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「最果てのハーモニア(メインロル部屋)」の過去ログ

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2023年11月04日 20時40分 ~ 2023年12月09日 23時21分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(iPhone 180.54.***.242)  (2023/11/4 20:40:02)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/11/4 20:40:24)

女王マリカ【メインストーリーロル部屋を新規作成しました。】   (2023/11/4 20:41:01)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/11/4 20:41:05)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/11/7 18:30:14)

女王マリカ『ルゼルキアにその名を轟かせた《覇王》——セントミリア国王グラン・オル・セントミリア没——その報はセントミリア国内にとどまらず他の四国にも大きな衝撃を与えた。セントミリアの民は栄光の時代を築き上げた覇王の崩御を嘆き、悲しみ、そして喪に服した…。一方他国ではこれまで覇王の影響力によって抑止され、燻っていた領土拡大の野望の炎が再び燃え上がろうとしていた。それはかろうじて均衡を保っていた各国のバランスが大きく崩れることを意味していた。そんな中、今次代を担わんとする新たなる王がここに誕生しようとしていた…。』   (2023/11/7 18:30:59)

女王マリカ序章——汝の心の赴くままに——(お父様が崩御されて一月、まだ癒えるはずもない悲しみを抱えながら、今この静寂に包まれた控えの間で私はその時を待っている。まもなく私はセントミリア女王としての戴冠の時を迎えようとしている。私の心を無視するように進んでいく現実に恨み言の一つも言ってやりたい気持ちをなんとか堪えながら静かにその時を待っていた。何を言ったところで現実は何も変わりはしないのだ、そんなことはわかっている。必死に自分自身にそう言い聞かせながら…。でも、私がお父様の後を継ぐなんてとても無理…。もちろん、お兄様の失踪があってから自分でもなんとなく覚悟はしていた。だけどそれはまだまだ遠い先の話で、もしかしたらその間にお兄様が帰ってきてくれるかもしれないとも思っていた。お父様が急な病で倒れられた時、一気にそんな甘い考えが粉々に砕かれていくような気がした。懸命の治療がなされたがお父様は回復する気配もなくそのまま逝ってしまわれた。今際の際に言われた言葉は今も鮮明に私の心に残っている「人の…お前の意志を貫け」。)   (2023/11/7 18:33:39)

女王マリカ(その言葉の通り、もう私がやるしかないのだ。私の意志で前に進んでいくしかないのだ。この難局の中で頼れるものは自分自身しかいないのだから…。)   (2023/11/7 18:34:12)

女王マリカ(控えの間の静寂の中を扉を叩く乾いた音が響く。きっと幼少期から私の教育係としてついてくれていた重臣が呼びにきたのだろう、入室の許可を出すと扉が開き短く整えられた白髪の初老の男の姿があった。かつて20年前の大戦時、お父様と共に戦場を駆け巡った歴戦の軍師でありお父様が最も信頼していた重臣の一人、ベネディクト・ケレク・バトラーは深々と一礼すると控えの間にゆっくりと足を踏み入れた。) 「…姫様、まもなくお時間ですぞ。……いけませんな…晴れの戴冠の日にそのような暗いお顔をされていては…亡きグラン様も嘆かれましょう。」(背筋に鉄の棒でも入っているかのようないつも通りの姿勢の正しさのまま、ベネディクトは片手で眼鏡を直し、小さく息を吐くといつも通りの厳しい口調で私を嗜める。おそらくこれは彼なりの励ましなのだろう。思い返せば幼少の頃からベネディクトは厳しかった。何度も泣かされてはその度に侍女に泣きついていた頃が懐かしい…。だが厳しいながらもそこには確かな愛情があったことも私は確かに感じていたのだ。)   (2023/11/7 18:35:24)

女王マリカベネディクト…わかっています。私が父の名を辱めるわけにはいきませんから…。セントミリア王国女王としての覚悟はもうできているつもりです。(それは嘘だ。本当は覚悟なんてできていない。でも今の私にはこう言うしかない。こう言わないととても立ち上がれそうになどなかったから…。そんな私の心中を見透かすようにベネディクトは再び小さく息をつくといつもの険しい表情を微かに緩ませながら口を開いた。)「姫様はいつもご無理をなさる…。それは長年お側でお仕えしてきた私が誰よりもわかっています。そうさせてしまったのは私が姫様に厳しく接してきたがゆえかもしれません…。ですが姫様、私はこうも申し上げてきたはずです。『あなたは一人ではない』と。あなたのお父上グラン様は偉大な王でした。ですがその偉大な王も一人では偉大たりえなかった。グラン様はあなたにこうも言葉を残されたはずです。『臣下を信じよ、そして共に前に進め』と!。」   (2023/11/7 18:36:42)

女王マリカ(ベネディクトの言葉の一つひとつが私の中の記憶の断片を蘇らせる。幼少の頃から言い聞かされていた『あなたは一人ではない』という言葉、そのことをいつも身をもって示し続けてくれていた臣下、そしてお父様が残してくれた『臣下を信じよ、そして共に前に進め』という言葉とセントミリアをそして私を支えてくれる多くの臣下、そして臣民たち…。それらに支えられなければ王にはなれないのだ。お父様もそうして「覇王」と謳われるまでの王になったのだ。ならば私も同じ道を歩もう。私の意志を貫き、臣下と共に新たな未来を切り開こう。お父様もそこを目指し、ついぞ辿り着けなかった見果てぬ夢…このルゼルキアの…恒久平和のために…!)ベネディクト…これからも私を支えてくれるかしら?「もちろんです。姫様……いえ、女王陛下…!」(今の私にもう迷いはない。たとえこれから先どんな困難が立ち塞がったとしても臣下が私を支えてくれる。そんな彼らに私は私自身の意志を、夢を示す。それが王たる者の務めだから、そうでしょう?お父様…。)序章——汝の心の赴くままに——終   (2023/11/7 18:38:33)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/11/7 18:38:59)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/11/13 07:30:10)

女王マリカ第一章——諍いは起これり——   (2023/11/13 07:30:27)

女王マリカ(背の高い窓から差し込む柔らかな陽光が瞼を透かして私の意識を覚醒させていく。午前の政務を終えて食事を摂り、束の間の休息を私室で過ごしていた私はどうやら暖かな陽気に誘われ、椅子に抱かれながらいつの間にか眠りに落ちてしまっていたようだった。誰も呼びに来ていないということは、まだ午後の政務が始まる時刻ではないのだろう。未だ覚醒しきらないぼんやりとした意識の中で私はこの一月のことを思い返す。戴冠式の後からのこの一月は私の人生の中で最も忙しい一月だった。やっとのことで終えた戴冠式以降もまるで雨季の容赦無く打ちつけるような雨のように、山のような政務が降り注いで来たからだ。もっとも実際に政務をこなすのは私ではない。私は議会に立ち会いはするが、摂政であるベネディクトを筆頭に各大臣たち、その他貴族たちがこの国を動かすための働きをしているのであって、今の私はただのお飾りの女王に過ぎないのだ…。)   (2023/11/13 07:30:51)

女王マリカ……まるでお人形みたい…。(綺麗に着飾られて、棚の一番見栄えのいい場所に飾られる人形…。今の私はまさしくそれだった。ただ動かずじっとしてその場を彩ってさえいればいい。周りが期待しているのもそんな私の姿だろう。戴冠式の直前、ベネディクトが思い出させてくれたのは『あなたは一人ではない』という彼自身の言葉、そして『臣下を信じよ、そして共に前に進め』という亡きお父様の言葉…それらの言葉のおかげで私は女王として立つ覚悟ができたのだ。でもそんな覚悟だけがあっても現実には何の役にも立てない、何の力もない自分でしかないのだ。その無力感が私の心に重くのしかかり、私の覚悟をへし折ろうとしてくるのだ。この一月そんな無力感を感じない日は一日としてなかった。)   (2023/11/13 07:31:21)

女王マリカ(不甲斐無い自分にやりきれなくなったとき、私はいつも戴冠の日から戴くことになった冠を外してそれを眺めた。——《意志の冠》セントミリア王家に代々伝わるこの冠の裏にはある言葉が刻んである『汝の心の赴くままに』——その言葉はお父様が遺してくれたもう一つの言葉、『お前の意志を貫け』という言葉とどこか重なってくる。この言葉を見るたびに私はお父様が今も私の側にいて励ましてくれているような気がするのだ。この一月、何度冠を外してこの言葉を見たことか…こんなところで折れるわけにはいかない。私はまだなにも成してはいないのだから…。目覚めのぼんやりとした意識はとうに覚醒しきっていた。さぁ、立ちあがろう。たとえ今は無力でも、今私ができることを私自身の意志で成すために…。私は鏡台の前で外した冠をつけ直すとノックの音が響く前に私室を後にした。)   (2023/11/13 07:32:06)

女王マリカ【お次、スウェンさんお願いします♪】   (2023/11/13 07:32:50)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/11/13 07:32:55)

おしらせスウェンさんが入室しました♪  (2023/11/13 22:22:49)

スウェン(窓は小さく、扉はがたがた。木製のテーブルと椅子は傷だらけで、節が飛び出している。この貧民街では一般的な酒場。貧しい労働者、駆け出しの商人、粗末な風体の旅人……そんな人間達が混じり合う騒がしさの中、椅子に座って木ジョッキを片手に真っ昼間から暇を潰していると、テーブルに人の影がさした。)「おいおいスウェン、仕事で金が入るって言ってたのに、なんだ、その貧乏くさい飲み方は」(チビチビとエールを呑んでいる姿を揶揄われた。見知った男だ。ドカッと乱暴に対面の木椅子に腰を落ち着かせた髭面の男の手元を見ると、なみなみとエールが注がれた木ジョッキ。実に羨ましいことだ。)ガストンか……今日は羽振りがいいな。(そう問いかければ、臨時収入があったとニヤリと笑みを見せてくる。どうせ真っ当な仕事ではあるまい。この貧民街で俺が顔を会わせる奴等は大なり小なり脛に疵持つ者ばかりだ。この男も俺も、まともな死に方はしないだろう。諦念にも近い感情をエールで飲み干そうとジョッキを持ち上げた時――)「そういえば、ギスの奴が押っ死んだらしいぞ」(聞きなれた名前に、傾けかけた木ジョッキを降ろし視線で先を促す。)   (2023/11/13 22:23:33)

