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「【F系】水都ロサール【多目的】」の過去ログ

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2018年07月30日 20時36分 ~ 2019年01月10日 19時33分 の過去ログ
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エルソフィ♀司書官……できます。巡回路を三式と六式複合で編成して、検問はそのまま、そうすれば主要路に騎士の目が届く。(独り言のように言った。)この時期、人は祭の関連施設に集まるから、細路地へは魔術師ギルドへ使い魔の助力を要請して、各地のゴーレムの目をサフィールが網羅すれば、地上は守護の概念で固められる。人混みに乗じてという知恵が芽生えても捕捉して即刻カラベラスさんが定点転移できる。(いや、独り言だ。早口の、知っている頁をめくって音読するような、ナニカに囚われたような独り言。)そうすれば、害意の逃げ場は地下。二式巡回で水門を管理して、私たちが賭場地下から平時封鎖の討伐区に直下で入れば、魔物の気配に『悪魔』は降り立ちやすくなる。紋様らの記号はどれも共通項を重んじる法則性を原則とし、一層再現性が高まるから――――(加速する独り言を、カラベラスは魔女の愉悦のような笑みを浮かべて見つめ、アリステアにひそりと囁いた。)――「物知りよねぇ。巡回法則なんて業界用語のようなものよ?騎士団の、ね」――(彼女は、自分の力を謙遜するとき、自分をいつもただの何と言っていた、け。)   (2018/7/30 20:36:24)

エルソフィ♀司書官――「フフフ」(謎かけのような甘い響きの囁きはすぐに耳を離れ、同時に、はたと夢から醒めたようにまばたきするエルソフィの頬を褐色の指が撫でた。)……あ……申し訳ありません、つい……。――「構わないわ?それよりも貴女、作者に会うのが好きでしょう?アリステア君がマーリンに会いに行くそうだから顔だけでも見てきたら?」……え、と……(咄嗟に返事ができないまま、ゆっくりとアリステアを見上げた。)   (2018/7/30 20:36:30)

アリステア♂冒険者俺の剣術も闘気術も、全部師匠の教えですよ。(師が長けているのは魔術だけではなかった。剣術も体術も闘気術も、すべて師の教えだ。いっそ流派でも作って道場でも開けば安定した収入が入ってくるのではと過去に提案したこともあるが、コツコツとお金を貯めるのは趣味じゃないらしい。それでも本を書くのは好きらしく、魔術書の他に、民衆の娯楽小説なんかも書いている。)まぁ、カラベラスさんに初めて会った時は俺も師と重ねましたから、気持ちはわかります。(二人のやり取りを苦笑浮かべて見守っていると、今の会話にヒントがあったのか急にひとり語りだす彼女。唖然としたまま見つめていると、いつの間にか背後に立っていたカラベラスの言葉に背筋を強張らせたが、小さく咳払いをして答えた。)ま、まぁ、騎士団とは何かしら関係があるみたいですし、ね。(黒本の内容を自分は知らないが、あの落丁したという女騎士はロサール騎士団の甲冑に身を包んでいた。どういう経緯で黒本が生まれたのか今の自分では見当もつかないが、黒本とエルソフィは切り離せぬ存在。そんな黒本の落丁がロサールの騎士。彼女とロサール騎士団に何等かの関係があるのは、間違いないだろう。)   (2018/7/30 21:07:33)

アリステア♂冒険者――え?ああ、いいですよ。……失望するかもしれませんけどね。(魔術書や論文を読んだだけの彼女が師にどんな印象を持っているかはわからないが、紹介すること自体はやぶさかではない。問題は――)会いに行くとは言っても、師匠がこの街のどこにいるのか、皆目見当もつかないので、探すところからですけどね……。賭場にいたかと思えば、娼館行くような人ですし……。(向こうはこっちの居場所なんてその気になればいつでも突き止められるというのに、こんな時に自分が魔術を扱えないというのは血を恨みたくなる。魔力の系統は遺伝は関係ないのだが。)   (2018/7/30 21:07:39)

エルソフィ♀司書官あ……ああ、そうでしたね、マーリン・ベロニウスの話、でした。(心臓の箇所を、確認するように左手で握りこみ、吐息を一つ。)すみません、最小限の助力要請でなんとか囲い込みができないか片隅で考えていました。その……あまり、お気になさらず。どのみちレイナルドさんにご負担がかかりますから。――「だから、その慎ましい遠慮の仕草でドレスを着て眼鏡を外して、上目遣いで『レイナルドさん』って呼ん」百歩譲って私がそれをして、レイナルドさんが私情で騎士を動かすわけがないでしょうバカですか。(とうとう上司をバカ呼ばわりした硬質な声音。盛大に溜息をついて、アリステアへ向き直った。)大丈夫です、私も初めてラトリオさんにお会いしたとき、本の作者としての印象からあまりにかけ離れて大きな方でしたから、三日後にやっと符号したくらいです。一方的な印象なんてその程度ですよ。(強いて願うのならば、視界の端でクスクス笑っているこの性悪エルフよりほんの少しでも人格が整っ――水路にそっと捨てた。)探すのであれば、『器』の胎動を追えば恐らく大まかな場所まではご案内できると思いますが……。でも、アリステアさんも積もる話があるのでは?   (2018/7/30 21:51:05)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、アリステア♂冒険者さんが自動退室しました。  (2018/7/30 21:58:21)

おしらせアリステア♂冒険者さんが入室しました♪  (2018/7/30 21:58:55)

アリステア♂冒険者(彼女がドレスを身にまといあのレイナルドに上目遣いで語り掛ける様子は見てみたい気もするが……そういえばあの団長さんは独身だったか。以前訪れた時は秘書らしき女性と親し気に話していたが――)え、俺は――(……まさか今朝方寝ていたら一糸纏わぬ姿で覆いかぶさっていたなんて口が裂けても言えるはずもなく……。従事していた頃から何も変わらない。ちなみに、そんな状況に多々陥っても一度たりとも肉体関係を持ったことはない。師はそうやって何度も何度も思春期の自分を煽り愉しんでいたような人だ。おかげでいつの間にか女性に対してそういった煩悩は自然と捨て去ることができるようになったわけだが。)ああいえ、俺はもう再開は済ませましたから、今朝。まぁ、大体の場所がわかれば、どこにいるかはすぐ特定できますよ。あの人は目立ちますから……。(溜息。いい意味でも悪い意味でも、あの人は目立ちすぎる。)   (2018/7/30 22:08:50)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、エルソフィ♀司書官さんが自動退室しました。  (2018/7/30 22:26:40)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2018/7/30 22:26:45)

エルソフィ♀司書官――やりませんからね?(なんだか、眼前が毒されて騎士団長に申し訳ない絵面を想像しているような気がして、念押し。ええ、氷柱で刺すような声音とジトりと音がしそうな眼差しで。)まだ独身でいらっしゃるのですから、冗談でもそういうことを思考にすると何かの拍子に口に出て、尾鰭がついてご迷惑がかかるのですから、聞く耳を持たなくて大丈夫です。――「フフフ、だって、彼の代から『団長』って呼ばないのだもの。可愛い猫がいながらイケナイ子」……アリステアさん、私を守って下さるならどうか今すぐ馬車に乗って下さい頭痛がしてきました。(おそらく図書館が貸せる叡智はおおかたここまでだろう。『器』を活用するにしても、作者本人がこの水都にいるのなら、本人に聞くのが早い。背中の紋様や、自分を宥めたときの力の色が赤くなかったこと。自分は自分で好奇心が働いている。――ということにしておいて、8割方はいい加減この上司から解放されたくてさっさと扉のほうへと歩を向けていた。ついてきてくれるならば、そのままエントランスを抜けて馬車を呼びとめるだろう。)   (2018/7/30 22:30:04)

エルソフィ♀司書官……まったく……。(溜息。長年を生きてなお物腰柔らかく、会話だけで心が解れる類のエルフだって大勢いるのに。)   (2018/7/30 22:30:14)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、アリステア♂冒険者さんが自動退室しました。  (2018/7/30 22:56:33)

おしらせアリステア♂冒険者さんが入室しました♪  (2018/7/30 22:57:38)

アリステア♂冒険者(まるで心を見透かされたかのように念押しされると無言でぶんぶんと首を縦に振った。)え?ああ、わかりました。それじゃあカラベラスさん、ありがとうございました。ちょっとエルソフィさんお借りしますね。(ひとりさっさと扉へ向かうエルソフィを見て慌ててカラベラスへお辞儀をする。そのままエントラスを抜け、馬車に乗ってようやく安堵したかのように溜息ひとつ。)そういえば――(馬車に揺られながら口を開いた。)エルソフィさんはもう長いこと千鳥足通りに足を踏み入れていないんですよね。もし師匠が千鳥足通りにいた場合はどうします?(以前抱いた疑問。長年この街に住んでいながら暫く足を踏み入れていないという歓楽街。ただ何か用事で行ったことがないということか、それとも行けない事情でもあるのか。あの時は特に追及もしなかったが、少しおかしいのだ。彼女が千鳥足通りに暫く足を踏み入れていないというのなら、シルバースケイル商会の事件の際に世話になった、彼女から貰ったあの詳細な地図に説明がつかないのだ。)   (2018/7/30 23:19:17)

エルソフィ♀司書官――「ええ、いくらでもどうぞ?いってらっしゃい。……またのご来館を、再会を、心よりお待ちしております」(最初の挨拶と同じ、叡智の頂という厳を纏った恭しい挨拶のもとにカラベラスは二人を見送った。)――「フフフ、相容れぬ似た者同士は、何を選ぶのかしらね?」(――同刻、馬車内。)……入口で、お見送りしますよ。陽も傾いていますし、女連れで歩くわけにもいかないでしょう?(問いには、少しばかりの間を置いて答えた。視線を、小さな窓の外にやったまま。)前にもそうお答えしたはずですが、地図のことが気になっているのでしたら、単に顔が広いだけです。夜市やあの界隈に近くを歩けば、どこの店がどうなったくらいは耳に入りますから。道が細く入り組んでいますから手の入れようがないですし。(そこで一度言葉を切った。)……という答えに留めたら、貴方はいつかレイナルドさんに探りを入れますか?(顔を向けないまま、とつりと尋ねた。静かで硬質な、いつもの声音で。あの騎士を目の当たりにして、なおかつ騎士団と共闘している人に。)   (2018/7/30 23:38:13)

