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「【F系】水都ロサール【多目的】」の過去ログ

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2016年06月29日 11時31分 ~ 2017年02月05日 01時01分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(223.135.***.83)  (2016/6/29 11:31:49)

おしらせルカ♀蛸魔人さんが入室しました♪  (2016/6/29 21:52:31)

おしらせルカ♀蛸魔人さんが退室しました。  (2016/6/29 21:53:17)

おしらせルカ♀蛸魔人?さんが入室しました♪  (2016/7/1 00:43:32)

おしらせルカ♀蛸魔人?さんが退室しました。  (2016/7/1 00:43:40)

おしらせキャメル♂傭兵さんが入室しました♪  (2016/7/3 15:20:30)

キャメル♂傭兵【第一部屋といっていいのか、本部屋といっていいのか。ともかくあちらは今三人居らっしゃったのでこっちに来てみました】   (2016/7/3 15:22:35)

キャメル♂傭兵【待機ロルはどういうのにしようかな~と。のんびり考えすぎてもう十五分経過。時間が惜しいときほど時間って速いですよね】   (2016/7/3 15:37:31)

キャメル♂傭兵【どうも上手く纏まりません。ログ汚しだけになっちゃってすみませんが退室しますー】   (2016/7/3 15:39:29)

おしらせキャメル♂傭兵さんが退室しました。  (2016/7/3 15:39:37)

おしらせラトリオ♂魔術師さんが入室しました♪  (2016/7/7 01:49:22)

ラトリオ♂魔術師  (2016/7/7 01:49:26)

ラトリオ♂魔術師【失礼 ちょっとゴブリン討伐依頼にでも出てきます。 待機から始めるので、よかったらどうぞ 夕方~です 】   (2016/7/7 01:49:55)

ラトリオ♂魔術師(日が少々陰り、空に赤みが増してきた頃、白い外套を着た男はロサールから北にある山道へと来ていた。 先日受けたゴブリン退治の依頼によれば、どうやらここに出没するとの事。 山道をある程度進み、獣道に入るようにすると、自然のまま形成されておりまともに歩ける場所が少なくなっていく。 所々に動物の死骸や何かを燃やした後が見受けられ、恐らくゴブリンが生息しているのは間違い無いと思われる。) … ここで少し様子を見てみますか。 (男は外套の中についている荷物袋から、五角形に整えられた小さな青い宝石を取り出し、それに魔力を込めて砕く。 すると、小さな青い球体が浮遊しながら現れた。) 周りをお願いしますね。 (そう男が言うと、球体は上下に動いてから、そこそこの速度で辺りを調べるように飛びこんでいった。)   (2016/7/7 01:49:57)

ラトリオ♂魔術師(1時間程経過すると、遠目で見張りをしている球体の光が強弱しはじめる。 何かを見つけた合図であろう、男は物陰を出来るだけ音を出さずに移動する。 青い球体が合図を出した場所が見える位置に着くと、そこには大きさはばらばらだが、子供程の大きさのゴブリンが8体暖を取っていた。) … 他にはまだ見えない、か。 (球体を此方へ戻るように指示を出し、新しい青い宝石へと光を戻す。 腰をおろし、背負っていた白布も下す。 大、中、小の中から、中の包みを紐解いていくと、中からは銀色の大型弓が姿を現す。 矢筒の封を開け、80cm程ある太矢を一本取り出す。 矢じりの根本にはくぼみが出来ており、そこに、荷物から取り出した黄色い宝石を取り付ける。) 被害が出ていますし… 仕方ないか。 (矢と弓の手入れをしつつ、ゴブリン達の様子を伺う)   (2016/7/7 02:09:22)

ラトリオ♂魔術師…。 (ふぅ、と一息。 大弓を地面に突き刺し安定させ、立った状態で矢を番え構える。)  天元たる素の水よ 我銘に其の力を与えたまえ (一文詠唱を終えると、外套の内側に着ている鎧の一部が光を放ち始める。 魔法の触媒として使用されている宝石と、小型の杖が各所に装着されており、それらが魔法の発動を手助けしているようだ。)   (2016/7/7 02:32:20)

ラトリオ♂魔術師 駆けよ雷光…。 滅せよ焔…。 <<クリムゾン・ボルト>> (詠唱と共に、矢がと宝石が輝き始める。 構えを解き、矢をゴブリン達が暖にしているたき火に向けて発射すると。 矢は瞬きを許さぬ速度で着弾する。) 「ギ…!?」 (楽しげなひと時とは打って変わり、ハッとした表情でたき火と矢を見つめる。 しかし、魔物等に姿勢を正す間等与える事などなかった。 矢から魔物達に向かって細い雷撃が走る。 それはただ動きを止める程度の攻撃。 その後、たき火から火柱が上がり、そこから爆発するかのような衝撃が生まれる。) …魂よ、あるべき所へ還るといい。 (爆風に靡き、外套が大きく揺れる。 フードの部分も後へと下がり、兜が見えるようになる。 煙が晴れれば、そこにはゴブリンの黒焦げた死体と、岩盤を円状にえぐった後が生まれていた。)   (2016/7/7 02:32:39)

ラトリオ♂魔術師 …一先ず、これで依頼は良いでしょうか。 証拠に死体を一つ…といった所でしょうかね。 (大弓を地面からはずし、白布で包み背負う。 別に用意していた大き目の袋を持ち、死体へと近づいて行く)   (2016/7/7 02:32:52)

ラトリオ♂魔術師(予備として携えている小剣を使いながら、ゴブリンの死体一つを少し分けながら袋に詰める。 その後、小さな穴を7つ程爆炎魔法で空け他の死体をその穴に埋め、少しの時間黙祷をした。) 戻りましょうか…。 (荷物を持ち直し、ロサールへ仕事の報告をしに帰路についた)   (2016/7/7 02:45:16)

ラトリオ♂魔術師【ありがとうございました。 キャラスペを少し出す形で置かせて頂きました。】   (2016/7/7 02:45:38)

おしらせラトリオ♂魔術師さんが退室しました。  (2016/7/7 02:45:41)

おしらせキャメル♂傭兵さんが入室しました♪  (2016/7/14 13:18:37)

キャメル♂傭兵【こんにちは。お邪魔させてもらいます】   (2016/7/14 13:18:56)

キャメル♂傭兵(まとわり付くような強い湿気に強い日差し、つまりは茹だるような暑さ。水路の近くにでもいれば気化熱やら水流の音で幾らかそれも紛れようが、そこからざっと離れた場所では汗も滴り落ちて衣服も汗に濡れる。場所は、ギルドと飲み屋が立ち並ぶ区画。そのとあるギルドの訓練場。)……。(使い込んで色味が禿げてきた、良く言えば味が出てきた、悪く言うならボロいジーンズ。灰色の肌着の上に、羽織っている程度の青いボタンシャツ、いずれも汗に濡らしている傭兵が木刀片手に――)どうしたオラァ。本身使わせるって息巻いてたお前らはどこいったー? バッテバテのお前らしか俺には見えねぇんだけど。(得物の剣は腰に穿いたまま、叩きのめされた冒険者見習いや騎士志願者数人を前にふんぞり返っていた。)   (2016/7/14 13:27:50)

キャメル♂傭兵(ここロサールに来る前は人と人とが争う戦場を、ここに来たあとは魔物相手の討伐依頼を、毎日とは言わないが毎週のようにこなしているからこそ。休暇を長めに取っていては身体が鈍って仕方がないと、普段なら色々と遠慮して近付かないギルドの訓練場なんかを使って、運動していた。……ただ、何も好んで冒険者見習いや騎士志願者を朝から叩いているわけでなくて最初はロードワークや木や使わなくなった盾をぶった切っていたのだが。この訓練場を所有しているギルドのギルド長が『練習生の訓練付き合ってってね☆』とかいうから仕方なく付き合ってるわけで。)なぁ~にが、木刀じゃ練習になんねぇんだ。あぁん? 本身だったらテメェ等今頃なます切りだバカヤロウ。(木刀でぶっ叩かれるわ拳で殴り飛ばされるわ足で蹴っ飛ばされるわしてグロッキーになってる若者たちに、木刀でぶっ叩くわ拳で殴り飛ばすわ足で蹴っ飛ばすわした傭兵は、追撃のごとく非常に優しくない言葉をかけているあたり大人げないが。木刀を取ったりを見て不満そうな一言を零した連中性に落ち度があると、傭兵は思ってるわけで。)   (2016/7/14 13:42:49)

キャメル♂傭兵……。(ただ、ついついそういう、そろそろ本格的な訓練をしたくて本身使った模擬戦をしたくなる時期があるというのは分からんでも無い。若さゆえに体力も気力も有り余っているし、彼らはしかも練習生の同期と較べても筋がいいときているから腕っ節にも自信がついて歯止めが効きづらくなっているというのもあるだろう。が、それはそれ、これはこれ、)現役に文句つけるたぁ何事だってんだ、まったく。あといいか、テメェ等、勘違いしないように言っとくが俺が極端に強ぇわけじゃねぇからな。テメェ等が弱ぇんだよ! 俺より実績も腕っ節もある奴はこの業界にゴロゴロ居るから覚えとけ!(謙遜だとか、若者達に立ちはだかる自分という大きな壁を小さく見せて現実を厳し目に教える手法とかでは、全然なくて。純然たる事実だ。すったすったと歩いて行って倒れている一人の上にどっかりと腰を下ろす。その一人が悲鳴を上げているのも構わず、胸ポケットからマッチとタバコを取り出して、マッチに火を点け煙草に火を移して煙を吐く。)   (2016/7/14 13:54:44)

キャメル♂傭兵俺の実力を採点するとしたら……俺ぁ、そうだな。一流に物凄い近い二流だ、ぎりっぎりで一流の連中に届かないぐらいの実力だ。そんなんに手も足も出ねぇ現実ってのをよ~く理解したら……まあ、これからを頑張れ。(一本まるまる吸い終わってから、ようやっと腰を上げ。まだダメージが抜けておらず足腰立っていない練習生たちに、手当したれ、とまわりに居る他の連中に丸投げ。さて、と、背伸び。)一汗かいたし。風呂いくか。(木刀を放り投げて、それらの後処理も丸投げ。ギルド長に顔を出し、やっといたと報告してからちょっとした談笑の後に、ギルドを出たその足ですぐに風呂屋へと歩いて行った)   (2016/7/14 14:07:56)

おしらせキャメル♂傭兵さんが退室しました。  (2016/7/14 14:08:04)

