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2020年02月02日 20時30分 ~ 2020年02月03日 00時43分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android docomo spモード)  (2020/2/2 20:30:03)

おしらせアルマさんが入室しました♪  (2020/2/2 23:01:41)

おしらせケンセイさんが入室しました♪  (2020/2/2 23:03:04)

アルマ【ロールのログ貼り付けにまいりました。どれから貼ろうか悩んだけど、これ一編のみで完結するし、待望されている感があるので(笑うところ)組織のやつから。ケンセイとアルマ。エモい。】   (2020/2/2 23:03:38)

ケンセイ(組織に拾われた男は、一人の女を相棒として任務を続けていた。街の自警団のようなその組織の任務は危険であり、命を落とすこともあった。だが、命を落とすよりもひどい状況がある。相棒が敵対する組織に捕まった。その組織は違法な薬物を売り捌く組織であり、相棒はそのモルモットとして扱われ、凄惨な拷問を受けた。人間を壊すことは簡単だが、それを治すことは難しい。生きてはいる。だが、壊された精神と肉体は元には戻らない。組織は彼女への継続的な支援を約束したが、いくら金を詰んだところで彼女は治らない。自分には、彼女に凄惨な拷問を加えた人間に無慈悲な暴力を与えることしかできない。無力な男だ。鍛えた逞しい肉体も、磨きに磨いた剣の技も、彼女を治すことには等しく役に立たない)   (2020/2/2 23:04:48)

ケンセイ(夏の暑い日。彼女の下に差し入れを持っていく。彼女の部屋には、彼女が勝手に出て行かないように外側から鍵がかけられ、彼女の『後遺症』を喚起しないようなもので全てが構成されている。食事も、それに気を遣ったものだ。なるべくいろいろなものを食べさせたい、とは思うが、何が彼女の『後遺症』を喚起してしまうか、手探りなところもある。男は黒いスーツを身に纏う。夏であっても漆黒のスーツは、組織の仕事着であった)アルマ、入るぞ(一週間分の食料を抱え、彼女の部屋の扉をノックしてから鍵を開ける。組織の仕事着を着ていることからも分かるように、彼はこの差し入れを置いた後、仕事をするのだろう。相棒を抜きにして)   (2020/2/2 23:05:36)

アルマ(大失態を犯した。只でさえ奴らを警戒しろと言われていたにも関わらず、追っていた犯罪組織の尻尾をちらつかされてまんまと罠に嵌まり、敵の手に落ちた。情報員を兼ねているこちらの身に使い途があると思われたのだろう、殺されはしなかったが、代わりに拷問にかけられた。痛みに慣れている事まで把握されていたのか、或いは猛烈な悪趣味か、ベッドに繋がれた上で注射針を打たれ、記憶が混濁したまま代わる代わる犯される。顔も覚えきれない男共に順に輪姦されたまでは未だ良い。そういうのは慣れている。けれどそこからが駄目だった。平たい台の上に転がされ、両手両足を男共に押さえ付けられながら、執拗に性器を弄ばれた。長い舌を持つ男に子宮口近くまで差し込まれて粘膜を擦られ、溢れた愛液を啜り上げられ、催淫剤の効いた肉体はそれだけで数回絶頂した。止まらない拷問は次に指を差し入れて来ては膣の中を武骨な指で弄り回す。一日目はそれでも耐えられた。二日目からは性器に触れて来る男が増えて、尻穴まで同様に暴かれた。薄い肉膜越しに膣側と腸側から指を擦り合わせられて失禁し、意識を吹き飛ばしてその日の終わりを迎えた。)   (2020/2/2 23:06:23)

アルマ(三日目には乳首と舌も嬲られた。イキながら失禁する事に羞恥すら感じる余裕の無くなった五日目に犯される事を望んだ。おちんぽが欲しいと縋ったところ嘲笑われた。持っている情報を話すならと条件を突き付けられて、首を振る自我くらいは残っていた。しかし翌日、条件なしに犯してもらってからは駄目だった。手と口と機械を使って地獄のような快楽の波間に落とされ、戯れに何日かに一度、肉体に杭を打たれて愛される。いつしか肉棒を与えられる時間を待ち侘びながら快楽に溺れるようになった頃、きっと次に「情報を出せ」と言われたら吐いてしまう状態になった頃、所属する組織の者に拷問部屋から救い出された。いや、これは救いではなかったのかも知れない。与えられる快楽が無くなっただけで、閉じ込められている状況は同じだ。与えられる快楽が無くなってしまった所為で、身の疼きを歯を食い縛って耐えるだけの拷問の日々が続いている。仲間達はこれを『後遺症』と呼んで、まるで病人……いや、囚人のような扱いをしてくる。殺風景で物のない、この牢内のような部屋もそうだ。外から鍵をかけられるのも、信用ならないからに違いない。)   (2020/2/2 23:07:13)

アルマケンセイ。(ひとり、見切られたこちらに未だ甲斐甲斐しく手を伸ばしてくる男がいる。相棒、という存在だった。あれから共に任務に出た事はなく、彼はひとりで仕事をこなしていた。今も見慣れた仕事着に身を包んでいる。またこちらを置いてひとりで行くというのか、お前にまで置いて行かれたら本当に駄目になってしまうというのに) あたしも、あたしも…!(ベッドに腰を下ろしていたのを飛び上がるように立ち上がって、その腕に縋り付く。男の腕だった。スーツの素材越しでもわかる男の指が、食事のトレイを持っている。抱き付いたのに皿から中身を溢さない、しっかりとした筋肉を覆われた指だった。この指で、……下腹部が疼いたのに我に返って思考を振り切る。こいつは“そういう相手”ではない。相棒なのだ。こいつと並んで仕事をこなすのが、己の立ち位置の筈だ) あんたならわかってくれるでしょ?あたしはもう大丈夫って皆に示さないと。だから仕事、ちゃんと出来れば、もうヘマなんてしないってわかってもらえれば皆にも安心してもらえる。でしょ? だから、今日はあたしも良く。ケンセイが良いって言えば、所長も許可してくれるから。   (2020/2/2 23:07:41)

アルマ(部屋も出られない女が大きく出た。だがこれは毎回の事だ。そして相棒はいつも駄目だといって宥め透かしてくる。いつしか女の中では「問題ないのに部屋さえ出してくれない」と問題が擦り替わっていた。部屋さえ出れば、仕事さえこなせれば、肉体を炙って気が狂いそうになる焦燥も疼きも餓えも何もかもが解決すると思っている。だからだ。自分の様子を見に来てくれた相棒を突き飛ばして、ドアの隙間に身を滑り込ませた。入室したばかりのこのタイミングならば開錠されている筈だ。部屋から出てしまえばこっちのものだ。シンプルな白いワンピースと裸足の姿で、髪に櫛を入れたかは覚えていない。こんな服装では駄目だ。先ずは相棒と揃いの仕事着を取りに行こうと、廊下に飛び出す)   (2020/2/2 23:08:21)

ケンセイいや、俺も所長も……(もう大丈夫、って示さないと。そんなことを言う相棒がひどく惨めで情けなく思えた。ただ、それを表情には出さなかった。きっともう大丈夫だと言える日は来ないのだ。部屋に出れば、彼女の『後遺症』を喚起するものは山のようにある。それに、物だけではなく、人。男のいない場所など、この世のどこにあるというのか。唯一自分だけが、彼女の『後遺症』を喚起しない。それには多少複雑な気持ちも抱いた。彼女は組織だけではなく、いろいろな男と関係を持つことに躊躇しないタイプだった。尻の軽い女、股の緩い女、そういう言い方も出来ただろう。だが、自分とはそうはならなかった。仕事とプライベートは分ける。そういう割り切りや線引きがハッキリと出来た女だった)   (2020/2/2 23:08:49)

ケンセイ(廊下へと飛び出そうとする彼女を捕まえようとする。だが、それは少しだけ間に合わなかった。きっと、彼女への同情が僅かに手を鈍らせたのだろう。だから、あっさりと突き飛ばされてしまった。外の世界へと飛び出したいと願う小鳥を逃がすことにどんな罪があるのか、と。裸足のまま白いワンピースで飛び出していく彼女をこの部屋に連れ戻そうとすることの方がずっと罪深いのだと思えば)アルマ、待て。とりあえず、こっちに来い。お前が大丈夫なのは分かった。だけど、今その格好で本部に行くわけにも行かないだろう。技術部の連中にお前の仕事着を持ってこさせる(彼女をこの部屋に押し込むよりも別の部屋に連れ込んで落ち着かせた方が良い。彼女の手を引いて、殺風景な廊下と、階段を歩いて下の階の談話室に連れて行こうとする。無論、それにも彼女が抵抗しない保証はない。多少であったとしても暴力を振るう覚悟はまだない)   (2020/2/2 23:09:38)

アルマ(外に出たのは何日ぶりだろう。外と言っても部屋の外で、施設を一貫して巡らせている空調は同じ温度をしていたし、何度も行き来していた頃と何の変化もないだたの回廊だった。そして自分は、ただ廊下に出ただけだ) なんだぁ。(たったそれだけだった。途方もない大きな一歩だと思い込んでいたために肩透かしを食らう。外に出るくらい何でもない事だ。だからきっと仕事だって何でもない、いつも通り出来る。そう確信できた) そうだよ、大丈夫なの!すっかり良くなったんだよ。ケンセイも皆も心配してくれ過ぎなんだ。あたしはもう、……、(いつものように窘めながら男が後を付いて来る。少しだけ振り返ってから、ワンピースの襞を揺らしてまた動いた。右足を踏み出して、次に左足を前に出す。歩くとはそういうものだ。そうして再び右脚を運ぼうと床から踵を上げた瞬間、股間をずるりとした感触が這った。違う、下着のクロッチが擦れただけだ。下腹部を覆う絹の柔らかな生地、それが歩き出す事で微かに摩擦を帯びた。捕まえようとしてくる腕から逃れるために冗談で小走りになった所為かも知れないが、それだけで膣口に湿った感触が広がり、膝が崩れそうになる。)   (2020/2/2 23:09:48)