アリステア♂冒険者ふふ、たしかに。『可愛い猫』さんに誤解させてしまっても申し訳ないですしね。(先ほどのカラベラスの言葉を借りて悪戯っぽく笑んで見せた。)――いつか、エルソフィさんが話したくなった時にでも聞ければいいですよ。それに、レイナルドさんとはそこまで親しいというわけでもないですよ。お互い、利害の一致で協力関係にあるくらいのものですから。(いつか、きっと――笑って話せる日が来る。もう過去のことだから、と。それまでは、生きていたい。)……この道、は……。(馬車が通る道。それは千鳥足通りに向かう者ではなかった。評議会や騎士団本部といった政治に関係するような建物が多いことから行政区と呼ばれている区画への道。)本当にこんな場所に師匠が……?(政治関係は煩わしいと嫌っていた師匠とは一番似つかわない場所である。)   (2018/7/30 23:51:07)

エルソフィ♀司書官ええ猫は好きですよ。言う事をこれっぽっちも聞かない可愛いらしい生き物です。この前も魔術師ギルドに届けてきました。(顔を合わせてはいるけれどこの人は知らないはずだ、と、三回くらい心臓の奥底で唱えて、四足歩行の可愛い小動物の話を口にした。)……いつか……ワタシの口からで、いいのなら。(いつか――)……一番お気に入りの猫は、気が向いたら、教えます。(――いつか、それこそ、そっと打ち明けるような、朗らかな時間の訪れが、赦されるのなら――)――……え?(ぼんやりと眺めていたら、見慣れすぎた綺麗な水都の風景だとばかり思っていたら、何かが抜け落ちたような声にて外の景色に目を瞠った。)行政、区……(シャ、と、音立てて窓を塞ぐカーテンを引いて、唇を噛むような呼気の詰まりを俯きながら零した。)……ごめんなさい、止めて。(低く、囁くような声で制止を懇願した。)   (2018/7/31 00:05:48)

アリステア♂冒険者(――もし、もしも師匠が行政区と呼ばれる所以の建物にいるなら、今日の面会は叶わぬかもしれない。彼女によって止められた馬車が、行政区の入り口に差し掛かろうかという位置で夕陽に赤く照らされていた。)……今日は、やめておきますか?(千鳥足通り然り、彼女は何かと謎が多い。行政区への反応と、馬車を止めたということは、答えは聞かなくともわかるくらいには、少しだけ彼女のことを知れているということなのかもしれないが。)……俺は、どっちにしろ師匠には用事がありますから、今夜か、明日にでも会う予定ですが……エルソフィさんにも、必ず紹介しますよ。あの人は滅多に旅に出ない人なので、暫くはロサールに滞在するでしょうから。(ちょっと行って戻ってくるが出来ない人だ。焦らずとも、彼女と邂逅させる機会は必ず来る。)   (2018/7/31 00:16:03)

エルソフィ♀司書官……(こく、と、小さく頷いた。)……(肩から滑る髪の先が、黒本を掠めた。)……絶対に、あそこで、私の名前を言わないで。(ただそれだけを低く告げると、虹色蝶がひらりと頭上を舞った。パキパキピキと、氷が張るような音が馬車の中に響いて、音が重なるほどに彼女の体が黒い、硝子か水晶のようなものに包まれて――)――(カシャン。薄い硝子や氷を踏み抜いて割ったような音と共に黒く硬質な幕は砕けて、何も残らなかった。純白の司書官制服も、黒の破片も何も。強いて言えば……喉笛を迷いなく捉えたときのような、季節不相応の寒さであった。)   (2018/7/31 00:31:27)

エルソフィ♀司書官【連夜遅くまでありがとうございます。次レスにて私からは〆とさせていただきます。】   (2018/7/31 00:32:02)

アリステア♂冒険者――わかりました。(本当に、謎を愛しているのか、謎に愛されているのか、その両方か……。ともかく、彼女が言わないでというのだ。こちらとしても、ここに用事があるわけじゃない。レイナルドに召喚される際も騎士団本部に呼ばれることは少ない。馬車の中に響く、氷の音。なんとなく、彼女がこの場からいなくなることがわかった。)……お気をつけて。また。(彼女の姿が消えるまで、見送った。それから御者にちょっとした手当を渡してから馬車を降りて、自分が向かったのは行政区ではなく、ブーツ亭だ。どうせ師匠のことだから宿をとるようなことはせずに、夜通しどこかで遊ぶか、ここに帰ってきてまた自分の寝床へ侵入してくるだろうから。振り返って、図書館のある方角を見た。)……俺が、必ず守るから。……今度こそ――   (2018/7/31 00:39:17)

アリステア♂冒険者(――同刻、某所)「急に呼び出すから何事かと思えば、そういうことじゃったか」(ソファに深く腰掛け、大きく溜息をつく。透き通るような真っ白い肌に、艶のある長い金髪。エルフ特有の長い耳。深緑色の瞳は退屈そうに眼前のフードを目深にかぶった男を映していた。)「お耳に入れておいたほうがよいかと思ったもので」「いちいち報告せんでも、あやつが馬鹿をやらかしたことくらい承知しておるわ。金が溜まったら来るつもりだったのじゃ」(エルフの様子に、男の口元が綻んだ。)「私が旅費を出さなかったらいつまでたっても溜まらなかったでしょう?」「わかっているなら観光費も出してほしかったのじゃが」「賭け事で無くなるのが目に見えていましたので」「揃いも揃って師をなんだと思っておるのだお主らは。――しかし、わしの出番はなさそうじゃがのう」(退屈そうに欠伸をしながら、エルフは立ち上がり、扉へ向かう。)   (2018/7/31 00:39:53)

アリステア♂冒険者「兄弟子として、出来る限りのことはしてやりたい。それだけですよ。では師匠、ようこそロサールへ」「兄弟子ねぇ。まぁ、たまにはこういう街も悪くない。暫く厄介になるぞ」(それだけ言い残すと、夕陽に金髪を反射させながらエルフはもう一人の弟子のほうへと向かったのだった。)   (2018/7/31 00:40:00)

アリステア♂冒険者【お待たせ致しました。以上にて此方からは〆とさせていただきます。】   (2018/7/31 00:40:17)

エルソフィ♀司書官――「あら、随分と早かったのね?」とぼけないで。行政区と知ってて送ったでしょう。――「フフ、私にいつまでも甘えない貴女の甲斐甲斐しい努力を尊重しただけよ?アリステア君も、私でなく貴女の感知を自然と頼ったのだし」――っ、レイナルドさんのことといい、貴女は、彼に『ワタシ』を暴かせるつもりでもあるのですか!――「どっちでもいいしどうでもいい、と、最初に評議会で言ってのけたのは誰だったかしら?」――っ!!――「フフフ。落ち着きなさいな。怒ったらせっかくの『片方お揃い』が消えてしまうわ?」っ……「可愛い可愛い『猫』にしかもうドレス姿を見せたくないのでしょう?」……、っ、――「怒りは大切よ?でも、小出しに出すことを覚えなさい。まだ、『中』で食べたりしていないのでしょう?初な子……」……、っ、っ、っ!!――「ほら、不定形の悪魔を相手取るなら意地を張らないでちゃんと飲みこみなさい?どんなに優れた術も、触媒が劣化したら呆気なく瓦解するのだから。猫だって食い貯めをするでしょう?」っ……、サフィ………ェ、テ……「フフ、フフッ、フフフ……本当に、何度出会っても貴女は可愛いわ、エル」――――   (2018/7/31 01:03:48)

エルソフィ♀司書官(魔女の哄笑のような声に、花が咲いたような声が白亜の最奥で密やかに重なった。そう、秘匿に愛されたような、そんな――――――)   (2018/7/31 01:04:05)

エルソフィ♀司書官【大変お待たせいたしました。これにて私からも〆。幕閉じとさせていただきます。いやはや、膨大な情報をご一緒くださり本当にありがとうございます。見守ってくださいました窓辺様方にも感謝を。】   (2018/7/31 01:05:21)

アリステア♂冒険者【こちらこそありがとうございました。色々と語り合いたいことも多いのですが、夜も遅いのでまた別の機会に。それでは、長時間にわたる大紡ぎお付き合いいただき感謝です。ありがとうございました】   (2018/7/31 01:06:52)

エルソフィ♀司書官【はい。たくさんの楽しみを夢に持ち帰りつつ。おやすみなさいませ。どうか良い夢を。お部屋ありがとうございました。】   (2018/7/31 01:07:45)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2018/7/31 01:07:50)

おしらせアリステア♂冒険者さんが退室しました。  (2018/7/31 01:08:00)

おしらせアリステア♂冒険者さんが入室しました♪  (2018/7/31 21:17:19)

アリステア♂冒険者【こんばんは。後日談をひとつ投下しにやってきました。】   (2018/7/31 21:17:33)

アリステア♂冒険者(アリステアが図書館を訪れた日の朝。こんなやり取りがあった――)   (2018/7/31 21:17:43)

アリステア♂冒険者ねぇ、兄さん。もし……もし俺に、兄さんのように誰かを守る力があったら、あの日……あの時、俺は……俺自身を失わずにいれたのかな。(大きな背中に問いかけても、答えは帰ってこない。)もっと、単純な事だと思ってたんだ。試練は、強くなって乗り越えればいいって。たとえ罪に問われても、仕方のないことだって。諦める覚悟は出来ていた。……でも、俺の考えてることが、もし正しければ、俺の罪は、この先ずっとつきまとう。だって、アレは……(顔を上げるとそこにはいつのまにか振り返った兄の微笑む顔があった。目元は、ぼやけていて見えない。)「アル、運命とは、そういうものなんだ。そしてお前の運命には、必ず意味がある。わからなくても、前に進めばいい。疲れた時には立ち止まって、周りの景色でも眺めて癒されればいい。いいか、アル。お前に罪があるかどうか、それを決めるのは今のお前じゃない。後のお前が決めればいい。」――……兄さんは、厳しい。「お前が俺でもそうするはずさ。さぁ、そろそろ目を覚ませ。お前の求める答えは、きっと司書ちゃんのところに行けば見つかるはずさ」うん……「その前に、お客さんだぞ。久しぶりの、な。さぁ、目を覚ませ」   (2018/7/31 21:17:50)

