「大正浪漫部屋」の過去ログ
現在のルーム
過去ログ一覧
2010年10月13日 22時39分 ~ 2010年10月17日 23時39分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています
野宮春次郎 | > | 『お兄さんでは失礼ですか?コリャまた失礼。同級生でしたかな?』 (変な調子で眼鏡が喋ると一団から爆笑が起こった。春次郎は顔をしかめたが眼鏡はまあまあと春次郎の肩を叩いたのでその場は収まった。なほみの肩を引き小走りに。しばらくなほみの質問には答えず。大分離れてからようやく) 金太郎訓練です…… (そう言ってなほみの反応を待った) (2010/10/13 22:39:01) |
吉野なほみ | > | 違う、そうではないのだ。ソウ、吾輩は……(爆笑が起こる中、イツモのように名乗りを上げようとしたが、春次朗に肩を引かれ、かなり離れたところまで連れてこられた。)急にどうしたのかネ春次朗、折角私が名乗りを上げようとしていたのに。(そうすると、しばらく黙っていた春次朗がようやく口を開き、質問に答えた。)……金太郎訓練?(トテモ怪訝な顔をして少女は言った。学生にもなってそのようなよくわからないことをするのだろうか。)ソリャア、一体全体何なのだ。 (2010/10/13 22:44:08) |
野宮春次郎 | > | なほみさんがあそこで名乗りを上げたらなほみさんが女だって露見します! (少年はほぼ悲鳴を上げた。それから) 女と知り合いだなんて知られたら学友から何を言われるか…… (少年が萎れた青菜の様な顔になって居ると、なほみがさらに質問を重ねてきた) 実は先日……授業中に居眠りをして……(少年は恥ずかしそうに頬を赤らめて) それで懲罰は学生同士で決めろと先生が、それでああなったんです。僕の学校の伝統懲罰だそうです (本番の意味についてはまだ語らない。なほみの反応を待っているようだ) (2010/10/13 22:49:08) |
吉野なほみ | > | ……露見しちゃあいけないのかネ? マア、確かに我々の関係が露見してはまずいかも知れないが……(彼の悩みをアマリ理解していないようだ。男装はしていても、男子の中で過ごしたことなどほとんどないのダカラ。)ホウ、君が居眠りを……なるほど、なるほど……それであのようなよくわからないことをやっていたのだネ。しかし、あのようなのが伝統とは……(少し納得したような顔になったが、まだ疑問は残っていた。)それで、本番とはどういうことなのかネ。懲罰に本番も何もないのじゃあないか。(小さく首をかしげて少年に尋ねた。) (2010/10/13 22:54:08) |
野宮春次郎 | > | 違います違います。関係が露見してもイケナイけれど。恋人で無くたって女と仲良くしていたら制裁を受けるんです (なほみが良く理解していない様なので必死で口を窄めて説明をしたが、すぐさま話を金太郎訓練にもどした) 実は懲罰を受けるのは僕だけじゃなくて、隣の組からも一人。だからみんな組対抗の金太郎訓練だと騒ぎ立てて……勝たないとイケナイんです。僕は (2010/10/13 22:58:10) |
吉野なほみ | > | 制裁? ハッハッハ、ソリャア大変だ。やはり君のところは厳しいようだネ……(そう言っていると、彼は金太郎訓練の話に話を戻した。ドウニモ組対抗で競いあうそうであるが……)大体話はわかったヨ春次朗。しかしその、金太郎の訓練に勝つも負けるもあるのかネ……? (2010/10/13 23:02:16) |
野宮春次郎 | > | 大変ですよ…… (愉快そうな恨めしそうになほみを上目遣いに見ている。こちらは真剣な問題なのだ。なほみの質問にもしばらく口を噤んでいたが) あんな風に組で一番重い人……金太郎役を背中に乗せてクマになるんです。クマが校舎を何周出来るかを競う…… (少年が言い掛けるとまた)《ま~さかりかついだ金太郎♪》(今来た向こうから声が、春次郎の代わりに小太りの少年がクマになり、先ほどの眼鏡を乗せていた。今度はただ遊んでいるようだ) (2010/10/13 23:07:18) |
吉野なほみ | > | ……それは、大丈夫なのかネ?(あの男子を乗せ、しかも熊役で春次朗が何週もさせられるとなると流石に心配になってきたようだ。心配そうな表情を見せて言った。そうしていると、また例の歌が聞こえ始めた。先ほどの小太りの少年が熊となり、眼鏡の男子を乗せているようだ)……私は君の学校はもっと固いものかと思っていたのだが……(その遊びの様子を見ながら呟いた。) (2010/10/13 23:12:04) |
おしらせ | > | 狐京♀11さんが入室しました♪ (2010/10/13 23:16:29) |
狐京♀11 | > | 【お邪魔していいですか?】 (2010/10/13 23:17:07) |
吉野なほみ | > | 【こんばんはー。】 (2010/10/13 23:17:22) |
野宮春次郎 | > | なほみさんが代わりに乗るなら。何周だって出来るのに…… (ため息を吐いているとなほみが心配そうな顔をしてきたので) 大丈夫です。相手の組の金太郎の方が重いし、先に走るのも相手の組ですから、僕は相手をの記録を一歩でも越えたら終わりに出来るんです (なほみを安心させようとして、それから) 固い?あの……ふざけている様に見えますけど、あれでもみんな僕より頭が良いんです…… (心細そうに、どう見てもふざけている一団を見るが、あの中から半数近くが帝学に行くような連中である) (2010/10/13 23:17:42) |
おしらせ | > | 狐京♀11さんが退室しました。 (2010/10/13 23:19:01) |
野宮春次郎 | > | 【こんばんは、なほみさんがよければ僕は平気です。】 (2010/10/13 23:19:05) |
おしらせ | > | 狐京♂11さんが入室しました♪ (2010/10/13 23:19:15) |
吉野なほみ | > | 【こちらは大丈夫ですよー】 (2010/10/13 23:19:18) |
狐京♂11 | > | 【お邪魔します】えっと…ん~っ(背伸びしながら中の様子を見る) (2010/10/13 23:21:49) |
吉野なほみ | > | ハッハッハ、君の上に乗るのも面白そうじゃあないか。(心配そうな顔をしていたが、ドウニモ大丈夫らしいので安心したらしく、面白そうに笑っていた。)成程、なら君が素早くやれば大丈夫というわけだネ……よくわからない懲罰だが、頑張ってくれ給え……。(そして、彼があっちでふざけている一団はどうにも彼より頭が良いらしい。そうなると、やはり皆帝大志望なのだろうか。)……行動と頭脳はまた別ということかナ。 (2010/10/13 23:23:24) |
野宮春次郎 | > | (なほみが上に乗るのが楽しそうと言うので少年は何とも言えぬ表情になった。) 僕の上にですか?ならばあの……今度のって下さい。練習になりますから (上目遣いに顔を赤くして言った。何処までも助平である) 頑張ります。なほみさん。だから応援してください (なほみの言葉に気をよくして) はい、あれがふつうなんです (まだ遊び続ける仲間を見て、中学生男子とは即ちあんなものである) (2010/10/13 23:28:00) |
吉野なほみ | > | う、え……ば、莫迦、そういう意味でいったんじゃあない……助平……(彼の言わんとしていることが理解できたので、こちらも顔を赤くしてしまった。きっと、今度、少女は彼の言うとおりにしてくれるだろう。)そうか、あれが普通なのかネ。男子校とはよくわからぬナ……(自分の知らない世界がそこにはあるようだ。あの中の多くがこれからの日本を背負っていくのだろうから、よくわからないものである。) (2010/10/13 23:33:56) |
野宮春次郎 | > | そういう、意味?あの、やっぱり恥ずかしいですよね。僕の背中に跨るのは…… (少年は赤い顔になった。しかし後で必ず頼み込むつもりである。それから) あの、僕の友達を余り軽蔑しないで下さいね? (なほみの言葉に首を傾げた。もしかすると自分は失望されているのではないか、そう思うと少年は気が沈んだ) (2010/10/13 23:37:52) |
吉野なほみ | > | あっ……(上に乗るの意味を深読みしすぎたのであった。見る見る顔は赤くなり、耳までも赤くなってしまった。) く、ぅぅ……ん? あア、大丈夫だヨ、軽蔑なんてしてはいないサ。ただ少し、不思議に思っただけでネ。(笑顔でそう言った。男子というものは不思議だナと思っているのであった。) (2010/10/13 23:41:25) |
吉野なほみ | > | 【狐京さん、大丈夫ですか……?】 (2010/10/13 23:41:36) |
おしらせ | > | 無言時間が20分を超えたため、狐京♂11さんが自動退室しました。 (2010/10/13 23:41:50) |
野宮春次郎 | > | 【お疲れさまでした。】 (2010/10/13 23:42:07) |
吉野なほみ | > | 【お疲れ様でした……またの機会をお待ちしています。】 (2010/10/13 23:43:08) |
野宮春次郎 | > | ? (なほみが見る見る赤くなるのを少年は首を傾げて見つめた。考えを巡らせて。鈍い少年だがその方面には敏感だ) まさかなほみさん……あの……ソッチもして欲しいです (それから軽蔑してないと言われれば) なほみさんと同じ学校なら良かったのに、なほみさんの学校はやっぱり。なほみさんみたいに、可憐で素敵な人が多いんですか? (2010/10/13 23:45:59) |
吉野なほみ | > | う、ぅぅ、だ、黙れ黙れ……! 莫迦ぁっ、き、君が変なことを言うからダゾ……(顔を真っ赤にして、ぽつりぽつりと、とても恥ずかしいという様子で言った。これではまるで自分も助平な人みたいではないかと。)ハッハッハ、私の通っているところは女子校だからネ、マア、君なら女装すれば入れるかもしれないネ。(冗談を言いながら、彼の質問を聞いた。)私はそんな、可憐で素敵なんかじゃあないヨ……(少々照れながら言う。)そうだネ、私よりもズット女らしくて淑やかな子がたくさんいるヨ……興味が湧いたのかネ?(少しだけ嫉妬心の篭る視線を彼に向けるのだった。) (2010/10/13 23:51:59) |
野宮春次郎 | > | 変な事なんて…… (少年は抗弁した。しかし) なほみさん、なほみさんが助平でも僕は平気です。僕も暇があればなほみさんと……なほみさんとしている事を考えていますから…… (呟くように上目遣いで、ぽつりぽつりと言った。それから、嫉妬のこもった目でこちらを見られると少年はショッキングだった。自分の責任である。女が自信を持つ為には男がリードしなければならないのだ) なほみさん、なほみさんはその……綺麗です。それに可憐だし、凛々しいし……僕はなほみさんが大好きなんです。普段は男らしい格好をしていて、そんななほみさんが大好きだけれど。たまに見せてくれる洋服姿とかセーラー姿のなほみさんは、多分おそらくなほみさんは一番、誰も並ぶ人がいないくらいに素敵です。僕は、僕は、なほみさん以上に素敵な人がいるなんて思いません。ただ、ただきっとなほみさんは素敵な人だから、素敵な人に好かれるんだろうなって。そう思ったんです (2010/10/13 23:59:46) |
吉野なほみ | > | ……莫迦っ、莫迦ぁぁっ! わ、私は助平なんかじゃあない! う、ぅぅ……(思い切り叫んでしまったのであった。さらに春次朗にそんなことを告白されてしまったので、湯気が出そうなくらい真っ赤であった。)うぅ……ホントウ、ホントウか……? 全く、君は、莫迦だ……(立て続けに素敵だとか、綺麗だとか、可憐だとか、凛々しいとか、大好きとかと言われ、照れてしまった。彼にそういわれるだけで、もう何も言えなくなってしまうのだ。)……そんなに言われたら照れてしまうじゃあないか。マッタク……(小さく呟いた。学校でも探偵好きとは知られていて、変わった子だとは思われているが、それなりに確かに友人はいるのであった。) (2010/10/14 00:09:46) |
吉野なほみ | > | 【そろそろ0時なので締めの方向に行きたいのですが、どうでしょうか?】 (2010/10/14 00:10:12) |
吉野なほみ | > | 【あ、0時過ぎてました。】 (2010/10/14 00:10:30) |
野宮春次郎 | > | 僕は莫迦です。でも莫迦だからなほみさんを純粋に好きで居られるんです (少年はなほみの手を取った。それから)《くーまにまーたがりオンマの稽古♪ハーイシドウドウ ハイドウドウ》 (未だ続く少年の学友たちの声、それを気にすることもなく、少年はなほみの頬に口づけをした。) それに、莫迦は嘘をつかないんです。兄さんからの受け売りですけど。なほみさんが信じられないなら何度だって言います (なほみに微笑んで手を引いた。これから邪魔者のいないどこかへデェトに誘うのだ) 【なほみさん、ではそろそれ〆にしましょう。なほみさん、愛しています】 (2010/10/14 00:15:12) |
野宮春次郎 | > | 【あ、気がついてました。少しオーバーしてごめんなさい】 (2010/10/14 00:15:50) |
吉野なほみ | > | う、ぅぅ……ばか……そ、そんな恥ずかしいことをぽんぽんと言うな……(真っ赤なまま、彼に手を取られる。あの少年達の声も聞こえてきたが、もうそれの声もろくに聞こえていなかった。春次朗に、頬へと口付けされれば、こちらも恥ずかしそうにそれを返すのであった。)あア……じゃあ、じゃあ君が連れて行ってくれるところで何度も、何度も言ってもらおうかナ……(恥ずかしそうに笑みを浮かべつつ、彼に手を引かれてそのままデェトへと向かうのであった。狂気の時間の合間の、平和な一時であった。) (2010/10/14 00:19:43) |
吉野なほみ | > | 【ええ、お疲れ様でした。オーバーは気にしなくても大丈夫です! 春次朗……愛しているヨ。次は探偵らしいことだネ……それではお疲れ様でした!】 (2010/10/14 00:20:19) |
おしらせ | > | 吉野なほみさんが退室しました。 (2010/10/14 00:20:22) |
野宮春次郎 | > | (なほみに口づけをされて少年は頬を染めた)何度でも何度でも言います。なほみさんは可憐です。僕がであった中で一番 (そう叫ぶとなほみの手を引いて一目散にかけだしたのであった)【ではお疲れさまでした。】 (2010/10/14 00:22:02) |
野宮春次郎 | > | 【金太郎訓練もしたいな。愛してます】 (2010/10/14 00:22:27) |
おしらせ | > | 野宮春次郎さんが退室しました。 (2010/10/14 00:22:41) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/14 00:25:26) |
霧島 真紅郎 | > | (平和な時間を縫うようにして――狂気は蠢動する。) (2010/10/14 00:26:02) |
霧島 真紅郎 | > | (彼らが平和なひとときをすごしていた公園――平和な時間を邪魔することが無いよう、神が計らったのだろう。子の刻に彼は同じ場所を訪れていた。)……。(ぼりぼりと、頭を掻く。今日は二人目の人間を喰らい、割りと満足していたつもりなのだが――つもりはつもりでしかなかった。餓えと渇きがいえない。) (2010/10/14 00:31:28) |
霧島 真紅郎 | > | (人の気配はするものの、夜の街は静かだった。帝都の通り魔に気をつけているのか、夜歩くのも大路やら人の多いところで――路地裏にそれることなく、まとまって動いている。)……つれないな。(どうにも騒がせすぎたか。狩る人間がいなければ、さしもの鬼もそれらを血祭りにあげることなど出来ず――。かといって堂々と大路で殺戮を繰り広げればそれこそ最後の晩餐となってしまう) (2010/10/14 00:37:18) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが入室しました♪ (2010/10/14 00:39:12) |
清里梓月 | > | 【こんばんは。少々お邪魔しても宜しいでしょうか】 (2010/10/14 00:39:32) |
霧島 真紅郎 | > | (もどかしいものだな。そうして今日は残念無念と――既に二人を喰った身でありながら、心躍るような食事とならなかったことに軽く不満げで)【こんばんわ、どうぞどうぞъ( ゚ー^)】 (2010/10/14 00:40:05) |
清里梓月 | > | 【ええと、一応使い捨てではないキャラクターなので、重症程度にとどめて頂けると幸いです・・・】 (2010/10/14 00:41:04) |
霧島 真紅郎 | > | 【ころすなんてとんでもない>< きっと気まぐれで逃がしたり、巫女さんが着てくれるので大丈夫です】 (2010/10/14 00:42:15) |
清里梓月 | > | 【一度殺戮ログを拝見してしまったので、全員そのコースかと思いました、すみません!安心しました】 (2010/10/14 00:43:21) |
霧島 真紅郎 | > | 【しかも冬の字のご友人Σ(´д`*) これは助けが入るかもですね;; 流れに任せましょう。よろしくおねがいしますb】 (2010/10/14 00:45:07) |
清里梓月 | > | 【はい。野宮氏とは幾度かご一緒させて頂きました。実は昨夜も。しかしこの時間帯で助けを望むのは無謀やも知れません・・・とりあえず死なないように頑張ります】 (2010/10/14 00:46:39) |
霧島 真紅郎 | > | (ふと、”視られ”ているような感覚を受ける。真紅郎の妖としての本性――その身の回りにまとわりつかせた怨霊達、哀れな人間の魂。それらはどすぐろい墨のように彼の周りを漂っていて――視るものが視れば吐き気をもよおしてしまうような、視覚から腐臭と、むせ返るような血の臭いを感じさせる。そういった感じだった) (2010/10/14 00:49:23) |