スウェン「どこぞの街で盗みを働いた時に、衛兵に殺されたんだとさ。馬鹿な奴だ。あれほど盗賊団からは抜けろと言ったのによぉ」(エールを呷ったガストンがジョッキをテーブルに叩きつけた。その音も酒場の喧騒に掻き消されて虚しく消える。 最近は、この類の話をよく聞く。俺やガストンと歳の近い奴が、あっけなく死んでいく。ガストンは髭面で分かり難いが、俺と同じ二十歳になるかならないかくらいだと聞いている。この貧民街で一緒に生きて来た同年代の中で、残っているのは俺とガストン、あとは両手の指で足りるくらいになっていた。男のほとんどは兵士や傭兵になるか、そうでなければ盗賊になって死んでいる。女は妙齢になると人買いに買われてほとんどが街から消えた。売られた先がマトモな場所なら今も生きているだろう。そうでなければ死んでいるだけ。)   (2023/11/13 22:25:06)

スウェン(この世界で生きている奴は皆が皆、人生のアガリに向かって歩いている。王族だろうと貴族だろうとそれは変わらない。 そして、貧民街の連中はそのアガリが他の奴等より少しだけ早く来る。そう、それだけの事だ……)――先に逝った馬鹿野郎に、そして、明日の俺達に。乾杯だ。(ジョッキをガストンに向けて掲げる。木と木がぶつかり合う硬い音。俺とガストンは、昔馴染みの死をエールと共に飲み干した。今まで、数え切れないほど繰り返してきた儀式。最初は流れていた涙も、今はもうない。ただ、俺はコイツの死を見たくはないし、おそらく、コイツもそう思ってくれているだろう。その程度には同じ貧しさを、苦しみを、別れを分かち合って生きてきた――)   (2023/11/13 22:25:49)

スウェン「……しみったれた話は此処までだ。なぁスウェンよぉ、何か景気のいい話はねぇのか?」(さて、そんな事を聞かれても困る。そんな話があるなら俺が教えて欲しいくらいだ。  覇王グランの崩御。新女王の即位。この一ヶ月、この国の話題はそれで持ちきりだった。しかし、俺達が住む貧民街は良くも悪くもいつも通りだ。 誰が死のうが、誰がこの国の天辺に立とうが、この場所はなにも変わらない。 いつもの喧騒。そして、この場所をどこまでも覆い尽くす、生き苦しさ。)……景気のいい話なんてあるかよ。 何も変わらねぇのさ。誰が生きようが、誰が死のうが、な。(呟いて席を立つ。ガストンが「スウェン?」と問いかけてくるが、俺の視線は既に、ガストンではなく、建付けの悪い酒場の扉に向かっていた。) ……悪いな、ガストン。どうやら仕事らしい。今度また、ゆっくりと飲もう。(もしも生きていればな。 最後の言葉は、敢えて口にしない。そんな事は、お互いによく分かっている。)   (2023/11/13 22:27:25)

スウェン(ジョッキを掲げて見送る旧い友の声を背に、壊れかけた木の扉を押し開ける。酒場から一歩踏み出すと、貧民街特有のすえた匂いが鼻を衝き、)「――スウェンだな。主がお呼びだ。ついて来い。」(囁くような声が聞こえた。酒場の扉の脇に立つローブ姿の男が目に入った。さて、面倒くさい仕事にならなければ良いのだが……。それにしても、)おいアンタ、その頭からすっぽり被ったローブ姿、素性を隠してるつもりかもしれんが……目立ち過ぎだぞ?(歩き始めたローブの男に促され、隣で歩調を合わせながら俺は声を掛ける。こんな貧民街でそんな上等なローブを纏っていれば嫌でも目に付く。そう忠告してやったつもりなのだが、)……ふむ。無視ね…まぁ、アンタが気にしないならそれで良いんだがね。(肩をすくめてみせるが、返ってくるのは変わらぬ無言。酒場の外で話しかけてきた以外は口を開く気配もなく黙々を歩みを進めている。性格なのか、はたまた貧民街の人間と話すつもりがないのか。)まぁ、後者だろうよ。(男に見えない様に唇を歪める。貴族相手の仕事をしていると、こんな対応にももう慣れっこになっていた――)   (2023/11/13 22:29:18)

おしらせスウェンさんが退室しました。  (2023/11/13 22:30:31)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/11/14 12:30:37)

女王マリカ【スウェンさんありがとうございます♪お次、ベルキスさんお願いします♪】   (2023/11/14 12:31:49)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/11/14 12:32:00)

おしらせベルキスさんが入室しました♪  (2023/11/16 12:39:44)

ベルキス……こんなものか。午前中はこれにて終了とする、各自食事休養を取り各自午後の技能訓練に備えるように。以上。(王城近くの軍事演習訓練場に、聞く者の精神を萎縮させんばかりの厳しい声色の指示が響き渡る。声の主、疲労困憊状態の兵士達に囲まれる様にして中央に立つはベルキス・ヘスペリデス。先の大戦にて「皇獅子」「星砕き」との異名で先王グランと共に戦場を渡り歩き武勇を轟かせた張本人であり、現セントミリア国王マリカの忠実なる重臣の一人である。そして今は彼が直接セントミリア国軍の兵士達に戦闘実習訓練の相手をしている真最中。しかしながら殆どの兵士達は地面に倒れ、気絶している者や肩を上下させ息を乱す者が大半な正に満身創痍の状態で、立っている者は片手で指折り数えられる程度。多人数の兵士達を同時に相手したにも関わらず相対する様に真ん中で冷徹な視線を兵士達へと向ける彼と、決して新米などでは無く寧ろ精鋭とまで謳われた筈の兵士達の状況が、その実力差を言葉を介さずとも雄弁に語る。そんなままに彼は兵士達を一瞥し、訓練場に背を向けてその場を後にする。)   (2023/11/16 12:41:46)

ベルキス…はぁ、いかんな。これではグラン王に顔向けできない。(精神的なものから来る疲労感に、溜息と同時にそんな言葉を吐き零す。その真意は自身が戦闘指導をした先程のセントミリア兵…の事ではなく、昨今の自分に対しての物だった。グラン王崩御から早くも一月と少しが経過し、依然として王宮のみならず国内全土では物々しい雰囲気で蔓延していた。国の光であったグラン王の逝去、次期国王となる筈だったグラン王の息子の行方不明、そして急遽国王となった現国王マリカ…その全員と関わりのあった彼は内心で焦りを感じていた。グラン王の武勇やその存在は良くも悪くも各国の抑止力となっていたが、突然の崩御と男尊女卑の思想が未だはびこるこの世界での女性国王、戦争になる事は想像に難く無い、暗殺者を仕向けられる可能性だって十分に考慮できる。そんな彼の焦りからか、必然的に兵士達の訓練も厳しさと辛さが激化し、満身創痍になる兵士達を見て一人夜反省をする日々。グラン王から授かりし自身の身の丈程も大きい王斧を手に、彼は空を見つめた。)   (2023/11/16 12:42:16)

ベルキス重臣の私がこうでは、部下達にも兵士達にも示しがつかぬな。本腰を上げるとしよう。(疲れ切った目は、王斧に刻まれた紋様と手の甲に浮かぶ刺青へと向けられていた。昔グランとの友情の証として刻まれた刺青は今も尚、今は亡き主君であり無類の親友の残影としてベルキスに王の存在を思い起こさせる。彼が残した唯一の形見とも呼べる大きな存在、マリカ。かつてグランへと向けられていた色褪せぬ忠義その物は、今はマリカ只一人へと向けられている。ベルキスは現在国王であるマリカが、嗚咽と号泣のみをその職務とする赤子の頃からその成長を最前線にて見守り続けて来た。重臣達と関わる度に笑顔を絶やさず、どんな無理難題にも挫けず立ち向かう黄金の精神、恒久的な平和を思わせる彼女の存在は必ずやこの国の将来を明るい物へと貫き導くだろう、グラン王の後継者としては遜色などある筈が無い。そんな自分が彼女と彼女の手と成り脚と成りこの国と主を頓に守る仲間達を信じなくてどうする。と、心の中で幾度と無く自身を叱責する。とはいえ危険な状況なのには変わりは無い、何があろうとマリカと国民の命は死守する、彼にとってはマリカ王の臣下として(長文省略 半角1000文字)  (2023/11/16 12:43:25)

ベルキス彼にとってはマリカ王の臣下としてその勤めを遵守するのみなのである。)グラン王よ……天に召します主よ、嘗て我と共にあった比類無き親友よ。この国の行く末と未来を、とくと御照覧あれ。(この歳にもなると涙腺はやや緩い。半年前までは元気良くその勇姿を見せていた王の死という心の傷は完全には癒え切っていないのか、荒んだ自身の心情を青く擽るのだ。一切の逃げ傷を残さぬまま、この雲一つもない空へと旅立った友へ宛ててそう語り掛け、王斧を掲げ見据える。獅子の中で固く誓われた覚悟と共に。)   (2023/11/16 12:45:17)

おしらせベルキスさんが退室しました。  (2023/11/16 12:45:39)

