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「A_ワンシーンの心情《主視点-置イメ限定》」の過去ログ

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2015年01月09日 06時10分 ~ 2016年03月22日 14時23分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android au.NET)  (2015/1/9 06:10:03)

おしらせ舞風さんが入室しました♪  (2015/1/17 11:43:04)

舞風■001 後ろ姿に…/女性視点・沙織■   (2015/1/17 11:45:21)

舞風いつも社内で口論していた同期の俊基が九州支店に転勤が決まった。この内示を嬉しそうに喜ぶ俊基の後ろ姿を眺めながら言いようのない寂しさを感じてしまう。   (2015/1/17 11:45:45)

舞風もちろん俊基には微塵もそんな思いは伝えない。口を開けば「居なくなってせいせいする」とか「やっと仕事がスムーズに出来る」とかそんな憎まれ口を言ってしまう。   (2015/1/17 11:45:59)

舞風俊基と言い合うのは日常茶飯事だった。腹立つこと、優越感に浸れること、そして一緒に納得しあったこと。それら全部が楽しくて仕方なかった日々を思い返す。自然、目頭が熱くなってくる。   (2015/1/17 11:46:13)

舞風ただ転勤が決まってからの意見交換会…と言い方を変えてみたりして…は、時折、口を紡ぐことがあったりして二人の間に今までにない雰囲気を匂わせる時もあったりしたが、それだけだった。   (2015/1/17 11:46:26)

舞風そして出発の日が決まると、俊基は当然のように「沙織、お前どうせ暇だろ? 駅まで送れな」と言ってくる。私は不機嫌そうな顔をしつつ、まぁ…送ってやらないこともない、みたいな…ちょっと寛大なところをみせてやる。   (2015/1/17 11:46:37)

舞風でも実は内心嬉しくて仕方ない…ってこの自分の感情に戸惑いつつもその日を迎え、私はマイカーで彼の家まで迎えに行き、新幹線の駅に向かう。時間で言えば、1時間も掛からない。   (2015/1/17 11:46:49)

舞風ちょっとしたドライブとなり、車の中では他愛のない会話をしてみる。いつもと同じ、なんら変わらない。考えてみればほんとくだらないネタでも俊基とだったら、夢中になって語り合えた。これって一体なんだろう…。   (2015/1/17 11:47:08)

舞風そんなことをぼんやり考えていたら、俊基が1年くらい前に一緒に行った映画のことを言い出した。なに、言ってるんだろって不思議に思いつつ、その時のネタを思い返して語り合う。   (2015/1/17 11:47:18)

舞風駅前の信号で止まると、いきなり俊基が降りると言い出した。びっくりしてホームまで行くと言ったが断られた。じゃ、私がここまで来た意味ってなんだよ、って言いたかったが言葉に出来なかった。   (2015/1/17 11:47:29)

舞風実は私の目には涙がいっぱい浮かんでたんだ…。ばかか、こんな時に泣いてどうするって、どれだけ自分を諌めても言いようのない寂しさで胸が一杯になって言葉が出ない。出来ることはただ、ぎゅっとハンドルを握り締めるだけ…。   (2015/1/17 11:47:42)

舞風ドアが開き俊基は私の顔を見ることなく車から滑るように降りドアを閉める。こんな顔は見られたくなかったが、でもどうよっ ここまで送った人の顔を…ずっとずっと仲良く意見交換してきた同期の顔を一度も見ないってどういうこと!?   (2015/1/17 11:48:26)

舞風私は車の中に座ったままだし、俊基は助手席側に立ってるからお互いに顔は見えない状態でどれだけかの間が過ぎてから、ふと小さい声が聞こえてきた…「2年で帰ってくる」。   (2015/1/17 11:48:38)

舞風そして駆け出していく後ろ姿をいつまでもじっと見ていると、突然、俊基が立ち止まる。そして後ろ姿のまま右手を上げるのが見えた…。え…あれって…。私は頬に、今度は誰にも遠慮なく涙を伝わらせた。   (2015/1/17 11:48:53)

舞風空に向かって伸びた腕の先が、一緒に映画を見たシーンと同じ。小指、人差し指、親指を立たせている…愛してるのサイン―――。   (2015/1/17 11:51:38)

舞風**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/1/17 11:55:30)

おしらせ舞風さんが退室しました。  (2015/1/17 11:55:36)

おしらせ舞風さんが入室しました♪  (2015/2/1 14:37:47)

舞風■002 図書館デート/女性視点・葵■   (2015/2/1 14:38:39)

舞風今日は久しぶりに猛と図書館デート。もっと色気のあるところに行きたいのにデートとなると待ち合わせは図書館前。そしてせっかく来たからと入館するパターン。大学生の時に図書館で知り合って付き合い始めたからといって、未だにここでって…なんだか複雑な心境だなぁ…。   (2015/2/1 14:39:00)

舞風いつもの階のいつもの席。そこに2人の特等席があって必ずここに座る。ここから見える窓外の景色はいつも心が和む。2人とも本は好きだし何も会話しなくてもそこに居るだけで落ち着く彼の存在に葵は安らぎを見出している。これはこれで幸せなんだけどな…とため息混じりに思い、向かいに座る彼の頭を眺めた。   (2015/2/1 14:39:10)

舞風そのため息に気が付いたのか「どうした?」と本を見たままに小さい声で言ってきた。「ちょっと、本取りに行ってくるね?」そう言って席を立つが、彼の視線は本に向けられたままだった。もぉ…少しは私を見てよ。今日はちょっと気合入れておしゃれしてきたのになぁ。悲しくなっちゃう。   (2015/2/1 14:39:20)

舞風私がよく見る本の種類は、3階のちょっと奥まったところにある。あんまり人が来ないところで人気ないのかもとも思うが、かえってお宝的蔵書が見つかりそうで実は密かに期待している。   (2015/2/1 14:39:33)

舞風本棚の並びを横に静かに歩いていき、適当な場所で棚と棚の通路に足を進め順番に背表紙を目で追っていく。あ、これなんて面白そう…と気になる本に手を伸ばそうとした時に…なにやら声が聞こえた気がした。なんの声だろう…少し苦しそうな声、な気がした。   (2015/2/1 14:39:42)

舞風もしかして誰か倒れて助けを求めてる? 不安に駆られて声の聞こえた方へと奥に足を進め、ふと人影が見えた気がして目を凝らして…。思わず声が出そうになって慌てて口を塞ぐ。   (2015/2/1 14:39:50)

舞風目に映った光景は男女が絡み合ってる姿、だった。すぐにハッとして本棚に隠れる。でもそこは絡み合う2人からはほんの4メートルもない場所。意識を集中すれば、女性のくぐもった声と淫靡な水音。そして男性の「やらしい女だな…」 と小さく囁く男性の声。   (2015/2/1 14:39:59)

舞風ここに居ちゃいけない…慌てて音を立てない様、気をつけながらそっとその場を離れ、席に戻る。座ってみるも目に焼きついた男女の光景がちらついて座った心地がしなかった…。「どうした?」と、突然の猛の声にびくっと身体を震わせてしまう。   (2015/2/1 14:40:10)

舞風顔を上げると訝しげにみている猛と視線が合う。口を開いて何を見たか言いそうになったが、止めた。あんなの見たなんて恥ずかしすぎて言えない。手ぶらであることを指摘され、どうしようか迷ったが事情を言うわけにもいかず、だからと言ってこのままここに居たら怪しまれる。それに…。   (2015/2/1 14:40:19)

舞風「トイレに行って本見てくるの忘れちゃった。もう一回行ってくるね」と言い残し、再び席を立った。脳裏に焼きつく男女の絡み。自身の身体が興奮して、もう一度見たい欲求が芽生えていた。静かに歩み進めながら二人が居るであろう本棚の影へとそっと近づく。   (2015/2/1 14:40:29)

舞風胸の高鳴りと足の震えが止まらない。見てはいけないもの、なのに見たくて仕方なかった。自分の身体奥が熱く潤っていることに気付いてた。やだ…私ってこんな女だったっけ…。自問自答しながらもそこへ向かって歩いていってしまう。   (2015/2/1 14:40:38)

舞風やがて目的地に着くと二人の絡みはさらに激しくなっていて、背後から男性が女性を抱きしめていて女性を後ろに振り向かせて唇を合わせている。男性の手は女性のブラウスの中とスカートの中に入り込んで蠢いているのが見える。   (2015/2/1 14:40:47)

舞風見てはいけないものを見ている…と自覚してはいたが興奮が収まらなかった。釘付けになってその光景を見ていると、突然口を塞がれ身体も強い力で包み込まれた気がした。「葵」耳元で囁く聞き慣れた声…猛だった。   (2015/2/1 14:40:57)

舞風猛は私の口を手で塞いだままにさらに本棚の奥へと引っ張っていく。私はどうしていいのか分からずに声を上げることも出来ずに連れられていくだけ。盗み見ていた場所より本棚2つ分奥の壁側にまで私を引っ張り込むと耳元で囁く声――「なにしてるんだよ…」   (2015/2/1 14:41:11)

舞風何も言い返せない。猛に私がしていたことを知られたショックと恥ずかしさで頭が真っ白になってしまった。きっと顔は素晴らしく染まっていたことだろう。逃げたいという一心が胸を占め何かを言うとか考えられなかった。覗き込んでくる猛から逃れたくて足を踏み出そうとしたが。   (2015/2/1 14:41:21)

舞風「ダメ…だよ、逃げちゃ」耳元で囁く猛の吐息が妙に熱く感じられる。すぐに猛の手が私の身体を抱き寄せあからさまに感じる箇所を触り始めてくる。思わず慌てて猛の顔を見ると熱っぽい目でこちらを見ている。求められる感が伝わり身体が勝手に悦びだしている。   (2015/2/1 14:41:29)

舞風微かに残る道徳心から伸ばした拒絶の手にはほとんど力が入らない。「やんっ だめぇ…」小さく喘ぎ声を漏らしつつ身体を捻って逃れようとする『フリ』をしてみせるが身体はすっかり猛の手に意識を集中させ快感を追い求めていた…。   (2015/2/1 14:41:41)

舞風**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/2/1 14:42:02)

おしらせ舞風さんが退室しました。  (2015/2/1 14:42:08)