おしらせルノリット♀冒険者さんが入室しました♪  (2016/11/22 20:37:48)

ルノリット♀冒険者【改めまして、此方で。冒険(?)をするため、ソロル予定ですが…それは予定、後入りも歓迎致します。入り辛いかも知れませんが…。それでは、お部屋お借りします】   (2016/11/22 20:39:41)

ルノリット♀冒険者――…。(鳥の少女は、ロサール国立図書館に来ていた。…大きな国の施設に立ち入るのは、初めての事だ。同じく図書館を利用する街の人の中には、見窄らしい姿をくすりと笑う者や、避けて通る者も居た。…『汚いわね』、って、聞こえてるからね。…ところが、図書館で働く、あの時の女性と同じ…純白で統一された衣服を着た人々はそうでは無かった。)…植物図鑑…植物、図鑑…。……何処だ、…?…本が多くて、何か…頭がくらくらしそうだ…。(広い。とにかく広い…。一つの本を探すのにも一苦労だ。キョロキョロ、うろうろ…数時間。やっと見つけた、目当ての本――紺色の革表紙に金色の糸で「ロサール植物図鑑」と刺繍された其れ――を手に取った時にニコリと微笑んでくれたのは、近くにいた司書。ぽうっと、その姿に見惚れてしまう。この人も綺麗だなあ――   (2016/11/22 20:42:16)

ルノリット♀冒険者や、違う違う。依頼されたキノコの情報を確りと頭に入れ、依頼主の眼鏡の彼女から小瓶を受け取らねば。ぱらり、…図鑑を捲る。殆どは古い頁、合間合間に継ぎ足された新し目の紙は最近見つかった新種だろうか。こうして写真を眺めているだけでも楽しいものだが、長く此処に居ることは出来ない。また次の機会に、身なりを整えてゆったりと、本を読む事もしたいものだ。)……あった。…これだ…(“メルゼ茸”。如何にも毒を持って居ます、と言わんばかりのドギツい赤色、黒いマダラ模様にと…確かに、分かりやすく覚えやすい。じっ、…数分頁と睨めっこをして。くしゃくしゃになった薄茶色い紙にメモを取った。気が済めば図鑑を元の場所へ戻し、依頼主の元へ通してもらうと小瓶を受け取り、依頼の内容を確認して、と。)有難う、御座います…っ。…じゃ、行ってきますっ。(その日の内に、成る可く早く。挨拶をする少女の声は何時もよりか元気があった。手持ちの武器、研いで幾らか斬れ味の良くなった短剣と、演者のナイフ。向かうは近辺の森、街を外れて、東へ少し行った所だ。たん、たたん、と、リズムを刻むように、弾む足音。一人は慣れているけれど、今回は楽しい一人だ。)   (2016/11/22 20:42:35)

ルノリット♀冒険者(東へ、東へ。賑わう街を抜けると、直ぐに開けた場所へ出た。道も、舗装されて歩きやすいものから砂利道へ。いや、少女にはこっちの方が歩きやすいかも知れない。自然に近い姿の方が、大地も喜んでいるだろうなぁ、なんて。夜まで明かりが点いていて、活気ある街も好きだ。ふらりふらりと歩いているだけで色々な出会いがあるから。しかし、やはり、心の何処かでは自然豊かな風景を求めていたのかも知れない。るん、るん、一歩歩くたびに歩く速さは増して行く。もっと遠く、自然の中へ。こそこそ生きている街の中より、伸び伸びしているような気もした。そのまま、森の入り口へ。そして、)―――…。…着いた…? (少々奥へ進んだ所、やや湿った土を踏みしめると、背の低い草や木が生い茂る採取場所へ辿り着く。『明るいうちは安全』だと言われた通り、危険な匂いは全くもってしない。さて、その周辺で“メルゼ茸”は採れるというお話。)…取り敢えず、探すか…。あんなに真っ赤なら、生えてれば分かるはずだ。…エルソフィさん…。   (2016/11/22 21:05:12)

ルノリット♀冒険者(嗚呼、優しい人だなぁ、…と。自分が依頼を受けるのは初めてだから、子供の宝探しのような簡単な物にしてくれたんだと。当然と言えば、当然だが…鳥の仮面の下で、口元は緩んでいた。彼女の笑顔を見たことは無いものの、依頼品を持って行ったら褒めてくれるだろうか、なんて。…けれど、油断大敵ってやつだ。子供の宝探しだったとしても、ほら、採取する其れは毒を持っているって言うし。周囲の木の根元、草木の下。下を向いて見落とさないようにゆっくりと歩く。ゆっくり、ゆっくり…)――いっ…!(な、なんか腕に刺さった。顔を上げると、棘。…棘のある蔦が伸びている場所に突っ込んだようだ。自分が悪い、蔦はひとりでに動かないから。だが、蔦を睨みつけて…短剣で其奴を斬って、先に進もう。幸運な事に、鳥の仮面のお陰で顔に怪我をすることは無かった。また、下を向くが…今度は先程のようなことが無いように、気を付けて。)   (2016/11/22 21:05:56)

ルノリット♀冒険者…情けないな、…蔦相手に怪我した…(カッコ悪い。歩いても歩いても、中々あの派手な赤色は見つからない。胞子を小瓶一杯分なら、そんなに大量に見つけずとも足りると思うのにな。棘が刺さった箇所、また襤褸のマントが破れてる。今更縫い直す事もないけれど、この服を捨てる事も無いだろう。生まれた村から旅に出るときに着せられた服。)………ほんとに此処で合ってるのかな、無い…けど。…エルソフィさんが嘘を言う訳無いし、誰かに先に取られちゃったかな…?(歩き疲れて、一旦休憩だ。丁度良い高さの切り株があったので、其れに座った。ふぅ、…ひと息ついて。植物図鑑には、其れほど珍しいキノコでは無いと記載されていたが…此処まで見つからない物だろうか。運が悪いのか、いや、自分の探し方が悪いのか。初めての依頼を失敗してしまったら、次に繋がらない。…職も見つからない…?そりゃ、不味い。――頭上で、鳴くのは黒い大きな鳥。カー、カー…不吉なモノとする文化も少なく無いが、彼らも自分たちの文化では神様だ。俯いていた顔を上げて、その鳥に問うた)   (2016/11/22 21:31:10)

ルノリット♀冒険者…何処にあるんだろ、ね。メルゼ茸…知ってるかい?(黒い目、黒い羽、黒い嘴。不吉だと言われるのは、全て黒い色をしているからなのか。自分の声には答えずに、無視をする鳥。…わかんないよね、と呟いて溜息をつき、ちらり視線を外すと。あれ、その、向こうの木。)…赤、…あれ、メルゼ茸…?(木の幹から、赤色が生えていた。地面ではなくて、木の幹…そうか、下ばかり見ていたから。そうと分かれば駆け寄って、確かめてみる。図鑑のと同じだ。)へへ、…やっぱり、神様は凄いな。(僕が馬鹿だったのか?…なんて、其れより先に採取、採取。ぐん、と、背伸びをして手を伸ばして、根元からキノコを採った。自分の手の掌くらい大きい傘だ。これなら三本あれば十分だろう。…無駄な採取は森を壊すからダメ、って習った。)   (2016/11/22 21:31:30)

ルノリット♀冒険者――――(そうして、小瓶にメルゼ茸三本分の胞子を詰め、きっちり蓋をした。キノコ自体も売れるって聞いたから、持って帰ろう。ふふ、なんだか此れだけの、単純な作業なのに素晴らしく偉大な事をした気分になる。…言い過ぎかな。)(…はっ、として顔を上げると、黒い神様も居なくなっていた。巣に戻ったのだろうか。もう陽は落ちて、辺りは暗くなりかけている。そう言えば、暗くなってからは何か出る可能性がある…と言うのを思い出して、急に怖くなってくる。…帰らなくては。小瓶とキノコを、継ぎ接ぎだらけの袋に詰め込んで、片手には短剣、片手にはナイフを握った姿。襤褸の服は暗闇に溶け込んで目立たないだろう。)…うう、…。(来た時とは逆に、スタスタと早足で歩こう。一度通った道は覚えている、もう三年も旅をしているのだから。迷うなんて事はない、(今回は簡単な、覚えやすい道だったこともあるけれど)そればかりは自信があった。帰り道の途中、ガサガサと茂みが揺れる事は何度かあれども恐ろしい怪物と出会う事はなく。運が良かっただけだろうが、少女はそれも神様のおかげと言うだろう。   (2016/11/22 21:45:41)

ルノリット♀冒険者―――(行きよりも短い時間で、街に戻って来ることができた。いつも見る景色、暖かい色。…あれ、…自然の中の方が安心すると思っていたのだけれど。――兎に角。図書館が閉まる前に、報告をしてきてしまおう。真っ直ぐ、歩いていく。――そうして、依頼主の女性に会うことができたなら、依頼品と銀貨を交換してもらおう。もし聞いてもらえるのならば、ごくごく有り触れたちょっとした宝探しの話をして、神様の話をして。その時の少女は年齢相応にワクワクした様子だったそうな。無論、仮面で顔は見えないものだったが――)   (2016/11/22 21:45:57)

ルノリット♀冒険者【長々と纏まらない文を…う、失礼しました。練習が必要ですね…。と、それでは、お部屋有難う御座いました】   (2016/11/22 21:47:03)

おしらせルノリット♀冒険者さんが退室しました。  (2016/11/22 21:47:15)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2016/11/27 16:58:10)

エルソフィ♀司書官【こんばんは、お部屋お借りいたします。此度は返礼のソロルを置きにだけ。】   (2016/11/27 16:59:07)

エルソフィ♀司書官よろしくお願いします。危険報告がないとはいえ、森は森です。くれぐれもお気をつけて。(とある日のロサール国立図書館。鳥の仮面の少女に小瓶を一つ手渡して、軽い会釈をした。彼女との再会は出会いの日からすぐのことだった。自分が最も多く責任を多く負う部門である古書修復に必要な材料在庫が心許ないところに何の必然か、冒険者を名乗る彼女に出会って、加えてその日の夕餉にありつけるかも怪しい事情を聞いて場流れ的に個人依頼を発注したというのが経緯だ。気のせいかな、前金で渡しておいた銀貨を有効活用してくれたのか、最初に会ったときよりも肌も髪も綺麗になっていて、声も少し張っていた気がした。そう、生気。瓶を受け取るなり閲覧用の長机に向かってページをめくり始めた眼差しは仮面に隠れて伺い知ることはできないが、少なくとも、ページをめくる仕草は本に集中している者のそれであった。)   (2016/11/27 16:59:22)

