チャット ルブル

「大正浪漫部屋」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ なりきり  和風ファンタジー  レトロモダン  大正浪漫  大正時代


2016年01月24日 23時22分 ~ 2016年02月23日 01時40分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

葬痲 倖司郎…っ……ふっ…くすぐったい、って…の……。(ぽふん、っと優しく少女の身体に廻した手で背中を叩き、指先遊びの抗議を)……帝都じゃそうそう引っかかるような男も少なくないだろうが…目的はなんだい?……あと、男しか狙っていないのか?(多分、誘拐事件とは関係が無いだろう。とは言え、細くとも線が繋がる可能性が無いとは言い切れない。少女に問いかけつつ)……それはお互い様だろう。少なくとも、嘘を付いたキミの言葉を信じられるほど聖人君子じゃないんでね。(細い針が刺さるような微かな痛みに、目を細めつつも刃は押しも引きもせず、矢張りそのままで。今は対等か、少し優位ではあるが、人間の身体と妖怪変化では力に差があるもの。今はまだ油断出来るものではないと少女の言葉を突っぱねていて)   (2016/1/24 23:22:49)

葬痲 倖司郎【30分ほど席を外します。自動退室になるかもしれませんが戻ってきますので。】   (2016/1/24 23:25:16)

六花【承知しました。お気になさらずごゆっくりどうぞ、ですー】   (2016/1/24 23:25:49)

六花……さァねぇ……お前さんに其れを話して、私は何の得になるんだい?(探るような言葉を受け流しながら、耳元を撫でていた指先は彼の髪に掛かった。僅かに触れた毛先を凍らせながら、尚も言葉を続けて)……頭の固い男だねェ?素直にハイって言ってりゃぁいいもんを……アァ、でも……面白いね(立場はそう優位ではない筈の少女が、まるでそんなことを気にしていないかのようにくつくつ、と堪えきれぬ笑いを喉の奥に響かせて、ゆっくりと遊んでいた指を収めて腕を引いた。腹部に刀を当てられたまま、手をだらりと両脇に下ろして顔だけを彼の顔の間近に寄せて)お前さんみたいな男、嫌いじゃないよ。……また、遊んで欲しいもんだねェ……(言い終わるが早いか、ふ、と冷たい息を彼の鼻先に吹き付けて。其れで男が怯めば、その隙に身を剥がそうと――)   (2016/1/24 23:44:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、葬痲 倖司郎さんが自動退室しました。  (2016/1/24 23:45:17)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/1/24 23:53:56)

葬痲 倖司郎【ただいま戻りました】   (2016/1/24 23:54:18)

六花【おかえりなさいませー】   (2016/1/24 23:55:06)

葬痲 倖司郎……そうだな……何が欲しい?叶えられるものであれば、叶えても良い、が。(ちりり、と少し硬い、癖のある跳ねた髪の毛の先が冷たく凍っても少女の背中を軽く撫でるだけで)……。(手を下ろし、顔を近づけてくる少女を見つめれば、言葉こそ大人びているが、顔は童子そのもの。いや、そういう風にしているだけの可能性もあるが、どことなく愛らしく思え、ほんの少し、表情が緩みつつ)……っ(冷たい息を吹きかけられれば、すぐさま刃を放し、その拍子につぷ、っと人差し指を少し切りぽとりと血を滴らせてしまい。怯んだ事で刃を少女の肌に押し付けないようにと慌てて離し、収めた結果がこの小さな怪我。刃を収め、少女が離れる頃には、この程度で動揺するとは情けないと、自分を叱責し、唇を噛んでは流れる血を見つめていた)   (2016/1/25 00:01:15)

六花……っ …ふふっ あははッ…(思惑通り――否、それ以上の反応を持って離れた男の身体。勿論その隙に身体を離したのだが…地面に落ちた真っ赤な花弁を見れば、至極楽しそうに…声を殺すこともせず大きく声を上げて笑った。そしてひとしきり満足するまで声を上げれば、そっと手を伸ばして……彼が逃げなければ、そっとその傷ついた指先を救い上げるように持ち上げた。一筋、指先を染める鮮血に口付けて…そしてそっとその指を口に含もうと)……欲しいのは、お前さんの精だよ。濃い男の精を喰わせてくれるなら、考えないことは無いねェ……?(男を見つめる瞳が僅かに光った――のは、月光のせいだろう。長い睫に縁取られた其れはゆっくり弧を描いて)   (2016/1/25 00:11:51)

葬痲 倖司郎……何が面白い。(ぶす、っと少し膨れたような、拗ねたような表情を見せながら少女を睨みつける。憎悪、ではなく羞恥に近い、少し子供っぽい表情だったはずで)……。(血の流れる指は、傷こそ小さいもののまだ少しずつ赤い色が流れて落ちていく。その赤い色が少女の口に入るのを何もせず、好きにさせていて)……精?……あー……うん……それは、どっちの、だ……?(そういう妖怪を見たことが無いわけではない。斬った事もあれば、未だに知人のような付き合いをしているものもいる。だから、どっち、なのだ。身体を重ねて精を得るのか、それとももっと単純に霊力とか妖力だとか、そんな目に見えない力を分けるのか。頬を掻きつつ、少女に指を遊ばせたまま再び視線を合わせるように屈んで問いかけて)   (2016/1/25 00:18:25)

六花面白いね。お前さんの、その顔が。…くくっ…(拗ねたその表情すら可笑しいようで、再びぶり返した笑いを何とか奥歯を噛んで堪えてはみた。唇が血で紅をさした様に赤く染まり、ちゅ、と音を立てて漸く血の流れるのが落ち着いた指先から離れれば、名残惜しそうに舌が唇に残った鉄の味を舐め取って)……ン? ……どっち、か? まァ、凍らせて魂を喰ってもいいんだが、それだとお前さんの目的は果たせないだろう? じゃあ、其処から搾り取るしか思いつかないんだがねェ…?(つい、と視線を遣ったのは彼のコートの下の股間の部分。に、と口角を上げれば言葉を続けて)アァ、この姿じゃ勃たないってんなら……姿を変えてやっても良いんだよ?(言い終えれば、ふわりと女の周囲の空気が舞い……凍った空気を纏いながらその姿をいつぞやの成熟した女の肢体へと変えて)   (2016/1/25 00:30:16)

葬痲 倖司郎……意地の悪い妖怪め。(雪女ってのはみんなこういう奴等ばかりなのだろうか。それほど多く雪女を知らないからなんとも言えないが、その中でもこの少女は意地の悪い方にいるような気がしていた)……魂を喰われる訳にはいかん。……嗚呼、やっぱり……。(もう少し妖怪と言うものは慎みを持つべきだと思ってしまう。モガと呼ばれる銀座を闊歩する少女達やカフェーの女給よりも破廉恥と言われるだろうに、と思うものの人間社会のことなど妖怪には関係ないのか、とも思っては少し諦めていて)……そっちが本当の姿なのかい?(無理をしているなら、幼い姿でも、と小さく呟く。此処最近自分より年下の子と接してばかりだったから、躊躇い無く少女を斬れなかったのもその幼げな姿だったからという理由もあり。幼い姿の方が、仕方なく、と自分の心に言い訳できるという自分勝手な考えもあったのだが)   (2016/1/25 00:38:30)

六花【すみません、少々席を外します。戻りますのでー】   (2016/1/25 00:46:24)

葬痲 倖司郎【はい、了解しました】   (2016/1/25 00:47:40)

六花【申し訳ありません。お待たせいたしました…っ】   (2016/1/25 01:05:55)

葬痲 倖司郎【おかえりなさいませ。】   (2016/1/25 01:06:10)

六花くくっ……なぁに、人間程じゃないよ(意地の悪さはどうやら自覚があるらしい。可笑しそうに皮肉を返せば、風に揺れる銀の髪を軽く掻き揚げて。少女の時とは違う、妖艶な瞳を男に向けて軽く小首を傾げて見せた)本当の姿、と聞かれると難しいところだけどねェ……。と、ンン?……なんだ、お前さん硬い頭して少女趣味だったのかい……?(益々面白い男だと言外に告げながら、すっくと立ちあがった。少女と目線を合わせる高さに腰を曲げている男を見下ろしながらその鼻先をつん、と軽く突いて)まァ、楽しみは取っておくことにするよ。お前さんの甘露なその精を頂くのは、次の機会に、な。……ちゃァんと、子供の姿で来てやるからな…?(言えばそのまま数歩男との距離を取り……一迅の風が雪を纏ったかと思えば、其れに紛れるように女は姿を消した。唯その場所に、いくつかの風花を舞わせた以外、何も残さずに、忽然と――)   (2016/1/25 01:13:35)

六花【折角お待ちいただいたのに、続けるのが難しくなってしまい無理やりに〆てしまいました(汗)また遊んで頂ければ嬉しいですー】   (2016/1/25 01:14:13)

葬痲 倖司郎【いえいえ、ではこちらも〆を書きますね。】   (2016/1/25 01:16:31)

六花【ありがとうございます。では、申し訳ありませんがお先に失礼しますね。有難う御座いました。】   (2016/1/25 01:17:18)

葬痲 倖司郎【はい、お疲れ様でした。おやすみなさいませ】   (2016/1/25 01:17:33)

六花【お休みなさいませ。良い夜を――】   (2016/1/25 01:17:49)

おしらせ六花さんが退室しました。  (2016/1/25 01:17:52)

葬痲 倖司郎(確かに、人間と比べれば妖怪の方がまだ素直だろうか。立ち上がる女の姿は先ほどの少女の姿よりもずっと背が高い。屈んだまま鼻を突かれれば、鼻先に氷を当てたように冷たかった)……別にそんなんじゃァ、ないが……。(とは言え、青年も男。案外好色な方……と、言うよりも好奇心が強いと言うのか。別に無理矢理幼子を、と言う趣味は毛頭無かったが、求められれば拒まぬくらいには軽い男だったのかもしれない)……やれやれ……。(数歩下がる女の様子にやはり斬っておくべきだったか、なんて冗談を口にする。ともかく、暫くは男の氷付けの変死体などは新聞に載ることは無いだろう。襲われても命を奪われないのなら、まぁ、見て見ぬフリをしても構わないだろう。すっかり女が消えた先を見れば頭を掻きつつ、ステッキの刃を少しだけ抜き)……あー……不味いな……清めないと……。(血を少しばかり啜った銀の刃は微かな邪気を纏ってしまう。獲物もいないというのに、俄然やる気を出しているような有様だ。こうなると一度家に帰って鎮めてやら無いと面倒になる。溜息混じりに、結局ミルクホールへは行けず、家へと踵を返すのであった)   (2016/1/25 01:25:47)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが退室しました。  (2016/1/25 01:26:05)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/1 21:15:12)

