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「【F系】水都ロサール【多目的】」の過去ログ

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2017年02月05日 01時04分 ~ 2017年05月16日 22時53分 の過去ログ
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ピェリオ♂役者(椅子と椅子の合間、静かに歩き抜けながら淡々と落とす世間話。) ……こうなる事を予測しておりましたら、灯りのひとつでも用意すればよかったですね。足元、お気をつけて。 (今は誰もいない、舞台の縁に足を掛けて自分は難なく上がってみせる。視線で差し示すのは舞台に程近く。客席を繋ぐ小さな階段は、あの日の勇者や魔術師を繋いだ世界の梯子。……いまは空っぽの舞台。空っぽの世界。その中心に立ったまま、貴女を見詰めていた。) ……さて。何を、お忘れでしょう?   (2017/2/5 01:04:07)

エルソフィ♀司書官ああ、子供たちが空想まかせにあれやこれやと寄り道噺を作って遊んでいるだけですので。……でも、きっと喜びます。質問攻めで半日帰れないことはお覚悟いただきたいところですが。(好奇心の塊である子らを思い浮かべれば、さらりとそんな言葉も出て。ちなみに愛嬌のウィンクは来た道を振り返るように身を翻す背に当たって砕けたらしい。)……氷を当てられて光栄と言われたのは初めてだと思います。(歩を進めて、伽藍として熱気どころか冷気の溜まる小さなステージ。客席の間を危なげなく進み、ふとステージを見上げる。)……ええ、沢山の方が様々な形に。ここで一人芝居を続けていた方が、国立劇場の中央に立つに至ったこともあります。(さて、改めて忘れ物を問われれば、紫と橙を見上げながらしばらく黙した。そして。)――問おう、勇者よ。何故、守る。(静かに紡いだのは、記憶に新しい舞台の台詞。邪神を堂々と演じた舞台上の男を、まっすぐに見上げながら。引用の理由も黙して、ただただ。)   (2017/2/5 01:25:32)

ピェリオ♂役者得てして幼子とはそういうものです。では、その際は重々肝に銘じて伺いましょう。皆様のご期待に添えられますよう。……貴女から賜る物であれば、謹んで拝領するまでの事。何の疑問を持つものでしょうか。 (すらすら並べ立てて歩く様子に、ウィンクが玉砕した事への失望はかけらも無かった。懲りない。) ああ。それは、素晴らしい事です。この場と、その方へ。一層の敬意を払い、此処へ立つと約束しましょう。 …………。 (気温の所為か、時間の所為か。昼間と打って変わった静寂に、朗々と響き続ける男の言の葉がふと、止んだ。) …………、 (一拍目を瞠るなら。夜に沈む色ながら、けしてまざりきらないアメジストの双眸。そのままに、見詰め。) ……「それは生きる世界の為に。」 (一拍、) 「世界に生きる、者の為に。」……、 (黙して、) 「応(いら)え、神よ。」 (足を止めたまま、手を翳し、) 「何故、忘れた。」 (緩やかに半円を描いて、) 「……何故、忘れた。何故、染まった。救われる者をおいて、何故、巣食われた。」 (……彼女を指し示すように、止まる。) 「……応え。」   (2017/2/5 01:45:36)

エルソフィ♀司書官――(その台詞<コトバ>は、まるで……)、……(貴方、は――)……――その神話は、民が忘れることを、願われたから。(染まり、救われる者を置いて、巣食われた神は)……――その神話は、(唯一つ自由な左手を空に迷わせる。小さく、震えるように。)生ける民の幸の為に書き換えられることを、願われたから。(遠い遠い声に朗読する。冷たい夜に震えた指先が迷う先は、同じ形の、「手」。)――……願いの先に、数多の幸が……今も在るから。(震えて、触る得―――――)   (2017/2/5 02:13:39)

ピェリオ♂役者「ならば、神よ。」 (かつン、と、舞台に音が鳴る。男の固い靴底が、同じように固い舞台の床を打った音。彼女に距離を詰める為に。) 「民の救いと幸福の為、自ら染まり忘れたと言うならば。ひとひら残る、貴方を探す声音もまた、忘れたか。忘れられたか。」 (逸らそうともしない視線には、いつの間にか軽薄の笑みが消えていた。舞台に上がった「邪神」とも異なる、強いて言えば、) 「数多の幸に埋もれた呼び声を、耳を塞いで失くしたか。」 (断罪と救済をうたう、無色。) 「忘却に、堕とされて。」 (震える繊手、まるで迷子が辿り着く先を探すように惑う指の先へ。皮肉なほど澱み無く、差し伸ばすこの手は。) …………それならば、私が貴方を敬いましょう。愚かしく邪な、愛しき穢れた主。 (その寸前に微かに掠めて。恭しく、その眼前に片膝をついて深く頭(こうべ)を垂れていた。)   (2017/2/5 02:42:04)

エルソフィ♀司書官(触る得――――なかったのは、舞台に言葉に跳ねるようにして強張った手が咄嗟に後ろへ引いたのと、差し伸べられたように見えた手の先が掠めるのと、どちらが先だったのかは、月も神も知らぬこと。)……(探す声、呼ぶ声)……っ……(数多の願いの中で尚、忘れぬことを誓った者らは――)……(――詠い続ける。閉じた物語の、裏表紙の先で。たとえ降り積もった雪にその声を掻き消されても。その姿を、凍てつく氷の中に閉じられても。)……何の恩恵も、降らないというのに……―― 莫迦ですね。(だから、堕とされしの声はきっと、愚かしく邪で、穢れても尚―――。)   (2017/2/5 03:02:20)

ピェリオ♂役者さて。得てして、神とはそういうものでしょう。 (聞いたような台詞を繰り返した。) 降りて来てくださるならば気まぐれ。触れられぬならばそれで構わぬのです。愚かな主を、愚かな人の子が勝手に敬うまで。……勇者の剣は、今この時、邪神である神に捧げられました。 (白亜の司書服の裾に注がれたまま。上向かない。) 先程も申し上げましたでしょう。……貴女は何も気にせずとも宜しい。ですから、それほどまでに泣かなくても宜しいのですよ。 (上向かない、まま。)   (2017/2/5 03:17:05)

ピェリオ♂役者(告げた言葉は台詞めいたか、感情が、抑揚が抜け落ちた響きはどうとでも聴こえよう。互いに視線が向かわない、顔が見えている訳では無い。最後の言葉は男の戯言でしかならない。)   (2017/2/5 03:19:00)

エルソフィ♀司書官……聞こえて、いるのですよ。何も、返せないだけで。(その声が、泣いているように聞こえたのかは、眼前の心しか知らない。だから、)……でも、一つだけ、お約束しましょう。(愚かな神が膝を折ってしゃがみ、軽く覗き込むようにした顔がどうであったか、あるいは見えていたのかも、眼前の愚かな子しか知らない。それでも、忘却に堕とされることを選んだ神は告げる。まっすぐに。)――この剣の物語を、何度も読み返すことを。何度も、何度も、憶えるまで。(その、誓いのような声が、氷であったかどうかも、眼前の心しか知らない。)……それが、物語を収める図書館の使命ですから。   (2017/2/5 03:35:22)

ピェリオ♂役者……身に余る光栄です。親愛なる主。 (同じ言の葉をまた、繰り返すような台詞を告げて。呼吸ふたつ。おいて、眼前へ膝を折る「主」へ恐れながらも顔を上げた。瞬きひとつしない色違いは、片方何処か似た色の、アメジストの双眸。一時交わせたかもしれないのは、視線。より近くなった距離に伸ばした指の先が触れたかもしれない白皙も、) …………ああ。駄目ですよ。御嬢さん。 (ふ、と笑んだ気配に紛れる。触れるか触れないの指先を引く。膝に力を込め、立ち上がる。) 舞台で、役者に台詞、振るなんて。お陰でまったく気を取られてしまいました。いや、もうこれは役者の、性なのでしょうね。悲しいやら、嬉しいやら。 (大仰な声音、芝居がかった仕草。まるで――いつもどおりの。軽く肩を鳴らすと、彼女に視線を向けた。いつも通りの、軽薄な、笑んだ眸。) ……「忘れもの」を、すっかり忘れてしまっていました。申し訳ない。 (謝罪を述べながらまるで悪びれた様子の無い、台詞じみたその言葉。) ……しかしもう、だいぶに夜も更けてしまいました。探すのならば改めて、明るいうちにしませんか?   (2017/2/5 03:52:50)

エルソフィ♀司書官(その紫は、橙と共にあるから『紫』に見えるのであると思っていた。鏡に映る己のそれとは似ていても違う、宝石アメジストを思わせる、そう――綺麗と、初めて思った。冬の夜に冷やされた手が、奥に温度を帯びていることを、白皙はほんの刹那、しかし確かに刻んだ。勇者と邪神のもう一つの物語はそこで幕を下ろした。ふ、と、笑む声をベルとして。)若干お仕事をさせてしまったことはお詫び致します。……役が下りる、という言葉がありますから、もしかして違う立場からならどんな考察があったのかと、個人的な興味でお伺いしました。(自然と倣って、そう、いつもの硬質な声。しかし「忘れもの」のことが鼓膜を叩けば、少し不思議そうに見上げて視線が少し月へとずれて、また戻る。)ええ、そうですね。またゆっくり探すとしましょう。近くの明るい通りまでお見送りします。……御付き合いくださってありがとうございます。(心臓に左手を当てて恭しく礼をし、身を起こせば規則正しい歩は少しばかり前を行く。未だこの男いや「銀猫」の居住は知らないが、多くの橋が集まる市場の近くまで歩いたのだろう。どんなやりとりがあったかは、閉幕の余韻の中に。)   (2017/2/5 04:22:54)

エルソフィ♀司書官――おやすみなさい。また、今度。   (2017/2/5 04:22:58)

エルソフィ♀司書官【大変お待たせいたしました。私からはこれにて〆とさせていただきます。幕閉じございましたら、見守りたく。】   (2017/2/5 04:23:22)