エルソフィ♀司書官――「フフフ、野良猫好きだけは変わらないのね?」(遠目に小柄な冒険者の奮闘を見て、耳慣れた声が横からかかれば、吐息一つ。踵を返して執務室がある上階への階段を上った。)その場における最小負担で得る最大利益を追求したまでです。――「あら、怒らないで?」怒っていません。強いて言えば、反応の予想がついていることをわざわざ言うこともないかと。――「反応が更新されているかもしれないわ?」(そんな、声音も言葉遣いも対照的な会話が進む。)更新……ですか。特段変わったことはありませんが。――「フフフ、騎士団に追われる商人といい、千鳥足通りの情報といい、楽しそうなことをしているから声をかけたのに」……。(返答がだんだん億劫になってきた溜息と同時に、扉は開かれる。)貴女にだけは言われたくありません、と、執務中でなかったら言うところでした。――「ええ、私は野良猫が大好きよ?」……。(溜息、もう一度。しかし野良猫の帰りを待つその日の執務は、少しペンの進みが速かった。明確な理由は特にない。強いて言えばそう――)――「楽しみね?」……面白半分で発注したわけではありません。この国で銀貨一枚の重さは千差万別ですから。   (2016/11/27 16:59:31)

エルソフィ♀司書官(さて、夜間に入りさえしなければと釘刺したのは飢えた魔獣もそうなのだが人攫いが多く出るのも森なのだ。どうか無事に――と、簡単な採取依頼の落とし穴に落ちないことを心の隅で呟いたのは、なんとなく、呼ばれた気がしたから。振り返っても壁しかなかったのだけれど。)……。(空が、茜色。今日行ったから必ず今日ここに戻ってくる理屈などどこにもないが……気づいたらしばらく窓の外を見つめていた。茜に藍色が混ざり、太陽と月が地平線で短い逢瀬を交わした頃を少し過ぎた頃。太陽がうとうとと目蓋を閉じようかという刻をも過ぎれば、歩は図書館のエントランスへと向いていた。――予定調和。)……あ。(鳥の仮面の少女ことルノリットを出迎えるような形になった。)――おかえりなさい。ご無事で何よりです。(行き交う、黒い胞子が詰まった小瓶と銀貨が入った革袋。大きな茸から採ってくれたのだろう、多く入っていたから、最初の約束よりもう一枚多く入れた。2枚から、3枚に。)ありがとうございます。古書修繕は限られた予算での時間勝負な面もありますので、とても助かります。(声音も表情も、相変わらず愛想はないのだが、言葉は淀みのないそれ。)   (2016/11/27 16:59:42)

エルソフィ♀司書官――ええ、そうですね、樹の幹に生えるのですよ。顔を出している根からも一応見つかりますが……神様……?(気づけば、どの本にも載っていない、冒険をした少女だけが語れる物語に引き込まれて行く黒本の司書官。その様子を階段の上から見守っていたとある影はそっと笑んで独白を囁く。)――「フフ、首輪を付けられても野良を忘れない猫は好きよ?」   (2016/11/27 16:59:49)

エルソフィ♀司書官【以上にて。ルノリットさん、改めて依頼達成おめでとうございます。そしてありがとうございます。銀に始まる水都での物語が楽しいものになりますように。またいずれ。お部屋をありがとうございました。】   (2016/11/27 17:00:55)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2016/11/27 17:01:06)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2016/11/30 00:35:26)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2016/11/30 00:35:56)

ピェリオ♂役者【こんばんは。今宵は待ち合わせにて、お部屋をお借りいたします。】   (2016/11/30 00:36:00)

エルソフィ♀司書官【こんばんは。ピェリオさん、夜分遅くにもかかわらず共演感謝いたします。時間が時間ですので、目蓋等、本当、一切の遠慮なく。(お互いに。)ソロルで拾ってくださった件、ありがとうございました。ノープラン開幕ではありますが、どうか良き紡ぎとなりますよう。先行いたします。】   (2016/11/30 00:38:59)

ピェリオ♂役者【こちらこそ、有難うございます。いろいろとご無理なく。こちらもノープランではありますが、良い時間になりますように。宜しくお願いいたします。】   (2016/11/30 00:40:16)

エルソフィ♀司書官それでは、お疲れ様でした。(同僚と部下たちに会釈をし、分厚い黒本を右腕に抱えて国立図書館を後にする女が一人。白布地の袖裾の縁を碧色紋が飾るのが印象的なその制服。コツコツ――石畳の道を行く歩は規則正しく迷いがない。薄いフレームの眼鏡の向こうにある紫の双眼は愛想がないが人形然としているわけでもない。ただ静かで、そこから動く理由がない。それだけの。それでも、規則正しい歩が不意に止まり、行先だけを見定めている紫の視線が道沿いの運河に落ちることだってある。そう、今のように。)……出来事そのものはそれこそ星の数だというのに、今更になって忙しないと感じるのは――……(言葉が夜風に攫われた。月が隠れた新月夜にて星々は一層強く煌めき、清らかな運河をそっと飾り、風が水面上を踊ればかすかに揺らめく。そう、静かで、見ようによっては忙しない風景。ありふれたロサールの夜を、いつもよりもう少し暗い夜を、しばらく、紫眼は足を止めて見つめていた。)   (2016/11/30 00:42:19)

ピェリオ♂役者…お嬢ォ、さン。こォンな夜更けに、こンな処でぼンやりしていると――― 攫われてしまいますよ? (不意の、唄うような軽薄な台詞は水面を撫でる風に運ばれ、彼女の元に届いたか。併せて、かつ、かつと石畳に響く音。女物の彼女の靴が立てるものよりおそらく硬質で重ための、けれど何処か弾んだような。) それとも。「私」に声を掛けられるのを、待っていてくださったんですか? (点々と建つ魔導灯のうちひとつの下へ、夜闇から抜け出るように現れた男は、言ってうすらと微笑んだ。銀の長髪を所々色鮮やかなピンでとめ、緩く細く一本の三つ編みに変えて背中に垂らし。黒い外套は、袖が先端に至るにつれ広がるデザイン。月の無い夜にどれだけわかるかしれないが、目許に微か紅を引く、薄い化粧まで施していて。その雰囲気を一見中性的にも思わせるやもしれない、けれど――― ) ……こんばんは、エデット嬢。良い夜ですね? お一人、ですか? (二度目の邂逅は、おどけた口振りはそのままに、一度目の「ぬいぐるみ」とは明らかに違う「男」の姿で。静謐な紫を覗き込むよう、首傾げては笑みを広げて近づいた。)   (2016/11/30 01:02:57)

エルソフィ♀司書官(水面が、揺れた。風が踊った軌跡とはわずかに違うそれ。きっと、この女にしかそう思えなかったであろうほどに小さな小さな揺らぎ。紫の視線の温度が少し下がるのは、条件反射。鼓膜を叩く声は決して酔っ払いが絡んでくるようなそれではない。己を己と知って、言葉と声を選び一点をめがけて投げかける――少なくとも女の感性はそう捉えていた。真かはさておき。)ご安心ください。「お嬢さん」と呼ばれるにはもう少し年を生きています。(前にも、違う人に似たことを若干違う目的に言った気がしたが、この人もなんとなく押し通す気がしたことは――気にしないことにした。溜息の一つもつかずに半身振り返って、魔導灯の下に笑む道化めいた役者の歩を迎えて見上げる。)それに、自分の身は自分で守れます。――こんばんは、ピェリオさん。ええ、見ての通りです。(夕餉時を越えてそろそろ静寂を迎えそうな刻。どうしてか、夜分遅くに仕事を終えると、最近「こういうの」が多い。だから、忙しない。)ちょうどよかったです。お知らせしたいことがあって。雛鳥はしっかりと約束を果たしてくださいました。その後の動向までは存じ上げませんが、向こう数日は大丈夫かと。   (2016/11/30 01:19:32)

ピェリオ♂役者これは失礼。けれど私にとって、魅力的な女性は皆御嬢さん、と、御呼びしたくなるもので――如何しても。うつくしい、紫水晶の御嬢さん。 (見上げられた視線と、少し下方に下ろした視線。二つが交錯して、窮屈にならない――若干近いとも言えなくもない、微妙な距離で男は足を止める。彼女から伝わる、ごくひたりと、ひやりとした視線に、色違いの双眸を細める事で応じながら、) それはそれは、うつくしい宝石の嬢は、勇ましくもあられましたか。素晴らしい事です。…――お知らせ? (ある意味見た目にそぐった芝居がかった台詞は、慇懃のようでいて、「前回」を知る彼女には不自然に映るやもしれない。彼女の内情知ってか知らずか、そんな気障たらしい台詞を並べ立てていた言の葉が、不意に止まる。瞬きが一つ。) ……それは、それは、何より。私が申し上げる筋ではありませんが――お気遣い、感謝致します。   (2016/11/30 01:38:12)

ピェリオ♂役者 (胸に手をやり、会釈を一つ。……3拍空けて顔をあげ、手袋を嵌めた指先はするりと相手の手元に伸ばされた。) 此処で御逢い出来たのも、御縁でしょう。貴女のそのきゃしゃな躰を冷やしてしまうより、暖かい処で何処か、食事でも。 (あくまでさりげなく、けれど確かに目的を持って伸ばした指は、彼女の繊手を取らんとし――)   (2016/11/30 01:38:15)

エルソフィ♀司書官 (星灯と魔導灯の下でもこの新月夜はやはり暗いは暗い。まして魔導灯の真下から動いてはその灯が逆光になり、眼前の表情はもう少しだけ読みづらくなる。芝居がかった口調も手伝ってか、下手な不審者よりもよほど不審を感じて――しかしありありと不審すぎて彼の職を思えば、「これが当たり前なのかしれない」とまでは思考のうち。しかしそれにしてもここまで麗句が流暢であるとつい最後まで聞いてしまう。そう、さりげなくではあるのだがしかし、さりげなく手に伸びた手が触れる寸前――洞窟の水晶よりもひんやりとした空気が眼前の手に伝ったであろうか。もしかして、冷たい夜風か夜の運河が漂わせる夜気なのかもしれなかったけれど。けれど、たしかに、ひたりと。)――私はもう少し所用に歩こうかと思っていますが……この時刻です。開いている店もそろそろ限られてきますが、場所をお教えする程度、なら。(言葉の最中、さりげなく、しかし意図をもって手を少し後ろに下げた。)それと、平易な口調でどうぞ。前にも申し上げましたが。(硬質な声音は、相も変わらず。)   (2016/11/30 01:53:41)