アルマ(はく、と息が詰まったが同時に手首を握られたから現実に引き戻された。引っ張られてよろけた事にして誤魔化す。軟禁されていたのだ、本調子ではないのも確かだった。身の奥底に溜まった燻りも一向に消えて行きやしない。それをすべて誤魔化すように笑んでみせた) 確かにオフの服過ぎて怒られちゃうかも知れない。あたしの服、クリーニングされてるでしょうね?(お道化たように言いながら、引っ張られるままに付いて行く。皆仕事場か本部にいるのか、生活棟にあまり人の気配はなかった。だとすれば向かう先は談話室だろうか。そう読んで、手は掴まれたままこちらが先を歩く) 皆頑張って働いてる時間なのね。すっかり鈍って時間の感覚がないわ。(階段を降りてからはこちらが引っ張るようなかたちで目当ての部屋へと飛び込んだ。人気がない。閑散とした室内は昨夜飲みにでも使われたのだろうか、奥のテーブルに何本もの空の酒瓶がボウリングのピンのように立てて並べられていた。何あたしを差し置いて楽しい事してたのよ、そう口にしようとした舌が、唾液に溺れて呂律が回らなかった。目が、酒の空瓶に吸い込まれて逸らせなくなる)   (2020/2/2 23:11:01)

アルマ(『ちんぽが欲しいのか、代わりにこれをくれてやるよ』 そう幻聴が耳のすぐ至近で囁いた。そう嘲笑われて膣に押し込まれたのはビール瓶だった。抜き差しされて潮を噴いた記憶が蘇る。今もこれでいけるかも知れない、そう考えながら凝視する先から目を逸らせなかった。けれどこれでは駄目だ。後ろに立っている男に気付かれていない事を祈って、口の中の唾液を飲み込んでから何でもないように) やっぱり誰もいない。此処で座って待ってればいい?(振り返らずに訊ねる。視線が“あれ”に釘付けになってしまって逸らせないから。ただ声と言葉だけで誤魔化す)   (2020/2/2 23:12:10)

ケンセイ(彼女を捕まえたとき、どこか様子がおかしかった。『後遺症』を喚起するようなものは幸いにしてここにはないはずだ。だが、それは微かな違和感だった。とりあえず彼女をこのままにしておくのは危険だと判断し、談話室に押し込めようとしたのだ。願わくば、談話室もここのように殺風景であること、そして、どこにも男がいないことを祈っていた)ああ、まずは靴だな。裸足で仕事は出来ない。スーツだってクリーニングもされてるさ(組織のスーツにはいろいろな機能が付与されている。その機能は定期的に更新され、その度に新調される。最近新調があったが、ケンセイは今日敢えて古いバージョンを着てきた。彼女にそういった余計な刺激を与えないためだ。彼女には用意されなかったのだ。組織の構成員として、頭数にすら入れられていない。クリーニングもされていない。彼女のスーツはとっくに処分されている。幸いにして誰とも通りかかることなく、彼女と共に目当ての部屋へと入る。だが、もう一方の願いは聞き届けられず、部屋には空の酒瓶が転がっていた)   (2020/2/2 23:12:22)

ケンセイ(彼女はこちらを向くことはない。ずっとあのビール瓶を見つめている。分かっている。彼女の『後遺症』を刺激しないように食品を選んでいるのだから。今、彼女は必死で葛藤しているのだろう。だが、ビール瓶にすらそんな反応をしてしまうような彼女を、任務はおろか外に出すことすらできない。ケンセイはもう自分には何も出来ないのだと悟る。彼女を傷つけないように、とか、そういう迂遠な気遣いでは、きっと彼女をずっと苦しめ続けるだけなのだと。相棒が苦しんでいるときに手を差し伸べるのが自分の役目であるのなら、これ以上苦しまないようにとどめを刺すのもまた、己の役目なのだと)なあ、アルマ。技術部の連中が来るまで俺とゲームをしよう(そう言って、彼女の後ろからその耳元に囁く)   (2020/2/2 23:12:58)

ケンセイ俺はこれからお前に『真の名』を聞く。口に出したらお前の負けだ(『真の名』は組織の構成員になる前の名前だ。それを誰かに教えるということは、組織を捨てるということだった。組織を抜けるための様式のようなものだ。アルマという名前を組織に返却し、ただの人間に戻る。もし、任務をするならこれくらいのことは出来なければならない。男の愛撫に耐えて、秘密を守ることが。でも、彼女には無理だろう)俺はそれを言わせるためになんでもする。例えば、こんな風に……(彼女の背後から抱き着いて胸を揉みしだく。男の武骨な指先は激しく彼女の乳房を乱す。密着した身体は既に彼女の尻に勃起し始めた肉棒を押し付けている。こんなことはしたくない。だが、そうするしか、ないのだ)   (2020/2/2 23:13:31)

アルマ(あの時は瓶の中身が入ったままだった。まんぐり返しという体勢にされて、膝が顔の横につくくらいに掲げられ押さえ付けられたまま、晒されてぱっくりと開いた膣に注ぎ口を逆さに突き立てられた。ビールの発砲がどうだとか流し込まれる液体がどうだとか言う前に、ゴリゴリと膣壁を削る硬い感触に歓喜の絶叫をあげたのを覚えている。硬さがあれば十分だ。先程からぬめりを感じている下着の中が脈打つように存在を示してくる。刺激が欲しいと炙るような飢えを植え付けてくる。飲み込まなければならない。顎を少し逸らしてまた唾液を嚥下した。欲の誘いに負けたらすべてがお終いだ) そういえば裸足だった。最近ずっとこうだったから……スリッパでも履けば良かったかもね。……なに?(何処かに行ってしまわないようにと掴まれていた手首が離れたが、代わりに耳もすぐ近くから声を与えられてぞわりと二の腕が粟立った。酒瓶に意識を向けていた所為で、ケンセイに寄り添うようにされていた事に気付かなかった。仕事に戻るにはブランクがある、リハビリが必要かも知れない。それでも、それも現場で勘を取り戻していけばいいと思っている)   (2020/2/2 23:14:17)

アルマ(内心で慌てているうちに吹き込まれた言葉は、ゲームをしようという事だった。風呂上りによくそうやってちょっかいを出しに行っていたのは自分のほうだった。だから珍しいと思いながらもその退屈凌ぎに快く応じるべく振り返ろうとしたところで、次いで囁かれた言葉に振り返りかけた体勢で硬直した) 『真の名』……。(顔が強張る。『真の名』は組織に属する者にとって大切なものだ。あまり良くない意味合いを持つ。その言葉は、引退と直結する。今の女には背中合わせの状況であり、聞きたくない単語でもあった。それを突き付けて来る男の真意がその言葉だけで把握できて、舌が縺れる) なんで?大丈夫だって、仕事着持って来るって、あたし達相棒だって…!(そう言ってもらえていると思っていた。此処まで交わして来た会話が唐突に虚ろなものになる。あれは本心ではなく、こちらを宥め透かすための嘘だったのだと。他の者の言葉ならそうだろうと思った。自分をもう厄介払いしたいのだと、けれど、相棒にそう思われる事は、言われる事は何よりの裏切りとして胸の奥深くまで突き刺さった) やだ!(その胸を後ろから掬い上げるように男の手が揉みしだく)   (2020/2/2 23:15:11)

アルマあ、あ、ぅ、やあー…!(必要以上の摩擦を与えないために柔らかい素材とノンワイヤーで作られたブラジャーが災いする。その薄さが、上から揉み込んで来る男の手の感触をまざまざと通過させる。発情しかけていた身に愛撫はそれだけで劣情が引き上げられる。噛み締めようとした唇はうまくいかずに唾液と共に甘い悲鳴を溢し出した) やだ!やだ!ケンセイやめて!……奪わないで!(あたしから、プライドと、相棒を。仰け反った所為で臀部を背後に押し付けてしまい、そこで味わった硬い存在に眩暈がした。欲しいものがそこにある。違う、そこにあるのは、ケンセイは相棒だ、無二の相棒なのだ。此処で快楽に身を任せたら自分は構成員の立場と相棒の両方を失う。それを奪い取ろうとするのが他でもない相棒その人である事に、涙が滲みそうだった。なのに、快楽を求める肢体はろくに力を入れようとせず、この手すら男を振り払わない。肉体のほうは相手を“男”と見做している) 名前なんて言わない!あたしは、此処に…!(相棒としてあんたの側にいたい。そう言って撥ね退けられるのが怖くて、言葉を切って唇を噛み締めた。下腹部が熱を持っている所為で、足がふらつく)   (2020/2/2 23:17:12)

ケンセイお前が耐えきれたらいい。お前が耐えきれたら、仕事着だって持ってくる。お前を相棒だと認めてやるさ(現場で勘を取り戻す、などという話ではない。自分たちの敵は、あらゆる卑怯と卑劣を行う連中だ。アルマの弱点を知り、その身体が快楽に弱いと知ったら再びあの悲劇が起きる。男を見ただけで理性が蕩け出すような女を、どうやって街に出す。どうやって任務に連れて行くのか。彼女は残念ながらあの鳥かごに戻るしかないのだ。誰も彼女にとどめを刺さず、無視し続けるというのなら、せめてかつての相棒だった自分が、殺してやらねばならないだろう。だから、耐えきってくれるな、と思う。二度と組織の任務など考えずに生きていてくれればいい。だが、それもエゴなのだろう。エゴで彼女の、組織としての一生を殺すのだ。やらなければならないことだと思わねば、到底出来なかった)   (2020/2/2 23:18:14)

ケンセイ今のお前はただの淫売だ、アルマ。そうじゃないっていうなら、俺の手を払いのけてみせろよ!(彼女の気持ちを踏みにじるように、ワンピースの前を引きちぎって、脱がそうとする。こんな乱暴を働いたら、以前の彼女なら死に物狂いの抵抗をしただろう。だが、もう今の彼女にそれは無理なのだ。下着も力で無理矢理に引きはがして、彼女の乳房を露わにすれば、その先端を指先で潰すように押し込む。押し込みながら、低い声でその耳元に囁く)チンコが欲しいんだろ。ぶち込んでやるよ。『真の名』を言えば、お前のマンコにチンコをぶち込んでやる。欲しいんだろ、アルマ。それとも、ケツ穴にぶち込んでほしいのか。言えよ、アルマ。どこに欲しいんだよ(こんな言葉を吐きたくはない。だが、言わねば殺せない。彼女を殺すために言う。敢えてこんな醜い言葉を)   (2020/2/2 23:18:22)

