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「空の狭間【限定部屋】」の過去ログ

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2017年07月23日 21時29分 ~ 2017年07月26日 22時48分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

長男、)――俺、お前無しじゃ生きてけねぇくらい、お前に惚れてんの。そのくらいお前は、愛されてんだよ(だから、俺が大好きなお前の事、たとえお前にでも、嫌われたくねぇんだわと、ふにゃりと、情けなく笑った)   (2017/7/23 21:29:24)

長男((お、おう、有難う?っていうのか此れ?いやぁ、俺もまだ若いわ、(ふふん、) さーて、ちょいと風呂入ってくるわ、(ひらり、)   (2017/7/23 21:30:02)

三男(恥の多い人生を送ってきたとは思いません。誇れる人生を送ってきたというわけでもありません。そもそも20年ぐらいしか生きてません。身の回りの環境には満足しています。ただ、ただ、私は他人以上に、自分自身を異常に嫌悪する人生を送ってきています。今後も変わることは無いでしょう。そんな私が、どうしても放っておけないと思った方。彼は厄を生まれ持って、どんな思いだったのか。救われないのか。私としては、とてもとても知りたかったのです。もしこの方が長い年月、孤独を感じ続けていたのなら。こんな私でも、その孤独を満たしてあげることが出来るなら。少しだけ、自分のことが好きになれそうです、が――)……姫様(お前は愛されてるんだよ、と、彼は言っている。私のことを、悪魔だとも思わずに。姫様どころか、カラ松さえも私の正体は知らない。皆から受け取るまっすぐな愛を、私はいびつなものでしか返せない。――嗚呼、私の愛など、愛じゃないのに)…ありがとう、ございます。きっと、厄が祓えたら、お答えしますからね(頬に重ねられた彼の手の上から、そっと自分の手を重ねる)   (2017/7/23 21:43:11)

三男((ん、行ってらっしゃい(ひら、)   (2017/7/23 21:43:20)

長男((只今ぁ、そんじゃかえそ、   (2017/7/23 21:44:04)

三男((はーい、おかえり(ぽん、)   (2017/7/23 21:44:30)

長男――…(あぁ、伝わっていない、と思った。そっと重ねられた手にもさほど力は入らず、その瞳に映るのは未だ影。其れを、少しでも、明るいものにしたいと思うのは、思い上がりのエゴなのだろうか)…チョロ松、お前が初めて来てくれて、俺の目をまっすぐ見て話してくれた時の事、今でも思い出せるよ。ああ、こいつは真面目なんだなって、そう思った。あの時、俺は自己嫌悪と疑心暗鬼で一杯で、人を信じる事なんて知らなかった。――そんな俺を救ってくれたのは、誰でもない、チョロ松、お前なんだよ。(自分がどれだけ相手に救われたのか、)お前が居なきゃ、俺は今みたいに笑ったりしていない。お前が居なきゃ、もしかしたら生きてなかったかもしれない。(だから、ねぇ、)――ありがとうチョロ松、俺が俺を少し認めることが出来たのは、お前のおかげなんだよ、(此れだけは言わせて、)――本当に、愛してるんだ。(返事を聞かせてくれなくてもいい。せめて此処で、少しでも自分を好きになってくれたなら、)   (2017/7/23 21:49:43)

長男((yabbeww   (2017/7/23 21:53:54)

長男((おっと、焦ってアルファベットに(わた、) やっべえよ、過去ログ一覧に7/23が3つもあるww   (2017/7/23 21:54:35)

三男(どれだけ取り繕っても、姫の前では全て無効になってしまうようだった。彼の口から語られるのは、懐かしい、懐かしい、この場所に来たばかりの頃のこと。あの時は何が何でも姫様を救いたくて、愛されない彼を助けてあげたくて必死だった。どれだけ突き放されても、諦めずに何度も何度もこの部屋に通った。いま、それが報われているのだ)……姫様、(それを聞くとかすかに嬉しそうだった。こんな穢れた身の、皆に疎まれる、人さえ喰らう悪魔でも、こうして愛されることが出来る。それだけで、胸がいっぱいになって、何も言えなくなった。ぎゅ、と姫を腕の中に抱きしめる。言葉ではなくても、わかってくれるだろうか)   (2017/7/23 22:08:53)

三男((うわあ…(引、) そりゃ24時間過ぎてるもんね、わかるわかるー…(ふ、)   (2017/7/23 22:09:23)

長男(微かに、それでも確かに嬉しそうな相手を見れば、ほわりと心に温かいものが宿る。ああ、通じたんだ。少しかもしれない、微々たるものかもしれない。それでも、ちゃんと相手に伝わったのだと、此方も相好を崩して答えた)ん、チョロ松。(抱きしめられれば、相手の背に腕を回す。何も言われずとも、通じた気がした。其れだけで、無性に嬉しくて頬が緩んでしまう)返事は急がねぇよ。ただ、覚えとけ、(厄を祓った暁には、バラの花束を持って、お前の所に行くから。そんでまた、愛してるって伝えるから。――そう言って、厄姫は、満面の笑みを浮かべた)   (2017/7/23 22:14:07)

長男(結局、カラ松の問いに対するおそ松の答えは、「書斎は持っていかない」だった)――あの部屋は、確かに俺の宝物だ。でももう、チョロ松に入ってもらって、話も出来た。(それに、あの場所は、所詮あこがれの場所なのだと)もしもさ、本当に厄が祓えて、薔薇がこの手にできる様になったら、あの部屋はもう必要ないから。(本物の薔薇に囲まれて過ごした方が良いだろう?そうおそ松は、カラ松に伝えた)   (2017/7/23 22:16:59)

長男((さーて、脱線してごめんな、ただどーしても気持ちは伝えときたくてさ、(手合せ)姫は執事のおかげで幸せなんだよ、笑えてるんだよって事も、どーしても伝えときたくて、(むぐ、)   (2017/7/23 22:18:32)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、三男さんが自動退室しました。  (2017/7/23 22:29:24)

長男((お疲れ、チョロ松、(ひら、) ホントめちゃくちゃ長い時間あんがとね!(手合せ、)   (2017/7/23 22:29:51)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/23 22:29:57)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/24 03:46:41)

三男「姫、様…」(――私の決断によって、失うものもあるのだとわかった。姫様からの申し出。従者は主の望みを叶えなくてはならないのに、これではあんまりではないか。…嗚呼、それでも。それでもきっと貴方には、得るもののの方が多いから。お父上の愛も賜るのでしょうし、自己嫌悪のない生活もでき、厄のために本や服を汚したりしなくてもいい日々も手に入り、お友達だってできるのではないでしょうか。庭師の話す昔の貴方だって戻って来られそうです。それに赤いバラが綺麗に咲いたら見事でしょう。私などいなくても、きっと幸福になれる。年月が経って、私のことを忘れてしまえば、きっと貴方の幸福はそこにある。私以外の素晴らしいものに気づくでしょう。心配なさらないで。大丈夫ですよ、姫様。貴方を、きっと幸せにしてみせますから)『……成程なぁ、そんなディスティニーに、チョロ松がか…そうか、そうか』(書斎の話の詳細を聞けば、カラ松はにやにやとチョロ松を眺めて祝福の言葉を投げた。返事は延ばしているというが、もう決まったようなものだろう。そうなれは余計に厄を早急に落とさねばならないな、と、満足そうに呟きながら)   (2017/7/24 03:47:22)

三男『あいわかった。では陣はもう必要ないな』(向こうの部屋も持っていくのなら相応の大きな陣が必要だったが、と付け加え)『では。…この城には、暫くは戻っては来られない。よろしいか?』(カラ松がふたりを見回し、二人が頷くのを確認して自分も頷く。さぁ、マジシャンカラ松の力量を示す時が来たぞ、さてこの部屋、タネも仕掛けも、と口上を述べかけて、陣描いてあるじゃないですか、とチョロ松に横槍を入れられて少ししゅんとした彼は、さて移動だ、とつぶやき、指を鳴らした。黒い部屋が陣を中心に光に包まれる。まずはベッドが消えて行き、椅子、クローゼット、本棚、と物が少なくなっていく。厄を振りまいてのこの部屋からの外出を避けるために色々なものを小さな部屋に入れていたのが幸いして、本当にその部屋のものだけで生活は事足りそうだった。全てがなくなったあとに、三人の姿が消え、次に、部屋全体が消えた。その中でカラ松は密かに期待に胸をふくらませていた。なかなかどうして楽しい日常になってくれそうじゃないか、と)   (2017/7/24 03:47:39)

三男(行き先のカラ松の家は、隣国の城下にあった。いつもと変わらない家具配置、いつもと変わらない部屋の空気、いつもと変わらない居心地。ただ、ひとつだけ変わったことがある。黒いカーテンの向こうに見える窓からの風景だ。その部屋を出ると、質素な生活が垣間見える生活空間。一度外を見ておくかと促されて見てみると、この住居、外見の大きさよりも明らかに中が広い。魔法の家なのだとカラ松は例によって気取って説明した。部屋に戻り、説明を受ける)『さて、まずは今後についてだが。我々の第一目標は勿論、おそ松の厄を除く事。それなりに時間がかかる事を覚悟してもらおうか。まぁいくら長くとも一年、短くで半年ってところだろう。その間、おそ松にはある"水"を毎日飲み続けてもらう。これは精神的抵抗力を高める効果がある特別品だ。おそ松は少しばかり幼いからな。体と精神が耐えるには、抵抗力を極限にまで高めた後でないと、祓いづらい。…だから、おそ松。何らかの理由で君が精神的に不安定になったりすれば、厄はそれに乗じて力を増すのさ。随分とデリケートなようだが、気をつけてくれよ』(ここでカラ松は一息つく。もう一つ、いうことがある、と)   (2017/7/24 03:48:00)

三男『これからの共同生活については既に決めてある。おそ松。君は外に出てチョロ松と一緒に社会見学をしてもらおう。王族かつ半監禁状態で過ごしていがゆえに君はあまりに世間を知ら無さ過ぎる。この間に色々と見て、聞いて、感じることだ。そして勉強することだな。チョロ松がいれば、厄もほぼ心配ないだろうし、水を飲むことも考えれば、これまでに比べて受ける厄はぐっと少なくなるはずだ』(チョロ松は基本的にはおそ松と一緒だが、家事全般はお前の仕事だ、あまりおそ松を一人にするな、とそれだけだった。一通りの説明が終わり、おそ松が今日の水を飲んでしまうと)「では…早速、地理把握も兼ねて、散歩でもいかがでしょうか、姫様」(そう、チョロ松が申し出た)   (2017/7/24 03:48:43)

