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「―――囚われ。」の過去ログ

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2013年01月04日 15時08分 ~ 2013年12月26日 13時50分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

喜多村紫(冷たい硝子の感触に身体を押し付けられると、上擦った声を上げた。拉げた顔は半分冷たく半分熱くなっている。押し潰された胸についた鈴が乳房に埋もれて引き下げられると痛みに苦痛な表情を浮かべて近づけられた指先は淡く緩んだ唇に触れた)あぐ…ふ…や…ッだ…(視界に入った通行人が一人二人と足を止めているように見えたがぼやけた映像では定かでは無い。もっと沢山の人の見世物になっているのではないかと羞恥心に身悶え、滑る割目に挟まれた鈴はもう用を無さ無い塊としてそこにあった。涎は窓を伝って下に流れてゆく、太腿の間にはとめどない蜜が溜まっていた。足を開けば地面に染みを作るほどの蜜が甘く牝の匂いに変わってコートの中を満たしている)   (2013/1/4 15:08:40)

神尾謙太郎(指先で幾度か唇をなぞったところで…後頭部から掌を離した。腕を抱き、硝子から紫をそっと引き離すと、ショーウインドウに背を向ける。立ち止まりかけた通行人が罰の悪そうな表情をして歩き出す姿が見えた…)よくできたね、このニット、買おうか…。(腕を抱いたままで店の硝子だけの扉を開ける。紫とさほど歳の違わないような店員が張り付いたような笑みを浮かべて近づいてくる。――いらっしゃいませ。)【此方これで〆です】   (2013/1/4 15:14:00)

喜多村紫【〆ありがとうございました。此方も便乗させていただきます。お相手ありがとうございました。】   (2013/1/4 15:14:59)

神尾謙太郎【お疲れ様でした。半年前の回想だけど季節設定がぼろぼろ。すみませんでした。お部屋ありがとうございました】   (2013/1/4 15:15:14)

おしらせ喜多村紫さんが退室しました。  (2013/1/4 15:15:15)

おしらせ神尾謙太郎さんが退室しました。  (2013/1/4 15:15:39)

おしらせ喜多村史裕さんが入室しました♪  (2013/1/9 13:36:39)

おしらせ喜多村 緑さんが入室しました♪  (2013/1/9 13:36:47)

喜多村史裕【お部屋お借りします。此方から書き出ししますね】   (2013/1/9 13:38:04)

喜多村 緑【お邪魔します。宜しくお願いします。】   (2013/1/9 13:38:24)

喜多村史裕(あの日から妻とのセックスの回数が増えていた。新婚の頃のようにと言えばいいだろうけど、セックスの仕方は変わってきていた。一緒に風呂に入ってみないかと誘ったのはその延長線にあって、それは新婚の時もしてない事だった。湯船の中から身体を妻の姿を見るのは従って初めてのことだった。いや、温泉旅行で一度ぐらいあったろうか。やや斜め後から見る妻の裸、乳房の膨らみが揺れるのが卑猥に見える)   (2013/1/9 13:48:38)

喜多村史裕【すみません、「身体を妻の」 → 「身体を洗う妻の」です】   (2013/1/9 13:50:29)

喜多村 緑(―――「愛している」からこその異変に気がついたのはあの日。負けたくなかった、紫にだけは絶対に。あの日から、私の身体に触れる夫の手が愛しい物よりも、苦しい物に変わっていた。快感に溺れるようなセックスをする度に、こんな事を紫としたの?と嫉妬に胸を焦がしその嫉妬が激しい興奮を連れてくる。身体を洗う場面というのは不恰好で見られたく無いとずっと拒んできたけれど、これに応えなければ妹に負けるんじゃないかという強迫観念が首を立てに振らせた。手早く身体を洗い、泡の中で肉襞を丁寧に撫でた、この後夫が舐めるかもしれない場所…そう考えただけで身体が火照る)…何だか恥ずかしい。こういうの苦手だわ…。【訂正ありがとうございます。】   (2013/1/9 13:55:53)

喜多村史裕(妻が自分の行為に答え始めた理由を詮索するつもりも無かったが、自分がこんな風に妻と接するようになった理由は判り切っていた。湯船から出てると椅子に座っている妻の後に屈み込み、まだ泡で濡れたままの乳房に両手を回す。たっぷりとした膨らみを持ち上げるように撫で上げ…それから脇の下にその両手を滑らせる。正面の鏡に映る妻の顔を見ながら脇の下から二の腕を持ち上げていく。耳に両腕がくっつくほど垂直に妻の腕を持ち上げて見せながら…)産毛生えてる…。剃って上げようか? (両手の指先で脇の下を弄びながら言った。こんなことを妻にいえる自分が嘘のようだ)   (2013/1/9 14:03:06)

喜多村 緑(昨日処理したばかりの脇に生える数本の毛を撫でられ、言いようの無い恥ずかしさに鏡に映った自分を直視できなかった。腕を持ち上げられたまま夫を振り返り、本気?と言いたげな瞳を向ける)…剃りたいの?(恐る恐る発した声は震えていた。たかが腋毛を処理するだけの事で息を飲む程の緊迫感を感じている自分が子供じみているように感じて悔しかったのだ。普段使っている剃刀を手渡してから、上擦った声で夫に話しかけていた)ねぇ、優しく上から下にして…(処理の仕方など知らないだろう夫への言葉がやけに卑猥に聞こえて声は小さくなる。泡に包まれた乳房が痛い程先端を固くしてそこにあった)   (2013/1/9 14:08:22)

喜多村史裕(ああ、剃りたい。そう素直に答え、妻の前に回った。右腕の、肘の辺りを掴み…妻から渡されたT字の剃刀。女性用らしくピンクのそれは頼りなく見えた。左手で妻の右腕の肘を握って持ち上げたまま、脇の下に剃刀を当てた。まだボディシャンプーの泡がわずかに残るそこに上から下に剃刀を動かす。泡を取り除くように。左も同じように剃り終えると…シャワーを、掛けた。つるりとした脇の下に唇を這わせる。大きく舌を伸ばし…舐めながら妻の顔を覗き見た…。)緑、感じる? (訊きながら右手の親指で乳首をなぞる。答えを聞かないうちにまた腋を舐めていた)   (2013/1/9 14:15:54)

喜多村 緑(僅かな抵抗が肌を拭っただけに感じたそこは、いつも以上に敏感になっていた。泡を流した後に押し付けられた夫の唇に上擦った声をあげる。家族が起きるのを恐れて声を押し殺しながら息はあがる)…はぁ、感じる。そこ…いい…(腕を頭上で組んだまま胸を揺らして大きく息を吸い込み、溜め込んだ吐息を湯気がけむる天井に吐き出した。艶かしい情景が鏡に映り、こんな事をされて素直に感じてしまう自分は嫉妬によって壊れた理性を手繰り寄せるように腕を夫の首に絡めようと下ろし始める。くすぐったさの中にざらつく舌の感触が膣を蕩けさせていた)   (2013/1/9 14:22:49)

喜多村史裕(疼きの中で勃起が始まると、両手を妻の腰に当てて身体を持ち上げるように立たせた。今度は何をしたいかは口に出せなかった…。妻を湯船の縁に座らせると両膝を軽く握った。それを左右に広げていく。妻の外膝が湯船の外側に触れるほど、脚を広げたところで…濡れた妻の陰毛をまじまじと見つめた。膝を握った両手に力を込める。内側から湯船の外側に押し付ける妻の脚。濡れた陰毛から覗く突起と襞。)さっき、見てたよ、ここ、綺麗に洗ってただろ?(そう囁いてから徐に、シェービングクリームを手にとってたっぷりと陰毛に擦り付けていく。改めて剃刀を手にしたところで妻の顔を見上げた)   (2013/1/9 14:31:03)

喜多村 緑(夫の太腿の間に揺れるそれは、ベットで見るよりも生々しいように見える。押し広げられる脚に両手は尻肉の下に挟みこむようにして体重を湯船に預けながら、さっき丹念に洗ったそこが開くのをじっと見つめていた)…貴方舐めるもの、汚いと嫌でしょう?(恥ずかしさを押し殺しての答えは気が強い女のように聞こえるだろうか。赤い顔はバスルームだから目立たないだろうけれど、シェービングクリームをそこに塗り広げられるのを感じれば首筋から肩にかけてまで見る間に真っ赤に変色した)あ、貴方?何を…(言葉を飲んだ。以前の自分ならば「何考えているのよ!」と突っぱねている所。剃刀と夫の顔を交互に見つめながら尻肉に挟んだままの両手を動かすこともせずに息を飲む。どうにかなりそうなほど恥ずかしさが込上げ、子供の様に目を閉じた)   (2013/1/9 14:38:18)

喜多村史裕(左の肘を張り、その肘で妻の右の内腿を押さえつけた。指先で下腹部の皮膚を上に引き上げる…。親指でそうやって引き上げると…自然に薄れていくクリームの泡の中で、頭を擡げるように突起がさらに露になった。そのすぐ脇に剃刀を当てる。脇の下の時とは違う手ごたえがあり、妻の股間の毛が剃られていく。下腹部からなだらかに続く恥丘が幼女のようになる…。)ここ、伸ばしてて…。(妻の右手を握り、外襞の、外側に指を当てさせた)   (2013/1/9 14:43:08)

喜多村 緑嫌…貴方っ…嫌よ…そんな…(引き攣れるような鈍い痛みと共に生え揃ってから殆ど手をつけていない陰毛がそり落とされていく。手を導かれるままその場所を押さえながら鳴声のような喘ぎを漏らしていた)嫌…ねぇ、お願い…恥ずかしくて死んでしまいそう…(自分でも久しく見ていない割目が顔を覗かせ、そこから小さな突起がピンク色の頭を硬くして露出していた。陰毛のないそこは少女のように白くなだらかでは無く、少しだけ着色しているそこが卑猥に見える。涙目で見つめる夫の顔はどこか嬉しそうに見えた)   (2013/1/9 14:49:46)

喜多村史裕ずっとこのままでいればいいよ…。みんな見える。誰かに見せるわけじゃないだろ?(自分はしゃがんだ姿勢のままだった。丹念に…妻の性器を露にするために剃刀を動かし続け、剃り終えると軽くお湯を掛けた。僅かに赤みを帯びたような剃り跡を親指で撫でる…。襞を下から上に押し上げるようになぞり、それから隠れようのなくなった突起も親指の腹で擦る。人差し指を挿入していくのもごく自然にしてしまっていた。人差し指を半ばまで挿入するとゆっくりと腰を上げて顔の高さを妻に合わせた。妻の表情を見つめながら、…指を動かす。内襞をゆっくりと嬲るように。)   (2013/1/9 14:57:23)

喜多村 緑(誰かにみせる訳じゃ無いからこその恥ずかしさ、自分と夫しか分からない秘密の儀式を終えると不思議と高揚感に変わっていく。人差し指を抵抗無く飲み込んだ膣は熱く溶けて、糸を引いて蜜が垂れてゆく)あぁ…貴方、其処…そこ、いいっ…(ゆっくりと指が内壁をなぞり煽ってゆくと、向き出しになった硬い芽が痛い程疼き中から触れられているように赤みを増してゆく。夫の顔を見つめ切なげに顔を歪めながら、バスルームに響く声を抑える事を忘れていた)はぁはぁ…あ、凄いの…恥ずかしいのに、だめぇっ…(卑猥な音のタイミングに合わせて腰が揺れ、いつの間にか立ち上がってしまっていた。夫の肩に手を置いて太腿を開き淫らに蜜を夫の肘まで流して理性を壊す羞恥心に身を焦がして)   (2013/1/9 15:05:11)

喜多村史裕(立ち上がった妻の左足は、もっと股を広げられるように湯船の縁に乗せた。妻が身体を支えられるように自分は中腰のまま。それから妻の右手を掴んだ。剃るときにそうさせたようにその手を股間に導く。指を入れたまま、妻の右手の人差し指の根元を掴んだ。これも拒否しないだろうか…。片足を湯船の縁に乗せ、いままで見せたこと無い卑猥なポーズを取る妻の指を膣の中へといざなっていく…。)ねえ…こんなふうになるんだよ、緑も…。こんなふうに…。(蜜音を鳴らす膣の中で妻の指を自分の指で無理やり動かしてやる…。指も、内襞も、一緒に掻き混ぜるように嬲り続けた…)   (2013/1/9 15:12:46)

