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「逃亡」の過去ログ

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2024年02月15日 20時29分 ~ 2024年06月10日 00時53分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(iPhone 121.81.***.150)  (2/15 20:29:39)

おしらせ×さんが入室しました♪  (2/15 22:52:39)

×( 目を開ければ頭上は真っ暗、反して周りは真昼より明るく眩しく目が疲れるほどの極彩色。ベンチに寝そべり惰眠を貪ったが故に凝った身体、どうしようもない老いを感じながら伸びをすればどこかからばきばきと音がした。一呼吸置いて立ち上がる。メルヘンチックな景色とは馴染まない、草臥れた紺色のスーツと猫背、石畳の上を履き潰された革靴で数歩歩けば少しばかり顔を上げて、稼働する遊具たちを見上げた。客は居ない。スタッフも居ない。然し遊具は音楽に合わせて揺れたり回ったりしているし、視界の範囲に無いが移動式の販売所には熱々のポップコーンやチュロスが置いてある。これで自分が夢見る少年なら良かったのだろうが、生憎既に擦れた中年男性。懐からぐしゃぐしゃのタバコとライターを取り出し、いつものようにニコチンを摂取しようとして………やめた。禁煙の張り紙を見た記憶は無かったが、何となく申し訳なかった。)   (2/15 23:02:36)

×…………誰か来たらなあ( 行儀悪く地面に寝転がって待ちぼうけ )   (2/15 23:14:36)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (2/16 00:19:59)

おしらせ×さんが入室しました♪  (2/17 23:24:03)

×( ぱち、ぱち、ぱち。口内で弾ける炭酸の音に意識を集中させて、なるべくそこかしこで鳴る園内BGMからは意識を背ける。アルコール度数たった5%のレモンサワーを片手に、ふらりふらりと当て所なく歩いた。少年のような格好とファンタジー作品の王子様の配色をした容貌、その見てくれだけで言えば誰よりも此処に似合って見えるのかもしれないが、内面を知る人間なら誰もが口を揃えて気色が悪いとまで言うだろう。俺もそう思う。だから行く宛がない。一歩一歩は確かに石畳を踏んでいるのに、地に足が付いていないような浮遊感。微かな、不安。………嗚呼ほら、そんな物を感じる時点でやっぱりこんな所は俺には向いていないのだ。何故ならここは人の夢を詰め込んだテーマパーク、辛く苦しい現実を忘れさせる遊園地、なのだから。自身の幼少期に一度でもこんな場所に訪れ楽しんだ記憶が少しでもあれば、今此処に居る事が苦痛ではなかったのだろうか?そんな事を思いながら、目の前を彩る照明と煌びやかに乗客を招く遊具たちを見上げた。眩しい。ぐっと顔を顰めて、やけ酒のように缶の中身を煽った。)   (2/17 23:44:19)

×( 空になった酒缶を捨ててベンチに寝転がる。程々に酔ったお陰で気分は多少良くなったものの、絡む相手が居なければ嫌でも一人であると自覚してしまう。大体テーマパークの類いは大人数で行くから楽しいんじゃないか、どうして一人でこんな場所に居なきゃいけないんだ………、長い体躯をベンチに無理やり納めて溜息を吐く様は酷く滑稽だろう。それを見て笑う他の客も居らず、本当にこの園内にたった一人である事だけが唯一の幸運だった。)   (2/17 23:54:16)

おしらせさんが入室しました♪  (2/18 00:01:40)

( さみしい夜と言うには賑やかすぎて、いつの間にか立ち止まってぼんやりと眺めていた空から視線を流して当たりを見渡せば真夜中には似合わない眩しさに思わず双眸を細めてその煌々を手で遮る。洒脱、その合間に生まれたエトランゼ。寂しい夜と言うには賑やかすぎて騒々しいと眉を顰めるにはあまりにも人気のないここは結局一貫して 寂しい場所だ なんて感想に落ち着いて立ち止まっていることがはばかられてしまえばくるりとターンをした。乾いた革靴がステップを鳴らすようにカツンカツンと固く石畳を叩いて気の抜けた音楽とは程遠いよれたスーツが靡いてただ影を落とす。巡り廻るメリーゴランドだとか誰かを喜ばせるためだけに誰もいない場所に置かれたポップコーンこ出店だとかそんなものを通り過ぎてやっと見つけたのは君の姿で、1人小さくぼろ臭い玉座に収まる姿に民のいない王の滑稽さを知れば駆け出してぱっと手を伸ばした。それから無礼もしらない己が君の双眸を覆い隠せば溌剌と間の抜けた、それでいて人から不快だと言われる笑みを携えて だーれだ なんてまぁ、お遊びの範疇であろう )   (2/18 00:07:20)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (2/18 00:19:26)

おしらせ×さんが入室しました♪  (2/18 00:22:28)

×( ほろ酔った脳内に痛みを持って響く喧しい音楽がただ不快で耳を塞ぎかけた直前、聞こえない筈の足音が遠くから響いた気がしてぱっと体を起こし辺りを見回す。目が眩む程の照明のお陰で遠くまでよく見える園内には然し、人影の一つも認められず。聞き間違いかと思えば再び寝転がって耳を塞ぎ目を瞑った。軽快な音楽と瞼を通しても尚視界を埋め尽くす光から必死に意識を逸らすうち、無意識に背を丸め縋る先のない子供のように縮こまっては精神の疲労からかはたまたアルコールのせいか僅かに訪れていた眠気を引き寄せる。さっさと眠ってしまおう、と意識から手を離そうとして、ぺたりと顔に何かが触れる感触。じんわりと伝う温かさに人かと察せば姿を確認すべく目を開くも視界は暗がり、…目隠し?と疑問に思った直後に頭上から降りかかった声に思わず溜息が出た。自身の視界を遮る彼の手首を掴んで無理やりどかせば予想通りの草臥れた藍色のスーツ。望んではいなかったが自身の隣を埋めるのが、まあそれなりに気を許した相棒たる君である事実に若干弾んだ心は一欠片だって見せてやらずに ガキかお前は と冷たく返してやった。)   (2/18 00:23:05)

あ、ご機嫌ななめな感じ?折角僕が迷子を探しに来てやったんにも〜、会えて嬉しかったで!大先生!くらい言うたらどうなん?( 人の喧騒、というのはあまり知られていないが案外大切なBGMなもので、どれだけ装飾が賑やかだったとしてもそこにそれを使う誰かの気配がなければただ孤独を色濃く映し出すインクの滲みを助長させるだけの水分にしかなり得ないのだ。だからこそその寂しげな後ろ姿にもしかして君ってば遠い昔に両親に遊園地の真ん中で手を離されてしまった過去があったりなかったりしたのかもしれないとか思いつつ冷たい視線と声音に慣れたように両手を上げて情状酌量の余地を摂る。それからそれら全てを無に帰すようにおちゃらけて笑えば図々しくも君の隣に座って禁煙の有無を問うこともなく煙草を咥えてカチリとライターをつける。空っぽになった箱に最後の1本だったのかと思いつつもそれを君に渡して いらないからあげるよ だとか )   (2/18 00:30:25)

×……迷子ぉ?んなもんになった記憶ないけど?( その他の言葉を無視して首を傾げてやればへらり笑った君の顔を見上げる。とは言ったものの探し出された心地はそれなりに良く、図々しくも隣に座った君に対しても文句一つなく許してやれば揺れ登っていく紫煙をぼんやりと眺めた。此処が客で賑わう遊園地なら即座に家族連れから距離を取られキャストから困り顔で喫煙を止められていただろうが、運の良い事に此処には口煩い他人もルールもない。故に渡された空箱を 要らん とぐしゃぐしゃ丸めてその辺に投げ捨てても誰も怒らないという訳だ。その割に掃除はされているから、此処から離れればあのゴミもどこかに無くなっているだろうが。隣から燻る煙に自身も吸おうかとポケットの中を弄っては布を裏返し、完全に空っぽである事を確かめる。酒缶は持ち込めたくせに、と思いながら苦い顔をしてはちらと横の君を見て、断りもなく咥えられたタバコを抜き取った。君から奪い返されぬようさっさと立ち上がって数歩距離を取れば煙を深く吸い込み吐き出して、強奪したくせに 軽い だとか文句を )   (2/18 00:44:47)

