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「【F系】戦火の大陸―本部屋Ⅱ」の過去ログ

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2016年12月06日 23時14分 ~ 2018年06月05日 21時36分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

テッド♂小国脱獄囚(未だ危険視されている状態にもかかわらず、相手等のその様子を全く気にも留めることもなく、ただ退屈そうに欠伸をして事が展開するのを待機している。すると奥から半ば強引に連れてこられたように自分の元へと来たのは、自分より明らかに幼い女の子。それも辺りの様子を見てすぐに引っ込んでしまったその女の子の背中を眺めて、呆気にとられて一つ呟く。)......なんだ、ありゃ?(急に女の子が出てきたということにも驚いていたが、一番興味を示したのはその恰好。間違いなく軍服である。さらに付けている勲章、バッジを見る限り只の兵曹階級ではないであろう。).......へぇ、不思議なこともあるもんだ。(しばらくして戻ってきたその軍服少女を先とは別の視点から、観察する。見るからに周囲の衛兵等は少女に気を遣い、少女が出している命令に全てが耳を傾け実行に移している。憶測が確信に近づく。)   (2016/12/6 23:14:43)

テッド♂小国脱獄囚(――しばらくして、少女の視線がこちらに向けられる。声をかけられて、漸くまともに会話が出来る奴が来たと、待ちくたびれたかの様に首を軽く回しコキッコキッと軽快な音を鳴らせば、スッと立ち上がり)......確かに入隊希望だが。態々アンタが案内してくれるのか。助かるぜ、御嬢さん。(間違いなく士官以上の階級を持つ少女相手に無礼極まりない物言いをしながら、傍に置いてある鎖付きの鉄球を軽々と持ち上げ、肩に担ぎ少女等の後へとついていく。)   (2016/12/6 23:14:53)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、テッド♂小国脱獄囚さんが自動退室しました。  (2016/12/6 23:34:57)

おしらせテッド♂小国脱獄囚さんが入室しました♪  (2016/12/6 23:35:37)

テッド♂小国脱獄囚【失礼いたしました。申し訳ないです】   (2016/12/6 23:36:02)

シャンテリー♀帝国兵【いえっ、こちらのレスが遅いせいで、ご迷惑をおかけしてしまっております。(平伏)】   (2016/12/6 23:36:34)

テッド♂小国脱獄囚【いえいえ、こちらこそ稚拙で遅筆極まりなくて恐縮でございます。(平伏)】   (2016/12/6 23:37:30)

シャンテリー♀帝国兵(立ち上がる、相手。2mはあろうか、巨体は少女の背中に影を落とした。 ……ふと、御仁の声を耳にして少女の朗らかに浮かんでいた笑み、その質が変わる。 地面に落ちた影が、軽々しく鉄球を担ぐその形は、周囲を慄かせるに十分だろう。だが――彼を見るにあたり、一層目立つそれよりも注目すべきは……)――あらら。普通初対面の方は、わたしを文官か何かと勘違いするんですけどね? そのわずかに透き通ったような訛り、西にある小国のものとお見受けしますが――。よく外国の士官の見分けがついたものです。(少女は立ち止まって。振り返るに合わせ、数度手袋に包まれた手をぱちぱちと拍する。その仕草はどこかゆったりとした落ち着いたもので。浮かぶ笑みのみが、何処か少女という形に収まった異質に妖めく)……その首、素手で引きちぎったのでしょう? 怪力は魅力的ではありましたが。頭の中まで筋肉でできていたら、どこぞの騎士団にもくれてやろうと思ったのですけれど……(カツ――。 軍靴が響いた。 ……一つ、 二つ。 衛兵の制止を手で遮ると、山賊のような男その極至近距離まで近づいていく。 ……靴音、五つ)   (2016/12/7 00:00:25)

シャンテリー♀帝国兵(極近場で彼の血なまぐさい香りを楽しんで見上げれば、少女の声が唄った)……わたし、あなたの事、すごく気に入ってしまいました。……とてもあなたが欲しいです……。あなた、わたしの“犬”になりませんか?(クス、と跳ねる声。―― 刹那、帝都の平和な昼下がりを火薬庫にあるような痺れる空気が支配した。大柄な鉄球を軽々しく扱い、人間をぼろ布のように引き裂く男を相手に、たかだか小娘の“この物言い” 見守る衛兵は脂汗をたらし、震え、抱きしめた銃を鳴らし、何事もないようにと祈っていることだろう――)赤い血を存分に飲ませて差し上げます。美味い肉を鱈腹食わせて差し上げます。あなたが、わたしのモノになるのなら、決して餓えとは無縁の戦場《せいかつ》を、お約束いたしますよ?(もしも約束を違えたら、と――。少女は自らの線に手を添わせる。震えるように自分をかき抱いて、大ぶりなものを持ち上げながら。この身、喰らっても構いません、と)……ぁふ。(示すように、浮かれた貌を覗かせよう。眼だけは爛々と、“男と同じような狂気”を灯しながら)   (2016/12/7 00:00:32)

シャンテリー♀帝国兵【いえ、それはこちらの台詞ですよ! とても素敵なロールをありがとうございます……(平伏)】   (2016/12/7 00:00:49)

テッド♂小国脱獄囚(自分よりも遥かに背の低い少女を見下ろす。男にとってとても小さな少女は、その体躯に物怖じすることなく、微笑みこちらへと対応してくる。さらにはその言動、こちらを見透かしているような、内心ゾクリと寒気が走るほどの鋭い洞察力に、寧ろ面白いとニヤリと笑い。)......やっぱアンタ、食えねえな。第一、そんな眼した文官がいるかよ。(相手の眼の奥にある、気色の悪いような、そしてどこか心地いい狂気。嗚呼、こいつも同類か。)――名前はエドワード・キーン、テッドと呼ばれている。アンタの言うとおりここから大体西の方にある小せえ国の出身。元は盗賊。この前牢から脱走して、そのままここまで来た。(相手の力量、対等であると認めざるを得ない。友好を示すかのように自分から素性を明かしだす。さらに「因みにあの首は俺の国の兵士共のだ。」とポケットからはその亡骸の軍服から千切り取ったであろうバッジが取り出される。手から地面へと零されるバッジの数は首の数よりも多く、階級は兵士階級から佐官階級のものまで約10数程である。そして続ける。)   (2016/12/7 00:40:45)

テッド♂小国脱獄囚......犬、ね。その役はつまらねぇが......。どうせアンタにとってなんでもいいんだろ、犬でも人でも。(クックックと笑いがこぼれてしまう。久方に見る、自分と同じようなイカレタ奴。それが一見華奢に見える少女だというのだから、可笑しくて可笑しくて仕方がない。まだまだ世界は広いもんだ、男は跳ね上がり疼く心境を抑えきれずに震えている。)......俺は略奪でも防衛でも、上等な暇つぶしが出来ればいい。まさに血沸き肉躍る、そんな遊びが出来るなら、今度は5つと言わず、10も100も首を持ってきてやるよ。千切るでも、捩じるでも、アンタのお好みに合わせてな。(ニィっ楽しげに、狂ったように笑みを浮かべ、相手の問答に応える。しかし、そのあとに一言加えて。)......約束、違えたら、身とは言わず、全て。この肉体が満足するまで、相手してもらう。――血肉にまみれても、骸となろうともな。(少女の言葉に、満たされたような潤いを一瞬得るが、すぐに渇き、目は血走り渇望を示す。血を、闘争を。)   (2016/12/7 00:40:57)

テッド♂小国脱獄囚【此方こそ、愉しい紡ぎに感謝しております。(平伏平伏)】   (2016/12/7 00:44:40)

シャンテリー♀帝国兵(絡めたような視線……後)――いえいえ、これでも一応女ですしね?(食べたらきっと、美味しいですよ? と、睦言のような軽口を囁きこぼす。“申し訳ありませんが、今のところこの身は、陛下に献上するつもりではありますが”なんて戯言もつけるだろう)ただまあ、それは誉め言葉として受け取っておきましょうー。(太陽の下、投げ出された徽章を見ての、……一言。その後続く言葉にさらに身を寄せては)出自がどうあれ、あなたのような優れた人間を捨て置いては、帝国士官の名折れというものです――(――吐き出した息は一層熱く、――また、甘い。最後に付け足すように響いたその言葉を聞いた瞬刻、金糸揺れる背中が戦慄いて。垂れた涎が豊満なる軍服の下からなる果実を濡らすのを見たのは、おそらく目の前の御仁ただ一人。それでいながらも相反するような、恋する乙女のような眼差しは、存分に目の前の者へと注がれていた)――いずれにしても、楽しみですね?(――それすらも、と)   (2016/12/7 01:27:03)

シャンテリー♀帝国兵(――さて、一時の戯言を終えた少女は身を翻そう。数歩距離を開けて、背中を見せたまま、腰に佩いたサーベルの柄へと手を置いた)――では、エドワード・キーン。貴様に帝国陸軍 第1砲兵師団……黒犬師団《ヘルハウンド》への入営を許可する……。今より貴様の身柄と魂は、このシャンテリー=ブラインズベルグが預かった。貴様の使命は帝国の魔犬となり、幾多の敵を噛み千切り、それら数多の屍でもって帝国市民を守る壁を築くことだ。だが、帝国へ忠義を示せとは言わないでおこう。……かわりにわたしの愛に応え、わたしを愛せ。(少しだけ振り返ったその顔の眼(まなこ)は、久方ぶりに見つけた“自分と同じような”ものを、楽し気に見て揺れていた)衛兵! ……彼を師団宿舎へと案内してやれ。   (2016/12/7 01:27:12)

テッド♂小国脱獄囚ケッ、御嬢さんが何色気づいてんだか......。(少女が戯れに吐く軽口に、ズボンのポケットに手を入れ吐き捨てるように呟く。)......まあしかし、気に入ってくれたなら、こんな連中とも遊んだ甲斐があったってもんだ。(足元に散らばった勲章を一つ、ガチッと音を立ててつぶす。その動作は大げさなものではなく、そっとつま先を上げるだけの簡単で小さな動き。飽きたおもちゃを子供が壊してしまうような、その証明への関心は既に完結している。男の興味は目の前、すぐそばにある少女。真下の狂気への期待、闘争への躍進、兵<ツワモノ>との邂逅。それらの可能性が限りなく絶対であることは、彼女の緩んだ口元や男の『力』に向けられる眼差しが知らせてくれる。偽りなど絶無であろうことを。)   (2016/12/7 02:09:38)

