チャット ルブル

「避難所*」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ *


2021年03月28日 01時20分 ~ 2021年03月29日 16時14分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

坂口矢っ張り一筋縄じゃ行かねえか。有難な、檀。( 直接根本を叩きに向かってみたは良いが予想通り返り討ち。間一髪で受け止められた狐が彼の腕の中で萎れるのを感じつつ、狐越しに彼へと感謝を一つ。己側の文豪達も乗り込み激しい乱闘騒ぎになっているのをぼんやりと聞きつつ、そう言えば、と思い出した事を一つ、) 此方の司書から言伝だ。最悪殺してでも止めて構わない、だとよ。ま、政府側のあれやこれやなら何時しかに売った恩が有るから損害は気にすんなって話だぜ。   (2021/3/28 01:20:03)

ん。嗚呼安吾。どーいたしまして。( 受け止めたのは彼の狐だった様で、確りと抱え直しては物陰に隠れ直して情報を耳に入れる。一通り聞き終わってからボロボロの狐を再度撫で遣る。そして苦笑してから、) 勿論そうするさ。殺す気で行かなきゃ此方が殺される。多分カンスト揃いだろうし、戦い慣れもしてるっぽいしな。   (2021/3/28 01:26:37)

… 後 …。此方からも伝言。司書が腹を撃たれた。幸い命に別状は無えが、念の為に地下室へ運ばせる。喋れるし考えも出来るって事だから、常に通信は繋いだ状態にしておいて呉れ。司令塔は少なからず必要になって来る。   (2021/3/28 01:29:05)

坂口そんなら …。そうだな。三分有りゃ殲滅は可能だ。此方には封殺に特化した白秋さんが居るんでな。( 彼からの言葉に相槌混ぜて応えては己からも言の葉を一つ。今名を出した高貴の詩人は、何時しかに此処の司書から採取した血液を基に毒を作っているらしい。此処の文豪には効き目が弱いものにする、との司書からの伝達に満足する反面、続いた言葉に眉根が寄る。全くの無差別だ、なんて内心呟けば、) なら別の狐向かわせとく。良いスピーカーになるだろうぜ。   (2021/3/28 01:32:54)

ああ。頼む … ッ 、( 狐の向こうから聞こえて来る声は落ち着いていて程良く低く、何時しか啄木鳥の彼が言っていた様に、心地好い。彼と【彼】は違うのだろうが、なんて内心笑っていると、背筋に悪寒が走り其の場から素早く離れる。本能は鋭く予感を的中させ、辺り一面エントランスが紅に包まれた。立ち上る熱気と爆風、燃え盛るカーペットに木製の額縁。自図書館の文豪が何人か火に巻き込まれ、火傷を負っている。救助班が向かい安堵したのも束の間、其の場に女が居ない事に気付く。司書は無事だろうな、だの、太宰やオダサクは   (2021/3/28 01:40:35)

逃げれただろうな、だのの思考が回りつつ、煙を吸い込まない様に身を低くして狐と共に廊下を駆け行く、) 悪い安吾、けほッ、エントランスが爆発した! 女も消えた! 火傷で重傷を負った奴も居る、から … ! 地下室も騒がしくなるかも、だ!   (2021/3/28 01:43:01)

坂口エントランスなら此方の無頼派連中が向かってた筈。太宰が居るなら取り敢えず火は安心しろ。後 …。( 耳元で聞こえる火特有の音に益々眉間に皺が寄るも小さい二人を傍に置いている今は舌打ちする訳にも行かない。堪えつつに思考を回し、空間掌握で全容を掴めば各々の動きを全て見る。地下に向かっているのも居るのを理解しては、其の場に居た此処側の文豪に二人を預け、先手を打つべく地下室から出ては駆け乍らの返答、) 奴はエントランスから出て居住区方面に向かってる。回り込むなら指示なりどーぞ。   (2021/3/28 01:49:20)

おう、なら俺は西側から回るから …__! ( 少しばかり煙を吸い込んで仕舞ったらしく、げほ、と空咳を繰り返しつつに彼の言う方へと前進。片手に狐、片手に大剣を背負い声に逐一頷いていると不意に、再度白の花弁が視界を舞う。目前には可憐な少女が一人立ち、戦乱の中でも淑やかで潔白な笑みを絶やさず、不気味にも血塗れで其処に居た。臨戦態勢に移行しては大剣を振り翳すも直後に右腕の感覚が失せ、ばた、と倒れ込む、)   (2021/3/28 01:54:58)

坂口…。檀?おい檀!( 毒の生成が終わった北原白秋が到着、及び図書館を茨の城にせんとし能力を展開し始めたとの報告に息を吐いたのも束の間。不意に彼の声が聞こえなくなれば何度も名を呼ぶ。だが己は己で地下室に押し入ろうとする敵を退くべく応戦する羽目になったが為に、微細な音迄捉える余裕は無くなり始める。だが今や此の図書館周辺は己側の司書が全掌握。空間を制御出来る存在が司書一人のみとなれば鼠一匹すら出る事も叶わない空間と化している為、万が一にも拉致沙汰にはならないだろうと高を括り乍ら、)   (2021/3/28 02:00:44)

お、まえは …。…。( 「 御機嫌よう、御姉様だけの丸太お兄さん。」美しい花には棘があると云う言葉は彼女にこそ通用する言葉なのか、と思える程、目前の女は酷く美しかった。同時に “ 彼女の事 ” を “ 思い出し ” 、酷く憎たらしくなって仕舞った。   (2021/3/28 02:04:27)

( 全ての元凶。其の血族。血塗れ司書と恐れられた “ 魔女 ” の、其の妹。何度も何度も目にし、恐れ、逃げた。如何して彼女が此処に。己の体躯の下敷きになった狐を救け出し、彼女が散歩でもするかの様な歩調で歩き出したのをぼんやりとした視界で見詰めつつ、無理にでも立ち上がろうと立膝をつく、) 安、吾。絶対に、絶対に其の女に、会うな。会ったら、逃げろ。彼奴は、…。… 平気で、人を殺す。   (2021/3/28 02:07:50)

坂口…。!あ、檀!無事だったか。( 交戦はしたものの所詮は戦闘を熟してきただけの生き人形。連携も何も無ければ幾らカンストしていようが侵蝕者よりも弱く感じて仕舞い、二流に堕ちた文豪達を屠る最中、漸く通信が繋がったらしい彼の声に安堵に弾んだ声を返す。だが聞こえた内容。其だけは理解出来ず、戦闘の最中にも関わらず唖然とすれば返すは呆れ調子、) 何言ってんだ。殺しに来てる相手を殺すのは当たり前だろう。頭でも打ったか?   (2021/3/28 02:12:32)

坂口((「 殺しに来てる相手を 」の部分要らねえな。無視して呉れ。(、)   (2021/3/28 02:13:12)

否。彼奴は …。殺した数と、其の種類が多過ぎる。( ふと彼女と向き合った時。蘇った地獄の日々に正直身震いがする。日々を血腥く過ごし、毎昼夜人が死に、意思を遺して息絶え、救出された日には何も考えられなくなっていた。そんな地獄を作り上げた、狂信者の血筋。悪魔が此の図書館に居る。人を殺す事を何とも思っていないばかりか、人の命で生き永らえるのだから、) … 右腕が、無い。喰われた。… そうだ、太宰やオダサク、中也や、心平、春夫先生は、みんなは、   (2021/3/28 02:29:31)

坂口ほーん。残酷な奴も居たもんだな。…。ま、あんたは戦線離脱しとけ。他の奴等は全員無事だから。( ぱち、と瞬きをしては思考したのも刹那。どうせ殺せば何も関係無い上に殺しに多さも種類も無い。殺しは殺しだ、なんて己の中で改めて定義付けた時、廊下の向こうから茨の群れが押し寄せる。其も二種混合。片方は此処側の文豪には効き目が無い睡眠毒、もう片方は己側の文豪にのみ聞く解毒薬。一瞬視界が歪みはしたものの直ぐに立て直し、瞬く間に茨の城と化した廊下を直進む。如何やら茨で感知した先に首謀者が居たらしく、今し方拘束したとの報告を受けたが為。廊下の至る所に転がる眠った文豪達の体躯を蹴飛ばし乍ら向かった先は中庭。一番茨が密集した中、話通り眠りの棘に躯を捉えられている少女の体躯を見遣る、)   (2021/3/28 02:35:33)

… 全員、無事か。そうか …、…。( 昔の事を思い出すと愈々己らしくなくなって来る。自図書館の文豪は無事で、友も師も皆健在と。   (2021/3/28 02:41:00)

(( 打ち直す。   (2021/3/28 02:41:14)

… 全員、無事か。そうか …、…。( 昔の事を思い出すと愈々己らしくなくなって来る。自図書館の文豪は無事で、友も師も皆健在と。何より安堵し、身体中の力が綻んだ。彼とそう離れていないが別の場所の壁に沿って座り込み、失くした右腕を気にする事無く休息につく。短時間だったのに酷く疲れた、なんて内心、瞼を落として薄ら笑んだのが健常の最期、)   (2021/3/28 02:43:58)

坂口…。ん。御休み。( 少しずつ力を失って行く声に亦一つ息を吐き、ぽつ、と呟けば彼の事は管狐に任せ、改めて少女を見上げる。毒でぐっすりと眠っている様子は唯々美しいだけ。美しい女が居る。ふと過る違和感染みたものを首を振り霧散させれば、手筈通りに事を進める。指鳴らしで出現させた輪っかを足首に嵌めてやり、錬金術師としての力を完全に封じ込めた上で、別の輪も嵌め込み意識を封じ込める。完全に封じたのを肩を刺しても起きない事を以て確認し、司書へと繋ぎ「 ちゃんと指示通り“殺した”ぜ 」と告げてから後は別の文豪に回収を任せる。彼女に使役されていた文豪達も己側の図書館が管理するものとし、一仕事を終えた感覚に大きく伸びをする、)   (2021/3/28 02:51:27)

……。( 「 あーあ、おドジな女の子 」頭の内に響く声は高貴。其で居て残忍。絵に描いた様な地獄絵図、惨劇が、ほぼ毎日の様に夢幻に浸る脳髄を犯し、掻き混ぜて行く。既に脱した筈の血の箱庭が迫って来たと知っていれば、少しでも正常にものが喋れただろうか。__ 少女の声が響く。之は彼女の “ 血 ” が遺した、強制的な蘇生装置の為の、材料だった。___ 大きな爆裂音が、肉の弾け飛ぶ音が廊下に響き渡る。壁も床も棘も血で染まり、己の下半身が血溜まりと化した事等気付かない儘、床に上体はずり落ちる。同時刻、彼の目の前で少女は消失した、)   (2021/3/28 02:58:15)