ピェリオ♂役者貴女の御用命とあらば何なりと。……以前の「勇者」様のお言葉を、覚えていて正解でした。うつくしい方の興を引けたのであれば、これも役者冥利に尽きると言うものです。 (以前、そのように語った「勇者」が居たと告げて、悪戯に肩を竦めて見せる。何処までが借り物で、何処までが男の言葉かは、さて―― そんな風に、夜の風と軽薄な笑みに紛らわせてしまいながら。) 畏まりました。私に、…「銀猫」に御用向きがありましたら、いつでも。教会でも、図書館でも。馳せ参じましょう。 (後者は、いらないと寸断されそうだけれど。告げては、応じて歩き出す。並ばない視線、並ばない足取り。本来ならば逆だろうと叱責が飛びそうな、女性の少し後ろを歩きながら。男の口許が又、ゆっくりと三日月を描いた。幕綴じは変わらずに、きっとこれまでと同じようなやり取りの中。)   (2017/2/5 04:32:03)

ピェリオ♂役者――又の御縁を、心よりお待ちしております。…どうぞ、良い夜を。   (2017/2/5 04:33:13)

ピェリオ♂役者【さいごのさいごでわーどが言う事訊かないっていう絶望( 急ぎ足で打ちましたがお待たせしました(あと最後に気がつく盛大な誤字 長い時間お付き合いありがとうございましたとても楽しかったです…!!】   (2017/2/5 04:34:11)

エルソフィ♀司書官【素敵な閉じをありがとうございます。ああ、もう、また凶暴な時間をいただいてしまいまして……!!(私もあちこちちまりと拾い違いをしています大丈夫、大丈夫です。) 楽しい幕を、楽しい夜を、本当にありがとうございます。】   (2017/2/5 04:36:20)

ピェリオ♂役者【凶暴な時間、がちょっと面白くて噴きました( じゃなくて、私こそ私こそ大変な時計にびっくりしました。積もる話はありますが――寝ましょう!!本当に楽しかったです!!ありがとうございました、おやすみなさい!!】   (2017/2/5 04:37:05)

おしらせピェリオ♂役者さんが退室しました。  (2017/2/5 04:37:12)

エルソフィ♀司書官【凶暴な時間です。――ふふ、はい。どうか、どうか、よい夢を。お部屋ありがとうございました。】   (2017/2/5 04:38:04)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2017/2/5 04:38:28)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2017/2/22 14:34:12)

ピェリオ♂役者【こんにちは。名前が続いてしまって恐縮ですが、お部屋お借りいたします。】   (2017/2/22 14:36:36)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/2/22 14:37:16)

エルソフィ♀司書官【こんにちは、右に同じくではありますが、お部屋お借りいたします。ピェリオさん、度々のご縁をありがとうございます。尚、エルソフィの個人シナリオが走る可能性がある(たぶん)ということでイベント部屋をお借りしている次第ですが、限定的な場面ではありませんので入れそうでしたら水都を愛する皆様、初めての御方もお気兼ねなく。】   (2017/2/22 14:39:16)

ピェリオ♂役者【こちらこそ、毎度毎度ご縁の端に乗らせて頂いてありがとうございます。よろしくお願いいたします。 同じく、ご一緒頂ける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。】   (2017/2/22 14:41:10)

エルソフィ♀司書官【では頭出し。場所に不便はないのですが時刻が若干登場に怪しかったらぐるりと時計を進めてくださって大丈夫です。】   (2017/2/22 14:43:48)

エルソフィ♀司書官(その白く無言の訪れは、都が眠る間にそっとそっと降って積もる。その訪れの名をとつりと呟いて、見上げた空は、まだ太陽も眠気眼をこする時刻。水都のどこかで、戸が静かに開いた。)……ああ、どうりで寒いと思ったら……(どうりで、戸が重いと思ったら、玄関先にちょっとした絨毯が出来ていた。戸が滑った弧の形に押しのけられたその真白を見て、空を見上げる。太陽は見える。うっすらと、濃い雲の向こうでまるで月のように儚く煌めいていて。――し、ん……と音が聞こえるほどに音が聞こえない中で、そっと扉を閉めて、また開く頃。非番だというのに変わらずに纏う純白の司書官制服。羽織る外套も同じ色のそれ。通りに出れば、日向という日向がまだ見つからない、少しの薄暗さを残した白い静寂がどこまでもどこまでも続く。猫が通った足跡すらも見つからず、まだ、穢れのない世界。そこに、そっと、一つ、二つ、穢れを残す。足跡というそれ。)   (2017/2/22 14:47:08)

エルソフィ♀司書官あ……(蜘蛛の巣状よりもひょっとして細かくところどころ複雑に流れる澄んだ自然の流れに視線を落とした橋の上。静かで音がしないのは知識で分かっていても、それにしても静かすぎると思ったら、絶えず動きを止めない川の表面が薄く凍っているのだ。せせらぎの音が、ひどく弱い。耳を澄まさないと聞こえないくらいに弱い。薄い氷の下では変わらぬ流れがあるのだろう。ところどころひび割れた氷の間からは、細い川が出来上がって流れている。まるで――)――屋根を得ていると良いのですけれど……(――かぶりを振って、屋根が若干心配な知己数名の顔を思い浮かべる。心配な間はだいたい大丈夫であるという不思議なジンクスが世にはあるらしいが、川も薄く凍るこの寒い夜明けはどうであったかは、はてさて。純白と透明の世界を見回して、橋を渡って賑わいにまだ少し遠い眠り半分の市場……には直行せず、そこからほんの少し外れて凍った川辺のほうへゆっくりと土の斜面を下る。その歩は慎重ながらも、危なげはなく。ところどころきらりと白銀の煌めきを見つける静かな時間と時刻、白が踏み固められて、わずかにギシ、と。)   (2017/2/22 14:47:15)

ピェリオ♂役者(白亜の情景に在って、黒い外套は一点のインク染みのように見えたかもしれない。) ……………。 (白い白い大地に在って、黒い、裾まで伸びる外套の。髪は、珍しく結い紐も石もつけないまま、重力に任せて背に流していた。其れだけが、白銀の情景に溶けるように映ったか。 男は、川岸に立っていた。きんと胸内までこおらせるような大気の中、まだ目覚めて間もない太陽の下。凍てつく川岸の、境界に立つ男は、傍から見て異質めいて見えたかは……解らないけれど。緩く、川岸に向ける色違い。それが、ゆっくり瞬いて。斜面をたどる、微かな足音に引き上げられるように、上向いて、……振り向いた。) ……雪に。紛れてしまいそうですね、レディ。 (薄氷の川の傍、薄氷のよう笑み。穏やかながらも薄く笑みをかたどる声音は、真反対の真白へと向けられる。異質染みて、その言葉と共に白く吐息が染められるのが、よく見れば彼女が来る方向とは逆に足跡が伸びているのが、男が此処に在る証。) お早う御座います。随分、朝がお早いのですね。それとも……また、何かお探しもの、でしょうか。   (2017/2/22 15:04:02)

エルソフィ♀司書官(純白と白銀の世界の中で、女が光景という一頁にインクを落としたのならば、背までまっすぐに伸ばされた黒い髪。男の外套が同じくしてインクが落としているのであれば、黒が二つ。どこかあべこべ、片方ずつがどこか揃いの。「不思議」と「変」という言葉の境目は十人十色であるが、薄いフレームとレンズの向こうの紫眼は、どちらを宿したのかは、相変わらず氷で。)陽が見えていますから明日の昼にはそんな心配もないのでしょう。(髪の色が陽の色に釣り合う色であったのなら、確かに、紛れてしまいそうな己の姿。)おはようございます、ピェリオさん。まだ市場も開く時間でもないというのに、本当にお早いですね。(特に嫌味でもなければ、何かを勘繰るわけでもなく。ただ、早朝の活動を要求される生業というのものは多いようでそうでもないから。少なくとも自分が知る限りは。舞台に立つことが生業である眼前にとってこの凍てつく早朝はひたすらにただただ寒いだけであろうに、とは思ったけれど……慣れとは、恐ろしいもので。ちらりと彼がここへ至った跡を視界に収めて、一度止まった歩をもう一度。)   (2017/2/22 15:21:55)

エルソフィ♀司書官探し物……そうですね、今日みたいな静かな場所と時なら見つけやすいものはありますが。(嗚呼、本当に――。)……役作りに、水都の冬から恩恵はありそうですか?(川辺まで下りきれば膝を折り、凍った薄くも硬いそれに指先をそっと乗せて視線を落としながら、硬質な声は静かに問う。)   (2017/2/22 15:22:04)

ピェリオ♂役者其れは、何より。道が埋もれて仕舞えば、何かと難儀でしょうし。 ええ。実は、本当は眠くて眠くてたまらないのです。……ですが。この様に早い時分のほうが、誰にも見られずに済みますから。 (終わりに秘密めかして、おどけたように告げるのならば。するり、平行に伸ばした片腕。下に向けていた掌を空に向けて撓らせれば、どうだろう。色違いの五つの球体が、一直線へ噴水の様に飛び上がり、重力に従うまま、手の内へ吸い込まれていった。ぱ、と掌を開いて、何も無い事を示したのなら、大仰な仕草で片手を胸にあて、膝を折る一礼。垂れたこうべを上げた先、悪戯に傾げて片目を瞑る。 ほら、ね。) ……お陰様で、日々。水の都が呼ぶ冬は、本当に美しい。雪解け間近の大地と、雪と、花と。そんな台本(ホン)が書きたいと、うちのも騒いでおりました。 (一見硬い響きの澄んだ声音とはやはり真逆の、とりとめもない柔和な声音。恭しくも――何処かわざとらしくも。視線は彼女の指先を辿り、それから川岸へ、土手へ。まだ早すぎる朝とは云えど、無人の土地では無いのだから。何か、誰か、探すように。視線を向けたままで。)   (2017/2/22 15:39:51)

ピェリオ♂役者貴女も。そう、以前は結局、伺い損ねて仕舞いまして。「探しもの」。……今日はいささか、日が出ているというにはまた早すぎる時計ではありますが。 (前回と、これもまた極端に正反対の時刻に苦笑めかして。 それからきり、といつになく真剣な顔になるならば。) 嗚呼其れと、……いっとう重要な事を長らくきけないままでいる。……お好きな花の名も、是非お聞かせ願えれば。 (……。)   (2017/2/22 15:41:29)

