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「空の狭間【限定部屋】」の過去ログ

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2017年07月23日 12時46分 ~ 2017年07月23日 21時29分 の過去ログ
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長男,((あんがと!いや、色々世界観作ってくれてるから成りやすいわ、(にひ、)   (2017/7/23 12:46:14)

おしらせ長男,さんが退室しました。  (2017/7/23 12:57:06)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 12:57:08)

三男……、事情があって、誰にも詳しくはお話できませんが、それでよろしければ(厄姫は、また、そっと顔を覗かせてくれた。ちらりと赤いものが目に入る。どんな部屋なのかと思ったが、見せたくないのならば、それでいい。彼が嫌がるであろうことを、わざわざしようとは思わない。私にも、見せたくないものがある。彼は質問には答えず、質問で返してきた。答えないわけにはいかない、が。あまりに重要すぎる事実は、ぼかして)私も、本来人に疎まれる身でして(ゆっくり、淡々と話し出す)"私"はあるとき、"本来の私"に、ひどく傷つけられたことがございます。姫様で言えば、貴方の厄が、優しい貴方を傷つけたような具合で。…信じたくはありませんでしたが、信じなければならない事実でした。目の前に、長い長い暗夜行路が見えたような気がしました。出生が為にどこまでも続く、先の見えない黒々とした道。…私は黒い存在ですが、この道を歩いていくには少し色が薄くなっておりました。やはり、"愛する"家族によって、です。その薄められた色が、私にとっては致命的ともいえる苦痛を与え続けるのですよ(でも、と、続ける。無表情だった瞳が、僅かに柔らかい色を宿す)   (2017/7/23 13:03:24)

三男姫様、人間を人間たらしめるものはなんだと思いますか? …私は、それは"愛"だと本気で思っているのですよ。自己嫌悪から私を支えていた大きな柱もまた、"愛"でございました。忌まわしいことを受け入れて、今までやってこれたのは、ひとえに、身に受けた愛のおかげでございました(でも、私が拝見するに、貴方は愛することも愛されることも拒絶なさっている。それだけは、執事はひどく悲しげに言った)…私は、黒い存在です。それでも、この厄をも受け付けない体を持っています。この身を以て、貴方に、私の感じるところを知っていただきたいのでございます。私のような者も、救われました。貴方もきっと、人に愛される。人を愛せる。…拒まないで、くださいませ。どうか(終始、執事の瞳はまっすぐに、厄姫を貫いていた)   (2017/7/23 13:03:35)

三男((そう? 兄さんも色々動いてくれるから、こっちもやりやすいよ(ふふ、)   (2017/7/23 13:04:07)

長男……人間は汚いし、裏切るし、臆病だし、弱い。俺はーー愛なんてものが人間の証明だとは思わない。(執事の瞳に貫かれ、暫く黙りこんで考えていた厄姫だったが、ぽつり、ぽつりと呟くように話し始めた。それは、何時ものように軽薄な笑みで修飾された言葉ではなく、彼自身の本心から出るものだった。) ……だって、信じれば 裏切られる。愛すれば傷付ける。触れようとすれば怖れられる。……其でも、アンタは愛が人間の性だって言うの?(厄姫は、無表情だった。嫌味でも嘲笑でもなく、ただ、本気で相手の言っている意味が解らずに、問い返しているのだった) ……俺は、そんなの、知らない。(ぱたりと、扉は閉められた)   (2017/7/23 13:14:41)

長男(その執事が、書類を運んでいるときだった。窓の外、庭から声を掛けられたのは。) アンタが、厄姫様に付きまとってるっていう変人執事さん?(其処にいたのは、庭師だと思われた。思われた、と曖昧な表現なのは、服装は庭師そのものの格好をしているものの、顔には顔全体を覆うマスクをつけていたからだった。) あの姫様、閉じ籠って随分気難しくなってるよね。俺みたいな屑で良ければ話や愚痴、聞きますけど?(庭師と思われる男は、ついでにお茶でも、と誘いつつ、ひひっと卑屈な笑みを漏らした)   (2017/7/23 13:19:07)

長男((御免、一松、またお前に頼んだ……使いやすいんだもんおまえ、(てへ、)   (2017/7/23 13:19:34)

長男((マジ?やり易いって思ってくれんなら何より、(にひひ、)   (2017/7/23 13:20:10)

三男姫様っ……(厄姫は、いつものように薄っぺらい笑みで包み隠すこともなく、無表情で、ただ拒絶したあと、扉を閉めて、二度と答えてくれなかった。それからというもの、シーツを換えに行っても掃除をしに行っても食事を持って行っても、彼は書斎の中から出てこず、話しかけても必要最低限しか答えようとしなくなってしまった。そんな中、忙しい職務を全うしようと奔走していると、窓の外から、庭師が声をかけてきた)……へ、変人? …ええ、確かに、姫様に付きまとっている、といえばそうなのでしょうが…(そのホッケーマスクを外さない妙な庭師は、いかにも卑屈な口ぶりで話でもと誘ってきた。承諾して、さっさと仕事を片付けて、また彼のもとへと向かう。途中で厄姫の部屋のそばを通った時に一瞬立ち止まりかけたが、しばらくためらって、しかしすぐに歩き出した)   (2017/7/23 13:27:47)

三男((一松強いね(確信) うん、今回もいったいどうなるのか(くす、)   (2017/7/23 13:28:19)

長男(その庭は、茂みはあれど花一輪たりとも咲いてはいなかった。いや、それどころか、この城を囲む茂みは、どの灌木も蕾すらつけてはいなかった。その茂みの少し開けた場所にあるテーブルで、はいどーぞ、と庭師は紅茶を差し出した。ローズティーのよい香りが漂う) ……俺が言うのも何だけど、あの人 、卑屈だし、めんどくさいでしょ?(厄姫がいるであろう、黒いカーテンが閉められた部屋を眺めながら庭師は言う)……昔はあんなんじゃなかったんだけどね、(そうぽつりと呟けば、改めて執事の方へと向かいなおった。仮面の奥の瞳が、執事の瞳を捉える) さーて、それで?新米執事さんはなんで厄姫サマにそんなに固執してるわけ?(にやけた笑みで尋ねられた質問だったが、マスクの奥のその瞳は執事を捉えて離さなかった)   (2017/7/23 13:33:57)

長男((さーあて、どうなるんだろうねえ、(けらけら、) ま、わかんないところが面白さじゃん?(こてり、)   (2017/7/23 13:34:31)

長男((あ、しまった…一松マスクつけてんだから、笑ってるかどうかなんてわかんねーよな、(今更、) ま、察して、感じて、(手合わせ、)   (2017/7/23 13:48:35)

三男……気難しい方だと、思います(めんどくさいでしょ、と問いかける庭師に、曖昧にごまかす。実際、面倒なわけではない。面倒なら、わざわざ構いにもいかない。相手にされないのだが、それならなおさらだ)…姫様が(昔はあんなんじゃなかったのに、というつぶやきを聞きとがめ、なにか聞きたそうに口を開いたが、庭師の方が早かった。答えないわけには、いかない。あらぬ誤解を生んでもつまらないし、ぼかせば、どうとでもなる話だ。私は当時のことを思い返しながら、厄姫にした話を、庭師に繰り返した。忌まわしい、記憶――)   (2017/7/23 13:49:19)

三男(――冷たい雨。私はひとり、濡れながら外で立ち尽くしていた。覚えているのは、今は留守のお爺様に恨みを持つという騎士が、熱を出して弱っているカラ松を、魔王の孫を出せと襲いかかってきた場面。そこで最後。どれだけの時間が過ぎたのか、何が起きたのか。全くわからなかった。よく覚えていなかった。「人間」としての私は覚えていること、知ることを拒否していたのだ。だけど「結果」がそれをいともたやすく突き破ってくる)「な、に…これ…、なに…?」(悪魔の片鱗としての「結果」は、足元にぐちゃぐちゃになって散乱していた。原型が何なのかもよくわからない、赤かったり黄色かったりする、とても汚らしいもの。雨と混じって薄い赤色が草の上を濡らし、そこに漂う生臭さ。とてもとても臭かった。爆発でもおこったのではないかと思ってしまうような状況。家の近くには、真っ二つどころか粉々になった刀の破片。その横には千切れた腕が一本、原型をとどめている数少ない「彼」の残り香。「結果」は私の手にも赤く染みついていて)   (2017/7/23 13:49:32)

三男「……ど、…どういう…、こ、と…? わ、私…? ……? なに…? なに、な…?」(まるで何らかのフィルターを通しているような感覚だった。実際に見ているのに、感じているのに、頭の中にリアルに飛び込んではこない。ぼんやりとそこに立っているだけ、ぼんやりと周りを見ているだけ、ぼんやりと雨の冷たさを感じるだけ。いつまでもいつまでも受動的な拒否を続けるだけ。それも長くは続かなかった。お爺様が、戻ってきたのだ)『…チョロ松?』「!!」(私の後ろにいつの間にか立っていた御爺様。私を見つめる「彼」の恨みの対象は、残虐な悪人なのに慈しみの瞳を持つ不思議な人。その瞳が、私にとてつもなく鋭く刺さってきた)「……! ち、違う…違うのです…違う違う違う違う違うっ…っ、わ、わ、私…私じゃない…違うんです…ちが、ちが…っ、これは、これはちが…う…私は、こんなことしな…い…私じゃ…?」『……もうよい、よいのだチョロ松。すまんな、家を空けて。一緒に家へ入ろう、風呂に入ってきなさい。ほら、体が冷たくなっているではないか』「う、あ、う…ぅ……」   (2017/7/23 13:50:08)

三男(ゴツゴツした大きな手が、私の小さな体を抱きしめた。私の黒い心に流れ込んでくる温かい安心感。それでも、この黒色を薄めるのには不十分。私の心は、何もかも飲みこんでしまえる程にどす黒かった。このあと、告げられた自分の正体。そして、そしてそのあと、わたし、は、――――)――勿論、私と同じもので姫様が同じように救われることは確実ではありません。それでも、知っていただきたい…感じるものは、必ずやあるでしょう。あの方は、お優しいですから(紅茶のカップを傾けながら、すこし青ざめた顔で、執事はそう締めくくった)   (2017/7/23 13:50:46)

三男((言わなきゃわかんないってば(くすくす、) ま、了解ね(ふふ、)   (2017/7/23 13:51:47)

三男((ちょ、ごめん。ちょっと買い出し行ってくる。30分以内には頑張って戻れると思うよ。疲れてたら落ちてもらって大丈夫だからね(ひら、)   (2017/7/23 13:54:04)