清里梓月 | > | (・・・出歩くには少々不穏な時刻ではある。宵闇に包まれた帝都、その裏通りを独り歩いている。少年から青年への過渡期といった頃合の若い男である。ひょろりと華奢な体躯、異国の血を思わせる色素の薄い髪や肌色。何より特筆すべき点は――左の義眼、そこに映る此の世ならぬモノの数々、実体を持たぬ意識や残留思念を垣間見てしまう体質であろう。過日、とある顔見知りに邂逅した折もこのような夜更けのことであった。その時もまた、こうして闇の帝都の”視えぬ姿”を眺めていたのだった) (2010/10/14 00:49:52) |
霧島 真紅郎 | > | (……本性を勝手に見られるというものはあまり気分のよいものではないな……。だが、”面白い”。眼光鋭く辺りを見回し、その視線――向けられているかどうかも分からないソレを探して、ぼりぼりと頭を掻く。巫女か、異能か、もしくは同業か。)……何者だ(裏通りに低く響く声で、辺りを見回す) (2010/10/14 00:54:00) |
清里梓月 | > | (・・・ふと空気が騒めくのを感じ、足を止めて立ち止まった。濃厚な血と死の匂い、隠そうともしない禍しき気配が濃密に滲出しているかのようである。いがらっぽく絡む喉に一度咳払いをし、口元をぬぐいながら左の義眼を薄く眇めた)・・・人殺しとは、不穏な・・・。(手を外した口元には、聊か酷薄とも見える微笑を浮かべている) (2010/10/14 00:58:41) |
霧島 真紅郎 | > | (長身長髪――この時代にしては珍しい容姿。今宵の空のような群青の羽織と、彼の本性を思わせる黒の着物に身を包んでいる真紅郎。体つきこそはがっちりとした、男のそれであるが、顔は中性的で、肩まである長い髪もあいまって女のようにも見え――美しい、整った顔をしていた。)……フフッ……人殺し、か。(髪をぼりぼりと掻き、嬉しそうにギザギザの歯を覗かせて嗤う。)どうにも、良く見えすぎる目を持っている用じゃないか、君。(声の主へと、一歩近づく) (2010/10/14 01:02:02) |
清里梓月 | > | (まるで宵闇が凝ったかのように実体を現した相手の姿に、ゆっくりと目を見開き――そして、場違いなほどに甘く、ゆるりと微笑んだ。)・・・人間では無い、ねェ・・・、はは、兄さんは何者です?(目を揶揄されれば一層、尚愉しげに微笑んだ。しかし視線ばかりはしっかりと、相手に据えたままである)・・・あまり喰い荒らすのも如何かと思いますよ・・・僕などが申し上げることでは有りませんけれど。随分有名な事件になっていますよ?(肩を竦めて、ちらりと。戯けたような色合いの眼差しを向けて) (2010/10/14 01:08:48) |
霧島 真紅郎 | > | (異能の者に出会うのはコレが初めてではない。ただ一瞬で看破されるのは久しぶりで――彼はとても良い眼を持っている様だ)その良く見える目で覗けば、俺の額に角の一本や二本見えないか、君(自身のくちびるを撫で回し――おどけた様なそぶりを見せる彼へとまた一歩近づく。低く威圧しながら、背筋をゾクリとさせるような甘い響き。女を安心させ、捕らえる為の作り物の声)喰い散らかすのはとても好い。特にこの帝都は――時折君のような珍しい者がいるじゃないか。 (2010/10/14 01:13:49) |
清里梓月 | > | 角、ねェ・・・、成程、鬼という訳か。(”視える”仕組みがどういった代物であるのかは自身にも皆目不明であり、確認の仕様が無い以上、そこに映っているモノが本来の姿であるという保障は全く無い。少なくとも目の前の相手の額に角らしきモノは見えなかった。しかし、本当はあるのやも知れず。視得たところで何の得もありはしまいと結論づけて、無言で笑みを浮かべるにとどまった)・・・まあ確かに、僕は珍種ではあろうなァ・・・。なにせ異国の血を混ぜた雑ざりものの血が流れている。おまけに僕のじい様は、医者の癖に陰陽道なんぞに凝った変わり者でね。僕の目玉を一ツ何処かへ遣ってしまったのもそのじい様で、鬼に喰われちまったとか何とか言ってたが・・・。その話によると、どうやら僕の目玉を喰った鬼は死んだそうですよ。兄さんの命も保障しかねるってトコだ。(鬼を名乗る相手の甘い声音に目を細めつつ。酔うようにうっとりとした表情さえ浮かべながら嘯く) (2010/10/14 01:23:46) |
霧島 真紅郎 | > | 所謂『てっぽう鍋』かね。それは喰い甲斐があると、そういうものだよ。君。(嗚呼、こいつのような奴は以前も逢った気がする。あいつは西洋にかぶれすぎていただけだが――少し腕をひねると慌てふためいたものだ。最初から恐怖に震えないものでも、かならず最後は涙を流し、命乞いをする。大抵の人間はそういうものだ。ずんずんと、威圧感を増しながら彼へと近づいていく。背を向けた時がこの若者の最期だ。腰から上をそっくり引き抜いてやろうか?否否、足だけ?いでその見えすぎる眼に、普通のものでは視得ない様な何かを刻み込んでやるのも好い。丁度今日は二人喰って――割りと満足している。そして手の届く距離まで――あと一歩と差し迫った) (2010/10/14 01:26:15) |
清里梓月 | > | (近付けば相手は見上げるほどに長身であった。整った顔立ち、眼差し、蠱惑的に奏でられる声。その一つ一つ何もかもが獲物を捕らえるための餌なのだろう。彼に”喰われた”) (2010/10/14 01:28:32) |
清里梓月 | > | 【ごめんなさい押し間違えました!まだ続きます】 (2010/10/14 01:28:45) |
霧島 真紅郎 | > | 【了解です><】 (2010/10/14 01:29:09) |
清里梓月 | > | 彼に”喰われた”人々は、断末魔の刻など寧ろ幸福でさえあったかも知れない。そう思うと何やら愉快にさえ思えた。近付くほどにその禍々しいとしか言いようのない気配、瘴気のように吹き付ける死の気配に、心臓が大きく音を奏でた。いっそう愉しげに相手を見上げた表情は寧ろ狂気であろう。死ぬかも知れない、その予感は酷く甘い陶酔感に満ちていた)・・・僕を喰うかい、兄さん?(囁く声は鬼に劣らず、睦言のように甘い) (2010/10/14 01:32:59) |
霧島 真紅郎 | > | (下から見上げる若者は細く、華奢な体つきをしていた。おまけに髪の色や肌は霞かかったように薄く、異国の血を混ぜた、というのはどうやら間違いでもないらしい。自分を喰うか、と申し出る彼に少し眼を大きくさせ、驚いたが――)ああ、異国の味付けがなされているのだとしたら――趣き深い。味見でもさせてみろ(そういって、無骨な手で若者の顎をくぃ、と上に引き上げ、その顔を覗き込んだ。舌をくちびるに這わせ――ぺろりと、舌なめずりをした) (2010/10/14 01:37:21) |
清里梓月 | > | (相手の物言いに可笑しげに肩を震わせた)・・・美味いか如何か、口に合うかは保障し兼ねますけどね・・・。(されるがまま顎を持ち上げられ、相手の顔を真正面に見る。成程端正な顔立ちである、これならば鬼と知って尚彼に身を捧げる者があってもおかしくはない。無論自分はそういうつもりではないが。・・・否、扨て、それはどうだろうか。)・・・腹ァ壊さないといいが。(ぼそりと場違いな言葉を落としたのは、僅かばかりの緊張故であるのかも知れなかった) (2010/10/14 01:43:10) |
霧島 真紅郎 | > | (真紅郎の長く伸びた髪が若者の頬をくすぐる。秋の冷たい風がどう、と吹き、二人の間を駆け抜ける。鬼の目は金の輝きを帯び、獲物をどう喰らおうか、このひと時を楽しもうかと思案している。どうやら甘い声と容姿で蝶を捕らえたと思っていたが――随分と誘惑されていたらしい)ふふッ……腹を壊すか。面白いな、君は(場違いな台詞に嗤う鬼。どうやらどうやら、この若者は随分と肝が据わっているらしい。だが――彼の腕を取ると、きつく握り締め、捻りあげる)実に面白い、気に入ったぞ? (2010/10/14 01:45:45) |
清里梓月 | > | (爛々と獣じみた光を帯び始めた目に、如何やらこれが本性の姿であるらしい――と、思考の片隅で感嘆した。今まで垣間見てきた異形とは大分種を異にするようだ。徐々に心拍数が落ちていくのを自覚する。これは、緊張感が増した際の癖のようなものだ。これを感じるたびに、死に近づく感覚を味わうのだ。その感覚は、嫌いではない)・・・気に入って貰えて、光栄・・・と言うべきでしょうか?(捻り上げられた腕に走る痛みをゆっくりと意識に落としつつ。静かに、息を吐いた) (2010/10/14 01:52:06) |
霧島 真紅郎 | > | 賢しいな。(頭の良く回る、口の減らない若者だ。今までに余り見たことのない――どこか達観しているような。むしろ望んでいるような……ならばその誘いに乗るのは些か癪だろう。上手く死地を乗りこえてしまいそうな彼を賢しいと、そう評する鬼。だが血への興味は尽きず、捻り上げた手をゆっくりと口元に運び――その手の甲へと歯を立てる。とがった歯を突きたて、スライドさせると、がり、と音を立てて手の甲に薄く傷がつき血が滲み出す。)怖くは無いのか、君。(舌の先で、丁寧にゆっくりと血を嘗めとる) (2010/10/14 01:57:54) |
清里梓月 | > | (触れた唇は冷たく、人では無い事を如実に知らせた。自分の手に鬼の歯が突き立てられ、引き裂かれていくさまはまるで他人事のように思えた。痛みは未だ遠く、実感するには及ばない)・・・何を怖がれば良いのかが判らない。僕は壊れているんだろうな(血を舐め取られる感触はゾクリとするほど一層心地良く、思わず溜息を吐いた) (2010/10/14 02:03:47) |
霧島 真紅郎 | > | (自身を壊れたという若者。これほど肝の据わって、かつ繊細な若者は中々にいない。これは喰い散らかすよりも、少し遊ぶ方が愉しいだろう。彼は一歩でも踏み外せば落ちてしまいそうな細い橋を渡りきったのだ。その少し狂気染みた感覚で)――君の血は金木犀の匂いがするな。(彼の腕を取ったまま、肩をつかみ、近くの壁へと押し付ける。スンスンと鎖骨の辺りを犬のように嗅ぎ――手を握る力を弱める) (2010/10/14 02:08:06) |
清里梓月 | > | ・・・へえ、金木犀・・・(鬼と名乗り露悪を尽くす姿には不似合いな、風流じみた表現に意表を突かれた。生き死にの問答よりもそちらの方に興味を惹かれるあたり、矢張り少々感覚異常なところである。首筋や鎖骨にかかる相手の髪の擽ったさにくつくつと笑い出し、自ら壁に背中をあずけた)・・・矢ッ張り不味かったみたいですねェ・・・その様子じゃ、(喰らう気配を見せない相手に、小首をかしげつつ戯けた様子で苦笑を向けた) (2010/10/14 02:14:26) |
霧島 真紅郎 | > | (和装の若者が軽く嗤いながら襲われている姿は酷く現実離れしており――事実現実離れした異形のものに襲われているのだが、どこか幻想的にも、文学的にも見えた。)好い香りがする。(不味かった、という若者。その言葉に何か感じるものがあって――掴んでいた両手を離し、一歩後ろへと下がる鬼。先ほどまで若者へと放たれていた威圧感を引っ込めて、しげしげとその全身を眺める)気が変わった。君の名は何と言う。(彼の名を尋ねる鬼。) (2010/10/14 02:18:41) |
清里梓月 | > | (今まさに喉笛を喰い千切られてもおかしくはない状況でありながら、何やらとても愉快な有様であるように思われて仕様がない。見上げた空には月も星もない、ただ漆黒が広がるばかりの帝都の宵闇。死ぬなら今が善いかも知れぬ、とさえ思うほどに。・・・と、ふっと拘束が解かれて現実へと意識を戻し、唐突な問いに首を傾げた)・・・名ですか?清里梓月と申しますが・・・(名など聞いて一体どうするものか、皆目見当がつかない) (2010/10/14 02:24:35) |
おしらせ | > | 狐京♂11さんが入室しました♪ (2010/10/14 02:25:03) |
霧島 真紅郎 | > | (名を知ることは相手を支配する〈知る〉ことと似ている。あやかしの世界ではそういった考えがあるのも事実だった)清里梓月……か(それを知る由もない若者――数世代前ならもしくは別の名を名乗っていたかもしれないが――あるいはこの若者もしれと偽名を使っているかもしれない。)不思議な男だな、君は(すっかり目の前の若者――梓月を喰う気は失せてしまった。彼のような貴重な存在を今喰うには惜しい) (2010/10/14 02:29:57) |
おしらせ | > | 狐京♂11さんが退室しました。 (2010/10/14 02:30:36) |
清里梓月 | > | (気付いてみれば禍しき気配も何もかもがさっぱりと消え失せていた。そうして見れば目の前の相手はただ見目の整った人間の男のように見えなくもない。しかし義眼が――彼の姿を”映している”以上、矢張り化生の類である事は紛れもない事実なのであろう。ところで清里には陰陽、呪術の類には全く疎い。勿論偽名を使うなどといった頭ははなから持ち合わせておらず、名乗ったのは無論本名であったが、本人はその危うさなど知る由もない。負傷した手を袂に収めながら、ゆるりと悠長な笑みなど浮かべて)・・・矢張り夜の散歩は善い。兄さんのような面白い方に逢えるのだから。(死の危険に直面していた事など綺麗さっぱりと忘れたような物言いである。流石に相手をも呆れさせるであろう) (2010/10/14 02:36:57) |
霧島 真紅郎 | > | きよさと しづきと云ったな(ただ、この若者の意識を支配しても何ら愉しくはない。彼独特の考えと、感性に任せて話すほうが些か愉しいだろう。)君も面白い、血の匂いも強く、美しい。手荒にして済まなかった(眼を細め、薄く微笑みかける。この若者はもう少し――楽しんでから喰えばいいだろう。前髪をかきあげると、金の双眸は輝きをゆっくりとおさめ、黒い瞳に戻っていく) (2010/10/14 02:41:56) |
清里梓月 | > | いや、別に。(謝罪の言葉にあっさりと首を振った。ふと思いついて一度袂に仕舞った手を出して傷口を舐めてみる。・・・しかし、鉄錆びた腥い血の味がするばかりで、金木犀の匂いなど全くしなかった。鬼である彼しか感じられない感覚なのだろうか、だとすれば、矢張り鬼も風雅なものだ。実に興味深い)・・・聊か拍子抜けだったな。てっきり喰われちまうかと・・・、まあ喰われずとも、手足の一ツ二ツは?ぎ取られるかと思ったんだがなァ?(今更莫迦なことを言い出しては思い出したように笑う。どうにも壊れているらしい、自覚はある) (2010/10/14 02:48:09) |
清里梓月 | > | 【↓~一ツ二ツは”もぎ取られる”です。バグりました・・・】 (2010/10/14 02:49:08) |
霧島 真紅郎 | > | 【もぐばぐりますよね><;; 了解です】 (2010/10/14 02:49:36) |
清里梓月 | > | 【環境依存文字なんですね・・・。余計な真似をしたせいです(笑】 (2010/10/14 02:50:07) |
霧島 真紅郎 | > | ではもいでしまおうか(ぽきぱきと指を鳴らし、冗談めいた――でもどこか本気そうな口調で笑いかける)それより君、酒はいける口か(名前さえ分かれば、彼の居場所を見つけるのはたやすい。それどころか彼を強引に呼び寄せることも可能だろう。)今度持ってゆこう、その名も”鬼殺し”だ(近年稀に見る珍しい類の人間だ。コレを放っておくはずがない。むしろ――飽くまで貪りたい。ごくりと喉を鳴らす音を必死で押さえ、)もう少し、君のことが知りたくなった(血から読み取った、断片的な彼の記憶。そこにはいつぞやの天狗と似たような声が……?気のせいだろうか) (2010/10/14 02:53:11) |
清里梓月 | > | 出会いのしるしに、骨くらい折っても構わねェよ?(此方もまた冗談めいた・・・かどうかは微妙としか言いようのない、実は本意ではあるまいかといった口振りである)酒、ですか・・・(一応未成年ではあるが、そこは未成年だからこそというべきか、勿論悪戯半分に口にしている)・・・多少ならば、お相伴に与れますけれど。(しかし”鬼殺し”のくだりには、さすがに噴き出した)・・・僕も、兄さんの事がもっと知りたいです。勿論、裏も表も全て・・・というのは、まァ無理でしょうが。(鬼と知己を得られることなど滅多にありはしまい。そこに純粋な興味だけを持ち得るあたり、矢張り異様ではあろうが。) (2010/10/14 03:01:04) |
霧島 真紅郎 | > | ふふッ……気持ちだけ受け取っておくよ。また縁が合えば、肴と酒を持って君に逢いに行く。全ては……確かに難しいな(嗚呼、折られるのも構わないといわれれば、天邪鬼。傷つけることに興味はうせてしまい、もう少し語らいたいとも思う。この若者、考え方は達観しているが、見かけから考えるにおおよそ20より手前だろうか――と考えたところで、見かけなど我々には当てにならないものだと思い出し、苦笑する。随分と人間臭く、世俗にまみれたものだ。) (2010/10/14 03:09:05) |
清里梓月 | > | ふ・・・、そうですか・・・(正直に言って少しばかり残念に思った、折られても一向に構わなかったのだが。しかし、どうやら相手はもう全く害意を持ってはいないらしいことを実感した。)・・・ええ、是非いらしてください。僕はいつでも大歓迎です。まったく、兄さんと語らうのは愉しすぎますからね・・・(もしやこの話術も餌の一環やも知れぬ。だとすれば益々面白い、興味は尽きない) (2010/10/14 03:15:58) |
霧島 真紅郎 | > | では、君を喰い損ねたのでね、別の獲物を探しに行くことにする(羽織を翻し、梓月に背を向ける。彼の夜遊びをこれ以上引き止めても仕方があるまい。遊びとは流動的であるものだ。一箇所に留まらず、流れ、動き続けることで川のように流れ来る快楽に身を委ねるのだ。ただし酒を楽しむのは――この限りではない。もっとゆるりと、流れる時間を出来るだけ遅く、引き伸ばすように、かみ締めるように楽しむ。それがこの人間くさい鬼の美学――とも呼ぶべき考えのひとつだった。人の命を刹那に摘み取る楽しみとはまた違った快楽。有意義な時間に満足したように、おだやかな微笑を浮かべて立ち去る鬼。別の獲物を探すと言ったが――今宵はもう人は喰わぬだろう) (2010/10/14 03:20:19) |