坂口…。!( 回収を待つ最中、退屈さから空を仰いでいた時、不意に亦一つ爆発音が響く。同時に目の前で少女の躯が消え失せた。反射的に目を見張り、転移の可能性を考えたが直ぐ様拒否。何せ空間丸ごと封じている現状、内外部は完全に絶たれている。通れるとしても己側の図書館のみだが其処にしても毛の先でも侵入すれば忽ち警鐘が鳴り響く。錬金術師の力を封じているからには術系も全て発動しない。何が原因かと盛んに首を捻り、廊下の惨状等知らぬ儘に司書と連絡を繋ぎ指示を仰ぐ、)   (2021/3/28 03:06:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2021/3/28 03:18:31)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/3/28 03:27:04)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/3/28 14:04:06)

……。( 少女は己の血肉、神経や骨を喰らい尽くして有るべき力を取り戻し、図書館の外へ逃亡した。今頃北叟笑み乍ら其の姿を変え、亦誰にも知られる事無く血の中で暮らすのだろう。特務司書だとか人間だとか云う前に、アレは抑人理と人智を飛び越した “ 生まれ付きのバケモノ ” 。人なんざ疾うに捨てている。何時から生きているかも知ったものではない。厄介過ぎる、と内心呟いた時には既に下半身は無惨にも弾け飛んだ後で、上体だけ残った儘廊下を赤に彩る、)   (2021/3/28 14:10:22)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/3/28 14:11:32)

坂口「 つっかれた ~…。此処騒ぎ頻繁に起き過ぎて嫌になるよな。 ( 漸く騒ぎが終息を迎えた頃。結界範囲外に飛び出した異物に気付いた司書が、即座の捕獲と殺害を企て暗躍する頃。特殊能力を解放した姿で、ふよふよ、と空中を泳ぐが如く廊下を進みつつの独り言。“ 人魚姫 ”と名付けられた姿は、紅く半透明なオーラを魚の鰭にも似た形で纏い、空に揺れ靡く。従来の水操作に加え、本人は発動中何が何でも死ねなくなる、血肉を接種した者の傷を忽ち癒す、なんて悪趣味なものだが有用。過剰に接種させた時や無理に解除した時の反応が怖いだけなのだ。よって効果が切れる迄はと漂う最中、廊下の向こうに夥しい赤を見る。ぎょっとして近寄れば其は此処の図書館に属する親友の姿で、すい、と泳ぎ近寄れば下半身が消し飛んでいる事に更に瞠目。潜書外が幸いして生きてはいるらしいのを見れば、即座に親指を噛み切り滴る血を彼の口に含ませる応急処置、)  檀!檀ってば!」   (2021/3/28 14:22:17)

…… だ、ざ … ぃ … ? ( 既に意識は落ちているにも拘らず、直ぐ耳の傍で聞こえる声に即座に意識は持ち上がる。崇拝するには常に対等で、盟友と呼ぶには余りに眩し過ぎる、斜陽色が良く似合う彼の声だ。其だけで少し傷が癒えた様な気もする中で、薄く開いた琥珀は柔らかな赤を臨む。小さく其の名を呼んだ時には口から赤が多量に噴き出し乍らも、既に意識を保つだけでも全神経を集中させてい乍らも、いの一番に吐き出す言葉は、) … 無事 … か …… ?   (2021/3/28 14:31:48)

坂口「 俺の事気遣ってる場合 !? も ~ 躯半分消えてんだから大人しくしてて!( ふと目の前の瞼が持ち上がる。赤を吐き出しはするも意識を保てる位にはなったか、と安堵したのも束の間、真逆の言葉にムッとしては黙れと言わんばかりに赤を量産する指を彼の口に突っ込む。ふより、と尾鰭状に纏まった下半身とオーラを揺らし乍らに、) 」   (2021/3/28 14:35:10)

ん''、……。( 相変わらず元気らしい、と何時もの口調で叱る様子に安堵すると肩の力を抜く。下半身と腕が消えたと云うのに、我乍らこうして認識も思考も出来ている辺り良いものだ、と内心。彼の指から漏れ出る血を呑むも反射的に口を開く、) … はは。…… 太宰、御前 … 人魚姫、かよ …。   (2021/3/28 14:38:41)

坂口「 あ、矢っ張り解る?( 漸く大人しくなった様子に、ふん、と鼻息荒く吹くも、次に聞こえた声に緩に瞬き。上記で応えてはもう片方の親指も噛み、止血されてきた方の指と交代する形で亦突っ込み乍ら、) 之が俺の暴走制御状態。“ 人魚姫 ” って云って、俺の躯の一部を取り込めば忽ち傷が治っちゃうし、俺自身も死ななくなるの。御似合いでしょ。 」   (2021/3/28 14:44:46)

… ん。… 凄い、凄い … 綺麗だな …。( 段々と治り、脚の付け根迄衣類も含めて復元されて来た頃。彼が自慢気に語る能力の情報に、ゆっくりと小さく頷き、左腕を伸ばして赤の髪に載せようとした時、バシュ、と亦肉の裂ける音が響き、左腕が血肉片と化して間合いに飛ぶ。彼の白肌諸共赤で彩る腥さを其の儘に、琥珀をかっ開いては痛苦に呻き奥歯を食い縛り、歯の間から血混じりの息を吹き鳴らす、)   (2021/3/28 14:54:34)

坂口「 でしょでしょ?ってうわッ !? ( ふと此方へ伸びる手。撫でようとしているのか、と感付き頭を寄せるも直後には腕が爆ぜ、両の目が丸まれば反射的に手も引っ込む。今度は何、と心底慌てふためいてはうろうろと挙動不審、) 」   (2021/3/28 14:59:14)

ゔ … ッぐ、あ''、… !! ( 痛い。苦しい。今にも神経が千切れて意識を殺しそうだ。血染めの揺れる視界で彼を見据え、慌てふためく様子を横目に喘鳴を吹き鳴らす。彼の前で、無様に意識を絶ってなるものか。兎も角現時点で彼女が生きている事は間違いないとして、彼へ辿々しく告げるのは今己が持つ情報、) 太、宰 … 彼奴、は、俺の躯を喰って、生き延びる。俺を、身代わりに、して、延命する、から、… 次は、多分 …、首、かも知れない、   (2021/3/28 15:12:18)

坂口「 …。檀。( 如何しよう、如何しよう、と無様に頭が空回りする最中、聞こえた彼の声にぴたりと静止。彼の躯を使って生きている、今度は首を持っていく。二つの話に、かたん、とピースが嵌まれば、ゆらり、と尾鰭を揺らし更に近寄る。瀕死の彼の頬に触れては問う、) 苦しくても生きたい?楽に死にたい?」   (2021/3/28 15:15:55)

… 俺、は ……。( 不意に聞こえる焦りを孕んだ落ち着いた声に、問い掛ける生死の選択に、ふ、と琥珀は伏せる。首を持って行かれるのも時間の問題。此処で生きる事を選んだとして、間に合わなければ即死は確定。彼に任せるのも矜持が邪魔すると云うのに。__ けれども、死を選ぶのもらしくない。彼の前で死を選ぶのは、彼に生前の己の気持ちを味わわせる事になる。其に __ 未だ、伝えられていない事も、有る。彼の問いから暫時の後、に、と笑んでは赤の中で笑ってみせる、) 御前、が、此処に居んのに …。死ねる訳、ねーだろ … !   (2021/3/28 15:22:49)

坂口「 …。ん。解った。ありがと、檀。( じ、と見詰め返事を待つもそう時間も経たなかった。此方のでも見る不敵な笑みに、ふ、と瞼を伏せ笑めば司書へと連絡を繋ぐ。次の瞬間には白狐が彼の頭の上に舞い降りたのを見ては、少し躊躇うも自らの左手首を水流で切り裂く。火花が散る様な痛みに呻き、びしゃ、と大量の血が溢れ出す最中に繋ぐ、) 俺の血、飲んでよ。そしたら … 檀との繋がりを通して、先刻の女呪い殺すから。 」   (2021/3/28 15:30:23)

…! … 悪い、( 目の前で見える幼い笑みは、再び赤で彩られた。けれども其は呪いで繋がれた己の出血では無く、彼が自ら手首を裂いた為に起きた出血。目を見開き改めて謝罪を述べると必死に首を伸ばし、白い手首へと弱々しく咬み付く。呼吸さえ儘ならない中で、赤ん坊の方が未だ上手く飲めるのではないか、と云う風に血を飲み下す。其の中でふと、ずっと己の傍に居て呉れた紺色の管狐が不意に高く嘶き、廊下の向こうへ駆けて行くのを一瞥する、)   (2021/3/28 15:36:23)

坂口「 い"、…。ん。( 彼は謝罪はしたものの傷口に噛み付き、懸命に血を啜り始める。揺れる神経が絶えず焼け付く痛みを発するも、脂汗を額に感じつつに耐え凌ぐ。不意に高く鳴き何処ぞへと駆け出した別の狐に、確か坂口安吾の、と追想をするも直ぐに度外視。司書の力も借りて行うのは、此の制御状態に於ける呪いを対象へ送り込む事。呪詛には呪詛返し、とあの女が繋いでいた呪いを介し、人魚の呪いを注ぎ込む。当然微量は彼の躯に残るも能力として使う程度。此の図書館を襲撃した少女に起こるのは、肢体や眼球が滅茶苦茶に生える異常発生。当然正気を失う可能性は有るにしろ、錬金術師としての力も筋力も失った以上、出来る事と言えば無様にのたうち回るだけだろう、なんて思考も半分に、) 」   (2021/3/28 15:43:11)

… は、… ッう、ん''ん …。( 彼の今の姿は人魚姫。人魚の涙は飲むと不老不死になると云うが、血は如何なのだろうか、なんて思考が戻る程には回復して来た頃。懸命に血を吸い時折呼吸を繋ぎ、生き永らえる為に鮮血で喉を潤わせる。当然美味くも不味くも無いが今は、之を飲まねば死に至る。生きなければならない。例え其が親友の血だとしても。は、は、と荒々しい息を繋ぐ最中、不意に背筋へ鋭い痛みが走っては思わず彼の手首を強く噛む、)   (2021/3/28 15:51:11)

坂口「 ぅ" …。( 心臓が拍動する度に全身を穿つ痛みに耐え乍ら、化物同士の対決に洒落込む。当然向こうも死ぬまいとして必死に抵抗しているのが如実に伝わるもので、簡単には押し込めそうにも無いが此方は相手の力の根源を絶っている上に無尽蔵に力を持つ。持久戦となった今では己側に利しか無く、人魚の呪いの合間を縫ってやって来た狐の呪いが少女の心臓を握り潰したのが最期、) 」   (2021/3/28 15:56:10)