葬痲 倖司郎(相も変わらず寒風の吹き荒ぶ冬の帝都。こんな夜はいつものように暖かい室内で酒でも舐めているのが一番良い。そう考えながら座っているのはいつものミルクホールの隅のテーブル席。洋酒とナッツ類のつまみ、それとなんとなく甘いものが欲しくてアンパンなんぞ一つ注文していたわけで)……。(むしり、とやおらアンパンを毟っては一口放り込んでむぐむぐと口を動かす。嗚呼、偶には甘味も悪くないな、なんて思いつつ、思考は机の上に無造作に置かれた資料。ここ数日、真面目に帝都を駆けずり回って得た情報の、幾つかの怪しい場所が記載されているもの、だが――)   (2016/2/1 21:18:38)

葬痲 倖司郎(気になるのは、半年前からまったく音沙汰どころか人の済んでいる気配すら失せたと言う、伊良湖邸。なんでも主人は画家で大成したと調べはついたものの、肝心の人物像に関しては良くわからないまま、何人もの使用人と共にいつの間にか消えうせていたという話で)……。(例の誘拐事件に関連しているとしたら…大量の生贄となった可能性もある、だろうか。なんにせよ、周辺の人間がどんな人間だったかすら覚えていないというのは、どうにも妙な匂いがする。人ではない何かの、嫌な臭いだ。小さく頭を振っては、洋酒を舐めて少しだけ気分を治そう。とりあえずは実際に行って見るのが手っ取り早いかもしれない。もっとも一人で行くには、少々準備が必要そうではあったが)   (2016/2/1 22:54:16)

葬痲 倖司郎(かと言って、こんな時代に霊だの妖怪だのは、一般的にはナンセンスなものだ。神社の宮司や巫女に知り合いでもいれば良いが、そんなものが都合よくいる筈もない。先日、使用人として雇った少女は妖怪の類は特に怖くは無いと言っていたが、だからと言って連れて歩けるようなものでもあるまい。結局のところ、自分の身を自分で守るしかないわけで)……蔵から引っ張り出すか……。(気が進まないが、背に腹は変えられない。アンパンの残りを食みつつ、洋酒をちびりちびりと舐めてはせめて、こんな静かな酒を楽しむ時間がずっと続けばいいのに、と思っていて――。)   (2016/2/1 23:25:45)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが退室しました。  (2016/2/1 23:25:49)

おしらせ六花さんが入室しました♪  (2016/2/3 21:40:10)

六花【今晩は。お邪魔させていただきますー】   (2016/2/3 21:41:28)

六花(ぺたり、と小さな掌が硝子窓に張り付いている。大人の社交場といった謳い文句がしっくりきそうな、都会のカフェーのその窓に、その文言から懸離れた幼い少女が、煌びやかに映るその店内をじぃと見つめていた。少し高い位置にある其処に視線を合わせるため、必死に踵を上げて。その様子を道行く人々は、時に微笑ましそうに見遣り、時に物乞いかと蔑む様な視線を送っていたが、そんな気配など全く気にしていないのか、只々その濃紺の円らな瞳は給仕の女性や杯を傾ける紳士諸兄に注がれていたのだった)……カスティリャに、…あれは……はぁ、羨ましいのぉ…(じゅるり、と唾液を啜る音が聞こえてきそうなほどに緩んだ口元。通行人が襟を立てて歩く冷たい風が走り抜けても、少女は身震いもせずに”のぞき”を止めなかった)   (2016/2/3 21:43:55)

六花(ぷるぷると震える爪先に漸く踵を下ろす。石畳の路地に草履の触れる小さな音を鳴らせば、それに続くように大きくため息を零して)この格好じゃ、門前払いも良いところ……だよねェ……うぅむ……(かといって、姿を変えれば明らかに周囲から浮いてしまう容姿になってしまうし――それは本人の力の無さ、が原因なのだが――、無理に押し入ってもあの美味にはあり付けそうもない。人間の精も美味いが、あの西洋菓子達も彼女の舌を満足させるには十分な美味しさだ。いつか偶々手に入った其れを口に入れた時の記憶が蘇れば、ぐぅ…と腹が不平を漏らす。着物の上から宥めるように腹を撫でながら、暫しどうしたものかと思案して)   (2016/2/3 21:55:22)

六花【お部屋有難う御座いました。失礼しますー】   (2016/2/3 22:03:26)

おしらせ六花さんが退室しました。  (2016/2/3 22:03:32)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/4 20:42:11)

葬痲 倖司郎(先日の調査から、色々と支度を整えてやってきたのは例の屋敷。昼間だから特に恐ろしさがあるような雰囲気ではないが、そこそこ大きい上に周囲の家と違い洋風作りなところが多少浮いて見える。もっとも、人の気配が失せたという噂が半年前に流れたばかりと言うのに、門や壁の皹や苔なのかカビなのかわからないが、時折見える汚れに小さく唸る。たった半年でこうまでなるものだろうか、と。)…ま、百聞は一見にしかずってね…。(そう言って門を軽く指で押して見れば鍵もなく、しかし、油も挿していないからか、酷く耳障りな音が響き)失礼しますよ、っと…。(不法侵入……ではない。一応、警察にコネを使い許可は得ている。もっとも名目は不動産業者からの物件の立ち入り検査の依頼により、と言うでっち上げたものだったが)……んー。(正面扉も、まぁ、大きい。しかし、その分掛けられている鍵は強固なもの。でっち上げの立ち入り検査で鍵なんて持っているはずも無く、仕方なしに何処か裏口か窓でもないかと庭を探索することにして)   (2016/2/4 20:52:52)

葬痲 倖司郎(雑草がまっすぐに伸び、庭には何本もの木が植えられている。洋風の作りなのに井戸まである。もっとも、その井戸は枯れている様だったのだが。ここまで見たところ、やはり人が住んでいるようには到底思えなかったが、さてそれなら住人は何処へ行ってしまったのだろう。誰にも見つからず、主人だけではなく何人もの使用人まで全ていなくなってしまったなんて、妙な話だ――。)……やれやれ、神隠しってのはあるのかね……。(程なくして裏口を見つけては、コートの懐に手を入れてごそごそと。煙草にマッチ、銀のナイフ。ついでに魔除けの札なんぞも入っている。ナイフはともかく、魔除けの札は気休め程度のものでしかなかったが。ともかく、暫く懐を探り、針金を取り出しては鍵穴へと静かに差し入れてかちゃり、かちゃりと弄り始め。)……。(こんな場面、誰かに見られたら絶対空き巣だと思われるだろうな……。心の中で苦笑しつつ鍵穴と悪戦苦闘。裏口だというのに、普通の鍵よりもよほどしっかりしているな、と唇を噛み少しずつ少しずつ、慎重に鍵を暴いていき)   (2016/2/4 21:24:50)

葬痲 倖司郎(かちゃ、かちゃ……ぴぃんっ……!小気味良い乾いた音が小さく響き、ドアノブが廻る。冷たく、重い裏口の扉を開けては、昼間だというのに薄暗い室内が見える。明かりは……マッチを擦って火を灯そうか?いや、流石にそこまで暗いわけじゃない。ちゃんと足元が見える程度の明るさは、埃の厚く掛かった窓から差し込んでいる。静かに一歩足を踏み入れては、室内の埃っぽさと冷たさ。静けさに……微かに混じる据えた匂いに小さく鼻をひくつかせ)……参ったな……なんかあんまり良い予感がしないな…。(直感とか、なんとなく、とかそういう類の勘でしかないのだが。余りこの屋敷は良い雰囲気がしない。薄暗い中でもまだ明るいというのに奥が良く見えない。まるで影か闇がこびり付いているかのごとく、真っ暗に見える。正直、人間の手には余りそうな深淵に、そ……っと裏口の扉を閉めて)…不味いな…何か出てきても交渉出来る雰囲気でもないな、こりゃ……。(かと言って問答無用で斬り伏せられる類でもない。と言うよりも数が違う。小さな思念が幾つも混ざり合っているような気配だ。正直、多数を相手にするのは少々危険だ――。)   (2016/2/4 21:55:18)

葬痲 倖司郎……簡易式神でも持って来れば良かったか……。(もしくは、この類の専門家の仲間か。前者は用意は難しくないが、戦力として普段が残る。後者は戦力としては心強いが問題は、この広い帝都で力を貸してくれそうな物の怪が果たしているのかどうか。先日出会ったあの少女なら餌で釣れる、か?いや、余り危険な目にあわせるのも……暫く考えた後に、魔除け札を裏口に張り一度出直すことにしよう。扉を開けてしまったから、良くないものが外に出ないよう施したが…さて、どの程度効き目があるのやら。ともかく、後日もう一度来て見よう。その間に好奇心旺盛な輩がやってきても……ま、俺の責任じゃァ、無いか――。)   (2016/2/4 21:55:20)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが退室しました。  (2016/2/4 21:55:30)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/12 23:43:22)

東雲一二三カランカラン――(帝都の一角にあるモダンな三階建てビルヂングの一室。扉の前のプレートには『東雲探偵事務所』と刻印さてる。いくつも輪っかで津ならネタ重々しい鍵を木製の扉のシリンダーにはめ込み回し入り口のカウベルを軽快に打ち鳴らす。ツカツカと靴音を鳴らせば、どかりと椅子に深く腰を降ろして天井を仰ぎ見れば此処の主であるボクは盛大にため息を吐き出した。)いやはや…飛び込んでくる仕事はモノ探し、人探しの類ばかり。(男装の着物に袴履き、ブーツ。翠色の瞳は露西亜人の母と神職の父の混血である証でぼんやりと天井を見つめてボヤく。そのため息の主の声は心なしか重い。それもそのはず、一日中帝都を歩きまわっていたのだから。日が昇り、傾き掛けてやっとこの居を構える我が事務所へ帰還したのだった。)猫一匹探せって…、やっぱりボクにはそっちの探偵業は向いちゃいないねえ。(主にやってくる依頼と言えば在り来りなものが多い。しかしその実態は陰陽を齧った経験から、この世の怪奇に関する専門の探偵なのだが…。)仕事は選びたくてもお腹は勝手に空きますからねえ。困った困った…。   (2016/2/12 23:44:31)