エルソフィ♀司書官ああ、なるほどそういうことでしたか。(ちらりと斜め上に持ち上げた視界。種も仕掛けも――翻る五色の軌跡を見て、たしかに人目を盗みたいこともあるのだろう。つむられた片目からそっと視線を横に受け流すことにも、嗚呼、慣れとは恐ろしいもので。さておき。)……本当に眠ったら当面起きられない気温ですから、お気をつけて。温暖地方出身の旅行者が医者の元に担ぎ込まれやすいのもこの時期ですから。(とは、ロサールから生まれてこの方出たことがない身の言。この男が温暖地方出身かは、知らないが。ただ、最初の公演があった夏に噂で聞いたときには、「海の向こう」からやってきたらしい、と。それくらいである。いずれにせよ、異国の冬情景が書き手に新しい物語を運んでくるのであれば、物語を収める図書館に仕える者として決して悪い気はしない。むしろ喜ばしい。)それは何よりです。ここは人の行き交いも多く、雪が降り積もってもよほど連日吹雪かないかぎりは比較的雪解けも早いのですが、郊外の山間部は備えないと陸の孤島になってしまう。(そんな他愛ない地理の噺。)季節風景を詠った叙事詩は図書館に多く保管されていますから、ご随意に。   (2017/2/22 16:10:36)

エルソフィ♀司書官(言う間、指先にほのりと血が集って薄い紅に染まりだす。意に介する様子もなく、「探しもの」――)……人の音が少ないほうが、探しやすいのです。(そう、無人を選ぶならばこの再会も望まなかっただろう。ほら、「なんだって早朝番に限って雪なんだよ」と欠伸をかみ殺したような声で巡回に歩く騎士が橋の上を通ったり。馬車の道を確保するための除雪はまだ少し先だが、仕込みの早い料理店は今頃中でゆっくり支度をしているであろう。そんな、朝の少し手前。指触れていた氷がパキリ、と、割れた音と同時に問いは降った。)……重要?(はて、何かそんなことを聞かれることでもあったか――)――……(うっかり黙ってしまった。真顔と問いが己の中でなかなか均衡がとれなくて。)……カシルの花、です。(均衡とれないものだから、うっかりぽろっと口から出た。いや、別に隠すものでもなんでもない情報なのだが。)大陸にも広く分布しているそうです。黄色い花弁を5~6枚つける、繁殖力の強い花です。外に出た街道沿いにも、街中にも、咲いていますし花屋にもよく並びます。(ありふれた、陽色の花。)   (2017/2/22 16:10:51)

ピェリオ♂役者(「挨拶代わり」を流された事に動じもしないのは、こちらも随分慣れたものである――というより演者としては織り込み済みの仕草か。絶やさない笑みは薄氷のまま、薄絹を纏うような物言いのまま。生来土地の者であるらしき彼女の話に、なるほど、と得心が言ったように頷いて見せ。) それでは、いつか伴って。そう、貴女は、図書館の方でしたね。まだまだこの国の……ロサールの知識も足りません。水に眠る物語の、御力をお借りする事もあるでしょう。……その時は、カシルの花束を持参して伺う事と致します。凍てつく程に美しい面差しの、雪解けを見られるやもしれませんから。 (芝居がかった軽薄な言葉、並べ立てる間。薄い氷が割れる音に、目を細め。) ……あまり触れると、冷やしてしまいますよ。貴女のお仕事にも、探しものにも、不便でしょう。 (如何とでも聴こえるの、声。)   (2017/2/22 16:27:21)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、エルソフィ♀司書官さんが自動退室しました。  (2017/2/22 16:46:47)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/2/22 16:46:52)

エルソフィ♀司書官 置き場所に困るのでどうぞ手ぶらで。花束片手では本も探しづらいかと。(すらすらと紡がれる厚意にさっくり返る即答。)雪解けても――(解けても)――……変わりません、元々こうなのです。(息継ぎの場所を間違えたかのような、白い吐息の不規則。指先冷やしては割れて流れゆく氷の温度を言われれば、ようやく指を離して視線を落とす。)……利き手は、右ですので。(当たり前のように抱えられた本は、右腕の中。いつも。)それに、水は案外温かいのですよ。空に冷やされて形が変わっても。(言う最中、女はひび割れて少しずつ崩れる氷とその奥にある清流に視線を戻して、眼鏡の鼻当てに指をかけ、そのまま口元まで下ろした。裸眼で収めた視界はほんの数秒。すぐにかけ直して、手をかざす。)……たまに……(パシャン。暗い水面の奥底から、雫が大きく一つ、跳ねて)……『魚』が泳ぐので、それを見に。ご存じの通り百はくだらない本数の川が交わるロサールですが。(さて、魚影など、いくら陽の光が弱くとも眼に映らなかっただろうに。先に来ていたのなら、なおのこと。)   (2017/2/22 16:48:01)

エルソフィ♀司書官……私は慣れていますが、寒さに眠気を覚える方、暖炉へ戻らなくて大丈夫ですか?(かざした手を引っ込めて立ち上がり、ようやく川を背に色違いを見上げようか。)   (2017/2/22 16:48:22)

ピェリオ♂役者ふむ。それもそうですね。 (にこり。) そのようでしたら、何かお手間を取らせない手段を考える事と致します。女性の許へ――しかも教養を賜りに伺うのに、手ぶらで伺ったとあれば帰る戸を失くしてしまいます。 (……懲りない。本気かどうとも、区別のつきづらい声音は変わらないトーンで、肩越しにあげた両手をひらめかせた。黒衣が朝靄に翻る、そんな情景を。) そう、ですか。 (くっくと喉奥で、何が楽しいのか。雪解けに変わらないと告げられた、双眸と。指の先を眺めていた。) 利き手で無かろうとも、手が冷えれば不自由でしょう。それに水は、水を奪います。麗しの御手が荒れて仕舞えば、幼子らが気に病みませんか。 (何のことは無い世間話の合間。冬空に割れる水面と、弾く飛沫。崩れて、揺れて。) ……魚。ですか。なるほど、水面の深くを、伺った事はありませんでした。何分、これほどに水満ちた街は、初めてなもので。   (2017/2/22 17:09:09)

ピェリオ♂役者そうですね。もう少し、足を向けても居たい気分です。貴女こそ……毎度、舞台の下でこのような<道化師>にお付き合い頂いて、大丈夫ですか? 流浪者と言葉を交わして、ご家族の不況を買わねば良いのですが。 (おだやかにながれるように、歌うような軽薄。片目少し似た色の、視線。おどけて薄ら笑んだままで、見下ろした。背景にながれる、ヒトの声、足音。聴きながら。)   (2017/2/22 17:11:28)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、エルソフィ♀司書官さんが自動退室しました。  (2017/2/22 17:47:36)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/2/22 17:47:42)

エルソフィ♀司書官【た、度々申し訳ないです……(深々】   (2017/2/22 17:47:55)

ピェリオ♂役者【おかえりなさい、お気になさらずですー】   (2017/2/22 17:48:30)

エルソフィ♀司書官【ええ盛大に長考してしまって……お時間は大丈夫ですか?】   (2017/2/22 17:48:51)

ピェリオ♂役者【と、ごめんなさい席をはずしておりました。そちらが大丈夫でしたら私は大丈夫ですー。】   (2017/2/22 17:54:32)

ピェリオ♂役者【逆にややこしくわかりづらいものを放り投げた気がいたしますので、ここで区切りでも全然大丈夫です。ご随意に。】   (2017/2/22 17:55:31)

エルソフィ♀司書官【いえ、いえ、大変拾いやすくしてくださってありがとうございます。一重に私が右か左か迷ってしまって(深々。こっちにしてみます、大変お待たせいたしました。】   (2017/2/22 17:57:55)

エルソフィ♀司書官手荷物を軽くしても帰りに本の重さに困ると苦笑いされる場所であるというのに。(懲りてくれない。分かっていたけれど。若干、諦めの白い溜息。一度、空を仰いだ。太陽が、分厚い雲の向こうを移ろっている。凍てついた空は知っている。そこから吐息が一つ薄く零れていたこと。)……ご心配なく。これくらいの水でしたら何も奪えません。(ただ、親亡き子供たちがふと鼓膜を叩いたとき、まばたきが一拍忘れ去られた。)――(チャプ)――……私に血縁者はいませんし、公僕の中でも比較的高い地位を預かるとはいえ、誰と言葉を交わしたからどうというものでもありません。お気遣いに感謝を。ロサールしか知らない身には、ロサールの外を知る人の言葉は、それだけでも興味深いのです。(言って、心臓に手を当てて小さく会釈した。少しずつ聞こえてきた人の足音、人の営みの音。ゆっくりと、水都が朝を迎える音。さあ、その境たるこの刹那――)   (2017/2/22 17:58:04)

エルソフィ♀司書官――……え?(『魚』が、跳ねたような音に小さく小さく混ざった声があった。間の抜けた声というより、何ら意図も予想の介在を許されなかったかのような、そんな声と見開いた紫があった。)ピェリオ、さん――(声は、硬質。ただ、水に水を奪われたようなそれ。)――市場へ(貴方のすぐ後ろにある、人の営みに温まり始めた流れのほうへ)っ逃げ――(て、と唇だけが開いたのと、ソレは、全くの同時であった。)――――(馴染みの川辺。岸辺と凍っている川の境を見失うほど女は無知でも迂闊でもない。岸辺にしっかりと立って見上げている。なのに、ごうっと冷たい風が一陣横殴るように吹いたその瞬間、霧のように舞い上がった真白の冬たち。ほんの刹那いけとしの視界をぼかすそれ。風が止んだ次、)――(白幕が晴れた向こうで、大人一人がバランスを崩すような風でもなかったのに、純白の布がはためく。倒れている、斜め後ろに。薄氷が漂う冬の川へと。まるで、滑り落ちるように。いや、現に滑り落ちている。女の足元の雪だけが、水に濡れていて―――)   (2017/2/22 17:58:15)

ピェリオ♂役者それはそれは。伺える日が楽しみです。 (しゃあしゃあと言ってのける矢先、何処までも交わらない線と線。うすい吐息のうらかたで、道化師は音無く笑った。) 御見逸れ致しました。何分水の外に生まれたもので、まだまだこの土地へ流れる川の知識が浅いのです。……其れこそ。私は、……<私達>は、只の流れです。根付く土を決めず、宿を決めず渡り歩く野良けもの。この広大な水の大地、その叡智を束ねる貴女に、価値を見出していただけるものがあるならば、僥倖に他在りません……が。 (会釈に応じたお辞儀は、いつもの、大仰で芝居がかった人形の礼。少しずつ、雲の合間から差し零れだす朝の光と、ヒトの声。次第混じる喧騒に、市場の営み。ふと、……混ざって。) ン、――――? (変わらぬ硬質な、それでいて稀に呼ばれる名の響きは、何処か引き攣って聞こえた気がした。)(逃げる、と確かに耳を打つ単語の意味を、さて知るより前に視界は白く覆われる。咄嗟に庇った外套が翻り、黒と白の衣擦れの刹那に。)   (2017/2/22 18:32:20)