ゔぁ、…。…。( 血が噴き出る。視界の彼方此方に映り込む棘が亦赤に染まる。まるで下手な邦画でも見ているかの様に、出来過ぎたファンタジーの筋書き。耳の奥で聞こえた遠い笑い声が、其の命の根源を絶っても尚、聞こえる。可笑しい、なんて眉を顰めた時には痛みに耐え兼ね血涙を流しつつ意識を絶ち、ぐったり、と躯は力を失う。けれど、) 『 …… 遊戯は、未だ、終わっていませんのよ? 』 ( 直後。蒼の短髪は白に染まり、瞳は光を失った深い赤に変わる。身体で欠損した部分は白い花弁を纏めて代わりの腕や脚と成し、陶器の様な白い脚で立ち上がっては白い手で大剣を引き抜き掲げる。魂と躯は違う、と言ったものだが、“ あの姿 ” が本体だとは言っていない。人魚から距離を取り、ニヤ、と不敵に笑ってみせれば、) 『 そう簡単に舞踏会は終わらなくってよ? 人魚姫さん。』   (2021/3/28 16:09:08)

坂口「 !…。態々戻ってきたの?莫迦だな。捜す手間省けたからいーけど。( 不意に目の前で力を失った親友に、亦狼狽え名を呼ぼうとするも直後に聞こえた声と変質に瞬きをすれば己も亦距離を取る。ゆらん、と豪奢な鰭が揺れては金色は細まる。己の傍らには件の白狐。そう言えば濃紺の狐は何処に行ったのだろう、と思考の端に思案しつつ視界の端に映る術式を眺める。結界を張り直したらしいのを視認してから、) とっくに舞踏会なんか始まっちゃいないさ。始まってんのは只の茶番劇と百鬼夜行。何を勘違いしてるのか知らないけど、もう逃げ場無いよ。 」   (2021/3/28 16:16:54)

『 ? 構わないわ。だって私、こんなに楽しい!こんなに追い詰められたのは久し振りなの!だから、太宰治さん。私の事、どうか無慈悲に殺して下さらないかしら! 』 ( 魂だけになり、依り代は躯に宿る遺伝子から得た情報で元々姉の図書館に所属していた文豪に宿る。視線は高く、目の前は血だらけ。けれども至極気分は好く、痛みも苦しみも最早オーガズムの域。楽しい。嬉しい。目の前の惨状に頬が赤らむとケラケラと狂った様に笑ってみせる、) 『 私、もう百年も二百年も生きて来たの! けれどこんなに楽しいのは本当に久し振りで、もう堪らない位に面白くて!   (2021/3/28 16:26:58)

『 私、最期に鬼ごっこでもして、血と戦乱の中で死にたい! 苦しくても怖くても、其でも此処で死んだって後悔なんて無い! 嗚呼楽しい、楽しくて笑いが止まらない!   (2021/3/28 16:28:23)

坂口「 そうなんだ?随分退屈な世界で生きてきたんだね。…。そんなに苦しいのが良いならさ、一つ提案が有るんだけど。聞いてみる?( ふむ、と誰かに真似た思案顔をしては考えが巡ったのはほんの一瞬。態々此処に元居た文豪達を己側の図書館に、避難と云う形で人払いさせた理由。生け捕りが最高だとは言ってはいたものの、あの時心臓を握り潰してから勝敗は確定している。彼女の命が手の中に有る今、司書が望む儘に発言するのも亦道化、) 」   (2021/3/28 16:33:48)

『 ? 何かしら。人の沢山居る場所に連れて行って下さるの? 』 ( 大剣を握り、依り代の躯を恍惚の目で見詰める事暫く。之が姉の陶酔した男の躯か、なんて追想する最中、彼から一つ提案が飛ぶと幼い動作で首を傾げ、更に言葉を紡ぐ、) 『 出来る事なら、十人位の人と踊りたいわ。後、紅茶も飲みたいし、美味しいお菓子も食べたい! お腹が空いたの。叶えて下さらない? 』   (2021/3/28 16:40:47)

(( 色変えんの忘れてた。( すん、) (、)   (2021/3/28 16:41:10)

坂口「 人に似た何かもごちゃ混ぜだけどね。提案を呑んで呉れるなら、一寸制約はするけどちゃんと叶えたげる。( 如何やら話を聞いて呉れるだけの思考は有るらしい。ゆぅらり、と気儘に尻尾が揺れては黄金色は緩に伏せ、口元で弧を描く、) 俺達の実験に協力する気、無い? 」   (2021/3/28 16:45:03)

『 実験? 実験って、楽しい事? 沢山踊れるの? 』( 緩い微笑を湛える彼から発せられたのは、実験、の二文字。外界からの情報が無造作に流れ込む自らの居場所では自ら謎を解き明かす行為等した事が無く、良い男の躯に宿っているにも関わらず、濁った紅を輝かせ興味津々に問う、)   (2021/3/28 16:49:30)

坂口「 愉快な事になるし、愉快な奴等と死ぬ程踊れるのは保証するよ。( 可也興味を示して呉れた彼女へと畳み掛ける様に強調し強調し謳う。実際己は実験に荷担しない側の文豪では有れども、話を聞く限りでは言葉にした通りの事が起こっている。最近では政府直々に金銭援助も入り、様々な事が好き勝手出来る様になった、と司書の上機嫌な顔を思い出し乍らに、) 御前が生きてた場所よりもずーっと刺激的な事ばかり。毎日飽きさせないって約束するよ。如何? 」   (2021/3/28 16:54:19)

『 本当 !? 其、本当の事 !? 亦血の中で紅茶が嗜めるのね!美味しいベーグルやドーナツを食べ乍ら踊れるのね! うん、勿論!私、其処で暮らす!そんな楽しい所があるなら、私は家の事も何もかも捨てて其処で暮らしたい! 』( 辺りは満遍無い程血腥く、其処彼処で爆薬と火薬と鉄錆の匂いが漂っていて、唯でさえ興奮が冷めやらないと云うのに。目前の彼から発される言葉のなんて素晴らしい事か。大剣を床に刺して両手で顔を挟むと高らかに笑い、上機嫌の極みに達する中で一つ、) 『 ねえ、もう一つ良いかしら! 私、此の躯の儘其処に行きたい!此の躯は宿っていてとっても居心地好くてね!屹度御姉様の文豪だからと思うのだけれど、… 御願い出来ないかしら! 』   (2021/3/28 17:03:28)

坂口「 ほんと?やった。一寸司書の御願い聞いて呉れたら全部叶えたげる。血で塗装したカーペットの上で、腸で飾ったシャンデリアの下で踊らせたげる。( 屹度血肉で狂って仕舞っただけの、純真な少女。だが見た目が親友なのだから居心地悪くて堪らない。そう思った矢先の言葉に軽く瞠目。確か既に此の図書館の文豪として馴染んでいた筈。だがそう日も経っていない故に愛着も無く唯、苦しんででも生きたいと言っていたか、と思い返しては暫しの思考の後、) そうだな ~ 。でも其の躯、今は此の図書館のなんだよね。然も此処のって司書が仲好くしてる所のだからさあ。用意する別の躯に乗り代わって呉れるなら、屹度司書も喜んで色んな頼み事聞いて呉れると思うんだよな ~。あ、無理にとは言わないけどね。 」   (2021/3/28 17:12:25)

『 やったあ !! …。あら、そうなの?なら解ったわ、残念だけど。丸太御兄さんは其方へ返しますわね。』( 全てが叶うと聞いて、血と臓物で飾られた所で踊れると聞いて、先刻から心躍って堪らない。白い腕を振り回して喜ぶ中で一つの細やかな願いが暗に取り下げられると少し残念そうに笑ってみせ、ならばと代わりの願いを吐き出す口、) 『 なら、代わりにもう一つ!私ね、何人か会ってみたい人が居るの!狂ったって噂の落伍者さんと、啄木鳥さんと、後は貴方の御仲間とかに! 喋ってみたいなあって思っていたの! 』   (2021/3/28 17:20:48)

坂口「 聞き分けが良くて助かるよ。御褒美用意する様にって司書に伝えとくね。…。う ~ ん。俺の仲間達は良いけど、あの二人かあ。傷付けない、何もしないって約束出来る?出来るならお話位は許してあげる。( 想像以上の思考の単純さに内心驚きつつも平常を取り繕い、鰭を気儘に揺らしつつに要望を一つ。叶えるからには対価が必要、なんて人魚姫の魔女が言っていた事を思い返し乍ら、) 」   (2021/3/28 17:25:30)

『 勿論!私、子供大好きだから! 』( 視界の隅で揺れる半透明の紅が瑞々しく綺麗で、ふう、と感嘆の息を吐く間に告げられる事には満面の笑みで快諾。姿形が彼の親友な為に、恐ろしい程不似合いなのは知った上での血塗れの笑顔、) 『 だって私、ずっと昔から子供と一緒にいたもの!実は夏目さんの少し年上だったりするのよ? 』   (2021/3/28 17:30:49)

坂口「 そんなら安心だね。余計な事したらつまんなく殺すから其の辺り宜しく。…。へえ、そりゃ長生きだね。退屈にもなる訳だ。( 次いで告げられる台詞に軽く目を見張れば関心の一言を添える。もし本当ならば退屈するのも頷けるし、否にしても単なる子供の狂言にしかならない。何方にしても変わらない事象だと結論付けた時、不意に何も無い場所からフリルの可愛らしい服を纏った少女の躯が現れる。白く長く伸びた髪、長く伸びた睫毛の下は屹度紅玉の様な深紅なのだろう。思考した末に、ひょい、と空の器を抱きかかえて差し出す。ちゃっかり術式が掛かっている辺り抜け目無いな、なんて内心呟く、) はい、之。新しい躯ね。入れる? 」   (2021/3/28 17:35:41)

『 そうよ!御姉様が二人居たのだけれど、片方は病死。片方は此の御兄さんに殺されちゃって。つまらないでしょう?だから私、ママ以外は嫌いなの! 』( 緩く琥珀が丸まるのを見れば思い出す事をハキハキと告げる。何方も死ぬ事を恐れ私利私慾に生き、最終的にはあんな死に方をした。だからつまらないのだと高らかに謳う中で不意に彼の腕の中に収まる可愛らしい入れ物に、ぱ、と顔が明るくなると嬉々と受け取り入ろうとする、が、) 『 … でも、私が抜けたら御兄さん、死んじゃうかも知れないわ。医務室に行かないと。連れて行って下さらない? 』   (2021/3/28 17:48:31)

坂口「 あ、大丈夫大丈夫。俺の血飲ませて有るから。抜けた後に連れてっても間に合うよ。( つまらない死に方をした二人を厭うのならつまらない死に方になる様な真似はしないか、なんて内心。受け取る前に器の事を告げる彼女へとあっさり否定。先刻ので躯には己の血が相当溜まっている筈。本質で有る呪いも先刻の争いで向こう側に消費した為、万が一にでも異形化はしない確信の末、) 」   (2021/3/28 17:53:16)