おしらせさんが入室しました♪  (2015/2/12 13:51:41)

■003 夜這い/男性視点・宏樹■   (2015/2/12 13:51:56)

頭から被ってぐっすりと眠っている様子の冴子。これから行おうとしている事は、シャワーを浴びた後でないと猛烈に拒否される。だから食事の直後とか、風呂を済ませずに行う時とかはオーラル無しの、ちょっぴり味気ない交わりなのだ。   (2015/2/12 13:52:04)

ルームライトをほんの少し明るくした。それでもまだ視覚で本能を呼び覚ますには不十分だが、匂いと触り心地と、押し殺したかすかな息づかい、わずかな空洞の隙間を行き来しようとする水音…人目から隠れてする行為であるし、わずかな空間と視覚以外の五感があればいい…   (2015/2/12 13:52:20)

布団の足元を、膝くらいまで捲ってみる。今日は上下のパジャマでないことに安堵する。はだけないという理由でパンツのあるパジャマがお気に入りだそうなのだが、少々色気にかけるし、2枚も取らなければ完全に露出しないので、面倒に感じるときもある。   (2015/2/12 13:52:26)

以前、パジャマの下を脱がしておニューのショーツを褒めた時、初めてではないと少々膨れていた。ああそうか、たまにショーツとパジャマのゴム両方に指をかけて一纏めにして取り去る時があるが…パジャマの中に隠れたままの小さな布地は、そのときも俺の視覚に訴えたかったのか…   (2015/2/12 13:52:32)

四つん這いになり、さらに首をかがめて冴子の膝の間に潜り込む。こんもりと盛り上がった脚の付け根部分に視線が集中する。既に上気して指先まで熱くなっているせいか、温かいと思っていた太腿は同じ温度くらいだろうか。膝からだんだんと太腿を伝わって指を這わしていくと、ピクンっと反応した。   (2015/2/12 13:52:41)

滅多に使う事のない、ウエストを紐で結わいた下着なら股を閉じる事なく剥ぐのもたやすい。でも徐々に引き下ろして下腹部がだんだん露出されていく様をスローモーションでじっくりと味わえる喜びは、そのようなプレイ下着では味わえない。   (2015/2/12 13:52:47)

閉じたままにしておけば良かったかな?一旦大きく開かせたその下肢をぴったりと閉じながら思う。ぴったりと隙間無く合わさった太腿と、その付け根の恥丘がこの上なく素晴らしい。雑誌のグラビアとかを観ていてもさほど個性を主張してはこないし、盛り上がった丘の間に谷間が形成されていると有り難みを感じる程度の、少年時代からのシンプルな気持ちは今でもあまり変わらない。   (2015/2/12 13:52:53)

隠されているものを露わにする。観たいものはグラビアではなく、そのように美しく形成されている本来の中身だ。むしろその為のカモフラージュにすぎないそのショーツに手をかける。最初から両手でお尻のほうに回せば早いのに、気持ちだけが先行してフロントをガバっと開けようとした。指先にフサフサした毛並みを真っ先に感じたかったのかもしれない。   (2015/2/12 13:53:00)

尻を浮かせ臀部の半分くらいまで引き下げ、恥毛がかすかに覗くか覗かないかくらいの状態になると、もう頭の中は真っ白になる。中身を確認した瞬間に自分の舌と鼻をそこに埋められるよう、頭をデルタ地帯に落とす。温かな、湿り気を帯びた空気が鼻をくすぐる。秘所から発散されたすべての蒸気を吸い込もうと深呼吸して…   (2015/2/12 13:53:07)

足元まで下着を引き下ろすのが待てず、その恥丘に顔を埋める。頭を左右に振り、可愛らしき下腹部の陰毛を頬や鼻で捉える。さて、匂いもここよりいくぶん強い筈の、更に根元の箇所を思う存分弄りたくなり…姿勢を戻して重心のバランスを腰で取り直すと、かすかに膨らんだ恥丘の形をクロッチにも移したままのショーツを、下方に移動させていく。   (2015/2/12 13:53:13)

下着を取られるときは自分の側としてはとても嬉しいものだ。陰部が空気に触れて汗が蒸発してひんやりと心地よさを感じるからだろう。狭いところに押し込められた生殖器が解放されてのびのびできるのもいい。 男女が違っても、これから抱き合う2人にとってこの余分なものを取り去るのは必要な儀式にして、自分を曝け出す事を喜びに感じる瞬間なのだろう。観たがっている人にその感動を与えられる、という…   (2015/2/12 13:53:21)

もうきっと眼を覚ましてるんだろうな、先ほどからの身のよじり方でピンっときた。下の唇に貪るように口で愛撫を施すと、唾液とそれ以上の彼女の愛液でベトベトになった自分の口元を腕でぬぐい、綺麗にすると布団を剥いで冴子の唇に合わせるべく、上へと移動していった。   (2015/2/12 13:53:27)

自分の脚に彼女の太腿が冷たく濡れているのを感じるが、ああこんなににじみ出ていたんだ…固くなったモノを少々強引に擦り付けてしまったかな? 目覚めた彼女に完全に覆い被さり口づけを施している時は、既にお互いの生殖器同士が何の隔ても無く接触して、もはや自然に繋がれる時を待つかのようだ。   (2015/2/12 13:53:34)

「待って…」微かに耳元に聴こえたその声。「ああ、そうだね…」さて、そうは言ったものの「着けて」と言いたかったのか、「私も…」なのかどちらかは確信できない。いずれにしても膝をつき彼女の目の前に引き出してやらねば…股間に神経を集中させるとビクンっと頭を持ち上げる、この愛されたき我が分身を。   (2015/2/12 13:53:42)

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/2/12 13:53:50)

おしらせさんが退室しました。  (2015/2/12 13:53:53)

おしらせ舞風さんが入室しました♪  (2015/2/22 07:03:18)

舞風■004 家庭教師と…/女性視点・みお■   (2015/2/22 07:04:28)

舞風今日は家庭教師の翔太先生が来る日。んーっ 落ち着かない。前回の家庭教師の日がちょうどバレンタインディというのもあって帰り間際に思い切ってチョコレートを渡してみた。翔太先生ったら目を大きく広げて少し戸惑ってるように見えたけどじきに優しい笑顔で受け取ってくれた…。みおは、もぉそれだけで胸がキュンキュンになったよ。   (2015/2/22 07:04:50)

舞風先生が来る時間まで、あと30分…20分…10分と時計と睨めっこ。心臓が徐々に早鐘のように打ちだして…ど、どぉしよ。怖くなってきた。私ってばバカなことしちゃったのかもしれない。とても先生の顔見れないよ…。机の上にうつっぷして手をバタバタ。とふいに突然背後から「なにやってるの?」翔太先生の声…。   (2015/2/22 07:05:10)

舞風ひぃぃっと声にならない声を上げ振り返りながら立つと椅子がひっくり返り大きな音が響く。下の階から母の心配そうな声が聞こえてきて慌てて「椅子ひっくり返しただけー。大丈夫だよ」と言っておく。あー、なんてドジなんだろ。もぉ耳まできっと真っ赤だよ。   (2015/2/22 07:05:20)

舞風翔太先生の低くて落ち着いた声がいつの間にか、みおのすぐ後ろで響く。「怪我しなかった?」そんな優しい言葉に胸がジーンとくる。うぅーー、どぉしよ、心臓がバクバク言ってる。翔太先生、チョコの中に入れたカード、見てくれたよね? でも言葉が口から出てこない。なんて言ったらいいの。やだもぉパニックになってる。   (2015/2/22 07:05:45)

舞風翔太先生は倒れた椅子を片手で軽々と持ち上げて机の前の定位置に置く。そしてもう一つの椅子をその横に持ってくると、椅子に座るように促してくる。あ…そぉだよね、今は家庭教師のお仕事の為にここに来てるんだもん。少し心臓が落ち着いてくる。そぉだよ…勉強しなきゃ…。   (2015/2/22 07:05:53)

舞風ゆっくりと促されるままに自分の椅子に座って前回出された課題ノートを翔太先生の前にそっと出すといつも通りにそれを受け取って中に目を通している。その横顔をちらちらと盗み見ながら、翔太先生はきっとなーんにも思わなかったんだ…と落胆した気分になってくる。切ない気持ちが胸いっぱいに広がって泣きたい気持ちになって唇を噛み締めて必死に抑える。   (2015/2/22 07:06:06)

舞風「みお?」いつの間にか翔太先生が顔を覗き込んできていた。咄嗟に目が合って…うん、自分で目が泳いでるのが分かる。ど、どうしよう。な、泣きそう…。やだやだ、泣いちゃだめだよ、絶対にだめ。なんでもないふりしなきゃ…気まずくなったら翔太先生と居られなくなっちゃう。目を瞑って顔を伏せ肩全体を使って息を大きく吐く。   (2015/2/22 07:06:17)

舞風目を開けて上半身を正し「なんでもないよー」と元気に言った途端、ふわっと身体が包まれる感覚…。え? なにが起きたの…。うそ…今、私、翔太先生に抱き締められてる? 私より身長が大きく違う逞しい身体にすっぽりと包み込まれるようなそんな感覚。   (2015/2/22 07:06:26)

舞風耳元に囁く甘い声…「初めて見た時から好きだったよ」と聞こえてきた瞬間に頭が真っ白になってた。現実のことのように思えない。でも何度も夢見てた愛の告白。思わず「うそ…」と定番のお返事をしてしまう。まるで青春ドラマばりのシーンを演じているかのよう。   (2015/2/22 07:06:36)

舞風抱き寄せられ目の前にある胸に顔を縦や横にすり寄せながら、背中に手を回してぎゅぅっと先生の着ている服を握り締める。嬉しいという実感が押し寄せてくる。じゃ、私達は両思いなんだ。信じられないけど、でも今、私は先生の腕の中にいる。嬉しいよぉ…。夢みてるみたい。   (2015/2/22 07:10:37)

舞風と、突然下の階から買い物に行ってくると母の声が響く。私って女優目指せるのかな…。先生の胸から顔を上げて、なんでもないフリしたいつもの声で「はーい。いってらっしゃーい」と返事をしてみせる。こんな自分は驚きだ。すると今度は母が先生によろしくお願いしますと言いながら家から出て行く気配が伝わってきた。   (2015/2/22 07:10:46)