ピェリオ♂役者(顔を上げた先の情景。それこそ、投げ出されると呼んでもいい。そう映った、人形のように。恰も、そうなる事が解っていたような台詞。描かれた、<台本>のような――、) 、―― (とン、と踏んだ足は、濡れた大地を弾いただろう。其れこそ、直前に己が名乗る「獣」そのものの俊敏で。水跳ねが散った。泥濘を踏み、伸ばした手は――その繊手を……通り越して、背から腰に掛けてを腕で浚うように。捉えたならば迷いなく、岸へと弾き返す力を掛けただろう。間に合わなければ、あるいは抵抗を受けたならその限りでは無く、この瞬間に自身の重心も傾いでいるために無事の保証はないけれど。)   (2017/2/22 18:33:44)

エルソフィ♀司書官(そう、叡智の城と言っても過言でないあそこの高位に立つことはすなわち、であり。しかし、この女の場合は――――水の跳ねる音に掻き消された。パシャンと、甲高いそれ。雪が、重なり始めた人の営みの音が多くを散らしたそれ。)――――!?(俊敏な反応<インク>が台本<ホン>を書き換えた瞬間をここに記録しよう。生気を損なうほどではないとはいえ細い女の身体。手を引いただけならば振り払われたのだろう、が、もう一歩、絶えぬ水から引き離すように浚ったのなら。命の水を死の水に書き換えかねない冬の水流から一つ、解けぬ氷を奪ったのなら。)   (2017/2/22 18:57:31)

エルソフィ♀司書官――『害意の熱を奪わんことを我は請う、恩恵の地の名はロサール、契約者の名をエルソフィ・エデット』(生気の温度の中で女が早口に囁けば、胸元に抱かれていた黒本が窮屈そうに小さく開かれてパラパラと頁を躍らせる。呪歌が踊る。前触れなくぬかるんだ足元の水は無慈悲に凍てつき、二人分の重心が迷子になる直前に霜柱と成る。固められた大地は、重心を岸に移した分だけ、恩恵としてその足の行く末を支えたことだろう。バランスを崩して横なり新雪に倒れるか、上手いことたたらを踏んで雪の中へと戻れるかは、「獣」の力と理次第といったところ。)   (2017/2/22 18:57:38)

ピェリオ♂役者(交わらない黒と白の、境界が交錯する刹那。ごく近い距離で紡がれる言の葉、乾いた紙の繰られる音。いつかの舞台で聴いた「魔術師」と何処か似た、) ……、ッ (不意に足下の、緩んだ大地が強張った。確かめる間もなく、ざ、と何処かで聴いた硬いものを踏み砕く音。それに任せて、伸ばした手が浚う、白亜越しでも解る細腰に力を込める。手段を選んでいないため、それは乱暴な仕草だっただろう。がり、と歯の根が軋む音。これまでの軽薄と仰々しさの薄膜を引き破る獣の荒さで、凍てつく冬に奪われる「彼女」を岸へ、光差す営みが向く方へ、弾き飛ばした。) 、――! (代わりに片足、がしゃりと薄氷の水岸を踏み抜いたものの。凍て結ぶ地の恩恵で、一歩、新雪へ膝をつく。)   (2017/2/22 19:43:20)

ピェリオ♂役者……、 (肩越しに水辺を振り返る前に、男は立ち上がる。崩れた膝を立て直し、濡れた片足をそのままに。双眸が語る獰猛な無表情もそのままに。自分が岸辺へ放り出した女へと手を伸ばした。さて無言のままにどうしたかというと、多少の制止は押し切る形で肩に担ごうとするだろう。所謂俵担ぎの、荷物を運ぶときの其れである。そうしてそのまま、市場が設えられている街道の、土手の先を目指して迷いなく歩き出そうとする。そのままで。 容赦も減ったくれもないそんな挙動は、物理的な、あるいは余程の制止があれば多少は変わるやもしれないけれど――さて。)   (2017/2/22 19:44:35)

エルソフィ♀司書官 (記憶が、ぐらりと、混ざった。)――(『その本は、本当に君を――』守らねば、ならないの。)――(『類似は些細。ですから――』見失っては、いけないの。)――(『ソフィ、迷うな。これは、総意だ。より多くを守るための、誉として共に歩む、たとえ――』あの言葉を裏切っては、全ての頁が消失してしまうの。)――(『救われる者をおいて、何故、巣食われた』それが、私という本の―――)――だめっ!(大地を咄嗟に氷で結んでもなお、がしゃりと薄氷が破れる音。自分が、自分だけが、『また』助かるなんて。だから、手を伸ばした。きっと、呼んだ名前の響きは記録が間に合わないくらいに、咄嗟の。届かないその手。目の前が、雪よりも真っ白で暁の川底よりも真っ黒に染まる。まざって、まざって、そこに、煌めきをひとさじ。その色の名前は――銀色。)……、……(投げ出された雪の中からがばりと身を起こしたまでは早かった。が、そこから時計は、いくつ拍を刻んだのだろう。茫然と、光景が眼にしっかりと入っているのに、頭が言葉として受け止めきれていない。)   (2017/2/22 20:17:03)

エルソフィ♀司書官――!お怪我は!(凍てつく水の岸辺に片足突っ込んで、しかし呑まれず立ち上がった様にあがった声は、最初に降ってきた言葉はそれだった。咄嗟に無理な体勢、しかも血の冷えるこの寒さの中で、いくら軽やかな動きを生業にしても神経に悲鳴を上げさせてもなんらおかしくない。歩いてくる仕草からしてひとまず足を引きずっているようには見えないとひとまず目に見えた大事に至らなくて安堵したままに、差し伸べられた手を取って立ち上がりかけたところまでは、理性の描く新しい筋書が及ぶところであった。)申し訳――っ!?えっ!?ちょ、ちょっと待ってください!(ひょいと、嘘のように身体が宙に上がった。細い体躯の印象に失礼ながらも一応に成人体重である己を軽々と持ち上げられるとは、もといそんなことをされるとは全くもって思っておらず、よって、言葉がまた迷子になる。迷子になる間に、腹に肩の感覚を覚え、なぜか銀色の髪が揺れる様を見下ろすような視界になり、それでもって雪に足跡を残して視界が動いて、ようやく自分の状況を画にできたときには、遅かった。抗いも、制止も。強いて言えば……)   (2017/2/22 20:17:11)

エルソフィ♀司書官私は大丈夫です、歩けます、から……!(足の心配をされてこの有様であることではないことくらいは、考える前にひしひしと伝わる威に近しいナニカが囁く。が、そうとしか今は言いようがなくて。)   (2017/2/22 20:17:17)

ピェリオ♂役者(川に飲まれた片足は、それでも凍てつく「歌」の恩恵を経てくるぶしまでが浸かったに過ぎない。それが無ければ、恐らくは冬の凍てつきに焼かれていたろう片足と、文字通り彼女に命を拾われたもう片足。うすら積もる新雪に左右異なる跡と音を刻んでいた。頭の後ろあたりから響いて降って来る声音、悲鳴にも似た音。常に良く聞いた分厚い氷の様な響きを叩き割るような――今、そうさせているのは半分以上己なのだろうけれど。) 大人しくして貰えますか、 (第一声は、きっと低くくぐもった。まだ「獣」から「人」に帰れていないようなそれ向けて仕舞って、げほ、と咳き込む音ひとつ。) ……危ない、ンで。 (いくらか、「人」の声に戻った。感情の色は、まだどこか希薄だけれど。告げる意図は、肩の上の彼女が外套に触れれば自ずと解るだろう。これまでの己を見ていた彼女なら。纏う黒が、黒の内側に隠される、硬質な、鋭利な、あるいは。手品の種が種として機能しない時の露見は、即ち害にも成り得るから。そんな傲慢宣って。)   (2017/2/22 20:45:21)

ピェリオ♂役者(それきり足取りは迷いなく真っ直ぐ土手を上り、街道を進み、賑わいの袂となる市場へ向かう。今しがた飲み込まんとした死水を、川岸の情景を顧みる事も無くただ。市場においては、まだ早朝の為人の出も少なかろうが、それでもこれは、傍目からみてどんな光景だろう。――黒衣の男の肩に担がれ運ばれる、白衣の女――どう贔屓目に観ても、真実に辿りつく可能性が低い。うっかり自警を呼ばれかねない気がする。 不穏を増長させている、常の軽薄を失ったように黙したままの男は、衆目の反応さておいて市場の一角までたどり着くと足を止めた。良く贔屓にしている果物売りの、取れたての果実をその場で提供するための場所。簡易的な椅子やテーブルの出されているその場所へ、主人が何か言うのも割と躊躇わずに、……今度は、「人」を扱うように。ゆっくりと、座らせる。)   (2017/2/22 20:45:40)

ピェリオ♂役者(呼吸、ひとつ、二つ。) ……、何か。飲みますか。 (問うた。眼前、立ったまま。息が少しだけ荒いのは、流石の消耗と寒空の所為か。白交じりに、消える。) ……此処の、果物煮溶かした飲み物、美味しいですよ。温まります。 (淡々と、そう。言葉だけは彼女と接する「平易」の、面差しだけ、何処かに忘れてきた抜け殻の、) ……お怪我は。 (問われた言葉を、繰り返した。)   (2017/2/22 20:48:51)

エルソフィ♀司書官(軽薄だろうと、礼に礼を重ねていようと、そんな「役」であろうと、本人が出しやすい声言葉ならそれ全てが「平易な口調」として聞こうと思ってそろそろ耳に慣れてきたと思ったところに、今響いた言葉は、耳と腹に直接響いてくる、低い声。それがどんな感情なのか、あるいは感情を可能な限り抑圧したのか、それとも――いずれにしても、つかつかと歩を進める本人のみぞ知ること。)大丈……――(危ないから、と。その言葉が制止という選択肢を綺麗に摘み取った。布服同士、歩にわずかに揺れればその意図は黙して伝った。一度だけ見た、そう、護身用にしては綺麗すぎた――)――……(頷いても見えないのだから、抗おうとする身体の力を抜くという言外で伝えることにした。衆目の目は考えるまでもない。強いて言えば膝丈までは外套がすっぽりと覆っているから身分が一目瞭然に騒がれる「二次被害」は避けられたものの、どう見ても女が攫われてるそれ。たしかに巡回騎士を呼止めた人もいた。騎士の一人と目が合って、慌てられる前に視線を合わせてゆっくり首を横に振ったら、きょとんとした騎士が振り返って「ま、まあ痴話喧嘩だろうから――」あたりまでは聞こえた。)   (2017/2/22 21:13:40)