『 あら、なら安心ね。素晴らしいわ人魚姫さん。貴方にもう一寸早く会えていれば、貴方を依り代にしたかも知れないわね。』( 彼がやんわり否定を述べると再び輝く微笑を見せ、最後に少しばかり可能性を含んだ言葉を落とせば瞼を落とす。軈て瞼の奥の赤は琥珀に戻り、白い髪は元通りの青色に戻る。ぱち、と目を開けては移転する前、にこ、と笑って、) 『 じゃあ、御姉様の御気に入りのお兄さん。頼んだわね。』→   (2021/3/28 17:58:01)

… ッぐ、ぁ ( ふ、と意識が戻る。何か悪い夢でも見ていた様な気分だと頭痛と眩暈を認識する前に、ぐら、と覚醒し切らない視界が揺れ、肘と膝迄躯を取り戻しつつも床に倒れ込む。痛いし苦しいが先刻の比にもならない程楽だ、なんて内心、己の傍で立ち上がる少女と佇む人魚を見上げる、) 何、が … 如何なってんだ、頭いてえ …。   (2021/3/28 18:00:56)

坂口「 そりゃ危なかった。…。ん。おはよ、檀。( きちんと体躯に入って呉れたのを確認し、抱きかかえていたのを解放すれば目を覚ました彼を見遣る。事態は最早完全に収束したと言っても過言では無い状況になったが為、のんびりとした口調で語り掛ける。少女の躯に課した制約は、能力の制御と、体躯への呪縛。解けるのは司書のみとなったからには、今の彼女は只の少女でしかない故、) 話すと長くなるから亦今度ね。取り敢えず補修室行こ。立てる?運んで欲しい? 」   (2021/3/28 18:06:38)

はよ …。…。ん。立てる。( 少し呆然としている間にも人魚の血の御陰で幾分か回復し、手首足首迄戻ると後は自らの能力を使って手と足を作る。緊急処置だが、司書のイメージから与えられた通常召喚能力。能力名こそ無いが、植物を操る事が出来る。基本的に何処からでも生やす事が出来、自由自在に操れるのだ。イメージカラーが緑だからと云って安直な、と内心思えども、木で出来た足で地面と接し、手を握ったり開いたりして動作を確認してから、) 有難な、太宰。貧血でクラクラすっけど、此処迄治して呉れて助かった。   (2021/3/28 18:16:26)

坂口「 ま、此処のには死なれると夢見悪くなっちゃうからね。御礼はご飯でいーよ。( ゆらりん、と空中で躯を捻り一回転しては悪戯っ子を其の儘大人にした様な笑みを浮かべる。此処のは植物なのか、と己側との違いを眺めては軈て、すい、と泳ぐ様に先を行く、) ほら行こ。此の子も俺の所の仲間に会いたいーって言ってたし。 」   (2021/3/28 18:20:21)

ん、ああ。奢らせて呉れ。… そう、か。おう。解った。( 本物の手や足に比べると感覚は薄弱だが、補修室に行く迄は   (2021/3/28 18:23:05)

( 之で繋げる。向こうの己は如何云った能力を遣うのだろうかと内心、彼からの笑みには頭を撫でて遣りつつに笑む。やや千鳥足になり乍ら、彼の言葉に頷き大剣を手に持った儘同行するべく歩は進む、) そうだ太宰。其の姿の儘でしんどくねえか?   (2021/3/28 18:24:54)

坂口「 ん。へへ。( ふと頭に乗った手は幾らか大きく心地好く、すり、と擦り寄れば其の儘彼の周囲を一周。ぐるり、と泳いだ後は亦廊下を進む。其の途中に掛かった問いに緩く瞬きをすれば、) ん?平気平気。暴走制御はしてるんだけど消耗少ない方なんだよね。血が減ったから少ししんどいけど。」   (2021/3/28 18:29:48)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2021/3/28 18:45:38)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/3/28 19:05:38)

そうか。流石、太宰は凄いな。矢っ張り天才だよ。( 機嫌好さそうに遊泳する彼を見て柔らかく笑んでは、依然頭を撫で遣りつつに賞賛する。軈て光景は転送室へと移り、少女が逃げない様に確りと見詰めつつに転送装置へ数値を打ち込む、)   (2021/3/28 19:09:25)

坂口「 でしょでしょー!もっと褒めても良いんだぜ?( 撫で乍ら褒めて呉れるとなると言の葉も心地好く、あどけなく笑んでは嬉々として擦り寄る。矢張り個体が違えども親友は親友か、なんて内心御機嫌に諳じるも少女は確り見詰めた儘、然り気無く退路を奪いつつに転送を待つ、) 」   (2021/3/28 19:12:37)

うん。暴走制御は難しいらしいって安吾から聞いてたけど、其をこうして使い熟せてる太宰は凄えよ。然も其の姿、凄え綺麗だし。派手だけど何処か飾らない感じっつーの?其処も手を抜いてない辺り太宰らしくて、俺は好きだよ。( 手に擦り寄って来る彼の赤髪を撫でつつ、もっと褒めろ、と言われれば此方も嬉し気に目を細めて笑いつつに続けて言の葉を注ぐ。そうこうしている内に向こうの図書館に辿り着くと、此方へ向く様々な感情の目を受け流しつつに補修室へと向かう、)   (2021/3/28 19:20:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/3/28 19:33:11)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/3/28 20:00:26)

坂口「 さっすが檀。俺の事判ってるな ~ !( 次から次へと降り注ぐ褒め言葉の数々に気分はすっかり有頂天。拘っている見た目への視点も有るとなると気分は好くなるもので、視線をものともせずに鼻歌混じりに空を泳げば軈て目的地に辿り着き、ふと問い掛けを、) 調速機滅茶苦茶余ってるんだけど、如何する?使っても良いよ。 」   (2021/3/28 20:04:31)

俺は御前の事なら何でも知ってるぜ。…。ん。嗚呼。使っても良いか?早いとこ本調子に戻っておきたい。( 此方のでも良く見る明るい表情に自然と頬が緩む中で、転がる問いへは直ぐに肯定を返す。大剣を仕舞い著書へと返しては、かしゃん、と装置の中に嵌め込み、寝台に寝転がった上で作り物の手と足を取り外す。当然滲む血と剥き出しになる肉の断面が空気に触れ、小さく呻きつつに、) じゃあ、頼めるか?太宰。   (2021/3/28 20:09:30)

坂口「 はーいっと。( 肯定の返事が飛べば己も亦指鳴らしで調速機を取り寄せ、装置に嵌め込み起動する。がちがち、と勢い好く歯車が回れば瞬く間に補修が完了。熟便利なものだと感嘆も半分に、漸く能力を解除し床に降り立つ、) 調子は如何? 」   (2021/3/28 20:12:54)

ん …。ん。悪くねえ。有難な。( 軽く弾む動作で彼の手に握られた調速機は装置へと嵌め込まれる。歯車が回るとあっと云う間に手も足も戻り、ふ、と息を吐くと例の後に再び立ち上がる。補修室の中に少女が佇むのを確認してから、) 兎も角此奴を其方の司書に預けて来なきゃな。退屈に痺れを切らして、何時もの癇癪起こされたら堪ったもんじゃねえ。   (2021/3/28 20:21:28)

坂口「 あ、其の前に二人に会わせなきゃ。後でちゃんと司書の所に預けるから安心してよ。( きちんと肢体も元に戻ったのを満足感から頷き、ぐん、と伸びをしては戻ってきた重力の重さに眉根を寄せるも今後の予定を声に出す。確りと覚えている事の主張をしては、其方は如何する、と視線で問う、) 」   (2021/3/28 20:25:13)

二人って、安吾と石川先生か? …。ま、御前が付いてんなら安心か。( 躯は補修で五体満足に戻り、彼の躯も亦能力解除で人間のものに戻る。矢張り見慣れたもの故に安心する、と徐に腕を伸ばし赤髪をわしゃりつつ、無言の問いには寸時思考してから、) 取り敢えず、俺は司書の所に行って来る。其から、太宰とオダサクの所に行くよ。俺が居なくて泣いてるかもだからな。   (2021/3/28 20:34:06)

坂口「 ん。じゃ、亦ね。( 事有る毎に撫でてくる手に、何らかの癖だろうか、と思考も半分に頷き隻手を振り、少女と共に補修室を後にする。ややぼさついた髪を手櫛で整えては伸びをし、あの二人は今なら、と思考した所でふと思い出す、) そう言えば名前は? 」   (2021/3/28 20:42:25)

『 私の名前?ええ、私の名前はアイリス。フルネームじゃ長いから、そう呼んで頂戴。( 青が良く似合う男を一瞥し赤髪の男の後を追う。幼い顔付きはコロコロと変化し、まるで人形の様。其が道化で有る事も知っているのだけれど、内心。彼の問いにはやんわり笑んで正直に返す、) 』   (2021/3/28 20:49:57)

坂口「 そか。ん。宜しく、アイリス。( 道すがらに名を聞けば反復し記憶する。名前が長いともなれば完全に異人だろうか、と思考したのも束の間、恐らくは居るで有ろう部屋の戸を開く。記憶が確かならば今日は他明星の面々が面倒を見て呉れていた筈、と室内を見回す間も無く先生達に遊んで貰っている二人の姿を発見する、) ほら、あのちっこい二人。何方が何方かは判るでしょ? 」   (2021/3/28 20:55:27)

『 ええ。宜しくね、天才小説家さん。( 名を呼ばれたのは久し振りだ。特務司書も審神者もやっていると本名で呼ばれる事は先ず無く、こうして名を聞かれたのも久し振りだ。前は政府に取り調べを受けた時だったろうか、と追憶する中で、   (2021/3/28 20:57:41)

( 双の紅は啄木鳥色と濃紺を臨む。ぱあ、と顔は輝き、) ええ、解るわ! 話し掛けても宜しくて? 』   (2021/3/28 20:58:50)

坂口「 大丈夫じゃない?呉々も、言った事は忘れない様に。後、止めろって言ったらぜーったい止めろよ!( 先生達が此方に気付けば、己は耳打ちで斯々云々と状況を説明。制約は守らせると伝えれば各々の反応が返り、己は上記で彼女へと伝える。見慣れない顔だからか少しばかり警戒を見せる小さな二人を宥めつつ、) 」   (2021/3/28 21:03:20)

『 解ったわ!有難うね! ( 彼からの言葉には従順に頷き、笑顔で二人の傍へ駆けて行っては僅かに距離を取った上でしゃがみ込み目線を合わせる。一人は怯え、もう一人は護る形で此方を見ている様子に赤を細める、) 御機嫌よう、麗しい恋仲さん。私の曾孫が迷惑掛けちゃって、ずうっと謝りたかったの! 私は人のありのままが好きだから、ああ云うやり方は好きじゃないのよね。ターニップは何時もああなの。御免なさいね。』   (2021/3/28 21:14:36)

坂口『 へ?…。え。えっと …。( 突如として現れた謎の女。女性なだけ恐怖心は未だ薄くは有るものの見知らぬ他人には未だ適応出来ないもので、彼の陰に隠れつつも話を聞きはするものの突然捲し立てられては困惑が表情に浮かぶ、) 』   (2021/3/28 21:20:45)

