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「オリジナル魔法 少女なりきり部屋」の過去ログ

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2012年09月16日 01時30分 ~ 2012年09月26日 03時37分 の過去ログ
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怪異(ルイアラが身を屈めた事により「何か」は床に手を付いて倒立するかの様な姿勢になるのだが、そのまま体操選手もかくやの前転で体勢を立て直す。また、その際ルイアラが投じた剣は「何か」の顔に確かに直撃はしたのだが、刺さりはせず、ゴムめいた弾性を以て弾かれて廊下に転がる事となった。そして元々が軟体の様な存在な所為か柔軟性には富んでいるらしい「何か」は先程までの動きとは打って変って緩慢に佇みルイアラを生気の無い瞳で見据えるのだが、不意に口を大きく開けたかと思うと長い舌を鞭の様にしならせてルイアラ目掛け打ち放った。)   (2012/9/16 01:30:49)

魔法少女ルチル……刺さらないかっ……!(はき捨てながらも、ごろごろと転がって起き上がり。)………っぜえ、よっ! 触んなっ!!(暴言のような言葉を吐きながら、もう一度ぱっと赤い剣を突き出しながら、炎が噴出してその舌を焼き尽くさんとする。 ちら、と蒼の剣を見て、炎を目くらましにしながらそれを取りに行こうと走り出して。 妨害さえなければ拾い上げることになるだろう。)   (2012/9/16 01:36:27)

怪異ア"ァァァ!!!!!!!!(上層より時折響く騒音を打ち消す程の「何か」の悲鳴が建物内に木霊する。それをもたらしたのはルイアラの振るった赤い剣より発せられた火勢。舌を焼かれた「何か」はのたうち回りながら絶叫を上げ続け、爛れた舌は溶け落ちる様にして焼失した。次に「何か」がルイアラを視界に収めると、彼女は廊下に転がるもう一振りを取りに駆け出している所で、)オ"ァァァァァ!!!!!!!(ある種当然の帰結と言うべきか、「何か」もまた廊下を蹴り、ルイアラの後姿を追走し始めた。)   (2012/9/16 01:43:50)

魔法少女ルチル………へ、………。これでも、喰らえっ!!(ぶん、っと振り向きざまに投げる赤い剣。 とんでもない動きで逃げ回る相手に対しての彼女が出した解答。) ……(ぴし、っとその赤い剣にヒビが入り。 中に詰め込まれた可燃性の液体が、気体となって周囲に噴出し。)………っ!(身を屈める。 轟音と共に、一階がえぐれるような爆発が巻き起こり、炎上する。 炎に巻き込まれた少女は吹き飛ばされて、廊下をごろごろと転がって倒れ伏してしまう。)   (2012/9/16 01:48:34)

怪異(剣を投じられた所で「何か」は勢いを緩める事無く廊下を駆ける。最前の投擲が通じなかった事を学習したのか避ける素振りすら見せず――)―――ッ!!(閃光、然る後に爆音と熱風。ルイアラの投じた剣は爆弾と化し爆ぜて外壁の一部ごと「何か」を吹き飛ばした。――煙が晴れると爆心地の床は大きく抉れ天井も落ち崩れている。その中央及び周囲には四散した「何か」の肉片が散らばっているのだが、それらは芋虫の様に爆発の中央に向かって蠢き始めた。)   (2012/9/16 02:01:54)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、魔法少女ルチルさんが自動退室しました。  (2012/9/16 02:08:42)

おしらせルイアラさんが入室しました♪  (2012/9/16 02:09:17)

ルイアラ………………へ。(小さく、笑い声。 爆風に巻き込まれて吹き飛ばされ、ところどころ服が破れ、火傷を残しながら。 変身も解けてしまい、吐息も荒い。 怪我をしたのか、わき腹を押さえながら。) ………………私を、舐めんな…。(低い声を落としながら、地面からずずず、っと赤い剣をもう一度取り出して。)……、死ね……っ!(至近距離からの火炎放射が、地面を舐め、化け物を全て潰すように焼きつくしていく。)   (2012/9/16 02:14:46)

怪異(炎に曝された肉片の群は、その身を激しくうねらせるのだがその行動は抵抗と呼べる物ですら無く、暫くすると動かなくなり、やがては溶ける様に全て焼失した。)   (2012/9/16 02:27:22)

おしらせ怪異さんが退室しました。  (2012/9/16 02:27:28)

おしらせ九重 夢子さんが入室しました♪  (2012/9/16 02:27:49)

九重 夢子――なぁんかさっきの連中にしては妙な事を下でやってるとは思ってたけど…あんた何やってんのよ?(さて、何処から話せば良い物か悩ましい所なんだけど、面倒臭いので大凡は割愛させて貰う事にするわね。端的に説明をすると私こと九重夢子は上層からの異質な気配の原因を探り、当初の予想通り原因が話し合いで解決するような「モノ」じゃなかったので力技で捻じ伏せて始末し、その後に階下の懸念を見に来たら何だか満身創痍のルイアラと遭遇した――って所ね。)留守番、あんたに頼んだ筈なんだけどねえ…。(ボロボロの彼女の前までずかずかとした足取りで歩み寄り、詰問をする様に尋ねる。怒っている?そりゃあそれなりには怒ってるわよ。だってこいつの姿や周囲の様子を鑑みれば誰がどう見ても無茶をしたのは火を見るより明らかだもの。)   (2012/9/16 02:28:19)

ルイアラ何って、散歩。(知らん、といった顔であっさりと言い放つ。 んべ、と舌を出しつつ。 相変わらずの態度。 わき腹を押さえたままに、ぴゅー、と口笛なんぞを吹いてしまって。) ………………被害は一人。 もう一人いたけど、私が間に入ったから逃げ切っただろ。 他にもういなけりゃな。(冗談を一つ挟んでから、冷静な物言いで相手へ言葉を募る。) ………アレとやりあってるなら、呼べよ。 あれ二つに囲まれてたら、面倒だったんじゃないの?(と、あえて論理的に相手に言葉をかけてみる。)   (2012/9/16 02:32:58)

九重 夢子ふーん、そう。散歩。それなら良いけど、最近は夜も物騒なんだから危ないと思ったらちゃんと逃げる事。命あってのモノダネって言うでしょうが――って日本人だけかしらこれ。(相変わらずの態度には乗らずに涼感たっぷりな視線をこれでもかと言わんばかりにルイアラに向ける。ついでに抑えているわき腹も無遠慮につついておこうかしら。)ま、それは兎も角として…被害どうのは私の知ったこっちゃないわよ。勝手に不法侵入して勝手に殺られてたら世話無いもの。自己責任よ自己責任。(ルイアラの報告に対してもある意味では無遠慮に切り捨てて溜息を吐く私だけど、次に彼女が零した論理的な言葉には少しばかり返事に詰まる。)…あんたが何とやりあったのかは知らないけど、私がシメたのはタチの悪い亡霊よ。こういう土地の悪い所に病院なんてモノ建てた上に廃墟にまでなっちゃえば色んなのが寄ってくるってもんで、いやもうゴキブリみたいにうようよしてたわ。(それでも切り返しは割合早く、私の態度はあっけらとした物だったりするんだけどね。と、言うかコイツもしかして私が相手してたのよりも面倒なのとやりあってたのかしら?)   (2012/9/16 02:47:20)

ルイアラ危ないねぇ。……かなめさんとことはとルミあたりに捕まって更衣室に引きずられていきそうだったら、ちゃんと逃げるって。(は、と鼻で笑いながら、そ知らぬ顔。) ……っく。(わき腹を突かれれば顔をはっきりと歪めて、一歩後ろに下がる。 血が流れていないのは、当然のように液体使いだから。) …でも、アンタここに入って被害が増えました、は。 ……まずいんじゃないの。 普通に考えて法律的にとかさ。(更に論理的に言葉をつなげる。頭の回転は早い。)…………そうなの? こっちは人を食ってその姿に擬態する化けものだよ。刃物も通らないし、動きもバカみたいに速い。普通に攻撃しても避けられるし、まず一撃喰らったらヤバそうな相手だったから、………逃げられないようにしたまでさ。   (2012/9/16 02:54:23)

九重 夢子……いやあんた、それはもう詰んでると思うんだけど――ってあんたどっちの味方なのよ。んなもん私が他の侵入者なんて知りませんでしたーって言えば済む事じゃない?(冗句の最中に顔を歪めて後ずさるルイアラには溜息だけを吐いてそれについては言及をしないのだけど、流石に法律的云々を言い出されると黙るワケには行かずに眉根を寄せて顰め面を彼女に向ける。よもやこいつがチクる事は無いと思うけど…ああこれならさっき気付いてたなんて言わなきゃよかった。心内だけでがっくりと項垂れる私。)……うっわー面倒臭そうなの居たのねえ…。私と相性最悪じゃないのそれ。(ルイアラが対峙した相手がどうにも厄介な相手だと判ると顰め面は更に深まるのも已む無しよね。となると結果的には今回はコイツが着いてきて正解だったって事かしら?)…ま、でもあんたが片付けてくれたんだし結果オーライって所、か。今回は素直にお礼言っとく、ありがとね。でも黙って着いてくるのはもう止める事、いい?(渋面を笑顔に切り替え、右人差し指を唇に添える様な仕草を混じえて注釈を一つ添える。経緯はどうであれ私の分も怪我をした様なモノだもの、お礼くらい言わないとね。)   (2012/9/16 03:08:13)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ルイアラさんが自動退室しました。  (2012/9/16 03:14:29)

おしらせルイアラさんが入室しました♪  (2012/9/16 03:14:40)

ルイアラ代わりに捕まってくれればいいんじゃない?(身代わり要請。) ………まー、大丈夫だろうけど、警察に事情をたっぷり聞かれるのもめんどくさいでしょ。(言いつつも、脇腹をとんとんと押さえて。ふう、と吐息。痛みをごまかしてしまえば、唇を少し持ち上げて。) ……面倒くさい奴だったよ。 あれが何匹もいたら、ちょっとまずかったかな。(ちぇ、と舌打ちをしながら、ちら、と見上げて。)じゃあ、次はついていくから。 足引っ張ったら、引っ張った方が掃除当番。(ぴ、と指をつきつけながら、お礼には首を横に振りながら。)   (2012/9/16 03:16:40)

九重 夢子 絶 対 に 嫌 よ (身代わり要請はすぱんと切り捨てて笑顔をルイアラに向ける私。彼女が言外に零した口裏合わせには首肯をし、)そりゃあ面倒臭いわね。一杯出てこられたら私だったら逃げる――ってそこまで堂々と宣言するのも、それはそれでどうなのよ…。(指を付きつけて宣言する事には首肯混じりに肩を落とす。)…ま、とりあえず帰りましょ。あんたの怪我も手当てしないと行けないし、ね。(それでもまあお互いが無事で仕事が無事に終わったとなれば此方の態度も柔らかくなろうと言うもので、顔を上げた後に帰宅を促す私だった。)【次で此方は閉めますねー】   (2012/9/16 03:26:09)

ルイアラいいじゃん。ほら、雑誌の服モデルの話があるんだけどさ。服着て洋服通販の雑誌に載る奴なんだけど。アレの練習だと思ってさ。(何故か出ることにさせつつ意地悪な笑顔を見せて。 というか、勝手にいろんな仕事を探したりしたりしているらしい。) じゃあ、次からついていくからね。 損はさせないよ。(少し安心しかたのように吐息を漏らして。) ………………別に、怪我はほっとけば治るからいいよ。 それより…………。 御飯は作ってね。(へへ、と、戦いの顔から、にこにことした子供らしい笑顔にもどって、おねだりである。)   (2012/9/16 03:37:10)

九重 夢子何で私が子供服のモデルなんかしなきゃいけないのよ。そういうのはあんたがやんなさいよ、折角良い顔立ちしてるんだから。(廊下を歩き始めながらも急に沸いた突拍子も無い話題に突拍子も無い顔を向けて抗議をし、)いやあんたね…そう何度も言わなくても人手が欲しい時はこっちから言うから。あとあんた私みたいに怪我治るの早くないでしょうが、ったく魔法使いなんだからスパーンと治る様なのでも使える様になんなさいよねー。(全ての仕事に着いてくる気全開な様子にも抗議をする。この際御飯位は…作るのも已む無しね。そうこうしている内にルイアラを伴って廊下を抜けて、ホールを横切って割れたガラス扉の横を抜けて外に出る際――少しばかりの何かを感じて私が振り返ると、ホール奥の2階へと続く階段横の鉄扉が僅かに開いている事に気付いた。)………。(鉄扉が音も無く閉まるのを見届けてから踵を返して今度こそ外へ出る。……何だか此処、また来る事になりそう、ね。)   (2012/9/16 03:49:21)

九重 夢子【それでは遅くまでお疲れ様でした。また宜しくお願いします。と言う所でお休みなさいませーヾ(:3ノシヾ)ノ゛】   (2012/9/16 03:50:04)

ルイアラ【はーい、おやすみなさいませ!】   (2012/9/16 03:51:43)

おしらせ九重 夢子さんが退室しました。  (2012/9/16 03:51:48)

おしらせルイアラさんが退室しました。  (2012/9/16 03:52:28)

おしらせシスターアーデルハイトさんが入室しました♪  (2012/9/16 21:12:48)

シスターアーデルハイト【カフェ待機っ。危険薬品を追う連続ロル中という形ですが、別件・殺し合い・適当に絡んでいただけるとっ。】   (2012/9/16 21:13:24)

シスターアーデルハイト…追い…出された…。(憔悴しきって窓辺のテーブルに突っ伏すシスターの姿に、カウンター奥で無口な店主は白磁の皿を磨く所作だけで応える。ったく、汝自身の如く隣人を愛せよって言葉を知らないのかしら。――街角に白と黒、そして蔦を這わせた瀟洒な佇まいを見せるカフェ、écran <銀幕>。セピアトーンの内装に彩りを添えるのは観葉植物の緑と、壊れたジュークボックスの色、そして広い窓からこぼれる休日の午後の陽のみ。いくら伏せていても湯を沸かす音しかせず労りの言葉も飛んで来ないから、私は仕方なく目線を上げ店主を睨みつける。)聞いてよ。そりゃあ教会は神の家よ?叩けよ、さらば開かれん。ことさら領有権を主張するわけじゃない。にしたって居候に侵掠される筋合いは無いでしょう。(――それが目下の私の窮状となる。文字通り心を殺す麻薬、サロムを追っているうちに保護した小畑莉奈という家出少女に加え、先日我が家には臨時の家族が増えた。既に貰い手の決まった捨て犬、私はただHund <犬> とだけ呼ぶボーダーコリー系雑種の雌、生後一ヶ月弱。相当手のかかる時期だけど、それは問題じゃない。)   (2012/9/16 21:18:52)

シスターアーデルハイト居候二人の化合が、まさかあんな爆轟現象を起こすとは…仕事になんないわ。(栄養失調から回復した家出少女は、偶然にもとんでもない犬好きだった。彼女が世話係に立候補したはいいけど、結果、教会は全てに犬が優先される専制国家と化した。)さしずめ犬が女王で、居候その1が宰相ってとこね。私?――農奴に決まってるでしょ。あるいは土地を追われた先住民。…月にでも脱出しようかしら…。(月なんて言い出したのは乏しい詩的感性のゆえんじゃなく、店主の趣味である週替りの映画ポスターを眼にしたから。額に入れられたその古色蒼然とした絵は、哀れにも砲弾型ロケットを片目に突き立て苦痛の表情を浮かべる、擬人化された月を描いている。“LE VOYAGE DANS LA LUNE”――月世界旅行。当時の現物は有り得ないから、プリントでしょう。)…相変わらず嫌味というか、ペダンティックな趣味ね。ほら、去年メリエスが出てくる映画あったじゃない。ヤンだかロランだかって言う…あれ面白かったわよ。あっち貼ったらいいのに。(店主はマホガニーの椅子より無愛想な代わり、何を言っても受け流すから、私も好き勝手に批評させてもらう。)   (2012/9/16 21:29:20)