エルソフィ♀司書官(そうしてようやく下ろされた先は、椅子で、自分もこの時期にときどき世話になる店で。店主が何を言うよりも早く眼前からの問いに答える形に、)リンゴとイチジクを……シナモンは多めでお願いします。(記憶に覚えのある穏やかな甘酸っぱい香りに吐息一つおいて、この時期に大体頼んでいる果物二種をまぜてもらう注文を。伝えれば、呼吸をゆっくり一つ。)……ええ、寒い時期に、息抜きでお世話になっています。(面持ちを雪に落としてきてしまった様でも目をそらさず、会話をゆっくりと成立させて。怪我はと問われれば静かに首を横に振った。)誓ってどこも。驚かせてしまって、本当に申し訳ありません。……ピェリオさんは――、お怪我は?(問い損ねた改めて問いを返す。ここまでの歩に歪は感じなかったが、眼前の生業が生業である。誤魔化されるかもしれないという意味ではなくて、純粋に、無理なく無事かという、言葉の確認。)   (2017/2/22 21:14:39)

ピェリオ♂役者(そうして、大いに周囲とあと担いだ女性の気を揉ませた「搬送」は終わった。化粧も無い、愛想の抜け落ちた男の顔は、この都で出来た知己とすれ違ったとしても気づかれないか、または違和感を覚えられるほどであったやもしれない。それほど何かを置き忘れたような面差しは、椅子に下ろした彼女の言葉を聞いて、漸く繕われる事となる。慣れた注文の言葉に頷き、数分も掛からず戻ってきた男の手には二つの木製のマグ。注文の言葉を彼女が気にしていたとしたら、支払いと受け渡しの合間、あんまりの様相を気にかけるような店主に対して短く「……悪ィね」と返す苦笑いが聴こえたかもしれない。) ……お待たせしました。どうぞ。熱いので。 (手渡すカップを満たすもの。ふわりと漂うのは彼女も知った香りだろう。果実の甘さと、温度。) 何か摘まめるものをとも思ったのですが、腹をゆすられたばかりでは返って気分を悪くさせてしまうかな、と。此処を、ご存知でいらっしゃるなら、良かった。司書官殿を御連れして良い処が、咄嗟の事で思い当たらなくて。 (少し歩けば宿もあって、他の――それでも。)   (2017/2/22 21:36:05)

ピェリオ♂役者私は何処も……貴女のお陰で。御嬢さんが無傷とあれば、其れこそこの身が張り裂けていた処ですが。 (向かい合わせに椅子を引きながら、緩やかに、緩やかに。温度と人の顔を取り戻す獣。片手を胸元に当て、笑んで見せる様は薄く、今だけはもう少し、穏やかな。) 私の方こそ、御無礼を失礼致しました。何分、「逃げた」方が良いのだと思っても、素手で女性に触れるのは躊躇われまして。悩んだ結果、あのような形になってしまった訳ですが…… (しゃあしゃあと宣う理由の頃には、すっかりと常の様。) ああ、温めるものをお貸しできない事も、ご容赦ください。「これ」は、返って危険となります。申し上げました通り。 (黒い外套、おどけたように摘まんで見せて、大袈裟に嘆いてみせた。何のことは無く、何てことも無く。ただ。) ……何も。貴女が気に止まれる事はありません。……怖い思いを、させましたね。 (静かな。) それを飲んで休まれたら、御近くまでお送りしましょう。ああ、私<流れ者>で不安でしたらば、騎士様にお声を掛けて参ります。   (2017/2/22 21:41:26)

ピェリオ♂役者(数多の言の葉、紡ぎながら。彼女を労わるような言葉を、向けながら。あの時の、「示し合わせたような台詞の理由」は、訊かないまま。)   (2017/2/22 21:43:20)

ピェリオ♂役者【此処に来て…だいぶ酷い誤字というか書き違いが…!! さすがに文脈からおかしいのでお気づきかと思いますが、 御嬢さんが無傷とあれば、→ 御嬢さんにもしもの事があれば、 です…!! 失礼しました…!!】   (2017/2/22 22:00:56)

エルソフィ♀司書官【大丈夫、大丈夫です補正済です。ありがとうございます(ぺこり。さて凶暴な時間になりかねないから栞にするか今幕はフェードアウト気味に閉じるか少し迷いつつ。】   (2017/2/22 22:03:14)

ピェリオ♂役者【お任せしますし、どのようにでも。けしてご無理はなさいませんように。】   (2017/2/22 22:04:12)

エルソフィ♀司書官【ありがとうございます。役が降るままに。ええ決して無理はいたしません。リミット等ございましたらどうぞご遠慮なく。】   (2017/2/22 22:05:19)

ピェリオ♂役者【こちらこそ、有難うございます。お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。リミットや不都合は、お互いさまで、ええどうぞいつでも仰ってください。】   (2017/2/22 22:06:19)

エルソフィ♀司書官……(聞こえた小さな言葉に、善意か疲労かはぐらかすようにも見えた苦笑いと。本当に類似は、些細で――)――ありがとうございます。(右腕に抱かれた、今はすっかり閉じて動かない黒本を膝に置いて、短くゆっくり返しながら木の温もりを両手で迎えにいく。熱いと思うくらいに、冷えた。身体がでなく、肝が。それは先程の誘拐紛いの搬送のことではなくて。詫びる言葉が並べば、首を横に振る。眉を寄せて、どこか苦しげとすら映ったかもしれないそれ。身に染みるほど熱くも優しい甘味を一口、ゆっくり戻ってくる耳慣れた調子に小さく相槌を返して、しばし黙した。何も気に留めることはないという労わりにも、流れ者より騎士に送らせるという気遣いにもにも、ゆっくり首を横に振った。)   (2017/2/22 22:15:22)

エルソフィ♀司書官……誰に聞こえている往来ゆえに、危険な目に遭わせた事情をこの場できちんとお話できないご無礼をお許しください。(ようやく顔を上げてそう紡ぐ声は、静かではあるし平静という意味では穏やかではあるが、務めてそうであるように繕う独特の韻を、眼前が気づくのかは分からない。)……魔物の類ではありません、その意味ではどうかご安心ください。『魚』が……私の探し物です。(影もなく川で跳ねたナニカ。)静かで暗い月の時間にしか動かないので、こうして早朝に見つけて、夜……――(温かい果実汁を一口。言葉の続きを飲みこませるように。紫の視線ごとマグの中に落ちた。往来で事情説明として言えるのは、これが限界という表れでもあって。)……怖かったとすれば――(片方だけ揃いの眼をまっすぐに見るその紫眼は、小さく震えていた。)――……(黙して、木製のマグを傾けてを何往復かした頃。とつり。)……ええ、今日は、お言葉に甘えます。お詫びには到底たりませんが、雪景色が綺麗な道はいくつか、心当たりがあります。(数多あるこの水の流れを、どうか嫌わずにいてほしいという心の音など、言葉にしないままに。)   (2017/2/22 22:15:30)

おしらせ滞在時間が480分を超えたため、ピェリオ♂役者さんが自動退室しました。  (2017/2/22 22:35:01)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2017/2/22 22:35:09)

ピェリオ♂役者(とつとつと、彼女の言葉を聞いていた。これまでの邂逅の中でも知る、口数のけして多くない、けれど穏やかな女性が紡ぐ言の葉の。まるで、何処か懺悔のような、静かな言葉を。遠く、朝の喧騒を迎える市場の片隅で、そっと。) ……そうですか。 (同じように、自分もマグを傾ける。面倒だから揃いにした注文の、熱を齎すフレーバー。ふ、と細く長い嘆息、銀髪をがさがさとかき回し乱暴に梳き落とす。指の先を見詰めて、視線向けた先。恐ろしかったのは。 一時に、交錯する双眸の、鮮やかな宝石色。ほんのわずかに揺れて見える、奥に隠されたものは知らないけれど。) ……そう言う事は、もう少し早く言って頂かないと困ります。 (困ったような溜息と、……口の端、三日月に。) 知らず、陽の元に貴女を引きまわしてしまう処でした。其れならば、陽の下でご一緒して頂くのは、我らが舞台の方が良い。―――「光の魔術師」様。 (唄うように、滑稽を気取って。)   (2017/2/22 22:40:18)

ピェリオ♂役者貴女は、何も、悪くない。何も、気にする事等ありません。 (いつか、幾度か繰り返した台詞を、また繰り返した。囁きのような、まじないのような。) だから何も気に病まれる事等、無いのです。そのように仰らないでください。……うつくしいこの都の朝を、それも貴女がうつくしいと呼ばれる道を。御供させて頂けると言うだけで、願ってもない幸運なのですから。 (彼女の言葉を、真意を。正しく汲み取れたかは知らねども。)   (2017/2/22 22:40:40)

エルソフィ♀司書官(困った溜息の意図を咄嗟に汲み取り損ねて、続いた言葉で、やっと、長い溜息が零れた。)……ですから、私の事情も抜いても夜道は危ないのだと、明るいところを……――分かって仰っているのは、分かっているつもりです。(自己完結。実際のところどうなのかはもちろん眼前の腹の内なのだが。ただ、身体をじんわりと巡り始めた果実の恩恵か、それとも、どこかで詰まっていた息が吐けたことか、とかく間を流れていた少し張った空気はゆるく気流が通過するそれへと、きっと戻っていた。)……その二つ名は、流行り、なのですか。(若干視線が、逃げた。)もう片方の役のほうが、よほどしっくりきたのです、けれど。いえ、久しぶりに子供たちと共有できるものが出来て楽しかったのも、本当ですが。(小さな吐息もう一つ。マグの中身があと一口といったところに、おまじないのように、重なる言葉。)……悪くはなくとも、責は、ありますから。でも、そのお心遣いには心から感謝します。……ありがとうございます。(心臓に左手を当てて告げ、マグの中を空にして。)   (2017/2/22 23:14:04)