テッド♂小国脱獄囚(――少女は、背を向けこちらに宣言する。同胞として迎え入れると。そしてそのために誓いを立てろと。男は心の中でニヤリと笑う。くだらない、所詮はセレモニー、その言葉には何の意味もない。――だから、男は答える。)......仰せのままに。(大げさに腕を回し身体を前にたたむ。軍人というよりも女性に使える執事にでもなったかのように。――冗談めいたお辞儀を長々と済ませた後、衛兵に案内されるがままに宿舎へと向かう。その前に上官となる少女へ伝える。)......唯よシャンテリー。......千切れた首みてゲロっちまうのはどうかと思うぜ。(クククと堪えるように笑う。それは狂気もなく、ただの冗談を言うような、友人をからかうような、愉しげで愛しみのあるようなものであり。)   (2016/12/7 02:09:50)

テッド♂小国脱獄囚【このような形で此方は〆でもよろしいでしょうか。もし続けていただけるのでしたら、最後にシャンテ様のロルを拝見して堕ちたいと思います。】   (2016/12/7 02:13:30)

シャンテリー♀帝国兵【ありがとうございますっ。今全力で書き込んでおりますので、しばらくお時間をいただければっ】   (2016/12/7 02:15:03)

テッド♂小国脱獄囚【いえ、ゆっくりで構わないですよー。こちらこそ、愉しい素敵なロルをありがとうございます。】   (2016/12/7 02:16:54)

シャンテリー♀帝国兵いえいえ、これでも年頃の娘ですので、懸想相手の一人や一人居るものでしょう?(ふつーです、ふつー。と、若干少年のような仕草のお相手に、指を立てる。肩が微かに揺れている当たり、少女の口元は緩やかだ)――彼らとてそれぞれ祖国への思いがあってこそ、戦いに望まれたのでしょう。帝国式で申し訳ありませんが、弔いはさせていただきます。……構いませんね?(彼の指には小さすぎる金属の板、それが拉げ、丸々音を耳にしながらの、一言。その返事が同意か拒否かは分からないけれども。きっと彼は興味をなくしているだろうから。いかに狂おうとも、少女はあくまで軍人。流石に首を祖国に帰すわけにはいかないけれども、鎮魂の礼は捧げておく筈の。 ……――)はい。よろしくお願いいたします。(執事であれば、こちらは淑女。左足を僅か後ろに下げ、スカートを抓む仕草を見せてみよう)   (2016/12/7 02:46:20)

シャンテリー♀帝国兵(御仁が最後に残した言葉には、ぷくーと頬など膨らませて)ぇー、だってわたしのお仕事は、皆さんが恙なく敵を焼き、首魁たる者の喉笛を食い破った後も、誰一人欠けることのないよう戦場という盤上を飾ることですもの。自分の領分はわきまえております。(顔を真っ赤に憤慨してみせるか、それとも恥じらうかは迷ったものの。その愛しみこたえるよう、こちらも小鳥が如く目を閉じて歌う)――だから、小娘のお茶目くらい、許してください。おっきな、おっきな、ヴォイテクさん。(ひら、と手を降ってから、少女は衛兵を連れて館の中へと)   (2016/12/7 02:46:24)

シャンテリー♀帝国兵【という感じで、〆させていただきますっ。こちらこそ、素敵なロールをありがとうございました!】   (2016/12/7 02:47:05)

シャンテリー♀帝国兵【色仕掛けってむつかしい……】   (2016/12/7 02:47:32)

テッド♂小国脱獄囚【いえいえ、こちらが戦闘バカだっただけで、中身はドキドキでしたよー(笑)。そして、帝国に歓迎していただきありがとうございました。これからはシャンテ上官の元のんびり頑張らせていただきますねー。】   (2016/12/7 02:50:42)

シャンテリー♀帝国兵【ふむぃ、では、安全なのを良いことに、これから事あるごとに存分に甘えていきましょう!(やめ) はい、シャンテの元がつまらなくなりましたら、適当に鞍替えしていただいても大丈夫ですので。のんびりまったり、気軽な感じで、よろしくお願いいたします。(ぺこ)】   (2016/12/7 02:52:48)

テッド♂小国脱獄囚【まずはショコラーテの淹れ方からでしょうかね(笑)はい、こちらこそ上官殿の足を引っ張らぬように粉骨砕身頑張らせていただきます。では、そろそろ気を失ってしまいそうですので(笑)ではでは、失礼いたします(ぺこー)】   (2016/12/7 02:56:00)

おしらせテッド♂小国脱獄囚さんが退室しました。  (2016/12/7 02:56:11)

シャンテリー♀帝国兵【遅くまでありがとうございました、おやすみなさいませ!】   (2016/12/7 02:56:27)

シャンテリー♀帝国兵【では、わたしも失礼して。お部屋ありがとうございました……!】   (2016/12/7 02:56:59)

おしらせシャンテリー♀帝国兵さんが退室しました。  (2016/12/7 02:57:34)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが入室しました♪  (2016/12/7 22:19:15)

フェアラー♂帝国騎士(先任が深手を負って離脱を余儀なくされた為、己に回ってきたのは小国との戦場で軍を仕切る将軍の補佐。本来ならばきな臭い動きを見せる王国に更なる探りを入れたかったが。崇拝する主の命ならば仕方がない。何かの思惑があって其の将軍には負けの汚名は着せられないらしい――。 先日潜入した小国を発ち、東進すること二日。指令書を携えてきた配下とともに殺気立つ帝国陣へ入れば。先ずは支度を整えて将軍の下へ向かおうと。傭兵の形に慣れてしまった所為か久しぶりに纏う軍服やプレートのメイルが若干煩わしくも感じ。)お久しぶりで御座います…、……将軍。 ええ。大まかな戦況の報告は先ほど――。(サーコートの裾を冷たい風に靡かせ。歩む度に、カチャ、カチ ャ、と音を 立てて司令の置かれた天幕を訪れれば静かに頭を垂れて挨拶を。戦況が思わしくないことで対面した男の顔や其の声音には明らかに苛立ちの色が浮かんでいるのがわかる。故に。問われる前からの余計な進言は避けた。以後、己の望む通りに動く為、万が一彼の意に反したことを口にして悪い感情を抱かれないように。)   (2016/12/7 22:19:29)

フェアラー♂帝国騎士(其の後。一帯の地図を広げた彼から詳しい戦況と此れまでの作戦を聞いた。自軍の配置や率いる将。そして敵の動きと現段階まで知り得た情報の数々も。戦わずして勝つを最善と心得る己にとってみれば。こうした謀りも足りず、調略も成していない無策な戦場は、幾ら数で勝ってるとはいえ負けに等しい。今のままでは例え押し込んだとしても兵や物資を必要以上に浪費し、何よりも苦戦に陥る帝国の姿を諸国に広めてしまうだけだろう。威と恐を与え、圧倒的勝利を世に知らしめてこそ覇道を行く上で要なれば。耳にした状況は其の逆を行き、我が主の顔を潰した目の前の人物に腹立たしささえ滲む。しかし。同時に其れらを一気に覆す策を一から練り上げる愉しみと悦びもあるわけだが――。)なるほど…。委細は承知致しました。 然様で御座いますな… では――…(話し終えた彼は、意見を求めるとともに己の顔色に探りでも入れるよう蒼の眸を投げ、此方の目を覗いてくる。眼差しの真意はおそらく己の能力に対する疑念や不安が主だろう。が、奥に見えた色が何処か縋るように感じたのは逼迫した状況であるが故か。   (2016/12/7 22:19:45)

フェアラー♂帝国騎士そんな相反する意を孕んだ眼差しと。其の際の表情が何とも滑稽ではあったが無論顔色に出すことはない。視線を受けて一度瞬くと、目を地図へ落として口を開き始め、続けて描かれた地形を指で辿っていった。)こういうのは如何で御座いましょうか…。 敵は今、勢い盛んで士気も高く、我ら帝国を撥ね退けられると思っているでしょう。 其処を逆手に取り…、敢えて此のまま苦戦を演じ、此の河まで徐々に退いて行くのです…。 此の河は国境にもなっておりますれば、敵は我らが此度の戦を一旦仕切り直すと考えますでしょう…。味方の兵にもそうお伝え下さい…、『此度は退く』と。 が――。これはあくまでも振り。 現在地から此処に撤退する際、騎兵を夜毎、夜陰に紛れて徐々に南北へ散らします。 その後は――……(戦場となっている地形は広い平原。幾つか丘陵も存在するが規模は小さく、何より開戦の後では仕掛けの為の刻がない。そして覆す為の調略もない。と為れば、わかり易く其の身を晒し、退いていく様を敵へ見せ付ければ良い、と。   (2016/12/7 22:20:11)

フェアラー♂帝国騎士其の間、逃走兵と偽り、日を掛けて騎兵を少しずつ敵の目が届かぬ場所まで散らし、伏兵とする策。彼が己の声に耳を傾けていることを確認しながら、巡った案を口にしていけば若干の否はあったものの、同意を得ることは出来た。詳細は陽が落ちた後、諸将を集めて詰めることになったが一先ずは良しとしよう。何故なら今口にしたことが全てではないから。天幕を出ると外で控えていた配下の兵は其れを察していたのか、「で…、何をすれば――…」と視線を投げてくる。そんな怜悧な姿に起こる愉悦の笑みを堪えることが出来ず、思わず口元を緩めさせた。)ああ、そうだな…。 お前には角の分も働いてもらわんとな――。 先ずは戻るぞ。全ては夜になってからだ……。(浮かんだ笑みに酷薄な色を濃く乗せながら声を掛ければ。繋いでいた手綱を解いて愛馬に跨り、其の配下とともに自身の天幕へ。其の日、陽が落ちて各陣から将が居なくなった頃、それぞれの陣内に囚われていた捕虜が消え、男の配下も姿を消した。報せが届いた軍議の場が混乱する中、一人顔を伏せて口角を持ち上げる――。)   (2016/12/7 22:21:45)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが退室しました。  (2016/12/7 22:21:53)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが入室しました♪  (2016/12/8 22:49:10)