おしらせ瓢鮎刑場さんが入室しました♪  (2016/2/12 23:45:58)

瓢鮎刑場いやはや、いやはや、いやはや。どうされましたか我が主、まるでナンカリーを食べようとこっそり流行りの店に行ったらば売切れと宣告された顔をしているであります。(ひょっとして今までそこにずぅっと居たのかとも、けれども今しがたやっとこさ来たのかとも。つまりは極自然で、且つ当たり前のように、閑散とした探偵事務所におかれた古臭いソファの上で寛いでいるのは学生だった。国民学校においてはごく一般的な学生服を――それも男物を着用しているとあれば男である筈だが、胸部の豊かな膨らみがその常識をいっそ清々しいまでにぶち壊しているのだった。硝子のように美しき所長の瞳とは真逆に、その眼ときたら黒く濁り一切の感情を表に出さない、けれどもその表情や口調が、『きわめて愉快である』と声高々に宣言しているのだった。)はむっ……うん、うん、我が主よ、求めるならば地面より先に木の上を探すべきでありますよ、なにせ猫と言うのは煙と同じであります。(たとえばそことか、なんて指差すそこに木の先がある訳もなく。その様子を見つつもう一口、大きなお饅頭を両手で掴めばゆっくりと咀嚼するのだった。)はむ、はむ…ううむ、実に美味いでありますよ!   (2016/2/12 23:59:38)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、瓢鮎刑場さんが自動退室しました。  (2016/2/13 00:20:41)

おしらせ瓢鮎刑場さんが入室しました♪  (2016/2/13 00:21:14)

東雲一二三(あ゛ー?っと言う具合に仰ぎ見ていた天井から声のしたソファーへと視線を移せば、そこには当たり前の様に寛ぐ存在ひとり…否、一匹と言った方が的確だろうか?清々しいまでに茶化してくる存在から伝わるのはボクの表情から愉快で仕方が無いと言う感情のみ。内心ではため息を吐き捨てたくもあるが、これ以上このふてぶてしい顔を愉悦に染まらすのも癪に触る。至極努めて此方も笑ってやろう。)いやいや、刑場君。キミが一緒に来て来れたらきっとボクの心は晴れ晴れとしただろうに残念だよ?おや、ナンカリーとは…キミが流行り廃りに敏感だとは恐れ入りましたねえ。ついでにその胸部の肉で餌で釣ればボクの仕事も捗ったかもしれないですねえ。いや、至極残念無念。(当然、嫌味は忘れるボクではない。此の程度でどうにかなる相手でないのも知ってはいるのだが…。逆にボクの為人を知ってる彼女もあの程度は挨拶程度だと言う認識だろう。尤もたゆんと突き出された胸に若干の苛つきを覚えたのは致し方あるまいが…。)   (2016/2/13 00:22:20)

東雲一二三嗚呼、成程、成程…ケダモノなんとかは高い所が好きと言う訳ですか。丁度良い。キミ自身で実践してみてくれるとボクは助かったのですけどねえ。(かかっと一つ笑うと立ち上がり、彼女の目の前までカツカツと歩み寄り机を挟んで向かいのソファーへと自分も腰掛け直そうか。手を伸ばして自分も饅頭一つ掴むとむしゃりと一口噛み千切って。)尤も、件の依頼はもう完了してるのですよ。キミの木登り見てみたかったのに残念で仕方ないですねえ。ええ。本当に。   (2016/2/13 00:22:22)

瓢鮎刑場(けらけらと高らかに笑うタイプではない、くつくつと笑いをこらえながらもそこに宿っているのは悪意ではなく、ただ純粋なからかいだった。自分の主人が不機嫌で不愉快でご機嫌でない目に合うのが楽しくて仕方ないのだ、おまけにそれが自分のもたらしたものであるならばなおさら愉快だ。)生憎ながら自分、多忙を極め馬車馬のように駆け回る主についていくことが敵わず誠に勝手ながら、不本意ながら!こうして近場で時間を潰させていただいていたのでありますよ…いやぁ、あなたが「来てくださいお願いいたします」といったのならばいざ知らず――これでも自分、他者の心を読むと言う事に疎いもので…。(よよとこれ以上ない程分かりやすい嘘泣きをしつつもチラチラと様子を覗えば、次の瞬間にはケロリとした様子で立ち直れば彼女曰く「餌」が揺れる、見せつけるように揺れる、その視線は正しく勝者のそれである、本日はいつにもまして揺れております。)まったくもって、下僕に対して嫉妬する主人というのは中々に罪深いものでありますな。   (2016/2/13 00:45:46)

瓢鮎刑場(自分は下僕である、つまりはこの東雲一二三たる三流かつ三文探偵に召喚された身であり、正確に言えば人外の存在である。人の恐れより生まれ、人に畏れられ育つ妖怪を出自とするのが如何にして対妖怪用の探偵と誓約したか――それは割愛させてもらうとしよう。)しかし、巷で噂のこの饅頭は行列に1時間並ばないと買えないと聞いておりましたので、早速厨房にお邪魔して頂いてきた次第、いやはやなんとも愉快つうか…あぁ――っ!?(余裕綽々とした表情で饅頭をこれ以上ない程の笑みで食らっていたのだが、それが横取りされたとなれば途端に素っ頓狂な叫びを浮かべ、じとりと粘りつく様な目線で睨みつけた。若干涙目、今度は間違いなく純度100%のマジ泣きである。挙句の果てにゲシゲシと主の脛まで蹴り始める始末だった。)――っ! ――っ!!   (2016/2/13 00:46:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、東雲一二三さんが自動退室しました。  (2016/2/13 01:01:52)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/13 01:02:16)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、東雲一二三さんが自動退室しました。  (2016/2/13 01:22:21)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/13 01:22:58)

東雲一二三はははっさてと、殴りましょうか?(笑い方の質とすれば割りかし似ているであろう自分達なのだが。その性質は全くの別物だ。ああやって嗤うことが彼女の生きる意味でもあるのだから止めようがない。ないのだが、それを自分に向けてくるのは些か心外ではないか?なんせ契約上はボクが主で彼女を使役する立場なのだから、拳骨を形作ると口元に持って来て「は~」に息を吹きかける様にな仕草を見せつけておこうじゃないか。ちなみに補足しておくとだ、ボクの握拳は其のスジの怪異には評判である。)それこそ夢見の悪い話ですねえ。ボクがキミに頭を下げる姿想像してごらん?………確かに想像しろとは言ったのがボクですが、そうあからさまに幽霊を見るみたいな顔はどうかと思いますよ。(恐らくボクが淑女然とした態度と仕草で恭しく頭を下げる姿を想像したのだろう。渋い表情を作ってる彼女の薄ら嗤いを取り下げる溜飲は下ったが、如何せんその渋柿を口に突っ込んだかの様なそれはそれで多少は堪える。こちらまで神妙な顔つきになってしまったではないか。)   (2016/2/13 01:24:48)

東雲一二三嫉妬に見えますか?見えるのなら良い怪異専門の医者を紹介しますよ?料金は身体払いで…嗚呼、勿論支払いはボクにで良いので安心してくれていいですよ?(ふつふつと嗤う彼女よりどちらかと言えばボクの嘲笑いは粘性なのかもしれない。うむ、気をつけよう。) はた迷惑な事は止めておきなさいな。依頼来ませんかねえ…その饅頭屋から。来ないなら今から界隈で怪奇現象のひとつやふたつでも起こして来ると良い。ははは、楽しみだなあ調服。(実際この近所で起きてる心霊現象の7割は彼女のせいではないだろうか?残り3割は多分変態の見間違いだろう。尤も自分の使役している存在が騒ぎを起こしてそれを解決なんてみっともない真似を晒し御同業に後ろ指さされては溜まったものではないのだが。)   (2016/2/13 01:25:34)

東雲一二三(ひょいっと摘んだ饅頭の歯型をもそもそを覗き込んでいれば叫び声と何やら目の前からスンスンっと鼻を啜る音が――はて?)成程、成程。言葉が出ない程に、泣く程に美味しいのですね。これは饅頭屋の主人も職人冥利に尽きると言うものだ。いやあ、良かった良かった。(何かた脛のあたりけ蹴飛ばしてくる姿は見た目麗しい少女の姿とのギャップがあって微笑ましい。頭突きでも飛んで来るかと言うくらいの勢いの額を掌ひとつで押し止めると、手に余った残りの饅頭を彼女の口に押し込んでやろう。)まったく…ただでさえくたびれてるのに。(くぅーと鳴るお腹。と乾く喉。饅頭はもう無い…。)   (2016/2/13 01:25:52)

瓢鮎刑場(涙目になりつつもゲシゲシと弁慶の泣き所に集中攻撃するものの、妖怪の中でも自分は力の強い方ではないのだ。人間としては破格の怪力を有しているこの主に容易く止められてしまう、ちなみに喧嘩では一度も勝てた試しがないが口喧嘩では負けた事が無い、胸囲のサイズなら連戦連勝、常勝無敗だ。)うるさいであります、人の饅頭を…食べ物の恨みは恐ろしいと言う事を再確認させてやる必要があるのでありますよ――もごっ。(鼻を鳴らしながらも無言で蹴り続けていたが、黙らせるように詰め込まれるお饅頭は容赦のひとかけらもない。しかしながら器用に咀嚼し、喉を詰まらせないようにしてドンドン体内に取り込めばあっという間に膨らんだ頬は収縮し、やがて声も息も問題なく行えるまでになる頃には大分機嫌を取り戻しているのだった。)   (2016/2/13 01:47:16)

瓢鮎刑場ともかくムッツリスケベの三流名探偵殿は、下僕から飯を奪って悦ぶ卑劣漢である事が分かったので今後気を付けるとするのであります――しかしながら、あなたに頭を下げられるのと殴られるのを選ぶとするならば断然後者でありましょう。だって警邏相手にもふてぶてしい我が主が、一介の妖怪に頭を下げるとなったらもう生きた心地がせず、冷汗は額を伝わり、足腰の震えは止まらず、正気を保てるかすら妖しいのでありますからな。(想像するだけで恐ろしい、首を振りながらも肩を竦めて――つっと顔を上げれば少しばかり真面目な顔。)しかし、この世の全不幸を負っている表情はいただけない、なにせ自分を引き当てたのでありますからこの程度の貧乏、我慢してもらいたい者でありますよ。   (2016/2/13 01:47:20)