アルマ認めてやる、なんて、偉そうに…!(そんな言い方をする男だっただろうか。違和感が首を擡げ、欲に飲まれて押し退けられていく。振り払う代わりに一歩退いた。裸の足の裏で冷たい床を踏んで、その踵が壁際に寄る。背後をとられたままであるのが情けなくて身を捩って逃れたら、背中が壁についた。縺れそうになる脚はこれでカバーできる。そんな台詞を吐く顔を真正面から向かい合って見てやろうとして、淫売と罵られて思わず右手が伸びた。ぱん、と乾いた音がごく近くで起こった) 最低。さいってーな奴。そんな奴だと思わなかった!幻滅だわ。認めてもらわなくて結構よ。あたしはあんたの相棒なんか、やめてやる…!(この男が相棒でないのなら、それは只の“男”だ。自分を見限った周囲と同じで、自分を犯して快楽の根を植え付けた奴らと同じだ。だから服を剥がされたところで動揺などしない。無理矢理に剥かれて乳房が出ても、この男が触れて来ても、悔しさなんて、全然覚えない) あんたのナニなんて欲しがる奴がいるわけ?一番近くにいたあたしにさえ相手にされなかった癖に。あんたのぶちこまれるくらいなら、瓶でも野菜でもハメてオナニーしたほうがまし!   (2020/2/2 23:19:13)

アルマ(違う。相棒だったからだ。その線引きを相手も理解してくれていると思っていた。最大限の尊敬の表現だった。けれどその思慕を罵りに変えて吐き出す。触れて来た相手の手が乳首を摘まみ、指の腹で磨り潰すようにしながら刺激を与えて来る。“躾”された条件反射で涎だらけの口を開いて、舌を覗かせた。乳首をそうされたら口をそうする、拷問のさなかに覚え込まされた事だ) は、あ…っ、そう、あたしはアルマ。よくわかってるじゃん。でも堅物のあんたがセックスのやり方はわかるの? ぶち込むぶち込むって、そうするだけがセックスじゃないって事は?知ってる?(パブロフの犬じみた行為を晒した己に恥辱を感じて、物欲しげに開いてしまった口は歯軋りするほどに硬く噛み締めた。一度閉じた口を再び開いた時には嘲りの言葉がまろび出る。触られたくて言う事を聞かない下半身が、淫売そのもののように腰をくねらせた。はぐらかすように罵りに変えながら、背を壁に預けながら両脚を開く。秘所は透明な愛液を膝の辺りまで滴らせている)   (2020/2/2 23:20:06)

ケンセイ(そうだ、怒れ。向かい合う男の顔は何もない表情だっただろう。無心で女を犯す。こんなことをするような男ではなかったと言われるのはありがたくもある。それなりに認められていたということだ。いくら軽蔑されても構わない。自分にこうやって無理矢理凌辱されて、彼女の心がズタボロになって傷ついたとしても、生きているだけマシだ。それとも、彼女を自由に飛び立たせて、死んでいくのを見守る方が相棒としては正しかったのだろうか。分からない。だが、もう今は選んでしまった。これが正しいことだと思ったから。平手に打たれても男は手を止めない。ただ、仕返しのように彼女の言葉を冷静に否定する)ああ、俺の相棒なんてとっととやめてしまえ。でも、誰がお前に手を伸ばす。誰かお前に復帰してくれと頼んだ奴がいたのか!(はっきりと言う。彼女には諦めてもらわなくてはいけない。組織の人間であることを)   (2020/2/2 23:20:25)

ケンセイ堅物で結構だ。だが、セックスのやり方も知らないようなヘタクソの手で、上からも下からも涎を垂らしている女がいると聞いたからな(嘲りには嘲りで返す。彼女が口を開いて舌を覗かせたのを見逃さずに罵倒のネタにする。一度仕切りなおしたとしても、こうして腰をくねらせていることで、開いた両足から垂れているものが何なのかは分かっている。こんな乱暴な愛撫で濡らしている彼女に何が出来るというのか。彼女の肩を掴んで強引に足を挫けさせれば、顔の前に男の股間がやってくるだろう。チャックを開ければ飛び出してくる男の肉棒を、彼女の顔に擦りつける。濃厚な雄の匂い。下半身など触るわけがない。濡れさせておけばいい)ほら、俺のモノをしゃぶりたいんじゃないのか、アルマ。それとも、無理矢理突っ込まれないと分からないか?(さっさと突っ込みたくなる衝動を抑えて、彼女を挑発する)   (2020/2/2 23:20:38)

アルマ(アルマ、と呼ばせているこの名前は“ダイヤモンドの原石”が由来だった。組織に加わる際に己で願掛けをするように決めた名前だ。原石を磨いてとびきりの輝石になる。それは自分が望んだ事だ。自身が諦めたら終わる生き様だ) あたしが、あたしが望んだの。あたしの心があたしに、此処に居続ける事を頼んでるの!他に誰か必要なの!?(此処で折れたならば、この組織に身を捧げた自身の何もかもが終わる。空虚な殻だけになる。そんな予感がして、そうなる確信があった。壊れかけでも、壊れきってしまったら本当にお終いだ。だからこんなにも惨めに罵り合ってさえ、引く事が出来ない。傍らにいた筈の男さえ望んでくれなくなった事が落胆に追い打ちをかけるが、仕方が無い。不用意に捕まったのも拷問されたのも病んでいるのも全部、己なのだから)  う…、うるさい!これは薬が抜けきっていない所為で、歯医者の麻酔の所為で口が閉まんなくなるのと大して違わないの!あんたなんかどうなのよ、涼しい顔装ってるけどちんぽバッキバキにさせてんじゃない。何なの?あたしに欲情してるの?淫売相手に見境ないわね、ぶち込みたいのはあんたのほうじゃ……いッ!   (2020/2/2 23:21:18)

アルマ(冷静に返されて、その無感情な双眸にこの浅ましい肉体を暴かれて、こちらだけが揺さぶられている。喚いた後に、今し方背後から押し付けられた剛直の存在を思い出して向かい合う相手の腹部を見下ろした。黒スーツの着用の上からでもわかる膨張を嘲り見下ろしながらも、今度はそちらから目が離せなくなる。衣服の下にあるものを想像してしまっては、先程酒瓶如きに目移りした時の比ではなくなる。口を半開きにして食い入った所為で、力ずくで膝を折らせようとする手に反応が出来なかった。肩を引き摺り下ろす手に髪を一房挟まれて顔を顰めた先、眉間に皺を寄せて細めた視界に飛び出して来たものに、喉のところで息が詰まる) ………は…ぁ…っ、ぁあ……ッ……(直接性感帯を触られた訳でもないのに、一際甘い声が溶け出した。ぷっくりと膨れた亀頭が頬に擦り付けられ、先走りが濡れた筋を描く。その匂いすら逃したくなくてすんすんと鼻を動かしてしまった己に気付く間もなく、突き付けられた肉棒に頬擦りしていた。そう言う風に、それは何より愛しいものであると、思考ごと仕込まれた)   (2020/2/2 23:21:55)

アルマ(あれだけ罵倒を並べ立てていた口が犬のような荒い呼吸しか漏らさなくなり、ぺたりと座り込んだ体勢から背筋だけを伸ばして、ゆっくりと亀頭を咥内に含んでいく。味わうように、舌を動かしながら顔を前に差し出していく。竿の半ばまで来る頃には、耐えきれないのか背筋と肩を小刻みに震わせていた。唇と舌と喉だけを使って、奉仕を捧げる。誰に言われるまでもなく、両手は背後に回して自分で手首を握って戒めていた。これが正しいフェラチオの仕方だと言わんばかりに、そうして根元まで一度咥内に招き入れると、今度はゆっくりと引き抜いて行く。唾液を存分に纏わりつかせて)   (2020/2/2 23:22:19)

ケンセイ(あたしが、あたしが、そう吠える彼女は惨めだった。引き際を見極められなくなった女がどれだけ惨めなのかを、彼女は身をもって示していた。自分の欲望を通すだけでは子供と同じだ。彼女は力を持ってそれを無理矢理に通すこともできない。彼女も無力なのだ。彼女は抗う人間だった。理不尽に対して怒り、圧制に対して力を持って反逆する、そういう反骨心のある女だった。だが、その女の反骨が今は口ばかり)……その薬は一生抜けないんだよ(彼女の反論に対して、それだけを返した。一生抜けない。言葉にすれば簡単だが、それを背負う彼女からしてみればどれほど辛いか。その言葉にだけは悲しみが積もっていた。それを罵倒のように怒りに任せて言うことなど出来なかったのだ)   (2020/2/2 23:22:42)

ケンセイ(彼女が肉棒を突きつけられた時の反応には吐き気がした。そこに敵対組織の凄惨な拷問の跡を見た。まるで愛しいものであるかのように頬ずりし、娼婦でもそうしないであろう、丁寧な口奉仕を捧げる。たしかに奉仕は気持ちが良かった。だが、与えられる快楽が素晴らしく思えれば思えるほど、そこに至るまでの仕込みを想像して吐きそうになる。さっきまであれだけ罵倒していた女が、借りてきた猫のように大人しくなり、忠実な雌犬のように奉仕をする)随分と大人しくなったな。そんなにチンコがおいしくてたまらないのか? 俺のなんて欲しがらないんじゃ、なかったのかよ!(これ以上惨めな姿を見たくない。そう思いつつも、彼女を追い詰めるしかない。彼女の髪を掴み、彼女が引き抜いたのに合わせて喉奥まで一気にぶち込んでいく。彼女の喉に何度も肉槍を突き刺して)言えよ、アルマ。俺のが欲しかったんだろ。俺のが欲しくて、欲しくて欲しくて、たまんねえんだろ!(口を塞がれた状態で何が言えるのかは定かではない。怒りのままに彼女の喉を犯した)   (2020/2/2 23:22:46)

アルマ(口いっぱいに、いや咥内だけでは収まり切らずに喉奥の窄まりまで抉じ開けて減り込ませて、肉棒を味わう。拷問以降ずっと求めていたにも関わらずありつけないでいたものだ、飢餓を癒すような充足感で以て身が和らぐ。心の底からうっとりと悦に浸って目尻を下げたところに、鼓膜を打つ言葉があった。静かな言葉は、それでも死刑宣告のような致命の威力を伴って耳と思考に刻まれる。顎が外れかねんばかりに口を開いて竿をしゃぶる口の上、火照るように色付いた頬の上、恍惚としていた筈の双眸からぼろりと大粒の涙が零れる。右目から出たら堰が切れてしまったのか、左目からも涙が伝った。一生、薬の後遺症に苛まれながら生きていく。後遺症、と呼ばれた己のそれは文字通りだったのだ。例えでは無く、自分に突き付けられていたものだったのだ。すべてから目を背けてどこか逃げ口がないかと彷徨い足掻いていた女に、深く食い込む刃が差し込まれる。視界がぼやけて前が見えない。男を見上げようとするとぼろぼろと涙が止め処なく零れ始めるから、涙の膜を引っ提げたまま目を伏せる事にした)   (2020/2/2 23:23:22)