三男((ん、よし、と。寝落ちごめんね。こちらこそ長い時間ありがとう(に、/ひら)   (2017/7/24 03:49:15)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/24 03:49:18)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/24 07:06:40)

三男((…言い忘れたことが二つほど(ひょこ、)   (2017/7/24 07:07:03)

三男((えっと、描写し忘れたんだけど、一応カラ松の家にワープしてから一晩明かしてるよ。流石に夜の散歩とか危険すぎることはさせない(真顔)   (2017/7/24 07:07:58)

三男((それと、もう一つ。末の二人ね、ちょっと使い道の宛ができたから、できれば使わないで欲しいな(うぐ、) 何か今回制限だらけでごめんね(しょも、)   (2017/7/24 07:08:46)

三男((じゃあ、今夜また会えたら(ひら、)   (2017/7/24 07:08:54)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/24 07:08:57)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/24 19:57:23)

長男(新しい住居は、おそ松にとってはとても新鮮だった。確かに部屋の中は同じ、空気も同じである。しかし、窓の外の景色が違うだけで、此処で新しい生活が始まるのだと、期待に胸が膨らむ。部屋の大きさと外面の大きさが違う事に、何度もドアを行き来して、「すげぇ」と連発してはしゃいでいれば、執事が微笑ましそうに笑って来たので、此方も満面の笑みを返した。)   (2017/7/24 19:57:36)

長男(その後呼ばれた部屋でのカラ松からの説明を聞きながら、おそ松はこくりこくりと頷いた。一年から半年――長いように思えるが、と執事をちらりと見る。彼と一緒ならば、不安もそうなく、その事で特に不安はなかった。そして、水を飲むこと、其れは全く簡単なことだ。今日の水を軽々と飲むが、味は普通の水とそう変わりはなかった。自分の心の弱さは、自分が一番よくわかっている。其れが助けになるならば、言われたとおりにすることなど何でもない。そして外に出る事。世界を知ること。其れは、寧ろおそ松の方から頼み込みたいことだったので、快諾した。自分の世界は狭すぎることは、国王の話から、胸が軋むほどに痛感している。「俺も、外に出て、見て、聞いて、勉強しなくちゃいけないと思ってた」。有難うと言えば、魔法使いはふと笑った。只、魔法使いの話の中でおそ松は一つ気になることがあった)   (2017/7/24 19:57:44)

長男どうして、チョロ松といれば厄の心配は無くなるんだ?(誘われるままに街に出ようとする前に、浮かんだ単純な疑問を、口に出す。――チョロ松がいれば、厄もほぼ心配ないだろう――まるで、チョロ松が厄を無くすかのようなカラ松の言い方に、おそ松は首を傾げる。以前より、チョロ松が厄を受けない体質だというのは本人から聞いて知っていた。その理由はわからないが、そう言う人間もいるのだろうと漠然と思っていた。しかし、昨日の一件で、自分は無知だという事を痛感した。何でも知りたいと、今は思う。必要ない事も、小さなことも、自分が傷つくことも、何だって。そう思って、口に出した疑問だった)   (2017/7/24 19:57:56)

長男((ワープしてから一晩経過りょーかい、(びし、)ホントチョロ松紳士だよなぁ、男相手に気にしなくってもいいってのに(けらけら、)末松もOK!どんな使い方してくれんのか楽しみ、つか、宗教以来の全松勢ぞろいじゃね?(わくわく)   (2017/7/24 19:59:46)

長男((さぁて、そんじゃ待機ついでに風呂入ってこよーっと(ひらり、)   (2017/7/24 20:00:59)

長男((ただーいまっと、さて、待機しよっと(座り込み) てかチョロ松、朝早すぎじゃね?昨日も徹夜だし、大丈夫かお兄ちゃん心配だよォ?(むぅ、)   (2017/7/24 20:17:36)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/24 22:07:21)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/25 02:20:39)

三男(城の中の一室と、本と勉強する内容が全世界だった姫。国王の直系、次期国王になるかもしれない存在としては、あまりに世界が狭すぎる。また、仮に一庶民だとしても同じことだ。社会を知り、見ることも聞くことも感じることも必要だというカラ松の話に、私は異論を出す気にはならなかった。なるほど、よく考えている。かくも思慮深いとは思わなかったが、ひょっとすると単に手紙を送ってからこうなることが楽しみで必死に色々かもしれなかった。――外へ誘うと、姫はもっともな疑問を投げかけてきた。私は少しばかりこまってしまった。まさかここで正直に悪魔だから貴方の厄が生きていくのに必要なのだなどと答えるわけにも行かない。カラ松だって知らないことだ。私が依頼の手紙に、私の存在は厄の影響を受けず、それどころか厄自体を無効とするということは書いていた。が、私が元来嘘の付けない性格だということを知っているカラ松からすれば、疑う余地のなかったところだろう)   (2017/7/25 02:23:01)

三男「…そうですねえ。何故でしょう」(――ただ。嘘はつけなくても、隠すのは得意だ。眉を顰め少し考えるふりをすれば、図らずもカラ松が乗った)『そうだな。俺にもよくはわからんが、そういった体質なんじゃないか?』(その内何か調べよう、爺さんが何か本を残しているかもしれない、と続けた。概ね、姫様が漠然と考えていたことと同じらしかった。私も、そうですね、とそれに同調し、それはそれとして、と、改めて姫様を外に誘った)   (2017/7/25 02:23:13)

三男((ん、色々ありがと、とすっかり寝落ちしちゃってた…うぅん、ごめんね(手合わせ、)   (2017/7/25 02:25:03)

三男((じゃあ、また次に(ひらり、)   (2017/7/25 02:25:18)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/25 02:25:22)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/25 20:19:04)

長男((さーて、チョロちゃん返信あんがと!そんじゃ返していくなぁ、(ひら、)   (2017/7/25 20:19:27)

長男ふうん…(返された答えに、ちらりとチョロ松の様子を窺う。其れはいつも通りの表情で、しかし、僅かばかりの違和感を感じた。何か隠してるのか?――そう口を開こうとするも、カラ松の体質という言葉に、そういうものなのだろうかと納得せざるを得ない。まぁどのみち、半年から1年は一緒なのだ、何時でも聞く機会があるだろうとおそ松は自分を納得させた)ん、行くか。と、その前に、(ちょっと待っといて、と黒いドレスから、用意された麻で出来た簡素な服へと着替える)なぁ、チョロ松。今日から一つ、約束してほしい事がある。――俺の事、姫様って呼ぶの、やめて?(おそ松って、名前で呼んでほしいんだわ、とへらりとした笑みを浮かべて。相手の返事を聞くより前に、そんじゃ行くかと外に出る扉を開いた)   (2017/7/25 20:24:45)

長男((さーて、そんじゃ暫く待機っと、   (2017/7/25 20:24:56)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/25 20:40:31)

三男((こんばんは、と(しゅた、) じゃ、返していくね(ごそ、)   (2017/7/25 20:40:57)

長男((お、いらっしゃーい!(ひら、) 今日の返信時間遅かったみたいだけど、ちゃんと寝てるぅ?(心配げ)   (2017/7/25 20:41:40)

三男((ああ、大丈夫大丈夫、そんなに心配しないで(苦笑、)   (2017/7/25 20:42:05)

長男((そうかぁ?ま、お前俺なんかよりずっと自己管理できてそうだもんな、(こく) ほんじゃ、待機っと(こく)   (2017/7/25 20:46:10)

三男え、私は、その、…(自分も簡素な手織り布の平民の服に着替えた後。姫様と呼ぶな、おそ松と呼んで欲しいと頼まれて、困惑する。執事である身としては主を呼び捨てなどと考えにくいことで。確かにこの街で身分がバレてしまってもそれはそれで面倒ではあろうが。助けを求めるようにカラ松を見ると、ニヤニヤしながら、ほらほら行ってしまうぞと姫様を指差していて、確かにすぐにも出て行ってしまいそうな姫様の後を追って、慌てて外に出た。隣に並び、呼び方の件、暫くは外にいるときだけで勘弁してくださいね、と囁いた)   (2017/7/25 20:48:56)

三男(随分と都会風な街だった。姫がもといた小国の城下のような田舎ではなかった。昔、お爺様が生きておられた頃は山の中に住んでいたが、買い出しなどでよく街に連れ出されたものだったので、懐かしい風を感じる。華麗な装飾の店。通りを馬で駆け抜ける騎士。広場の中心には巨大な噴水。あれは何だこれは何だと質問を重ねる姫様に一つ一つ丁寧に答えながら、楽しく街を歩く。使用人が不足している城にいた頃は姫様の身の回りの世話以外にも、執事としての職務も多少はあり、ここまで一緒に行動するようなことはなかった。こうして互いに平民の地味な服に着替え、城仕えのことを忘れ、気兼ねなく彼の隣にいられることが嬉しかった。そういう意味でも、厄祓いを選んで良かったと思った)   (2017/7/25 20:49:09)

三男ああ、あれなんて楽しそうですよ、お、そま、つ…こほん、道化師がいます(ふと、そんな噴水の方を指差す。桃色を基調とした珍妙な服装をした青年が軽妙な口調で人々を呼び集めている。もうすぐ芸が始まるようで、子供も、いくらか混じった大人も楽しみそうな視線を交わしていた。道化師はその中からふとこちらに気づいて数瞬見つめてきたと思うと、にこりと人の良さそうな笑みで手招きしてきたのだ。誘われるまま近づいていくと、芸が始まった。人形を操ってお手玉をさせたり、透明の壁のパントマイムをしたり、手品をしたりと芸は多彩で、皆の目を驚かせた。多くいる子供は無邪気に大はしゃぎし、大人は時折小銭を投げるものもあった。――『さ、もう終わりね、今日は疲れちゃったからさ』、道化師が手を二度ほど叩き、始まったときと変わらぬ軽妙な口調で締めを告げる。子供も大人も笑い合いながらそれぞれの方向に散っていった。私たちも去ろうとすると、道化師はこちらを見てにこやかに手を振っていた)   (2017/7/25 20:49:47)

三男((そうかな、そうでもない気がする(ふむ、) 実は外で少し書き溜めてた罠(にふ、)   (2017/7/25 20:50:52)