喜多村 緑(膣の中に導かれた人差し指が痛い程締め付けられるのを感じるまで時間はかからなかった、夫の指と絡む指が新しい快感を呼ぶと、激しく水飛沫を立てて透明な水分が洗い場に飛び散った。勿論、夫の身体にもかかるそれは、こんなに出るのだろうかと驚くほど大量の潮)ああっ、あ、ああっ…壊れるッ、私…壊れるの?壊れちゃうの…?(思考が停止した脳は幼稚な台詞を吐かせる。羞恥心でショートした自分は夫がしたい事を受け入れていた。高すぎるプライドもいつの間にか消えてしまって、壊される人形のように卑猥なポーズを取りながら腰を振る。絶頂という言葉では足りない反応が身体を突抜ければ、浴室には尿の匂いが漂っていた。逝き過ぎて漏らした…最初の日。夫に壊された身体はもう戻る場所は無かった。)   (2013/1/9 15:21:04)

喜多村史裕(妻が逝くと、湯船に妻の体を向けた。尿の匂いがするそこに、もう限界に近いほどに勃起したものを無造作に突っ込んだ。両手首を握って後に引く…。前にやや折れた妻の体を貫くつもりでゆっくりと腰を前後に揺する…。妻の返事はまだ聞いていなかった。この身体を別の男に委ねる…。ふと不安がよぎる。もうこんなに反応する妻でいいのではないかとも思う…。そんな考えを打ち消したのは、頭に浮んだ紫の裸身だった。乳首から伸びるチェーンを揺らし、クリトリスに通されたリングを牽かれて逝く紫。射精が終わったら、妻の返事を聞こうと思った…。)緑、いいよ、ここ…。(握った手首を一纏めに妻の臀部の上に押し付けると、前に回した右手できつく妻の揺れる乳房を握り締めていた)   (2013/1/9 15:29:00)

喜多村 緑(身体の中心を貫かれるような快感に身体を揺らし、痛い程握られた右胸は卑猥に変形していた。熱い屹立を受け止めた膣は痙攣を繰り返しながら、絶頂にまた登りつめてゆく。――脳裏には、告げられた夫の頼みの台詞が何度も木魂していた。SMを始る事。他の男に預けて調教を受ける事…考えられないと突っぱねる事が出来なかったのは、夫の真剣な瞳が自分を見ていないような気がしたからかもしれない。二度目の絶頂を迎える直前、両足を突っ張り大きく背中を仰け反り、大きく息を吸い込んだ)逝くっ…貴方、逝くっ…私、逝く…貴方にされて…いくぅっ…ッ!(愛しているのだ、妹の身体に興味を持った男だろうと、喜多村史裕という男を失うくらいなら頼みを承諾しようとこの時心に決めた。)   (2013/1/9 15:36:49)

喜多村史裕【これで〆ですね。お疲れさまでした。また宜しくお願いします】   (2013/1/9 15:38:02)

喜多村 緑【お疲れ様でした、また宜しくお願いします。お部屋ありがとうございました。】   (2013/1/9 15:38:30)

おしらせ喜多村 緑さんが退室しました。  (2013/1/9 15:38:49)

おしらせ喜多村史裕さんが退室しました。  (2013/1/9 15:38:57)

おしらせ城嶋桜子さんが入室しました♪  (2013/3/1 03:42:55)

城嶋桜子(安物のオフィスチェアに三角座る女の首に、太い赤の線がぐるりと描かれていた。それは、生々しく、濁った、縄で結ばれた痕。否、能動的に結んだ痕。――― ワンルームマンションの一室。むき出しの蛍光灯が天井に設置されているものの、それを使うことは殆どなく。デスクに置いたライトのみを使った。それ以外にも、パソコンのモニターが部屋を照らすし、ベットとデスクとローテーブルをおけば、一人でも窮屈なこの場所を明るく照らし、改めてものの位置を把握する必要がそもそもない。いまだって、オフィスチェアの一つに腰掛けたまま。その場所から動くことはなかった。僅かに暖かくなったいまですら、エアコンの温度は真冬設定で、それで椅子に座る女は、キャミソールとショーツだけ。痛々しくざっくりと切られた黒髪は、時折彼女の方をなでた。)   (2013/3/1 03:54:30)

城嶋桜子(狭い室内にも係わらず、調度品の統一はなされておらず。デスクはマホガニーのやわらかいものであるのに、椅子はクッション部分が悪趣味な紫色のオフィスチェア。パイプベットに、ローテーブルは真っ黒で、板はガラス張り。“生活に困らない”ためだけに集めたことは、一目瞭然であった。手入れされぬ、ローテーブルのガラスは指紋と細かい傷だらけ。愛着も、愛情もなかった。しかし、シングルベットのシーツとカバーだけは、真っ白で、皺一つなかった。――― かちゃ、り。 小さく響いたのは、鍵穴に鍵を通した音だった。焦点のあわぬ虚ろな目でモニターを見つめていた眼は、一瞬で生気を取り戻し、ぐるんと顔を扉へと向けた。熱い眼差し。はあ、と漏らしたのは、歓喜の溜息。)    (2013/3/1 04:01:53)

城嶋桜子(犬の如く、椅子から飛び降りると、向こう側から扉が開く前に、女が扉を開いた。立っていたのは、三日前も見た男。仕事帰りの為、気を張る必要はないのか、ネクタイは緩く、ボタンも上から二つまで開いていた。) ――― ねえねえねえねえ、どうしてきてくれなかったの? (まだ靴も脱がぬ男に抱きつくと、汗の匂いがついたワイシャツへと顔を押し当てた。男の匂い。三日前と同じ匂い。流石に、靴を脱ぐ要請には従うのか、一度離れると再び、片腕へと巻きついた。) あのね、きてくれないから。首輪してみたの。 (すうと指先でなでたのは、縄の後がついた自分の首元。暗がりでも分かるほど、男の視線は、酷く冷たく。しかし、そのようなことはどうでもよかった。肝心なのは、寝台の上での出来事のみ。三日前と同じく、ベットの上に押し倒されると、あとはもう縋るだけだった。) ――― あいって、中に出すことだよね。 (その言葉だけに男は小さく頷くと、女を―――)   (2013/3/1 04:11:59)

おしらせ城嶋桜子さんが退室しました。  (2013/3/1 04:15:32)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/2 13:48:20)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/4/2 13:50:49)

坂井繁之【お部屋お借りしました。よろしくお願いします。こちからスタートしますよ?】   (2013/4/2 13:52:01)

柿沢麻矢【お部屋お邪魔します。はい、よろしくお願い致しますです。】   (2013/4/2 13:52:30)

坂井繁之(左遷された。地方都市の出張所的な部署の事務担当。でも出世欲もなければ私的な束縛もないため勤務地がどこであろうとさほど気にすることもない。そこは「社員寮」とは名ばかり、下宿屋と呼ぶほうがしっくりくるような建物。木造総二階建て、築20年はゆうに超えていそうだった。8畳一間。唯一気に入った出窓に腰掛け、あらかた片付いた室内を見渡した。――管理人に挨拶してくるか。母屋にいると聞かされた管理人は到着した時は留守。その母屋を窓から見下ろしながら、畳に置いた紙袋を拾い上げた。出社は週明けから。ラフな部屋着で挨拶にいって大丈夫だろうかとすこし迷っていた)   (2013/4/2 14:05:36)

柿沢麻矢(柿沢タマは私の祖母でありこの建物はずっと昔に祖父が下宿屋を始める時に建てた物。この辺りで、中々古い建物を見なくなった今、どこかの会社の社員寮として委託を受けていた。今日も一人、新しく人が入ってくるので、空いている部屋を掃除したのはつい先週の事。見上げた細く急な階段を上って二つ目の部屋がその部屋だった。足音を立てないように踏みしめながら急な階段を上り部屋の引き戸をノックした。)すみません、いらっしゃいますか?(手に持った封筒に入れたのは、共同生活の決まり事や、利用のし方を簡単に書いたもの、引き戸に耳を近づけ反応を待った。)   (2013/4/2 14:11:47)

坂井繁之(紙袋――それは管理人へのお土産だった――を拾い上げるタイミングで声がした。持ち上げた紙袋を手にしたまま、引き戸を開ける。ごく近い距離、声を掛けたのはこの若い女らしい。若い?ざっと見て中学生か高校生だ。およそ社員寮で最初に声を掛けられる相手ではない。開け放った引き戸から一歩後へ下がる。三つ網にしているらしい髪形が目に留まる。なぜだか背後の出窓へ顔を向けてからまた来客の存在を確かめ直してしまった)えっと、……君は? (同僚の娘とかだろうか。貧困な発想ではそのぐらいしか浮ばない)   (2013/4/2 14:21:29)

柿沢麻矢(引き戸が開くと、薄暗い廊下に日が差し込んだ。逆光だった為、新しい住人の顔ははっきり見えなかった。いつもの事務的な話はすらすらと口から出る)始めまして、此処のお世話をしてます柿沢麻矢と申します。今日からこの寮で生活する上で必要な事を書いてありますので読んで置いてください。それと、朝部屋の前に洗濯物出しておいて下さい。乾いたらお部屋の前に置いておきますから。(愛想が良い方ではないと分かっている。事務的な事をあれこれ工夫して言っても無駄だと思ったからやや棒読みであったのに後悔は無い。やっと慣れ始めた目には三十代だろうという男性の顔が映っていた)   (2013/4/2 14:27:58)

坂井繁之はぁ…、はい…。(気の抜けた顔で相槌を打ってしまっていた。こんな説明をするということはつまりはこの少女が管理人? 事情を聴くのはまだ先の事になりそうで、少女=管理人らしい 事だけを理解して、自己紹介をした。)本社から来た坂井です。宜しくお願いします。あの、これ…つまらないものですが…(手にしていた紙袋を受け取った封筒と交換するかのように差し出した。東京駅の売店で買ったお菓子だった。何から聞くべきか。歳?下の名前?そんな事を聞いてその辺のおやじと思われることは一向に構わないが、この年代の少女と意思の疎通を図るのは難儀なことだ。)あの、洗濯物って…ここ、洗濯してもらえるの?   (2013/4/2 14:36:42)

坂井繁之【すいません、名前ゆってるし。歳?下の名前?→歳?に脳内変換お願いしておきます!】   (2013/4/2 14:38:14)

柿沢麻矢(お土産の袋を手渡され、袋の中身を確認したのは洗濯物を渡されたと思ったからだったが顔には出さなかった。坂井という名なのは知っていたけれど、ぺこりと頭を下げた)食事、洗濯は私がします。お風呂は共同で一階にあります。お手洗いはそっち。洗面所はあっち。冷蔵庫は押入れの中に小さいのがあるので個人的な物はそこに入れてください。食堂にある冷蔵庫に入れる時は名前を書いて置いて下さい。(一呼吸で此処まで言えるのは、何度と無く言いなれていたから。中学を卒業して直ぐ、祖母の変わりに此処の仕事を引き受けていた。勉学は進んでしたいとは思わないが好奇心は旺盛な方だと思う。にこりとも笑わず片手に下げたお土産のお菓子を袋の中で揺らした)【あー、はいはい。大丈夫ですー。お気になさらずですよー。】   (2013/4/2 14:43:52)

坂井繁之(寮の説明をする少女を観察してしまっていた。彼女が16歳で高校には行かず名義上の管理人である祖母に代わって実務をしていることを知るのはすこししてからのことである。今は彼女の説明にさっきと同じように曖昧な相槌を打ちながら、その度ごとに指し示された方向に顔を向け、その度ごとに彼女の顔へと視線を戻すことを繰り返していた。開けられたままの押入れには確かに冷蔵庫があり、ここへ上がるときに覗き込んだ階下の一番広い部屋が食堂なのだろう。そこにも冷蔵庫が確かにあった。付箋の貼られた冷蔵庫の扉を思い出す。そして難問。)みんなは君のこと、なんて呼んでるのかな…? (それは同僚にでも聞くべきことかも知れない。管理人さん?)   (2013/4/2 14:52:55)

柿沢麻矢(紺色のスカートのわきで揺れる都会のお土産は軽い。食堂のテーブルの上に酒井さんからお土産です。一人二つまで!と書いておく事にしようと思った。)私?あのーとか。君君!とか。麻矢ちゃん。とか…人によりますね。そろそろ、祖母が帰ってくる頃なので帰ってきたら呼びにきます。夕食は、18時から食べられますよ。(薄い桜色のブラウスにグレーのカーディガン、いつもの格好だった。今から集めた洗濯物を干して、掃除。その後、坂の下の寂れた商店街に夕食の買出しに行く。少し暖かい予報が出ていたから、カーディガンは脱いでも良さそうな天気だった。酒井さんの背後の大きな出窓から差し込む光がそう思わせていた)   (2013/4/2 15:01:42)