ピェリオ♂役者おや、…―――残念、振られてしまいました。 (言葉の割に、然程そうと思えないほどあっさりと己も手を引いた。何となしに、伸ばした方の指先を軽く振るう。一瞬、指先に纏わりついた凍てつく気配。一時視線を走らせる。…薄手の安物とは云え革で作られた手袋を難なく貫通し、直に肌を刺すような冷気は…) ……失敗しました。今宵も着ぐるみを着て、此処に来ればよかった。 (おどけて肩を竦めて見せる。熱を戻すよう、振るった指先を軽く握り、はなし。所在なくした腕ごとだらんと垂らして、暫くは緩慢に握る、開くの仕草を繰り返していた。) 確かに、もう夜も遅い。貴女を店へ御連れして――返す足が無くなってしまうと、困ってしまいますね。食事はまた、何れの時にいたしましょう。それなら、暫く追従させて頂いても? 私も如何にも、歩きたい気分なのです。……其れとも、何かお望みとあれば、お請け致しますが。生憎前回のような大掛かりは出来ませんが。 (す、と一歩後ろに足を引いては、恭しく胸に手を当ててみせる。)   (2016/11/30 02:11:06)

ピェリオ♂役者(固い声音に、応じるのはあくまで慇懃を崩さない。少し考えるよう、間をあけて、) ……私も、そうしようと思ってはおりましたが。……如何にも貴女と二人で居ると、「此方」の方が楽らしいのです。 (何故でしょうね、とは喉奥で笑う。少しだけ、苦いものが混じるような。) 平素がどれとは、私も上手くは言えません。どうとでも、成りますから。……お気に、障るでしょうか?   (2016/11/30 02:13:24)

エルソフィ♀司書官(水晶のような視線は、語らない。変わらない。ただ、握っては離しとまるで手指に熱を送るような仕草にふと視線が落ちただけ。嗚呼、月がない夜はこうも――……"やりがち"だ。右腕の黒本を軽く抱え直して、オッドアイを今一度見上げた。)……ええ、私は夜中も歩けますが、ピェリオさんが帰りの足に困るほうが寝付きが悪くなりますので。(そして、道化のような役者は語る。今のほうが楽であると。それが台詞か本音かは知る由もないが、頷きを一つ返す。)――それでしたら、「其方」のままで。役作りのままに接しては疲れやしないかと邪推したまでです。特技は、できれば公演のときにゆっくり観賞させてください。……参りましょう、そう遠くへは行きません。(ゆっくり踵を返して、さて背後がついてくるようなら、規則正しい歩を再開しようか。市場の多い中央通りへの橋は渡らず、来た道を少しだけ戻るような道のり。蜘蛛の巣状に水路と運河が生む道はロサールに来て間もない者にとっては迷路を歩かされている気分にもなるだろうか。方向感覚に自信があるのなら、ただ単にぐるりと中央通りへの道を水路沿いに大回りしているだけ、なのだが。)   (2016/11/30 02:34:37)

エルソフィ♀司書官……そういえば――(建物の影と魔導灯まばらな光と闇の移ろいの中、歩きながら唐突に問うた。)的当ても、お得意で?   (2016/11/30 02:34:44)

ピェリオ♂役者(ひたと変わらない眸、の、先が一時だけ、落ちた。魔力と星の灯りだけが全てのこの場で、果たしてそれは勘違いであるやもしれないけれど、) 私も夜には慣れた身ですが、美しい御嬢さんを御一人で帰す訳には、私の矜持が許さないでしょう。……かと云って、共に朝日を迎えると願うには、少々、寒さの厳しい夜のようです。 (そう言って片目を瞑って見せ、少し屈んでは指先から口付けを投げた。所謂投げキッ以下省略。微か凍てついた指先、なんともないとでも言うように。) ……仰せの儘に。 (口調も、特技も。厳かに低い声音、呟いて。ゆるやかに踵を返し、翻る白い長衣を追った。水の道と、石造りの道の境が、時折絡まって分からなくなるよう、混乱を招くような道行き。星明りのわずかな光がうつし返して、夜闇の水面を静かに照らす。目を細め、) 水の都、と常々聞いておりましたが。如何にも納得の出来る話です。うつくしい都ですね、此処は。 (言い置いて。珍しく、あちらから掛けられたような問いにうんと耳を傾け、) 、……そりゃあもう。道化師には必要な特技です。――お好きですか? (勿体ぶって大仰な物言いの最後、微かに笑んだような問い。)   (2016/11/30 02:50:35)

エルソフィ♀司書官(軽薄も仮面なのか、もともとそうなのかは少し判断がしにくい。が、とりあえず手を凍らせ過ぎなかったことは好意を指先で緩く投擲でするその仕草が歪でないことから、小さな安堵。)そうですね、そろそろ、迂闊に道端で眠るとそのまま目を開けられない季節です。(雛鳥が、また途方に暮れなければ良いけれど――とは、心の独白。独白世界から引き戻されたのは、この水都への素直な賛辞。変わらずに星々の灯を宿してそっとせせらぎを歌う様を視界にいれる。)……ええ、本当に。水を愛する心が水を清く保っている、と、小さいときに教わりました。旅のつもりがそのまま定住する方も近年多いとか。……ありがとうございます。(そんな美しい都に育って住める幸を思えば、遠くからやってきた人が紡ぐ賛辞にそっと礼の言葉が紡がれた。そして、意図が深いのか浅いのか読み取りづらい、あるいは意図なんてなかったのかもしれない問いへの答えに、軽く振り返って笑みを見上げた。)   (2016/11/30 03:13:12)

エルソフィ♀司書官――ええ、軽すぎず重すぎずの重量を正確に投擲するのは、遠目に見ていても素直にすごいと思っています。よく事故を恐れぬものだと。(そう、刃が鋭利であっても、それを小道具として袖に仕舞えていた程度に。)   (2016/11/30 03:13:13)

ピェリオ♂役者(またも怜悧な視線が返って来るかと思われた仕草は、思いの外平静な態度で受け止められたようで。微かに片眉をあげる。ひゅゥ、と細く口笛を吹いて肩を竦め、) それは、恐ろしい話です。皆にも注意しておきましょう。何せ、この地の知識がまだ浅い――エデット嬢は、この土地でお生まれに? (小さい時から、と昔話にまじえて並べられる都の伝聞に、彼女の記憶が乗せられているのがわかる。) 成程、確かに旅人の定住地としては申し分ないでしょう。けして安全とは言い切れ内やもしれませんが―― (少し声のトーンを落としてから、) ……それでも、文化も景気も、豊かに活気がある。住み着きたくなる気持ちもよく解ります。ギルドは広く門を開けていて――図書館には、美人で親切な司書官様もいらっしゃる。 (片目瞑って見せた。ここまでのくだりわりと台無しな感じ。) ……良い都です。   (2016/11/30 03:29:24)

ピェリオ♂役者それはそれは、恐悦至極。なれど私も、膨大な知識を要し、 (一瞬、抱いた黒い本に視線落とした。一瞬、だけ。) 難解な書物を読み解ける知恵も無い。お互い様、でしょう。……事故を恐れぬ訳ではありませんが、リスクというのは、何にもついてまわるものだと。私達は、これで利益を頂戴しているので。 (浮かべたのは、にこりとした紳士然な笑み。矛先を刃から、互いの仕事へ緩やかに移していく流れ。何処からともなく、指先から滑らせた桃色と緑色のアーガイル。いつしか、鳥の少女に押し付けて見せた、赤と白を描いた細身のナイフと、色が異なるだけの。鞘にぴたりと納められたそれに、唇を寄せ。その口角を吊り上げる。) お望みならば、何時か、舞台で。   (2016/11/30 03:29:51)

エルソフィ♀司書官生まれは国境付近の山村です。この都に移ったのは物心ついてしばらくしてからですが。(ふと、視線が腕の中の黒本に落ちる。そう、ほんの一拍。眼鏡をかけ直す仕草と共に、危うく止まりかけた歩はまた再開する。所用と言って歩き出したがついぞどこかの扉をノックするわけでもなく。ただただ、静謐な会話を往復させるだけの。)ええ、同僚の司書官に女の目から見ても見目麗しく慈愛ある振る舞いの者は何人か。(……ところどころ一方通行であることはさておき。)……たしかに、専門分野に特化していけばいくほど、傍から見た負担というものは存外本人にとってはそこまで大きなものでもないのかもしれませんね。責を負うことが当たり前になるのですから。(少し、せせらぎの歌が揺らいだように聞こえた。気のせいなのかもしれない。新月夜と腕の中の黒本がもたらすモノなのかもしれない。会話の流れが、そっと、"流れた"気がした。そんな気がしたからか、あの日見た細身のナイフの色違いを視界の端に留めて、歩が止まる。艶っぽいともいえる笑みに向き直って、紫と橙のオッドアイをまっすぐに見上げた。)   (2016/11/30 04:04:49)

エルソフィ♀司書官――ええ、ぜひ。数ある中で一番興味深い芸ですから。(暗い暗い新月夜。魔導灯と星灯のわずかな光は逆に視界の情報を朧にする。よって、声は鮮明に響いたであろう。――そう、硬質な、何を言っても融けぬ氷のような声。拒絶ではない。しまってあるのだ。問いも、その先も――今は。)……さ、着きました。ここは中央の市場の通りの一本裏になります。大通りに比べれば少し暗いですが……遅くまで開けている酒場も多いので、この時間なら馬車も拾いやすいです。(言って、まだちらほらと灯っているランプが集まる一本道を指差した。)次の舞台は休みが取れそうです。公演、楽しみにしています。夜道の御付き合いをありがとうございました。(言って、会釈を一つ。踵を返し、ランプの灯る方とは違う、魔導灯の間隔が広く夜闇が視界を占めるほうへと歩を進めていった。目で追っていたのなら、まるで手品か魔法か、一陣の夜風に攫われるようにして、影の色が深い場所で忽然と姿を消したこと。)   (2016/11/30 04:04:56)

エルソフィ♀司書官【大変お待たせいたしました。私からはこれにて〆で。遅いどころでない時間まで本当にありがとうございます(深々。】   (2016/11/30 04:05:36)