清里梓月 | > | (・・・別の獲物を、ということは、また凶行を犯すのであろう。それを止めも咎めもせず、まるで親しい友人を見送るかのような呑気さで見守っているのだから、外道とは寧ろ清里自身を指すのではあるまいかと、ふと思う。しかし今宵の邂逅は実に貴重、且つ有意義で、大層愉しいものであった。常日頃虚実のはざまを等分に眺めながら生きている身ではあるが、幻惑じみた空間にすっかりと身を浸した時間はまことに幸福であったように思われる。実際は鬼に命を喰われかけたというにも関わらず、今思い返して感じるのは何やら甘い囁きと愉悦しかない。恐らくまた逢えることだろう・・・そんな気がする。残された甲の傷を指先でなぞりつつ、かすかな痛みと共に今宵の記憶を深く刻みつけた) (2010/10/14 03:27:56) |
霧島 真紅郎 | > | 【おつかれさまです><】 (2010/10/14 03:28:58) |
清里梓月 | > | 【思わぬ長丁場でしたね・・・。予想外の結末でした(笑】 (2010/10/14 03:29:27) |
霧島 真紅郎 | > | 【歯向かってきたり、がくがくぶるぶるしたら食べちゃうんですけどー・・・食べなかったですね;; 長丁場おつかれさまです><;;;;】 (2010/10/14 03:30:59) |
清里梓月 | > | 【重傷覚悟で入室したので、まさか仲良し(?)になれるとは全く思ってもみませんでした。あ、味見くらいならいつでもどうぞ(笑】 (2010/10/14 03:32:04) |
霧島 真紅郎 | > | 【味見シーンはきっとすごく薔薇の香りが!*>_<* 首筋に噛み付いたり、手首にスッと傷つけたりムッハー】 (2010/10/14 03:33:47) |
清里梓月 | > | 【なんかこの・・・真紅郎と背後さんのギャップが素敵ですよね・・・(笑) 清里も予定外にぶっ壊れましたので、もう平気で喰われちゃうと思います!】 (2010/10/14 03:35:58) |
霧島 真紅郎 | > | 【背後は腐ってるので気にしないでくださいΣ(´д`*) さいしょ きよさとしづき って読めなかったのはないしょです;; きっと清里くんはお昼は真面目な好青年です!;;;】 (2010/10/14 03:37:50) |
清里梓月 | > | 【ごめんなさい、うちも背後は腐ですので、味見シーンはもうご遠慮なく!(笑) 設定としては、一応医者の息子で将来は跡を継ぐ予定です・・・。こんな医者いやですけど!(笑】 (2010/10/14 03:40:06) |
霧島 真紅郎 | > | 【だから抵抗が甘かったんですね!;;;;; モニターの前でにやついてしまう><;; お医者様の一人息子を毒牙に・・・(☆w☆*】 (2010/10/14 03:42:14) |
清里梓月 | > | 【バレましたか・・・。勿論、背後は「もっとやれ!!(嬉」だったのが正直なとこです。あ、ほんとに、全然OKですよどこまでも(笑】 (2010/10/14 03:43:55) |
霧島 真紅郎 | > | 【少し仲良くなって、ツっこんだ話をすると不機嫌になって――な展開がありがち!ありがち!;; シンクローはツン8:デレ2の黄金比ですよっ!ツンが酷すぎますけど!;;;】 (2010/10/14 03:47:03) |
清里梓月 | > | 【兄さんツンデレですか!かっ、可愛い・・・(笑) 清里なんてもう、キチガイ9:正気1ですから。快楽とか本能には全力で流されます。若さゆえの無謀な過ちで(笑】 (2010/10/14 03:50:32) |
霧島 真紅郎 | > | 【無謀すぎる;;;若さってこういうことなのね・・・*>w<* それでは凄まじく遅い時間になってしまいましたが……;;おつきあいありがとうございました(*^ヮ')b】 (2010/10/14 03:51:45) |
清里梓月 | > | 【ですねぇ・・・。夜中頃は毎日うろついてますので、宜しければ是非またお相手下さい!】 (2010/10/14 03:53:08) |
霧島 真紅郎 | > | 【こちらこそヽ(´▽`)ノもっと大正っぽくしたいとか思いつつ・・・ ではでは夜の闇にまぎれて――どろんっヾ(´・ω・`)ノ゙ 】 (2010/10/14 03:54:59) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/14 03:55:13) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが退室しました。 (2010/10/14 03:55:28) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが入室しました♪ (2010/10/14 13:57:02) |
倉間なごみ | > | (さあびすと言うのだとか。ミルクホールに足を運び、一杯の暖かな牛乳をくださいと注文すれば、気兼ねなく新聞を読ませてもらえる。余暇をこうして過ごすのもなごみの愉しみのひとつであった。もっとも日常生活における殆どの事柄が愉しみではあるのだが) (2010/10/14 14:01:38) |
倉間なごみ | > | (もちろん学友も連れずに来た一人の身、あまり長居するのも印象は良くなかろう。お家の方々の風評にも関わるかも知れない……あの方達は気にはしないだろうが、これはなごみの勝手な信条である。新聞を一部読むのにそこまでの時間はかからないだろうし、文面を解釈して思索にふけることだって――)差し出がましいながらお嬢様にはお気を付けるようにと口出しさせていただきましたが……(相変わらず剣呑な報には、端正な顔を憂鬱に沈めずにはいられない。新聞を膝に置いて、ほっとみるくを口休めに一口、すすった)あつ、はふ……ふぅ。 (2010/10/14 14:07:50) |
倉間なごみ | > | 壁に耳あり、障子に目ありとでも申しますか……おっと。(思わず手元で口許を隠して、白いおひげをちらりと舐める。逢瀬もままならぬ夜歩きの危うしはもちろんのことだが、今更ながら考えてみるとこの新聞なるものもなかなかに悩みの種である。遊びは密やかに、それでいて雅に行いたいものだ。しかしちょいと無茶をして、もしもこの新聞に自分の行いが載ってしまったら……人は信じよう。先入観とは恐ろしいものがある。)わたくしとしたことが。(睫の影を落として、考え込む。生真面目そうな風貌の下で悪巧みを。) (2010/10/14 14:21:59) |
倉間なごみ | > | 如何に舞ってみせましょうや……。(しかし、口許は笑んでいた。花開くこの世、いくらでも愉しみようはある。網が張られていようと、なにをせども受け入れられるのだ。好い、好いと、昔からの笑みが途切れなければ、何事も万事上手く行くであろう。思索を抱いたまま。)お会計、お願い致します。 (2010/10/14 14:48:17) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが退室しました。 (2010/10/14 14:48:19) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが入室しました♪ (2010/10/14 15:29:20) |
清里梓月 | > | 【こんにちは。しばしお邪魔致します】 (2010/10/14 15:29:35) |
清里梓月 | > | (・・・清里醫院・住居棟私室にて。壁際に設えられた寝台に四肢を投げ出し仰向けに横たわっている。目を閉じてはいるが、眠っているという訳でも無く。袖口から覗く左手には真新しい包帯が巻かれており、生白い肌を更に病的なものに見せている。・・・無論、見かけとは裏腹に至って健康体ではある。ただ少しばかり疲労しているだけであった。昨夜の幻惑――虚構じみた一夜に、未だ半ばほども心を囚われている) (2010/10/14 15:35:08) |
清里梓月 | > | (包帯には生々しい色合いの鮮血がまたじわりと滲みはじめていた。何度替えてもすぐに汚れてしまう。些細な傷であるように思っていたのだがどうやら塞がらないらしく、緩慢ではあるが出血が続いているのだ。痛みは然程酷くは無いが、うずくような疼痛が続いている。元々血の気の少ない質である、このまま出血が続けばそのうち貧血を起こすに違いない。実際、少しばかり意識は朦朧としていた)・・・ふ・・・、否然し・・・昨夜は・・・、(うつろげな視線を上げて、口許を僅かに緩めた。カーテンを引いた部屋は薄暗かったが、漆黒の宵闇には全く及びはしない) (2010/10/14 15:45:42) |
清里梓月 | > | (重たげに腕を持ち上げて目の前に翳し見る。嘘のように赤い、やけに色鮮やかな血液である。金木犀の匂いなど――そんな、甘く馨しい香りなどするものか。顔に近づけてみても、衛生材料特融の苦い匂いしかしない。麻薬めいた恍惚、陶酔。恐ろしくも蠱惑的な感傷。血の滲む包帯を唇に押し当てて、静かな溜息を吐いた) (2010/10/14 15:58:30) |
清里梓月 | > | 【一旦失礼致します。お邪魔しました】 (2010/10/14 16:01:01) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが退室しました。 (2010/10/14 16:01:04) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/14 18:30:30) |
霧島 真紅郎 | > | (鈴虫が鳴くのを止めた、彼が歩いてきたからだ) (2010/10/14 18:32:07) |
霧島 真紅郎 | > | (ぶらり、ぶらりと当ても無く歩く。「はて、今日は何にしようか。」今晩の獲物を思案し、見つけ次第食い荒らし、眠たくなったら寝る。いつからこんな生活を続けているだろうか。)――忘れてしまったな。(風がひゅう、と吹きぬける。世間を脅かすものとして幾星霜、今の時代においては帝都の通り魔という名誉な名前まで与えられ――新聞にまで取り上げられる有名人……有名鬼か。最もその実を知るものはいないし、目撃者もいない、被害者は何れも腹の中にいるから――公僕共はいよいよ魔性の仕業と、あらぬことを記者共に口走る始末。) (2010/10/14 18:38:27) |
霧島 真紅郎 | > | (「……いっそ名乗り出ようか」暇に頭をやられた妖。いつの時代も長い時間を生きた彼らの最大の敵はこの”暇”だった。それを癒すのに一番よいのが――人殺しというか、その生血を啜り、肉を喰らう行為だったのだが……。「そろそろ飽いたかもしれない。」美味いものでも毎日食えば飽きるものだ。俗世にまみれたこの鬼は――最近考え方までそこらの人間と余り変わらなくなっていた。こうして妖というのは消えていくのかと、そう思ったりもした。) (2010/10/14 18:43:03) |
霧島 真紅郎 | > | (でもやはり本性は妖のそれであるから――人間になってしまうと言うのは、人が虎になるくらいありえぬことだ。本質的なものは人間のそれと一線を画している。)歯ごたえのあるものでも居ればいいんだが(贅沢な望みだった。夜の帝都は通り魔の噂――いつしか噂を通り越し、毎晩一人やられるという恐怖で出歩くものがめっきりすくなくなって。自分で招いたこととはいえ、些か面倒に感じていた) (2010/10/14 18:46:35) |
霧島 真紅郎 | > | (薄茶の着物に黒の羽織り、肩まである髪をなびかせながら風を切って歩いていく。人通りの少なさに辟易して、頭を大儀そうに掻きながら――それでもどうしようもないことなので暇そうに歩く。「愉しいことは無いものか」今は喉の渇きよりも人肉への餓えよりも――むずかしいところで餓えていた。どうせそれも目の前に獲物が現れるまでの短い間だろうが) (2010/10/14 18:50:18) |
霧島 真紅郎 | > | (――ピンと来ない。どうにもぴんとこない。獲物さえ選ばなければどれでも喰えそうなものだが――気が乗らない。鮨屋でどれも美味そうなネタが無いのに似ているかもしれない。ぼりぼりと、頭をまた掻きながら夜の闇へと消えていく。後には人気も虫もないような、寂しい気配が広がっているだけである) (2010/10/14 19:01:11) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/14 19:01:13) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/14 20:22:27) |
霧島 真紅郎 | > | 【ROM多いのに謎の部屋……!;;そろるしながらお相手待ちします】 (2010/10/14 20:23:50) |
霧島 真紅郎 | > | (欧米の”愛している”、というのを”月が綺麗ですね”と訳したのは誰だったか) (2010/10/14 20:26:10) |
霧島 真紅郎 | > | 月が――きれいだ。(空に浮かぶ月は霞がかって朧げに――風流なものだった。纏う気配におびえて虫や獣はよってこないが――まぁ、いいだろう。人間よりもよっぽど賢しい。)……渇いたな(今日はなんだかんだといいながら人を喰らっていない。昨日二人を食ったのと、すこし味見した以来何も口にはしていない。ぼりぼりと頭を掻きながら夜の帝都を徘徊し、獲物となるものを肉食獣のように眼光するどく選別する) (2010/10/14 20:31:11) |
霧島 真紅郎 | > | (途中官憲に尋問されもしたが――そこは、ほら。妖だろう。名前を聞き、目を奪えばすぐに何処か行ってしまった。アレでも食っておけばよかったが――もうすこしだらりと愉しみたい。この帝都――西洋に憧れる余り既存のものを見失っている感がある。それは決して俺にとっても、きっと彼らにとっても悪いことではなくて、必然なのかもしれない。)どうなるのかな、この帝都は(鬼が人の世を憂いたところで仕方がないのだが――) (2010/10/14 20:36:09) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが入室しました♪ (2010/10/14 20:41:50) |
清里梓月 | > | 【こんばんは・・・。連日ですが、お邪魔しても宜しいですか?】 (2010/10/14 20:42:11) |
霧島 真紅郎 | > | (宝石箱のように煌めく街。その一角で俺は貪るように人を喰い、血を啜り、散らかして、朝になればまた新聞を呼んで、自分の凶行におびえる人々を愉しむ。――実に趣味が悪い。だが、このほかに娯楽を余り知らぬ。酒も肴に人を喰うし、頭蓋を集めるのは場所が無い。いっそ禁人してみようか。否否、この巨大な帝都という舞台で恐怖の演目を行うことほど愉しいことは無い。飯にも――ありつける) (2010/10/14 20:42:26) |
霧島 真紅郎 | > | 【おっけーですよーヽ(´▽`)ノ】 (2010/10/14 20:42:38) |
清里梓月 | > | 【ありがとうございます!ええと、こちらから出掛けて行きますか?それとも家に来ます?(笑】 (2010/10/14 20:43:50) |
霧島 真紅郎 | > | 【家にいっちゃうと、他の方がもしも万一たまたまきたときに入りづらくなっちゃうかもなので、ぶらぶらしませうb】 (2010/10/14 20:45:13) |
清里梓月 | > | 【はい。では、少々お待ちください】 (2010/10/14 20:45:44) |
清里梓月 | > | (・・・夜の帳が降りた頃合。身軽に地へと降り立つ影、着地の際に少々バランスを崩したのは芳しくない体調の所為と御容赦願いたいところ。家人や使用人達の目を盗んで、階上からの脱出である。気紛れな日課である夜の散歩に、無謀にも今宵もまた出掛けるつもりである。多少ふらついた足取りながら、幾多のモノを孕む宵闇へと魅かれるまま向かっていく。・・・相変わらず、未だ緩慢な出血は続いている様子である) (2010/10/14 20:51:29) |
霧島 真紅郎 | > | (スン、と鼻を鳴らせば強い華の匂い。……否、これは華ではなく――血の匂いだ。前髪をかきあげて、大儀そうに辺りを見回す。)しかもこれは――知った匂いだ。(鮫のように、大気の中に溶け込む血の匂い――他にも魚や別のにおいはするものの、ひと際強く感じるその匂いをたどってすこし足早に――歩く。)どこだ……?(迷宮のように入り組んだ路地を抜け、月明かりの下照らされながら歩く) (2010/10/14 20:55:13) |
清里梓月 | > | (・・・見上げた空には今宵もまた月も星も見当たらない。そればかりか人通りも以前に比べてだいぶ減ったように思われる。妙に静かな、不自然な静謐に満ちた帝都の夜である。左眼に映る”異形”の姿さえ心なしか減ったように思われる。明々と灯る街燈の白々しい輝きに顔をそむけ、暗い裏路地へと行先を捻じ曲げた) (2010/10/14 20:59:24) |
霧島 真紅郎 | > | (生まれに関係しているのか、妖につけられた傷の治りには個人に差があった。それは妖の強さと、被害者の体質とが関係しているのだが――これらが下手にかみ合った場合、つけた傷が治らない。所謂呪いの傷とも呼ばれるようなものになる場合があった。)……縁者か。(そういう者のことをそう呼称した。道の向こう側でふらつく若者――ひと際強い香りを放っている。そらの月はいつの間にか雲が翳り――辺りは暗くなっていた。獲物の到来に心がざわつき――周りの世界は凍りついたように気配が消えていく) (2010/10/14 21:02:39) |
清里梓月 | > | (・・・きつい目眩に立ちくらみ、ふらり、と上体を傾がせた。矢張り、階上から飛び降りるなどという無謀な行為が思いのほか祟ったらしい。おまけに左眼の――義眼まで痛みはじめた。痛みの度合いで比較すれば、手の傷よりもそちらの方が余程痛かった。激痛といっても善い。一体何の代償か、時折こうして眼が痛むことが儘あるのだが、暫くすれば引くものなのでじっと耐えていれば善い。左眼を押さえて蹲れば、しとどに血を含んだ包帯がべったりと顔を湿らせた。自分の血の匂いに――目眩は一層激しさを増した) (2010/10/14 21:09:14) |