坂井繁之ごめん、それ鳩サブレだから…(今更ながらに彼女が渋谷あたりにいる同年代の少女達とどこか違うことに気付いた。それは単に都会と田舎の違いだけではないということを理解していくのはそれこそ先に事になる。35歳独身という「くくり」という意味ではなく、個人的にこの年代の少女に苦手意識がある。苦手というよりも接点がこれまでなかったと言ったほうが正しいだろう。結局、呼び方を決められないままに、おばあちゃんが戻ったら改めて挨拶に行くことを告げた。これから寮の雑務をするであろう彼女を見送りながら、引き戸を開けたまま、窓辺に戻る。平日の午前10時過ぎ。社員寮は窓から吹き込む風にカーテンが揺れる音が聞こえるほど静かだった。見下ろした中庭に物干しのポール。)   (2013/4/2 15:16:30)

柿沢麻矢(鳩サブレと言われた紙袋を身体の正面に引き上げて改めて礼を言った。頭を下げると無意識に空模様を出窓の外の空から伺った。)ありがとうございました。他の住人の人とは仲良くしなくても良いですが、喧嘩はしないで下さいね。私が嫌いなんで。それじゃ…また後で。(身体の向きを変えて階段を降りる、下には上りたそうな住人が此方を見上げて手を振っていた。早足で降りる音は軽快で、小さく待ってもらったお礼を言うと洗濯機から出して畳んである洗濯物をかごに入れて食堂から前の物干場に出た。風が良いから直ぐ乾くだろう、背伸びをして大きなシーツを引っ掻けると掌で皺を伸ばすように叩く。青空に吸い込まれるような軽い音。いい天気が気持ちよかった)   (2013/4/2 15:24:17)

坂井繁之(大人、になってから喧嘩をしたことなどなかった。大きなシーツが風で揺れるたびに、管理人である少女の顔が見え隠れした。窓枠に肘を突く。遠くに視線を移すと、ここが比較的高台にあるのだろう、低い建物だけの町並みを見渡すことができた。その先には山並み。洗濯物を干す彼女が視線をあげたような気がして、小さく上げた手を振ってみせた。坂道を年配の女性がゆっくりと此方に向かって上ってくるのが見える。彼女のおばあちゃんだろうか。出世欲は無いけれども、満員電車に揺られる生活に疲れていたのかも知れないと、ふっと思う。肘に凭れたままで物干しに増えていく洗濯物を飽きることなく眺めていることができた)   (2013/4/2 15:33:37)

柿沢麻矢【お疲れ様でしたー。とってもいい感じだと思うのです。また続きよろしくお願いしますですよ。】   (2013/4/2 15:35:46)

坂井繁之【目指せ、純愛…違う?お疲れ様でした。またお願いします!】   (2013/4/2 15:36:22)

柿沢麻矢【お部屋ありがとうございました。またですー。】   (2013/4/2 15:36:40)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/4/2 15:36:45)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/4/2 15:36:59)

おしらせ柳川茜さんが入室しました♪  (2013/4/3 21:58:53)

柳川茜(入居者の少ない、がらんどうのマンション。無機質に並ぶ玄関口の一つに駆け込み、可愛らしいキーホルダーを片手に急いで鍵を開く。乱雑に靴を脱ぎ捨てると玄関に上がり靴を揃え、ばたばたと足音を響かせて一室へと小走りに歩み寄る。)――(きぃ、と僅かに軋む音を立てて開かれる扉。部屋に居る人影を視界に入れると、それはそれは嬉しそうに微笑みを広げ)たーだいまっ ごめんね、待った?(椅子に座る相手へと視線を合わせるように屈んで、明るく笑いかけ)   (2013/4/3 22:08:21)

柳川茜…あーごめん。コレじゃ見えないよね。ちょっと待って、今外してあげる。(椅子に座らされた相手の目に巻かれた布に今気付いたように唇に手を宛て、後ろに回って硬く結ばれた結び目を解き)…えっへっへー、ごめんね?先輩に相談されちゃってさぁ。私なんかに相談しても良い結果なんてでないのにねー?(はらり、と解かれた目隠し。落ちる布に構わず楽しげに語りは続く。)   (2013/4/3 22:16:20)

柳川茜だーいたい、さ。相談する時ってのはもう答えは出てるって相場が決まってるもんだよねー。(大仰に肩を竦めるとライトを点けるべく手を伸ばし、紐を引けばカチと小さな音と共に蛍光灯が簡素な室内を照らし出す。分厚いカーテンで閉ざされた窓。パイプベッドに一客のデスクチェアとそこに座る人物。それから歌うように話す少女。それが其処に有る全てだった。デスクチェアの前に回り、相手の膝に腕を預けてふうと息を吐き)……ね、そう思うよね?(見上げて微笑みかける。僅かに首を傾げると、サイドで結われた髪が答えを期待するように踊り。だが、勿論答えは――返ってこない。あったとしても、それらは全て猿轡によって遮られ言葉になる前に消えてしまう)   (2013/4/3 22:27:45)

柳川茜(けれどそれでも。だからこそ、少女はとても幸福そうに笑みを広げた。)…あのね、聞いて欲しい事一杯あるんだ。(制服の袖で口を隠し、はにかむように笑って見上げ。)学校の事、私の事、君の事……あ、これ一番だよ!私がどれだけ、君が好きか!(夢見るように指折り数えて呟き、ぱっと笑顔で、揺れる頬に手を伸ばす。)   (2013/4/3 22:37:09)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、柳川茜さんが自動退室しました。  (2013/4/3 22:57:18)

おしらせ柳川茜さんが入室しました♪  (2013/4/3 22:57:21)

柳川茜…君がね、大好きなの!(膝立ちで上体を伸ばし顔を覗き込んで、恥かしそうに頬を染めながら、けれどそれがとても誇らしい事のように破顔し、伸ばした手でこけた頬を包む)…だから、ね……?早く素直になって欲しいなぁ……“これ”、外しても良いくらいに…(頬を滑る掌が猿轡に触れる。強請るように甘い声を出し、間近の顔を双眸を覗きこむ)【あう、失礼しました。と、まあ、このようなシチュで御座います。改めまして今晩は、お部屋をお借りしております。日に日に密かに病んでいき、唐突に行動に出た少女。経過三日目、という所でしょうか。24時付近までソロルを回しつつ待機させていただきます。】   (2013/4/3 22:58:08)

柳川茜――うん、本音を言うとね…早く声、聞きたいんだ。……とっても優しい君の声。君の「声」も、大好き。(夢見るようなあまい声の囁きを落とし、ゆっくりと瞬く。その両の瞳に映るのは、後ろ手に拘束され、声すらも出せないようにされた恋しい人の姿。然しそんな事は全く無い事のように、甘く甘く、恋人に甘えるように瞳を見詰め)…あ、でもね。君が応えてくれなくても……私は君が好きだから。ずっとずっと、好きだから。(脱力しきった体をふんわりと包むと、柔らかく唇を重ね)   (2013/4/3 23:14:29)

柳川茜(ちゅ、と音を立てて唇を吸い、文句を言いたげに揺れる喉にふふと笑い声を零し、落ちてきた髪をかきあげながら唇を離す。人形のように椅子に座らされた愛しい男。それが異常な光景だと少女は理解していたが、其れでも解放するなんて事、思いつきもしなかった。)――ねえ、こういうのってさ。きっと「愛してる」って言うんだよね。(ふっと思いついたように笑い、ほんの少し恥かしそうに問いかける。答えは勿論無くて、二人分の息遣いと沈黙が流れる中それでもやはり少女は幸福そうに微笑む)…愛してる。君の事、愛してるよ。ずっとずっと、離さないから……。( ――例え 君が死んでも―― 甘い言葉を紡ぐ唇は最後にそう、声に出さずに囁き)…さてっちょっと濡れちゃったし、お風呂に入ってくるねっ(腕を離し笑いかけると手を振って歩き出す。後ろ手に引いた扉は、ぱたんと酷く軽い音を立てて、静かに閉じた――)   (2013/4/4 00:01:26)

おしらせ柳川茜さんが退室しました。  (2013/4/4 00:01:35)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/4/4 13:21:07)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/4 13:21:08)

柿沢麻矢【こんにちはー今日もお借りします。よろしくお願いしますー。】   (2013/4/4 13:21:51)

坂井繁之【お部屋お借りします。それでは続きからですねー?よろしくお願いします】   (2013/4/4 13:22:03)

坂井繁之(転勤後の最初の残業を片付け、寮に戻ったのは23時を回っていた。慣れてきた玄関を抜けると、板張りの廊下に食堂の灯りが漏れている。スリッパを引っ掛け、スーツのままで食堂へと足を運ぶ。幾つか並んだテーブルのひとつに二人分の食事のトレーがまだ残されていた。伏せられた茶碗と汁碗。トレーの端をそっと指でなぞる。夕方、パンを食べた切りで空腹であることを思い出す。――ごはんはジャーに入ってるのかな? キッチンのあるカウンターへと視線を移す。……あ?)   (2013/4/4 13:30:08)

柿沢麻矢(昨日母親から送られてきた本はドイツの推理小説、カウンターに頬杖をついて視線を走らせる。両親は今ドイツに行っている事が分かるくらいで、その他の事は分からなかった。それを気にした事もない自分は何か欠落しているのかもしれない。母親のメールアドレスには面白い本をありがとうとだけ書くのは通例だった。人の気配がするまで夢中になって読んでいた分厚い本から目を上げて小さな声で出迎える声をあげた)お帰りなさい。お疲れ様でした。ご飯、食べます?(片付けの関係で、最後の人と食事する事にしていた。揚げ油に火を入れて返事を待った。今夜はアジフライ。)   (2013/4/4 13:37:12)

坂井繁之あ?居たんだ…。ただいま。(寮とはいえこんな遅くまで食事の世話をしてくれるとは思いの外だった。二人分…。まだ帰っていない社員がいるんだろうか。自分以外の社員はほとんどが現地採用の現業部門の社員の筈。現場でまだ残っているやつだろうか。)遅くなってごめん…うん、食べさせて貰う。(カウンターに本が載っているのがちらりと見えた。そのまま背を向け、スーツを椅子の背凭れに掛けた。揚げ物の美味しそうな匂いが広がる。この一週間、食事はほぼ定時、6時過ぎに他の社員達と一緒に食べてきた。待っている人が居るという表現しずらい違和感に囚われながら…さっきの疑問を少女に尋ねてみる)俺のほかにまだ帰ってない人いるの? (管理人に対して最初からこんな言葉遣いをしているのは少女が年下だからだった)   (2013/4/4 13:48:00)

柿沢麻矢(中ぐらいのサイズのアジが手に入ると決まって作るのはアジフライ。祖母の好物でもあるからこの寮では定番になっていた。聞かれた質問に振り返らず答える)坂井さんで最後ですよ。ごめんなさい、ご飯そこのジャーに入ってるからよそって下さい。二人分。(揚げ油の隣で若芽と豆腐の味噌汁が湯気を立て始める。こんがり狐色に揚がったアジフライを皿に盛り付けて、マカロニサラダとキャベツの千切りはてんこ盛り。祖母は、18時の夕食の時間に食事をする。年の割には食欲旺盛で、男性に混じって引けを取らない食べっぷりにまだまだ長生きしてくれそうだと安心する。熱いお茶を今日買ってきた新しいマグカップに注いで坂井さんの席にそっと置いた。大きなパンダの絵が描いてある大きめのマグカップである。)   (2013/4/4 14:00:33)

坂井繁之は、はい。(彼女もこれから食事をするわけかと納得した。そういう事にしているんだろう。中腰になって、向かい側のトレーに伏せられた茶碗にまずご飯を盛り、自分の茶碗にもご飯を盛る。ジャーの蓋が開いている間…湯気がゆらゆらと立ち上っていた。彼女が持ってきてくれた皿に目を細める。アジフライは大好物だった。)これ、おれのって事かな?どうしてパンダ?(話題はマグカップへ。この寮では自分がマグを提出するのではなく彼女がマグを買ってくるのが決まりということは先輩入居者から聞いていた。――いただきます。両手を合わせてお辞儀をすると、アジフライに、すこし悩んで醤油を、掛けた)   (2013/4/4 14:11:17)