あれそう?背中ががら空きやったから迷子かと…………っておい、最後なんやけどそれ〜〜〜こねしまさん?しかも文句?( 違う、と否定されればそうなんだ。とこたえるしかなくて、幼子の自分が迷子なのではなく親がいなくなったのだという言い分を思い出せば笑って君の言葉に頷いておいた。すっと苦しいくらいに肺を満たした紫煙が循環して有害な二酸化炭素へとすり変わる。吐き出した独特のバニラの香りに恵の1滴よりも救いのある心地に陥るも束の間、抜き取られたそれを視線で追いかけ端正な唇が咥えるのを見届ければ胡乱げに君を見た。勝手にすればいい、と思いはするのだけれど、全く勝手なやつだと肩を竦めれば口寂しさを誤魔化すために己まで立ち上がってその辺のアトラクションの柵へと寄りかかり操作するための精密機器がごまんと詰められたボックスの窓の中へと気紛れに手を伸ばす。赤、緑、黄色黄色黄色赤赤、緑、どれがどれかもわからずに適当にかちかちと押しやれば唐突に大音量で動き出したアトラクションに肩を竦めて手を離した。危ない、これ以上触ると壊してしまいそうだ )   (2/18 00:53:08)

×この歳で迷子っつうのもおかしい話やしな、そもそも。………あ?知らん、俺は一本も持ってへんかったんやからええやろ( 笑って頷く君に何か失礼な事を思われているような気がするも、まあ無視して適当に答えれば普段吸っている物とのタール数の差故に感じる物足りなさを誤魔化すように、深呼吸でもするみたいに数回深く煙を吸い込めば摘んでいたそれはあっさりと全て灰になって足元へとぽとり落ちた。そこに吸い殻も落とせば足裏で踏み潰し、放っていた君の方を見てみれば何やら機械を弄っている様子。素人が扱っていいものか、はて君が遊園地で働いていたなど聞いた事もないしとても似合いそうにないが、と失礼な事を思っていれば案の定園内BGMを掻き消す程の音量で動き始めたアトラクションに思わず耳を塞いで君を睨みつけた。アホちゃうけお前!! と怒鳴ってやれば渋々大量のスイッチとランプの並ぶ機械に触れる。さて君を怒鳴りつけた自分だってこんな機械触れた事も無いが、君と違って純粋な来客では無い故か操作方法は不思議と理解できる。幾つかのスイッチを押し込めば止まったそれにはあ、と溜息を漏らし、振り返って君の事を咎めるような視線で射抜いた。)   (2/18 01:09:25)

しっまなんかいつでも迷子みたいなもんやけどな。いやそもそも僕のなんやけど?( 音割れする程のアトラクション音楽をさらに割る君の大声にキンっと鼓膜が揺れるのを通り越して遠くでクラりと軽く目眩がすれば残念ながら触ってしまったのは己なのでにっちもさっちもいかない顔をしつつもそろそろと機械から離れ両手を後ろで繋いで君を見た。退屈やったから…… なんて言い訳は遊園地で吐くにはあまりにも冒涜的で、しかしそれを気にすることが出来るほど己は繊細なくせに使う気のない気は使えないのでからりと口から溢れ出る。到底わかっているとは言い難い手つきが難なく機会を停めれば流石だなと直感的な感想を抱きつつも鋭い視線に笑顔で返す。言い訳をしようと身振り手振りで大袈裟にひらりと振った腕をふと、君が咥える煙草の先へと伸ばしてじゅっと肌が焦げるのも気にせず握り込む。酸素が足りなく日の消えた役立たずに成り下がったそれを君の唇から抜き取り石畳に落とせばその不機嫌な顔を見てから唇を柔く重ねる。あまりにも白昼夢的なキスを終えれば これでお互いチャラにしたって♡ と )   (2/18 01:23:42)

×常に迷子ってなんやねん、家無し子なんけ俺は。あ?そやな、だから何?( バツの悪そうな表情で呟かれたのだろう言い訳はすぐ傍のアトラクションから流れる音楽に掻き消されて上手く聞き取れない。が、大方暇だとか退屈だとか言ったんだろうと決めつければ ほな適当な奴に乗るなりしとけば良かったやろ、と先程から乗客の一人も無いまま虚しく回っているメリーゴーランドを指し。如何にも疲れていますと言った風体の君がパステルカラーの白馬に乗る様等は良い見世物になりそうだし、と尻ポケットに財布と共に入っていたスマホを取り出していれば大きく振られていた筈の手がいつの間にか口元に伸びて、然程美味くもないからと雑に吸っていた煙草の火が消える。肌の焦げる音に痛そうだな、とか考えていれば奪われた唇にぱちりと一度瞬き、何とも自由で一方的で、別に甘くも嬉しくもない口付け一つで許しを乞う君に余計に苛立って。無駄に伸びたその前髪を引っ張り無理やり顔を上げさせれば強引に口付けを、がつりと歯が当たって痛むほど勢いよく唇を押し付ければ離した口をぐいと拭い、これでチャラにしたるわ なんてからりと笑って )   (2/18 01:39:45)

違うの?親も家もないよね?いやだからっん゛!?へっ…………たくそ!( ぴんと立った指の先、回り続けるメリーゴランドにうんざりとした顔をすれば ええ歳したおっさんが1人で?そら滑稽もええとこやな だとかそれに乗った自分を想像して緩やかに首を振る。賑やかな曲やパステルカラー、それからポップな飾りに心躍る時期なんてとっくの昔に通り過ぎてしまったのだ、それがどれだけ物悲しく寂しいことかなんて大人が出来る限りの娯楽を知ってしまった己にはもうわからないので君の乱暴な口付けをつければ痛む頭皮と唇にありえないものを見るような視線を向けて吸殻を踏みつける。それからなにか次の文句を述べようとして浮かばなかったが故にはくはくと諦めれば近場のベンチに座り直して背筋を預け、ポケットに入りっぱなしであった日付けの記載されていないどこかの水族館のクシャクシャになったチケットに気が付けば 誰といつ行く予定だったんだっけ、ああでもそもそも己が水族館から来たんだった なんて思い出しながらもこれもいらないから君にあげるなんて、先程からゴミばかり出してそろそろ追い出されやしないだろうか )   (2/18 01:51:49)

×居るしあるわ!!!次は唇噛むぞお前!!!( 家無し子なんてワードを使った時点で察してはいたが、予想通り散々内輪で擦られている忌み子ネタを飽きもせず使う君の唇に視線をやる。それがまあ文句を言いたそうに動くものだからコイツ無理やりメリーゴーランドに乗せて動画撮ったろかな、と思うも結局ベンチに座り直すものだから渋々許してやって後を追う。凭れた君を見下ろし隣をちらと見てからよいせとわざとらしく声を出して君の膝上へ、向かい合うように座れば再び押し付けられたゴミ、今度はどこかのチケットらしいそれを広げれば海の中を泳ぐイルカの写真。騒がしいだけの遊園地よりかは音のない水族館の方が幾分か良かったな、だとか思いながら暫くその写真を見つめては興味をなくし紙屑同然となったそれもまた投げ捨て眼前の君を、君が見てきただろう水底を思わせる深い藍色の相貌を見つめては首に抱きつき体を寄せて口付けた。先程の乱暴な物とは打って変わって、その柔さを堪能するようにじっくりと触れ合わせてはちゅ、とリップ音立てて離し、なあ大先生、あそばん? だとか、思いの外幼い響きを持って口から出たそれに自分でも驚いて目(長文省略 半角1000文字)  (2/18 02:09:01)

×( 先程の乱暴な物とは打って変わって、その柔さを堪能するようにじっくりと触れ合わせてはちゅ、とリップ音立てて離し、なあ大先生、あそばん? だとか、思いの外幼い響きを持って口から出たそれに自分でも驚いて目を何度も瞬かせてみたり。)   (2/18 02:11:40)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2/18 02:24:44)

