チャット ルブル

「学園戦士☆フェアリーナイツ」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ 学園  フェアリーナイツ  ヒロイン  変身ヒロイン  ヒロピン


2021年04月07日 01時40分 ~ 2021年04月10日 02時13分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

おしらせフェアリーブレイヴさんが入室しました♪  (2021/4/7 01:40:22)

おしらせフェアリーブレイヴさんが退室しました。  (2021/4/7 01:44:23)

白井健斗(ブレイヴに首を切られ、絶命したと思っていたが、しばらくして、頭脳体だけ目を覚ます)何で・・・・・・(首には、わずかに触手がうごめいている。あたりを見回しても、ブレイヴと苗床の新体操部員達の姿は無い。おそらく、まだ息の合った新体操部員の腹の中にいた触手が産み落とされ、自分と彼女達に取り込まれ、命を繋いだのだろう) ・・・・・・(しばらく呆然とし、ブレイブが履かせたのであろうズボンの上で拳を握り、涙をこぼしながら憎しみを叫ぶ) ふざけるま畜生・・・・・・。こんな風に生き返って・・・・・・。こんな風に全部失って・・・・・・。復讐してやる・・・・・・。絶対に犯して、死ぬまでイカせてやるからな・・・・・・。殺してやる・・・・・・。殺してやるよフェアリーブレイブ‼(血を吐くような叫びとともに、自分で名乗った復讐の目的を手に入れたのだった)    (2021/4/7 01:45:03)

白井健斗【すいません、本当に殺されたら今後遊べなくなっちゃうんで、ご都合主義的ですが、生き返る締めロルを書かせていただきました。私もすぐに移動します。】   (2021/4/7 01:46:02)

おしらせ白井健斗さんが退室しました。  (2021/4/7 01:46:10)

おしらせフェアリーブレイヴさんが入室しました♪  (2021/4/7 01:46:34)

フェアリーブレイヴ【全然大丈夫ですよ!移動しましょ!】   (2021/4/7 01:47:01)

おしらせフェアリーブレイヴさんが退室しました。  (2021/4/7 01:47:04)

おしらせ蛇笠 七律美♀17さんが入室しました♪  (2021/4/7 08:39:09)

蛇笠 七律美♀17……くだらない。(そう独りごちた17歳の少女の姿が制服から黒い衣装に変わる。白いフリルに縁取られた黒のロリータドレス。長い黒髪と相まって、闇がフリルで飾られている様だ。月明かりの薄い夜闇の中、犯されている同年代くらいの少女を見たときは心が躍った。何をしているの、と犯していた男に声をかけ、そいつが振り向いた時、それは失望に変わった。相手がシャドーネメシスである事は間違いない。しかし、あまりにも彼は人間すぎた。クラスメートから"バッサバサ"と形容される長いまつ毛を伏せると、白い肌によく映える。しかしその仕草の意味は、失望の次に、諦観。凌辱から一瞬、開放された少女を放置して、変身を終えたフェアリーナイツ、プライドは踵を返す。呆気に取られたシャドーネメシスの男は行為を再開するか見られた相手を追うか迷った瞬間、幾筋もの光に貫かれ、珊瑚――穴を開けられすぎて枝の様な有様に削り取られ血肉の赤で染まったという意味――と化した。フェアリープライドの心にそれほど怒りが渦巻いていたのだ。肉体の変化も求めずに、何のために化け物になったのかしら。→   (2021/4/7 08:41:32)

蛇笠 七律美♀17ネメシスと出逢うためにネメシスと戦うフェアリープライドは、理想の相手が中々現れない事に、そんなものよね、と寂しさを誤魔化しながら、学園に相応しい制服姿へと戻っていった。高等部二年、ヘビカサ ナツミ。ネメシスを排除した彼女に、被害者を保護する、という気がないわけでもない。が、もう周囲に気配を感じない以上、今夜の活動は終わりだ。あとは面倒なので自力で何とかしてほしい。ああ、もう終わりだなんて、本当に……)くだらない。(彼女の長い黒髪は、夜闇によく溶ける。)   (2021/4/7 08:42:18)