おしらせロスさんが入室しました♪  (2023/11/18 15:18:09)

ロス(白亜色の絹のクロスが貼られた壁…南から輸入された針葉樹の床板の上には贅沢にも手織りで仕上がったグラスグリーンと金糸の絨毯が敷かれていた。先代の室長の趣味で構築されたこの部屋はわりと気に入っている。扉を開けた先にある少し凝った机と椅子は有り難いことに自分のものだ。その背後に広がる大きな窓からは正午を過ぎた穏やかな陽の光が差し込み、それによって空気中の埃が目立った。先程まで書庫で作業をしていたせいだろうか、暫し空気を入れ換えたほうがよさそうだ。手を掛けたのはご自慢の窓…ではなくそのサイドの小窓。開けば柔らかい風が頬や耳を撫で、鼻腔には白薔薇の爽やかで高貴な香りが届いた。この香りと包むような陽を浴びると自然と思い浮かぶのは女王陛下のこと。数ヶ月前、先王であったグラン陛下がお亡くなりになられてから即位したが、案の定慌ただしい日々を送られているようだ。きっと心身共に休めていないだろう。自分が18歳のときは何をしていただろうか…目を瞑り思い出そうとするが何だか憚られてしまった。)   (2023/11/18 15:19:17)

ロス(片付けなんて慣れないことをすると案外疲れるものだ。窓は開いたままに、書庫の隣にある小部屋へ向かった。中は簡易的な台所でただお湯が沸かせるだけのもの。棚から茶葉とポット、ティーカップ&ソーサーを取り出せばいつも通り紅茶を淹れていく。揺れる湯気に紅茶の甘さが混じり視界が少し眩んだ。)…人のこと言ってられないな。(先王の崩御と女王陛下の即位によって陛下本人だけでなく王宮内が忙しいのは事実だ。此処“魔術室”も、各学術機関との誓約を見直し、最終署名を先王から女王陛下へ変えなければならない。その文書を見直すために、あれこれ書物を漁っていたのだが…今は束の間の休憩だ。ポットの中で踊る茶葉を眺めていると、部屋の扉が開く音が聞こえた。どうやら部下たちが帰ってきたようだ。)   (2023/11/18 15:20:36)

ロス「ただいま戻った。進捗はどうだ…て、優雅にティータイムしてる場合か。」(上位魔術師として同期でもあるクレイグは隣にいる新人・メイジーの面倒も見ていたせいか自分より疲れているみたいだ。対してメイジーは顔色変えることなく今朝から調子は変わらないみたいだ。)「室長、お疲れ様です…!」(対照的な二人を見ていると、気付けば二人の茶器も用意していた。)…二人もどうぞ?「そうだな、流石に少し休ませてもらうか。」(素朴なウッドトレイに濃く綺麗な琥珀が波打つカップを並べ、客人用のソファまで運ぶ。)「あ、そうだ…室長宛にお手紙が届いていました。」(繊細な音を立て、一口をじっくり味わったメイジーからその言葉と共に一通の手紙が渡される。)…ありがとう。(茶色の蝋で封がされている封筒を受け取り、差出人を確認すると「ドロレス=オズワルド」という名が。差出人は王立学術医法院の院長であり自身の叔母だった。元々そこの生徒であり研究員であるからか、はたまた甥だからか…こうして定期的に手紙が届く。普段なら有り難いし嬉しいが、正直今は受け取りたくない。)   (2023/11/18 15:22:40)

ロス(蝋が赤でなく茶色のときは仕事の依頼であるからだ。少し重たくなった腰を上げると、机の引き出しからオープナーを取り出した。)「その手紙、院長からですよね…?」(少し沁みたような顔でメイジーがそう呟いた。彼女も元々学術医法院で医法師をしていた者だ。俺に引き抜かれたとはいえ、医法院を辞めたことを気にしているらしい。日頃から職員・患者を取りまとめ院長でありながら手が空けば雑用さえやり、挙げ句「ランディも手伝いなさい。」とボロ布を投げ付けてくる人だ。真っ当な理由で辞めた人間を睨むような小さい人じゃない。)「で…内容はなんだ?」(カップを空にしたクレイグは少し痺れを切らしたように問い掛けてくる。封を切り、中から便箋を取り出せば何となく消毒液のにおいがしたように感じた。さて、“マザー・ドール”の要件はなんだろうかー−−···。)    (2023/11/18 15:23:00)

ロス【お次はレオさんです、お願い致します…!】   (2023/11/18 15:24:24)

おしらせロスさんが退室しました。  (2023/11/18 15:24:27)

おしらせレオさんが入室しました♪  (2023/11/20 22:33:20)

レオ「がっ…!」(セントミリア王国領内の或る農村。その近辺一帯は戦場と化していた。とは言っても、決して展開は拮抗しているわけではなく、寧ろ圧倒的な武力の差による蹂躙といって差し支えないものであった。辺りには刃毀れした斧や短剣が散乱し、戦闘不能となった者…恰好からして賊の類であろう。それが何十人と膝を突き、また地面に突っ伏していた。そんな逆境を跳ねのけてこそと言わんばかりに、不似合いな金の装飾品を身に着けた強面の大男が雄叫びをあげて赤褐色の髪をした女に巨斧で斬り掛かるも、女は正確な剣裁きでその先端を男の持ち手に掠らせた。男は思わず手を放して地面に腰をつく)さて……残るは頭目のアンタだけだ。猛火に灼かれる覚悟はできたかい?(眼下の憐れな髭面の大男を見下ろして、女は長剣を振り上げる。男は最早命乞いどころか悲鳴すらも出ないようで、ただただ空しい嗚咽を鳴らしながらも憎悪と恐怖の混じった目つきを女に向けた)大丈夫、殺しゃしないさ。ちょっとした火傷だ(女の持つ剣が炎に包まれていく。刀身は煌々とした太陽のような、しかしどこか温かな光を放ち、黄昏時の草原を明るく照らす。女は一呼吸すると、その剣を__)   (2023/11/20 22:33:40)

レオ__「お疲れ様、レオ姉。賊の拘束は大方完了したよ」(セントミリア王国軍の精鋭であり、部隊長も任されているアレクセイが彼女に声を掛ける。彼女_かのセントミリア王国重臣の一人、レオノーラ・ノスタルジアは、大木に背中を預けたまま気怠げそうにそちらに視線を移した。)ああ…ご苦労さん。アレクも疲れたろう、皆も一度休憩を取んな。アタシはちょいと村の方に挨拶に行ってくるから。…そこの阿保が目ェ覚ましたら呼びにきておくれ(白目を剥いて仰向けに倒れている悪趣味なネックレスをした髭面の大男を一瞥して、ゆっくりと歩き出す。気持ちのいいそよ風に吹かれながら、軽く背伸びをしてふうと一息吐いた。)「火を脅しに使うの、レオ姉の悪い癖だよ」殺すよりはいいじゃないか。それに後々の尋問が楽になるからね。火に対する恐怖つうのは絶大なモンさ。(アレクセイのあきれたような、しかしどこか面白がっているような声を背中で流して、農村の門を潜る。村は焚火のぱちぱちと心地よい音のみが耳に入ってくるのみだったが、レオノーラが入って少し経つと農民たちがぞろぞろと各家から顔を出した。瞬く間にレオノーラは彼らに囲まれる。)   (2023/11/20 22:34:13)

レオ「レオ様!」「賊を退治してくださり…なんとありがたいことか」そうかしこまるんじゃないよ。皆よく頑張ったね(そう言って一番に駆け寄ってきた少女の頭を撫でる。少女は照れからかはにかんで俯くと、すぐさま母親であろう女性の後ろに隠れてしまった。その様子を見て、ふと引っ込み思案だった白亜の姫君を思い出す。最初の稽古は彼女がいくつの時だったか。たしかに引っ込み思案ではあったが、折れない芯を持っている子でもあった。積極性も十分にあったし_)「…レオ様?」(少女の声にはっと我に返った。こう思い出に耽ってしまうとは、自分も年をとったものだと思う。何せあの大戦からもう二十年が経つのだ。人も国も大なり小なり何かしら変化していて当たり前だ。まさに今この国も変わろうとしているのだから。)「あのね、レオ様。わたし、レオ様みたいなけんしになりたいの。女の子でけんしになりたい子はあんまりいないんだけどね…その」(少女がぽつぽつと夢を語りだす。先王は農村の一少女が夢を語れる国を作ってくれたのだ。ならば_)   (2023/11/20 22:34:36)

レオ…そうかい!そりゃいいことだ。じゃあ一つだけ。“剣は人を生かす為のもの”だ。決して人を殺める為のものじゃない。……忘れるんじゃないよ(そう言ってまた少女の頭を撫でる。少女は照れ臭そうにしながらも、今度は母親の後ろに隠れようとはしなかった。そうしていると村の外からアレクの声が聞こえた。あの賊の首領が目を覚ましたのだろう。少女に「待っている」と伝え、民衆の温かい見送りを受けながら農村をあとにする。まだやらなければならない仕事が残っているのだ。農村の一少女が夢を叶えられる国を創る為に。私はかのセントミリア女王、マリカの臣下なのだから。)__〆   (2023/11/20 22:34:58)

レオ【お次はサディゴさんでしょうか!よろしくお願いいたします!】   (2023/11/20 22:35:55)

おしらせレオさんが退室しました。  (2023/11/20 22:36:06)

おしらせサディゴさんが入室しました♪  (2023/11/22 22:50:27)