ピェリオ♂役者【ありがとうございます。こちらこそ夜明け前までのお付き合い有難うございます。うっかりずるずる進行してしまってすみません。私も〆を打たせて頂きたく、少し時間が掛りそうなので、宜しければお先にお休みください。】   (2016/11/30 04:07:16)

エルソフィ♀司書官【いえ私もノープランと書いて思うままつらつらしてしまって……!目蓋は大丈夫ですので、よろしければ幕閉じまでご一緒させてください。】   (2016/11/30 04:08:19)

ピェリオ♂役者ふむ。通りで。迷い路のような細道でも、何ら惑わない筈ですね。何とも心強い。 (刹那に、黒い表紙に落ちた視線は、……それでも落ちただけで止まる。一瞬だけ、息を止めるよう、とも思える間の後に、紡がれたのはごくごく普通の世間話だ。) それは大変だ。図書館で貴女を訊ねるのに、更に余分に花束を用意しないといけません。今度、貴女のお好きな花を伺っても? (めげない。と言うか、懲りない男である。花粉が飛ぶので職場に花はちょっととか言われそうです。) ええ。……恐ろしくないと云えば、それは嘘になるでしょうね。少なくとも、私には――過信ひとつで、客も、金も、自分の指も、命も落としかねませんから。それでも、「頂く」以上は――役割を、果たすでしょう。銀のけものは、これでなかなか、仕事熱心ですから。 (そう、何処か冗談めかして告げた。銀のけもの。己が所属する、実在し得ない毛並みを抱くけものの名――) ……光栄ですよ。レディ。 (自然と、どちらも足が止まる。向き直った、片目と少しだけ似た色の、底の見えない双眸を見詰めて。)   (2016/11/30 04:36:13)

ピェリオ♂役者(拒絶ではなく、敵意でもない。無関心でも無ければ好意とも呼びきらない――名を付けるなら、やはり「興味」が正しいだろう。そうして――「隠匿」。大切な秘密は何時も、鍵のついた箱の奥に隠れている。今だけは、今宵だけは見えない夜の月のように。) 此方こそ、有難う御座います。これは本当に、女性にエスコート頂いたとあっては男の名折れですね。是非、舞台では名誉挽回のチャンスを御与えください。きっと、そのお眼鏡に叶ってみせましょう…… (示された道先は、灯る魔力のお陰でほんのりと明るい。大の大人であれば何ら問題はないだろう道、改めて片膝を折る仕草で、深々と礼を向け、) …………良い夜を。 (そのもの、夜闇に溶けてしまったように姿の見えなくなった司書官へ、そう告げた。あるいは届いていなくとも。)   (2016/11/30 04:36:23)

ピェリオ♂役者……、 (彼女が示してくれた通り、中央市場の裏通りはこの時間でもいくらかひとけがあって、しかし夜を壊す程のものでは無くて。行き過ぎる人と人の合間を、するりふらりと抜けるように歩いていく男の手元には、細身のナイフ。柄と鞘に同じ奇抜なアーガイル柄を施した、桃色と緑色の。) ……、 (不意に手首をしならせる。ほぼ垂直に跳ねた桃と翠が、くるくると軌跡を描いて手の中に落ちてくる。橙と青の全く同じ型の色違いを、もう一組増やして。) ……愉しみ、ね。 (二度、三度繰り返すたび、手の中に落ちるナイフの数が変わる。ときおりまばらに通る人を器用に避け、足元はオぼつかずもナイフを落とす事も無く。気に入りの玩具を扱う手つきで、道化師はもう一度、喉奥で低く笑った。)   (2016/11/30 04:36:51)

ピェリオ♂役者【これにて私も〆とさせてくださいませ。穴やら誤字やらがあるとおもいます(確信)が、お付き合いくださってありがとうございました楽しかったです楽しかったですすみませんでした…!!】   (2016/11/30 04:37:33)

ピェリオ♂役者【大変お待たせしてすみません。細かい色々はまた後日的な、言い逃げ(PCもPLも感がすごい)ですが、今宵はこれにて失礼します。お部屋ありがとうございました。(最後の最後に誤字を見つけたごめんなさいありがとうございました…!!)】   (2016/11/30 04:38:51)

おしらせピェリオ♂役者さんが退室しました。  (2016/11/30 04:38:54)

エルソフィ♀司書官【読了。ふふ、やはり――(隠匿)――本当に、遅い時間までありがとうございました。危ういようでそうでないようでわからない距離のやり取り、とても楽しかったです。どうかよい夢を。(そして誤字脱字は私も見つけても見て見ぬふりですごめんなさい。)見守ってくださいました窓辺様方にも感謝を。そして入れ違いながらも並走していた本部屋もお疲れ様でした。続きを楽しみにしています。それでは、お部屋お返しいたします。おやすみなさい。】   (2016/11/30 04:42:26)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2016/11/30 04:42:31)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2016/12/4 21:25:09)

ピェリオ♂役者【こんばんは。連幕になってしまって申し訳ないのですが、本部屋がまだ新しいので流してしまうのが惜しく……こちらをお借りさせてください。】   (2016/12/4 21:26:12)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2016/12/4 21:27:37)

エルソフィ♀司書官【右(下?)におなじくこちらに登場で失礼します。こんばんは。ピェリオさん、氷三昧にて恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします。刻限できりがよくなかったら遠慮なく栞を。どうか良き紡ぎとなりますよう。】   (2016/12/4 21:30:06)

ピェリオ♂役者【こんばんは。こちらこそ改めまして、よろしくお願いいたします。楽しい時間となりますように。では何かありましたらお気軽に。先行させて頂きます。】   (2016/12/4 21:31:02)

ピェリオ♂役者(季節は変わり、月は巡る―― ある寒い夜の話。) さァサ皆覚悟は良いか――今宵出逢うも何かの縁だ! (皮切りのような、ハスキー掛ったこわねが一つ。続いて響くのは、細く高い弦鳴楽器の音色。通りに並ぶ酒場の一つ、そう広くも狭くもない有り触れた一角にて、老若男女が踊り騒いでいた。それこそ冒険者から街の人間から、熱と酒と人に浮かされた様に。何時の間にホールのテーブルや木造りの椅子は隅に押しやられて、誰彼と手を取り輪を作る様は、ちょっとした宴のよう。 始まりが何処からだったか、自分でも覚えていない。たまさか入った酒場で、偶然出会った連中と意気投合して。話の合間に出た、楽器弾きとの言葉に、食いついたのがどっちだったかも――覚えていない。偶然と縁は重なるもの。偶然、楽器を手にした自分が、偶然酒場で話が弾んで。それに今は―――レイの月だ。音楽の神のおわすところ、この機会を不意にしたらそれこそ罰は避けられまい?) っはは、気取ッてたら損ってもン、だ、なァ!   (2016/12/4 21:34:47)

ピェリオ♂役者(荒々しいとも呼べる、アップテンポな曲の奏者は、カウンター脇に無造作に押しやられたテーブルに、まあ行儀悪く寄りかける姿勢でホールを見渡して。もう何曲目かになるからか、幾分上擦った呼気のままうたいかける。装いは、粗野なブーツとロングパンツ、袖の長いシャツに羽織る上着と、その辺りの陽気な若者に馴染んでもなんら違和感が無い。目立つところと言えばただただひたすらに長く揺蕩う銀の髪だけ、三つ編みをいくつも作ってサイドテールに流していた。色違いの双眸は――発達した文明を持たないこの国の照明下では、至近距離まで詰められねばそうわかるまい。だから唯一の特徴らしき銀の髪を、邪魔そうに跳ね上げて。奏者を演じる、役者は続ける。) うたえや踊れ、音楽神の名の下に! (弦を弾く弓は、それこそ跳ねるように忙しない。アップテンポで荒々しい、上品とはとても言えない曲。使い込まれた古めかしい楽器も含めて、とうてい上品な貴族のためのものじゃない。これは土と水に馴染み、唄と風を諳んじた民のもの。庶民の為につくられた曲だ。)   (2016/12/4 21:35:02)

ピェリオ♂役者(若い男女が恥じらいながら手を取り合うのに歓声を飛ばし、冒険者たちがめいめいに輪を作る。見目麗しい女性が裾を翻すのに、やや品の無い賞賛が飛んだりもする騒々しく忙しない、小さな宴。カウンターの店主があきれたように大声で言った、「今夜は仕事にならねェよ」――) っくはは、いンじゃねェのアンタも一緒に踊ッちまえよ! (無責任でいい加減な相槌は、細い悲鳴にも似た音色にあっという間に紛れていく。夜陰を裂く、乱雑なうたごえ。何処まで聞こえるか、誰をよばわるか。あるいは……)   (2016/12/4 21:37:26)

エルソフィ♀司書官(音楽と自由と風の神が降りたとされる日から幾日か。そう思うと、ここのところの風変わりな邂逅や再会にも少し納得がいく気がした。信仰心由来ではなく、伝承知識由来。そんな女の歩は、冬の夜気に背押されるようにしていくばくか歩を速める人々に倣うことなく、コツコツ――夏と変わらない規則正しい歩で石畳を鳴らす。ただここ最近――)――……(ふと、止まる。今のように。欄干から運河の行く末を眺め柄。映すは月夜と魔導灯。眩いそれら。絶えず揺れる水面はきっと己の顔も映してはいるのだろうけれど。よくて輪郭くらいだろうか。)ええ、流れる水にとっては、幾つあろうと、きっと些末なこと。(主語のない独白。知恵に恵まれるほどに人はどんどんと非効率になっていく。思考も、感情の移ろいも。――さて、もう少し、歩こうか。ただ、非効率な思考がもたらす歩は微細なれどズレをもたらす。それ自体は気にならないが、やはり、このまま家路について冷えた毛布に倒れ込むのも――なんだか気が向かない。)   (2016/12/4 21:53:00)

エルソフィ♀司書官――(よって、寄り道。いつも通る道を一本だけ手前で折れて、酒場といくつかの食事処と宿が並ぶ、そう、ありふれた平和な道。魔導灯はぼうっと道行く者を見守る。この規則正しい歩も。ただ――最近、ジンクスになりかけていると分かっているのに、忘れがちなのだ。)……また随分と。(賑やかを通り越して騒々しい店が一軒。楽器の音色も聞こえるがあまりに色々な声が入り混じっているから、宴……と済ませて通り過ぎていいのかしばし考えて、考えて――)……レイ神の加護のもとではよくあることですが――(そうでないことだって、ある。宴の声に混ざって光の届かない暗い暗い底の場所で―――――右腕の中に熱を覚えて、思考ごと凍結させた。)っ……――(ドアを開ける。本当にここのところどうかしている。そんな理性の溜息が聞こえた最後だった。)……え。(思わず言ってしまった、二度あることは……三度あった。この無秩序と書いて自由と呼んだ声の宴を先導するかのように歌う銀を見て――)――(見つかる前にそっと踵を返そうと、思った。)   (2016/12/4 21:53:09)

