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「《市原の脳内妄想書架》」の過去ログ

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2019年01月22日 20時24分 ~ 2019年05月23日 20時14分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

高峰玲人ザルツブルクは、古くから続いてきた街。アルプスの東の端には様々なものを置いてきた。目を閉じれば、様々なものを思い出す。街並みも、遠くに見えたアルプスの稜線も、美味しい食べ物の数々も、あの少女の笑顔も、可愛らしい冒険と逃避行の記憶も、何もかも薄れることなく、古い街の記憶に刻みつけられている。もちろん、わたしにも。決して忘れることはない記憶、懐かしいザルツブルク、二度と訪れることのない、わたしのふるさと。   (2019/1/22 20:24:08)

おしらせ高峰玲人さんが退室しました。  (2019/1/22 20:24:17)

おしらせ無名さんが入室しました♪  (2019/1/24 03:05:19)

無名その日私は死んだ。電車に撥ねられて。何のことは無い。よくある事だ。あぁ、勘違いしないで欲しい。自殺ではなく他殺だ。酔ったおっさんに絡まれて突き飛ばされただけだ。人は死の間際走馬灯と呼ばれるものを見るらしいが、あんなのは嘘だった。私が見たのは目の前に迫る鉄の塊。私を殺す死の車輪。金切音を立てながら迫るそれに私は潰された。痛みと温かさだけがあった。   (2019/1/24 03:05:25)

おしらせ無名さんが退室しました。  (2019/1/24 03:05:28)

おしらせさんが入室しました♪  (2019/1/24 12:51:05)

【もっかい読み直しても誤字の部分がわからない!高峰氏いつもあざす!次回作品期待(一礼)】   (2019/1/24 12:52:35)

【そして…無名様に乗っかる!ここは乗っかれという啓示だと思った】   (2019/1/24 12:53:44)

———では…明日は告別式の1時間前にはお集まり下さい。◯◯様は本日はこちらの安置室で私共がお世話させて頂きますので。(明日のスケジュールが書かれた書類を遺族である母親に手渡せば、疲れ切ったその様子へ労いの表情を浮かべる。突然に家族を亡くした遺族は、こちらのこの上辺だけの作ったツラを気に留めることはない。それがわかっているから、営業用の顔を作る。悲壮感に押し潰されている遺族を丁寧に見送れば、下げた頭を上げながら、眼鏡のリムに片手を伸ばす。青年の常は黒いスーツに銀縁眼鏡。今日もその色は変わらない。——6畳ほどの安置室。申し訳程度の花で飾った簡易な祭壇の前にぽつりと安置されている真っ白な柩。胸ポケットからライターを取り出して蝋燭に火をつけ、線香を香炉へと。——今回の案件は列車事故。もはや生前の面影…などのレベルではない遺体。聞けば、酔っ払いにホームに突き飛ばされたとのこと。バラバラになったであろう身体の部位を警察がどこまで回収出来たのかどうか…さぁ?それは自分にはわかりかねるところだ。)【→】   (2019/1/24 12:54:20)

(——予報では明日はかなり冷え込むらしい。)……コート…何処にしまったっけ…(ぽつりとそう呟けば、小さくて冷たい部屋を後にして。——細くくゆる線香の煙がゆらりと揺れたのは誰のせい。)【〆】   (2019/1/24 12:54:43)

【旨々諸々感謝。またのご利用をー】   (2019/1/24 12:55:32)

おしらせさんが退室しました。  (2019/1/24 12:55:36)

おしらせサリエルさんが入室しました♪  (2019/1/31 21:54:42)

サリエル... into which life and death is separated easily by a form of trigger   (2019/1/31 21:54:48)

サリエル(眼前に広がる光景はいつもと違い明るく清潔感が溢れている。整えられた区画、管理が行き届いている緑地。雑多で混沌としてる旧トーキョーとは月とすっぽんな富裕層が暮らすネオトーキョー地区。今日は一発ズドンの簡単なお仕事。視界は良好、暗殺日和で何よりといえよう。科学の進歩は殺傷兵器にも及んでおり、スコープには様々な情報が映し出されている。勿論、オプション装備だけど。―――人生とは選択の連続である。どっかの誰かが言ったらしいがこの仕事をしてると深く納得出来る言葉だなと思う。例えば、あたしの後ろで横たわってる彼。この時間は留守の筈だった。なのにここに戻る選択をしてしまったためあの世に逝くことに。無関係な人を殺すのは気が引けるけど不慮の事故。後で「葬儀屋」に電話しよう。あたしは地獄へしか送れないけど彼ならきっと天国へと送ってくれるだろう。)   (2019/1/31 21:55:13)

サリエル(そろそろ仕事を片付けてしまわないとね。スコープを覗いて必要な情報を読み取ったらライフルを微調整。トリガーに添えた指に力を込めれば終わり―――が、多いけど今日はちょっと趣向を凝らした演出で。放たれた凶弾が捉えたのは人の肉体ではなく、青々茂る芝生に転がっていたスケボーの端。掠る程度の距離だが狙い通り。弾かれたスケボーが一回転して子供用のゴムボールに当たるとその衝撃でころころと転がっていく。それを追いかけるように、無邪気な笑顔で手を伸ばしながら走る小さな子供。芝生を抜け出て、アスファルトへと―――。そこまで見届けてから顔を上げて、ライフルを分解し始める。) ……胸くそ悪い依頼ね。(嫌悪感を表すように険しい表情で吐き捨てた。―――スーツケースを引きながら高級マンションを出れば遠くでサイレンが鳴り響いているのが聞こえる。) ――……急なのは悪いと思ってるけど。特急料金払うからよろしくね。住所はメールする。(電話の相手は「葬儀屋」だ。このマンションで不慮の事故に見舞われた男の「葬儀」のお願いのためだ。要件だけ伝えれば相手が何か言っててもお構い無しに電話を切ればメールぽちぽち。)   (2019/1/31 21:55:41)

サリエル――本日午後、ネオトーキョー地区の…………事故に遭ったのは5歳の男の子とその母親…………搬送先の病院で死亡………―――。〆   (2019/1/31 21:55:58)

サリエル【お部屋ありがとうございました。お目汚し申し訳なく!(土下座)】   (2019/1/31 21:56:39)

おしらせサリエルさんが退室しました。  (2019/1/31 21:56:47)

おしらせ犬鹿蝶さんが入室しました♪  (2019/2/3 17:26:22)

犬鹿蝶【ソロル置きにお邪魔しますー】   (2019/2/3 17:26:36)

犬鹿蝶(冬の繁華街は、まるで闇夜に怯えるようにぎらぎらと照明を輝やかせていた。それは人類が持っている根元的な闇への怯えを、いっときの欲望を発散させることで忘れようとしているようだ。俺は雑踏にまみれながら、そこに蠢くかつては同胞だったニンゲン達の顔を見た。──無知に繁栄しようとする愚か者たち。進化という下り坂の留め方を知らぬ乳母車のなかの赤子。無邪気に破滅へと向かう、その愚かな顔たちを見るにつれて、かつての俺のニンゲンだった部分。テラシマショウゴの表情は頑なになりながら、少しずつ黒いギアを回していった。…………俺を構築する数多の部品のなかの、その一つの極小の疵を、ニンゲンは記憶と呼ぶ。他人の日記を読み流すように、そのページを辿ればこの肉体のかつての所有者は正義感の強い漢だったと言う。他人の笑顔を自らの喜びと覚え、遠く離れた世界の片隅でしかない場所で起こっている眉をしかめる実情を聞きつけては自らの無力感に拳を白く握りしめる──まるで『奴』のようじゃないか。青年・テラシマショウゴはある時、事故に遭いその体を欠損させる。死に瀕して担ぎ込まれた肉体を人智の埒外で修復させた者達がいた)   (2019/2/3 17:26:51)

犬鹿蝶(テラシマショウゴの生存の代償に産まれたのが俺だ。表面のニンゲンの皮を捲れば、そこに現れる鋼の躰。心臓の代わりに埋め込んだ縮退性内燃炉が起動成功したとき、かつての記憶を炎で全て焼き飛ばし、俺はニンゲンを破壊する装置になるはず──だった。欠陥品・ディファクトの名称を取ってディーワンと名付けられた、俺の名だ。滅ぼすべきニンゲンの記憶を残しながら、修復者どもに屈服する恭順さすら持たずに、植え付けられた破壊条項を破壊することができない、欠損されたデストロイヤー。──そんな俺に弟であり息子がいると知ったのは、ようやく自らの躰の制御と修復を己がものにできるようになった頃だった。ディーワンの躰を構築する技術とプロセス、まったく同じくして生み出されたそいつはテラシマショウゴの正義感のままに鋼得た俺だった。修復者の裏切り者、俺の時には存在しなかったニンゲンの良心で行動した技術者が『失敗からの反省を経て行動した結果』奴は産み落とされた。ニンゲンたちが未だに修復者の手に落ちぬ証が、奴の生きている鼓動であり、戦果そのもの。今も聞こえるその血脈が、俺の破壊プログラムを加速させて、力を奮わさせる)   (2019/2/3 17:27:02)

犬鹿蝶(今も聞こえる、その駆動音。奴の躍動するプログラムが俺を共振させる。憎い、憎い、奴が──にくい。衆人のさなか蹲り、障害物へと化したテラシマショウゴを咎める市民の声、それに応えるは)『──超人』(起動音を震わせて、俺はビルへひと蹴りで飛び上がった。一秒を数百に切断する瞬時の間でもって、ニンゲンへ擬態したかつての器から剥き出しの部品を晒す鈍色の躰と灼熱の危険色を発するディーワンへと可変する。生物が捉えることのできないその一瞬すら惜しい。高層ビルの壁から壁へ、コンクリートをひび割れさせながら向かうは、奴のもと。破壊プログラムが結びつけるありか。異形なる技術で生み出されたこの俺の名が欠陥品ならば、それを生み出した、ニンゲンも、修復者も、奴も、そして俺すらも全てが過ちだ。破壊せねばならぬ。闇夜を切り裂く金属音が聞こえる。奴と、ニンゲンを征服せんと生み出された超越矮生体が生命賭す修羅となって対峙するその真っ只中に降下しながら、アームカバーのスリットが開き、肘から射出されたブレードを心臓炉から纏った炎が赤熱させ、腕の一振りにて焼き、斬り、屠る!)   (2019/2/3 17:27:16)