舞風それをじっと翔太先生と耳を澄ませて聞いていた。そしてふと目が合って妙に可笑しくなって目尻が下がる。でも視線は外さないままでいるとすぐに真面目な顔になるとゆっくりとその顔が近づいてきて反射的に目を閉じた。すると唇に柔らかい感触が伝わってきたと同時にチュッと口元に音が響く。   (2015/2/22 07:10:59)

舞風唇の感触はすぐに離れた。不安になって閉じてた目を少しだけ開けると翔太先生が顔を覗き込んでるのが分かる。恥ずかしくて目線を合わせられない。ほんの少しの間覗き込んでいたが、じきにまた近づいてきてまた唇に柔らかい感触。今度は唇を擦り合わせたり唇で唇を挟みこむようなもっと大人なキスになっていく。   (2015/2/22 07:11:06)

舞風身体全体が一気に痺れるような錯覚が襲ってきてクラクラする。あ…キスしてるんだ…翔太先生と…。どうしよ、頭がぼぉっとしちゃうよぉ…。床がゆらゆらしてる。足に力が入んない…。崩れ落ちそうになる身体を支えてもらう。必死に身体を起こすとすぐ目の前に先生の顔。覗き込んでくるその視線に羞恥心が生まれる。   (2015/2/22 07:11:15)

舞風それなのに追い討ちをかけるように視線が合ったまま「好きだよ」と言われ、脳天が打ちぬかれた気がした。体中の力が抜けるのと翔太先生に抱き寄せられるのが一緒でそのまま唇が重なり今度はリップ音が部屋に響く。刺激的なその音は 脳を痺れさせていく…。   (2015/2/22 07:15:06)

舞風身体中に痺れが伝達され、やがて下腹部に痺れが集中していきそこから疼きが生まれる。太股を擦りつけたいほどの激しい疼きに身体をくねらせてながら夢中になって唇を求めるの。もう…身も心も捧げる覚悟出来てるんだから…翔太先生、大好き…。   (2015/2/22 07:20:55)

舞風**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/2/22 07:21:13)

おしらせ舞風さんが退室しました。  (2015/2/22 07:21:16)

おしらせカナさんが入室しました♪  (2015/2/27 06:26:23)

カナ■005 レイププレイにハマったわたしが・・・・/女性視点・・佳奈   (2015/2/27 06:29:32)

カナわたしけっこう変わった性癖があるんです。無理やりされると信じられないぐらい感じちゃうんです。あるネットの掲示板に「ちょっとマゾっ気があって激しいセックスが好きです」と書き込みました。   (2015/2/27 06:35:11)

カナ返事があってこの人ならわたしのレイプ願望をわかってくれるかも・・・って人を選んで実際に何人かの人とお会いしました。その中でもある男性達との体験が忘れられないんです。   (2015/2/27 06:42:10)

カナその日わたしはメッセージを入れてくれた人と会う予定でした。シャワーを浴び下着もセクシーなのにとりかえて・・・   (2015/2/27 06:45:08)

カナ待ち合わせ場所に行ってみるとどう見ても年下にしか見えない男の子だったんです「おなえさんが佳奈さんですか?俺メッセージ入れてた誠です」   (2015/2/27 06:48:20)

カナさすがにちょっと面喰ってしまいました。ハードなプレイをしてくれそうな男性を期待してたからちょっとガッカリでした。でも年下の男性とのセックスなんてほとんど経験ないしまぁ~いいかって気分でホテルの誘いのOKしました。   (2015/2/27 06:53:17)

カナホテルに入ると「えっ」と声を出してしまいました。部屋の中には男性が二人待ち構えていたようにベットに腰かけていたんです。「ちょっとここ・・・」 「いーから入りなよ」   (2015/2/27 06:58:32)

カナ何が何だかわかってないまま強引に引っ張り込まれました。「連れてきたよ」誠君が中の二人に声を   (2015/2/27 07:00:47)

カナその瞬間すべてわかりました。最初からグルで誠君がわたしを騙して彼らに引き合わせるつもりだったんです。「へぇ~なかなかイケてる顔してるじゃん」 「身体もけっこういいねぇ」   (2015/2/27 07:09:00)

カナ言い終わった瞬間三人に身体を抑えつけられて動けなくなりました。「あっ・ちょっと」 「ヤダ、ヤダ、待って」彼らの手から逃げ出そうとしました。でも・・・本当は」わたし心の中では興奮してたんです。だってこれってプレイじゃなく本物のレイプなんですかわ・・・   (2015/2/27 07:14:49)

カナこんな場面を妄想して一人で燃え上がる事はありましたが、まさか現実になってしまうなんて・・・・たまらないぐらい胸が高鳴ってしまいその力強さにジーンときちゃって、つい身体から力が抜けてしまいました。   (2015/2/27 07:19:01)

カナまだ途中なんですが背後でいったん終わります。中途半端すいません。   (2015/2/27 07:21:24)

おしらせカナさんが退室しました。  (2015/2/27 07:21:31)

おしらせカナさんが入室しました♪  (2015/3/5 13:59:23)

カナ続きです。 諦めのそぶりを見せたわたしに彼らは安心したんでしょう。手足を押さえつけていた手がジワジワと身体中を触りだして服も脱がされていきました。   (2015/3/5 14:02:45)

カナホントは無理やり破りとられるとかして欲しかったんだけど、彼らに身を任せていました。とうとう服も下着も奪われ   (2015/3/5 14:14:10)

カナ裸にされてしまいました。   (2015/3/5 14:14:38)

カナ一人の子がオッパイに吸い付いてきました。「うっ・・ううん~」もっと痛いぐらい歯を立てて吸いまくって欲しかったんだけどじれったいぐらい優しい愛撫でした。でもすごく気持ちよくてつい身体をクネらせてヨガっているとアソコに誰かの指が入ってきました。   (2015/3/5 14:20:22)

カナ割れ目を縦になぞられて二本の指で入口を広げていきそのまま穴の入口を押し拡げられて一気に指を挿入されてしまいました。「スゲエ・・ヌルヌルしてめちゃくちゃ指を締め付けてくるよ」   (2015/3/5 14:31:36)

カナ深く入れた指で感触を確かめるように動かしてくるんです。そうやって指先でアソコの奥を擦られるとたまらなく感じちゃいます。激しく指ピストンが始まって「あっ・・あっ・・ああん」と悶えてしまいました。   (2015/3/5 14:37:55)

カナイヤラシイ愛液が溢れ出しているみたいでグチャグチャと卑猥な音が鳴り響いてました。   (2015/3/5 14:40:28)

カナすいません。背後です。   (2015/3/5 14:41:02)

おしらせカナさんが退室しました。  (2015/3/5 14:41:08)

おしらせカナさんが入室しました♪  (2015/3/6 06:15:56)

カナそうやってイヤラシイ言葉を浴びせながらアソコを責め続けていきます。もう身体はトロトロで、触られてる部分だけじゃなく全身が火照っていきます。さらにアソコの中を弄り続けられているうちにたまらなくなってイキそうな事を伝えるると「マジで?イキそうなんだって」彼らは笑ってまた激しく動かし三人がかりでわたしがイク姿を見ようとしてるんです。   (2015/3/6 06:24:12)

カナわたしは身体をのけ反らせて大きな声で喘ぎました。指の動きにあわせて強烈な快感が襲ってきてもう耐えられそうにありません。お尻を浮かせながら指を差し込まれたアソコを突き出すようにして、イク瞬間を迎えました「あっ、イクッ・・イク・・イクッ・・ううっ・・」叫びながらアソコの中の指を締めつけていました。イッちゃった後は頭が真っ白になりしばらく身体を震わせていました。   (2015/3/6 06:32:33)

カナでもグッタリしているヒマなんてありません。彼らはイッてしまったわたしをからかいさらにアソコを責めてきました「ああっ・・また・・そんなにしたら・・ダメェ~」お願いしても聞いてくれるどころかわたしを何度でもイカせるつもりなんです。   (2015/3/6 06:36:44)

カナ気が付くとアナルにまで指が入ってきていました。あまりの気持ちよさからなのかほとんど痛みとかも感じませんでした。   (2015/3/6 06:39:35)

カナ初めてのアナル経験なのに中をグリグリされてそっちまで妙な気持ちになってきちゃって・・・   (2015/3/6 06:42:06)

カナこの辺で■005は終わりにします。続きは新しい番号で書きたいと思います。長い間待たせてすいません。次の方お願いします。   (2015/3/6 06:45:13)

おしらせカナさんが退室しました。  (2015/3/6 06:45:25)

おしらせカナさんが入室しました♪  (2015/3/8 15:22:35)

カナまだ誰も書いてないので続きを書いちゃいますね。   (2015/3/8 15:23:32)

カナ「おい、自分ばかり気持ちよくならないで、こっちもいい気持ちにさせろよ。ほら」いきなり目の前におちんちんが突き出されました。「さあ くわえろよ しっかりしゃぶるんだ」命令しながら口の中にそれを押し込んできました。   (2015/3/8 15:27:34)

カナわたしもかたくなったそれを夢中でしゃぶりつづけました。「この女メチャメチャ吸い付いてくるよ」無理やり押し込まれてるのに自分から舌を使って頭まで振っていました。こんなに激しくおしゃぶりされて彼もビックリしたみたいでも気持ちいいもんだから口の中で何度もおちんちんがビクビクと反応してました。そうしてる間にも指がアソコをかき回し続けてクリまで同時に責められてしかも一度イッてしまった後だから何度でも最初の絶頂と同じ快感が襲ってくるんです「ん~っ・・あぁっ・・イク・イク・イクぅぅ」くわえたまま二度目の絶頂を迎えてしまいました。わたしがイクのと同時に口の中にも大量の精子が・・   (2015/3/8 15:41:19)