『 ああ、解らないかしら? 実は世界の何処にも私の血縁者が居るの。総称して、ルナの悪魔、と呼ばれているけれど。つまり貴方達の人生を狂わせた男は、みんな私の子孫なのよ。本っ当に御免なさい! ( 如何やら周囲に疑問符が乱立しているのを見れば、順を踏みつつ彼へ丁寧に説明する。改めて頭を下げてから傷付けない様に、) 私の曾孫と玄孫が迷惑を掛けて …。御免なさい。之だけは言っておきたかったの。風の噂で聞いたから。』   (2021/3/28 21:26:56)

坂口『 !? …。え、と。…。( 血縁者が如何だの、悪魔が如何だの。療養の御陰で頭は回る様にはなれども、目の前の少女が起こした事は何も知らない。図書館の襲撃が有ったらしい、とは噂に聞いた程度で実感も無い儘に、悩みに悩んだ末に返答を弾き出す、) …。御前の子孫が、何かしたかもしんねーけど。…。俺様は、御前に何もされてねえから。謝られても、困る。』   (2021/3/28 21:31:21)

『 …。嗚呼、なんて優しい雛鳥さんなのかしら。状況が違えば抱き締めて頭を撫でてあげたかった。( 彼の言葉は辿々しく、   (2021/3/28 21:41:01)

( 正に子供の其だが、だからこそ何処か愛おしく感じられる。今回の騒動を知らないのか、其とも吹っ切れたのか。何方にしても己には慈悲の言葉に感じられ、隣の濃紺も同様に頷いているのを見て柔らかく笑むと、ふわ、と赤は更に細まる、) 二人共、強く生きてね。貴方達にあんな運命が無ければ踊ってあげても良かったけれど、私はきっと運命が変わっても、恋人を奪って踊らなかったでしょう。… どうか末永くね。』   (2021/3/28 21:43:54)

坂口『 …。ん。( 話を締め括ったらしいのは判れども、結局何が言いたいのかは殆ど伝わらなかった。辛うじて理解したのは、祝福された事、唯一つのみ。故に、こくん、と確かに頷いては言外の証明代わりにと傍らの恋仲の手を握り直す、) 』   (2021/3/28 21:47:40)

『 …。其じゃあね。( どうか健やかに、と願うのは心の隅。悪魔も慈悲を持ち合わせるか、と北叟笑んでは元通り赤髪の彼の元へ戻り、にこ、と微笑んでは赤い外套の裾を引っ張る、) 其じゃあ、連れて行って呉れるかしら。血で血を洗う、臓物のシャンデリアが照らす舞踏会へ。』   (2021/3/28 21:53:30)

坂口「 あ、お話終わった?じゃ、行きますかね。( ふと小さな手が街灯を引っ張ってくる。終わったらしいのを態度でも知れば、こく、と頷き、其の場に居た面々へと手を振ってから部屋を出る。向かった先は転送部屋。数字を打ち込み、彼女と共に地下の転送部屋へと移動しては、今度は更に無機質な廊下の向こうへと進む。するととある一つの重厚な部屋の前に司書の姿が有ったの認め、後は任せた、と足早に踵を返す。大凡の予想は付いているにしても見たくも無いし知りたくもない、なんて心中に舌を突き出し乍ら、) 」→   (2021/3/28 21:59:01)

坂口『 御待ちして居りました。では、どうぞ中へ。( 此処迄案内して呉れた赤髪の彼へ会釈した後、彼女へと改めて深々と頭を下げる。きちんと器に入っているのを視認しては、ぎぃ、と重い音を立て乍ら部屋の戸を押し開ける。彼女を先導してから扉を閉めるも、此処は未だ玄関口の様なもの。数多の武器、銃火器が立ち並ぶ廊下の先に見えるもう一つの扉を見詰める。扉一つ隔てて、今は術式で拘束している様々が、だだっ広い部屋に存在している。豪華なシャンデリア、綺麗なテーブルクロスを敷いた大きなテーブル、バルコニー迄用意した。勿論、疑似空間乍らも外にも出られる一級品を用意したつもりだが、なんて内心、) 之より先は貴女の望む舞踏会会場です。通常の文豪は勿論、失敗作の異形も多数存在します。未だ部屋内部は飾り付けもしておりませんので、どうぞ、御自由に飾ってくださいませ。其処等に並ぶはほんの餞別です。役に立てば幸い。…。何か御質問が有れば何なりと。』   (2021/3/28 22:05:45)

『 あら、御機嫌よう。( 彼に連れられた先で目にしたのは、此の図書館の特務司書らしい女性。濃い青の瞳が美しく、凛と其処に佇んでいて、日本女性らしい美しさが漂っている。スカートの裾を摘み膝を折って会釈すれば、此処迄連れて来て呉れた赤髪の彼へ手を振り挨拶。後は彼女に着いて行くのみと、彼女の背中を追いつつ見える光景に笑みを絶やさず廊下の奥迄唯進む。軈て扉の前に辿り着くと彼女から言葉が落とされ、逐一頷くと今度は此方から質問を投げる、) 質問したい事が幾つか。朝昼晩と三食御飯と、アフタヌーンティーは戴けるのかしら?   (2021/3/28 22:13:03)

『 後、綺麗なドレスに装飾品も。メイク用具も欲しいわ。紅茶も飲みたいし、綺麗なベッドも欲しい!音楽を流せる機械も欲しいものね。数が多くて申し訳無いけれど、叶ったりはするの? 』   (2021/3/28 22:14:49)

坂口『 ええ、ええ。御用意致します。但し。一週間の中で、1Lの血液、十本の毛髪、二つの眼球、一対の肢体を頂けるので有れば。そして、此処から出ないと約束するのでしたら。勿論、蘇生は致します。( 彼女から要求されるのは想像の範囲内。ぱちん、と指鳴らしで奥の大ホールに別室を作成し、寝室、脱衣場及び浴場、娯楽部屋も複数用意。全てにプラカードを下げては準備は此の程度だろうか、と思案する最中、ふと言い忘れを思い出す、) もし他に御所望のものが御座いましたら、各室内に在る羊皮紙に専用の万年筆で御書きください。殆どのものは生成出来るようにして有りますので。』   (2021/3/28 22:23:42)

『 本当? 貴女って才女なのね!ええ、勿論!其の程度で済むのならば差し上げます!勿論永住しますとも!えへへ、凄いわ!私こんなに待遇されたの初めて!私今、人生の中で一番恵まれてる! ( 彼女が告げる条件も最早愉楽に対するスパイスでしかない。彼女の落ち着いた声を他所にキャッキャと笑い飛び跳ねては、感謝の代わりに彼女へ大輪の花の様な笑顔を手向ける。涙ぐみたい気分にさえ陥りつつ、之から過ごす充実した毎日を想像して燥ぐ、) 文豪の皆さんと踊らずに御茶会も良いかも!暇だったら踊って、変わった御客さんとは沢山沢山踊りましょう!嗚呼、嗚呼!とっても楽しみ!本当に有難う、特務司書さん! 』   (2021/3/28 22:32:57)

坂口『 恐縮に存じ上げます。当然、最上を差し上げましょう。貴女は特別なのですから。…。貴女を迎えられた事、貴女が満足して頂けそうな事、幸甚だに御座います。( 随分な喜び様に己も亦小さく微笑を落としては胸に手を宛がい恭しく御辞儀をする。とち狂った要望に此処迄誠実に応えられる錬金術師もそう居るまい。狂人同士気が合ったのだろう、なんて心中に呟けば、先刻の赤髪の彼から得た情報を基に唇を開く。見た目仲睦まじくしようが所詮、御互い都合が良かっただけなのだと双眸が細まり乍ら、) アイリス様。貴女は今宵より我々の仲間。何卒、宜しく御願い申し上げます。』   (2021/3/28 22:41:21)

『 特別だなんて。幾ら貴族と言ってももう███年も前の事なのに。… ええ!とっても満足!此方が申し訳無い位に満足だわ! ええ、宜しくね!   (2021/3/28 22:46:06)

( 彼女の礼儀正しい挨拶に上機嫌に頷き、丁寧な言葉遣いに此方も謙遜すると頭を下げて礼を言う。こうも喜ばしいのはずっと昔の事以来だ、なんて内心思考しつつ、重厚感のある扉を開けては中へ。豪華絢爛な室内と其に “ 似合う ” 多数の人影に、ぱあ、と顔が明るくなると彼女其方退けで駆け出して行く。がしゃん、と扉が閉まった後は怯えた目付きの彼等へ、にこっ、と笑ってみせる、) 初めまして、御機嫌よう!此処は今日から私が主宰する舞踏会の、其の会場になるの!御茶会や御喋り会もしますから、其のつもりで御願い致しますわね!__ さあ、楽しみましょう!真っ赤で愉しい舞踏会を! 』   (2021/3/28 22:51:04)

坂口『 いいえ。貴女だからこそです。…。其では。心行く迄。( 御互いに謙遜し合う状況の可笑しさから微かに肩を揺らし笑い、彼女が扉へ向かってから閉じる迄見送る。完全に無音になった空間に用は無く、元来た道を引き返し、念の為に扉を封印。大概のものは空間が用意するし、もし緊急が有れば狐が教えて呉れる。後は彼女が勝手に楽しみ、狂い、己も亦其の恩恵に肖るだけ。ぱちん、と指鳴らしで舞踏会会場の人々の術式を解いた後は上機嫌に司書室へ戻る。あの原罪を仲間に出来た事は大きく、之からが楽しみだ、と内心に呟けば地下を後にした、) 』   (2021/3/28 22:59:00)

…。( 彼と別れ、此方の談話室で躯を休めていた司書に面会し、此方に避難と云う形で移動して来ていた友や師とも会った。赤髪の親友は己が怪我を負ったと風の噂で聞いたらしく、己に会うなり抱き着いて来た。三つ編みの友は素直に再会を喜んで呉れ、他の友人も変わらずに健在だった。後は例の二人と濃紺の彼か、なんて思い浮かべては、予め指鳴らしで女に変わっておいた上で落伍者の部屋の扉の前に到達する。向こうの己も、向こうの三つ編みの友も、先刻別れた赤髪の彼も、落伍者も居るのを耳で感じ取っては扉を叩き、薄く開ける、) 邪魔するぜ。安吾居るか?   (2021/3/28 23:10:18)

坂口…。ん。( 後に司書から少女は確保したとの報告を受け、相も変わらずのやりように引いたのが寸刻前。補修を受けてから友と合流し、呑気に酒を酌み交わし下品な笑い声で空間を充たしていたのが今現在。不意に響くノックの音に顔を上げ、がし、と伸びた濃紺を掻き回せば扉を開ける。見えた姿に緩慢と瞬きをすれば、) お、向こうのか。無事そうで何よりだ。   (2021/3/28 23:18:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2021/3/28 23:32:16)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/3/28 23:33:33)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/3/28 23:38:32)