おしらせ御剣マサトさんが入室しました♪  (2012/9/16 21:31:21)

御剣マサト【こんばんはー犬談義なりその他なりしに入っていいですかー】   (2012/9/16 21:31:46)

シスターアーデルハイト【おぉう勿論よっ。犬自慢するわよっ。あ、呼び出し事にしましょうか?それとも通りがかってくれる?】   (2012/9/16 21:32:36)

御剣マサト【ん~呼び出しの方が入りやすいかもしれないのでそれで!方法は携帯から矢文までお任せで】   (2012/9/16 21:35:03)

シスターアーデルハイト【了解、では携帯で。登場待つわねー。】   (2012/9/16 21:35:53)

御剣マサト【了解、では登場しまーす】   (2012/9/16 21:36:52)

御剣マサトっし、ここだな(携帯からゴッドファーザーのテーマを流してメールの着信を伝えたのが先日の事。何があってもいいようにジーンズに黒のカッターという動きやすい服装に着替え、待ち合わせ場所である喫茶店へと赴いた。先日は逃亡途中で偶然の立ち寄りだったためにちゃんと迷わずに来れるかどうか不安だったがどうやら少し早めに来過ぎたきらいがある。まあ落ち着いた雰囲気でゆったり待つのも悪くないだろう、と扉に手をかけて聞こえてきたのは、女傑がもらす嘆きであった)よう、早かったな……えっと、教会クビになったのか?大丈夫か?住むところあるか?俺のアパートなら大家さんとも仲良いし空き部屋もあるし口利いてやっても……あ、コーヒーください、砂糖とミルク入れても大丈夫系の奴(同情というより、ああついにやったか、と納得の響きを声に混じらせ、哀れみの篭った視線をだらりとカウンターでたれている元シスターに向けつつ、マスターには軽い口調で投げっぱなしにも良いほどの注文を投げ、隣の席に座る)   (2012/9/16 21:44:21)

シスターアーデルハイト――こうしてられない。さっさと追い出しましょう。(その為には、ともあれ仕事よね。のろのろ身を起こし、くたびれた書類鞄に手をかける。)…で。肝心のあいつは…。(片肘に頬を乗せ、元から険しい目付きが不機嫌で呪殺の一歩手前となって店の扉に突き立った。うむ、我ながら男を待ち侘びる表情じゃないわね。瞬間、私の想い――ないしは怨念が届いたのか、願望が現実化する。)ハイ。(いきなり朗らかに口調を変え、)ううん、待ってない。今来たところ!(聞かれてもいない事をにこやかに答える私――もちろん、嫌味だ。あっさり演技の笑顔を引っ込め、席に座る彼に無愛想に返す。)貴方に借りなんぞ作ったら、気づいたらそっちの職場に組み込まれてた、なんて事になりかねないわ。いいえ――、(書類鞄を探り、当初出すつもりだった文書ではなく一枚の写真を引き抜き、カウンターをマサトの前まで滑らせる。)これよ。   (2012/9/16 21:53:34)

シスターアーデルハイト(三つ向こうの県で捜索願の出ている小畑莉奈。マサトが監禁より救い出したその中学3年生となる家出少女は、顔色もだいぶ良くなり、不潔な環境にいたための皮膚炎や栄養失調による口角炎の跡が紅く残っている程度。彼女が嬉しそうに胸に抱いた仔犬は、一見するとぬいぐるみのようにさえ見えた。ボーダコリー特有の白黒模様がやや歪だが、それも愛嬌と言えるかしら。少し首を傾げ、くりとした瞳は世界全てへの知的好奇心に満ちているようにも、何も考えてないようにも思えた――私は後者に賭けるけど。)ちょっと一時的に捨て犬を、貰い手の準備が整うまで預かる事になってね。うるさいのなんのって――、ま、元気なのはいい事だけど。(小さく笑う。捨て犬も、莉奈も、それが最大の喜びと言えた。店主は黙々と頷き、豆を追加で削り始める。)   (2012/9/16 21:54:20)

御剣マサト営業スマイルはやめろ!心臓に悪い!(次の瞬間肋骨の隙間から薄い鉄板が進入してきそうな良い笑顔に思わず間合いを取ろうとして、ぐっと堪えて急上昇しかけた警戒レベルを平常時に引っ張り戻す)いっそその方が楽だと思うんだけどなあ……給料いいぞ、割と真面目に。どうやってこっちの通貨稼いでるのか気にし始めたら負けるけど(冗談なのか本気なのか冗談を真顔で言う系のボケなのか判然としない態度で言いながら、滑ってきた写真を手に取りちらりと視線を向けて)   (2012/9/16 22:05:02)

御剣マサトやだなにこれ可愛い(口調が崩壊した。まるでぬいぐるみのようにくりくりとした子犬はしかしぬいぐるみには醸し出せない生の可愛さを全身からはなっており、まるで我が世の春とでも言わんばかりの世界全てを肯定するようなその瞳にすいっと吸い寄せられる)今日の話、教会でしないか?(おそらく今までに見せたことが無いであろうまっすぐで真摯な瞳をアリシアに向けて、はっと我に返ってこほんと咳払いをする)よかった……ちゃんと元気になったんだな(あの時の光景しか知らない自分には写真の中の彼女に気づくのが一瞬遅れた。その一瞬の隙を突かれて犬に夢中になってしまったのは否定できないが、重い物を吐き出したかのような安堵のため息が取ってつけた言葉ではないという事を証明してくれるだろう)   (2012/9/16 22:05:04)

シスターアーデルハイト…それって地球の富を流出させてる、間接的な経済的侵掠行為じゃないかしら…。(軽い鈍痛に耐えるように額を押さえる私。生憎、気にしたら敗けな事を気にする質で、その点マサトとは全く相容れないのよね。)お断りよ。(マサトの魂を賭けた提案に冷たく言い返す私。騒がしくて話どころではないのは勿論、)あの何と言ったかしら、グレートピレニーズを連れてる時から思ってたけど――マサトにこいつを見せたら今日一日が丸ごと潰れる気がするもの。貴方が犬が好きそうというのもあるけど、さらに危険なのは犬に好かれそうって点。(そう言いつつも、写真を指先で軽く叩く私の目はいとしげに微笑んでいた。)離乳食はまだで、ミルクの段階ね。小さすぎて毛布で包んだら、皺の中に見失うくらい。足元が覚束ないくせに走り回ろうとするものだから、大変よ。(犬が心配でと言いかけ、それが苛烈なるリッタークロイツの騎士のイメージを損ないかねないと気付いた私はふと目を背け、慌てて言葉を変える。)――床に傷をつけそうで。と。教会はともかく、あっち行かない?   (2012/9/16 22:12:47)

シスターアーデルハイト(目線をテーブル席の方へ飛ばし、マサトを促す。カウンターじゃ書類は広げられないし、何よりécranの店主はスイス銀行より寡黙で秘密主義とは言え、さすがに目の前で麻薬だの魔法だのとは喋り辛い。)だいぶね。この子のお陰で、ここ数日で莉奈はぐっと元気になった気がする。   (2012/9/16 22:12:51)

御剣マサトまあ俺や他数人程度の人員じゃ村役場の財政レベルくらいしか突き崩せないだろ……ダメか……(その村役場の予算を知らないので適当に応えていると、一刀両断に提案が切り捨てられ、魂を吐き出せそうなほど重い声でうなだれる)まあ、好かれるというか舐められるというか……ふれあい広場に行ったら四方八方から飛びついてきて埋められた事がある……って、愚痴に見せかけてさりげなく自慢してないかお前。諦めようとした決心がごりごり削られていくんだけど(毛布に包まれ、ほとんどステルス状態で首だけちょこんと突き出した光景を幻視して。ここが座敷なら即座に転がっていたであろう衝動に必死に耐え、長いため息と共に邪念を外に放り出した)   (2012/9/16 22:27:27)

御剣マサト了解っと(確かにカウンターでそういう話はしにくいな、と言外に含まれた意思を読み取って、席を立つとテーブル席の方へ移動する。出口に近い席を確保しに行くのは微妙に警戒レベルが下がりきっていないせいだろう)そりゃ、良かった……あの時は本当、怖いくらい軽くてさ……見舞い行きたいけど半端な優しさはってまた怒られるだろうからやめとく(それにせっかく落ち着いて来ているのに非日常の残滓を引きつれ恩人でございと顔を出すのも良いことではないだろう)   (2012/9/16 22:27:29)

シスターアーデルハイト自慢してるに決まってるじゃない。こっちはその分のコスト支払ってますからね。(ふふんとマサトの内的な苦悶に満足げに笑いつつ、ストールを降りる。犬好きに触れられない犬の話をする程、嗜虐心を充たしてくれる行為も珍しい。)楽しそうな光景だけど――、(高めの吠え声と毛玉に包まれるマサトを思い浮かべ、)そりゃ、舐められてるわねぇ。預かるだけならともかく、実は飼い主としては向いてないのかしら…。ふむ。(書類鞄を手に、マサトの後をついて行くけれど、席の選びにふと考え込む。襲われる危険性がある時の選択だけど、彼は何を敵と想定してるのかしら?午後の光が淡く窓から斜めに射し、空間を金の陽だまりへと変えている。席に落ち着くと鞄から書類を取り出し、テーブルへ広げていく。)そうかしら。少なくとも莉奈に関してはマサトはマサトの責を果たしたと思う。彼女も会いたがってたわ。礼を言いたいって。いえ、(書類の手を停め、顔を顰める私。正体を知らない“王子様”を語る彼女の目に、謝意以上の物は無かったかしら?これは面倒な地雷原と言えないかしら?鞄の中の物の配置を再会する。   (2012/9/16 22:39:11)

シスターアーデルハイト駅構内、繁華街、臨海地区の倉庫、湾岸新開発地域のオフィスビル――街の各所を撮影したスナップ、チャート、地図が一種の小世界を交錯させている。写真を点とするなら、繋ぐ線は利益、欲望、取引。明らかになった事実と推測が、タイプ用紙に雑なドイツ語として連ねられている。私は恐ろしく字が汚い。)…やっぱり会わない方がいい気がしてきた…。(陶の響きに目を遣ると、僅かな陶の響きに目を遣ると、店主がコーヒーを二客分置いた所。フランスの雑貨ブランド、コテ・ターブルのシンプルで素朴なミルク容れと砂糖容れが付いてくる――いかにも店主の趣味だ。)Danke.(有難う、と呟き一方のカップを自分の前へ移動させる。口にする前から、もっと言うなら運ばれて来る前からその無二の薫りが豆の種類を告げていた。キューバ産、クリスタルマウンテン。優しくベルベットで包み込むような、芳醇な甘味と苦味。大きな粒だけを選別した上質のものだ。)   (2012/9/16 22:39:17)

シスターアーデルハイト【なんか誤字多いっ。ストールはスツール、再会は再開、あと二重の部分は無視してっ。】   (2012/9/16 22:42:27)

御剣マサト一応なーうちペット可なんだけどなー、生き物の命に責任果たせるほどの能力が俺にはなー、結構家空けたりするしー(自慢と言い切られれば最早遠慮する必要もない、テーブルにつっぷしてゆらゆらと左右に揺れながら駄々っ子のような声をあげ抗議活動に入って、かばんを探り始める気配を感じるとどやされる前にむっくりと起き上がる)ん~そっか?じゃあ今度駅前に出来たケーキ屋にでも寄ってから……え、なんで!?(過去を忘れようとしているのではなく受け入れた上でなら……と思いなおそうとした矢先に取り下げられ、座ろうとした椅子をずらされたような脱力感と共に勢い良く視線を叩き付ける)   (2012/9/16 22:54:17)

御剣マサトあ、どうも(カップを受け取ると、砂糖を少し多め、ミルクは色が変わる程度に入れて口を付ける。苦味はほとんど気にならず、深く香ばしい香りが口の中に広がり、ミルクがそれを柔らかに包み砂糖の甘みが喧嘩することなく溶け込んで染み込んで行き……ぺこりとマスターに頭を下げると、薄い笑みを顔に浮かべ、頷きが帰ってきた)っと、ずいぶん広範囲に広まってるな……こっちもソウルハック事件についてある程度調べては見たけど、事件概要くらいで細かい情報は無し。どういう組成なのかも手続きして資料室入りしないと閲覧できなくて同じモノかどうかもわかんないってところ(かなり手間がかかったであろう資料を前に不漁を告げるのは心苦しかったが、取り繕っても仕方の無い事なので肩をすくめながら、申し訳無さそうに告白する)   (2012/9/16 22:54:19)

御剣マサト【こっちも時間経過と共に増えていくと思うので先行予約でお互い様と言っておくよ!】   (2012/9/16 22:54:47)

シスターアーデルハイト…こいつばっかりはブレンドにするの、勿体無いわね…ふぅ。(取られる料金は同じと言え、なにせ高価い豆だ。ブランドには敬意を。舌に転がすように味わってから、深く吐息を落とす。――旨い。街中の自動販売機の酷いコーヒーに耐えた身にとって、砂漠で巡り会った慈雨のよう。)…なんでって…ええと…。(つとマサトから目を外すと、“月世界旅行”のポスターの月と目が合った。はっきり言うと私は嘘が下手だ。そもそも聖職者は欺瞞を口にするようには出来ていない。)彼女、近いうち警察と病院に届け出て、形式的な検査の後に家に帰る事になると思うから…そう、つまりどうせ別れるのだから、心残りは作らない方がいいじゃない?うん。(随分と穴だらけの言い訳だった。)単純な推測から辿り着ける事実は明らかになったけれど、それ以上が行き詰まりってとこ。何かが、決定的なものが足りない。諸要素の最上位に位置する物、真実の女王が――。(新たな白紙のタイプ用紙を前に、手にした万年筆の先端が宙に留まり、陽光を金の輝きに弾く。)   (2012/9/16 23:01:53)

シスターアーデルハイトともかく《ソウルハック》の方、概要でいいから聞かせて欲しいわね。できれば組成に関する情報が欲しかったけれど。《サロム》と同一の物か、そこに何かありそうな…。(どこでもその手の権限、セキュリティコードには面倒が付き纏う。うちだって、リッタークロイツ教会修道院で頑張ってる同僚が居なけりゃ情報集めには苦労する所だ。)   (2012/9/16 23:02:23)

御剣マサトあーでもだからこそ顔見ておきたいって気持ちも……いやそれは本人が決める事だしな。まあよろしく言っといてくれよ(ひらひらっと軽く手を振って、納得する。助けられた相手に礼を言いに行くのならばもう少し押したが、助けた相手の様子を見に行くというのはどうにも自己主張が強すぎる気がして、理由を付けられれば吟味する事無く引いてしまう)ん、じゃあまあ考えの取っ掛かりになるかも知れないから一応(と、軽く咳払いしてからポケットの中から携帯を取り出し、ディスプレイを折り返して畳みなおすと偽装が解かれホロディスプレイつきの情報端末として機能し始める。マスターの位置からは見えない近距離専用のモードにしてあるので安心である)まず舞台はとある世界の積層都市、シティターミナス、その最下層のスラムが発端になった(端末を操作すると、直径数キロはあろう円形都市が縦に何層も重なったアーコロジータイプの建造物を表示させる。気候変動で過酷化した外界から切り離すためのもの、など軽い補足が表示されていて)   (2012/9/16 23:24:09)