蛇笠 七律美♀17【キャラ完成記念にソロルでお邪魔しました。】   (2021/4/7 08:46:33)

おしらせ蛇笠 七律美♀17さんが退室しました。  (2021/4/7 08:46:39)

おしらせ白井健斗さんが入室しました♪  (2021/4/7 21:43:35)

おしらせ白井健斗さんが退室しました。  (2021/4/7 21:53:14)

おしらせ影縫 千景さんが入室しました♪  (2021/4/7 21:55:19)

おしらせ安城杏さんが入室しました♪  (2021/4/7 21:55:40)

安城杏【これどっちからなんだ?】   (2021/4/7 21:56:19)

影縫 千景【あ、新入りだと誤解させるよなやっぱ。 悪い安城、俺は相手埋まってんだ。新入りってのは白壁のことなんだよな()】   (2021/4/7 21:56:28)

影縫 千景【また今度やろうぜ…!すまねえ。】   (2021/4/7 21:56:49)

おしらせユノ・リーヴルスさんが入室しました♪  (2021/4/7 21:57:01)

安城杏【なんだよ!じゃあ帰るぜ!】   (2021/4/7 21:57:01)

おしらせ安城杏さんが退室しました。  (2021/4/7 21:57:06)

ユノ・リーヴルス【ぁ……ごめんなさい、誤解させちゃった……今日は私(真珠ちゃんと一緒の人)と影縫先輩で約束してて。また、今度一緒にやろ……(ぺこり】   (2021/4/7 21:57:53)

影縫 千景【ホント悪ぃ!今度やろうな!今度! おい、パイセンとこのスライムが不甲斐ないせいで安城に申し訳ねぇことしちまっただろうが。】   (2021/4/7 21:58:03)

ユノ・リーヴルス【アッハイキビシクシドウシテオキマスノデ……】   (2021/4/7 22:01:09)

影縫 千景【3キルどころか爪痕とれるくらい頑張れって言っといてくれ(無茶振り) そんじゃやるか。パイセンからでも良い?どれくらい落ち込んでんのか見してくれよ()】   (2021/4/7 22:02:40)

ユノ・リーヴルス【\ヴォー ホウコク アタラシイキルリーダーガタンジョウシマシタ/ん……私から、かぁ。まあ頑張ってみるけど……絶対動きのないシーンになると思うから、分量が少なくなっちゃったらごめんね?   (2021/4/7 22:05:07)

影縫 千景【新しいキルリーダーだ…正直言って、私がなりたい…。 あいよ、んじゃよろしく頼むなー、パイセン。】   (2021/4/7 22:06:22)

ユノ・リーヴルス(締め切られたカーテン。隙間なく書籍が収められた本棚には埃。電気も消され、エアコンも無口のまま、饒舌なのは規則的な時計の針の音だけ。いずれこの音も止まってしまうのだろう……今のままであれば。人が生きている形跡などほぼ無くなった部屋の中、ベッドの上の布団の膨らみだけが、時折わずかに蠢く。ユノ・リーヴルスという少女が学校から姿を消して、もう2週間程。けれど、当の本人は既に、そんな時間の感覚など無くしていた)   (2021/4/7 22:23:52)

ユノ・リーヴルス(眠れば紅い華を見る。起きていれば、ふとした機会に菫の葉がちらつく。喪失を未だ埋めるものもないまま、少女が細腕で選んだのは停滞であり逃避だった。ロクに物を食べてもいない。白い四肢はいつしか痩躯となった。ベッドから動いてもいないのだ、手入れのなされない白い髪はすっかり傷んでいる。眠ることもできず、生きることもできず、ただ重い身体を横たえるばかりの少女には何の色もない。このまま終わる事を半ば望んでさえ、いる。そうすれば、貴女の元に行けるかな───)   (2021/4/7 22:24:12)

ユノ・リーヴルス(そんなわけが、ないだろう)   (2021/4/7 22:24:16)