サディゴ副農商、こっちのマリカ様の決裁待ちの書類が仕上がった、ベネディクト宰相殿の方に回す様にしてくれ。あぁ、此方の書類はマルセス内務大臣に回す交易品の見積りと以前の値段との比較内容と損失額だ、そうそう、レオノーラ指南と紅蓮隊とバルモア軍務大臣で対応した交易品を狙った賊退治の御礼も書面にしなきゃな……。(グラン王の病没後、王国内は動乱までいかなかったが慌ただしい日々が始まった。特に王が確認すべき書類や王が判を押したりする書類が溜まり、戴冠式が終わるまで代わりに各大臣の判を押して代理していたのだ。そして戴冠式後、元の業務に戻るまでの一月もまた激務だった。)   (2023/11/22 23:04:07)

サディゴ(マリカ女王陛下には未だ経験をゆっくり積んで貰う必要がある、宰相殿の采配で少しずつ決裁書類を増やし、女王陛下に書類仕事に慣れて貰おうとサディゴが発言し、通したのは幼い時からマリカ様を見ていたからか、いきなり大量の業務を行わせて心身が壊れるのを防ぐ為、…?代わりに各大臣の仕事が増えて一時的に大量のハーブ入り麦ジュースを私財で各部署に振る舞う事になったが、必要経費だ、…妻には呆れられたが。)……医法院との提携のハーブ農園の書類を確認した、これを提出すれば、終わり……。(そう言って農商部の一人に医法院ヘ提出する書類と麦ジュースを渡し、彼が戻って来るのを確認して。)……農商部のみんな、…一先ず御礼を言いたい、グラン王がご逝去されてから続いた激務が、今、…終わった!各部署とみんなの働きがあったからこそ終わりを迎える事が出来た!今日は私の奢りだ!!みんなで良い物を食べに行ってくれ!!(そう言って懐から出した大量の貨幣の入った皮袋を副農商に渡し、彼らを農商から見送る。)   (2023/11/22 23:16:55)

サディゴ……さて、サキエス殿…。(誰も居なくなった農商で一人の人物の名前を呼ぶ、するとサディゴの前に顔と姿を隠した長身の老人?が現れて…。)「…各方面からの報告だ。呼んだ後は燃やすのを忘れるなよ?坊…。」解っておりますよ。あぁ、この後時間がありましたら、マリカ様にハーブ入りの髪油を、ベネディクト宰相殿にも麦ジュースを渡して頂けますか?「近場の家族に任せよう、坊も休めよ。」解っておりますよ、では…。(そんな会話が終わると老人?は姿を消し、一人残ったサディゴは渡された書類を読み始める。)……やっぱり各方面の賊が奪った物資の数が合わないな…。近々各大臣と話し合い各方面で警戒、場合によっては派兵も考えなきゃか。(各方面で奪われた交易品や物資、日持ちする食糧等が取り返した分とだいぶ数が合わない報告に不安を覚えつつ一枚の書類を燃やし。)   (2023/11/22 23:29:56)

サディゴ…そうか、エルザットの作っていたアレが良い出来になったか。…聖ザウドゥロントの元聖人の遺品が?これは後々遺恨が残らないように扱わなくては…。北方面の山に岩塩?一度詳しく調べて正式に調べる様にしなくては…。(サキエスから渡された書類を次々と読んでは焼いて処理していく。様々な内容に頭を抑え、ベネディクト宰相殿に相談する内容を纏め、自身の懐に入れると彼も農商から出ていった。)…まだまだ、忙しい日々になりそうだ。   (2023/11/22 23:42:11)

サディゴ【お次はアリスさん、お願いいたします!】   (2023/11/22 23:43:17)

おしらせサディゴさんが退室しました。  (2023/11/22 23:43:20)

おしらせアリスさんが入室しました♪  (2023/11/23 01:20:30)

アリス(時刻は午前、数字にしておよそ10時頃。なんの変哲もない墓地に白い長い髪に青い衣装を着た女性が居た。それとは対照的に赤い宝石のような瞳で彼女は二つの墓石の前にしゃがみ込んでいた。何をしているか?それはまぁ、墓荒らしなんてそんな野蛮なことはしないし冒涜的なことは彼女の立場的にできないし何よりこの墓石は…)……すぅ。(懐に手を入れて取り出したのは…煙草とマッチ。それを咥えてマッチに火を付けて煙草に火を付けて……)けほ、けほっ!……ったく、こんなのよく吸ってたわね、父さん。(と、煙を撒くように手で煙を煽ぎ……その煙草を片方の墓に供える。そして両手を重ねて右掌を上に左掌を下にして目を閉じて…念じる。すると彼女の周りの風が彼女の手のひらに集まり同時に低温の空間が生まれ氷が生まれ始める。その氷は綺麗に花を形作っていく。)…ほら、練習してたんだよ。氷の造花で『ローズマリー』。花言葉は"変わらぬ愛"。……二度は言わないよ。素面でこんなこと二回も言えないからね。(と、氷で作った花を墓石の前に供える。)   (2023/11/23 01:21:34)

アリス…今も変わらず、この国で騎士やってる。 まぁ、騎士なんて高貴な戦い方はしてないけどね。おかげで不良扱い。それにあたしの性格知ってるでしょ?それも悪影響って感じ。…父さんも母さんも直せって言うんだろうけど、まぁこれはこれで面白いじゃん。あたしは狭く深くなタイプで深い知り合いとだけ交流出来ればそれでいい。それがいい。"白"も"黒"も気分じゃない。"灰色"で居たいの……その方がカッコいいし、あたしに似合ってる。(と少し自嘲的に笑って。彼女は傭兵の出であり若干アウトローな面もある。それが彼女のノリの良さの理由であり彼女自身、自分の命を軽視している面がある。それは早く両親のところへ行きたい。会いたい。そう無意識に思っているのかもしれないし、彼女が無愛想に見えて実はお人好しで他人のためなら命を投げ捨てかねない。その面が彼女の部隊の面々が彼女という人間を信用させている要因なのだろう。…しかし、その笑みは消える。)   (2023/11/23 01:21:36)

アリス……まったく、いい所なのにね。もうちょっと時間が欲しかったけど……そろそろ"私"に戻るよ。また来るね。(と、黒い目隠しを巻く。すると遠くから足音が聞こえてくる。タッタッタ…と走る音から恐らく伝令。)「姐御!ここに居られましたか!急に姿を消すのはやめてくださいよもう!心臓に悪いっす!」 …口調。 「あ…あぁ、えっとその、隊長!準備が整いました!いつでも出れます!」 じゃあ出撃。私が合わせるから最初は正面から各々好きなように。後は現場で指示通りに動いて。「ま、またっすか!?」逆に言えばいつも通りってことよ。慣れてるでしょ。私が背中を守ってやるから勝手にやりな。ほらほら戻ったら即出撃。ほれ、駆け足、駆け足。(と、部下のオデコをつんっと突いてパンパンと手を叩いて。部下を送り返した。)……さて、行こうか。   (2023/11/23 01:21:59)

アリス(と、呟き墓場から出て崖から眺める先には山賊の拠点が。そこから足を踏み出しゆらり、と落下。その後彼女は"姿を消した"。)「へっ、正面からならこっちもやりやすい!そら!矢を撃て!蜂の巣にしてやれやぁ!」(と、山賊連中が木の柵に囲まれた拠店の高台からクロスボウや弓で矢を放つ。それを盾で防ぎながらゆっくり前進するアリスの部隊。部隊の名は"青藍隊"。有名なメンバーはいないし、突出した才能や実力を持った者はいないががそれぞれがアリスの傭兵部隊から彼女に付いてきた強豪たちだ。)   (2023/11/23 01:22:15)

アリス「おい!誰かあの高台から連中を引きずり下ろしてくれ!これじゃジリ貧だ!」「こっちのもなんとかしてくれ!あぁ!?ちょ、アイツら牛糞まで投げてきやがった!野郎!見たぞ!そこのお前後で覚えておけよ!ぶっ飛ばすからな!」「おいバカ!頭出すな!撃たれるぞ!」(と、正面から進む部隊からはそんな声が聞こえてくる。その声を彼女は"聞いていた")────ッ(背後から木の柵を超えて飛び込む影が一つ。その影は高台の近くに糸を伸ばし引っ張る。引っ張りながら遠心力を利用して木の柵を走り飛び上がる。そして高台にいる山賊へ襲い掛かる。一人を空中から踏み潰し──)「な、なんだお前!?」 ッ!「ひッ!?」──なんて、嘘~。(こちらに反応し短刀を抜こうとしたのを即座に、神速の如き速さで剣を突きつけ怯んだのを見て即座に近づき持ち手を逆手に変えて喉元に柄をぶつけ頭を鷲掴み壁にぶつける。)「がッ──!?」ちょっと眠っててね。目が覚めたら牢獄だけど…っと!(矢を一本持ちそれに氷の力を込めて空中へとぶん投げる。するとその矢は氷結化が進みどんどん大きくなって行く。それに視線が行く山賊と青藍隊。)   (2023/11/23 01:22:49)

アリス「なんだ!?」 「──来た!姐御だ!」「行くぞお前ら!盾構えて扉ぶち破るぞ!せーのッ!」(と、大楯持ちが前に出て構え思いっきり拠点の門をぶち破る。あとはもうなるようになれ。高台から降りて彼女も合流する。) 逃げ道は凍らせといたから通れない。反撃に注意して捕縛。……あぁ、悪いようにはしないって言っとき。────そうそう、リーダーはあのでっかい建物の中でふんじばっといたから適当に回収しといて。「…姐御、いっつもそうやって一人で…」あー、はいはい。説教はまた今度。私がゲリラ戦得意なの知ってるでしょ。「でも──」ほれほれ、リーダーのとこ一番乗りには私がお酌してやるよ!(と、叫べば青藍隊の面々は湧き立ち走っていった。彼女に声をかけた男は走っていった男たちを諫めるために、彼女に後ろ髪引かれるかのように彼女の方を向いてから走っていった。それを気配で感じ取れば剣を納め)……さて、近くの村人に説明しに行こうか。ま、どういう反応かはわかりきってるけどね。   (2023/11/23 01:23:36)