アルマ(風穴のように隙間ばかりになった感情と裏腹に、躾けられた肉体は精神と離れたところで教え込まれた手管を披露していく。口を窄めて亀頭まで引き出して来たところで、一気に腰を突き込まれた。髪を引き掴まれていたものの、その打ち込まれる威力を殺しきれず、後頭部が壁に叩き付けられる。がつん、とぶち当たり、前と後ろと逃げ場のなくなったところに頭を挟まれながら、男がぶつけてくるままにその激しい苛立ちを捩じ込まれた。カリの縊れが喉を引っ掻いて、肉ごと持っていくように引き抜かれる。そして息継ぎの間もなく再び喉に届くまで肉棒を埋め込まれた。水中で空気の弾けるような呼吸音と、呻くような嬌声を漏らしながらも決して歯を立てず、それどころか姿勢さえ乱さぬよう努め、暴力のような突き込みを受け入れた。ぼろぼろの泣き顔を晒しながらも、拒絶の意思は一片も見せない。言い付け通りのオーラルセックスで迎えながらも、ただひとつ相手の蔑みに近い問いに答えるように、後ろに回していた筈の両手を前に出していた。顔の下、零れ落ちるものを受け止めるように指をぴったりと揃えて持ち上げられている。精液を受け止める、という答えだ)   (2020/2/2 23:23:53)

ケンセイ(涙。彼女が流した涙を止めてあげられたらどんなに良かっただろう。だが、その術は持たない。自分が持っているのは慰めの手段だけ。彼女を慰めることにどんな意味があろうか。彼女が傷つかないようにその涙を止めたとしても、それは現実から目を逸らしているだけだ。だが、それでもそれは彼女のせいではない。彼女は被害者なのだ。敵対組織にこんな凄惨な拷問さえ受けなければきっと彼女は今も自分の隣にいてくれたはずで。こんなセックスなんてしてもいなかったはずで。そして、相棒でありながら彼女を守れなかった、無力な自分と、彼女を一日でも早く救えなかった、非力な自分が嫌いで、惨めで、本当に憎らしい。その怒りを彼女にぶつけている。本当に最悪だ。でも、涙だけは流さない。彼女を守れなかった自分が、悲しんでいいはずはない。彼女に終止符を打つのだ)   (2020/2/2 23:24:27)

ケンセイ(壁に後頭部を叩きつけて、女のことをかけらも考えていないような行為を続けてなお、彼女はまるで奴隷や雌犬のお手本のように、姿勢を崩さず、歯も立てずにそれを受け入れた。それは健気であり、どれほど酷い犯され方をしたのかよく分かるものだった。彼女は複数人に数週間にわたって嬲られ続けたのだ。もうそれは死んだ方がマシの状況であったに違いない。彼女のその行為が痛ましく見えた瞬間、彼女は答えのように、精液を求めた。ケンセイはそこで胸がいっぱいになり、息が詰まりそうになった。そのねだり方すらも仕込まれたのだと思えば、悲しみと共に、彼女の中に精液を吐き出した)一滴もこぼすなよ、アルマ(きっとこういう言い方をするのだろう。彼女を犯したあの男たちは。もうとっくに殺した。敵対者の首を落しても、それが傷つけた女は元には戻らない)   (2020/2/2 23:24:38)

アルマ(零れる精液すら溢すまいと揃えた両手は、雌犬として躾られた賜物だったのか、男を想ってなのかわからなかった。けれど、飲み干したいと思ったのは確かだ。一生背負う事になると、そう死刑宣告をしてきた男の何処か欠けたような声を聞いてから、脳の片隅だけがやけに冷静だった。欲情と悲嘆とに苛まれて狂いかけている自分を離れた後方から眺めているような感覚だった。そこには惨めな女と、苦しそうな男がいた。悲しみに歪む顔を誤魔化すように悲痛な罵倒を投げて寄越す男は、そうして苛立った様子を見せていても尚苦しそうだった。そうしているのが他でもない自分である事に気付いて、いつから苦しめていたかすら気付かないでいた自分に直面した。相棒にそんな表情をさせて良い筈がなかった。そういう意味でも、自分は相棒失格だと改めて思った) ……んぷ、…ッオ、……ッッ…!(精液を吐き出される直前の感覚は、何度も口腔を犯されているうちに把握できるようになった。予想に漏れずに膨らんだ肉棒に応じて、経口から胃腑まで続く器官をなるべくまっすぐと伸ばすように、顎を上げて前方に体を傾けた。白濁が吐き出される勢いを殺さずに注ぎ込まれていく)   (2020/2/2 23:25:14)

アルマ(逆流など勿体ない事は決してしない。すべて胃に注がせて、唇と舌とで吸い付いて一滴すら残させまいとした。喉奥まで貫いて杭に等しい役目をしていた肉棒が引き抜かれると、杭刺して抑え込まれていた肉体が限界を示して跳ね上がる) ……あッ…、ア…ッ…!!(がくんと仰け反った身は横倒しに床へと倒れ込む。濁った色をした唾液を垂らしながら頬をリノリウムに擦り付けても発散されない。のた打ち回って仰向けになり四肢を投げ出した女の背が弓反りにしなる。肋骨をはっきりと浮き上がらせて仰け反り返った身体は、藻掻くように何度も腰を波打たせてから、臀部をあげて大きく開いた脚の間から多量の潮を噴き出させた。水鉄砲のように真っ直ぐと線を描いて失禁より酷い粗相をした後、ぐったりと縮こまる。乳房と共に横隔膜が上下するのが傍からも見て取れるだろうが、それに合わせて繰り返れる呼吸音は、壊れた笛のような耳障りな雑音を混じらせていた) ………は、ぁ、……ッ、相棒。最後に後始末、押し付けても、いい?   (2020/2/2 23:25:42)

アルマ(何とか喋れるまでに息が整ってから、言葉にする。縺れそうになる舌をゆっくりと動かして、同時に指の先まで甘く痺れて力が入らない腕に鞭打って、己を見下ろしているだろう男へと両手を伸ばす) ―――――抱いてよ。なつめ、って呼んであたしを愛して。(それは媚びた雌犬としての言葉ではなかった。尻軽で通るこの女が誘いかける時の言葉に似ていたが、女は一夜の関係に“愛して”という言葉は使わないで来た。それは追い縋っていた立場を諦めた女が最後に求めたものだった。このまま不安定な正気を保っていたならば、惨めさに潰されていずれ己の運命を呪い始めるだろう。呪詛のように澱む闇はやがてこの男にさえ牙を剥く。そういう澱みは既に臓腑の深くに溜まっていた。ならば正気などこれ以上持ち合わせないほうがいい。ちょうど己を溺れさせようとしている波がある。この波間に突き落として、アルマという女を欠片も残さずに壊して欲しい。そしてそうしてくれるのは、…その役割を担って欲しいと思う相手は、たったひとりしかいないのだ)   (2020/2/2 23:26:56)

アルマ(回り回って貧乏くじを引かせてしまう相手に、だが謝罪は向けなかった。代わりに泣き顔のまま勝気めかして微笑んでみせる)   (2020/2/2 23:27:23)

ケンセイ(こちらの言ったとおりに飲み干せば、女の口から肉棒を引き抜く。女はその後、盛大に壮大にイキ果てた。まるで本物の弓の弦のようにしなった体から、彼女の潮が噴き出した。当然彼女の目の前にいた自分はその潮を浴びる。足元は、まるで水遊びでもしたかのように濡れている。それでも嫌そうな顔はしなかった。痛ましく思っても顔に出すことはない。もうここまで堕ちれば、彼女は任務を諦めるだろう。もう一刺しして、トドメを刺すかどうか迷っていれば、彼女が少しばかり言葉を取り戻したらしい。後始末、という言葉に、やや眉を顰める。そして、彼女の次の言葉は、意外なものだった)アル……(いや、彼女はもうアルマではない。なつめという女になったのだ)   (2020/2/2 23:27:38)

ケンセイ(彼女を任務が出来ないほどに傷つけて、その後彼女は残りの人生をどう過ごせばいいのか。外にも出られず、組織の仕事だけではなく、まともな仕事すら出来ないだろう。彼女はあの部屋の中で死んでいくしかないのだろう。あの部屋を訪ねるのはケンセイだけだ。男が抱いてやったとしても、彼女の傷をほんの少し和らげるだけ。ただの慰めにしかならない。それでも、女を愛することが許されるなら)一生抱いてやるから覚悟しろよ(彼女の言葉にそう応えて手を取った。泣き顔の彼女を覆うように、両腕でしっかりと抱きしめる。彼女が死ぬまでその身が疼くというなら、その疼きを埋めるように抱いてやろう。肉棒を宛がう。彼女の唾液がたっぷりとこびりついたそれを、彼女の中に沈めていく)なつめ、愛してる(口づけ。深い口づけだ。激しく求める。腰が動き始めれば、男は容赦をしない)   (2020/2/2 23:27:51)

アルマ(箱崎なつめという女は、そう強い人間ではなかった。すべてを捧げて来たアルマという名の立場を捨てる事を惜しんでしまった。その名ではもういられないという現実から目を背けてきた女が、これから理想とは程遠くなった状態の自分を見続けていく強さも持ち合わせてはいなかった。曝け出された弱さは恨み辛みを飽和させて更に深くへと墜落するだろう。なつめという女はそういう弱さを孕んでいた。だから『真の名』ごと、彼に壊してもらおうと思った。廃人にしてほしい、というそれは殺してと宣言するにも同義だった。その意味合いでの、後始末、という言い回しであったのに) 一生……(こいつこの先、あたしがいなくて本当に大丈夫だろうか。たった一回、それも処女でもない操を捧げようとした女に“一生”なんて言葉を使うこの男は、悪い女に捕まらないだろうか。そんな心配が過ったが、指摘をやめて優しく強く回された腕に抱き付き返す事にした。今こいつを籠絡している悪い女は、自分だ。ろくに力の入らない身を相手へと委ねて、寄り添う事を求めたら口づけが降って来た)   (2020/2/2 23:28:58)

アルマ(初めてセックスするこの男はなかなか悪くないかも知れない……たとえ硬い床の上で、誰が来るとも知れない共有の一室での行為であっても。そんな何処か値踏みするように観察していた視野も、潮と愛液でびしょびしょになった割れ目に肉棒が押し当てられては、盲目に等しくなる。かつて堕ちた快楽の波が押し寄せる。水を被って溺れてしまう前に、キスの合間に口を開いた) 食べちゃうには、勿体ない男だったんだけどな。(後ろ髪を引かれる想いを、揶揄めかして声に出す。本当は一生相棒のままでいたかった。その言葉の代わりに。最後の言葉だ、これくらいの弱音は許してくれるだろう。ぐに、と膣口を押し拡げて亀頭が押し込まれた時、視界が明滅すると共に飛沫のような潮を打ち上げていた。波間に堕ちる。快楽しか見えなくなる。もう戻って来られない予感がした。それで良いと思いながら、擦り切れて啜り泣くような嬌声をあげて男の与えてくれる行為に善がった)   (2020/2/2 23:29:41)