霧島 真紅郎 | > | 辛そうだな、しづき。(辺りに響く低くて、甘い声。弱った若者の姿は酷く――魅力的に見えた。嗚呼――今日こそこいつを食ってしまおう。それ以外考えられない。こいつはオーデコロンのように強い匂いを放って俺をひきつけたのだ。)どうした、死にそうじゃないか(激しい息遣い。何処かいたむのだろうか。手の傷はそこまで深くはしていなかったが――ずんずんと近寄り、足元で這い蹲る若者をその冷たい目で見下す) (2010/10/14 21:14:33) |
清里梓月 | > | (・・・音もなく近付いた気配、不意に落とされた覚えのある声音を意識の片隅で受け止めたものの、今は返事をする事はおろか、顔を上げる事さえ出来ない。蹲ったまま、荒い呼吸に肩を震わせながら引き結んだ唇から押し殺した呻き声を漏らしている。――全く、こんな羽目になるとは。暫く痛みが起きる事はなかったのに、今日に限ってこんなに痛むとは。激しさを増すばかりの激痛に、とうとう地面へと突っ伏した) (2010/10/14 21:20:38) |
霧島 真紅郎 | > | (ギザギザの歯をむき出しに、ニヤリと笑う鬼。長い前髪をかきあげると、双眸が蝋燭の火のように金の光をともし始める血の匂いに散々興奮し、涎まで垂らしそうな始末。だが――突然目の前で”彼”は倒れた。)……おい?(死にそうか、と嘲っていったものではあるが、本当にこいつは死にそうだ。息も荒く、苦しむ若者を前に鬼は――その脇腹を蹴飛ばした。)起きないか、君。(最高潮まで被虐心がそそられる。押し殺したような呻き声は脳髄から全身を駆け巡り、鬼を一層高揚させた) (2010/10/14 21:24:51) |
清里梓月 | > | (・・・因果であろうか。鬼を殺したという目玉、代償に呪詛でも掛けられたか。無機物で構成された人工物であるはずの義眼、それが何故此の世ならぬモノ、意識、残留思念、実体すら無いモノまでをも映し出すのか。激痛となって身を食らう呪詛、それは生身の人間でありながら闇へと身を浸したことへの報復であるに違いない。・・・蹴飛ばされるまま、無防備に地面へと転がる。ぐったりと、荒い呼吸は深く、断末魔の如き様相) (2010/10/14 21:32:57) |
霧島 真紅郎 | > | (怏々、誰の助けも呼ばぬか。もっとも、邪魔など入ったところで――そう思いつつ、仰向けになり、辛い表情の梓月へと喰らいつこうとしたが――ふと、動きが止まる。そして――)立て。(襟をつかみ、彼を無理にたたせて――そのまま片手で彼の体を吊り上げる。何処かいたむのか) (2010/10/14 21:38:34) |
清里梓月 | > | (・・・されるがまま立たされたものの、最早左の顔面は殆ど麻痺しかかって感覚が失せている。苦しげに目を瞑り、異様なほど荒い呼吸を継ぐばかりである。がくりと首が落ち、垂れ下がった左手からはぽたり、と血が垂れ落ちた) (2010/10/14 21:43:26) |
霧島 真紅郎 | > | ――。(酷く、弱っている。そう思った瞬間、すでに梓月を真紅郎は抱えていた。)今日だけだ(なんとなく、気が乗らない。喰うにしても殺すにしても――据え膳喰わぬはというが、気が乗らないなら別にいいだろう。残された血の匂いをかぎ、彼の家まで負ぶさっていく)【ごめんなさい><;;猛烈な睡魔に襲われたので、落ちちゃいそうな危険性が出てきました;; 早めにきりあげてよかでしょうか??;;】 (2010/10/14 21:52:43) |
清里梓月 | > | 【昨日遅かったですから仕方ないです。お気になさらず!】 (2010/10/14 21:54:01) |
清里梓月 | > | (・・・ふわり、と自分の身体が浮き上がるのを感じた。顔を顰めつつ右眼を薄く開いて見れば、ぼやけた視界に映る――見覚えのある顔。確か、そう、つい昨夜に邂逅した鬼ではあるまいか)・・・、おや・・・兄さんじゃないですか・・・(弱弱しく息を震わせながらかすれた声で呟いた。血の気の失せた唇を、僅かばかり吊り上げて)・・・今宵も、お逢いしましたね・・・、ふ・・・、これも、因果でしょうか・・・ (2010/10/14 21:58:15) |
霧島 真紅郎 | > | ……喋るな、禄に動けんのだろう(力の強い鬼であったが、それを差し引いても彼の体は軽く――落としたら壊れてしまいそうな印象さえ受けた。彼に余り負担をかけぬように、ゆっくりと歩いていく。いつの間にか、さきほどまでひっそりとしていたはずの周りから鈴虫の声がする。)……居たのか。(久々に聞く虫の声に耳を傾けつつ、血の匂いをたどる。すると一軒の家までたどり着く――)……ここ、か(門の前に彼を降ろし、ドンドンと門をたたく。中から声がすれば、梓月の声色をまねて語り――一陣の風とともにその場を去った) (2010/10/14 22:07:03) |
清里梓月 | > | (矢張り鬼たる所以であろうか、人一人を抱えた腕は揺るぎもせず確りと身を受け止めている。左眼の痛みは鈍痛へと変わりつつあった。もう少し待てば痛みは引くだろう。・・・まったく、一時は死の淵を見るかと思うほどであった。なかなかに居心地は悪くない、などと思いつつ。鬼の肩口に頭を預けて目を閉じた表情は幾らか穏やかなものへと戻っていた。親切にも家まで送り届けられるより早く、すっかりと眠るように意識を落としていた) (2010/10/14 22:14:23) |
霧島 真紅郎 | > | 【キレイなロルをかみ締めつつー・・・お付き合いありがとうございました!ヽ(´▽`)ノではでは駆け足ですけどおやすみなさいっ><。 サービスタイムは次回以降ですん!;;】 (2010/10/14 22:15:24) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/14 22:15:29) |
清里梓月 | > | 【こちらこそ、連日お邪魔して申し訳ありませんでした。サービスタイム、楽しみにしてます(笑】 (2010/10/14 22:16:08) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが退室しました。 (2010/10/14 22:16:22) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが入室しました♪ (2010/10/15 00:29:27) |
倉間なごみ | > | 【斯様な時間ではありますが。 待機を、させていただきまする】 (2010/10/15 00:32:09) |
倉間なごみ | > | (人通り多く、暗い顔をしている者の少ない路地をしずしずと歩くは、黒髪。男児とは目的をやや異とする教育方針の女学校を終えて、学友と別れて、こうして大通りを散策しているのであった。屋敷には朝方に、遅くなると伝えてある。屋敷にはこの女給仕に異を唱えるものはない。) (2010/10/15 00:41:49) |
おしらせ | > | 檜ケ谷 咲さんが入室しました♪ (2010/10/15 00:43:46) |
檜ケ谷 咲 | > | 【こんばんは。ソロルを見ていて絡んでみたいと思ったのですが… 入っても大丈夫でしょうか?】 (2010/10/15 00:43:58) |
倉間なごみ | > | 【嗚呼、むしろ歓迎致します。わたくし、是非にもお会いしたいと思っておりました】 (2010/10/15 00:44:54) |
檜ケ谷 咲 | > | 【ありがとうございます。では…ええと、どうしましょう。初対面からでも良いですけど、同じ女学生として交友を持っていた方がやりやすいでしょうか。 希望があればどちらでも、なければ… そうですね。初対面から、が無難でしょうか】 (2010/10/15 00:46:47) |
倉間なごみ | > | 【同じ女学校であれば、顔を合わせたことはあれ、名乗る程の面識はなく……間を取ってになりますが、こうした出逢いはいかがでしょう。見覚えのあるお方が見えられたら、ついお声をかけてしまいますわ】 (2010/10/15 00:48:16) |
檜ケ谷 咲 | > | 【わかりました、ではそのつもりで… では、登場まで少々お待ちくださいね】 (2010/10/15 00:49:25) |
檜ケ谷 咲 | > | (その大通りを同じように歩いているのは、長い黒髪を腰までまっすぐに伸ばした少女。見た目は、普通の少女よりもやや姿勢が正しい、程度のごく普通の女学生で。ただし少し目を引くのは、右腕の…指の先。人差し指と中指の先には爪は無く、治療はしたもののまだ痛々しく傷痕は残っていて) ……帝都に、あのような化け物が実在していたなんて…… (数日経った今でも、思い出して身を震わせる。死の恐怖と、そこからの生還。自分を助けてくれた少女はどうなったろうか。あの化け物…通り鬼は退治されたのだろうか。数日間ずっと、頭の中はそればかりで…… 今日も、そうしてぼんやりと通りを歩いていて) (2010/10/15 00:53:36) |
倉間なごみ | > | (すん、と鼻が静かになにかを嗅ぎ取った。親しみ深いものの、残り香か、それとも……きょろ、と首を巡らせて周囲を伺った。先までは控えめに、行儀悪くならない程度に店の並びや人垣を眺めていただけだったが、目的を持って探してみれば、なんとも興味を引くものが瞬きの間に見つかった。)……あの、もし?(相すれ違う寸前に、見た覚えのある、傍目、同年代の少女に声を掛けさせて頂いた。この時代にと言うには大げさやも知れぬものの、周囲から浮いている、浮かぬ顔に、気遣わしげに眉を寄せて。) (2010/10/15 00:58:21) |
檜ケ谷 咲 | > | ……はい? (声をかけられるそのときまで、近くにいるその少女には気がつかなかった様子で。やや驚いたような表情を向けて) ……ああ。ええと、確か…… (同じ女学校の。ええと、誰だったか。しばらく考えている様子で……) ……その、私に……何か? (自身の右手を隠すように後ろ手に回しながら、表面上は笑顔を浮かべてそう聞いて) (2010/10/15 01:03:12) |
倉間なごみ | > | 失礼を……わたくし、くらまなごみと申しまする。(す、と腰を折り、頭を下げた。)覚え違いでなければ、あなた様のことはいつぞやか学舎でお見かけしたことが。その折と比べて、なにやら尋常ならざるご様子……差し出がましいながら、お声を掛けさせて頂きました次第に。(お急ぎでなければ、と。年頃の乙女の表情を曇らせる出来事、如何に転んでも、愉しめようか。心底からの心配とともに、そのような邪念を同居させながら。) (2010/10/15 01:09:13) |
檜ケ谷 咲 | > | 倉間、なごみ…さん。 私は、檜ケ谷 咲(ヒガヤ サキ)と申します (同じように頭を下げて… 顔を上げて言葉を聞くと、作っていた笑顔が少し曇っていって。 こう真っ直ぐ聞かれるのは、今日このときが初めてで) そう、ですね。 ……鬼に遇った…… と言っても、信じては貰えないでしょう? (少し、自嘲するような表情。誰かに大きな声で言いたいが、なかなか誰にも言えない、襲われた真実。それを、ふ、っと口に出して) (2010/10/15 01:15:43) |
倉間なごみ | > | 小説でもお書きに?というわけでは無さそうですが。(父君や暴漢、あるいは抗えぬ理不尽や艱難か――はてさて、比喩表現であることをまず考えてから、考え込むように視線を伏せる。真っ向から疑ったりはしないし、馬鹿にしたりもしない。ただ、考え込むような所作を見せて。)咲さま。わたくし、あなた様を疑うために声を掛けたわけではありませんの。申しました筈……。(自らの胸に手を当て、会釈するように、相手に安心を促した。) (2010/10/15 01:23:44) |
檜ケ谷 咲 | > | ……はい。小説でも、作り話でも、ありません (じ…っと、相手の目を見て。そうして言葉を聞いていると、安易に妄言だと切り捨てられるかもしれないという心配がだんだんと薄らいでいって。 …そうなってくると、欲求が湧いてくる。あの日にあったことを、何に出会ったのかを、誰かに話したい) ……わかりました。真剣に、聞いて欲しいです (そう言ってから、殆ど間を置かずに語り出す。よほど、誰かに喋りたかったのか。喋っても良い相手を見つけたのが、嬉しかったのか) あの日……、私は、鬼に遇いました。気づかれるはずのない場所からこちらに気づき、走っても走っても簡単に追いつかれて…… ……それだけなら、ただの暴漢の類だったかもしれません。ですが、あの鬼には確かに牙がありました。あの鬼はその牙で、私を…… (語りながら、身体が震える。当時のことを思い出して、本当にあと一歩助けが遅れていたらどうなっていたのか、それを想像して…) (2010/10/15 01:31:03) |
倉間なごみ | > | (流れる人の波間に在って、堰を切って溢れ出した言葉を受け止める。思い出せば……いや、忘れることさえ困難であろう、恐怖の滲む色。あ……と思わず吐息を漏らすは、それに感じ入るものがあったからだろう。同情と、それとなにか)……はい。(合間に、相槌を打ちながら、聞く。もとより疑うこともない。真実であろうという確証はこれから得ればよい。そ、っと手を差しだして。)あなた様を……どうされました。率爾ながら、お聞かせ願いたく思います。(視線逸らさぬまま、見えぬ鬼への怒りを滲ませるようにまっすぐ告げて。それから、表情を和らげて)どこか、ひとときでも、腰を落ち着けられる場所で。 (2010/10/15 01:36:09) |
檜ケ谷 咲 | > | ………ぁ (手を差し出されて、言葉を止める。自分が、されたこと。されそうになったこと。それは、この場所… 大通りで語ることは、できないものであったし) ……はい。ここ以外の、どこかで…… (ああ、この人は真剣に私の話を聴いてくれている。ほんの少し前までは名前も知らない相手だったけれど、もしかしたら大切な友人になれるかもしれない。そう思って… 相手に釣られるように、少しだけ表情を和らげて) ……どこか、お店か…どこかに入りましょうか。 どこか…… (少し、悩む。他の人には聞かれたくない話で、あまり開けた、人の多い場所では話したくない。けれど、そんな都合の良い場所は近くにあっただろうか。…少し悩んだ後、助けを求めるように視線を送って) (2010/10/15 01:43:02) |
倉間なごみ | > | (この時間。ちょっとだけ歩けばミルクホールに行けるのだが、いまから暫くにかけて賑わいの時のはず。そこにはきっと咲と同年代の女学生もいることだろう。もし聞かれてしまえば、彼女は情けを賜れるかといえば、そうではあるまい。指差される恥辱を味あわせるわけにはいかない、そういうことをするのはまだ早い。)……こちらへ。狭苦しいですが、座れますから。(すこし考えて、そろりと踏み出した。ちょうどいいところがあった。細い路地。建物の隙間。 そこに猫のように滑り込んで、手招きした。 ひと家屋分進んで曲がると、まだ処分されていないか、店屋の裏手で椅子にはちょうどいい塩梅の木箱がおいてある。いつぞやかの散策で見出した穴場だ。) (2010/10/15 01:50:14) |
檜ケ谷 咲 | > | ……あ…… (歩いていくなごみを、ゆっくりと追いかけて。細く、狭く、おそらくはそう簡単には誰の目も届かないような場所。手招きされ、そこに誘われれば…) ……こんな場所、知りませんでした (少し意外そうな表情でなごみを見る。あまりそういうことを知っていそうな少女には見えなかったようで) 気遣い、ありがとうございます (頭を下げてから、軽く木箱の上を手で払って、腰掛ける。軽く、息を吐いて) (2010/10/15 01:56:23) |
倉間なごみ | > | あなた様の為あらば。……ふふ、たまに猫殿がいらっしゃるので、その時は無理に退かそうとしないように願います。(微笑んで。あまりこういう場所に連れ込むも、連れ込まれるも褒められたものではないが、この場で口にするのは無粋というものだろう。……よく連れ込む本人がなにを言おうと、という問題も抱えながら、その隣に腰かける。きし、と木箱が鳴いたが、女二人に屈する根性無しではないようだ。)……落ち着かれましたら。(柔らかく、声を発して。) (2010/10/15 02:00:18) |
檜ケ谷 咲 | > | ありがとうございます。 …はい、承知しました (少し、笑顔を見せて。ついさっき出会ったばかりだと言うのに、ずっと昔からの友人だったかのように思えて。この人とは…倉間さんとはこれからもきっと良い友人として上手くやっていけそうだ。そう思って… 並んで座って、こちらの言葉を待つその瞳を見て) ……はい。 ……その鬼は、私の身体を…… (あったこと、されたことをそのままに、語る。声を震わせながら、それでも、喋ることは止めずに。服の中に手を入れられた。遠慮なく身体を触られ、締められ、脅された。その鬼の牙で、身体に小さな傷をいくつもつけられた。 そして……) ……私の、爪。中指と人差し指の爪を… その鬼は囓り、喰らい、飲み込みました。 ……そこで、巫女服を着た…私と同じか少し上くらいの人と、天狗の面を被った男の人。 その二人に助けられて、私は…… ……命を、救われたんです (言い切って…… …一息吐いて。 それから、少し不安そうに相手の表情を確認する。 …どう思われるだろうか、と) (2010/10/15 02:10:28) |
おしらせ | > | 無言時間が20分を超えたため、倉間なごみさんが自動退室しました。 (2010/10/15 02:20:19) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが入室しました♪ (2010/10/15 02:20:47) |
倉間なごみ | > | 【……失礼を。お恥ずかしい……】 (2010/10/15 02:20:56) |
倉間なごみ | > | ……必定でありましょう。それは。(ひとくさり聞き終えれば、重く頷くしかなかった。終わってしまったことに対して励ます言葉など持たぬゆえ。)喰らいたくなるような、咲さまの御身でありますれば。その鬼殿にとっては、皿に乗った夕餉と、夜酒と、そう遠くないものであったことでしょう。それも極上の品でありましょう……。(お手を、と、こちらは掌を上に向けて手を差し伸べた。剥がされた爪を、黒瞳に映すことを望んで。)咲さま。そんな顔をなさらないで。あなた様が目にされたことは、わたくしに話されたことは、間違いなくうつつの時。であれば……その鬼ではないにせよ、わたくしにも、そうした――あやかしとの邂逅とふれ合いは、覚えがありますの。(腐るほどに。ゆえ、不安も怖れも分かち合えることだと、慈愛の瞳で解きほぐしていって。) (2010/10/15 02:20:59) |