エルソフィ♀司書官……では「剣を捧げた勇者様」、少しばかりのご足労を。遠くはありません。(眼前がマグを空にするのを待てば、席を立ち、店主に小さく会釈してゆっくり歩を進めた。コツ、コツ……規則正しくも、いつもよりゆっくりの。行く道は、輸送路や朝食支度の音や香りがあちこちから漂う住宅街を抜ける橋をいくつか。いずれも陽の当たる道。雪道を照らして七色に輝く運河を臨む橋。あるいは欄干の飾り掘りとか。そんな、細やかな「綺麗な」ものたちを、時折立ち止まって静かに口にしながら。)   (2017/2/22 23:14:11)

ピェリオ♂役者解りました。ええ、貴女の忠告を無下にするつもりはありません。うちの――…、子ども達にも、良く、言い聞かせておきます。「魔術師」様の言となれば、聴き分けるでしょうから、……うん? (逃げた視線に、つい声が上がる。) 、ッはは。如何か、ご容赦を。それに「片方」は―― 本来、私が役目です。取り上げないで頂けると有難い。随分と、お気に召して頂けたようですので、又、あんな感じの公演を、と、皆で張り切っている次第ですので。 (戯れ話の間、マグカップをゆらして。琥珀色の中身、見下ろした先で、視線を上げた。) ……何も。この<道化師>が思うまま、申し上げたまでです。少なくとも、私においては……貴女がご自身を咎められる事など、有りは致しません。 (琥珀色を飲み干して、追従するように立ち上がり……一拍後に、今度は此方が困ったように笑った。) ……「それ」こそ、お気に召されたのですか。 (苦笑いとともに、彼女からカップを引き取って、並んで店主に返す。またくる、と告げる笑みはいつものそれで、軽く手を振って歩き出す道。)   (2017/2/22 23:34:29)

ピェリオ♂役者(それから。きらきらと、深夜にくだった空の欠片がうつくしい街道を、二人で歩いた。自分でいくらか通った道も、知らない場所も。行き過ぎる間際、ヒトの声。夜の残滓を塗り替える、圧倒的な朝の、陽光の路。きれいなものを、辿る道。) こんな処があるなんて、知りませんでした。美しい景色です。 (その間に、落とした言の葉。感極まるでもなく、ただ事実を、事実として読み上げる響きに。 別れ路はまた同じよう、大仰な会釈で見送るのだろう。) 今日は、有難う御座いました。又の御縁を、心よりお待ちしております。 (芝居の台詞めいた決まり文句で、括る舞台。) ……ロサールに来られて、良かったと思っています。豊かな水の街に触れられた事も、皆様へ御目に掛れた事も……貴女に、出逢えた事も。 (台本には無い台詞を、ひとつだけ付け加えて。)   (2017/2/22 23:35:43)

ピェリオ♂役者【長時間のお付き合い有難うございます。私からは、此方で〆にて。もし〆られるようでしたら、ご一緒させて頂きたく思います。】   (2017/2/22 23:36:10)

エルソフィ♀司書官ええ、大変興味深い視点でしたから。(さらりと即答。邪神よりも邪神を捧げた勇者のほうが似合って見えていると。雲の隙間を縫って顔をのぞかせた太陽の道を歩いて、とある橋の上。)――あの区画から通っています。図書館にも近いのです。(橋から指指した少し遠くに見えるのは、規則正しく並ぶ石造りの家々。豪奢からは遠い、かと言って質素すぎず手入が整った、ありていに言えば中の下くらいの。しかし高給取が済むにはだいぶ慎ましい。そんな住居区画。そこへと繋ぐ橋を渡り終えるころ、ふと見上げた。まっすぐに。)……怖かったのは、私の事情で怪我をさせてしまうこと……私一人が、無事で済んでしまうことです。それと……(外套の内側から小さな革袋一つ、手渡した。中には銀貨が五枚ほど。)今日ばかりは私の為と思って良く食べて、良く休んでください。そのほうが私も安心して夜を迎えられます。(責を果たすための夜を。このどたばたもまるで一つの舞台であったかのように舞台言葉に別れを告げられれば、倣って深々と頭を垂れ、持ち上げた紫の視線は、揺らがずにまっすぐ告げた。)   (2017/2/22 23:51:18)

エルソフィ♀司書官――私も、子供たちに笑顔を増やしてくださったご縁に感謝しています。ですから……二度も三度も今日のようなことに遭わせるつもりもありませんが、万一そのときが来たら、今度は必ずお守りします。(まるで、守り人のような言葉を。)   (2017/2/22 23:51:30)

エルソフィ♀司書官【大変お待たせいたしました。これにて〆。幕閉じとさせていただきます。予想だいぶ斜め上をいって大幕、お時間を本当にありがとうございました。】   (2017/2/22 23:52:14)

ピェリオ♂役者【素敵な綴じを有難うございます。おつかれさまでした。日付超えてませんから、セーフだとおもいたいです…!(何を) 楽しかったです。本当にありがとうございました。 それでは、これにて失礼いたします。長らくお部屋をお借りしてすみません、有難うございました。おやすみなさい。】   (2017/2/22 23:54:24)

おしらせピェリオ♂役者さんが退室しました。  (2017/2/22 23:54:30)

エルソフィ♀司書官【私もこれにて。長らくのお部屋、ありがとうございました。どうか良い夜を。】   (2017/2/22 23:54:58)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2017/2/22 23:55:01)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/4/26 00:07:01)

エルソフィ♀司書官【こんばんは、夜分遅くではありますがお部屋お借りします。本部屋の邂逅幕が良きものでありますように、と、そっとエールを送って、つらつらと。】   (2017/4/26 00:08:55)

エルソフィ♀司書官(それは、月がほとんど欠けてしまった夜のこと。中央市場の賑わいから外れ、魔導灯も家屋もまばらな、ただ最低限の手入だけがされた道と、手つかずの小さな丘。丘の上には大樹がぽつんと忘れられたように佇む。蕾を頑なに閉じたままの枝を、硝子レンズ越しに見上げる双眼は紫。水都の音と言っても過言ではないせせらぎすらも耳に遠いここで響く声は硬質なソプラノ。)交わらない糸というものは存在しない――……それでも、もう少し私は冷静であれていると思っていました。(まだ咲かないのか、もう咲けないのか、蕾のままの花たちを見上げて、そんな独り言を紡いで視線を丘の向こう側に広がる暗闇を見つめる。厳密には、ランタンの小さな灯が一つ二つ、彷徨うようにゆっくりと進む、開けた広い場所――自分が知る限りではロサールで一番静かな場所を。そう、図書館よりもずっと静かな場所。小さな小さな石の「家」が規則正しく並ぶ、永久に静かな場所。)ええ、開口一番が愚痴では、笑われてしまう。(言葉を返す誰かなどいないのに、言葉を返すように紡いで、小さな小さな石の「家」の間を行くランタンの灯をしばらくぼうっと見つめた。)   (2017/4/26 00:10:13)

おしらせタール♂鍛冶師さんが入室しました♪  (2017/4/26 00:23:03)

タール♂鍛冶師【こんばんは、初キャラで初のお部屋なのですがお相手していただいてよろしいでしょうか?】   (2017/4/26 00:24:27)

エルソフィ♀司書官【こんばんは、初めまして。はい、初めてがこの堅物でもよろしければぜひに。どうぞよろしくお願いいたします。】   (2017/4/26 00:25:32)

エルソフィ♀司書官【と、現在地が水都の代名詞から少し離れたところにいますので、もしよろしければ市場あたりまで急いで戻らせようかとも思いますがいかがいたしましょう?】   (2017/4/26 00:27:47)

タール♂鍛冶師【ええと、こちらは故郷から街にやってきた感じでそちらの場所に偶然通りかかろうかと思いますので、何処の場所でも大丈夫ですが、市場の方がよろしいでしょうか?】   (2017/4/26 00:29:17)

エルソフィ♀司書官【灯がほぼない墓地と花咲かない果樹の小丘ですが、それでもよろしければ、ええ、拾ってくださっても。】   (2017/4/26 00:34:08)

タール♂鍛冶師【せっかく素晴らしいロルを書いていて、そこにいらっしゃるのですから、是非拾わせていただきますね?上手くあわせれなかったらごめん内ですが】   (2017/4/26 00:35:35)

エルソフィ♀司書官【初めての水都がせせらぎ遠いところで恐縮です(深々。では、お言葉に甘えまして邂逅務めさせていただきます。どうか良き紡ぎとなりますよう。投下お待ちしていますね。】   (2017/4/26 00:36:46)

タール♂鍛冶師 (故郷では代々鍛冶師を営んでいる。自分もその職を継いで一生を終えるかと思うとドワーフにしえてはまだ若い自分には少し耐えられないでいた。そんな折に鍛冶師の製法について街で書物を読んで学んで来いといわれれば喜々として故郷を出て近隣では一番大きな街にと歩いてきた。故郷では自衛のために、ドワーフであるために路力をいかしたハルバードでの武道やある種の間道なども少し嗜み、一人旅にはそんなに苦労はしないが、出会う魔物たちなどを薙ぎ払ってきたので、少し薄汚れたプレートメイルに身を包み、愛用のハルバードを肩に担いで、あともう少しで街につきそうな場所までやってきた。   (2017/4/26 00:42:02)

タール♂鍛冶師夜の道を歩いてドワーフであるために暗視の能力はあるが、ある種の獣除け、もしくはすれ違う人へ自分がそこにいることを知らせるためにと、ハルバードの先に魔力の光をともしつつ丘をあるいていると、ほれぼれとする大樹を見つけて街にまであと少しだがそこで少し休憩しようとその大樹にの傍に歩んでいこうとすると人影を見つけて)んっ…だれかいるのか?(怪しい者ではないと示そうと思い人懐っこい笑みを無邪気に向けながら彼女の方にと歩んでいき、警戒され過ぎないように少し距離をおいて声をかけてみて)   (2017/4/26 00:42:09)

タール♂鍛冶師【初めての場所故にもしも齟齬があればご指摘くださいね。書きなおしもしますので。世界観をよめばソードワールドのことがかかれてましたので、それに準じたドワーフでキャラ作成してますのでもしも不都合があればご指摘くださいませ。】   (2017/4/26 00:43:44)