柿沢麻矢(自分のマグカップは赤い大きな林檎が描いてある、それを持って向かい合わせで席についた。)いただきます。そうです、酒井さんの。……パンダ嫌いですか?(最初は自分のマグは自分で用意して下さいというルールだった。しかし、独身男性は何時まで経っても持ってこない人が多い。幸い、管理費を貰っているので自分で選んで買ってくるようになっていた。くし切りにしたレモンを搾って、箸先でフライを切って口に運んだ。視線は自分の食器辺りをうろうろしながら、感覚的に目の前に座る男性の動きを気にしている。歯ざわりの良い軽い音が響いていた。)   (2013/4/4 14:17:46)

坂井繁之(林檎は何の象徴なんだろう。ひとまわり以上違う少女と向かい合ってご飯を食べる気分は「落ち着かない」のひと言。視線を幾度と無く横切っていくのは、端先に摘まれた食べ物とそれが運ばれる彼女の唇だった。鼻から下…喉から上。その部分だけがクローズアップされてゆく。)このアジフライ、すごくおいしいよ。えっと、麻矢ちゃん、料理上手だよね。(すでに何度か食事をし、料理が美味しいことは知っていたが、それを伝えたのは今が初めてだ。名前を呼ぶまえに、えっとを付けたことが「落ち着かない」事を証明していた。山盛りの野菜にはソース。いつのまにか、茶碗のご飯を食べつくしていた)   (2013/4/4 14:25:21)

柿沢麻矢(租借を繰り返しながら、手を伸ばす。相手の方に視線をやる事は無く、ただ手を伸ばした。)…おかわり。いります?(料理を褒められたからなのか身体の芯が熱くなった気がした。頬も少し赤いだろうか。早いリズムの租借が繰り返される。手を出したまま、マカロニを一つ一つ口の中に放り込んでいた。誰かと一緒に食事を取るというのはあまり得意ではない。俯き黙々と食べる為早食いの傾向にあった。一対一なら特に。「落ち着かない」が付きまとう。手先が少し赤いのは思ったよりも緊張していたからだった)   (2013/4/4 14:32:04)

坂井繁之(一瞬、戸惑った。空になった茶碗と差し出された彼女の指先を交互に見る。茶碗を持ったままの自分の指先も。)あ、ごめん、おかわり…。(おかわりと発音するところまでは彼女の顔を見つめ、すこし茶碗を差し出すときはもう視線を下に向けていた。マカロニサラダの中の缶詰のみかんを端で摘みあげた。)あ、ミカン入ってる…。(マグカップのお茶を飲んだ。そして二杯目のご飯を食べ終わるまで少ない会話が繰り返されたかも知れない。古めのキッチンにそぐわない業務用の大きな食洗機。ステンレスの外観が冷たく光ってみえた。)ご馳走様…。(背凭れのスーツを持って立ち上がる。それから片手でトレーを持ち上げる。茶碗とマグがぶつかって小さな音がした)   (2013/4/4 14:39:19)

柿沢麻矢(少ない会話を繰り返し、あっという間に食事は終わっていた。トレーを持って立ち上がる姿を追って始めて視線を上げる)あ…デザート。忘れてた…。(思い出したのは、住人のお土産のプリン。冷蔵庫に二つ残っていて、賞味期限が迫っていた。立ち上がった姿を見上げて思わずトレーに手を伸ばして掴んでしまっていた)あっ…ごめんなさい。プリン…食べます?(掴んだトレーを放す事に思いが至らず、そのままになっていて気まずい。マグカップのパンダが此方を見て笑っている様に見えた)   (2013/4/4 14:44:47)

坂井繁之(向かい合って食事をしたあとのトレーを二人で掴んで固まる光景はすこし滑稽だったかもしれない。どこかの部屋からだろうか、テレビの音が微かに漏れ聞こえてくる。お笑いの番組か、笑い声。片手にトレー、片手にスーツのまま、もう一度椅子に腰掛けた。まだトレーに手をかけたままの少女と呼吸を合わせたつもりでトレーをテーブルに置く。)食べようかな…。(8畳間を二つ合わせたほどの広さのある食堂。23時30分。丸い掛け時計の赤い秒針の音。もうすこし暖かくなれば使うといっていたテラス側の窓から月が見える。)高校に行かなかったのはどうして? (小学校から大学までエスカレーター式の学校生活を送った自分にとってこの年代の少女が高校に行かない理由は、やはり聞いておきたいことだった)   (2013/4/4 14:54:56)

柿沢麻矢(一緒に下ろしたトレーを引き寄せてキッチンに下げた後、スプーンを持って戻ってくる。座っていた席は丁度冷蔵庫を背にしていた、屈みこんでプリンを発掘しながら問われた事を答えた。)高校って必要なんですか?読み書き計算できて、独学で英語とドイツ語とフランス語を勉強してますから…態々学校行くまでも無いって言うか…。逆に、坂井さんは何で高校に行ったんですか?(元々、誰かと一緒の行動やそれを強制される環境が好きでは無かった。それなりに都会に行けば友達も居たけれど、携帯すら持ってない自分に連絡してくる程の仲良しも居ない。それで良いと思っていたけれど、社会一般的には不思議に思うんだろう、プリンを差し出しながら質問を返した)   (2013/4/4 15:01:04)

坂井繁之(所謂エリート。大手建設会社の社員。左遷されたけれども。親に敷かれたレールを歩いてきた自分に彼女の質問に答える術はない。だが、彼女の言葉は理解していた。プリンを三口ほどで食べ終わる。トレーに手を伸ばした時の少女の瞳と冷蔵庫に屈みこんだ後姿が目に焼きついていた。)ご馳走様。今度から遅くなりそうなときは電話するよ。(玄関の脇、廊下の隅にあるピンク色の公衆電話に電話番号が貼ってあったことを思い出していた。母屋にも電話があるのだろうか。食堂のドアの柱に片手を掛け、スーツを腕に抱く。)おやすみ…。(狭い階段の先に灯りが見える。二階の廊下の照明は突き当たりの窓から差し込んでいるだろう月明りを含んでいるように思えた。柔らかく。)   (2013/4/4 15:12:55)

柿沢麻矢(プリンを飲み込みながら、遅くまで仕事をした背中を見送った)電話、助かります帰ってくるの待ってますから…。おやすみなさい。(立ち上がると、残ったプリンを口に流し込み業務用の食器洗浄機のスイッチを入れる。大きな水音と機械音が静かな月の光を揺らしていた。明日の夕食のメニューを考えながら、読みかけの本を胸に抱き母屋に戻る。大きな月がそろそろ明日の太陽を迎えに落ちて行く所だった。)   (2013/4/4 15:19:32)

坂井繁之【お疲れ様でしたー。お部屋ありがとうございました。また宜しくお願いします】   (2013/4/4 15:20:38)

柿沢麻矢【お疲れ様でした。またよろしくお願いします。】   (2013/4/4 15:20:58)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/4/4 15:21:07)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/4/4 15:21:17)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/25 11:29:02)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/4/25 11:29:14)

坂井繁之【よろしくおねがいします。こちらからいくよー】   (2013/4/25 11:29:43)

柿沢麻矢【お邪魔します。よろしくですよー。】   (2013/4/25 11:29:57)

坂井繁之(母屋と下宿棟に挟まれた中庭は充分な広さがあった。左遷された地方都市の古めかしい社員寮の中で気に入ったのは出窓と中庭。中庭そのものよりはそこの光景と言ったほうがよい。若い管理人が洗濯物を干す光景。――昨夜の雨は上がっていたが洗濯日和ではない土曜日の朝。薄墨を掃いた様な曇り空から視線を下げ部屋着のまま出窓から身をすこしだけ乗り出した)ねえ、だいじょうぶなの? 雨降らない? (中庭に声が届くほどの大きさで、おはようの挨拶もしないままそう声を掛けた)   (2013/4/25 11:41:32)

柿沢麻矢(昨日の雨のせいで足元は少し泥濘になっていた、小さな水溜りには薄曇の空が映っていてそれを跨ぎながらの洗濯物は少々背中にくる。住人の洗濯物は金曜日に片付かずに山のようになっていた)多分…あっちから風吹いてるから晴れますよ。今日。(挨拶も無しに話し掛けられる事に何の抵抗も無い性分はこの仕事に向いていると思う。南の方に指を指して二階の住人を見上げ答える間、片手には男性物の下着を握っていた。大きなトランクスは一番古株の住人の物でタグに名前が縫い取られている。お母さんが一枚づつやってくれるらしい事を先日聞いたばかりだった)   (2013/4/25 11:52:54)

坂井繁之(若い管理人の指差すほうを見ると、確かに南側の雲はさらに薄い。自分が昨日提出した洗濯物は白いタンクトップが3枚と派手な柄のトランクス1枚だった。それはまだ籠の中らしい。晴れるという彼女の言葉を信じて窓を開け放ったまま階下に下りる。一階で中庭に面しているのは食堂のテラスだ。テラスというほどおしゃれではないけれども。寧ろ、広い縁側といった雰囲気。スリッパのまま敷石に足だけを下ろし、テラスに座る。手には読みかけの本。)麻矢ちゃん、土日は休みじゃなかった? (週末はまかないの食事は無し。忘れていた、ここの食事も気に入ったもののひとつになっていた。ひとりで何を食べようかと考えながら若い管理人が洗濯物を干す姿を見つめていた。読みかけの本は脇に寄せて)   (2013/4/25 12:03:44)

柿沢麻矢(丁寧に皺を伸ばしてから物干し竿の片方から洗濯物を吊るしていく。大量の洗濯物を干す達成感は分厚い本を一冊一気に読んでしまった時に似てると思う。派手な柄のトランクスを手で広げながら降りて来た住人の顔をちらりと見た)…イメージじゃないですね。これ。(含み笑いをしながら歌い始めたのは小さい頃覚えた童謡。鼻歌交じりだったのは歌詞がうろ覚えだったからだった。薄く日が差し込むように金色の帯が南の空から下りてくるのを見れば、ほらね?と言うように肩をすくめる。)昨日雨だったからお洗濯溜まってたんです。   (2013/4/25 12:12:11)

坂井繁之(洗濯物が干されていく光景に癒されるのは何故だろう。テレビコマーシャルのように真っ白なシーツやタオルだけが並んでいるわけではなく、住人それぞれの統一性のない衣類。それが何故だか規則正しく干されていくように見えていた。たぶんそれが心地よい。)麻矢ちゃんのイメージではパンダだものね。じゃあ、今度選んでよ。あれ、買い物って頼んでいいんだっけ? (社員寮の決まりごとにそんな項目があったかどうかと考える。彼女の言葉どおりに南の空の晴れ間があっという間に広がっていた。水溜りに映りこむ若い管理人は足先を上にして青く広がる空に伸びていた)   (2013/4/25 12:25:28)

柿沢麻矢(最後の一枚はよれたTシャツ。空色だっただろう生地は今の空と同じ薄曇の色に落ち着いていた。振り返り大きな洗濯籠を持つとテラスに座る住人の隣に腰を下ろした)よっこいしょ。あ…また言っちゃった…買い物って下着ですか?頼まれたら買いに行きますけど…。(祖母の口癖が最近口を突いて出てしまう。口元に手を当てて苦笑いをしながら空を見上げた。土曜日は坂の下のスーパーが特売をする日、纏め買いはいつもそこだった。洗濯籠を抱えてくるりと住人の顔を覗きこむ。目は、いい事考えた!という輝いた物だった。)あ…そうだ、今日って暇ですか?   (2013/4/25 12:47:14)

坂井繁之(規則正しく干された洗濯物をわずかに翻して中庭を風が吹き抜けていく。洗濯籠を抱えた若い女性が自分の隣によっこいしょと座る光景は、自分にとってはかなり非日常的なものだった。コンクリートの社屋とコンクリートのマンションの往復だけの毎日。人ごみの中でビルを見上げる自分の顔。)麻矢ちゃんは家事のプロだな。洗濯物の干し方が上手だよ。(幻想から戻ったせいで噛み合わない言葉を口にしてから慌てたように質問に言葉を返す。)はぁ、はい、暇だよ?   (2013/4/25 13:00:56)