御剣マサトソウルハックってのはアルケミーで作られた特殊な合成麻薬で、名前の通り魂に干渉するタチの悪い麻薬でな。最初はスラムの不良グループを中心に広まってな。それにはおかしな噂が付随してた。いわくそれを飲めば悪魔が見える、ってな?途中は端折るけど要は潜在的にでも魔力を持ってて、波長が合ってしまった場合内なる衝動が術式になって、「悪魔」と呼ばれるエネルギー体として召還できるようになってしまう。元々血の気の多い連中だ、それで抗争をおっぱじめて、おまけに弱った「悪魔」を食うことで自分の「悪魔」は更に力を増す。それで力に溺れた奴はさらに他を求めて戦い始める。もちろん「悪魔」を構成するのは本人の衝動とも呼べる魂の一部だ。食われた奴は廃人だし、食った側もマトモじゃなくなってく。そうして派手になったところで事が発覚して、MDPOの出動となったわけだ(一旦、言葉を切ってコーヒーを口にする。香ばしい香りと甘み、そしてカフェインの刺激が疲労した脳に渇を入れてくれる)   (2012/9/16 23:24:11)

御剣マサトまあ、今回はそんなきな臭い事にはなってないっぽいし、関係なさそうだけど……そんな騒ぎを起こして首謀者は何が目的だったかっていうと、蠱毒の法……って知ってるか?(閉鎖された空間で互いに相争わせる邪法の名を口にし、一度反応をうかがう)   (2012/9/16 23:24:16)

シスターアーデルハイトうわ。ウィリアム・ギブソンやフィリップ・K・ディックの世界ね…。ははは、私もそういうのあれば仕事もっと進みそ。(ちらと自分のアナログな、なにしろ教会から追い出されたせいでタイプライターさえ使えない書類群を見比べると、マサトの未来的にして直感性の高い情報機器に苦く笑うしかない。片肘に頬を乗せ、最初は話の内容そのものより彼の持つ機械の優秀性に感じ入った風に耳を傾ける。)…悪魔、ね…悪魔というよりは、むしろ精霊ね。シャーマニックな意味における。(彼の言葉を要約しつつタイプ用紙にペンを走らせてゆく私。具現化した魂、精神の在り方を用いて敵を斃し、喰らう。まるでコミックかライトノベルの世界だが、現実に起こればそれは泥臭く血生臭いものでしょう。特に貧民街に発端したとなれば。)確かにサロムにそんな症例は報告されていない。ヘブライ語で平穏を意味する名の通り、もっと大人しい、言わば内向的な力しか作用しない。(それは苦痛の完全な消去、逆に言えば幸福の追求だ。ぴたりとペン先が停まり、マサトにやった碧眼が頷く。)   (2012/9/16 23:36:33)

シスターアーデルハイトええ。その手の魔法の業は東西を問わず、一通り。あれでしょ、地面に犬を埋めて――違った。(述べ始めた言葉を自ら訂正、さすがに付け焼刃の知識は巧くいかない。)壺に毒蟲を集める奴ね。   (2012/9/16 23:36:39)

御剣マサトうちに入会いただければ基本料金含め全て無料でご利用いただけます。ただしカスタム費用はお客様負担(滑らかな営業トークを披露して脳を弛緩させて休息挟み、適度に緊張がほぐれたところで再びスイッチを切り替える)そそ、お互いを喰らいあわせて最後に生き残った奴に力を集める奴。首謀者……本人は鴉って名乗ってたけど本名不明……鴉はそうして喰らい合わせ、肥大した無意識の力を刈り取って「王国」って呼ぶ小世界を創造しようとしてたんだ。ちょっとどころじゃなくマッド入ってた奴なんで意味不明な発言も多かったらしいけど、要は自分にとっての理想郷だな。隠れ里とか呼ばれる小さな内包異世界。   (2012/9/16 23:53:21)

御剣マサトMDPOの人間もソウルハックを服用して悪魔憑きになって探ってたんだけど。結局、現地の少年と少女が鍵になって半ば具現化された「王国」は崩壊、鴉の用意した儀式魔術は崩壊して悪魔召還を可能とする土台はくずれてめでたしめでたし、結局うちの人間は当事者じゃなくてその少年をサポートする方向に回ったんで、あんまり情報多くないんだよね。身内のつまんないプライド晒して恥ずかしいけど(一通り話し終えるとカップに残ったコーヒーを飲み干して、肩を軽く回して硬直したように感じる体をほぐしていく)まあつまり、金儲けがしたいのならもうちょっとやり方もあるだろうし。ただの薬物の枠を超えて人に作用する以上は、そういう薬を広める事そのものが目的になってるかも知れない、って俺は思うわけ(どう思う?と小首をかしげ、アリシアの反応を待つ。無関係かも知れないけど、全くの手ぶらは気まずいという感覚が少々舌を滑らかにして、喋りすぎたかもしれない。と少しばかり気恥ずかしさのようなものがある)   (2012/9/16 23:53:23)

シスターアーデルハイトKrähe <カラス> か。いい名前してるじゃない。根性も。神の御業を再現ってわけ。(相変わらず信仰心は薄いから、これが真っ当なキリスト教徒ならブチ切れそうな野望を耳にしても口調は淡々と、けれど真剣なものに変わる。目的は彼自身の都合によるものかもしれないし、創世という行い自体はさして重要じゃない。)――間接的とは言え《ソウルハック》の蔓延はそれだけの事を成し得る、潜在力があった、そういう事ね…。そうかしら。(遠慮がちなマサトの言説を私は控えめに否定する。)囮捜査ってあんまり好きな手じゃないけど、でも自ら薬物を摂取するその覚悟は凄いわね。吸血鬼を追うために吸血鬼になるのも、薬物を追うためにヤク中になるのも、私ならちょっと勘弁して欲しいもの。(マサトからの解説を全て書き写してから、ペンの尻でテーブルをゆっくり叩く。)そうね。《ソウルハック》の様な潜在力は無い筈、というのは私たち教会のこれまでの経験則に過ぎない。ただ――。(考え事のリズムがコツコツと音を刻み、)   (2012/9/17 00:09:31)

シスターアーデルハイト現在この街にある《サロム》の総量は、情報が正確ならたった43mg。約10回から20回の服用分で、明らかな影響が出てくるのは5回を超えたあたりからと言われてる。広めたり、まして蔓延といった状態を望むには少なすぎるのよね。とは言え、逆に金儲けにしてはリスクにリターンが見合わないのもマサトが言うとおり。疑問が一つあるわ。(万年筆が停まり、)第一に鴉は捕らえられたの?極刑でブチ殺したんでしょうね?   (2012/9/17 00:09:39)

御剣マサト魂に干渉するって事は、魔術的にはバックドア付けるようなもんだからな……それで廃人になるほど力を搾り出したらちょっとした異空間を作るくらいは難しくないと思う。必要量を想像したら胸糞悪くなるけどな(吐き捨てるように言って、窓の外を眺める。事件が沈静化したとはいえ、「喰われた」彼らは完全には回復しきらず、長い入院生活を強いられているという。そのまま意識が戻らなかったケースもないわけではない)当時18かそこらで、中に入り込むにはそれしかないって判断だったらしい。その渦中の少年に敵と思われて戦ったりとなかなか波乱万丈な一件だったらしいぜ(自分がもし同じ立場になればどうしただろうか。元に戻れる保証が明らかではない状態で一歩踏み出せるかどうか、そんな答えが出ない迷いに踏み込みそうになったのを、アリシアの言葉が不意に引き戻す)   (2012/9/17 00:23:03)

御剣マサトあ……そうか、総量の事忘れてた……となると俺のは完全に見当違いか……対象を絞るにしてもそうなると今度はあちこちに飛び火してるのが解せないしな……(完全に無駄話に終わってしまいそうな事実を今更思い出して、自己嫌悪と羞恥にずぶずぶ沈んでいく)あ、ああ……今も幸せに暮らしてるんじゃないかな?崩壊の最中でどんな変質したのかも判らない、閉じた「楽園」の中でさ(自称である鴉の名以外残っていないのは、つまるところそういう事情があっての事だった。報告によると狂気に落ちた鴉は自ら崩壊していく楽園へとその身を投げ出したという)   (2012/9/17 00:23:04)

シスターアーデルハイト相変わらず、(当時18で単身《ソウルハック》の脅威に立ち向かい、しかし立ち向かいきれずに最後の手段を決意した彼。想像の男はどこか成長したマサトの面影を持ち、含み笑いが漏れる。)ヒーロー志望者ばっかりの組織らしいわね、ええと――MDPOって。総量の件は、気にしないでおきましょう。少ないからって見過ごせるものではないし、流入ルートがあるなら今後増える可能性だって否定できない。ううむ。(マサトの皮肉げな返事に私は唸る。つまり生死不明どころか、下手をすると彼は理想郷へ到達した可能性が――、)そういう所は詰めが甘いわねぇ。殺しなさいよ。空間に消えたのならそれごと吹き飛ばしてよ。こいつの存在、私まで気にしなきゃいけないじゃない。(メモしたKrähe <カラス> の綴りを忌々しげに万年筆で弾く私。とりあえずマサト側の報告は終わりらしい。やはり知らず知らず、息を詰め気味にマサトの語る異界の麻薬事件に聞き入ってたようで、深呼吸に併せ背筋をほぐすと少し戯言に話題は逸れる。)   (2012/9/17 00:31:00)

シスターアーデルハイト…ちょっとばかり他人事じゃ、ないわね…うちの組織、リッタークロイツってね、元々幾つかの流れから集まった人々が創設したらしいのだけれど。大陸系の仙術を学んで西洋人にも使えるよう改変した奴や、当然伝統的なカトリック系の退魔師――それにスコットランド高山地方を出身とする剣士の一族のひとり。こいつが一説によると不死か、あるいは恐ろしく長命な剣士だったそうよ。殺し合う事でお互いの不死の力を喰らい、最後に理想の世界を目指すという――。(コーヒーを口にし、僅かに首を振る。馬鹿らしい、とでも言うように。現に歴史は不死者によって操られる事なく、そいつらが理想の世界を創ったとは寡聞にして知らないし、実際に私が彼ら――“高き地に住まう者 <ハイランダー> ”を目にした事もない。)ま、余談だったけど。蠱毒による世界創造って、あんまり冗談とは受け取れない。さて、それで全部?次はこちらかしら?   (2012/9/17 00:31:06)

御剣マサトまあ好き好んで命賭けるわけだからな、大組織なりの弊害や問題がないわけじゃないけど、現場の人間は割とそんなノリだな。戦うの好きなだけなんだからな!って主張する奴も居るけど(まあ、そんな彼も人質に取られた子供のために体をはって、などというオチが付くのだが)絶対に圧壊しないけど推進装置と生命維持装置もげた潜水艦が深海に沈んでいくとこ想像しろよ。手出ししようがないし気にするだけ損だろ?まあ、だからって放置したわけじゃなくて一応調査したらしいけど。位相が完全にずれててロスト、惑星の重力圏振りきった衛星みたいな事になってたそうだ(しかしこいつ聖職者の割りに言動が恐ろしく剣呑だな、という感想は口にしたら藪を素手で突いて大蛇に巻き付かれるような行為だと思い、そっと胸のうちに秘めておくことにする)   (2012/9/17 00:43:46)

御剣マサト複数の術式を統一してって、そりゃ凄いな……どういう手を使ったのか興味あるけど、交流の目がないってのが痛いな……でもまあ他人の力を自分に取り込んでって発想はどこの世界でも少なからずあるみたいだしなぁ(そこまで言ってから、ふと話題が脱線しはじめそろそろ新たな航路を開拓しそうになっていた事に気付いて。軽く頭を振って意識を切り替える)あー、悪い、そんだけで全部(発想の切り替えが出来ただけまだマシだっただろうか?などと未だに成果の無さを引きずりながら、アリシアが話し始めるのを待つ)   (2012/9/17 00:43:48)

シスターアーデルハイトはん。ツンデレもいいとこね。(軽く鼻で笑ってやるけど、表情はどこか柔らかく好意的だ。リッタークロイツにもそういう台詞を吐く奴はいる――本当に単なる戦闘狂だけれど。ちょっとばかり、MDPOの方に心惹かれたってしょうがないわよね?)うちなら選別代わりに深海で核実験してやるわね。…なるほど…星系外にすっ飛んでってくれるか、せめて太陽の重力に捕らえられて後も残らず焼き尽くされてくれたのを願うばかり、と。(異世界概念がどうなってるか私は知らないから、酷く適当な物言いだけれど。おそらくその時その場の機材で、星渡りの公安組織は可能な限りの事をやったのでしょう。)ま、昔の話ね――昔の。その頃の荒削りな、けれど強力だった技術は喪われ、今の私がいるってわけ。(ハイランダーに関する余談は軽く流してから、例のドラッグ販売チーム、UNDER JAILから手に入れたメモを映像処理した写真をマサトに回す。“北塚、りんかいトラC2”――そして三つの日付と、付記された合成カンナビノイドやDovesといったいかにも若者が小遣い稼ぎに扱いそうな薬物名と、それぞれにこの街の場所を加えたメモ。)   (2012/9/17 00:56:40)

シスターアーデルハイトではこちらの報告を始めましょう。まず“りんかいトラ”ってのは、港湾地区にある賃貸倉庫センター、りんかいトランスポートの事だと思う。C2って番地もあったからこれはまず確実。(示した写真には縦80m横40mの大型コンクリート建築が写っている。こいつを丸ごと借りるのはその辺のギャング崩れじゃ無理。)相当の金が動いている――となれば借り手を探るのは当然。で、北塚って名前、借主のだったわ。株式会社オフィウクス第二研究室室長・北塚涼。偽名も挟まないなんて無用心ねー。(もう一枚の写真をマサトの方へ滑らせる。白とライトブルー――敷地はそれほど広くはないが現代的な、吹き抜けとガラスを多用した開放的な6階建てビル。)竣工2010年、同年開業。いわゆるバイオベンチャー、遺伝子研究、創薬企業ってやつ。少々、できすぎよね。(シニカルに笑う。なにしろ遺伝子工学はカトリックの教義において敵とも言える。私自身はそんな原理主義はどうでもいいから、口調は淡々としていたけれど。)   (2012/9/17 00:56:51)

シスターアーデルハイトメモの方は莉奈に話を聞いて解けたわ。暗号でもなんでもない、この駅名、莉奈が家出してUNDER JAILに声をかけられた場所だったみたい。要するに“家出人”の通称ってわけ。(繁華街、隣県の公園、駅名。三つの場所を万年筆で指し、最後の駅名を打ち消し線で潰す。)残るは二人。これはおそらく、取引記録。オフィウクスの北塚に家出や住所不定の人々を引き渡し、反対に輸入ドラッグを受け取って金にしていた。(UNDER JAILのホームにいた小畑莉奈は救えたけれど、繁華街と隣県の公園で仮称される――名さえ記されない彼、もしくは彼女はどうなったのかしら。少なくとも垢と皮膚炎にまみれ、生気を喪った瞳をしていた莉奈よりは酷い状況に違いない。でなければ創薬会社が多量のドラッグを渡してまで人を集めるわけはないものね。コーヒーを飲み、結論を落とす。)――究極的な目的は分からないけど。行われてるのは、人身売買よ。《サロム》と本当に関係しているか、相変わらず不明なまま。ただこの街で他に大きく裏金の動いたルートが他に見つからないし――、   (2012/9/17 00:57:17)

シスターアーデルハイト(言葉を濁す。“これ”にすがるしかないのが、一つ。そしてもう一つ、私は《魔》に関係しない事件に手を出す権限が無いとは言え、見過ごすにはあまりに大きな問題だ。ここで手を引き現地の警察に任せるべきか、突き進むか。珍しく私は迷い、マサトに視線を合わせ訊く。)貴方は、どう思う?これは貴方にとっての事件ですら無いかもしれない。   (2012/9/17 00:57:49)