×( かくん、と崩れ落ちた体を支えればその顔を覗き込む。絶えず流れる音楽のせいで口元に耳を寄せるまで聞こえなかったが、小さな寝息と目を瞑る君を見れば寝ているのは明白だった。迷子を見つけに来たとか言っておいて、いや自分は決して迷子などでは無かったが。先に眠って自分を孤独に追いやった君の随分と安らかな寝顔を見つめてはよくもまあこんな騒がしい場所で寝こけていられるな等、その頬を何度か叩いては起こすのを諦めて膝上から降りた。重いが持ち上げられない事もない体をおぶっては客を待ち侘びるアトラクションを無視してスタッフ専用の入り口へ、鍵の差し込み口も無視してドアノブを捻れば簡単に開いた扉から背後の園内とは一転して無機質な見た目の従業員用スペースに入る。奥に進むほど遠くなって行く園内BGM、ここならゆっくりと寝られるだろうと思いながら仮眠室を開ければ誰の趣味だか動物のぬいぐるみが脇に並べられたベッドに君の体を降ろした。すやすや眠る君の体を奥へと追いやり隣に寝転がれば、互いの体に毛布をかけて目を瞑る。意識の落ちる寸前、今更君におやすみなんて声をかけては夢の世界に落ちていった。)   (2/18 02:37:14)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (2/18 03:03:39)

おしらせ×さんが入室しました♪  (2/20 01:38:37)

おしらせ?さんが入室しました♪  (2/20 01:41:44)

×( メリーゴーランドの中、白い馬車の中の座席に寝転びご主人様を待ちぼうけ。普段の安売りを謳う某店で売られている様な薄ぺらいミニスカメイドの衣装とは打って変わって、しっかりとした生地に大量のフリルまでついたメイド服をぺたぺたと触っては見せる相手も居ないのに、と唇を尖らせた。膝上ぐらいのスカートをふんわり見せる為のパニエも大体のご主人様が喜んでくれるガーターベルトも低いながらにヒールのあるショートブーツも、見せる相手が居なければ意味がないのだ。立ち上がってはゆったりとした速度で回り続ける馬車から地面に降り立ち、柵をひらりと飛び越してアトラクションの外へ。石畳の上を蹴って軽く走っては見るものの、現状は変わることなく人影の一つも見当たらなかった。すう、と息を吸い込んでみる。)ご主人様〜!!いるなら返事してほしいぴょん、シマにゃんはここにいるにゃ〜ん!!( よく通って愛らしい、と誰かに褒められた声を精一杯張り上げて、奉仕すべき相手を探す。デートにお誂えの場所で一人だなんて、こんな馬鹿らしい格好をしている意味がないじゃないか!)   (2/20 01:55:33)

?(ふと足を止める。何故だか急に自分の所在が酷く曖昧になってしまって、まだ痴呆になる年でもないのにと自分自身に驚き半分呆れ半分になりながら軽く辺りを見回して、そうすると今度は驚きが自分のすべてを占めた。観覧車、コーヒーカップ、ジェットコースター、眼前に広がるのは人がいないことを除けば液晶越しでしか見たことのなかった遊園地そのもので、思わず瞬きを忘れて辺りの景色に見入ってしまう。そうなってしまうのも仕方がない、誰もいないのを抜きにしても何故自分はここにいるのか、直前の記憶も曖昧なせいで理解が追い付いていないのだ。自分自身のことは覚えているし一般常識だってある程度、それから近所にこんな場所はなかったことだけははっきりと覚えているというのに、ここに来るまでの記憶だけがさっぱり抜け落ちている。   (2/20 02:20:41)

?本当に痴呆になったのかと静かに困惑していたそんな時、遠くの方から声が聞こえた。よく通る男性の声、口調こそ明らかにおかしいが初めて感じた人の気配に迷わずそちらに、メリーゴーランドの方へと足を進めた。コツコツとヒールで石畳を叩く音を響かせながらそこまでやってくるもぱっと見人は見つからない。移動したか?いや、足音はしなかった筈とメリーゴーランドのまわりをゆったり歩いて、そうしてとうとう馬車の中の人影を見つけて、恐る恐る覗き込む。こんばんは、と最低限の礼儀をと言いかけた口が相手の姿を見るなり詰まってしまったのは、どうか許してほしい。意外にも似合ってはいると思うし、聞こえた言葉から薄々感じてはいたけれど、どうしても驚きはしてしまうのだ)   (2/20 02:20:44)

×( 大声を出して見るも返事は無く、しゅんと肩を下げては先程まで乗っていたメリーゴーランドの馬車へと戻る。王子様の迎えを待つ姫のようにちょこんと座って、先程までのように眠ろうかと考え始めた頃、園内BGMに紛れてヒールの音が聞こえた。人より幾分か鋭敏な五感を疑う事無く立ち上がって馬車の入り口から外を覗けば人と目が合った。そう、人!視認と同時にぱあっと顔を綻ばせて喜べば、急いで馬車から降り立ちとたたたっと足音を立てて彼女の前まで向かう。本物のお嬢様、或いはメイドのように美しい礼は教養の無い自分には難しいが、精一杯の礼儀を見せようとすらり背を伸ばし、スカートの裾を軽く広げてお辞儀を一つ。)こんばんは、ご主人様。シマにゃん、シマにゃんって言うにゃん。ご主人様、……ん〜、お嬢様!にご奉仕する為にやってきたラブリーメイド♡だにゃん!( 顔を上げてにっこりと笑いながら自己紹介を、告げたあたりで貴女の顔を改めてよく見ればすっかりと固まって、どこか驚いた様子ですらある。馬鹿らしい自覚まではあれども自分の格好に驚いていると言う発想はなく、顔を覗き込んでは お嬢様?大丈夫にゃん? と眉下げながら問いかけて )   (2/20 02:34:38)

?(驚きのあまり呆然としていた自分を他所に名乗りを上げていた相手の自分を気に掛ける声にはっと我に返る。コスプレというには見る限りでもしっかりした作りの衣装を身にまとう相手に不信感こそ拭えないが、嘘をついていないのは何となくわかる。 失礼しました と一言前置きをした上で礼儀には礼儀をと片膝を曲げ、もう片足を後ろに引いて頭をゆったり下げ) 申し遅れました、私ショッピと申します。気づいたらここにいて…よければ、ここについて教えていただけませんか?恥ずかしながらここに来た記憶がなくて… (それから体制を戻して顔を覗き込む。正面から見て漸くその顔が学園でよく自分が噛みつく先輩に似ているということに気づいてひくりと口角が歪む。が、顔が似ているだけで同じ態度を取るというのは、一応礼儀作法を叩き込まれた身としてはいただけない。気を抜けばいつもの調子で噛みつきそうになるのを作り笑いで誤魔化しながら、あくまで請うような態度でここについて聞き出そうと)   (2/20 02:56:16)

×( 自分の不慣れで無知な礼とは一線を画すカーテシー。格好こそ輩のようだが本当にお嬢様なのかも、と周りの光に照らされ揺れる縦ロールをちらと見ては彼女の表情に視線を戻す。うんうんと頷きながら話を聞けば嘸かし不安だろうと同情を抱き、彼女の安心材料になれるよう胸を張る。)ここは遊園地。お嬢様の為の、なんでも揃った、楽しくて、愉快で、素敵で、夢と希望に溢れた場所にゃん!( アトラクションや街灯から降り注ぐ光を受けながらくるくると回れば、両腕を広げてにぱりと笑う。眠っちゃうくらいに遊び疲れたら帰れるにゃん、お布団も用意があるから安心してほしいにゃん とはまあ確定事項では無いのだが、彼女の不安を煽る事が無いようそれ以上は告げずにへらりと笑い、高貴な立場であるだろつにも関わらず下手に出る貴女に一歩近づいては、人畜無害な笑みを崩して無表情に戻った。作り笑いを浮かべる貴女の頬に無骨な男の手で触れ顔を寄せては その面やとお前は俺には会った事無いらしいな? なんて、喉を酷使し出していた甘ったるい声も辞めては薄く笑みを浮かべる。ここまで近づいたのだから妙に青白い皮膚だとか、白く濁った眼球もよく見える事だろう。)   (2/20 03:08:58)