ケンセイ(彼女は一生、という言葉を繰り返してくれた。まさか、悪い女に騙されそうだな、なんて予想をしているとは思わずに、繰り返してくれたことを嬉しく思う。男は単純で馬鹿だった。組織に捨てられたかつての相棒に見切りをつけることも、彼女にずっとお茶を濁した言葉を吐き続ける偽善も出来ない。世渡りの下手な男だった。それを彼女が上手く補ってくれていた。彼女が抗う女なら、自分は耐える男だった。正反対だからこそ、仕事がうまくいっていたのだと思う。だが、もう彼女は隣にはいられない。分かってはいたことだが、この行為がその区切りになってしまうのだと思えば、一抹の後悔はある)   (2020/2/2 23:29:57)

ケンセイ(それでも、彼女を求めて腰を振った。せっかく彼女がここまで捧げてくれたのだ。完膚なきまでに、かつての彼女を壊して、快楽の海にずっと沈めておかねばならない。それが正しいことなのかどうかは、誰にも分からない。ただ、二人はそこに納得したのだ。だから、それで構わない。相棒同士にしか分からないこともある)お前も俺には勿体ない女だよ(そう言いながら、彼女の奥を、狂おしく求めて突きまくる。そこに肉棒を押し込めて潮を噴いたから、男はバカの一つ覚えのように、乱暴にそこを責めた。愚直なまでに、激しく彼女のその子宮をこじ開けようとするかのように、何度も何度もその扉を叩いた)   (2020/2/2 23:30:06)

アルマ(女はそれきりもう、まともな会話を成立させられなくなった。口を開いて紡ぎ出す言葉といえば、おちんぽ、おまんこ、そしてケンセイという名前くらいのものだ。壊れかけで救出され、壊れかけたまま男の支えによって生き永らえていた女は、男の手によって壊される事を望んで、そうなった。人間のオスだと見做されれば見境なく飛び付いて行く女は、それでもケンセイという男がいる時だけはその傍らで大人しくしているため、そして長年の相棒を務めていた事を踏まえて、彼にその女の“処理”が一任された。その後、アルマという名を持っていた女の記録は残される事無く処分された。女自身も厄介払いとして殺されたかも知れないし、最後に明かした『真の名』を元に家族の元へ戻されたかも知れない。または一生と言葉にした男の元にいるのかも知れない。現実から離れた女は、さざ波のように寄せては引いていく海の波間でずっと夢を見ている。それはかつての悪夢とは違い、女にとって心地良い穏やかな夢の繰り返しになっていた。眠るそこが好きな男の匂いで満たされた海だったからだ)   (2020/2/2 23:31:28)

アルマ【おしまい!一先ず撤退。】   (2020/2/2 23:32:04)

おしらせケンセイさんが退室しました。  (2020/2/2 23:32:20)

おしらせアルマさんが退室しました。  (2020/2/2 23:32:27)

おしらせ恩崎朱理♀25さんが入室しました♪  (2020/2/3 00:22:23)

おしらせ竹元悠♂23さんが入室しました♪  (2020/2/3 00:25:11)

恩崎朱理♀25【日付が変わったのでもう一編。電脳というヴァーチャルゲームで悪友ごっこをしていたスイとオルド。ふたりを発端にしたオフライン(現実)での一幕。はるかちゃんカラーがむずい。許せ。】   (2020/2/3 00:26:30)

竹元悠♂23(『困っていることがあるから相談したい』。あのオルドからのメッセージである。あの傍若無人な男がスイに助けを求めるなど天変地異でも起きたに違いない。だが、彼女との電脳での待ち合わせにオルドが現れることはなかった。それどころか、彼はゲームの中にも現れなくなった。そうこうしているうちに一か月が経ち、オルドがログインすることすらなくなった。そんな頃である。スイにメッセージが届いた。差出人はオルドだった。だが、名前だけを借りたそのメッセージの中身は全く違っていた。差出人はオルドとスイにかつて手痛い仕打ちを受けた者だという。だが、そんなのは腐るほど数がいて候補が多すぎるくらいだろう。その差出人によれば、オルドがログインできないのは自分が脅迫しているからだという。既に差出人はプレイヤーとしてのオルドの個人情報と、それまでの不正行為の証拠を握っており、いつでも警察に垂れ込むことができると脅迫しているのだという)   (2020/2/3 00:26:59)

竹元悠♂23(実際、その差出人がオルドの名前を騙ることが出来た以上、プレイヤーとしての情報は握られているということだ。そして、脅迫者はスイに現実での接触を求めた。現実で会い、こちらの指示に従うのなら、オルドへの脅迫を解き、彼は再び電脳での自由を謳歌できるという。メッセージはこう続く)『何故、君にこんなメッセージを送るのか。それはあの憎いオルドが、君のプレイヤーデータへのハッキングを頑なにガードしていたからだ。おかげでこちらはわざわざこんな回りくどい真似をするハメになった。もう二度とあの男に会いたくないなら、このメッセージは潔く削除するといい』(まるで挑発するのかのように締めくくられたメッセージだった)   (2020/2/3 00:27:09)

恩崎朱理♀25(『困っている』、『相談したい』。そんな文面を見て最初に思ったのは、今更こんな見え見えの罠張って来て騙されると思ってんのか?だった。どうせまた何か変な事でも思いついたのか、変ちくりんなクエストにでも同行させられるのか、そう考える程度で、文字通りにあの男が相談事があるだなどとは微塵も思っていなかった。だから暢気な面持ちで、これから何が待つのかと若干浮ついた心情を隠しながらも指定された待ち合わせ場所に向かったのだが、そこにあの男は現れなかった) はあ?ドタキャンとか何考えてんの?実は何処かからか見てる?出て来い、筋肉モンク!(叫んだが、終ぞその日、男は姿を見せないままだった。その日だけではない、その日から数日、数週間。疑問に首を傾げると同時に、彼から送られてきたあの可笑しなメッセージを思い出した。困っているから相談したい、それがいつもの悪趣味な冗談ではなかったら? 燻り始めた不安を押し広げるように、同じ差出人から再び連絡が来た。ざわつく心を抑えてメッセージを読み込む。息を詰めている己に気付いて、わざとらしく身を捩ってみせて、何でもないと肩の力を抜いたが)   (2020/2/3 00:27:49)

恩崎朱理♀25(思えばあいつはリアルでやばいチートに何度も手を出していた。自分もチーターだが、その度合いが違う。警察に垂れ込むというのはそれを言っているのだろう。それでも一週間、沈黙した。そもそも現実で会うなど馬鹿げているし、この脅迫者のところへ姿を見せればこちらまで潰されるのは目に見えている。スイとしての自分は人目につかせてはならない、それは己の破滅に近い。それに本当に脅されているとしても、それはあいつ自身が蒔いた種だ。身から出た錆に違いな―――――) 『場所を指定して』 (自分自身に対する言い訳で誤魔化せたのは一週間だけだった。その間も姿を見せない男の所在に駆られて、遂にはそう返信していた。知ってる。こんな事をして身を滅ぼすのは自分のほうだと。それでも駄目だった。仕事が手に付かない。それからは帰宅して、電脳にメッセージが返って来ていないかと待つ側になった。もどかしさに押し潰されそうになりながら一日を遣りきる生活が始まった)   (2020/2/3 00:28:13)

竹元悠♂23(彼女の返信が来ても、脅迫者からの返事はすぐには来なかった。5日ほど経って、ようやく返事が返ってきた。返事は極めて簡素なモノ。日付と時間、そして場所、合言葉が記されていた。ついでに、まるで煽るように動画ファイルが添付されていた。それはスイがオルドや他の男に送り付けた自慰の動画。オルドのアカウントを乗っ取っていることをまざまざと示すもの。彼がこんなものをとっておいたこと自体が彼女にとっては驚きかもしれないが。スイのアカウントは守っていたものの、さすがに脅迫されているような状態では自分のデータなど構っている暇はオルドにはなかったのだろう。勿論、彼はその間も一切姿を現さなかった)   (2020/2/3 00:31:16)

竹元悠♂23(脅迫者からのメッセージに書かれていたのは一週間後の土曜日。時間は昼。そして、場所は都内のホテルのカフェ。席まで指定されていて、彼女が来れば、サングラスをした男が待っていることだろう。歳はまだ若い。二十代の前半か、それか十代にすら見えるかもしれない。カッチリとしたスーツに身を包むその姿は、まともな職業よりも裏家業の人間に見えるかもしれない。筋肉質とは程遠い細身の体。男は、昼間にも関わらず酒を飲んでいるようだった。ワイングラスを傾けながら、女が来るのを待っている。合言葉は『キメセク』。現実で言うにはちょっとばかり憚られる単語。席まで指定しておきながら、わざわざそんな合言葉を言わせるのは、きっと彼女に屈辱を味合わせたいからだろう。脅迫者である男の歪んだ心が窺える)   (2020/2/3 00:31:23)

恩崎朱理♀25(ゲーム内でのアバターは、現実で抱えるコンプレックスを投影したものが多いという。太い者は細く、貧相な者は屈強な肉体造形に、外国人に憧れる者はそのように、と言った具合だ。スイというアバターの肉体は、一言で言うなら“並”だった。背は高くなく、かといって低くもなく、胸の豊満な女性アバターの多いゲーム内ではしばしば“小振り”だの“大きくない”だのと言われるバストも、肉付きも、すべてが平均だ。中身のやりたい放題の所為でいささか没個性の印象は薄いかも知れないが。そう、とにかく“人並みでいたい”事を投影したこのプレイヤーが持つコンプレックスは、周囲に埋没する事の出来ないその身長にあった) ………。(踵5cm程度の厚さでもこの女には死活問題である、下手するとヒールを含めて180cm台に乗ってしまうからだ。日本人男性の平均身長を超えて絶望しそうになったのは中学生の頃の話だ。今は吹っ切れて背の高さを己の持ち味のようにして振る舞っているが、それでも電脳世界の中、スイという自分とは対照的なキャラクターを形成したのは奥底に溜めたストレスがそうさせたものだったのだろう)   (2020/2/3 00:31:44)