ユノ・リーヴルス(少女は聡明だ。良くも悪くも。落ちた花弁は最早戻らない事も、自分が後を追う事を望まないだろう事も、知っている。その上で、その上で尚、自らが許せなかった。あの時何もできなかった自分を。自らのせいだと泣き叫び呪い狂いたい自分を、決して否定できないでいる。白い塊が蹲る隣、テーブルの上に置かれたナイフと、少しだけ中身の減ったペットボトルの水だけが唯一、少女の中のせめぎ合いを表していた。死ぬ事も、生きる事も、どちらも他でもない自らが許さない。傍に死を用意しながら、そこに手を伸ばさない。傍に生を用意しながら、生きるに足る分は求めない。中途半端にただ、留まっていた)   (2021/4/7 22:24:25)

影縫 千景【うお、すげぇ状態になってんな。 てか、パイセンって寮生って扱いだっけ?】   (2021/4/7 22:25:57)

ユノ・リーヴルス【拙文ながら……じゃあ、どうかよろしくおねがいします   (2021/4/7 22:26:00)

ユノ・リーヴルス【孤児院の出だからね……少なくとも一人暮らしなのは確定。寮の方が安かったりするのかな……)   (2021/4/7 22:26:33)

影縫 千景【んなことねぇだろ別に、良いロルだと思うけど。 おっけーおっけー、んじゃあとりあえず寮生って扱いにして回すな?それでも良い?普通に一人暮らしにするか?俺はどっちでも構わねぇから、パイセンに合わせるぞ。】   (2021/4/7 22:27:40)

ユノ・リーヴルス【わかりやすく言っちゃうと、最新作前半のシンジ君に近い状態……ん、わかった。まあここはどっちにしても後で辻褄はつけられる部分だし   (2021/4/7 22:28:20)

影縫 千景【ん、何となく把握した。可哀想なパイセン() はいよ、んじゃ寮生ってことで回すぞ?】   (2021/4/7 22:29:19)

影縫 千景……──そろそろか。(「ありがとうございましたー。」自動ドアの開閉音に混じって、そんな声が背中から聞こえた。ガサ、片手に抱えたビニール袋が揺れる。空に浮かぶ月を仰ぎながら、彼は吐息と共に声を吐き出した。彼の肌と髪を撫で、掠めていく夜風が彼の背中を押しているような気がした。一体これから何をしに行くと言うのか、いつものように自分の“餌”となる者でも探しに行くのか、それとも戦えそうな相手を探し出して夜明けまで自分と遊んでもらうのか。いつもの彼ならば、自身が主役の時間である夜の過ごし方などその二つの選択肢から選ぶほか無かっただろうが、今日に限っては違う。今の彼には、三つ目の選択肢が用意されているのだ。自身が形だけ所属している部活の部長で、自分よりも年下でありながら彼が“パイセン”と呼ぶ生徒──命を落とした彼の同胞の、守りたかった人…名を、ユノ・リーヴルス。もしくは、フェアリーヴィヴリオ。彼は彼女に会いにいく…いや、会いに行かなくてはならないような気がする。自分でもよく分からない使命感と意思に突き動かされて、悪魔はゆっくりと歩き出した。)   (2021/4/7 22:41:22)

影縫 千景えーっと……確かこの階のー……あったあった、あそこだな。(とは言え、彼がそのあと地面を歩いていたのはほんの数歩。数回足を地面で踏み鳴らした後、夜の王である吸血鬼はその背中に血よりも赤い翼を生やし、空を飛んでいた。これから会いにいく彼女は学生寮に住んでいる生徒だ。彼も一応寮生だが、だからと言ってこんな時間に女子の寮へ堂々と入っていくわけには行かない。だから、彼のような“空を飛べる”存在でしか到達できない、真似できないやり方で、彼はユノ・リーヴルスとの接触を試みているのだった。部屋の位置は割り出し済み、後は窓の外からその位置を確認し…──軽やかにベランダへと降り立つだけ。立派な不法侵入だが。)   (2021/4/7 22:41:28)