檜ケ谷 咲 | > | ……有り難う、御座います (疑わず、しっかりと信じ、受け止めてくれた。自然に頭を下げて、差し伸べられた手の上に… ずっと人目から隠してきた右手を乗せる。鬼に噛まれ、爪を剥がれたその場所を晒して… どういう反応をされるのか、未だ不安なままではあるけれど) ……鬼にとって極上の品だと言われても、嬉しくなんて…… ………え? (なごみの言葉に、動きを止める。身体の動きもぴたりと止まってい、今はただ、その真っ黒い瞳を見つめていて…… 驚いた表情のまま) ……だから、私の話もこうやって真剣に聞いて貰える。 そういうことでしょうか (驚きは、次第に仲間意識へと変わっていって。少しすれば、だんだんと表情も柔らかくなっていって) ……その、倉間さん……も、命が危うくなるようなこと、を……? (それでも好奇心に負けて、聞いた) (2010/10/15 02:29:29) |
倉間なごみ | > | (頷いた。話を聞く理由――)でなくば……あやかしとは、人にとって現に見る夢のようなもの。戸板一枚のような薄さの垣根であれ、普段はその向こうで息を潜めているものたち。……咲さまが秘められていたこともまた、必定のことでございましょう。(自分が、もし、そちら側のものでなければ、やはり常人は咲のことを笑うか、心配するだろう。怖れる者もあるやも知れぬ。)最近はめっぽう。ですが、かつてはよく。田舎暮らしでありましたもので……お恥ずかしい。(好奇心は歓迎した。嘘はついていない。はにかむように笑って、すこし頬を染めて……それでも、痛々しい生爪を失った後を見れば、表情は曇り……おず、と、顔を上げて上目に)おつらい、ですか……? (2010/10/15 02:35:12) |
檜ケ谷 咲 | > | そういうもの……ですか (あやかしとは、どういうものか。なごみの言葉に頷きながら、また驚いていて。かつては、よく。よく、あんなものと、遭遇を……?) ……これまではずっと、辛いと思っていました。ですが…… ……話を聞いて貰えて、またこのようなお話をして貰えて。 ……昨日までよりはずっと、気は楽になっています (にこり、と、微笑みを見せる。それは本当のことでもあり、また、なごみにあまり心配をさせないようにしたいという気持ちからの笑顔でもあった。話をしているうちに、どんどんとなごみへの信頼は強まっていって) 倉間さんに、会えなければ…… もう何日もずぅっと、あのままだったかもしれませんね (笑って。そして、あなたのおかげだ、と、そう目で言うようにしながら) (2010/10/15 02:43:10) |
倉間なごみ | > | 咲さまが笑ってくださるのなら、わたくしは此度の働きに胸も張りましょう。因果の巡りであれ……わたくしも咲さまとこうしてお話出来たこと、嬉しく思いますわ。(柔らかくなった相手の風格に、こちらは頷いた。ただ話を聞くだけでも、それだけで彼女のためになるのなら、これ以上のことはなかったと、思う。)こうして人目を忍んでにはなりますが、巫女殿ほど詳しくはなけれども、秘めたること、あやかしについて紐解くお覚悟と興味がおありのときは……いつでもお呼び立てくださいまし。ここなら、まれびともそう来ることも無いでしょう。(言いながら、おもむろに、爪の剥がれたふたゆびを、語る唇に含もうとして。) (2010/10/15 02:49:56) |
檜ケ谷 咲 | > | では私は… …なごみさんがよく胸を張れるよう、しっかり笑うことにします (くすくす、笑いながらそう言って。咲さま、と名前で呼ばれるのを聞けば、こちらも名前で呼び返す。そんなことがなんだかとても面白く思えて、また笑顔を見せて) 私も、なごみさんと話ができて… 本当に、良かったと思っています。 なごみさんのお話、とても興味がありますし、話して貰えるのなら、是非…に……? (指を、唇に含もうとされて。一瞬戸惑った表情をし、身を固くするけれど… すぐに力を抜いて、任せる。 嫌がる理由はあるけれど、この少女のやることならば… やりたいことがあるのならば、これくらいは受け入れよう、と) (2010/10/15 02:55:35) |
倉間なごみ | > | 喰らおうなどと、考えてはおりませぬゆえ。(口に含み、慰撫するように愛撫するように舐る。痛痒もあろうが、そのせいで長くも感じる間に。唇を離せば、胸元から一枚の包みを取り出して剥き、中から出でたコットンを、指先を覆うように巻き付けていった。)なるべく。……傷を晒さぬよう。医師様に教わりましたの。病気のもととなるとも聞きました。爪、おきれいですから、そう掛からぬうちに元通りになるでしょう……その時のためにもご自愛くださいまし。(結び込む。器用な手つきで応急処置を終える。)問われればお応えしましょう。わたくしも咲さまのことを、知りとうございます。ふかく……ですので、どうか、息災であられますよう。(顔を上げると、そう微笑みかけて) (2010/10/15 03:06:27) |
檜ケ谷 咲 | > | …ん……っ……、なごみさんに喰らわれる、とは、夢にも思いません、よ……? (口の中に含まれ、舐られる感覚。軽く震えながら、それでもされるがままに。相手のやろうとすることの意図は、なんとなくわかって) ……何から、何まで。心の傷も、身体の傷も…… 全て、なごみさんに癒されているように思います (処置をされながら、少し申し訳なさそうに。こんなにも良くして貰って… はたして、自分は何か恩返しができるだろうか、と) 私も、なごみさんのことをもっと知りたいと思いました。 もっと沢山知って、もっと理解して…… そうすれば、何かお返しできることも思いつくでしょうか (微笑み返しながら、思う。この少女に出会えて本当に良かった。願うならば、長い付き合いになりますように……、と)【そろそろ時間が迫ってきているので、キリの良いところで締めても大丈夫でしょうか…?】 (2010/10/15 03:14:26) |
倉間なごみ | > | いえ……如何なる夢を見るかなど、現の間ではわからぬものなれば。(悪戯っぽく笑って。相手の言動には、そうか、と思い出したように目を丸くして)嗚呼、わたくし、こうしたくてしているだけでありまして……ですが、せっかく仰ってくださっているのですから、先の楽しみとさせていただきましょう。(しずしずと、隣り合ったまま目を伏せて、頭を下げて)……よろしくお願いいたします、咲さま。【はい、では、適当な歓談を済ませば陽も暮れましょうから……空が赤くならぬうち、別れたということにしてしまいましょうか。わたくしは、ここまでということで】 (2010/10/15 03:20:54) |
檜ケ谷 咲 | > | 【了解しました。では、こちらもここまでで。とても楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思います。また機会があれば… そちらがよろしければ、遊んで貰えれば嬉しいです。 では、おやすみなさいませ】 (2010/10/15 03:23:32) |
倉間なごみ | > | 【わたくしからも、是非お願いいたします。この時間まで、本当に有難う御座いました。おやすみなさいませ、良い夢を……】 (2010/10/15 03:24:37) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが退室しました。 (2010/10/15 03:24:40) |
おしらせ | > | 檜ケ谷 咲さんが退室しました。 (2010/10/15 03:25:01) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/15 10:27:22) |
霧島 真紅郎 | > | (日中出歩く妖――陽の光を彼は厭わないのだろうか) (2010/10/15 10:28:25) |
霧島 真紅郎 | > | (日中出歩いても仕方がないのだが、どうやら暇に頭をやられたのが深刻化してきているらしく――嗚呼、どうしようもないな。あたまをぼりぼりと掻きながら、夜よりかは幾分か人通りのある――されどやっぱり人影のまばらな道を選んで。)……。(吹きぬける秋の風を受けながら散策する。長髪が風になびき、さらさらと抜けていく。黒の羽織と濃い藍色の着物は、少し涼しくなった秋の季節に合わせて地味目に――などとこの鬼は考えているのだろうか。ただただ昨晩の犠牲者の趣味である。町並みを見渡せば……和洋折衷とは確かに言いえて妙だ。) (2010/10/15 10:36:28) |
霧島 真紅郎 | > | (モダンだとか洋式作りだとかはてんで分からぬ彼だったが――時代の移り変わりぐらいは分かる。木の家ばかりだったものが、いつしか石造りになり、特徴的な赤レンガを使うようになり。見たこともないような大きなものが街を走り、もうもうと巨大な煙を吐く建物が出来ていたり、自己の主張を――といっても何かわけの分からぬ”権利”だとかを訴えていたり。時代や街並み、人の考え方まで変わっていく。) (2010/10/15 10:41:38) |
霧島 真紅郎 | > | (”自由”というのはなんだろう。”権利”というのはなんだろう。血を吸った人間の中にそういうのを記憶しているものが居たが――血の記憶を読み解くのはあくまで自分だ。理解できなければ理解できない。もっともその青年も自由だとか権利だとかは深く理解していなかったようだが。) (2010/10/15 10:45:08) |
霧島 真紅郎 | > | (丁度この前まで刀を差して歩いていたようにも、髷を結っていたようにも思える人間達。横を通り過ぎていく人間の頭には髷など無いし、ましてや腰から刀をぶら下げているようなものもいない。”議会”だ”憲法”だと声高に叫んでいたあの人間たちも何処か行ってしまった。) (2010/10/15 10:50:51) |
霧島 真紅郎 | > | (”将軍”から”天皇”へと”大政奉還”というのがなされてから今迄、二度ほど戦が起こったという。だが――チョイと戦を見に行こうとこの帝都を離れてみたが、どこにもそんな気配は無かった。ただただ黒服の、似たような姿をした人間……洋式装備の”兵隊”達が”戦艦”にのってどこかへ行くのを長門の港でちらと見かけたような気がする) (2010/10/15 10:55:44) |
霧島 真紅郎 | > | (ふと、顔をあげる。”血の記憶”を深く辿って行くうちに、何処か分からぬところまできてしまった。「はて、此処は――」顎に手を当てて考えるが、もとより根無し草。此処がどこでもいいだろう。一瞬立ち止まり、また歩き出す。――どこまで記憶をたどっていたか。) (2010/10/15 11:01:55) |
霧島 真紅郎 | > | (嗚呼、丁度こうして各地をぶらぶらしていたのだった。この”日本国”の空気が少しずつ変わっていった頃、その空気にやられて人死にが出たとの話を聞いた気がする。自ら出した煙に撒かれて自らを滅ぼすなど、滑稽じゃないか。薄く、微笑んだ。その頃辺りだっただろうか、戦争に勝ったという話で持ちきりになったのは。) (2010/10/15 11:07:17) |
霧島 真紅郎 | > | (露西亜という国に勝ったらしい。この国の外でどうやら戦っていたらしいが――兵隊の血を吸ったわけではないので詳しくは良くわからない。清とも勝ったらしく、あまりよくわからないが――彼らにとってはめでたいことなのだろう。人が増えるのは俺も差して悪い気はしない。) (2010/10/15 11:10:00) |
霧島 真紅郎 | > | (――空を見上げる。昔からあの空だけは何も変わらず青いままだ。雲が流れ、風が吹いても。時代が変わり、町が変わり、人が変わっても。――取り残されたと、感じるか?否否、そのときはまた血肉を喰らえばいい。”血の記憶”が教えてくれる。まだ見ぬ獲物にぺろりと舌なめずりをして――その目を金に輝かす) (2010/10/15 11:14:46) |
おしらせ | > | 秋篠律さんが入室しました♪ (2010/10/15 11:20:15) |
霧島 真紅郎 | > | 【こんにちわ><】 (2010/10/15 11:21:39) |
秋篠律 | > | 【こんにちは。(ぺこり)】 (2010/10/15 11:22:06) |
霧島 真紅郎 | > | 【流れでふらふらはじめちゃっていいです??∩( ・ω・)∩】 (2010/10/15 11:24:07) |
秋篠律 | > | 【はい、先行していただけるなら乗ってまいります。一応ロールを作成しておりますが。】 (2010/10/15 11:24:55) |
霧島 真紅郎 | > | 【作成済みロルがあるなら、ちょっとお願いしてもいいでしょうか><】 (2010/10/15 11:25:54) |
秋篠律 | > | (頭上に耀く漆黒をひっつめて纏めた大きな絹布。海老茶の絹裾閃かせて、自転車に跨った少女は颯爽と街を走り抜けようという。――――――…行過ぎる雲は白く、速く。――――風が柔らかな頬を煽って爽やかに冷たい。遠い空の一角はいわしに棚引き、通りに敷き詰められた紅レンガを暖める昼日中の空気は乾いていた。)きっ―――――ききーっ。(軋るブレーキの鋭い金属音。―――少女は慌てて杏の容に眦を開き、驚いたように瞠目する。半ば以上を占めた漆黒の虹彩がある方向に向いて揺らめいた。興奮に瞳孔が広がり、長睫が数回も瞬かれたか。――――長い海老茶のリボンを揺らし、袴の裾を急ブレーキの塵埃に汚して、少女は一点を凝視した。――――――…やがて、須臾を置かず娘は紅い唇を開こうとする。少女が一心に見詰めた長い睫の先を追えば、一人の男。)ご――――――…ごめんなさいっ。貴方?――――――…大丈夫でいらして? (2010/10/15 11:29:13) |
霧島 真紅郎 | > | (物思いに耽っていたのか、響く金属音にふと目をやれば――目前に迫った少女。)ッゥ……(無防備なところを弾かれて、しりもちをついてしまう。頭をぼりぼりと掻きながら、ぶつかってきたそれに目をやる。)君はコレが大丈夫なように見えるのか(毒づく鬼、さして痛くもなかったが――「はて、どうしたものかな」) (2010/10/15 11:34:16) |
秋篠律 | > | (不意に視界に捉えられた長躯。迂闊にに突っ込みかけた小娘。不注意とも気を取られたとも言い訳は幾らもあろうが、その中でも最大なのが近くのパン屋から漂う芳しき馨り。――――――……しりもちをついた青年は毒づきながら此方を見上げた。黒い双眸がひどく迷惑そうな気色を滲ませる。――――――……小娘風情、やんわりと細い背中に汗を伝わせた。――――――…と、覚悟決めたは一瞬か、一時、紅唇引き結び、涼しい風に煽られて薄い紅刷く頬を引き上げる。やがては、にっこりと大人の真似した微笑を。自転車を降りてスタンドを立て、彼に近づきお行儀良く白い指先を差しだそう。彼の介添えにでもと。)―――――その位文句が言えるのならばきっと問題はありませんわ?必要ならばわたくしの主治医がすぐこの傍ですの。お連れ致します。勿論治療費などは此方で負担いたします。(どうぞ――――…と、言いたげに日に漆黒を朗らかに揺らし、掌差し出したる彼に無邪気な双眸を向け。) (2010/10/15 11:41:18) |
霧島 真紅郎 | > | ……フン(「どうという事はない、人風情が」軽く鼻を鳴らし、心の中でふたたび毒づく。尻や裾についた砂を払いながら立ち上がろうとして、ふと止まる。細い手を差し出す彼女を見れば――うずく牙、湧き上がる欲望。視線を上に向けて行くと、品評するように。「……女か、それにしてもあの乗り物は何だ。あの耳を劈くような音は――嗚呼、珍しい。”自転車”か。」そして再度頭から足元までをじろりと眺める。黒の髪、それを束ねる渋い茶色だが、決して暗すぎることはない色のリボン。顔色は決して悪くない、健康体だ。立った俺の背の丈よりも頭二つ分くらい小さいだろうか?)ああ、では軽く厄介になろうか(その手をとり、少しこちらに引くようにして立ち上がる。小さな女だった) (2010/10/15 11:48:25) |
おしらせ | > | 無言時間が20分を超えたため、秋篠律さんが自動退室しました。 (2010/10/15 12:01:19) |
おしらせ | > | 秋篠律さんが入室しました♪ (2010/10/15 12:01:53) |
秋篠律 | > | (白い足袋の先、俯き加減にて歩む。差し出した掌を掴む青年が地に座して見上げる。一足毎に陽光に暖められたレンガが、心地良く熱を伝えて寄越した。引いた腕は余りに細くて頼りなかろう。――――――……それでも精一杯の所作。娘は矮躯を阿吽に捌いて彼を助け起こした。不思議な身ごなしは舞踊によるものか、はたまた武術の鍛錬か。何れ―――――…値踏みするようなぶしつけな視線に晒される体躯は、如何にも骨の細い身体つき。触れる掌の柔らかさや、薄い膚の下を巡る血流の健やかさを現しはしても。娘の存外に豊かな肉付きを思わせるものがあるとしたら、律の滑らかな頬の円みと、急を描く姿態の曲線に他ならない。ざりっ、…っと、草履の下で砂利が鳴く。彼を引き起こして心持仰ぐ。尖り気味の頤を陽に晒し、鋭角に下る頤から耳下へと伸びる稜線。淡い精緻な陰影をつけて娘の繊細な瓜実を際立たせたかも知れぬ。――――――……見上げるような長身。その内実が何であるかなど知る由も鳴く、彼の諾いに娘はにっこりと紅唇の両端を引き上げた。)では、参りましょうか。自転車が御珍しいのなら、貸して差し上げます。お医者様の帰りにでも。ほら、すぐ其処ですわ?((長文省略 半角1000文字) (2010/10/15 12:01:55) |
秋篠律 | > | (少女は掌を取り戻すと、自転車を押して歩き出す。細く長い指先が通りに面して開口する瀟洒な医院を指し示した。其処からはほんの眼と鼻の先。通りを挟んだ距離が数十メートルもあろうか。) (2010/10/15 12:02:19) |