恩崎朱理♀25(仕事柄、窓口に立つ者は店の顔だと言われる。そのために派手な色に髪を染めた事は無く、深めのグレージュカラーにした髪を肩下まで伸ばしている。女は指定場所のカフェまでずんずんと歩いて来ると、メッセージ通りの恰好をして椅子に座る男の前に立ち、175cmの身長から相手を見下ろした。二十台半ば過ぎのOLといった風体だが、その背に負けぬ勝気さを表すように殆ど袖のないタイトめのワンピースで武装している。仁王立ちした女は、値踏みするように男を見てから口を開いた) ――――キメセク。(スイである自分を表すような、それをわざとこの口で言わせようとする悪趣味な合言葉だ。だがそれがなんだ。躊躇う素振りも見せずにそう言い放ってみせた。黒いガラス越しに目線が合ったように感じるとこいつで間違いないと踏んで、椅子を引いて向かいに腰を下ろした。チンピラだろうがゴロツキだろうが臆したら負けだ。線の細い、年下であるらしい事が、女の中にまた余裕を生む)   (2020/2/3 00:32:46)

竹元悠♂23(堂々と合言葉を言うその女は、見るからに勝ち気に見えた。背の高さも自分とそれほど変わらないように見える。大女、とでも揶揄してやろうか、と思ったが、まずは称賛してやるとしよう。わざわざオルドという男を助けるために、甲斐甲斐しくもその身を差し出した、その心意気というものを。サングラスを外した男の眼光は、鋭く女を睨みつけた。顔は笑っているが、その笑顔は全く親しみや暖かさを感じない表面上のものだった)――お前はもっと悪魔のような女だと思っていたよ。まるで正義の味方だな。シーフなんかよりスーパーヒーローの方が似合ってるんじゃないか(特にその背丈が、と言いたげな台詞を止めた。敢えて言わないことで相手を苛立たせる。自分より年上の女。それを弄んでいるような態度に、一切の迷いはなく、今の状況を彼は心から楽しんでいた)   (2020/2/3 00:33:09)

竹元悠♂23(ポケットから取り出したのはホテルの鍵だ。その部屋で今日一日を過ごすのだと示すように、鍵を指に引っ掛けて回しながら、男は笑う。そして、彼女の前に契約書を差し出す)正義の味方をやって報われないのは御免だろう? だからこれを書いてもらうことにした(その契約書には今日一日、スイが性的な行為をどんなことでもする代わりに、オルドへの脅迫の完全停止、チートログの削除を行う旨が書いてあった。男のサインはある。だが、それが本名かは分からない。そこにサインと印鑑を押せ、というのだ。さりげなく彼女の個人情報を書かせようとしている。その意図は彼女にもすぐに伝わることだろう)……あんなクズみたいな男にそこまでする価値があるのか、よく考えるといい(女が契約書を破り捨てて帰るか、それとも警察にでも訴えるとでも言うか。どちらにせよ面白い。この女の惑う姿が見たいのだ)   (2020/2/3 00:33:28)

恩崎朱理♀25昼間から酔いどれでだなんて大層なお出迎えどうも。(元から柔和な顔立ちではないが、更に念入りにメイクで気合いを入れてきた。細めた双眸を向けながら先ずは嫌味のご挨拶をひとつ。ワインを楽しんでいる相手を余所に己はアイスティーを注文した。茶葉はアッサム、ミルクもシロップもなしのストレート。堂々としていれば怖いものなどない。卑猥な単語を発した後も、それが何か?といった涼やかな表情をしていれば周囲はざわつく事もない。それに女は怒っている。目の前の男の遣り口にだ。自分を煽るためだろう、最初のメッセージでも“オルドが君を守っている”と言わんばかりの言い回しをしやがるし、こんなもの見つけたよとスイで送り付けた自慰動画なんかを送って来る。そんなものでは揺さぶられない。しかし、あの飄々としていて意味のわからない筋肉ダルマが自分を庇ったらしい事や、スイの動画を残していた事や、そんな今は考えなくても良いどうでも良い事ばかりが己をざわつかせた。あの男の事を考えると焦燥感ばかりが募る気がして、一度目を伏せる事で振り払う。その間に与えられたあからさまな揶揄が、思考を、感情を冷やしてくれた気がした)   (2020/2/3 00:34:36)

恩崎朱理♀25元々悪い事ばっかしてた訳じゃないし、正義の味方ごっこも勿論好きよ? だからかな、あんたみたいな屑は吐き気がするくらい嫌いな気持ちだわ。(ぺっと吐き捨てんばかりに言い返す。得体の知れない男。真正面から見据えても印象は変わらない。その男が部屋の鍵と共に、一枚の紙切れを差し出してくる。こちらに向けてテーブルに乗せられたそれに目を通して、チラとまた男へと目線を上げた。性的な行為、薄々思ってはいたが書類の上で突き付けて来るとは。どんな性行為も―――との文言に目を細め、僅かに息を詰める。その下にある書名欄に押印欄まで、用意周到な事だ) あいつに価値があるかどうかじゃない。こうしてるあたしに価値があるの。(そう、ペンを握った右手は。今井 瑠加、と纏まり良く署名してみせた。そして顔を上げ、髪を耳にかけながら) 印鑑持って来いなんて言った?聞いてないわ。持ってない。朱肉持ってるなら指で押すけど?(そう、冷やかすように笑って躱すのだ)   (2020/2/3 00:34:51)

竹元悠♂23(女に迷いはない。いや、迷いなく偽名を書いたのかもしれないが、少なくともそういう器用なことをやりそうな女には見えなかった。たしかに正義の味方ごっこが好きなのかもしれない。こんなところに本名を書くような真っすぐな人間であるとすれば)俺がマゾだったら今頃、喜びに震えてたかもな。良い切れ味だよ。――そうだな、旅のしおりに持ち物でも書いてやれば良かったか。合言葉を考えるのに夢中で忘れてたな(彼女の笑顔に応え、こちらもニヤリとした笑みを返した。お互いに意地の張り合いだ。ただ、彼女は疲弊していくばかりだが、こちらは疲弊することなどないということで、既に勝負は見えているようなものだ。紙を回収し、男は立ち上がる)   (2020/2/3 00:35:02)

竹元悠♂23アイスティーがまだだったな。俺は先に部屋で待ってるよ、瑠加。心の準備が必要だろう?(わざと彼女をこの場に置いていき、その場を去ろうとする。まるで怖がっているのだろう、と彼女の気持ちを見抜いたように。だが、その言葉はこの女の神経を逆撫でするだろう。狼の神経を逆撫でするなら気も遣うが、野良犬の神経を逆撫でしたところで痛くも痒くもない。さりげなく名前で呼ぶあたり、露骨なくらいに挑発している。先に会計を済ませようとすれば、彼女の負け犬の遠吠えが聞こえてくるだろうか。聞こえないのならそのまま部屋に向かうだけだ)   (2020/2/3 00:35:11)

恩崎朱理♀25(個人情報が拾えるものはすべて家に置いてきた。身分証も、カード類も、スマホもだ。勿論、印鑑など持ち合わせている訳がない。オルドの個人情報を抜き出したという事が予めから分かっている相手に対策をしない筈が無かった。押印のない契約書が受け入れられ、回収される。自分の仕事では絶対に認められない不備だが、この契約書は公的なものではない。通用するかも怪しい、その不安定さに満ちた場にいる事を再確認した) 何か持って来てほしいものがあった?買わなきゃいけないものだったら領収書切るとこだけど、――――その時には何て書けば良かった?(契約書上部にあった名前を見てはいたが、そう改めて問いかける。男自身に己の口から名乗らせる事が目的だった。契約書に書かれた名が目の前の人を食ったような笑みを浮かべる男のものではない可能性は、十分にある。偽名だとか、書名欄だけは別の誰かに書かせたとか。この僅かな間に話してみて、そんな悪趣味を行う事も十分に考えられる相手である事を認識した。だから今度は、こちらがそちらの身分を確認する番だ)   (2020/2/3 00:35:30)

恩崎朱理♀25(こちらが様子見をしている間に男は立ち、会計へと向かっていく。馴れ馴れしくファーストネームで呼び放つ男に対して笑みが崩れかけるも、堪えながら続くように質の良いソファーから立ち上がった。アイスのアッサムはウェイトレスがトレイに乗せて運んでくる最中だった。片方は席を離れ、もう片方が立ち上がっている場面にウェイトレスの彼女が戸惑った様子を見て、アイスティーのグラスを受け取ると立ったまま半分ほど一気飲みした。勿論ストローなど使わない。それをトレイに戻すと) ご馳走様。(そう彼女に告げて席を立つ。これで此処に残る理由がないとばかりに。会計台で支払いを申し出て、男がこちらの分まで共に済ませていたならばそれで良かったし、未済ならば己できちんと払った筈だ。ホテルの一室も男が支払ったのだろうし、今更茶を奢られる事程度にいちいち突っ掛かったりはしない。吠えてもやらない。余裕を崩さぬ表情で、男の後ろを歩くだけだ)   (2020/2/3 00:35:44)

竹元悠♂23××教団、で切るといいんじゃないか(男はそう返した。かつてオルドとスイがひと悶着起こした教団だ。この男がその関係者なのか、それとも、オルドとスイが関係した事件だから名前を出したのか。ただ、後者であれば、この男はかなりのオルド『ファン』と言えるだろう。そして、前者のように関係者であれば、この二人を恨むこともあり得ない話ではない。男は女の手を煩わせるまでもなく、会計を済ませていた。彼女の遠吠えが聞けなかったのは残念だが、わざわざアイスティーを律義に飲んでやるあたりに、彼女の意地を垣間見ることができた。余裕を崩さない表情をしているが、その顔の下では必死に考えているのだろう。自分たちを陥れた敵の正体を。そして、その尻尾を掴むことでどうにか逆転をしようと考えているのだろう)   (2020/2/3 00:35:59)

竹元悠♂23(エレベーターに乗り、部屋へと向かう。扉の鍵を開けると、彼女に向ってお辞儀をして)どうぞ、レディーファーストでございます(わざとらしい慇懃無礼な態度をとりながら、彼女を部屋の中に導く。それに彼女が乗るかどうかは知らないが。こちらが入れば、とりあえず部屋の中には入るだろう。まさか部屋の外ですることをお望みではないだろうから。そして、扉と鍵を閉めれば、あとは密室。部屋の中には誰もいない。部屋の雰囲気はそれなりに上品だ。少しは金をかけたのが分かるだろう。窓からは街が見下ろせる。夜景であれば、美しさもあっただろうが、昼間の今ではただ高所から都市を見下ろすだけだ)……さて、ここに来たのは景色を見るためじゃない。勝負下着でもつけてきたか?   (2020/2/3 00:36:08)