フェアラー♂帝国騎士(凡その事を決断し終えた軍議の場に次々と届く報せ。起こった事態の異様さに混乱する諸将。ある者は憤り、ある者は言葉を失い、ある者は追う為に其の場から慌しく駆け出して行く。そんな中。己はといえば暫し其の光景を眺め、座して動かない。視線は彼らの動きを追った後、広げられた地図へと移り、両軍を模して並べた赤と黒の駒をいったりきたり。まるで騒ぎを悟っていたかの如き自身の振る舞いは常であればすぐに目を引いても良いようなものだが、目に留まったのは少し経った頃。漸く一人の将が気づき、「まさか…」と何かを勘付いたよう己の名を口にした。)然様で御座います…。皆様を嵌めるような真似を致したこと…、お詫び申し上げます。 が――、之もまた勝つ為に必要なこと。どうかお怒りをお収め下さいませ。 我が意、お聞き届け頂きませぬか――…(自身の態度から何かを察した将に追随して詰め寄ってくる彼ら。それぞれに視線を絡め、一呼吸置いてから立ち上がると謝辞を述べて席へ戻るよう頭を下げた。見渡せば納得のいかない顔と怒気を孕んだ眼差しの数々。まあ、お聞き下され、と広げた手を宥めるよう宙で伏せれば淡々と続きを口にして。)   (2016/12/8 22:49:28)

フェアラー♂帝国騎士此度の策、何よりも肝要なのは我らが退く決断をした、という情報を疑われることなく敵、味方双方に広める事に御座います…。 私が本国の命により陣へ入ったことは自軍は勿論、敵方にも物見によって既に知られていることでしょう。故に、撤退は帝国本営の意向――…、そう考えるのが妥当な所。 と、なると――、当然起こるのは兵の離反。 特に…、真を持たず、勝ちとたかをくくって参加した戦を生業としている者達にとってみれば約束された報酬はおろか、其の身さえ危うくなりますからな…。 私ならば手土産の一つでも持って寝返った方が得、と考えまする。 尤も…、私が其れをするわけにはいきません故――…(自信を覗かせるものの、決して驕らない態度。淡々と。要所要所で笑みすら浮かべながら静まり返る天幕内に声を響かせた。己が意を語っても未だ腑に落ちないといった感じで口を開き掛ける顔も出てくるが、反論は御尤もで御座いますが、と手を翳して制し、お叱りは後で、の声を付け加え、また身振りを交えて続きを語ろうと。)   (2016/12/8 22:49:42)

フェアラー♂帝国騎士我が手の者を代わりに立てて御座います。其の者は何れ刻がくれば敵将の首を刎ねましょう… 国境に我らを押し込んだ小国はきっと油断し切っているものと思われます故、彼の者ならば然程難くはないかと――。 先ほど申し合わせた策にこれらが加われば……(其処まで語ったところで視界の端に立ち上がる姿が映り、其の人物が嬉々とした顔で口を開く。 敵の混乱ぶりが今から目に浮かぶ―― そんな旨のことを。しかし。そんな賛辞さえ滲む声に同意はしないし、何も答えない。何故なら其れが狙いなのだから当たり前のこと。黙って顔を伏せ、瞼を閉じれば胸中で静かに笑んだ。若し其の瞬間に声を出すならば彼にも同じ言葉を送るだろう。 お前の混乱した顔も目に浮かぶ―― という声を。油断を誘う為の策で己が油断する愚将など帝国には不要。だが…、自軍の気を引き締める生贄には最適かもしれない。事実、其の男には翌日の撤退戦で命を落としてもらうのだが、今は此の胸だけが知ることで――。)   (2016/12/8 22:49:55)

フェアラー♂帝国騎士(其の男の声が引き金となり静まり返っていた場にはまた喧騒が戻ってくる。皆、一様に納得の声を口にするけれど中には渋々といった表情も数名。しかし。最終的な権を持つ将軍が首を縦に振ったことで今宵の非礼は赦され、為らばと、次なる対応へ議題を移し行く。此の件に関してきつく緘口令を敷き、翌日からの撤退戦は己の隊が中心となって担うこと。河川までの細かな日取りや見通し。散らす騎兵の数と機。それぞれを事細かく言い渡せば最後に天幕の外へ歩み、各所に見える炎に眸を細くさせた。)あれらもご案じめさるな…、火の手も策の内。今燃えているのは殆どが昼の間に摩り替えた藁に御座います。5日分の兵糧は我が陣に確保しております故――。 兎に角。今宵は一つ宜しくお頼み申し上げます…、皆様は今申し上げた通り、万事抜かりなきよう……   (2016/12/8 22:50:08)

フェアラー♂帝国騎士(鼻を突く焦げた臭いに幾分か顔を顰めるも、声音はずっと変わらない。諸将を背にした侭、目に映る光景に対して、良い具合だ、などと呟くが、其れは彼らには届かないだろう。少しの間、視界に広がる慌しさを眺めた後。身体ごと向き直り、しつこく思われようとも再度注意を促し、念を押して頭を下げた。其れを機に軍議は解散の運びとなって彼らは各陣へ戻り行く。最後に残ったのは将軍と己の二人。彼と二人になったところで耳打ちをすれば、「お前というやつは……!」なんて怒りの篭った顔が浮かぶが、お静かに、と失礼を承知で彼の口許に人差し指を立てて。)私は心配性故…、どうぞお赦しを。 之も全ては帝国、陛下の御為に御座いまする――。(間近で絡む視線。相手のきつく強い色に、己も負けじと同様の威を乗せ、決して逸らさない。何を囁いたかは四日後に渡河の為の橋と船が燃え落ちたことで明らかになるわけだが、今は未だ先の話――。)   (2016/12/8 22:50:21)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが退室しました。  (2016/12/8 22:50:29)

おしらせガル=ゾル♂小国客将さんが入室しました♪  (2016/12/11 06:19:41)

ガル=ゾル♂小国客将【下のフェアラー卿のソロルを借りて反対側を書いてみたくなったので暫しお部屋お借りします】   (2016/12/11 06:21:35)

ガル=ゾル♂小国客将……どう思う?(まっすぐに視点揺るがさぬまま傍に立つ男に問いかける。視線が向いているのは少し離れた場所。敵方から寝返った男が軍議を終えた者たちと談笑している姿がある。皆が競うようにその男に群がる中、自分と同じ様に距離を置く者はひとりしかおらず、問わずとも答えは承知していたが。故国が亡んだのはもう十数年の昔になる。おめおめと生き残り、請われるままに縁のあったこの小国に身を寄せた。世話になった恩義に報いる働きはしてきたつもりだが所詮は他所事だからこそ勝利に酔い奢る者たちとは違うものが見えるのやもしれぬ。比して傍らの男は年若く恵まれた育ちであるのに何故こうも沈着なのかと訝しく思いもするが、それだけ知に優れている証でもあろうか。暫し間を置き返ってきたのは乾いた薄ら笑い)   (2016/12/11 06:22:46)

ガル=ゾル♂小国客将(「用心も過ぎれば臆病の誹りを免れまい」続いた軽侮の色帯びた言葉は、先刻将軍が此方に放った文言を真似たもの。軽侮しているのは当の将軍に対してであろう。「蛮勇のあげく首が離れてしまっては誹りの言葉すら耳には出来ないだろうに」とさらに毒を吐くから、それくらいでよかろうとの意で眠たげに垂れた瞼を押し開いて、じろと一瞥し。彼は故国で妻子亡くした自分が此の国で新しく娶った年若い妻の弟であるが、柔らかな微笑を常に讃える姉と対を為すように峻嶮な顔を崩すことは稀なのに、その一瞥にさも嬉しそうに破顔した。色はまるで違うのに、そこに妻の面影が重なって、また国を喪うかもしれぬとの思いに重いものが胸を塞いでいく。義弟は構わず彼の見立てを披露しはじめた)   (2016/12/11 06:23:37)

ガル=ゾル♂小国客将(曰く――援軍が到着して帝国軍は変わった。敗走をはじめたが、却って相手の手の内で踊らされているような気持悪さが消えない。本隊から離れ四方八方に敗走していく兵は少数に見えてあわせればかなりの数にのぼり、しかもその敗走兵を捕えられたことがない。放った斥候の報告からも戻ってきた捕虜の話からも帝国軍内に撤退の命令が出ていることに疑いはないが、日毎に敵を削っている筈なのに手応えは変わらず、やはり「退かせた」という気がしない。そしてあの敵の首を携えて寝返ってきた男の落ち着きぶりが気に喰わない。肝が据わりすぎている。話は筋が通っているし、あの手の輩が利に聡いというのも古来変わることがないだろうが、あの男が帝国敗走に自分の身の心配をせねばならぬ、なんて話を信じられるわけがない……、と続けられた分析に自分も言葉を重ねた)――あれだけの腕を持つ男はそうそういるものではない。隙というものがないからな。それに援軍が来てから兵站が奪えなくなった。悉く燃やされている…   (2016/12/11 06:24:54)

ガル=ゾル♂小国客将誘い込んで、あわよくば渡河させ帝国領内で叩くつもりか……(伸びていく戦線を思いながら呟けば、年若い義弟は「寝返った男は将軍の寝首をかくやもしれません」と物騒な言葉を足す。誘い込まれた自軍が統率失い混乱の中で次々倒れていく様が脳裏にまざまざと浮かぶ。それは故国での光景の反復。禍々しい予知を消してしまおうと、生え際が白くなりはじめた短い黒髪を数度振り立てながら、義弟と策を練り始めた。いきりたつ自軍を抑えることが無理だとするならば何をすればよいだろうか、と。あるいは思い返させる手段はないだろうか、と――思い虚しく、軍は進む。帝国軍を国境の河まで追い詰めたと意気あがる自軍の昂ぶりから離れ、渡河を視野にいれて左右広くなった布陣を憂う。いっそ、と腹で固まった覚悟が何であるかを人々が知るのは夜が明けてから――)   (2016/12/11 06:25:49)

おしらせガル=ゾル♂小国客将さんが退室しました。  (2016/12/11 06:26:07)

おしらせガル=ゾル♂小国客将さんが入室しました♪  (2016/12/17 23:29:20)