アリステア♂冒険者(全身に違和感があった。いつもより暖かいのと、そして、重い。恐る恐る目を開けた。)「なんだ、もう起きたのか?」(目の前に、魔女の顔があった。)うっ、わぁぁあ!し、師匠!?なんでここに!(エルフ特有の長い耳、病的に白い肌、宝石にも劣らない輝きと艶のあるブロンドの髪、全てを見透かすような深緑色の瞳。そして、汚れ仕事も引き受けるような冒険者などという身分のこの自分に、一糸まとわぬ姿で覆いかぶさるこの愚行。間違えるはずもない。家族を失ったあと世話になっていた孤児院で出会い、知恵と戦う術を与えてくれた変わり者の師匠である。)「わしの魔導書を使ったのだから、今お前にはわし、マーリン・ベロニウス・ミレイユ・アナスタシアの魔力が流れている。自分の魔力を追うくらい、容易に決まっておろう?」(相変わらずめちゃくちゃな名前――本人曰く何度も転生している為に様々な名前を持っているらしく、こうして定期的に名乗らないと忘れてしまうらしいーーに顔を顰めて、そっと彼女を自分の上から退かした。)   (2018/7/31 21:17:56)

アリステア♂冒険者それはわかりましたけどなんで裸なんですか。そしてどうして俺は脱がされているんですか。(恐らく、否、間違いなく彼女の手によって、上半身に身にまとっていたシャツは消えていた。)「久しぶりに会う弟子がどれ程成長したか確かめるのも師の務めというものよ。」(師匠に裸を見られるのは、当時は日常茶飯事だった。 でも、今は見られたくない、見られては困る理由がある。)昔から何度も言ってますけど、そんな師弟関係聞いたことないですから。(こちらの態度にぶつぶつと文句を言いながら脱ぎ捨てた絹のローブを全裸を上から羽織る師匠。結局透けているからあまり変わりないのだが。)で、俺が師匠から貰った魔導書をどう使おうが、師匠には関係ないでしょう。「釣れないのう。お前のような馬鹿弟子のことだ。どうせ悪魔や妖魔と言った類を自分の身体に封印するつもりじゃろ?……死ぬぞ」(寝袋の横に落ちていたシャツを着ながら横目に師匠を見ると、いつになく真剣な表情をしていた。 一枚の置き手紙を残して勝手に去った弟子の身を心配しわざわざこうして駆けつけてくるあたり、根はいい人なのだ。)   (2018/7/31 21:18:03)

アリステア♂冒険者大丈夫ですよ。あれは、結局使わないことにしましたし、それに、相手が本当に悪魔かどうか……。「ならばよい。その力は一年も使わずにいれば自然と消滅するじゃろうからのう。にしてもお前、金ないのか?こんなところで寝泊まりして」そういうわけじゃ……それに、金欠について師匠にどうこう言われたくありません。「ちなみにわしに貸せる金は」ありません。(あまり人をことをどうこう言える金銭感覚ではないが、師匠は金遣いが荒い。お金が入ってくるとほとんどが酒とギャンブルに消えるのだ。)「やれやれ、仕方ないのう。暫くこの水都に滞在しようと思っておったがさて、どう稼ぐか」え、ロサールに残るんですか?「嬉しいじゃろ?」――ハイ。   (2018/7/31 21:18:08)

アリステア♂冒険者「ところでアルよ」(こちらをじっと見据える師匠。一体何を見ているのだろうか。その視線は、自分ではなく、自分の内側を見ている、そんな気がした。)なんですか。「手を出せ」(言われるがまま、右手を差し出すと、師匠はその手を握った。すると、どうだろう。右手から赤黒い光の奔流が溢れて、師匠の手を伝って吸い取られていくではないか。)「この赤い闘気について調べてやろうと思ってな。少し時間を寄越せ」(こちらがわざわざ見せなくても、師匠は自分の闘気の色を感じ取ったのだろう。トゥガルシアの遺跡の一件から、自分の闘気の色は白から赤に変わった。そして赤い闘気は、白い闘気とは比べ物にならないほどの破壊力を秘めていた。この力の正体がなんなのか、たしかに自分はよくわかっていない。最後に、師匠は柔らかく微笑むと、立ち上がって言った。)「さて、この水都にはお前以外にも用事があってな。わしは行くぞ。何かわかったら夜這いする」   (2018/7/31 21:18:16)

アリステア♂冒険者(音もなく気配を消して、部屋を出て行く師匠。師匠の元で暮らしていた日々は、充実していた。毎日のように魔術に関する知識を学び、身体を鍛えた。誰かを守れる強さを、ただひたすらに求めて。 そうだ、そうして手に入れた力こそ、本当の力なのだ。 借り物で、紛い物の力に頼っていた自分は、根本的に大切なことを忘れていたのではないだろうか。 師匠との再会が、それを気づかせてくれたような気がする。 結局、どれだけ時間が経っても、これから先も永遠に、自分にとって師匠は師匠なのだろう。)……エルソフィさんのとこ行かなきゃ。(先のことはわからない。ただ、すべてをまた1から始める為に、今のこの物語にピリオドを打とう。 たとえ敵が、自分自身だとしても。)   (2018/7/31 21:18:23)

アリステア♂冒険者【以上にて。失礼致します】   (2018/7/31 21:18:31)

おしらせアリステア♂冒険者さんが退室しました。  (2018/7/31 21:18:33)

おしらせミランダ♀魔術師さんが入室しました♪  (2018/8/23 23:58:38)

ミランダ♀魔術師【こんばんは、本部屋が盛況なのでイベント用をお借りします】   (2018/8/24 00:00:19)

ミランダ♀魔術師【イベントと関係ないロルです】   (2018/8/24 00:08:16)

ミランダ♀魔術師(ミランダの所属するA魔術師ギルドには、無料魔術相談日がある。A魔術師ギルドとしては珍しく、ギルドの前に看板も出さない。魔術相談に訪れる人は少ない。ギルド本部にいる魔術師はミランダだけだ。女性事務員やメイドと話したりして油を売っていた。ギルドは玄関から入れば、ロビーには赤い絨毯が引かれ、重厚感のある装飾品が飾られている。魔道給湯器(Aギルドが作った)が目立つ場所に置かれていた。大理石の壁沿いに豪華な洗面台があり、お湯が流れている。昼になり、建物の置くにある台所に全員で移るれば、室内は一変した。むき出しの石の壁。板張りの床。飲料水用水路から引かれた冷たい水が、洗い場のような台所で流れ続けていた。ミランダが水の止め方を尋ねる)これどうやってとめるんですか?…(止まらないが正解だった。ミランダが良く見れば、水流をとめる方法がない。水は地面にある排水溝に落ちて、運河に流れる仕組みだそうだ。   (2018/8/24 00:27:56)

ミランダ♀魔術師ミランダは関心しきっていた)水都…(ミランダは外国出身であった。その後、ロサールの魅力に惹かれ、住み着いている。魔術師ギルドの仕事で実績を重ねている。事務員やメイドからは「先生」と呼ばれていた。この魔術師ギルドでは、魔術師を先生と呼ぶのが慣習となっていた。近所の料理店から質素な食事を、メイドが運んでくる。事務員、メイド、ミランダが古ぼけた木製の円卓を囲んで座る)   (2018/8/24 00:28:05)

ミランダ♀魔術師(誰からでもなく食事に感謝のお祈りをした。硬いパンを、具がないようスープに浸して口に運ぶ)おいしい…(歯が折れそう硬さであり、噛み応えが充分である。安い小麦で作ったパンだ。ミランダは口の中でパンと格闘し終わり、事務員に尋ねる)無料魔術相談日に、どうして誰も来てくれないの?…(事務員は一呼吸置いてから「どうしてでしょう?」。首を傾げていた。有名な魔術師が担当なら客が多いと言えなかった。メイドも事務員に合わせて、不思議そうな表情をしていた)   (2018/8/24 00:35:19)

ミランダ♀魔術師(ミランダは祖国では名の知れた冒険者だったが、ロサールでは知名度が低い。有名な魔術師は冒険者系統なら、大きな探索を成功させたり、強いモンスターを倒したりしている。治癒魔法系統なら、難しい病気の患者を薬草学と魔術を駆使して治している。研究者系統なら、魔道具の研究に励んでいた。ミランダは占い系魔法は苦手だが、器用貧乏でもあった。ロサールに来てから冒険は軽い内容。研究で大きな実績もないのだ。魔術教室の仕事に力を入れるのは、新たなジャンルで認められないからでもあった。硬いパンを食べ終り、皿をメイドが流れっぱなしの台所の水流で洗っていた。その時、来訪者を告げる呼び鈴が鳴った)   (2018/8/24 00:41:48)

ミランダ♀魔術師(事務員がロビーに飛び出て「お待たせして申し訳ありません」。ミランダは急いで鏡の前で居住まいを正していた。メイドが背中に回りこんで、ローブの肩にあった髪の毛を摘んでいた)ありがとう…(早足でロビーに繋がる豪華な扉に向かう。事務員が出たのは小さな扉だ。聞き耳を立てていたが、事務員の声がしない。呪文を詠唱してゆっくり、両開きの扉が魔術で開いた。ロビーに出て、目をぱちくりさせる)あれ?…   (2018/8/24 00:46:36)

ミランダ♀魔術師(広いロビーは無人であった。嫌な予感がして視線が鋭くなる。忍び足で大通りに面した扉まで近寄った。その刹那、人の靴音がした。身を翻して壁を背に自身の身を隠す。ゆっくり扉が開いて、その後ろ側で身構えていた。靴音の主は事務員だった。、ミランダは、ぽかんとしながら)あの~…(突然声をかけられ「びっくりした」驚く事務員に謝罪しながら)お客様はどちらに?…(微笑みながら、来訪者が誰かを尋ねる。事務員は複雑そうな表情で「郵便屋さんでした」。封筒を一枚手にしていた。ミランダは肩を落としてしまう。魔術を使って開いた両開きの扉を、手で押して開いた。空いているテーブルの前で、羊皮紙の巻物を開いて熱心に目を通している。「先生は勉強熱心」と事務員やメイドが持ち上げるが、ルーン文字で描かれた巻物は、故郷の物語であった)   (2018/8/24 00:54:49)

ミランダ♀魔術師(待機ロルを書いていて、どなたもロムさんいないようなので、ソロルにしました。お部屋ありがとうございました】   (2018/8/24 00:57:06)

おしらせミランダ♀魔術師さんが退室しました。  (2018/8/24 00:57:19)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2018/9/8 13:04:29)