アリス(どこかで紅蓮隊が歓迎されているのに対してこちらは見た目こそ騎士の風貌をしているが顔付きや風貌は傭兵そのものだしその風貌は咎めないし口調こそしっかりしろ、とは言っているが先ほどの通り相変わらず姐御呼び。そんな怖い連中を迎え入れるのは彼女の人柄を知るものだけ。) ま、あっちが光ならこっちは闇、か。…へぇ、カッコいいじゃん。悪くないかも。覚えとくか。(と、呟きながら村へ報告に行くのであった。後は部下の青藍隊に任せておけば勝手に捕縛して連行まで準備してくれる。何かあったらさっきの伝令男が走ってくる。うん、実に効率的。効率万歳。……なんて、心の中だけはお喋りな彼女は報告に向かうのであった。)   (2023/11/23 01:23:37)

おしらせアリスさんが退室しました。  (2023/11/23 01:23:44)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/11/23 15:12:10)

女王マリカ【皆さん、シーン1一周目のロルお疲れ様でしたー、これよりシーン1二周目に入ります♪書かなくてもいい方はパスでもオッケーです。引き続きよろしくお願いします!】   (2023/11/23 15:12:42)

女王マリカ(部屋を出ると、いつものように二人の衛兵が直立不動の姿勢で扉の両隣を守ってくれていた。彼らの敬礼に私は手振りで応えると、議会が開かれている広間へ向かうべく歩き出す。背後からガシャガシャと鎧の擦れる音が聞こえてくる。この一月背後から聞こえるこの音を聞き続けてきたが、これが未だに慣れないのだ。少し前にベネディクトに警護を外してくれるよう頼んだが即座に却下された。城内といえど王が一人で出歩くことはできないからとはいえ、私にはあまりに仰々しく感じて辟易してしまうのだ。こんなことなら王女の時の方がずっと身軽だった。ついてくるにしても馴染み深い侍女一人だったから気楽だったし、城内限定とはいえ今よりずっと自由に動き回ることができた。幼い頃、お兄様と一緒に城の中を隅々まで探検した楽しかった思い出が蘇ってくる。もうあの頃には戻れないのね…。ゆったりと時間が流れていくような昼下がり、あの頃の笑い声はもう響かない石畳の廊下を歩きながらそんな哀愁に浸っている自分がいた。)   (2023/11/23 15:13:15)

女王マリカ(外に開けた渡り廊下に出ると、庭の草木の間を通り抜けてきた風が私の銀色の髪をとかしながら後方へと吹き抜けていった。ふと庭の方に目をやると一目で誰かとわかる山のような巨躯の男が晴れ渡った蒼天を見つめながら彼の身の丈ほどもある大斧を掲げている姿が目に入った。20年前の大戦時代からセントミリアに仕える重臣、ベルキス・ヘスペリデス。お父様の無二の親友であり、数多の戦場を共にしてきた戦友。私の物心ついた頃から側にいて私を見守り続けてきてくれた人。本人にはとても気恥ずかしくて言えないけれど、もう一人の父のように思っているところもある。)すぐに戻ります。(護衛の兵士たちに少し待つよう伝えると、私は渡り廊下を逸れて庭の方に小走りで向かっていった。近づくとよりその巨躯が際立って見える。その姿に昔はよく怖がっていたことを思い出し心の中で苦笑すると、未だ遠く天を見上げているベルキスにゆっくり近づきながら声をかける)ベルキス、珍しいですね。あなたがこんなところで…なにか考え事ですか。   (2023/11/23 15:13:54)

女王マリカ【お次はスウェンさん、よろしくお願いします♪】   (2023/11/23 15:14:12)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/11/23 15:14:22)

おしらせスウェンさんが入室しました♪  (2023/11/25 16:53:28)

スウェン(――この男、破滅願望でもあるのか?―― 目の前の貴族から話を聞いた俺が真っ先に思ったのがそれだった。頭が痛くなってきた。どうやら俺は、ロクでもない事に巻き込まれそうになっているらしい…………酒場に来たローブの男に連れられてこの屋敷に来たのが随分と前に感じられる。 嫌な予感はしていたのだ。 貧民街から表の市街地に出た途端、ご立派な装飾の馬車が待っていた。押し込まれて乗ると、馬車の窓全てにカーテンが降ろされて周囲の景色を遮られた。どうやら行き先を知られると困る様な御方の使いらしい。目隠しをされないだけまだ良心的かもしれない。 その状態で馬車に揺られること暫く。今ではこうして、昼でも外の光が入らない様に作られた薄暗い部屋で貴族様と対峙しているというわけだ。しかも、部屋には四人の騎士が護衛に控えている。俺の様な下々の者に会うにしては随分と物々しいことだ。)   (2023/11/25 16:54:27)

スウェン(相手は間違いなく上級貴族か、それに準じる位階の男だろう。 この部屋の調度品を見れば一目瞭然だ。俺が普段受ける仕事の相手は下級貴族が主だが、そいつらとは部屋の豪華さが違う。 面倒なことになった。過去、あのローブの男を通して何度か仕事を請け負ったことがあったが、まさか上級貴族が裏に居るとは思っていなかった。 俺が下級貴族を中心に仕事を受けているのは、俺が意識してそうしているからでもあった。上級貴族に関わると命が幾つあっても足りないと思っているからだ。 それに、そもそも上級貴族は後ろ暗い仕事を外部の人間に任せない。生き馬の目を抜く貴族社会で、外部の人間を信用することは文字通りの意味で命取りになりかねない。だから、上級貴族ともなると裏仕事を任せる家臣を自分達で抱えているのが常だ。貧民街育ちの俺に仕事を依頼するなど、国が亡ぶか天地がひっくり返りでもしない限り起こらないはず。それを、何の依頼かと思って話を聞いてみれば――)   (2023/11/25 16:56:21)

スウェン(――女王の暗殺を俺に依頼? しかも王宮の中で? バカなのか? 死にたいのか? アホなのか? 破滅したいなら一人で勝手に破滅してくれ。 相手は俺から見れば天上に住まうような御方だが、許されるなら口汚く罵って目の前のニヤケ面を殴り飛ばしてやりたい。 そんな依頼が成功するわけないだろう。衛兵がウヨウヨ居る王宮の中を潜り抜けて? しかも王宮にはベルキス・ヘスペリデスやレオノーラ・ノスタルジアが居るはずだ。王侯貴族の誰が偉いとか誰が強いとかに詳しくない俺ですら名を知っている本物の英雄だ。他にも俺が知らない猛者だって居るだろう。 どう逆立ちしたって成功するはずがない。)……悪いが、他をあたってくれませんかね? いくら何でも実力不足ですよ、俺には。(両手を挙げて首を横に振る。謀反でもなんでも起こすのは勝手だが、巻き込まれるのは御免だ。この生業は、たしかに危ない橋をわたる事が多い。しかし、はじめから壊れると分かっている橋を進んで渡るほどバカじゃない。そんなバカなら、俺はとっくの昔にどこかで死んでいただろうさ。)   (2023/11/25 16:58:25)

スウェン「ふむ…金に糸目はつけんぞ? 前金もくれてやる」(貴族の合図で部屋に控えていた騎士が革袋を持ってくる。貴族が自ら袋の口を切って中身を見せれば、微かな明かりでも分かる黄金の輝きがギッシリと詰まっていた。)「成功すればこの3倍は用意しよう。お前の様な貧民では何度生まれ変わっても手に入らない額だ、悪くない話であろう?」(豪勢なことだ。あの黄金だけでもちょっとした貴族の屋敷が建つだろう。女王暗殺の報酬として高いのか安いのか判断しかねるが、間違いなくただの貧民に渡す額ではない。どうやら冗談やホラの類というわけではなさそうだ。だが…)それだけの額を用意してもらえるのは有り難いですがね。出来ないものは出来ませんよ。(別に顔も知らない女王様に対して情があるわけではない。純粋に出来ない事は出来ないのだ。一介の貧民に何を期待しているのか知らんが、他を探してくれ。)「――よもや、断れる立場だとでも思っているのか?」(ガチャリッ、と金属が擦れる音が四方から。ロウソクの光を反射した鉄剣が俺を囲んでいた。……まぁ、こうなるわな。ここまで話しておいて、断ったらどうぞお帰り下さい、となるはずがない――)   (2023/11/25 17:01:13)

スウェン……脅されたって、出来ないものは出来ないんですよ。御宅にだって腕の良い騎士なり密偵なり居るでしょうに。(それにしても、死神というヤツは突然に肩を叩いてくるものらしい。 此処で殺されるか、王宮で英雄たちに殺されるか、どちらかが俺の死に様になりそうだ。それも数日の差だろう。大したことではない。 おおよそ20年――先に逝った同輩達に比べれば長生きした方か。)「……豪胆な奴だ。この状況で笑うか」 貴族様に比べれば吹けば飛ぶような軽い命でしてね。いまさら、という事です。ただ、いささか抵抗はさせてもらうかもしれませんが。(さて……生憎と《騎士殺し》は持って来ていないし、持っていたとしてもこの狭い空間ではあまり意味はなかっただろう。 俺を囲んで長剣を構えている騎士は四人。俺が腰の短剣を抜けば、間違いなくこちらが死ぬ。道連れは、一人か二人というところか。)   (2023/11/25 17:05:13)