犬鹿蝶(俺の敵、俺の憎悪を一身に向けるべき最初の犠牲者。最大の敵、俺の成功品──いいや、奴こそが俺の欠陥。この世界の過ちを正し、そして俺だけが唯一の完成された存在になるまで、俺は破壊の限りを尽くそう。焼き切れ二分された異形体の骸が火花を上げて爆散して、その熱波が街路樹を舐め上げてちりちりと焦がす。その中から生まれ出るように踏み出して、それすら上回る憎悪の炎を心臓の代わりにしながらアスファルトを溶かし歩み進める)殺す、殺す……。貴様を──殺す! 逝くぞ!!(死をかけた苦しみを味わう、その刻の為だけに生き、此奴を危機に瀕せす為に俺は生きている。俺はディーワン。欠陥されたデストロイヤー)   (2019/2/3 17:27:34)

犬鹿蝶【ヒーローものの敵役がモチーフ。お邪魔しました】   (2019/2/3 17:28:40)

おしらせ犬鹿蝶さんが退室しました。  (2019/2/3 17:28:43)

おしらせ西川栄一郎さんが入室しました♪  (2019/2/3 20:22:32)

西川栄一郎【初めてお邪魔させていただきます。また、お部屋お借りいたします。 脅されたので某剪定ソロル?を落としに参りました……(震え声)】   (2019/2/3 20:23:40)

西川栄一郎(もげた。目前に力なくぐったりと倒れ込む“ブツ”を見つめながら、どうしたものかと首を傾げた。死んでから暫しの時が過ぎていたが、体の一部がちぎれ落ちるなんてことは初めてのことだった。死んでいる以上誰と肌を重ねることは叶うことはない。霊体は食事をしないし、排尿も必要はないのだ。だが、だからといって男のアイデンティティが体から離れるのはどうかと思う。肉体はとうの昔に滅んでいる割には、生々しく縮こまったそれは痛々しい。そのまま床に置くのも心持ち不衛生かと指で摘んではいるが、どうにもいい気はしない。これではパンツを脱ぎ下半身を露出しているようなものだ。生きている内であれば救急車だ病院だと頼れる機関は揃っている。しかし、霊体にはそんなものはない。時たま、肉体を失った同士を見かけることは合っても、会話はままならないのだ。) せめて許可を取ってくれたらまだよかったのになあ(今から君の体から離脱します!と叫ばれたところでよし、いいぞ!と快活な返事はできまい。しかし、成仏もできない最中、ふわりと中を漂った矢先にぽろりともげる方がショッキングだ。相棒ならぬ愛棒に何故かと語りかけても答えることはまずない。)   (2019/2/3 20:23:56)

西川栄一郎困ったなと肩を落とし、改めて下着の中に手を突っ込み千切れた“ブツ”を押し付けてみるが……ダメだ。力なく浮かび上がり鼻先を掠めていく。そんな虚しいことを繰り返してどれほどの時間が過ぎてしまったか。霊体になって以降、時間の経過がかなり危うくなっていた。) まさか、死ぬまで……死んで以降も童貞だったから嫌気でも差されたのかねえ……(そうであれば申し訳ないという気持ちは涌き出でる。いつまで経ってもマスターべショーンでしか満たされぬソレはもういい加減我慢の限界だというのか。だが、何の相談もなく……と一方的な会話は堂々巡りを始めかけた。その矢先、鋭い悲鳴が背後から響いた。振り向けばまだ若い女生徒がこちらを伺っている。何か忘れ物でもしてしまったのだろうか。仄暗い自習室の中、恐怖で見開かれた女生徒の瞳が大きく見開かれてこちらを凝視ししていた。) あれ……?もしかして、君……。見えてる?(学内を宛てもなく漂い続けていた身だが、誰かにその存在を認知されたことはなかった。長らく認識されていなかった寂しさや孤独感がたちまち霧散していく。自分でもその表情が喜びに満ちるのを感じた。)   (2019/2/3 20:24:06)

西川栄一郎 見えているんだね?ねえ、君、名前は? ああ……、ごめん。僕は西川栄一郎。驚かせちゃったかもしれないけど、悪い幽霊じゃないよ(入り口に立つ女生徒をこれ以上怖がらせてはいけないと右手をスッと差し出した。握手、のつもりだった。しかしようやく誰かに認識された喜びですっかり頭から抜け落ちていた。右手にはちぎれた男根を握ったままだということを) 「っち、ちんこ!!ちんこが浮かんでる!!」(女生徒の視線は自分ではなく、差し出した右手を注視している。怯えきった視線にまさかとは思い、右手にしたソレを自分から見て右側へと放った。弧を描いて飛んだソレに女生徒はまた悲鳴をあげた。視線はもちろん男根を追っている。) 「いやあっ!横にっ、横に飛んだ!?」   (2019/2/3 20:24:41)

西川栄一郎(やはりそうだ。女生徒には自分の姿が映っていない。彼女の目に映るのは自身のちぎれたブツだけ。大きく見開かれたままの瞳からボロボロと大粒の涙を零しながら走り去っていく。当然の反応だ。ちょっと入った自習室の中に男根だけが浮かんでいたら、それが突然目前に飛び込んできたかと思えば、いきなり横に弧を描き飛び上がるとなれば。男根サイドに勃(立)って考えうるなら、本体と決別することで満たされなかった女性への承認要求を満たそうとしているのか。考えても声をかけても激昂したところで、自分の下肢から離れてしまったブツは語らない。しかし、それはいつしか、離れた時と同じように突然自身の下肢へと戻ったのだ。 夜遅く、二階の自習室に女生徒が一人で入ると、男根が襲いかかってくるという噂が蔓延することで承認要求を満たしたのだとは、それに満足して本体の元へと戻ったのは知りようもなかった。)   (2019/2/3 20:24:46)

西川栄一郎【以上です!初めて落とすソロルがこれで本当に部屋主様ごめんなさい!(土下座) 何か問題等ございましたらお叱りいただければ……!以上にて失礼いたします】   (2019/2/3 20:25:56)

西川栄一郎【お部屋ありがとうございました。】   (2019/2/3 20:26:08)

おしらせ西川栄一郎さんが退室しました。  (2019/2/3 20:26:11)

おしらせ高峰玲人さんが入室しました♪  (2019/2/9 21:40:54)

高峰玲人『おお友よ、このような旋律ではない、このようなものよりも、もっと快く歌おう、喜びに満ちて。』スキー場のゴンドラ山頂の駅につくと、私は耳からイヤホンを引き抜いた。続きはハミングで歌えばいい。もっと心のままに歌おう。歓喜の歌を、聞いていた第九の四楽章の続きを。ゴンドラのスキーラックから板を下ろし、薄暗いゴンドラステーションの建物から出ると、そこには、見渡す限り抜けるような青空と、白い山々の稜線と、緩く浮かぶ雲がいくつか。晴れているにも関わらず、何処かからはらはらと雪片が舞い散り、山の女神が歓迎の舞を踊る。地上ではとても臭くて言えた台詞じゃないが、この山の頂の蒼空の中なら何の衒いもなく言える。世界よ、あなたは美しい。吹きぬけた風を感じたくて、帽子を脱ぐと風が髪を掻き上げてゆく。耳を撫でてゆく冷たい大気の指先、自分の呼吸、足元で雪を踏みしめる音、跳ね上がる自分の心臓の律動。この旋律よりも、心のままに歌おう。喜びに満ちて。宣言しよう。諸君、私は雪山が好きだ。雪面を滑り降りるのが大好きだ。   (2019/2/9 21:41:10)

高峰玲人Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium. 『歓喜よ、神々の麗しき霊感よ、天上楽園の乙女よ。』今日はまだ誰も跡をつけていない、早朝の圧雪されたバーンの上には粉雪が薄く粧われていた。白い肌を思わせるそこに漕ぎ出してゆけば、雪の上を滑ってゆく、スキーの板と雪面が触れ合う、かすかな囁きが愛おしい。豊かな乳房のような形の斜面を滑り降りてゆけば、速度が上がってゆく。奥歯を噛み合わせて口の端を上げて獰猛に笑う。これを待ちわびていたのだ。彼女の白く彩られた肌に滑りぬけた跡が残る。膝を曲げて、板のエッジを立てて曲がるたびに悲鳴のように白く粉雪が散る。しばらく下ると、自分の軌跡を確かめたくて、一際雪を跳ね上げてコースの端に止まる。掻き散らした雪煙の中の、雪の結晶が陽の光に細かくちりぢりと輝く。歩みを止めることですら歓び。そのようなものを、私は他に知らない。   (2019/2/9 21:41:37)

高峰玲人Wir betreten feuertrunken. Himmlische, dein Heiligtum. 『我々は火のように酔いしれて、崇高なる者、歓喜よ、汝の聖所に入る。』山頂を振り返れば、自分の跡が、今朝はまだ誰も触れていない山肌に残っている。二本の指で残したような跡が、いくつもの曲線と直線を描いて、山頂から足元まで辿ることができる。そのことに満足して薄く笑うと、コースから外れてゆく柵の切れ目を探す。バックカントリー、コース外。それは本来は滑ることを許されていない、未圧雪の誰も踏み荒らしたことのない、自然が剥き出しの場所。そこに脚を踏み入れるのは戻れない火遊びだ。スピードを抑えられなくて、木に頭を打ち付けて、時々、人が死ぬ。それを覚悟できる者だけが味わえる喜び。深い谷間へ、その底へと急斜面を降りてゆくと、膝まで埋まるような粉雪。声をあげて叫ぼう、踏み荒らそう、蹂躪しよう、この汚れなき聖所を、思うがままに。   (2019/2/9 21:42:10)