瓢鮎刑場なにせこの饅頭を取ってくるのにだって、余裕綽々で何のもめ事も起こさず行えるのでありますから――なんでありますか、その薄気味の悪いものを見る目は、如何にも探偵剥きでありましょう?(確かに怪異現象は近所で頻発する。けれども、冤罪でも掛けられない限り自分達が疑われることは万に一つもないのだ、そういう能力なのだから。さも当たり前の如くそこに居て、まるで主人の如く振る舞い、遠慮なく飲み食いする。誰も騙されているなんて思わないし思えない、それしか出来ないがそれならば出来る――くすりと微笑んで、我が主の手をそっと取ることにするのだった。)さてと、腹が減ったであります…近くに牛鍋屋が開いたと聞きましたのでその腹の虫に献上しに行くと致しましょう。安心するのであります、この「ぬらりひょん」たる自分は特別な上客として扱われるでありましょうよ。(その笑みは、妖怪らしく聞く者をぞっとさせる掠れた声だった)   (2016/2/13 01:47:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、東雲一二三さんが自動退室しました。  (2016/2/13 02:04:53)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/13 02:04:59)

東雲一二三(目の前で噛みつかんばかりにボクを必死に攻撃してるけれど、申し訳ない…蚊ほどに全く効きやしない。掌ひとつで押し止めているのもこの涙目を見ても涼しい顔をしておこう。口撃になれば分が悪いのだから多少が許されると言うものだ。ちなみに寝所では一進一退と言ったところか。)人の恨みが適用されるのは人間様だけですよ?ほら、返してあげますからそんなにムキにならんでくださいよ。たくっ…。(人間相手にこれを押し込んだら色々と問題だろう。そもそもボクの怪異解決方法が主に暴力に機縁している所作かもしれないけれど…きっとこの日の本で怪異を殴り飛ばす陰陽に連なるものなんてボクくらいのものだろう。)相変わらず栗鼠か鼠みたいな…ん、あむっ。(どう言う構造をしてるのか、考えるだけ無駄だろがあれだけ頬張っていた饅頭を綺麗にペロリと平らげた彼女。その口元に餡粉の忘れ物。それを指で拭ってやるとべろっと舐め取るボクであった。)   (2016/2/13 02:15:00)

東雲一二三確かにお腹は空いてはいるけれど、キミの言う招待と言うのはあとでボクが頭を下げなきゃいけない代物でしょうが…たくっ…(ごそごそと着物の裾を弄ると財布を取り出しパチリと中身を数えて数秒―――)ま、さっきの依頼料出るから大丈夫ですかねえ。化け猫相手ならもっとふんだくれただろうに…。(ブツブツと言いつつも自分の親友であり、悪友であり―――そして妖怪である彼女の手を取り。)しっかり食べて精付けて…今日の労働に感謝しましょうかねえ。(そのまま少し背の高い彼女の手を引いて出かけるのであった。)   (2016/2/13 02:15:03)

瓢鮎刑場【本日はありがとうございました、であります…またお邪魔させてもらうでありますよ、それでは!】   (2016/2/13 02:20:18)

おしらせ瓢鮎刑場さんが退室しました。  (2016/2/13 02:20:21)

おしらせ東雲一二三さんが退室しました。  (2016/2/13 02:20:36)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/14 17:22:41)

葬痲 倖司郎(件の屋敷へ再び、と行った所で今度はさらに道具を用意し、いざと昼間に侵入したもののボロボロの玄関から先はやたらと広いその屋敷。ぐにゃりと時折悪酔いするような気分に苛まれては、饐えた匂いに苦虫を潰したような表情を浮かべ)……やれやれ、ちゃんと帰れるのかどうか…エディに夕食の用意を断って来れば良かったかなァ…。(すっかりと日も落ちて、暗い屋敷の中をあてども無く彷徨い続ける。まるで洋風のホテルのような部屋の数に辟易してしまう。これが化け物屋敷ならばまだ賑やかだろうが、不気味なくらいに静まり返っているのがいやらしい。まぁ、集めた情報から神隠しの件に関わっていることは間違いないと踏んで入ったのはあながち間違いではなさそうだ。何故っていうと、帰ろうと思ったって、何処から入ってきたのか、それがわからなくなっているのだから――。)   (2016/2/14 17:30:38)

葬痲 倖司郎(しかし、部屋内は暗い。廊下も食堂のような場所も、何処もかしこも火が無い。電気スタンドやランプがあるのに電気そのものが通っていないのか何処を触ろうがうんともすんとも言わない。そろそろ暗がりに足元も覚束なくなって来れば、懐から燐寸を取り出し)……色がつきませんように、っと……。(しゅっ…っと擦ってつけた燐寸の火は煌く様な海の蒼い蒼い色。およそ普通の火の色ではないそれを見ては大きく溜息を)   (2016/2/14 18:00:04)

葬痲 倖司郎……なんかいるのは間違いない、か……。(普通とは違う火の色は人以外の何かがいる印。蒼はまだ低級か、もしくは中立的な、それほど危険ではない気配。とは言え、普通の人間からすれば人間以外の全ては恐怖の対象の筈。下手をすればこの家に憑き殺された、『神隠し』にあった魂の可能性も…っと考えては軽く頭を横に振り)……悪く考えちゃいけないよな……。(神隠しにあった被害者がまだ生きていることに望みをかけよう。いや、最悪死体でも残っていればそれでも良い。それが、探し人であればなお、良い。形見の一つでも持って帰れば、まぁ、面目は立つ。……幾つもある神隠しの事件は、既に青年の中では全て繋がっているわけではなく、それぞれが独立した事件なのだろうと予測していたから、その中には化け物がらみではなく人間の起こした事件もあるだろう、なんて思っていたのだが――……。)……誰かいないもんかなァ……おーい……なんてね……。(数歩先はもう、真っ暗な闇の中に声が溶けていく。虚しいな、なんて少しだけ寂しい気持ちで蒼い火を灯したまま廊下を歩いていく。とぼとぼ、とぼとぼ、と――。)   (2016/2/14 18:00:08)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/14 18:53:52)

東雲一二三せいのっ――――!!(まるで落雷したかの様な轟音が館内に響き渡った。古めかしい造りとは言え頑丈な扉は今や扉だったものと化して吹き飛んでいた。光が差し込み埃の舞い飛ぶ中で異人との混血を伺わせる翠石が燃える様な色の瞳が浮かびあがる。蹴り上げた脚を降ろして室内をキョロキョロと見渡した。)けほ、けほ…ううむ、カビ臭い…お邪魔しますねえ。(爆音から静寂へ――間の伸びたような呑気な声を持ってして、ブーツのヒールがツカツカと静寂を劈いた。)あー…依頼とは言え、七面倒臭いです。タマや~タマちゃんいますかあ?(萬解決をうたう我が社としては、こうした細かい仕事も舞い込む訳で…散々帝都を練り歩くこと数日。此処ら辺りと当たりを付けてダイレクトエントリーしたのだった。カツカツとヒールを足慣らし、階段の前。此処は…)ふむ、地下ですかあ。まさかとは思いますけど一応、ねえ?(流石に暗い。カツーン―カツーンと壁際を伝うように階段を一歩、一歩踏みしめて。)   (2016/2/14 18:54:09)

東雲一二三【失礼。地下と廊下を間違えてますねえ。 廊下に脳内変換宜しくお願い致します。】   (2016/2/14 18:57:21)

葬痲 倖司郎…!(爆音……いや、轟音と言う奴か。ミシミシと軋む壁と舞い落ちる重い埃。同時に揺れだけではなく、微かに何処からか空気が流れて燐寸に灯した蒼い炎が揺らめき)……何処だ……?(かなり酷い音だったが、廊下と言う狭い空間では音が反響して中々判別がつかない。仕方なしに空気の揺れる方へ、炎を頼りに歩き始め)……んぅ?(気配。いや、それどころか匂いも感じる。外の、寒空の空気の匂いが残ってる。こっちは確か大ホゥルの方だったか。広く、紅い絨毯の敷かれた階段があった場所の筈だ。左手に燐寸を持ち、右手を自由に腰に提げた杖をいつでも抜けるようにしながら歩いていく。位置的には相手の後ろ、階段をある程度上ったところできっと、人型の影と蒼く揺らめく小さな炎が見えることだろう。……ちょっとした怪奇物のキネマの一場面に見えなくも、ない――?)   (2016/2/14 19:01:32)

葬痲 倖司郎【はーい】   (2016/2/14 19:01:45)

東雲一二三うーむ…見てくれの割に脆い造りですねえ。(男装の着物に袴履き。足元はモガの間で流行り革製のブーツと言う出立ちの女性。足蹴一発で粉砕した扉を細い目の先で一瞥しキョロキョロと辺りを見回し闊歩しているのが見て取れるだろう。それだけでも異常な光景であるのは間違いなのだが。)仮にボクが猫畜生ならこんな場所には逃げ込まないと思うんですけねえ。(何やら嫌な気配が混じってるのが分かる。ヒリヒリと言うより刺すような視線がいくつも自分に向けられてるのが肌で感じる。)さっさと仕事終わらせて夕餉にありつくが吉か…ん?(ひとつ違う視線を背中に感じてはくるうりと首だけそちらに向けて。)おやおや、この様な場所で先客とは…些か浪漫には掛けていますねえ?御機嫌よう。(袴の裾をつまむと恭しく一礼してみせ――その瞬間にブワッと背後の影が蠢いて――)無粋ですねえ?(くるりくるりと背後に蹴手繰り一発。その影――怪異のようなそれを霧散させ。)こんな場所に殿方とは言え、一人では危ないですよお?(何のこともなしに付けている丸眼鏡のを指で持ち上げて。首を傾げてニヘっと笑ってみせた。)   (2016/2/14 19:15:46)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、葬痲 倖司郎さんが自動退室しました。  (2016/2/14 19:22:04)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/14 19:22:07)