カナでもまだまだ終わりそうにありません。今度は指よりもっと太いものが・・・「あうっ・・・う・・・あぁ・・」大きいおちんちんで何度も突き上げられて悲鳴をあげながらまた強烈な快感に悶えていました。「ダメ・・ダメェ・・またイッちゃう・・うう・・」はげしい腰の動きでえぐるようにおちんちんが子宮を突いてきます。指では届かないアソコの奥を刺激されまたイカされてしまいました。「おぉ さすがにイクと締め付けてくるな 俺もイクよ受け止めろよ」前より激しく腰を振りはじめました。「おぉ 出る、出る、出る」そう叫んでいきなり腰の動きを止めました。すぐにアソコの奥が熱くなりました。「ん・・んっ・・・」わたしはおちんちんをくわえたまま精子が奥に発射される感覚を受け止めました。   (2015/3/8 15:57:02)

カナでもわたしには余韻を楽しむ時間なんてありません。すぐに次の子が挿入してきて激しくピストンするんです。「お願い・・少し休まして・・」彼らは聞く耳持たずに腰を振り続けるんです「「ううっ・・いやぁ・・もう」思い切り突き上げられて「あっ・・・スゴイ・・いいっ・・いいっ・・ああぁ」喘ぎ声を出していると口の中におちんちんが夢中でしゃぶり続けてるとまたわたしはイカされてしまいました。少し遅れてまたアソコの奥に熱い精子がドクドクと注がれました。そして口の中にもそれから交代で何度犯されたでしょうか、一度出してもフェラで大きくさせて再びわたしに挿入してくるのです。   (2015/3/8 16:10:12)

カナ何度か意識を失いました。でもまた犯されている最中に気が付いてそして絶頂と共に気を失う事の繰り返しで最後には目の前が白くなって「ああ・・わたし死んじゃうんだ」と目をとじたのがはっきりとした記憶の最後でした。そしてハッと気がついた時にはずいぶん長く失神した後でした。身体中が痺れてまともに立ち上がる事さえできませんでした。よく見ると部屋にはわたしだけで彼らの姿はありませんでした。彼らはわたしの身体を楽しむだけ楽しむと満足して帰ってしまったみたいです。ただわたしのアソコには置き土産のように精液がたっぷり残されていました。   (2015/3/8 16:21:46)

カナどうにはホテルを出る事ができましたが、二度と彼らに会う事はありませんでした。それ以降ネットの掲示板に書き込みはしてませんが、あの経験が忘れられなくなってまた掲示板に書き込むかも・・もし掲示板でわたしに似た書き込みを見たら一度どうですか?ひょっとしたらレイプされる事を待ち望んでる淫乱なマゾ女が待ってるかもしれませんよ。  完   (2015/3/8 16:32:51)

おしらせカナさんが退室しました。  (2015/3/8 16:33:14)

おしらせ良哉さんが入室しました♪  (2015/3/19 23:38:12)

良哉■006・遠くから見つめる瞳/男性視点・良哉■   (2015/3/19 23:38:58)

良哉「…何やってんだろうな、俺。」そう切り出したのは紛れもなく自分であり、その軽くため息交じりに出た言葉の意味を、自分で理解しようとせず、また、誰かに聞いて欲しい訳でもなかった。ただ、そのたった一言には、自分の中で清算しきれなかった多くの後悔の念が込められており、言葉にしないまま時が過ぎるのを待つことは、自分には出来そうになかったのだ。ある一組の男女。一人は自分の知らない男性。そしてもう一人は、かつて自分が誰よりも思い続けた女性。仲睦まじく、互いの指を絡めるように握られたその手を中心に、幸せそうに互いの目を見つめて笑い合う二人。それを遠くから見ているのは、情けない自分ただ一人。   (2015/3/19 23:41:31)

良哉ある日、自分はある決意をしていた。ある女性に一世一代の告白をする事だ。卒業してしまえば、お互いばらばらの道を歩むことになる。今までなぁなぁで過ごしてきた日々も、もうじき終わってしまう。その前に、どうしても伝えなきゃいけない、この想いだけは。…気がつけば、自分は遠くからその女性を見ていた。女性の真横には、自分の知らない男。男は赤面しながら彼女に何かを告げ、頭を下げていた。彼女は笑顔で何かを言った。二人はその瞬間、抱き合った。自分は悟った。一歩遅かったんだと、苦し紛れに練習していた告白の文章が書かれた紙を握り締め、体をひねらせて、彼女らから出来る限り早く立ち去ろうとした。   (2015/3/19 23:42:30)

良哉その夜、自分はベッドの上で仰向けになって、見慣れた天井を見ていた。特に何も考えなかった、今日の夕飯食べたものが、お腹の中から泣くなろうとしている。なぜかお腹が減っていない状態で、無理矢理ねじ込んだ料理だった。気がつけば自分の目元から水が溢れていく、仰向けのまま、頬を伝う感覚が鬱陶しくなり、横向きで体を丸める。無理矢理寝てしまおうとしても、頭にある男女が浮かんで、眠気が思考に追いついてこない。「…何やってんだろうな、俺。」昼間言った言葉を復唱する。意味のないことだとしても、あの後追いかければよかったのか?これで良かったのか?そんな事はもうどうでもいい。自分があの場で、どれだけ情けなく映っていたのかは、自分ですら知る由もなかった。   (2015/3/19 23:43:41)

おしらせ良哉さんが退室しました。  (2015/3/19 23:44:04)

おしらせ良哉さんが入室しました♪  (2015/3/26 18:32:58)

良哉【みおのおかげで、終わりまでのネタが出来ましたので、続きから書かせていただきますね。】   (2015/3/26 18:33:44)

良哉■006・遠くから見つめる瞳/男性視点・良哉■   (2015/3/26 18:34:16)

良哉あれからどれだけ時間が経っただろう?体を丸めさせ、まるで日の明かりが差し込むまで待っているかのような時間、自分はこうして項垂れていたのか、我ながら情けない。その一言に尽きる。ふと、枕元に投げ出してあったスマホがラインの通知を知らせるよう明かりがともる。正直、頭の許容範囲が無くなっていた自分には、その明りですら鬱陶しく感じつつも、その画面を見てみる。「ねぇ、今から行っても良い?」   (2015/3/26 18:35:18)

良哉たった一言そう書いてある文章の主は、数年前に越してきた隣の住人のお姉さんである、みおだった。彼女との関係は、所謂『セフレ』というもので、少し前から状況のはき違いから生まれた関係だった。しかし、彼女の傍らには既に男の存在があり、『自分がみおを襲い、それに対し、みおは抵抗できなかった』という大義名分の元の関係だったはず。それなのにどうして…?疑問は尽きないものの、丸めていた体を起こし、この気持ちの憂さを晴らすにはいい機会だと思いつつ、返信を返す。「来てもいいけど、俺今日あまり優しくないかも。」この一言だけで十分だった。彼女もまた、この関係を捨て切れている訳ではなかったからだ。返事は来ない。おそらくすぐにでも来ようとしているのだろう。それが自分にとって誤算だった。先程まで天井を仰ぎ、目から零した涙の痕が未だに残っており、慌てて袖でぬぐおうとするも、下からインターホンの音。もういい、拭った分だけまた零れるだけだ。半ば諦めたかのように、階段を駆け下りて、自分の玄関のドアを開ける。   (2015/3/26 18:35:36)

良哉そこに立っていたのは勿論、先程の通知の主である、隣の家のみおだった。彼女の目線は自分の目に合い、目の赤さを確認しているのだろう。「どした?みおから来たいなんて、彼となんかあった?」。彼女の目線を反らすために発したのは、通常ならデリカシーの無さで聞くようなことではない言葉だったのだろう。慌てて弁解しようとすれば、「ううん。別に、なんとなく、だよ…。良ちゃんこそ何かあった?」と一言。何か様子がおかしい、最初こそ、お酒の勢いでの行為に後悔した様な表情を見せていた彼女であったが、最近では会う度にお互いをその場で一番に意識するほどの仲になっていた筈だった。それが今日はなぜ…?「ぁぁ、ちょっとな…」と、とりあえず返事をするも、疑問がつきないまま、自宅へ彼女を招けば、先程まで項垂れていた自室へと案内する。   (2015/3/26 18:36:03)

良哉部屋に入り、ベッドに乱雑にみおを押し倒せば、背を手に回し、首筋に赤く腫れるような口付けを交わして。突然の事に驚いた顔を見せているが、今日の俺は被害者だ。『失恋していたにもかかわらず、みおに誘われて仕方なくセックスをする』だけの、被害者だ。「今日はやっぱ優しくできなさそう…いい?」いつもはみおの男にばれない様、体に痕の残る様な行為は極力避けてきていた。しかし、今の自分に、そんな繊細な心を持ち合わせる事はおそらく出来ないだろう。じっと見つめていれば、少し震えながらもこくり、と頷いたみおを見て、普段は絶対にしない、唇へのキスをしてしまう。俺は悪くない…俺は悪くない…そんな念を込め、頭にちらついた男女の姿を払おうと、ただ目の前の女体に欲望をぶつけるだけに、全神経を研ぎ澄ませようとした。目に涙を溜め、必死に舌を絡めようとするみおは、普段と違う状況にもかかわらず、全てを受け止め続けている。最初こそ気付かなかったものの、途中から衣服を脱がせる瞬間まで、まるで自分の全てを受け入れてくれる様な優しい肌の感覚に、先程までの邪な気持ちで途切れていた涙が、再びあふれてくる。   (2015/3/26 18:36:49)

良哉「…大丈夫、大丈夫だよ…良ちゃん…」気がつけば、下から見上げていたみおの手が、自分の首裏に回されれば、体を引き寄せられ、みおの腕の中に包まれていた。こんな女性に、俺はなんて事をしているんだろうか。嫉妬の念にかられ、大事なモノを見失っているような男に、これ以上、何が掴めると言うのか?とめどなく溢れ出る涙ごと、みおは回していた手で頭を撫でてくれている。「…ごめん、みお。やっぱり、優しくは出来ないよ。」自分に回されていた手を取れば、先程までとはまるで違った、少し晴れやかな顔でみおを見ているだろう。「え…?」小さな声で戸惑うみおに、改めて口付けを交わす。「ん…っん、ふぅん…」甘い声で自分の舌を受け入れるみおに、自分は『優しく』求めてはいけないんだと考えた。『優しくしない事が優しさ』だと。普段はつけているゴムを乱雑に投げ捨てれば、中で決して出さない事を条件に、みおの了承を得れば、行為の激しさでベッドが軋む音、みおの嬌声、腰を動かす度に聞こえる肉同士のぶつかり合う音が、心と同じように真っ暗だった自分の部屋に生きている音を入れていく。   (2015/3/26 18:37:17)