御剣マサトまあ、そういうわけなんで枕を高くして眠ってくれて大丈夫。これが映画なら続編でどっかの星に着弾するんだけどさ(軽く肩をすくめて壁に貼られたポスターを見やる。確か古いSF小説の映画だったはずだが、今度書店で手にとって見ようか)昔の手法が残ってたら俺は今頃ここに居れなかった気がするな……(あれ以上に強力となれば自分が命を燃やしきろうと対抗は難しかっただろう。とりあえず本人を目の前に命の危険を感じずに済むようになった今では早急にこの記憶を闇に葬り去るべきだろう)ずいぶん調べ上げたな……っていうか外部流入じゃなくてこの近辺に根付いてたってのが一番の驚きだ(ぽつっと呟いて、考え込む。この世界は平和だと、悪い意味でタカをくくっていなかっただろうか。魔法犯罪にだけ気を取られて想像の埒外に押しやってなかったか、など様々な考えが脳裏を駆け巡る)   (2012/9/17 01:23:58)

御剣マサト反吐が出るな……つまり普通のって言ったらおかしいけど、あの薬物は撒き餌ってわけか?となると持ち込まれはしたけど流通はしてないだろうサロムはそいつらに?(ぶつぶつと口にしながら思考の海へと自ら沈んで行って)ここは、俺の街だ。そして俺には力がある。相手の規模もわからないし、俺の力じゃどうにもならない事かも知れないけど。試す前に引く気はない……ただまあ、じゃあこれから突っ込みましょう、とか無しな?(真面目な表情で言い切ったあと、こそっと探るような不安げな目つきでアリシアを見返す)   (2012/9/17 01:24:00)

シスターアーデルハイトああ。(背後の“LE VOYAGE DANS LA LUNE”と題名を記されたポスターを振り返り、マサトに向き直った時は苦い笑いを浮かべている。)あの時代の映画は牧歌的でいいわね。この頃のSF映画と来た日には、宇宙も人類も大抵は悪意に満ちてるのだから。やっと助かった主人公とその仲間が続編であっさり他所の惑星に墜落してくたばるの観た時は、目を疑ったわ。でも――ジューヌ・ヴェルヌ、あの映画の原作者、大昔のSF作家は皮肉を込めて書いたらしいわね。月に突き刺さるロケット――自然を殺す、科学。(株式会社オフィウクスの真新しいオフィスビルの写真を手に呟き、)そ。(そっけなく応えたけれど、実のところその言葉が内心の決定に与えた影響は決して小さくなかった。)   (2012/9/17 01:33:14)

シスターアーデルハイトじゃ、決まり。私も退く事はない。星渡りの貴方の監視は、立派にリッタークロイツの騎士の業務ですものね。余計な人間を傷つけないか…。(勿論それは詭弁だ。こんな薄っぺらい言い訳を報告書に書いて上に出したら、軽く降格処分になりかねない。要するに私は、この麻薬事件を片付けてしまいたい――《サロム》と関係があろうと無かろうと。もし《サロム》が出てきたら、その時は結果が追いつく。マサトの不安に、私は理解できない風に怪訝な視線を返す。)――何故?手掛かりはもう、ここしか残っていない。りんかいトランスポートのCの2番倉庫は、おそらくシロ――名簿上保管されてるのは機器と資材のみよ。現に管理会社は割と頻繁に見回ってるらしくて、買った人間を隠すような真似はできない筈。   (2012/9/17 01:34:37)

御剣マサトそれはちょっとどころじゃなく目を疑うな……ん、そういう考え方もあるか……俺はどんな力も使い方を誤れば酷い事になるし、そうならないように気をつけるべきだって考えだけど(まあ、ここで関係の無い議論に落ちるのは本道じゃないな、とすぐに話題を打ち切って)監視で留めて犯罪おかした瞬間にアウト判定下すくらいにしてくれりゃ言う事無しなんだけどなあ……ってやっぱ今から突っ込むのかよ!いや、わかってる。判ってるんだぞ?後手に回ってる以上時間は貴重だとか、色々な?でも偵察とかええっと……行くか(ここでどうせ負ける口論に飛び込むくらいならその分の体力を温存しておこう、と瞬時に悟りを開き、雑念から解き放たれ微妙に諦めの混じった瞳と声音で言うと、勘定の準備をし始めた)【じゃあこっから適当なタイミングで移動描写してくれたら一気に飛んでくれてOKなのでお任せします!】   (2012/9/17 01:48:40)

シスターアーデルハイト私も、それは同感ね。遺伝子工学だって、そもそもアスピリンやワクチン――様々な自然の改造を経て、人間はここまでやってこれた。(マサトに小さく頷きつつ、先程マサトが落とした驚きという言葉を思い出し、特に皮肉というわけでもなく、率直に呟く。)人身売買。麻薬密売。確かに悪ではあるけど――それは些細な悪、邪悪の手前だと思う。小遣い稼ぎ、おそらくは業務への功名心。他者の生命への無関心が生む、ちょっとした善と愛の欠落。仔犬を棄てるみたいに。(リッタークロイツとしての主敵は吸血鬼であり魔だけれど、カトリック教会の主敵はある意味ではその“無関心”だ。私自身もまた、両親や生まれ故郷の人々にことさら恨まれていたわけじゃない。ほんの少しの善と愛の欠落が、私をここに居させている。diriges proximum tuum sicut te ipsum <汝自身の如く隣人を愛せ> ――我が主は易易と、難しい事をおっしゃる。)麻薬捜査は速度が全てですものね。時間が経つほど犠牲が増え、ルートは地下に潜る。偵察は、貴方の代わりに色々してあげたわよ。ではその辺りは現場に近づいてから話しましょう。   (2012/9/17 01:57:15)

シスターアーデルハイト(にやりと口端を歪めると書類を寄せ、鞄に押し込みながら席を立つ。)…ただ…警備が、ちょっと凄いわよ。潜入するなら昼間の方がマシなくらいかも。(椅子に背を預け、片頬を歪める。決して冗談じゃなく、今日は特に休日だから人も少ないでしょう。その上で、マサトに尋ねた。)即時か、夜を待つか。プロフェッショナルの御意見は?【了解っ。答えを聞いてからビル前に移動するわねっ。一度解散して準備を整えて再集合でも。】   (2012/9/17 01:57:33)

シスターアーデルハイト【変なゴミ残ってた。椅子に背を預け、片頬を歪めるは無視して!】   (2012/9/17 01:59:10)

御剣マサト納得は出来ないけど、判らないわけじゃないな……(結局のところ、悪を為していると自覚した悪人などそうはいない、どこか欠落した部分がそれを無視させるだけなのだ。だからといって被害者が居る以上、些細だなんて言葉を飲み込むことは出来ないが)ああ、ああ判ってるさ……ちょっと迷いがあっただけだ、決めたらちゃんと動くさ(口ではそう言いながらも、若干未練の成分が混じったため息を吐き出して。支払いを済ませると店を出る)バックアップなしは厳しいけど贅沢は言えないか……プロフェッショナルの意見を言うならリスクは少しでも減らすべきだ。でも巡回してる警備の人間は理の上で動いてるけど、一般職員はそれで予想できないから不意の遭遇が厄介だな(夜を待ちたい、と意思を伝えながら時計を見やる。日が暮れるまではもうしばらく時間がかかるだろう)俺の装備は全部この中に入ってるから、特に準備は無いけど(ぽんと左腕につけたクロムメタルの腕輪を叩いて、どうする?と視線で問いかける)   (2012/9/17 02:07:41)

シスターアーデルハイトま、分からないではないわ。顔割れると、貴方は面倒ですものね。姿を消せるといいけど…。(リッタークロイツの騎士は詩篇の一つを起動する事で、可視光・電磁波・霊魔力ごと存在を透過させる事が可能だ。マサトの為には、彼も同じ事ができた方がいいのだけれど。)ふむ、その点は――確かに筋が通ってるわね。(一般職員と警備の対比に私は思い至らなかったから、感心して呟く。基本的に敵地と分かりきっている場所にしか突入する事のないリッタークロイツにとって、そういった思考は充分でないらしい。)では私の方は少し準備もしたいし、一度仮眠を取ってから――、(株式会社オフィウクスから1ブロック離れた緑地帯の住所とルートを告げ、)深夜0時に現場待機という事でいいかしら?ああ、犬と莉奈を見に来てもいいわよ。ソファくらい貸せるし。(冗談めかして付け加える私――休日の陽が蒼穹に弧を描き、青が茜と紺に、そして黒に変わる。単なる別れと再集合か、それとも居候たちとの笑い声か、その間に起きた事は、この際どうでもいいでしょう。)   (2012/9/17 02:25:29)

シスターアーデルハイト――さて。(示し合わせた緑地帯、路上駐車されているワンボックスの影になる形で私は立っている。月は見当たらず、街明かりで星も褪せた夜空を背に、ライトアップされた白とライトブルーの、いかにも医療関係施設らしいビル。幅の広い四車線道路と六車線道路が交差する矩形の敷地。駐車場兼リクリエーション用の庭に接し、四車線道路側に接する形だ。その通りを挟んで20m程左には建築途中の高層マンションが紅い航空灯を明滅させている。元々新開発地域はゆったりした都市設計で閑静だけれど、この時刻ともなればビジネス街である一帯は初秋の虫の声しかしなかった。)軽くブリーフィングしましょうか。   (2012/9/17 02:25:57)

御剣マサトまあ、その辺はこっちでも何とかなる。姿を消すとまでは行かないけど顔バレ防止くらいなら(他にもブーツは魔術的なものではないが構造的に音を立てにくく作られており、潜入用装備とまでは行かないまでも不向きな装備ではない)それは魅力的な誘いだけど思い切り和んだら気も抜けそうだ。一通り終わってまだ教会にいるなら顔出しに行くよ(それじゃな、と手を振り、一度別れる。そして仮眠と移動を挟み、日付が変わる頃に再集合を果たし、今ここにいる)   (2012/9/17 02:40:44)

御剣マサト了解……あー、その前に現地でいきなり見せて吹き出されたら困るから……(とんとんと軽く端末を操作すると光のリングが腕から順に体をめぐり、シールドコートへと置き換えていく。そして最後に顔の周辺に光が集い、青と白を基調とし、流線型のラインが後ろへと抜けていくシャープなデザインのフルフェイスのヘルメットが頭部を覆う、耳を覆うように配置され後方へ伸びるブレードアンテナ、目元を覆うカバーグラス、バイクのヘルメットと違い口元までしっかりとガードしたそれは、ともすればヒーロー物のコスプレのように見えるだろう)低光量視覚、光量自動補正システム、サーマルセンサー、音の視覚化まで含んだ各種AR装備搭載……ただの伊達じゃないんだ、信じてくれ(くぐもった声をマイクを通し肉声と同じような声量に変換したそれは、やはり変身後のヒーローにありがちな響きの物となっていた)   (2012/9/17 02:40:46)

シスターアーデルハイトえ?ああ、装備。嗤わないわよ。そんなのお互い様、(でしょ――そう続けようとした刹那、)っ、(可能な限り無表情を保つ私の顔の筋肉が、非常に微妙な状態に陥った。ええ、もちろん笑ってはいけない。私の騎士の業も、己の魂の在り方に大きく影響される。そして私はかなりの、スタイル主義だ。――耐えなさい、アーデルハイト。極限の苦痛も疲労も乗り越えたでしょう?)ぶっ。(彼が喋り出した瞬間に、ポーカーフェイスの自負と共に自制が吹き飛んだ。)なに、それ――は、反則、でしょ。いえ、機能は、凄い…この状況だと、有り難いのばっかりよ。でも…っ…。(笑いの衝動は内臓器官への支障をもたらしかける。ワンボックスに腕を付き、まるで体調を崩したかのように荒く息を吐く私。第三者が見れば酔って吐いてる風かもしれない――その前に発見者は、マサトの姿に足早に立ち去るでしょうけれど。)   (2012/9/17 02:54:25)

シスターアーデルハイトはっ――え、ええと…じゃ、まずオフィウクスの会社案内から割り出した情報から。1階が受付、エレベータホール、2階が応接フロアと役員室。3階が総務フロア。オフィス、倉庫と警備室。4、5階が研究開発用で、特に5階は臨床試験用の医務施設。6階がサーバルームになってる。正確な内部構造はセキュリティ上の理由で公表されていなくて、無理だった。(ワンボックスのボンネットに載せた写真にペンライトを当てる。)庭の隅に小さな機器がついてるでしょ――近赤外線レーザーセンサーよ。さすがに昼間はオフみたいだけど、夜は庭に足を踏み入れた瞬間、玄関に辿り着く前に通報が行く。距離を計算して、駆けつけてくる猶予は長くて10分。社員は――ほら、ここ。非接触電子カードで出入りしてるから、扉は基本的に電子ロックされてると考えていい。(今のマサトなら複数のレーザーが走査する事で形成される扇状の光が庭と玄関前の地面を覆っているのが視えるのでしょうね。周辺地図を広げ、最寄りの警備会社からのルートを指でなぞる。それと昼間に出入りする白衣の男を隠し撮りした写真。)   (2012/9/17 02:54:31)

シスターアーデルハイト監視カメラは言うに及ばずでしょう。私の方で検討したプランは、今のところ三つ。まず何の工夫もなく正面突破で、速度勝負。(小さく片頬を歪める。シンプルイズベスト、脳筋である私好みの戦術。)第二に、この隣の建築途中のマンションから――、(すと地図上の四車線道路に指先を真っ直ぐに滑らせ、)目標の屋上へ飛び移り、侵入。第三――この四車線道路の深さ2.5mに地中送電線が埋められてるから、こいつを叩き斬る。付近は停電し、警備装置は落ちる。当然警備会社が飛んで来るけど、その場合は少し離れた待機所からになるから所要時間30分に伸びると予想される――ただし見つかった場合、確実に犯罪者として扱われるわね。どのプランにしろ正直な所、確実とは言えない。リスクが予想されるリターンを上回っている状況。だから、マサトの意見や貴方の出来る事による補完が欲しい。(特に私は、電子機器に対し非常に弱い。付け加え、)それと何処を目指すべきかも。   (2012/9/17 02:54:40)

御剣マサトくっ……事前に見せておいて正解だった……一応網膜投影で視界も狭まらないっていう逸品なんだけど、やっぱ肉眼とは微妙に違うし肌で空気感じれなくなるから普段はつけてないけど、こういう時には最適だと思って……(息も絶え絶えなアリシアの様子を見ると、もしかしてこれ前回の戦闘時に不意打ちで装着してたら勝てたんじゃないか?などとかなり失礼な思考が浮かび上がってくる)そいつはまた……要塞かなにかかこれ(説明を聞き、視線を走らせるとものの見事に光の網が縦横無尽に走っており、ゲンナリとしたため息が漏れる)   (2012/9/17 03:11:03)

御剣マサト警察が調べたところで痕跡なんか見つけられないだろうけど、だからって口実与えるのも癪だな……基本プランは屋上から潜入として、爆薬か何かでいざって時に切断って事は出来ないかな?後は……あくまで憶測だけど、五階が怪しいな。四階だと無関係な職員もうろつきやすいだろうけど五階は専門性が高くて動ける面子が絞れそうだし、何かを隠すとしたらそこが一番やりやすいと思う。試験用の資材って事にすればでかい箱か何かに詰めて運び込めそうだし(一通り自分の考えを披露し終えると話を区切り、視線で反応を促……そうとして、今の自分はアイコンタクトが行えない状態だと気付いて。結局沈黙で伝えることにする)   (2012/9/17 03:11:05)