柿沢麻矢(褒められた事には返事をせずに立ち上がる。少し誇らしげでもあり、少し残念な顔だったかもしれない。16歳で家事のプロとはいかに。と考えてしまったからで、けして苛立った訳ではない。)じゃあ、ちょっと付き合って下さい。今日、お砂糖98円なんです。一人二袋までなので…。(していたエプロンを外してテラスの椅子の背にかけると置いてきぼりにしてしまっただろう住人の居る方向を振り返った。急かすように壁に引っ掛けてあるバイクの鍵を手に取って少しだけ笑みをこぼした)坂の下のスーパー…速く行かないと無くなっちゃう。   (2013/4/25 13:11:18)

坂井繁之(もしかしていつものようにバイクでいくのだろうか。彼女の愛車はイタリア製の古いスクーター。母屋に並ぶ小さな納屋の前にいつも止めてあるそれに乗って坂道を下っていく若い管理人の姿はもう何度か目撃していた。)二人乗りできるバイクだったんだ。運転させてくれるなら付き合ってもいいよ。(鍵を手にした彼女より先に玄関に回りこんでスニーカーを履く。母屋までの直線。中庭に干された洗濯物の下をくぐるようにして、スクーターまで辿り着くと、シートに載せてあったヘルメットを手に取る。)もう一個ある?   (2013/4/25 13:18:45)

柿沢麻矢(母屋の玄関に飾り物のように置きっぱなしになっていた傷一つないヘルメットを抱えて外に出れば、スクーターの脇に立っている坂井さんに抱えていたヘルメットを手渡した)父のだけどこれ使ってください。バイク…運転した事あります?(バイクに慣れない人の後ろに乗るのは危ないからと、シートを跨いで座った。ポケットには買い出しのメモと財布、エンジンをかければ年季が入ったエンジンが一生懸命動いている音と匂いが立ちこめた。)お砂糖と牛乳。買い出しのお手伝いのご褒美はお昼ご飯でどうですか?(お腹の辺りに掴まって貰うつもりでお腹に少し力を入れていたのは秘密にしておきたい。空はいつの間にか青空が広がっていた)   (2013/4/25 13:32:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂井繁之さんが自動退室しました。  (2013/4/25 13:39:33)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/25 13:39:57)

坂井繁之若い頃さ…(言いかけてやめたのはもう15年以上バイクに乗っていない。年上の人間の昔話、しかも自慢話を聞くことほどツマラナイ事はないことは接待の酒の席でいやというほど体験したことだった。ヘルメットの顎紐を緩く締める。)じゃ、ラーメン。ラーメンデートはありな人? (ひとりでくすくす笑いながら長いシートの後に横に座った。困った。ちらりと彼女の腰のあたりに視線を送ってから申し訳程度についているシートの後のキャリアを握った。――お腹に手を回すのは遠慮しとく。だからゆっくり頼む。怖いからさ。その声は古いスクーターのエンジン音とヘルメットのせいで彼女には聞こえなかったかもしれない)   (2013/4/25 13:42:55)

坂井繁之【こんな感じで終了。お疲れ様でしたー。】   (2013/4/25 13:44:25)

柿沢麻矢【お部屋ありがとうございました。お疲れ様でしたーまたですよー。】   (2013/4/25 13:44:41)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/4/25 13:44:51)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/4/25 13:45:01)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/26 11:28:51)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/4/26 11:31:20)

柿沢麻矢【お部屋使わせて頂きます。今日もよろしくお願いしますー。】   (2013/4/26 11:31:58)

坂井繁之【挨拶を失念してましたー。というか書き始めてたという。よろしくお願いしますー】   (2013/4/26 11:32:45)

坂井繁之ご馳走様でした。(広い食堂で二人だけの夕食は二度目。残業で遅くなったわけではない午後7時過ぎ。現業部門の社員が別の現場に借り出され、二日ほど戻れない事になったからだ。箸を置き、パンダのマグに注がれた番茶をすすりながらベランダのほうを何気なく眺めるとガラス窓に雨粒が跳ね返っているのが見えた。)雨? (マグを持ったままでベランダまで近づく。遠くに見える町明かりが滲んで雨脚が強くなる予感に包まれていく)   (2013/4/26 11:37:38)

柿沢麻矢(決まった時間に食事を取る祖母は早々に食べ終わると祖母好みの熱いお湯に浸かる為母屋に戻っていった。私と坂井さんが食卓についた頃にはもう後姿になっていたから、相当食べるのが早い。いつもの事ながら吃驚する。結局二人でいただきますをして食べたメニューは生姜焼き定食。三人分作るのは簡単だった)ご馳走様でした…雨降ってきました?(外を覗く坂井さんの背中に声をかけながらお茶を啜る。さして雨に興味は無かったけれど、遠くで鳴る雷鳴に少し眉を顰めた)   (2013/4/26 11:45:36)

坂井繁之荒れそうだ…、おッ(雷が鳴る。稲光は街の上空。ほぼ同時に雨が車軸を流す勢いになる。すぐに風もついてきたのだろう、庭木が揺れる音とともにガラス戸の隙間から雨が入り込むほどになっていくのにそれほど時間は掛からなかった。ベランダの板の上でも雨粒が跳ねる。この社員寮に来てからこれほどの強い雨は初めてだった。雷はどうやって移動するんだろう、とか妙な事を考える。何だか近づいている気がしたからだ。)麻矢ちゃん、ここって雨戸あるんだっけ?   (2013/4/26 11:53:51)

柿沢麻矢(大雨がくると活躍するのは古い木製の雨戸。各窓には戸袋に収納された重たい雨戸が取り付けられていた。)雨戸…やっぱり閉めたほうが良さそうですね。手伝って貰って良いですか?重たくって一人じゃうまく引き出せないんです。(納戸にかけてある雨合羽はすえた匂いがしてあまり好きでは無かったが、びしょ濡れになるよりマシだろう。一着を坂井さんに手渡してそれを頭から被った。大きなポンチョ型の雨具はすっぽりと小柄な自分を覆い隠している。長靴も大きい物があったので手渡してからおおきな照る照る坊主のような格好で玄関を開けた。)うわぁ…凄い雨。みんな雨の中大丈夫かな…。   (2013/4/26 12:02:48)

坂井繁之(受け取った合羽姿で戸袋から一枚ずつ雨戸を引き出し、レールに乗せて、押していく。雨戸は確かに重かったが建付けがいいのだろうか、戸袋から引き出してしまえが、意外にスムーズに滑っていく。すっかりてるてる坊主になった若い管理人に途中で雨戸を引き継ぐようにしてすべての雨戸を閉め終わったところで、どんと雷がなって電気が消えた。母屋も。でも母屋の窓にすぐに灯りがともる。強い雨脚のせいではっきりとは見えなかったが柔らかい光はたぶん蝋燭なのだろう。さすが麻矢ちゃんの祖母だ。)おばあちゃん、すごいな。すぐに蝋燭つけたんだ。(携帯を懐中電灯代わりにして自分の顔を照らしながらの台詞)   (2013/4/26 12:11:53)

柿沢麻矢あ…。停電?(一瞬で真っ暗になった建物を見上げてから、背後に広がってるはずの夜景に視線を巡らせる。普段なら明かりが点々と連なってみえる最寄り駅までの街灯も消えていた。祖母は仏壇の前に座っているから蝋燭を見つけるのも早かったんだろうと説明しながら、雨に濡れた顔が青白い光で照らされる坂井さんを見て吹き出した)ぷっ…坂井さんそれ怖い…(雨戸に覆われた硝子は軋むのを止めてさっきよりも静かに思えたけれど、雨足は徐々に勢いを増し、風と雷も激しくなってくるのを感じれば雨合羽に両手をしまいこんで玄関に駆け込んだ。)   (2013/4/26 12:18:18)

坂井繁之(下駄箱の上に懐中電灯が常備してあるのは管理が行き届いている証拠だろう。大きなやつだ。それを付けて若い管理人に差し出す。自分はもう一つ、小振りなやつを手に持った。)ちょっと部屋に行ってくるよ。窓閉めてないかもしれない。(そのまま狭い階段を上った。普段から鍵を掛けない2階の隅の自室。窓は幸い閉まっていたけれども…部屋に入ってすぐに雨漏りに気付く。三箇所。いずれも部屋の真ん中付近。たいした量ではなかったが、洗顔に使っている洗面器とコップ、それから廊下のバケツをそれそれ雨漏りの下に置いてから思案する。……まあ、一晩ぐらい、食堂で寝るか。である。懐中電灯を手に持った辛い姿勢で布団一式を抱え込む。階下に辿り着くと、食堂はほのかな明かりに浮んでいるだろう)   (2013/4/26 12:29:30)

柿沢麻矢(二階に上がってゆく足音を聞きながら、懐中電灯で緊急用の物がしまってある棚を照らして覗きこんだ。小さな燭台と2時間で燃え尽きる蝋燭とマッチを取り出して食堂のテーブルの上に置いて火をつけた。揺れる灯りは懐中電灯よりも淡く、しかし広い範囲を照らし出して、蝋燭一本で台所まで行動できるようになった。濡れた雨合羽は玄関にある小さく飛び出た釘に引っ掛けて、濡れてしまった前髪は適当に袖で拭った。二階から降りてくる足音を聞いて、飲みかけのお茶がまだ残るマグを二つ持って台所に向かった)何か飲みますか?温かいの。   (2013/4/26 12:37:32)

坂井繁之(布団を食堂の隅に置くと、雨漏りしてたよと説明した。懐中電灯を消し、蝋燭のあるテーブルに向かう前に棚に置かれたラジオのスイッチを入れた。―――地方は低気圧に覆われ…。予想される雨量は山沿いで…。アナウンサーの声が思いのほか静かな食堂に流れてゆく。まだネクタイを締めたままだった。テーブルの上のティッシュで眼鏡のレンズを拭い…)珈琲がいいな。(と声を掛けた。濡れてしまった前髪を両手で後へと流し、眼鏡を掛けなおす。―――8時です。ラジオのアナウンサーがそう言って、直後に別のアナウンサーの静かな声が流れてくる。――みなさん、今晩は。聞き覚えのある音楽の時間です。きょうの一曲目は…。流れてくる曲は確かに聴き覚えがあった。曲名が思い出せないだけで)   (2013/4/26 12:47:47)

柿沢麻矢(雨漏りは古い建物なので数年に一度は激しい雨風で瓦がずれて起こっていたから驚きはしなかった。お湯を沸かすとそこだけいっそう明るくなって、立ち上る湯気は蝋燭の光で幻想的に見えた。珈琲を二つのマグに注ぎ、ラジオから聴こえてくる曲を口ずさんだ)~…なんだっけ、この歌。何ていう曲名だったかな…。(いつ聴いたのかも定かではない曲なのに、何故か記憶に残っている曲は凄いと思う。珈琲をテーブルに置いてから、少しだけラジオのボリュームを上げた)雨漏り…激しかったですか?明日修理頼んでおきますね。(食堂の隅に置かれた布団に目をやりながら、いつも自分が座る席の椅子を引いた)   (2013/4/26 12:57:50)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂井繁之さんが自動退室しました。  (2013/4/26 13:07:52)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/4/26 13:08:15)

坂井繁之(次に流れてきた曲はタイトルも知っていた。それを口ずさみながら、――これ、昔の歌でさ、スティービーワンダー。日本語のタイトルは…と曲名を教えてあげる。)たいしたことないんだけどちょうど部屋の真ん中だった。(目の前の彼女がそれじゃおやすみなさいと何時言い出すのだろうと思っていた。ラジオを聴きながら珈琲を飲み、向かい合った若い管理人の顔を見る。かれこれ一ヶ月。ぎこちなさと落ち着かない気分は消えない。強い雨の音はどこに吸い込まれてしまうのだろう。食堂をぐるりと見渡した。)……オセロでも、する? (会話が途切れた事に負けて余分なことを言ってしまう)   (2013/4/26 13:09:19)

柿沢麻矢(少しだけ雨の音が弱まったように聞こえたのは、聴き覚えのある曲を少しだけ大きな音で聴き始めたからだろうか、いつもよりずっと人の気配のない建物はとても静かだった)…オセロ。私強いですよ?(実際、オセロで人に負けた経験といえば母親にくらいだった。他の相手は上手に負けてくれていたのかも知れないけれど、オセロが得意だという自負はある。おどけたように腕まくりすると、将棋や囲碁とリバーシブルになっているオセロ板を小さな冷蔵庫の上から引っ張りだしてテーブルに置いた。かなり乗り気である)スティービーワンダーになりきるっていう罰ゲームでどうですか?(負けた方が頑張るという話である)   (2013/4/26 13:17:21)