スウェン「ふんっ……貧民とはもっと意地汚いものと思っていたがな。 ところで、今は季節の変わり目で風も強い。何処かで火でも点くとあっという間に燃え広がって大変であろうな。」(一瞬だけ俺を蔑んだように見据えた貴族は、すぐに嘲笑を深くするとまるで世間話でも始める様に語り始めた。)「特に、貧民街は薄汚れた木造の建物ばかりと聞く。さぞ火の回りも早かろう。もっとも、貧民が幾人焼け死のうが、誰も気にしまい。むしろ、ゴミ溜めがキレイに焼け野原になった方が開発もしやすいし、みな喜ぶやもしれんな。のぉ?」(机の上で組んだ手に顎を乗せて嗤う貴族の顔を見る。――なるほど、そう来たか……他人の嫌がる事を考えるのはお得意らしい。改めてそのニヤケ面を殴り飛ばしたい気分になった。)   (2023/11/25 17:06:00)

スウェン……いいでしょう。で? 策はあるんでしょうね? 言っておきますが、とても成功するとは思えませんよ? 「ふっ、話が早い。流石に物分かりが良いな。貧民にしては、だが。 なに、そう案ずる必要はない。既に策は整えてある。お前は最後の一刺しをするだけの簡単な仕事だ。」(さて、随分な自信だが果たしてそう上手くいくだろうか。まぁ、俺に選択肢はなさそうだ。この貴族様の言う策とやらを聞くとしようか――)   (2023/11/25 17:06:50)

スウェン【ベルキスさん、よろしくお願いします…!】   (2023/11/25 17:08:04)

おしらせスウェンさんが退室しました。  (2023/11/25 17:08:09)

おしらせベルキスさんが入室しました♪  (2023/11/26 20:49:08)

ベルキス(陸では只今一人の王の崩御を巡って大陸規模の形容し難い騒動となっているのに、それを嘲笑うかの如く雲一つ無い恒久的な平和を思わせるよく晴れ渡った快い青空。これ程までに上と下とを隔てる筈の雲も無ければ、斯様に大きく小さな一人の男の誓いも遥か彼方へ先に旅立った友に届くだろう。未だ癒え切らぬ悲傷に深く溜息を吐き零し、空へ目掛けて掲げていた王斧の石突を勢い良く地面へと突き立てる。ッゴゥ、ン゛____と遠雷の様に周囲へ響き轟いて行く重い金属音と鳴動音。友へ向けて鳴らした張本人の自分でさえも身体の最奥に居座る芯と骨を揺さぶられるかのような重低音に、思わず苦笑いしてしまい。)…王宮に居る者なら聞こえるやもしれんな。(鳴鐘の様な物だと思ってくれると良いのだが、と独り言を零していれば近付いてくる一つの気配に気が付く。長年戦場に立っていると其の物を直接見ずとも音や気配のみで性別、人数、敵対心の有無、戦闘技術の程、殺気の濃度…視界に映らぬ向こう側から、雄弁に語られる。そうした状況判断から察するに今自身へ向けて歩を進めてきているのは…自分が知り得る中で最も平和を愛し慈愛に結ばれた王であり自身の君主、マリカ。)   (2023/11/26 20:49:29)

ベルキス…マリカ様……。(小走りで此方へ来た様子の君主に向き直り、ゆっくりと膝を折り屈ませその巨躯と頭をマリカ様よりも低い位置へと沈ませる。彼女はこれを余り好まない様子だが、幾ら彼女の成長を見守って来て忠義と信頼を固く結び合った間柄とはいえ今の彼女のセントミリア国王と言う立場上、出会い頭は便宜上はこうして習慣化させておかねば色々と不味い面がある。)…先王陛下の事や今現在の国際情勢の事もあり、少し焦りを感じておりました。故に私は先程練兵の際に、兵士達への訓練を普段の数倍程の厳しさにしてしまいまして…。(自分へ声を掛けてきた現君主に隠し事などする素振りも見せず、至って正直に答える。全て事実だ、王斧や諸々の技術を使わず徒手での多数掛けとして武装した兵士達の相手をしたとはいえ、兵士らの鎧は拉げ、剣は捻れ、盾は砕け…戦いと形容するに散々な有様と言わざるを得ない結果だった。それは偏に焦り故の自身の教練技術の綻びから成る物だ。しかし焦っているのは我が王も一緒、即位したばかりで未だ慣れぬ事も多い中彼女は齷齪と懸命に王としての責務に励んでいる。過去幼きマリカ様の成長を養育した様に、今度は自分がマリカ様に習う番だ。)   (2023/11/26 20:49:56)

ベルキスそれに…近頃、えも言われぬ胸騒ぎがします。(今朝起床した際も、練兵の最中も…常に言い表しようの無い、霧掛かった様な煩瑣的に感じられる予兆。自分はそれをどういう物か既に知っている。一言で言い喩えるなら、剣呑に近い物だ。今まで夥しい死線を乗り越えて来た中で幾度となく経験し、決まってその先に有るは惨憺極る災禍のみ。つまりは、そう遠からず身の回りに不幸が降り掛かる…という訳だ。勿論何も無いなら無いに越した事はないがマリカ王即位の話題で満ち満ちる現在、こう違和感が続くと縁起でもない不吉な未来を思い起こしてしまうものだ。)それよりマリカ様、これから何処かへ向かわれるのであれば護衛も兼ねて…私をお連れください。(敵対心を見せぬ意で地面に置いていた王斧を手に取り、地面へと突き立て眼前の君主へそう願い出る。『暗殺』の二文字が頭を過った。が、人材の質という点で他国に大きく優るセントミリアにおいて王宮に在中する衛兵や臣下達は武勇に事欠かぬ猛者揃い、余程の事が無い限り心配は杞憂と化すだろう。何より今はこうして、王へ絶対的な忠義を契る私がいる。マリカ様への魔手は悉く滅する、今の私は『マリカの刃』なのだから。)   (2023/11/26 20:50:13)

ベルキス【お次はロスさん。よろしくお願いします!】   (2023/11/26 20:51:08)

おしらせベルキスさんが退室しました。  (2023/11/26 20:51:13)

おしらせロスさんが入室しました♪  (2023/11/27 20:33:35)

ロス【こんばんは、このターンはパス致します。】   (2023/11/27 20:34:09)

ロス【お次はレオさんですね!よろしくお願い致します〜。】   (2023/11/27 20:34:30)

おしらせロスさんが退室しました。  (2023/11/27 20:34:32)

おしらせレオさんが入室しました♪  (2023/11/28 21:41:52)

レオ【お疲れ様です~ 私も今回はパスでお願い致します、お次サディゴさんに回します~】   (2023/11/28 21:42:27)

おしらせレオさんが退室しました。  (2023/11/28 21:42:32)

おしらせサディゴさんが入室しました♪  (2023/12/1 16:51:37)

サディゴ「…こ、今回は軍務内で捻出出来なかったのが原因でして。」……報告を怠れば然るべき報酬を出すことも出来んのだが?「……う、あ…。」(サキエスからの報告を受けてから2日後、農商部門でサディゴは軍務部門の報告を聞き出して頭を抑えていた。目の前に居る彼、軍務部門の若き青年官僚は軍務部門と紅蓮隊のみの山賊討伐の報告を行い、青藍隊等の山賊討伐の完了については報告をせず、彼等に然るべき報酬が渡されなかったと言う問題が発生してしまった。)……まぁ、良い、…この件に関しては軍務大臣と私が話し合い、然るべき報酬を受けとるように纏めておく。「…し、しかし彼等は正式な騎士でもない傭兵部隊で…。」……しかしも無いよ、君、国の為に身を危険に晒してくれた彼等に、傭兵部隊と言うならなおさら戦果に見合った報酬を与えなければ、信用が崩れる……、解ったなら早く軍務部門に戻りたまえ。「……ぐ、解りました…。」   (2023/12/1 17:06:44)

サディゴ……はぁ…。「サディゴ農商、ため息出てますよ。」副大臣、ため息も出したくなるさ。あぁ、必要書類をもって来てくれ、農商で先の不始末を拭わなくてはならない。「軍務部門に押し付けては?」また握り潰されて傭兵部隊と国の繋がりが脆くなるかも知れん。なら私が直接書類を作って軍務大臣に掛け合うさ。私もレオノーラ殿とは共に戦場にて戦った仲だ。農商のトップが頭を下げたら大抵断れんからな。はははは…。「無理はなさらずですよ?」解っているさ。(結局この日は報酬問題で城内を走り回り、館に到着した後は妻にこってり絞られたそうだ。)   (2023/12/1 17:19:31)

サディゴ【と、青藍隊の方々にキチンと報酬が出されて無かったので捕捉で書きました。次はアリスさん、お願いいたします。】   (2023/12/1 17:21:33)

おしらせサディゴさんが退室しました。  (2023/12/1 17:21:36)

おしらせアリスさんが入室しました♪  (2023/12/2 00:08:13)

アリス「姐御、これを。」 何?さっきまで村人に白い目で見られてたってのに事務仕事まで要求するわけ?(と、手紙が城へ帰還途中の馬車に届く。どうやってかは鳥だったり、魔法だったり色々使ったりして。ともかくそれを受け取って中身を見ると…) …。(ふん、と鼻を鳴らす。ちょっと笑顔が出た。中身はサディゴ……の部署から届いた手紙。どうやらしっかりとした報酬をあてがわれていなかったようだ。まぁ、確かに少し少なかった気はするが実際受け取るまでそれはわからないものだ。しかし対応が早い。にしても待遇の差で風邪をひきそうだ。ともかく自分の部下への給料がしっかり払われるならそれでよし。部隊の長として勝手についてきたとはいえ食わせて行く身としては給料が高いのは士気の向上にも繋がるしいい事尽くめで自分も青いモノ探しが捗る。…馬車の中の布を払い外を眺める。馬の走る音。砂利が飛ぶ音。風が自分の顔にぶつかる。その宝石のような赤い瞳で外を眺める。   (2023/12/2 00:08:15)