ピェリオ♂役者【こんにちは。本日は待ち合わせにて、少しの間お部屋をお借りいたします。】   (2018/9/8 13:05:11)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2018/9/8 13:05:21)

エルソフィ♀司書官【こんにちは、お部屋おかりいたします。ピェリオさん、此度はご一緒をありがとうございます。どうか良き紡ぎとなりますよう。導入のほう、もうしばしお待ちくださいませ。あと少し。】   (2018/9/8 13:06:55)

ピェリオ♂役者【こんにちは、エルソフィさん。こちらこそこの度はありがとうございます。了解です。相次ぐ天候不良の為か多少回線不安定が見られます、その際はご容赦ください…またそちらもどうぞご無理をせず。よろしくおねがいします】   (2018/9/8 13:08:28)

エルソフィ♀司書官【はい、承知しました。先日は日中ルブルごとダウンした一件もありますので、ええお互い無理なきよう。どうぞよろしくお願いいたします。】   (2018/9/8 13:09:30)

エルソフィ♀司書官(事の終わりを確信もって知ったのは、数日前のことだった。良く晴れた午後。フィーネの月を明日に控えるそんな午後。今年は雨が少し少なかった気がする、と、少しだけ日差しの色が変わった空を見上げる程度には、落ち着きを取り戻していた。何の落ち着き?都の夜の落ち着き。もう少し付け足すと、そこに考え無しに足を突っ込んでうっかり沼へまっしぐらだった自分の思考のこと。)誰が何の目的だったか知りませんが、平穏が戻ったのならそれで良いのです。(指先にとめた虹色蝶へ向けて言うのは、傍目には独り言に映るのだろうか。しかし女は構わずに続ける。いくつかある広場のうち小さなそこの、古びた木のテーブル。眼前は空席。催事のときにあるとなにかと便利だよねと大工が勝手に作って置いて行ったという話の、そんなテーブル。中央市場からは少し外れるものの、子供の遊び声がどこからか聞こえてくる。ありふれた、平穏な午後。いや、昼はずっと平穏だったのだが。さておき。)   (2018/9/8 13:13:53)

エルソフィ♀司書官――いえ、なんでもありません。食欲も戻りましたし、もう大丈夫ですよ。(平穏なのに、蝶を空へとやった際の溜息は、忘れ物なのか拾い物なのかとかく手元にあるナニカの扱いとかやり場に困ったような、「いつものエルソフィ・エデット」からはやはり少しだけずれたそれであった。虹色蝶は揶揄うようにして上空を一周して、陽の色へと溶けていった。女は少し考える。歩くか、留まるか――探す、か。)   (2018/9/8 13:13:58)

ピェリオ♂役者――きれいですねぇ。 (声は唐突に思えただろうか。司書官のちょうど真後ろから、穏やかに滑る男性にしてはやや高めのトーン。) きれいですねぇ。夜にちらちらしてるのもきれいですケド。明るいトコで見るのも真昼の流れ星みたいで、それはそれで。 (もう一度繰り返した男の双眸は、珍しいものを見たともいうように、蝶の溶けたばかりの青空へ向けられていた。それを引き下ろし、夏仕様の外套を翻して背後から正面へ回る。灰青の外套、凝って結われたような銀髪は、後頭部高めの位置から石飾りをつけて流されていた。その銀が軌跡を引く。やたら大仰で気取った仕草の割に、石畳を歩く音はみょうに立たないまま。常日頃の歩き方の癖のまま。) ……しかし、あんなにきれいなものとご一緒だった割に、嬢のかんばせは憂いを落としていらっしゃる。 (真正面のテーブル、とン、と置いたのは片手の指先。片眼鏡を嵌めた顔を、笑んだままにことりと傾げて見せる。芝居がかったトーン。何時もの事。) 御機嫌よう、エデット嬢。晴れた空の真下において、その御心に雲がかかる理由とは?   (2018/9/8 13:46:01)

エルソフィ♀司書官(そろそろ耳慣れていた。気に留めていなかったことを綺麗と言われることも、この都の綺麗を綺麗と言ってくれるその言葉が素直に自分のことように嬉しいと気づいてなお、褪せぬから耳慣れてもよく聞こえる声言葉。芝居がかった独特の調子も、出会った当初に比べて随分と聞き取りやすくな――――んで、ここにいるのですか。)――、そう、ですね(曖昧というより、咄嗟に出たのがありきたりな相槌しかなかったのだ。後ろをとられるのは迂闊にも程があった。いや、とられてはいけない理由はもうなのだが、何かこう、負けた気分。視界の端に追う涼し気の軌跡。蝶を放したきり膝にもテーブルにも戻り損ねた左手は、少しばかり虚空で迷子のまま。視線?)…………ごきげん、よう。憂いと言いますかなんといいますか……ちょっ、と待ってくださいね驚いたので。(挨拶言葉がつられた挙句、紫の視線はいつもまっすぐ片方揃いを見るとは全く正反対に――それはそれはわかりやすく逸れた、左下に。石畳しかないところに。)……眠れて、いましたか?ここしばらく雨が足りなくて夜も気温が高かったですから。(そして微妙に問いから逃げた。)   (2018/9/8 14:00:29)

ピェリオ♂役者おや、失礼しました。ついお姿を見かけたもので、後ろからと不躾に。 (かたん、と正面に回った椅子を引く。座るさながら、きゃっきゃと子どもの声が聴こえた。少年がふたり、少女が一人。すれ違い際に少年の1人が気が付いた。あっさっきの御兄ちゃん――応じて手ぇ振って、) おゥ怪我ァすンなよォ―― (走っていく後姿見送って。) すっかり常連サマでして。 (司書官に向けて子ども達をそう呼ばわり、そのまま椅子に腰かけた。鞄は足元、外套は肩から流した。インナーは袖を切り落とした細身のハイネック、行儀悪くも頬杖を付いて、……程無く倒した。) はい、それはもうお陰様で。何かと騒がしい日も続いていたようですが、最近はすっかり。そちらは? ああもしや嬢こそ眠れておりませんか? 土地の方とは言え、湿度はなかなかどうして寝苦しいものがありましょうから。その所為で華のかんばせに陰が落ちては、一大事です。   (2018/9/8 14:23:22)

ピェリオ♂役者(……すらすらと並べる言葉こそ、紳士気取って無駄に流暢であったけれど。ぺたりと頬杖を崩して半ばテーブルに突っ伏すような姿勢は、何処をとっても紳士とも行儀が良いとも言えない。眼前が逸らした視線を追いかけるように下方から眺めて、そのままひょいと伸ばしてみせる手なんぞまったく手癖の悪い野良猫仕草の其れだった。これで笑みの類を変えないままだから腐ってもなんとやらなのかもしれないけれど。) で? (言葉の続きを促すのか、はたまた逸らした視線を戻そうとするのか、言葉と、伸ばした指は不躾も良い処に、眼前の顎骨を攫って引き摺り戻そうとしていた。……いやこれだいぶまえにさわがれたあごくいとかいうかわいいもんじゃないから。ほっといたらぐきっていうやつだから。あとついでに公共施設。真っ昼間。)   (2018/9/8 14:25:02)

エルソフィ♀司書官(子供の歓声を追う。やりとりを追う。平穏で、平穏に溶けた柔らかなやりとりを。子供たちの声や足音に少し視線が持ち上がったのは、きっと癖。――今この瞬間だけに関してはちょっとした現実逃避であったという真実は太陽に預けて。そして。)……ええ、まあ少し。暑さは気にならないのですが、たぶん、少し仕事を溜めこみました。(喋り始めたら、ぼうっと石畳のはるか底に落ちかけていた眼差しが、朝に花弁を開く花のようにゆっくりと焦点が明確に定まり始めた。)でも、たまには少し寝不足くらいがかえって集中が増して短時間で仕事が捗ることってあり――(――視界に見えた輪郭にハッとして、ようやく思い出したかのようにすらすらと、いつもよりほんの少し早口に、言葉を並べながら目を合わせることを過らせた頃には、嗚呼。捕まった。いつものことながら。)――……あり、ませんか?   (2018/9/8 14:43:42)

エルソフィ♀司書官(ただのひとことで話の続きではなく話の核をまっすぐに請求された側面差しといえば、とてもとてもわかりやすく、びっくりしている。そして言いづらさとか気まずさとかありありと浮かぶ、見開かれた紫眼。嗚呼、これ、度々図書館でくだらない議論になる『絶対に効く恋のおまじない100選』に出てくるア・ゴクゥィの項目に似――)――ちがっ!……あ、いえ今のはお構いなく。(子供も通りすがる真昼間からなにやってるんでしょうねこのおとなたち。)   (2018/9/8 14:43:48)

ピェリオ♂役者あり、ますねぇ。まあもっとも、うちとそちらでは仕事量も質も全く異なるもの、でしょう、が―― (引き摺り戻した視線に、満足したように手を離した、全くなにやってるんでしょうねええ。うつ伏す態勢のままは変わらない、低い、行儀のよろしくない位置から紫の双眸見つめて。ちゃり、と金属の擦れる音が聴こえたのなら、嵌めている片眼鏡が立てた鎖の音だ。夜が落とす、相手と似た色の紫を、今だけは覆うモノクルの音だ。) 寝不足とあらば、美容にも大敵でしょう。幸い、少しずつ気温は落ち着いているようです。今宵はゆっくりとお休みになれましょう。 (うつぶせた儘、暢気な猫のように述べ立てて、) それで、「違う」とは何が? (……まだ続いていたのかこの設問。)   (2018/9/8 15:01:42)

エルソフィ♀司書官それはそうですが仕事は仕事です。(ちゃり、と、細い鎖が鳴るような音にいっとき息が止まったのはなぜ?モノクルを嵌めているのを見るのは別に今日が初めてでもないのだから、どこかしら何かしらの拍子で同じ音を聞いていただろうに。視線が落ちた先は、塞がった片方揃いのほうではなく、眼前の顔とおりすぎて喉へ鎖骨のあたり。ほんのちらりと、所在の有無を確かめるか程度のそれだったけれど。)本当に手だけは素直ですね……(ぼそ。)……大丈夫です。ほら、三日前は雨だったでしょう?あれから夜風が涼しくて、ちゃんと眠れていますから。貴方が安眠を得られているのなら、それでよかったのです。(言葉に触れながら生きる生業の、なんと無様なこと、と、自分の声がどこか遠くで聞こえた気がして、溜息のような吐息一つ。呻くように聞こえた?たぶん問いのせいです。)   (2018/9/8 15:17:10)