ん、おう。まーた呑んでんのか。( 扉の前から聞こえた笑い声に察しも半分だったが、扉を開けてみると矢張りきつい酒精の匂いが鼻腔に入り込んで来た。僅に顔を顰めるも苦笑に留め、実際其処迄無事では無かった、なんて赤髪の彼へ目配せをしつつに、) 御前も無事そうで良かった。そんだけ。亦今度な。( とだけ言って、ぱたん、と扉を閉じると部屋を後にする。けれども時間を確認してみるとすっかり深夜で、壁に背を預けては其の儘佇む事にする、)   (2021/3/28 23:38:48)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/3/28 23:42:44)

坂口御疲れ様って事で。ん。亦な ~ 。( 苦言染みた台詞には、ひらん、と隻手を振り躱しては、其だけ?と内心首を傾ぐも素直に見送る。未々夜は深まるばかり。鬱々としていた感覚も吹き飛ばすべく、仕切り直しとばかりに缶を打ち鳴らした、)   (2021/3/28 23:46:07)

…。( 部屋を後にし、中庭の望める吹き抜けの廊下へ移動すると壁に沿って備えられたベンチに腰を下ろす。あんな惨劇が有っても月は当然知ったこっちゃ無いと言わんばかりに大人しく空を照らしている様で、ポニーテールに括った長髪を下ろしては脱力し藍色を見上げる。星々は燦然と犇き合いを繰り返し、月は見て見ぬ振りをするかの様に優雅に佇む。其が造り物だとしても酷く輝いて見えた、なんて内心、ふと追憶するのは彼の事だった。けれど今は何故か一方通行な愛情も息を潜めている様で、唯々ぼんやりとするのみとなる、)   (2021/3/28 23:54:02)

坂口「 …。( 矢張りとも言うべきか。潜書外で戦闘が有った日は寝付きが悪くなる。嫌に醒めた頭を恨みつつに、下駄の反響音と共に煙草を咥え気儘に歩く最中ふと、廊下の中程に一つの影を発見する。おや、と思い近寄れば人影の正体は向こうの檀一雄。ぼんやり空を眺めているらしいのに釣られ、視線を月へと向かわせた後、ふわり、と紫煙が漂い乍ら、) 今晩和。眠れないのかい?」   (2021/3/29 00:08:28)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2021/3/29 00:25:34)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/3/29 00:39:24)

ん。… 嗚呼、あんたか。… まあ、そこそこに。( 苦しさは去った筈だのに、苦しくて厭になる。如何して、と思考した時不意に、彼のとは亦違う落ち着いた旋律に意識は現実へ戻る。振り向いてみると其処には紫煙を纏った芥川龍之介の姿が有り、ぱち、と緩く瞬きをすると微笑。一応座る位置をずらしては人一人分を空けておく、)   (2021/3/29 00:42:20)

坂口「 有難う。隣失礼するね。( 相当意識を遥か遠くへ飛ばしていたらしい彼が、己に気付き隣を空けて呉れる。感謝の言葉を一つ紡いだ後は宣言通り腰を下ろし、月明かりに硝煙を投げ掛ける、) 眠れないのは、悩み事の所為かな。僕で良ければ話を聞こうか。 」   (2021/3/29 00:45:50)

どーいたしまして。…。( 感謝の常套句へと同様に受け取りの常套句を落とした後は、再び月見に耽ろうかと顔を上げる。けれども直後の、心の的の中心を射る言葉に少しばかり瞠目し、緩く琥珀を伏せては彼の方へ向く事も無く空を見上げた儘、) … 身勝手な悩みで良ければ。聞いて呉れるか。   (2021/3/29 00:52:06)

坂口「 うん。聞くだけだけれどね。( 変わらず視線は交わらない儘。月を介して交わす言の葉を毒煙と共に眺めては、己が返すのは冗談混じりの肯定、) 」   (2021/3/29 00:54:33)

別に其でも構わねえよ。… 唯、口外禁止な。( 依然のんびりと告げられる言の葉に一笑しつつ釘を刺し、は、と口を開けば此方からも言の葉を落とす、) 此処だけの話、… 実は今、絶賛片思い中なんだよ。誰かは言わねえけどさ。   (2021/3/29 01:02:08)

坂口「 勿論。誰にも言わないよ。( 念押しに、こく、と頷けば黙って溢れる言葉達を聞く。口外禁止としても尚も明かさない誰かへの片想い。拗れているのだろうか、と思考しては携帯灰皿に煙草を押し付け、新たな一本を咥え着火し、飽くまでも清聴、) 」   (2021/3/29 01:04:53)

其奴に胸の内を明かした事があったんだが、其奴は俺にそんな気は無いと言った。亦次の機会にして呉れ、って言ったんだ。俺も其に頷いたし、気合いを入れ直す機会にもなった。   (2021/3/29 01:09:36)

( 夜に消える紫煙を横目に、ぱら、ぽろ、と言の葉を零す、)   (2021/3/29 01:10:04)

坂口「 うん。そっか。( 其の気が無いと言った上で、亦次にと返す片想い相手はどんな非道なのか。思いはすれども声には出さず、相槌で繋いでは亦耳を傾ける、) 」   (2021/3/29 01:12:25)

で、何かの切っ掛け作れりゃと思って、其奴とは定期的に会ってたんだよ。で、今日も例の戦闘終わりに会って来たんだ。( 彼が何を思っているかは   (2021/3/29 01:17:34)

( いざ知らず、微笑の儘に言霊を切って貼って繋いでは夜と曙の空気に溶かして混ぜて行く、)   (2021/3/29 01:18:13)

坂口「 嗚呼。そうだったんだ。( 随分と健気な事をするらしい。言の葉で察する情景を脳裏に浮かべては、愈々本題だろうか、と自らの膝に頬杖をつく、) 」   (2021/3/29 01:20:27)

おう。…。でも其奴は友達と酒を呑んでた。話し掛けたけど、其奴は酷く楽しそうだったから直ぐにおさらばしてな。今此処に居るって訳なんだ。( 彼の行動を一瞥しつつに、ふ、と一笑してはベンチに足を乗せ膝を抱える、) …。其の時、モヤってしたんだ。彼奴に恋情を抱いた時とは亦違う、厭な靄を感じた。   (2021/3/29 01:27:04)

坂口「 そっか …。順当に考えれば、嫉妬の類なんだろうけど。( 彼が言う厭な靄。心象がざわついているらしい様へ、陳腐な名の付いた仮定を放るも無責任なもの。己の思考として置いた後、ふう、と白煙を吹く、) 其の相手が、仲間内に入った事に疎外感を覚えた、とかも考えられるかな。君自身は如何思う? 」   (2021/3/29 01:30:12)

…多分、前者に近い。嫉妬したんだ、俺は。…。だから嫌だった。( やんわりとしつつも確りと感情に正解を与える言の葉に、こく、と頷いては誤魔化し代わりに空を眺める、) … 彼奴は俺に何も思ってない。唯友達としか思ってないのに、俺だけがこんなに彼奴を好きでいて。彼奴は彼奴で生きてんのに、俺は彼奴に身勝手な感情を手向けてさ。…。嫌になる。自分も。こんな感情も。でも捨てたくも諦めたくも無いから、もうずっと嫌になっちまうんだ …。   (2021/3/29 01:39:42)

坂口「 …。そうかい。( 捨て置くには大きい感情を持て余した彼の、思考の吐露に静かに頷く。こうも相手側の気持ちを断定するからには相当ハッキリと振ったのだろう、と思いつつも複雑な恋慕とやらは己にも未だ不可解なもの。師ならば何と仰るだろうか、と寸時思考を遠くに投げる、) …。君は、彼を如何したい? 」   (2021/3/29 01:44:41)

…。俺、は …。( 思い出せば思い出す程、藻掻いて呻いて苦しむ程に、色濃く残った彼を映す記憶が更に鮮明になる。二度と会えない訳でも、況してや絶交した訳でも無い。けれどもこうして拗らせている自分自身が許せなくなって、会う度に心が締め付けられそうで。抱えた膝と胸板の間に顔を埋める直前、ふと飛んで来る問いには亦瞬き。如何したいかなんて口にして良いのか、と内心、) … 如何もは、したくない。唯 …。一回で良い。嘘で良いから、好きって言って欲しい …。   (2021/3/29 01:56:46)

坂口「 じゃあ、素直にそう言うべきだ。( 足掻こうとして泥沼に嵌まって亦沈み行くのが手に取る様に解る。生憎お釈迦様では無い己は彼に救済の糸を垂らせる筈も無く、放ったのはせめてもの情けと己の思考。此処迄拗らせているのならば如何にもならないとした、一種の達観思考も混じる、) 彼が君を友人としか思っていない以上、待っていた所で如何しようも無い。君が何か彼に行動を起こさなければ話は平行にしかならないよ。」   (2021/3/29 02:00:47)

…、…。( 彼は己の事を友と思っている。けれども己は彼の事を恋愛対象としてしか見られなくなって仕舞った。其は随分前からで、一回やんわりと断られていて、然し今も尚健在だ。だからこそ腹が立つし、同時に酷く愛おしい。龍の名を冠した彼から提案されるのは、そんな面倒臭い己への行動。自分から動かなければ駄目だ、と言われ、同時に俯く、) …。解ってる。解ってるよ。   (2021/3/29 02:13:31)

坂口「 怖いなら最初から諦めた方が得策だ。ずるずる引き摺る位なら、そんな感情は捨てて然るべきだね。( 彼から返るのはまるで駄々っ子の様な返答。二進も三進も着きそうに無い、と思考しては厳し目の意見を放つ。息を吹けば白い線が細く棚引く。闇夜へと溶け行くのを眺めては、横目に初めて彼を見遣る、)」   (2021/3/29 02:16:49)

……。( 次いで放られたのはやや厳し目の忠告で、流石に少しばかり頭に来る様なそうでない様な気分に陥るも、確かに其も一つの手だと思考に留める。諦めて仕舞えば楽になれる?なんて一瞬闇を見い出すも、其の道筋を一つの記憶が遮った。そう古くない、つい数時間前の記憶。酷い痛苦と喘鳴の中で命を繋いだ、其の理由。諦めるにも捨てるにも惜しかったのか、其とも。其処に見えたのは決して明るくない乍らも、はっきりとした光だった。ぐ、と歯を食い縛ると足を地面へ下ろし、徐に立ち上がっては彼へと告げる、) … 俺、一寸行って来るよ。話聞いて呉れて有難な、芥川。   (2021/3/29 02:23:27)

坂口「 そう。行ってらっしゃい。( 直ぐ隣で葛藤を見せる様子を眺めていれば、何か決心したのか立ち上がるのを目で追う。先刻迷夢で揺れていた琥珀色が真っ直ぐになったのを視認しては、ふ、と微笑を一つ。己の発言が少しでも光明になったのなら、と心中に呟けば緩に隻手を揺らす、) 良く眠れる夜になるよう、祈っているよ。」   (2021/3/29 02:28:03)