影縫 千景…不届き者でーす。(ベランダに降り立った彼の視界に映ったのは、真っ暗な部屋。明かりが灯されていないから真っ暗なのは仕方ないのだが、それ故に机の上で銀色に光っているその刃物が余計に目立って仕方なかった。彼女がどこかに出かけている可能性も考えたが…それはなさそうだ。部屋の中に目を配れば、ベッドに僅かな膨らみが出来上がっている。きっと、彼女はあそこだ。しかしまあ、ベランダに降り立ったからと言ってそのまま中に入れるわけではない。鍵を壊すことは造作もないが、そんなことをすれば潜入した意味がない。故に、彼はベランダの外から窓をコンコンと叩くだろう。それで反応がなければ、窓を叩く彼の手が少しずつ強くなっていくはずだ。ガラス越しに聞こえるかは分からないが声も出してみよう、小さめに。──相手が気づいてベランダに目線を向ければ、そこには黒い衣服に身を包み、背中から紅色の翼を生やし、片手にビニール袋を抱えた彼の姿があることだろう。)   (2021/4/7 22:41:52)

ユノ・リーヴルス(水を口にするのは何度目だろう。また口をつけたペットボトルを腕だけ出して机に戻しつつ、ふと思った。……覚えていないし、わざわざ回数を数える気も最初からなかった。ベッドの中にただ閉じこもって、時々水を入れに行くだけ。身体は生きるために栄養を欲しているものの、不思議と空腹感は気にもならなかった。……ただ、寒さがある。物理的なそれではなくて、この胸の中に、感じていたはずの熱がなくなってしまった事……それが、相対的に私に寒さを感じさせているのだろう。どれだけ一人の空間に閉じこもったところで、消え失せない虚無。温めようもない空洞を抱きしめるようにして、また私は温もりの中に閉じこもる。寒いよ。寒い。このまま凍えて死ねそうなのに、まだ私、生きてる。未練がましく、自分を延命して)   (2021/4/7 22:56:55)

ユノ・リーヴルス……………(ふと、窓ガラスが変に揺れていることに気がついた。風が揺らしているだけでは、こんな規則正しいノックの音はしないだろう。……誰か来たのだろうか。何の為だ。どうでもいい事だ。どうでもよくないよ。すみれが戻って来た訳でもない。違う、アレの追撃だったら?煩いよ。だったら、いっそ終われるもの。終わっていい訳、ないじゃない。生きて何をするの。何も咲いてない花瓶だけ抱え続ける事に……何の意味が、あるの)………。(絶望が、今回は勝利した。そちらを向くことさえ億劫。……どうにでもしてくれればいい)   (2021/4/7 22:57:04)

影縫 千景…ったく、さては出てこねぇつもりだな?(コンコンと窓を叩いても、叩く音を少し強めても彼女がベッドから顔を見せる気配はない。折角彼女に会いに来たのに、その本人にこんなに堂々と居留守を決められては埓が明かない。…──余程深く傷ついているのだろう、精神的にも、あるいは肉体的にも参っているはずだ。そして、精神と肉体が共に限界を迎えた時、残念ながら先に壊れるのは肉体の方で、肉体が壊れた人間に訪れる未来は“死”しかない。儚く脆い、だからこそ“当たり前の日常”や“些細な奇跡”に感動を見出し、今自分が生きている一分一秒に意味があるのだと考え、識ることができるのが人間と言う生き物だ。彼のような老いを知らない存在には見当もつかないような感覚。それを知っているのが人間だと言うのに。手を伸ばせば届くはずの未来を諦め、ただ“終わり”が自分を迎えに来るのを待っている彼女は酷く悲しく見えた。同時に…彼は酷く腹を立てもしたが。ベランダ内で一歩体を後ろに後退させ、ザッと右足を後ろに下げる。そして…──)   (2021/4/7 23:15:45)

影縫 千景大人しく出てきたら良いのによ。…しょうがねぇから、手荒に行くぜ。(後ろに下げた右足を身体の前で曲げ、そのまま硝子の窓の“枠”に叩きつけた。鈍い音が鳴り、硝子張りの大きな窓が派手に地面に叩きつけられる音が鳴り響くだろう。それと共に、一陣の風が彼女の部屋の中を吹き抜ける。硝子を割るだとか、そう言う次元ではない。彼は今、二枚ある両開きの窓の一枚を“蹴り抜いた”のだ。相手が出て来ないから諦めて帰る。そんなことを彼がするはずがない。相手の心が絶望に塗り潰されていようが、相手が何を望んでいようが関係ない。彼は傲岸不遜な“王様”で、自分本位な“悪魔”だ。──いやもう、潜入とは言ってられないねとか言うツッコミはこの際置いておいて、彼は硝子をガシャッと靴の裏で踏みつけながら部屋の中へと入っていくだろう。その歩みは迷うことも止まることもなく、彼女が篭城しているベッドの方へ向けられる。)   (2021/4/7 23:15:51)