高峰玲人Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt. 『汝が魔力は再び結び合わせる、時流が強く切り離したものを。』管理されたバーンも、未圧雪なバックカントリーも、その二面性で俺の心が囚われる。取り繕ったような澄ました顔をしているくせに肌に跡を残されるのを待つ女、何もしないと言いながらも剥き出しの心で荒く抱かれるのを待つ女。「裏」には、切り立った岩、放置された倒木、木の切り株、ありとあらゆる危険が詰め込まれている。その危険に踏み込んでしまうのは、あなたが魅力的だから、それ以外の理由がありえない。歓喜の歌を口ずさむ余裕もなく夢中で深い雪の中を、腰まで埋まってしまうのではないかと思われる中で泳ぎ、溺れる。段差で飛び、木の切り株に作られたマッシュを踏み抜くと、粉雪の塊が爆発するかのように散り、風に吹かれて舞い上がる。まるで女が叫ぶかのように。   (2019/2/9 21:42:43)

高峰玲人Alle Menschen werden Brüder, Wo dein sanfter Flügel weilt. 『すべての人々は兄弟となる、汝の柔らかな翼が留まる所で。』バックカントリーを抜けてしまえば、もう麓へと近くなる。終わることはいつも名残惜しい。しかしそれは新しい次の始まりでもある。何度も繰り返し、何度も跡を残し、何度も新しい発見をする。晴れの日も曇りも、凍りつくような冬の日でも、強い風の地吹雪で白く何も見えない日も、全ての瞬間の一つ一つが美しく愛おしい。緩やかな斜面ではシュプールが大きく弧を描く。再びハミングを始めよう、止まってしまった歓喜の歌を。スキーの板が雪面を滑ってゆく音、ストックの先がかりかりと雪面に軽く爪を立てる音も、踏みしめる雪の音も、息遣いの音も、多くの音が此処にあり響き合う。次のリフトに乗るために止まれば、ひとひらの雪片が肩に寄り添うように舞い落ちた。歌おう、喜びに満ちて。私は、雪山が、あなたが好きだ。心から愛しているよ。   (2019/2/9 21:43:28)

おしらせ高峰玲人さんが退室しました。  (2019/2/9 21:43:41)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが入室しました♪  (2019/2/11 03:41:57)

有江まりえ♀2年【西川さんのロルからの勝手な連想になります。深夜に失礼しまして。】   (2019/2/11 03:43:13)

有江まりえ♀2年(記憶にあるうちでは、今年初めての雪だった。天気予報士の言う通り、昼過ぎから降り始めた雪は、降り始めたばかりでその一片がまだ未熟であるから、ビルの合間で巻く風に乗って、地面と水平に飛んでくる。新しいコートで雪に降られながら歩きたかったから、傘は持って出なかった。正面から遮る物なく飛んでくる雪は右の瞼を打ったあと、羽毛よりは角のある程度に肌の上を跳ねてすぐ、体温によって飛沫に変わると頬に滴り、張り付いた。歩きながらそれを手の甲で拭うと、MP3プレイヤーから伸びるイヤフォンコードに手が掛かり、右のイヤーパフが耳腔から半分ずれ落ちる。歩きながら音楽を聞くのが好きで、その際に耳からイヤホンが外れるのが嫌いだ。先程、氷片が瞼を打った時も閉じなかった右目を、その上の眉ごと歪めて不快を示してから、再び元の位置にそれを戻そうと、右手を右耳に宛がった。)   (2019/2/11 03:44:10)

有江まりえ♀2年やっぱ、コードレスにしよ。(強めにイヤーパフをねじ込みながら、月末の入金日までの残りの日数を頭の中で数えてみる。目当ての白いプレイヤーを想起すると、すぐに機嫌も良くなって、ベースの音に合わせて足を運びながら、先を急いだ。約束の時刻には、どうせもう間に合わないだろうが、言い訳するためにも急いだ体は出しておきたい。)   (2019/2/11 03:44:38)

有江まりえ♀2年(歩くにつれて、イヤフォンのそれよりも外音のベース音が強くなる。待ち合わせたショッピングモールの入り口付近、普段からフリーマーケット等の地域イベントに活用される多目的広場には、今日は特設ステージが設けられている。「Dancing In The Street」とプリントされた横断幕の下をくぐって広場に出ると、一際大きく空気を打つステージスピーカーの音。イヤフォンを外すと、コードごとコートのポケットに押し込んだ。ステージ前にはこれまた据え付け、並べられたパイプ椅子で構成される観客席が、雪の中であるにもかかわらず、半分ほど観客で埋まっている。モータウン黄金期のヒットナンバーが冠されたこのイベントは、地元のダンススクールが主催する発表会で、パイプ椅子に座っている人たちも大体が出演者の家族であるから、当然と言えば当然なのだけれど。)   (2019/2/11 03:45:04)

有江まりえ♀2年(ステージの上では小学生くらいの女の子たちが、ダンススクールのロゴの入ったTシャツの上に、白いダウンジャケットを羽織って踊っている。聞いたことはあるが曲名の分からないダンスナンバーに合わせて揺れながら、視線をそのまま横に動かした。ステージ横の予定表には出演チームが順に並んでおり、見るはずだった友人のダンスチームの出番は、この子たちの二つ前に終わってしまっていることが見て取れる。舞台裏かどこかで自分の悪態をついているであろう友人を思って口の端を曲げて自嘲すると、予定表の貼り出された立て看板の、さらに横で、左右に振られる掌が見て取れた。ステージと重なって見えるショッピングモールの建物の一階部分には、去年の秋から大手チェーンのシアトル系コーヒーショップが入店している。広場に面して大きくガラス張りになっているその入り口付近の四人掛けに友人の顔を認めると、それに気が付いた彼女が、左右に動かす掌を手招きの動作に移行した。勿論声は聞こえないが、彼女の開け閉めする口の動きで、何を言っているかが伺えるから、小走りにそちらに向かって見せた。)   (2019/2/11 03:46:15)

有江まりえ♀2年(ステージ脇から入り口横の四人掛けまでの間に一応考えた言い訳は、披露する間を与えられなかった。店内は暖房が少し強いくらいに聴いていて、ロゴの入ったTシャツ姿の彼女は、踊り終えた直後の興奮をまだ頬に残しているように見えた。コートを肩から外すべく手を動かしている間に、先ほどの雪と同じように正面から、瞼に彼女のよく通る声が飛んできたから、瞼を瞑って首をすくめて見せた。)「絶対間に合わないと思ったんだよねー。」(出迎えの台詞の語尾、「-」の部分にたっぷりと非難の色を乗せながらも、彼女の顔は笑って見えたから、そのまま彼女の向かいのソファに腰から飛び降りる。思ったよりも柔らかいクッションが腰を飲みこんだから、傾いた上体を支えるべく、つっかえ棒のように掌をソファに乗せる必要があった。)   (2019/2/11 03:46:59)

有江まりえ♀2年ごめん。 「座る前に謝れ。」 だからごめんて。(再度謝ってから、彼女が飲んでいるグランデサイズの容器の中身を聞いて、のちにステージの出来を確認する。上機嫌だから聞くのであって、内容はもちろん想像通り上々だった。)「ヤマワキさんが撮ってるからさ、動画。後で見てよ。」(スクール経営者の名前を上げながら、配信サイトのURLを私に送信すべく、スマートフォンの画面の上を滑る彼女の指先が、途中で止まる。)「ふはっ。」 ん? 「いや、ヤッコがさ。」(クラスの共通の友人の名前を上げた彼女は、どうやら私に話そうとしていたネタを思い出したらしかった。台詞途中にニヒヒと、癖のある笑い声を挟みながら、ヤッコの話が彼女越しに始まった。)   (2019/2/11 03:47:23)

有江まりえ♀2年「だからさ、アレが飛んでたんだって。」(彼女はダンスほどには解説が上手くないから、話の内容がきちんと理解されるまでに、三回のリテイクが必要だったが、まあ内容もぶっ飛んでいたから、彼女のせいばかりでもない。ヤッコが夜の校舎で見たアレは、彼女の前で水平移動したらしい。)「で、叫んだらしいのよ、『ち、ちんこが飛んでる!』って。」(ヤッコは点滅する歩道信号を堅守する、石橋を叩き続けること自体に使命を感じるような、真面目な子だ。その彼女が夜とはいえ校内で男性器の俗称を叫ぶ姿を想像して、私たちは周囲の咎めるような視線も気にせずに、ヤッコの台詞を繰り返しながら、ケタケタと声を立てて笑う。弾んだ息がやや静まってから、彼女がさらに、事件の顛末を語りだした。)「でさ、学校休んでるからさ、お見舞い行ったんだよね。バナナ持って。」 なんでバナナよ。 「美味しいじゃん。でさ、ヤッコが私に聞くわけよ」 なんて? 「AかBか」   (2019/2/11 03:48:01)

有江まりえ♀2年(くつくつと喉を鳴らしながら、テーブルナプキンに彼女が書き付けたのは、バナナの絵だった。Aと記された方の絵は、普通にバナナの絵。Bの方は、半分まで皮が剥いてあった。そこまで書き終えて、堪えられないという調子に彼女が笑い崩れるから、恐らくは想像通りの暗喩なのだろうと察して、私も咳き込んだ。ヤッコは彼女の前でお見舞いのバナナを剥いて見せながら、おずおずと切り出したらしい。)「い、いや、トーヤ君はさ、(咳き込む間)Bらしくてさ」(トーヤとは、ヤッコの彼氏で、私たちとも面識のある男子だ。)「と、飛んでたやつはAだったらしくてさ、ど(咳き込む間)どっちが、正しいのか、って」 あはははは!   (2019/2/11 03:48:53)

有江まりえ♀2年(効きすぎの暖房の効果もあって、笑い過ぎた喉が内側で渇いて張り付いてきたように感じられると、彼女のグランデが羨ましくなる。この調子だとまだ話は続くだろうし、入店直後は冷たい飲み物を頼む気はなかったが、もう一度彼女のグランデの中身を聞くと、彼女も同じものを私に頼んだから、新発売のそれを二つ注文すべく、カウンターに向かった。同い年ぐらいだろうか、黒いシャツに胸まであるショップカラーの緑のエプロンを身に着けた男子に笑顔で出迎えられると、先ほどまでの話題の内容が聞かれていたような気がして少々後ろめたくなった。いや、聞かれていたかな、この笑顔は。嫌味ではないが、整った造形の内の目元、口元に、営業スマイル以上の笑みを感じて、頬が上気するのを自覚したから、注文中も視線を逸らせた。)『グランデでよろしいですか?』 あ。はい。(問い掛けに見返し見上げた視線が、受取口の赤いランプに向かう間もこちらに向かっているように感じて、赤いランプ前でもう一度振り返る。音は伴わなかったが、先ほどの立ち位置のままの彼の口元が何度か開いて閉じて、私は小首を傾げながら、連想した台詞を口にした。)見間違い、僕も、Bです?   (2019/2/11 03:50:24)