エルソフィ♀司書官 それにしても、今年は記録からして咲くと思ったのですが……(手を伸ばして、指先触れるのは花弁を見せない蕾。もうすっかり雪の名残もなく、早く咲いた花樹は花弁を落として若葉を繁らせているというのに、まるで冬の終わりに目を覚ましてそのままうとうとと眠り続けるような蕾に、もうしばらく触れてみる。温もりの移ろいで咲くかどうかを決めるのなら、もしかして、と。そんなおまじないが成立した記録も経験もないのだけれど。)……ん――(「誰かいるのか」という声が鼓膜を叩くのと、振り返るのは同時であった。夜の墓地しかないこの通りを行くのは誰、と、問わんばかりに。夜目と魔導光が薄らと照らしたであろう一番の色は、司書官制服の白であったことだろう。碧色紋様を袖裾に縫いあしらった純白の上着は膝丈。足の素肌も白のスラックスと同じ色の靴に包まれていて。黒い髪は背の半ばを過ぎるほどまで長くまっすぐに伸ばされ、モノトーンの中に紫の瞳がある。黒はもう一つ。女が右腕に抱える分厚い黒本。大人の頭一つ分はあるであろう、見目にも重そうなそれ。)   (2017/4/26 00:57:52)

エルソフィ♀司書官ええ、ただの人間が一人。ゴーストの類ではありませんので、ご安心を。(いかんせん、場所が場所である。愛想のある顔を声で言えば寒々しい場所をジョークで和ませたように聞こえたのかもしれないが……生憎と女の声音と表情は真冬の氷のように硬質で、動かない。かといって警戒を露わにしているわけでもないことは、戦歴のある者なら感じ取るものがあるだろか。)   (2017/4/26 00:57:58)

エルソフィ♀司書官【導入につきお待たせいたしました(深々。私の目には「いかにもドワーフさん」ですので、どうか思いのままに。目蓋等もどうかご無理なきよう。】   (2017/4/26 01:00:41)

タール♂鍛冶師(「ゴーストではない」と言う言葉を言う言葉を聞けば、なるほどこの石は墓標かも知れないなと、故郷とは少し違う場所の石の作りに一人で納得していて)ああ、そんなにきれいなゴーストがいてたら、いくら熟練の冒険者でも惑わされていちころだよな、はっはっは(彼女の冗談と思える言葉をきけば、楽し気に笑いながら、彼女の傍にと歩んでいく。ドワーフにしては若いがある程度戦歴をつんでいるので、彼女からはあまり警戒心がないように思えて、楽し気な笑い声とともに、彼女のそばにもう少し近寄り)俺はタールって言うんだ。まぁ、見ての通りドワーフで家業の鍛冶を手伝っているんだが、親に見て盗むのもいいが、書物でも勉強しろと言われて、ロサールの図書館の本で勉強しようとおもってここまできたんだが、ロサールまでまだ距離はあるか?   (2017/4/26 01:11:19)

タール♂鍛冶師(聞いていたロサールの街での道のりは後もう少しだが、もしも地元の物なら詳しいことが聞けると思い、自分のことを包み隠さず伝えながら彼女にこちらは警戒してないと伝える様にひとなっ濃い笑みを浮かべながら、ハルバードの刃を彼女とは真逆のほうに行くようにと肩に担ぎ直して)そいや姉ちゃんはこんな夜更けにこんなところでなにやってるんだ?女一人でこんな所にいてたらあぶねーぞ?俺が悪い奴ならどうする?(大きなお世話かもしれないが、元来の性格からか、無邪気な人懐っこい笑顔から心配そうな表情に変わり、豊かな顎鬚を撫でながら彼女に問いかけてみて)   (2017/4/26 01:11:28)

タール♂鍛冶師【掲示板のプロフィールで読ませていただいてますので、待ち時間の方は全然大丈夫ですよ。こちらはまだまだ瞼の重さは大丈夫ですが、そちらもご無理なされないでくださいね?】   (2017/4/26 01:12:52)

エルソフィ♀司書官【はい、ありがとうございます(ぺこり。なるべくお待たせしすぎないように頑張ります。】   (2017/4/26 01:13:57)

タール♂鍛冶師【いえいえ、エルソフィさんのペースでお楽しみくださいね?こちらも長考気味なのでお待たせしてしまうと思いますで、お互いに楽しめたらとおもいます】   (2017/4/26 01:19:45)

エルソフィ♀司書官私が見るゴーストは悲しいくらいに綺麗でした。吟遊詩人たちが詠い残した表現もあながち大袈裟でもないようです。(さらりと何か物騒なようなそうでないような言葉に返し、月よりも明るい声音に返してくるドワーフの男が語る素性を静かに聞き遂げる。)タールさん、ですね。私はエルソフィ・エデットと申します。(右腕に分厚い黒本を抱いたまま、左手で心臓に手を当てて会釈する。)ここがすでにロサール領です。あちらに見えるのが都の門になります。(指差した方向には、夜目にたよらずとも魔導光の一際強い灯と、佇む騎士らが見えたことだろう。)珍しいですね、この辺りは墓地を抱える事情も手伝って魔物も多く、大回りして南の平原街道から入っている人が多いのですが……。(魔物以前に、初めて水都入りした思い出の道が墓沿いだなんてまっぴらだ――とはいつか来館者の誰かが言っていた。そんな、図書館の一角を預かる身に何の巡り合わせか、本を求めている眼前の言葉に一拍黙ってまばたきをした。もちろん、鍛冶に関する研究本も揃えがある。)   (2017/4/26 01:31:23)

エルソフィ♀司書官お気遣いをありがとうございます。ですが、ご心配なく。自分の身は自分で守れます。知己に挨拶をしにきただけですし。(そう、例え気さくに声掛けて身を案じるこの男が実は怪しい者であったとしても、だ。一度だけ、蕾だけの花樹を見上げて、また視線を戻した。)一本道ですが、よろしければ門までご案内します。私もそろそろ戻ろうと思っていましたので。(言って、小さな丘を下り始める。)   (2017/4/26 01:31:29)

タール♂鍛冶師ほう、そんなにきれいなゴーストなら一度みてみたいものだ…そんなやつに憑りつかれてつかれて殺されるなら死に場所を求めてる男なら幸せかもしれないな…まあ、美しい男だというなら、俺はまったくかんべんしてほしいが、はっはっは(物騒なことを言う彼女にも楽し気に応えて、ハルバードを少し揺らして見せる。普通の鉄製の刃ならもしかして幽体には聞かないだろうが、霊にも聞くと言われる銀製ですこし魔力を帯びえてもいれば、アンデット系には効果的だろうと、もしも武器に関して少し知識あればわかるかもしれない)えるそふぃ…かよろしくな。すまん都会の人の名前はなかなか言いなれないもので、噛んでしまったかもしれないな…(すまなそうに言いながらも、楽し気に不にゃりと笑いかければ、もう一度彼女の名前を小さく呟いて彼女の名前を頭に叩き込もうとしていて)ああ、こっちからの方が故郷からなら近道と聞いたんだが、なんせあいつらのことだ…修行もかねさせようとおもってわざと険しい道を教えたのかもしれないな…   (2017/4/26 01:46:05)

タール♂鍛冶師(苦笑しながら、彼女の問に答えて、自分の身内の仕方なさを肩を竦めてはなして)そうかそうか、それはすまねえ…腕に自信おある奴にあんなこといったら失礼だな…姉ちゃんのような可愛い人でも、魔法とか使うなら、そんじょそこらの魔物なんてめじゃねえだろうしな(武人としてのプライドも持っている物からしてたら、先ほど言ったことが、腕に自信のある物には失礼に当たるかもと思い至り、すまなさそうに頭を下げてそいうも彼女が案内を勝手だてくれれば嬉しそうにほほえみかけて)お、そうなのか?それならお言葉に甘えさせてもらおうか…お礼に酒でもおごろうか?(ドワーフは酒が好きと言うのを体現するように酒の話をもちだして、楽し気に話しつつ、ドワーフにしては大柄なので彼女の歩幅に贈れないで、彼女の後に楽し気についていき)   (2017/4/26 01:46:12)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、タール♂鍛冶師さんが自動退室しました。  (2017/4/26 02:06:18)

おしらせタール♂鍛冶師さんが入室しました♪  (2017/4/26 02:06:25)

エルソフィ♀司書官憑かれる幸ですか……それも、あながち大袈裟でもないのかもしれません。(憑かれた狂気と狂喜の目は、きっと、――思考が余所見しかけたのは墓地の悪戯ということにしておいた。思考を一度閉じるようにして目蓋を下ろし、ゆっくり開いて、歩を進める。土道は生者の道を記すようにところどろこに石が埋め込まれている。進むにつれてそれは石畳の道となる。)どうかお気になさらず。発音しにくい名前だと言われることもよくあります。それと、この服はロサール図書館の制服ですから、巡回騎士の方々にも夜歩きはほどほどにと言われることも、よくあることです。自衛できる司書のほうが少ないですから。銀に魔力を宿らせることができるのでしたら、帰路はありがたく護衛にありつけたと門番に言えますから。(薄いレンズ越しに、紫の視線は肩のに担がれたハルバードの刃をそっとなぞって、ちゃっかりと徒歩数分もない護衛にしれりと仕立て上げた。)都の治安はおおむね良好ですので、どうぞご安心を。   (2017/4/26 02:14:34)

エルソフィ♀司書官(歩は石畳を進む。コツコツと靴の踵が規則正しい調子を刻みながら。)……明日が早いのでエールを入れる気分でないのが申し訳ないところではあるのですが……(そういえば、と、三日月を見上げる。)……ドワーフが店主を務めるお店がありますので、よろしければそこの看板をお教えします。エールも料理も美味しいですし、鍛冶依頼の仕事ももしかしたらありつきやすいかと。(仕事云々は工房に宛があるのなら余計なお節介だったかもしれないが、あの店の風景を思い浮かべたら、つい。そんな言い訳思考の間に、門番を務める騎士らの前までやってきた。)都は初めてだそうです。案内書を。(言いながら左手でドワーフの男を指して紹介すれば、騎士から軽く出身やら用事やらを問われるのだろうが、詰問ではなくただの事務手続き。最後に手渡される薄い羊皮紙の冊子は図書館が発行しているロサールの案内書だ。観光客も多いため、基本的な地理や注意箇所がまとめられたものである。)   (2017/4/26 02:14:40)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、タール♂鍛冶師さんが自動退室しました。  (2017/4/26 02:26:59)