影縫 千景…籠城すんならちゃんと城にいなきゃ駄目だろ。こんな布一枚じゃ、簡単に崩されるぞ?天草四郎を見習え。(ベッドの前までやって来てから、彼はようやく部屋の中で初めて口を開いた。少なくとも、彼女にとっての“仲間”の声ではない。何故なら彼は彼女たちに仇名すシャドーネメシスなのだから。それこそ、彼女からしてみれば彼が“尾花すみれを殺した刺客”から派遣されたネメシスなのだと思っても仕方ないだろう。だが、そうではない。彼は彼女を始末しに来た刺客でも、彼女を気まぐれに殺しに来たシャドーネメシスでもない。彼女のよく知る不良生徒の影縫 千景だ。ユノ・リーヴルスが閉じこもっている布団を片手で掴み、それを力任せに引っペがそうとするだろう。さぁ、眠りすぎた姫とのご対面だ。──生憎、俺はお前にとっての王子様じゃねえけどな。)   (2021/4/7 23:15:57)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ユノ・リーヴルスさんが自動退室しました。  (2021/4/7 23:28:03)

影縫 千景【ユノパイセン、ワンアウトー。】   (2021/4/7 23:28:16)

おしらせユノ・リーヴルスさんが入室しました♪  (2021/4/7 23:30:18)

ユノ・リーヴルス【筆が乗っちゃってダメだね……気をつけよ(はぅ   (2021/4/7 23:30:36)

影縫 千景【けぇりー。スリーアウトで罰ゲームだからな。()】   (2021/4/7 23:30:53)

ユノ・リーヴルス【今のうちにつけとこう、何耳がいい?(諦めが早い   (2021/4/7 23:32:24)

影縫 千景【いや諦めんの早ぇな? 灯理ちゃんは猫耳だったからー…パイセンはうさ耳だな、メイドじゃなくてバニースーツな?()】   (2021/4/7 23:33:17)

ユノ・リーヴルス【花がないよ……?まあ、いいけど(すとーんすとーん。胸の前でおててをすかっすかっ   (2021/4/7 23:36:58)

影縫 千景【充分花だからんなこと言わなくて良いの。 …無いのは花ってより胸だな?(相手の手の動きを見ながらボソッ。)】   (2021/4/7 23:38:33)

ユノ・リーヴルス(強まっていくノックが、やがてふいに静かになる。この後の展開について、想像するのは容易だ。鍵を開けて入ってくるか、もしくはガラスを叩き割る。目的がこの部屋の中であることは明白なのだから、当然あきらめるなんてことはないのだろう。中に私がいる事に確信がないのなら、あんなに気を引くようなノックの仕方はする筈もない。どこか冷ややかに、思考だけが回って)…………(びくりと驚きと怯えの混じった震えを、走らせればよかっただろうか。自分でもいくらか不思議ではあったが、金属が強引にねじ曲がり、そして床に叩きつけられたガラスが砕け散る音を聞いて尚、心が動く気配はなかった。気分はどこぞの英雄達、選ばれしものだけが使えるとかいうハンマーを持ち上げようと必死になる男達だ。自分でさえ、この底に沈んでいく心を引きとどめることさえ出来そうにない。ここまでくると、もう自分のことさえ他人事に思え始める。何だって、いい。早く終わってくれればいい、この苦しみが。どちらを選ぶ事も許されないふざけたこの現状が、どんな形であれ早く終わってくれれば、ただそれで。   (2021/4/7 23:44:50)