アリス……ふと自分の目の下を触れてみる。そういえばこの瞳のせいで過去にひと悶着あったなと思いだした。彼女を傭兵の道へと進めたきっかけの出来事であり、両親を失うことになった出来事でもある。部隊の連中は色んな人種が集まっている。白人黒人様々だし迫害を受けていた面々も居る。そんな連中だからこそ自分もこうして目隠しを外していられる。色や風水、占いなど世の中に迷信はたくさんある。そんな迷信を信じる連中が何故か多い。…彼女の赤い瞳もつまりはそういうことだ。なので、厄介ごとを避けるため…と言っているが、本人も怖がっているのだ。この瞳を見られることを…それを無意識に無自覚に避けている。)……"雨、雨、降れ降れ、母さんが~…"   (2023/12/2 00:09:10)

アリス(なんて子供の頃聞いた歌を歌う。雨なんて降っていなかったが彼女の実際の心の中はまだ、雨が降り続けているのかもしれない。その雨がいつ止むのかは彼女にもわからない。戦いがなくなった時?自分が死ぬ時?大戦果を挙げた時?わからないから今を、明日を見て、自分のなすべきをなす。今の仕事は騎士団という名の傭兵部隊の長だ。)……っていうかちょっとまった。傭兵部隊って書いてなかった?(と、確認。oh…どうやら公式にその認識だったようだ。)……ってことは…………いや、いいや。黙っとこ。(ちょっと、自分だけ騎士団だと勘違いしていたようだ。恥ずかしいので黙っておく。ちょっと頬を赤く染めながら。)   (2023/12/2 00:09:12)

アリス【と、過去を匂わせつつ、ギャグっぽく可愛いところ(何 も書きつつ…次はマリカ様お願いします…!】   (2023/12/2 00:10:00)

おしらせアリスさんが退室しました。  (2023/12/2 00:10:06)

おしらせ女王マリカさんが入室しました♪  (2023/12/2 09:30:31)

女王マリカ【皆さん、シーン1二周目のロルお疲れ様でした!これからシーン1三周目に入ります♪一度パスした方でも書いていただいて構いませんし、引き続きパスでも結構です。シーン1はこの周を目安に終わらせて、私の短い導入の後シーン2に移れればなと考えています。よろしくお願いします♫】   (2023/12/2 09:31:07)

女王マリカ(声の届く距離に私が近づく前にベルキスは私の気配を察してこちらに振り返った。長年幾多の戦場を駆け抜けてきた彼の経験がそうさせるのだろう。今思えば私がまだ幼い頃、彼に後ろから近づいて大きな声で驚かせようとしたことがあったけれど、あれはわざと気づかないふりをして驚いてくれていたのだろうと今になって思う。)…ベルキス、そう畏まらないでください。公的な場ではないのですからそのような礼は不要ですよ。(深々と臣下の礼をとる彼に私は少し屈んで目線を合わせてから声をかける。ベルキスがあまりの巨体なのでこれだけでもう膝をついた彼と目線が合ってしまうのだ。王女の時もこのような礼を受けることはあったが、女王に即位してからというものその頻度は格段に多くなった。中位以下の臣下はもちろんのことベルキスのような重臣までもがこのような礼で私に接してくる。もちろん、彼らが女王となった私に最大限の忠誠と敬意を表すためにそのような礼を尽くしてくれているのはわかっている。でも、私にはそれがどこかよそよそしく思えてしまって寂しさを感じてしまうのだ。)   (2023/12/2 09:31:32)

女王マリカ(私にとって臣下は家族のようなものだったし、叶わないものと知りながらももっと気軽に接して欲しいという願いは今でも変わらない。ベネディクトたち一部の臣下は絶対に許さないだろうけれど、女王という息が詰まる鳥籠から一時でも私を解き放って自由を感じさせてくれるような家族の温もりを私は欲しているのだと思う。しばらくの間があってベルキスはようやくその巨体を起こし、立ち上がってくれた。その様はまるで大きな山が目の前に突然現れたかのようだった。あまりに身長差があるのでこの距離だと私は彼を見上げて話すことになるが、お父様と話しているようで私にはそれがたまらなく心地良いのだ。少しだけ首が痛くなることはあるけれど、それは私にとって大したことではなかった。家族の繋がりを感じさせてくれる瞬間の方がずっと大切でかけがえのないものだと思うから。)そうでしたか…父の急逝で兵たちには苦労をかけてしまっていますね。もちろんあなたたち重臣にも……父の威光に恥じない王になれるよう私も一層努力しなければなりませんね。   (2023/12/2 09:32:00)

女王マリカ(百戦錬磨の豪勇であるベルキスがこんなにも不安を感じ、焦っている…それほどまでにお父様の死はセントミリアに、そしてルゼルキア全体に大きな影響を与えたということだ。お父様亡き今、燻っていた各国の野心は再び我がセントミリアに向かってくるかもしれない。20年前と同じことになるのをベルキスたち重臣は今最も警戒しているのだ。私が無力なばかりに私の周囲の人たちが傷つき、痛みを負っていく…そんなものはとても耐えられない。彼らを守るためには私が早く一人前の王になるしかない。私に立ち止まっている暇などないのだ。この国とそこに住む民たち、そして臣下たちを守るためにこそ私は王として立ったのだから。)私はこれから午後の議会です。城外に出るわけでもないので心配無用ですよ。護衛もいつもの方々がついてくれていますから。…護衛ということであればロスの護衛をお願いできませんか。彼はこれから医法院に行くはずですから、あなたが彼の護衛についてくれるのであれば私も安心できます。   (2023/12/2 09:32:27)

女王マリカ(ベルキスの言う通り最近の情勢は不安定だ。ここ数週間、国内の野盗などの出没も多くなっていると聞く。臣下が手分けしてそれらの鎮圧に向かってくれているけれど、手が足りず追いついていないのが実情だ。そんな中ではたとえさほど長くはない移動であっても大きな危険が伴う。ロスの力を過小評価しているわけではないけれど万が一ということもある。ベルキス程の重臣に頼むのは少し気が引けたけれど、彼なら快く引き受けてくれるだろう。)   (2023/12/2 09:33:37)

女王マリカあなたも医法院に行くのは久しぶりではないですか。私もしばらく顔を出せていませんから戻ってきたらぜひ土産話を聞かせてくださいね。それからマザーによろしく伝えてください。いつもはロスにお願いしているのですが…今回はベルキス、あなたから彼女に渡してもらえませんか。(私はセントミリア王家の紋章が入った一封の封筒をベルキスに差し出す。医法院の院長であるマザー・ドールとは私が医法院に在学していた頃から親しくしていて、卒業後もこうして定期的に手紙で連絡を取り合っているのだ。お父様が倒れられてから今まで医法院には直接顔を出せなくなってしまっていた。差し出した封筒に書いたマザーの名前を見ながら私は思い出の場所に思いを馳せた。)   (2023/12/2 09:33:53)

女王マリカ【お次はスウェンさん、よろしくお願いします♪】   (2023/12/2 09:35:03)

おしらせ女王マリカさんが退室しました。  (2023/12/2 09:35:08)

おしらせスウェンさんが入室しました♪  (2023/12/2 23:12:48)

スウェン【3週目パスでお願いします。お次、ベルキスさんお願い致します。】   (2023/12/2 23:14:32)

おしらせスウェンさんが退室しました。  (2023/12/2 23:14:37)

おしらせベルキスさんが入室しました♪  (2023/12/5 17:59:07)

ベルキス… マリカ様には王の資質が十分にある。その御心がある限り、貴方はお父上に劣らぬ国王となられるでしょう。貴方が幼子の頃から見守ってきた私が保証します。(女王の心の奥底に潜む不安と寂しさを密かに感じ取れば、重苦しい声に僅かな温和の念を含ませ彼女に笑みを向ける。私の知る彼女は不変の安寧を思わせる慇懃な精神の持ち主で、常日頃から努力の情を積み、責任を胡乱に流さず、何よりも誰よりも愛と縁を大切にする正に現人神の様なお方だ。そんな彼女を重臣である我らは家族の様に慕い、守り、追う。しかし此頃女王として即位してからというもの、今の彼女は王という肩書きに何処か閉鎖され狭苦しさを感じている印象だ、それは偏に王女から国王への立場の移り変わりから来る臣下達の対応の変化である。国王という立場は臣下の目線で言うに正に絶対的、雲の上の存在であり永続の忠義を見せるべき存在で、重臣なら兎も角多くの臣下は王女の時と態度を変えぬ訳にはいかないがマリカはそれを望まない。以前は気軽に快く接してきた臣下が国王に即位した途端態度を一変させやり取りが業務的になる、なんていうのもよく見かける、それを彼女は寂しく感じるのであろう)   (2023/12/5 17:59:18)

ベルキスふむ、ロスが…医法院となると、ドロレスでしょうね。畏まりました。(上位魔術師として王室に君臨する彼が医法院に行く用事とあれば様々だが、真先に思い浮かぶは王立学術医法院の院長に座するドロレスからの召集命令紛いの手紙だろう。マリカ様が在学中には彼女自身が教鞭を執り卒業した今でもよく手紙形式にてやり取りを頻繁に続けているのをマリカ自身の口から聞いた事がある、各言う自分もマリカ様の成長の要因である彼女には感謝している、尤も数多の血肉に塗れた穢多な自分と淑女という言葉をその身を以て体現するドロレスが対面するのを快く思わない烏合の衆も一部存在している様だが。)私が…ですか。承知致しました、お渡ししておきます。…ええ、土産話を楽しみにお待ちください。(思わず口角を緩め、骨董品を扱う様に手紙を受け取る。思えばマリカ様に同じく自分も医法院に行くのもドロレスと会話をするのも久方振りだ、卒業生では無いから当然の話だが先の大戦を経験した同じ老輩という事もあり存外にも仲の方は至って良好だ。ロスの護衛次いでに久し振りにドロレスとも話しておこう。)それでは、私はロスが居る場所へ出向く事に致します。これにて…また。   (2023/12/5 17:59:50)