長男しょーがねぇなぁ、(呼び方をしばらく外だけで勘弁してほしいという相手に、思わず笑みが漏れた。真面目だなぁと思いつつ、こんな風に困った顔なんてなかなか見ることはなく、珍しい気分で相手の顔を覗き込む。にやにやしていれば、何ですかと尋ねられたので、べっつにぃと先に立って歩き出した。)  …うわぁ、(その街の景色に、ぱぁと顔を輝かせる。道路もろくに舗装されていない小国の姫――それも、半分幽閉状態の――には、見るもの見るもの全てが珍しかった。煌めかんばかりの服の数々、往来する立派な馬車。広場の真ん中に巨大な噴水を見た時には、感嘆のため息が漏れた。自分の国では城にすらないような見事なものが、あふれかえっている町が珍しくて、ひたすら執事を連れまわし、質問攻めにし、走り回った)   (2017/7/25 20:55:52)

長男(そんな時。隣から、あれなんて楽しそうですよという声。指さした先に道化師が見え、本当だなと答えようとしたその時、、)――、、は、(呼ばれた名に、ふと固まる。おそ松と、自分の名を呼び、照れか慣れてなさなのか、居心地悪そうにこほんと咳払いをした相手。――初めて名を呼んでくれた。その嬉しさに胸がいっぱいになるも、自分で名を読んでほしいと言っておきながら、やはり照れくささが先に出て。)ほ、ホントだな、道化師だ、(赤らんだ顔を隠すかのように目の前の道化師に顔を向ける。手招きをされるがままに近寄り、そして芸が始まれば――思わず、見入った。先ほどの照れなどすっかり忘れて、食い入るように見つめる。器用な芸から、パントマイム、手品から、見るもの全てが珍しかった。道化師など、本で見たことがあるだけだったが、その見事さに、芸が一つ一つ終わるごとに惜しまぬ拍手を送った)   (2017/7/25 21:01:20)

長男(締めを告げられれば、もう終わりかと残念さにため息が漏れる。しかし、終わったものは仕方ない。まだ冷めやらぬ興奮の中、)凄かったな、チョロ松!お手玉とか、何個もしてたし、其れに切ったはずのロープが繋がったりしてさ、(輝く目で執事に話す。と、此方を見て手を振る道化師に、こちらも満面の笑みで手を振った)   (2017/7/25 21:03:14)

長男((おお、だから、短い間で随分長文書くなとは思ったんだ、(こくこ、)   (2017/7/25 21:03:37)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、三男さんが自動退室しました。  (2017/7/25 21:20:19)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/25 21:20:26)

長男((おお、お帰りィ(に、)   (2017/7/25 21:20:38)

三男((やばやば、情景描写に気を取られるといけないね(うぐぐ、)   (2017/7/25 21:20:41)

長男((わかるわかる、、パソコンならまだ残ってる可能性があるけど、其れをスマホでやるとヤバイ。特に終盤まで書いて退室で一気に消された時の絶望具合半端ない、(真顔)   (2017/7/25 21:21:40)

三男((PCなら「元に戻す」コマンドでワンチャン…(ぐ、) まあメモ帳に書いてからコピーするんだけどね、僕は(ふふん、)   (2017/7/25 21:22:29)

三男ええ、ああまで見事なら私など魔法ではと疑ってしまいますが(私も感嘆を隠しきれないまま、けれども少し意地悪を言ったりなどしてしまう。けれども、姫様の輝くような笑顔に、こちらまで笑顔になってしまった。それからもあちらへこちらへ暫く歩いていく。はしゃぎまわる姫に、私は時折彼の傷の具合は心配された。大丈夫そうではあるので一応安心はしているが。街は、自ずから寄り集まった種々の住人によって、様々な雰囲気を持つ地区に分かれているのであった。市壁の際のあまり日当たりの良くない一角には、日銭で雇われる下級職人らのための簡素な寮や木賃宿が固まっている。細い運河を隔てて職人街に入ると、採石工、漆喰工、屋根葺き職人に煉瓦大工、硝子細工師などの工房がぎっしりと軒を並べている。大概、一階は店を兼ねた作業場で、大勢の職人が様々な分業に汗を流しているのが通りからも見える。二階は親方の住居になっているようだ)   (2017/7/25 21:22:44)

三男(更に内側に進むと、屋根などの材料にする鉛を扱う一角が有り、刀剣屋、蹄鉄屋、鋤や鍋がまを扱うもの、匙や釘などの小物の専門店など、様々な鍛冶屋が密集している。お次はパン屋、肉屋、香料や乾物を行商して歩くものたちの問屋など、食料品を商う者の通り。どこも空腹に訴えるようないい香りを漂わせ、軒先に洒落た文様の看板を出して、商いの種類を明示しているのだった。取っ手のある大型の水飲みの看板は酒場だろう。荒くれた男たちが昼間から大声で騒いでいる。露天の市場にはつまみ食いに向いたような様々な食べ物が売られている。菓子売りや土産物売りの屋台の間を、木馬のおもちゃにまたがった子供たちが駆け抜け、その手にした袋菓子を狙って、鳩や雀が飛び回る。かつら屋に並んでいる生首の人形に腰を抜かしかけた姫を抱きとめた時にはついつい笑いも漏れた)   (2017/7/25 21:22:52)

三男(散策路は郊外に続いた。このような都会の国でも自然はあるようで、木々が立ち並んでいる。何もないようですし、引き返しますか、と言いかけて。その木々の向こうに、建物があるのに気が付く。また何か珍しいものがあるかもしれないという姫に連れられて、その建物を目指した。そこにあったのは――)……教会(郊外の自然の中に囲まれている建物。アーチ状の屋根が天に突き刺さっているのは、紛れもない教会。目を細める。教会の空気は少しばかり苦手だ。悪魔であるゆえ、仕方のないことかもしれないが。姫様に手を引かれるまま、その教会を目指して歩いた。だんだんと大きくなっていく教会は、なかなかの迫力を持っていそうだった。と、その建物から出てきた人があった。桃色のチャームに、薄い色のキャソック。彼もこちらに気づいたかと思うと、にこやかに手を振り、近づいてきた)   (2017/7/25 21:23:00)

長男(魔法でないか疑ってしまうという彼の言葉に、お前は身内に魔法使いがいるからそう思うの!とケラケラと笑う。その後も、町の様子に物珍しそうにあっちに行ったりこっちに行ったりする度、執事は心配そうな顔をしてきたが、興奮のせいか余り痛まなかった。そんな事よりも、目に映る全てを目に焼き付けておく方が、今のおそ松には重要だった。工房がある場所では汗を流す職人たちの様子に、こんな世界もあるのだとその光景を胸に刻む。鍛冶屋が密集しているところでは、その見事な品の作りに嘆息が漏れた。食料品の店が並ぶ通りでは、思わず口の中に涎が溜まる。ぐうと品ない音が腹から響けば、隣を歩く執事から吹き出す音。しかし恥ずかしさに睨めば、すぐに飄々とした顔に戻る所は、流石元王室勤務の執事と言ったところか。ただし、生首の人形に驚いて腰を抜かし駆けたおそ松を受け止めた時は、流石に我慢しきれなかったのか、その顔に笑みが零れた)   (2017/7/25 21:33:09)

長男(そんな物珍しさに興奮する中、郊外に出れば、木々が立ち並ぶのが見える。目まぐるしい風景に少々疲れていたところに、元いた国と同じような風景は、何処か安らぎすら感じさせた。進んでいけば、其処に立つのは厳かな協会。その神聖な空気に、思わず身体が引き寄せられるように、歩む。と、其処から出てきた青年に手を振られれば、此方も小さく会釈をした)すげぇ教会だな、(そう言いつつ、普通に話せてるんだ、俺、と少し吃驚する。今まで、初めて出会った人間――それも他人になど、こんな風に話したことなどなかったのに。いつも、疑心暗鬼の中生きてきたのに。きっと、あの城から出て、知らぬ土地に連れ出してくれたこの執事のおかげなんだろう、と思いつつ、)   (2017/7/25 21:39:39)

長男((チョロ松の描写めっちゃわかりやすい…世界観めっちゃできてる‥(感嘆、)   (2017/7/25 21:40:11)

三男『やあ、はじめまして。そうだね、古い建物だから』(姫に答えるそんな彼の声色に、はたと二人で視線を交わらせた。先ほど噴水にいた道化師と寸分たがわぬそれだったのだ。先ほどの道化師かと私が尋ねると、もうバレちゃった? もっと「実は道化師だったー!」みたいな展開が欲しかったのにぃ、とくすくす笑った。先ほどの軽快な雰囲気とは一転、落ち着いた物静かな雰囲気の服装に、ため息が洩れる。目の前で見る教会は一層立派だった。厳かさの中に柔らかな優しさが同居している佇まいだ。巻きつく蔦が逆に風情を醸し出している気がした。庭先の白いテーブルに案内され、お茶でも用意するよと教会の中に消えて、戻ってくる。出てきた茶は、普段城で飲むことのないような簡素な味だったが、自然の中であれば深い味わいにも錯覚された。お茶を飲みながら、簡単な自己紹介と世間話。こちらが二人で名を名乗る)   (2017/7/25 21:56:15)

三男『丁寧にどうも。僕はそこの教会で"神父"をしてる、トド松だよ。宜しく。…あ、僕の言う"神父"に宗教的意味合いはないけどね。ただなんとなく神父を名乗ってるだけで、特定の宗教に対しての信仰心は別にないよ。人の悩み聞いてるくらいかな? 教会ももう廃墟状態だったのを復元したんだ』「"悩み相談人"でよろしいじゃありませんか」『"神父"の方がかっこいいでしょ? "牧師"でも可』(信者から大批判を食らいそうな思想を持つその"神父"の自己紹介が終われば、先ほどの道化の話になった。先ほどの芸は凄かったと褒めれば、いつも暇だからああして街を歩いてるんだと少し得意げ。しかしふと、)『しかし君達、簡単に人を信用してしまっていいの? 僕、怪しくない? 肩書きだってあまり信用ならないでしょ? そもそも神父じゃないし』(試すような瞳で、私たちを交互に見つめた)   (2017/7/25 21:56:23)

三男((ありがとう。松界隈に入る前は元々ハイファンタジーが専門でね(ふふ、)   (2017/7/25 21:56:42)