ユノ・リーヴルス不埒な乱入者がガラスを踏み割る音を聞きながら、心はどんどんとそれに支配されていった。これから私の世界に入ろうとしてくるのだろう乱入者へ、本当の防壁を積み上げるかのように。未だ揺れ動き、それどころか白も黒も混ざり合って灰色な本心を覆って───何なら、見られる前に閲覧不可にしてしまおうとでもいうのか。冷ややかな自分が評価を下す。決して見られたくない本棚を前に、ガソリンとライターを手にした司書。何の面白みもない表現をすれば、そういうことだ)…………(口には出さないけれど、私はこの声を知っている。文芸部の幽霊部員にして、実は図書館常連の一人。自他共に認める唯我独尊、けれどあの司書室に置かれた古びた辞書の角の餌食にはなったことが無い人物。……そう。影縫先輩、そっちだったんだ。不思議な事に、フェアリーナイツは誰も彼も女生徒。男子生徒である時点で、立場がネメシスであることは明白。後は状況証拠から、どういう立場の人物なのかも予想はつく)…………   (2021/4/7 23:45:10)

ユノ・リーヴルス(引き剥がされた布団の下、皺のついた制服姿のままの、白い少女がただ横たわっていた。ふわりと香るのは甘酸っぱい汗の匂い。四六時中この中にいたのだから当然といえば当然だろう。長い白髪は荒れ放題、服の下の素肌は、ただでさえ華奢だったその身体がすっかり痩せ細っている。制服の上をまくれば、何なら肋程度は見えているかもしれない。生気を失った眼は、どこも見ようとしない。見たく、ないのだろう。何かを見れば、それだけでも思い起こしてしまう存在がある。焦点も光も失ったその視線で、未だに乱入者の方向さえ見やることなく。いっそ死人、そう言われても違和感などなかった)   (2021/4/7 23:45:18)

影縫 千景……早く終わってくれ、って目だな。(生気を宿さない、こちらを見ようともしない彼女。布団の中でただ死人のように横たわる彼女の姿を、引き剥がした布団と共に鼻腔を擽った汗の匂いを、その痩せ細った身体を。それら全てを見て、瞬時に理解した。彼女は今、“終わり”を望んでいるのだろうな、と。どんな形でも、どんな結果になっても構わないから、この“現状”から逃れる術を求めているのだろう、と。何故、彼がそれをすぐに判断できたのか、理由は複数ある。一つは、彼が何百年とこの世界を生き続けていた不老の吸血鬼だからだ。悠久の時間を過ごし、数え切れない者と関わり、星の数ほど人の最期を見てきた。だから、彼女の姿を客観的に見て分析することができた。しかし、それよりも大きな一つの理由…   (2021/4/8 00:03:59)

影縫 千景──彼も以前、あんな目をして過ごしていたことがあるから。世界や時代、あらゆる存在に置いていかれ、退屈で仕方なかったこの生命に終焉を求めていた時の彼と、酷似していたのだ。違うところと言えば、彼はそれでも戦いを通して、他者との関わりを経て満たされたこと、だろう。空になったグラスに、彼は水を注いだ。だからとは言わないが、彼女のグラスにも、水を分けるくらいはできると思っている。根拠はないが、彼はいつだって自信家だ。彼女は聡明な人物だ、彼の立場、与えられた役をきっと理解しているのだろう。影縫 千景は、自分と対立する組織に属する存在なのだ、と。それを知ったところで、今の彼女に何かができるわけでも、況してやするだけの気力が残っているはずもないだろうが。窓を蹴り抜いてやって来た侵入者は、それをまるで意に介さないまま彼女が横たわるベッドへと腰を掛けるだろう。)   (2021/4/8 00:04:06)

影縫 千景………そう言えば。こうやって二人で話すの、初めてかもな。(ベッドに腰掛けた彼は、不意に天井を仰ぎながらそう告げるだろう。一緒の空間にいることこそあれど、彼と彼女が二人の時に特別な会話を交わしたことはない。彼女は基本的に物静かだし、彼も彼で図書館を訪れることはあってもそれは授業をふけるのが目的だ。やって来るだけやって来て、大抵は寝てばかりだろう。では、この二人が言葉を交わし、会話を弾ませるのはどんな時だったのか。──それはいつだって、自分と彼女との間に“尾花 すみれ”の存在があった時に違いない。騒がしく愉快な彼女は、どこかぎこちない二人の空間などお構いなしに入り込み、いつの間にか自分の世界に他人を巻き込んでしまう、そんな女だった。彼女にとっては今、一番思い出したくない記憶なのかもしれない。が、彼にとっては直面しなければならない存在だ。乗り越えてもらわなくてはならない、彼女の死を。)   (2021/4/8 00:04:10)