ピェリオ♂役者(どっこい、背を向けんとした彼女を先に見つけたのは陽気な「踊り子」達の方だった。――ぁあらあ美人さんがきたわァ、だの、おおお今夜は運がいいねえ、だの、さあ嬢ちゃんおいで今日は無礼講だよあんたもこっちきて踊りなさいな、だの。厚意と無遠慮で熱のあがった群衆が、彼女をやいのやいのと輪の方へ押しやろうとするだろう。ついでにさっきからこんな感じで来た客来た客巻き込まれっぱなしだ。古い文献のミイラ取りがナントヤラだ。なにぶん酒が入っている。テンションが全体的にちょっと?めんどくさい感じ。 気のよさそうな女性が輪の中心からあついあつい休憩だと外れて歩いてくるならば、純白の司書服を見つけて目を瞠る。やれこんな処で白い服なんて汚れてしまうわそうだこれをどうぞ、ええヒトのもので悪いけれどいいのよ私は熱いから――これを羽織ったら、と、渡されてくる黒いケープは、黒は黒でも黒地に色とりどりで鮮やかな花の刺繍が縫い取りされた民族衣装である。派手。) …――――、 (そんでもってそうこうしている間にやっぱり気がつくんだ。色違いの双眸は、ええ、目立たないってだけで、目ざとい。)   (2016/12/4 22:08:29)

ピェリオ♂役者(ぱちーン、とわっかりやすくわざっとらしく片目瞑って、それでも演奏中は、ええ、今が曲の良い処だもの。細く口笛一つ、節の合間に鳴らしたてては、踊りの渦へ誰かがまねかれるのを見ているだろう。踊ろう踊って、よろしければ一曲。こちらへどうぞ―――さて、渦に飲み込まれるか、それとも。 三日月に細まる色違い、見守るように、笑み孕むように。)   (2016/12/4 22:09:56)

エルソフィ♀司書官(その宴は、誰もが笑っていた。店主が呆れるくらいに。酒精と歌と共に踊るその賑わい。その賑わいは、決して、嫌いではない。嫌いでは、なかった。だから、右腕が抱える黒く分厚い本から覚えたものがただの杞憂だったと踵を返すにも……「今夜は仕事にならねェよ」なんて聞こえれば、開けて中を見遣ってすぐとはいえ店主とちらりと目が合って踵を返すのも、それはそれで気が引けた。――溜息一つ。ラム酒の一杯でも隅で煽って戻ろうか。ここはちゃんと、平和だったから。……と、幕引ければよかったのにまあ自由の神がそんなありふれた退場を許してくれるわけがなかった。)え?あの、困りま――(酒精と歌と場の熱気を衣装に取り込んでステップを踏む踊り子たちにさあさと、特に強い力で引かれているわけでもないのに声が途切れて歩が乱れた。「あ、まずい」と思ったときというのは大概「手遅れ」というもので、ぽふりと上からひっかぶらされた黒いケープの事情が気遣いだと認識が追いつく頃には、礼の一つもこれまた手遅れで。)   (2016/12/4 22:25:35)

エルソフィ♀司書官お気になさらず、私は――(まあ、聞こえないわけで。聞こえていたとしても、きっと片手ひらひらと振られて「いいのいいのー」と言外に返答されるだけで。)……(溜息、なんてつく暇がなかった。ほら、どれから順に処理するか追いつかない間に片方だけがお揃いのオッドアイと目が合ってしまうから。いとも自然な流れをもってしてそっと目を逸らす。)……――(ケープを貸してくれた女性の厚意には大人しく甘えることにした。服の汚れを気にしているのではない。すっぽりと長くゆったりとしたものだったから右腕に抱えているものを隠すのに、ちょうどよかったのだ。別に、隠さなければならないものではないはずの。でも――時々、この前のようにちらりとでも視線を受けるから。……なんてお堅いこと考える間に、まああれよあれよ「ねえねえ貴女もそんな重たいの持ってないで踊りましょう?」なんて声もかかれば、ようやく、)……お構いなく。踊れないので。(溜息まじりに、薄いフレームの眼鏡を指先でかけ直した。気のせいかな、この熱気の中でその溜息は若干涼しく感じたかもしれないが、一瞬の出来事。)   (2016/12/4 22:26:36)

ピェリオ♂役者(ああやっぱり、酒精にまねかれた熱に巻き込まれて、幾分困ったような声音ももろとも飲み込まれていった。その中で最後のひとひらをかたくなに、規律を守るように護っている女性を横目に。ついでに視線を逸らされる事は折り込み済みで、笑みに変えては弓を持つ手首を引いた。音の合間合間に声が拾えるのは、そちらに意識を傾けている所為か、それとも。一人の誘いを素気無く断って、だけれど彼女の元へは入れ替わり立ち代わりヒトが訪れるだろう。多くはこんな庶民の酒場に公務員が――ではなく、単純に物珍しさと場の雰囲気に浮かされて。高貴な白制服も派手でも見覚えのある民族衣装に紛れてしまえば自分と同じく今は、その特徴は大して目立つまい。踊ってだの、一緒に踊ろうだの、これ幸いと腰に手を伸ばそうとする青年が見えた処で――ひときわ高いキーで弓を弾いた。ど、っと歓声が上がるに何かを誤魔化すように。) ……さァて皆の衆ッ!   (2016/12/4 22:44:50)

ピェリオ♂役者(ひとつ大きく曲が山場を迎え、収束した処で声高に「奏者」はうたう。) どォだい、しがない弦と弓だが、皆の目にァ叶っちゃ居るかね? ……おーおーおー、そいつァ結構。光栄の至り。オイラも嬉しい。うたは好い、ヒトを招きヒトを呼び、こうして美人との縁もォあいだだだ痛い痛いおねーちゃん痛いごめんナサイッ。 (ちゃっかり弓を手にした腕をすぐ隣で休んでいた金髪の美女にまわそうとしておもいきりつねられていた。げらげらと周囲が笑った。閑話休題。) ……ま。置いといて、だな。うン。こォいうのは、大事にしたいと思うンだァ。だ、からァ、……其処な御嬢さン。先程踊れないと耳にしました、が――貴女も踊れるよォなうたを、……私は弾きたい。如何で、ショウ? (くふりと笑み混ぜた視線、声音。熱と曖昧に混ざった言の葉向けるなら周囲は、そのいささか勿体付けた言い方にまた笑っただろう。近くにいた中年の女性が、御嬢ちゃんの踊れるうたを言いつけておしまいよとでも囁いたか。ただ男は細めた三日月のまま、照明の下の紫を見詰めていた。)   (2016/12/4 22:46:49)

エルソフィ♀司書官(「えぇぇ??踊れないなんて嘘ぉん!歌に惹かれる人はみーんな踊れるのよぉ?」)ええ、たしかに原初の意思疎通手段として受け継がれるものですから本能的には――あの、ですから、踊れないのです。(いつのまにか輪の中に誘われてというか攫われてきて、楽器をかき鳴らし気さくな声でどこか懐かしい調子の歌を耳にいれながら、ゆっくりと辺りを見るように首をひねりながら、紫の双眼は早くも脱出路を探していた。最短距離で先程の女性に合い、ケープを脱いで畳んで返し、店主への冷やかし詫びは明日が非番だからそのときにでもと言い含めておけば――なんて打算を繰り広げるのは至って早く、冷静であった。そう、かわるがわる申し込まれるダンスを無碍といわないぎりぎりでそっと断わりながら。そして、酔った勢いに「まあそう言わず、踊り出したら楽しくなるぜ!」なんて陽気に言って腰に手を伸ばしてきた同じ年頃の青年に、ケープの中が―――……ああ、語る前に甲高い弦の声が場の意識を攫って行ってしまった。宴の熱は、熱のまま。)   (2016/12/4 23:06:07)

エルソフィ♀司書官(楽器も曲芸も、そして人を引き付ける声音を心得ている道化のような役者は声高に、楽しそうに。さあ、今のうちにここを――)――「其処な御嬢さン。先程踊れないと耳にしました、が」……(……さてそんな大声で言っただろうか、いやいつもよりはたしかに声を大きくして言ったかもしれないこの騒々しさの中ではっきり伝えるために。)――「貴女も踊れるよォなうたを、……私は弾きたい」(気のせいかな、自分の声も歩も紛らわせてくれるような賑やかさが、あちこちに散っていた視線が、だんだん、背にかかるようになっていて。なぜか歩が重くなって、止まった。)……――(なにか言いかけるように息を吸って、止まった。なにかよぎった。そう、黄色い、カシル花の――……)   (2016/12/4 23:06:56)

エルソフィ♀司書官……踊れません。お気遣いは、とてもありがたいのですが。(止まった息を飲みこむ中で、振り返ってそう答えた。)皆様が踊れる歌を続けてください。そのほうが私も嬉しいです。(その声音も、表情も、この熱に呑まれることなく硬質で。場に似つかわしくないほどの素っ気なさ。ただ、言葉はこの場を逃れるために作り上げた台詞でないことは、数多の舞台に立って声言葉を作る役者になら、伝っただろうか。)……どうしても、であれば、望郷歌でも。賑やかが続いているようですから。   (2016/12/4 23:07:03)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ピェリオ♂役者さんが自動退室しました。  (2016/12/4 23:07:59)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2016/12/4 23:08:36)

ピェリオ♂役者…――――、 (しン、と、一瞬にして。場が、水を打った如くに静まり返ったのは、音楽が止んだから。踊りの休符だから。そして、水よりもなお澄んで、氷よりなお硬質な、女性の声音が響いたから、か。一拍、二拍。笑み刻む口許のまま、紫を見詰めた色違いは押し黙る。酒精に浮いて囁いた中年女性が、ちょっと困ったように二人の間で視線を彷徨わすほどには。そうして、) ……、承りました。 (に、と三日月が弓を引いた。腰を寄らせていたテーブルの、一番近くにあった木の椅子を足で行儀悪く引き出して。がた、と自分の隣に並べてみせる。) なら御嬢さン、御注文いただいた御嬢さンは是非に、特等席で。貴女が、皆が望む故郷の唄。私が違わず、熱に迷わず紡げるよう。どォぞ見張ってくださいませ。 (視線で促す、違わぬように。見守る周囲とはまた異なる色彩で、じぃ、と見詰めて。) 貴女の、今宵の、手土産に。 (誰ぞ彼ぞとやんわりいなし、今その歩みを夜道へ返さんとしている貴方へ。) 【戻りました。失礼しました。】   (2016/12/4 23:21:45)