長男(暫く黙ってティーカップを掌の中で揺らしつつ執事を観察するように眺めていた庭師だったが、よくわかんないけどさ、と続けた。) ……結局のところ、 姫様とあんたって似てる気がするんだよね。(勿論、詳しい話がわからないので、正確なことは何とも言えない。相手が肝心なところはぼかしてることくらい、容易に見抜くことはできた) 姫様も、あんたも、同じところで怖がって、同じ思いをしてるから。……出した結論は、正反対みたいだけど。(そう言えば、庭師は顔全体を覆ったマスクをとった。顔左半分に、ひどく爛れた火傷の痕があった) ……昔は、姫様も、あんなんじゃなかった。構われたがりの愛されたがりの遊びたがり。ウザいくらいでさあ、まあ年の近い子供が俺くらいだったこともあるけど、随分付き合わされたわけ。(溜め息をつきつつ、目を細める様子はその当時を懐かしんでいるようで、) 遊んだ次の日、俺の家が家事になって全焼しちゃったんだよね、(家族も全員焼け死んだ。そう続ける声は、淡々としていて、) それ以来、遊びに誘われなくなったんだよね、あの構われたがりで愛されたがりで遊びたがりの姫様にさ、   (2017/7/23 14:04:03)

長男(そう言って、黒いカーテンが閉められた窓を見る。この庭から、あの窓までは酷く遠い)だからさ、あんたみたいなちょっと鬱陶しいくらいのひとが、あの寂しがり屋の相手になってくれたら丁度いいんじゃない? (そう言えば、庭師はローズティーを啜りながら、微笑んだ)   (2017/7/23 14:05:04)

長男((と、チョロ松のちょっと前のロルであった、お友だちと遊んで大ケガをさせたって設定をちょいと借りてみた、(にひ、)   (2017/7/23 14:07:04)

長男((待機しとくかぁ、(こくり、)   (2017/7/23 14:08:05)

三男((ただいま、よっしゃ退室前に帰ったぞぉ…(がっつぽーず)   (2017/7/23 14:13:42)

長男((えええ!?早すぎない!?買い出しだろ!?(吃驚仰天、)   (2017/7/23 14:14:19)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/23 14:22:17)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 14:22:20)

三男……そう、ですね。私もそう思いました(似ているようだ、と言われて、頷いた。結論は正反対だ、と言われても然り。ふと、マスクに手をかける庭師。目をやると、ひどいやけどで、半分が覆われた顔が見えた。正体が悪魔である私は、特にそこまで驚きもしなかったが、少しの衝撃はあった)……姫様、が…(庭師が語る姫の少年時代の話は、今の彼とは重ね難かった。けれど、その話を最後まで聞けば、ああ、と納得は出来た。先輩メイドの言っていた、友達、とは。彼のことだったのかと。姫のいる部屋の方へ、視線を向ける。そのまま、庭師の話を、耳に入れた)…そう、です、か? …ありがとうございます(ローズティーを啜って微笑む庭師。姫の友達の、お墨付き。私の努力が、少しだけ、報われた気がした。間違ってはいないと思えた。まだ彼には信じてもらえていない。まだ信用に足る存在ではないのだ。といって、問いかけても答えてもらえないのだから、信じてもらうためにはどうすればいいのか、よくは分からないが)   (2017/7/23 14:26:56)

三男――姫様、お食事を持ってまいりました(その日も、私はいつものように厄姫の部屋を訪れた。まだ彼は書斎から出てきてはくれない。食事を机の上に置き、扉に向かって、恭しく一礼)…姫様、(今日は続けて、扉に向かって一つ呼びかけた)貴方はお優しい方です。私の申すこと、必ずやおわかりになるはずです。見捨てなど、致しません…お待ちしておりますよ(またお辞儀をして、後で食器を回収に参ります、と言って部屋を出た)   (2017/7/23 14:27:08)

長男ma,   (2017/7/23 14:27:54)

三男((いや、スーパーまでがクソ近くてね…買うものもしっかり検討して早く済ませちゃうタイプだし。人多いところって怖いしさ(ぞく、)   (2017/7/23 14:28:00)

長男ま、精々構ってやってよ。アイツ凄いかまってちゃんだからさ、(そう言えば庭師は、ほーらと窓の方を見る。カーテンが僅かに開かれ、其処からちらりと厄姫の顔が見えた)アンタの事、気になってんじゃないの?ま、沢山話しかけてやって。そう言うの、大好きな人だからさ、(そう言うと暫く黙ってから、俺はあの火事以来近づいてすらくれなくなったから、と小さく小さく呟いた)   (2017/7/23 14:31:18)

長男(その日、何時ものように黒の部屋を訪れた彼は、いつも通り食事を用意してくれていた。呼びかけられ、肩がぴくりと震える。何を言われるのだろうと思った。だって、昼間見てしまった、あの庭師と話しているところを。どんなことを言われたのだろう、やはり厄姫は厄を振りまくとでも、言われたのだろうか。いや、一松に限って其れはないと思いつつ、疑念を払しょくできない姫に、執事がかけた真摯な言葉――)――庭師と…一松と、話したんだろ、(去りゆく足音に、扉は開けないままで、小さく問いかけた)……アイツ、何て言ってた?…怒ってた…?恨んでた…?(問いかける声は次第に小さく消え入りそうなものになっていく。尋ねるのが、怖かった)   (2017/7/23 14:35:06)

長男((いやいや、俺も結構近くにはあるけど20分以内は無理だわぁ、(ふるふる、) ああ、休日のスーパーって人多いよな、(こくこく、) しかし、過去ログ一覧みて吃驚した。二人でゆっくりじっくり回したにもかかわらず、今日で1個埋め尽くされてる、(驚愕、)   (2017/7/23 14:37:33)

三男……?(姫が、部屋の中でなにか言っているのを聞きとがめて、足を止めた。聞こえたのは、"あいつ、なんて言ってた?"の部分から。けれど、昼間の庭師のことを言っているのだとすぐにわかった。不安そうに、声が震えている。――ああ、あの時の私を見せられているようだ)…姫様(そっと、扉の前に戻る。扉を開けるのははばかられたが、しっかりと、呼びかけて)あの方は、寂しがっておるようです。もう、話しかけてもらえない、と、悲しそうでございましたよ。…不幸なんてお構いなしに、貴方を愛す人は、やはりおられるじゃないですか。庭師は昔の貴方を、たいそう懐かしがっておりましたよ(そっと、優しく、庭師の事を話す。姫の心に届くよう。昔の心を、少しでも取り戻すよう)…姫様、俯いてばかりでは、見えるものも見えないのですよ(最後に、そう言い残して。仕事がありますので、続きは食器を回収に伺った時に、と、話を切った。食事をする少しの時間でも、考えておいてもらいたかったのだ)   (2017/7/23 14:44:19)

三男((チャリの力って凄いんだよ…(フフ…) え、うわマジだ。というかもう始めてから何時間?…17時間くらい?(驚愕、)   (2017/7/23 14:46:37)

長男(その優しい声は、乾いた心に、じんわりと染み入る乾季の雨のようだった。寂しがっている、そんなわけがない。俺のせいで、アイツの家族は全員死んだし、家だって焼け落ちた。それに、顔には消えない火傷の後だって。そう続けようとしたが、相手は話を切り、外に出て行った。残されたのは、そんなわけないという否定と、其れと僅かに、淡い期待を抱いた厄姫だった)   (2017/7/23 14:49:56)

長男(次に執事が部屋に入ってきたとき、厄姫は書斎から出て部屋の中にいた。長いテーブルの端に腰かけ、ボンボンショコラを口に放り込んでいるところだった。執事が入ってくるのを見れば一瞬身を強張らせたものの、慣れない様子でその目を見る)…お前、俺から厄は降りかからないって言ったよな?(あれは本当か?と疑るような視線が、執事を探った)   (2017/7/23 14:53:39)

長男((しかもチャリ!ええ~。チョロちゃん過ごすぎィ、(はあぁ~) 9時ぐらいに始めたっけか?そうすると、そうだな、17,8時間くらい経ってんな、(こく、)うわぁ、俺こんな也したの初めてだわぁ、(ほう、)   (2017/7/23 14:55:06)

三男姫様、失礼いたします。食器の回収に参りました(ノックをして、そう呼びかける。扉を開けると、姫は果たしてそこにいた。私は少しだけ、目を見開き。しかしすぐに平静に戻って、最後の一つのボンボンショコラを食べてしまった彼の食器を回収して、食器回収用の銀の台車に乗せていく。そんな私の横顔を見つめる姫の視線には気づいていたものの、ひとまず、食器を机の上から片し、きめの細かい布でテーブルを拭いていく。そこに、投げかけられた問い。体を起こし、顔を上げ、姫を見つめる)私は、嘘は申しません(小さく首を振りながら、しっかりと、そう告げる。そして、)私は、貴方の厄などで不幸にはなりません。私ならば絶対に傷つかないし、不幸になってあなたを悲しませることもありません(あの時の言葉を、もう一度、真っ直ぐに姫を見つめて、繰り返した)   (2017/7/23 15:00:09)

三男((エコ大事(ぐ、) そうだね、僕もこんなに長いこと也したのは流石に初めてだなあ…いやはや(はふ、)   (2017/7/23 15:01:01)

長男ホントに、ホント?俺を信用させるための嘘とかじゃないよな?(繰り返す相手に、食いつくように尋ねる。しかし、そのはしたなさに気付いたのか、一つ深呼吸をしてから、)…ローズティが飲みたい。(ぽつりと、そう要求した。薫り高いローズティが運ばれて来れば、自らを落ち着かせるようにそれを一口こくりと飲む。それから、意を決したように立ち上がり、執事の元につかつかと歩み寄った。近寄ること、それだけでも、厄姫にとっては恐怖だった。傷つけるかもしれない、傷つけられるかもしれない。しかし、相手の真剣な眼差しを見つめながら、歩み寄っていく。そして、ん、と無造作に片手を差し出した)……じゃあ、証拠に、俺の手を握ってみてよ。(厄を呼ぶと言われた姫の、命令にも似た不器用なお願いだった)   (2017/7/23 15:06:09)

長男((チョロちゃんさっすがぁ、(けらり、) オールした後そのまま続行だもんな、眠気とか通り越して目がさえてきたわ、(ぱちぱち、)   (2017/7/23 15:08:17)