ユノ・リーヴルス…………(胸ぐらでも掴み上げられるか、と思っていたのだが。かけられたその言葉に「あぁ、その通りだ」などと反芻する間もなく、大人しく隣に腰掛けてくる姿には些か拍子抜けであった。彼がどういう存在なのか、深くは知らない。どういったネメシスなのかも、或いは、既に一度会っているのかもしれないけれど……彼の目に、私は今どう映っているのか。電源を切る事もボタンを押す事もなく、ただ電池切れの時を求めて、自らの首を締め続ける私が。愚かだ、とでも唾棄してくれればいっそいい。理解なんて、一番望まない事だ。……それを受け入れられる程、私は大人じゃない。今こうしているのがその1番の証)………………ええ(小さく滲む声。泣く事以外に久々に出したその声はしわがれていて、ちゃんと聞こえたかも怪しいものだ。何故、静寂を破ったのか。それは自分でもわからない。話すだけ話して殺すのが彼のやり方なのかもしれないが、どうせ終わるのならそんなことはどうでもいい。ただ───最後の最後に、生きている人の真似事でも、したくなったのか。人でない相手に)   (2021/4/8 00:31:31)

ユノ・リーヴルス…………………………痛くないと、いい(しかし結局、訪れるのは静寂だ。持ちかけられる話題などありはしない。唯一漏らした言葉を一つ、また、押し黙る。ああ、そうか。お互い話す事もない中、無理矢理にこの空気を変えていった存在。……やめて)……ッ(二人の間を、半ば強引に自分の世界に引き込んで、会話に巻き込んだ人が、いないんだ。うる、さい)ぅ……(───すみれが居たらなぁ)   (2021/4/8 00:31:40)

ユノ・リーヴルスっ、ぁ……っ、ぉえ……ぇ゛っ(フラッシュバックする赫の華。ありもしない鮮やかな彼岸花が目の前から私を覗き込む。込み上げる何かを我慢もできずに吐き出せば、水と混ざった黄ばんだ液だけ競り上がって、喉を焼きながら逆流していく。心臓が痛い。胸の内、冷たい空洞が私の中を凍りつかせて、ズタズタにして、挙句勝手に砕ける。こう、なる、から───!)っ、か……ひゅ、ぁ……ッ(呼吸ができずにもがき苦しむ。痛い。苦しい。でも、すみれはきっともっと痛くて、苦しかったんじゃないの?覗き込んでくる赫が囁く。無意識に右手は机の上に伸びて───放って置かれていたはずの銀色を、握った)   (2021/4/8 00:31:52)

影縫 千景ははっ、何だそりゃ。俺がパイセンのこと殺しに来たみたいな言い草だな。(静寂を打ち破って口から言葉を紡ぎ出した彼女の…しかし酷い勘違いをされているらしい物言いに、彼は笑い声と共に笑顔を滲ませることだろう。勘違いするな、と言う方が難しいかもしれないが…──なにせ、彼女はフェアリーナイツで、自分はシャドーネメシスで。和解も何も存在しない、血で血を洗う争いだけを繰り広げてきた二つの勢力なのだから、殺されると思っても仕方ないのだろう。実際、彼女を今ここで手に掛けることは簡単だ。だが、そうではない。それは彼女に“何も残させない”のと同意義だ。このまま何も為し得ない、何も残さないまま、ただ死んだ少女の面影を追うようにこの世界を去る。絵に書いたような悲劇だ。だから、認めない。このまま無意味に命を落とすことを、彼は決して許さない。)   (2021/4/8 00:55:06)