有江まりえ♀2年【勝手に生き返らせましたが、無視して頂いて結構です。自己満足完了しました、どもども。お部屋ありがとうございました。】   (2019/2/11 03:52:32)

おしらせ有江まりえ♀2年さんが退室しました。  (2019/2/11 03:52:42)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが入室しました♪  (2019/2/16 08:35:38)

鹿谷あき♀2年【失礼します。季節ものソロルを置かせていただきます。】   (2019/2/16 08:36:29)

鹿谷あき♀2年(小さなクリーム色の陶器の鍋には、刻んだチョコレートがたっぷりと。それを置いた台座の中では、金属の容器に入った固形燃料がめらめらと燃えていて、鍋底をあぶる。彼に果たし状のようにバレンタインの約束を取り付けておきながら、しばらく悩んでいた。プレゼントの内容が決まらないからだ。かなり背伸びをして高価なものを贈ろうか、何度も失敗しながらでもいいから手作りにこだわろうか。そもそも、バレンタインデーは愛する人にチョコレートを贈る日で正解なのだろうか。このイベントが、好きな人に気持ちを伝えるための儀式であるという一面を持っていることは流石に知っている。気持ちを知ってもらうと言うのなら、いつだって言葉も行動も惜しまないで……その、どれくらい好きなのか……伝えているつもりだから今更感ありだ。日頃の感謝を込めて、そういうものある。とても大事にされている気がするから、それこそ言葉にできないくらい『ありがとう』って思ってる。それが伝わればいいのかな。)   (2019/2/16 08:36:48)

鹿谷あき♀2年(時間をかけて温まった土鍋の熱が、チョコレートを溶かし始めた。生クリームを少しずつ加えながら、そっと細い木べらでかき回す。温度を下げないように、泡立たないように、光沢のある深い色が消えないように。ひとつかき回すたびに、カカオの甘い匂いが波紋を描いて広がって部屋を満たすみたいだ。チョコレートって華やか。溶ければ滑らかで、固まれば艶やかで、独特の香りをふりまいて惹きつけて……私を見て!私に気が付いて!ねえ、存在感あるでしょ!……なんて主張の激しい食べ物だろう。これと恋する気持ちを繋げてしまった人は凄いと思う。こうしてひとり準備しているだけで、ふつふつと内側から胸が熱くなるような感情が沸き起こるから。そんな単純なのは自分だけかもしれないけど。)   (2019/2/16 08:37:29)

鹿谷あき♀2年(しっかりとクリームと混ざって、均一でやわらかなとろみがあれば、そこで木べらを静かに抜く。台座の燃料に蓋をして火を止め、あとは鍋の余熱で保温するだけ。隣にはイチゴがぎっしりとならんだお皿と、細長いフォークが二つ。玄関が開く音がしたらお出迎えに飛び出して、甘いチョコレートの匂いに気が付いた彼に言うのだ。「ハッピーバレンタイン!一緒にチョコフォンデュしようよ」って。鍋の底に薄く残ったチョコレートを最後のイチゴがからめとるまで、その楽しい時間を一緒に過ごしてほしい。伝えたいことも望むことも、これで全部。これが私の気持ちだ。)   (2019/2/16 08:37:50)

鹿谷あき♀2年【場所ありがとうございましたー!】   (2019/2/16 08:38:13)

おしらせ鹿谷あき♀2年さんが退室しました。  (2019/2/16 08:38:22)

おしらせ高峰玲奈♀1年さんが入室しました♪  (2019/2/25 01:01:20)

高峰玲奈♀1年【はじめまして♡お兄ちゃんに教えてもらったので、バレンタインと卒業式のソロルを書かせてもらいました♡】   (2019/2/25 01:01:27)

高峰玲奈♀1年1年○組、高峰玲奈。身長197センチ、89キロ。スリーサイズはヒ♡ミ♡ツ♡の恋する純情可憐乙女。握力96kg、片手でくるみを余裕で潰せる程度。趣味は刺繍。2年に兄が一人。好きな言葉は『筋肉は全てを解決してくれる』。レスリング部とバレーボール部を掛け持ちし、霊長類最強を超えた太陽系最強女子と呼ばれ、彼女のクラスでは女生徒へのストーキング行為や嫌がらせは彼女のもえもえきゅん☆な説得力(物理)によって全てが解決される。バレーボールではセンターを努め、そのブロックの高さからバベルの塔と称され、あまりのスパイクの激しさに対戦車砲と呼ばれ、たとえ試合といえどもレシーバーの顔面を狙い「撃破」することは固く禁じられたという。決して彼女を「ゴリラ」などと呼んではならない。それは禁じられた召喚呪文である。三国志を知っている者なら天下無双、呂布奉先の名を聞いたことがあるだろう。平成の最後に蘇った武神であり万夫不当、それが彼女、高峰玲奈である。決してゴリラなどと呼んではならない。怒りに満ちた呂布に逆らってはならない。繰り返す、決してゴリラなどと呼んではならない。呂布に逆らってはならない。   (2019/2/25 01:01:48)

高峰玲奈♀1年そんな彼女にも恋する対象がいた。3年のK先輩。彼の端正な顔を見ていると心がざわめき、処女だというのに交尾ばかりを夢想してしまい、心を鎮めるため煩悩退散とばかりにサンドバッグに手刀と拳を打ち込む日々であった。「邪ッッッッッッ!!!!」この一年、いつかこの思いよ届けとばかりに毎日毎日欠かさぬ正拳突きと鍛錬、そして乙女心。いつしかその思いと拳は鋼のように鍛えあげられていた。2月13日、バレンタインデーの前日。彼女の思いをしろしめすかのように、手刀は深々とサンドバッグに突き刺さり、ザザザと砂が床に山となるのであった。ニタァ、高峰玲奈は嗤った。これならば、この拳ならば、彼奴に届き、確実に肺腑を抉り、五臓六腑を引きずり千切り出し、掌中に収めることができようぞ!我が武は此処に完成す!天下よ刮目せよ!…翌日のバレンタインデー、K先輩の机には熊の丸焼き、そして新鮮な熊の肝臓が届けられた。ジビエは手作業で丁寧に血抜きするのが良しとされる。「胃袋を(素手で)掴むものが男を制す」、まさしく恋する乙女は天下無双である。   (2019/2/25 01:02:16)

高峰玲奈♀1年そんな彼女の求愛には気づかぬK先輩にも、卒業の時期が近づいていた。卒業式といえば第二ボタンである。高峰玲奈は決意した。数多くの身の程知らずの悪逆な女生徒を除き斥け、その貴重な第二ボタンを守り抜き、今度こそ彼の心を掌中に収めねばならぬ。この戦いこそ天下の分水嶺なり!陶冶せし武と乙女心は此の日の為である!敢闘奮励し確実に男心を粉砕せよ!玲奈は臥薪嘗胆、雌伏し決行の時を待った。どの場所であれば確実にその男を屠り、否、告白が受け入れられるか、その軍略の全てを振り絞り策を練り上げた。彼が卒業式の後で必ず通るであろう、桜並木のとある大木の下。この樹の下で想いを告げれば必ずや成就すると言う。襲撃は此処で行うべしと定めた。神算鬼謀と磨き抜かれた武の結実、K氏の第二ボタンを奪い取ることはもはや児戯に等しい。…いざ、卒業式!皇国ノ興廃此ノ一戦ニ有リ!   (2019/2/25 01:02:58)

高峰玲奈♀1年襲撃場所と定めたその場所、『AGAWAWAEA! WAAAAAHAAA!』彼女は雄叫びをあげると、愛しい彼の下へと突撃を敢行した。その愛しき首級を、第二ボタンを挙げよ!匹夫たる有象無象の女生徒を撥ね飛ばし、怯えた顔の愛しき男への突貫。まさしく万夫不当、遼来々、遼来々。鬼神たる表情の彼女が第二ボタンへと手をかけた瞬間、鍛えられたその武が、自然と彼の胸に掌底の打撃を与え、肋骨をへし折るのであった。そして彼女はポキリと軽い音で折れる可憐な骨の音に慄いた。何たる脆弱!貧弱!貧弱ゥ! URYYYYYYY!!! 私の愛した男は決してこのような惰弱な男ではないッ!否、否、三度否!我が思いを受け止めよッ!玲奈は彼の胸の内を確かめるべく、鍛え抜いた重い拳と乙女心で連撃を加えると、彼の心も肋骨も全てへし折れてゆくのを聴いた。彼の心の中には玲奈は住んではいない。そのことが彼女の心を千々に砕き、愛を喪う哀しみの叫びをあげ、その男に致命の一撃となる追撃を見舞うのであった。   (2019/2/25 01:03:31)

高峰玲奈♀1年遂にその男、K氏は玲奈の足元に斃れた。玲奈は愛深き故に既に涙も愛も枯れていた。吻覇ッ!その男の首を軽く百八十度捻るとその男は意識を飛ばしその艷やかな唇から血を吐いた。血泡を吹き肉体が痙攣する中、断末魔であるかのようにその男が勃起しているのが玲奈の目に入った。懦弱とはいえ一時愛した男、それを受け入れるのもまた恋心の供養に他ならぬ。ズルリ、まるで肉食獣が獲物を巣へと持ち帰るかのような音を立てて玲奈はかの男の肉体を引きずってゆくのであった。卒業式を祝うかのような満開の桜並木の石畳の道、そこに施された血化粧、それこそが彼女の覇道の道である。どれ、そこの木の陰でゆるりと男の精を味わうとしようか。喝ッッッ!その日、桜の大木の陰からは獣のような歓喜天の声と男の断末魔の如き悲鳴がいつまでもいつまでも聞こえていたという。天も地もご照覧あれ、高峰玲奈、純情可憐乙女、本日処女を喪失す。…その後K氏の姿を見た者はいない。風の噂では、インドへ五体投地の修行に出たという。(了)   (2019/2/25 01:04:06)