三男嘘は、申しません(何度も念を押す姫に、ただ執事はそう答えた。ローズティーが飲みたい、と要求されれば、かしこまりました、と頭を下げ、食器を下げて、ローズティーを銀の盆に乗せて戻ってきた。この頃、厄姫の世話の一切は私に任されていた。嫌がらずに、臆せずに彼と接することができるのは、私以外にはいなかったから)……!(それを一口飲んだ厄姫は、意を決したようにこちらに近づいてきた。すこし、驚く。けれど、後ずさるようなこともせず、ただ、すこし嬉しそうに、にこやかにそれを見つめて。手を差し出される)…ええ、お安い御用です(その差し出された手を、私はしっかりと握った。片手で。次に、両手で、包み込むように。それは姫にとってはいったいいつぶりの、他人のぬくもりなのだろうか)   (2017/7/23 15:12:12)

三男((そうだね、何か僕に関してはずっと目が冴えてるんだけど(ぱちり、)   (2017/7/23 15:12:28)

長男ッ、!(他の人間ならば恐怖と捉える様な命令の筈だった。其れなのに相手は、軽々とそれを叶えて見せた。少し自分よりは低い、しかし確かなぬくもりが、自分の手をしっかりと握りしめることに、ただただ目を丸くするしかなかった。もしも命が目当てならば、これだけの至近距離、当に殺されているに違いない。自殺希望にしては、瞳に光が満ちている。怖れるどころか、むしろ喜んで手を出すその様に、胸に何かがこみあげる様な気分になったが、その感情を表す言葉を、厄姫は持たなかった。ただ、小さく、ようやく相手に聞こえる程度の小声で、ありがとな、とだけ呟いた。しかしすぐに照れくさくなったのか、もういいから、とわざと大声を出し手を離す。その後、黒いテーブルの、自分の向かいの席を指さし、)このローズティは美味いから、お前も飲んでけよ。(命令な、と言い方はぶっきらぼうだったが、その耳は微かに赤かった)   (2017/7/23 15:19:15)

長男((すげぇね、俺はピークが過ぎ去った後はとりあえず平気だけど、(こくり、)   (2017/7/23 15:20:22)

三男(姫の表情に、何とも言えない複雑な感情が浮かんだのを、私はしっかりと見届けた。そして、その小さな小さな声も、しっかりと聞き届けた。こくり、と頷いて、名残惜しそうにもそっと手を離す)……ふふ、命令となれば、従わないわけにはいきませんね…ありがとうございます(嬉しそうに、しかしどこか悪戯っぽく笑い、頭を下げ。姫を彼の席に座らせ、その向かいの席に着き、ローズティーを飲む。彼との距離が縮まったことへの嬉しさも手伝って、確かに、最高に美味しく感じた。私の顔から、嬉しげな笑みが耐えることはなかった)……姫様、そろそろお休みの時間でございます(城下町の時計の鐘の音が白にまで響いてきた。席を立ち、姫にも促す。彼をやはり女物の寝巻きに着替えさせて)それでは、おやすみなさいませ(ティーカップの乗った銀の盆を下げて礼をし、扉から出て行った)   (2017/7/23 15:28:13)

三男((僕の徹夜最高記録は四徹だから…(ふ、) 最近はまあ、徹夜も多いしね(※寝落ちも多い奴)   (2017/7/23 15:28:53)

長男(ローズティを飲みながら、何か話さなければならないような衝動に駆られる。しかし、今まで誰とも話してこなかった分、何をどう話していいかわからない。幼い頃、まだ一松と共に無邪気に遊んでいた頃は、寧ろおしゃべりな方で、話題なんていくらでも出てきたはずなのに。何時の間にこんなに話ベタになってしまったのだろうと思う。相手は退屈していないだろうかとちらりと見れば、何故か嬉し気な笑みを浮かべててぃ寝間着も黒色のものに着替え、やはり黒色のベッドに横になる厄姫は、)   (2017/7/23 15:31:58)

長男>  (ローズティを飲みながら、何か話さなければならないような衝動に駆られる。しかし、今まで誰とも話してこなかった分、何をどう話していいかわからない。幼い頃、まだ一松と共に無邪気に遊んでいた頃は、寧ろおしゃべりな方で、話題なんていくらでも出てきたはずなのに。何時の間にこんなに話ベタになってしまったのだろうと思う。相手は退屈していないだろうかとちらりと見れば、何故か嬉し気な笑みを浮かべてティーカップに口をつけるだけ。そんなに笑う程紅茶がおいしかったのだろうかと首をひねる。そのまま、促されるまま寝間着も黒色のものに着替え、やはり黒色のベッドに横になる厄姫は、まだ相手にかける言葉を探していた。お休みなさいませ、と言われ、出て行く背中に追いかけるように言う)お休み、また明日!(少し声が大きかっただろうか、と思いながら、今日はいい夢が見れそうだと目を閉じた。そしてどうか、今日の事が夢ではないように、と)   (2017/7/23 15:34:01)

長男((四徹…!何それ、俺だったら絶対心理的にやばくなるわ、(おぞぞ、)マジかァ、チョロ松も大変だなぁ、良ーし、いい子いい子(なでなで、)   (2017/7/23 15:35:08)

三男……!(出ていこうとして、背中に噛み付くように追いついてきた言葉に、ぱちり、と目を瞬く。振り返り、にっこり笑ってお辞儀して、出て行った)(姫様との出会いは、私に光を投げかけてくれた。こんな自分でも、あなたの心を満たすことが出来るのです。私が傍に居れば、あなたの不幸を取り除くことが出来るのです。それはそれは素晴らしい日が続きます。こんな私でも誰かを立派に愛せるんだぞ、必要とされているんだぞ。こう思うだけで、胸の中がぽかぽかと温かくなるのです。私はあなたに、自身の存在意義を見出していたのでしょう。穢い自分でも、あなたの前では自分を肯定出来ることが嬉しかった。そして不幸ながらも健気に、素直じゃない様子で、そして気高く日々を過ごすあなたを本気で愛するようになりました。厄なんて関係なしに、あなたを本気で愛した。――だけど、私の持つ色はそれすら飲みこんでいった。私がお城にきてからちょうど一年が過ぎようとしていたころのこと)   (2017/7/23 16:05:53)

三男「それでは姫様、おやすみなさいませ」(多忙に多忙を重ねた職務を全うし、いつものように挨拶をして、自分も床に就こうとしたとき。何だか、嫌な違和感を感じた。この感じは。ベッドに入ってもその感覚が離れない。昔々、私がお爺様の留守番をしていたあの日に感じたのと、似た予感)……、(これはもしやと思い、急いで部屋を抜け出した。姫様のお部屋の周囲を確認した後、姫様がすっかり寝入って平和であることを確認したあと、音をたてずに外へ。ひしひしと感じる不吉な予感。そして御城の中庭で捉えた「動く何か」。姫様の寝ている部屋へゆっくりと動いていく生き物。――私が厄に対して感じていた一番恐ろしいこと、それは厄そのものがもたらす不幸ではなかった。私が心配していたのは、「単なる不幸」に対する「恨み」が全て姫様へと向かう点。「厄」は全ての不幸のはけ口となってしまう。姫様がもたらしたわけでもない不幸への憤りすら、厄を通してあなたへと向かってしまう。そうなれば、いずれまた姫様の暗殺を企てる輩が出るのではないかと思ってはいたものの、まさにそれだった。――危険は完全に排除しなければ。私が姫様を守らなくては。迷いは、なかった)   (2017/7/23 16:06:11)

三男『……』「そこにいる方、こんなところで何をしていらっしゃるのですか?」『!!』「ばればれですよ」『っ……!? ひ…!』(見たところ、みすぼらしい服を着た普通の平民。けれどもその震える右手にはしっかりとナイフが握られて)「……」『…っ! …く、くるな! くる、っ、ごがっ…!?』(この時、私は既に開き直っていた。忌み嫌う悪魔としての残虐性も、考えようによってはあなたを守る力となる。人間としての自分を見失わなければ…理性を保ち続ければ単なる能力の一つにすぎないと考えていたのだ。ちらと姫様の部屋を見やる。眠っている。大丈夫。こんなところ見せやしない。心を興奮させないよう、出来得る限りの冷静さをもち、彼の汗ばんだ首を片手で掴んで持ち上げ。暴れてナイフを滅茶苦茶に振り回す彼のお腹に拳を入れ、動きを封じ。あとは首をへし折るだけの簡単な作業。私にとっては割り箸を割るのと大差のない労力)「…すみません。あなたがここまでのことを行うのには、相当な理由があるのでしょうが…でも許しません。絶対に、許しません……ごめんなさい」『…が ガガ ぐ ごォ、 う…!? ~~~~~~ッ! ぁ…!』   (2017/7/23 16:06:47)

三男(それはそれは苦しそうにもがきはじめる。大きな声は、出させない。だけど心を乱さないよう、感情を出来るだけ押し殺した。決してあの時の様に自身を見失わないよう、とにかく落ち着いて)『ぁ…ヵ、ァ、ッ……ヵ゙…!!』「……、……?」(湧き上がる"不思議な"感情に、多少の戸惑いを感じる。もしも…もしも私が快楽殺人者だったら、こんな時にどう思うのか?恐らく「楽しい」や「興奮する」等と感じるのではないか。それぐらい覚悟していた。私は低俗な悪魔。醜い悪魔。そんな感情が沸くことぐらい覚悟していた。でも彼の首の骨を折るその瞬間、私の心を占めた感情は予想だにしないもの。骨の折れる音。体が動いた後、だらんと垂れる彼の体。そこで気付く。私が彼に向けている"感情"に気付く。それは私が、今まで何度も経験してきた感情。私は、「悪魔を悪魔たらしめるものは残虐性」だと思っていた。同様に「人間を人間たらしめるものは愛」だとも思っていた。それが私を支えていた基盤。それが完全に崩れ去った。人間だって惨たらしいことをするように…悪魔だって悪魔らしく、誰かを「愛し」たっておかしくはない。それが自然)   (2017/7/23 16:07:48)

三男「……あ…ぁ……?」(ずるりと落ちる死体。"それ"に向けている疑いようのない感情――――例えば…例えば御爺様に言葉を教えてもらっていた時、例えば御爺様に料理を教えてもらっていた時、例えばカラ松と一緒に野原をかけて遊んだ時、例えばカラ松と一緒に体をすり寄せて寝る時、例えば二人に料理を差し出し、「美味しい」と喜んでもらえた時。姫様と遊んでいる時、姫様の寝顔を見て佇んでいる時、姫様にジョークを飛ばして笑ってもらえた時、姫様とお風呂で騒いでいる時、姫様と休日に散歩に行った時、姫様の怪我を治療している時、姫様がお勉強しているのを見守っている時姫様を慰めている時姫様が私に話しかけてくれた時姫様が私を頼ってくれている時 姫様を私が起こす時姫様の髪の毛を優しく撫でている時姫様のお部屋を掃除している時姫様にお菓子を作ってあげている時――姫様のことを想いながら、やすらかに眠る時。同じだった。全く同じ感情だった。何ら嫌悪感の無い、温かいもの 。「楽しい」とか「興奮する」なんて要素の孕まないもの。私がかけがえのないものとして尊重していたもの。――自分が「愛」だと信じ続けていた感情)   (2017/7/23 16:08:21)

