チャット ルブル

「星屑の街」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ 保管庫


2021年04月21日 09時38分 ~ 2022年02月15日 11時41分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

よし…(答えのでない究極の二択を前にして、人間というものは何と愚かな者なのか。確かな質より量を選び、両者を手にしたままレジへと向かう背中は、決して揺るがない決意に満ち溢れていた…はず。これで彼女の笑顔が見れるならば、なけなしの今月分のバイト代が消え去ろうとも悔いはない。強く拳を握りしめ、流れる蛍の光を背に君の元へ。そして、もう一度無垢な笑みを浮かべて言ってくれ──大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる、と。)   (2021/4/21 09:38:42)

──────────────────────────   (2021/4/21 09:38:49)

おしらせさんが退室しました。  (2021/4/21 09:39:21)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/5/1 13:16:05)

(開けっぱなしの窓へと入り込む子どもの声で起床したのは、もう太陽が本格的に活動している時間帯だった。昨夜の深酒のせいで、起動に時間がかかる頭を抱えながら、吐き出す息には未だアルコール臭。「二日酔いには迎え酒」とはよく言ったもので、冷蔵庫から冷えた缶ビールを一本取り出せば、その足はベランダへと。毎度酔った勢いで購入してしまう、群れを成したサボテンに乗っ取られた低層階の庭に佇み、小気味の良い音と共に寝起きの乾いた身体に水分を流し込む作業を繰り返す。穏やかな陽気に背を押され、走り回る少年たちをぼんやりと眺めていると、不意に此方へと勢い良く飛んでくる何か)   (2021/5/1 13:16:58)

あー、はいはい。今投げ返すから。しっかり受け取れよー(難なく受け止めた野球ボールを握って構え、思いきり腕を振り下ろした瞬間、鈍い電気が肩に走った。声にならない叫びを漏らしつつ、向ける表情はおそらく般若も恐れるひきつった笑みだったに違いない。何かを悟ったように痛む肩を庇いつつ、引き返したベッドに座り考える)──ジム、通うか…(ぽつり呟いた言葉は風に揺れるカーテンに誘われ、雲ひとつない青空へと吸い込まれていった。汗をかき始めた缶を握り締め、自分の老いを感じた初夏の入り口)   (2021/5/1 13:17:13)

──────────────────────────   (2021/5/1 13:17:25)

おしらせさんが退室しました。  (2021/5/1 13:17:48)

おしらせさんが入室しました♪  (2021/5/4 10:24:35)

 (太陽が本格的に元気になり、紫外線がどうだ、今年の暑さ対策はこうだと言われ始める頃。そんな世間の関心とは別物の、誰もが持つであろう悩み──この時期に着る服ってなんだ? 半袖一枚では朝晩が寒いし、そもそも生地の厚みが様々で適切な物が分からない。早急な問題解決は社会人の基本というわけで、細身ジーンズに薄手の白無地Tシャツ、その上に黒緑白の配色のカジュアルなパーカーを羽織り、安心安全のショッピングモールへ。その中にあるド定番のファストブランドの店に入れば、客の多さと一着ずつ服を選ぶ面倒臭さが相まって、早くも戦意喪失する買い物初心者。ひとまずやる気を取り戻す為、店頭に並ぶマネキンを観察することから始めよう。濃紺のジャケットとパンツのセットアップ、白地に黒ボーダーの五分丈サマーニットにデニム──うん、もうこれで良くね。天狗に褒められる程の判断の早さで、どちらも一式で購入する暴挙に出たが、迷いや悔いは微塵もない)    (2021/5/4 10:24:43)

あー、買った買った。今日はこれくらいにしといてやるか!(両手に膨らんだ紙袋を抱え、そんな捨て台詞を残して退店。荷物の重さと比例して、財布の中身は軽くなったが、気分はすこぶる良好で。そういえば朝のニュース番組でやっていた今日の運勢占いでも、やぎ座は一位だった、はず。その勢いのままに、すきっ腹に燃料を求めてレストラン館へと足を伸ばす事に。器用に人波を縫う背中はどこか嬉しげで、歩く度に揺れる柔らかな毛先は踊るようだった。そんな初夏を告げる休日の一幕──)   (2021/5/4 10:24:47)

──────────────────────────   (2021/5/4 10:24:57)

 (夕方から降り始めた雨足が未だ弱くなる気配はなく、街中至るところで傘の花が咲き誇る夜。飛び込んだタクシーの窓に絶え間なく泳ぐ群れも見ず、気安な運転手との会話も話半分で返す程、今は心の余裕を持ち合わせていない。水滴を乗せたジャケットのポケットから取り出した端末が示すのは、待ち合わせから疾うに数時間を越えた数字。それに加えてこの悪天候、予定時刻に遅れる旨の連絡も何一つ入れていない現状で、相手がずっと待っているとは考えにくい。先程慌てて送ったメッセージにも既読が付かずに、焦りばかりが蓄積していく──何度目か分からない落胆を吐いた時、等間隔で動くワイパーの先に目的地のカフェが見えれば、充分すぎる代金を置き、殴るような雫の中を駆け出して。心のざわめきと反比例な可愛らしいドアベルの音を鳴らし、店内へと視線を巡らせてみるも想い人の姿はない。失望感と疲労感が一気に押し寄せる身体は鉛のように重く、もうその場に立っているだけでやっと)   (2021/5/4 10:25:03)

(その姿を見かねた店員が裏に引っ込み、もう一人に渡された置き手紙を読んだと同時に口角が鈍く上がった。その文面から珍しく「会いたい」と言われた理由を知り、雨風に晒されすぎて体温を失った指先の力が抜け、床に落ちた君が好きだと頻りに言っていた店のロゴ入り袋) 最後にこれを渡した時の顔見たかったな、すげぇ高かったんだぞ(今日一番の溜め息と共に力なくその場にしゃがみ込み、喉の奥が詰まった掠れた声で言葉を紡いで。目尻を下げて喜ぶ表情が思い浮かび、胸が締め付けられる感覚とはちぐはぐに頬が緩んだ。別れを切り出されても、彼女への燻る想いと気持ちの熱を再確認すると、もう一度深く息を吐き、そして力強く吸い込む。入口外の水溜まりを叩く雨粒も次第に弱まり、風も少しは音が止んできたか。帰宅する頃には天候も心も多少は回復している事だろう、そうなればまた歩き出せる。濡れ落ちた前髪を掻き上げ、足に力を込めて立ち上がる姿は手負いだが、その瞳は死んでいなかった──)   (2021/5/4 10:25:07)

──────────────────────────   (2021/5/4 10:25:16)

おしらせさんが退室しました。  (2021/5/4 10:25:20)

おしらせ小野寺さんが入室しました♪  (2022/2/15 11:41:35)

小野寺小野寺   (2022/2/15 11:41:39)

おしらせ小野寺さんが退室しました。  (2022/2/15 11:41:46)

2021年04月21日 09時38分 ~ 2022年02月15日 11時41分 の過去ログ
星屑の街
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>