ガル=ゾル♂小国客将(進言は悉く退けられた。交戦の都度、四方八方へと散る敵兵の全てとは言わず一部でいいから後を追うべきだ、と言えば「逃げたいやつは逃がしてやれ」と勝利に奢って鷹揚ぶるばかりで、国境の河へと進軍するにつれて此方の後方へ広がっていく空いた野へ、伏兵となった逃走兵が集う危惧は笑い飛ばされてしまった。勝利重ねる毎に布陣は危うい形になっていく。されていく、と言った方がより正確だろう。誰が指揮しているのか、おそらくは救援にかけつけた将だろうと推測しつつ、その将に対する畏怖の念は強まるばかり――帝国の退却がはじまった最初に義弟と話した密約。それを果すべきだろう。伏兵の挟撃への怖れが、あるいは自分が思いもかけぬ策があるのではとの懸念 が、全て杞憂に過ぎぬとすれば、これから己が為そうとしていることは愚行の極みだろうが、そうは思えなければ己の信ずる道を行くほかはない。将軍を説き伏せ進軍を翻意させるのは難しいと思いながら、今日まで躊躇っていたのは、矢張り若い妻と幼子への執着で、しかし此れから事を為そうとするのも矢張り彼女たちへの思い故)   (2016/12/17 23:30:18)

ガル=ゾル♂小国客将(しん、と静まったひとりきりの天幕で静かに鞘から新しい剣を抜く。未だ血を吸ったことのない片刃は禍々しい程に美しく反り、ずしりと右手に重い。常に佩く両刃と違い、切れ味だけを突き詰めて鍛えられたその剣を戦で扱う自信はないが、今宵の用には役立つだろう。また音もなく鞘に納めて息を吐けば、柄にもなく体が震えた。初陣以来はじめてのことかもしれぬ程長く。それが収まるのを待って召集された軍議へと向かう。綺麗に片づけた己が天幕に幾つもの戦場を共にした鈍くくすんだ甲冑だけを残し。残る思いは時来れば義弟が妻子に伝えてくれるだろう――)   (2016/12/17 23:33:52)

おしらせガル=ゾル♂小国客将さんが退室しました。  (2016/12/17 23:33:58)

おしらせイルハン♂小国騎士さんが入室しました♪  (2016/12/17 23:34:46)

イルハン♂小国騎士(明日が正念場だと帝国を国境の河まで追い詰めて昂ぶる士気の中、軍議は開かれる。その天幕の内に誰よりも早く入って定められた場所に腰を降ろした。これから先、此処で起こるであろう出来事は全てあの夜に義兄と話した筋書き通りに運ばれるだろう。最早、猶予する暇はない、と義兄も思っているであろう。それでも全ては起こらないやもしれぬ。義兄が鞘から刃抜かぬ限り、それをもってその先の芝居じみた一幕を開けぬ限り。自分の見立てでは、天秤は少しずつ幕開きへと傾いてはいるが果たしてどうだろうか――しかし、将軍に続いて義兄が現れたとき、事は決したこと悟った。逡巡を祓ったその静謐な佇まいから)   (2016/12/17 23:36:59)

イルハン♂小国騎士(義兄の覚悟はしかし他の面々には解るまい。軍議がいくらも進まぬうちに、義兄が剣を抜く。音が消えてしまったように事が進む。一瞬の閃光。甲冑こそ着込んでいるが首は無防備な将軍のその場所目がけて。いち早く反応したのは自分。小刀を剣を握る義兄の手許目がけて―より正確に言うなら、そこから僅かに外れた場所目がけて―投げながら叫ぶ)血迷われたかッ!(叫びも小刀も無論、義兄の妨げになるはずもない。将軍の瞳が驚愕も恐怖も宿さぬままに首はごろりと床へ転げ落ちるときには自分は席を蹴り、義兄の許へと駆け寄って。遅れをとっては意味がない。この場に義兄より腕の立つ者がいるとは思えぬが、ただひとり、あの帝国を裏切ったという男ばかりは別だから――駆け寄りながら剣を抜く。義兄と違って自分は逡巡しない。為すべきことと心定めて尚揺れるような愚を冒したりはしない。キン、と此方の両刃を受ける音)――手出しは無用!手伝うとおっしゃるなら、そこの新参者が動かぬようにッ!   (2016/12/17 23:39:09)

イルハン♂小国騎士(他を制しておいて芝居は続く。鍔迫る音が暫し響いて、互いの息が乱れはじめる頃合い計って義兄の瞳が自分にだけ解るように和らぐ。それが幕引きの合図。いま一度、甲高い音させ、義兄の剣を弾き飛ばし、拾う暇与えず深く踏み込んだ此方の両刃が義兄の首を強か打ち砕く。ごほ、と血を吐きながら倒れてくる体を避け、見守っていた輩の方へ向き直る。此処からが一人芝居の第二幕――義兄と練った策。思惑どおりに事が進むなら、将軍の首跳ねた不届者を誅した自分が我が軍を掌中に握るはず。若くはあっても自分より血統と気概に優る者はいない筈。何より思いがけぬ事態に浮き足だつ輩の瞳は縋りつく先を求め戸惑っている。教えてやろう、と一度俯いて薄い嗤いを隠しながら息を吸い、面あげて天幕一杯に声を響きわたらせた)――此れより一軍の指揮は、不肖ながらこのイルハン=タミールが執らせていただく!火急の事態なれば……(義兄の命捧げた一刃は遅きに失したかどうか、答はこれからの戦が教えてくれるだろう)   (2016/12/17 23:39:54)

おしらせイルハン♂小国騎士さんが退室しました。  (2016/12/17 23:39:59)

おしらせディート♂小国騎士さんが入室しました♪  (2016/12/18 02:12:11)

ディート♂小国騎士【お邪魔します。少々お部屋お借りします』   (2016/12/18 02:12:38)

おしらせイルハン♂小国将校さんが入室しました♪  (2016/12/18 02:12:56)

イルハン♂小国将校【おじゃまします。傍でじーっと眺めてますので、どうぞー(笑)】   (2016/12/18 02:13:47)

ディート♂小国騎士【よろしくお願いします。今から打ちますので、ちょっと時間下さい。って、じーっと眺めないで、レスしてくださいね!?(笑) 】   (2016/12/18 02:14:13)

イルハン♂小国将校【ソロルのつもりだったと思うのでそんな感じでごゆっくりどうぞー。絡めなかったら撤退します(笑)】   (2016/12/18 02:16:32)

ディート♂小国騎士(軍議の天幕の中で、血ではない絆で結ばれている筈の、年の離れた兄弟が互いに剣を抜いた時。その場に、一人の男も居合わせていた。その眉間には、深い皺が刻まれ、薄い唇は一文字に結ばれている。丁度、今時分。晴れた空を思わせる、青の瞳は、瞬きもせずに、青年の剣が、彼より年嵩の男の首へと振るわれるのを見つめていた。剣が食い込んだ瞬間、耳に聞こえた骨の折れ砕ける嫌な音。何も持ってはいない筈の己の手にまで、その人の骨を砕く感触が思い起こされて、膝の上に置かれていた手が強く握り込まれる。イルハンの乳兄弟でもあり、彼の従者でもあり、友でもある自分の席は、彼のすぐ後ろだ。彼が振るった剣先から飛んだ血の飛沫が、すぐ傍にいた己の頬を、額を僅かに濡らしている。手出し無用と口にした彼の真意を思えば、居ても立っても居られなかったのだろう。思わず椅子から浮かせていた腰。完全に立ち上がったのは、天幕一杯に響く声で、己が主が宣言をした時だった。)   (2016/12/18 02:34:31)

ディート♂小国騎士――御意。(真っ先に天幕の中、床へと片膝をついて彼の前に膝まづく。真っ黒のコートの背中で、一つに結ばれた髪の毛先が、さらりと肩から滑り落ち頭を垂れながら、彼のすぐ足元で、その表情をひっそりと確認する。その唇の端に浮かべていた笑み。それを目の端に止めれば、立ったままの主に見えない位置で、眉間に刻んだ皺は一層深くなった。それから後の天幕内は荒れに荒れた。事の次第に、軍議は纏まらず。とりあえず、軍議は解散となった後、血の匂いが濃く残るその天幕の中、立ち尽くす彼の元へと近づく。)   (2016/12/18 02:34:40)

ディート♂小国騎士―――若。……遺骸は、指示通りに運び出しておいた。(彼の僅か後方、耳元に、ひっそりと言葉を紡ぐ。今宵の筋書きについては、聞かされていたとはいえ、衝撃はまだ抜けきらない。その表情に浮かぶ眉間の皺は、いつもよりも、深いまま。)   (2016/12/18 02:35:22)

ディート♂小国騎士【変なところで区切ってしまいましたが、こんな感じです(笑)】   (2016/12/18 02:35:45)

イルハン♂小国将校【拝読いたしました。続けさせていただきますー。短めで。お待ちくださいー】   (2016/12/18 02:37:42)

ディート♂小国騎士【はい。よろしくお願いします~】   (2016/12/18 02:38:01)

イルハン♂小国将校(そう易々と場は鎮まらなかった。義兄は「咎人を誅した者が実権を握るだろう。ただ将軍を誅するだけでは足りない。だからこそ誅する者とさらにそれを罰する者に別れよう」と言ったが、事は容易ではなかった。それでも、夜が明ければ帝国兵は間近。戦端は切っておとされる。誰かが指揮せねばならない。あのまま愚策重ねて敵の術中に嵌るよりは余程ましであると信ずる他はない)――何か言いたげだな。だが、聞くつもりはない。姉上はさぞ恨みに思われるだろう。事の真意を知ると知らずにかかわらず……だが、それでも決めたことだ。時を戻すわけにはいかぬ。言いたいことがあるなら先の話をしろ(膝をつく男より一回り小柄な体躯。それでも軍人らしく義兄の首を折った重い剣を軽々と振り、ついた血飛沫をとりあえず払うとそのまま、男に向って差し出した。義兄の血の染みた剣に尚も忠誠を誓えるか、と問うが如く。緑の瞳は強く、ひたと相手の眉間に刻まれた皺を見据え。他に人がいなくなっていれば口許の薄い嗤いはもう隠そうともしてはおらず。ほの暗い己が心根をこの乳兄弟の男は確かに見抜いているだろうか、と思い巡らせながら)   (2016/12/18 02:50:07)

イルハン♂小国将校【あぁ、膝ついてなかったですよね。すみません、適宜処理してください(平伏)】   (2016/12/18 02:51:52)

ディート♂小国騎士【大丈夫です(笑) お待ちを!(笑)】   (2016/12/18 02:52:43)