三男そうだ、私は最初の時もそうだった。私はあの時だって、楽しんで人を殺めた訳じゃなかった。ただ御爺様に恨みを持つ彼に、悪魔としての「愛」を向けていただけ。私はその時の感情を否定するしかなかった。こんなのが愛な訳が無い、こんな行為の元で生じるのが愛な訳がない。私の大切にしてきた概念を汚されてたまるか、綺麗だと信じ続けたものを汚されてたまるものか。だけどそれを否定することは、今まで姫様達に向けていた「愛」まで否定してしまうことになる。肯定してしまえば、私は血生臭くて陰惨な行為で「愛」を感じる存在だと認めてしまう。人間としてのモラル、悪魔としてのカルマ。本質も表現も全くの正反対だけど、生じるものは全く一緒。"あの時"と同じ方法で死体を処理しながら、微かな光まで奪われてしまっていた)(翌日。それでも私は同じように姫様に接した。顔色が悪いですか? 昨日姫様のことを考えすぎて眠れなくなっただけです。そんな冗句まで考えて置いて、私に対する態度だけはすっかり変わった姫様の身の回りの世話をした。もう、私は姫様の側人として役割が固定されてしまっていたのだ)   (2017/7/23 16:08:32)

三男((まあねえ、あの時は修羅ってたよホント。素直に寝りゃいい話なのに(はふ、) んー…んー、ありがと(撫で受け) そして例によって滅茶苦茶時を進める僕…(ふ、)   (2017/7/23 16:09:34)

長男(手を握ってから暫く、其れでも厄姫は執事の様子を窺った。それは、決して疑心暗鬼によるものではなく、唯々、彼の身が心配だったからだ。時に物陰に隠れ、時に茂みに隠れ、しかし一日たっても、一週間たっても、一月経っても、彼に厄が訪れる兆候は見られなかった。寧ろ、自分が近づくことで笑顔が多くなり、顔色すら良くなっていっている様な気がした。そこで漸く、彼は執事に近くにいる事を許した。元々、庭師曰く構われたがりで愛されたがりの姫である。他の人間には許さない距離を、執事には許すようになった。しかし、なかなか素直になれない姫にとって、其れは、共にディナーを取ったりだとか、ティータイムを共にしたりだとか、お菓子作りの場に顔を出してみるだとか、そんな些細なことだったのだが。其れでも姫は幸せだった。自分が笑って、笑い返してくれる相手がいる事。手を出せば触れてくれる相手がいる事。孤独な姫にとって、執事は唯一の暖かな陽だまりの様だった。)   (2017/7/23 16:29:53)

長男(ただ、この頃は余りに近くに居られると、心臓がどうもおかしくなってしまう。顔も熱を帯び、言葉も素直に出なくなる時がある。そのほのかな思いの名を、姫はまだ知らなかった。知らないながらも、幸せだった――)   (2017/7/23 16:30:01)

長男(その日、朝いつも起こしに来る執事は来なかった。何時もなら、モーニングティーを用意して、優しい笑みで朝を告げてくれる筈なのに、と不思議に思いながら目を覚ました姫は、その時は何も疑問に思わなかった。まず初めに違和感を持ったのは、朝食を届けに来てくれた時。何時もと違う、青白いその顔色に、どうしたんだよと思わず詰め寄る。昨日姫様のことを考えすぎて眠れなくなっただけです、なんて事を言うが、何時もは照れるであろうその言葉も、その顔色では全く意味をなさない。)馬鹿!寝てろ!(そう言うが、執事は次々と仕事をこなしていく。確かにその手際に何時もと違いは見られずに、見た目よりも平気なのかもしれないと思いつつ、取り合えずは寝室に引っ張っていこうと相手に近寄りその腕を取ったその時だった。鉄の匂いが、鼻腔を掠める。以前、父親に教え込まれた匂いだった。――「いいか、おそ松。この匂いをよく覚えておくのだ。この匂いをさせている人間は、碌な人間じゃない。信用してはならん」…その匂いは、)…血の匂い…?(小さく呟いて、愛しい執事を見上げた)   (2017/7/23 16:30:20)

長男((いやいや、全然勧めてくれんの嬉しいし、(こくこく、)つか、待ってたけど流石超大作!めっちゃ興奮すんだけど、こういうの、(わくわく、)   (2017/7/23 16:31:11)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/23 16:34:30)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 16:34:38)

三男(寝てろ、と叫ぶ彼からの厄は、それでも私の体を癒し、力をみなぎらせた。悪魔の生まれが憎かった。憎くて憎くて、けれどもその感情を吐き出すすべなどなくて、辛くなった。そう思いながらも仕事をこなし、その思いをぶつけていたためかいつも以上に手際が良いくらいだった。しかしそれを不穏に思って手を引こうとしてか私の腕をとった姫が、――気づいてしまった)……姫様…(しまった、ぬかった。血の匂いを落としておかないなんて、私としたことが。顔がすこし青ざめた。腕を引っ込めようとすらしなかった)   (2017/7/23 16:45:56)

三男…血の匂いが、しましたか? すみません、驚かせてしまって(とりあえず落ち着きを取り戻しはしたものの、言い訳など出来る状態ではなかった。触れ合っていると、あの時の陰惨な光景が浮かんでくる。全く似つかわしくない光景を重ねてしまうことが苦しかった。下衆めいた殺人と同じ感情をあなたにも向けていたことが辛かった。いっそのこと死のうとすら考えたが、姫様のことを考えればそれも出来ない。そんなことがぐるぐると頭の中をめぐっていたからだ。――姫様のことを、考えれば? ああ、簡単だ。姫様が、すっかり私を嫌ってしまったら。ちらり、と姫様を見る。反応に予想がつかないながらも、突き放してくれるのだろうかと、期待のような感情を寄せた)   (2017/7/23 16:46:04)

三男((そう、ならよかった。この僕の感情をどうにかするストーリーにしようかなって思ってるんだよ(ふふ、)   (2017/7/23 16:47:04)

長男……、(相手の表情に、諦めと、苦悩のような色が混じるのを見れば、思わず口をつぐむ。触れていい話題では無かったかもしれない。それでも、何時も菓子や夕食の香りを漂わせる男が、そんな物騒な匂いをさせている事に、何時もとの違和感を感じ取ってしまったのだ。彼の目を見る。彼は、此方を見つめている。其をみて、嫌われたくないと、すがるような視線ならどれだけ良いだろうと思った。しかし、その目はまるで、断罪を待っているかのようで。) ……っ、其処で待っとけ。(そう言えば、書斎へと入っていく。今だ嘗て、この書斎には執事さえもいれたことはなかった。暫くすれば、其処から赤い小瓶に入った液体を持ってくる。其を執事にぷしゃと噴射すれば、むせ変えるような薔薇の香りが溢れた) ……薔薇の香水で誤魔化しとけ。仮にも城の執事が、そんな物騒な匂いさせんな、(今後の業務に差し支えたらどうすんだと、いう言葉は執事と言う職からは解放してやるもんかと言外に告げていた。)   (2017/7/23 17:03:32)

長男((わお、超楽しみぃ、(ぱぁ、) そこにカラ松がどう絡んでくんのかも気になるわぁ、(にしし、)   (2017/7/23 17:04:38)

おしらせ滞在時間が480分を超えたため、三男さんが自動退室しました。  (2017/7/23 17:16:43)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/23 17:16:50)

三男((本当に半端ない時間やってるんだね…(汗たら、)   (2017/7/23 17:17:13)

長男((つ、ついに二度目の……!(ごくり、)   (2017/7/23 17:17:20)

長男((チョロ松大丈夫?飯食ってる……?(恐る恐る、)   (2017/7/23 17:23:34)

三男……え、(そこで待っとけ、それだけを言い残して姫は書斎へ入っていく。それなりに仲が深くなっている私でさえもその中を見たことがなかった。知っているのは、バラの香りと、赤いインテリア。そこから戻ってきた姫は、香水瓶を私に向けて、噴射した。姫様の書斎の匂い。バラの香り。これは? 視線で問うと、姫は、それで誤魔化せ、と言った。嫌われていないらしかった。突き放す気もないらしかった)…ありがとう、ございます……(言葉がなかなか出てこなかった。けれど、また香水瓶を置いて戻ってきた彼に、)…いつか、そのときが来ます。その時に全て、理由も全て、お話しますから――(結局その日は姫に寝室に追いやられ、思わぬ休息を取ることとなった。ベッドの中で、私はじっと考えに沈み込んでいた。証明が、欲しかった。普通に、ただただ「普通に愛せる」事の証明が欲しかった。愛に証明などいらないという人もいるだろう、が、私にとっては事情がまるで違う。自分の感情をすべて信じることができないのなら、あとは行動によって証明しなければいけなかった。眠れない夜を何度も繰り返した。必死に証明方法を探し続けた。何日も何日も。そんなことを、考えていたら、)   (2017/7/23 17:32:27)

三男――――姫様ッ!?(すぐそばについていながら、新たな暗殺者の影に気付けなかった。ふたりで城の周りを散歩していたときのことだ。王から姫に言伝を預かったという兵がやってきた。大事なお話なのでお耳を近くに、という言葉に、父からの言葉ならと耳を寄せた姫は――次の瞬間、腹を突き刺されていた。目の端に映った紅に我に返り、犯人を追いかけるよりも姫の介抱に力を尽くした。急所は外れていたが、姫は何日も目を覚まさなかった。私はずっとそばについて、その寝顔を見つめ続けていた。もう、いい。一度姫にはばれたのだ。開き直って、すぐに戻ります、と姫に囁き、部屋を後にする。外は既に夜だった)――「おや、こんな所にいましたか」『ッ!』「路地裏なんかで寝ていたら風邪をひきますよ。まああなたにはお似合いでしょうが」『…よくわかりましたね。私の居場所…私を探してどうする気かな、執事さん』「…"どうする気?" 「自分がもう日の出を見ることができない」ということくらいわかりませんか?」『野蛮な執事だ、目が据わってますよ。私も舐められたものですね…貴方、本当に一人できたのですか?』「あなたごとき私一人で十分でしょう」   (2017/7/23 17:32:56)