エルソフィ♀司書官――(溜息、を、我慢できたのは一応これでも場の空気を読むという一種社交辞令を心得ているからであり、なにより、これ以上この場で目立つのは得策でないどころではない。ああ、よかった、ケープが大まかに身分を隠してくれていて。「奏者」が誰に話しかけているのか皆に明白になってちょっとそわそわし始めるころ、木の椅子がガカラと床を雑に滑って曰く特等席。そこへ黙って歩を進める女がいれば、そわそわする。ねえあの人だあれみたいな好奇の視線。愛想が氷のように凍った紫眼は、オッドアイを見下ろす。その視線にちょっと音を付けようと思えば、一番近いのは「じとり」である。どうして帰してくれないのですか、と。口にして言わないのは理性と周囲への気遣いの賜物だ。)……ありがとうございます。(ケープの内側を小さくごそごそと。銀貨を一枚、テーブルの上に乗せれば大人しく隣に座ろうか――椅子を引いて座るときに半身くらい間を空けてだが。) 【おかえりなさいまし。お時間どうか無理なきよう。栞でも、お好きに〆るでも、ご随意に。】   (2016/12/4 23:37:28)

ピェリオ♂役者(皆の注目が集まる中、ゆっくりと此方へ歩いて……歩かせてしまった紫の、怜悧な視線が己を射抜く。そう、文字通り射抜かれたよう、に、うすら涼し気な、双眸に。だれあのひと、そんな声音が聴こえたなら、そちらを向いて自分かと言わんばかりにやたらオーバーアクションで投げキッスを――ええ、こういう視線イイネ! あんたじゃねえよ、みたいなやつ。くくく、と、どちらに向いているとも解らない笑み声は堪らなく楽し気に喉奥で。) ……いいえ。音楽神の司る月に、女性を一人帰らせたとあっては「弾き手」失格、です。お付き合い頂ける慈悲に――感謝を。 (テーブルに乗せられた銀は、あくまで「仕事」として依頼した、とでもいうのだろうか。その癖、距離を空けても示された椅子に座る。出逢って少しの間に何度か覚えた彼女の「律儀さ」に、深くした笑みのまま会釈を一つ。) ……其れでは暫し、趣向を変えて贈りまショウ。今宵の縁と、音楽と自由と風を司るレイ神に。それとこの場の皆と、皆が愛する水の都ロサールへの、感謝と敬意に代えて。   (2016/12/4 23:58:05)

ピェリオ♂役者(朗々と、何処か淡々とも聴こえる語り口に、さてどれだけのヒトの耳が傾けられたかは解らないけれど。不意に色を、感情の熱を落としたような眸は、柔く周囲を見渡し、最後にかたわらへ呼び寄せた紫へ一瞬移し、) ……願わくば、皆の心に息づく、愛する故郷を望めますよう。 (伏せられた。囁くような言葉と入れ替え、引かれた弓は、弦を滑る。細く、低く、穏やかに、重く。先ほどまでの熱気と歓声を、忘れたような音の波。古い古い弦鳴楽器一つだけが奏でる、ことばのないうた。役者は水都の出身ではない。だからこれは、ロサールに歌い継がれている望郷歌とはまた、違うものかもしれない。ひとつひとつ、手繰るような。誰かの記憶の奥底、そう、と、語り掛ける、ような。)(うれしくて、たのしい。にがくて、かなしい。わすれたのはいきどおり、とじこめたのは、なみだ。あわい、やさしい、きらきらとした、なつかしい、いたみ。くるしくて、いとしい…―――故郷の うた。) 【お気遣い有難う御座います。切りの良い処まではご一緒したく。】   (2016/12/5 00:02:49)

エルソフィ♀司書官いつも一人で帰れます。(そんな愛想が留守どころでない声を落としたまでは、きっといつも通りだったのだ。いつも通りが崩れたのは、先程まで馬鹿とつくほどに賑やかだった空気が、その朗々とした声音にそっと攫われた――そのもう少し後。そう、皆が愛するロサールへの……)――……?(ほんの少し、ほんの少し、紫眼が見開かれた。隣が気づいているかは、分からない。だって本人だって分かっていなかったのだから。目を見開く、そう、驚き。不意に記憶の古い引き出しの金具に指をひっかけられたような。そう、ロサールに伝わらない歌。でも――――『ねえ、ねえ、おとうさん、それはどこのおうたなの?』)――――……、……(だから、ケープの中――黒本を抱く腕に力が籠ったわずかな震えに、誰が気づいたであろうか。チャリ、と、黒本に当たる細い銀鎖が揺れて、それにさがる石の恩恵が腕に籠りすぎた力を解かんと小さな小さなせめぎ合い。)   (2016/12/5 00:30:06)

エルソフィ♀司書官―――(だから、目を閉じた。隣は、目も耳も良いことは察している。手遅れだろうけれど、これ以上、よりは。その優しい歌は、その、優しい、歌は――……)……、――(『えっ?いや、あの、踊れないよ。一緒に歌っていたら踊れる……ってそんな無茶苦茶いわないでよ!』)――――、――(だから、それ以上は震える腕ごと"凍らせた"。そっと、そっと、皆の望郷を妨げぬよう、この旋律が、歌が、違わぬよう。そっと、そっと。だって、この本<ものがたり>は、終わっているのだから。ページが、どうか開かれぬよう、どうか。ただただ記憶にある風景を懐かしいと思うだけで、止めて、止まって。)――(それでも、耳を塞がずただ紫眼を閉ざしてその場を離れなかった理由は、自分でも分からない。)   (2016/12/5 00:30:12)

ピェリオ♂役者その耳へ音色の一つも残さず帰してしまう事が問題なのです。……無論、「いつも一人で」を、「いつか二人で」に変えられるならば、それに越した事はないのですg――あいた。 (後者を言い切る前に、先ほどの金髪美女に後ろからはたかれた。真面目にやれ。真面目なのに。ある意味。 ……そんな応酬も、曲が始まる前の間でのこと。酒が入り、歌い踊って息を切らせて、丁度良い小休止だと耳を傾けてくれる者が多かったのが僥倖だった。何時しか時刻は宵も過ぎて、月の色が闇に映える。それでも外に、通りに出れば何処かの喧騒は聴こえてくるのだろうけれど。今はどうして、この場だけは切り取られたように、薄い膜が掛かったように。ひとしずくの静寂の中に、弦の音が響いていた。伏せた眸は、ただ音を、うたを追う。ことばのない、こえのない唄を追いかけて、旋律を編む。……だから、かたわらが、目を瞠った事には。まるで何かを抱き締めるように小さく震えた事には。恰も、奥底に根付いて溢れだすものを閉じ込めるように眸を閉ざした事には―――さあ。如何だったか。)   (2016/12/5 00:55:11)

ピェリオ♂役者(それは誰かにとって、錆びついた音色。誰かにとっては、苦い唄声。誰かにとっては、愛しき旋律。……故郷とは、想い出とは、きっとそんな風に―――) …―――――― (曲の終わりは、儚い糸の連なりが、光に溶けて消えるように緩やかに、淡く。ねむりうたにも似ていたか、見れば船を漕いでいるものもちらほらだろう。主に男性陣。女達は、何処か夢から覚めたような顔をしていたか。総じてきっと、望郷の唄とはそんなもの。肩越しに振り返った店主が、子守唄じゃねぇし此処は宿屋でもねえぞと諦めた風情で呟いていた。後で酒代をもう少し多めに置いて行こう。拍手はまばらに、応じるように手を振って会釈を向けたなら、宴もたけなわの気配。切りもいいしそろそろ帰ろうかと、喧騒の戻ってくる中で。) ……、御嬢さン。 (さて。あえて一番には声を掛けなかった相手。彼女が椅子に掛けたままならば、ふ、と一拍置いて、弓と弦もその場に置いて。正面へ回り込み、膝を折って見せただろう。傅くよう、下方から視線を上向ける。閉ざされているか、ひらかれているか解らない紫水晶、探すよう) 御清聴、有難う御座います。……お気に召して、頂けました、か?   (2016/12/5 00:56:08)

エルソフィ♀司書官(奏者という役者が、いつの間にか、いつぞやのような語りに声掛ける頃、閉ざされた目蓋はゆっくりと開かれた。眠りから醒めたような、少し、視線を合わせにくそうなぼんやりとした眼。もう一度ゆっくりまばたきする頃には、またあの氷棺のように揺らがぬ眼差しへと戻っていた。感想を問われれば、座したままに小さく頷きを返す。)ありがとうございました。本当に、多才でいらっしゃる。(ゆっくりと立ち上がってそう告げ、会釈をしてテーブルを離れる。望郷に想うところ様々であったのだろう。目頭を抑えている男や「みんな元気かなぁ」と天井より少し向こうを見ながらどこか幸せそうに笑む踊り子の女たち。あるいは夢の故郷にちょっと里帰りする者たち。口々に望郷は会話の新しい種となって芽吹き広がり咲いて、その和やかな花畑の中をそっと、今度こそ縫うようにして抜け出して、カウンターでエールを煽っていた女性に礼を言いながら黒いケープを丁寧に脱いでたたんで返した。一杯誘われたが、また後日とこれまたやんわり断って、店主から持ち帰り用の干し肉を少量買い取って、今度こそ、自由な音楽の宴を後にした。一度だけ、銀と紫と橙を振り返ったのちに。)   (2016/12/5 01:12:06)

エルソフィ♀司書官……大丈夫です。(ぽつり、そう零したのは建物の影。肩にはいつのまにか淡い虹色に光る蝶。冷えた石壁に背を預けて視線を落とすは、まるで冬の川にずっと手を入れたままのような、皮膚の表面が充血している右腕――否、そこに抱かれている黒本。表紙の角を小さな銀細工で守られたそれは、相も変わらず何も語らない。もう語れない。終わってしまった物語――)……温かく素敵な歌であることに変わりはないのですよ。望んだのは私であり、一致は偶然です。ですから、何もしないでください。(――終わったはずの、物語。)   (2016/12/5 01:12:12)