坂井繁之オセロやろうっていうとさ、みんなそう言うよね。私強いですよって。(スティービーワンダーの物まねなら簡単だ。オセロ板の中央に四つ石が並ぶと黒を置く。ラジオの「聞き覚えのある音楽」という変なタイトルの番組はリクエストを読む時間になっていた。――熊本県にお住まいのラジオネーム「筍スパイラルさん」からのメールです…。)筍スパイラルって…。(ラジオの相手をしながら石を置く。盤面が黒に染まっていく。角はまだどちらも取れていなかった。これは日常といえる光景なのだろうか。)   (2013/4/26 13:25:16)

柿沢麻矢(「筍スパイラル」というラジオネームを冷静に読めるDJさんは凄いと思った。妙に頭に残るフレーズを引きずった為か敗色濃厚なオセロ板を苦々しく見つめていた)筍スパイラルのせいだ…って、筍っ…スパイラルぅ~!とか言うのかな…(笑いが込み上げてくるのを我慢していた。坂井さんも絶対このフレーズの虜になっているに違いない。笑わせているうちに四つ角を取れば勝てると思っていた。次に流れてきた曲はルビーの指輪という題名だった。大人な曲だけれど辛うじて状況は読み取れそうだ)結局この人…振られたのかな。振ったのかな…。   (2013/4/26 13:32:46)

坂井繁之(次の曲はイージーラバーだった。――熊本って筍案外採れそうだよね。ゲームと関係ない話をするのは必勝法だ。やがてひとつ角を取れた時点で勝敗が見えた。ほぼ、真っ黒になる盤面。)さてと、見物させてもらおうかな。(軽く椅子をひいて若い管理人が物まねをするのを待つ。雨は一向に止む気配を見せない。この社員寮の屋根は瓦だったろうか。大雨にも関わらず、静かな食堂。ラジオから流れる音楽。)   (2013/4/26 13:39:24)

柿沢麻矢(完敗といった方がいいだろう、盤上は黒ばかりで数えなきゃ分からないという悪足掻きも通用しそうに無い。仕方なさそうに立ち上がって大きく溜息をついた)…じゃあ、しますよ?スティービーワンダーの……(暫く動きを止めた後、肝心な事に気がついた。物まねをしようとする相手を見た事が無かった。口をパクパクと動かした後、椅子を静かに引いてもう一度腰を下ろす)……私、スティービーさん知らなかった。(こみ上げる笑いを止めようが無く、一頻り笑っただろうか。外の雨音が一瞬消えたような余韻が笑い終わった後いっそう静かに空気を張り詰めさせた)   (2013/4/26 13:46:04)

坂井繁之はぁ? (ぽかんと口を開けたあとに大笑いした。知らないくせに罰ゲームにするなんてずるいな。そんなことも言いながらしばらく笑った。どこで笑えたのか、たぶん、スティービーに「さん」をつけたところだろう。ラジオは再び天気予報になっていた。――低気圧の通過に伴い…。明日は…。)夜のうちに雨あがりそうだね、えっと、早いけど寝ようかな…。(背中を向けて食堂の隅に向かうと布団を床に敷く。背中を向けてからは一度も振り向かなかった。……あ。一瞬、食堂の天井が瞬いて、蛍光灯が一斉に付いた。)   (2013/4/26 13:53:17)

柿沢麻矢(目じりに溜まった涙を指先で拭うと、飲み終わったマグをテーブルの真ん中に二つ並べて置いて、オセロ盤を片付けた。蛍光灯の乱暴な灯りがいっせいに灯ると明るすぎて目に沁みる様な感覚に目を閉じる。)…じゃあ、おやすみなさい。(此方を一度も振り向かない坂井さんの背中に挨拶を投げかけて、手際よく戸締りとガス栓を確かめると食堂を後にする。弱くなった雨が大きな水溜りに波紋をいくつも落とすのを見ながら駆け足で中庭を通り過ぎる。雨戸の隙間から漏れる蛍光灯の明かりは何処か温かく足元を照らしていた。)   (2013/4/26 14:00:59)

坂井繁之【だから筍スパイラルなんだってば。お疲れ様でしたー!】   (2013/4/26 14:02:01)

柿沢麻矢【夢に出てきそう…筍スパイラル。お疲れ様でした。お部屋ありがとうございました。】   (2013/4/26 14:03:01)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/4/26 14:03:17)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/4/26 14:03:49)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/5/2 13:14:22)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/5/2 13:14:44)

坂井繁之【よろしくお願いしますー。そっちからねー】   (2013/5/2 13:15:08)

柿沢麻矢【お部屋お借りします。よろしくですよー、あいあい。了解ですー】   (2013/5/2 13:15:31)

柿沢麻矢(ゴールデンウィークに入り、殆どの住人は長期休暇を利用して実家に帰省したり旅行に行ったりと社員寮は閑散としていた。住人が居ない内にと始めた大物の洗濯には大きなカーテンやシーツ類、毛布や厚手の衣服も何枚か洗濯機の前に積み上げたままで洗濯機の中を覗きこんでいた。さっきから、うんともすんとも言わないのである。修理を頼んだ電気屋も個人商店だからか連休明けまで来てくれないらしい。仕方なく、大人が入れる程の大きな盥を転がして中庭に運び水をホースで注ぎ適当に洗剤を溶かしてみた。食堂のカーテンをそこに投げ入れるとよろけながらサンダルと靴下を脱いでカーテンを踏みしめてみる)冷たい…、んっしょ。んっしょ。   (2013/5/2 13:24:54)

坂井繁之(大型連休に東京に戻る気はさらさらなかった。一緒に帰省する家族もいない身では、まして実家に帰る気もない。有り余る時間を使うために社員寮から徒歩で買い物に出掛け、坂道を戻ってくると、見慣れない光景が目に留まる。片手に下げた買い物袋を揺らして歩く中庭。見慣れない光景の正体がそこでわかった。社員寮に残っているのは自分ぐらいなので洗濯物は少ないはず。まだ電気のない時代に戻ったような光景に、若い管理人が何をしているのかわかっていても質問をした。)えっと、何してるの?   (2013/5/2 13:31:46)

柿沢麻矢(自分で思っているよりも一生懸命カーテンを踏みしめていたのだろう、背後から近づく足音には全然気がつかなかった。スカートの裾を両手で掴んで素足で踏みしめるカーテンからは日が当り埃が溜まっている匂いがする。突然の声に身体が飛び上がりそうな程驚いて振り返る)吃驚したっ…洗濯ですけど。坂井さん暇ですか?(脈絡のない質問だったかもしれないが、買い物から帰ってきたら言おうと思っていた台詞がつい出てしまう。普段なら、機械いじりが得意な住人に頼むのだけれど、その人は昨日飛行機に乗って南の島に行ってしまった。お土産はきっと変な人形とチョコレートだろう)   (2013/5/2 13:37:49)

坂井繁之(暇なのは一目瞭然だ。だるっとしたポロシャツ姿に買い物袋を提げた30男。連休前に予定を提出したことも思い出す。すべて「在」に丸をつけたのだ。これまでの数日、この若い管理人とその祖母と三人での夕食が続いてた。連休中も夕食だけは用意してくれるという親切な社員寮である。)その、坂井さん暇ですか?ってこの間も言われた。はい、暇ですけど? (とりあえず、買い物袋をベランダに置き、何を頼まれても大丈夫と身構えて見せた)   (2013/5/2 13:42:31)

柿沢麻矢(この間も言われたと言われれば。そうだったかもしれないと思い出した。じゃぶじゃぶと水音を鳴らして足の裏でカーテンを揉み洗いしながら少し乱れた呼吸を整えて)そうだった…かもしれないですね。あのっ…えっと。洗濯機壊れたのでなおして欲しいんです。電気屋さん連休明けまで来れないって言うので。(男の人はそういうのが得意なんだろうと思っていた。此処の住人は家電の故障は勿論、雨漏りや障子貼りまで頼めば何でもこなしてくれる精鋭ばかりであり、男の人って凄いんだなと日ごろから感じているのである。至極当然と言わんばかりのお願いは、そういう所から来ている)あ、水出してください。   (2013/5/2 13:50:10)

坂井繁之あのさ…。あ、はい。(答えようとして次の頼まれごとをされてはそちらを優先するべきだろう。ホースの先を持ち上げてから、蛇口を捻る。しゃがみこんで、盥にホースを向けると…まだ冷たそうな水が中のシーツと若い管理人の素足に当たって跳ねた。その飛沫はすこし心地よく手に跳ね返ってくる。)あのさ…男なら誰でも家電に詳しいと思ったら大間違いだから。この男は生まれながらの機械音痴。その足踏み洗濯なら手伝わないこともない…(そんなふうに自慢してから、多分濯ぎにはいるんだろうと見当をつけて水を出したままにする。)   (2013/5/2 13:57:13)

柿沢麻矢えー、そうなんですか?じゃあ、連休中ずっとお洗濯こうやってしないとですね(新しく入ってきた水は冷たく足を冷やして、泡だらけの薄汚れていたカーテンを白く濯いでゆく。洗濯なら手伝えるという住人にスペースを空ける様に端に寄ってどうするのか観察してみた。男の人は家事が苦手だろうという小さなレッテルを貼っているので、どうするの?と聞かれるのを内心期待している。)じゃあ、はいどうぞ。(足先でカーテンを捏ね繰り回して、いつの間にか鼻歌を漏らしているのには気がつかなかった)   (2013/5/2 14:05:44)

坂井繁之え? いやいやいや…。(盥から水が溢れそうなほどになったので慌てて水を止める。盥にふたりで入って足踏み洗濯はおかしいだろう。両手を繋いで、ふみふみと足踏みを繰り返す男女の図が頭に浮んだのは当然だ。ホースを脇に置き、しゃがみこんで盥の端から指先を水に浸す。)無理。冷たいっしょ、これ。……手伝うのはほら、絞る所ぐらいからを想定してたし。濯ぎが終わるまではさ、蛇口とホースの係りで勘弁しておくれ。(すこしおどけた口調になっていた。基本的にこの若い管理人と一緒にいると日常から離れていく自分がいる。あまりにも対照的なせいだろうか。)   (2013/5/2 14:14:28)

柿沢麻矢じゃあ、交代ばんこですよ?(自分だって足は冷たい。濯ぎ終わったカーテンを両手で掴みあげると水のカーテンが膝頭を濡らした。端を持ってホース係に手渡すと一定方向に捩り始める)せーのっ…でっ。(腕まくりした肘の先から滴る水滴、晴天の青空から照りつける太陽が反射してとても綺麗だった。)あ、お洗濯終わったら虹作りましょう。はい、もう一回。せーのっ…で。(きつく搾り終える事ができれば、長い物干し竿にもう一度掛け声をかけて干すつもり。せーのっで。は方言だろうかと少し頭を過ったけれど、何故か坂井さんとだとそういう細かい事が気にならなかった)   (2013/5/2 14:24:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂井繁之さんが自動退室しました。  (2013/5/2 14:34:41)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/5/2 14:36:09)

坂井繁之(代りばんこの足踏み洗濯は受け入れた。カーテンを洗い、シーツを洗い、それをすっかり干し終わったのは正午近く。ズボンの裾を膝近くまで捲り上げたまま、ベランダに腰を下ろす。ずうっとほったらかしだしだった買い物袋を開けた。中身はもうすぐ時期の終わる「柏餅」と、シュークリーム。)おばあちゃん、呼んでおいでよ。(濃く淹れたお茶が飲みたくなった。洗濯を終えた直後に、中庭に水をまいてつくった虹はもう消えている。)   (2013/5/2 14:37:40)

柿沢麻矢(爽やかな風が吹き抜ける中庭を見渡せる縁側に並ぶお菓子を見て歓声をあげたのはお腹が鳴る程空いていたからだった。母屋から祖母を連れて戻ると、熱いお茶をそれぞれのマグに注いで持ってくる。)はい、お疲れ様でした。助かっちゃったありがとうございました。(お茶を運びながら、視線はお菓子に向かい。満面の笑みを浮かべて礼を言った。背中の丸くなった祖母がシュークリームを迷わず取ったので柏餅に手を伸ばす。)そう言えば…坂井さんって何が得意なんですか?(住人にはそれぞれ得意分野があり、それを披露する機会を狙っている節がある。そう言えば、何かを自慢するような事は無かった坂井さんに興味を持ったのは初めてかもしれない。天中に昇ったお日様がいつの間にか中庭に寮の影を映し始めていた。)   (2013/5/2 14:46:39)