葬痲 倖司郎(大ホゥルでは壊れた扉の破片が床に散らばっているのが見える。なるほど、内側からは扉に気付けなかったが外側から破壊されたのか。おかげで退路が確保出来たと、懐からこそりと封魔札を取り出しては扉のあった境目の床に貼り付ける。目印代わりのそれだが、逃げ道の確保は安心感にも繋がる。心の余裕と言うのは大事なもの、と小さく安堵の溜息をつきつつ)……嗚呼、御機嫌よう。……んぅ……お嬢ちゃんか。(暗がりの中で蒼い炎で照らし出した姿は最初、男物の着物に袴のせいで同姓だと思っていたが、流行の長めの革靴と声で異性だと気付き)こんなところで、過激な肝試しでもしてるのかい?(少女の背後で影が蠢けば、燐寸の蒼い炎が揺れて、少女が蹴散らすと同時に再び静かに揺れが収まり)おいおい、あんまり邪険にしちゃいけないぜ。……そうね、危うく寂しくて兎のように死んじゃうところだった。(そんな軽口を叩きつつ、少女の方へ階段を昇りだし。きっと少女に近づくことが出来ればお互いの顔くらいなら確認しあえる程度の明るさはあるはずで)   (2016/2/14 19:29:29)

おしらせ瓢鮎刑場さんが入室しました♪  (2016/2/14 19:39:04)

瓢鮎刑場(いやはや、扉があれば破壊するしか考えないのでありましょうか、あれは。なんて薄く溜息を吐きながらも、目の前で繰り広げられる面白おかしき喜劇を眺めている。それは黒い影に白い白粉、昨今で言えばめーくと言うべきなのだろうか。それを塗りたくったような白面だった、自分は人外――つまりは妖怪の一種なのだが。少年のような少女と男性、ともすればこれから如何にも血で血を洗う決闘が繰り広げられそうな不穏を感じさせる一部始終を見ながらも、考えていることと言えば自分が腕一杯に持つ袋の中に入っているのが音の出るざらめがたっぷりとぬられた煎餅でなく、あまいあまぁい桜桃であってよかったと思う次第であった。土埃に紛れ、気付かれないように廊下に据え置かれた窓の外からじぃっと見つめているもなにをするでもなく、強いて言うなれば『ただそこに居ることだけ』を目的としていた。)……はぁ~ぁ…ま~た変な事やって誤解を広げてる…あのゴリラは。(一瞬考えた末に、その暗く死んだような瞳でただ見物するのを決め込んだ自分に非は無い筈なのだ。)   (2016/2/14 19:39:12)

東雲一二三(ふりふりと上げた片脚を二度三度揺らすとスクリと戻し、眼下の人物の行動を視界へと収めるのは、生まれながらにして染み付いた癖だろう。一挙手一投足、不審があればいつでも打ち据えるのみ。)ほうほう、お兄さん人間でしたかあ。いやあ、此処には猫かそれ以外しか居ないって思ってまして…失敬失敬。(階段の下で彼が懐から出し貼り付けた其れは、確かに見覚えの大きさに形で、あれは確か陰陽に連なる者が使役する札だったか。生憎自分は陰陽の落第生であって、あの手の細かいモノを扱うのは大の苦手だったりする。)おや…?お兄さん何処かで見た顔ですねえ。はて、あれは何時だったか…。(次第に近づきぼんやりながら見てとれる輪郭と表情。陰陽に連なる者であって。自分がこう言う萬解決屋を営む上で何処かで見知った顔だった。ならば話が早いと言えば早い。)肝試しって程お兄さんも暇じゃないですよねえ?ええ、ボクもです。さっさとお仕事終わらして帰りたい所なのですが…猫ちゃん見ませんでした?(ただでさえ細い目をさらに細目て柔和に嘲笑いながら伺ってみせようか。)   (2016/2/14 19:42:10)

葬痲 倖司郎(少女の言葉にへらり、と苦笑気味に笑い)おにーさんが人間以外の何に見えるっていうのかな。…猫?いや、猫は見ていないな……と、言うより気配はあれど、ずっと家の中を迷わされ続けていたものでね。何も出ないのが逆に怖かったってところでさ。(青年も自分の屋敷の蔵にあるものを引っ張り出してきただけで、単なる道具としてしか扱えるものではない。恐らくちゃんと陰陽道に精通していれば、目印以外にも色々と使うことが出来るはずなのだろうけれど――。)   (2016/2/14 19:52:33)

葬痲 倖司郎ん?……嗚呼、思い出した。多分警察で何度か見たんだ。……同業者だろう、キミ。(探偵業に資格はないが、警察とのコネと言うのは大抵同業者は持っているもの。警察の捜査依頼も一人の探偵に行くものではなく、何人にも声をかけるものだから、何度か顔を見かけた記憶が青年にもあり)……。(猫、猫ねぇ…と考えていたところで燐寸の炎が蒼色から翠色へと変化していく。先ほどよりも些か強力な…妖気の証。無言のまますぃ、と燐寸を手に辺りを見回しては、やがて学生姿の少女が隠れている窓の方へ視線を向ける。この暗さでは少女の姿は見えないが、その方向に何かいる、といぶかしんでいる様で、瞳を細く、軽く睨みつけるようにして少し警戒の色を強めていて)   (2016/2/14 19:52:35)

瓢鮎刑場(足音を立てないように…まあ、立てたところで気付かれはしないのだが。片手で桃の袋を抱え込みつつも、もう片手でわしりと桃色の尻を掴む、水気をたっぷりと含んだそれに齧り付き、咀嚼して嚥下する、もう一口齧り付き、咀嚼して――じっと見つめながらも何度もその行為を繰り返すうちに、警戒されていることには気が付いた。)……流石にあのド三流とは違う、でありますか…あの殿方。(ははぁ、どこか高名な探偵所か警察か…もしかすると政府についているぐらい位の高い、正真正銘の本職か。だとするならば自分も身を隠しきれない訳だと諦めた、そもそも気配遮断は自分の得意分野でもないのだ。おめおめ出ていくのもなんだかあぶりだされている気がして嫌なものだが――つまりは、意地でも矜持でもなんでもなく、ただ負けた気がするのが嫌なだけなのだが…このままだと二人に一斉攻撃を喰らって昇天しそうな気がするので大人しく出ていくことにするのだった。)   (2016/2/14 20:01:33)

瓢鮎刑場ばれたでありますか…いやはや申し訳ない、出歯亀をしている様で申し訳ないのでありますが自分、そこまでアブナイ存在でもないのであります…強いて言うなれば、そこに居るゴリラいやはや怪力自慢のド三流探偵の方に要件がありましてな。あ、桃いるでありますか?美味しいでありますよ!(どうぞどうぞと、最期の一個を殿方に献上する次第、ご機嫌を取っておくと致しましょう。)   (2016/2/14 20:01:38)

東雲一二三それは置いとくとして――そこ!(ニコニコとした表情は崩さすにしゃがみ込む事で飛散した瓦礫を徐に持ち上げて――)嗚呼、申か何かの怪異と勘違いしましたよ。失敬失敬。(闇を引き裂く様に直線に放たれた瓦礫は見事天井に張り付いてる存在へと吸い込まれていっただろう。)おや、いい音出ましたねえ?ええ、刑場君。キミはボクが労働してる時に高みの見物ですか?さぞ高貴な身分の出自なのでしょうねえ?ええ?(落ちてくる紙袋はきちんと受け止めて。中身のガサゴソ…取り出した甘味をひっつかめばバクッと一噛みし、視線をお兄さんに戻すとしよう。)ええ、ご同業なら話が早い。そちらもお仕事で?(にこやかに晴れやかに笑ってみせて。)   (2016/2/14 20:01:42)

瓢鮎刑場【被ったでありますから、体良く避けた自分が何食わぬ顔で交渉に入ったと致しましょう…ええ、そうでしょう】   (2016/2/14 20:02:48)

東雲一二三【しかし桃は頂きました。(胸張り)】   (2016/2/14 20:03:31)

葬痲 倖司郎(青年が学生服の少女に気付けた理由は二つ。少女が人外であることと、こういう仕事の為の道具である燐寸のおかげに過ぎない。単純に少女の方へ燐寸を向けると翠色の炎が濃くなると言うだけで、仮に少女の他にも何か実体のある魑魅魍魎が近づいていれば燐寸はそれらにも反応してしまうはずで。つまるところ、そこそこ偶然の要素が強かったわけで)……おいおい、あんまり荒らさないでくれ。こっちは人探しなんだからさ……死体でも瓦礫の下に埋まったら掘り出すのは面倒なんだよ……。(瓦礫を睨んでいる方向へ投げつけ、そこから学生服を纏った少女が出てくれば、二人の会話から友人、もしくは仲間なのだろうと推測する。渡される桃は手に持ったまま、軽くありがとうと礼を述べるも)そ、お仕事。……最近帝都で噂の『神隠し』が此処で起きてる、って睨んでね。……もっとも、どの『神隠し』なのかはわからない、が。(新聞に時折載る行方不明の文字や、探し人の類。どれもこれも時刻も場所もバラバラだが、幾つかがこの周辺で行方不明に、と言う点から此処ではないかと調査をしに来た、と簡単に二人に説明し)   (2016/2/14 20:10:03)

東雲一二三聞こえてるよキミ?嗚呼、聞こえるように言ってるのなら其の口に縫い合わすか塞がれたいか、何方か選ぶと良いです。(自分から出てくるとは珍しい。っと言うより自分に着いてやって来てる所を見ると、この一幕の遭遇を見越して見物する為か、それとも――ー)ボクに用事が在るって言いましたねえ。キミがこんな場所まで出張ると良い。何か思うところでも?(若干声色のトーンが落ちた。何か良くない予感がする。自分が霊力の類を扱うのは極端に苦手ではあるが、こう言うときの直感は良くあたるもので。)……神隠し、ですか。それはまた偉く…。(報酬の弾みそうなとは寸で言わなかった。死体云々と聞こえれば不謹慎な気もしたが、それより気になることがある。)猫…神隠し…同じ地域で同じ屋敷……。(しばらく考えこむようにして腕を組み。自分の従者たる彼女へと視線を配り。)刑場君。キミ何か分かります?(こう言う時の勘はよく当たる。相手が野生なんら尚更良く当たる。本当に困ったものだと我ながら呆れてしまうのである。)場合によっては今回のボクの取り分はなくなるかもね…。   (2016/2/14 20:22:17)