長男え、(先ほどの道化師と同じ声色に、思わず目を見開く。この教会から出てきた穏やかな男が先ほどの芸をくるくるとして見せた道化師と同一人物とは、にわかには信じられなかったのだ。チョロ松と視線を合わせれば、相手も同じ意見だったようで、その瞳に驚きが隠せないようだった) (厳かな雰囲気の教会にため息が漏れる。薦められるままにテーブルにつき、茶を飲みながら、名を名乗った。本名を名乗ってしまって、あ、まずかったかなと執事の方を見るも、特に気にしてはいないようだったので、まぁいいかと思う。こんな大国で、あの小国の、しかも半幽閉された姫の名なんて知るはずがないのだ)   (2017/7/25 22:02:23)

長男(相手の神父だか牧師だか、言っては何だが胡散臭い自己紹介に、入るチョロ松の適切なツッコミ。確かにと納得していれば、神父の方がカッコいいでしょと訳の分からない返しがくる。そう言う者なんだろうかと思いつつ茶を啜っていれば、次に出てきたのは先ほどの道化の話。あれはすごかったとまだ冷めやらぬ興奮に熱した声で言えば、次に来たのは、試すような質問)――…あー…そっか。確かにそうだよな。普通そう思うよな、(こくりと頷き、黙り込む。確かに、初対面の人間だ。信用しているわけではないが、こんな風に出されたものを素直に飲むなど、城にいた頃は考えられなかったこと。暫し考え、チョロ松をちらりと見てから、)…確かに信用ならない、かもしれない。でも、あんたは俺達の事を知らないだろうから、安心。…っていう言い方は変かもしれないけど、(それに、と続けて、)…俺には、チョロ松がいるから。(だから大丈夫、と、執事の服の裾をぎゅっと握って言った)   (2017/7/25 22:08:13)

長男((そうだったのぉ?ハイファンタジー専門さんがどういう経緯で松に…気になるわぁ、(まじまじ、)   (2017/7/25 22:08:49)

三男(姫の答えを聞いて、神父の笑みが深くなった。そうだねえ、そうだろうね。そんな意味深な台詞も、私には解すことができた。姫が本名を名乗ったことを咎めなかったのには、少しばかり理由がある。なにせ、会ったことがあるのだ、私たち二人共。名を聞いてからその予感が確信に変わった。姫はきっと覚えていはいまい。なにせ、彼は姫が生まれてからまもなく城を去った――占い師兼王宮魔術師。私も幼い頃、ほんの幼い頃、彼に会ったことがある。だから彼の声も、記憶に引っかかっていたのだ。ちらり、と姫様に目をやる)「……おそ松、良い機会ですし、教会の中を散策させていただいては? 私は…教会の雰囲気が酷く苦手でして。ですが、そう離れなければ大丈夫でしょうから。私はこの道化な神父様と世間話でもしております」『ん、そうだね。扉が開いてる限りは好きに散策して構わないよ』(目新しいものにあふれたこの都会の街の中。教会すらも姫は入ったことがないはず。興味をそそらないわけがなかった。教会の中に消えていく姫を確認して、"神父"に向き直る)   (2017/7/25 22:33:53)

三男『驚きだね。君チョロ松くんでしょ? あのお姫様にも驚いたけど』「面白いお方でしょう? 何せ私の現在の主人ですから」『可愛い主人もいたもんだね』「可愛い、とおっしゃいますが…あの方、私たちよりもずっと、ずぅーっと辛い思いをして生きておられるのですよ」『辛い思い、ね』「そう。あんな無邪気な方には重すぎるほどの辛い、辛い、思いです」『君、そんな思いをしてるお姫様見て、辛い?』「辛いですよ、とっても」『難儀だねえ』「難儀なんです」『運が悪いねえ』「運が悪いんです。…何にせよ、あの方には幸せになって貰いたいのですよ。それが私の夢、ですから……ね、貴方、私が小さな頃にお会いしましたねぇ。昔と変わらない姿ですから、逆に分かりませんでしたよ」『それもバレてたんだね。僕ほどの人間になると、心も体も若いまま維持する事が可能なもんで』   (2017/7/25 22:34:14)

三男(――――へえ、戦争なんて終わったのに、まだ召喚魔法なんて使ってたんだ。――は? じゃあ何、今までこの子を育ててたって!?――悪魔に、道徳心が? そりゃ興味深いけど。詳しく聞かせてよ――――まだ幼かった私に、大人の話はよく、意味がわからなかった。ただお爺様に悪いことはしちゃだめなことだよな、どんなことしたらだめかわかるか、と問われて。誰かを、傷つけちゃーダメです。あと、お皿を割っちゃダメです。散らかしたままも、悪いことです。そう答えると、すごいねチョロ松くん、大したもんだよ、と。褒めてくれたのがこの、当時占い師兼宮廷魔術師だ。それからの話も、よくわからなかった。――――ああ、そうですね、勢いで口が滑っちゃった…まあ、おそらく厄持ちの子だよ。――もしかしてあんた、厄を瘴気の代替に使おうってんじゃないよね!? あの悪魔の子のエネルギーにしようってんじゃないよね!?――あんたが死んで、その子も死ぬ。それが摂理でしょ、自然なことでしょ!?――そんな馬鹿げた話出来るわけないよ――――何度も首を横に振る桃色の彼。そして)   (2017/7/25 22:35:04)

三男(――――そうかあ、なら仕方ないの。じゃが…厄を祓うのには、そう、殿下の体が耐えられるまで、最低でも10年くらいはかかるからのぉ、その間…吾輩、もうなんか居てもたってもいられなくなっちゃってさあ…"攫って"しまうかも…なあ?――――そんな、意地の悪そうな笑みを浮かべていたお爺様と、悔しそうな彼とが、印象的だった.)「…おや、早かったですね」(けれど、そんな話もいつまでも続けるわけには行かなかった。教会の中を散策していた姫が帰ってきたのである)   (2017/7/25 22:35:19)

三男((まあ一口に言えば世界観の多様さだよね(こくこく、) と、お風呂済ませてくるね(ひら、)   (2017/7/25 22:36:14)

三男((ただいま(しゅた、)   (2017/7/25 22:50:53)

長男(意味深な視線を通わせる二人に、こてりと首を傾げるものの、教会の中の散策という言葉に目を輝かせる。それならチョロ松も一緒に、と言おうとしたが、教会の雰囲気が苦手と先回りして言われ、そうなのかと不思議に思う。そんな事、聞いたことなど今まで一度もなかったのに。寧ろ、真面目で愛と善意を愛する彼は、こういう場所が好きなのだと思っていたが、それは勘違いだったらしい。)そうか?そんじゃ、行ってくるわ、(ひらりと手を振り、教会の中に行く。――と見せかけて、)何話してんだ、アイツら‥(こっそりと扉の陰に隠れて、二人の様子を窺う。穏やかに話す様子には取り立てて変わったところはない。しかし、その様子は初めて出会った者同士にしてはやけに慣れ親しんだ様子だった。耳を澄ませるが、静かな声はここまでは届かない。仕方ない、とため息をつき、教会の散策に改めて行くことにした)   (2017/7/25 22:55:20)

長男(教会は素晴らしかった。荘厳な建物の作り、鮮やかなステンドグラス、見事なパイプオルガン――城に付属した教会も、此処まで見事なものではなかった。そして――)…わ、…(聖堂に架けられた十字架を見て、思わず声を漏らした。特に凝った造りでもない、しかし重厚な雰囲気のそれに、何故か目を奪われる。思わず、跪いて、胸の前で手を組んだ。そして、祈る。恋が叶いますようにとか、厄が無事に落ちますようにとか祈ればいい筈なのに、胸に唯一浮かんだ祈りは、全く別の物だった)――神様、どうか、チョロ松に幸福を。(愛を信じ、善を信じ、人を疑う事しか知らなかった自分に、恋を教えてくれた人。自分はまだ、相手の事を何も知らない。知らないけれど、彼ほどに幸せになるべき人は他にいないと思った。だから祈る。――あの執事に、幸せを、と。)   (2017/7/25 22:55:33)

長男おう、お待たせ、(外の白いテーブルに帰ってきてみれば、まだ話は途中らしく二人は口を動かしてはいたものの、おそ松が帰って来るのをみるとすぐにその口を閉ざす。其れを見て、ああ、聞いちゃいけない話だったんだなと察した。少し物寂しいような気もしたが、へらりとした笑みで誤魔化す)すっごかったよ、お祈りもしてきちゃった、(その祈りの内容は、絶対に秘密だけれど)   (2017/7/25 22:55:43)

長男((おう、お帰りィ、(ひら) 世界観って、派生ってこと?それとも原作内で?(こてり) 俺がハマったのは、キャラの濃さっつーか…作り込まれてるなぁって、すげぇ感心した。一人一人の性格とか、其々の関係性とか、(こく、)   (2017/7/25 22:56:48)

三男「お祈りですか? それは良いですね。神様もお喜びですよ。…お願いも叶えてくださいますよ」(帰ってきた姫に、そっと微笑んで返す。建物の造り、ステンドグラス、パイプオルガン、十字架。見てきたものを、見ていない私に一生懸命話してくれる姫に、私はまた愛おしさを感じる。ちらと神父を見やると、彼も微笑ましげにそれを見つめていた)「さあ、そろそろお腹が空いたでしょう。かなり歩きましたし、もう帰りましょうか」(またひとしきり世間話をしてそれぞれ二杯目のカップを空にした頃、私はそう言って席を立つ。二人でその場を去ろうとして。一度、振り返る)「神父様。私もひとつ…質問をして宜しいでしょうか」『…どうぞ?』(どうしても聞いておきたかった。けれど少し言いづらくもあり、少し言いよどむ。何度か瞬きを繰り返し、顔を上げ)   (2017/7/25 23:11:41)

三男「私の…"私自身の夢"は、叶いますか?」(彼ならば、わかるだろうから。私が心から願っていることを、知っているだろうから。神父は、間を置いた。椅子を立ち、一歩、私に近づき、私の目を覗き込むようにして、見つめ)『…叶うよ。君がさっき教えてくれた夢と同じようにね。…少なくとも流れは、そっちに寄ってる』(そう、迷いなく告げた。私は、安心しました、とだけ、その言葉に反応する)「そうだ、神父様、是非とも家にいらしてくださいね。今では立派になった魔法使いの家に、私たちはおります」(喜んでと頷く神父に、小さくお辞儀をして。失礼しました、さあ参りましょう、と、姫の先に立った)   (2017/7/25 23:11:49)