霧島 真紅郎 | > | (夜ではなく、偶には昼から惨劇の幕を上げるのも良いだろう。前途有望な――まだ幼い少女の肉を喰らい、その悲鳴を上げのた打ち回る様は、思い描いただけでも最高の娯楽だ。こればかりは何度でも……飽きることがない。言葉遣い、自転車の所有、主治医というものの存在、未だ親に養われているであろう小娘の癖に治療費の負担を申し出ることから考えると――驕りが高く、成金の家に育ち、西洋にかぶれ、随分と甘やかされて育ったのだろうか。親の性格も軽く窺える。) ……フフ、ありがたい (軽く微笑む。人を――特に女を誘うように作られた顔は甘く、端正な顔立ち。長い髪もあいまって女のようにも見える。) だが少し……足が痛む様でね、手を引いて歩いてはくれまいか?男伊達らに恥ずかしくはあるが……どうだろう (すこし頭を傾け、目を細めると、彼女を誘惑するように) (2010/10/15 12:08:22) |
秋篠律 | > | (医者は何のことは無い。娘の父の所有の一つに過ぎぬ。――――――……西洋かぶれは時世の流れ、少女の家は開明的なのか、さもなくば。――――――…鹿鳴館に出入りして少しもおかしくは無い娘の出自は未だ、物腰や立ち居振る舞いに垣間見える程度に過ぎぬ。少女は鬼なる人の思考など少しも看破せずに微笑んだ。先ほどの少し引きつった様な大人びた外向けの微笑よりは、ずっと素のままに邪気もなく。女性のように繊細な面差しを娘は薄い肩越しに振り仰いで歩き、彼の差し出した掌に黒曜を向けて頷いて見せた。白い頚筋に翳りを拵え、縦に揺らされる頤。娘の紅い唇はふっくらと開いて、澄んだ高音を――――…弱音で発した。)いっそ、わたくしの自転車の後ろにお乗り遊ばせ?(お転婆ぶりもいっそ此処に極まったものか。――――――…悪戯な黒瞳を少し愉しげに揺らし、娘は提案を。誘惑に乗っているのか、挑発しているのか、はたまたその素の口吻は天然か。) (2010/10/15 12:17:43) |
霧島 真紅郎 | > | (少し体重をかけて引いたのにもかかわらず、器用に彼女はかかる力を捌いた――ただ甘いだけの女ではないのだろうか。昼間から騒動を起せば少し面倒なことになるだろう。特に此処は死角でもなく――叫ばれれば首の骨でも折ってしまわねば、官憲を呼んでしまいかねない。……それは少し困る。その所作は実に美しくない。乱暴にしてしまうのも手ではあるが、時に細い華を甘く手折るようにして、回りくどく行くのも愉しいかもしれない。) ハハ、また転んでは……今度こそ酷く腰を痛めてしまいそうなのでね (その黒い魅力的な瞳に視線を釘付けたまま、彼女へゆっくりと歩み寄り――肩へ手を回した。鳥のような澄んだ美しい声、血の赤に勝るとも劣らないそのくちびる、御転婆な性格は鬼の中にずんずんと、欲を募らせていった) (2010/10/15 12:24:31) |
秋篠律 | > | なら――――――…決まりです。強かに腰でもぶつけられては、今度は動くのも侭ならなくなりましょう?――――遠慮なくお乗りになられませね。(華奢な骨格を垣間見せる、薄い肩先に青年の白い掌が伸びてくる。――――――…何処かひやりとしたその感触を感じ取って、娘は少し三日月眉の合間を狭めた。――――――…一瞬の違和感に。さりとて人も行きかう往来の。陽光降注ぐ秋晴れに、少女は気を取りなおして再び微笑んだ。―――――何しろ青年が己が不注意の犠牲者である事実は揺るがず。少女はぎこちなさを押し隠して自転車に跨り彼が座るのを待つ。娘の豊かな姿態を支えとする他に手立ては見当たらない。お転婆ぶりはこんなところの無頓着にも現れるもの。娘の父母が聞いたならば、それこそ娘を部屋に閉じ込めてしまいかねぬものを。彼の危険な欲情に気づかない獲物。柔らかな肉は汁気を含んでさぞかし美味なのかも知れない。尤もこの跳ね返りが、己を獲物などとは露にも思わぬのだけれど。少女は彼が後ろに乗れば、其のまま思い切り車体を漕ぎ出し、天性の平衡感覚で通りを乗り切り、忽ちに青年を白い建物へと案内するのだろう。鬱蒼とした木々に囲まれた広く美しい洋館へと。) (2010/10/15 12:34:33) |
霧島 真紅郎 | > | (いやはや、気丈な娘だ) フフ……仕方ないな、君は (少女の甘い誘惑に誘われ――それが故意か、そのままかも知らぬが――自転車に跨ると きぃ とすこし軋む音がする。はてさて、この娘を如何様にして喰らおうか、啼かそうか、この娘の血はどんな味がするのだろう。この娘の記憶は俺に何を知らせるのだろう。期待に高まる胸。疼く牙。正体を晒した時に、この少女はどのような反応を見せるのだろうか。あの”さよ”といったか、あの娘のように泣き叫び、小便を漏らすのか。それとも気丈に反撃してくるのか。もしくは――あの若者のように、しづきのように身を任せるのか。いずれにせよ、この美しい娘を放っておく理由などない。泣くも一興、抗うも一驚、身を委ねる様はもの狂いにも似ている。喰い犯し、その悲鳴を肴として、少女の血を極上の酒と楽しもう。自転車に跨れば、なんのためらいも無く彼女の腰に手を回し、左手で肩を抱く。いささか強引か?――この時代軟派な男を許さないような風潮があるのもまた事実で――とも思いつつ、硝子細工に触れるように、ゆっくりと手を這わす) (2010/10/15 12:41:18) |
おしらせ | > | 無言時間が20分を超えたため、秋篠律さんが自動退室しました。 (2010/10/15 12:54:39) |
おしらせ | > | 秋篠律さんが入室しました♪ (2010/10/15 12:54:44) |
秋篠律 | > | (華奢な後背を覆う漆黒の翳り。――――――……一瞬、少女は身を重く感じた。――――その違和感の正体は杳として知れず。再び三日月眉が鬩ぎあう。明鏡の額に僅かな疑念を滲ませるのだが、その様相は鬼には知れるまいことか。曲線を撓わせた背筋に伝い上がる幽かな戦きを、娘は一身に捻じ伏せた。長背に直接、あえかな身動ぎが伝わるのを怖れて。男に身体を触れさせて怖じず、その癖内面を知られるのを畏れた。気丈と確かに人は評すれど、この娘の本質は激しくも柔らかい。喰らわれてどうなるかは――――――この小娘にしても判りはすまい、何しろ異性に触れられたのは父と兄を置いて他は無いのだから。通りを渡る時間を娘はひどく長く感じていた。背筋に密着する青年の身体が妖しのように重く感じられるものだから。頚を抱えられてしまう息苦しさを感じるのは――――――……彼のしなやかな左腕が肩に巻きつくせいだった。羽交いに締められているという訳では決して無い筈なのだ。そう娘は自分に言い聞かせ、やがて背の高い門を潜りぬけ遂せた。玉砂利を引いた長いアプローチを抜けて、車寄せで自転車は止まる。安堵が――――――…少女の小さな肩先を揺らした。)着きました。(長文省略 半角1000文字) (2010/10/15 12:54:47) |
秋篠律 | > | 此れで打ちつけた場所を先生に診ていただけば直に治ってしまいます。わたくしの主治医は名医ですのよ?それにわたくしがちゃんと看病いたしますから。 (2010/10/15 12:55:36) |
秋篠律 | > | 【PL:申し訳ありません、家族に呼ばれてしまいました。汗 次でフェードアウトさせていただきます。(平伏)】 (2010/10/15 13:00:30) |
霧島 真紅郎 | > | (この娘は、きっとこれからの惨劇を予想だにしていないだろう。彼女のうなじから少女特有の甘い香りがすれば、すぐにでもその細い首に牙をつきたててしまいたくなるような、そんな欲求が湧き上がってくる。触れる腰や、肩から伝わる熱い血潮。軽く揉めば柔らかさは適度な弾力を伴って、非常に魅力的で……「喰べてしまいたい」) ……いい匂いだ (思わず口をついて出てしまった言葉、甘く囁いた響き。自分でも驚いたように少し目を大きく開き……また落ち着いたように細くする。その感情に何一つ嘘などない。甘く、低い声を響かせてもう一度囁きかける) 君はとんだ御転婆さんだな (先ほど大柄な男一人を乗せ、軽快に自転車をこいだ様を見てそう評する。だが、鬼は自転車が止まった後でも降りることなく……肩に置いた手をそのまま彼女の顎へと這わせ、こちらを向かせる。腰に回した手は反対側まで伸びて――甘く彼女を拘束する) 確かに君に看病されれば、直ぐに快復しそうだ。だがそれでは……少し愉しくないな (甘く微笑んで、続ける) もう少し君が知りたい (2010/10/15 13:01:10) |
霧島 真紅郎 | > | 【Σ(´д`*) フェードバイバイですね;; 時間かけすぎてゴメンナサイでした><;;】 (2010/10/15 13:02:32) |
秋篠律 | > | 【違います。汗 時間掛けすぎてたのは此方のせいです。もう少し短くする心算が、なんか長くなって行くばかりで。汗 なんでだろう。汗 今度また遊びによらせていただきますゆえ、どうか途中での無礼はお許しくださいませ。】 (2010/10/15 13:03:47) |
秋篠律 | > | (華奢な骨が齧られ、血が啜られるのは――――――…さぞかし陰惨には違いない。人形のように投げ出される姿態が血に塗れ、生気に耀いていたはずの瞳は黒い硝子と化す。白皙は透明な蝋のように生気を放たず、さぞかし――――――…少女の死体は生前の生気を恋しがるのだろうか。青年の囁きが耳朶に響く。彼の奇妙に生々しい呟きが熱のように娘の頬を焦がした。不思議なことに、娘はその言葉を直観的に信じてしまう。文字通り『喰らう』という言葉を。その仄暗い欲望を。――――――……娘の矮躯が不覚にも硬直する。怖ろしく強い感受性が仇となって。滑らかに暖かかった膚が冷えてゆく。腰を捉えられては逃げるのも侭なるまい。娘は命運が尽き果てたと疑わなかった。何故だかは知らず、ただとても不思議な感覚でそう悟ったのだ。――――――…奇妙なことに、青年は――――――否、妖しは――――とても人がましく囁いてくる。まるで人同士が近しく交流を望むかのような。―――乾いた紅い唇を、少女はやっと開いたろう。)――――――……貴方――――、貴方は『誰』なの?――――(柔らかな娘の身体はずっと鬼の掌に捕らえられ続けた。やがて来る物語は彼女の知恵と勇気がこの後のを紡ぐ筈。或いは本当(長文省略 半角1000文字) (2010/10/15 13:15:38) |
秋篠律 | > | に少女の命運が尽き果てるのか、それとも。――――――………それはきっと別の次元で語られる。――――――……ざっと野分が過ぎる。―――…鬱蒼とした屋敷の森を揺らして。) (2010/10/15 13:15:56) |
霧島 真紅郎 | > | 【おつかれさまです><】 (2010/10/15 13:17:10) |
秋篠律 | > | 【お疲れ様でした。お相手感謝です。】 (2010/10/15 13:17:26) |
秋篠律 | > | 【では、大変申し訳ありません。此れにてお暇致します。何れまたお会いいたしたく。(深々)】 (2010/10/15 13:18:03) |
おしらせ | > | 秋篠律さんが退室しました。 (2010/10/15 13:18:05) |
霧島 真紅郎 | > | 【こちらこそ、とても楽しかったですヽ(´▽`)ノ 次回お会いできるのを心待ちしています】 (2010/10/15 13:18:27) |
霧島 真紅郎 | > | 【うー・・・途中なのでもうすこしふらふら><;】 (2010/10/15 13:20:06) |
霧島 真紅郎 | > | (ぶらぶらと、街を歩く鬼。かの少女を襲ったかはまた別の機会に思い出すとして――) (2010/10/15 13:21:56) |
霧島 真紅郎 | > | (真昼ともなると流石に陽の光がきつく――苦手ではないが大嫌いな太陽を疎ましく思いながらぶらぶらりと、獲物を探して帝都を徘徊する鬼。空の色も変わりはしないが、あの御天等も健勝で、酷く大儀そうに顔をしかめる。黒の羽織は太陽の光を受けて熱を帯び――それを面倒くさそうに頭をまたぼりぼりと掻く。) ……翳ればいいものを (忌々しそうに呟き、人通りのさして多くなさそうな場所を見繕って散策する) (2010/10/15 13:27:59) |
霧島 真紅郎 | > | (明治における露西亜との戦勝祝いは、賠償金が取れずに終わった事でがらりと色を変えた。それから……”天皇”が死んだのはつい先日の様のことにも感じる。だが天皇はまた別の天皇に代わるだけらしく、”将軍”と何も変わらなかった。) (2010/10/15 13:37:53) |
霧島 真紅郎 | > | (そして大正と、あたらしい時代に改められた。時代が変わった、といっても何が変わったのか余り分からず、特に鬼にとっては、俺のようなやつにとっては至極どうでも良いことだった。夜に昼に出歩いては人を摘んで食い荒らし、それを記者共がはやし立てる。俺が食うのは仕方がないが――それを事件としてはやし立てる彼らも似たような、人鬼ではなかろうか。俺が人間を狩って食い荒らす化物だとしたら、それを記事にして生活する記者共はまるで烏にも似ている。人の死を喰い、文を書き、そしてそういった犯人を捕らえる官憲でさえも――きっと人を喰う俗世の妖なのではないか。政治犯と称してつかまったり、今俺のしている帝都の通り魔としてでっちあげで捕まった奴らを拷問しているそうだが――その様はおおよそ人間らしく……と考えたところで人間は本来そういった側面もあることを思い出して、すこし笑った。人間はそうだ、さもすれば俺よりもえげつない) (2010/10/15 13:47:10) |
霧島 真紅郎 | > | (そうして意気揚々と歩き出す。最早妖とは、人間とはと区別することすら馬鹿馬鹿しいと思うようなそんな世の中に変わってしまったことを喜びつつ。陽の光を避けるようにして暗い路地裏へと、溶け込むように歩いていく。――その行方を知るものはたれもいない。) (2010/10/15 13:50:20) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/15 13:50:23) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/15 16:17:11) |
霧島 真紅郎 | > | (陽はまた昇る、という言葉があれば。陽はまた沈む、というのもまたあるのではないか) (2010/10/15 16:17:59) |
霧島 真紅郎 | > | (人の希望が太陽のように浮かんでくるのであれば、人の心が絶望のふちに沈むのもまたあるだろう。丁度俺がしていることのように。)また……日が沈むな(ぼんやりと、薄暗い路地で陽が沈むのを感じる真紅郎。そろそろ仕事帰りの人間やら、遊びつかれた学童やらで獲物が比較的多くなる時間帯だ。ぺろり、と舌なめずりをする) (2010/10/15 16:22:32) |
霧島 真紅郎 | > | (風がざぁ、と吹いて彼の頬を撫ぜる。その風を受けて長めの髪がふわりと浮けば、夕陽の光を浴びて金色にも見える。橙から赤、赤から群青にそまりゆく街。獲物をどれや、いまやと見繕う。その姿はまるで玩具の山に囲まれた子供のようで――ただ、同じ年の男性よりも明らかに頭ひとつおおきいからだ。薄く笑うさまは美しいが――おそろしかった) (2010/10/15 16:28:57) |
霧島 真紅郎 | > | (食い犯す。彼の毎晩にも及ぶ凶行は、毎朝新聞によって報された。官憲も夜回りの人数を増やして対応しているが、その間を縫うようにして凶行は繰り広げられる。異能に通じた者でなければ――その姿を見つけるのはそう簡単ではないだろう。)フフ……(夜の闇が迫れば、人々は昔以上に早く家へと帰りたがり――明かりを求め、子供を家へと隠す。帝都東京が江戸であった頃以上のおびえぶりだ。) (2010/10/15 16:34:52) |
霧島 真紅郎 | > | (帝都ノ通リ魔――連日連夜の大正百鬼夜行だ。否否、鬼は一匹なのだから一鬼夜行か。逢魔時より少し早いが、その時間になれば人が少なくなってしまうのだから難儀なものだ。)サァ……今宵は……どう愉しもうか(ニヤリと、大きく口を裂けさせて笑う。そういえば官憲が毎夜毎夜俺を探して出歩いているのだから、見廻りご苦労ご苦労などといって、ハラワタでも呉れてやればよいかもしれぬ。若しくは議員諸君と人肉を喰らいながら自由と権利について講釈を垂れてもらうのもいい) (2010/10/15 16:45:16) |
霧島 真紅郎 | > | (――などと余り妄想でもないような妄想をして、今夜の獲物について思案する。そういえばあの取り逃した娘――人にしては脚の早い娘ではあったが、どうしたのだろう。喰い損ねてしまっては狭いようで広い帝都、そう簡単には見つかるまい。まぁ、いいさ。狭くて広い帝都。少ないようで多いのが人通り。今日もぶらりぶらりと人を喰らえば、また明日記者がカラスのように騒ぎ立てる。不気味に笑いながら、鬼は赤く染まる町へと消えていった――) (2010/10/15 16:51:10) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/15 16:51:12) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが入室しました♪ (2010/10/15 18:18:41) |
清里梓月 | > | (清里醫院・住居棟二階の私室にて。)解った、解ったから・・・ったく、(言い足りないとばかりに食い下がる使用人を遮るように強引に扉を閉めた。まったく・・・。朝から幾度目とも知れぬ重い溜息を吐きだした。昨夜の悪行――親や使用人達の目を躱して家を抜け出した挙句外で昏倒したのが原因で、丸一日中軟禁状態の監視下に置かれているのだ。もう左眼の痛みはすっかりと引いたし、手の傷も相変わらず塞がらないものの出血は止まっている。全く何の問題も無いというのに、部屋から出る事さえ儘成らない。・・・再び重い溜息を吐いて、窓越しの空を見上げた) (2010/10/15 18:24:49) |
清里梓月 | > | (今宵もまた、月も星も見えない。否、実際は在るのに、自分に見えないだけなのかも知れなかった。現実を映さぬ左眼に引きずられるように、右眼の視力もまた少しずつ落ちているのを感じている。もし完全に右眼の視力を失えば・・・その時こそ――完全に、闇に”喰われる”ことだろう。既に現況に於いて自分は片足をどっぷりと闇に浸しているような有様なのである。その行く末が・・・妖、であればまだ美しいものだ。かつて過去には化け物と呼ばれた経験がある。異国の血を混じらせた見目は周囲とは混じらない。異物であった。・・・余計な物思いに囚われそうになり、素早く視線を逸らせた) (2010/10/15 18:35:50) |