高峰玲奈♀1年【お部屋どうもありがとうございました♡】   (2019/2/25 01:04:45)

おしらせ高峰玲奈♀1年さんが退室しました。  (2019/2/25 01:04:58)

おしらせ─♀3年さんが入室しました♪  (2019/4/7 16:46:16)

─♀3年【卒業ロルお許しください】   (2019/4/7 16:47:04)

─♀3年3月下旬─冬と春の境目。今朝は学生メイク最後とばかりに、マスカラロングをダマ駄目絶対の心意気でねたくりつけてゆく。ニュースキャスターのタカオミお兄さんが「この地方の標本木が5輪開花が確認され、例年より5日早い開花宣言となりました。今日、卒業式の皆さんご卒業おめでとうございます。天気は最高気温16℃、風もなく穏やかな日でしょう、─」とイケボで読み上げ(あー天気いいんだ、ラッキー♪)そして自らの名の木にふと想いを馳せる。どうせなら卒業式も満開の桜をバックに…と思ってしまうのはセンチメンタル。今年度もいつもの如く…いやいつも以上に怠け惚けて愛と恋に浸っており、例年通りに留年のバッテン印のデコピンを学年主任と担任から受けるはずの額は…今期は頭を撫でられて。『ギリギリ卒業だ、おめでとう。』…頭が真っ白になった──それが、2月の初めの事で。   (2019/4/7 16:47:08)

─♀3年正直進学なんて全く考えてなくて全滅どころか挑戦もしてない。残りの直前でも入れる専門学校は、どれも高校卒業してまで勉強したいと思えるところではなかった。学園生活の中ですら中途半端な自分は、卒業後の進路すら宙ぶらりんなのだな、と1人愚痴零したのは3月の頭。数少ない就活組の死相の顔から解き放たれていくのを、1人自分の席で見送りながら、毎日毎日担任の先生と分厚い求人資料と共に睨めっこしては怒られた。やる気を出せと言われても、私スロースターターなんですよねぇ…と誤魔化して3月半ばも過ぎて。あっとゆう間に終わりの日が来てしまったのだった。実感なさすぎて感慨深いなーいやぁほんとに、今日は感動の卒業式だなぁー、桜が咲いてない所なんてまるで今の私みたーいあははー。さすがに今日は規定より透けるように見えるブラウスや、ギリギリの丈に攻めたスカートも、わざと破れやすい安物の黒ストッキングも無理だよね〜。久しぶりに袖通した規定制服は昔使ってた柔軟剤の匂いと、生地の厚さに新鮮さすら感じてしまう。   (2019/4/7 16:47:37)

─♀3年 「ご卒業おめでとうございます!」校門へ著くと在校2年生達が登校してくる卒業生の胸元へ、別れの花を差し込んでゆく。勿論、そこにはちょっと複雑そうな顔した彼くんもいて「おめでとう…」って強がり笑顔しながら私の胸に小梅の咲いたパール裝飾の造花のコサージュを差す。)うん!あーりがとぉーまた式でね〜!(へらへらした笑い向けで手を振り先に教室に向かう。本當はキス位したかったししてよーみたいな顔してたけど(捏造)生徒指導教師の前では流石に…ねぇ?そして、えぇその通り今日は遅刻してないけどもう集合時間ギリギリなんだよね〜。)後で!後でねー!(といつもの言葉をかけて、ちょい足速。思い出のデートの小梅、これならずっと殘せるなぁ〜やっぱ彼くん天才♪卒業式典は厳かに過ぎてゆく。あッヤバ、歌知んない。口パクと感極まってるお隣の女の子に釣られましたーフリして下向いて誤魔化して。周りの男の子も女の子も、ぐすっぐすっ、ズビ…嗚咽を堪えていて、妙に冷めた気分でそれを見てた)   (2019/4/7 16:48:16)

─♀3年 (あーちゃんと、この子達は卒業をうけいれてるんだ。だから巣立つのが寂しい恋しい、感極まり涙を堪えてるんだ。…私は受け入れられてないから、現実味感じずに涙すら出ない。まだ信じられないの、この卒業生代表の挨拶が終わったら退場して…本当に私の学生生活が終わる。その先を何も決めてないのに、強制終了されて学園から放り出されるんだ、…改めて思ってスカートの裾を握りしめた。──皆様がたのご活躍をお祈りさせていただき、御礼の言葉とさせていただきます。凛とした元生徒会長の声で締めくくられた。)   (2019/4/7 16:48:49)

─♀3年(──随分前から、彼くんの夢の話を聞いてた。将来の夢を、ベッドでイチャイチャしたあとに腕枕しながら…私のことを見透かして、もっともっと先を見ながらキラキラした目で熱っぽく語って。そう、下手したら一寸前の情事よりも熱く…明かりを消した薄暗い部屋でも、彼くんの瞳は輝いてるように見えた。君がいるから頑張れる─そう言いながらどんどん勉強する時間を増やしてやる気になってゆく彼くん。先に寝るね、って言う回数が増えた。「大丈夫、今頑張りたい時だもんね♡」「今度埋め合わせに甘々イチャイチャしてもらうからいいもーん♡」「もー浮気しちゃうぞー?なーんちゃってw無理なの知ってるくせに♡」何通りもパターンを考えた、一人で寝るベッドが冷たくて寝付き悪いので考える時間には困らなかったから。寂しいからって寝室で勉強してもらいながら、鼻音立てず、嗚咽もつかないように泣くのが得意になった。いや、もしかして少し漏れていたかもしれないけれど、彼くんは夢中で気づかなかった…心臓の痛みに慣れてきたのはこの頃からだったっけ)   (2019/4/7 16:49:16)

─♀3年 (邪魔しちゃいけないって思った、寂しいから別れるなんて言ったらきっと彼くんのキラキラした将来への意欲が少しでもそがれてしまうのが怖く、彼の妨げになるのが嫌だった。大好き、大好き、愛してる─そう言う度彼は安心してくれて、嬉しくて何度も伝えた。我慢しても辛くても寂しくても耐えられた。─耐えられてると思ってた。いつもだったら余裕で落第するはずなのに、暇すぎて学園に来ていたのが仇になり出席日数の条件を満たしてしまったのは…頭の片隅で解ってたのかもしれない。)あははーごめん、卒業通っちゃった〜(頭をポリポリしながら告げた時の、彼の悲しそうで不安そうな顔に、こっちが泣きそうになりつつ心の片隅でざまぁみろと舌を出した。当たり前じゃないか、これだけ放置してキープみたいにして釣った魚に餌すら与えずにいたらどうなるって話、付き合った当初に何度も何度もしてたのに。自分だけは特別って思っちゃってたのかな、特別だから…。黒くて汚い部分は蓋をして、大丈夫だよ♡といつもの口調で抱きしめた。)   (2019/4/7 16:49:37)

─♀3年(愛してるから憎かった。意欲も心も満たされてるように見えた彼くんを見る目がどんどん黒く染っていって…私の寂しさの上でも生き生き輝ける彼くんが居るとわかった瞬間─。ネットで見つけた県外の住込みのバイトに応募してた、合格通知を貰ったのは内緒にして、少しづつ荷物をまとめていった。大丈夫だよ♡語尾を上にあげて甘くできるだけ可愛こぶってその言葉をずっと口にした、していれば彼くんも納得してたから。深く話合えばきっとボロが出ていただろうけど、…進級してからでは遅い位の勉強の蓄積を彼くんは選んだ。私の大丈夫♡に、甘えるのを彼くんは選んで、また私は嗚咽を殺して眠った。)大丈夫だよ♡一年先に卒業しちゃうけど、別れる訳でもないじゃない?頑張れ頑張れ♡応援するよぉ♡(そう言えば、素直にその言葉通りに受け取って安心して将来に向かって自分を磨いてゆき、反対に薄汚れて醜くなっていった…この頃あたりから、浮気もしてたんだけど気が付かれなかった。他の男のキスマークもついてたのに、跡が消える迄抱かれることは無かった。)   (2019/4/7 16:49:59)

─♀3年(──式が終わって、在校生卒業生入り交じりながら体育館前で別れを惜しんだ。その中から感涙を目に溜めた彼くんを見つけて、きっと私はその時心底嬉しそうな笑顔を見せたと思う。だって…ぁあ、やっと解放されるんだ。人込みすり抜け彼くんのそばへゆき、恋人同士のように正面向き合い腰を抱いてもらいながら頬に手を添えた。もうここまで来たら無礼講だ許せ、なんなら同じようなカップルが横にも向こうにもあっちにも居るし、体育会系の部活の掛け声や恒例行事らしい胴上げやらでカオスになっているからいいだろう。)どうしたの、悲しい顔して…んー?(今更だ、ずっと私は悲しかった。)大丈夫だってばー♡うんうん、3年になったらもっと忙しくなるもんね?頑張れ頑張れー…あーでも頑張りすぎはダメだよー?(もう側に居ないけど。ちょうどその時スマホに連絡が入る─荷造り運び出し完了致しました、今から搬入先に出発します。─業者からの連絡で、卒業式中に残りの荷物を一気に運び出してもらう手筈にしてあった、あとはこのまま…ここを去れば全部、終わり。)   (2019/4/7 16:50:17)

─♀3年(頬を撫でる、触り心地大好き。抱きしめられた彼くんの匂い、目を閉じて覚えさせて。体温暖かい、抱きしめ合うのも、これが最後。あーやばい待て待て、涙堪えろここで我慢できなかったら全部終わり、でも腕の中で鍛えた嗚咽殺しが役に立つ。俯いた私の耳元で「最後だし、教室で…しない?」…聞いて思わず笑ってしまった。笑って、笑って涙を誤魔化せた。言い出す機会を、最後まで性欲に潰されるのは私らしいとすら思えて引き時だと察した。)うん、やるやるー♡どしゅけべいのやろぉ?アレとかコレとか…♡(不自然なくらいに腰を押し付けスリスリ擦り付けるアピールしながら悩ましげに眉を寄せて)…ねぇ、先に教室待っててー?(嫌だ、気づいて?私の顔変だよ、声が裏返ってるよ、お願い。)友達と写真撮ってから、すぐ行くかーら♡ねぇ?(怪しんで、お願い。いつもだったら2人で行くじゃん、手を離さないで。)ふふふ、ありがとうー♡大好きっ♡(愛してる、愛してる、愛してる…)   (2019/4/7 16:50:33)