エルソフィ♀司書官そこ、なのですか。いえ、図書館にある恋まじないと所作が似ていると思って違うと思っただけです。それだけですから、もし今日もっているのなら――(言って、やっとちゃんと目を合わせて、惑ったままの左手を、おそるおそるともいえるほどゆっくり差し出した。)この前、渡したネックレス、輪を一つ足そうと思って……持っていたら、貸してください。   (2018/9/8 15:17:18)

ピェリオ♂役者あれ、貴女には何時だって何処だって正直なのに。 (しゃあしゃあとものすごい白々しい事言った。そして追及を撃たれまいともするように身体を起こす。) ええ、嬢がこころ穏やかに休めているのならば、此方としてもそれに勝る幸いはありません。 恋、ね、ぇ……ああいや、失礼。そういうもの、気になさる処を見ていると、貴女も年頃の御嬢さんなのだと思って。その、まじないとやらに符合しきらず申し訳ありませんが。 (何ともいえない、何処か眉根を下げたように喉奥で笑うと、差し伸べられた手を一瞥した。) 構いませんよ。 (言葉一つ。首元に手を伸ばした男は、括って居た外套の紐を緩め解く。ハイネックはシンプルな造り、いちばん上までボタンで留めるタイプのもので、片指で手早く外してはある程度の処で鎖骨の下あたりまで雑に開いた。寛げた襟首に揺れる細いチェーン、首の後ろに両手を回して留め具を外し、片手に持ち換えて、) 手入れはしておりますので、然程欠いたり汚したりはしていないと、思いますが。 (そのまま、差し出された繊手の上にトップから落とした。) 何か、不良でも?   (2018/9/8 15:51:53)

エルソフィ♀司書官まったく物は言い様ですね。(どのくちがいうかという応酬はある意味大人なのかもしれない。)気にしているのではなくて、何度もその本の分類をめぐって意見対立したのです、かなり不毛な議論で。所作だけで色恋が成立するなら叙事詩なんて今の半分も生まれていない、のは、いいとして。(吐息一つ。)……貴方がそんな伝聞をあてにして私に触れるとも、思っていませんし。(いつぞや渡したネックレスを受け取ると、眼鏡を外した視界の陽へかざして少しまぶしそうに眼を細くする。不良かと問われれば、かぶりをふった。)文字が、彫られているでしょう?魔法文字です。文言を生んだ主の魔力で動く類いの。(テーブルの上にハンカチを敷いて、迷わない手つきで輪を次々と外した。)今は、どういう事情か魔力供給が途切れているので、文言に鍵をかけておこうと思って。ついでにパズルとしての難易度は上がります。(ポケットから取り出したのは、透明色の四角い輪。真ん中に新しくつなぎ直すのもあっという間に終わるのだが、視線が作業の手元からなかなか持ち上がらない。)   (2018/9/8 16:11:47)

エルソフィ♀司書官……。……何も言わないまま渡して、ごめんなさい。(ぽそ。)言うにも、あまりに事情が私の身勝手一色だったので……(視線を背ける代わりに、今度はこちらが眉を少し落として、敷いたハンカチの端で輪と鎖を拭った。)   (2018/9/8 16:11:54)

ピェリオ♂役者ふぅン? ……まァ、可愛らしいものでは無いでしょうか。所作ひとつにも込めたい願いがあると云うのは、それ程の心と呼ぶものがあると云うのは、…… (ネックレスを見下ろした、) ……可愛いと思います。 (言って、彼女の指先見下ろしたまま。細かな作業に映る手元を、あたかもねこが一点を見つめるように、じぃ視線を向けていた。) へえ。何分博識では無いもので、ご存知の通り。魔法文字など難しいものは、てんで。……ア、それは嬉しいです。パズルの方は、もう解いてしまったので。 (目を細めて笑うのは幾らか幼い少年じみたもので、新しい玩具を見つけた笑みに口許が吊り上がる。作業に視線を置いたままの彼女から見えていたかは、解らないけれど。) うン? ……。……いえ別に。玩具に説明なンぞ、ある方が無粋でしょう。 (一拍空けて、) ……愉しかったですし。ね?   (2018/9/8 16:30:02)

エルソフィ♀司書官そうですね、現に年頃の子が頬を赤らめながら借りていく様子は素直に可愛らしいと思っています。(本題から外れればこんなにもすらすらと澱みなく言葉が出るというのに。溜息をつかないかわりに、ただただ丁寧に文字を確認したり、ガラスの四角輪に淡く彫られた一文字を確認したり、布で綺麗に整えた。)……ええ、まあ、口にするはそれはそれで無粋、なのでしょうけれど……(やはり知りましたよね、何の玩具なのかと。それなら別に一から十まで説明する必要性なんてないのだ。特別と思っていなければそもそもあの独占欲の対象にすらならなかったのだから。それなら、それなら別にこのままそっと叙事詩の余韻のようにぼかして、話題の口直しにそういえば聞いてみたかったことでも聞いてみようと思っ――――)   (2018/9/8 16:46:27)

エルソフィ♀司書官――!(返却のために手に取ろうとしたあたりで聞こえた、大変素直に告げられた一言に、突っ伏した。ゴンッといい音立てたのはネックレスの悲鳴でもなく、傍らに置いたままの眼鏡でもなく、額とそれを受け止めた手の甲である。)……セロ……あの、あのね、あのですね……?いえ、あの、いいのです悪戯程度の文言が愉しかったのならいいのですけれど、あの、ね……?(まるで目に見えない鈍器にでも殴られたかのように、突っ伏したままから零れる声の、まあまあなんとか細く小さいこと。あとちょっと背中ごとぷるぷると震えています。)   (2018/9/8 16:46:35)

ピェリオ♂役者何ですかね、そォ云うの。素直に、叶って欲しいと思うのは、こちらの傲慢なンでしょうが。 (流した視線が、遠くの子どもの笑い声を聞きとめて、細く緩む。緩んだまま、笑む口許の儘謡うようにすらすらと述べ立てて、) ええ、ああ云うパズルにヒントは無粋ですし、コレだと思う活路が開けた時の何とも言えない爽快感は―――― っぶ、 (途切れた。) え、ぇえ……? いや、大丈夫ですか…… ちょっと。ねェ、…… (そのまま何も無かったようにネックレスを受け取ろうとした最中だった。かくかくと震えているような華奢な背を、思わず中途半端に腰を浮かせた姿勢でなまじおろおろと見守って、) ……ふ、く、――は、はははッ…… (笑い出した。事もあろうに。何かもたなくなったみたいに。) は、はは、っあははは……、は、は、――ッ…… (そうして片手を口元に当て、ぐいと押し上げる仕草で、もう片手を伸ばして、俯けた細い肩をゆすった。) ごめん、ごめんナサイ。いやほんとに。顔、あげてよ。そンな困ンないで……っはは。   (2018/9/8 17:04:56)

ピェリオ♂役者(宥める仕草と言葉を取りながら、笑いが引き摺り過ぎている辺り本当に質が悪い。ああ、何時かもこんな事、ありましたね? 何処か箍が外れたように笑い転げたのは、眼前の記憶にあるならば果物屋のひと騒動―― あれとよく似た、我慢がきかなくなった笑い声。) ……ンと、に。アンタって、ヒトは、さァ。すげー頭良いし、お偉いサン、で。自分の事守れるくらい、強いてのも嘘じゃないン、だろケド……、本当にそォ云うトコ、めちゃくちゃに可愛いね? エル。 (さんざんひーひー笑った後で言っても説得力が――の台詞なのは多分本人がいちばんよく解っている。たぶん。)   (2018/9/8 17:07:53)

エルソフィ♀司書官大丈……(嗚呼、なんだろうこれ。すごく、すごく、覚えがある。コップに水が溜まりすぎて零れたときのようにワタシの枷が外れて、それをけたけたといっそ清々しいほどによく笑う声が響いて。あれもたしか、晴れた日の平穏な午後で。あのときと違うのは周囲すぐそこに人がいないことと、あのときはこうしてゆさゆさと触れ揺らすことを憚る理由があったであろうこと。)……ああ、もう……(だからというわけではないのだが)……困るに、決まっているでしょう!(発条人形よろしく起きあがった。首だけ。)だって仕方がないでしょう貴方が誰かから要らぬモノをもらうのが嫌としか頭になかったのですそれだけです申し訳ない事に!(ここまでワンブレス。)……だからっ、そんなに笑わなくてもいいではないですかっ(通りの良い声とて張りきれていないのなら、無垢ともいえる笑い声へ叩きつける言葉の威力なんてたかが知れている。)   (2018/9/8 17:40:28)

エルソフィ♀司書官――、……本当に、もう……(それに、上げたその顔。温度を忘れているはずの身体が、顔が、頬が、耳が、淡く絵具を溶かしこんだようにほのりと赤ければ、必死に見上げてくる紫眼はきっとそのときありふれて――褒め言葉を受け止めきれずにいる。)いいから、少しかがんでください。まったく……遊びたければ好きなだけ遊べばいいです。この文言がまた流行っても、繋いでおけばちゃんと遮断しますから。(せがんで、ようやく身を起こして、今度はちゃんと贈り物になるようにと鎖の両端を指先に持って、眼前の首の後ろへ回そうとして、ぴたり。)……ごめんなさい何故か手が震えるのです。(慣れないことをすると、誰しも力が思うように入らないわけで。耳の近くをかすめようとした両手指は、ありふれた反応のように、淡く淡く熱の軌跡を残しただろうか。)   (2018/9/8 17:40:37)

ピェリオ♂役者うん、うん。だからごめんて。……それにただ「パズルを愉しんだ」で取ってくれていーのに。 (ようやく、かろうじて、収めた笑みをあと呼吸ひとつ分で落ち着けてそう告げた。 そう、何の核心的な事も口にしていないのだから、どちらも。そらとぼけつづけてくれていて構わなかったのに。だのに、性悪な男の言葉遊びにつられてくれる彼女がかわいそうかわいそうで、そうして酷く愛らしい。) ……あとどっちかって言うと、そォ云うのってアンタの方が危なかったりするもンじゃないのかね、司書官殿。 (ぽつり、ごく小さなトーンで何か落ちた。) はいはい、ハイハイハイ。仰せのままに、御嬢さン。 (よいしょ、と身をかがめて伸ばす仕草は、今度は飼い慣らされたけものに似て従順だっただろう。はさりと銀糸を自分から手前に流したから、無防備に首を曝していても大人しくしている。なにか難儀しているような指先に、掠めた温度に。) ゆっくりでいーん、だケド。 (んー、と目を細めて、) ホント、首輪つけられてるみたい。 (それこそねこがぐるぐると喉奥慣らすように笑った。)   (2018/9/8 18:09:23)