ディート♂小国騎士(この、手段でなくば、場を取り返すことは出来なかったのかと、言いたいことは、いくつもあった。だが、どの言葉も、死んでいった彼の義兄の壮絶な最後を思い起こせば、どれもこれも、口にすることは出来なかった。それが、既になされた事実ではあり、ひっくり返すことのできない過去であれば。) ―反逆者を娶った女の弟が、指揮者として相応しいのかと、声高らかに言って回っている者がいる。それらを黙らせるには、取り合えず何かの手柄か情報を上げるしかあるまい。まだ、戦は終わっていないというのに、既に勝ち戦だと、物見遊山気分の者もいる。(と差し出された剣を目の前に、彼の前に膝まづいた。彼の剣を両手で恭しく受け取れば、己のコートの裾で、その剣の血の染みを拭う。昨夜、酒を飲み交わした男の血。黒い布地に吸われていく様子を見つめ、その名声を穢されてしまった男を思い、黙祷をささげた後。血をふき取った剣を主に差し出す。)   (2016/12/18 03:07:45)

ディート♂小国騎士――私を使え。とりあえずは、軍議を納得させられるだけの情報を探ってくるのが先か、それとも……あの新参者の周囲を探るのが先か? 己が命、お前に預けよう。ガル殿が成された様に。(目の前の男よりも、少し掠れた穏やかな声が、他に誰もいない天幕に響き、新たに伝えられる指示を待った――。この先戦況は、どう変わっていくのか。変えられるのか。すでに、始まっていた。)   (2016/12/18 03:08:36)

ディート♂小国騎士【という感じで、こっちはここまででー】   (2016/12/18 03:08:54)

イルハン♂小国将校【ありがとうございましたー。じゃあもいっこ書いておきますので、どうぞおやすみくださいませー】   (2016/12/18 03:09:25)

ディート♂小国騎士【あ、隣でじっと眺めてます(正座)】   (2016/12/18 03:10:03)

イルハン♂小国将校(義兄が軍を掌握する策を語ったとき、当然自分は反対した。義兄の命を無にしてまで為すことではないと言い、筋書き通りに事が運ぶだろうか、と言った。が、結局は説き伏せられた。義兄は理を説いた成果と思ったやも知れぬがそうでないことを己は知っている――此の軍を指揮するのに自分程相応しい者はいないとの自負はあった。だがそれよりも、義兄を葬るのはこの機会しかない、と思ったことが大きかった。義兄をほんとうの兄とも早くに亡くした父親代わりとも思い慕っていた。だが、唯一の身よりであった美しい姉を自分から奪った男を心の一番奥底で憎んでもいたのだ、とそのとき悟ったのだった。だからこそ――コートで血を拭う男は自分よりももっと真っ直ぐな心で義兄を慕っていたかもしれない。言葉を受けて)姉の結婚は王の命だ。あの男の武勇を惜しんだ王が楔として姉をあてがったのだ、それをとやかく言われる筋合いはない…そのあたり、上手く話を流して地ならしをしておけ   (2016/12/18 03:24:20)

イルハン♂小国将校(嘘ではないが、その政略の後に生まれた情愛は無視して語るだろう。常には明るい緑の瞳が暗く翳り、それを振り払うように、尚一層力篭めて男を見据えながら)では、誰が正しいか、明日の戦で見せてやることにしよう……勝てばよいのだ。帝国の姑息な術に嵌らず(語気強く語って、そこで声を落とすだろうか)…義兄の仕掛けは遅すぎた(挟撃は必至であろうかと思えば、とりあえず後方を突破して兵を退く相談を二人は始めるだろうか。戦が思惑通りにすすめ筈もないだろうか。それらは全て夜明けを待ってから。傍を離れるなよ、と浅い眠りにつく前、最後に語った言葉は聊か心細さが滲んでいたかもしれない)   (2016/12/18 03:24:22)

イルハン♂小国将校【こんなところでー。お待たせいたしました】   (2016/12/18 03:24:40)

ディート♂小国騎士【ありがとうございましたー! ほんっと、拙いロールで申し訳なく…!】   (2016/12/18 03:25:45)

イルハン♂小国将校【とんでもないですー。冗談おっしゃったのに空気読まずに乗り込んで此方こそ失礼しました(笑)。】   (2016/12/18 03:26:06)

ディート♂小国騎士【いえ(笑) 半分以上本気でしたし(笑) 私もロールした方がキャラが固まるタイプですから…(笑) では、今日はこれで失礼して寝ます! おやすみなさい!】   (2016/12/18 03:26:57)

イルハン♂小国将校【では、次回はいざ決戦!帝国の卿の登場を待って出陣いたしましょう。勝つつもりで!(笑)】   (2016/12/18 03:27:16)

イルハン♂小国将校【おやすみなさい】   (2016/12/18 03:27:21)

ディート♂小国騎士【勝てるかなあ…(笑)】   (2016/12/18 03:27:29)

おしらせディート♂小国騎士さんが退室しました。  (2016/12/18 03:27:33)

おしらせイルハン♂小国将校さんが退室しました。  (2016/12/18 03:27:40)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが入室しました♪  (2016/12/18 16:38:31)

フェアラー♂帝国騎士(仕上げと決めていた日の前夜。敵陣内で起こったことなど知る由もないが、夜が明けて其の陣形を目にした際。何かが“変わった”ことは察知出来た。前日までの陣立てとは明らかに違う構えや広がり。そして中央の厚み。すぐさま物見台に登り、敵軍へ望遠鏡を向ければ本陣に翻る旗の変化に気づき、表情を幾分か険しくさせた。覗く筒先を右、左、と振れば右翼左翼も若干ではあるが違いが生まれており、浮かぶ想定になおも眉が歪む――。 己が此の戦地へ入って四日。あの夜に企てた通り偽りの報を齎し、必死に守りながら退く構図を作り上げ、士気上がる敵方を前掛りにさせてきた。加えて其の間。日毎にじわじわと守備の陣形を横に広げ、食いついた敵の両翼を釣って敵本陣を裸にしてきたわけだが、確かめた陣形はまるで此方の意図を察したかのよう。左右への展開を完全に解いていない所を見ると察したというよりも、今は警戒といった感じであろうが予定を狂わされたことには変わりない。が――、込み上がったのは何とも言えない愉悦。険しさを宿していた表情は。全てを確かめ終えれば酷く嗜虐に満ちた笑みに変わり、其の綻んだ唇から、ふ、と笑んだ吐息を溢れさせた。)   (2016/12/18 16:38:48)

フェアラー♂帝国騎士そうか… 愚将ばかりではないということか――。 だが。逸った兵の気はどうする……(カチ、カチ、カチ。と覗いていた筒を短く畳みながらそんな呟きを零すと思考はすぐに対応の策に巡る。此方に何かしらの手があることを読んだのであれば、其れを逆手に取って更なる奥の手を用意していけば良い。其れ以前に敵の兵士たちは我らを国境まで押し退け、士気高く、制御はそう簡単ではないだろう。急ぎ将軍のもとへ向かうと日を掛けて伏せた兵の突撃を保留する許しを貰い、諸将へも其の旨と今日の陣立てを指示。あくまでも相手の変化に合わせた組み替えに留め、思惑の芯を悟られぬよう動きは小さなものに。先ずは出方を見、士気や戦い方の違いを見定めようと守備重視は変わらない。何よりも、戦場で敵として見える配下からの報を受けて詳細を把握したい。)さて――。(将軍との議を終えれば馬に跨り、自軍の最前線へ戻って各将を集め、指示があるまでは昨日と同じ…、と命を出す。平原で対峙する両軍。遠くに望む敵方に何があったのか、兵の勇んだ声や馬の嘶きが流れる中で昨日とは違う高揚が馬上の身に湧き起こってきた。)   (2016/12/18 16:39:00)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが退室しました。  (2016/12/18 16:39:07)

おしらせバティス♂帝国将軍さんが入室しました♪  (2016/12/26 00:44:56)

バティス♂帝国将軍【ソロル投下ー(笑 )お部屋拝借】   (2016/12/26 00:45:40)

バティス♂帝国将軍(ある日の執務室。男は椅子に座り、此れから起こるであろう戦闘について思案していた...。すると、扉が開き一人の若い女が姿を現す...。)『閣下。ご命令の件、アロイスに申し伝えました。多少、納得の行かない顔をしておりましたが...。』(と男に言葉を告げれば、此の若い女は、明らかに不満そうな表情を隠す事なく浮かべ...)...そうか、ご苦労。...不満そうな顔をするな。元々あやつは争いを好まない。あやつだって...命令に従わざるを得ない事は理解している...(頭は切れる方だからなとアロイスと呼ばれた男について口にすれば『閣下は甘いです』と女は苦言を口にした。男は苦笑いを浮かべるしかなかった。)   (2016/12/26 00:45:45)

バティス♂帝国将軍...話は変わるが、先程の商人の話についてお前はどう思う?...(ある商人が話していた件について男は意見を求めて...)『...王国が、戦闘準備を始めている。しかも、今回はかなり大規模な物である事...と言う事についてですか?』(と先程の話を繰り返し...)...そうだ。火の無い所に煙は立たぬ。強ち、単なる噂と切り捨てるのもどうかと思うのだが......(男の言葉を受けて『そうですね。何やら王国が騒がしい事になっていると、他の筋からも情報は入って来ているようですし、まずは、此方も出方を見ながら、準備を怠らずといった所でしょうか...』と女は意見を述べて...)ふむ...。(と一言口にした後、男は深く椅子の背凭れに身体を預けて、思案に耽るのであった...「何か」が動き出す。そんな漠然とした不安を抱えつつ...。)   (2016/12/26 00:46:15)

バティス♂帝国将軍【神々~の始まる予感的なソロル投下して...撤収ーー!】   (2016/12/26 00:47:14)

おしらせバティス♂帝国将軍さんが退室しました。  (2016/12/26 00:47:20)

おしらせフィア♀帝国参謀長さんが入室しました♪  (2017/1/11 19:18:26)