?(楽し気にその場で回りながら笑顔を見せる相手に相変わらず嘘はないようだが、言っている内容はあまりにきらきらと眩しすぎて妙に疑ってしまう。遊園地に足を踏み入れたことのない自分にとってその話が本当なら本当に魅力的で、そうですかじゃあと二つ返事で了承してしまいそうな程ではあるが正直納得できる内容は遊園地であるということを除いて他にない。どうしたものかと笑顔を取り繕っていたが、不意に変わった相手の空気に思わず身構えた。暗がりとライトアップのせいで離れたところではよくわからなかったが、ここまで近づいた今ならわかる。自分の頬に触れる相手の手首にそっと手を這わす) …えぇ、少なくとも私の知り合いに無遠慮にレディの頬に触れる薬物依存症な殿方はいませんわ (貴方の様に、そう告げながら作り笑いをやめて離せとばかりに手首を握りしめる。成程、嘘がないわけだと今までの相手の行動に納得しながら静かににらみつける。 その姿でもう一度、同じことを言ってくださる? 信頼するか否かはそれ次第、値踏みするような視線を相手に注ぎながら静かに相手の返答を待ち)   (2/20 03:22:25)

×あ、そう?そらええ事やな( 女の握力とは思えぬ程強く手首を握られてはけたりと笑って手を振り離れる。やはり本物のお嬢様か、と崩れぬ口調から察せば自身のような病人が彼女の傍にいない事を素直に祝いつつ、睨まれ値踏みするような視線には薄っぺらい笑みを返した。自身を訝しむ類の目線はこの不釣り合いな格好と仕事上慣れっこなのだ。)ええで?……ここは遊園地。お前の為の、大抵の物は揃った、楽しくて、愉快で、素敵な、夢と希望の詰まった場所。……嘘ちゃうよぉ?主人に嘘なんかつかんからな、シマにゃんは( 貴方から数歩離れつつ淡々と、先程と変わらぬ口上を声にすればにんまりと笑ってみせる。実際嘘など一つもない、望めば大抵の物は角を曲がった先にあるし、此処に現実を思わせるものことは無い。強いて言うなら薬物又は大量の金と引き換えに身を売る己の存在はこの場にそぐわないだろうが、それを除けば此処は本当に夢の場所と言って差し支えない。手を差し伸べれば こんな俗な場所、お嬢様は行った事無いやろ?エスコートしてやろうか? なんて )   (2/20 03:37:26)

?(嘘を吐くこと、吐かれることに関して慣れっこ故に相手の言葉が全て真実なのが分かると深く深くため息をついてしまう。如何せん情報量が多く現実感もない、かと言って綻びの一つの薬物中毒者も嘘はついていないし現状トチ狂った様子もその恰好以外にない。眉間に集まったシワを揉んで解しながら思案することたっぷり数十秒、ややヤケクソのような形で差し伸べられた手に己の手を重ねた) 怪しくて疑わしくてたまらないのに、正直それ以上にわくわくして溜りませんの。えぇそうよ、私遊園地なんて行ったことないの。だから、楽しませられるものなら楽しませてくださいまし (ほぼヤケクソの様に自分の心情をつらつら吐露し、今度は痛み無い程度に握る。繕った笑顔も、値踏みする視線も今はなく、ほとんど素の少し邪悪さの混じった悪戯っ子の様な笑みを浮かべながら相手の目とまっすぐ視線を合わせる。こうなったら、本当に楽しませてもらおうじゃないか!)   (2/20 03:51:45)

×( 理解できない、と言いたげな表情で眉間を揉み考え込む貴女に暫く手を伸ばし黙って待っていてやれば漸く顔を上げた彼女の手が自分の手に重ねられる。ヤケ気味に告げられた言葉と程々に握られた手、先程の鉄壁のような作り笑いとは比にならない程可愛らしい笑顔に目を合わせては薄く笑みを返す。さて、無賃労働は嫌いなのだが此処でお嬢様の事を心底楽しませれば札束の一つや二つくらいは貰えるだろうか?金欲を心の中に収めつつ、ぎゅうっと手を握り返せばにぱっと笑顔に戻る。)ぜ〜ったい楽しいって言わせてみせるにゃん!さあさ、早速レッツゴー!にゃん!( 遊園地なんてベタなデート場所、何度もご主人様に連れて回られている。試すような言葉を吐いた貴女の期待以上を見せてやろう、と意気込めば、指股にするりと指入れ恋人繋ぎにしながらぱたぱたと小走りで進み始める。やはり最初はジェットコースターだろうか?メリーゴーランドでもいい、ゴーカートも案外楽しいかもしれないな。どれもこれも色鮮やかに輝いて、目移りばかりしてしまうアトラクションの中を駆けては時折貴女の方を振り向き特別興味を示したアトラクションに連れて行ってやろうかと )   (2/20 04:05:29)

?(相手の切り替えの早さにドキリ心臓が跳ねる、もちろん驚きの意味で。営業スマイルと言うには本気度を帯びすぎているその様子を眺めながら絡められた手を握りしめて引かれる様に園内を歩き始める。コツコツと2人分の石畳をヒールが叩く音を聞きながら、とは言ったもののと周囲に再度視線を巡らせた。叶うならば全制覇、なんて淑女らしくもない子供の様なそれは心に留めつつも、隠しきれない素直な期待と興奮に輝いた瞳をそれぞれのアトラクションに向ける。特に風を感じるのが好きでバイクを嗜む自分にとってジェットコースターやゴーカートの様な速さを感じる乗り物は一際目を引いて、食い入るように眺めてしまった。しかしこれはエスコート、自分の主張はせず手慣れた相手に任せるのが吉なのだろうと、服装とは裏腹に淑女としては優等生な思考がその興味を言葉にすることを止めてしまう。とは言え視線を戻した先の相手に問う どれから乗れば楽しめますの? なんて試すような小生意気な口ぶりは変わらないのだけれど)   (2/20 04:24:29)

×( 薬物に焼かれた脳は二重人格とは言わずとも、確かにご主人様のメイドたるシマにゃんとしての性格を強く覚え込んでいる。要は彼女との遊園地デートを心から楽しんでいるのだ。それを隠しもしない満面の笑みで歩いては、時々僅かに遅くなる彼女の歩みや隠れ見た視線の先から彼女の興味を惹くアトラクションを予想する。自分の知っているショッピと同じ好み、との予想は的中したらしく、スリル満点スピード有りのアトラクションに目を向けていた彼女に振り向いては う〜ん、お嬢様は初めてだからぁ…やっぱり、遊園地の目玉に乗るのが一番だと思うにゃん! と頷けば手を引き乗り場まで小走りで、向かった先は曲がりくねったレールの見えるジェットコースター。園内に幾つかある物の中ではコースはやや小振りで一回転や逆さレールなどはないものの、途中木々を通り抜けてからの景色は壮観で、まあ慣れていない貴女に乗らせるには丁度良いだろう代物。列整理用のポールを無視して階段を駆け上がり、あっという間に乗り場に辿り着けばばっと腕を広げて )これはジェットコースターって言うにゃん!すごく早く動くから、風を浴びるのがと〜っても気持ちいいんだにゃん!   (2/20 04:40:57)

?(一番の目玉として小走りで連れてこられたのは注視してしまっていたそれで、ここに連れてこられたのが偶然に思えず少しばかり悔しさに唇を尖らせ薄く頬を赤らめる。相手が先ほどの人格だったら手が出ていたかもしれないが、ぴょんぴょんにゃんにゃんと可愛らしく振舞う相手にはそうは出来ず、ぐっと拳を握りしめて自分の恥ずかしさをどうにか押し込めて説明を聞き視線をコースに向ける。悔しくて、恥ずかしくて、嬉しくて、楽しそうで、そんな色々な感情が入り混じった視線でコースを視線でなぞった後、ふと気づいてコースから視線を外す) 本当に、気持ち良くて楽しそうですけれど…動かす方がいらっしゃいませんわ。どうやって動かすんですの? (自分たち以外の人っ子一人いない遊園地、それにはスタッフも含まれていてこのジェットコースターを動かす為と思わしき操作室にも例外なく人の姿はない。1人では嫌だ、と主張するようにつないだ手を握って首を傾けて)   (2/20 05:01:59)