清里梓月 | > | (・・・傍らに設えられた卓の上には、先刻使用人が置いていった洋杯と錠剤が置かれていた。抓み上げて検分してみれば――・・・眠剤、睡眠薬である。まったく馬鹿馬鹿しい。得体の知れぬ薬をおいそれと飲むほど莫迦ではない。洋杯の中に薬を落とし、溶けるに任せた) (2010/10/15 18:41:20) |
清里梓月 | > | (再び漆黒の空へと目を転じ、今度は窓を開け放った。髪を梳く冷えた夜風に目を細めつつ、灯りの点る大通りへ、そして深い宵闇に沈んだ裏通りへと視線を向けた。・・・血が騒ぐ。心がざわめく。耐えがたい焦燥感にも似た想いが込み上げて、思わず胸元を握りしめた。行かねばなるまい。行かねばならない・・・、あの闇に身を浸さねば、呼吸すら出来なくなってしまうような、そんな不穏な予感がする。まるで熱にうかされたかのような心持ちで、両手を窓の桟に掛けた) (2010/10/15 18:52:23) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが退室しました。 (2010/10/15 18:52:37) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/15 19:49:57) |
霧島 真紅郎 | > | (――好い香り、とは何だろう。) (2010/10/15 19:51:10) |
おしらせ | > | 傍観者さんが入室しました♪ (2010/10/15 19:55:14) |
霧島 真紅郎 | > | 【使いすぎですか!?Σ(´д`*) 】 (2010/10/15 19:55:52) |
傍観者 | > | 待機するのはいいけどキャラ傾向的にも頻度とか考えたほうがいいんじゃないかな、入り浸るのはどうかと (2010/10/15 19:56:22) |
おしらせ | > | 傍観者さんが退室しました。 (2010/10/15 19:57:33) |
霧島 真紅郎 | > | 【ごめんなさいー><。 時間空けてるつもりなんですけどつい入り浸っちゃいました;;;】 (2010/10/15 19:57:51) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが入室しました♪ (2010/10/15 19:57:54) |
霧島 真紅郎 | > | 【ギャアア、矢先にこんばんわ;;;;】 (2010/10/15 19:58:11) |
清里梓月 | > | 【ごめんなさい、お邪魔します。黙ってられなくて入っちゃいました。私は別に問題ないと思いますけれど・・・。】 (2010/10/15 19:58:51) |
霧島 真紅郎 | > | 【あうあう、でもじじゅうするのですよ。 きっと使いたい方ですから;;】 (2010/10/15 19:59:49) |
清里梓月 | > | 【使いたいならキャラの問題に口出しする事ないと思いますけどね・・・。実際兄さんがいらしてから、随分ここの回転良くなりましたもの。新しい方もお見えになってますし】 (2010/10/15 20:01:45) |
霧島 真紅郎 | > | 【うう、入ってる人がいる時は決してでしゃばらないようにしてるんですけど・・・;; ただ怖かったり、気に入らないって言う人はいるみたいですね;; 平和ロール大事になさっていらっしゃる方も大勢いらっしゃるので・・・大正サスペンスは苦手みたいです;;;】 (2010/10/15 20:04:44) |
霧島 真紅郎 | > | 【でもほんと、今日は遊びすぎちゃいました。暇人だったんで、怒らないでくださいね;;; 一日一回程度に抑えておきますから><。】 (2010/10/15 20:06:20) |
霧島 真紅郎 | > | 【ごめんなさい、しづきくん。今日はへこんじゃったので・・・またおあいできたら遊びましょう;;】 (2010/10/15 20:07:43) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/15 20:08:14) |
清里梓月 | > | 【そうですねえ・・・。では、殺戮だけではなく平和的な・・・普通な感じの、気まぐれに人のフリして紛れてみる感じの時も作ってみるなどすれば、もっと受け入れられるのかも知れないですね・・・。うん、キャラ的に難しいかもですけど・・・。】 (2010/10/15 20:08:16) |
清里梓月 | > | 【上手く言えなくてごめんなさい。でも、うちは兄さん大好きですよ】 (2010/10/15 20:08:56) |
おしらせ | > | 清里梓月さんが退室しました。 (2010/10/15 20:09:03) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが入室しました♪ (2010/10/16 00:26:59) |
倉間なごみ | > | 【待機を……させて頂きまする。】 (2010/10/16 00:28:46) |
倉間なごみ | > | (湯気立ち上るミルクを卓へ。なごみが腰を落ち着けているのはいつものミルクホールだ。少々気合いを入れためえどとしての職務を終え、その補填と、やはり新聞を読むがため。無駄遣いになってしまうか、と吐息は青くなるものの、いやしかし……文面以上のなにかを探るその瞳はやはり静かで、いまなにをいちばんに考えるかは瞭然であった。) (2010/10/16 00:33:45) |
倉間なごみ | > | ひとは……。(剣呑な記事に。脳裏に浮かぶ凄惨な光景に。重たい吐息はまた、ひとつ。表だった事件は、やはり名だたるふたつの妖であろう、が。こうして積極的に行動しているものが真実、妖と知らば、大事であれ小事であれ不可解なものには目が行ってしまうというもの)どこまでも、疑り深くなるものゆえ……。(食べこぼしは禁物、か?と、思い当たりながら、ほっとみるくを啜るのだが……いやいやそれでは面白くない、と、妖は心中で遊んでいた。) (2010/10/16 00:38:27) |
おしらせ | > | 野宮春次郎さんが入室しました♪ (2010/10/16 00:38:57) |
野宮春次郎 | > | 【こんばんは、参加しても平気ですか?ちなみに日常ロール希望です!】 (2010/10/16 00:39:50) |
倉間なごみ | > | 【えぇ、是非にも。ミルクホールで出会うことは、それは日常に相違はありませんでしょうから……お待ちしても?】 (2010/10/16 00:40:42) |
野宮春次郎 | > | 【はい!では登場ロールします】 (2010/10/16 00:41:32) |
野宮春次郎 | > | (からんからんとドアを鳴らし、ミルクホールに駆け込んで来たのは野宮少年である。顔にはやや泥が附いているが、それは連日金太郎訓練に励んでいるからだいるからだ。少年はそのままミルクホールのカウンターでミルクを注文すると、新聞紙を探しに歩く) あれ?新聞が…… (しかし少年の探していた物は無かった様だ。左右を見渡し、誰か読み終わりそうな人はいないかと探す) (2010/10/16 00:45:54) |
倉間なごみ | > | (思索を乱す鈴の音に、黒の双眼が上がる。泥が化粧ともなりそうな少年を認めれば、はて、なにを探しているのやらと考える。待ち人にしては、探すその目は楽しさを欠いていて、来たらずか、と下世話な妄想を抱くのだが。すぐさま、はて、と手元に落ち着く紙面に気付くと、丁重にたたむ)もし……お探しですか。(こちらを、と両手に乗せた本日の新聞を、少年に差し出すように。席は立たぬ。少年が、新聞に一体何ぞ求めているかが気になったのだ) (2010/10/16 00:50:35) |
野宮春次郎 | > | あ…… (少年は先ず失敗したなと思ったようだ。少し年上の女性がこちらに新聞を差し出している。態度が露骨すぎたのだ。それは兄にもしょっちゅう注意される事でもあった。) はい……ごめんなさい (少年は耳まで赤くなって。恐縮した様に怖ず怖ずとなごみに近寄って行く。) お借りしてもいいのですか? (2010/10/16 00:53:41) |
倉間なごみ | > | 記されていることは、いま、咀嚼しておりますゆえ。(微笑み、もともと店の備えであるし、貸さぬ理由もなければ求める者に渡るが道理だ。そして此度は道理に従うことにした。)……お座りにはなりませんの?(身嗜みをそこまでは気に留めぬ様子、きっと、早く読みたいに違いないのだ。同席を薦めた。自分のためだ) (2010/10/16 00:56:24) |
野宮春次郎 | > | えっと……貴女の隣に? あの、その…… (少年はうろたえた。相手は女性である。ついでになほみと歳が近そうだ。) あっ、読んだら直ぐに退きます (しかし新聞を読みたいという欲求には耐えられなかった。頭を下げたついでに顔の泥を拭い笑顔で) 読みたい記事は一つだけですから! (新聞を受け取ると直ぐにテーブルに置いて、目を輝かせながら頁をめくる。猟奇事件の類の記事には興味がなさそうだ) (2010/10/16 01:02:15) |
倉間なごみ | > | 気になさらないで。わたくしはなにも急いておりませぬゆえ。あなた様のお望みのまま、どうか……。(微笑みながら、こちらは悠々とミルクを啜る。可愛らしいなと思いながら、一口を終えれば、少年の動向へと視線を向けるのだ)いまの殿方は、新聞にどういったものをお求めになるのです?(そしてあろうことか、声をかける。すぐに席を立つことが無礼となりそうな闖入であり、且つ、それを弁えた上で口を開いたのだから性質も悪かろう。そんなものは、表情にはおくびにも出さぬが) (2010/10/16 01:05:27) |
野宮春次郎 | > | ええっと……女の人には興味がある話かわからないです。その……(少年はなごみの言葉に、新聞の隅にある小さな記事を指さして興奮した様に答えた。所沢にある陸軍飛行場での曲芸飛行の記事である。) 今日僕の学校で話題になって、僕も行きたかったんですけれど。あの…… (気がつけば話しに熱が入り、身を乗り出していた。少年は直ぐに恥ずかしそうに声を落とし。再びいすに座った) (2010/10/16 01:12:00) |
倉間なごみ | > | ああ……あの大きな鳥型の。(つとめて表情を乱さぬようにしながら、呆けたように頷く。そして少し間を取って、そのことを頭に思い描きながら)お好きなのですね。ふふ、お恥ずかしながらわたくし、造詣は深くありませぬけども、お気持ちはわかりますわ。(実のところ、少々〝あれ〟そのものは苦手だが、思いを馳せるもの興味を抱くものを否定まではすまい。)お空を、こう……(指先で、虚空をくるり、くるりとなぞって見せた。) (2010/10/16 01:18:30) |
野宮春次郎 | > | (少年はわくわくと肩を揺らしてなごみを見つめた。お気持ちはわかりますわ。つまり自分の趣味のわかる人物なのだろうか) そう、とんぼ返りをして……それから…… (顔を突き出しながらなごみの指を目線で追うのだから黒目がくるくると目が回った時のようになった) 空を……そう…… (未だなごみの指先から目を離さない) (2010/10/16 01:23:41) |
倉間なごみ | > | (果たしてそれは鳥に憧れたものか、武者に憧れたものか。少年の心を鷲掴みにした人に被造された鳥は、やがて、ひとくさり愉しませた後に停泊する。ミルクのカップへ。そ、と口許へと運ぶためにまた上がるまでも、その急上昇に鳥の趣きはもうなかろう。)……ふ。(熱い吐息をひとつ。落ち着いて。)ここから、所沢となると……そうですものね。えぇ。曲芸飛行は、また?(首を傾ぐ。逃した魚はどれほどのものであったのだろう、と) (2010/10/16 01:27:17) |
野宮春次郎 | > | (なごみの指がミルクカップに着陸するまで少年は目を離さなかった。それから彼女がミルクを飲む間も少年は新聞記事を穴が空くように見つめている) ここに…… (記事の一等後ろをなぞった。(本日最終日)の文字) 今日までなんです。折角フランス人の曲芸の名手の大尉が来ていたのに…… (少し声に弾みが無くなる。釣り逃がした魚は大きかった様だ) (2010/10/16 01:32:14) |
倉間なごみ | > | あら、まぁ。(同情を禁じ得ず、といった風情で表情が沈む。ぷつりと切れた糸、竿を掲げる少年の心はいかばかりか。考えると思わず笑みかけて……笑んで。)悔いも残りましょうが……さて、目を伏せれば浮かぶものに、胸沸かすも一興なれば……(動いた指に少年が見取れたように。そこまで深く考え込まない性質だ、この倉間なごみという存在は。)海むこうへ帰られてしまう、そのかた……背を見送れなかったことも、いずれ、おはなしの種になりますわ。気を落とされないで。(幾分、前向き過ぎる励ましではあるが。心からの言葉を向ける。) (2010/10/16 01:36:45) |
おしらせ | > | 狐京♂さんが入室しました♪ (2010/10/16 01:38:36) |
おしらせ | > | 狐京♂さんが退室しました。 (2010/10/16 01:40:36) |
おしらせ | > | 狐京♂10さんが入室しました♪ (2010/10/16 01:40:57) |
狐京♂10 | > | 【こんばんはお邪魔していいですか?】 (2010/10/16 01:42:21) |
野宮春次郎 | > | (なごみの言葉に少年はしばし唖然となった。その表情と叙情的な言葉に次に語る言葉が見いだせなくなったのだ) 貴女は……詩的な人なんですね (瞬きを繰り返し、なごみを見つめ続ける。彼女を見つめれば見つめるほど、何かに引き込まれそうな、そんな不思議な雰囲気を察して少年は咳払いをした) そんな、また機会はあります。それに今はまだ学問が大事ですから (未だにボウっとなごみを見て、首を傾げた。自分は相手の名前をまだ知らない。なんと言うのだろう。) (2010/10/16 01:42:28) |
おしらせ | > | 狐京♂10さんが退室しました。 (2010/10/16 01:46:23) |
倉間なごみ | > | あら……お褒めに?(それともからかわれたのでしょうか、とも言いたげな反応。くすぐったそうに笑って、頬に少々紅を差して。)わたくしは、物事の愉しみ方を模索しているだけ。悔いも辛いも、愉しまれてはいかがか、と申したまでで御座います……差し出口でありましょうか。(まっすぐな少年である。少々、これは良くない告げ口やもしれず。いやしかし、それも倉間なごみであるからして、平然と)真面目なお方ですのね。いまのは戯れ言。どうかお忘れくださいまし……わたくしのことも、どうか。 (2010/10/16 01:49:48) |
野宮春次郎 | > | あ、あの…… (なごみの質問に少年は頭を下げて顔を赤くした。自分でもこんな言葉がでるとは思わなかったのだ) 僕はその……そんなに綺麗な言葉を紡げないから…… (好きな人にこんな素敵な言葉を囁けたらどんなに、少年は気まぐれにロマンチストであった) 僕は真面目ではないです。それに、あ…… (忘れろと言われて忘れられる様な相手では無かった。少年は生唾を飲んで) ぼ、僕はノミヤシュンジロウと言います。あの…… (自分の名前を言ってから少年は目を丸くした。新聞のお礼に先ず名を名乗る、別段不思議な事ではないのに……) (2010/10/16 01:56:01) |
倉間なごみ | > | (あら、と言いたげに、話を聞くなごみの唇が僅か、開く。言葉尻になにかを嗅ぎ取ってか、それを遠い三日月の形へ変えて。)春次郎さま。……わたくし、くらまなごみ、と申しまする。わたくしも日頃は学舎に。(静、と頭を下げる。長い黒髪を落ちぬよう、背を伸ばして)言の葉に貴賤が無いとは申しませぬといえど、ご無理をなさらずともよろしいのです。それとも……そうした言の葉をご入り用になるようなお方が、おりまして?(自然に微笑みかけるけれど、それはとてもとても、意地悪な問いかけであったかもしれない。) (2010/10/16 02:00:54) |
野宮春次郎 | > | 倉間なごみ……さん (一瞬少年は顔を赤くして口を噤んだ。大好きな人と名前が似ていたのだ) なごみ… (小声で口ずさむ、確かに似ている。すると突然なごみが、アマリにも唐突な質問をしてきた。少年は泡を食ったように慌て、狼狽し、両手を左右に振って) 違います違います!僕はただ普段から、普段から詩的でいたいだけです (左右に振る顔は耳から首まで真っ赤である) (2010/10/16 02:06:09) |
倉間なごみ | > | ……そうですか。(微笑み、頷いた。信じたという風情の首肯でないことは春次郎には瞭然であろう。笑む口許はミルクを含んで、こくりと動いた。)春次郎あさまくらいのお歳で、そうした方が居られるというのも……ふふ、はしたなく思われるかもしれませぬゆえ、大声では申せませんが。随分にも、詩的であると……わたくしは存じますわ。どうか、これはお留めくださいましね。(月を共に見上げるもの。そこには、齢などさしたる問題でないことも弁えている。そこには。) (2010/10/16 02:10:49) |
倉間なごみ | > | 【春次郎あさま……春次郎さま、の書き間違えですわ。お許しくださいまし……】 (2010/10/16 02:13:08) |
野宮春次郎 | > | (少年は全身が茹で上がりの海老か蛸の様に真っ赤になった。明らかに相手はお見通しだ) ……。 (体を震わせながら恨めしそうになごみを見つめる。約束を破ってしまったのだ) 僕は、僕は…… (なごみから誉められているのか茶化されているのかも判別がつかない。ただ少年は真っ赤な顔で言った) 僕はあの、なごみさんが、なごみさんが良く分かりません (座り直してソッポを向くと、頬を膨らませている。拗ねてしまった様だ) (2010/10/16 02:16:08) |
野宮春次郎 | > | 【はい、わかりました】 (2010/10/16 02:17:07) |