良哉全ての行為が終えた後、一言「今日は、泊まっていきなよ…?」何でそんな言葉が出てきたのか、体だけを求め合う関係の彼女に、何故?ごめん、忘れて?と一言言う前に「…うん、良いよ、良ちゃん。」と、息を整えていたみおからの一言に、その言葉を喉の奥にしまいこみ、まどろむように朝を迎える。   (2015/3/26 18:37:33)

良哉その二日後、正式に男女は交際を発表した。大学の友達の友達の、また友達にも伝わる様なビッグカップルだったようだ。自分はどこかすっきりしていた。分からないままでいるよりも、ずっと清々しい事だとも思えたからだ。家路につけば、隣の家の目の前に、一人の女性。「お帰り、良ちゃん。なぁに…?何かいい事でもあった?」いつもの声。そしていつもの様な生意気口調で返事をする。「ただいま、みお。何だ…今日もまた、一人ぼっち?」顔を真っ赤にして頬を膨らます彼女を素通りすれば、家の玄関で振り返る。「俺さ、また好きな人出来たよ。」そう告げれば、「そんな事だろうと思った。良ちゃん手が早いんだもん。」呆れ顔で返される。もう一度ニッと笑いながら家に入れば、自分の新しい形の幸せに、心が躍るのを感じて。   (2015/3/26 18:37:56)

良哉END   (2015/3/26 18:38:44)

良哉**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/3/26 18:38:48)

おしらせ良哉さんが退室しました。  (2015/3/26 18:38:53)

おしらせみおnnさんが入室しました♪  (2015/4/2 18:15:45)

おしらせみおnnさんが退室しました。  (2015/4/2 18:15:58)

おしらせみおんさんが入室しました♪  (2015/4/2 18:16:04)

みおん【オーケストラのことよく知らないくせに書いちゃったミニミニです。大好きな「韃靼人の踊り」という曲から。】   (2015/4/2 18:17:37)

みおん■007・譜面の告白/女性視点・長谷川かのん■   (2015/4/2 18:19:37)

みおん…っ!…///   (2015/4/2 18:19:54)

みおん大学のオーケストラに所属していた私は定期演奏会の舞台に上がっていた。半年間の練習を想いながら心を込めて演奏をしていると、譜面に書き込まれた文字が目に飛び込んできた。   (2015/4/2 18:20:05)

みおん私が大好きなオーボエのロマンティックなソロパート。私の譜面には全休符が並んでいるその場所にメッセージは書き込まれていた。今朝のリハーサルまではなかったのに…///。   (2015/4/2 18:20:15)

みおんメッセージの主は今まさに演奏中のオーボエ奏者。彼の真剣な横顔と美しくエキゾチックな旋律。部室で彼を見つけては、何度となく吹いてとねだり奏でてもらった。そのたびにうっとりと聞き惚れたこのソロパート。   (2015/4/2 18:20:31)

みおんこの休符が終わったら、私も演奏をはじめなきゃ…///動揺し震える気持ちをぐっと抑え、息を深く吐き、私は指揮棒の先を見据えた。   (2015/4/2 18:20:43)

みおんEND   (2015/4/2 18:21:06)

みおん**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/4/2 18:21:17)

おしらせみおんさんが退室しました。  (2015/4/2 18:21:23)

おしらせ舞風さんが入室しました♪  (2015/4/4 16:37:44)

舞風■008・春のドライブ/女性視点・新川さくら■   (2015/4/4 16:38:07)

舞風今日は彼との久しぶりのデート。ここ数日、なんとなく眠りが浅いように思う。高まる期待と興奮で思わず自分を弄ってしまうこともしばしば…。こんなエッチなわたしを彼が知ったらどう思うんだろう。ちょっと不安…。   (2015/4/4 16:38:38)

舞風家の前で待っていると空色のセダンが静かに止まる。運転席に貴方がにっこりと微笑む顔が見えたの。胸がちょっとキュンってしちゃった。顔を少し傾ける仕草が大好き。助手席においでっていってるのが伝わってくるんだもん。   (2015/4/4 16:38:49)

舞風今日は花見だって言うからお弁当作ってきちゃった。喜んでもらえるといいな。シートに座りつつ2段のお重を入れた鞄を膝の上に置くと何か聞いてきたので思わず「秘密」って答えちゃった。恥ずかしいのと驚かせたいので笑って誤魔化しちゃう。   (2015/4/4 16:38:59)

舞風「今日の行き先は任せてね」という貴方の声はとても優しくてほぉっとしちゃう。どこに連れて行ってくれるんだろう…。ちょうど桜が満開って今朝のニュースでも言ってたから桜見だと思うんだけどな…。じっと見つめても貴方は笑うだけ。   (2015/4/4 16:39:11)

舞風最初、私が最近の身近にあった出来事を一通りお話して、次に貴方が自分の事を話してくれている。それを聞いてるとどんどん気持ちがリラックスしていくのが分かる。彼の声ってどうしてこんなに耳に心地よいんだろう…。   (2015/4/4 16:39:21)

舞風いつの間にか眠りの淵に落ちていってしまったの。離れたところで私の名前を呼ぶ声が聞こえる…。私は重い口をゆっくりと開けて「ん…ちょっと待ってね」って返事をするんだけど、目を開けることが出来ないの。そして闇へ…。   (2015/4/4 16:39:39)

舞風ふと…身体の奥から久しぶりの感覚――またエッチな夢を見てると思った。今日の夢は彼が私の身体を優しく弄ってる。ぁあん…この快感…すごいリアルかもぉ…と思いながらすっかりその気持ちよさに浸っていく。   (2015/4/4 16:39:49)

舞風やがて息がどんどん乱れてきて胸を上下に揺らしふと彼の名前が自然と口から出てた。すると「ん? 気持ちいいかい?」って声が聞こえてきて…それから急激に闇から引き上げられる感覚――。目を開けるとすぐ目の前に彼の顔。   (2015/4/4 16:39:59)

舞風自分の状況が掴めない。何が起きたの? と目をぱちぱちを瞬きさせつつ彼の顔を見つめる。彼が悪戯っぽく笑いかけてくる。「だって…お前寝るんだもん。これはお仕置きだよ?」そう囁くと彼の唇が重なってきた。   (2015/4/4 16:40:13)

舞風彼との久しぶりのキスに感動…するつもりが急激な快感が襲ってきてそれどころではない。彼の指が自分の熱い中に入り込んで激しく蠢いているのが分かる。何かを叫びたいのにそれが出来ない。激しく彼の唇と舌が私の口を犯していく。   (2015/4/4 16:40:26)

舞風そして車の中にくちゅくちゅと響く水音。それがどこから出てる音なのか考えなくても分かる。私ったらすごい格好してる。いつの間にかシートは倒され寝た状態で膝上のスカートは捲くれ上がりさらに片足は膝が曲がった状態でシートの上に置かれてる。   (2015/4/4 16:40:36)

舞風今更脚を閉じようとしたところで彼の手が邪魔してどうにもならない。ここはどこでどんな状況にいるのか掴めないけれど彼のことだからきっと誰にも見られない場所なのだと信じるしかない。さらに激しい快感が何も考えられなくしていく。   (2015/4/4 16:40:48)

舞風どれだけ彼の手に翻弄されていたのか分からない。ただ激しい快感で訳分からず喘ぎ続け彼の身体が私から離れるとひどくぐったりしてるのが分かる。「んもぉ…ばかぁ…ん」と重く感じる自分の身体をそのままに声を漏らせばとても淫らな声…。   (2015/4/4 16:41:07)

舞風顔を背けてた彼が少し振り返り「お前な…やっと抑えたのに…また襲うぞ」と漏らす声と顔半分の表情が切なげで、私の身体の奥がぎゅぅっと締まるのを感じる。欲しい…って、心の底から思ったの。   (2015/4/4 16:42:23)

舞風でも私からそんなこと…恥ずかしくて言えない。身体の奥がじりじりと焦がれるよう…。太股を密かに擦り合わせて必死に我慢…。衣服の乱れを直していると、彼が車から降りて助手席の方に回ってきてドアを開ける。   (2015/4/4 16:51:39)

舞風促されるままに車を降り彼が顔を向ける先に視線を移せばそこに大きな桜の木が1本立っていた。「あそこでお弁当食べようか」との言葉にハッとなって手に持っていたはずのお弁当を探すと後部座席にちょこんと置いてある。いつ置いたの?   (2015/4/4 16:52:06)

舞風思わず苦笑いしつつお弁当を取り、桜の木へ向かって歩き出す。途中、風でスカートの裾が舞い、それを気にしつつ。ふと、すぐ後ろに来るはずの彼の気配がないので振り返ると、彼がこちらを見て立っていた。   (2015/4/4 16:59:03)

舞風私は手招きをしながら「早く」と声を掛ける。「ああ」と答える声はいつも通りで私はにっこり微笑んでまた桜の木に向かって歩き出す。ゆっくりと歩き出す彼の目の奥に熱が帯びたことにはまったく気が付かずに…。   (2015/4/4 16:59:23)

舞風**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/4/4 16:59:36)

おしらせ舞風さんが退室しました。  (2015/4/4 16:59:38)