×( 薄く赤らんだ頬、ぐっと握り締められた拳、複雑に入り混じった感情を映しながらコースを辿る紫の瞳。エスコートしてみせろと挑発した彼女とは打って変わって恥ずかしそうで、けれどもプライドが邪魔してか素直ではいられない貴女がどうにも可愛らしくって、にまりと頬を緩めてはぐっと顔を寄せてちゅっとリップ音を鳴らした。初心な反応に思わず口付けてしまったが相手がご主人様で無く、デートとはいえそういった行為を望み好んでいるか定かでない事を思い出せばハッとした顔で謝罪を、焦ったように ご、ごめんなさいにゃん!! と頭を下げれば視線を彷徨わせ、ほんの少し気まずそうにしながらも貴女の問いに答えようと )シマにゃんが魔法で動かせるから大丈夫ぴょん!( …と信頼には値しない、魔法だなんて言葉を用いてはにっこりと。繋がれた手は離さず、貴女を引き連れてライドの最前列に座ればお互いの安全バーを下げシートベルトを付ける。…特別な動作は無くとも勝手に動き出すと分かってはいるが、折角なら格好つけたいと思えば指を思い切りぱちん!と鳴らして 出発にゃん! と叫べばがこん、と大きな揺れたライドがゆっくりと動き始めて )   (2/20 05:14:02)

?(頬に感じた柔らかい感触に大きく目を見開きそちらに視線を向ける。嫌悪といったマイナスな感情は塵ほども存在しないし羞恥する程にそう言ったふれあいに対して初心ではない。内心を占めるのはどうしてそうなった?という純粋な疑問のみで謝罪する姿に何と返したらいいものかと困惑しながらなんとか何か言おうと口を開きかけて…一瞬で噤んでしまった。魔法、これで嘘を吐いていないのだからタチが悪い。自分が何事を言う前に促されるがまま座席に腰を下ろし、せこせこと安全バーとシートベルトを付けてくれる相手に疑いの眼差しを向けて、やっぱり信じるべきではなかったかと一瞬後悔をしかけた所で辺りに響く指をはじく音。相手の言葉に呼応するように動き出した車両に再度目を見開いて相手と車両に視線を行ったり来たり。流石に魔法という言葉をそのまま信じたわけではないけれど、成程相手は本当に自分を楽しませようとしてくれているのだと理解して疑ってしまったことに申し訳なさを覚えれば、謝罪の意も兼ねて先程から少し気まずげな相手にちょっとしたお返しをしようと空いた手を伸ばす。相手の頬に触れ出来る限り引き寄せると静かにその頬に口づけを落とす)   (2/20 05:34:44)

?お返しですわ…楽しませてくれるんでしょう? (車両がちょうど最高地点に到達する直前にそんなことを言ってにっと笑うと、頬に添えていた手を自分の被るヘルメットをに移動させて衝撃に供え)   (2/20 05:34:47)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (2/20 05:53:23)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、?さんが自動退室しました。  (2/20 06:00:16)

おしらせ×さんが入室しました♪  (2/23 18:26:25)

×( 知らない内に迷い込んでいた。最後の記憶はあやふやで、鮮明に思い出せるのは学校に居た時の、誰かの自慢の声。両親に遊園地に連れて行ってもらった、と土産の菓子を配って回る彼から一つ可愛い形のクッキーを貰って、頬張りながら虚無感に苛まれていた昼休み。記憶のある限り仲が良かった事の無い両親は自分への興味など皆無に等しく、遊園地はおろか近場の公園ですら手を引かれ連れて行かれたことがあるかどうか。あの時羨ましいなあ俺も行きたいなあと思ったのは確かだが、こんな形で叶えられても。きょろきょろと周囲を見回しては自分の両親どころか客も店員の一人も居ない事を理解して、とぼとぼと歩き始めた。愉快なBGMも煌びやかなアトラクションも心惹かれず、ただ歩けば不意にふわりと香る香ばしいキャラメル、少し先に大きなポップコーンの看板を発見して駆け寄ってみる。無人の屋台はご自由にお取りくださいと言わんばかりで、スコップでざっくり掬ったポップコーンを紙のバケツにざらざら入れれば片手に抱えて、時々摘みながらまた歩く。次第に疲れを感じてこればすぐ近くに見つかったベンチに座って、ぽりぽりとキャラメル味のポップコーンを頬張った。)   (2/23 18:35:27)

×( 半分程食べた辺りで甘苦い味に飽きを感じれば、残ったポップコーンを押し付ける友人すらいない事を思い出した。再度辺りを見回してはみるが、当然誰もいない。あ、ひとりぼっちだ。そう思ってしまった途端じわりと滲んだ涙を袖で乱暴に拭い、呼吸を整えれば数秒後にまた滲む涙を拭って、その繰り返し。両親と来たかった、そうでなくたって友人か、誰か。周りの景色も音も賑やかなのにちっとも楽しくないのが、まるで自分がこの場所にはふさわしくない子供だとバツをつけられてしまったかのようで。背を丸めて縮こまっては、ぐすんと一度鼻を鳴らした後ただ無心にポップコーンを頬張って、あとは何も考えないようにした。)   (2/23 18:38:52)

おしらせさんが入室しました♪  (2/23 18:42:52)

迷子なん?( ぱちりと、君が瞬きをした次の瞬間にはベンチに座る君の前、確かにしゃがみこんで顔を覗き込むようにそこにいた。誰かの寂しさに呼ばれたような、そんな感覚。それだけを明確に覚えていてどうやってここに来たのかは覚えちゃいないし、なんなら自分とて目が覚めたらここにいたようなそんな感覚だった。夢現、極めて朧気に、蜃気楼とも言えるような煙と幻影に撒かれた感覚はこの不可思議な場所のせいかはたまた自身が知るよりもずっと幼いその姿のせいか。どちらにせよ知っているはずのない君の幼少期に知っている君とは別の人間だとわかりつつも同じ面影を抱えた幼子がそこにいては放っておけないので園内に充満するポップコーンの匂いに微かに前回もここに来たことを思い出しつつ変わらず芯の強い空色の双眸を覗き込んで、不快感を与えぬようにこにこと人の良い笑みを浮かべればやがて冒頭の言葉を君に投げかけた )   (2/23 18:50:56)

×( 一秒前まで無かった筈の人影が、あろう事か自身の目の前に現れ声までかけてこれば当然驚くもので、腕に抱えていたバケツをぐしゃりとへこませながら強く抱きしめては ……ぇ? とか細く声を漏らす。外見の特徴を拾えばその胡散臭い笑みだとか特徴的な前髪だとか紺色の服だとかは友人の一人に酷似しているけれど、自身と同じ年齢の彼と同じに見るにはあまりに年齢が行き過ぎている。故に知らない大人、と認識すれば先程まで抱えていた孤独感も相まって警戒は高くなるものの、暫く黙って怯えて震えていても一向に何かしてくる気配が無い。ただ緩く微笑んでは自身の顔を覗き込むだけの相手に悪い人ではないのだろうか、と徐々に警戒を解いては )ま、迷子、ちゃう、けど………、お兄さん、なんでここ居るん?( と、若干震えを残したままの声で問うては縋るようにバケツをぎゅうと強く抱きしめたまま、不安気に貴方の表情を見つめて )   (2/23 19:01:42)

あ、びっくりしてもうた?ごめんごめん。ああそう?うーん、実はお兄さんの方が迷子やねんな( 強く伺える怯えに あ、やっぱびっくりするか。なんて思うものの人並に存在する警戒心に逆に安心すれば不安を残すその表情に眉を下げてから気の抜けた笑いでなんだか情けないのない言葉を羅列して、よいせと立ち上がった。明かりと飾りばかりが賑やかな空箱にもにた遊園地。昼にしては不安定になるパステルカラーの空をちらりと眺めつつ、なんとなく薄暗い水族館にいるより気が滅入るこの場所への好奇心も前回よりはなりを潜めて心身の落ち着きを取り戻す。さて、蛇足に近い思考回路も程々に目の前の引っ掻けば簡単に傷がついてしまうシルクに似た幼子へと視線を戻し 隣座ってもええ? なんてかつての友人が聞いたらひっくり返って笑うであろう気遣いを見せれば遊園地の夜にも似た青を緩めて )   (2/23 19:16:16)