三男((まあ、派生だよね。魔法世界とか宗教とかがあるかと思えば、極道やら妖怪やら、それにオフィスなんてのもあって多様でさ。こりゃ楽しく遊べそうだな、って。結局成る種類は限られてるわけだけどさ(くすくす、) あーね、製作陣が意識してるのかしてないのか、背後が考察厨だからかもしれないけど、面白いよね(こく、)   (2017/7/25 23:13:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/25 23:17:32)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/25 23:17:37)

三男((おかえり(ふふ、)   (2017/7/25 23:18:11)

長男(目を輝かせつつ教会の中の様子を報告すれば、執事は微笑んだ。其れが嬉しくて、皿に喋ってしまう。ひとしきり喋り尽せば、そろそろ帰りましょうとの言葉。ああ、もうそんな時間かと立ち上がれば、隣の執事が神父に質問があるという。言い淀みながらも発した質問は、意味がよくわからないもので。しかし神父には何かしら伝わったのだろう、また意味深な台詞で返される。どういう意味だろう、彼の夢とは、彼の望みとは?)――…叶うといいな、(帰り道、オレンジがかった日の光の中二人で歩きながら、ぽつりと呟く。何がですかと問いたげな相手の視線を受け、)お前の夢っての。叶うといいな。(どんな夢を持っているかは知らない。何を望んでいるのかもしらない。しかし、いつもおそ松の事ばかりで自分の事には全くの無欲な彼の望みが叶えばいいと、そう願わずにはいられない)あのさ、俺も、さっきお前の事でお祈りしてきたの。(何をですかと問われたが、内緒、と舌をべぇと出して見せた。)   (2017/7/25 23:20:36)

長男((無言退室してたわぁ‥油断してた、(むぐ) 確かに派生はヤベェよな、アリスだけで3つだか5つだかあんだっけ?(ひぃ、) チョロ松どのシチュで成ることが多いわけ?(こてり、) な、いくらでも考察し放題!いや、本当に深いと思うわ(にひ、)   (2017/7/25 23:22:01)

三男「…え?」(叶うといいな。夕暮れの道を歩きながら、姫様が呟いた。なにがですか、と尋ねる前に、お前の夢、と先を越されてしまった。そう思ってくれているということが嬉しくなって、彼の手を握る)「…ええ、ありがとうございます」(きっと叶えます。今すべては、そのために行動しているのですよ、と。そう続けたかったが、やめておいた。代わりに彼のお祈りの内容を問うたが、内緒、と、答えてくれなかった。舌を出す彼に、庭師の話す彼の人物像を思い出して、なるほどそのとおりだ、と一人心の中で頷きつつ、あら意地悪、なんて笑いながら家まで向かった)   (2017/7/25 23:35:54)

三男『ああ、おかえり』(二人きりでのデートはどうだったい、とからかうようにカラ松は私たちふたりを迎えて言った。面倒なのでキッチンに引っ込む。今日は帰りが遅かったので簡単にできるものをテーブルに並べ、それで食事をしながら、互いに今日のことを報告しあう。特別、今日あったことを興奮気味に話す姫様の高い声で賑わった。カラ松は朝の質問に関して明確な答えは用意できなかったが、たまにそういった超人的な人間も生まれる場合があると爺さんが言っていたのを思い出したと語った。元々私が山の中に捨てられていたのもそれが理由だろうと。そこに疑問を持ったおそ松によって、今度は私たち兄弟の身の上話となった。元々私が拾われた子で、二人共お爺様に育てられたと。それがもう世界的な英雄、魔王とさえ言われる魔法使い。その力を注ぐカラ松は今その魔法の力で万事屋稼業をしていると。主に話し手は私だったが、私が洗い物にキッチンに引っ込んでからはカラ松が後を引き取って続けた。実は今日調べに行っていたのは、今は物置になっている山の中の家なのだと。爺さんが書いた本や俺たちのアルバムなんかも残っているはずだと話した)   (2017/7/25 23:35:58)

三男((そうだよね。その内僕ら六人だけで世界人口追い越しそう…(汗たら、) 僕はやっぱり圧倒的に宗教かな。学生も結構やったし、童話もやったことあるし、おクスリとかも楽しかった。でも僕の考えた特殊ネタで成ることも多いよ(こくこく、) ね、辻褄合うように想像するだけなら自由だし(ふふ、)   (2017/7/25 23:39:27)

三男((というかもうこんな時間だけど、寝なくて平気?(ちら、)   (2017/7/25 23:39:44)

長男(帰って早々、デートはどうだったと格好つけたカラ松に、チョロ松はすぐにキッチンに引っ込んでしまった。それでも、ランデブーがどうのこうの言う発言に、思わず羞恥に顔を染めて、その腹に一発パンチを決め込む。蹲る相手に、うっせぇなと言い捨てて、真っ赤になったまま自室で暫く顔を冷やした。その日の夕食は、とても楽しいものだった。今日あった事、初めて見たもの、初めて会った人、全てを話したくても話せないほどに、様々な事があったのだから。そして、ひとしきり話終われば、次はカラ松の報告。成程、そういう人間が生まれることもあるのかと、こくりと頷いた。そしてちらりとチョロ松を見る。その表情は相変わらず飄々としていて、掴み所はない。それでも、何か隠されている、と思った。それが何かはわからないけれど)   (2017/7/25 23:49:44)

長男(とりあえず、カラ松の説明に納得したふりをして頷けば、次に出てきたのは山に捨てられたという物騒な台詞。どういう事だと声を険しくすれば、身の上話を語る二人。そんな過去があったのかと、改めて自分はチョロ松の事について何も知らないのだと痛感する。そしてもっと知りたいと思っていた矢先、)アルバム?見たい!その山の家にも行ってみたい!(山の家という言葉。その言葉に思わず身を乗り出した。彼らが住んでいた家。昔の彼が映っているアルバム)――俺、チョロ松の事、知りたいんだ。(だって、まだ何も知らないから)   (2017/7/25 23:49:55)

長男((ああ、チョロちゃんファンタジー好きなら宗教はきっとクルだろうねぇ、(けらり、) だって、チョロ松の特殊ネタスゲェ面白いもん!わかるわかる、(こくこく、)   (2017/7/25 23:50:53)

長男((今日は、何かさえてんの、俺。眠くなったら寝るから大丈夫だよォ、(こく、)   (2017/7/25 23:51:23)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/26 00:03:28)

おしらせおそ松さんが入室しました♪  (2017/7/26 00:03:44)

おそ松((とと、名前間違えた…   (2017/7/26 00:04:03)

おしらせおそ松さんが退室しました。  (2017/7/26 00:04:06)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/26 00:04:14)

長男((や、間違えてはないんだけど、此方のが俺好きなんだよねぇ、(にひ、)   (2017/7/26 00:04:41)

三男(何を騒いでいるのですかと前掛けで手を拭きながらキッチンから戻ると、カラ松がにやついて、フィアンセのことがもっと知りたいとさ、と絡んできた。なんのことを、と思っていたら、姫様が説明をしてくれた。昔、私たちが住んでいた山小屋。今はもう物置になって埃をかぶっているらしいその場所。私たち兄弟の、昔のアルバム。なるほど、と思うと同時、ふと思い出して、カラ松に話を振る)「カラ松。確か、明日では…?」『ああ、だから尚の事彼処に行かねばならんと思っていたところさ。やはりお前も覚えていたか』「珍しいですね、忘れっぽいくせに」(二人で吹き出し、笑う。話にはいれないであろう姫様に、明日にでも行きましょう、ピクニックですよ。今日は早めにお休みになってくださいね、とだけ伝えた。それからは眠るまで、幼少の頃の思い出話とお爺様に関する話が続いた。チョロ松がカラスと話していただの、カラ松は初めて飛行魔法を覚えた時に調子に乗って屋根から降りられなくなっただの、お爺様は時折よくわからない妙な冗句を時折飛ばしてきただのと。そんな話をしているうちに夜は更け、それぞれの部屋に戻って休んだ)   (2017/7/26 00:06:35)

三男((そうなんだよ。中二病が治らんとです(がく、) そうかな、そう思ってもらえてるなら何より(へへ、) / ならよかった(ほ、)   (2017/7/26 00:07:09)

三男((あーね、まあこの部屋ではそれで統一もしてるしね(ふむ、)   (2017/7/26 00:07:21)

長男(明日だの、明日でないだの、何の話をしているのだろうと首を傾げるが、其処は昔共に育った仲、睦まじく話している様子に、ああ、入っては行けないなと思う。暫く黙って側に座っていれば、気を利かせてくれたチョロ松が、明日にでも行きましょうと声をかけてくれる。) ホントに?(ピクニックと言って約束をしてくれる彼に、こくこくと何度も頷いて。楽しみだなと笑うと、相手も笑い返してくれた。そこで、ふと思い付く。そうだ、明日の朝は、ーー。何か企むような表情のおそ松にチョロ松は首を傾げたが、何でもないと笑顔で誤魔化した。その後は、幼少期の不思議な話を沢山聴かせてくれて、その夜おそ松は、箒で空を飛ぶ夢を見た。)   (2017/7/26 00:13:50)

長男(次の日の朝、おそ松はこっそり日が)   (2017/7/26 00:14:22)

長男(次の日の朝、おそ松はこっそり日がまだ暗いうちから起き出し、そっと台所に忍び込んだ。二人に気付かれないように鍋を取りだし、湯を沸かす。卵を入れて、ゆで玉子にした。流石にこれくらいなら姫だった自分にもできる。ただ、どのくらい茹でればいいかがわからず、たっぷり30分茹でた。かなりの固茹でだが、生でないだけよしとしよう。それの殻を不器用ながらに剥き、恐る恐る持った包丁でみじん切りにする。時折手が滑って指を何ヵ所か切った。此をゆうゆう扱えるチョロ松は凄いなと思いつつ、不恰好ながらもみじん切りにした卵にマヨネーズを混ぜ其をパンに挟み込む。玉子サンドの完成だ。) ま、ピクニックなら、弁当くらいねーとな、(不恰好ながらもそれなりのものが出来た、と自画自賛しても良いだろう。両手に無数の切り傷が出来たのはご愛敬だ。)   (2017/7/26 00:19:56)

