21:41:31)

月虹♀剣士【あぁ…、見ていらしたのですね。…繋がり損ねて、残念です…。】   (2016/6/30 21:43:11)

月虹♀剣士血、の話?(三度も繰り返された単語を、女も口にし、首を捻る。何の事だろうか、血に関わる話等、語る様な言葉を持たないのだが。掛けられた謎を、反芻しつつ。二人並んだ歩みが、天秤を担ぐ男の像の前に至れば、其方へ眼を向ける。赤と青…、一人の人間から、二種類の血が流されている状態を、怪しんだ。何かの暗示だろうか…。槍遣いが此方に寄越す、水晶玉を、繋ぐ手を放して、受け取る。)然うだな、…少なくとも、今の処は、彼方此方目移りする事も、無さそうな…好い男だな。(覚えのある、痛みを押し隠して、笑みを浮かべる表情、眺め乍。白れっと、言ってのけて、空虚な眼窩に、水晶玉を嵌め込んだ。其れが膨らんで、新たな眼球と化す迄、片手で像の片目を覆い隠す。背後の槍遣いを振り返り見て、天秤に纏わる言葉を想い起こした。)星の巡りの半周終えて、個としての力を得た後は、…人と人との関わり合いの中での、成長……、ん、何か言いたそうだな…?……天秤は、他者と関係の中で、調整と調和を尊び…、美意識を養う、風の星座。大人としての、振る舞いを身に付ける年頃、と言えようか…。 【2/2】   (2016/6/30 21:43:54)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/6/30 21:44:50)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/7/1 09:32:55)

ヒイラギ♂槍遣士…左肩の紅い血は革新派の情熱…歴史上では新興国であるオロシアやシンドラのイメージかな、実験国家っていうのかい?…超資本主義…計画経済…宗教統一……、そして右肩の蒼い血は保守派の冷徹……ヒノモトやユーニアの知的階級を自称する奴らの大好きな、伝統っていう奴さ……俺たちが生きていくにはどっちの血液もバランスよく…時には流血しちまうのかな……、あぁ……、双児宮の像に続いてどうやら…此処天秤宮にも五角形タイルは無いみたいだな……(結論を下した槍遣士は天秤像の眼に水晶を嵌め込み終えた女剣士の元に戻る。両肩に相棒の長槍を担いで像の前に立ち、腰を屈めて奥歯を喰い縛りながら無理矢理破顔一笑の物真似芸…大人としての振舞いとは言えない児戯を披露しながらも何処か遠い眼をして)……確かに広い世界に出ないと解らない事だらけ……この先の先、人馬宮の近くに今宵の宿がある……そんなに気になるのなら、紅水玉模様は宿のクリーニングサービスで綺麗にした方が良いかもしれないな…(最後に現実的な提案を添えると再び歩み始めた。次の目的地は巨蠍宮。足元に生い茂る緑の草茂はやがて疎らになり真白の砂漠へと変化した)   (2016/7/1 09:33:02)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/7/1 09:33:06)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/7/1 15:51:25)

ヒイラギ♂槍遣士(灼熱の太陽が容赦無く頭上から照り付け、渡航者の体力を蝕み続ける砂漠地帯。緑豊かな山岳地帯の中に突如生じた此の地帯は水脈の分岐欠乏が原因で生じたもの。しかし他地域と遮断される事ない大気を媒介している湿度だけはやたらと高く、脚元の砂塵は一歩一歩踏み締める二人の靴に纏わり続けて気を滅入らせて)……今日に限って快晴と来たものだ……暑いなぁ……大丈夫かい?……(砂塵の中にも潜む危険な砂蠍。頑丈な安全靴を履いた槍遣士が砂海渡航の先陣を切る。自分の足跡を忠実に踏み締めて続く女剣士を振り仰いで笑いかける。己の足跡の中にすっぽりと収まる小さな脚を何とも可愛らしく感じた)……そろそろ休憩出来るから…もうちょっと頑張れ…腹が減っただろ?…乙女地帯のフルーツランチは間も無くの筈……ああ、あれだ…あれだ……(山頂に向かって砂漠地帯の彼方を指差す。赤青白の三色布が目立つ大きな屋台。砂地に座り込んで虚ろな表情を浮かべていたのは…暑さで真っ赤に煮え上がりぐてりとへばった蛸魔人、青白い表情をした雪女。その傍には堂々と無表情のまま巨躯の大悪魔が、砂塵の中に突如出現した白い大理石像の如き姿で堂々と仁王立ちしていた)   (2016/7/1 15:51:31)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが退室しました。  (2016/7/1 15:51:34)