×…お兄さんの方が?なんで?大人やのに?( 首を傾げては眉下げなぜ?という疑問をそのまま顔に出したような表情で立ち上がる貴方を視線で追う。おっさん臭く立ち上がった彼の身長は当然ながらベンチに座る自分の高さを優に超して、目の前の相手が子供一人では到底太刀打ちできない おとな 、である事を思い出してはひ、と小さく喉を鳴らした。やっぱり逃げるべきか、でもきっと捕まってしまう。貴方から目を逸さぬまま未成熟の脳をぐるぐると回していれば不意に視線が合って、無意識に肩をびくりと揺らすものの口から出た言葉は罵倒でも失望でもなくただの確認で、そんなのわざわざ聞かなくてもと思いながら緩んだ瞳をじっと見据えながら ええよ と頷いた。自身の体をベンチの手摺側に寄せ、心の距離を表すように貴方を避けつつちらと横目で様子伺っては 迷子、て事は帰るとこあるんちゃうの?ここでゆっくりしててええん? とか、こわごわ聞いてみたり )   (2/23 19:28:55)

んはは、大人にも迷子にくらいなるで?例えば僕みたいなんは特にね( 頷いた君にお礼を言えば未だ警戒の伺えるその様子に少しだけ己からも距離をとって座れば思わず手癖で出しかけた煙草とライターをピタリと止まってポケットに押し込み直した。いくら君が将来有望なチェーンスモーカーだとしても、子供の頃からその肺を穢す必要はまぁ、ないだろう。なけなしの倫理観に従うがまま、恐る恐る問われるその質問に笑いを零してどうだろうかと数秒、曖昧に地面を見ては 帰ってもなぁ、待っとる人が誰もおらんねん なんて、あまり難しいことを説明してもきっと君が困ってしまうのでなんとなく濁した言い方をしては調子を崩さない柔らかな口調で 君は遊びに来とったん? だとか。迷子でないなら最初からここの子なのかそれとも強がりな子供なだけなのか、知って得することがある訳でもないけれど )   (2/23 19:40:28)

×迷子て迷う子って書くのに?へんなの…( 大人なんて大抵はしっかりしていて、偉くって、それでいて自分のように迷い悩む事など無いだろうと思っていたから心底不思議そうに呟いてはみるものの、先生がたまに着るそれとは違ってくたくたのスーツにはどうしようもなく頼りなさを感じる。こんな大人なら確かに迷子になってもおかしくは無いな、だとか思っていれば己の質問に返された答えに目を見開いた。あ、そうなんや、俺と一緒。なんて出かけた言葉をごくりと大きな動作で飲み下せば そうなんや と軽く流し、深追いはせず相手から聞かれた言葉に首を横に振っては 気づいたらここ居って……、遊ぶにも、俺以外だあれも居らんからつまらんし とバケツを両手で強く握っては俯く。ぷらぷらと揺れる自分のつま先を眺めてはぱっと顔を上げ、元気な子供の顔を取り繕えば えへ、ごめん、暗い事言うてもうた。お兄さんお腹空いてへん?ポップコーン食べる? とか、まだ少し中身の残ったくしゃくしゃの入れ物差し出して )   (2/23 19:52:13)

大人も子供も変わらんよ少年、大人なんか皆背伸びと嘘が上手くなっただけの子供やで( それにほら、いつだって聡明なのは愚鈍になってしまった大人よりも子供の方なのだ。飲み込まれた言葉には気付かないふりをして、代わりに続いた君の台詞に そっか だとか眉を下げる。取り繕われるその表情は何も考えなければ可愛らしい年頃の子供なのだけれど、残念ながら誰も彼も信用できるような仕事をしていた訳ではない己にとってはどうにも心苦しいもので君の気遣いに ほんなら貰おうかな〜、代わりにこれあげるね なんてジャケットの裏ポケットから取り出したのは硝子で出来たクラゲのストラップ。持ってきた覚えのないそれになんで入ってんだかと思うもまぁ考えてもしょうがないので、不思議な程に冷えきった手で君の片手をそっととって小さな手のひらに握らせては拳に己の指先で蓋をして 大事にしてな と笑みを浮かべた。)   (2/23 20:11:17)

×……よおわからへん( 背伸びと嘘なんて、今だって、ずっと。度々友人との会話だとかで感じるズレにささくれた心を隠してわらう事を、大人になってまでやりたくないな。そう思っては貴方の言葉を馬鹿な子供のふりで聞き流して理解を拒み、幼い少年の真似っこを。貴方を気遣って差し出した食べさしのポップコーン、それと引き換えに取り出されたのはなんだかとっても綺麗なガラス製のストラップ。キラキラと目を輝かせ、今度は嘘偽りなく年相応の表情を見せては ええの!? と大きな声を。小さなクラゲが貴方の手によって自分の手のひらの中に優しく収められるまでをじっと見つめては貴方の言葉に何度もうんうんと頷き、大事にする、ありがとうお兄さん! と嬉しそうに手の中のクラゲを見つめてからゆっくりとポケットにしまう。それからこの季節のせいか、妙に冷たい貴方の手を取り両手で包み込めば 寒そうやから手ぇあっためとくな だとか言いながらぎゅっと握って )   (2/23 20:31:31)

そう?君は賢いね……んはは、どういたしまして?ランドセルにでもつけたって( 曖昧な返答には曖昧な返答を。踏み込んでどうにかしてやるにはあまりにも既にどこにも存在し得ない己がとれる責任ではない。だからこそ特に何を言うわけでもなくやっと笑った君の変わらぬ大きな声に双眸を細めてはぎゅっと握られた子供体温にぱちぱちと瞳を瞬かせた。じんわりと伝わる温かさに 子供はあったかいなぁ なんて多分温まることのない手で君の体温を享受してからするりと抜けてわしゃわしゃとその髪を搔き撫でる。さて、そんなこんなでなんだかそろそろ良い時間、あまり不安定な空間を渡り歩くのはどうにもこの身体は頂けないらしいのでポケットからもう1つお土産を取り出せば先程のように君に差し出したのはシワひとつないどこか存在しない国の言葉で書かれた水族館のチケットで、   (2/23 20:51:12)

( ごめんなお兄さんそろそろ行かなあかんみたいやわ なんて笑ってはもう一度今度は優しくその髪を撫でて立ち上がった。それから探したのは遊園地によくあるそう大きくもないタイルの床が敷かれた噴水の備えつけられた池。ああそう、帰りの挨拶は忘れてはならないと今日はもう元気を取り戻せたらしい君を振り返って笑えば 今度はシッマが遊びに来てね だとか手を振り柵を乗り越え揺らめく水面に___飛び込んだ )   (2/23 20:51:18)

おしらせさんが退室しました。  (2/23 20:51:21)

×……?……、うん、つけとく!( 賢い、なんて言葉に首を捻るものの貰い物にすっかりと気を取られてはにへと笑ってみせる。遊園地に訪れた事が無ければ水族館も当然経験は無く、図鑑で見たきりの生物のストラップを手にした喜びは結構な物で、自分に出来る限りの礼をと貴方の手を握ってみたはいいものの温まらない事に気づけばあれ?とすりすり肌を擦ってみたり。然しそれでも冷たいままの手にまるで冬の池の中に手を突っ込んだ時のよう、だとか思えば突然に抜けた貴方の手をなんで、と困ったように追いかけようとして、体がぴたりと止まった。撫でる、という行為その物は知っていても親からそんな優しさは受けた事が無いためにきょとんとしながら差し出された水族館のチケットを受け取る。そのくせそろそろ行かな、とかいう貴方の言葉に過敏に反応して顔を上げれば今度は優しく撫でられる髪、ねえもうちょっと、なんて強請りそうな心を押し殺して後を追えば辿り着いたのは大きな噴水の前。また一人になる、もう会えないのか、再び心を支配し始めた孤独感にきゅ、と唇を結べば笑ってさよなら、と言おうとする自分に振り返った貴方の笑顔と声でぱっと表情を明るくさせた。)   (2/23 21:20:14)

×いく、絶対行くからっ! ( 貰ったチケットを握り込んで叫べば噴水の柵に駆け寄って、貴方が飛び込んだ噴水の水をがばっと覗き込んだ。……居ない。ポケットをまさぐって、先程貰ったクラゲのストラップをちゃらちゃらと揺らしては水面と視線を行き来させ、はて彼は魚だったのだろうか、とか。ありえない妄想。しかし目の前で底の浅い噴水の中に飛び込んでおいて姿形を無くしたのだからまあ魚だったとしても驚けない、寧ろそっちの方が面白い!魚の友達、お兄さん、くふくふと笑っては少しくしゃくしゃになったチケットを伸ばしてじっと眺めて、またけらりと笑った。迷子のお兄さんと約束したのだから、ちゃんと迎えに行ってやらないと!)   (2/23 21:20:34)