─♀3年(そうして名残り惜しく手を離して微笑んで、彼くんに背を向けて───〆。)   (2019/4/7 16:51:25)

─♀3年【お部屋ありがとうございました】   (2019/4/7 16:52:00)

おしらせ─♀3年さんが退室しました。  (2019/4/7 16:52:04)

おしらせ市原 芹緒♂さんが入室しました♪  (2019/4/7 20:55:51)

市原 芹緒♂【暫くサボっておりまして。その間ご利用いただき全力で御礼申し上げます。しかし久しぶりに「♡」に殺意が湧いたというwwww からの、甘切ない卒業ロルあざっす。学園の王道!】   (2019/4/7 20:58:48)

市原 芹緒♂(——春の麗らかな陽気を肌で感じれば、風に舞う桜の花弁が頰を撫でて。小高い丘の上に眠っているアイツ。毎年この時期にだけ逢いに来ると決めた決め事は、もう今年で何年目だろう。)——…よぉ、変わりねぇか?(いつのまにか着こなせるようになったスーツ姿で、アイツの名前が刻まれた墓石を見下ろす。勿論返事など返ってくる訳もなく、ただただ静かに何かがゆるりと流れるだけ。——それでも容赦なく流れる現実の中、共に過ごした時間よりも、離れてしまった時間の方が長くなってしまった。でもここに来れば、アイツとの時間は止まったままで。それは酷く懐かしく…それでいて胸の奥にしまい込んだ息苦しさは消えないまま。)…俺さ、結婚すんだわ。今日はその報告。あ…これは嘘じゃねぇからな。(言いながら笑えば、思い浮かべるは、色素の薄いあの瞳と、こちらに向かって静かに笑っているあの頃のままのアイツの顔。)【→】   (2019/4/7 21:00:02)

市原 芹緒♂(——アイツの分まで…なんてそんな重苦しい志しなんか微塵もないけど、それでも確かにいた「友」への気持ちは、多分一生消えることはない。言えるのは、後どれくらい残っているのか分からない自らの時間、それを全うした時……)…またバカやって一緒に遊ぼうぜ。(手にしていた花束を手向け、その場を後にして。——踏み出した先にあるのは約束。——もう悲しい嘘はいらない。)【〆】   (2019/4/7 21:00:31)

市原 芹緒♂【リハビリ…(震え)】   (2019/4/7 21:01:26)

おしらせ市原 芹緒♂さんが退室しました。  (2019/4/7 21:01:31)

おしらせさんが入室しました♪  (2019/4/15 20:47:30)

【何故こうなった! とある場所のとあるなんちゃら。事実は完全なるねつ造。クレームは一切受け付けないw 】   (2019/4/15 20:48:38)

(——毎年決まったこの時期に咲く花の名前が「サクラ」だということを教えてくれたのは…ひとりの戦士だった。殺伐とした空気の中、先陣を切り、血生臭い戦場を駆け抜ける背中を自分はただ見つめることしか出来なくて。——闇と出会い…右も左もわからないまま、気づけばただ生きる為に剣を取った。がむしゃらに、無我夢中に、どれくらいの時間戦いに明け暮れただろう…。そんな中で見つけたその背中は、どんなに焦がれて手を伸ばしても届くことはない。時折交わす些細な言葉とて、幾多余りある新参者への他愛もないそれだと。だが、偶然と必然が混沌とするこの世界で出会ってしまったその背中への想いは、突然に、そしていともあっけなく引き摺り出されて。——風に攫われては、舞い散る小さな薄桃の花弁の向こう…佇む背中へ触れることは闇の淵へと墜ちる序章。)【→】   (2019/4/15 20:49:19)

(——それは孤高の狼の如く…気高くて揺るぎない強さ。抗うことなど到底出来るはずもなくこの身を任せる。だが、掴みかかるような乱暴な抱擁の中に優しさを見出す必要はない。求められ、求める……それだけでいい。振りかざし、ぶつかり合った剣から弾け飛ぶ火花のように激しく…それでいて一瞬で消える儚さに何かを重ねる。——熱い鋼を捻じ込められ、貫かれる感覚に震える身体を力ずくで捩じ伏せられれば、噛み締めた唇から血が滲み…射抜くような強い視線に囚われる。)……俺はアンタを…いつか……っ…殺して……やる…。(途切れ途切れに掠れる声と共に遠ざかる意識に返されるのは、完全なる威圧の笑み。——鈍色の鎧に舞い落ちる「サクラ」の花弁…重なり合うことを知らないふたつの心を促すように、やがて季節は巡る。)【〆】   (2019/4/15 20:49:53)

【これでいいんだろ!とだけ言い残すw】   (2019/4/15 20:50:55)

おしらせさんが退室しました。  (2019/4/15 20:51:00)

おしらせさんが入室しました♪  (2019/4/18 23:00:16)

【ネタは…ちょっとした雑談の中に転がっている】   (2019/4/18 23:00:51)

(——例えば一緒にいる相手。外見、性格など、互いに好みが合えば必然とそうなるものだろう。だがしかし…見過ごしがちなのが、互いの趣味である。そりゃ、一致しなけりゃ付き合えないって訳ではないのだが…。——事の発端はいわゆるゲーム。そう、俺の趣味のひとつだ。最近新しいシリーズが出た気に入りのゲームをやろうとした時、普段はやらないくせに、珍しく一緒にやるなんて言うもんだから、隣に座らせてみたのが始まり。)…んっとな…まずこのボタンが……(説明をしながら簡単な操作をすれば、手の中のコントローラーと画面の中にいる小さな分身が連動する。だがしかし…大凡の予想はしていたものの、彼女のキャラの動きがトリッキー過ぎるという惨事が始まる。わかってた…いや、わかっていたけど、これほどとは…。)【→】   (2019/4/18 23:01:20)

——だからさ、そんなにぐりぐりしなくても動くから……え…いや…違う違う、そこは右手の人差し指のボタン。(こちらのアドバイスに最初は素直に従っていたものの、それぞれが思うように上手くいかないフラストレーションが次第にお互いの中で膨らんでいく。そんな中、ついにこちらの限界の瞬間がやってきて。)——あのさ…何回言わせんだよ。こっちにこいって言ってんじゃん。(たかがゲーム、されどゲームである。とはいえ、しまったと思うも時すでに遅し。「ぷちん」という音が彼女から聞こえたような気がしたなら、そこからは怒涛の逆ギレのコンボ技を決めた彼女。勢いよく閉まったドアと、盛大なるため息を他所に、画面の中では分身が巨大怪獣に虚しく踏み潰された。)【→】   (2019/4/18 23:01:51)

(——冷戦3日目。あれからゲームはやっていない。たかがゲーム、されどゲームである。※これ大事なことなので2回言っておく。そして、この日も大した会話もなく1日が終わろうとした時、彼女が訥々と告げ始める。『あたし…あれから考えた。どうしてあたしはゲームが下手くそなんだろうって。だから、ゲームの仕組みから勉強してみたの。つまり、コントローラーの操作に関連する指の可動域と、それに基づく脳の伝達機能…それから…』——ちょ…っ、ストップストップ!(慌てて遮る此方の言葉には訝しげな表情。)………たかがゲームだから…。そんなに真面目に考えなくても…。『でも…貴方が好きなこと…あたしも同じように楽しみたいの!だって…ゲーム始めたら…いつも放ったらかしにされ……るから…。』(尻すぼみに消えていく彼女の言葉と気持ちを目の当たりにしたなら、脳の回路がフリーズしたような気がした。だから、あーね…そういうことかと再起動。)【→】   (2019/4/18 23:02:20)

…苦手なことをさ、無理してやる必要ないと思うよ。俺だって…お前みたいに楽譜も読めないし、楽器だって扱えない。(明らかに腑に落ちない顔だけど、めんどくさがらずに続けてみよう。だって大事なのは何かって、彼女もきっとわかっているはずだから。)だから…2人で楽しめるなんかをもっと見つけようぜ?その方が…きっとお互い楽ちんだ。……とりあえず久しぶりに…明日は2人でどっか出かけよう。(——「たかが趣味、されど趣味」その言葉は、彼女が居てくれるからこそ成り立つのだと、思い出させてくれた。そう。大切にすべきは画面の中ではなく…。)【→】   (2019/4/18 23:02:49)

——…てことで、俺はさくっと「地球を防衛して」くるから。それ終わったら何処に行くか決めよーな!【〆】   (2019/4/18 23:03:20)

【某女史に感謝の意wwww】   (2019/4/18 23:03:49)

おしらせさんが退室しました。  (2019/4/18 23:03:54)

おしらせきいろいのさんが入室しました♪  (2019/5/9 04:45:48)

きいろいの【館長さま 練習がてら いつもの 貼らせてくーださーいな。りはびり!】   (2019/5/9 04:47:02)

きいろいの(3年の内、学園に登校する日は凡そ600日弱である。その中で生まれた擦過傷の数は快活が似合う男女学生にとって勲章だと言えるだろう。バイタリティーに溢れ、常に疾駆するその様は一般の成人も簡単に気圧されるのである)   (2019/5/9 04:47:18)

きいろいのもー!なんで起こしてくれなかったのー!(それは未熟して好奇心が旺盛と言うのも一要因である。強ければ強いほど、一つの物事に囚われ他事を見失う傾向が強くある為、食パンを咥え通学路を駆けることも多いのは…個人差である。取り敢えず時刻を確認し、ベッドから飛び跳ねての起床、寝間着を捨てるように脱いでは40秒で支度完了した。直ぐに二階の自室の扉を破り飛び出ては階段へと差し掛かる。逸る気持ちは口から飛び出るものだ。風切る擬音を何度も口から放ち、先を見据え、一段飛ばして駆け下りる。ただ最後は安心安全のフローリング床の為、二段飛ばして着地する。着地後も隙が生じぬよう、その勢いをなるべく殺さず身体をギリギリまで接近させ、壁との最短距離を心掛けては内周r)!!?!?!!!?(打撲であり擦過である。電撃が走ったかのような痛みでも、ただここでのたうち回っていては今までの苦労が水の泡と化すだろう。呻き声が響く中、咄嗟に(鞄に入り切らないヒミツの)黄色のポーチを軽く叩くと小さな箱が真上に飛び出た。快音を鳴らし手に取ると応急処置として適当に小指に貼るのだ。(絆創膏−1)   (2019/5/9 04:47:36)