坂井繁之【はいー、お疲れ様でした、と勝手に終了ー。また宜しくですよ】   (2013/5/2 14:47:55)

柿沢麻矢【日向ぼっこいいなー。またよろしくですよ。お部屋ありがとうございました】   (2013/5/2 14:49:07)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/5/2 14:49:16)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/5/2 14:49:22)

おしらせ坂井繁之さんが入室しました♪  (2013/8/12 11:20:57)

坂井繁之【まちあわせです。お部屋お借りいたします】   (2013/8/12 11:23:01)

おしらせ柿沢麻矢さんが入室しました♪  (2013/8/12 11:23:12)

柿沢麻矢【お待たせしました、よろしくお願いします。お部屋お借りします。】   (2013/8/12 11:23:45)

坂井繁之(砂浜に降りてから駐車場を振り向くと二人乗りをしてきたスクーターが見えた。ヘルメットに夏の日差しが反射する。お盆休みでほぼ無人になった社員寮の若い管理人と歩く砂浜は正午前なのにサンダルの隙間から入り込む砂が火傷しそうに熱い。白いポロシャツに短パン。一応下には海水パンツを穿いていて、その裾が短パンの裾から見えているのが海に来ている感を高めていた。)田舎の海と違うだろうから捕れるかどうかわかんないよ? (自分がした子どもの頃のアサリ捕りの話が気に入ったらしい。スクーターで20分ほどの海。そこは遠浅の砂浜が広がっていた)   (2013/8/12 11:32:27)

柿沢麻矢(押入れの奥にしまいこんでいた水着を引っ張り出したのはほんの20分前の事。虫除けの匂いのする水着をタンクトップと短パンの下に着込んでいつも見ているだけの海に来ていた。『足でアサリを獲る』という想像し難い話にどうしても見てみたくなったのである)じゃあ、信じません。(ふふ と笑みを浮かべて目の前を歩く社員寮の住人を追い抜かし、一足先に波打ち際で足を冷やした。犬の散歩をする人が遠くの堤防を歩いていくのが見える、日本中が真夏を体感しているお盆であった)   (2013/8/12 11:38:36)

坂井繁之(お盆休みの真っ最中のせいか、思いのほか人は少なかった。短パンよりも裾の長い海水パンツだけになると、沖を見つめる。海の色からするとかなりの遠浅であることは間違いなさそうだった。頑張って持ってきたシートを小さめのクーラーボックスで飛ばないよう下敷きにし、そこに脱いだものを置く。眼鏡はしたまま。)準備体操するよ。(泳ぐ前に準備体操など実はしたことなどないのだが、取り合えず、ラジオ体操の最初のほうをやり始めてみた。腕を大きく広げて手足の運動から、というやつだ)   (2013/8/12 11:44:36)

柿沢麻矢ちゃんちゃらちゃんちゃらららーちゃんちゃちゃんちゃちゃーん(ラジオ体操といえば音楽が流れれば勝手に身体が動くように日本人はみな調教されていると思う。鼻歌も勝手に出るし、なんの躊躇も無く体操といえばラジオ体操だ。地平線を滑るように大きな貨物船が通っていくのが見えれば目を細めて見送った。)さて、足でアサリなんか獲れないと思うんです。嘘なら今の内に白状する事をお勧めしますよ。(潮干狩りという名前の通り、アサリは潮が引いてから獲る物だと確信していればこその笑みであった)   (2013/8/12 11:50:54)

坂井繁之ところでさ、麻矢ちゃん、泳げるのか?泳げるならついてきて。(若い管理人の鼻歌に合わせながらのバラバラなラジオ体操はそこそこに、そう尋ねてから海へと入っていく。といっても泳ぐわけではない。弾ける波を幾つかやり過ごし、腰までの深さをしばらく歩いていくと、ようやく首の辺りまでの深さまで辿り着く。海面がゆっくりとうねる。それに合わせて軽く上に背伸びを繰り返しながら波打ち際のほうを向いた)   (2013/8/12 11:56:15)

柿沢麻矢泳ぐって?アサリ獲るのに泳ぐんですかー?(泳げるけれども、そんなに達者な方では無い。あっという間に波を乗り越えていく坂井さんの後姿を追って波をかき分けた。足先に冷たい海流が触れる深さに到達すると、あっぷあっぷとジャンプを繰り返して図らずも坂井さんの腕にしがみつく結果となる。不可抗力なので照れたりはしないけれど、何だか妙な感じがして笑えた)こんなとこにアサリ居ない…ぷっ、はっ…よー。   (2013/8/12 12:00:05)

坂井繁之(腕にしがみついていた彼女の手は握ってあげた。彼女は背伸びしているだろうか。)いる筈。波、気をつけて。大きなうねりがきたらさ、海の中でジャンプすればいい。(そして――。両足の裏を砂に埋め込むように、左右に捩る。むかし流行ったらしい「ツイスト」という踊り方に似ている。海の中なので見えないがすこしお尻を左右に振り、膝を曲げながら足裏を砂の上でくねらす要領だ。それを若い管理人に説明しながら…)足に何か硬いものが当たったら、それがアサリだから。   (2013/8/12 12:03:11)

柿沢麻矢(爪先がようやく砂に埋もれるまでは身体が安定しなかった。見よう見まねのアサリ獲りはくたびれた。ごしごしと砂をかき分ける足先にちょんと何かが当たるまで只管身体を揺する。)ちょ…これ、すっごい大変…あ、何か当たった!(足の甲にそれを乗っけて大きさの検討をつける。結構大きな石?という感触。どうせ石だろうと思いながらこれからどうやって海面までそれを持ってこようか悩みながら坂井さんの獲り方を観察した。何度目かのジャンプで要領を掴めば波に漂う棒切れのような感覚も悪くない)   (2013/8/12 12:08:31)

坂井繁之当たった? 落とさないように。普通はさ…こうやって。(此方は見つけたアサリを足の親指と人差し指で器用に挟み込むと、足を上げ、上体を屈め、足指に挟んだアサリを掴み取る。それを若い管理人に見せてから…。)ちょっとそのまま。落としちゃだめだよ。(眼鏡を外し、彼女の頭に掛けると……潜った。海水の中で若い管理人の足の甲からアサリを摘みあげる。顔と同時に手にしたアサリを彼女に差し出した。)これ。ちゃんと見つけられてたじゃない? はい、次は自力で。   (2013/8/12 12:14:45)

柿沢麻矢(掌の上に転がる大粒のアサリは蛤と言われても良いような大きさで目を丸くした。獲り方をみれば至極当然、足先で掘って探したら潜って獲れば良かったのだ。納得すると同時に足で獲るというフレーズが頭をかすめる)よーし、意地でも足で獲ってやるーっ!(水の中の腕まくりは意味は無い。単なる気合の見せ場だけで、腰を捻り足先を砂の中に押し込めばまたコツンと足先に感触が走った。坂井さんのやったとおりそれを足の指で挟むと勢い良く足を海面近くまで持ち上げる。運悪く来た波によって多少海水を飲んだけれど、手には大きく太ったアサリが転がっていた)みて!獲れたーっ!   (2013/8/12 12:20:14)

坂井繁之(ツイストダンスと足上げを繰り返すこと30分程。体がだいぶ冷える頃には腰に結んできた網が一杯になるぐらいアサリが捕れていた。彼女の祖母と三人分のボンゴレぐらいには充分な量だと思った。――砂浜に戻ってクーラーボックスを開けると、熱いお茶を入れてきた水筒を取り出す…。言い忘れたけどもアサリは海に入る前にボールに組んでおいて温くなった海水につけた…。)海なんて、久しぶりかも知れない…。(タオルで髪を拭いて、シートに腰を下ろす頃には、そんな感慨めいた言葉が口をついていた)   (2013/8/12 12:27:24)

柿沢麻矢(濡れてしまった服は水着を着た身体にぴったりと張り付いていたけれど、海からの生ぬるい風にあっという間に乾き始める。)海で腰より深く水に浸かったの初めてだった…かも。(いつもそうだけれど、朝一番は敬語なくせに少し慣れるとタメ口になっていた。大きなタオルと頭の上からかぶり身体を包み込めば冷えた身体が優しく温まっていく。熱いお茶なんてと思っていたけれど、少し血色の悪くなった唇にはとても美味しく感じた。)夜ご飯には食べれる?   (2013/8/12 12:32:45)

坂井繁之貴重な体験だったわけだ。(砂出しはこれで大丈夫な筈と答えてからお茶を飲む。熱いお茶が美味しかった。濡れていた足が熱い砂と直射日光であっという間に乾いていく。シートに腰を下ろしたままポロシャツを着ると、足のついた乾きかけの砂を……両手で払った。すこし丹念に。踝の下に残った砂が落としづらかった。若い母親が派手なビキニ姿でまだ2歳ほどの男の子の後を追いかけて砂浜を走っていた…。男の子は手に玩具のシャベルを握り締めている。)……今度はさ、お弁当持ってこようか?   (2013/8/12 12:41:38)

柿沢麻矢え…?何?(聞こえないふりをした。甲高い子供の嬉しそうな笑い声が小さくなるまでタオルの隙間から視線を送る。聞こえないふりをしながら、どんなお弁当が良いかと考えを巡らせ、小さなシートに乗せたお尻を少しだけ隣で必死に足の砂をはらう坂井さんに近づける。波打ち際に打ち上げられたどこか遠くの島の木の実が揺れている。)おにぎりと、あったかいお茶と、から揚げにしよう…?(タオルを頭からかぶったまま潮の匂いのまだ冷たい腕に顔を埋める。恥ずかしかったのだ。こういう気持ちに気がつかない振りをするのはそろそろ無理と悟った真夏の海に正午過ぎの痛いほどの日差しが降注ぎ、砕けた貝に乱反射して涙を誘った。)   (2013/8/12 12:50:17)

柿沢麻矢【気障?w 海に首まで浸かりたいー!お疲れ様でした、お部屋ありがとうございましたー。】   (2013/8/12 12:52:15)

坂井繁之【純愛いいねー。がんばれ、坂井さん!お部屋ありがとうございました】   (2013/8/12 12:53:13)

おしらせ柿沢麻矢さんが退室しました。  (2013/8/12 12:53:41)

おしらせ坂井繁之さんが退室しました。  (2013/8/12 12:55:40)

おしらせさんが入室しました♪  (2013/12/10 11:32:24)

おしらせさんが入室しました♪  (2013/12/10 11:32:44)

【お部屋お借りします。】   (2013/12/10 11:33:42)

【よろしくお願いします。長めに時間くださいな!】   (2013/12/10 11:33:45)

【お任せします!よろしくお願いします】   (2013/12/10 11:34:13)

(階段を下りると急に世界は灰色になる。狭い廊下と八つの扉。「椿ノ間」から地下に戻るまでの付添人を「猿年寄」と呼んでいた。猿顔の初老の男だから猿年寄。彼が言葉を発したことを聞いたことがない。いつも無言で腰から鍵束を取り、二番目の部屋の錠前を開ける。扉の前に籐の小さな籠があり、その日着せられた衣服はすべてそこで脱ぐ。今日は練師から宿題を渡されていた。大理石の棒。裸にそれだけを持って部屋に入ると、錠前の閉じる音が廊下を渡る。同室者の名前は捨。)ただいま。捨は早かったんだね。   (2013/12/10 11:51:40)

(猿年寄が迎えに来たのは朝の早い時間。背中に無数に残る赤黒い痣を白粉をはたいて隠し、赤い金魚が刺繍された白地の着物を着せられた。この着物を着せられると言う事は、今日はいつもとは違う練師が来るという事を暗に知らせる。薄暗い部屋の布団に寝かされ、彼方此方を撫で回される。そして、捨のお腹の中に大きな杭を打ち込む。それは、いつものよりも楽で気持ちが良い事だった。)うん、今日金魚の日。何それ…?(漆が片手に持ってきた大理石の棒を指差し、寝所の上で抱えた膝を崩した。漆は私より少し早く此処に来たらしい、自分が何処から来て此処は何処だか考える事は今はもう無かった。)   (2013/12/10 12:00:11)

金魚…。ああ、恵比須様の事か。(捨が金魚と呼ぶ練師には昨日すこし怒られた。小水を全部飲み干すことができなかったからだ。部屋の隅にある蛇口を捻ると温いお湯が降り注ぐ。ここに来るまで見たことがない塊は石鹸という。一日の終わりにこれを使うのが好きになっていた。体中に塗りたくってお湯で流すと、棚に置いた大理石の棒を手に捨の隣に座る。)こうやって使うんだって。顎、疲れたよ。(大きく口を開け、右手に持った大理石の棒を口の中に出し入れして見せる。半ばまで入れたまま、丹念に舌を…使う。)下手なんだってさ。捨はまだ?   (2013/12/10 12:14:10)