シスターアーデルハイト要塞って言えば、要塞ね…金と、知の要塞。(バイオベンチャーの扱う薬学ってのは、要するに知っていれば簡単に再現できる知識を莫大な時間と巨額をかけ築いていく、暗号解読の様な仕事らしい。そりゃ厳重に防犯対策はするでしょう。)その上、一昨年竣工したばかりの最新鋭建築と来たら、どこでもあんなもんらしいわよ。いいわ、屋上から――爆薬は、と。(米軍払い下げのフィールドバッグに手を突っ込み、ワンボックスの上でごとりと響きを立てる。掌で掴める程度の直方体をタイマー信管ごと粘着テープで撒いた代物。)用意して来たのはC4が五つ。でも残念だけどこれじゃ、無理よ。アスファルト2.5mを掘り返すような爆発力は作れない。掘り返してから設置すれば確実でしょうけど、いくら人通りが見えないからってそれは嫌ね…。マサト、何とかできそう?(彼の方を伺い、慌てて視線を正面に戻す。また呼吸困難に陥ったら堪らない。)とりあえず屋上から5階、そのルートに乗りましょう。6階は――どうかしら。時間優先で飛ばした方がいい?それとも――、   (2012/9/17 03:25:17)

シスターアーデルハイト(サーバルームって言いはしたけど、私にはよく分からない代物。よ、要するにコンピュータの親玉よね?)貴方がデータを引き出せるなら、何か見つかるかもしれないし。…後は…。(地図を畳みながら呟く。)ツーマンセルか、二手に分かれるか。(おそらくどの世界でも共通する戦術思想。分かれれば効率は上がるが、危機対処能力が下がる。)   (2012/9/17 03:25:22)

御剣マサトどこでもか……考えてみたら俺こっちの世界のそういう方面は全くの不勉強だったな(油断、かな?としばし反省した後、特別じゃなく一般的なら様式というものがあるはず、と思考の経路を切り替えて)形質変化形の術式が編めればなあ……俺の実力じゃ無理だ。それによくよく考えたらそんな大事な施設なら非常用の発電装置や予備電源くらいあってもおかしくないな……仕方ないパスしよう(いい案だと思ったがメリット以上のデメリットを抱え込むわけには行かない、仕方無しにその案を諦める)サーバルームはメンテの関係で人の出入りもあるだろうからって考えたけどデータの吸い出しは考えてなかったな……入り込んで接続さえ出来れば捜査は可能だと思うけど……セキュリティの突破自体は問題ない、機械の性能が違いすぎる。でもそっから情報を洗い出すのは人力しかないからな……その辺の判断は俺には難しい。最後のは、まあ組んでいこう。手分けせざるを得ない状況にぶつからない限りは慎重に行きたい(微妙にこちらを向こうとしないアリシアに気付き、表情が見えないからという口実で大げさなジェスチャーを交えてやろうか?という邪念が浮かんだが、何とかそれを押さえ込む)   (2012/9/17 03:36:27)

シスターアーデルハイトそうね。(写真を片付ける手を休め、小さく頷く。)予備電源については、私も考えてた。何しろ遺伝子研究に創薬、それに医療施設まであるんだから、外部から電源が全てシャットダウンする事は考えにくい。それでも警報装置までは維持しないかもと期待をかけてみたいけど…やはりリスクの方が高いわね。頼もしい御言葉。悪用しちゃ駄目よ。新聞でもクラッキングがどうとか聞くし。(くすりと冗談を加え、)ではサーバルームは簡単に情報を得られそうなら。でなければすぐに5階へ降りる。そしてツーマンセル。決まりね。(スカートを上げC4を足に巻いた装備ベルトにセットすると、鞄を茂みに蹴り込む。次いで耳に骨伝導通信機のクリップを耳にかけつつ、マサトにキロメートル波の周波数を告げた。)――同ルートで行動してる限りは不要だけど、一応。じゃ、取り敢えず最初の不法侵入から――、(振り仰ぐは白とライトブルーの輝きではなく、その隣で夜空よりなお黒々とした建築中の高層マンション。新たに生まれんとする街の骨格――。)行きましょうか。【問題なければ次で場面転換かしら?】   (2012/9/17 03:46:32)

御剣マサトそういやこれ悪用できるんだよなーって今気付いたよ……まあ、魔法使って盗みとかやろうと思えば余裕だけどしない、見たいなもんで(ふむ、と一瞬考え込んでからどうでもいい軽口を交えて)了解、こっちは通信中の声は外に漏らさないようになってるから、使うときはこっちの状況気にしなくていい(視界内に浮かぶARのコンソールを操作して通信環境を設定するとアリシアの視線を追って、一つ頷くと歩き始める)【場面転換了解、不都合なければ一気に屋上まで飛ぶくらいでもこっちはOK】   (2012/9/17 03:54:22)

シスターアーデルハイト(ごう――と、風が吹き抜ける。20階、地上60m。滑り止めの凹凸のある鋼板が敷かれ、鉄骨が剥き出しの屋上。H字の鉄骨や資材が積み重ねられ、建築用の巨大クレーンが夜空に牙を向けていた。航空灯が定期的に紅く瞬く。元々は途中フロアからと考えてたけれど、あまりに低いと幅20mの道路を超えて跳躍できない。都合のいい階は既に壁ができていて、いくらなんでもブチ抜くのは申し訳ない。結局探しているうち、私たちは空の終点まで来てしまった。)――詩篇第九拾九、(何の墜落防止も施されていない屋上の端に足をかけ、呟く。)鎖 <とざ> せ、霊装 <アロン> 。(瞬間、爆ぜるごとく足元から蒼炎が渦巻き、私の身体へ収束しつつ急激に濃紺へ、そして漆黒のオーラに変わる。強い風に吹き散らされた後には肌に密着した黒鱗の鎧に顔の半分と全身を鎧われ、炎のように耐えず綻びの形を変える黒のロングコートを纏った姿となっていた。半ばしか見えない不完全な笑いは、自嘲と任務を目前にどこか獣のように昏く――。)   (2012/9/17 04:02:08)

シスターアーデルハイトお互い様でしょ。じゃ、ひとつ <アインス> 。(少し下がり、助走距離を取る。その場の跳躍で距離を稼ごうとすると足場を壊す事になるもの。)――ふたつ <ツヴァイ> 。(ダッシュ。みっつ <ドライ> 、踏み切りタイミングはマサトに任せましょうか。)   (2012/9/17 04:02:20)

御剣マサトお互い、監視カメラに映っても特撮が混線したと勘違いされそうな格好だな(冗談めかした口調でいいつつ軽く距離をとり、足を開き腰をかがめた姿勢で深呼吸する。ブーツの裏にしこまれた加速紋は単純に脚力の生み出す結果を増幅するだけで制御自体は自分の運動センスで行わなければいけない。着地点を意識して深呼吸すると、意を決し一気に駆け出す。マンションの屋上に複雑な紋様で構成された輝く足跡を残しながら急加速、ふちに足を取られないよう僅か手前で踏み切ると夜の空へとその身を躍らせる。シールドコートの力場は全て対落下用に調整されており、もしこの場で攻撃があれば容易に貫通して来ることになるだろう。メットに仕込まれたセンサーが設置までの距離を正確に測定、それにあわせて力場の最適化が進み、着地の音は最小限に押さえ込まれることになる。着地と同時に体を地面に投げ出し、回転する事で運動エネルギーを完全に発散し静かに静止する)   (2012/9/17 04:15:37)

シスターアーデルハイト――みっつ <ドライ> !(鋼板を蹴り、そして身体は宙をゆく。夜空に鴉の群れのようにコートの裾を長く広く翻し、揃って放物線を描くマサトと青と黒の対比を成す。)じゃ、自主制作映画ですって――言い訳する?(一瞬の滞空――笑いを含む声を投げた後、落下が始まった。急速に広がる矩形の白光は、ライトアップされたオフィスの屋上だ。オフィウクスは高さ20m強、即ち落下距離は約40m。秒速28m、時速に直して約100km。こんなもの、傍らの星渡りや魔女との戦い、砲弾を受ける事に比べれば何でもない。とは言え、減速はしたいわよね。屋上を撃ち抜きかねないし。)נֵצָח <ネツァク> !(叫んだ瞬間、私の足元に蒼光の環が出現。耐性を意味する金星の守護、第七セフィラは召喚とほぼ同時に爆散し、代わりに突き抜けた私の落下速度を大幅に落とす。着地――、)   (2012/9/17 04:27:12)

シスターアーデルハイトI'm in <侵入開始> (ふわりと。遅れてコートの裾が沈み、その上からセフィラの破片が青い雪となって降り注ぐ。僅かな呟きは空気を震わせる音声ではなく、マサトの頭部装備の中に伝わるでしょう。)来い、唯那深閑。(即座にコンクリートを蹴り、ドアの直前で壁に背をつける。蒼炎が右手に宿り、振り上げた時には既にベンチレーテッドリブを備えフラットな面構成、硬質クロムメッキの銃身の現代風リボルバーの銃口が空を向いていた。つい癖でマサトを指し、次に目を指すハンドシグナル。)カバーしてから突入お願い。(電子ロックじゃなく簡単な物理鍵。無造作にレバーを握り、捩じ切り――ドアを蹴る。)   (2012/9/17 04:27:22)

御剣マサト不法侵入になる事には代わりないな(通信関係のテストついでに軽口を叩き、減速なしで着地した自分から一瞬送れてアリシアが降りてくる)カバーってお前ね……合わせる訓練なしで要求レベル高いなおい(淡く輝く虚空に腕を突っ込み、刃渡り60cmほどの片刃の刀身を持つ回転弾倉付きの機甲剣、エンフィールドを引き抜き後に続く。もう少し静かな潜入になるのかと思いきや完全に突入作戦と化しており、軽いため息をメットの中に流し込みながら、背中合わせに死角を補いながら後に続く、互いの呼吸を完全に理解してると言い難い現状、ぶつかり合わないよう余裕を持って距離を取りつつ無意味に離れすぎないよう神経を使う。俺の事便利な助っ人程度に思ってないか?という愚痴が胸中に漏れる)   (2012/9/17 04:36:54)

シスターアーデルハイト『一通りの訓練は受けてるでしょ、男はレディをエスコートするものよ。』(中はなんという事のない、屋上構造物。ちょっとした雑多な資材や清掃用具が置かれ、防犯対策も皆無。突き当り左にドア、その向こうは白の非常階段となり、6階までは問題なく降りれる。)『…ちっ、いきなり、か…。』(第一の関門は非常階段とフロアを分ける扉。これは電子ロックだ。無理にこじ開ければ一発で警報が行く。私にはどうしようもない、あるいは可能な選択肢は脳筋突破だ。だから位置を交代するように回り、後方警戒に入る。ま、屋上から私たちの後に誰かが入って来るってシチュエーションは、かなり考えづらいけれど。)『どう?やれそう?』(マサトはドアのガラスから覗けるかもしれないけど、ブルーグレーの色彩とカーペットの落ち着いたオフィス空間は、床を紅い走査線が走っている。近赤外線レーザー。検出器は扇の頂点となっている部分だから、容易に辿れるでしょうけれど。廊下は右手がホールになって二基のエレベータドア。左手は同様に電子ロック式のドアが一つと、Server Roomという表札。後はずっと壁が続いている。)   (2012/9/17 04:43:19)

御剣マサト突っ込みどころが多すぎる発言で逆に突っ込ませない作戦か、見事だよ(皮肉げどころか皮肉100%の返答を投げ返しながら周囲を観察。特に注意を払う必要は無いと判断すると続いて階段を下りていく)上から来る事も想定してるってどんな偏執狂だこれ設計した奴は……ちょっと待ってくれよ(それとも最近の産業スパイは空挺降下でもしてくるのだろうか、などとどうでも良い事を考えながら周囲を捜索、程なくカードキー用のスロットを発見すると、左腕に装着されたバックラーからコードを伸ばしジャックに差し込む。無論規格が合うはずもないが、そこから注入されたゲル状物質が合間を埋め伝導体の役目を果たす。物理的なキーも兼ねた端子への接続は流石に出来ないがこれはそういうタイプではなかったらしく、程なくして軽い電子音と共に扉が開く)   (2012/9/17 04:56:49)

御剣マサト今更気付いたけど、機密性が高いデータならスタンドアロンになってる可能性もある。ダメ元で調べるつもりで行くからざっと探って駄目そうなら次行くぞ(レーザーが移動するタイプのセンサーが無い事をざっと眺めて確認すると、その合間を抜けてサーバルームの扉へと移動していく。もう一度ジャックを挿せば程なくして扉は開くことになる、問題はここからだ)   (2012/9/17 04:56:50)

シスターアーデルハイト『どうかしらね。将来的にビルが建て込めばその分屋上のセキュリティも問題になってくるし、非常階段は1階から続いてるわけだから…。』(もう一つ、災害時のアンロックを警備室で一元管理できるのは便利なのでしょう。だけどそれを口にするより先に、私は後方警戒を怠って思わずマサトの手元を注目してしまう。)『おぉ。星渡りが地球の電子機器相手にどうやるのか気にはなってたけど、なんと言えばいいやら――技術差、ありすぎね。って、私は見えないんだから。そこを踏んで行けばいいの?』(この手の記憶力・注意力には自信があるし、訓練でも嫌というほど伸ばされた。マサトの歩いた位置はさすがに忘れず、正確に同じ場所を通ってサーバルームに入る。)『と。そうね、結局重要なのはデータじゃなく売買された子達の安否と、《サロム》の有無だし。――へー。…なに、これ。』(どうにも間抜けな反応しか返せない。なにしろ自分の携帯すら巧く使いこなせない私にとって、特に操作部も無さそうな黒い機器を設置したラックが無数に並ぶ仄明るく照明された無機的な部屋など、ニューヨーク近代美術館で観たルネ・マグリットの絵以上に意味不明としか思えないもの。)   (2012/9/17 05:08:38)

シスターアーデルハイト(サーバルームの奥には辛うじて私にとってコンピュータの範疇と理解できるキーボード、それにマウスやプリンタといった入出力装置がHP CDE、Common Desktop Environmentとロゴが待機表示を示すモニタに照らされている。何らかの操作をすると待機画面が解除され、パスワード入力を促す全体的に青いウィンドウシステムが表示されるでしょう。何らかの技術的な関係か、効率の問題か、この広い室内には赤外線レーザー検出器は無いらしい。)   (2012/9/17 05:08:45)

御剣マサトそういうもんか……まあ無いと言えないこともないしな……っと、悪い。普通に見えるものと勘違いしてた。次からは合わせる(これで移動系のセンサーがあったらいきなりアウトだったな……と内心冷や汗をかきながら中に踏み込んでいく。サーバを冷却するために常時運転されている冷房は流石に肌寒く、コートの環境保護機能が僅かに反応して打ち消しにかかる)とりあえず、何を企んでるのかと重要な施設はどこかがわかればいいんだけど……(マウスを適当に動かし待機状態を解除すると、マウスを抜き取りそこへ先ほどのジャックを挿し込み解析を始める。流石に電子ロックほど簡単には解除出来なかったが程なくして8個のアスタリスクが入力画面に並んだかと思うと画面が切り替わり、階層状になった無数のフォルダを表示する。参照しやすいようある程度整理はされているがくまなく探そうと思えば朝までかかっても難しいだろう。手元のコンソールを操作し、ずらずらとスクロールさせてフォルダ名に目を走らせていく)   (2012/9/17 05:23:19)

シスターアーデルハイト『私が視えるのは霊魔力――生ある者、もしくは意思ある者が出す肉体と精神の力のみなの。…何か物凄いピンチだったみたいね。』(マサトの返答の僅かな焦りに、私の口調もやや剣呑なものを含む。)『サーバルームって…もっとこう、ピカピカしてるものだと思ってたわ。』(唯那深閑の銃口を天井に向けたままサイレントエントリー、ラック同士が隙間を離して通路になっている部分は身体が本能的にクリアリングしながら、けれど私の視線と口調は初めての都会にやってきた田舎者そのもの。リッタークロイツでは全ての情報処理をたった一人の騎士が聖霊を用いて行なっていたし、書庫は古めかしい大図書館。私はこういう場所を映画の中でしか知らない。)『で、やっぱりあれよね。機械にはでかい眼のような紅い光を放つ球がくっついてて、デイジー・ベルを歌う。う、寒っ。なんだってこんなに冷やしてるのよ。無駄遣いもいいところじゃな――。』(自然の冷気と異なり、やはり人工的な冷房は行き過ぎてると不快よね。空気もやたらと乾燥してる。モニタが光を落とす範囲でマサトと背中合わせに、しかしやはり視線はどうしても肩越しにモニタを覗いてしまう。)   (2012/9/17 05:38:38)