長男((中二病は、人によっちゃ不治の病だからな(恐怖、) 此れからも特殊ネタ期待してるよぉ、(にひひ、)   (2017/7/26 00:21:15)

三男(翌朝、私も弁当を作ろうとやはりそれなりに早い時間に起き出してキッチンに向かった。と、そこに先に明かりをつけて立っているものがあって、誰だと不審がり、そっと覗き込む。と、そこでは姫様が懸命に何かしらを作っていて、ぱちぱちと瞬き。早く起きて、弁当をこしらえようとする彼に、またも愛しさを感じた)姫様、おはようございます。一体何をお作りに…っ!?(私がまず見て驚いたのは、姫様の手についたあまたの切り傷。悲鳴にならない悲鳴を上げ、大丈夫ですか、痛みませんか、包丁は危ないというのに、と早口にまくし立てて、とにかくカラ松を呼びに走った。やがて寝ぼけ眼のカラ松を引っ張って戻ってきて、カラ松にさっさと治療してくれと頼んだ。ん、とやる気もなく返事をしたカラ松は寝ぼけながらも傷の具合を見て、大丈夫だ、と微笑んだ。その手を握ると、みるみるうちに姫様の傷が塞がっていく。私はひとまず胸をなでおろし、もうひと眠りしてくる、とぞんざいに手を振って戻っていくカラ松の背に、ありがとう、と声をかけた)   (2017/7/26 00:34:35)

三男…いけませんよ、姫様。このようなことをなさりたいなら、私に一言ことわってください(無事に済んでよかったですが、刃物はただでさえ危ないのですよと、心底安心しながら告げる。そして次に目をやるのは、テーブルの上に乗った、歪なたまごサンド。思わず相好を崩して、それを眺め。姫様をもう一度見て、上出来です、お弁当に入れましょう、と微笑んだ)   (2017/7/26 00:34:42)

三男((うあー…ごめんね、ちょっと体調が…(くら、) レス蹴りごめんけど、もう寝るね。お休み(ひら、)   (2017/7/26 00:35:18)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/26 00:35:21)

長男((おう、お休みぃ、夜遅くまであんがとね、(ひら) さーて、俺もそろそろ寝なくちゃマジでまずいし、レス返したら寝るとすっか、 (こく、)   (2017/7/26 00:36:47)

長男お、チョロ松、おは、(お早う、という言葉は最後までつげはしなかった。台所に入ってきた彼は、おそ松の傷だらけの掌を見るなり目を見開いて、走り寄る。いや、そんなに酷い怪我じゃねーよ、とか、痛くもねーし、と言ってみたが、聞き入れる様子もない。挙げ句の果てには寝ているカラ松を起こしてきてわざわざ魔法で治療させるものだから、此方の方が参ってしまった) 別に平気だよぉ。俺、小さい頃から刃物で刺されたことなんて何回もあるし、何だったら毒で死にかけたこともあるし。(幼い頃から散々暗殺されかけてきた身としては、自分でつけたこの程度の傷、大したことないのだけれど。そう言いつつも、自分の掌を大切そうに握る相手に、ああ、大切にされてんだな、俺、とどうしようもなく心臓が高鳴って) ん、あんがと、(不恰好な玉子サンドに頂いたお褒めの言葉に、へらりと笑って礼を言った。その後、他の弁当のおかずを入れる準備をする手伝いをしたのだが、包丁を使わせてもらえなかったことは言うまでもない)   (2017/7/26 00:43:53)

長男((さーて、俺もおねむだし、お休みぃ、(ひら)   (2017/7/26 00:44:13)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/26 00:44:16)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/26 00:45:16)

長男((つか、チョロ松体調悪ぃの? 夜遅くまで御免な、ゆっくり寝てゆっくり治せよ、無理すんな。(なでなで、)   (2017/7/26 00:46:03)

長男((じゃ、またな、   (2017/7/26 00:46:17)

おしらせ長男さんが退室しました。  (2017/7/26 00:46:19)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/26 18:25:00)

三男「いけません! こういうケガほど治りにくいのですから。姫様はもっとご自分を大切になさってください」(大したことはないと言う姫様に、それはいけないと首を振る。幼い頃から何度もこんな目に遭って、すっかり感覚がマヒしているのだろうか。城にいた頃に聞いたことがある。姫様のためにつくられた棺はもう10以上にもなっていると。その中で一番大きなものは、もう国王陛下ですら手足を縮めれば入れないことはないものだとか。それを思い出し、優しく手を握りながら、そんな思考も治さなければと心密かに思った。それからは二人で三人分の弁当を作った。弁当などは私にとっても慣れないものであったし、昨日のうちに買い物もしておかなかったので少々難航はしたが、それでも不足のない弁当はできた)   (2017/7/26 18:25:57)

三男『さて、では行こうか? 準備はいいな?』(朝。姫が水を飲み、また朝食も済ませ、軽めの服装に着替えた私たち三人で、カラ松の描いた陣の上に立つ。無論、ピクニックは歩いていくものではと議論はなされたが、姫の怪我も治りきっていない上、それぞれの体力を考えれば陣で飛ぶほうがいいと結論を出したのだ。その分目的地で楽しめる時間は増えるとはカラ松の弁。最終的には満場一致だった。カラ松が杖を振ると、魔法陣が優しい光に満ちた。周りすべてを光が飲み込み、その光が引くと、家の中とはガラリと変わって、広がる世界。綺麗なの花が転々と咲いている、平坦な野原。懐かしい雰囲気に目を細め、私たちの遊び場だったのですよと姫に囁いた)   (2017/7/26 18:26:05)

三男((昨日はいきなりごめんね。でも今は平気だから大丈夫だよ。心配かけちゃったね(ぽり、) じゃあ、また次に(ひら、)   (2017/7/26 18:27:00)

おしらせ三男さんが退室しました。  (2017/7/26 18:27:08)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/26 19:59:20)

長男((チョロ松が無事そうでよかった、(ほ、) ま、あんまり無理はすんなよ?(こて、)   (2017/7/26 19:59:51)

長男((そんじゃ俺は、レス返しっと、   (2017/7/26 20:00:41)

長男?いや、別にこの程度の怪我は怪我のうちに入んないと思うし、(だから大丈夫だと、言いかけたその言葉は相手の余りに真剣な眼差しに喉の奥に引っ込んでしまった。酷く辛そうな、むしろ痛そうな顔で手を眺めてくるものだから、どっちが怪我してんのかわかったもんじゃない、と顔を反らす。其れからぼそりと、此れから気を付ける、と約束した。但し、包丁の使い方は教えてほしいと頼み込んで。)   (2017/7/26 20:03:35)

長男(その後、弁当を作り終え、出発の時。陣で移動することになったため、3人揃って描かれた其れの上に立つ。魔法使いの杖の動きに応じ、辺りが光に満ち、思わず目を閉じる。再び目を開ければ、)うわぁ…(其処は先ほどの様子と一変。長閑な野原が広がっていた。広々と澄み渡る空には小鳥がさえずり、爽やかな風に吹かれて緑が揺れる。所々に咲く花は愛しく、こんな所が遊び場だったのかと、執事が多少羨ましく思えた。)   (2017/7/26 20:06:34)

長男((さーて、そんじゃ俺はちょいと風呂放置っと、(ひらり、)   (2017/7/26 20:06:53)

おしらせ三男さんが入室しました♪  (2017/7/26 20:13:35)

三男((こんばんは、と(しゅた、) ほんとに一時的なもんだから気にしないでね。ああ厄い厄い(はたはた、)   (2017/7/26 20:14:18)

長男((ただいま!   (2017/7/26 20:26:16)

長男((おう、チョロ松いらっしゃい、(にひ、) まぁ、大丈夫ならいいんだけどさ、最近暑いから、体調には気をつけろよ、(撫で、)   (2017/7/26 20:26:55)

三男(昔、私たちがここに住んでいたとき、街に出るときに使った道。あの時は何度も通っていたために踏み分けられていたそこも、整備もされておらず長年だれも通っていないため、草が腰の高さほどに伸びており、石もごろごろと散っていた。まず人が歩く道ではなくなっていた。私は少しばかりさみしさを覚えてしまったが、今はあの時とは違うのだと首を振る。カラ松も同じようなことを思っているらしいが、昨日も調べ物に来ていたようなので今更な話ではあるようだ)   (2017/7/26 20:33:47)

三男「…さて、行きましょう」(ともかく、ふたりを促して歩く。目標とする山小屋は、すぐに見えてきた。前方に見えるは茶色い煙突。蔦が巻き付き、長いあいだ使われている気配はなかった)『ほら、彼処が俺たちの住んでいた家だ。今では物置みたいなもんだが、多分おそ松には面白いものもたくさんあるんじゃないか?』「この家、お爺様の手作りなのですよ」(カラ松の過去。チョロ松の過去。姫様の知らない、私たちの生きてきた痕跡のある場所。ぎぃ、と古臭い音を立てて扉を開ける。外観と違って中は相当広い…ということもなく。今となっては3人で住むには少し狭いと感じるのは、やはり私たちが成長してしまったからなのかと感慨を感じた。少し埃っぽいが、本棚は昔のまま。魔術書なども豊富に取り揃えてあるが、魔力を持つカラ松以外には無用の長ものだ。その中に混ざっているアルバムを三人で探し、引っ張り出して埃を払う)   (2017/7/26 20:33:57)

三男「ほら、これが小さい頃の私とカラ松ですよ、一緒に寝てるところですね」『俺は5,6歳くらいか? チョロ松もそんなもんだろう。昔のことを紐解くのもいいが、少しばかり小恥ずかしいな』(何枚もの写真がそこには並ぶ。手をつないでいる写真。木に登っている写真。川に入っている写真。走っている写真。転んでいる写真。本を読んでいる写真。ツーショットばかりだ。撮影者の私たちに対する愛が見て取れる。撮影者と言えば勿論――)「――あら?」『うん?』(そこでふと顔を上げると、姫様がいなくなっていた)   (2017/7/26 20:34:08)