倉間なごみ | > | ……詩歌は皆々の内に。わたくしもまた、春次郎さまのお言葉にふさわしいいらえを持ち合わせてはおりませんの。(その横顔に刺さるような、柔らかい微笑を湛えたまま。ただ愉しければよい、この早熟な若者もまた、ただ新聞を眺めて思い悩む時と比べて随分と愉しいひと時をくれた。お礼をしなければ。)春次郎さまのことも、わたくしはまだお名前と、いくばくかのことだけ。……ですが、わたくしのことも深く知ってたも、とは申しません。どうか、このようなものだとお見知りおきくださいませ。(純な。思い描き……やめる。男女の仲を裂く遊び、それに興じたこともあるが……するにはまだ、目の前の少年は幼すぎる。往々にしてその場合、双方、あるいはいずれかの気が触れてしまって、余韻がないというか……遊興としては下、というものだった。春次郎と、そのつがいと愉しむには、相応しくない遊びだろう、と心中で取り下げて。)あ……忘れていただいても、もちろん。 (2010/10/16 02:22:34) |
野宮春次郎 | > | (拗ねたままの頬、少年はなごみを横目で見た。) やっぱりなごみさんは分からないです…… (もう拗ねた風では無かった) でも、その……。少し知りたいです。なごみさんの言葉の不思議さが。あの……本当に好きな人に囁くために覚えたい訳ではないんですよ? (今更無駄だろうと思いながらも、体面だけは取り繕って新聞をなごみに返そうとしている。どうやら長居しすぎてしまったのかも知れない) あの、新聞、ありがとうございました (赤い顔、しかし頭を下げる余裕はまだ残っていた様だ) (2010/10/16 02:29:02) |
倉間なごみ | > | 語るに、語れぬものではないゆえ……ふふ、わたくしも、この程度にございます。(新聞を受け取りながら、知りたい、と言われれば少し困ったように首を傾げた。喩え話を喩えよと言われれば、踊るしかないのが倉間なごみ。ゆえ、笑って誤魔化して。)わたくしからも、有難う御座いました。春次郎さまとお話出来て、愉しゅうございました……どうか、家路はくれぐれもお気をつけくださいましね。詩の向こうに住まうようなものどもが、ここ帝都には暮らしているご様子……。(では、とこちらも頭を下げて。一言言い含めておいた。) (2010/10/16 02:33:06) |
倉間なごみ | > | 【語れぬ=語れる、にございまする。嗚呼、重ね重ね、もう……!】 (2010/10/16 02:34:43) |
野宮春次郎 | > | (頭を上げた少年は、ますます不思議な気持ちでなごみを見つめた。教えてくれるのかくれぬのかは些細な問題にしか感じない、そんな説得力が目の前の少女にはある様に感じた) 詩の向こうに住まう? あっ、あの、また会えたら良いですね。ここにはまた来ます。 (一瞬首を傾げたが、直ぐに笑顔になった。果たして忠告は届いたのだろうか。少年は振り返ると脱兎の如くカウンターに向かい、清算をすませるとミルクホールを後にしたのであった) (2010/10/16 02:39:08) |
野宮春次郎 | > | 【誤字は仕方がないものです。逆になごみました。今日はキリがいいのでここでおしまいにしましょう。ありがとうございました。お疲れさまでした!】 (2010/10/16 02:40:29) |
倉間なごみ | > | 【はい、ありがとうございました。 春次郎さまの、いけず……妖ながら、誤字には気をつけようと誓いました。有難う御座いました、おやすみなさいませ。】 (2010/10/16 02:41:36) |
おしらせ | > | 倉間なごみさんが退室しました。 (2010/10/16 02:41:40) |
おしらせ | > | 野宮春次郎さんが退室しました。 (2010/10/16 02:42:00) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/16 18:13:14) |
霧島 真紅郎 | > | (夢を――夢を見た) (2010/10/16 18:13:31) |
霧島 真紅郎 | > | (遠い昔、まだ大正にも、明治にも、江戸にも、太閤よりも、第六天よりも、ずっとずっと昔。 辺りは田畑が見渡す限りに並んでいて、人の家や煙などまばらで、俺が小さな小さな幼い鬼だった頃。 人を喰うことを、知らなかった頃。 「鬼子」と呼ばれ、誰も寄り付かない。 負われ、痛む足を引きずり、ふらふらとさまよい、山の獣を殺して食っていたころ。) (2010/10/16 18:18:04) |
霧島 真紅郎 | > | (あの時はまだ、「鬼」と呼ばれていた。人は明確に妖と人との区別をつけ、「アチラ側」のものを恐れ、拒んだ。中には例外もいたようだが――そんなものはごくわずかに過ぎない。俺はその名もなきものども――人間たちに石を投げられ、罵声を飛ばされ、あちらこちらをふらふらと、逃げるようにさまよっていた。北の海を見て、寒さに震えるときもあったし。夏のうっそうと茂る森林の中で蛇に噛まれたこともあった。それでも――生きた。というよりも、死ねなかった。) (2010/10/16 18:21:59) |
霧島 真紅郎 | > | ……ッ(目が覚める。薄暗い部屋の中。家人は寝る前に押し入って食い殺した。子供と女親のふたりぐらしだった。何のためらいも無い、生きていくためだ。外ではもう官憲がうろついている時刻だろう。戸を開け、外へと出る。)……冷たい、か(風が頬を撫でる。帝都の夜は近代化が進み、街灯が道を照らしているといっても――まだ暗い場所の方が多かった。そして最近起きている連続猟奇殺人事件、帝都の通り魔。人々はおびえ、夜の街を徘徊することがなくなっていた。「……噂におびえて外を出んか」) (2010/10/16 18:26:19) |
霧島 真紅郎 | > | (最近は本当に人通りが減った。それが自分の仕業であるのかどうかはよくわからないが――真偽不明の新聞の情報に踊らされるとは、なんとも簡単な奴らだ。)……フ(思わず、笑ってしまう。かの平将門や、物語の桃太郎のように鬼を退治するといきまくようなものはいないのか。……まぁ、武勲を重んじるような時代でもないのかもしれない。君子危うきに近寄らずとも言うのだから、賢くなったのかも知れぬ。)嗚呼、好い時代になったものだ。(夜空を見上げ、前髪をかきあげる) (2010/10/16 18:30:43) |
霧島 真紅郎 | > | (ふと、目元に違和感を感じ、手で擦る。)……?(白く乾いた、涙の跡。パリパリと小さな音を立てて零れ落ちる。)……涙?莫迦莫迦しい……(手を払い、散策に出かける。冷たい風が長髪を揺らし、こげ茶の羽織が風になびく。群青の着物は夜の闇にとけるようだ。人よりもおおよそ二周りほど高い身の丈。目は眼光するどく獲物を探している。「嗚呼――どこかに獲物は無いものか。」平和な帝都を取り戻そうと、果敢に来る一寸法師などは居らぬものか。はたまた襲われる姫君は、哀れな被害者はいないか。)……まるで、滑稽だな(人通りの少ない夜道。すぐそこの人家に押し入って、あの哀れな女と子供のように食い殺してしまえばいいぢゃないか?否否、それでは趣が無い。よみちでばったり、というのがいいのだよ。君) (2010/10/16 18:38:43) |
霧島 真紅郎 | > | (賢しい人間たちだ、心の中でそう毒づきながらいよいよ抑えの効かなくなってくる衝動。)仕方ないな(――背に腹は変えられぬ。そもそも妖なのだから、風情も趣きもあったものではないが――人間の真似事は割りと楽しい。しかしぶらぶらと歩き回って誰ぞ探してみるものの――亀のように引っ込んで出てこない。困ったものだ)……そこにするか(目を向けたのは一軒の家、今日の獲物は――この家の住人らしい。)――失礼。(薄く笑って、その家へと入っていった) (2010/10/16 19:14:41) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/16 19:14:46) |
おしらせ | > | カワベさんが入室しました♪ (2010/10/16 21:31:53) |
カワベ | > | 【久々にちょっとだけ……】 (2010/10/16 21:32:08) |
カワベ | > | (ざぱりと水面から顔を覗かせる坊主頭。 枯れ枝のような指、ぎょろついた瞳。 以前の戦いで負った傷はまともな怪我とは一線を画しているようで、治るのに随分と時間がかかってしまった。) ……かなわんの、最近の童子は。 いくらわしでも、黄泉の川は泳げんわい。 (しゃがれた声が水辺に響く。) (2010/10/16 21:40:43) |
カワベ | > | (川魚をむしゃ、むしゃと食べながら、ぺ、っと骨を吐き出して。) ………そろ、そろ。 動けるかの。(唇をねろりと、赤黒い舌で舐めながら。 ふらり、と体が起き上がって、川辺の土手をよじ登る。) どうにも、寝てばかりおったでの、なまって、仕方ないわ。(け、け、け、と笑いながら、ぺたり、ぺたりと足音。 薄汚い老躯が道を歩き。)) (2010/10/16 21:51:14) |
カワベ | > | ………誰ぞ。(小さく囁く。 人を呼ぶ声。) 誰ぞ、おらんかえ。(しゃがれた、哀れみを誘う声で、人を招く。 よろり、よろりとよろめくのは演技か、本当の姿か。) (木の棒が落ちていれば、それを杖にし。 かつん、…かつん、…と、音を響かせて。) (2010/10/16 22:03:49) |
カワベ | > | ………(かつーん、かつーん、と音が次第に遠ざかる。) (かさり、と。 黒い蜘蛛が通り過ぎた道の上に落ちている。 それが、草むらの中に入り込んでいき。) (その後は静寂がその場を支配して。) (2010/10/16 22:15:39) |
おしらせ | > | カワベさんが退室しました。 (2010/10/16 22:15:41) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが入室しました♪ (2010/10/16 22:20:03) |
霧島 真紅郎 | > | 【ルール破って参上ですけど、カワベさんはまだいらっしゃるんだろうか;;もしくは他の誰か;;】 (2010/10/16 22:20:39) |
霧島 真紅郎 | > | 【このおへやROM様多いですけど、深夜帯にしか動いてないんですよね・・・(´・ω・`) きのうの傍観者さんはなんの役をやっていらっしゃる方なんだろう】 (2010/10/16 22:22:41) |
霧島 真紅郎 | > | 【ほんと謎部屋です・・・(´・ω・`;)】 (2010/10/16 22:23:48) |
おしらせ | > | 吉野なほみさんが入室しました♪ (2010/10/16 22:25:44) |
吉野なほみ | > | 【こんばんはー。】 (2010/10/16 22:25:56) |
霧島 真紅郎 | > | 【こんばんわ><】 (2010/10/16 22:25:58) |
霧島 真紅郎 | > | 【メイン様はたべないので安心してください><。】 (2010/10/16 22:26:36) |
吉野なほみ | > | 【ああ、ごめんなさい。今日はロールをしにきたのではないのです。ええと、いきなりですが驚かないでくださいネ。私はここの部屋主なのですが……少し、ロールのことで気になることがあって、お話したいことがありまして。2ショットでお話したいことがあります。もし時間などが大丈夫でしたらお話したいのですが……?】 (2010/10/16 22:27:39) |
霧島 真紅郎 | > | 【お部屋主さんですか><。 やっぱり大正らしくなかったり過度の暴力描写過ぎたり文章が稚拙だったりするでしょうか??】 (2010/10/16 22:29:00) |
吉野なほみ | > | 【そのことについては部屋でお知らせしたいです。了承いただけますか?】 (2010/10/16 22:29:54) |
霧島 真紅郎 | > | 【しぱっと言っていただければ退散しますー・・・(´;ω;`) 2ショはすごい心にくるので・・・;;】 (2010/10/16 22:30:25) |
吉野なほみ | > | 【あああ、ごめんなさい。決して退散させようとか、そういうことを言うのではないのです。】 (2010/10/16 22:30:53) |
霧島 真紅郎 | > | 【すっごく怖いんですけど・・・><;;;】 (2010/10/16 22:31:32) |
吉野なほみ | > | 【何というか、怖いことをいうわけじゃあありません。心配しなくても大丈夫ですよ!】 (2010/10/16 22:31:36) |
霧島 真紅郎 | > | 【ほんとです??(´;ω;`)】 (2010/10/16 22:32:02) |
吉野なほみ | > | 【ほんとです!】 (2010/10/16 22:32:13) |
霧島 真紅郎 | > | 【((;゚Д゚)ガクガクブルブルしてるんですが・・・】 (2010/10/16 22:32:50) |
吉野なほみ | > | 【では、アドレスを貼ってもよろしいでしょうか? いえ、本当に大丈夫です。私は怖くなんてないですから!】 (2010/10/16 22:33:30) |
霧島 真紅郎 | > | 【はい・・・;】 (2010/10/16 22:34:12) |
霧島 真紅郎 | > | 【403Σ(´д`*) 】 (2010/10/16 22:35:06) |
吉野なほみ | > | 【!?】 (2010/10/16 22:35:14) |
霧島 真紅郎 | > | 【やっぱり嫌われてるのですね(´;ω;`)ぱそこんにもきらわれちゃいました】 (2010/10/16 22:36:00) |
吉野なほみ | > | 【あ、ほんとだ……直リンじゃだめなんですね。】 (2010/10/16 22:36:09) |
吉野なほみ | > | 【いえ、そんなことは考えないでください、本当に。ちょっと待ってくださいね。】 (2010/10/16 22:36:23) |
吉野なほみ | > | 【アドレスバーにコピーしてみてもダメですか?】 (2010/10/16 22:37:10) |
霧島 真紅郎 | > | 【みつけました><】 (2010/10/16 22:37:35) |
吉野なほみ | > | 【大丈夫でしたか、よかった!】 (2010/10/16 22:38:05) |
吉野なほみ | > | 【ではこちらは落ちますね。】 (2010/10/16 22:38:23) |
おしらせ | > | 吉野なほみさんが退室しました。 (2010/10/16 22:38:25) |
霧島 真紅郎 | > | 【ごめいわくをおかけしました><;;】 (2010/10/16 22:38:29) |
おしらせ | > | 霧島 真紅郎さんが退室しました。 (2010/10/16 22:38:30) |
おしらせ | > | 久遠寺 命さんが入室しました♪ (2010/10/17 23:17:05) |
久遠寺 命 | > | 【えっと、少々ソロりつつ待機しますね。今回は神社なので会話メイン、かな?】 (2010/10/17 23:17:49) |
久遠寺 命 | > | (朝、もう少しで昼にさしかかろうという頃合。人気のない神社の境内に、静かに立つ巫女服の少女が一人。命だ。その首には未だ、以前鬼に襲われた際首に負った傷を隠すための包帯が巻かれている)ふうぅぅぅぅぅ…(幣を両手で握り、正眼に構え、目を閉じたまま静かに吐息を一つ。精神を研ぎ澄ませ、集中力を高める) (2010/10/17 23:20:51) |
久遠寺 命 | > | (しばしの静寂…後、かっと目を見開いて)はっ!(気合と共に、幣を振り下ろす。びゅっ、と風を斬る音が一つ)やっ!せいっ!(続けざまに、切り上げ、再び降ろす。幣が振られるたび、びゅっ、びゅっ、と風を斬る音が静かな境内に響き渡る)せぇいっ!(ざ、と体勢を整えた後、今度は幣による打撃から蹴り技へと以降する。袴による動きの制限などものともせず、踏み込み、邪魔にならぬよう幣を右手に持ち替えつつ鋭い回し蹴りを二発…その動きの中で、余った左手は巫女服の胸元へと差し込まれ)…せやっ!(蹴りの勢いそのまま、真正面に向かって懐から取り出した札を三枚、正面に投げる。カカカッ!と鋭い音を立て、やや遠くにある木の幹に三枚の札が鋭く突き刺さる)………ふぅっ(大きな息を一つし、呼吸を整える。命の朝の訓練、その風景である) (2010/10/17 23:27:32) |
おしらせ | > | 檜ケ谷 咲さんが入室しました♪ (2010/10/17 23:28:22) |
檜ケ谷 咲 | > | 【こんばんは。お邪魔しても大丈夫でしょうか?】 (2010/10/17 23:28:37) |
久遠寺 命 | > | 【こんばんはー!どうぞどうぞ!】 (2010/10/17 23:28:54) |
檜ケ谷 咲 | > | (数日前の夜… 鬼に襲われ、その命を巫女に…命に助けられた夜。それからしばらく経ち、落ち着いてくると… ふと、気になった。あのとき自分を助けてくれた巫女は、どうなったのだろう。生きているだろうか、無事にあそこから逃れることができたのだろうか。もし会えるのなら是非きちんと会って、礼を言いたい。そう思い立ち、めぼしい神社を巡っていて……) ……? 何か、音がしたような…… (ゆっくり、神社に近付いてきていて。まだ、はっきりと命には気がついていない) (2010/10/17 23:32:23) |
久遠寺 命 | > | …はぁ……っつつ(乱れた服装を整えながら、溜息を一つ。呼応するかのように、首の傷がズキリ、と痛む)………(傷を押さえながら、その場に立ち尽くして物思いにふける。鬼に襲われた少女を助けた、あの夜。結局鬼には勝てず、あの天狗…ではなかったが、天狗風の飄々とした男に助けられる結果となった………情けない、と思う。だからこうして、毎朝の訓練も念入りに行っているわけなんだけれど。体力や物理的な戦闘力だけではない。退魔の力も高めねば)………誰っ!?…っとと(そのうち、石段を登ってくる人の気配を感じ……軽くぼーっとしていたせいか、半ば夜の顔に近い修行のテンションのままやってきた相手に声をかけてしまい、慌てて口を塞ぐ) (2010/10/17 23:39:53) |
2010年10月13日 22時39分 ~ 2010年10月17日 23時39分 の過去ログ
[保護された通信(SSL https)を利用する]
クッキーの使用について | 広告掲載募集
(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>