きいろいのふへふあー!(いてきまー!)貼り終えた後は、左脚奮起。真上に飛んだのは絆創膏が入った箱だけでは無く通過しようとしたキッチンにある、スプリングがバカになったトースターのパンも同じ。新しい顔よ!と言わんばかりに母親が手裏剣の如く打つと、華麗に唇で挟む。これには山田(ご想像に)も山田(お任せ)も山田(します)も花丸を差し出してくれるのかもしれない────…家を飛び出た頃には打撲としての痛みは次第に消えたが擦過としての痛みは未だに残っているのか、時折眉間に皺を寄せる様子。だが疾如風、余裕で耐えられる痛みに落ち着けば、右脚は完全復活を遂げた。と言っても過言では無い。普段、風で揺れることがない制服の端も風で踊るのは40秒の弊害だろう。間に合わなければ誰かに滅びの呪文を唱えt(絆創膏−1)   (2019/5/9 04:48:43)

きいろいの(心の傷は心の絆創膏で癒えるもの、絶賛着崩れ中の制服の方が個人的には好きだ。ひらひらは多ければ多いほど可愛いのだ。と頷きながら浸走る中で、突然咥内の食パンの味に意識が傾いた。求ム マーガリンorジャム 欲を出せばマーマレードが良い。角のタバコ屋さんを曲がると再び頷いた。と、この様に少しでも他の事を考えられる余裕が生まれたのは自宅での流暢な身体運びのお陰だろう。逆境は順境である───この言葉は星となったドMな父親の遺こした言葉である(絆創膏を一枚追い風乗せる−1(なおry)   (2019/5/9 04:49:02)

きいろいの(残すはこの直線を突っ切るだけだが、とある集合住宅の庭には二羽の鶏がガチで飼育されている。しかも放し飼い、しかも凶暴、さぞかし飼い主も気性が荒いんだろうな!なんて言う暇さえも与えられていないが、急がば回れ 速度を落とし鴬張りの床を摺り足で忍ぶNINJAの気持ちになる)!!!?!!?!?(指の力を使用した歩法は大変危険である。ようやく口の中へと納まる大きさとなった食パンは無惨にも地面へと落ち、歯型がくっきりと露呈されては少し恥ずかしかった…なんて余裕も無い。ぎゃーーー!なんて声量は極力落としても声色は断末魔そのものである。とその声に呼応するかのように、わんわんわん!!!!!わん?ツー(二羽)じゃなくて?(絆創膏−2)   (2019/5/9 04:49:21)

きいろいの【いつも途中で飽きるんだよね…ごめん…(いつもすぺーすありがとう……)】   (2019/5/9 04:50:11)

おしらせきいろいのさんが退室しました。  (2019/5/9 04:50:16)

おしらせ香椎はぐみ♀2年さんが入室しました♪  (2019/5/11 22:22:43)

香椎はぐみ♀2年【こんばんは。こちらの館長様と少しだけ言葉を交わした小さなご縁を頼ってお部屋お借りします。時期外れになってしまいましたが、とある個人のお部屋の、素敵な桜のソロルにつられて。】   (2019/5/11 22:25:49)

香椎はぐみ♀2年(遅咲きの八重桜が、重たげに風に揺れていた。春休み明けの最初の朝。学校に着いて、校舎の生徒玄関脇に一本だけぽつんと咲いている大きな桜の木を見つめる。散り始めたその花びらが震えるように風に舞うのを見ていると、ちょうど一年前のこの日が脳裏に浮かんだ。真新しい制服に身を包み、両親と共にこの学園の正門をくぐった日。今まで過ごしていた中学とは全く違う立派な校舎。入学式の会場前に居並ぶ知らない先生たち。同じ中学からの友達同士なのか、小さな輪を作って燥ぐ新入生。楽しそうなその輪を羨ましく遠目に見ながら、不安だけが大きくなっていった。遠い地の、誰も知らない中学から来て寮生となる自分がこの環境に上手く馴染めるのか…。心細い時の、唇を噛む癖が無意識に出てしまう。隣を歩く両親に心配を掛けないように、ため息をつくことは我慢していたあの春の日。目の前の美しい桜も、頬を擽る優しい風も心には届かずに、緊張ばかりしていた自分を思い返せば、可哀想で少し愛しい。出来ることならあの日の自分に「心配しなくても大丈夫だよ」と声を掛けてあげたくなって、春陽に滲む幻影に目を細めた。)   (2019/5/11 22:26:31)

香椎はぐみ♀2年(あれから一年。小さな縁が繋がって、いつしか自分なりにささやかな輪が出来ていた。ゆっくりと、時間をかけて馴染んだクラスを離れ、今日は新しいクラスが発表される。去年ほどではないけれど、やっぱり少し心細い。誰かひとりでも仲良しの子が一緒だといいな…。制服の胸元のリボンが、不安な心そのままに小さく風に揺れた。生徒玄関前には今日だけ長テーブルがあり、そこに新クラスが発表されているプリントが置いてある。プリントを手に喜びあってる女子たちや大声で友達の名を呼ぶ男子の間を通り、ドキドキしながら自分もそれに手を伸ばした。混雑するその場を離れ、八重桜の下まで移動する。逸る気持ちで『2学年クラス名簿』と書かれた紙面を1組から順に目を通していけば。)……あ。(ひらがなの自分の名前がすぐに目に飛び込んでくる。同じ括りのクラス欄には40人の名前。知らない名前も多い中、仲良しの子や知り合いの名前を見つけ、安堵と嬉しさで知らずに笑みが広がって。)よかったぁ……。(春休みの間もクラス替えが気になり、そわそわと落ち着かなかったのがやっとひと心地ついて、両手でプリントを持ったまま桜越しの空に視線を向けた。)   (2019/5/11 22:26:53)

香椎はぐみ♀2年(澄んだ水色の空を見上げていると、此方に近づく誰かの気配がしてゆっくりと振り向いた。プリントを手にしたその人と目が合った瞬間お互い笑顔になり、そして同時に。)同じクラスだね…!(ぽつんと一本だけ遅れて咲いている八重桜。去年は寂しい木に見えた。でも、今は──。あちこちで楽しげな笑い声が聞こえる、新学年の始まりの日。目の前の、新しいクラスメートの笑顔が嬉しい。その時、強い東風がザァッと吹き抜け、小さな砂埃に瞬間的に目を閉じた。風が通り過ぎてから目を開くと、そこには枝を揺らした八重桜から一斉に舞う花吹雪。春陽に透ける花びらがフラワーシャワーのように辺りに降り注いでいる。ふと、クラスメートの髪に落ちた花びらに気づく。無意識に伸ばした指先は、髪に触れる前に止まる。宙に浮いたままの指を誤魔化すように曖昧に笑い、風が花びらを払ってくれるのを待った。来年の今頃。もしまた髪に桜が降ったら。自然に取ってあげられるくらい仲良くなれるといいな…。そんな気持を胸に留めて、どちらともなく新しい教室へと一緒に向かう。並んで歩くのが、少し擽ったい。新しい日々が始まる、綺麗に晴れた春の朝。)   (2019/5/11 22:27:23)

香椎はぐみ♀2年【お部屋ありがとうございました。またお邪魔させてください。】   (2019/5/11 22:27:55)

おしらせ香椎はぐみ♀2年さんが退室しました。  (2019/5/11 22:28:08)

おしらせ敗北者さんが入室しました♪  (2019/5/13 11:47:19)

敗北者(終わった。正しく、何もかも。全ての努力は水泡と帰し、あらゆる犠牲は意味を失った。眼前に広がるのは破壊の限りを尽くされた街並み。ここを守る為に弟が死んだ。親父が死んだ。姉が死んだ。そして、最愛の人が死んだ。そして次は俺だ。もう右手はさっきちぎれた。左足は10mくらい遠くに転がってる。左腕は、多分まだあるのだろう。ただ、感覚がない。)………………(希望は潰え、理想は壊れ、大切なものは全てこぼれ落ちた。後に残す希望もなければ、先人達に合わせる顔もない。目の前が真っ暗になった)   (2019/5/13 11:47:25)

おしらせ敗北者さんが退室しました。  (2019/5/13 11:47:29)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが入室しました♪  (2019/5/15 19:47:24)

市原 芹緒♂2年【敗北者…いや…ヒーローになれよ!てことで、あざすあざす。でもって、ここは返さなあかんやろ!と立ち上がってみた。ちょっとしたスピンオフのアンサー。ちょいちょいご都合主義でねつ造。皆さんに感謝しつつ】   (2019/5/15 19:49:26)

市原 芹緒♂2年(——その日…学園のあちこちに現れた落書き。それは偶然か、はたまた必然か…。)【→】   (2019/5/15 19:49:56)

市原 芹緒♂2年 …おい、顔、大丈夫かよ。(HRが終わり、各々が帰り支度をする中、先ほどの保健体育のサッカーの授業で、見事な顔面ブロックを決めたクラスメイトの其奴に声をかける。机に突っ伏したまま此方に示したのはこいこいの合図。首を傾げながら近づけば、徐に差し出して来たのはDVD。勿論タイトルは言えない。迅速なるブツの受け渡しが行われる中、感じる視線に恐る恐る振り向けば、鼻で笑うように此方を見ている別のクラスメイトと目が合って。——あー…これまた感想聞かせろとか絡まれるやつだなと察するも、とりあえずここは敢えてのスルー。そそくさとカバンにDVDを直しつつ、傍で何やらバタバタと教室を飛び出して行ったちんちくりんのシルエットを横目で確認。ん?今日なんか特売だったか?まぁ…何かあればすぐ招集がかかるだろうと。——そういえば、招集といえば……ポケットから携帯を出せば、こちらもまた厄介な相手から呼び出しがかかっているわけで。どうやっても出ない乗り気を抱えたまま、のろのろと帰り支度を済ませれば、諦め顔で教室を出た。)【→】   (2019/5/15 19:50:23)