エルソフィ♀司書官【大変お待たせいたしました。私からは以上にて〆とさせていただきます。幕閉じございましたら、ご一緒したく。】   (2016/12/5 01:12:42)

ピェリオ♂役者(呼びかけに応じて、ひらかれた眸の奥。レンズ越しに見えた、紫水晶の双眸。いっとき、垣間見えた気がした色は、――) 有難いお言葉です。いつぞの名誉を此方でも、挽回出来ましたら幸いにて。…… (笑んで、彼女が立ち上がるにつれてこちらも姿勢を正す。くるりと周囲を見渡して、口々に飛ぶ故郷の思いを耳にして。押しやったテーブルや椅子のレイアウト、元に戻す手を見つければ、片手をあげて、手伝う。と。だからカウンターには、彼女の行く先は、追いかけない。一度肩越し振り返って、娘にケープを返しているのに口角をそっと弓なりにして。だからきっと、互いに視線は、合わなかった。…――――) ……そンじゃ、今日は愉しかったよォ。悪ィね、今度ァ大人しくしてッカラ。……できれば。 (最後が余計だと店主ににらまれ、へらへら笑って店を後にする。古い楽器箱ひとつ、他には大した荷物も無い、外套一枚が少し心許なくも見える男の影は、きっと、女の行く先とは真逆の足取りに向かって。見上げた先の月は、もう随分と高い。) …――――、   (2016/12/5 01:29:40)

ピェリオ♂役者(口ずさんだのは、わすれられた望郷の唄。) 、捕まえ損ねた、かナ。 (紡いだのは、遠い日の残響。)   (2016/12/5 01:30:37)

ピェリオ♂役者【私もこれにて、綴じに。長時間ありがとうございました時間わがまましてすみませんありがとうございましたお待たせしました…!!】   (2016/12/5 01:31:20)

エルソフィ♀司書官【いえ、いえ、こちらこそ欲張ったような体よくそっと巻き込んだようなあれそれでして……!とても楽しい夜です。本当ありがとうございました。見守って下さいました窓辺様にも感謝を。最後の一言ににまりとしながら、ええ、お部屋をお返しいたします。どうかどうか、そう、優しい望郷歌のような良い夢を。】   (2016/12/5 01:34:18)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2016/12/5 01:34:45)

ピェリオ♂役者【ありがとうございました。たぶん最後は雰囲気だけで書きましt(台無し それでは私もこちらにて。お部屋ありがとうございます。どうぞ皆さま、良い夢を。おやすみなさい。】   (2016/12/5 01:35:05)

おしらせピェリオ♂役者さんが退室しました。  (2016/12/5 01:35:09)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/2/4 23:24:23)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2017/2/4 23:24:57)

エルソフィ♀司書官【こんばんは、お部屋お借りいたします。ピェリオさん、此度共演感謝いたします。夜更けですので、目蓋どうかご無理なきよう。そして良き紡ぎとなりますよう。どうぞよろしくお願いいたします。】   (2017/2/4 23:26:15)

ピェリオ♂役者【こんばんは。お部屋をお借りいたします。 エルソフィさん、この度は有難う御座います。いろいろ何かありましたら適宜ご随意に。よろしくお願いいたします。】   (2017/2/4 23:26:47)

エルソフィ♀司書官【こちらこそ、ええ色々コンパスに困ったら都度そっと曲げて下さいませ。踊りやすいよう。それでは軽く推敲だけして、投下。】   (2017/2/4 23:28:58)

エルソフィ♀司書官……守り部の加護を、剣に宿し……(とつり、夜の広場。夕餉時を少しを越えた石畳の帰り道。その途中のこと。夜空に座するは細い三日月。夜の大通りをぼうっと照らす魔導灯に映るは薄いレンズ越しの紫眼。見つめる先は、何もない場所。強いて言えば、先日に野外舞台が開催された場所。噴水の音を背に、遠目で見つめて小さく紡ぐは、舞台に招かれた己――否、魔術師が紡いだ「呪文」。即興ではない、育った教会で継いだ言葉。)穢れを…………(最後一言残して止まる。)……(かぶりを振る。最後一言を、噴水に置いて行くように。そして、また規則正しい歩を進め行く。帰り道と、違う方向へ。寄り道ではない。確かに行先を持った、違う方向。魔導灯が少しずつまばらになっていくほうへ。道が細くなっていくほうへ。)――(一度、何を思ったかもう広場を振り返った。何か聞こえたわけでもないのに。)   (2017/2/4 23:32:28)

ピェリオ♂役者…―――大変申し訳ございませんが、本日の上演を全て終了致しております。レディ。 (ささやきめいた声音は、舞台を振り返った司書官の、今は背後。つい一瞬前まで、彼女が向かおうとしていた方角から響いた。……等間隔に並べられた魔導灯が照らすひかりの、ちょうど合間を縫い、恰も夜闇から抜け出てきたような男。化粧を落とした顔に、いつぞと同じように穏やかな笑みを浮かべ。深い灰色の長外套に、同じ色の襟巻。黒い鞄をひとつ提げて、其処に立っていた。彼女がまた前を向くのを、隣にも並ばずただ待っているように。) ……こんな時間に、こちらまでいらっしゃるのは、あまり感心致しません。此処は、夜は冷えるでしょう。 (男の言葉はいつだって軽薄。それを、もう慣れたものと取るか、忠告を模しながら何処か――うすら笑みを孕むようにも聞こえると取るかは、聴く者次第。)   (2017/2/4 23:51:42)

エルソフィ♀司書官(背後からの囁きに一拍息を詰まらせたような小さな音は、恐らく少し遠くになった噴水の音に溶けきらなかったのだろう。一歩横へ踏み出すと同時に軸足立ててくるりと振り返るその仕草は決して緩慢ではなく、冬の風を生んだそれ。背まで伸ばした長い髪が楕円軌跡に踊り、対峙した間に吹いた風は、今宵のロサールを滑る弱い風よりも――気のせいかな、ずっとずっと温度が低いそれ。紫眼の温度も。)……お気遣いを感謝します。こんばんは、ピェリオさん。先日はお世話になりました。とても楽しい舞台であったと教会の子供たちも喜んでいます。(もう一拍置いてそう紡いで会釈する頃には、その温度も、今宵の町と同じ温度に戻っていたけれど。)ご安心ください。地理には明るいですし、自分の身は自分で守れます。ピェリオさんも、この二本奥の道からは灯が少ないですから、夜歩きにはあまり向きません。どこぞお探しでしたら、ご案内いたしますが。(静かに告げて、紫と橙を見上げようか。)   (2017/2/5 00:10:27)

ピェリオ♂役者こちらこそ。先だっては大変な「御助力」と――お気遣いを、感謝致します。 (司書官が振り返るに合わせ、片足を引き片手を胸に置き一礼をして見せるのは、この役者特有の。一瞬の、ひどく冷たい風に揺られるのは、漆黒を忘れた銀色の長髪。この夜は、背中のあたりでゆるく束ねられていた。) ……良い薬を頂戴致しました。役者にとって怪我は茶飯事ですが、御心使い、大変に有難く。聞けば、あの「勇者」様は貴女の御友人だとか。うちのもの達も演じる側ながら、大層楽しかったと。私が「光の魔術師」様と知己であると知れて、色々と聞かれてしまいました。 (言葉の多くはいつもの事で、最後にやれやれ、と大仰な仕草で肩を竦めて見せる。ふと、色違いが細まるには) ……それは、失礼を。私は、只の仕事帰りです。ですが、うつくしい方がひとりとあっては、声をかけずにおれない性なのです。どうかご容赦を。   (2017/2/5 00:25:43)

ピェリオ♂役者……貴女が、過ぎた日の忘れ物でも、探しに来られたのかと思いまして。 (笑むままの視線が、ついぞ彼女が振り向いた広場を見遣る。今は無人の、箱庭。) 舞台に、何か落とされたのなら、御供致しましょうか。   (2017/2/5 00:26:41)

エルソフィ♀司書官ええ、勇者役の少年は、私が育った教会に暮らす子らの一人です。すっかり「銀猫」の虜のようで、「次はいつ」と口々に。舞台を再現しようと小道具を自力で作り出すまでは良いのですが、脚本が膨らんでキャスト不足なのだとか。(そして台詞が一番多くて難しくてしかも黒い髪だから邪神役をねだられたことは小さな溜息に紛らわせた。足しに足された勇者一行の冒険譚で夕飯の時間になって邪神が正体を現すに至らなかったとか。)ん、ごくありふれた調合の薬です。……すこし、やりすぎたかと思いまして。(光の勇者の剣に纏わせた、陽光を照返す演出の氷。現の氷。)――(過ぎた日の忘れ物)――(黒本を抱く腕に、指先に、力が籠った。強張るように、怖がるように。)貴方は――(小さく小さく唇が動いて、そこからは息が足りなくて、寒さの中に霧散する。同時に目を閉じて。ゆっくり開く頃には、強張りも霧散していた。笑んだ視線を追えば、はじまりの神を織り込んだ舞台。今は誰も何もいない箱庭。)……そうですね。あの綺麗な場所にあるのかは、分かりませんが。   (2017/2/5 00:47:55)

ピェリオ♂役者そうでしたか。教会の……ああ、それはそれは。役者冥利に尽きる言葉です。「銀猫」を代表し、皆々様へ心より御礼申し上げます。不足があれば、今度そちらへ伺いましょうか。貴女からの御用命ならば、何なり、と。……うちの子ども達も喜ぶでしょうから。 (溜息に紛れた秘密は知らぬまま、相好を崩した。終わりの声音は少しだけ囁き落として、ぱちりと片目を瞑って見せた、夜闇の中。) ……それこそ、身に余る光栄です。貴女は何も気にせずとも、宜しいのですよ。エデット嬢。 (それは何処に、何に向けた言葉であったか。ゆっくりとしたトーンは、幼子に言い聞かせる響きを以て。司書官の、静かな返答が返るに頷いて、そのまま歩き出した。がらんどうの客席。がらんどうの舞台。誰もいない小さな劇場。) ……ロサールには、以前よりある場所でしたね。私達の様な演者が、多く訪れていたのでしょう。   (2017/2/5 01:01:56)

2016年06月29日 11時31分 ~ 2017年02月05日 01時01分 の過去ログ
【F系】水都ロサール【多目的】
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