×( 両手に握りしめるは遊園地に来たとは到底思えない土産物だが、気分は良い。訪れてすぐの時は聞くほどに追い込まれたBGMも今ならくるくる回って踊れる程愛おしく、ふんふんと鼻歌を歌いながらスキップでそこらを適当に歩いていれば徐々に襲いかかってくる眠気、近くの時計で時間を確認すればまあ布団に入っていてもなんらおかしくはない時間。ぐし、と目を擦ってたったったと小走りで向かった先は一般客出入り禁止の無骨な扉、迷いなくドアノブを捻り中に入ればすたすたと歩いて仮眠室まで。なぜ入れるのか、なぜここの場所を知っているのか、不思議には思いつつも眠気ばかりが思考を埋めれば考える余力もなく、ふわりと大きな欠伸をしてはストラップとチケットをポケットに突っ込んでからベッドの上に寝転がった。これで友人達にも自慢できる、やっと彼等の話を心から楽しく聞く事ができる!嬉しそうににまにま口元を緩めながら目を瞑れば、幼い子供は一瞬にして穏やかな眠りについた。)   (2/23 21:47:04)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (2/23 22:14:21)

おしらせ×さんが入室しました♪  (3/9 12:27:36)

×( は、と顔を上げて、遊園地の真ん中。色彩豊かな光源とアトラクションに囲まれて、薄紫の瞳をすう、と細めた。眩しい。目を焼く程の光は上空の太陽だけで十分だと快晴、真昼間、休日の空を見上げては視線を前に戻した。外出日和ともなれば本来、この場所も子連れの客で溢れているだろうに自分の視界にはただの一人も入らない。ただ虚しく回るメリーゴーランドの白馬をぼんやりと眺めては、手慰みに被っていたヘルメットを外してくるくると回す。思考する。さて本日の業務は確か戦闘訓練、書類作業、いつも通りのそれ。潜入調査の予定はないし、休日では無かったし、だったとしてもツーリングの目的地が遊園地になる訳も無い。成人男性、まして軍人が一人で遊園地?馬鹿馬鹿しい。無警戒にも程がある。そこまで思って腰に手を回した。武器の類いを収納してあるポーチの存在を確認して息を吐く。自分の身は守れそうだ___守ったところで帰れるのか、それ以前に命を狙ってくる誰かもここに居るのか。居ない、という根拠のない妙な確信を抱きながら、ずっと無意味に回していたヘルメットを被って歩き始めた。宛は無いが、立ち止まっているよりかは気が紛れるだろう。)   (3/9 12:41:19)

×( 気紛れに手を伸ばしたのはコーヒーカップの操作盤だった。自分が普段扱う電子機器とは全く違う種類の、大量のランプとスイッチを暫く眺めては裏方の人間であれば一目見ただけで操作方法が分かったりするのだろうか、とか適当な事を考えながら発光する緑色のスイッチに人差し指を軽く乗せた。時間をかけてゆっくりと、かちり、押してみる。先程まで音楽に合わせてくるくる回っていたカップが止まる。もう一度押してみれば、数秒前と同じように回り始めた。偶然だろう、と思いながら別のスイッチを押す。カップの一つが止まる。レバーを下げる。音楽だけが止まる。何をどう操作しても、自分がそうなれと思った通りにコーヒーカップが動いたり止まったりする。自分が偶然正しい操作方法で動かし続けているのか、この遊園地が合わせているのか疑問だったが、真相を知る術は無い。分かるのはただ、この場所が自分の為に用意された舞台かのように都合が良い事だけ。暫く歩いても従業員すら見つからない時点でこの場所がおかしい事は理解し許容したから驚く事は無いが、ここから出れるのかという不安は募る。出入口どころか遊園地の端にすら辿りつけない現状に眉を顰めた。)   (3/9 12:57:26)

×まあ出れないもんはしゃあないんで運良く迎えが来るとか同じように迷ってくる人間が来るのを期待しますか( 疲れた所に偶然現れたベンチとワゴンに目を輝かせては中を覗く。色とりどりのアイスフレーバーとコーン、カップの収まったワゴン内にふむ、とほんの少し悩んではディッシャーを手に取ってアイスを掬う。柔らかいそれを何度か掬って綺麗な球形にすれば、コーンに押し付けて取っ手を引いた。がしゃ、なんて音と共にアイスがディッシャーから離れる。初めてにしては良い出来栄えでは無いか、と表面をスプーンでつついては一口、途端広がる抹茶の苦味と微かな甘みに息を吐けば隣のベンチに腰掛けてちまちまと食べ始める。異常事態への順応性が高くて良かった! )   (3/9 13:07:24)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/9 13:34:03)

おしらせ×さんが入室しました♪  (3/9 13:35:20)

×( コーンの先を口の中に放り込んで、咀嚼し砕いては飲み込んだ。三月にも関わらず未だ冬のような気候にアイスが溶けないのを良い事にじっくりとその苦味を堪能している間、時折ぼやけた向こうの景色が軍基地に重なったような気もしていたが、食べ終わって顔を上げてみれば相も変わらず遊園地の中。小休憩を取ったとて現状は変わらず、いい解決策も思いつかない。ポケットの中にあったスマホで試しに数人に連絡を取ってみるも、圏外でも無いのにメッセージが送れない。参ったな、とそろそろ本気で悩みながら頰を掻いた。)   (3/9 13:43:13)

×( よっこらせと立ち上がって、さて向かう先はどこにしようか。見回すも依然無人の園内、自分が子供であれば待ち時間無しで好き勝手に遊び回れる現状にさぞや喜んだ事だろう、が、生憎成人を既に迎えて血と硝煙の臭いばかりが染み付く戦場を駆ける様になった今、煌びやかな玩具を前に心踊る事も無く。寧ろ冷静に、問題なく稼働しているのが不思議なほど錆びた金属の塊を眺めては溜息を吐くばかり。夜になるまでには帰りたいが果たしてこの空間に朝昼夜の概念があるのやら、とまだまだ暗くなる気配の無い空を見上げた。太陽の位置はズレている気もするが、果たして。)   (3/9 14:26:13)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/9 16:22:58)

おしらせ×さんが入室しました♪  (3/14 22:32:51)

×( 目を開ければ、外界のテラス席。嗜んでいた紅茶の香りと腰掛けていた白い椅子、ソーサーとケーキスタンドを置いていたパラソル付きテーブルはそのままに、屋敷の庭から騒がしいテーマパークへと連れ込まれた。周りの景色を流し見て、ダージリンを一口。場所が変わっても変わらず味の良い紅茶を飲み込んで、スコーンに手を伸ばす。監査役が居ないのだから何をしても良いだろう、とクロテッドクリームをたっぷりと塗って、大口を開けて齧り付いた。淑女の風上にも置けない下品な行為。本当なら庶民の客達で賑わい喧しいだろう此処に見合った行い。口端についたクリームも親指の腹で拭い取って舐める。だって美味しいんですもの、ハンカチで淑やかに拭き取るなんて勿体無い。スコーンを三口で食べ切って、カップの中の紅茶を飲み干せばさっさと立ち上がる。運の良い事に服装だけは自由を許されて、典型例のお嬢様みたく長くて重くて邪魔なスカートは無いから幾らでも走り回れる。…問題はこの場所について全く知識が無いことくらいか。案内役の一人でもいればいいものを、と改めて周囲を見回せば首を傾げた。)   (3/14 23:00:12)

×自分の足で見慣れない場所を歩き回れるのは大いに結構。…けれども知らない物が多くて困りましたわね、一人では楽しめそうにありませんわ( 仮に知っていたとて楽しめるかは怪しいが。周りの遊具と過剰な照明、賑やかしいBGMに現在地の当たりを付ければ一人ごちる。遊園地、という名称と場所の詳細自体は知っていても、いざ目の前にするとこうも何も分からないものか。自身が箱入り娘である事を改めて痛感しつつ、遊具の一つ一つを眺めながら石畳の上でヒールを鳴らして歩いた。)   (3/14 23:09:58)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/14 23:50:31)

おしらせ×さんが入室しました♪  (3/22 23:44:39)