フィア♀帝国参謀長魔獣諸君、凍結解除おめでとう…私としても、諸君らの疑いが晴れてうれしい限りだよ(微笑みながら会場にところせましと敷き詰められたような知性のある魔獣たち…それぞれが食事を楽しみながら私の演説を聞いていた)近々大きな大きな戦があるからと、解答された諸君らには陛下も期待されている事だろう。当然私もだ…。近頃獣人部隊をいくらか減らされてしまいましたが…残った諸君ら獣人騎兵団の益々の奮戦にも期待したい所だ。さて諸君…ここがどこかご存じかな?既に戦地近くらしい…いやはや、戦車とやらは快適なものだな?大型の魔獣に荷車を引かせ、その上で弓矢、大砲を撃てるとはなかなか技術部もやるじゃあないか…(テントの布が全て取り払われれば各々動き出し、武器を持つ…ばかばかしい、実に滑稽だな)開戦間近だからと派手に、そして鮮やかに染め上げよと申された我ら混合種部隊、さぁ諸君…メイン<敵の命>とくとご賞味あれ…?   (2017/1/11 19:27:12)

フィア♀帝国参謀長【とまぁ、こんな感じで参加表明みたいなソロルをうってみましたー待機ー   (2017/1/11 19:27:43)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、フィア♀帝国参謀長さんが自動退室しました。  (2017/1/11 19:48:00)

おしらせ???さんが入室しました♪  (2017/1/31 23:53:06)

???(ある日の王都。帝都侵攻作戦が発動され、蒼龍騎士団が勢揃いし、出撃の準備をしているのであった。蒼龍の双璧。金狼、銀狼、王国の英雄と揃う姿は、壮観。その一字に尽きるだろう。この日王都には蒼龍騎士団以下、全騎士団が集結。一部の騎士団は王都並びに重要拠点へ、蒼龍騎士団他複数の騎士団は帝都侵攻へ向けて行動を開始しようとしていた。出撃に先立ち、元老院の長老からこの作戦の意義。王は諸君らの働きに期待している。等といった言葉を並べ立て、騎士達を鼓舞するのだった。ただ一人バロスは、心の中で「白々しい事を...。」と呟いていたのは誰も知らぬ事。一通りの儀礼が終わり、いよいよ出撃。城の扉が開けば、蒼龍騎士団の双璧を先頭にゆっくりと行進を開始。民達が道の両端に並び、手を振り騎士達を見送るのである。その様はまるで祝勝の行進のよう。此れから始まるであろう激戦を想像しているのは、数える程の人だけかもしれない...。それそれが心の中で「生きて帰る。」そう誓っているのだろう。そして、その内の何人が帰還出来るのだろう...)   (2017/1/31 23:53:28)

おしらせ???さんが退室しました。  (2017/1/31 23:53:36)

おしらせガブリエラ♀王国傭兵さんが入室しました♪  (2017/2/16 23:27:23)

ガブリエラ♀王国傭兵【今晩はお邪魔しますー。お部屋をお借りします。傭兵団関連のロールを少し。】   (2017/2/16 23:28:51)

ガブリエラ♀王国傭兵(アジトから連絡があったのは、新たな年が明けたころだっただろうか。進展中の依頼が片付き次第、全員アジトへと戻る様にと副長からの指示があったのは。普段ならば、すぐに次の依頼が割り当てられるのに、傭兵団のアジトに戻ってから1か月近くは、アジトでの待機を言い渡された。それは、自分だけではなく、各地で派遣されていた他の仲間においても同じで、一人、また一人、とアジトに人が増えていく。具体的な話がまだなかった頃でも、何かを感じてみな一様に口を重くし、アジトの中の雰囲気は緊張した空気でピリピリと張り詰めた様に感じていた。女にとって、初めて感じる空気に、身の置き場がなくなりそうな気さえして。) ―――やっぱり、これは、先輩が言っていた通り、大きな戦が始まる前触れ……ってやつなのか…。(アジトの一番高い場所。アジトをぐるりと囲う様に張り巡らされた防衛のための壁。その上に設けられた物見台を兼ねた場所で、そこから見える景色を眺めている。)   (2017/2/16 23:38:49)

ガブリエラ♀王国傭兵―――いつもなら、すぐに次の場所へ派遣されるのに。……こんなに、アジトに人がいるのも珍しいかもしれない…。人数が揃うのを待ってるのか……。(物思いにふけりながら、真っ暗闇の中、森の中へと目を凝らす。ちらちら、と点滅する明かりの合図。傍らに置いていたカンテラを手にすると、それを掲げて、その合図への返事を返す。今から、帰還するという仲間の誰かの合図。それに対して、応の返事。こうして先ほどから、同じことを繰り返している。アジトを出ていく者より、アジトへ帰ってくる者が、はるかに人数が多い。アジトから出ていくのは、情報調査に長けた、斥候などの役目を得意とした仲間ばかりで。)   (2017/2/16 23:45:45)

ガブリエラ♀王国傭兵―――あぁ、最後の一団が戻ってくる。(再び森の向こうからの灯りの点滅。再び、カンテラを掲げて応の返事をした後、小さく呟いた。伝えられた情報量は少ない。ただ、その中の情報に帰還する人数があった。今日一番多い人数。傭兵団の中に幾人かいる、兵団を率いる隊長格の帰還。それで、すべての隊長格がアジト内に揃うことになる。脳裏によぎるのは、仲間の誰かが言っていた、「総力戦」の一文字。見張り交代を告げにきた仲間へねぎらいの声をかけて、物見台を降りた。今夜はきっと眠れないだろう。と少し重い頭に髪の毛を軽く搔き乱しつつ思う。そして、翌日発表された、一部の隙も無い傭兵の編成に、小さく唸り声をあげることとなる)   (2017/2/16 23:59:01)

ガブリエラ♀王国傭兵【お邪魔しました。】   (2017/2/16 23:59:27)

おしらせガブリエラ♀王国傭兵さんが退室しました。  (2017/2/16 23:59:30)

おしらせバロス♂騎士団団長さんが入室しました♪  (2017/9/11 12:04:34)

バロス♂騎士団団長【久しぶりにソロルを】   (2017/9/11 12:04:55)

バロス♂騎士団団長(ある日の砦での出来事。帝都侵攻戦...最前線へ向かう為、蒼龍騎士団は歩を進める。補給を受けようと王国と帝国の境にある砦に立ち寄る。途中戦闘しながらも何とか此処まで辿り着いた...。負傷者の治療と弾薬の補給を必要としていた...。)「団長...此の砦は...?」(団員の一人が口を開けば、その顔は不安の表情が浮かび。)...ああ、問題ない。此の砦は、王国が死守している...謂わば、防波堤...だな。さて、負傷者の治療をして貰うとしよう...負傷者を中に運べ。(そう口にすれば、団員へと指示を出せば、負傷者達が中へと運ばれていく。内心...明らかに最初の頃と違い、士気が低下している...此のまま進むのは得策ではないな。と心の内で呟く。)「団長!全ての負傷者の運び込み完了致しました!」(団員から報告を受けると男は手を挙げ報告に応えれば、自分も砦の中へ歩を進める...。やっと一息つける。そう思ったのも束の間...。見張り櫓の兵士が大きな声を張り上げて...)   (2017/9/11 12:09:08)

バロス♂騎士団団長「帝国だぁ!帝国が現れたぞ!!」(砦の中に一気に緊張が拡がる...。恐れていた事態に、やれやれ...簡単には休ませてはくれないようだ。団長はやれやれと言った表情で小さく呟いた。もう一踏ん張りだな。参謀を呼び出し。双璧と言われる団員二人を呼び出し、戦闘に備えていく...。)   (2017/9/11 12:09:26)

バロス♂騎士団団長【長過ぎた(汗】   (2017/9/11 12:09:51)

バロス♂騎士団団長【では、またです】   (2017/9/11 12:10:03)

おしらせバロス♂騎士団団長さんが退室しました。  (2017/9/11 12:10:06)

おしらせエッタ♀小国傭兵さんが入室しました♪  (2018/1/28 20:17:26)

エッタ♀小国傭兵――お行き。(戦場からほど近い場所にある小さな森で、一声かけて鳥を放ったのは一人の女。辺境の地にある部族が好んで着る複雑な文様を織り込んだワンピースに編み上げ靴、厚手のショールを細い肩に羽織る姿は傭兵には見えない。小国に雇われた兵である女は、村人に扮して戦場の様子を伺っていた所だった。暗号を記した羊皮紙を調教した鳥に銜えさせて空へと放ち、その行方を見送ってから木の上から戦場を見る。兵の配置に動き。先ほど放った鳥に持たせた情報は、今目にしてる状況を克明に記したものだ。間違いはないことを確認し、慣れた動作で滑るように木の上から地面へと下り、難なくスムーズに着地した、おおよそ村人らしからぬ無駄の無さで。)   (2018/1/28 20:26:30)

エッタ♀小国傭兵(頭から爪先まで一般的な村人を装っているつもりだったが、張り詰めた空気と、獣じみて光るような目は戦場に身を置く事を常とする兵士のものだった。周囲の様子に耳をそばだてて警戒を怠らないよう注意しながら木々の間を縫うように進み、拠点としている場所へ戻ろうとする。一刻も早く戻らなければならない、と急く気持ちはあったが、万が一誰かに追跡された時のことを考えて藪の方へと進み遠回りする事は忘れなかった)   (2018/1/28 20:35:37)

エッタ♀小国傭兵(――そして、そのまま消える)   (2018/1/28 20:39:39)

おしらせエッタ♀小国傭兵さんが退室しました。  (2018/1/28 20:39:44)

おしらせバロス♂王国騎士団長さんが入室しました♪  (2018/5/16 22:02:14)

バロス♂王国騎士団長(帝都に進軍中の蒼龍騎士団。途中、帝国軍の抵抗に遭うも ウォルフらの活躍により、敵を撃破。多少の負傷者が出たため、砦にて治療受けて。負傷者は置いて先に進みたいところだが、いつ帝国から襲撃を受けるか分からない。負傷者と僅かの兵だけでは陥落は時間の問題...。王国への足掛かりにされても困る。砦を落とさせる訳にはいかないのだ。と、足止めされる事数日。)...退屈なんだけど。(と、ゲインが手持ちぶさたを全開で、バロスらに愚痴っていた。)...仕方ないだろ。王国からの援軍待ちなんだから...。ゲイン、偵察して来いよ。(他の隊の隊長がゲインに、偵察するように促す。その様を、口許を歪め、苦笑いを浮かべたウォルフが眺めていた。「やれやれ。アイツは大人しく出来ないのか?」ウォルフの視線はそう語っていた。)...団長。団員の士気が下がってます。如何しますか?(と、バロスに耳打ちする参謀。掌で己の髪の毛をわしゃわしゃと掻きながら。まったく、アイツら。何か手を打たなければ...。そうは思うが妙案が浮かばないのもまた事実。)...いっその事、奴ら攻めてこねぇかなぁ。(とんでもないことを呟くのだった。)   (2018/5/16 22:02:25)