市原 芹緒♂2年(目的地である体育館裏に続く踊り場へと、差し掛かった時、同じくクラスメイトの姿を見つける。だが声は…かけない。コイツとはそんな間柄ではないから。だから、荷物をその場に置いたまま、ひらりとスカートを翻して何処かへ駆け出した後ろ姿を見送るだけ。優等生の行動は…よくわからない。よくわからないといえば、さっき廊下で、別のクラスメイトの女子から、「夕焼け色のチョーク知らない?」と言われたことを思い出す。聞いたくせに、答える前に踵を返された。うん…やっぱアイツも変な奴だ。——え?それからどうなったかって?夕焼けの空に向かって鎮座するヒヨコアートとご対面したってーの。)【→】   (2019/5/15 19:50:43)

市原 芹緒♂2年(——キンコンカンコ--ン……『2年○組…○○、○○○、○○、並びに3年○組…○○。以上4名は至急職員室へ!繰り返す…』)【〆】   (2019/5/15 19:51:10)

市原 芹緒♂2年【大喜利形式が流行ることを祈りつつwwww】   (2019/5/15 19:51:39)

おしらせ市原 芹緒♂2年さんが退室しました。  (2019/5/15 19:51:45)

おしらせルーシー♀ガンナーさんが入室しました♪  (2019/5/17 10:24:53)

ルーシー♀ガンナー(探偵と用心棒と運送業と、たまにG・チューバーに参加。最後の一つ以外は認可とショバ代が必要な仕事で、私と彼女はそれを得られなかったから、こっそりと三つをブレンドして、正式認可サイドが面倒で受け付けないような案件のお客様に提供してるの。いわゆる隙間産業ってやつね。だから、事務所もない。大抵はコロニー・ステーションのカフェで彼女と一緒に依頼を受ける。今もそうよ、見える?新発売のθ式マキアート。まあそれはいいとして、もぐりの仲介業者にマージンを取られるから、その分割高だけど、もしあなたが○×▽(501西域のスラング。翻訳禁止用語。)で碌でもないビッグトラブルに巻き込まれたんなら、私たちに依頼するのが正しい選択ね。じゃ、この後の私たちの性能に関するサンプル情報を確認したら、手遅れにならないうちに連絡頂戴。)   (2019/5/17 10:25:26)

ルーシー♀ガンナー(   (2019/5/17 10:25:32)

ルーシー♀ガンナー(※データ解凍、映像データ。形式ool。 reloaded。)   (2019/5/17 10:28:08)

ルーシー♀ガンナー「あんたって、懐古厨よね。こんなの骨董品も良い所じゃない。しかも観賞用じゃなくて、実用。何故、せめてレイ・ガン機構の物を使わないの?」(未だに薬物の爆発によって飛翔体を標的に飛ばす、いわゆる旧ロケットスタイルのガンは、世代でいえば三つ四つ前のもので、彼女がそういうのも、もっともだ。確かにそうね、という意志を示すために、私は二対ある両手のうちの背中側を、肩の横まで上げ、ひらひらと振って見せる。胸側の二対は仕事用と個人用、二つの携帯通信機をそれぞれ扱うのに忙しい。足を含めれば6肢を持つ私たちの種族を、4肢のヒューマノイドスタイルの学者が「彼らは虫から進化した」なんて揶揄するけど、まあ進化前が猿か虫かなんて、大差無いんじゃないかしら。)別にレイ・ガンだって持ってるわよ?でも光学防壁システムだって今日日、スター・バックス(格安星間連絡船の運営会社、5回運航したら2回は次元転送中に塵に帰ると言われ、最下層の貧乏人しか使用しない)の客席ウィンドウはおろか、っていうか、個人のジャケットにだって標準装備じゃない。   (2019/5/17 10:28:38)

ルーシー♀ガンナー(光学式のいわゆるレイ・ガンが全盛を誇ったのも、過去の話。どれだけ高出力であれ、光学式は理屈でいえば鏡に対して無力だ。光学防壁発生システムの小型化、簡易化によって、レイ・ガンへの圧倒的な信頼は、少なくとも、これさえあれば大丈夫、という著名なCMほどには無くなったと言える。勿論、光学にしても発射するエネルギーの種類、例えば電子であったり、陽子であったり、あるいは同系列の新素材、あるいはハイブリッド、によって防壁の発生のタイミング、様式が異なるから、万能というわけでもないけど。)それに、レイ・ガンはどうも苦手なのよね。捕えた感じがしなくてさ。「何それ、分かんない。まあでも、光学防壁に関しては私も○×▽だと思うわー。あれで私の仕事××○になったもの。せっかくいい大学出たって言うのにさ。」   (2019/5/17 10:29:58)

ルーシー♀ガンナー(向かいの席に座る彼女は簡易キットによる私のガンのメンテを終えると、テーブルに丁寧に握りをこちらにして置く。縦に4対、計8個の瞳のうち6つには、赤いアイカバーをはめ込んでいる。視力矯正と中脳直結の情報表示機能を備えたそれは、種族差別者に対しての自衛の意味もある。目は二つあるように見えた方が、まあ受けはいい。でも、考えてみて。モニターに対してのアイ・フリックを同時に4つ実行できるなんて、すごく便利だと思わない?   (2019/5/17 10:31:31)

ルーシー♀ガンナー私は羨ましい。彼女の本業はハック。元来同時平行処理性能に優れたその頭脳をさらに補助脳にて拡張、電脳世界の絶対強者として大手企業のデジタルアドバイザーに就任するのは、彼女の地元では最もリアリティのある成功者へのチケットだった。当然彼女もその船に乗るべく、家族一丸になって頑張り、何とか乗船までこぎつけたは良かったが。光学防壁システムの進化が彼女の付くべき職を奪ったのは、彼女が大学を卒業する半年前。システムにより、特にデジタル防御の分野に大幅な人員削除を可能にした大手企業は、特にコネもない彼女の内定を取り消した。結果、彼女は私と一緒に、いわゆる何でも屋をやっている。ガンスミスは、彼女の数ある趣味の一つだ。私がテーブルの上のガンを受け取るのをアイカバーの下で確認しながら、彼女がオープンな瞳で視線を私に合わせる。)   (2019/5/17 10:32:12)

ルーシー♀ガンナー「連絡、来てるわよ。仕事用。」(Gチューブの知り合いの動画を確認していて、気が付かなかった。私は彼女の8つの目にあいまいに笑い返してから、仕事用の通信機の画面を注視する。補助脳があればこんな通信機もリアルには必要なくなるわけだけど、思考汚染が怖い。こんなこと言うと旧世代だと笑われるので、言わないけど。)「ほんと、懐古厨よねえ。」別にいいでしょう?はい、仕事よ、今日はアンタの奢りよね。(支払い明細カードを彼女に押し付けるように指で弾いて見せたが、彼女は受け取らない。同じものがバーチャルモニター上でもう処理されているのだ。黙って先を行く彼女の背中を目で追いながら、私はもう一度仕事の情報を、自分の肉眼で確認しつつ、物憂げを溜息で吐き出した。)   (2019/5/17 10:32:54)

ルーシー♀ガンナー【お邪魔しましたー。お部屋どもども】   (2019/5/17 10:33:43)

おしらせルーシー♀ガンナーさんが退室しました。  (2019/5/17 10:33:50)

おしらせ東堂裕也♂33数学さんが入室しました♪  (2019/5/22 16:00:46)

東堂裕也♂33数学【いつも楽しく読ませて頂いております。感謝。別所でのソロで心苦しいですが、たまには館長に寄贈させて頂きたく】   (2019/5/22 16:02:42)

東堂裕也♂33数学…ふぅ…(囁くような息を吐く音がやけに大きく聞こえる。息を止める事、数十秒。難敵に気が付かれないよう、そっと近寄り腕を上げる。手に握られた一丁の銃。銃身を向け狙いを定めると、決心したように一度呼吸を整えた______山が切り開かれ整地され住宅が建ち並ぶたびに自然が減っていく。動物も追いやられていくが…中には人間と共生することを選ぶ生き物もいる。眼前の難敵もその一種。共存というより、最早人間を利用しているのかもしれない。それ程この動物は賢い。とはいえ……利害が一致しない時、人と動物は生きる場所の奪い合いをしなければならない、残酷な運命。生き残るのは人間か動物か、はたまた共倒れか。その縮図が眼前に広がっている)   (2019/5/22 16:03:11)

東堂裕也♂33数学…。(肺に酸素を目一杯取り込むと、無言で銃を握った指に力を込めていく。難敵と視線が絡み合う。その丸い瞳から勿論感情は読み取れない。奇麗な毛並み、可愛い啼き声___の鳩!そう鳩。鳩に悪意がないとしても衛生上よくない糞は人間にとっては厄介なもの。動物愛護の精神から鳩の虐待は許されていない、のだが…それでも、ベランダを汚され、干した布団を汚され、生きていくために鳩を駆除するしかないという苦渋の決断により、自分は今、銃口を無邪気な鳩に向けている___覚悟を決めると指に力を込めて引き金(引きプラスチック)を引いていく。銃口から飛び出す弾丸(鳩忌諱アロマ水)が鳩に着弾(着水)する直前、鳩は翼を広げ舞い上がった____華麗に避けながら舞い上がる姿を見上げると、無表情な鳩の視線と出会う。鳩の心を読み取る事は出来ないが…恨んでいない事を願うばかり。共存の難しさを改めて想いながら、空を仰ぎ見るその手には水鉄砲が輝いている)【〆です、お粗末様でした】   (2019/5/22 16:03:37)

東堂裕也♂33数学【鳩との闘いとでもタイトルを。いつも読むばかりで申し訳ないです。お邪魔しました】   (2019/5/22 16:04:46)

おしらせ東堂裕也♂33数学さんが退室しました。  (2019/5/22 16:04:50)

おしらせ市原 芹緒♂さんが入室しました♪  (2019/5/23 20:13:45)

市原 芹緒♂【どーどー先生が…いつも生温く天井から見守っているであろうせんせーが…(感無量)ちょっとガチ気味に感動した館長です。あざーっす】   (2019/5/23 20:14:07)

2019年01月22日 20時24分 ~ 2019年05月23日 20時14分 の過去ログ
《市原の脳内妄想書架》
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