瓢鮎刑場まったくもって酷い話でありますなぁ、従僕を本気で殺そうとしてくるとは。(ああ、命がいくつあっても足りんでありますと肩を竦めるも内心では冷や汗をダクダクとかいているのだった――鬼のような耐久力も天狗のような俊敏性も持たぬ自分になんて事をするのだと憤りつつ。)はてはて、『神隠し』とは穏やかでない…最近は猫も大分行方不明になっているのであります、お蔭でうちも財政が潤い始めているのでありましょう?(ねぇ?なんて何食わぬ顔で首を傾げ返しつつ肩を竦めるのだった。)さてしも、最近は上の方も大分キナ臭くなっているのでありますよ。裏の噂じゃ人が行方不明になるのはどこかの研究所で戦争に備えた細菌実験の被験者にしているとも…おっとぉ。(何食わぬ顔で説明していれば、急にバタバタと暴れるのはその蠱惑的な胸部の膨らみ…その内側、やがてひょっこりと胸元から頭を現したのは黒い子猫であって。)おやまぁ、言い忘れていたであります――この子でありましょう?お探しの猫は。(暴れまわっていたけど、この胸に収めたら大人しくなったでありますよとニマニマ、ついでに青年の方にも見せつつ反応を覗って。)大きいのは徳でありますな!   (2016/2/14 20:23:59)

葬痲 倖司郎まぁね。もっとも、俺が最初に聞いた『神隠し』ではなさそうなんだが……とは言え、帝都の平和と食い扶持のためには頑張らないといけないワケで。(そう言って苦笑気味に二人を見るも、猫も行方不明が多いというのは初耳だ。人間よりかは危険に聡そうなものだが、と軽く顎を撫でるも)……おにーさんの聞いた話じゃ、父親に『かみさま』と結婚させられる、なんて話でね……暫く色々探っているんだが…その話をしてくれた子が…それきり見えないものでね。(だから、死体の確認はそれも兼ねている、とは口には出さなかった。余り考えたくは無い、と言うのがきっと表情にも出ただろう。焦りの色や不安の色が見える、険しい表情が――。)……へぇ、ちっこいしやっぱり母親が恋しいのかな……なぁ、お前?(にゃー、って子猫に向かって表情を緩く崩しつつ、話しかける。学生服の少女の胸の大きさよりも、真っ黒な愛らしいちびっこの方に視線が注がれているようで。いや、胸に興味が無いわけではなかったが、やはり可愛いは正義と言うのは、この時代からも脈々の流れているものなのだろう――。)   (2016/2/14 20:32:22)

東雲一二三…ボクのやるせなさは何処に持っていけばいいのですかねえ。(一瞬危惧し、覚悟した化猫の存在。それをぶっ飛ばす覚悟。彼女の胸から現れた黒猫がにゃーっとひと鳴きすれば、自分の中から力がへにゃりと抜けようものだ。)しかし相変わらずの情報通…その情報をもっとボクの生活の糧に役立てようとは思わないのですかねえ。…しかし、まぁ…。(彼女に近づけば胸の間にいる子猫の頭をワシャワシャと撫でて。)今回はキミの手柄に免じて褒めてあげましょう。(くるりとお兄さんに向き直るとお辞儀してから顔を上げ。)ご覧の通り、改めてまして…ボクは東雲、東雲一二三(しののめ・ひふみ)こっちがボクの何だろう…?腐れ縁ですかねえ…?。(彼女の隣に立つと腰の辺りに手を回して少し前へとと押し出して。)しかし、お兄さんは中々の大きなお仕事で食卓も賑わいそうだですねえ。(中々に興味深い話だ。しかし人間を捕まえて嫁がせるなんて……)神様も相変わらず暇を持て余してるのですねえ。(ため息一つ深々と吐き出し、お兄さんを細い目で見やろう。)まぁ、これも何かの縁。困った時は是非我が社を宜しくご贔屓に。   (2016/2/14 20:41:47)

瓢鮎刑場ははぁ、人間というのも大変なものでありますなぁ……しかし神様と名乗るとは不遜の輩も居るものでありますな。(今も、昔も、とは言わないでおくとした。神隠しなんて子供だましのことをするうちはまだまだ小物、もしくは中堅どころだろう。少し力と知恵をつけてきた程度であることは間違いでもない、ただその目的が捕食以外になってくると面倒くさいことになるだけだ。どのみち自分にはあまり関係が無いから、人間に任せておくことにしよう。)可愛いでありましょう、そうでありましょう?やはり子犬や子猫は良い、人間の赤子に比べたらずっと可愛げがあるものでありますよ。流石は可愛がられるだけの家畜として改良を続けられてきただけであります――そう思いはしないでありますかな?(ニンマリと弧を描く様な口許で声も無く笑えばくるりと一回転、恭しく東雲の隣につけばスカートをギリギリ持ち上げて一礼)ご紹介に預かってはいないでありますが、自分は瓢鮎刑場(ひょうねん・けいば)と申す妖怪であります。この三流探偵をどうぞよろしく、これでも良い奴なのであります――多分。(保証はしないでありますが、なんて悪戯気な笑みを浮かべ。)   (2016/2/14 20:47:01)

葬痲 倖司郎……俺は、葬痲倖司郎(そうま こうしろう)……まぁ、一応探偵みたいなことをしてるんだが、こういう面倒な仕事が多くてね。その癖あんまり金に縁が無くて……副業と脛を齧ってなんとか食い扶持を、ってところでね。(オカルティックな、所謂妖しい道具の保管と収集の副業。早い話が人形寺の人形供養みたいなものか。アレより面倒なのも多数あるのだが)……どうも、その『かみさま』ってのが……どうにも得体が知れなくてね。狐や狸が化かすようなのや、鬼が餌を求めているようなのより、もっと陰険で……呪術の類に近い気がしてならないもんでね。(実の子供を生贄にして、代わりに富を得る、と言うのはどちらかと言うと西洋の悪魔の契約に近い気がする、と愚痴るようにぽつり、と。だからこそ、この屋敷の神隠しとは違うだろうと踏んで、もう少し気楽に此処へ来ていた訳なのだが)   (2016/2/14 20:55:31)

葬痲 倖司郎妖怪?……すまない、名前からじゃなんの妖怪か見当もつかないな。(こうして会話が出来るような、妖怪であれば危険性は薄いだろう。人間だってちんぴらやごろつきがいるものだ。少なくとも会話が成立するなら、別段気にするものでもあるまい、と少し困った表情で学生服の少女へ告げて)……いやいや、同業者が同業者を頼るってのは相当だと思うよ、おにーさん。(一応は商売敵なんだから、ご贔屓にってのはおかしくないかい、と苦笑しつつ男装の少女へと告げて)……しかし、そっちの依頼は完了したみたいだけど…その、なんだ……もうちょっとお屋敷の散歩、してみる気はないかい?(一人が怖い、と言うより話し相手もおらず、しかも何も出てこないというのが寂しい男の、そんな提案――。)   (2016/2/14 20:55:33)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、東雲一二三さんが自動退室しました。  (2016/2/14 21:01:49)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/14 21:02:09)

東雲一二三本当ですよねえ。(ええ、刑場君を見るめが冷ややかなのは気のせいです。尤も彼女の場合は後から人間が勝手に畏怖したに過ぎないのだが――閑話休題。)キミのその口ぶりからまずは改良を重ねることを進言してあげましょう。可愛いものは可愛いって素直に褒めてあげなきゃ駄目ですよ?(このひょうげた従者が自分と契約してる事自体がすでに怪異な気がするのだが。)別に依頼を横取りしうよって訳じゃありませんよ。適材適所って事ですねえ。帝都も広い。怪異の分類もまた広大なりってね。ふふん♪(妖怪殺し専門なんて忌名を怪異達から付けられてるのは、実は従者のばらまいた噂ではないかと最近疑っているボクだったりするが…言い得て妙だから困る。お兄さんに向けてるのは営業半分、元来の愛嬌半分と言ったところの笑顔だった。)契約…ですかあ。あは、あはは…。(若干目が泳いだのは気のせいじゃない。泳いだ目で刑場君を見てまた離して。)召喚士がそれをしているとしたら…まぁ、放っといて良い事なんてないでしょうねえ…お散歩お付き合い致しましょうか。(個人的にも気になることがあるしねっと付け加えて。)   (2016/2/14 21:03:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、瓢鮎刑場さんが自動退室しました。  (2016/2/14 21:07:06)

おしらせ瓢鮎刑場さんが入室しました♪  (2016/2/14 21:07:09)

瓢鮎刑場あはぁはぁ、自分は特に大した事のない、凡庸な、普遍的な、または凡俗な、取るに足らない妖怪でありますからして――そうで無ければこの出来損ないに召喚できるわけがないでありましょう?(指をさしつつもケラケラと笑えば、やだなぁって再び一回転。)確かに可愛いのは認めるでありますが、彼らが繁殖して世界中を股に掛けることができたのは偏にその愛くるしさで人間に媚を売ったからでありましょうに。同じように、人間とはつまり根底では自分が大事なのでありますよ――表面で物事を考える、深く物事を考えたつもりでもその実大事なものは見えていない。(困りものでありますが、それがまた愛おしいなんてうっとりと微笑めば、再び子猫を自分の胸部にしまい込み…苦しいでありますがこれが一番大人しくなるのでありますよ。)はてさて、自分は甘味が欲しいのでありますが…まあ、それは後々適当にどこかから取ってくることにいたしましょう。ちなみにこの東雲たる探偵が自分に対していっていることは大抵間違いでありますよ、こう見えてほら…見栄を大事にしてるのであります。胸とか、胸とか!(ねーって意地悪な目をしながらも、二人についていくことを決めた次第)   (2016/2/14 21:10:05)

東雲一二三【ちと電話です。少し長くなる可能性あるので順番飛ばしてくださいまし。】   (2016/2/14 21:14:04)

葬痲 倖司郎特別な人間が少ないように、妖怪だって全部が全部恐ろしいものだったら帝都どころか世界はとっくに妖怪の世界だろうさ。……人間も妖怪も、面倒なのは一握り。…そう思わないとやってられないよ。(そう言ってぽんぽん、と桃を軽く弄びつつ)……嗚呼、契約者か。……ドーマンセーマンの類か?案外魔人との契約だったりしてな。(なんて苦笑気味に冗談っぽく笑いつつも)ちゃんとした探偵の依頼以外なら俺は道具さえ手に入れられればそれで…まぁ、面目は立つんだけどね。(でも、それだけで人を見殺しに、みたいのが出来ないのが面倒なところ。人情など無いほうがどれだけ楽に生きられるものかと)   (2016/2/14 21:26:01)