おしらせ月虹♀剣士さんが入室しました♪  (2016/7/2 02:56:39)

月虹♀剣士有り様の異なる国と国、或いは理念と理念を…支える様を、象徴した像、…か?(槍遣いの解説を受け、改めて天秤を担ぐ男の像を、眺めてみる。斯様に重い物を背負って、歯を食い縛って、尚、笑顔を模っている。其の、理想に向かう、前進への意欲を秘めた、或いは、不遜とも言える表情は、眼を修復した今、活き活きと惹き付ける。一抹、空虚さを感じるのは、赤い血、又は青い血しか持たぬ者には、元より平衡の取り様も無いではないか、という、疑念が湧く所為か。タイルの探査を終えて、間近に戻って来た槍遣いが、像を真似て見せるのを、銀灰の眼が、本物と比較しようという様に、男と像とを往復した。何方がより好い男と、判定したかは、口にはしないでおこう。……何方に、付いて行くか、ならば、決まっている事であるし。)此処にも無いのか。誰かが持ち去ったのだろうか?……然うしよう。今日一日の事であるし、…我慢するか。(槍遣いの提案を、受け入れた。元より、血痕其の物は、然程気にする性質では無い。手入れの面倒さは、厭うものの、誰かが代わりに、汚れを落として呉れるなら、異存は無い。男が歩き出せば、天秤像に別れの視線を送って、女剣士も歩き始めた。)   (2016/7/2 03:00:10)

月虹♀剣士(真夏の太陽が、砂漠を渡る旅人を、焼き尽くさん許りに、強く射す。其の陽射しは、白い砂からも照り返す。其れは、眩しさを避けて、俯いて歩く女剣士さえ、苛んだ。塔の外の、砂漠の地であれば、空気はからりと乾いているものだが、此処では、じっとりとした空気が、熱されて、息が苦しく為る程、蒸し暑い。今日は束ねていない、銀灰の髪、此れが復、汗を含んで首筋に貼り付いて、不快な気分を底上げする。数歩先を行く槍遣いと、足跡を重ねて歩くが、踏む度少し崩れる砂地は、暑さに加えて、体力を消耗させられた。体力に、自信は在るのだが…、暑さへの耐性は、無いに等しい。数米毎に、溜息を吐きたくなるのだが、其れをしないのは、槍遣いの背後で、見苦しい真似をしたくないから、と、余計に力を磨り減らす事に、為るだけだから。振り返り、女を気遣って、笑顔を呉れた男には、声も無く頷いて見せる。)   (2016/7/2 03:01:29)

月虹♀剣士……フルーツランチ、が…何処に?(掠れた声は、何時も以上に、か細く。女剣士が問うて直ぐ、男が目標物を視認したらしい、彼方を指さした。其の先を追い、山頂へ迄、眼を上げると、三色に彩られた屋台が、見て取れた。)彼れか?面白い屋台というのは。……確かに、面白い、な…。(屋台の傍らに、奇妙な三人組が佇むのも、気が付いた。が、…他に、何とも言い難い。一体、彼らがフルーツを、如何する心算なのか。彼らにダンジョンで見掛けたなら、間違い無く、斬り掛かっていたのだろうが、何故、フルーツで商売するに至ったのか……考え始めると、暑さからは、気が紛れてきた。最も参っているらしき、蛸の魔物を眺めては、苦笑が浮かぶ。今の己の心中を表すならば、正に彼の如き様相だったから。少し許り、元気付けてやろうかと、気紛れを想い付いた女の手が、然うと意識しない侭、魔剣氷の柄に伸びた。)   (2016/7/2 03:13:12)

おしらせ月虹♀剣士さんが退室しました。  (2016/7/2 03:13:18)

おしらせヒイラギ♂槍遣士さんが入室しました♪  (2016/7/3 04:47:38)

2016年06月04日 22時10分 ~ 2016年07月03日 04時47分 の過去ログ
置く迄焦らす愉悦の刻【貸し切り】
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