×( 騒がしい園内BGMに瞼を上げて、眼前の景色に息を呑む。静かな夜を豪華に照らす光、光、光。極彩色の遊園地の中で、一人、何かを待つように座っていた。遊具を見上げて数秒ぼんやりとしていれば、ふと両手に何かを握っている事に気づく。手元を見れば、100均に売っているような安っぽい色のカラーボール。自身の横にも三つほど転がっている。赤、青、黄、桃、紫、チューブから出した絵の具のような平坦な色合い。右手に握っていたボールをぽん、ぽん、とリズム良く上に投げる。それを左手に投げ渡すと同時、左手のボールを上に投げる。曲線を描き、右手に収まるボールと直線を持って左手に収まるボール。ベンチに転がるボールも手に取れば、お手玉を始める。曲芸師なんてした事も無い、昔気紛れに練習したお手玉のコツを今もまだ覚えているだけだ。円を描くように回る五色のボールを見つめながら無心で暫く回しては、ふと動きを止めてボールを全て床に落とす。いくらうまくとも、それを見せる相手が居なければ特に意味はない。)   (3/22 23:53:43)

×( 地面に転がったボールを拾い上げ、全てベンチに放り投げればよっこらせ、とわざとらしい掛け声で立ち上がる。見回した視界の中に人影は無いし、きっとこのだだっ広い遊園地のどこを探しても人は見つからない。裏付けの無い確信を持って、石畳の上を歩き始める。もしかすれば、そんな一縷の望みをかけて、来客を見つけに。)   (3/22 23:58:19)

×お゛ら〜ん…………( 歩き回って約30分、首にぶら下がって揺れる懐中時計で時間を確かめては大袈裟な程肩を下げ、深く長く溜息を吐く。当然と言えば当然、分かってもいたのだが。一人ぼっちの遊園地は周りが騒がしい分尚更に孤独を自身の心に突き立ててきて、加えて歩きっぱなしの疲労もあれば自身の弱い心など呆気なく悲鳴を上げ出して、運良く見つかったベンチにどっかり座り込めば明るい地上のせいで星一つ見えない夜空を見上げる。流れ星も拝めないから、願い事もできそうになかった。)   (3/23 00:49:31)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/23 01:17:13)

おしらせ×さんが入室しました♪  (3/24 22:33:03)

×( バックヤードの廊下で目を覚ました。普段なら白いLEDに照らされる無機質な壁も今日は見えず、変に暗い。一瞬パニックになりかけて、暗闇に慣れた目が遊園地と従業員用通路を隔てる扉を映して漸く安心した。珍しい、普段なら遊園地の中で目覚める筈なのに。首を捻り、とりあえずドアノブに手をかけて、ふと普段の廊下の壁には無い物が取り付けられている事に気づく。それはスイッチ。ブレーカー。はて、と首を傾げて、試しにかちりと押し上げてみる。…変化は無い。ここ周りの壁をぺたりと触り、見える範囲を見回し、何も起きていない事を確認すれば不思議に思いながら扉を開け、__その景色に、目も心も奪われた。遠く向こうの空に飛ぶ風船、星や丸の色とりどりな街灯、いつもより豪勢に飾られライトアップされた園内、をゆっくりと回る馬車、ロボット、機関車、UFO、その後をついて歩く小動物。普段から非現実的な遊園地がより一層幻想的になって、自身に高揚を強制する。その光景子供のようにとびきりの笑顔を浮かべれば、ばっと園内に駆け出した。じっとしているなんて、ああ、とっても勿体無いじゃないか!)   (3/24 22:52:47)

×( 願えば大抵の事は叶う。遊園地の特性を最大限利用させてもらおうと悪戯っ子の笑みを浮かべれば角を曲がった先で歩いていた、自分の腹ぐらいまでの背丈を持ったおもちゃの兵隊に声をかける。最前列の兵から指揮棒と笛を受け取れば、前に立ってくるりと指揮棒を回しながら歩き始めた。ブリキの兵隊の行進に混ざれる日が来るなんて!小さな子供の夢を一つ叶えては、浮き足だって歩く。ぴぴ〜〜〜〜っ!と笛を鳴らせば止まり、再度吹き直せば動く。適当に吹けば、隊列を変えて動いてくれる物だから遊ぶのが辞められない。何より、来客が自身の指示に従い歩く兵隊を見たらさぞ驚くだろうから!)   (3/24 23:11:55)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (3/25 00:47:10)

おしらせ×さんが入室しました♪  (6/9 23:16:40)

×( ___午睡から目覚め、妙に硬いベッドから起き上がり___失笑。外を彩る騒々しい程のネオンライト、耳を劈く子供っぽいBGM。認識した全ての薄っぺらさに思わず笑いが溢れた。原色の赤一色、趣味の悪い内装に眉を顰めながら周囲を一度見回す。前方には薄水色の鬣に白い体、随分とメルヘンチックな外見の馬が二体。後方は__イルカだ。イルカがいる。なぜ?自身の記憶と知識が正しければ、自分が今乗っているのはメリーゴーランドで、メリーゴーランドの乗り物といえば馬ではなかったか。はて、と首を傾げて、もっと先に持つべき疑問がある事を思い出した。何故私はこんな場所に居るのでしょう。幼い頃に読んだ絵本の中に見たっきり、訪れた記憶もない場所で、事もあろうに眠りこけていた。執事に知られれば大目玉を喰らうだろうが…………そもそも帰れるのだろうか?再度辺りを見回す。不気味な程に人気が無い。いっそ侘しく思える程煌びやかな色彩の乗り物が、音に合わせてゆったり回っては上下に揺れていた。この歳になって迷子になるなんて、思いもしなかったな。)   (6/9 23:26:44)

×………清々しい程に誰も居ませんわね。休日の夜のテーマパークと言えば客に溢れているもの、と記憶しているのですけれど。( 乗り心地の悪い馬車から降りて、乗り物の柵に手を置き寄り掛かれば遠くまで見渡して、呟く。客も居ないのに動き続けるアトラクションのお陰で視界はずっと遠く先まで明るく開けている。だのに人影一つ、客はおろかキャストの一人も見当たらない現状に溜息を吐いた。迷子と言ったがはぐれたのは親や執事でなく世界そのものかもしれない。自分だけが此処に捨てられた気分になる。色とりどりのライトと音割れ寸前のBGMと元々の装飾の豪華さで取り繕った見かけ騙し、虚像、ガラクタのような遊園地。剥げかけている柵の塗装を爪で削りとって、はらはらと崩れ落ちるのを眺めては身軽にも柵を飛び越え石畳へと降り立った。先程まで寝ていたためか体力は有り余っている。出口、或いは自身のように此処に来た客人を探して練り歩くのも悪くはない。存在を思い出した次の瞬間足元に転がってきた釘バットをこれ幸いと拾い上げ、気分良さげに振り回しながら辺りを散策する。客がいるなら、怯えずに会いに来てくれると良いのだけれど。)   (6/9 23:38:57)

×本当に誰も居ませんのね!私、なんだか退屈してきてしまいましたわ( 引き摺っていた釘バットを背に担ぎ、踵を鳴らし歩くも人の気配は依然現れない。ただ極彩色の光があるのみ。空を見上げれば一転して黒。地上がこんなにも明るいせいか、星の一つも無い濃藍色の空を見上げては、オリオン座すら見えない夜空にぷくりと頰を膨らませた。捏造された友人の行動言動を思い返すにもその材料すら拝めないとは何とも不便、不愉快極まりない。遊園地と言えばもっと楽しいものではないのか。不機嫌を押し出した表情で歩き回っては、不意に甘味が恋しくなった次の瞬間、鼻腔を擽る甘ったるい香り。角を曲がる。鎮座する屋台に駆け寄れば、プラスチックの入れ物に詰められたパステルカラーの甘い綿雲。頂いて良い、と直感で理解すれば青、黄緑、黄色とグラデーションで色を変えていく綿飴を手に取り一口大に毟って口に放り込んだ。甘い!美味しい!暫く歩いていた身体に甘味が染み渡る。思ったより疲れていたらしかった。)   (6/10 00:28:40)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、×さんが自動退室しました。  (6/10 00:53:44)

2024年02月15日 20時29分 ~ 2024年06月10日 00時53分 の過去ログ
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