おう。( 去り際に聞こえた言葉には何時も通りの微笑で返し、其の儘真っ直ぐに大浴場の方へと向かう。誰も居ない静かな脱衣所で、備え付けの鏡の前に立っては指鳴らしで理髪用の鋏を手に取る。長い青色の髪を軽く梳かし、直後、横髪を残して後ろ髪をバッサリと断ち切った。バサ、と毛束が床に落ちる。じょき、じゃき、と音を響かせ乍ら、後ろ髪は男の時と大差無い程に迄整え、横髪は顎辺り迄。ふるん、と首を振っては切除された髪の毛を塵箱に棄て、大浴場を後にしては一直線に彼の部屋へ。流石に酔い潰れたらしく、静かな部屋の扉を薄く開けてみる、)   (2021/3/29 02:37:47)

坂口…。( 場所は相も変わらず自室。各々酔い潰れ寝息を立て、己も亦床に雑魚寝で正に寝転がる。辺りに散乱する缶、塵の類は、此方の檀がせっせと片しても尚も汚く辺りに散乱する。四人各々が酒臭く眠る最中、誰も彼の入室に気付かぬ儘、)   (2021/3/29 02:42:04)

…。ははっ。( 各々四色が床に転がっている。赤、青、緑、茶、と。兎にも角にも全員見事に酔い潰れ塵を散乱させている様子に、苦味混じりの一笑を落としつつそっと入室。先ずは床に転がった空き瓶や空き缶をビニール袋に放り、飲み掛けの酒は有難く胃袋へ流し込む。ざっと片付け終えると後は其々脱ぎ散らかした衣服を畳み、部屋の隅にきちんと並べておく。靴も同様に並べた後は机の上のつまみをキッチンに運んでおいて、具材の乗った皿はラップを掛けて冷蔵庫へ。既に空いた皿はシンクに置き、蛇口の水と洗剤で洗っておく、)   (2021/3/29 02:50:23)

坂口…。( がちゃ、がさ、と音が鳴れども誰も気付かない上に起きる気配すら無い。其程迄に深い酩酊に転がっては時折寝返りを打つのみで、時折寝相の悪い太宰に蹴られ呻きはするものの矢張り眠りの世界から脱しようとする気概すらも無い、)   (2021/3/29 02:53:25)

…。( 家事の中で洗い物は楽しい。ものを食ったと云う実感と、完食出来る程美味かったと云う事を思い知らされるからだ。其が例え他人の食事跡でも、其の光景を想像して楽しくなる故に問題は無し。大皿、小皿、箸に洋盃と、洗剤を付けたスポンジで隅の隅迄擦っては洗い流すを繰り返す。気分が良くなれば鼻歌も奏で出し、男四人の鼾にソプラノの旋律を混ぜ行く不似合いさは他人が見れば笑いもの、)   (2021/3/29 02:57:32)

坂口…。んあ?( ふと雑音に気付いた頭が覚醒を促す。未だ酒精がまるで抜けない、夢心地状態乍らも異音を認識しては軈て落ちる間の抜けた音、)   (2021/3/29 02:59:35)

…。( 軈て洗い物も終わると後は窓を開けるべく居間に戻る。彼の吐いた音をまるっきり寝言だと思って苦笑すれば窓を開け、籠った酒精の匂いを外界へ解放する。夜風は直に受けると心地好い、なんてしみじみ思いつつ、カーテンを閉めれば畳んだ服達を見て思考し、どうせ起きる迄に時間が有るならと纏めて抱えて洗面所に運ぶ、)   (2021/3/29 03:06:06)

坂口……。( 確かに誰か、起きて彷徨いている。とは思えども其の存在に敵意が無いとなれば覚醒には至らず、とろとろ、と溶ける様な睡魔が再び襲えば意識は再転落。改めてと脱力した体躯は床に落ちる、)   (2021/3/29 03:08:46)

…。( 彼が起きて寝たのを認識する事も無く唯、彼等の衣服や装飾を見て其々洗い方を分けんとする。長時間放置されて匂いの染み付いた服なら、と洗い方を考える事数刻、其々の服を其々別々に洗う事にする。落伍者の彼と三つ編みの彼は革の服な為にこう、向こうの己と天才小説家の服は布の服な為にこう、装飾は此の際だから一個一個丁寧に、とテキパキ行動する。実は此方の図書館で何度か同じ事をしている為に慣れているのだ。洗面所と洗濯機を同時に使い乍ら、一人黙々と水の流れる音の中で家事を行う、)   (2021/3/29 03:15:51)

…。ん。( 軈て洗い終わった服達を畳み、水気を絞りハンガーに掛け洗濯バサミで留める。今日は風が強いから直ぐ乾くだろうと緩く息を吐きつつに再々度居間へ戻り、押入れから拝借した毛布四枚を其々に掛けて遣る。どれも良く寝ている、なんて母にでもなった気持ちで笑んでは、此処に来た目的でもある彼の傍へ座り、寝顔を眺めつつ三角座りに床へと腰を落ち着け、膝を抱え息を潜める、)   (2021/3/29 03:25:35)

坂口ん。…。ん" ~…。( 不意に温かな毛布が躯を包み込む。最初は温い程度だった保温は軈て暑さに代わり、唸り込めば殆ど眠った儘に布団を蹴飛ばす足癖の悪さ。別の存在には全く気付かずに惰眠を貪る様、)   (2021/3/29 03:27:47)

… ふはっ。( 不意に低い呻き声が響き、彼が毛布を長い脚で蹴っ飛ばすと僅かに瞠目した後失笑。他の三人も似た様な行動を取っているのを見れば喉奥で笑う他無く、無用だったか、なんて一人微笑ましさに声帯を鳴らす、)   (2021/3/29 03:31:42)

坂口…。ん。… ん?( もぞ、と身動ぎしては意識は再び覚醒。ぼんやりと紺碧が覗けば視界に捉えたものを見上げ、ぱち、と瞬きをするも完全に寝惚けた頭では碌な思考も無く、)   (2021/3/29 03:34:17)

ふ ~ …。( 一頻り笑った後は細く息を吐き、ふと膝で立っては直ぐ背後の窓を閉める。十分に換気し終わり、新たな空気を得た空間の心地好さに脱力するも、ふと向けた視線の先で眠たげに蠢く彼を見ては、) …。お早う?   (2021/3/29 03:37:00)

坂口…。はよ。( 彼からの言葉には唯、幼い調子で反復したのみ。眠気も酒気帯びも存在する覚醒に輪郭等存在する筈も無く、ぼんやりとした儘、のそ、と上体を起こす、)   (2021/3/29 03:39:04)

…。ん。大丈夫か? ( 己の事等真面に解っていないであろう彼が熊の如く起き上がるのを見て、其の背を支えつつに右記を掛ける。短く切った蒼を晒しつつに、)   (2021/3/29 03:48:26)

坂口…。しんそこねみい。( 支えて呉れる腕に全体重を任せて仕舞えば、だらん、と肢体を垂らしつつの上記。頭も舌もまるで回らずに虚空ばかりを眺める蒼玉も水彩に溶け掛けている様、)   (2021/3/29 03:50:59)

なら寝ちまうか? ( ずし、と乗る体重だが今の姿でも支える事は造作も無く、改めて抱きかかえ直しては彼の言霊を直ぐ鼓膜で拾う。彼の心音が、体温が、息遣いが、直ぐ其処で感じられる。内心ほんわり心が色付きつつも彼へと掛けるのは提案で、)   (2021/3/29 03:56:06)

坂口ん …。ねる …。( 直ぐ近くに在るのが落ち着く体温だと解れば尚の事眠たく、ぽわ、と頼り無い言の葉を転がした直後には瞼は落ちる。少しずつ呼吸が緩慢として行けば、すり、と身動ぎで無意識に短髪に擦り寄る頭、)   (2021/3/29 04:01:18)

… ん。御休み、安吾。… 良い夢見ろよ。( 束の間の会話は直ぐ終わって仕舞った。彼に恋しているから短く感じるのだろうか、なんて軽口染みた口調で内心呟けば重くなる彼の躯を支え、眠り掛けているのを好い事に、此方も頬擦りを返す、)   (2021/3/29 04:04:50)

坂口… ん …。( 短い髪が頬を撫でるのすら心地好い。そんな感覚を最後に意識が完全に落ちれば、緩く乍らも彼の背へ回していた腕も敢え無く落ち、全身が弛緩し切っては規則正しい寝息を立て始める、)   (2021/3/29 04:09:19)

…。ん。( 軈て力を失い、腕の中ですやすやと寝始める彼に微笑を落とす。感覚で知るだけでも、頬擦りし、緩く抱き締めて呉れた。恋情を抱く己としては嬉しいばかりで、彼の体躯を床へ転がすと其の寝顔をじっと見詰めてみる、)   (2021/3/29 04:12:32)

坂口…。( 暗転したばかりの意識では外からの感覚が未だ残るもので、視線を受けるむず痒さを無意識領域で捉えては、もそ、と身動ぎをした末に顔を隠す形で丸くなる、)   (2021/3/29 04:14:15)

…。はは、顔隠しやがった。( 軈て己の目線を感じ取るかの様に顔を隠し丸まった彼へ、猫やら何やらを連想しつつに立ち上がる。そろそろ洗濯物が乾いているだろうと窓を開け、予想通り綺麗に乾いた衣服を取り込んでハンガーから外す、)   (2021/3/29 04:22:48)

坂口…。ん。( 不意に窓が開けば吹いた風に身震いし、先刻蹴り出した布団を寝惚け眼に手繰り寄せては両腕両足で抱き込み眠り直す、)   (2021/3/29 04:26:05)

…。( ハンガーと洗濯バサミを元あった場所に返せば元通り彼の傍へ座り直し、窓を閉めては衣服を畳み始める。洗剤の匂いに混じって其々の匂いが漂う服を畳み、破けたり引っ掛けたりした所を見つけ次第針と糸で縫い合わせる。三人の服を畳み終え、彼の服を前にしてふと、ある衝動に駆られる、)   (2021/3/29 04:29:00)

坂口…。( 布団で躯が温まれば再度眠りは深くなり、彼の行動を一切度外視し無防備な寝顔を晒しては時々身動ぎをする以外は殆ど動きも寝言も無く、)   (2021/3/29 04:32:05)

…、…。( 黒革の衣服は見慣れたもので、此の姿だとやけに大きく感じられた。顔に押し当てて匂ってみると、洗剤の匂いに混じり、彼特有の匂いが鼻腔を擽る。紫煙、硝煙、酒精、陽だまり。衝動に駆られて慾が強くなると次第に反抗の気も薄れ、少しだけなら、と彼の衣服を一先ず床に置く。そして自らのジャケットを脱ぎ、近くに畳んでは彼の外套を代わりに身に付け、だぼついて余った袖を顔に押し当て独り言、) …。安吾の匂いだ。… 否々何やってんだ俺。当たり前だろ安吾のなんだから。   (2021/3/29 04:40:22)