おしらせunknownさんが入室しました♪  (2015/4/22 23:45:32)

unknown■009・ある河原での出会い/男性視点・小波 慶■   (2015/4/22 23:45:44)

unknownある日、俺はその場にいた。河原で何をするでもなく、一人目を細めて流れる水の行く先をじっと見つめ、ただ時が流れていく様を、特別楽しむ訳でもなくじっと佇んでいる。時間の無駄遣い、とはよく言ったもので、昼間の空模様がうっすらと茜色に染まりかけるほどの時間を、この何の変哲もない河原で過ごしている。我ながらなんてつまらない人生だろう、そんな事まで頭をよぎれば、足は勝手に川の方へと進んでいく。チャプン、と足首と靴が川に投じられれば、ふと背後から大きな声が響いてくる。   (2015/4/22 23:46:10)

unknown「何してんの!」ビクッと体が震えれば、恐る恐る後ろを振り返る。自分より少し年上だろうか?20代中盤~後半ぐらいの女が一人。「そんな川の流れの早い所に入っちゃダメでしょう?!」まるで母親が小さな子供をあやすかのような言葉を並べて説教する女。…大きなお世話だ。別にアンタが思う様な事をしようとしてたわけじゃない。俺はため息交じりにその女に近寄り、若干睨みを利かせて一言、「余計な事言わないで貰えます?別に死のうとしてた訳じゃないんで、それじゃ。」そそくさとその場を離れようとすれば、腕をがっと掴まれる。その行動に、先程までのイライラから一転、動揺に変わってしまう。   (2015/4/22 23:46:31)

unknown「な…なに?」思わず聞いてみる。女はじと目で俺の目を見つめれば、「貴方、今いくつ?」と口から声を出す。正直見知らぬ女に年齢を言おうか迷っていたが、きっと答えるまで子の腕は離されないのだろう。「22、ですけど?」と素直に答えてみる。先程までの疑いの目から一転、ニコッとほほ笑む女。その表情からは、自分にとっておせっかいな不審者の立場からは想像もつかない、どこか安心できるものを感じて。「足、冷たくない?いくら春先だからって、夕方は気温も下がるし、風邪引いちゃうよ?」そう言うと、女はかがんで、おもむろに持っていたカバンからハンカチを取り出す。水が染み込んだ足首と靴は、正直そんな布一枚で吸収しきれるはずもないが、黙って拭かれていると、下からこちらを見上げる女は、またしても満面な笑みを浮かべていて「ま、応急処置程度だと思って、ね?」再び女は立ち上がると、俺の肩の上にポン、と片手を置く。   (2015/4/22 23:46:57)

unknown「貴方、名前は?」またこれだ。先程から自分の事を一切離さないのに、歳を聞いてくるのと同じ声のトーンで、名前を訪ねてくる。俺の目は再び細くなれば、鬱陶しそうに肩の手を払いのける。「そんな全部答えるわけ…」そこまでで言葉が詰まる。手を払われてもなお、こちらをじっと見つめる女の瞳に、何故か圧倒されている自分がいる。「…慶、小波 慶、です。」観念したようにそう答えれば、女の顔はパァ、とさらに明るくなって「やっぱり慶ちゃんだぁ…」手を背後に回らされれば、女の方に自分の体が引き寄せられる。「!?ちょ…」慌てて振りほどこうにも、辺りは小石の地面で出来ており、思うように力を出すのを躊躇ってしまう。「良かった…やっと会えた…。」気がつけば、女の目からは涙がこぼれおちていて、俺の頭にはクエスチョンマークが増える一方だった。   (2015/4/22 23:47:21)

unknown「い、いやいや…、てか、アンタ、誰…?」もはや敬語など不要か、と、いつも他人と喋るときの口調で話せば、女の手の力がゆっくりと緩まっていく。「ん…秘密…。慶ちゃんは、まだ分からなくて良いよ?」女の指が俺の唇を軽くつつく。つつかれた唇を自分の手で触ってみれば、何となく残っている感触に、戸惑いを覚えていて、呆けているうちに、女はさっきまでいた方向へと歩いていく。「ちょ、ちょっと待ってくれ!」慌てて追おうとすれば、女はくるっと振り返って「また明日、ここに来てね?約束だよ?慶ちゃん。」と一言。その言葉はまるで、今追う事は無駄だと言われている様な圧があり、俺の脚はその場で止まる。女は軽い足取りで、俺の家とは反対の方向へと進んでいく。その後ろ姿が遠目でしか追えなくなれば、腑に落ちない心境のまま、振り返って帰宅する。   (2015/4/22 23:47:38)

unknown続く…?   (2015/4/22 23:48:18)

unknown**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/4/22 23:48:36)

おしらせunknownさんが退室しました。  (2015/4/22 23:48:42)

おしらせ舞風さんが入室しました♪  (2015/5/28 18:46:18)

舞風■010・満員電車で壁ドン…/女性視点・美咲■   (2015/5/28 18:47:09)

舞風えっ(5㎝の距離もないほどにある相手の顔。美咲は目を見開き、呆然としたままその顔を見つめる。胸の鼓動が早鐘のように鳴っている。逃げ出したい衝動に襲われたがここは電車の中。それもとても混んでいて駅に着いて人の流れができない限り移動は無理そうである。呼吸することに躊躇いを感じてその息苦しさに顔を背けようとした途端、電車が大きく揺れ咄嗟に目を瞑る。顔全体が覆われそうな気配に恐々としつつも目をゆっくり開けると、さっきよりもさらに顔の距離が近くなっていた…。)   (2015/5/28 18:47:21)

舞風(なぜこんな状態になったのか、美咲は色々と思い返した見たものの何がどうしてなのかさっぱり分らなかった。毎日、同じ時間同じホーム同じ柱番号の場所で電車が来るのを待つ列に並ぶ。いつものことだ。ただ今日に限ってはなんとなく胸がざわつく感じがして落ち着かない。それでもいつもの習性で同じ行動を取ってしまう。ふと、列に並んでから自分の列の先頭に見たことのある後ろ姿が目に止まり)あれ…(と思わずつぶやく。それは同じ会社で同僚の各務だ。フロアの席並びでいつも後姿を見ているのですぐにわかった。)   (2015/5/28 18:47:32)

舞風(声を掛けようか迷ったがやめることにした。入社したての頃はよく定時後、飲みに行ったが1年経った頃に交際を申し込まれて断ってからなんとなくお互いを避けるようになったからだ。これだけ離れていれば電車に乗り込んでもそんなに近づくことはないだろうと思った。同じ柱番号には2列になっており、先頭から視線を逸らして隣の列を何気なくみるとなぜか目にとめる人がいた。視線が吸いつけられる様にそこに集中しているとその頭が動き横顔を見ることができた。思わず足が後ろに下がり、その拍子に今来たばかりの後ろに並んだ人の足を蹴ってしまう)   (2015/5/28 18:47:48)

舞風すみません…(思わず顔半分だけ背後を向けて頭を下げ謝りつつ足を元に戻す。この時美咲は後ろに誰が立ってるのか確認しなかった。隣の列に並んでいたのは、高校の時に片思いしてた金城君だった。卒業して何年も経つのにすぐに分ってしまう自分に驚くほどだった。心なしかさらにカッコ良さが増してる気がしていつまでもその頭を凝視してしまっていた。電車に乗り込む時に流れで近くに行けないだろうかと考えてしまった。混む電車の中でバレないようにそばに立ち、電車の揺れで寄りかかりたい欲望が芽生えてしまう)   (2015/5/28 18:47:57)

舞風(そんな風に美咲が妄想を膨らませている背後で、今しがた足を蹴られた男性がじっと自分の前に女性の背中やお尻を熱心に見ている。それは、美咲のことを密かに憧れを抱いている今年の新入社員の遠藤君だ。駅に向かって歩いてる時に美咲を見つけ、電車を待つ並びで少しでもそばに寄ろうと必死に追いかけてきて見事にその後ろに並ぶことが出来たのだ。遠藤君は見た目軟弱そうに見え、人に押されれば倒れてしまいそうな感じがしていつも上司に叱咤されたが、美咲がそれを庇っていた。そういうことからすっかり美咲ファンになっていた)   (2015/5/28 18:48:06)

舞風(5分もしないうちに電車がホームに滑り込み、ドアが開くと中からどっと人が溢れ出たあと、すぐに並んでいる列が順序良く電車の中に吸い込まれていく。短い滞在時間なのでモタモタしてるわけにいかないのだ。あっという間にぎゅうぎゅうに並んでいた人ほとんどがホームから消える。思った以上に人が多く電車の中に乗り込んだ為、美咲は必死に自分の立つ位置を確保することに気を取られ周りの人たちがどのように動いたのかさっぱり確認することが出来なかった。気がつけば乗り込んだ反対側のドアまで押しやられていた。)   (2015/5/28 18:48:17)

舞風(それでもドアに寄りかかれるのは位置になれたのは奇跡のように思えた。ほっとして軽く息を吐き出す頃には電車はゆっくりと駅から走りだしていた。立つ体勢を整えつつ、ふと先ほど目に留まった知り合いがどこに行ったのか思わず視線を泳がせたが、見つけることが出来ない。ガッカリした途端、電車が大きく揺れる。いつものことだ。駅から少し離れると急カーブに差し掛かる。いつもそこで大きな揺れが電車を襲う。その時、突然、美咲の顔横に片手がドンと置かれ、それに驚いてはっと顔を上げ息を呑んだ…)   (2015/5/28 18:51:42)

舞風**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/5/28 18:52:14)

おしらせ舞風さんが退室しました。  (2015/5/28 18:52:17)

おしらせりょうたさんが入室しました♪  (2015/6/1 21:39:44)

りょうた■011・体育館での友情・ウエシマ視点■   (2015/6/1 21:41:59)

りょうたついにこの時が…ヨシダ…お前を倒す…(とある体育館…観客席を覆い尽くす客の半袖客の数が次の季節の訪れを感じさせる。二階窓を覆う黒いカーテンから初夏の陽射しが覗く。観客席に囲まれた中央に2人、丸いレスリングマットを挟み男女が対峙した。自分の視線の先には、レスリング界の無敵の女王--紅いレスリングスーツ、女性らしからぬやや日焼けした地黒肌に筋骨隆々した腕を組み、こちらを睨光を飛ばして。)重い…これが世界の力か…(鳴らされた笛音。戦いの始まりを知らせる合図。開始早々に、相手からの肩越しへの重圧。互いに置いた肩から、額同士を擦り付け、圧力を加えていく。二人の戦いに静まり返る会場。満員となった会場に静かに二人の交わる呼吸音が反芻した。呼吸音の合間に、周囲のテレビカメラの動く音が輪唱し。)   (2015/6/1 21:42:28)