エルソフィ♀司書官【嗚呼、これは……お待たせしすぎてしまいまして申し訳ないです。ええと、お伝えしようと予定していた部分だけ簡単にではありますが追記いたしますので、PC情報としてお持ちください。】   (2017/4/26 02:38:01)

エルソフィ♀司書官(滞りなく門をくぐったのなら、道中はあまり耳に聞こえなかったであろう、山から注ぐ清水があちこち蜘蛛の巣のように複雑に流れて交わる水路の音が盛大に出迎える。水都が誇る美しいものの一つ。いくつもの大小の橋と石畳の道、都の中央にある大きな市場、宿が並ぶ道、まだ開けている酒場からは陽気な笑い声や楽器の和音が。家々には灯が灯り、夕餉後の穏やかな時間を過ごしていていることは、案内役を買って出た司書官の言葉に頼らずとも伝ったことだろう。道中、すでに閉館時刻を過ぎているが遠目に見える白亜の建物を指して、ロサール図書館であると告げ、もう一つ。)――ここです。『穴の開いたブーツ亭』。今日はもう閉店していますが、明日にでも。(こういったことに慣れているのか、言葉を詰まらせることなくすらすらと言葉を並べた女は、帰路へと踵を返しかけて、一つ思い出してまた一つ会釈をした。)――ようこそ、水都ロサールへ。どうか良い滞在となりますように。図書館へのご来館もお待ちしています。(愛想のアの字もない、花弁を頑なに閉じたあの花樹のように硬い声音のままだけれど。)   (2017/4/26 02:50:05)

エルソフィ♀司書官【以上にて独断ながら〆とさせていただきます。遅筆にお付き合いくださって本当にありがとうございました。水都での紡ぎ、楽しみにしています。見守って下さいました窓辺様方にも感謝を。本部屋のほうもお疲れ様でした。――それでは、お部屋お返しいたします。どうかよい夢を。】   (2017/4/26 02:51:36)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2017/4/26 02:51:48)

おしらせタール♂鍛冶師さんが入室しました♪  (2017/4/26 18:01:18)

タール♂鍛冶師【こんばんは、お部屋をお借りします。先日は眠気のことを気にかけていただいてたのに、寝落ちをしてしまい申し訳ございませんでした。その後のロルを拝見させて頂いて、寝落ちの後のロルを書きたいと思い参上いたしました】   (2017/4/26 18:03:02)

タール♂鍛冶師まぁ、愛おしい物や身内がトーストで出て来たら、憑かれても幸せかもしれないな…愛おしい女性やわが子なんかだったらそういう狂気もわからんでもない…(此方の冗談に何やら思考する彼女を見ると、ふむっと一息ついてから、顎鬚を左手で撫でながら穏やかな声でそう答える。歩を進めていくごとに土道は石畳に代わっていき、ようやく街についたと言う実感がわいてきて)お、エルソフィは図書館で働いているのか、それはすごい幸運だ、是非場所を教えてくれ。もちろん、護衛は任せておけ、綺麗な女性をエスコートできるなんざ、男冥利につきるぜ、はっはっは(ロサールには来たことがなく、制服を見るだけでは彼女が図書館の司書だということが全く気が付かなかったので、最初は目をぱちくりとして驚いたが、出会えた幸運にすごく嬉しそうに無邪気に笑い、己の胸をポンと叩いて護衛を引き受けながら、嬉しそうに大きく笑い)ほう、それなら安心して滞在できるな…まぁ、宿賃はある程度はあるといえども、修行も兼ねて都の外の魔物討伐も受けようと思うから、治安維持の一旦も手伝えるかもな…   (2017/4/26 18:03:33)

タール♂鍛冶師(歩を進めながら彼女の言葉にはハルバードで肩をとんとんと叩くように揺らしながら歩いくが、人間である彼女に暗視能力はなかろうと、ハルバードの先端の魔法の光の方向を調整して彼女の前方にと向けていて)そうか、それは残念だな、まぁ、いつか礼でおごらせてくれ、これでもドワーフのはしくれだからな…受けた恩はちゃんと返したくなるんだ(図書館の司書だとしれば、たしかに仕事もあるだろうし、明日も仕事なら無理に誘うわけにはいかないと納得しつつドワーフは約束や義理に重んじるので、楽し気にそう答えた。まぁ、誘っては見ているが、相手が乗り気じゃないなら無理強いはしない性格であり)ほう、同族のお店なら、ドワーフ好みな料理にもありつけそうだな…まあ、この街じゃ鍛冶場のあてがないから、こっちで依頼を受けようとおもうがな(ハルバードを揺らしながらちらりとそちらを見てからまた彼女に向き直り、冒険者として依頼を主に受けようと思うことを告げていて、門まで来れば、案内書を受け取り、それをさっと目を通して、ある程度主要な建物などの場所を頭に叩き込んではおくが、やはりその場を訪れた方がよいと思い、彼女の後をついて門をくぐり)   (2017/4/26 18:03:42)

タール♂鍛冶師(門をくぐれば、今まできこえなかった水のせせらぎが聞こえてきて、歩いているとせせらぎというには大きすぎる水音に、火が身近な田舎暮らしであった、じぶんにとっては初めての物ばかりきょろきょろと周りを見渡していて、陽気な歌声や楽器の音にはすぐにこれを聞きながら酒を飲みたいという衝動を我慢するので必死であった。彼女の案内で彼女の指さす方向をみれば、自分が見たこともないような大きさの図書館で、田舎の図書館との規模の大きさに目をぱちくりとして)ほう、大きいな…あれだけ大きければ、知識をためるに十分な蔵書がありそうだな…(嬉しそうに顎鬚を撫でながら図書館をみてから、彼女に微笑みかけながら答えて)そうか、残念だな…明日また訪れさせてもらうか…(もう一方のほうがすでに閉店していると告げられると、肩を落として残念がるが、すぐまた人懐っこい笑顔をとりもどし、佇まいを改める彼女をどうしたのかなと思い、見つめていると彼女の自然な会釈と歓迎の言葉を聞いて)   (2017/4/26 18:04:23)

タール♂鍛冶師ありがとうな、また図書館ででも会えるのをたのしみにしてる…(固い声色の彼女だが、道中ずっとその調子でここまで案内も買って出てくれたのだから、それが彼女の性格なのだろうと思うと、嫌悪もなく、逆にここまでしてくれたことに好感をもって、嬉しそうに微笑みかけて謝辞を述べるが、これから宿をどうするかに頭をめぐらせるも、まずは酒が飲みたいなという思考が頭を巡った)   (2017/4/26 18:04:33)

タール♂鍛冶師【拙いロルでありますが、こちらの〆ロルはこんな形で書かせていただきました。もしもまたよろしければ、お相手お願いしますね。それでは失礼します。お邪魔しました】   (2017/4/26 18:06:05)

おしらせタール♂鍛冶師さんが退室しました。  (2017/4/26 18:06:07)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2017/4/28 22:52:47)

エルソフィ♀司書官【こんばんは、お部屋お借りいたします。此度はソロルを落としにだけ。】   (2017/4/28 22:53:03)

エルソフィ♀司書官(赤と青と緑と白の硝子欠片をつないで創られたステンドグラスは、陽と風が語る風の移ろいの中で 徐々にその色をくすませていた。きっと一番最初にこの教会が建ったときは、この淡い月光の中でも 眩いくらいに煌めいただろう。)――「星や水の調べでは導けない迷いがあるのですか?」(この暦 に降りたとされる女神デメアの石像の前に佇む純白の後ろ姿へ、初老のシスターがゆったりとした声 音に声をかけた。)……なぜ、そう思うのです?――「あなたがこうして女神の前に佇むときは、い つだってそうだったではありませんか」(佇む純白は、慈愛ある声に振り返ることなく、問いへの答 えをただ黙して聞いていた。その沈黙が、どれくらい続いた頃か。純白――の、変わらぬ出で立ちの 女は振り返らないままに呟いた。)……鍵を託せると思った方に出会って鍵を託し、子供たちの笑顔 を一つ増やせる方に出会い、それでもう十分だと思ったのです。忘れ物は、ないと。(静かに、遠い 女神に語り掛けるように。)だというのに、あの時と同じく守護を誓う言葉を口にしてしまった。( 遠く、遠く。)   (2017/4/28 22:53:12)

エルソフィ♀司書官――「ソフィ……」……シスター、この身に女神デメアの加護を祈ってはくだいさませんか。(遠い 遠い、過ぎたばかりの冬を請うような声音。女神に背を向けて振り返り、氷の眼差しのまま。)これ 以上、誰の心を巣食うことなく、残された役目を全うできるように。(淡い月光がステンドグラスの 色彩を床に落とす、その影の中。初老のシスターは、ゆっくりと目を閉じて、女の左手を両手で丁寧 に掬い上げた。)――「傷を負った者を思うならば薬を分け、心を折った者を思うならば心を分けな さい」(ゆっくりと、詩を編むように流れる言葉の中で、初老の両手は女の細い左手をそっと包みこ んだ。)――「苦難の中でもその教えを守り続ける歩みを、月の満ち欠けは絶えず見守っています。 夜闇を恐れず、赦しを愛しなさい」(まるで、眠れぬ子に絵本を読み聞かせるように、ゆっくりと。 )――「エルソフィ・エデット、汝の夜道を女神の光が暁へと導かんことを」(言葉と温もりをしっ かりと込めてとどまらせるようにして包む両手。それを見つめる女の眼差しは、きっと、月に座す女 神しか知らぬこと。)   (2017/4/28 22:53:19)

エルソフィ♀司書官……ありがとうございます。(手が離れる頃、祈りを請うた女は静かに言った。)しばらく、夜には お会いできませんが、フィルにもアリステアさんにも、どうか内密にお願いいたします。(静かに、 変わらぬ氷の声音で。それを見上げる初老のシスターはゆっくりと頷いて、少し寂寥混じりに微笑ん だ。)――「いってらっしゃい。鍵を手放しても、何色に染まっても、ここはずっと、あなたが帰っ てこられる家なのですから」(その言葉に頷くことは……――)――――いってきます。   (2017/4/28 22:53:28)

エルソフィ♀司書官【以上にて。お部屋をありがとうございました。】   (2017/4/28 22:53:37)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2017/4/28 22:53:43)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2017/5/16 22:53:35)

2017年02月05日 01時04分 ~ 2017年05月16日 22時53分 の過去ログ
【F系】水都ロサール【多目的】
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