ベルキス(そう言ってマリカ様に別れを告げ、重々しい足音に周囲の草花を揺らしつつ園庭に背を向け後にする。赴くはロスが室長としてその地位に座する場所であり、彼が今優雅に束の間の休憩を謳歌しているであろう魔術室。本来魔術とは永劫に等しく無縁の自身が行くような部屋ではないのだが、ロスへ用が有るとあってはまた別だ。すれ違う自分の姿に萎縮する兵士や臣下達に軽く一言のみの挨拶をしていれば、そうこうしている内に魔術室前へと辿り着く。中に居る気配は男性二人、女性一人の計三人。推察するに室長であるロスと、他に居る二人はクレイグ=ホガースと新人のメイジー=ダンフォードだろう。)…入るぞ、ロス。(ノックすらせずに扉を開け、扉の枠に頭を衝突させぬよう身を少し屈ませて室内へと入る。三人の様子と動向を見るにドロレスからの手紙が入った便箋を開封させたばかりの様だった。ソファへ腰掛ける副室長と庶務の二人を横目に、ロスを見下ろす。)今回ロスが医法院へ訪問するに当たり、私が直接護衛として同行する事となった。(首の疲労故に此方を見上げる事を諦め、手紙を読んでいたロスへ共通周知の為任務の連絡を続ける。)   (2023/12/5 18:00:06)

ベルキス【お次はロスさん!よろしくお願いします〜…!】   (2023/12/5 18:00:46)

おしらせベルキスさんが退室しました。  (2023/12/5 18:00:53)

おしらせロスさんが入室しました♪  (2023/12/7 21:33:15)

ロス(マザー・ドールこと我が叔母であるローラからの手紙の内容は簡潔にまとめて2つ。1つ目はメイジーの様子について。2つ目は特別講習の依頼だ。毎年新人が入ってくると開かれるものだが、講習者は王宮魔術室の室長となっている。自分は今回で2回目だ。昨年講習に赴いた際はローラから「もし不作でしたら依頼先を考え直しますからね。」と脅されたがこうしてまた依頼が来たということはお気に召して貰えたということか…もしくは妥協か。講習は医法師や研究者のみならず学生も受講対象であるため内容は難しくない上、雰囲気も堅くならないように努めている。)…特別講習の依頼だ。(手紙が気になるらしいクレイグとメイジーにその詳細を伝えようとしたとき、廊下から重い音が聞こえてくる。…聞いたことがある音だ。そして扉越しのくぐもった声。)   (2023/12/7 21:33:28)

ロス…珍しいですね。(思ったことがつい口に出てしまった。それを慎むように手紙で口元を隠すが、その客人は構わず入室する。ベルキス=ヘスペリデス…国内のみならず他所にも知られている彼は、先王がまだ若いときから仕えている歴戦の戦士だ。そんな彼がこちらへ一歩ずつ歩を進めるたびに自分の首の角度が面白いことになっていく。出張前に首を痛めるだなんて笑えてしまうため失礼ながら目を合わせるのを諦め、代わりにメイジーにひとつ視線を送ると彼女はそれに気付いて彼の分の紅茶を用意しに行った。それを見届けてからソファへ再び移動し、そして空いている二人掛けの席を彼に提供した。)…僕が学術医法院へ行くことを既に御存知なのですね。護衛については女王陛下からの計らいでしょうか。(視線の先に映る彼はさながら不動そのもの。自分の背後からメイジーが顔を覗かせれば彼女は軽くお辞儀をし客人用のカップ&ソーサーをテーブルに置いた。そして手早く自分たちが使っていた茶器をトレイに片付けたメイジーはその頃合いを見ていたクレイグと共に自席へ。)   (2023/12/7 21:33:59)

ロス…貴方が良ければ明日か…とにかくすぐにでも向かおうと思います。(ローラからの手紙をヒラリ、差し出すと緩やかに脚を組み彼を見上げる。あぁ、これならまだ見上げやすい…。コツコツと…耳に届く時計の振り子の音が鮮明になってきた。)…準備が整い次第一報頂けますか…僕も合わせて準備致しますので。(そう告げゆったり立ち上がると、綺麗に片付いている机の上に魔術書を広げているメイジーが目に入った。)…メイジー、マザーは君の心配をしていた。会えばきっとあれこれ聞かれるだろうな…語るのが下手な俺の代わりにどうか手紙を書いてくれないだろうか…。(困ったように眉を下げると素直な彼女はすぐ素朴な便箋を取り出し筆を滑らせ始めた。それを横目に「…ほんとに口下手だ。」と言葉で刺してくるクレイグにはあとで激務を与えておこう。)…ではベルキスさん、よろしくお願い致しますね。(ふ、と口角を上げ快く挨拶をするが、自分はまだローラからの手紙に感じた違和感を彼に話すことは出来なかった…。)   (2023/12/7 21:34:11)

ロス【若干シーン2の要素入っちゃいました…っ。お次はレオさんですね、よろしくお願い致します!】   (2023/12/7 21:36:05)

おしらせロスさんが退室しました。  (2023/12/7 21:36:07)

おしらせレオさんが入室しました♪  (2023/12/9 23:16:42)

レオ……紅蓮隊を国境警備に回すだって?(王宮のある一室、客人用の絢爛な装飾が施された上質のソファーに適当に腰掛け、そのすらりとした脚を組んで退屈そうに眼前の人物の話を聞いていたレオノーラだったが、手渡された書類を一目見て思わず体を前のめりにする。目の前の人物_軍務大臣を務めるバルモアは申し訳なさそうな、それでいて苦虫を踏み潰したような表情を浮かべていた。)「…決定事項だ。しかしながら、紅蓮隊はお前直轄の特殊部隊。一応の許可を」(…おそらくは会議で無理矢理通されたのだろう。彼も自分程ではないが成り上がりの身分、軍部内でも彼に反発する派閥があると聞く。後ろ盾であったグラン王がいないとなればなおさらのことだ。)チッ…これだから温室育ちの坊ちゃん共は。「慎め、レオノーラ。私とてこれが最善手でないことは理解している!」わかってるよ、アンタのことは信頼してるさ。…ったく、うちの部隊は自由に動けるのが最大の長所だっつうのに。   (2023/12/9 23:18:46)

レオ(つい愚痴が漏れてしまう。思ったことをすぐ口に出してしまうのは自分の悪いところだとは理解しているが、傭兵団に拾われたときからそうなのだ。天性の性分というやつだろう。そんな呟きが聞こえてか、目の前の彼も僅かに声を荒げる。彼も当時紅蓮隊発足に尽力してくれていた一人だ、この隊の本来の役割に対して思うところがあるのだろう。…どう考えても今のタイミングで各国が侵攻に出るとは思えない。今重要視すべきは国境警備よりも領内の治安維持、つまりは先王の崩御で不安が高まっている国内の安定化であろう。近頃はセントミリア領内で賊も増えているというのに、何故わざわざ国境警備にいかせるのか。まったく戦場に出たことのない甘ちゃん共が…今度は心の中で呟いた。…溜息はつい漏れてしまったが。)まあグチグチ言っていてもしかたない。この作戦計画については了解、今の国の状況で内輪揉めなんて笑えないからね。うちの隊長にも仔細をよろしく頼むよ。「…すまない、助かる」らしくない。マルセスと口喧嘩するときはもっと威勢がいいじゃないか。   (2023/12/9 23:19:57)

レオ(学のない自分でも、今この国がどうなっているのかは深く理解しているつもりだ。国が滅ぶとき…すなわち“王”が堕とされる方法は決まって二パターン。民衆による蜂起か、臣の反乱である。新しい女王に対する不安がまだ払しょくしきれていない現在、絶対に避けなければいけないのは臣下同士が対立すること。国を武力で守る者として今回の采配に疑問は残るが、今はおとなしく従うしかないのだろう。)「…それと、今回お前は単独で別任務に就いてもらうこととなった。内容だが…」ああ、やけに枚数が多いと思ったらそういうことかい。ええと…(バルモアの言葉を遮り、ぺらぺらと薄い文字ばかりの紙を捲り出す。紅蓮隊との別任務はこれまでにも多々あったが…)農商大臣…サディゴの護衛か。(護衛とはまた珍しい。剣術指南役ということでセントミリアに仕えて以降は基本王宮にいる身、他国に行くことなど案外久々かもしれない。それにしてもあの筋骨隆々な男に果たして護衛は必要なのだろうか…などとぼんやり考えながらページを捲る。そこにはある傭兵の名前があった。)   (2023/12/9 23:20:46)

レオ…アリス・タンザナイト、か。へえ、やけに豪勢な面子じゃないか。アタシの方はそれなりに楽しくなりそうだ。(強者の名を見るとつい滾ってしまうのはかつての職業病ゆえか、それとも生まれ持ったものなのか。噂の剣士の腕前を間近で見れると知り僅かに口角を上げつつも、やはり気分はどこか優れないままに大臣室をあとにした。)   (2023/12/9 23:20:59)

レオ【若干シーン2の要素入りつつで…汗 お次サディゴさんお願いいたします~】   (2023/12/9 23:21:40)

おしらせレオさんが退室しました。  (2023/12/9 23:21:43)

2023年11月04日 20時40分 ~ 2023年12月09日 23時21分 の過去ログ
最果てのハーモニア(メインロル部屋)
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