バロス♂王国騎士団長【ソロル投下。代わり映えしないなぁ】   (2018/5/16 22:02:58)

おしらせバロス♂王国騎士団長さんが退室しました。  (2018/5/16 22:03:05)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが入室しました♪  (2018/6/2 10:30:06)

フェアラー♂帝国騎士(夜が明けて人々が動き出すと、何者かによって屠られた帝国兵の骸が次々と発見され、其の騒ぎで街が揺れる。しかし、戦火の世に於いて常となっている事態は収拾も早く、陽が傾く頃には何事もなかったかのように市民は平穏を取り戻し、街には夜の賑わいに向けて種々な明かりが灯り始めていた。そんな街の様子を望む城壁の上。昨晩と同じ場所に立つ、夕陽を受けて長く伸びる男の影は、ふ、と湧き起った笑みから僅かに揺れ動く。)そうか…、お前の気配に気づき、姿を消すか……。 流石は獣よ――…(申し訳ありませぬ、と片膝を突き、面を伏せた部下の報告にじわりと口許を緩め、眼下の景色に向ける眸を細くさせる。呟くよう漏らした声からは、咎めや口惜しさといった感情は微塵も感じられず、逆に愉しげな色さえ滲ませて珍しく頬にも綻びを宿す。)   (2018/6/2 10:30:24)

フェアラー♂帝国騎士良い――。 接触に至るような深追いを禁じていたのは俺だ。其れでは限界もあったであろう……。 それに手ぶらでもなかろう――? 其の動き、聢と目に焼き付けてきたな…?  カゲよ――、お前は暫しあの獣となって大陸を賑わせて来い。 獣の姿とあらば噂が広まるのも早かろう――…。(視線を街の様子から傍らの部下に移すと、良い、と片手を軽く翳しながら小さく顎を振り下ろし、其の眼差しに嗜虐に満ちた色を乗せる。直前のものとは真逆の冷たい声音で告げる己の命に、ずっと面を伏せていた彼が、御意、と言い残して姿を消せば。背後に控えていたもう一人の部下から疑問符の付いた落ち着いた声が届く。)   (2018/6/2 10:30:36)

フェアラー♂帝国騎士否――、そうではない…。 俺の狙いは飼い主の方だ…。 あれほどの手練れを飼う者がどんな人物か見てみたくなってな――。 何処の国の者かは知らぬが…、炙り出すのは其方の方よ……。(『誘き出すので…?』と鼓膜を揺らした声の主に、幾分か振り向いて視線を投げると謀に昂った横顔を見せ付けた。現状、彼の暗殺者との間にどれほどの主従関係が存在しているかはわからないけれど、其の存在を利用され、敵味方関係なく暴れ回っていると耳にした人物がどんな動きをし、どのような反応を起こすか。例え本人が動かなくとも、噂を知った周囲には必ず凡庸なものが一人や二人は居て何かしらの動きが出てくるはず。其れが国単位であれば尚更良い。と、口許に浮かんだ笑みを深めさせながら冥色漂う空へ視線を投げて。)   (2018/6/2 10:30:48)

フェアラー♂帝国騎士まあ…、読みが外れたなら其れは其れよ――。 何も起こらなければまた次の動きをすれば良いだけのこと…。 そこで角よ。お前は卿の許へ行け…。 彼の情報網と其の外交力は俺にはないものだ…、力をお借りしたい、と伝えてくれ――…(ぽつり、ぽつり、と呟くよう口を開けば企てに伴って脳裏に浮かぶ男の顔。そんな男の姿を思い出すとほんの僅かではあったが自身でも気づかぬうちに表情が崩れ、空や街を眺める目許が綻びを見せる。が――、『しかし、御一人になった間に万が一……』などと部下が己の正面へ回り始めると表情は一変。何かを訴えようと真剣な眼差しをぶつけてくる彼の声を遮る形で大きく開いた掌を其の眼前に翳し、首を横に振った。)   (2018/6/2 10:31:02)

フェアラー♂帝国騎士良い――。 其れもまた愉しかろう…。 其れに、恐らくお前が戻るまでに何も起きはせんだろう……。 わかったな…? これは命令だ。 行け…、 そして朝陽を背に現れる貴殿とお会いしたい、と伝えて来い。そう言えば全て伝わるだろう――…(まるで子供にでも言い聞かせるように視線を合わせて告げれば、最後にはまた口許に笑みを乗せて馬の尻を打つかのように彼の背を叩く。なんなら戻らなくても良いぞ、なんて戯けた笑いの声を付け加えると、承知いたしました、と顔を伏せる部下に背を向けて城内に姿を消した。この地より西に居る其の騎士がやって来るとすれば背に受けるのは夕陽。謎めいた言葉を持って部下が男の許に到着したのは今宵の満月が新月に変わった頃で――。)   (2018/6/2 10:31:22)

おしらせフェアラー♂帝国騎士さんが退室しました。  (2018/6/2 10:31:30)

おしらせフィア♀帝国参謀長さんが入室しました♪  (2018/6/2 23:35:49)

フィア♀帝国参謀長面白いですね、これは…少数の生き残りが帝国の魔獣部隊を突破したと?(信じられない報告に冷静に目を通す一人の女性…極少数の敵性勢力がなぜか魔獣部隊を中央から食い破るように突破したとの報告があがったのだ)布陣は悪くなかった、戦力も申し分ない…これは、指揮官は余程の命知らずとカリスマの持ち主のようですね?初めて相手するタイプだ(興味不可争に倒れ伏す魔獣を見下ろす、切り口から見ても武器が優れているわけでもないのに突破を許したか)陛下は完璧主義者です。この結果をお許しにはならないでしょうが…いいでしょう、私がどうにかかけあっておきましょう(突破を許した地点に設けられたテントから出れば軽く一息…突破した連中はどんな馬鹿者なのだろう?正気の沙汰ではなさそおうな連中は王都にいなかっただけに)とても、楽しくなりそうですね。陛下   (2018/6/2 23:41:09)

フィア♀帝国参謀長【という感じでこんばんわ、気長に待機してみます。下ロルの流れでなくても歓迎です。できれば自分勝手な貴族の娘とかが我儘言いに来たりするとかだと嬉しいですね   (2018/6/2 23:49:29)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、フィア♀帝国参謀長さんが自動退室しました。  (2018/6/3 00:09:37)

おしらせカマル♀王国暗殺者さんが入室しました♪  (2018/6/3 20:24:59)

カマル♀王国暗殺者(噂の事を聞いた。主人は酷く愉し気に嗤いながら『お前の失態だ』と突き付けられた。身に覚えが無い蛮行を咎められ、痛めつけられた末に誤解が解けたと思えば、その言葉。心からの笑みは、事の顛末を理解した上で暴力を振るったとしか思えないが、暗殺者に主を疑う様子は無い。暗殺者が首を傾げる。主人は『飼い犬の手綱も握れないと誤解されるなど、――恥だ。処分も考えたが――』そう言って暗殺者の反応を見遣る。無表情の儘、尾の先が僅かに丸くなるのを見れば嗜虐心が満ちた様に瞳を歪ませた。チャンスをやる、と主人は謂うのだ。『お前のフリをして居る相手の正体と目的を突き止め、殺せ』と。そう暗殺者に命じた。――コクリ、と小さく頷き、その場を後にしたのが数日前。心当たりが全く無かった訳ではない。その噂が蔓延る前に、否、暗殺者に似た誰かが出現する前に誰かにつけられていたのは記憶に新しい。その時は主人に『殺せ』と命じられていなかったから、自ら相手に戦いを挑む事等はしなかった。それは命令に無い事であったからだ。それでも主人の不利益に繋がるのは困ると尾行を撒いた筈であった。)   (2018/6/3 20:25:15)

カマル♀王国暗殺者(ぐちゃっ。ぐちゃっ。――どうせお前に作戦など考えられないだろ。だから代わりに考えてやる。と主人は嗤う。“目立て”――と、謂うのだ。――ぐちゃっ。ぐちゃ。小気味の良い音を響かせる。態とらしく敵国に侵入すれば、一人の相手を何度も、何度も殺した。返り血を浴びて、血の匂いを路地裏に充満させ、ぽたぽたと滴る血を其の儘に移動を繰り返す。――ごりっ。ずちゅっ。ごとん。何か重たい物が落ちた音。相手の髪を掴めば、その頭を持ち上げた。何時もは『みっともないから隠せ』と言われる獣の耳も隠さずに、地を歩いて行動する。流石に片手に重たそうに首を持ち、足跡の様に血痕を転々とさせていれば、幾ら人通りの無い夜の街とは雖も、誰かの目にはつくかも知れない。)………。(街並みの中で一番目立つ場所。貴族の家だろうか。警備をしていた兵士を音も無く息の根を止めれば、その壁の前に立つ。――ぐちゃり。と、首の付け根に触れる。文字を知らぬ己は主人の書いた物を画像として記憶し、それを其の儘、その壁に血で描いていく。   (2018/6/3 20:25:33)

カマル♀王国暗殺者(――自身が何を書いたのか解らない。誰に向けているのかも解らない。だが、主はもう一言添えろ、と告げた。――主人は謂う。偽りの暗殺者やその主人に想う人が居るなら、よく効く、と。そう言った人の感情の機微は理解出来ないが、主人が言うのだから間違いは無いのだろう。主人が何を考えているのかは知らないが、愉しんで居る事は確かで、久し振りに見た主人の愉し気な顔に、名も知らぬ自身に似た誰かに感謝をする。)   (2018/6/3 20:26:08)

カマル♀王国暗殺者(次の日、その街は、嫌悪と恐怖の色を滲ませるだろう。鼻につく死臭と、は嫌でも目に入る惨状。空気に触れて変色した黒が、覚束無い字で乱暴に書き殴られていた。ざわつく人々を嘲る様に無慈悲に存在を主張していた。)――『狼はもう既に国の喉元に牙を立てた――。』『“一人残らず”喰い千切ってやる―――』(――――と。)   (2018/6/3 20:26:23)