エルソフィ♀司書官(宥める言葉が重なるごとに抗議だの言い訳だのは素直に身体の奥へと引っ込んでいった。言うか言うまいかをあれだけ迷ったことが馬鹿らしくなるくらいにあっさり言いきれたのだから、早く探しに行けばよかったとは内心の声。)……頭では、分かっています。(別に都合のいい方へいい方へ、穏便で上品なほうへ、悪戯に心臓へ触れないほうへ流しておけばよかったのに。「大人」はそういうアクセサリーを纏える特権があるのに。)寝付きはいいのに知らない感覚で眠れなかったら、先にそちらが思考を占めても良いではないですか。(ぽそり。)……情は本の維持に必要な贄ですから、何か飛んできても喰うだけですし。心配はお互い様です……『道化師』さん。(……ぽそり。)   (2018/9/8 18:45:12)

エルソフィ♀司書官……、揶揄い上手。(喉鳴らしたところへ、ぼそっ。)首輪を付けて歩かせるような趣味はありませんよ。もう『鎖』で繋いであるのですし。……はい、留められましたよ。(猫は首輪を嫌がるのが本来だというのに、と、吐息一つ。懐く猫のように言うものだから、流してある銀髪へ隠れるようにして、ほんのひととき、賑わいが止んだ隙を縫うようにして――その無防備な生命線を噛んだ。痛みを植えるにだいぶ足りないのは、時間をかけなかったから。)――届いたものは返しませんけれど、「おかえし」です。(囁いて、いつのまにか忘れ物のように落ちた温度の手と顔がいつもの距離に戻った。―――ええ昼ですからね。昼ですから。夜なら違った?さあどうだか。いかんせんこんなふうにいつまでも腹の探り合いのような会話が多いから。)さて変に声を張ったら疲れたので、時間がまだ許すのならお茶にしませんか?   (2018/9/8 18:45:26)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、ピェリオ♂役者さんが自動退室しました。  (2018/9/8 19:04:46)

おしらせピェリオ♂役者さんが入室しました♪  (2018/9/8 19:04:54)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、エルソフィ♀司書官さんが自動退室しました。  (2018/9/8 19:05:36)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが入室しました♪  (2018/9/8 19:06:11)

ピェリオ♂役者そいつァ、お利口さんが随分珍しかった事。ふぅ、ン……、(一言二言、唇を開きかけては止めた。何か思わせたような言葉が、銀糸に遮られて見えなくなる。) へー? 今だって、気の利いたチョーカーだって割と色々あるよォ? (変わりに滑り出た軽妙な言葉は、もうすっかりと常のトーンで、伏せた顔のままでも笑みが見て取れるだろう。調子のいい言葉がすらすらと続いて、) こンなアクセサリが出回るくらいだし、別にひとつやふたつ増えてたっておかしはな、――っ (……今度こそ、音無く言葉が沈んだ。いや、僅かに息を詰めたような、飲み込んだような不自然な途切れ。囁きにもたげた首は、銀糸を引っかけた視線の向こうで誰を見上げただろう。) ……ど、っち、が。 (笑みが罅割れて、微かな呻き声と引き摺った。そう、往来。白日。ど真ッ昼間である。) ……ああはい、はい。何処へなりと、何なりと。……だあああァ、くそ。くッそ。 (こらお口が悪い。あからさまに悔しそうな顔で、髪を掻き回そうとして――本日の束ね髪に気づいて余計苛立ったようにばりばりと首筋を引っ掻いた。ええはいもう昼ですから。)   (2018/9/8 19:36:54)

ピェリオ♂役者(そのまま襟元を雑に正して、起き上がる。) ン。行きたいとこある? 無いなら、ちょっと寄りたいとこあンの、通り一本外れたとこなンだけどサ。最近……アインが本、読んでやってる図書館通いのチビ。その子の家が食事処やってるらしンだケド、果実の砂糖漬けとか、ハーブティとか、若い娘受けを狙ってるらしくて…… (やたら発音も滑舌も良く、並べ立てる言葉は台詞じみて――言い訳染みて? とかく、レディへの誘い文句にはあんまりにも台本じみたあれそれだったけれど。あれこれ並べながら、エスコートのように手を伸ばす。伸ばして、勝手に指先攫う――んじゃなくて、) ……ハイ行くよ。 (その艶めいた黒髪を雑に掻き回した。自分のにやるよりは多少手加減込めたようなそれだけれど、乱雑な事には変わりない。間違っても高潔な司書官相手にしていい態度じゃない。誤魔化すような戯れひとつ放り投げ、鞄掴んで歩き出した真昼の都。) こっちだって、かえしてやンない。 (独り言のような憎まれ口が、相手を知らずに零れてとけた。)   (2018/9/8 19:37:22)

ピェリオ♂役者【だんだん時間オーバーで追い出されるのが見慣れてきた気がします、すみません、たいへん長らくお時間いただいて、こちらはこれで〆とさせて頂きたく。小学生かお前と言いたい幕引きですが、そちらも綴じられるようでしたらご一緒させて頂きたいです。】   (2018/9/8 19:38:47)

エルソフィ♀司書官(どっちもどっちなりに、おとなげない。)――(噛んだところを気にして掻く様は、撫でられた箇所を気にする獣猫とそっくりで、一拍分きょとんと黙って、その様を見上げていた紫の視線。どうしてかな、何を思ったか自分でも把握するより先に、吐息よりも小さな音と一緒に唇の端が持ち上がった。唇に軽く指先あてがったのは、内緒。)ああ、何度か見かけていますよ。アインさんの読み聞かせ、最近はすっかり児童書部門の名物です。お友達が出来たのなら本当によかったです。(そういえば遠目に見守るだけで声をかけていないな、と、思い描く冬湖畔色の幼い眼。店の場所には一応心当たりはあったが、はて自分の記憶と少し品揃えが変わっている気がする。とすれば承諾も踏み出す歩も軽い。)   (2018/9/8 20:10:33)

エルソフィ♀司書官ハイは一回でいいそうですよ?ハーブティは好きなので楽し――(その声音、硬質なれど少しの揶揄いを含んだように聞こえたのなら、さすが役者。降ってきた手にひととき目を見開いて、ぽかんとする間にされるがまま。気づけばいつものこと。)……。……はい、行きましょう。(手を攫うでは気が済まなかったのでしょう?とばかりに、その日は、温度を忘れた左手が元攫い屋の手を攫った。わざとらしい所作でなかったのなら、もしかしたら攫われる都度学習して、真似をしているのかもしれない。)ええ、返さなくて構いません。(独り言のような憎まれ口へ独り言のような囁きが落ちた。髪を一度だけ指先で梳けば残りは風が勝手に整える。黒髪独特の艶は、真夏夜の夢の余韻をそっと引いて、フィーネの訪れを告げる風にそっとかえした。)   (2018/9/8 20:10:41)

エルソフィ♀司書官【(8時間蹴りが6時間になっただけという)。大変お待たせいたしました。これにて私からも〆。幕閉じとさせていただきます。素の道化師様らしい〆ですよ、大丈夫。とても楽しかったです。イベント後日談として紡がせていただきましたが、楽しい企画と他PC様のご一緒の機会をありがとうございました。】   (2018/9/8 20:13:23)

ピェリオ♂役者【大変可愛らしい〆をありがとうございます、ありがとうございますどうしよう可愛い(迫真 PLのタイミングが悪くあんまりイベント乗り切れなかったのですが、ちょっとでも端に乗らせて頂いて大変楽しかったです。また機会ありましたら参加させて頂きたいです。 重ねて、本日はありがとうございました。また何れにて、お会い出来ましたらよろしくお願い致します。】   (2018/9/8 20:18:22)

ピェリオ♂役者【ぱたぱたと折り込みましたが御部屋も此方にて。本日も本当に長時間、有難うございました。おやすみなさいませ。】   (2018/9/8 20:18:48)

おしらせピェリオ♂役者さんが退室しました。  (2018/9/8 20:18:51)

エルソフィ♀司書官【それでは私もこれにて。見守って下さいました窓辺様方にも感謝を。お部屋ありがとうございました。よい夢を。】   (2018/9/8 20:19:39)

おしらせエルソフィ♀司書官さんが退室しました。  (2018/9/8 20:19:40)

おしらせ落丁の名♀騎士?さんが入室しました♪  (2019/1/10 15:47:23)

落丁の名♀騎士?【こんにちは、お部屋お借りいたします。待ち合わせにて。】   (2019/1/10 15:47:39)

おしらせ蛙♂邪教徒?さんが入室しました♪  (2019/1/10 15:49:49)

落丁の名♀騎士?【(どう見ても不審者な並びの名前とか職とか。)――はい、お久しゅうございます。書き初めの割に手探りですが、どうぞよろしくおねがいいたします。】   (2019/1/10 15:51:39)

蛙♂邪教徒?【こんにちは。エルs――落丁の名さん。本日はありがとうございます。よろしくお願いします。】   (2019/1/10 15:51:51)

落丁の名♀騎士?【はい、アリす(けほっこほっ)――カエルさん、はい、改めまして。どうか良き紡ぎとなりますよう。】   (2019/1/10 15:52:42)

蛙♂邪教徒?【導入ちと長いですが投下させていただきますね。】   (2019/1/10 15:53:05)

蛙♂邪教徒?(水都のとある施設の地下に作られた"地下神殿"。ここが今の職場だ。未だご尊顔を拝謁したことのない教祖様曰く、現在我々が伝え聞いてきた十二大神の神話には偽りがあり、本来であれば十三番目の女神『イラニス』が存在したという。女神イラニスはかのデレボーン神の姉であり、アノンとデレボーンの争いの際、自らの肉体の消滅と引き換えに、争いに巻き込まれた動物たちを保護したとされているらしい。このすんばらしい行いをした女神様が神話から消されているのは、彼女がデレボーン神の姉であるが為に、アノンによって消されたからという。毎年、それを布教するべくアノンの月になると地上で活動をしているこのイラニス教団だが、結果がついてこずに年々過激化していっているのが実情だ。当初は女神イラニスの素晴らしさを説いていたのに、いつの間にかアノンの否定、しまいにはイラニスの身内であるデレボーンこそ正義と主張する教徒まで現れた。)   (2019/1/10 15:53:15)