三男『へえ、大層な自信ですね。動機も聞かずに殺してしまうわけですか』「動機ですか? そんなの考えればすぐ分かることでしょう」『まあそうですよね。厄を振りまく姫なんて恨みを買って当然ですから』「…はぁ、"恨み"……あなた、私怨で刺したわけでもないのによくそんなことが言えますね。大した忠誠心ですよ」『…っ、聡明な人ですね。本当に危険な人だ』「しかし国の騎士団に見つかるより早く見つけられて良かったですよ。これであなたが万が一にでも拷問で口を割るような事を心配せずとも良いですから。私は国の名誉と姫の心、両方を守る事が出来るという訳です」『…ふ、ふふ、聡明だと思ったが、馬鹿な人ですよ。ただの執事ごときが私を殺そうなんて…建前としては敵国侵入を防ぐ見張りとして雇われていましたが、本業は血生臭い工作活動ですよ? まぁ今回はちょっと失敗しちゃいましたが。そんな私に家事ばかりの貧弱なあなたがどう勝つというんです? 私に殺されにきた様なものですよ。そこまで事実を知っているなら生きて帰す気はないですからね』「…はぁ。あの、それ、――本気で、仰ってます?」   (2017/7/23 17:33:05)

三男(――"処理"しながら、私は心中複雑だった。こんなことになったのも、厄が、姫様に取り付いている厄がいけないのだ。それなのに、姫様が。私が付いていながら。厄がなければ。――そこまで考えて、ああ、と思った。もしも私が、厄をあなたから完全に取り去ることが出来たなら。あなたの厄無しでは生きられない私が、あなたの厄を祓う手助けをし、そこで生を終えれば…それは、まさしく「愛の証明」になるのでは? 姫様を幸福にする道。自分を救う道。それがぴったりと一致する発想だった。自分の命に対する未練なんてものは、私を覆う自己嫌悪に比べれば、無いに等しいものだった。けれど。ここの城の唯一の宮廷魔術師様ですら無理だったと聞く。それなら)……からまつ、(思わず、名が口からこぼれた。類まれなる魔法使いの血を継ぐ、彼なら。胸がすこし高鳴ったのを覚えている。彼のいる場所を調べてもらい、すぐに手紙を送った。あとは返事が来るまでの間、姫様の目覚めまで看病し見守ることに、専念した)   (2017/7/23 17:33:13)

三男((ほい、早速カラ松の名前登場(ふふん、/※ただし急展開) / 大丈夫だよ、心配しないで。そっちは大丈夫なんだろうね?(ちら、)   (2017/7/23 17:34:21)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/23 17:35:47)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 17:35:50)

長男(礼を言う彼に、そんな言葉はいらないと言った。言ってから、言い方を間違えたと思った。礼じゃなくて、欲しいのは、ずっと傍に居るという証明だった。けれど、其れを言う前に相手に言葉を紡がれる。何時かその時が来ると。その時に全て話すと。そういう彼を見つめながら、其れはお前が離れていくときじゃないよな、なんて聞けなかった。傍に居てくれれば其れでいいのに、相手の目はずっと遠くを見据えているようで。とにかく休めと寝室に追いやったものの、眠れてはいないようだった。時折、寝室の前まで行き声を駆けてみれば、いつも返事があったからだ。しかし其れはどれも生返事で、心ここにあらずと言った様子だった。嗚呼、どうして、と切なくなる。俺はお前が傍に居るだけでいいんだよ。お前の理由とか、事情とか、そう言うのどうでもいいくらい、お前の事が――)   (2017/7/23 17:56:25)

長男(ぐさり、と腹に衝撃があり、痛みは後から襲って来た。ああ、油断した、と思う。いつもならばこんな罠になんて引っかからないのに。俺も耄碌したのかな、なんて、姫様、と悲鳴じみた声を上げる執事に笑って見せようとしたが、其れよりも先に視界が真っ暗闇になる。大丈夫だよ、と口を動かしたが、伝わったかどうかはわからない。だって、アイツ、姫様姫様うるせーんだもん、俺の声も聞けって。そうぼやく前に、意識は闇に飲まれて消えた。)   (2017/7/23 17:56:37)

長男(夢を見た。久し振りに、嫌な夢だった。一年前のあの日、執事と手を握り合ってから、幸せな夢しか見なかったのに。辺りが、どす黒い赤に濡れていた。死屍累々と、屍の山の上に、厄姫は立っていた。自分が踏みつけている死体のひとつに、今は亡き母と、病に伏せる父の姿を見て、悲鳴を上げる。恐怖に襲われる中、執事は大丈夫だろうかという不安が胸を過った。辺りを見回す。見る限りで、彼の遺体はなさそうだ。それでも探さなければと屍を踏み立ち上がる姫の前に、執事が現れた。姫様、と優しい口調はそのままに、彼は姫に背を向ける。もう、大丈夫ですから。と。そう言って、どんどん去っていく。追いかけようとしたが、足が進まない。手を伸ばして、名前を呼んで――)   (2017/7/23 17:56:54)

長男――チョロ松ッ!!(自分の声で、厄姫ははっと目が覚めた。はぁ、はぁと荒い息をしつつ周囲を見回す。見慣れた自分の部屋だ。起き上がろうとして、腹部に鈍い痛みが走り、呻いて再びぼすりと布団に横たわる。ああ、そうだ、俺、刺されたんだった――)…チョロ、松…?(周囲を見回す。どこかに出かけているのか、執事の姿は見えなかった。)チョロ松、チョロ松…ッ!(腹部の激痛を押して、何とか起き上がる。立ち上がろうとして、その場にへたり込んだ。どうしよう、夢のように、また誰かが自分のせいで傷ついてしまったら。いや、すでに傷ついているのだ。だって、こうして命を狙われた。腹部によみがえるナイフのひやりとした切れ味を思い出しながら、厄姫は蹲って震えた。執事と共にいて忘れていた。自分が罪深い人間であること。居てはならない人間であること。それでも、執事にだけは離れて言って欲しくなくて、ひたすら彼は執事の名を呼び続けた。)   (2017/7/23 17:57:05)

長男((おお、此れからの活躍に期待!(きらきら、) 大丈夫だよん、さっき買い物は済ませてきたし、(ふんす、)そこで晩飯も仕入れてきたからへーきへーき、(けらり、)   (2017/7/23 17:59:32)

三男(今度の血の匂いは、入念に落とした。もう二度と、姫にあんな目をさせないように。疑惑の目を向けられないように。せっかく、二人共救われる道を見つけたのだ。たとえ本人でも邪魔はさせない。だって、幸福になれるのですよ。大丈夫、大丈夫――)……っ!?(姫の部屋に近づくと、噛み締めるような叫び声が聞こえてきた。血相を変えて走りより、はしたなく勢いをつけて扉を開いた)姫様っ!(ぜぇぜぇと息を切らして、彼の側に寄る。私はここです、傷が開きます、寝ていなくてはいけませんよ、と彼を横にし、手を握る。目が覚めたのですね、よかった、と、彼の手を愛おしそうに撫でた。貧血気味の姫の顔色を見て、しかし、大丈夫、と頷いた。もう大丈夫ですよ、方法を見つけましたからね。カラ松が何とかしてくれますから)…大丈夫ですよ、そんなにお泣きにならないでください。私がおります。もうお側を離れませんから(私はそっとその髪を撫でながら、泣きじゃくる姫の側に、ずっとついていた)   (2017/7/23 18:27:24)

三男(――カラ松からの返事は早く、数日後には届いた。久々の連絡を喜ぶ文句、相変わらず趣味の入った美辞麗句、しかし本題にはきちんと触れてあった。答えは是。つまり――姫の厄払いは可能だと。その手紙が夢ではないかと何度も何度も読み返した。夢ではない。ああ、姫様。私は心の中で叫んだ。もう大丈夫ですよ。私が、カラ松が、助けて差し上げます。大丈夫ですよ。――その夜私は、ごめんなさい、どうしても外せない用事がありますので、と、眠りかけた姫を置いて、部屋を出た。約束した場所に、彼はいた)   (2017/7/23 18:27:59)

三男「…カラ松。久しぶりですね」『ああ、チョロ松。良い夜に再会できたじゃないか。これ以上の幸福は思いつかないぜ』「バカなこと言ってないで。ほら、お願いしていたこと、頼みますよ」『えっ、あ、ああ…だが、ここの上階は"抵抗領域"だ。魔法で移動はできない。魔力が届かないぞ』「…なんですって?」『…うん? プリンセスもそこに住んでいるんだろう? 知らなかったのか?』「…そんな。姫が住まわれているのは一階の端です。そんな、危険な…」『……なるほどな。こんな美しく寝静まった夜を起こすのは忍びないが、お前の肩を持つ気になった』「元々でしょう」『参ったな』「とにかく、行きましょう。抵抗領域とやらの結界を破ることは?」『…上から入れば』「よし」『だが、待てよ。すこし俺には行くところが出来た』「なんです、時間はないのですよ」『なに、大丈夫だ、すぐ戻る――』   (2017/7/23 18:28:09)

三男(――寝静まった、姫の部屋。そこに黒い影がどこからともなく突如現れた。目を閉じて時間が浅い姫は、きっとその小さな衝撃に起こされるだろう)『――プリンセス、怖がることはないぞ。俺は君の味方だ。チョロ松からの回し者と考えてくれ。話は後だ。…この鏡を置いていく。見ていて欲しい。この鏡は俺の視界だ。…君にはきっと、受け入れるべき事実だ。挫けずに、見ていてくれよ』(アディオス、と気取った発音で言い残し、戸惑うであろう姫の目の前で、また男は部屋から消えた)   (2017/7/23 18:28:38)

三男((ん、これから急展開が超続くけど、了承たのむね…(うぐ、) そう、よかった。ところで今夜ちょっと僕は外食だからさ、もう少ししたら席空けるよ(ひら、)   (2017/7/23 18:30:45)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/23 18:40:52)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 18:41:11)

長男ッ、チョロ、松…(扉を勢い良く開けて現れた相手に、情けなく縋るしかなかった。またやっちゃったよ、俺。また、厄を振り撒いた――そう懺悔する厄姫に、執事は、大丈夫ですと、あの日のように優しく手を握った。其れだけで、重くのしかかった罪の意識が、少し軽くなったような気がした。軽くしてはいけないのに。俺は厄を振り撒く罪人なのに。)――ん、傍に居て…ずっと、俺の傍に居て…(罪人がこんな事を望むのは、やはりそれも罪なのだろうかと考えながら)   (2017/7/23 18:41:15)