シスターアーデルハイト『そうそう、それ映画で観た。』(パスワードが解除される様と、フォルダが次々と開かれる様子。しかしそれ以降は私にはさっぱりだ。――マサトはlab_2ndというフォルダ名を発見するかもしれない。その下は幾つかの文書ファイルと、_kitadukaという下層フォルダ。ただしこれには更にもう一重のパスワードがかかっている。もし解けば更新日付の一番新しい文書に、要約すればこのような記述を発見できるでしょう。《試薬SA、通称サロムの投薬経過報告書。被験者SA0001柊晶人。1mgを二度と2mgを一度。第一段階を維持、脳波や各種反射正常。記憶の一部に欠損が認められる。現住所S区5丁目のワンルームマンション。被験者SA0002古江芹香。1mgを二度、2mgを二度、2.5mgと3.2mgを一度ずつで第二段階に移行。断続的に脳死状態を見せるが回復、状況は別ファイルreport_SA0002にて詳細を記述。頻繁な記憶混濁、情緒消失。》――report_SA0002というファイルは100倍近い強度で暗号化されていて、時間がかかるでしょう。ただ具体的な詳細は全てそちらに記されている様子だ。)   (2012/9/17 05:40:04)

御剣マサト即席コンビの欠点だな、うん……即席ってほど急造じゃないけど本格的な潜入作戦とか始めてだしな……(自分に言い聞かせるようにどこか虚ろな声音でぽつぽつ呟いて)アリシアって割と影響受けやすいタイプなのな……映画の……寒かったらその辺の適当な箱に触っとけ、気持ち悪いくらい暖かいはずだから(画面に集中したまま気の抜けた声で受け答えしていると、見つかった。判りやすく分類されたフォルダは機密性は高くないだろうと踏み、番号やアルファベットで簡素な名前を付けられたフォルダを重点的に調べていた。その際やけに肌色の面積の多い画像アイコンがずらっと並ぶフォルダに行き着くなどトラブルはあったが、方向性は間違えていなかったようだ)   (2012/9/17 05:54:45)

御剣マサトこいつは……(言葉を失い、しばし呆然と目で文字を追う。脳が理解したと同時に情動にロックがかかる。気分が悪くなり激発する寸前で押さえ込み、詳細を記述したというファイルにアクセスする)たぶん、数分かかる。俺はこっちでトラブルが無いか見てないとダメだけど、見回りが来ないかチェックしておいて欲しい、一応10秒程度なら姿をくらませること位できる(念のため、手元の端末を弄り、ワンタッチでディスプレイ上に先ほどの待機画面が表示されるようにセッティングしておく、俗に言うボスが来たボタンという奴である)   (2012/9/17 05:54:47)

シスターアーデルハイト『ま、巧く行ってる方じゃない?ええ。だって映画くらいしか娯楽無かったのよ、修道院生活って。あと、日本のコミックも教会に来てた子によく読ませ貰ってた。だから――、ぶ。』(マサトが一瞬のみ開いたフォルダは、不幸な事に動体視力には自信のある拳銃遣い <ガンスリンガー> 型騎士の視覚にきっちりと認識された。どうも締まらないわね、さっきから。やはり臨時チームじゃこんな物かしら。最近上映されたアメコミヒーロー同盟みたいに。)『え、何で?まさか火傷するくらい熱いんじゃないでしょうね。』(さすがに警戒中に片手であろうと余計な事に使う気にはなれず、騙されてなるものかと含みのある視線をマサトに向けて――、けれど浮ついた気持ちは、一瞬で冷える。)『――Fick dich』(英語で言う四文字語に当たる悪罵を吐き捨て、正直なところそのへんの機器を霊力を篭めて殴り付けたい所だった。しかし銃を構えている以上それは無理で、音がする程奥歯を噛む。)『…繋がったか…最悪の形で、だけど。え、まだ?』   (2012/9/17 06:12:34)

シスターアーデルハイト(私はマサトが何を開始したかは理解できない。急かすような言葉が出たのは、微かな電子音を聴覚が捉えたから。エレベータ到着音。そしてドアが開き、ゆっくりとした、時折停止する足音――目的があって歩く社員、研究員じゃない。おそらく警備。)『マサト。』(それ以上の台詞はおそらく不要でしょう。最善を尽くしてくれてる筈の彼から離れ、サーバルームのラックを回り込んでドアの開く側の壁に背を付ける。)『準一級禁忌指定合成ドラッグが出てきた以上、騎士典範においてはこのビルに居る全員を皆殺しにしても問題ないけど…警備員はおそらく、無関係でしょうね…。』(高い暗号強度を持つreport_SA0002の解読進捗は焦らされるように遅い筈だ。)   (2012/9/17 06:12:59)

御剣マサト悪い事にって言えばいいのか、上手い事にって言えばいいのか判らないけど。こいつはまだ「見られても問題ない」程度らしいな(口の中の物を吐き出したくなる衝動を堪えてじりじり進んで行く進行バーを眺めている。完全に無防備になれる状況ならアストラル体で繋がった増設器官とも言うべき端末に自分の思考部分まで明け渡してやるのだが、今はそうも行かない)……ああ(短い言葉でアリシアに応える。面倒なタイミングで来たと取るべきか、鉢合わせにならずにすんで幸運と取るべきか。ディスプレイの表示を待機画面にし、自身は屈みこんでPCデスクの影に身を潜ませる。ライトを向けられた時に備え、ポーチから銀色の弾丸を数発召還、右手に握りこむ)   (2012/9/17 06:21:46)

シスターアーデルハイト『そっか。という事は――これ、ある程度は組織ぐるみって事よね。オフィウクス、蛇遣い座が聞いて呆れる。』(カーペットを踏む足音が近づいてきた。マサトが告げるセキュリティレベルから推測し、ギリシャの医学神アスクレピオスと縁のある社名を皮肉げに呟く。ドアが――開いた。私の判断は、撃つな、と告げる。瞬間、心で呟く――詩篇第五。私の握った銃が溶けるように消滅、次いで足元から黒鱗の鎧を、その上に纏ったコートを虹色の燐光が走ると、それを追うように私の身体は歪んだドア付近の光景を残して透けてゆく。直後ゆらと馴染み、霊魔力光学迷彩、灰と衣 <シネレ・エト・シリス> が完了。僅かに身を屈め、足に巻いたベルトホルダからコンバットナイフ、Eickhorn KM3000を引き抜く。)『ごめんなさい、やはり撃たない方がいい。10秒で出て行かなければ殺す。』(警備員は初老と言うには早く、しかし中年には遅いといった感の男だ。ライトの光でサーバルームを走査し――その一条は私の身体を過ぎり、貫通する。そして静かに奥へ入ってゆく。)   (2012/9/17 06:29:01)

御剣マサト厄介だな、このサーバルーム壊して回りたいところだけど……(足音が近づいてきて言葉を切る。通信中の声が外に漏れてはいないとはいえ、頭では理解できても染み付いた感覚が自然とそうさせる)判断は任せる……後遺症残す程度にしてくれると俺の心の健康が守られるんだがね(続けてリリースと小さく呟く。右手に握りこまれた数初の弾丸が魔力を開放され、幻像を意味する文字列が零れ落ちていく、意識を集中させ、無作為にほどけて行きそうになる魔力を手繰り寄せ、自分の周囲を歪め風景に溶け込んでいく。もっとも明るい場所で、もしくはじっくりと調べられればすぐに異常に気付く程度の精度だが、暗闇の中であれば十分通用するだろう、と信じて。長い、長い数秒間を息を殺して耐える)   (2012/9/17 06:37:41)

シスターアーデルハイト(9秒、8、7――どうした、出て行け。ここは寒く空気も乾燥してる。さっさと終わらせて宿直室で茶でも飲みたいでしょう?6秒、5秒、4秒。男は実直に奥の端末まで歩いてゆくつもりらしい。とてもじゃないけど間に合わない。ナイフをリバースグリップに握り、彼の背後に近づく。)『生憎、ここはヤブ医者だらけみたいだし、メンタルヘルスの方は扱ってないみたいよ――。』(3秒、2秒、1――デスクの傍ら、マサトの身体をライトの輝きが撫でる。円錐状の光の領域はレンズを通したように僅かな歪みを作るが、警備員は何事も無かったようにサーバラックの角を曲がり、そのまま周囲を調べつつコの字を描いてドアから出ていった。)――ふぅ。勘弁、してよね、こういうの。(さすがに全身で溜め息を落としつつ、灰と衣 <シネレ・エト・シリス> を解除。じりと走る蒼い放電に併せ、端末のすぐ傍で空間から滲むように姿を表す。暫くして開いたreport_SA0002は非常に長大な文書だったけれど、要約すると以下の記述となるでしょう。まず被験者SA0002古江芹香は現在5階集中治療室で経過観察中。)   (2012/9/17 06:48:27)

シスターアーデルハイト(第二に、《サロム》ここでは試薬SAと呼ばれる薬剤はその集中治療室の医薬品保冷庫にある事。第三に、ある男の名前――狗洞真我 <くどうしんが> 、日本人にしてはあまりに奇妙なその名と、近いうちに《サロム》の追加取り引きを行う予定。それと極めて専門的な《サロム》の解析結果が綴られた部分は、門外漢から見ると分子式やX線分析装置のチャート、グラフだらけでかなり難解と言えるでしょう。なんとかリボース糖質部分は同定しているけど、新種の有機鉱物と思われる部分が常に異なる結果を検出する上、そもそも存在している筈の元素がX線を回折しないなどで研究は膠着している事が読み取れるかもしれない――それよりもっと重要なのは、その穴だらけの分子構造図がマサトが閲覧し損ねた《ソウルハック》と酷似しているかもしれない、という事だけれど。)『どうする?壊す?さっさとデータを削除できるなら、それが一番だけど。』(私は適当な事を言うけど、マサトなら気づくかもしれない。このサーバ上のデータは正しい手続きを経ない削除行為の瞬間、警報が発動する。その手続き自体を調べるのも可能でしょうけれど――何をするにも、時間ってわけね。)   (2012/9/17 06:49:06)

御剣マサトっはぁ……心臓に悪い……俺の視点じゃちゃんと発動してるかどうか判らないから余計に……(込められた魔力を放出しきり、色を失った弾丸をポーチに戻すと、一度メットを取って深呼吸、すぐに気を取り直して被りなおすと解析の終わったファイルに目を通す)大当たりにもほどがあるだろ……でも見た感じ、神秘の側には足突っ込んでない見たいだな……いや、どうせバックアップくらい取ってるだろ。コピーだけしておく(念には念を入れ、ソフト的にコピーするのではなくメットのカメラから画面を読み込ませ、テキストを抜き出し再構築するという手順を踏んで端末内に文書を写して行く)さて、こっからが本番か……(警備員の巡回が数分おきにとは考えがたく、チャンスがあるとしたら今だろう。フロアマップを探し、先ほどと同じ手順で画像データを保存しなおすとパソコンを待機モードに戻し、一つ頷く)【ここで一旦カットして、今晩か次回都合のいい日に続き、っていうのはどうだろうか。今はまだ平気だけどここからもうワンステップは厳しいかも】   (2012/9/17 07:06:04)

シスターアーデルハイト【了解っ。じゃお部屋が空いてたら適当に待機する感じで、上手く巡り合えば。いいかしら?】   (2012/9/17 07:09:45)

御剣マサト【ごめんね!じゃあ今夜どっちかの部屋が空いてたらで!もし都合悪くなったら伝言残していく方向で】   (2012/9/17 07:11:33)

シスターアーデルハイト【いえいえ、厳しい感じの所までお付き合い有難うっ。では一先ずお疲れ様ね。私はラストロル残しときます。】   (2012/9/17 07:12:45)

御剣マサト【では一旦お疲れ様!】   (2012/9/17 07:13:46)

おしらせ御剣マサトさんが退室しました。  (2012/9/17 07:13:50)

シスターアーデルハイト『何、今のって自分で見て透明かどうか分からないものなの?随分と不便ね。…あー。』(マサトと共にモニタに見入りながら、緊張が解けたせいか口調も少しばかり軽くなる。何やら感心したように声を落とし、)『バックアップ。そういうものもあるわけ。…どうもややこしく書いてあるらしいけど、これ要するに分かりませんって事か…。魔法の業は扱ってないみたいだし。よし、今ここ出たら良い物が見れる気がする。急ぎましょ。』(マサトの得たフロアマップは詳細な間取りはもちろん、近赤外線レーザー検出器や監視カメラの位置も正確に書いてある。まずはサーバルームを出て正面、エレベータホールの天井に黒い半球型のカメラが設置されている。私が見たかったのは、それじゃない。)『3階で停まったわね。』(二基あるエレベータの階数表示だ。一方は1階だから、これは元からの待機状態――おそらく現在5階はフリー。)『さて、シャフトを無理矢理破るか、大人しく非常階段を回るか。――来い、唯那深閑。』   (2012/9/17 07:26:05)

シスターアーデルハイト(再び腕を一閃、ガンスピンをかけつつ実体化した大型リボルバーの銃把を握る私。通信によらず、笑うように返す。)さっさと片付けて、旨いコーヒーを飲みたいわ。仔犬の寝顔でも眺めながら。   (2012/9/17 07:26:16)

おしらせシスターアーデルハイトさんが退室しました。  (2012/9/17 07:26:20)

おしらせ九重 夢子さんが入室しました♪  (2012/9/20 21:01:39)

九重 夢子【ロル落としつつ少々待機をさせて貰います】   (2012/9/20 21:02:09)

九重 夢子(暦の上ではとっくに秋で、けれども実際の所はまだ夏と言った具合の曖昧な季節。ついでに天候も晴れ間が見えているのに大雨が降ったりと曖昧で。とは言え曖昧尽くしのこの時節に私は曖昧とは無縁の秋物一色に染まったモール内に在る洋菓子店「スイーツガーデン」に併設された喫茶区画に居たりするのだけど。)――と、言う訳であの病院は悪い物が山盛りと言いますか投売り状態と言いますか…助手と二人で事に当たりましたけど、まだ残ってそうな感じで、浄化には今少し時間がかかりそうですね。(その区画の最奥の席に腰を降ろして眉根を寄せて喋る私の前には、何だか慢性胃炎を患ってそうな痩身の男性が相対していた。名前は…ええと、名刺貰った筈だけど、ちょっと忘れちゃった。)――ああ、いえ。助手と言ってもそっちに関しては私より秀でてますから、ご心配無く。(便宜上ルイアラを「助手」と言う方向で話を進め、今後の方針のアレコレを話し合う。彼は報酬の件や期限の事を仕切りに気にしていたけれど、流石に二人分取るワケにも行かずこの辺は今後の為にも向こうに併せて置く事にした。そうして話が纏まった後に席を立つ彼を見送って此方はテーブルに頬杖を着く。)   (2012/9/20 21:08:12)

九重 夢子(以前ならこの手の話は自宅でやるのだけど、ルイアラと住む様になってからはこうして外でする事も増えた。前回の病院の件でもそうだったけど、あの子は手伝いたがる割に何処か危なっかしい。勿論彼女の魔法使いとしての力量は頼れる物なんだけど――)――不安定な所、あるからねえ。(悪霊退治に赴いて逆に憑かれました。なんて事になったら二度手間と言う奴だものね。何せあの子は前科(?)が有るから私としても多少は心配にもなろうってものである。)でもま、その時はその時かな……あ、すいません、この秋の特製マロンケーキとオレンジジュースお願いします。(ぼんやりとした思考は目の前を給仕の女性が通りすがった事で断ち切られ、代わりに現れた思考は甘い物を要求するものだったから、私は彼女を呼び止めて注文をし、それを終えると椅子に寄り掛かって瞳を閉じて、雑多な事を考え始めて。)   (2012/9/20 21:17:02)