葬痲 倖司郎……その子の父親が召喚しているのか、それとも操られているのか。そも、なんなのかすらわからないのが現状でね。手がかりも無く、情報も下手に多すぎて足踏みしているところ。……ま、今回は…多分違うさ。複数人が此処で神隠しにあっているんだから。(帰ってこない娘を探してください、なんて依頼なのだから、と説明を。その子供がまだ幼い上に数日も帰ってこないというのだから…生存率は低そうと、声には出さず心の中で思っていて)自分以外の何かを愛して、全てのものを見通せるなんて、それこそ神様か、人間やめてるキチガイだろうさ。…大事なものなんて、これだって思えるものを悟っている人間なんて少ないもんさ。(青年の場合、愛しいと言うよりもどうでもいい、どうだっていい、と言う感情が強いのだが。ある意味で人間も妖怪も平等に扱っている……つもり。)……で、結局此処では単なる妖怪が神隠ししてるのか、それとも人間が犯罪でも犯しているのかわからない、って感じでね。下手すりゃ単なる事故の可能性もあるし……。(事故で自縛霊になっちゃいました、ってケェスだと除霊なんて出来なくて困っちゃう、とへらへら、ふざけた感じで二人に答えていて)   (2016/2/14 21:26:32)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、瓢鮎刑場さんが自動退室しました。  (2016/2/14 21:30:28)

おしらせ瓢鮎刑場さんが入室しました♪  (2016/2/14 21:30:33)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、東雲一二三さんが自動退室しました。  (2016/2/14 21:34:38)

瓢鮎刑場失礼ながら、我が主はちょいと面倒な電話の御様子――生憎ながら自分がお相手させていただくでありますよ。(複雑な事情があるのだろうが彼とて妖怪を退治する側、それが妖怪である自分と会話できるかと言われれば…多分できるだろう。妖怪殺すべしと言った過激派でもなく、危険ならば退治するしそうでないなら現状維持といったタイプだ、からかい甲斐はあまりないが贅沢を言うつもりもない。ニコニコと笑いながらも先頭を歩く青年の横に出ればじぃっと、その不気味な瞳で心の奥底まで見つめるように一瞬だけ凝視した。)見た感じでありますと、確かに空気は淀んではいるでありますが…気の方はそれ程の淀みは見られないでありますよ、無念の内にその命を散らせた者がいるのならば、たとえそれが子供であろうともう少し淀んでいるはずでありますが――はてさて、可能性が多すぎると言うのも困りものでありますなぁ。(面倒くさいことから逃げられない、これが人間のこまったところ、欠伸を一つしつつも当たりを大袈裟極まる表情と行動で見回せば。)いやしかし、人の少ないところは妖怪にとってもやり辛いモノでありますよ。ああ、都が恋しいでありますなぁ   (2016/2/14 21:37:35)

葬痲 倖司郎そいつはどうも。しかし、なんだね。学生服は趣味なのかい?(男の学生服は珍しくも無いが、少女の、それもひらりとしたスカァトを履いた姿はややエロスを感じる。可憐、よりももう少し澱んだ、とでも言うか、そんな不均等な姿に青年の目には映り。妖怪退治に関しては、青年にとっては仕方なく、の意味合いが強い。喧嘩で相手を殺すまでやる、なんてのは滅多にないことだと、その程度の感覚のようで)……んぅ?(少女の瞳。嗚呼、人間の少女のそれよりもずっと深い、海のような目だと思いつつも、へらっと乾いた笑いを浮かべるくらいしか出来ず。何がしたいのかわからないし、かと言って見るな、とも言えない。中途半端だった――。)   (2016/2/14 21:49:38)

葬痲 倖司郎へぇ、ってことはまだ何処かに隠れて生きてるかも……良いなぁ、そういうのがわかるって…便利だもの。(殺気とか嫌な気配、みたいな曖昧なものはわかっても、所詮人間は人外に対して道具に頼らざるを得ない。しかし、少しだけ希望が見えるというのは思いのほか活力になるもので、二階の廊下を歩く足取りが少し軽くなった気がした)帝都は人が多いだろう?……とは言え、夜でも電気やガス灯のおかげで明るいし、妖怪には住みにくいのかい?(やっぱり、驚かせたり悪戯したり。そういうのがやりにくいのかな、なんて時折部屋の扉を開けて中を確認しつつ話を続け)   (2016/2/14 21:49:41)

瓢鮎刑場ほほぅ、先程はあれ程興味なさ気にしていたでありますが…やっぱり興味があるのでありましょう?そうでありましょう?仕方ないでありますなぁ、やはり殿方であります故に(ニンマリと笑いながらも上目づかいになればその場でくるりと一回転、見えそうなのに見えない、あざといとも取れる行為――ただしそこには同級生にありがちな清純さはなく、一部の隙もない打算が織り交ざられているだけなのだが。自分は妖怪であり人間の見方ではない、けれども人間の方が面白い、だから人間に助力するのだ――その真っ暗な瞳で見つめながらも暗い廊下を進みつつも、案外青年の方が話し好きなのか、それとも物好きなだけなのかは知らないが話が途切れると言う事はない様子だった、それはありがたい。)   (2016/2/14 22:03:27)

瓢鮎刑場ただし、無念を感じる間もなく一撃で後ろから殺されたのだとしたらそれに非ず――そんなケースは稀でありますがな、ふふ。まったく嘆かわしいことに、光が多くなれば妖怪がやり辛くなるわけではないのでありますよ。我々は人の心を食べるのであります、人が居なくては我々は生きられない、我々の歴史は人にとっての影の歴史と同義なのでありますよ。そして光が多くなれば、我々の隠れ潜む闇もまたその深さを増す――ただ、見つけづらくなるだけなのであります。(それに我々もお化けは苦手でありますよって、仰々しげに幽霊の真似をしながらも首を傾げて笑った)   (2016/2/14 22:03:32)

葬痲 倖司郎そりゃ、まぁ。おにーさん、モガに対しては肯定的だし……スカァトってのは中々良いものだと思うね。洋装に見慣れてるからかもしれないが。(そう言って一回転するのを眺めるものの、残念ながら灯りが燐寸一本では薄ぼんやりとしたもの。仮にスカァトの中が見えたとしても色もわからない程度の暗さでは残念なような、そうでないような、なんとも微妙な気分で。そうして暫し少女の話を聞くも)……後ろから一撃、って可能性は無いだろうさ。仮に妖怪変化の類なら…心を食べようにも恐怖も何も無いんじゃ食べようが無い。人間なら、わざわざ此処へ連れ込む理由が無い。……と、思うんだが、どうかな?(そう言って扉を開ければこつん、と何かが転がる感覚。なんだろう、と燐寸の火を近づければそこにあるのは、掌に収まるサイズの紅い靴。こんな小さいサイズの靴はまだまだ珍しく、恐らく高価だった筈――。依頼してきた夫婦もそういえば良い身なりをしてたっけな、と思いつつ)   (2016/2/14 22:16:01)

葬痲 倖司郎……人間だって、上等じゃない奴等はみんな闇を好むさ。自分の姿が隠れられて、惨めさを味あわずに済む。(俺も妖怪の仲間入りがそのうち出来るかな、なんて冗談っぽく問いかけつつも、拾った靴を握り、部屋の中へ警戒しつつ入ろうとして)   (2016/2/14 22:16:03)

瓢鮎刑場スカートである事を除けばモボの方のように思えるのでありますがなぁ、男として扱われるよりはこちらの方がいいのでありましょう、ちなみにこの外見や体型は我が契約者の趣味であります。(良い趣味しているでありましょう?なんて白い歯を見せつつも笑えば、残念ながらもこの薄布の内側を拝見する事の出来なかった殿方にはサービス…をする訳もなく、見えないからこそ美しいものもあるのでありますよ――なんて。)正直なところ、でありますなぁ……自分、探偵稼業の主が居るからこのような事をやっているのでありますから。そこまで推理力が無いのでありますよ、それどころかさしたる妖力も持っていないし、能力がある訳でもない…ふわぁ、しかし人を見るのは面白いもので――おや。(赤い靴だった、同様でそのような唄があったのを思い出す。確かあれは外国人へと売られていった少女の話だったような、違うような、まあどれにせよ碌な最期を迎えなかったのに違いない、丁度この事件の主人公であり被害者の様に。)ふふ、闇を好むのではないのでありますよ…妖怪は。そもそも妖怪とは闇と同義なのであります、人は闇を恐れ、そして――(そこから先は口を噤んだ。)   (2016/2/14 22:28:35)

葬痲 倖司郎……良い趣味してるなァ。(少女が問いかけるのが早いか否か、思わず口をついて出てしまう。中性的な美と言うのもこうして見ると悪くないかもしれない。)……そりゃすまない。てっきりキミも探偵か、その助手をしているものかと。(そう言ってとりあえず小さな靴をコートのポケットへと収める。最悪見つからなければ遺留品として渡すほか無いからだ)なるほど。なら闇を好む人間が妖怪になりたがっているのかもなァ。……そして……(不意に、燐寸の炎が揺らめいた瞬間、腰に差したステッキを抜いては、ゆらりと流れるような動きで自分と少女の間の空間に、杖の先で弧を描くように抜き放つ。同時に、どんっ、と何か弾くような音だけが響き床にゴロゴロと何かが転がった気がして)闇を斬り裂く……。まぁ、殴った気がしないでもないけど……。(しかし、手応えはあった。炎の色が変わらなかったから刃は抜かなかったが……さて、何を叩き落したのか。きょろきょろと辺りを見回し)   (2016/2/14 22:41:57)

瓢鮎刑場生憎ながら、自分はどこまでたっても妖怪であり、妖怪以外の何者でもないのでありますよ――ふふん。(得意気なのかそうで無いのかよく分からない笑みを浮かべれば、はてと首を傾げ。何かを切った気がするものの、それが何かは専門家でもないのでさっぱりと分からないのだった。)なにやら面白く、奇妙な技を使ったように思えるのでありますが…いやはや、いやはや。(興味深げな目でその先を見るも、生憎夜目まで聞かないので完全に部外者であるのだった。)   (2016/2/14 22:57:06)

葬痲 倖司郎おにーさんだってそうさ。人間は何処までいっても人間。……ごめん、格好つけたけど杖で何か殴っただけ。(それでも、炎の揺らめきで何かが傍に寄った感覚があったのは間違いなく)燐寸の火が揺れてね。もう此処まで来たら風もないのに可笑しいな、って思って…杖でばしっとしたんだが……。(その辺、何か転がってない?って床に落ちた燐寸を拾い上げて床を見回す。ささくれ立った床や、鉄くず。破れた本なんかが散乱しているが……はて、蜘蛛でも叩き落としたか?)   (2016/2/14 23:05:40)