長男(どうしても外せない用事があるという彼を、若干不振には思いつつも、しかし彼には彼の事情があるのだろうと送り出す。何も言わずに送り出したのは、彼が決して鬱々とした表情などではなく、寧ろ晴れ晴れとした表情で向かったからだ。何をしに行くのだろう、誰かに会いに行くのだろうか。まさか、居なくなりはしないだろう。そんな事を考えれば、なかなか寝付けず、ようやくうとうとした頃に、その来客はやってきた)   (2017/7/23 18:41:29)

長男ッ、誰だ…!?(声をかけられればバッと反射的に布団から飛び降りて構える。腹部の傷が痛んだが、そんな事は気にしていられなかった。手元に潜ませた護身用の短剣を構えるが、相手は気にした様子もなく優雅な笑みを認めるのみ。彼は、チョロ松の回し者と名乗った)チョロ松の…?(初対面の人間は信用はしていない。しかし、相手に明らかな危害を加える様子がないことが分かれば、距離を置いたまま探検は下ろす。気取った台詞と共に残された鏡を、相手が完全に消えたことを確認してから、おそ松は恐る恐る手に取った)――何だってんだよ、一体…(その鏡は、夜の空を今映していた。)   (2017/7/23 18:41:41)

長男((マジか、外食良いねぇ、(ひゅー、) 楽しんで来いよ、今朝散々飯テロで噛みついてきたもんな、(けらけら、)   (2017/7/23 18:42:40)

長男((急展開了解!ちょ、そんな事言われたら続きが待ち遠しいんだけど、どうしてくれんのもう!(むぐぐ、)   (2017/7/23 18:43:25)

三男『待たせたな。さあ、ショータイムと行こうか』「はいはい、どこまでも勝手ですよ」(部屋に現れ、鏡を残して行った男――カラ松の視界が、その残された鏡には映されていた。飛行の魔法で上階の天井から忍び込む。警備をひねり、結界を解除し、移動魔法で、王の部屋へ。そこまではあっという間だった)[……うむ?](足音は、高く響いていた。たどり着いた部屋の主、王も、それに気づかないわけがなかった)[…む、何だ、お、お前ら…なにして…! お、おい! 誰か来――](――王は、言い終わることができなかった。代わりに、乾いた音が響いた。チョロ松の平手が王に飛んだのである)[貴様…? チョロ松、か…?]「こんばんは、国王陛下。夜分遅くに失礼いたします。死を覚悟でここに参上いたしました」[こ、これはいったい…どういう事、だ? お前ら…いったい……](国王はしばらくふたりを交互に眺めていたが、殺しに来たというわけではなさそうだが、と呟いた。自分の息子の世話役であるチョロ松の姿を認識し、彼が安全だということは理解したようだ。よく観察してみると、頬がすこし痩せこけている)   (2017/7/23 19:05:54)

三男「…あなた様が国のために身を削り、病の身であることをわかった上での私どもの行動、これは決して許されるものではないでしょう。ですがこうしなければならない相応の理由がございます。こうしなければならないお話があるのです。ご理解していただけますでしょうか」[…ここで、わかったと答えるのは王らしからぬことだろうが…お前のことを、信用しよう]「ありがたき幸せでございます、陛下。私も貴方様を信頼しての行動でございましたので、身に余る光栄でございます」[話というのは……姫のことか。お前がこんなことをしてまで申すこと…しかと聞こう]「ええ…それでは単刀直入に申し上げますが――――何故、"姫様の暗殺を企てたのか"理由を仰って頂きましょう」[……!](場の空気、王の表情、緊張感、全てが一変した。王の目から光が消える。痩せた頬に映える光は無い。その顔が仮面に見えた。繁栄ある未来を夢見続け、国を憂い続ける人間の目とはこういうものなのだろうか。悲しみのような。怒りのような。諦めているような。そんな目。その目に映るは目前のチョロ松なのか。それともこの状況でも国の未来の事なのか)   (2017/7/23 19:06:09)

三男[……何故、わかった?]「否定なさらないのですね。潔いことです。……姫様が刺された際、「国の未来を憂える人間が仕向けたのではないか」と思ったのが始まりです。どうも私怨の様では無いな、と。刺した瞬間、私怨の割には冷静すぎたと言いますでしょうか、緊張していたのは感じたのですが、感情の大きな乱れを感じませんでしたので。あとは実際に本人と会って確認した、それだけのことです」[…鋭いものだ](一通り話を聞いた王は、ベッドに腰を深々と沈める。話を聞いている間、苦しそうにしていたのは体調のせいだけではないだろう)「さて、今度は私が陛下の話をお聞きする版です。何故、あのようなことを命じたのですか。理由しだいではあなたといえども――容赦しませんよ」[……]「陛下、早くご説明を」[…説明もなにも…](王が大儀そうにチョロ松の質問に答える。まるでわかりきっていることを子どもに話すような口ぶりで)[いま、この国が傾いている原因がおそ松だということはお前にわからないはずもあるまい? しからば、その国の繁栄のための障害を取り除くのが王の仕事…ただ、それだけじゃ]   (2017/7/23 19:06:31)

三男「本気で……本気で、おっしゃっているのですか…ッ!?」(チョロ松の声に、怒気がこもり始めた。傍観に徹していたカラ松は、密かに懐の杖に手をかけ、万全に備えた)[もし、この状況で儂が死にでもすれば、それこそ国の終わりだろう。儂の働きがこの国を支えておる。これが慢心ではないということはお前にもわかるだろう]「そんな理由で…自分の子供に手を掛けようと…ッ!」["そんな理由"!? 口を慎めチョロ松! 王は国を守る義務があり、人民を守る義務がある! 自分の子供がどうなろうと、国を案じ続けなければならん!]「見損ないましたよ、陛下…! あなたのような人のもとで、今まで姫様を生活させ続けていたなんて…! 国を愛することに溺れ、子供を愛することを失った貴方なんかに…人民なんか、誰も」[違うッッッ!!!!]「ッ!」   (2017/7/23 19:07:01)

三男[お前にッ! お前に何が分かるッ!? 何度姫の下に駆け付けようとしたかッ! 何度国務を投げ出して姫の看病に行こうとしたかッ!! もしも儂が平民だったなら、普通の父親だったならッ! 純粋に子を愛せたならッ! 全てはただの理想に過ぎない考えが何百回頭の中をよぎったことか!! 何度自分の地位を恨めしく思ったかッ!!! 僕の葛藤がお前なんかに分かってたまるか! その背に国を抱えた事の無い人間なんかにッ! 国と娘を天秤に掛けてしまった人間の気持ちがッ!!](王はぜいぜいと息をついた。チョロ松はいとも悲しげな、憤りげな、そんな顔をして、唇を震わせている)[愛したくても…愛せない、気持ちがァア……ッ!!]   (2017/7/23 19:07:13)

三男(チョロ松は言葉に詰まったふうだった。口を開くが、王の方が早かった)[迷いを捨てるには…父親であることを、捨てるには…あやつを殺すしか…もう…ッ本当に、愛している、から……このままでは、断ち切れぬのだ…](力強い声が消え入りそうな声へと変わっていく過程の中で、傍観者カラ松は痛感する。完全に染まりきる事が出来る人間なんて、そうはいないものだと。国を守りきるという決断は、子を捨てた男の決意だったのだ。それが「自分の子を殺す」という非道の道でも、一つの決意として選んでしまったから、変えようが無い選択をしてしまったから。もうこの男はそれに向かって突き進んで行くしかないのだ。時計の秒針の音だけが響く部屋。なんともまあ、居づらいものだ)   (2017/7/23 19:07:29)

三男『――その仕事、引き受けよう』(カラ松はこの空間において、初めて言葉を発した。部屋の空気が変わる。二人の困惑のそれ)『一つ言っておくが、報酬はそれなりにいただくつもりだぞ? 特別に前金はなしだが』[…なんのことだ]『キング、貴殿はなかなかどうして鈍くていらっしゃる…この世界一のウィザード、カラ松が、貴殿を"父親"に戻してやろうと言っているのになあ。精一杯、力いっぱいにプリンセスを、亡き王女の忘れ形見を抱きしめる権利を、進呈すると言っているのに、なあ?』「……!」『「国王」である事を捨てずに、「人民」を捨てずに、何物をも気にする事なく子を抱ける権利だ。貴殿にこれ以上の幸福はあるのかい?』[お前、いったい…?]『それともこの幸福な権利、貴殿はいらないとでも言うのですかな、国王陛下――――』   (2017/7/23 19:08:34)

三男((カッコわかりづらっっ(がーん、) …察して? 感じて?(ちらっちらっ)   (2017/7/23 19:09:12)

長男((おおおスゲェ急展開!うわぁ、うわぁ、どうしよ、(興奮、) と、とりあえずレスを返さねば(書き書き、)/ 外食はまだ大丈夫ぅ?(ちら、)   (2017/7/23 19:10:27)

三男((んえ、喜んでくれたみたいで良かった(ふふ、) あー、外から連絡が入り次第なんだよね。後どれくらいかはちょっとわかんないけど。急落ちの可能性もあることだけ覚えといてもらえれば(うぐ、)   (2017/7/23 19:11:40)

長男((スゲェよ、この展開は考えてなかった・・これから先の展開にも期待、(むふ、) そっかぁ、りょーかいりょーかい、まあ楽しんで来いよな、(にひ、) てことは続きは明日の可能性もありってことかぁ、待ち遠しい~明日も日曜だったらいいのに(むぐぐ、)   (2017/7/23 19:14:33)

三男((一応ここは導入なんだけどね…(ふふ、) ん、ありがと(にふ、) そうだねえ…悲しいかな、月曜日は永遠に倒せそうにないよ(ぐふっ、)   (2017/7/23 19:15:45)

長男((これで導入なのかよ。。続きはいったいどんなことに。。(むぐ、) まぁ、多分11時くらいまでは居ると思うから、もし時間に余裕があったらいつでもどーぞ。あ、勿論背後事情や睡眠大優先でな、(びし、)   (2017/7/23 19:17:18)

三男((一応筋は考えてあるけど…うーん、穴だらけだから兄さんのロルに期待(ぐ、) 了解。その時間には戻れると思うし、来れると思うよ(ぐ、)   (2017/7/23 19:18:34)

長男((いやいや、、俺のロルはそんな期待されるもんじゃ、(あせあせ、) いや、勿論昨日も寝てないし、せっかくの外食だし、ゆっくりしてきてくれてもいいしすっぽかしてくれてもいいかんね、俺はただ暇人なだけだから、(ひら、)   (2017/7/23 19:20:17)

三男((でも期待しちゃうな。兄さんがうまいこと補って膨らませてくれるんでしょ(くふふ、) ん、わかったわかった。ありがとうね(ぽんぽん、)   (2017/7/23 19:21:31)