(何の花の匂いか分からないけれど、石鹸の匂いは華やかで好きだ。練師の匂いが残る身体はどことなく気持ちが悪いような、気味が悪いような。複雑な気持ち。漆が太い棒にしているような事は、実はもう練師の杭にした事があった。)杭に使うやつでしょ…?かして、こうするの。(漆の手に握ったままの棒を自分の方に引き寄せて舌先でその先端を舐め擦り。唇に押し込んで深く咥える。吸い上げ、撫で、苦しさが込上げてくる寸ででそれを唇から引き抜けば、粘っこい唾液が糸を引いた。)ね、こう教わった。もっと深く咥えると練師褒めてくれるよ。(唾液で濡れた唇で漆の指に引いた唾液の糸を拭ってから無邪気に笑った。)   (2013/12/10 12:21:15)

上手いな、捨。でもさ、大黒の杭はさ、これの倍ぐらい太かったんだ。(後頭部を大きな両手で抑え込まれ、喉奥まで何度も突き入れられた大黒の杭の感触が蘇る。胃液を何度か吐き出した。大黒が練師の仮面の下で満足そうに笑っている気がした。捨を真似て何度か大理石の棒を嬲ってみる。また大黒の杭の感触が蘇り、体の芯が……熱くなりそうだった。それを捨に見透かされるのは少しだけ嫌だったので、いかにも稽古だというように、しばらく大理石を舐め続ける。)けふ…っ。やっぱり苦手だな、これ。(おどけたつもりの口調。そのまま大理石の棒を向かいの、自分の寝台に放り投げた。)   (2013/12/10 12:34:33)

大黒さんって、黒い蝶の人?私、あの人にまだ触れた事無いな…。気に入られてるんじゃない?(練師の助手に椅子に縛りつけられ、大黒と漆が呼ぶ練師は長い鞭で捨の太腿を打ち据える。激しい痛みと、無意識の涙に何も考えられない時間が続き、気がつけば失神し、盛大に失禁しているのが常であった。大黒の部屋に行く時、黒い蝶のような帯を裸体に巻かれて飾られる。膨らみかけた乳房が持ち上がり、宛ら大人の女のように見えて誇らしかった。仮面の下のにやけた口元が引き締まり、捨の泣き声がこだまする室内で、大黒は着物の中の杭を激しく擦って栗の花を散らす。大黒の次の日は、身体を起こすのがやっとだった。)大黒の杭、捨に入るかな…。   (2013/12/10 12:41:24)

大黒が?まさか…。(気に入られている筈がない。首と両手を一枚の板に固定された日。洋装の「ズボン」だけを下げられ、何かで尻を叩かれ続けた日。痛みで麻痺が始まった頃、――細い棒かな? 自分の尻を責め続ける物に思いをはせた瞬間。「百…」と静かに数えた練師の声を忘れることができない。くの字にされたまま後ろを見ることができず気配だけで感じた練師以外の存在。――躾け。折檻。この子は見込みあるわ。練師と誰かの会話が微かに聞こえた気がした。)あれを入れる? 捨には無理じゃない? (自然に捨の下腹部に向ける視線。『ガチャリ』と金属音がする。ドアの下にある小さな扉が開き、食事が室内に押し入られるのが見えた。)あ、ご飯。   (2013/12/10 12:57:14)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2013/12/10 13:01:38)

おしらせさんが入室しました♪  (2013/12/10 13:03:28)

(捨の知らない大黒を漆は知っているのだろう、さして気にした事も無かった事が気になった。小さなドアから差し入れられる食事を見て四つん這いでそれを取りに行ったのには理由があった。)ねぇ、お尻みてよ。これずっと朝までなの。四つん這いで歩かないと出入りしちゃっておかしくなりそう…。(金魚の練師に部屋を出る前にお尻に入れられた木の丸い栓。入るまで苦しく、引き裂かれそうなお尻の痛みに悲鳴をあげてしまって、太腿を細い竹棒で何度も叩かれ、園から蜜を垂らしそれを塗りたくって無理矢理押し込まれた経緯を説明しながら好物の林檎を頬張った。)   (2013/12/10 13:07:56)

あ…、捨、それ…。(説明される前に四つん這いの捨のお尻から覗くものに気づいていた。どのぐらい前だろう。此処に来てわりと初めの頃に自分も入れられた道具が捨のお尻にあった。)それ、最初はちょっと変だけど、すぐ慣れるよ。きっと、明日はもう少し太いやつになる筈。(慣れるという言葉で誤魔化した。捨の説明とほぼ同じことをされた。その先の事を教えようかどうか迷いながらお椀を取り上げる。香りのいいお粥が湯気をたてている。匙で掬うと、粘り気のある液体が零れ落ちる。食事の時の捨の癖が不思議だった。)どうしていつも果物から食べるんだよ?   (2013/12/10 13:18:44)

そうなの?これ、慣れるんだ…人って不思議。(しゃり。と音を立てる林檎が甘酸っぱい。漆の質問に首を傾げる。)どうしてって、いつ食べられなくなるか分からないなら好きな物食べたい。だって…人なんて何時死んじゃうか分からないもん。(お尻の異物感に背筋がずっと震えていた。尻尾が生えたようにも、硝子の瓶になったようにも感じる。何の為にこんな事をされたのか分からず、最後の林檎の欠片を頬張り。)ね、これ何の為なの?捨には園があるのに…。   (2013/12/10 13:25:54)

(まだ食事の途中だったが、徐に寝台に俯せる。膝を曲げながらお尻を持ち上げてゆく。顔を寝台に付け、そのままの姿勢で手に持った大理石の棒を捨の方に差し出す。)これ、舐めてから、入れてみて。ここに…。(後ろに回した指先で、お尻の穴を軽く弄る。背中が震える。練師の杭に初めて貫かれた感触が蘇り、自らの杭が腹部に張り付いていくのがわかった。俯せた体の隙間に手を差し込んで尖端からぬめりを指に取ると、それをお尻の穴に擦り付けてみせる。)最初はゆっくり、だよ。   (2013/12/10 13:33:15)

(手渡されるまま、その棒を舐めて唾液を絡める。冷たかった棒が人肌に温まるまでじっくりと。そして、漆のお尻の穴を覗きこんでそっと先端をあてた。)入るの…?これ。いくよ…?(唾液をお尻の穴めがけて垂らして、そっと力を込めた。ゆっくり、吸い込まれていく棒を息を飲んで見つめる。園がきゅんとなり、捨の園は漆の脹脛に擦り付けている。)気持ちいい…?い…痛い?(何処まで入ってしまうのだろう、半分程埋まったところで問いかける。)   (2013/12/10 13:40:15)

(練師に仕込まれたお尻の穴は大理石の棒を飲み込むように広がっていた。捨がたくさん舐めたのだろう。生暖かい大理石がめり込んでくるのを粘膜が受け止める。背中から後頭部まで何かが走っていく。)気持ちいい。捨、突いて…。(ふと目を上げると、壁に刻んだ印が見えた。八つの時に此処に来た。すこししてから刻み始めた印は70本程。三十日ごとに刻んだつもりだった。14歳になっただろうか。今が何月なのかがわからない。脹脛を跨ぐ捨の園。)突いて…、いっぱい…。   (2013/12/10 13:48:33)

(気持ち良さそうな漆の背中を無意識に掌で叩く。捨がいつも練師にされているように、お尻も叩きながら大理石の棒を漆のお尻の穴に突き立てていた。ぬるりと手汗で滑るようになるのに時間はかからず、シーツを引き剥がして手に巻きつけて棒をゆっくり、強く押し込んでは引っこ抜く。)漆、もっと?(反り返った漆の杭がお腹にぴったりくっ付いているのをみれば、足を抱えて仰向けになってと小さな声で告げた。杭への奉仕。どうしても今、したくなったのは自分の尻穴に入っている栓がいずれはこういう風に使うための鍛錬だと知った為。お尻をぴしゃりと叩いて仰向けを促す。)   (2013/12/10 13:53:58)

(杭が下腹部を叩くように幾度か跳ねた。それはお尻を叩かれる度ごと。それは刷り込みなのだろうか、練師の言葉と異なる柔らかな捨の指示にも躰は従う。のろのろと仰向けになると…捨の顔が一瞬、練師の面のように見えた。)もっとだよ、捨。練師みたいに、もっと、もっと…容赦なく…。(上向きになった杭の尖端がじっとりと濡れ、下腹部から糸を引きながら、やはり跳ねる。ここを鞭で責めたのは、練師ただひとりの女である弁天だった。弁天の揺れる乳房と捨の幼い乳房がだぶってゆく。)   (2013/12/10 14:03:16)

分かった、容赦なく…。(漆の杭をぎゅっと握り、それを臍に先端が隠れるほど引っ張って、大理石の棒を激しく突き動かす。無意識に捨も喘いでいる事に気がつきはしなかった。)杭吸ってもいい?漆。こんなに熱くなって、練師はいつもこうしなさいと言った。(棒を尻穴に突きたてながら、さっき見本を見せたように杭を唇に含むと先端の粘りを舐めまわし、舌で満遍なく舐め取って吸い上げ、飲み込む。跳ねる杭を押さえつけるようにして根元をぎゅっと掴んだ。知らぬ間に引き下げられた食事には気づかぬまま、夢中で漆を責め抜く。)   (2013/12/10 14:08:25)

(立てた膝が激しく左右に揺れていた。尻穴を突く大理石の棒は頭の中で練師の杭になる。杭を愛撫されるときは、我慢する時だった。射精しそうになると離れていく弁天の手指と唇。一歩間違えて射精すれば、激しい鞭。その痛みが全身を貫いたことを思い出していた。泣き叫んでも弁天の振るう鞭は止まることがなかった。)出る、よ…。捨。(尻穴の快楽に引きずられ、精を放っていた。脈打つ感覚が続き、どんな状態なのかわからないままに精を放ち続ける。此処はどこなんだろう。捨がこの部屋に来てから一年。参はいま何をしているんだろう。)   (2013/12/10 14:22:37)

(喉に流れ込む漆の栗の花。前に居た捌とは違う味。勿論、練師のそれとも違っている。尻穴から棒を引き抜くと漆の隣に横になった。)ほら、ね。何時食べられなくなるか分からない…。(棒を握り締めていた掌は真っ赤に充血して痺れている。こうやって練師はいつも漆を使っている。杭を持って無い女はどうやってそれをするのだろう。練師に質問などできるはずもなく、時間になったのか灯りが外から吹き消され、部屋は暗くなる。濡れた園に、大理石の棒をゆっくりとあてがうとゆっくり動かし始めた。水音は緩く早く、夜中まで続いた。)漆、捨も…できるようになったらしてね。おやすみ。   (2013/12/10 14:34:17)

【きょうはこの辺で!また次回宜しくですー。】   (2013/12/10 14:36:20)

【ありがとうございました。またでーす。】   (2013/12/10 14:36:58)

おしらせさんが退室しました。  (2013/12/10 14:37:00)

おしらせさんが退室しました。  (2013/12/10 14:37:11)

おしらせ清水 周さんが入室しました♪  (2013/12/26 13:39:50)

おしらせ能都史恵さんが入室しました♪  (2013/12/26 13:40:03)

清水 周【それでは宜しくお願いします】   (2013/12/26 13:40:47)

能都史恵【宜しくお願いします。】   (2013/12/26 13:40:56)

清水 周(クリスマスディスプレイが取り払われたカーディーラーのショールームはどこか空虚さを漂わせる。大振りなアタッシュケースを手に提げたまま、室内の照明を反射させる車に歩み寄ると、運転席のドアを開けて、内装を確かめる。試乗車が表に止めてあったことを確認してからこの車を選んでいた。ビジネスマンか会社経営をしている中年と見えるだろうか、ありふれたスーツ姿である。時間が空いた。それがこのショールームを訪れた理由。「運」があれば、見つけられるかもしれない、ぐらいの思惑はだがあった。社員教育が行き届いているのだろう、店員が近づいてくるタイミングは絶妙。)   (2013/12/26 13:50:18)

2013年01月04日 15時08分 ~ 2013年12月26日 13時50分 の過去ログ
―――囚われ。
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