りょうたくっ…んっ…っ…ヨシダ…お前強すぎるぞ…これでも喰らえっ!(女性とは思えぬ肩からの重圧。掟破りの女性自身への攻撃を仕掛ける。滑らせた肩から伸ばした握り拳を、秘宮上の豆へと置いた。硬い。これが世界の豆か、硬直した豆が双璧をなすようにも思える。レスリングスーツ越しに、感じた世界の圧力から逃げだすように顔を上げた。至近距離で互いの視線が交差。相手の顔面が明確に見えた)お、お前は…ジモンちゃ…んっ…まさか…(ヨシダと思われた彼女は、宇宙人のカツラを被り、レスリングスーツの下は、隆々とた身体。地上最強の男、山ではクロコップより強い--ネイチャージモンであった。全ての謎か解けた。女性らしからぬ黒肌。豆は、男性自身を司る双たる玉状。レスリングマットの中心には、透明の浴槽があり、注がれた熱湯から湯気が立ち込めた。いつの間にか、浴槽の縁に、手足で自分の重みを支えていた。熱湯から湯気が、額から一筋の汗を垂らす。そのまま熱湯へと汗が落ち、水音が二人の間に響いた。)   (2015/6/1 21:42:52)

りょうた押すなよ、押すな…絶対に押すな…っ…んっくっ…(熱湯の中に映された自分の顔を額から落ちた汗が、水音とともに、崩していく。「絶対に」という声が準備万端の合図か…背後から世界の圧力で、熱湯へと身体が飛び込んだ。湯気の中に上がる飛沫。会場は未だ二人の戦いに固唾を呑むかのように、静まり返り熱湯からの轟音が会場を支配した。)ぬ…るっ…いや、熱っ、あち…っ、助けてくれ…っ。(熱湯と思われた浴槽の液体は、プールように心地よい。しかしリアクション芸人の実力が試されるこの場。ぬるま湯の中で、飛沫をあげて、浴槽の中でうつ伏せになり身体を滑らせる。でっぷりとした下腹部で浴槽の壁を滑らせ、飛び散る飛沫が、レスリングマットを濡らした。)   (2015/6/1 21:43:20)

りょうたあちっ…熱すぎるわっ…(滑っていた身体が浴槽から上がる。伸ばされた自称地上最強の男から手を頼りに、引き上げられた身体は、薄紅に染まっていた。染まった身体と、相手の真紅のレスリングスーツが対峙した。伸ばされた手と同時に言葉が耳を襲う。『竜ちゃん…ナイスリアクション…これからも一緒にやって行こう…』ぬるま湯に濡れた身体を熱い言葉が自分自身を癒す。オレはウエシマだった。緩かったはずの身体が熱い。互いに視線を送っていた黒い瞳が相互に照らした。瞳が彼で一杯になった時。2人の身体は重なり合い健闘を称えた。夏を迎える陽射しがカーテンの隙間から、二人を照らし、重なる影か伸びていく。静寂に包まれていた会場から、拍手たちが二人の新たな門出を祝った)   (2015/6/1 21:43:50)

おしらせりょうたさんが退室しました。  (2015/6/1 21:44:02)

おしらせりょうたさんが入室しました♪  (2015/6/7 12:17:44)

りょうた◼︎012満月の夜--初デートの帰り路車中/男性視点・中田◼︎   (2015/6/7 12:18:40)

りょうた(星空に月が満ちた満月の夜。白色のコンパクトカーの助手席に、25歳の青年が帰り路のひと時を過ごしていた。昨日は、モテない自分に先輩がとう誕生日のお祝い代わりにと先輩が、開いてくれた合コンであった。そこに呼ばれてきていたのが、運転席の彼女。黒縁の眼鏡に、マッシュルームのような黒髪のショートカット。正直特に可愛いという訳でもなく、好みでもない。そんな彼女にグイグイ来られ、昨日の今日になぜか水族館デートをすることに。シャチショーを2人で見て、夕食で麦酒を飲んだ青年は、そんな彼女に帰り路を送られていた。白い車体に満月を映させて。その車中で青年に想いが浮かんでいった--これ今、おっぱいを触ったらどうなるのかな…嫌われてはなさそうだし--)   (2015/6/7 12:19:11)

りょうたなっ…中田くん…今は運転中だから危ないよ…(人通りの少ない見晴らしのいい初夏夜の道路。車がエンジン音を静かに響かせながら進んでいく。車中では、青年の右掌が彼女の左乳房にブラ越しに服の上から重なった。一瞬の静寂…彼女の瞳が黒縁眼鏡の奥で光り視線はこちらに向かう。半開きになった口から言葉が返ってくる。彼女の右手に自分の右手が払い退けられた。彼女のブラの感触を残した右掌が開かれたまま、自分の膝に置かれた)ん?(乳房の感触は、堅いブラの感触しかなかった。思った以上に感動がない。が、彼女の言葉を受け止め、想いが浮かぶ--ということは、運転中でなく安全な時なら、おっぱいを触ってもいいと…そういうことなのか--眉が上がり、瞳孔が大きく開かれる。鼻筋を一筋の汗が濡らせた)   (2015/6/7 12:19:50)

りょうた中田くん…痴漢は犯罪だよ…(車が路を進め、エンジン音が相変わらず静かに響く中で、彼女からの言葉。左手の道路に立て掛けてあった『痴漢は犯罪です』の縦看板を通り過ごす--そりゃそうだろ。痴漢は犯罪…え?おれが痴漢をしたと…?ええーっ!あんな堅いブラの感触しかないのに。水族館に誘われ、シャチショーを見て仲良くなったと思ったからおっぱいを…でもシャチショーを見たから、おっぱいを触ってもいいっていう法律は日本にはないっ!…そんな事を言ってたら、シャチにも怒られる…しかも交番に駆け込まれたら…あわわ。--瞳孔が大きく開かれ、口唇も縦に開かれ小刻みに震える。鼻筋のみ濡らせていた汗が、顔全体を覆い尽くしていく。彼女の黒縁の眼鏡の奥の瞳は見えず、レンズの光が映えるのみ。口元は閉じられ、真っ直ぐ前を見据えられて)   (2015/6/7 12:20:34)

りょうたじゃあさ、法律的にはどこからおっぱいを触ってもいいのかな。だってさ!知り合ってすぐが痴漢としたらさ!じゃあさ、じゃあさ!男女間でおっぱいを触ってもいいのは法律的にどっからなのかな、ねえ!ねえれえ!(--何をおれは必死になってるんだおれは!なんだこの感じは?おれの方が立場的に上だったはずではないのか…なんだそれは。立場が上とか下とか。どういう事だ、中田!なんなんだおれは!?--(瞳孔を大きく開き、大きく開かれたままの口唇からの言葉が彼女へと向かう。言葉の後に震える顔面、そして止まらない汗を天からの満月光が緩く照らしていく)   (2015/6/7 12:21:05)

りょうたやっぱり付き合ってからじゃないかな…(赤信号で止まった車内。表情一つ変えずハンドルを持つ彼女からの返事)ですよねー。うーん!ななこちゃんは頭いいなぁ〜(乳房に触れていた掌を握り、親指を立てる。紅からむ頬。精一杯の笑顔。眼前の信号機の青色に灯りが灯された)キレーな満月だね…(彼女からの言葉に、ようやく照らしていた満月に気付く。ハッと息を呑んだ。--満月…満月の夜は、事件が多発する。人は満月になると理性的になれない傾向があるという…そういう事だったのか--)   (2015/6/7 12:21:37)

りょうた着いたよ、誕生日おめでと。(会社寮の前に着き、降車する自分。言葉が出てこない自分に対して、ハンドルを離した彼女からの祝いの言葉。眼鏡の奥の瞳はいくらか見えた。それに対して、え…とかしかでない自分。頬を紅く染めたまま、後頭部を掻く。気恥ずかしそうに、降車後も、ドアを開けたまま。)じゃあね…また遊ぼ。(彼女の開かれた口唇。先ほど自分の手を払い退けた彼女の掌がこちらに開かれた)えっ…また遊んでくれるの?…また(後頭部を掻き小刻みに身体を揺らせて彼女の同意を求めた。頬の紅みが増していく。)   (2015/6/7 12:22:07)

りょうたえ、もちろん!(縦に首を振る彼女。車中で初めての彼女の笑顔。「じゃあね、おやすみ」というやり取りの後、満月の下彼女の車の背中に掌を向けて見送った--あれ?!さっき、ものっっすごい下からオレ…っ!!ぬうぅぅ…また変な性的欲求が出てきたからだ…全てがおかしくなっているのは…あわゎゎ…しかもそれを助長する、今日はそう…くっそ…満月め--人通りのない道路に立ち尽くす自分。月明かりが震える背中を照らす。頭上で主張する満月。何処かの野良犬のワオーンという咽び声が響くのであった。。。おしまい)   (2015/6/7 12:22:42)

おしらせりょうたさんが退室しました。  (2015/6/7 12:23:23)

おしらせ埜乃香さんが入室しました♪  (2015/8/17 01:52:53)

埜乃香 ◼︎013電話の誘惑 / 男性視点・相田 卓▪️   (2015/8/17 01:53:28)

埜乃香『お疲れ様です。…え?あ、はい、こちらのトラブルも無事に回避出来たので、これから社に戻ります。』顧客先からのトラブル要請に送られたのは、ちょうど手の空いた俺。この季節、クールビズ推奨と言うが、顧客先に出向くとなれば、そうそうラフな姿というワケにもいかない。薄いグレーにピンストライプの入ったスーツ、白いワイシャツにシルバーピンクと呼ぶすと教わったネクタイ。因みに昨年の誕生日、同期の仲間がプレゼントしてくれた物だったりする。その中には、仄かな恋心を抱く女性がいる事はまだ誰にも言っていない。社への報告の電話を済ませれば、スマホを鞄の中へ、そしてハンカチを手にすれば額に滲む汗を一拭い、上着を脱いで片腕にかければ、ちょっと涼ませてもらおうかと俗に言うシアトルコーヒー店へと足を進めていく。   (2015/8/17 01:54:22)