九重 夢子(――気がついた時には給仕の女性の声をかけられていて、其処で始めて私は居眠りをしていた事に気がついた。……静かに寝る時間も以前と比べたら減った所為ね。)……悪くはないわね。(テーブルの上に置かれたケーキにフォークを伸ばして一口食べて一声零す。言葉の意味が一つか二つかは、さてはて。)【長居もアレなのでこの辺で。お邪魔しましたヾ(:3ノシヾ)ノ゛】   (2012/9/20 21:22:31)

おしらせ九重 夢子さんが退室しました。  (2012/9/20 21:22:35)

おしらせルイアラさんが入室しました♪  (2012/9/22 20:59:01)

ルイアラ【しばらく待機します】   (2012/9/22 20:59:20)

ルイアラ……あー。(暑い。袖なしシャツにハーフパンツのラフな格好の金髪碧眼の少女が、気だるそうに公園のベンチに座って足をぷらつかせる。)……もう9月も終わり頃ってのに、何だこれ。(じりじりと照りつける日差しから逃れて、日陰のベンチ。魔法少女として戦うことは続けているものの、未だに若干体は本調子では無い。ボールを持って暴れるようなことはせずに、今日もまた、金色の髪は下ろしていて。)…んー。(カメラを手に、風景を眺めてみる。雑誌で子供服を着るお仕事を昔のツテで探してきたのはいいものの、まずは自分の写真でも撮って送ってくれと頼まれ。 自分で自分の写真を撮ると、どうにも満足いくわけもない。イマイチな出来栄えに、気分転換に公園である。)   (2012/9/22 21:04:45)

おしらせ天沢 ルミさんが入室しました♪  (2012/9/22 21:08:33)

天沢 ルミ【こんばんはー! お邪魔しても大丈夫でしょうか!】   (2012/9/22 21:09:41)

ルイアラ【はーい、どうぞどうぞ! 次投下しますね】   (2012/9/22 21:10:02)

ルイアラ……んー。(自分を駄目駄目だと思ったことも無いけれど、自分でカメラ置いてさあポーズとかになると、流石に照れが出る。)……誰かに撮って貰うのが一番なのかねぇ。(とはいえ、頼めるのは……)(悩みながら、手に持っていたジュースの缶を飲み終えれば、ベンチから立ち上がって。) …よっ!(カンッ、と乾いた音を立ててその缶を蹴って、くずかごにからん、っと叩き込む。フリーキックからの先制ゴール。)   (2012/9/22 21:12:08)

天沢 ルミん、しょ…っと… (小さなリュック、背負ったまま…公園の雑木林の方から歩いてくるのは、紫色の髪の毛を真っ直ぐ腰まで伸ばした女の子。薄手の真っ白いワンピースは涼しげで、歩くたびにひらひら…って揺れて。今日はお出かけ、買い物でもしようかな…って…) …わっ (かこんっ、って缶の音。 びっくりしてそっちを見ると…) …ルチルちゃん! こーんにーちはーっ! (わーっ、って、お友達に手を振って… とことこ、って近付いていって。 風が、さぁ…っと髪の毛と白いワンピースを揺らして…ちょっと涼しくて、気持ちいい)   (2012/9/22 21:16:45)

ルイアラ……っし。(籠にすこん、と入ったのを見れば少し笑って。身体の使い方もはっきりしてきた。ようやく、満足する動きができるかもしれない。…と。)…ん? …ぁあ、ルミか。(振り向けば、軽く片手をあげて挨拶。髪の毛を落ろしていれば、普段のような活動的な様子は無くて。) よ。……この暑いのに元気だな。 何処に行くのさ?(と、首をかしげて尋ねてみる。 手を振りながら近づいてくるこの少女は暑さが関係ないのだろうか。 いつも元気である。)   (2012/9/22 21:19:39)

天沢 ルミうん、こんにちはっ。 …どこにって、えっと… (んー…って考えてから… ちょっと悪戯っぽく笑って。 じ…っと、ルチルちゃんを見て…) …お誕生日のプレゼント。今年はね、エレンちゃんに色々教えて貰ったから自分で作ってみようかな…って思って、材料を探しに行こうと思ってたんだけど… (にっこり。 じ…っと、ルチルちゃんを見て…) …誰のお誕生日か、覚えてる?   (2012/9/22 21:22:51)

ルイアラ………えー、っと。(誰の? と素で聞きそうになって、悩む。 悪戯っぽく笑うその仕草にちょっと唇を尖らせながら、じっとりとした目で睨んで。)………あー、あれだ。 ええと。 ………(冷や汗たらり。 少しあせりながら、ちら、と視線を送って。)………これはアレか、ルミは私が友達の誕生日も覚えていないような奴だとそう言いたいわけか。(じと目で言い放ってみる。 そう、これが逆切れである。)   (2012/9/22 21:30:14)

天沢 ルミあ…… (覚えてないんだ… って、くすくす。自分はちゃんと覚えてるよーって、教えてあげようと。ちょっぴり楽しそうに…) …って、え、あ、わ、わわっ!? そ、そんな、そんなこと、ないけど…っ (あわあわ、あわあわ。違うよーっ!って、両手をぱたぱた、振って… うううっ、って。 ちょっと、深呼吸…) …か、かなめさんの、お誕生日… …る、ルチルちゃんなら、覚えてたよねっ? (ね? って。こう、にこー…って)   (2012/9/22 21:38:08)

ルイアラ…そりゃあもちろん当たり前じゃん。(視線は微妙に逸らしながら。 元々あんまりアニバーサリーとか一人では祝わない少女でもある。 いや、覚えてましたよ? ……ただ、くすくす笑われたのは若干彼女のプライドに関わったので、本当のことは言わない。 覚えてたってば。) …………あー、なるほど、んで。 その作るものの材料を買いに行く、ってこと?(と、視線を合わせながらちょっと笑って。 本気で怒っているわけではなくて。) …あ、じゃあ、ついていってもいい?(と、首を傾げる。)   (2012/9/22 21:45:18)

天沢 ルミ…うんっ (あはは…って、ルチルちゃんの複雑そうな表情を見て、笑って。なんだか今のルチルちゃん、すっごく可愛い…!って、ぎゅーってしたくなってくるくらい。 …実際にしたら怒られちゃいそうだけど。 問いかけには勿論、うんっ!って肯いて) あ、でも、何を作るかは内緒だからねー? (にこー…っと笑って… …そこで、ふと。自分は買い物をするために家を出てきたわけだけど…) …ルチルちゃんは、ここで何してたの? (休憩? って、首を傾げて。不思議そうに)   (2012/9/22 21:49:22)

ルイアラまあ、当日に楽しみにしとくから。 …何にするかなー。(なーんて、考えながらん、っと伸びをして。) …んー、ここで?(自分の用事を聞かれれば、素直に答えかけて、んー、と思い留まる。 はて、この少女は人を疑うことをあまり知らないようだけれど。) ……ルミ、とりあえずそこでくるっと回ってスカート摘んでこっち向いてみ。(言いながらカメラを構えてみる。 説明を一切抜きにしていきなり撮ろうとすれば、嫌がるだろうか、恥ずかしがるだろうか。)   (2012/9/22 21:53:58)

天沢 ルミ……へ? え、っと…… (きょとん、と。何を言ってるんだろう?って思いながら… とりあえず。 くるんっ、っとその場で一回転。長い髪の毛と真っ白いワンピースが、ふわ…って浮き上がって……)  ……こ、こう……? (ちょっと恥ずかしそうに顔を赤くしながら。両手でワンピースをつまんで…軽く持ちあげて。 にこ…っと、赤い顔で笑って見せたり)   (2012/9/22 22:00:07)

ルイアラ……(パシャ、と写真を撮る。素直だった。)………あー、写真撮りに来たんだけどさ。 せっかくだから付き合ってよ。(ちょっとだけ意地悪に笑いながら。) じゃあ、次はそこに四つん這いになって。(無茶な要求を二発目から突きつけてみる。 ……ほとんど、相手の反応を楽しむのが目的である。)   (2012/9/22 22:06:57)

天沢 ルミんっ…… (ぴくっ…って、取られた瞬間ちょっと恥ずかしそうに震えて、目を閉じて。 顔を赤くしながら、目を開いて…) …え… し、写真? ルチルちゃん、写真取る子になったんだ…? (うん…?って、ちょっと首を傾げながら。 …しゃがみこんで…) …え、っと… よ、四つん這いって、こ、ここでっ? …お、お洋服、汚れちゃわないかな… (ううん…って、ちょっと悩みながら。 それでも… ぺたん、って、両手足、地面につけて……)  ……こ、こんな写真、ホントに撮るの……? (じっ… ちょっと涙目、ルチルちゃんを見つめたまま)   (2012/9/22 22:15:09)

ルイアラああ、うん、まぁね。ちょっと頼まれてて。(はっきりとは明言しない。 迷いながらも四つん這いになるのを見れば、くすくす、と笑って。)………撮るよ。 何か文句ある?(言いながら、涙目で見上げるルミを見下ろすように撮影する。 パシャリ、とフラッシュが焚かれて、その姿を撮影されて。)………ルミ、嫌だったら嫌ってちゃんと言わなきゃ駄目だよ。(ファインダー越しのその姿に苦笑しながら、頭をよしよし、と撫でる。 ついでに顎もよしよし、と撫でる。)   (2012/9/22 22:18:22)

天沢 ルミあ…ぅ。 も、文句は、無いけど……っ (なんだか、恥ずかしい。ちょっと俯いて… ううっ、って。ふるっ…っと、震えて…) …ぁ… …宇、ん…… (頭、よしよし…って撫でられると、なんだかちょっと安心する感じ。 ん…って、目を閉じて…) …って、ふゃっ…!? …ぁ、う、な、なんか、それ、猫さんみたい…っ (あははっ…って、くすぐったそうにしながら、それでも顎を撫でられる。四つん這いの格好のまま、楽しそうにくすくす笑って…) …ごろごろー…っ… (じゃあ、もっと猫さんみたいに。撫でられながら、頭、ルチルちゃんの手に擦り付けるようにしてみたり…)   (2012/9/22 22:26:19)

ルイアラ…(ぁ、文句は無いんだ…。と、納得しながら、恥ずかしがるルミの頭を撫で撫でして。) ……んー、猫みたいになってるとこは中々、いい感じ。(すりすりと擦りつけるルミの姿をぱしゃり、と撮影して。)……この写真、どっかに投稿してみるか。(などと言い放つ。 ほーれほれ、と顎を撫でて、頭を撫でて。猫と同じように耳の下辺りを首筋を指でかりかりと撫でて上げたりしつつ。)   (2012/9/22 22:31:39)

天沢 ルミんーっ… …にゃー…? (良い感じ…って言われたら、ちょっと嬉しそうに。撫でられながら、ルチルちゃんの手に、腰に、すりすり、すりすり。身体も頭も、擦り寄せて…)  …って… …と、投稿っ…!? …え、と、そ、そういうのは、その… …だ、ダメだよっ! (ううっ、って見上げるんだけど… かりかり、って猫みたいに撫でられてると、なんだか身体の力が抜けちゃうみたい。 ふにゃ…って、軽く…四つん這いになったまま、ルチルちゃんの身体に寄りかかるようにしながら) …お、お友達の前でなら、いいけど…その… …し、知らない人に見られるの、恥ずかしー…かも… (ぼそぼそ。精一杯の主張。赤い顔で、見上げて…)   (2012/9/22 22:38:44)

ルイアラ駄目?(ようやく駄目と言われれば少し安心。なんか、どこへでも行ってしまいそうな気がしてちょっと心配だったのだ。人のこと言えた義理ではないが。) じゃあ、この写真をかなめさんにプレゼントする?(ケケケ、と意地悪に笑いながら、顎をちょい、と摘んで持ち上げて。) ……わーってるよ、後でまたちゃんと写真撮るから、そん時はちゃんとね。 へへ、ごめんね。(言いながら、頬にそっと唇を当てて。)   (2012/9/22 22:43:55)

天沢 ルミえ… …そ、そんな写真貰っても、かなめさん喜ばないよーっ! …た、たぶん… (喜ばない、よね? って不安そうにルチルちゃんを見上げて。 …でも、攻撃が止んだみたいで一安心。 うん…って、肯いて…) ううん、全然、気にして、な… ………へっ? (あはは、って、笑って… …ぴく、って、その動きが止まる。 ……あれ? えっと、今……)  ……え、あ、う…… ……あ、あれ……? (ぱち、くり。 ちょっとおろおろ、ルチルちゃんを見上げて…… なんだかちょっとパニックになってるような)   (2012/9/22 22:53:55)

ルイアラ喜ぶ喜ぶ、多分。(くすくすと笑いながら、カメラをするりとポケットにしまいつつ。 消さない。) …? どうかした? ほら、そろそろ立てよ。(と、手を貸そうと差し出しつつ。) ………んだよ。 そんなにびっくりすんなよ。(差し出した手をひっくり返して、顔にべちん、と手の甲で裏拳。) 何、…唇同士の方がよかった?(人差し指を自分の唇に当てつつ、ぺろ、と舌を出して意地悪な笑みを浮かべる。)   (2012/9/22 22:57:51)

天沢 ルミえ…… ぁ…… (う、うん…って、ぎゅ…っとルチルちゃんの手を握りながら、立ち上がろうとして… ほっぺた、抑えたまま。顔を赤くしたまま、ふるふる、震えて…) …あぅっ? (ぺちっ、と裏拳が来る。不意撃ちに思わず声が出て、なんで…!?って、むーっ、っと見上げて…) く、唇同士はもっとダメーっ! …る、ルチルちゃん、やっぱり意地悪…っ! (むーっ…!って、ちょっとほっぺた膨らませながら。 ルチルちゃんの手、無理矢理握ろうとして。ぐいっ、っと、立ち上がろうと…)   (2012/9/22 23:05:22)

ルイアラ駄目なの?(この意地悪は根っこから、らしい。 相手が駄目! と言い放てば、ちょっと寂しそうにしゅん、として見せて、じい、っと相手のことを見つめる。 さっき裏拳をかましておいて、変わり身は相変わらず早い。) …あ、じゃあ、頬はオッケーなわけ?(と、小さな声でそっと尋ねてみつつ。 んしょ、っと相手の身体を引っ張って起こして上げる。 そのまま、ぺたり、と隣に密着して、じい、と。)   (2012/9/22 23:12:22)

天沢 ルミう… うん (こく…って肯いて。誰なら良くて、誰ならダメ…なんて、自分でもよくわからないけど… でも、やっぱりダメ。 ちょっと想像してみてから、ふるふるっ、と首を振って…) ほ、ほっぺたも、だめっ! その、び、びっくりしちゃうし…っ (わ、わわわっ、って、隣にくっついてくるルチルちゃんを見て、顔が赤く、赤く、真っ赤に。 なんだか意識しちゃうと急に恥ずかしくなってきて… どきどき、どきどき。 心臓の音、ルチルちゃんに聞こえちゃうみたいな…)  ……る、ルチルちゃんだって、そんなことしたくないよね……? (ねっ、って、こう、赤い顔のまま、笑顔。)   (2012/9/22 23:18:58)