三男((ん、連絡入った。ひょっとしたら、また後で(ひら、)   (2017/7/23 19:25:12)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/23 19:25:16)

長男(部屋に現れた男の、その視界が動く様を、姫は只見守るしかなかった。司会は飛ぶように流れていき、見慣れた部屋に入り込む。――国王の間だった)…!チョロ松…!(いきなりの無礼に、厄姫は思わず息を飲んだ。国王に平手打ちなど、首が飛んだらどうするつもりなのかと手に汗握ったが、そんな汗は、続く彼の言葉にたちまち引いて行った)――は…?(すとんと腰が抜け、その場にへたり込む。何を、何を言っているのだ、あの執事は。嘘だ、嘘に違いない。父上、どうか否定してください――その想いとは裏腹に、国王から帰ってきたのは、肯定の台詞。優しくいつも微笑んでくれた父上、病に倒れても会いたいと言ってくださった父上、厄は自分のせいじゃないと手を握って励ましてくださった父上――今まで信じてきたものが、崩れていく音を姫は確かに聞いた)   (2017/7/23 19:32:57)

長男(チョロ松が淡々と言葉を告げていくのが、ほとんど耳に入らないまま、姫は国王だけを見ていた。国が傾いているのは姫のせい、国の繁栄を取り除くのが王の仕事――其れだけの、事務的で冷徹な答えだったなら、厄姫も此処まで揺さぶられなかっただろう。彼にとって決定的だったのは、珍しく感情的になった、父の愛の言葉だった。何度姫の下に駆け付けようとしたか―― 何度国務を投げ出して姫の看病に行こうとしたか――もしも平民だったなら、普通の父親だったなら――純粋に子を愛せたなら――愛したくても…愛せない、気持ちが――それを聞けば、姫の目から大粒の涙がこぼれた。一国の国王の父に、此処まで愛されていたのだと。)   (2017/7/23 19:33:19)

長男(厄を振り撒くしか能がない自分を、こんなに愛していてくれたのだと。姫は笑った。嬉しさからだった。ああ、父上、そのお言葉だけで十分です。手に持った護身用のナイフを、今度は自分に向けて、握りなおす。)――愛されているというその事実だけで、俺は死んで見せましょう。(愛する国の為、父の為。あんな言葉を貰った後なら、厄を振り撒くこの命など、捨てることが出来ると思った。ただ、気がかりなのは執事だった。自分を愛し、慈しみ、共に過ごして来た彼は、きっと自分がいなくなれば悲しんでくれるだろう。優しい奴だから。でも、御免、愛しい人。お前を置いて、逝かなきゃいけない――そう思って、自らに向かって短剣を振り下ろそうとした、その時。)   (2017/7/23 19:33:32)

長男え…?(部屋に現れた気障な男が、初めて言葉を発した。変わる空気を、自室でも姫は感じ取った。何を言っているのだ、どういう意味なのだ?淡い希望が彼の胸に宿る。もしかして、もしかして――と。姫は走った。暗い廊下を、其れでも行き慣れた道を、はしたない寝間着のまま、転びそうになりながらも駆けた)ッ、チョロ松!父上!(王座の間を、礼もなしに開け放つ。相変わらず優雅な笑みを浮かべる男に、よろよろと近づいた)お前、さっきの、どういう意味だよ…それって…(まるで俺が、厄姫じゃなくなるみたいじゃんと、震える声で尋ねた)   (2017/7/23 19:36:12)

長男((さーて、じゃあ俺も一旦退散~、また来るねぇ、(ひらり)   (2017/7/23 19:36:30)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/23 19:36:37)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/23 19:41:08)

三男((なんというドタキャン。これはマックのテイクアウトで憂さ晴らしするしかない(もしゃもしゃ、) …とりあえず食べながら返し打つよ(ごそ、)   (2017/7/23 19:41:54)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/23 19:52:25)

長男((ありゃ?ご飯食べて戻ってきてみれば、、事情は分かんねぇけど、チョロちゃん、ど、ドンマイ、(肩ポン)   (2017/7/23 19:53:03)

三男「姫様…ッ!? どうしてここが…いけない、それより傷が…!」(私は駆け込んできた姫様を抱き止め、ヨロヨロと歩く彼を支えた。彼の見る先は、カラ松。その瞬間私はすべてを解し、カラ松を睨みつけた)「カラ松? これは一体…どういう…ことなんですか…ッ!?」(ああ、ヘタを打てば陛下相手の時よりも怒っている気がする。殺してやろうかとすら思った。しかしそんな私をものともせず、カラ松は私の腕の中の姫様をみやり、ふ、と気障な笑みを浮かべ、少し待ってくれ、とジェスチャーをした)   (2017/7/23 20:03:34)

三男『そうさなあ…このことは、プリンセスも知っておかねばならんことだ。そうだろう? 大方の事情はお前との会話で知れたのでな、鏡を渡しておいた』「知らなければならないこと…? どんな事情であろうと、親が子を殺そうとした事実がですか…っ!?」『ビンゴだ、チョロ松。…この哀れなる孤独なプリンセス、今まで半閉鎖状態で生活していたそうじゃないか? 実感がなかったのではないかい、自分の持つ厄の大きさが、及ぼす影響が、どれほど国を疲弊させているか…どんな事情だろうと、この立派なレディは一旦国を出ていく理由の重さを知る必要がある。どんなに辛かろうと、現実から目を背けさせては絶対にいけないんだよ』「……」(私が戸惑っていると、カラ松は姫様に視線を合わせた。妙に優しい笑みで)   (2017/7/23 20:03:40)

三男『なあ、プリンセス。察しのとおり、貴殿の厄は払うことができる。だが、疲弊しきったこの国にこれ以上のこるのはこの国にとっても、父君にとっても、非常に危険だ。わかっただろう? 貴殿を、国外へ――俺の家へ招く。其処ならば結界も張ってあるし、何より厄を無効化するチョロ松もついてくるそうだ。厄を払うまでの間、心配はいらない』(カラ松は力強く頷き、そして、王を振り返る)『…という相談をしているのだが、承諾願えるか、キング?』[…よろしく、たのむ。…おそ松…済まなんだ](陛下は姫様の目を真っ直ぐに見つめて、その色で既に謝していた。親子の間だ。きっと、言葉少なでも伝わるのだろう)   (2017/7/23 20:04:14)

三男『――さあ、早速今夜、出立しよう。チョロ松、姫君、ひとつ、部屋まで戻ろうか』(移動魔法。カラ松が指を鳴らすと、私たち三人の姿は光に掻き消え――次にはもう、姫様の部屋に居た)『さて、大掛かりだがこの部屋ごと移動させる。…うん? まだ部屋が続いているのか。あちらの部屋はどうするんだい?』(何気にとんでもないことを言ってのけながらカラ松が指差すのは、姫様の書斎。持っていくか行かないかは、姫様の一存だ)   (2017/7/23 20:04:30)

三男((ん、ただいま。ポテト美味しいし結果オーライってことで(ぐ、)   (2017/7/23 20:04:53)

長男(知らなかった――と言われれば、言葉に詰まる。確かに今まで、半閉鎖状態で生活していた、と相手は言ってくれたが、其れは随分とオブラートに包んだ言い方だ。結局のところ、国王陛下とチョロ松に庇護され、のうのうと厄を振り撒きつつ暮らしてきたに過ぎない。厄姫は唇を噛み締める。その証拠に、国王陛下が――自分をそこまで愛してくれていた国王陛下が、自分を手にかけようとするまで、その事実に気付くことすら出来なかったのだから。今にも嚙みつきそうな勢いのチョロ松を手で制して、男の目を見る。優しい笑みは、信じていいのかわからない。人の信じ方などとうに忘れてしまった。しかし。)わかりました、父上。今まで本当に、お世話になりました。私は、父上の娘に産まれたことを誇りに思っております。(すまないと謝る父に、深く深く頭を下げ、今まで育ててくれた礼を告げた。育てて下さって、愛して下さって、有難う御座いますと。)   (2017/7/23 20:20:37)

長男見ず知らずの方だが、お心遣い、感謝する(カラ松に向き直ると、その目をまっすぐ見て厄姫はまた頭を下げた)情けない話だが、俺は此処までの惨状になるまで、自分の厄について無知だった。恥ずべきことだ。しかし、それを祓うことが出来るなら、そんな事が貴殿に可能なら、是非お願いしたい。(この国の一王子として、お願いしたい――厄姫としてではなく、おそ松はそう告げた)もし厄を祓えても、今まで撒いて来た厄は消えない。それはわかっている。だから、厄を祓えた暁には、きっと償いに生きよう。――ただ、(そこで言葉を詰まらせ、チョロ松をちらりと見て、)正々堂々と、隣に立って、一緒に生きたい人がいるんだ。(拳を固く握り、そう言った)   (2017/7/23 20:20:47)

長男(ぱちんと指を鳴らされれば、通されたのはいつもの部屋。其処を丸ごと移動させるという魔法使いの言葉に、おそ松は目を丸くした。そんなことが出来るのか、と。書斎をどうするか尋ねられて、ふと答えに窮する。)…魔法使い殿、もし良ければ、ほんの半刻程待ってくれないか?――チョロ松をこの書斎に案内したい。(そう言えば、執事の方を向いて、俺の書斎に入ってくれないかと目で尋ねた。)   (2017/7/23 20:21:11)

長男((マックのポテト美味いよな、わかるわかる、(こくこく、)しかし、チョロ松のカラ松スゲェカッコよくね?カリレジェなお兄ちゃんとしては、お兄ちゃんよりカッコいい次男とか、ジェラシー、、(むぐ、) てか、チョロ松のカラ松って言い方、何かホモっぽいな、(げらげら、)   (2017/7/23 20:23:34)

三男「……、」(厄を祓うことができるのなら、是非お願いしたい。隣に立って、一緒に生きたい人がいるんだ。そんな姫様の言葉に、私は涙さえ溢れそうになった。そう、それで良いのですよ。全ての大団円は、あなたのその意思の中にあるのです。――一緒に生きたい人がいる、という姫の言葉に込められた意味には、その相手が誰かなどには、気づくはずもなかったが)「……姫様?」(部屋の移動については、私は驚くことはなかった。お爺様はもっと凄い魔法を操っては私たちを感嘆させ、カラ松の魔法の勉強の意思の炎に油を注ぎ、魔力を持たない私の羨望を誘ったものだった。だから、そんなことよりも姫様の誘いに私は目を丸くした。姫様が、私に、ずっと封じてきた書斎を)   (2017/7/23 20:36:58)