おしらせ東雲一二三さんが入室しました♪  (2016/2/14 23:17:35)

東雲一二三では、一旦散開しましょうか?いえいえお構いなく。何かあれば刑場君を通して呼んでくださいな。(――そう言って大広間から二手に別れて一刻。予感はしてたとは言え成程…)成程、こんな場所にいるには矢鱈滅多に出鱈目な。(二手に別れて自分が向かったのは二階奥の書斎。先ほど感じた予感と言うのはコイツの事だったのか。)化猫の方がまだ楽じゃないですか、ねえっ――ととっ。(しゅんしゅんと顔を掠めるように切り裂く様に紙の束が襲いかかる。)文車妖后……こんなものまで帝都に入り込むとは。(首を微かに逸らして皮一枚だけを切り裂かせ。付きだした右腕でその触手の様にひたひらと舞う巻物の一部を握り締め――)残業代でますか…ねえっ!(帝都広し魔導広しといえど、物の怪に対して唯一物理で浄化や調服を成し執行す、非常に稀有な存在。鬼も鳴く渾身の一撃が文車の土手っ腹を貫いた。)生憎、依頼じゃないのでキミの処遇は選べません…ご容赦を。(メキメキと漆の様な色を落とした怪異の身体から黒い煙が上がりだす。)それじゃあ、お休みなさいませ――御機嫌よう。(くるうり、狂りと。打ち抜き引き抜けば。一冊の書物を残すのみで――)   (2016/2/14 23:18:05)

東雲一二三さて、用事は済みましたし、あのお馬鹿さんはご迷惑かけてませんかねえ。(カツーン、カツーンとさながら死刑執行人が踏みしめる様なヒールの音を響かせてボクは一階を目指したのだった。)あらら、そちらも何やら収穫ありましたかあ?(程よく彼らと合流出来れば、軽く会釈でもって近よって。)ふぅん…やっぱり何やら不穏な空気。そう言ったところでしょうかねえ?(顎に手をやり、二人のことのあらましを聞けば考えこむように唸ってみせて、懐から先ほどの本を一冊。)もう此処にはもう其れらしいものは在りません、多分これのせいです。(お兄さんに自分が手に入れた本を手渡せば、刑場君の尻を一叩き。ぱしーんといい音響かせて。)興味はありますが、ボクの仕事ではありませんからねえ。それは証拠品としてお兄さんに差し上げますよ。(ま、読めるかどうかは別として…その時はまたボクを頼るかもしれないが、それがまた別の話だろう。)   (2016/2/14 23:18:39)

東雲一二三さて、ボクはお腹が空きました。この辺でお暇致しましょうか…帰りますよ刑場君。(くるうりと一つ回ると眼鏡の指で押し上げて。にやりと嘲笑い。)それでは、御機嫌よう、お兄さん。(恭しく一礼するとぶち破った扉からカツカツと帰って行くのだった。)   (2016/2/14 23:18:43)

東雲一二三【途中抜け申し訳ありませんでしたあ!此のようにつなげて起きますので…また機会がありましたらご贔屓に。 では失礼致します。】   (2016/2/14 23:19:48)

葬痲 倖司郎【はい、お疲れ様でした。またよろしくお願いいたします。】   (2016/2/14 23:20:32)

東雲一二三【刑場君を管に戻しつつ…お休みなさいませ。】   (2016/2/14 23:21:33)

瓢鮎刑場(本当にあっけなくすべてが終わったのだった、何か凝った様子もなく、あっけなくこの怪力探偵が全てを終わらせてしまっていたのだった。)本当にあなたは、妖怪のことに関してだけは有能でありますなぁ…そのほかのことはさておくとして。(胸も――なんて言いかければ、それを見越したようにカウンターの一撃を喰らった。流石に「ひゃん!」なんて言葉は言わないけれど音でビビってしまったじゃないか、恨めし気な目で見返しつつも…はてと首を傾げて。)そういう訳でありますなぁ…我々の探索は全く持って怖がっているのみの様子でありました、まったく――こういったことは専門に任せるに限るでありますよ。(自分がその専門の従属である事はさておくとして、あっさりと踵を翻せば手をひらひらとして――ああ、もうちょっと話しておくのだったと微笑めば。)そういう訳であります、今後とも東雲探偵事務所をごひいきにと…ふふ。(それでは行きましょうかと、今更ながらまるで自分が解決した事のように意気揚々と胸を張って明るい帝都の空を見上げつつも帰っていくのでありました。)   (2016/2/14 23:27:35)

瓢鮎刑場【申し訳ないであります、自分もこれで失礼させていただきたく…それでは】   (2016/2/14 23:27:47)

おしらせ東雲一二三さんが退室しました。  (2016/2/14 23:28:15)

おしらせ瓢鮎刑場さんが退室しました。  (2016/2/14 23:28:18)

葬痲 倖司郎(床を見回せどもそれらしい何かは見つからない。本当に小さな蜘蛛でも叩き潰しただけだろうか。杖に残る感触はそれほど硬いものを叩き落した感覚ではなかった、が――。)ん、嗚呼。こっちは……(と、戻ってきた男装の少女に報告を。もっとも大した収穫はこちらにはない。靴を拾い、何か良くわからないが気配を感じで杖でべしりと打ち据えてやったと、唯それだけで)これ?……本?(燐寸で照らしながら眺めるその本には、表紙に何も書かれていない。ゆらゆらと炎を揺らしつつとりあえずは懐へしまいこむ。本に炎を近づければやや色が変わったから何か魔道書の類の可能性はあるが……しかし、文字が無いのでは読むことも出来ず)……お疲れ。気をつけてお帰り。(少女二人にそう言って軽く手を振ろう。そして館を出て行くときに気付くのだ。空が明るいと言う事に――。)   (2016/2/14 23:41:06)

葬痲 倖司郎……。(自分が彷徨っている時間を加味すれば既に夜になっていても可笑しくは無かった時間が経っていたはず。それなのに、外の天気は明るく、まるで朝か昼のよう。時間の感覚が狂っているのか……?)……そうか。だから、死んでない可能性が高い、か。(少女達を見送ってはすぐさま部屋の探索を再開しよう。時間の流れが違うとすれば。この屋敷の中だけ時間が早く進んでいたとするならば。空が明るい理由も、神隠しにあった子供がまだ消えたままの理由も合点が良く。神隠しにあった子供がまだ数時間しか時間を体感していない可能性がある。隈なく屋敷を探し、すっかり邪な気配も無くなったそこで子供を見つけるのは難しいことではなかった。問題は、先に屋敷を出た彼女達に遅れること数時間、屋敷から出たときにはすっかり入ったときの一週間は時間が過ぎていた事で、屋敷の同居人に青年自身も神隠しにあったのではないかと心配を掛けた事だった――。)   (2016/2/14 23:41:09)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが退室しました。  (2016/2/14 23:41:31)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/17 20:32:12)

葬痲 倖司郎(たった半日程度の調査の筈が浦島太郎よろしく、気付けば一週間という長い時間が経っていた。おかげで屋敷に戻ったら随分と同居人に心配されたものだが、そんな事は数日も経てば帝都の喧騒が恋しくなるもの。気分的にはそうでもないが、時間的には久しぶりにと言う形でいつものミルクホールに足を伸ばしては、端のテーブル席へ腰を下ろす。注文はいつものように氷を入れたグラスに洋酒を注ぎ、溶かした"バタ"でピーナツを炒ったものをアテにすると言うもの。やや暢気な、ゆるやかな時間の流れを感じつつ静かにグラスを傾けていて)   (2016/2/17 20:36:56)

葬痲 倖司郎(今日は客も少ないからか、店内は静かなもの。まだレコォドも無ければ、ピアノなんて洒落たものがあるようなカフェーめいた場所でもない。聞こえるのはマスターがグラスを拭くきゅ、きゅっと言う音くらいなもの。ピーナツを齧り、ぽりぽりと砕く音すら響くような気がして、ゆっくりと細く長く溜息を吐き出し)……。(テーブルに肘を掛けて、グラスの中の氷をからり、からりと揺らして弄ぶ。この冷たげな音すらも静かな店内に響くのが少し楽しくもあり)……。(ふ、と思い出したかのようにコートの胸ポケットから煙草を取り出して口に咥えては燐寸を擦り、火を点ける。火の色はなんのことはない、オレンジ掛かった普通の火の色。咥えた煙草に火をつけては、チェリーと掛かれたまだ数本の煙草が残っている箱をポケットにしまい)   (2016/2/17 21:58:12)

葬痲 倖司郎(ゆっくりと紫煙を口に含み、肺に入れては静かに吐き出す。そんな繰り返しと、時折酒で舌を湿らす事を繰り返し、緩やかに時間を過ごす。こんな平和が続くのが一番良いのだけど。そんなことを考えながら、煙草を揉み消し、新たな一本を口に咥える。これを吸い終わったら帰ろうか。いや、それとももう一杯……取り止めも無い事を考えながら、夜の時間を静かに、静かに過ごしていき――。)   (2016/2/17 23:29:18)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが退室しました。  (2016/2/17 23:29:21)

おしらせ葬痲 倖司郎さんが入室しました♪  (2016/2/23 01:34:48)

葬痲 倖司郎(青空の広がる帝都の街を、あくせく働き歩き回る月給取りを尻目にのんびりと、昼下がりの時間を楽しむかのように歩く洋装の青年が一人。今日は電車に乗り、なんとなく、と言う非常に曖昧な気分優先としか言いようの無い理由で浅草へと足を運ぶ。こんな時間でも、浅草寺は賑わいがよく見える。見世物小屋や飯屋がひしめき、奥にはキネマ館や動物園、水族館に遊園地と遊楽を詰め込んだかの印象のそこ。そういえば、同居する事になった少女もそこで拾ったんだっけなァ、なんて考えながら境内へと足を運ぼう。雷門はまだこの頃はちゃんとしたものは再建されていないから、入り口も広いもので行く人、帰る人の波に紛れるようにするりと歩いていき)   (2016/2/23 01:40:57)

2016年01月24日 23時22分 ~ 2016年02月23日 01時40分 の過去ログ
大正浪漫部屋
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>