ルイアラ……(じー、っと見つめていれば、はっきりと動揺する相手。 悪戯が大好き。 ただ、別に悪戯というよりも、相手が動揺したり反応を返してくれるのが、大好き。 そんな少女に真っ赤な表情を見せてしまえば、にぃ、と意地悪に笑って。) したくなかったら、聞くと思う?(言いながらそっと指を伸ばして、つん、とほっぺたをつついて。 ぷに。 そのまま指がつつつ、とルミの唇に触れて。 相手が動揺しそうなことをたっぷりしては、ぱ、と手を離し。)…んじゃ、かなめさんのプレゼント買いにいこっか。(くるりと振り向きながら、に、と笑顔。)   (2012/9/22 23:23:51)

天沢 ルミ…え… …え、え、えええっ!? したく、なかったら…って… …ひにゃっ!? (ぷにっ。ルチルちゃんの指が、こっちのほっぺたに触れて、沈んで。そのまま、唇に……) ……んっ…… ……ぅ。 ぅーっ……!!! (なんでか、それだけで顔が更に赤くなってきちゃう。かぁぁ…って、ほっぺたはもう真っ赤になってて。ぎゅぅっ…って握り締めた手、ちょっと汗ばんでるみたい……)  ……う、うんっ…… ……で、でも、お買い物の最中にさっきみたいなことしたら、ダメだからねーっ!? (めーっ!って、赤い顔のままじっとルチルちゃんを見て。 そのまま… とことこ。お店に向かって、歩いて……) 【こっちこれくらいで〆ちゃっても大丈夫でしょうか!】   (2012/9/22 23:36:05)

ルイアラ【はーい! 悪戯ばかりでごめんなさい!】   (2012/9/22 23:37:01)

天沢 ルミ【全然問題無いです! それじゃ、お疲れ様! またねっ!】   (2012/9/22 23:41:39)

おしらせ天沢 ルミさんが退室しました。  (2012/9/22 23:41:56)

ルイアラ(ぷっ、と噴出して。) あはははっ、もー、ルミ、どうかしたの? すっごい赤いけどさ。(分かってて聞くのだけれど、笑顔で相手のことを大笑いして。 ぎゅ、と手は握り返しながら。) はーいはい、んじゃ、帰ってからだねー。(笑顔でそんなことを言いながら、お店の方にのんびりと歩いていって。)   (2012/9/22 23:42:15)

おしらせルイアラさんが退室しました。  (2012/9/22 23:42:18)

おしらせ琴弾ことはさんが入室しました♪  (2012/9/23 23:06:52)

琴弾ことは【のんびり、森の小川をおさんぽしてますっ】   (2012/9/23 23:07:20)

琴弾ことはゆーやーけ、こやけーの… (水のせせらぎに、へにょって音程のおかしな歌声が混じります。公園からちょっぴり森を奥へ行った遊歩道、小川のほとりは、淡い金いろの世界でした。午後と夕ぐれのちょうどまん中。お空から青いろの絵の具がとけて、ハチミツいろに変わってく時間なのです) またあーしーたー………み? (お歌、終わっちゃいました。足を止めて、お口にげんこつを当てて考え込むことはです) むー。もっともっと、つづきがありました。なんだかマチガイです。むむむ? (小道のまん中でお帽子のまわりに『む?』をたくさん散らしてもギモンはカイケツしません。今日のお洋服は白いふりふりにデニムのエプロンドレス、それと平たいストローハット。ピンクの髪を三つ編みにして、ちょっぴり秋の外国旅行気分です。でもことはは、やっぱりことはなのでした)   (2012/9/23 23:15:44)

琴弾ことはえへへ、もーいーですっ (ギモンをえいって放り出しちゃうと、かわりに白い丸太でできた柵に頬杖をついて、小川を眺めることにしました) …ぅやぁ…川が、まぶしくって…お日さまが、こぼれてます… (まるで傾いたお日様が溶けて、滝になって、こうしてことはの前を流れてるみたい。水面に反射した光はあたり一面をきらめかせて、まるでふりまかれた宝物) 秋の絵の具は、みどりに赤に、オレンジ。チョコレートいろ、レモンいろに…金いろ… (まだ紅葉には早い森の木たちが、赤と緑のまだらの葉っぱを、さらさら、さやさやって秋風に揺らしてました。秋はどこかさみしい季節。それでも、こんなに色がたくさん!)   (2012/9/23 23:26:10)

琴弾ことはそれからそれから………ピンク! (いっぱいに見上げたお空は、ぎゅっと柵を握らないと落っこってっちゃいそうなくらい、広くて、高くて、深くて。そして、わた雲、ひつじ雲、うろこ雲…たくさんの形、色んな大きさの雲が夕焼けでピンクに染まってたんです。ことはの一番好きな色、桜は咲いてなくっても、春じゃなくっても、こんなところに発見です) すっごいです、すっごいですっ、ひゃあー! …あ、れ、は…イチゴさん…。あっちはあっちは、シュークリームっ (精いっぱい人差し指を伸ばして、雲をひとつずつ指差していきます。ストロベリーチョコたっぷりのドーナツに、お昼寝中の猫さん。あじさいのお花畑、雪だるま、クジラさん。ハムスターさんの群れに、お星様、ハートマーク、きれいな貝殻、お友達の顔。別のお友達の顔、別の別のお友達。それはことはの『大好き』が全部つまってるみたいで…)   (2012/9/23 23:41:11)

琴弾ことは…ぁ… (ちいさな指が、ひとすじの細い、細い雲を辿ります) ふしぎな、雲です。まっすぐ、まっすぐ、ずーっと…お空のはてまで… (ことははそのお名前を知りませんでしたけど。まるで流れ星みたいに、誰かの旅路のように。薔薇いろの地平線へ伸びてく、光の橋………ひこうき雲。どこかに行かなきゃいけない気がして、どこにも行きたくない気がして。見つめてるうちに涙が出ちゃいそうなくらい綺麗で、なんだか切ない光景) にょわー…へ、へんでした…。てへへ、ゆぅやぁけ、こやけの… (なぜか照れ笑いしてから、舌足らずな歌声と一緒に歩き出します。今度は間違わずに歌えるといいのですけど。流れる水面を、赤くてちっちゃなとんぼさんが滑るように飛び交ってるのでした)   (2012/9/23 23:54:20)

琴弾ことは【シツレイしましたー!】   (2012/9/23 23:54:44)

おしらせ琴弾ことはさんが退室しました。  (2012/9/23 23:54:46)

おしらせルイアラさんが入室しました♪  (2012/9/26 01:53:39)

ルイアラ【こんな時間ですが、暫く待機します!】   (2012/9/26 01:54:00)

ルイアラ(てーん、てーん、と地面を叩くボールの音。公園のバスケットコートの中でランニング程度の速度で、少女が走る。)……よ、っ!(地面を蹴ってふわりと浮かびあがれば、ボールを上に投げ上げて。 すぽりと籠の中に入る。)  …っし。(金髪碧眼、洋人形といった雰囲気の少女ではあるが、今日は髪をポニーテールにして、袖なしにハーフパンツと、スポーツファッション。)   (2012/9/26 01:57:50)

ルイアラ……もう、この程度のスポーツだったらできるくらいにはなったかな。(一時期すっかり体力を奪われていたものの、回復傾向。 昔は自分でいうのもなんだが、そこそこの速度で動けていたと思うのだけれど。) ………ふぃー。(汗を拭って、ぺたん、とベンチに腰掛ける。 夕方にそろそろなりかけているころだ。) ………まだまだあっつぃな、これ。(オレンジの炭酸を右手に持てば、ペットボトルを口につけて傾ける。)   (2012/9/26 02:06:50)

おしらせ九重 夢子さんが入室しました♪  (2012/9/26 02:07:19)

九重 夢子【こんな時間ですがお邪魔しまーすー( へΦωΦ)へ】   (2012/9/26 02:07:29)

ルイアラ【っと、こんばんは! どうぞどうぞ!】   (2012/9/26 02:10:26)

九重 夢子――ま、飛んだり跳ねたりするには支障は無さそうね。もっとも私としては治癒の術も無いのに怪我をする様な無茶自体を止めるべきだとは思うけど。(籠に収まった球の転がる先で呆れ顔をするのはいつもながらの白と青の和装姿の私こと九重夢子だったりする。何をしていたのかって言うと、そろそろ秋も近づいて風が気持ち良いから、夕食前に少し散歩に出ていたと言った所かしら? で、歩いていたら足元に球が転がってきたので、こうして拾い上げついでに投手の座るベンチに歩を進めて苦言を零してみたり、)【それでは少々宜しく!】   (2012/9/26 02:15:01)

ルイアラ………治癒の術なんて便利なもん、普通は無いだろ。それが無きゃ無茶できない、としたら、誰も彼もやらなくなるっての。(肩を竦めながら、ふん、と鼻を鳴らしながら。) ………こういうことやったことあんの?(と、いいながら、ボールよこせ、とパスを要求して。)   (2012/9/26 02:19:39)

九重 夢子定法に外れた理を担ってこその魔法使いがそれを言っちゃあお終いでしょうが。まあ向き不向きはあるだろうし、私の治癒能力ももどっかの教会人間程優れちゃいないけどさ。(判り易く不満な素振りを見せるルイアラに苦笑をしてみせ、次の彼女の問いと仕草には…)よっ…ありゃ。(球を構えて籠に向けて放る事で答えた。しかし赤焼けた空に照らされて地に長い影を落としながら宙に放物線を描いた球は、籠に入る事は無く弾かれて地面を転がってしまったもんだから、)…ふん。遠近感が少し狂ったかしら?前はこういうの外さない方だったんだけど。(私は所在無く頭を掻いてそっぽを向くしか無かった。)   (2012/9/26 02:27:01)

ルイアラ私の魔法は、若干ズレてるだけさ。この前の状況はまた別だけど、元々私が使う魔法は機械で代わりが効くもんばかりだよ。 今の機械でできることをとんでもなく小型にした感じ? 私はそこそこ定法から外れない魔法使いなんだよ。(と、声をかける。 てん、てんと地面を転がるボールを手にしながら、今度はこちらがジャンプシュート。 綺麗な弧を描いたボールは、すぱん、と金属に触れぬまま通り抜けて。) ……その前って、身長あったときだろ。 さっさと戻せばいいんじゃないの? それとも、戻す方法わかんないとか?   (2012/9/26 02:33:55)

九重 夢子そう言やあんたは水流操作専門の魔法使いだっけね。でもまあいろいろ便利で良いじゃないのカキ氷も結構評判良く売れたし。(定法に添って魔法使いの定法から逸れる変わり者に首肯をして相好を崩す。ルイアラが作った氷を使ったカキ氷は薄利多売が功を奏して、夏の間はそこそこ売れたりもしたのだ。)…ふーむ。そうねえ、一応皆にはこないだ海行った時に「リンゴ食べたらこうなりました」って説明はしたけど、実際の所はちょっと事情が有ってね。戻れるものなら戻りたいけど、戻るといろいろ都合が悪いって言うか…ことはとルミは知ってるんだけどね、まああんたとも浅い付き合いでも無いし話しとこうかな。(幕間の思い出を翻るのは兎も角として、私は綺麗に籠に球を放り込むルイアラの姿を眺めて眉根を少しばかり寄せるのだけど、まあ直ぐに考え直して事情説明をし始める事にした。)   (2012/9/26 02:50:59)

九重 夢子私の力、所謂霊力は生命力や気力を起源としたモノでね。アリシアの奴も霊力を使うけどあっちは確か周囲の地形からどうのって方だったかな。まあ判り易く言えば私が内であっちが外よ。――で、外を使えない内専門の私の力は加齢と共に衰えるクチでね。言わば子供の時は幽霊が見えたのに大人になると見えなくなる、とかそういうのに近いモノなのよ。……オーケー?(ものすごーく簡単に言うなら「霊力無くなって来たので魔法的な物体使って若返って無理やり霊力使える様にした。」って所かしら?最後は少し濁したけど、まあこの子なら判るんじゃないかなと思うのよね。と言うワケで説明を終えた私はベンチに腰を降ろして一休み、一休み。)   (2012/9/26 02:51:41)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ルイアラさんが自動退室しました。  (2012/9/26 02:53:57)

おしらせルイアラさんが入室しました♪  (2012/9/26 02:56:26)

ルイアラ…そういうこと。 水を吸い込んで、吐き出す。 すごく単純だろ。(と言いながら、実際のところ、という話になれば、口を噤んで相手の言葉を待つ。) ……………(ボールをひょい、と拾い上げつつ)………分かるよ。 んで、子供にしたと。 そういうわけ?(さて、と、相手を見つめ返して。) ………それって、……無理やり子供に身体を戻して、自分の中のエネルギーを出しやすくしたってこと?(改めて自分で噛み砕いて、相手に尋ねる。)   (2012/9/26 02:59:48)

九重 夢子単純だけど色々使えていいじゃない。んで、私の方はそういう事よ。ルミの所で色んな薬試したりした後に林檎を食べたのが原因かは知らないけど、こうなってから戻る様子も成長する様子も無いわね。少し気になる事と言えば――(質問には淀みなく答えて行くけど気になる事が有ると言えば有る。私はルイアラに良く見える様に右手を上げ、意識を集中させてその手に粒子状に煌く紫光を充填させた。)これ、かな。何でかこの身体になってから色が変わってね。前は青かったんだけど…(懸案事項は色。私としては何と無くだけど、「魔」が混ざって色が変わったんじゃないかなと思うのよね。まあ実際は判んないし特に不便は無いから良いと言えば良いんだけど。)   (2012/9/26 03:08:29)

ルイアラ………とりあえずだけど。 しばらく依頼全部こっち回せ。(端的な言葉だった。 ボールを抱えたまま、じろり、と睨む。) ………私は能力のことわかんないけど、それでも、ずっと感覚でやってきたからわかるんだけど。 自分の身体から出なくなったのは、身体のサインだろ。 ……治癒なしで無茶をするよりも危険だと思うけど? …………色、ねぇ。 栄養が足りないと骨が溶けて栄養になるんだってな。(と、声を漏らす。)   (2012/9/26 03:19:29)

九重 夢子――はい?いや、あんた急に何言ってんのよ。流石に全部任せられるワケ無いでしょ。特にあんたは色々憑かれ易いタチみたいだし、あんたでもやれそうな仕事は私が選んであげるわよ。(余りに唐突な言葉に少しばかり瞠目して、その後に声を殺して喉で笑う。身体のサインと言われてもそれは続いて、ルイアラが最後に呟くのが終わった所で漸く止まった。)そうねえ、でも、私に今更祓い屋以外の生き方なんてないもの。元より危険な生業だし、畳の上で死ねるだなんて思っちゃいない――って何その喩え。まるで私の血が混ざって紫になったみたいな言い方しないでよ怖いわねえ。(物騒な物言いに判り易く渋面を作って言い返す。でも思い返せば白髪が増えたりと言う事は有った。…単に同居人が増えて慣れない生活による疲れとかだと思ってたけど…)…無い無い。ま、私は大丈夫よ。無理な事はしないし、危なくなったら逃げるし…でも心配してくれるのはありがたく思っといてあげる。ありがとね。(気のせいよね、うん。私はベンチから立ち上がると怖い顔をしているルイアラの頭を撫でる様に軽く二度叩いた。)   (2012/9/26 03:31:39)

ルイアラ生き方を変えろ、なんぞ言ってない。(頭を撫でるようにしたその手を、ぱしん、と掴んで。) ……無理だから搾り出してます、なんて戦い方が祓い屋としてプロなのかね。 力を内からじゃなくて外から取り出す方法が無いってんならわかるけど、そういう奴もいるんだろ? そういうのを覚える時期に来てる、って考える方が自然じゃないの? ……………私がポンコツだと思うんなら、そのポンコツが壊れる前にさっさと覚えるこった。 ……お前は、私が道具を使って魔力を引きずり出してる状態を「無理をしてない」って言ったら、そうかい、って言うの?   (2012/9/26 03:37:04)

2012年09月16日 01時30分 ~ 2012年09月26日 03時37分 の過去ログ
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