おしらせカマル♀王国暗殺者さんが退室しました。  (2018/6/3 20:26:38)

おしらせマテウス♂帝国騎士さんが入室しました♪  (2018/6/4 18:30:09)

マテウス♂帝国騎士……いつから在た?(窓のない真闇に近い部屋の中、寝台の上で身を起こせば輪郭すらも朧な気配へと視線を向け破顔した。わかるのは背格好ぐらいのその黒い塊が誰であるかはわかっても、ただ影のように佇む表情まではわからない。相手もまた同じであれば此方の上機嫌を表情からは見てとれまい。それでも声音には、はっきりとした色がのっていればあまり例のないこととして奇異を感ずるには充分であったろうか。しかしこれは先刻まで腹の上にのせ乳房弄びながら幾度も突き上げ快楽を貪った、今は傍らに眠る娼婦故ではないことくらいは察し、奇異はその物言わぬ男自身の登場によってと合点するにも時間はかかるまい。さらには男を此処へ遣わしたひとりの騎士を思ってのことであると。娼婦を抱くのは夜毎のこと、その娘が美しいのも常のこと。帝国の傀儡である王によって形ばかりの平安を享受するこの国で、自分は『媚び』を売られるに見合った権力を持っている。帝国を代理して差配しながら王宮に積み上げる金塊を増やしてやっているという一事故に。彼はそのあたりの事情の彼是を知る一人だ。船が増え人が増えていく様をそこの窓から共に眺めていた時期があったのだから)   (2018/6/4 18:33:05)

マテウス♂帝国騎士(いかような腹も汲み取るであろうと信を置く相手には無駄口叩く必要はなく。彼の主に比すれば随分とわかりやすいことであろうし。寝台を降り、部屋着を纏って女を残し歩き出す。ここで話を続けても問題はないだろうが――そうであればこそ、彼は姿を露わにしたのであろうが――懐かしい男の顔も見たかったし渡す土産もある。黙ったまま階段を降りていけば相手の気配は消えるから、相変わらず見事なものだと感嘆深めつつ、かつてその男に命救ってもらった部屋の扉を開けた。今宵現れた男ともうひとりの男、己が好奇をかきたててやまぬ、いっそ恋情に近いような思い抱く知己から遣わされていた二人が王国傭兵団の襲撃を退けてくれた執務室はその頃と変わりなく。簡素な執務机へと歩み進め背後の棚から、二つ三つの品を取り出す。こちらには丈高い窓があれば新月の夜にも星明りは届き、やがてその星明りの中に浮かびあがる姿を待って言葉を投げよう)――言伝を聞こうか。あぁ、いやその前に飲むとしよう(酒瓶の封を切り、色のない酒精で杯二つを満たせば小さく目上に掲げて此方はすぐに煽った。再会を祝して。務めの最中であれば彼は飲まぬだろうが)   (2018/6/4 18:34:51)

マテウス♂帝国騎士――承知した、とお伝えしてくれ。そうしてそうだな土産をふたつばかり……(短い言伝に短く返せば、空になった杯と酒充たされたままの杯とふたつ並ぶその脇に置かれてあった小袋を手渡す。鮮やかな朱色の絹地に金糸で見慣れぬ文字が織り出された袋開けば強い香りの丸い粒、披露した後はまたしっかりと紐で縛りながら)肉につけると美味い。腐りを遅らせもする(その袋見るだけで彼の卿はその品が帝都より東からこの大陸の西端にある地へともたらされたのだと悟るだろう、そしてすぐにもうひとつの品である羊皮紙をひろげて見せれば小刀で指の薄皮を切った。滴る血を中央にくねくねとうねる線で描かれたひとつの大陸の西端へ落としながら)我々がいるのは此処、そうしてお前の主はこちら(大陸の右方のその場所は細長い指で示すにとどめてから両端に広がる空白を薄い掌で愉快気に二度撫でた)海は広い。とてつもなくな……(抑えきれぬ愉快を隠すことなく声音にのせながら紙を巻く。地図が描かれた側を表として両端を合せて繋げてからくるくると細く巻き上げれば男に手渡して)   (2018/6/4 18:36:31)

マテウス♂帝国騎士(角、と呼ばれる男の名が真の名であるかすら知らぬ。地図を受け取って瞬きひとつするほどの間、その地図を手放さなかった。渡せば彼はすぐに姿を消すだろうことを惜しんで。あの折のことを口にして昔を懐かしむことに意味はないと承知はしていても名残を惜しみ、己が指がゆっくりと羊皮紙から離れていく間に声にせぬまま無事を祈ってやる。彼であれば苦も無く主のもとへ帰参するだろうに。そうして男が姿を消せば、和らいでいた碧眼は常の色を取り戻す。夜明けを待たずして、あちこちの港へ伝令が走り、この小国の王宮へは帝国の外交官が流行り病のためしばらく出仕を控えるとの奏上が届く。眠っていた娼婦の女は珍しくも館に留め置かれ新たな娼婦は呼ばれない。忙しなく新たな荷が積みこまれ水夫が呼ばれ、新月が明け細い月が半分ほども膨らまぬうち、明け方の空に微かに光るそれを背に船は帆を上げるだろう。交易盛んな港町で珍しくもない光景。船出するのが船足はやい艦ばかりであることに気づく者がいたとして、遠く離れた沖合で緩やかな艦隊をつくりだしたそれらが目指す場所が何処であるか推察できる者がいるかどうか――地は丸く海はひとつと知る者は未だ少ない)   (2018/6/4 18:44:55)

おしらせマテウス♂帝国騎士さんが退室しました。  (2018/6/4 18:45:01)

おしらせアロイス♂帝国騎士団さんが入室しました♪  (2018/6/5 10:39:03)

アロイス♂帝国騎士団(任命を受けて、数日後。...アロイスの前に胸には金刺繍の『片翼』の紋章があしらわれた、漆黒の騎士団服に身を包み整列する男達。『黒き翼』の団員達だ。アロイスは、前に立ち、後ろに手を組み、ゆっくりと右から左へ視線を流して、男達の顔を眺めた。元々の部下もいれば、今回新たに配属された者もいた。此の騎士団は、バティス将軍下の騎士団となる。将軍から直々に各々が任命を受けた。アロイスらに指令が下り、早速集められたのだ。)私はアロイス=ロンベルクだ。...君等の上官になる。此の騎士団はまだ結成から間もない。不安な団員もいるだろう...私から、君等に言いたい事は1つ、無駄に命を捨てようとするな。私は騎士団団長だが『死んでこい』とは言わぬ。生き残り、無事に帰還する其の事だけ考えよ──。其の為には、己の剣の腕を磨き、生き残れる術を得よ──。(団長達は、アロイスの言葉にざわつく。無理からぬ話。『無駄に死ぬな、生き残れ。』と言うのだから、団長達は戸惑った。だが、此の指揮官の元なら生き残れる。そう確信した者も多かった筈だ。)   (2018/6/5 10:39:10)

アロイス♂帝国騎士団──さて、早速我々に将軍から指令が下りた。君等も聞いた事が有るだろう。王国の『狗』どもの話を......。どうやら、其の『狗』らは、帝国の領内で好き勝手をしている。此処最近も帝国軍が襲撃に遭ったと聞く。──将軍の指令は、ただ1つ。其の『狗』どもを消せ。との事だ。(アロイスは、淡々とした口調で将軍からの指令を団長達に告げる。自ずと団長達の顔も引き締まっていた。)──其処で我々は王国の『狗』狩りに出る。奴等は手練れも多いと聞く、気を抜かず指令の遂行に当たって頂きたい。以上だ。(斯くして、アロイス率いる『黒き翼』による王国の『狗』狩りが始まる──。)   (2018/6/5 10:39:38)

アロイス♂帝国騎士団【ソロ投下して、失礼します。部屋主】   (2018/6/5 10:40:09)

おしらせアロイス♂帝国騎士団さんが退室しました。  (2018/6/5 10:40:13)

おしらせムクロ♀武器商人さんが入室しました♪  (2018/6/5 21:35:52)

ムクロ♀武器商人ーこれはまた、何やら面白い事になっとるなぁ…。こんな面白い事に関わらん手は…あらへんよな?(嫌悪と恐怖が渦巻く街並みを見下ろす位置にある時計台から、街並みの光景を切り取る様に両方の掌で輪を作り、街並みの様子を眺める女性。活気溢れていた笑顔の代わりに人々の表情に浮かぶのは、恐ろしい出来事への恐怖、そして意図の分からぬ文字への困惑、負の感情が支配する街並みを眺めながら、顔の上部を覆う仮面の隙間に浮かぶ狐を連想させる目は、三日月の様に細くつり上がっていく。負の感情が好物であるかの様に怪しげな光を放つ瞳は、薄暗い時計台の中で二つ輝いている。女の本名、年齢、身元などは明かされていないが、その正体は武を必要とする人間達の間で噂話として上がる人物ー武器商人のムクロである)   (2018/6/5 21:36:16)

ムクロ♀武器商人あぁ、あの子は元気やろか。ちゃんと人を殺してるやろか…。ーうちの子達が人を殺すのは、やっぱり最高やなぁ…。(視線を街並みから紅く染まる空へと向ければ、遠く離れた相手の事を思うように、自身の胸元の布を両手で強く握る。身につける布に皺が放射状に広がり、仮面からはみ出る混ざり毛のない白の髪の毛が風で靡きー瞑っていた瞼を開けば、そこに浮かぶのは恍惚の感情を抱いた瞳。自身の売り捌いた武器は一つ残らず覚えていれば、彼彼女達が人を斬り裂き、潰し、突き刺し、燃やし、風穴を開ける姿は何よりの快感で。自身の背後に積まれるように大男の様に聳える鞄の中身ー人を殺し、傷付ける為に生まれた武器達の冷たく黒光りする肉体を、愛おしく撫でる姿は恋する乙女のもので。そんな甘く苦い空間に響いたのは、空間の裂けるような音が響いたと思えば、遅れて時計台を揺らす程の衝撃が訪れる。視線を街並みに戻せば、街の区間の一つで揺らめく炎と共に土煙があがり、それに混ざって悲鳴がこだましている)   (2018/6/5 21:36:45)

2016年12月06日 23時14分 ~ 2018年06月05日 21時36分 の過去ログ
【F系】戦火の大陸―本部屋Ⅱ
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