埜乃香カウンターでアイスコーヒーを頼めば席を探して辺りを見回す。1つ窓に向かったカウンターが空いているのをみつけると、そこへ座ろうとした。・・・・・途端の出来事だった。内ポケットのスマホが着信音を奏でだす、鞄を足元へ置いて内ポケットから出してみれば、彼女からだ。そう、仄かな恋心を抱く彼女。確か今日は休暇をとってるはずだったなと、不思議に感じつつ、いきなりの電話なんて初めてに近いかも。何かあったのか?なんて想いながら、耳に当て肩でそれを押さえると、そのまま店の外へと向かった。もしもし、結愛さん?むわっとする空気の中少し語尾は荒かったかもしれない。そこまで言えばストローでアイスコーヒーをゴクゴクと喉奥へと流し込む。すぐに、声が返ってくるはずの彼女の声は何も聞こえてこない。無音のままに電話は切れる‥‥。なんなんだ?暑さだけでイライラとしてる所に彼女からの電話にほんの少し期待で心拍数の上昇を感じたのに無言の電話。間違いなんだろうと思うが、期待した分の残念な想いは顕著に顔に出る。   (2015/8/17 01:55:26)

埜乃香何期待してるんだよ、まったく…なんて、呟けば一度視線を夏空へ‥‥幼き頃にお絵描きといったら、水色に塗り潰す空。真っ赤な太陽が左上…白いソフトクリームを思い出させる入道雲を描くのお決まりだったが、まるでソノモノの空。ジリジリと刺すような陽の光に、たまんないよな…そんな言葉が、どうしても口を吐く。ため息混じりに店内へと入ろうと思えば、再度なるスマホ…。指先スライドさせれば耳元に当て、咄嗟に声をあげる。結愛さんだよね?今日休暇じゃなかったっけ?‥‥我ながら、嬉しさが溢れる様な、ワントーン高い声色、物の言い方だった。まるで、自分の周りに音符やら花やらが見て取れる様なとでも言おうか。スマホに付ける耳の奥に微かに響いてくる音は、小さな声『…もしもし?ん、あ…ごめん。わたし、結愛…。』思わず、聞き直したくなるほど、聞いた事のないような声。   (2015/8/17 01:56:12)

埜乃香結愛さんだろ?わかってるよ。どうしたの?何かあった?矢継ぎ早に声が出る。わざわざ休暇の日に電話をかけてくるなんて‥‥。もしかしたら‥‥。なんて、想いが溢れてる。だが、その質問に対して何の応えも返ってこない。額に汗が滲み一筋頬を伝えば、周りの木々から蝉の声が反対の耳の中で響き出す。‥‥ごめん。こっち蝉が煩くてさ、もうちょい大きな声で頼むわ。そんな事を頼んでみても、相変わらず小さな声、そして途切れ途切れで何を言いたいのかも解らない。そして、暫くすればその電話も切れてしまう。あれ?なんなんだよ。ネクタイを緩め、その期待を裏切られた事への情けなさをぶつける様に思いっきりドアを押し開けて店内へと入った。やっとその冷やされた空気に身を包み一息が付ける。それにしても、結愛さんの電話は何だったんだろう。何かを言ってるのは確かなのに、まるで手で覆っている様な声色。話に一貫性も無く…、何が言いたいのか、何の為の電話だったのかも解らないままだ。   (2015/8/17 01:56:57)

埜乃香アイスコーヒーを一気に喉へ落とす。ほろ苦い味と香りが鼻から抜けていく。まだ、引ききらない汗、結局腰を降ろす事無く店の片隅のスタンドに軽く身を凭れの一息になる。さっき、2度程、ワケの解らない彼女からの電話。その後スマホはなる事はなく、それはそれで気になって仕方がない。空のカップをゴミ箱へと投げ入れてから、ビルの隅へと移動をし彼女へと電話をかける。・・・・・幾度コール音が響いただろう。もう切ろうとした時に声が聞こえた。『はい……。結愛です。』その声が、いつもと変わらない事に安堵すれば、何か用事だった?と尋ねてみようか。だが、そんな事を聞こうとし矢先、ガサガサと衣の擦れる音が耳に入る。彼女の小さな声も確かに耳に入ってきた。・・・・・誰かと一緒?そんな質問が口から出てしまうのは無理もない、明らかに自分にではない誰かへ発している言葉だったから。   (2015/8/17 01:57:43)

埜乃香『ごめん…間違えちゃっただけなの。』僅かな期待が一気に崩れてしまった。だよな。だよなぁ。休暇楽しんで。なんて、誤魔化す様に話す俺。また、黙る彼女。『・・・・・。』気まずい空気を割いたのは彼女の小さな、ほんとに小さな吐息だった。えっ?なに?今の声。耳を疑うような、そんな甘い声だった。電話の向こうで衣の擦れる音、そして、確かに聞こえる甘く乱れた息遣い、どうやら、彼女は電話が切れていると思っているようだ。いくら鈍い俺でも、そこで何が繰り広げられているのか容易く想像がついてしまう様な、そんな声が聞こえてくる。もう一人の誰か、おそらく彼氏であろう男性の声が聞こえてくる。『なんだよ、切っちゃったのかよ。聞かせてやればいいのに。』   (2015/8/17 02:06:41)

埜乃香怒りにも似た感情が込上がってくる。何か一言発して電話を切ろうか。そんな気持ちと裏腹に耳を欹てる自分がそこにいる。電話の向こうの淫らな彼女の姿を覗き見する様な、そんな卑しい気持ちの自分がそこにいる。スマホを持つ手が震えてくる。自らの卑劣な行為に戒めながらも、電話から聞こえてくる声に引き込まれていってしまう。その声に反応し始めた下半身、それでも電話を切れないままでいる。熱く誇張させ始めたまま思わずにトイレの個室へと走り入る。時折、肌と肌がぶつかる様な音、それに合わせて発する甘い声。彼女の声が脳裏を過る。紅く高揚しきっている顔、見た事の無いような蕩ける表情でいるのだろうか。そんな淫らな姿を誰に見せているのだろうか。嫉妬という言葉が、ただの同僚に対して抱く事でもいいのであれば、その嫉妬の気持ちがこの興奮を高めているのか。甘い声の感覚が詰まっていくのを聞取れば、思わず自らの硬いモノを握り締めていた。   (2015/8/17 02:07:11)

埜乃香気がつけば、小さな呻き声を漏らしながら1人果ててしまえば、まだ電話の向こうでは続いているようで、情けなさと虚しさがぐーっとこみ上げてくる。何て事をしてしまったんだろう。そっと電話を切る。申し訳無さでいっぱいになりながら、それでも耳に残る彼女の声に痺れる様な感覚を残したまま暫しの時。個室から出れば、冷たい水で顔を洗う。絶対に誰にも言えない。勿論、結愛に知られる事などもってのほかである。そんな大きな懺悔と秘密を隠し持ったまま社に戻る夏の夕方。・・・・・その後、休暇を明けて出てくる結愛の姿を目にすれば、その声を思い出さずにはいられない。   (2015/8/17 02:07:48)

埜乃香**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/8/17 02:08:16)

おしらせ埜乃香さんが退室しました。  (2015/8/17 02:08:40)

おしらせ埜乃香さんが入室しました♪  (2015/12/9 21:06:07)

埜乃香 ▪️014 ジェスチャーゲーム / 女性視点・高梨 恵美▪️   (2015/12/9 21:06:31)

埜乃香仕事が立て込む12月の夜。くったりとベッドに横たわり白い天井をみあげながら、ふと思う事・・・。虫眼鏡で見ないとわからないくらいの一言「Yes.」誰かが気が付いてくれるのかしら・・・そんな事を思いながら眠った次の日は、泳ぎたくなるほど真っ青な空が広がった・・・。いつもよりも少しだけ早く家を出れば、冷たい空気に靡くマフラー。自転車で通う仕事場へと頬を赤くして向かおう。何かいい事がありそうな・・・そんな予感を陽の光の中に感じながら。   (2015/12/9 21:07:03)

埜乃香誰もいないフロア。総務部の前に置いてある脚立を窓際のデスグの横へと引っ張って行けば、不安定なその脚を登りきり、天井から紐のついた虫眼鏡をぶら下げてみよう。そして、その虫眼鏡を覗き込みながら「Yes.」と、鉛筆で小さく書き記したら、カタカタと音をさせながら脚立を降りて、ふと窓の外へと視線を移せば青い空、そこから降り注ぐ陽の光に目を細眩しそうに細めれば、隣のビルの窓に映る影を見つけ慌てて黒の膝丈のフレアスカートの裾を整える。コップを手にして確実にこちらを向いているその人影は、その背格好からは男性だとは判るのだが、その顔まではハッキリと確認取れる距離ではない。それでも、なんとも挙動不審な自らの行動、通報されても可笑しくないことと思えば、慌てて窓へと向き直り姿勢を整えれば、頭を下げてみた。顔を作ってニッコリ微笑んでもみた。身振り手振りで必死に伝える事は、私はここの社員です。掌を胸に当てては、指先伸ばし床を指して、その指で鉛筆を持つ真似をすれば書類を書く真似をしてみせる。最後に小首傾げ満面の笑みで締め括る。   (2015/12/9 21:07:35)

埜乃香そうこうしている内に、同僚達の出勤時間になれば、幾度か頭を下げて自らの席へ座り、慌ただしい1日を挨拶をしながら向かえる事になる。何人かに「おはようございます」そう発してから先程の窓をちらちらと見れば既にその影は消えていた。「誰だー。この脚立置きっぱなしの奴はー。」「あ、すみませーん。私です。今すぐ片付けます」同僚の声が響くフロア、何やってんだ高梨・・・などと、怒りにも似た声を浴びながら始まった1日。天井からぶら下がった虫眼鏡にも小さな「Yes.」にも気付かれないまま、何かいい事がありそうな予感は、何も起こらないままに退社時間に変わる。自ら仕掛けた「Yes.」も忘れて茜色から変わった紫色の空の下へとマフラーを巻き風の中へ出れば、誰もいない暗闇の中で月の灯りに反射するのは、ぶら下がった虫眼鏡だったり・・・。   (2015/12/9 21:08:09)

埜乃香**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**   (2015/12/9 21:08:44)

おしらせ埜乃香さんが退室しました。  (2015/12/9 21:08:49)

おしらせ佳奈さんが入室しました♪  (2016/3/22 14:19:57)

佳奈【015】貴女の妄想叶えます。女性視点・佳奈   (2016/3/22 14:23:12)

2015年01月09日 06時10分 ~ 2016年03月22日 14時23分 の過去ログ
A_ワンシーンの心情《主視点-置イメ限定》
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