蛙♂邪教徒?(そんなイラニス教団に、最近動きがあった。漆黒のローブに身を包み、フードを深く被った教祖様が女神イラニスのお告げを聞いたという。お告げの内容は、『女神イラニスの魂を宿すに相応しい肉体を持つ者が近いうちに現れる』というもの。その有難いお言葉のおかげで、地下神殿での業務は割と忙しい。僅かずつだが増え続けている信仰者に教えを説いたり、幹部連中の会議に出席したりと。まぁ、地上で腐っているよりはやりがいのある仕事ではあるが。)「聞いているのか、蛙」――ン?ああ、女神イラニスの肉体を持つ者の調査だっけか。正直情報がなさ過ぎてな。進展はねーよ。(幹部は皆、女神イラニスに救われた動物たちの名前を持つ。自分に与えられた名前は蛙。ゲーロゲロ。ちなみに教祖様は『蛇』と名乗っている。そして幹部は皆紫色のローブを着ている。一般の信仰者に配られるのは白のローブだ。)   (2019/1/10 15:53:23)

蛙♂邪教徒?(今受け持っている仕事は、例の女神様の肉体を持つ者を探し出すこと。んなこと言われても条件もクソもないから調査のしようがないんだが、それは女神イラニスが導いてくれるだの、感じ取れだの、他の幹部にはオレにはない何かが見えるらしい。もちろん皮肉だが。)さてどーすっか。(会議を終え、神殿の廊下で教団の中で配っているパンフレットに描かれた女神イラニスを見る。首に蛇を巻いた、金髪碧眼の美しい女性。)ま、物騒な仕事じゃないだけマシか。(配布されたネックレスのチェーンを指に巻いてぐるぐるぶんぶん弄びながら、礼拝堂のほうへと向かった。)   (2019/1/10 15:53:56)

落丁の名♀騎士?(カツーン、コツーン、カツーン。暗い昏い、ところどころ舗装が行き届かない石畳を行く、規則正しい歩。金属が踵を蹴る音。魔導灯の光よりも松明の炎のほうが増えていく理由は大概知れている。――魔導灯を辿って来られたら困る理由があるときだ。神々の王という正しさの影で暗躍したがる輩の思考なんて、大概知れている。)団長の手を煩わせるまでもない。(ふっと落ちた笑みは、まるで少女のよう。柔らかい曲線を描く肩下丈の黄金髪と、ロサール中の水を閉じこめたような蒼の瞳。まっすぐ、薄昏い通路を進んでいた。もし任務にて紛れ込むなら白いローブでもひっかぶればいいものを、そんな面倒を踏みたくないのか、堂々と、騎士甲冑のまま歩を進めた。細剣の柄に、手を乗せたまま。堂々と。)そこの貴方、教祖への道はこの先で合っていますか?(一人、たまたま目に留めた一人の男を呼止めた。それはそれはもう、地上で巡回騎士が都民に声をかけるのと同じくらいの自然さで。まっすぐ、どこか品のある笑みを浮かべながら。)   (2019/1/10 16:09:49)

蛙♂邪教徒?しっかし女神様の器ねぇ……。この教団もいよいよ……って、あン?(ボーっとしながら歩いていた為か、前からくる足音に気づくのが少し遅れる。金属が鳴らす音は、この地下神殿では異様である。地上でもこの音を鳴らして歩いているのは、前衛職の冒険者か、ロサール騎士団の連中だけだ。そして眼前に立ち止まり、こちらへ声をかけてきた女性はと言えば――後者である。)んー?こんなところに観光ですか騎士様。それとも、調査ってヤツ?たしかにここはいかにもって怪しさの地下神殿だが、別に法に触れるようなことはしちゃいない。今のとこはな。人殺しも、誘拐も、麻薬の取引も、怪しげな儀式も。今のとこはなーんもねぇ。まぁそれでも教祖様に会いてぇってんなら、止めはしないがな。(薄闇の中、松明の火が照らす彼女の容姿は、パンフレットに描かれた女神に似ていなくもない。もし彼女が、蛇の言った女神の肉体を持つ者だとしたら……。彼女を捕えて、蛇に差し出せば、より教祖の傍に近づくことは出来るか。)   (2019/1/10 16:23:55)

蛙♂邪教徒?俺に案内されるか、蛇に巻きつかれる前に帰るか、アンタが選びな。おっと、選択は慎重にしたほうがいい。法に触れることはしちゃいねーが、ピリピリはしている。如何せんオレたちのことを邪教だなんだと侮辱する連中も多いもんでな。よそ者は嫌われる。(騎士を前にしても、特別緊張した素振りは見せない。しかし、騎士が来ることは予定外である。さて、彼女をどうするか。自分自身の選択も、慎重にしたほうがよさそうだ。)   (2019/1/10 16:24:02)

落丁の名♀騎士?うーん、調査といえば調査ですけれど……半分くらい観光ですね。(用件を聞かれればちょっと低い天井を見上げた後、にこっと笑んだ。)でも、人々がこれ以上困りそうだったら鎮圧します。現在、暦の神々とされるのは十二柱。もちろん神々の世界がたった十二で成り立っていたという証拠もないけれど、他の神かもしれないっていう伝承は学会でずーっと議論されています。正々堂々と。貴方たちはどうしてその議論の輪に参加しないのかな、って――(一歩、歩を寄せた。そして下から覗き込むようにして首を傾いでみせた。)――案内がてら教えてもらえませんか?さすがに私も何も知らないところへ振るう剣は持ち合わせていません。私が斬るのは、間違ったものだけ、です。   (2019/1/10 16:31:40)

蛙♂邪教徒?さてね。(議論の輪に参加しない理由。そんなのがあるなら、是非とも知りたいくらいだ。それにしても、オレにとってはコイツは厄介な来訪者かもしれない。教団にとっては、待ち望んでいた贄といったところか。あまり、手を汚したくはなかったのだが。)オレはただの一構成員に過ぎない。一応幹部ではあるが、幹部の中じゃ一番新参者だ。つっても、『蛇』と呼ばれる教祖様の教えは理解出来ても、考えまではどの幹部だって知りやしねぇさ。姿は見せても、顔を見せたことはねーんだ、教祖様はな。単身こんな薄暗い地下神殿にやってきて、堂々と調査するなんざ、随分ご立派じゃねーか。(ついてきなと言わんばかりに踵を返す。向かうは神殿の更に奥。幹部連中が祈りをしている間である。複雑な迷路のような地下を、迷うことなく進んでいく。)   (2019/1/10 16:54:56)

蛙♂邪教徒?ま、傍から邪教だなんだと言われちまえば、備えもする。こっから先は、基本的には幹部しか入れない。まぁ、信仰者が祝福を受けるために入ることはあるが。ああそして、女神イラニスの祝福を受けた者以外は、魔力を持った類のモンは一切使えない。魔法もだ。まぁ、本当は武器も預かると言いたいところだが、警戒している相手に丸腰になるとも思えねぇしな。(女神の意匠が描かれた巨大な扉の前で立ち止まれば、そう説明する。)引き返すなら、今だ。(脅しではなく、忠告である。我ながら随分と親切なもんだと思うが。)   (2019/1/10 16:55:00)

落丁の名♀騎士?ふーん……どこも似たような感じか。(ぽそっ。)綺麗な響きですね。今度の神様、イラニスっていうんですね。ぜーんぶ図書館に纏めてもらったら面白い神話集ができそうなのに、どうしてかな。どうして――(一歩止まった。)間違っているかどうかを自分で見に行かないのかな。(それは、案内人に仕立てた男というより、何もないどこかへと向けたような空っぽの響き。ふと思い出したように目を見開いて、またにこっと笑んだ。)だから、半分観光って言ったじゃないですかー。詰め所に来ているのも「アレなんとかして」くらいの愚痴だけですって、どうせ。(相手を上か対等か下かどこに見ているのか曖昧な言い回しはしかし、芝居がかったものではない。)   (2019/1/10 17:11:38)

落丁の名♀騎士?魔法も……ですか。それは困ったかな、一応使えちゃうし……。うーん……(うーん、うーん、うーーーーん。真剣に悩んだ。だいぶ悩んだ末。)うん!それなら預けますね。(はいどうぞと、気軽に渡された銀の細剣。)あ、見た目より重いから気を付けてくださいね?警戒は仕事のうちだからそこは許してもらうとして、私が知りたいのは、貴方たちが間違ったことをしているかどうか、です。何を信じるかは一応自由ですしね。森の魔物を信奉している集団とかいましたし。(――にっこり。)   (2019/1/10 17:11:44)

蛙♂邪教徒?今の神話以外のものが広まっちまったら都合の悪い連中もいるってことさ。そして新たなものを排除していくうち、最初はそうでもなかったモンがどんどん歪んでいっちまう。おっと、オレが言うと地下へ引きこもりしている言い訳みたいになるか?(さて、この女が教祖様が求めている女神イラニスの魂の器だとして、女神を復活させてどうしようというのか。女神に神話の真実でも尋ねるのか、それともこの信仰の正当性を上げるためだけにするものなのか。オレが真に選択をせねばならないのは、その時だ。)随分と余裕だな。オレたちのことを信頼しているわけじゃねぇだろうに。(よほど自信があるのか、或いはただの愚か者なのか。手渡された武器を握って、扉に手をかけた。教祖様や他の幹部連中が、彼女をどうするのか、自分にはわからない。だが、ここの幹部として、自分はやるべきことをやらなければいけない。たとえ自分の手を汚すことになろうとも。)――開けるぞ。   (2019/1/10 17:30:16)