恩崎朱理♀25(教団。こちらに手を出してきた落とし前として潰してやったバーチャル宗教団体の名が、男の口から出された事に思わず目を瞠った。電脳内でもまあまあ大きく取り沙汰された事件だったが、自分達が関わった事は出回らず、過多のヘイトによって崩壊した流れになっている。そもそもその流れ自体も嘘ではない。だからこのタイミングでその名をこちらに突き付けて来るとしたら) よく知ってんのね。(関係者だからか、調べたからか。オルドのIDを乗っ取っているのならばそれくらいの痕跡を盗み出せた可能性も捨てきれない。馬鹿みたいなオナ動画をわざわざ掘り越して送り付けてきた男だ、そのくらいしている可能性も――――。息を大きく吐いて、考え詰めるのは止める事にした。此処でミスリードを起こしてもこの得体の知れない男の策に填まるだけなのが目に見えている。正体を突き詰めるのは、十分な情報を得てからだ) どうも、張りぼてマスクの紳士さん。(エレベーターでも無言、そのまま廊下を追って、着いた先で促されたままに部屋に入る。言葉少ななのは、相手を探る以上に己を探られる事を阻んでいるためか)   (2020/2/3 00:36:45)

恩崎朱理♀25(間取り内を奥のガラスまで進み、撓むカーテンの側に立ちながら階下の風景を見下ろす。それも束の間で、すぐに目を離すと窓際のソファへと腰を下ろした) 景色を見るためでも良いと思うけど。それよりやっぱり持ち物を書いてなかったのが駄目だったんじゃない? 持って来るもの、勝負下着、なんて書いてなかったし。(そんなに焦ってどうしたの?とばかりに、椅子に腰を下ろしているためにこちらの目線が低く、やや見上げるようなかたちで男に返す。バッグはラウンジでしていたのと同じように背凭れと己の腰との間に置いて、わざとらしく首を傾げてみながらも) 今から致そうっていうのは契約書を見たしわかるけど、ムードも全く出来てないのに強引に押し進める? おしゃべりのひとつやふたつ、かましてみせなさいよ。(売ったのは、喧嘩だ)   (2020/2/3 00:37:08)

竹元悠♂23なんだ、ムードも持ち物に書いておくべきだったのか。それは失敬したな。しかし、お前の提案には乗ってやる。俺も聞きたいことがあるからな(相変わらずの人を馬鹿にしたようなニヤケ面を見せつつ、彼女へと一歩近づく。窓際のソファに座る彼女を見下すようにして、男は言葉を続ける)何故ここに来た? こんなことに何の意味がある? お前が来たところでオルドという男は助かるかもしれないが、所詮お前とあいつの関係はゲームの中のものだ。たかだかゲームのためにお前はこんなところに来て、見知らぬ男に抱かれようというわけだ(それが理解できない愚行であるかのように男は言う。そして、彼女の目の前まで近づいて、彼はそっと手に持っていたテレビのリモコンを操作した。テレビに映るのはスイというキャラクター。彼女の自慰の動画である。ただ、音がしない。代わりに淫らな声ではなく、ノイズのような音が部屋に流れた。それがスイッチだった)   (2020/2/3 00:37:29)

竹元悠♂23見知らぬ男が入れた茶を飲むことは良くないぞ、スイ。いや、瑠加。このホテルが安全だ、などと思いこんだのはお前の誤算じゃないか?(もし、彼女が半分飲んだアイスティーの中に、何かが混ぜられているとしたら。そして、その何かが、特定の刺激によって身体の中で目を覚ますとしたら。電脳世界での電子ドラッグはこのようにも応用できる。テレビから聞こえる音が。彼女の身体を熱くさせる。男はそっと彼女の首筋に触れる。それは彼女の身体に火をつけるだろう。たとえ、触った男が、今世界で一番嫌いな男だとしても)   (2020/2/3 00:38:02)

恩崎朱理♀25(Fカップという単語から連想されるのは結構な巨乳だろうが、175cm身長のFカップというのは実際それほどでもない。手足の長さに比例して胸もそれなりのカップ数でなければ釣り合わない、からすると自身の胸の大きさはまあデカい、程度だ。制服のブラウスとベストを着て胸元が苦しいのと同様に、長袖が手首まで届かないのと、スカートが膝丈まで足りないのもお約束だ。今日着ているワンピースはそれ程でもないが、ソファに座った手前、スカート部の丈がずり上がって太腿が大きく露出しているのは事実だった。勝負できるかと揶揄された下着が見えないように膝の位置を斜めにずらす。そういう訳でこの女の肉体と引き合わせてのFカップはそこまでではないものの、その質量は間違いなくFカップである。違和感なく乳を支えるためにはそれなりの値段のそれなりのブランド物を使う事になる。女もそのひとりだ、勝負下着としてではなくその使い心地、乳房を支える安定感から選んだものではあるものの、つまりその上下セットは勝負下着にも十分なり得る代物ではあった。身に付ける上で気に入ったデザインに拘る質の為もある)   (2020/2/3 00:39:05)

恩崎朱理♀25(澄ました表情を作りながらも、そんな己の下着が勝負物かそうではないかの自問に駆られていた女は、男からの問いに弾かれたように表情を固くした。その問いは自身で答えの出ない、だから答えを出す事自体から目を背けた内容だった。下で茶をよばれたばかりだというのに喉の渇きを覚える、それが焦燥や困惑といった感情だとは思いたくなく) ………さあ。借りがあるから?貸しを作りたいからかも、(言葉の途中でスイッチが入れられたテレビ画面へと視線が動く。最悪の動画チョイスだが回答を免れた事だけは良かったかも知れない。だがそう思えたのも一瞬だけだった。ぞわり、と背筋が逆撫でにされた感覚のあと、熱が肉体の芯を襲う) あ、(この感覚は“スイ”が知っている。瞳に怯えの表情を覗かせながら男を見た。その時に、何故かあの男の姿も思い出している。何かが被った気がした、こちらを罠に填めた時特有の自信満々な言い回し。そしてスイとそう呼ぶ、その) ………オルド?(だから反射的にそう、訊いていた。首筋に触れて来る男の手も、己を嬲る熱も忘れたような一瞬の間)   (2020/2/3 00:39:23)

竹元悠♂23(一瞬時が止まった。何故、と思った。何故、この女がそう思うのか、問いたくなった。何かが彼女にオルドというものを感じさせたのだ。たかだかゲームで接しているだけの薄い関係性でも、いや、だからこそか。あのゲームは時に現実よりも人間の欲望や心の輪郭を濃厚に映し出す。罪深い発明をしたものだ)……(男のとるべき行動は一つだった。彼女が、放心状態に陥ったような、意識の窪みに落ちたのを見計らい、その唇を奪うこと。決して、彼女がそれ以上、何か余計なことを言ってしまわないように、ではない。しかし、彼女が何も言えないほどに、激しく唇を求めた。舌を絡ませて、乱暴なくらいに口づけを交わす)   (2020/2/3 00:39:40)

竹元悠♂23(彼女のまあまあ大きな胸にも触れる。口づけだけでは足りない。乳房のずっしりとした質量を感じながら、荒く胸を揉みしだく。オルドという男など忘れろ。今は目の前の、悪魔のような、反吐の出る、屑のような男に、お前は抱かれているのだから。そう言うように、彼女の身体を荒く愛撫する。それでも、彼女の身体は熱くなるだろう。もしも、勝負下着の軽口のような下らない思考がまだ続いているのなら、それを断ち切ってやらねばならないだろう。そうでなければ、この行為は何の意味もない。彼女を堕とさねばならない)   (2020/2/3 00:40:00)

恩崎朱理♀25(呼んでから、しまったと思った。男の一瞬見せた茫然とした表情は、流石にこちらがそんな気違いじみた事を思った事を想定外にしていた証に見えた。何故こんな馬鹿な事を口走ってしまったのか。かっと顔が赤くなる。どうかしている、仕掛けられたドラッグの所為かも知れないと、そう思う事にした。だのに胸を肋骨下から押し上げるような荒れた鼓動が収まらない。これも薬の仕業なのか、目をそこかしこにやって狼狽える女はその所為で、迫る唇を避ける事が出来なかった。息を詰めるこちらをよそに、男の舌が滑り込んで来る。押し戻そうと唇と歯列を引き結んで阻むも、乱暴に抉じ開けられた。あ、と声が出た舌を絡めとられて、口付けの海に堕とされる。ぞくぞくと駆け上がって来る悪寒は、悪寒ではない。スイとして慣れた感覚がこの肉体を襲う違和感が強いが、これは快感だ。剥き出しにされた神経を撫でられるように昂ぶらされていく) ふあ、あ……っ、(キスから逃れようと手を突っ撥ねて身を捩ったタイミングで、防御を疎かにした胸に触れられた。触れられた、程度ではない。下着の上から、服の上から、その細身に荒く乳房を揉みくちゃにされた。声が、漏れる)   (2020/2/3 00:40:19)

恩崎朱理♀25ん、ッ、(ぎり、と男を睨み付けながら嬌声を押し殺そうと。しかし抉じ開けられた口からは鼻から抜けるような、快感を確かにした嗚咽が零れた。男に愛撫される度に身の軸に灯った熱が上昇する。息が上がるのと反比例して、四肢から抵抗の力が抜けていく) ……はッ、クスリに頼んないと、堕とせないの?(せめてと息継ぎの合間に舌が抵抗の言葉を紡いだ。嘲り混じりに告げる。脚も藻掻いた所為でスカートがずり上がり下着が見え始めている事だろう、赤い、それは“勝負下着”というよりも“勝負”色の下着だ。女の意気が宿ったかの色。下着についての思考など疾うに吹き飛んでいるが、代わりに、何処か己の奥底の部分が、この男とあの男との共通点を探そうと燻っている気がした。そんな訳があるかと、そう思いながらも)   (2020/2/3 00:40:32)

竹元悠♂23クスリはお前の好みだろう(彼女の反論は一笑に付した。電脳ドラッグで自慰やセックスに耽るような女に合わせてやっているだけだと嘯く。今更、そんな苦し紛れの減らず口を叩いたところで、流れは何も変わらない。彼女はクスリと快楽の海に溺れながら、今日初めて会ったばかりの男に抱かれることになるのだ。それも、そんな大嫌いな男に鳴かされるのだから始末に負えない。無論、彼女は出来る限りの抵抗をするだろうが、それは溺死の時間を多少遅らせる結果にしかならない。蜘蛛の巣に絡めとられた後で狼狽えたところで遅いのだ。だが、この卑怯卑劣な男が、アイスティー以外に罠を用意していないはずもなく、このホテルに来た時点で、既にこの運命の大勢は決定していたといえるだろう)   (2020/2/3 00:40:49)