坂口…。( 彼が何をしているか等いざ知らず、すぴ、すう、と微かな音を立て意識は漠然とした夢路を辿る。時々矢張り道化師の寝相に因る攻撃で呻き、其の度に半覚醒し退けるを繰り返しては意識せず寄る眉根、)   (2021/3/29 04:46:52)

……。( 彼の匂いは基本的に、巫山戯て抱き締め合っている時に良く感じられる。知らない内に惚れ込んでいた匂いは容易に己を安堵させる、其の雰囲気と纏う空気に惚れている、なんて自覚から否応無しに顔は赤く染まり上がり、誰か起きていないだろうな、なんて転がる無頼派四人を確り見つつに寸時の慾望に身を任せる、)   (2021/3/29 04:52:10)

坂口ぅ"、…。( 道化師の寝相の悪さと言ったら無く、己だけでは無く別の方にも被害は行く。完全覚醒するには酒精が効き過ぎているものの、終いには鳩尾へ容赦無い蹴りが入れば堪らず呻き、先刻とは別の意味で丸まる背中、)   (2021/3/29 04:54:46)

… ! やば、( 軈て彼だけで無く周りの友人達迄呻き出すとハッとして彼の服を脱ぐ。誰か一人でも、特に浪速の三つ編み青年が起きていれば不味かった、なんて背筋が冷える思いでも何処か満足しつつ、己の服を着直しては先刻から寝相が壊滅的な赤髪の友の方へ向かい、宥める為に其の背中を摩って遣る、)   (2021/3/29 05:01:59)

坂口ん" ~…。( 流石に何度も攻撃が入るとなると若干でも強制的に覚めるもので、むす、と見るからに不機嫌面を晒しては毛布と共に四つん這いに歩き、部屋の隅で丸まり直す。彼が道化師を宥めて呉れているのは視界に捉えても見えず、直ぐにも船を漕げばあっさりと転覆、)   (2021/3/29 05:05:04)

御前何処の太宰でも寝相悪いよな …。( じたじた、と暴れる盟友を赤ん坊でも扱う様に頭を撫でて宥めては、先刻の些か恥ずかしい所謂黒歴史を脳の奥に押し込みつつに苦笑し乍らの一言。何と戦っているのか、志賀か川端か、なんて内心軽口を叩きつつに、)   (2021/3/29 05:11:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/3/29 05:25:18)

…。( 全員すっかり深い眠りに堕ちて仕舞ったのを感覚で以て知り得る。結局最後迄言えなかった。が、二度と会えない訳でも無い。今此処に彼は居るし、彼は当分此処からは離れない。だから、彼に思いを打ち明けるのは、) …。亦今度、か。( 不思議と残念でも、悲しくも空しくも無かった。あの言葉に救われたのか、心が自然と軽く弾む様だった。やっとこさ落ち着いた盟友を寝かし直すと部屋の隅で丸まる彼の元へ行き、直ぐ傍で同様に丸まれば頬を寄せて瞼を落とす。今日は酷く疲れた。そして、酷く楽しかった。そう思えた一日だった、と内心、意識は曙色を纏って夢幻に滑り落ちて行く、)   (2021/3/29 05:28:21)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2021/3/29 10:46:29)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/3/29 13:09:58)

はよ ~ …。( くぁ、)   (2021/3/29 13:10:15)

昼飯食わねえと。( はふす、)   (2021/3/29 13:15:38)

朝昼兼用味噌拉麺っと。戴きます。( ぱちん、)   (2021/3/29 13:25:06)

うま。( ほわわ、)   (2021/3/29 13:34:10)

美味いな。( ほわほわ、)   (2021/3/29 13:52:26)

御馳走さん。( ぱちんっ、)   (2021/3/29 14:10:10)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/3/29 14:41:50)

坂口はよ …。( 寝惚け眼、)   (2021/3/29 14:42:08)

ん、はよ。安吾。昨日は良く眠れたか? ( くす、)   (2021/3/29 14:46:49)

坂口気付いたら部屋片付いてたり、服が綺麗になってたり、出した記憶もねえ布団被ってた。多分妖精か何かが俺の部屋来た。( ぽや、)   (2021/3/29 14:48:01)

… ははっ、そうだな。多分此方の安吾が起きてたから、白痴の女か夜長姫かが忍び込んでやったんじゃねーの。( ひら、)   (2021/3/29 14:50:44)

坂口いっそ其の方が納得出来るな。あの場四人共間抜け面晒して可笑しかったの何の。( ふは、)   (2021/3/29 14:52:00)

御丁寧に服も洗ってたんじゃねーの?真新しい洗剤の匂いするもん。( くはは、)   (2021/3/29 14:54:14)

坂口おう。何か落ち着かねえ気分だ。( ふぬ、)   (2021/3/29 14:55:27)

だろうな。御前から洗剤の匂いすると可笑しく思える。( ふは、)   (2021/3/29 14:56:40)

坂口だよな ~ 。…。あ、そうだ。太宰から聞いたんだが例の奴引き入れたって本当か?( ん、)   (2021/3/29 14:59:20)

ん?嗚呼、そうだ。向こうが実験に付き合っても良いっつったから、地下室に封印したらしいな。必要な時には解き放ったりするんだろうか。( ふむ、)   (2021/3/29 15:01:44)

坂口彼奴もよくやるもんだな。見掛けた時矢鱈機嫌良いなと思ったらそう云う事か。( ほへ、) 解き放つとしたらヤバい状況に陥った時位かもな。( ふむり、)   (2021/3/29 15:04:16)

ま、アレは悪魔だ。抑人捨ててっから真に死にゃしねーよ。あの一族が血を分けて現代に生きてるって事自体俺は駄目だと思うね。( ふー、) 成程。ンな事が起きないと良いな。( はふ、)   (2021/3/29 15:06:53)

坂口錬金術師に悪魔は必須とは言え、本当に悪魔仲間にするたあ予想外だ。司書の奴が実験するっつったら躯の一部使うのは確実だろうし …。災厄引き起こさなきゃ良いが。( んむ、)   (2021/3/29 15:08:56)

彼奴は其の条件飲んで迄舞踏会とやらをやってるからな。彼奴の妹なだけある。狂気でしかねえよ。…。入れ物は司書の管轄下なんだから、起こったとしても万一だろ。( はは、)   (2021/3/29 15:10:52)

坂口用意する側もする側だ。あれじゃ何方が悪魔やら。…。ま、其もそうか。( んは、)   (2021/3/29 15:16:16)

特務司書なんざ人と人ならざる者の間で綱渡りしてる存在だろ。…。ああ。司書の話だと、後々政府から彼奴の情報が送られて来るらしいぜ。其方のに伝えといて呉れねえか。( ふと、)   (2021/3/29 15:17:59)

坂口お、そりゃ大助かりだな。遅かれ早かれ直接来るとは思うけど一応伝えとくかね。( ぴゅ、と指笛で管狐を呼び寄せては言伝を預け放つ、)   (2021/3/29 15:20:21)

ん。頼んだ。ウチの司書は今日病院行ってっから、代わりに伝達しとけって森先生から言われてさ。( 昨日も見た濃紺の狐を一瞥し、出て行った後に、) 彼奴、元気そうで良かった。   (2021/3/29 15:24:49)

坂口あ、成程な。…。ん?嗚呼俺の管狐か。彼奴も俺に似てタフさに定評が有るもんで。( けらり、)   (2021/3/29 15:25:45)

何せ腹撃たれてるし。春季休業期中で良かったぜ。…。そりゃ何より。此方の安吾の烏も似た様なモンだ。( ふは、)   (2021/3/29 15:28:14)

坂口腹なら未だ大丈夫か。御大事にと伝えといて呉れ。…。叩き付けられ爆風に巻き込まれで。っと戻ってきたか。( ぽん、と舞い降りた狐を肩に乗せ撫で遣る、)   (2021/3/29 15:32:06)

ああ。多分直ぐ戻って来んだろ。…。本当、あの時キャッチ出来て良かったよ。… ん。( 彼の肩に乗る狐に手を伸ばし、顎の下を撫でて遣る、)   (2021/3/29 15:34:16)

坂口あれは本当に助かった。此奴は俺等と違って死ぬし。( 彼からの愛撫を受ける狐が嬉々と目を細めるのを眺めつつ、)   (2021/3/29 15:36:40)

流石に目の前で愛くるしい小動物に死なれるのは困る。( 気持ち好さそうで嬉しそうな様子に頬が緩んでは、飼い主に似た癖っ毛を撫で梳かす、)   (2021/3/29 15:41:45)

坂口死なれて悲しい云々の前に良心痛むよな。( くるる、と鳴る音を間近で聞く最中、ふと小さな肢体に力が籠っている事に気付く。あ、と思った直後には己の肩から彼の肩へと飛び移ろうとする狐、)   (2021/3/29 15:46:29)

痛みに痛むっての。…。ん。何だ何だ可愛い奴め。( ふと己の肩目掛けて飛び移って来る狐を隻手で支えつつ、尻尾が首筋を撫でると擽ったさから琥珀を細めて微笑み、)   (2021/3/29 15:49:17)

坂口すっかり懐かれやがって。( 丁度襟巻にでもなる様な体勢になったのを見、から、と一笑、)   (2021/3/29 15:51:59)

人懐っこいんだな、御前。( くるる、と耳元で鳴る音に喉奥で笑い乍ら、)   (2021/3/29 15:55:01)

坂口実際此奴も色んな奴に可愛がられてるしな。( 己も亦獣の小さな頭を指で掻く、)   (2021/3/29 15:58:24)

そうかそうか。可愛いな ~ 。( 頬を撫でる濃紺の毛並みに上機嫌な笑みを見せる、)   (2021/3/29 15:59:09)

坂口あんたも動物好きだよな。( 呵々と笑声を転がす、)   (2021/3/29 16:01:54)

ああ。特にこんなサイズの動物は好きだ。( ふふ、)   (2021/3/29 16:03:22)

坂口丁度良かったか。( けら、)   (2021/3/29 16:04:03)

おう。( 満悦、)   (2021/3/29 16:06:16)

坂口何なら一日貸してやろうか。( にま、)   (2021/3/29 16:07:35)

? 否、一日ずっと御前と喋る気で居るから良いよ。( きょと、) ( ふるん、)   (2021/3/29 16:08:21)

坂口そーかい。なら此奴には此処に居て貰うかね。( ふはっ、)   (2021/3/29 16:10:41)

おう。…。なあ、安吾。( ふと、)   (2021/3/29 16:11:30)

坂口ん?( こて、)   (2021/3/29 16:14:45)

2021年03月28日 01時20分 ~ 2021年03月29日 16時14分 の過去ログ
避難所*
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>