蛙♂邪教徒?(扉の奥は、相変わらず薄暗いことに変わりはないが、松明の火の色は青色である。そこそこに広い空間の中心部には、女神像があり、その前には祭壇がある。その祭壇を取り囲むように、六人の幹部が祈りを捧げていた。幹部たちはこちらへ気づくと、祈りを中断し、ゆっくりとこちらへ近づいてくる。)「おお、これは、なんという」「蛙よ、でかしたぞ」「ついに、この日が来た」(幹部たちは新参者の自分と違い、完全に女神様を妄信している。故に、教祖の言葉は神の言葉に等しいとも感じている。)……どうやらアンタは当たりだったらしい。(彼女の後ろで、ぽつりと呟いた。部屋の一番奥の扉が開き、漆黒のローブを身にまとった男が現れる。)……アレがアンタの会いたがってた教祖様だ。さ、調査なりご自由にどうぞ。   (2019/1/10 17:30:21)

落丁の名♀騎士?追い込まれた者ほど影を踏んで、影に溶けて、影になる。ほんと、どこもやること同じね。でも、大事なのは暗がりに逃げ込んだ後ですよ。(それは、独り言のように紡がれて、扉が開く重々しい音に紛れ込んだ。――カツン。場違いなほどに硬質で高潔な一歩。浴びる視線、それらを見渡す蒼の視線は、やはり迷いも惑いも湛える様子がない。凛とした眼差しにて、肩越しを振り返った。)私の剣、しっかり預かってくださいね、カエルさん?(にっこり。)初めまして、イラニスの徒を名乗る皆さん。単刀直入に聞きますね。――ここで何をしているのですか?ああ、地上で布教を頑張っているのは知っていますよ。毎年見ていましたし。地下でやらないといけないイラニスの為のことって――(笑んだまま。)――何ですか?(薄ら寒いほど、場違いなほど、まっすぐに笑んだまま。)   (2019/1/10 17:39:47)

蛙♂邪教徒?「蛙」(低い声が部屋に響く。教祖様の声だ。)「蛙よ。騎士様はいつも厄介ごとを持ってくる。故に、此処には通さず、お帰り頂くようにせよと言っておいたはずだが……この者は?」(来訪者の問いに応えず、教祖様は自分に言葉を向けた。その素顔はわからないが、威厳に満ちた声は、すべてを見透かされているような、そんな緊張感がある。)……オレはオレの仕事をしたまでです。言われた通り、女神イラニスの魂の器に相応しいと思われる者を連れて参りました。(仰々しく頭を下げて見せた。この態度を快く思っていない幹部連中も多い。が、こういう性格なのだ。仕方ない。)   (2019/1/10 17:54:41)

蛙♂邪教徒?教祖様の代わりに答えよう。女神様は肉体を失くし、大変悲しんでいらっしゃる。そんな可哀そうな女神様を慰めて差し上げるには、魂を入れるに相応しい身体が必要だ。つまりアンタは、女神様の魂の器ってワケだ。怒るなよ、別に騙しちゃいない。法に触れるようなことはしちゃいなかったぜ、今の今まではな。(他人ごとのように、あくまで先ほどから変わらない口調。)「名もわからぬ騎士様よ。そなたの魂、我らが女神イラニス様の為、手放してはくれぬか」 ……悪いな。(ぽつり。小さく呟いてから、入ってきた扉に手をかざした。扉には鍵穴というものがない。魔法によって施錠しているのだ。じりじりと、幹部たちが彼女ににじり寄る。その様子を、扉に背を預けながらどこか冷めた目で眺めていた。)   (2019/1/10 17:54:46)

落丁の名♀騎士?そうですか。貴方たちには、私がちゃんと生きた女に見えるんですね。(じりじりと迫る足音に、危機に、少女騎士は一歩も後ずさらなかった。見せた笑みは、松明のぼうっとした灯の中ではそれこそ女神の慈愛にでも見えたかもしれない。)――でも、私、女神デメアの徒ですし、他の神様や神様候補が嫌いでもなんでもないですけど……神様そのものになるのはちょっと恥ずかしいです。(にっこりと笑んでにじり寄る一人のフードを覗き込んだ。ごく自然に。)ねえ貴方。女神の器のために魂を手放す。つまりそれって……(顔を近づけて囁くように問うた。)私に死ねと言っているのですか?身体が?それとも心が?(無垢で穢れ一つ無い、少女のように問うた。怯え?震え?――なぜか、無い。どこにも無い。まるで最初からそんなものを持ち合わせていないかのように。)カエルさんは、どうやら少し後ろめたそうですけれど?ねえ、此処が間違っているかを判断するためにもちゃんと教えてください。――ね?(甘い甘い、花の香り。駄々甘いほどに、甘い香り。何かを塗りつぶしたような、甘い香り。)   (2019/1/10 18:05:19)

蛙♂邪教徒?「肉体を傷つけることは許さぬ。魂とはいとも簡単に離れていくものよ。そなたを絶望させればよい。我々の目的は女神様の救済。その為の犠牲が、そなたの身体ひとつで済むなら安いとは思わぬか」(教祖様の言葉に、他の幹部たちが彼女に向って手をかざした。恐らくは、拘束系の魔法。魔力で構成された光の輪が、彼女に向かう。)……。(彼女が察している通り、此処は良いところとは言えない。神降ろしなんてのは、法で禁じるまでもなく畏れ多すぎてやってはいないことだと習慣の中で覚えこまされるのだ。それでも自分が動かないのは、真実を知る為だ。恐らくこの教団自体に力はない。教祖様の影には、まだ何かがある。もしそれが本当に女神イラニスだというのなら、神の力の前に我々はあまりに無力だろう。止められようはずもない。)教えてやりたいのは山々だが、どうやらアンタを絶望させるらしい。魂を追い出しやすいようにな。だがどうやるかは、新参者のオレにはわからないね。(気の毒ではあるが、真実を知るため、傍観させてもらおう。)   (2019/1/10 18:21:11)

落丁の名♀騎士?絶、望?(途切れ途切れになった言葉は、拘束術の光輪にあっさりと束縛されたときと重なった。言葉を確かめるように、きょとんとしたそれ。)おかしいですね、ロサールに降りる神々は全て恩恵や教えを携えるもの。第十三を名乗る女神ならなおさらです。悲しいからって大地の人間一人の魂を犠牲にして、そこを玉座と思える女神の伝承、きっと大図書館も知らないです。よければ教えてください。(にこりとした笑みは、蔭らない。)――それとも、民一人にすら伝承を教えられないような、正道を外した神を地上で布教しようとでも?(時折、笑みとかけ離れて甘ったるい香りが足元に綻ぶだけで。)依代の主を絶望させるのが、低俗なまぐわいとか言い出したら、女神様は泣くと私は思うもの。――そう思いません、カエルさん?(まるで、酒場で世間話でもするかのように。)   (2019/1/10 18:35:41)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、蛙♂邪教徒?さんが自動退室しました。  (2019/1/10 18:41:22)

おしらせ蛙♂邪教徒?さんが入室しました♪  (2019/1/10 18:41:58)

蛙♂邪教徒?(あっさりと束縛された彼女。気にもしていない様子でそのままこちらへ話を振られれば、どこかうんざりした口調で言った。)さあな。神様の考えることはオレにもわからん。神様の声を聞いたという教祖様が言うんだ。オレたちはそれを信じるしかあるまいよ。それに、神話の中でだって、神々はやんちゃしてるじゃねぇか。寝取ったり寝取られたり、そんな低俗な話もあるくらいだ。おっと、正教じゃそういうとこは省くんだったか。でも伝承には残っちゃいるだろう。「低俗なまぐわいとな。たしかに手っ取り早いが、いずれその身体は女神様のものとなる。女神様の祝福を受けた我々ならば許されようが、その身体を介さずとも、魂への攻撃は可能よ」(教祖様が杖が掲げる。恐らくあの魔法は、対象に何等かの映像を見せる……つまり、幻惑魔法。対象が恐怖を感じるものや、トラウマになっているものを幾多にも見せる、出来れば一生経験したくないもの。)……そんな高度な魔術も使えるってワケかい……。(小さな、小さな呟き。)   (2019/1/10 18:55:09)

落丁の名♀騎士? そうなんですね……私、勉強得意じゃなくて。でも私分かりますよ。カエルさんが信じているのは教祖さんであって、女神イラニスではないということ。ううん……(幻惑という、人の精神の根に深く深く入り込む魔術は、高度なそれ。ちょっとした迷彩や目くらまし程度なら少しの修練で身に就くと言われているが、心にそっと硝子鏡を刺しこむようなそれ、は――)……だぁれも、信じてなんていませんね?私とちょっと似ています。(肩越し振り返って、無垢に笑んだ。)ねえ、貴方に声をかけてよかったです。貴方と少し話せて楽しかったです。ですから――(笑みが、泣き顔のように歪んでいく。染み込む幻惑は、彼女の目蓋の裏に一体何を見せているのだろう。)――逃げてください。貴方はまだ、正しい道に戻れます。(泣きながら、涙を流しながら、唇をわなわなと震わせて、背を、小さく跳ねさせた。)   (2019/1/10 19:11:30)

落丁の名♀騎士?ああ、だめ……大声出すと……来ちゃう……(それは怯えか、畏れか、それとも痛みか。笑みは空っぽに抜け落ちて、暗い昏い天井を仰いだまま眼を見開いた。)来ないで……ダメ……やめて、やめてヤメテやめてぇっ!(膝をがくがくを震わせながら。)私は正しいの、正しいの。だから、だから――――(虚空を食んだ。低俗なまぐわいの中で言葉を乱される、ありふれた噺の中で悶える乙女のように。かくりと肩越しに傾いだ首は、まだ、カエルと呼ばれた男のほうを向きながら。)――――モア、を、こわ、ころし――逃げ……、見ない、でぇっ!(恥じらい潤むような眼差しで。)   (2019/1/10 19:12:12)

蛙♂邪教徒?……逃げる?どこに?(悶え苦しむ少女を前に、一歩も動かず、視線を逸らすことなく答える。)俺は自分の道を間違っていると思ったことは一度もない。俺の進む道は常にひとつしかねぇ。(そう、自分の進むべき道は――。)ったく、あんなに自信たっぷりだったのに効果抜群じゃねぇか。(呆れたように言いながら、面倒くさそうにフードのなかに手をつっこんで頭をボリボリと掻いた。他の幹部たちは、彼女への拘束魔法を緩めるどころかどんどん強めていく。)悪いがオレはアンタの思ってるような男じゃあない。アンタの犠牲ひとつ、乗り越えるくらいは容易い。(自分に言い聞かせるように言った。)   (2019/1/10 19:33:40)

2018年07月30日 20時36分 ~ 2019年01月10日 19時33分 の過去ログ
【F系】水都ロサール【多目的】
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