三男「…よろしいのですか」(見られたくないのでは、と言いたげだった。一方カラ松は小さく笑って、)『王族に貴殿、魔法使い殿、などと呼ばれる日が来るとはなあ。やめにしようじゃないか、プリンセス。いや…もう、プリンスと呼んだほうがいいのかな? まあ、どちらにせよ、だ。紹介が遅れたが、俺はカラ松。チョロ松の…そうだな、兄弟分だ。堅苦しい呼びを止めてくださるなら、幾らでもお待ちしよう。その間に魔法陣を描いておくから』(そう、片手とはたはたと振った)   (2017/7/23 20:37:07)

三男((150円の時はついついLサイズ買っちゃうんだよね(ふふ、) そう? まあ実際彼奴の言い回しって結構応用効くしね。何か渋い喋り方させとけば問題なくね? っていう(適当) 何で!? てか今まで散々ホモ也してきたくせに何今更!?(くわっ、)   (2017/7/23 20:39:16)

長男何とでも呼んでくれ。つか、堅苦しいのが苦手なのは俺も一緒。じゃあ、カラ松って呼ぶわ。俺はおそ松、松野おそ松。(魔法使いの言葉に小さく笑って、おそ松も同意した。チョロ松の馴染みならば大丈夫だろう――そう思い、見せた笑顔と信頼だった。其れからチョロ松の方に向き直る。夜の闇より真っ黒な瞳が、執事の瞳を捉えた)お前に入って欲しいんだ、チョロ松(そう言えば、相手の手を引き、書斎の扉を開けた――)   (2017/7/23 20:52:10)

長男(――入った瞬間、薔薇の香りと共に広がるのは真紅。何時もの部屋の黒一色とは対照的に、書斎の壁一面、鮮やかな赤だった。黒の部屋に目が慣れていれば、眩暈がしてしまうほどの鮮明さだろう。だが、その色に目が慣れてくれば、壁がただ赤に塗りたくられているのではないことに気付くだろう。壁を埋め尽くさんばかりに一面に何十も何百も描かれているのは、真紅の薔薇だった。鮮やかな壁の中、中央に小さなテーブルがあり、その上に小さな香水の瓶が香りを放っているだけの簡素な部屋。本なんて一冊も置いてないから、本当は書斎なんかじゃないんだけどな、とおそ松は笑った)――綺麗だろ?俺の一番好きな花。(おそ松はその壁を眺めつつ、言葉を紡ぐ。)   (2017/7/23 20:52:24)

長男知ってるか?この城は、俺が生まれてくる前までは真紅の薔薇に囲まれて、紅薔薇城とまで呼ばれてたんだ。(おそらく執事は思い出すことだろう、今では一輪の花も付けていない、庭師が管理する城を囲む茂みを)――ただ、俺が生まれたのが悪かった。薔薇の花ってのは厄を吸い込みやすく、厄に触れればすぐに萎れちまう。(だから自分が生まれてからは、この城に薔薇は一輪も咲いてないのだと、姫は寂しそうに言った)でもさ、俺の厄がもし無くなったら――いや、俺がこの城を出て厄が無くなったら、昔みたいに真紅の薔薇で一杯になるかもしれない。そうなれば、また紅薔薇城って呼ばれるようになるかもしれない。なぁ、其れって、素敵な事だと思わないか?(一番愛する薔薇の話をする姫の目は、輝いていた。)   (2017/7/23 20:52:34)

長男((えー、だってホモっぽいんだもーん、(しれっ) てか、勝手に脱線させて御免な?何か、一応雰囲気で作った設定だけど、今出さなきゃ出せない気がして‥(もごもご)   (2017/7/23 20:54:03)

三男『了解したぜ、おそ松』(カラ松は笑ってしまうような気取ったポーズで了解を示し、おそ松の視線が移ってしまったことを確認すれば、杖で陣を描き始めた。先ほどのチョロ松の反応を見るに、おそ松はだれもあの部屋へ受け入れたことがないのだろう。祖父と死に別れたのはほぼ一年前。その頃からここに勤めだしたチョロ松だからこそ、その部屋への入室が許されるまでの絆を築いたのだ。自分がのぞき見るなどということは野暮だ。野暮なことは無しだ)「バ、ラ……?」(書斎に入ったチョロ松は、驚愕した。壁を覆う、千も万ものバラ。目がくらむほどに美しい一輪一輪。おそ松は、これはこの城に実際に存在していたものなのだと告げた。厄がなくなったら、きっと、またバラが咲く。庭師の管理する庭園に、赤いバラが。その光景を想像して、自分の決断によって得られるものは意外に多いんだ、と思って嬉しくなった)「赤薔薇城…ええ、きっと。きっと素敵ですね」(目を輝かせる姫の表情を見て、同意して頷いてみせた)「……きっと、咲かせましょう」(おそ松に目を合わせて、一言。必ずや、厄を祓っておそ松をこの城へ戻すのだ。チョロ松の決意は、より強固なものとなった)   (2017/7/23 21:02:35)

三男((いや、こういうの大好きだよ。伏線にも使えるかもしれないんだからね(ふふ、) で、この部屋はどうする? ロルじゃ明言してないけど、持ってく?(ちら、)   (2017/7/23 21:03:18)

長男俺さぁ、赤い薔薇が一番好きだけど、薔薇の花って俺に近づくとすぐに萎れちゃうから、本物見たことないんだよね、(もし厄が祓えたら見れるのかなぁ、と夢見心地に言う様は、とても幸せそうで。暫し空想に耽った後、あの、其れでな、と少し顔を赤く染めて続ける)真紅の薔薇ってさ、花言葉があんの。(いや、俺に花言葉とか似合わないってわかってんだけど、ともごもごと自分に言い訳をした後、覚悟を決めたようにチョロ松に向き直り、その手を強く握る)真紅の薔薇の花言葉は――『貴方を愛しています』(その顔は耳まで、壁に描かれた薔薇のように、赤く染まっていた)チョロ松、――俺は、お前を、愛してる。(一言一言、相手が聞き洩らすことがないようにとでもいうように、おそ松は告げる)この部屋はさ、薔薇の花言葉に因んで、一生を共にするって決めた人にしか入らせないつもりだったんだ。…だから、チョロ松に入らせた。(「ねぇ、俺と一緒になってよ、」小さく告げられたその言葉は、プロポーズだった)   (2017/7/23 21:07:14)

長男((そう言ってくれて何より、(にひ、) どうすっかなぁ、チョロ松の返答次第かな、(ふーむ、)   (2017/7/23 21:09:33)

長男((とか言ってる間に、24時間記念おめでとー!(クラッカーぱぁん、) すげぇ長時間成ったね、(ふはぁ、)   (2017/7/23 21:19:45)

三男見られますよ、もうすぐ(幸せそうに夢見心地に話す彼は、幸せそうだった。それだけでチョロ松も幸せな気分になって、これなら、気兼ねなく――――と、思った。が)……花、言葉?(手を握られて、その花言葉の内容を告げられて、それに準じた言葉を受けて、この部屋の意味を知って――目を丸くした。愛するひと、一生を共にする人。俺と一緒になって。私が? 姫様の? 一生を、共に?視界が回るようだった。私なんかが、姫様の。私なんかが――)   (2017/7/23 21:19:47)

三男(――"あの日"。暖かい風呂に入って、暖かい部屋に戻ったあと。暖かいモノに包まれてはいても、私の中に届くことはなかった。でも、大分心は落ち着いていた。お爺様が、カラ松はだいぶ楽になったようじゃぞ、さすが吾輩じゃの、なんて自画自賛。続いて、まあご飯でも食べよう、ハラが減っていてはネガティブになるからの、なんておどけたように言って、私にナポリタンを差し出してくれた。ナポリタンを目の前にするも、当然ながら食欲はなかった。誰だってショックを受けていれば仕方がないこと。だけど、そこで一つ"恐ろしいこと"に気付いてしまった。さっきの状況なんか洒落にならないほどの、恐ろしいこと――――私はその時、お腹がいっぱいだった)   (2017/7/23 21:20:07)

三男(何も言わず、無我夢中でトイレへ駆け込む。そして自分の口に手を突っ込み、全てを吐きだそうとした。そんなことをすれば"何を"見てしまうのかなんて考えすらせずに。涙目になりながら、苦しい思いをしながら全部吐きだした。私の中に潜む真っ黒なものを吐きだすように、全部全部吐きだした。「お、おえ゙っ……え゙え゙えぇ…ゔえ゙っ、あ゙……っ、……!!」そして、吐瀉物に混じったモノを見てしまった。間違いなく私がとりこんで、私が半分消化したモノ。「……う、う、…うっ…あう、うぅ…っ、う…! えっ…えぅう…っ」吐き出したモノの上へ、ぽろぽろ、ぽろぽろ、涙がこぼれ落ちた。――「人間としての私」が、「本来の私」に深く深く傷つけられた、瞬間。あの時から、私は私がどうしても好きになれずに、嫌いになり嫌いになり、周りからの愛によってだけ立ち、自分では立てなくなってしまった)……そうですねえ(けれど、そんな回想をおくびにも出さず、曖昧に微笑を浮かべ。貴方の手を、こちらからも握り返し)貴方の厄が祓えたあとに、きちんとお返事します(そう、ちょっと意地悪に答えた。少しでも早く、厄を祓うことの助けになれば、と思うのだ)   (2017/7/23 21:20:30)

三男((24時間…!? いや、凄まじいね…お、おめでとう(拍手、)   (2017/7/23 21:21:03)

長男――チョロ松…?(相手の心の揺らぎが、垣間見えた気がしておそ松は眉をひそめた。其れは瞬きの間にすぐになくなってしまい、見慣れていなければ見間違いと思うようなもの。しかし、この一年、チョロ松だけを見て、チョロ松だけの傍に居たおそ松は、其れを感じ取った。両手で、相手の頬を挟む)――なぁ、お前が昔してくれた話、俺、覚えてるよ?(初めて会った頃、彼が言った言葉――私も、本来人に疎まれる身でして――"私"はあるとき、"本来の私"に、ひどく傷つけられたことがございます――)俺は、本来のお前がどうであろうと、お前の事を愛してる。其れだけは変わんないよ(まっすぐ目を見て、そう言った。あの頃、まっすぐ目を見て話しかけてくれたことが嬉しかったから)…なぁ、俺、確かに無知で非力でどうしようもねぇボンボンだよ?…だけど、お前の力になりたい、其れだけ、お前の事、愛しちゃってんの。(相手の苦しむ姿は見たくない。笑っていてほしい。ただ、其れだけを願いつつ、両の頬に添えた掌に力を込めて)   (2017/7/23 21:29:22)

2017年07月23日 12時46分 ~ 2017年07月23日 21時29分 の過去ログ
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