竹元悠♂23いい色だな。脱がすのが惜しいくらいだ(赤の下着。彼女のショーツの上から、などというまだるっこしいことはしない。ショーツを少しだけ下げて、直に触る。このままじわじわ弱らせるのもいいが、それよりも手っ取り早い方法がある。獲物は早いうちに、決定的な一撃を与えるべきだ。指先で探り出したのは彼女の肉芽)現実でもこれだけイケるか、試してやろう(男の硬い指先が、彼女の肉芽を摘まむ。彼女はその瞬間、息を詰まらせるだろう。その瞬間に唇を再び奪う。鼻から息はできるだろうが、それでは酸素が足りない)――溺れろ。   (2020/2/3 00:40:59)

恩崎朱理♀25ばか言わないで、あたしは健全な……ッ、(反論の中で己の素性を明かしかけて慌てて口籠もる。コンプライアンスの遵守を、倫理と行動規範に絶対の重きを置かれた己の職だ。薬になど手を出す筈がない。だからこそ電脳では鬱憤晴らしのようにドラッグにもセックスにも明け暮れたのだ、現実では叶わない遊びでの憂さ晴らし。それをこの男に笑われて、苛立ちのボルテージが急上昇する。だのに男に撫でられ触れられる身は、まるで喜ぶようにこの身の自由を男へと差し出していく。部屋に入った直後に殴り付けておくべきだったと、後悔は遅い。現実で“此処までされる”可能性を捨てていたのもある、だって此処は“現実”なのだ。ゲームの中ではない、なのに) あんた、なんでこんな事、ッ、や……ッ!(その飄々とした表情を崩さぬまま道に外れた事が出来るのかと、そう問い質す声は己で上げた悲鳴で掻き消える。下肢に、下腹部に触れられた。下着をずらす男に非難の声を上げたのと同時に、薬とキスと胸への愛撫で湿り気を帯びた膣口の、その上にある肉芽を指で探されて、ソファにうなだれる身がびくんと跳ね上がった)   (2020/2/3 00:41:17)

恩崎朱理♀25やだ!やだやだやだ、そこはだめッ、さわん……ッ、んんむ、ふあ、んぐ……ッ、んんぅーー!!(蕩け始めた事で緩んでいた抵抗感が一気にせり上がる。自由が利かずにもどかしい肉体の代わりに声が拒絶の言葉を投げつけた。身動ぎで秘所に触れようとする男の手から逃れようとするも、口を塞がれれば目を白黒とさせてぎくりと拒絶も同時に止められる。陰核を摘ままれた、その瞬間に目を大きく見開きながらも、噛み殺された悲鳴を男の口の中へと迸らせる。極まる直前まで迫った快感に遅れて目がとろむも、状態を持ち直そうと酸素を取り込まんとした口は依然塞がれたままだった。荒れ狂った呼吸は経口で酸素を求めるが、叶わない。じんと脳を浸す窒息感が、寸前で堪えた絶頂感を炙って苦しめる。腰を揺らめかせたのは、男から逃れるためであって、オーガズムへの決定的な一打を求めた訳ではない筈だ。だがまるでそうしてくれと言わんように、カタカタと震える太腿が女が限界間際で耐えている事を伝えるだろう)   (2020/2/3 00:41:32)

竹元悠♂23(現実とは往々にして残酷なものだ。ゲームでならば彼女は似たような凌辱の状況であろうと達していたに違いない。男に足りなかったのは本当にあと一歩のものであった。ゲームでならば、彼女はさっきので上り詰めていたのだろう。だが、それは彼女にとっても残酷な話ではある。限界の間際で耐えるほどつらいこともないに違いない。快楽を我慢しなければならないような状況には、ついぞ陥ったことがないので、完全には理解できないが。彼女の肉芽を捉えた指先が、彼女の中に侵入する。そして、その指の動きが、彼女の中を激しくかき回す。それは断崖絶壁を前にして、落ちないように耐えている彼女の背中を押すようなもの。肉芽を摘まむような一瞬に凝縮された刺激ではなく、強さが長く続く快感。さっきとはまた違う感覚に、彼女は襲われるだろう)   (2020/2/3 00:41:47)

竹元悠♂23健全な女が、クスリキメながらイクんじゃないぞ? 自分がそんなはしたない女じゃないって言うならな?(先ほどまで一本だけ入っていた指が、もう一本増える。ずぶりと彼女の中に侵入した後、彼女の中を広げるようにして。そうして、入り口の部分を何度も繰り返し擦ってやれば、それほど労せず、彼女は絶頂するだろうと男は考えていた)   (2020/2/3 00:41:59)

恩崎朱理♀25(肉芽を指で擦られてびくついた両脚の間、男の魔手は更に伸びる。肉芽への愛撫でとろりと愛液を垂らし始めているその膣口に、ぬぶりと指先が押し込まれた。直後に、ソファに体勢を崩しながらも座り、その肉体を辛うじて支えるために床についていたミュールの両脚裏が蹴り上がるように宙を掻く。びくんと膝を曲げて跳ね上がったまま、反射的に足を閉じて男を拒絶しようとした。だが既に間に入られている相手を締め出すほどの膂力も無く、カタカタと震える両脚は男の脇腹を左右から挟むようになっている程度だ。指を動かされる度に無自覚に両脚に力が籠り、何処を掠められる事で感じているかをわかりやすく物語っているかも知れない。口を引き結んだ女がそれを言う筈はない、否、口付けに溺れさせられた舌は言葉を紡ぐ事自体できないのだが。腹側のざらりとした部分を指の腹が擦り、) ひゃ、う……、ッぐ!(それが息継ぎにキスの隙間が出来たタイミングであったから、つい甲高い声が漏れてしまった。慌てて押し殺そうと奥歯を噛み締める前に、舌を絡め取られてそれも出来なくなる。ただ下肢だけが強張って、男の指を締め付けた。)   (2020/2/3 00:42:18)

恩崎朱理♀25(それが悪手である事を思い知ったのは直後の事だ。ぎゅううと収縮した膣壁を抉じ開ける指が二本に増える。ただでさえイキかけているこちらを嘲笑うように、絶頂を必死で堪えている媚肉を中から掻き回して広げていくのだ。押し込まれた指の隙間から、ぷし、と汁が跳ねる。それが皮切りだった。箍が外れたとも言える。男を挟む両脚に爪先までピンと力が籠って、ソファの背の所為で仰け反れない身体はせめてもと後頭部をそこに押し付け。薄く開いた両目は目の前の憎い男のそれから外れて焦点をぶれさせる。そのまま硬直する身の中で、ぎゅう、ぎゅう、と断続的に数回引き絞るように締まる膣口が、女が極まった事をその熱い粘膜を弄ぶ指越しに男へと伝えただろう。肉芽を愛撫された時から堪えていたためか、長い絶頂感の余韻で女は蕩け、惚けている。たらりと伝った濃い愛液が、僅かに下ろされただけの下着を汚している事にも、当然気付く事無く。それどころか“誰に”イかされたかという問題さえ、恍惚とした絶頂感に吹き飛ばされたにも近い)   (2020/2/3 00:42:35)

竹元悠♂23(女は壮大にイキ果てた。扉の前で我慢を繰り返せば繰り返すほど、その扉が開いたときに吹き抜ける風の勢いは増す。潮吹きのように汁と意識を半ば飛ばし、恍惚を浮かべて女は堕ちた。女が這い上がってくる前に、這い上がるための気力を無くすくらいのことをしなければ、この女はまた立ち上がるだろう。ソファが軋む音がする。ベッドへ女を運んでいる時間も惜しければ、女の服を脱がす時間すらも惜しい。ただ、下着だけは入れるのに邪魔だから、下した。片足だけを下着から抜いて、あとはもう片方の足に引っ掛けたままだ。自分の肉棒をさらけ出し、彼女のそこに宛がう。もうたっぷりと愛撫をしたそこは濡れている。指先を引き抜けば、濃い愛液がこぼれてくる)   (2020/2/3 00:42:55)

竹元悠♂23(ここはゲームの中の世界ではない。現実なのだ。ゲームの中での行為と、現実には大きな壁がある。生殖の有無である。男は避妊具などつけない。つまり、このまま彼女が孕んでしまっても、一向に構わない、ということだ。ゲームの中では何度だって中に出していたが、現実ではそういうわけにもいかない。普通ならば抵抗の一つや二つされるだろうが、今ならば彼女は気づきもせずに受け入れてしまうだろう)リアルでの行為もいいもんだろう。ゲームにはないスリルがある。余計な壁がどこにもないからな(彼女にそう言ってみせる。それはナマで入れていることをほのめかすような言葉であるが、そんな回りくどい言い回しが、恍惚の女に通用するかは定かではない。彼女の中にずっぽりと肉棒を沈め、最奥まで押し込む。早く目を覚ませ、と言わんばかりに、彼女を深い一突きで目覚めさせようとした)   (2020/2/3 00:43:04)

恩崎朱理♀25(唇を離されればようやく絶頂感から逃れられた気がした。オーガズムに溺れた次には荒れ狂った呼吸に溺れる。くたりと四肢から力を抜き、うなだれるままに顔を横に逸らして己の左肩に顎を乗せるようにしながら横隔膜を上下させる。電脳ドラッグの所為か、絶頂の余韻が倦怠感のように身を重くした。そう言えば触れられ始めた直後からろくに力が入らなくされたのだ。その所為でほとんど抵抗も許されないまま辱められた。それは更に続いている。だが、この酔ったような感覚は心地いい。よく“スイ”で味わった感覚だ。ドラッグセックスの甘美。指でイかされただけでこれなのだ、次はどうなるのだろう。侵されている催淫状態の所為で垣根が曖昧になる、自分と“スイ”との垣根が、現実と電脳世界との垣根が) あ……、(下着を片脚だけ脱がされ、力なく放り出された両脚の間に男の腰がある。そいつがバックルに手を掛け己のベルトを外す音が鼓膜を打った。きゅう、と性器が反応して新たな愛液をこぼす。ぼうっとした目線をそこに注いだ。吸い込まれるように見つめる先で、男の肉棒が顕わになる。反り返って膨れたそれが、イッたばかりの膣口に押し当てられた。)   (2020/2/3 00:43:54)

2020年02月02日 20時30分 ~ 2020年02月03日 00時43分 の過去ログ
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