三男(――――おそ松にしても、それは同じだった。突然二人が忽然と消えてしまったのである。外に出たのかと戸を押しても引いてもびくともしない。閉じ込められたのだ。どことなく不穏な空気が流れる、隔絶された部屋の中。物音が全くしなくなっている空間。…ふと気づくと、知らないうちに、先程まで眺めていたアルバムが別のページになっている。チョロ松とカラ松の写真の他に、彼の知らない壮年の男の写真が一枚。パイプをぷかりぷかりとふかす人間。その貌はまったく穏やかそうでありながら、その目だけは地獄を見てきたものだけが持つ凄絶な色を帯びている。二人との会話の中で聞いていただけで、想像だけで今まで成り立っていた人間――通称、「魔王」と呼ばれた男。顔を上げると、それとまったく同じ男が立っているのがわかるだろう。彼は気づかれると、どうにも読めない笑みを浮かべ、フレンドリーに片手を挙げた)   (2017/7/26 20:34:17)

三男((ん、ありがとう。まあお互いにね(にひ、)   (2017/7/26 20:34:32)

長男(見えてきた山小屋は、蔦に覆われているところを見れば、人を遠ざけて随分と年月が経っているようだった。)ここが、チョロ松達の育ったところ――(食い入るように、その場所を見つめる。おそ松の育った城の片隅とは対照的に、質素な山小屋だが何の縛りもない広い世界。そこで、愛しい彼は育ってきたのだ。それを思えば、その古い山小屋は城以上の価値があるものに思えた。扉が開けば、やや手狭な其処に、其れでも昔の生活を窺い知れるような気がするのはおそ松の気のせいだろうか。幼いチョロ松、幼いカラ松、そして見も知らない彼らの育ての親が、仲睦まじく暮らしている様子が、浮かんでくるようだった)   (2017/7/26 20:40:20)

長男(そして目当てのアルバムを引っ張り出せば、そのページをめくっていく。幼い子供の姿であり、無邪気な笑みを浮かべて入るものの、面影はしっかりと残っていた。笑っている姿もあれば、カメラに気付かず目の前の大きな蝶に夢中になっている表情、転んだときの泣き顔まであった。お前、こんな顔で泣くんだなとからかうように言えば、こほんと一つ咳払いが返され、思わず可笑しくて吹き出してしまう。目が離せずめくっていくうちに、ぱたりと突然相手の声が止んだ)――チョロ松?(顔を上げてみれば、其処には誰もいなかった。先ほどまで楽しげに話していたチョロ松も、カラ松も、忽然と姿を消してしまっていたのだ)おい、何処にいんだよ?(俺をからかってんの、と、焦る声で呼びかけても返事もない。戸を押しても動かない。馬鹿な冗談やめろよ、と言いつつも、相手がそのような冗談は決してしないことは自分がよくわかっている。どういう事だ、、とふと目を向けたアルバムに認めた男の姿。彼らが、慕っていた、育ての親――)――チョロ松の、爺さん…?(目の前の男を認め、ごくりとつばを飲み込んだ。)   (2017/7/26 20:47:21)

長男((うわぁ、うわぁ、続き超気になるわ!(むふふ、)   (2017/7/26 20:47:36)

三男おお、声かけてもらえた。おはろ~姫様ぁ、そうじゃそうじゃ、吾輩あの二人の爺さんである。爺ちゃんと呼んでいいぞ(口調は極めて軽妙である。黒い重々しいローブをまとって、見た目の雰囲気だけは魔王の異名にふさわしいそれだった。透けた体を見れば、故人である彼は既に霊なのだと計り知れるだろう。しかし言葉の雰囲気はそれに不似合いで真逆といってもいいそれ。チョロ松やカラ松が慕っていた、育て親としての姿)よろしく…とは言うても裏切られ裏切られの経験をしとるお姫様に信頼されるのは難しいのかのう、チョロ松を介してでもなけりゃあ。まあまあ、ともかく信じてくれ給えお姫様。ビビってるだけじゃつまらんだろう。こっちとしては色々と心配事があってのう、訳あって観察していたのである。こっちに来て少し雑談でもせんか? 楽しいぞ多分(口ひげを撫でながら厳かな目でじっとおそ松を眺める。深く刻まれたシワのある顔は、ちょっと怖めのお爺さん。しかしその顔のシワをさらに深くして笑み、小さく手招きをした)   (2017/7/26 21:00:57)

三男((一応ね…今後の分岐に関わることだから今からの話はよく覚えとくといいかもよ(ふふ、)   (2017/7/26 21:01:42)

長男は、はぁ、じ、爺ちゃん?(空けた身体、重厚な雰囲気――思わず緊張に身体を強張らせたおそ松だったが、軽いその口調に思わずずるりと体の力が抜けた。何だ、この爺さんは、と言うのが率直な感想だった。初めは警戒に、いつでも逃げ出せるように身構えてはいたが、其れも馬鹿馬鹿しくなってしまうほどの言葉遣い。しかし、と思い直しておそ松はその男を見た。この男が、チョロ松とカラ松の言っていた育て親。そして――英雄であり、魔王と呼ばれた男。不思議と、疑う気は起こらなかった。その笑みに、カラ松と同じ色を見たせいかもしれない。その瞳に、チョロ松と同じ色を見たせいかもしれない。)雑談ねぇ。楽しませてくれるんなら、いくらでもどーぞ、お爺ちゃん、(その誘いに、受けて立ったと近づいた)   (2017/7/26 21:07:10)

長男((おう、すげぇ期待してっから、(ハードル上げ、)   (2017/7/26 21:07:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/26 21:27:34)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/26 21:29:06)

長男((油断してたわ。。(むぐ、)   (2017/7/26 21:29:31)

三男おうおう…こりゃ意外であるな。チョロ松の奴相当信頼されとるのかのう(すんなりと近づいてくるおそ松に、その壮年は少しばかり嬉しそうであった。二人で壁にもたれて座り、いきなり本題に急ぐこともないだろうがさて何から話したものかと少し顔をしかめた彼は)そうさのう…今は社会勉強、じゃったかの? ならば…いやあ、あの二人から戦争のことは聞いておろうし…何、聞いておらんか? じゃがまあ、吾輩が自国敵国両方の兵をほぼ殲滅したことは知っておろう。そんな訳で"魔王"とかなんとか揶揄されてるのである。まあどうせあのままだと、戦争は長引いて両国はもっと疲弊しておったしな。それに戦争を早く終わらせるという目的は達成出来た。吾輩は悪人なのであろうが、自分の所行に関して一度たりとも後悔したことはない(そういったことについて考えたことはあるかの、と片方の眉を持ち上げ、視線で尋ねる。一国を束ねる存在になるかもしれぬおそ松。彼にはそれはそれは重要なことであろうと。そういった彼の考え方によって形成される一存が、国民の命を左右することになるかもしれないのだと)   (2017/7/26 21:33:26)

三男ほっほっほ…難しい問題であるなぁ? そもそも、日常の中で戦争を正しく推し量ることは不可能なのである。一般常識は、戦争に対しては無用の長物に成り下がるものなのだ。常識は麻痺し、それ自体が麻痺することを望み始める。吾輩だって命は大切だと思っておるがなあ。それに、多くの人間を苦しめ、数多くの悲劇を生み出したのは認めざるを得ん。理論武装したって、結局は悪人である。それは否定せんよ(少し遠くを見つめ、昔を思い出すように語る。まだまだ世間知らずであるおそ松にとっては、彼の考えを正しく理解するのは難しいだろう。だが、いつもでは聞けないような話を聞くのが新鮮でもあるだろう)   (2017/7/26 21:33:47)

三男……ああ、でもやっぱりひとつだけ後悔したことがあったなぁ。吾輩が戦争で、所謂"悪魔"を使役していたことは知っておろう。そいつら、実は全員見殺しにしてしまってな。普通、悪魔はこの世界では3日も生きられんのだ。元々存在した次元の空気とは馴染まんのでなあ。連中にとっては綺麗すぎるんじゃよ、ここの世界は。戦争中は、吾輩が別次元から重~い負の気を垂れ流しておったからな。それで奴らは生きられてたんだが、戦後は止めてしまった。そしたら全員、すぐに死んでしまったよ。召喚はできてももとには戻せんでな。あれはさすがに悪かったと思っておる。吾輩自身、感覚が麻痺しとったのう…(そこまで話して、自分の話があまりにどろどろと血腥すぎることに気がついたのだろう。ふと表情を変え、どれどれ、明るい話題にでも変えるとするかのう、と呟くと同時。何かを感じ取ったように周囲を見回した)…いかんなあ。可愛い孫たちが相当心配しているようである(いくらなんでも長話だったなと少し困り顔。しかし言うべきことは他にある)   (2017/7/26 21:34:03)

三男それじゃあ最後に吾輩から一つだけ言いたいことがあるのだが…本当はコレを伝えたくて現れたんだがのう、老人の無駄話に付き合ってもらったよ。…君がどうしても、どおおおしても困って、でも自分一人じゃ解決出来ない問題に直面した時。そんな時は吾輩のところに来んしゃい。ちょこっとだけ力を貸してあげよう。でも、本当に本当に困ったときだけであるからな。少しぐらいの問題は自分で解決しなきゃ駄目であるぞ。本当にちょこっとだけ、助けてやろう! その時は願うのだ、そうすれば吾輩が君をここへ連れてきてあげよう(ほほ笑みかけながら、満足そうに頷く男。彼はきっと、おそ松にとっても、ただの恐ろしい人物ではないのだろう。優しくて力強い、博識お爺さん。だけどやっぱり、言うことが小難しい残虐お爺さん)   (2017/7/26 21:34:31)

三男…吾輩だって、ハッピーエンドを望んでいるのであるよ、覚えておいておくれよお姫様。また会おうぞ。…ああ、吾輩に会ったことは、二人には絶対に秘密じゃぞー――(背景に溶けるように、彼は消えていった。そして彼が消えた瞬間、あたりの雰囲気が突如変わった。外から撮りの鳴き声が聞こえ、風の吹く音も感じる。今までの時間が嘘であったかのように、何事もないような部屋。――いや。そこには慌てた顔のチョロ松がいて、おそ松を見つけた瞬間、泣き出しそうな顔で抱きしめてきたのだった)   (2017/7/26 21:34:41)

三男((そこまで期待されると、その、アレだけどさ…(汗たらり、) / ん、気をつけてよ(ふふ、/なでこ)   (2017/7/26 21:35:09)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、長男さんが自動退室しました。  (2017/7/26 21:54:32)

おしらせ長男さんが入室しました♪  (2017/7/26 21:54:37)

長男チョロ松以上に信頼できる相手を、俺は知らねぇよ。(自分の育てた子が随分と信頼されていることを笑うその男に、おそ松は真顔で答える。誘われるがままに壁に凭れかかると、話しかけられたのは戦争の話。その話を聞きながら、おそ松はやはり自分の世界の狭さを呪う。チョロ松に連れられて、昨日知らぬ街を歩き、世界が広がったつもりではいたが其れは只の勘違いだった。狭い城の一角で育ったおそ松は戦争を知らない。血の匂いも、銃を撃つ感触も、人を切る力の具合も。軽快な口調ではあったが、男の言葉にはそれら全てが籠っていた。何が正しくて何が間違っているか、おそ松は知らない。まだ自分の中で明確な答えは出ていない。目の前の男がしたことは、確かに正しいとは言い切れないかもしれない。但し、使役していた悪魔を皆見殺しにしてしまった話をしている時――その目に映る後悔の色を、おそ松は確かに見た。見て、思った。確かにこの男は悪人かもしれない。しかし、其れと同時に善人でもあるのだと。すべては表裏一体で、片面しか持つ人間などいないのだと。)   (2017/7/26 21:54:41)

長男(それをどうにかして言葉にしようと思っていれば、孫たちが心配しているという台詞に、辺りを見回す。勿論おそ松の目には何も映っては来ない。しかし、男は困り顔になりつつも、言いたいことがあると、此方に向き直った)―――、っ、わかった。(相手からの言葉にこくりと頷く。本当に困ったときは助けてあげようというその言葉は、おそ松にとってとても頼もしい物であった。思わず、本心からの笑みが漏れる。)有難う、爺ちゃん(自分の祖父ではないのに、育ての親でもないのに、礼と共に「爺ちゃん」という呼び方はすんなり出てきた。其れは余りにも自然で、自分でも気づきはしなかったが。――と、最後の台詞を残して消えていく男。その男に、おそ松は大声で呼びかける。最後に、どうしても伝えときたくて)有難う!あのさ、爺ちゃんは英雄だけど魔王なんだって言われてる!――けど、俺は、魔王だけど英雄なんだって思うよ!(言いたいことは支離滅裂で、伝わったかどうかはわからない。其れでも、最後に笑ったように見えたのは、気のせいだろうか)   (2017/7/26 21:54:51)

長男(瞬きをすれば、慌て顔のチョロ松。今にも泣きそうな顔で抱きしめてくるものだから、苦笑しつつその背をポンポンと撫でてやった。大丈夫だよ、此処にいるよ。何処に言ったかはよく覚えてねぇや。変な魔法でも残ってんじゃないの?そう説明するも、抱き締める腕の強さは弱まらず、此方の言葉が通じているのかどうかも定かではない。風でアルバムのページがぱらりとめくれた。開いたページ、その一枚に、彼らの育ての親の姿。先程までともにいた男。その笑みは、最後に見せた笑みと同じだと思った。)   (2017/7/26 21:55:03)

長男((く、ギリギリで退室‥(無ぐ、)   (2017/7/26 21:55:20)

三男(――私の髪はいつの間にか乱れ、服にはたくさんの蜘蛛の巣と、そこらじゅうに立った埃。息が乱れ、額には汗が浮かび、涙目でさえある。姫様を抱きしめながら、撫でられる背中の暖かさに、酷く安心した。無事で良かったと)「まったく、目を離した途端にいなくなって…本気でっ、本気で心配したのですよ…! どれだけ探したと思って…っ! 心配したんですからね!」(声を荒げると、外で探し回っていたカラ松が窓から覗き込み、慌てて中に入ってきた)『おそ松、何処に行ってたんだ。さすがに俺も心配したぞ?』(カラ松の目の中にも心底の安心が見て取れた。姫様の説明に二人で怪しみを覚えながらも、とにかく怪我はないようだしと胸をなでおろした。ひょっとすると久しぶりに客人が来たもんだから嬉しがった爺さんの悪戯かも知れんぜ、というカラ松の言葉に、すとん、とそれがパズルのピースがはまるようにしっくりときて、そういうことにしておきましょう、と、呟いた)   (2017/7/26 22:17:58)

三男(いつの間にか、とっくに昼を回っている。ひとまず外に出て、作ってきた弁当を食べた。姫様の作ったたまごサンドは三つに切り分けて、それぞれの弁当に入れてある。特別な味付けもなにもなく、むしろ潰してあってなお少し固い身、それに殻さえ混入してあった。それでも酷く美味しく感じられた)「さて、……そろそろ」『そうだな』(弁当を食べ終わって暫く雑談。その話題もようやく尽きかけた頃には、日も傾き始めていた。ついてきてください、と、姫様の手をしっかりと握る。またふと消えてしまいそうで怖かったので。そこから少し進んだ先、見晴らしがよく、街中が見渡せる丘。花が多く咲き乱れる場所に――)「…お爺様です」(そこにあったのは、立派な墓石ではなかった。そこいらにゴロゴロ転がっていそうな、どこにでもあるような大きめの石。無理やりに名前が彫られ、なんとも手作り感の溢れる墓石。その前に先にカラ松が腰を下ろし、石をジッと見つめる)   (2017/7/26 22:18:21)

三男『…今日はな、爺さんの命日なんだ』「忘れられる日ではありませんね。城仕えの時には来られませんでしたが」『ああ、お前がいなくなってからも花が枯れる時期には墓参りは続けたさ。誰も参らなけりゃ…あの爺さんのことだ、寂しがるだろう』(――先ほどの壮年は、彼らの前には決して姿を現さない。彼ら二人が、立ち止まらないよう、未来を見続けられるよう。決して彼は、姿を現さないのだ)   (2017/7/26 22:18:33)

三男((ああ、あるよね。惜しい惜しい(ふふ、)   (2017/7/26 22:18:51)

長男(抱きしめられれば、何時もは整ったその髪に埃がつきつつ乱れ、今にも泣きそうに瞳に涙の膜が張っているのを見れば、苦笑すると同時に声を荒げられ、思わず胸が強く締め付けられる。今までこんな風に取り乱し、声を荒げたことがあっただろうか。愛されているのだ、大切にされているのだと実感して、その背に腕を回し、御免と素直に謝罪して強く抱きしめ返した)大丈夫だよ、此処にいるよ。俺は、お前の傍を離れてなんていかないから。(そう何度も繰り返すと、ようやく体が離れていく。そうだ、離れられるわけないのだ。相手が、何も持たなかった自分の全てなのだから)   (2017/7/26 22:24:31)

長男(その後落ち着いたチョロ松と共にランチを食べた。チョロ松の作るおかずは美味しかったが、自分の作った卵サンドはお世辞にもうまいとは言えなかった。混ぜ方はばらばらで、不均一。しかし、それでもチョロ松がおいしそうに食べてくれるものだから、次はもっとうまく作ろうと思った)   (2017/7/26 22:26:19)

長男(――そして。)此処が、チョロ松達の爺ちゃんの…(決して見事ではない墓石を見れば、その場にしゃがみ、そっと手を合わせる)有難う、爺ちゃん、(手を合わせて拝みながら、二人には聞こえないよう小さく告げた。チョロ松を、カラ松を、育ててくれてありがとう。姿を見せてくれてありがとう。話してくれてありがとう。力になると言ってくれてありがとう。)…今度さ、卵サンド持ってくるから、(その時までには料理を多少できる様になろうと、心に決めて、)   (2017/7/26 22:30:36)

長男――なぁ、何で俺を此処に連れて来てくれたの?(しばらく手を合わせて祈りを捧げた後、おそ松はチョロ松とカラ松にそう尋ねた。二人の育った家、二人の思い出、二人の育て親。其処に自分の入る隙間などないはずだ。其れなのに、彼らはどうして自分を、こんな所に連れて来てくれたのだろう、ふと気になって、問いを口に出した)   (2017/7/26 22:32:24)

長男((次からは気をつけよ、(むぐ、)   (2017/7/26 22:33:49)

三男(姫さまから投げかけられた、もっともな疑問。私が答える前に、カラ松が照れたように視線をよそに向けた)『…墓参り、って、…普通は……いや、その。俺はあまり普通なんてわからんがな。普通は、家族で行くものだろう、家族、で…』(いつもはバカ正直で鬱陶しいほどのカラ松が、こうまで照れたような態度を取るのは珍しい。ちらりとカラ松がこちらを向いた。助けを求めているのだろうが、わざと知らん顔をしてやる)『その…迷惑に思うかもしれんが。いや、実際迷惑なことなんだろうがな…俺は、チョロ松もおそ松も、本当に血が繋がっているわけではないが…ほら、家族…だと、思っているから、な!』(ふと、お爺様が亡くなったときのことが思い出された。あの子は繊細だからのう、とのお爺様の言葉が重みを増す。幼くして両親を亡くし、"死"が悲しいことであることも、家族の尊さも知っていたカラ松。全然気にしていなさそうで、気取り屋で、タフなカラ松だが、やはり寂しい気持ちは、あったらしい。ぽんぽんとその肩を叩いてやれば、カラ松はそっとその顔をあげて、いつもよりもずっと素直な、不器用な笑みを見せてくれた)   (2017/7/26 22:41:48)

三男((それでもどうしても気ぃ抜いちゃうんだよねえ、まったくもう…(うぐ、)   (2017/7/26 22:42:10)

長男へ、…(カラ松の「家族」と言う言葉に、ぽかんとした。其れは、心の中をぷかぷかと漂う。実感がないのだ。だって、家族なんてものをおそ松は実感したことはない。父親こそ尊敬していたものの、それは所謂「家族」としてと言うより、国王陛下として、一人の偉大なる父親として、親愛の情を寄せていた。おそ松のイメージする家族とは、温かくて、柔らかくて、優しくて――)…ッ(こみあげてくるものがあり、おそ松は声を詰まらせる。暖かくて、柔らかくて、優しい――其れは、ほんの少しばかり前から始まった同居生活。共に笑い、考え、思い、――ああ、本当に、)ありがと…嬉しい、(ふわふわとおそ松の心の中に漂っていた「家族」と言う言葉は、すとんと着地し、実感を持って目の前の2人の姿を映した。)家族か、家族‥(愛しいその言葉を繰り返す。何度も口に出して繰り返して、にへらと緩んだ笑みを浮かべた)あんね、俺、チョロ松の事もカラ松の事も、だーいすきだよ、(ああ、どうやってこの喜びを言い表そう?)   (2017/7/26 22:48:45)

2017年07月23日 21時29分 ~ 2017年07月26日 22時48分 の過去ログ
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