影縫 千景…………酷ぇ有様だな。(こちらが彼女の存在を想起させるような発言をしただけで、この様だ。吐き出すモノすら胃の中に存在しないのだろう、液だけが口から吐き出されて零れ落ちるその姿に、彼はたった一言、それだけを呟いた。彼女が望んでいても望んでいなくても心配なんてしないし、同情なんてものもしてやらない。ただ、愚かだと言って彼女を放置するようなこともしないだろう。そんな生半可な覚悟で、彼女の下までやって来たわけではないのだ。──傷ついた人がいるなら、寄り添ってあげたい。あの優しいセンセーはそう言っていたしそうするのだろうが、彼にはそんな真似は恐らくできない。ただ、何とかしてあげたいと、心の中で自分本位な欲を増幅させるのだ。あまりに抽象的な、掃いて捨てるような欲。不意に、胃の中の物を吐き終えた彼女の手が机に伸び始めた時、廊下からドタドタと騒がしい足音が聴こえてくるだろう。「確かにこっちから凄い音が…」「この辺りの部屋だったよな?」──そんな会話と共に。きっと見回りの教師か誰かだろう。)   (2021/4/8 00:55:13)

影縫 千景おっと。流石に派手にやりすぎちまったか?ずらかるぞパイセン。(その言葉と共に、彼女の手が机上の銀色を掴む前にそのか細く白い手首を壊れない程度の力で掴んだ。これ以上この部屋にいのは芳しくない。それは火を見るより明らかだった。自分が窓を蹴破って入って来たのもそうだが、こんなに弱りきった彼女を見れば彼らはきっと彼女を心配し、何とか事情を問い質そうとするだろう。それが余計に、彼女を追い込んでいることにも気付かずに。だから、逃げ出すことにしたのだ。掴んだ彼女の手をそのまま引き、もう片手を腰に回してそっと抱き上げようとするだろう──地面に散らばった硝子片で怪我でもされたら敵わないから。小さく軽い彼女の身体を半ば無理矢理抱え込み、そのまま彼が侵入してきたベランダへ。柵に片足を付けて、一気に跳躍。一瞬の浮遊感…   (2021/4/8 00:55:39)

影縫 千景──それは文字通り、刹那。次の瞬間には、自分の身体が重力に逆らって浮き上がっているのを感じるはずだ。彼女が飛んでいるわけではないのは明らか。ただ、彼の背には“紅い翼”が広げられていくはずだ。そのまま螺旋を描くように急上昇。寮の屋上にふわりと着地して彼女の身体を手放す。彼女の手を掴んでからここまでの所要時間、約二十秒と言ったところだろう。勢いでここまで連れて来てしまったが、きっとこれで良いはずだ。彼女の傍に刃物を置いておくのは危険だ。それをいつ手にするか分からないのだし。自分で身体を刺すよりも簡単に、“本気で死にたいなら死ねる場所”なのだし。)   (2021/4/8 00:55:44)

ユノ・リーヴルス@……ここまでで一旦中断でも、いい?(まぶたがおもい   (2021/4/8 00:59:00)

影縫 千景【おう、良いぞ。 今日の夜はTRPGの最終日だからできねえんだよな。 で、パイセン確か金曜に予定入ってたろ。だから次回は土曜以降か?】   (2021/4/8 01:00:12)

ユノ・リーヴルス@ん、それでお願い……間隔空いちゃうけど(ぺこり。ごめんね   (2021/4/8 01:04:17)

影縫 千景【気にすんなー。俺は今日の夜以降は目立った予定も特にないし、基本的にパイセンに合わせるようにすっからな。(よしよし、眠いならおねんねしなさい、と。)】   (2021/4/8 01:05:35)

ユノ・リーヴルス【はぁい……ありがと、おやすみなさい(ふにゅ   (2021/4/8 01:07:14)

おしらせユノ・リーヴルスさんが退室しました。  (2021/4/8 01:07:32)

影縫 千景【おう。どういたしまして。 おやすみパイセン、またな。】   (2021/4/8 01:07:48)

おしらせ影縫 千景さんが退室しました。  (2021/4/8 01:08:00)

おしらせ音無 杏子さんが入室しました♪  (2021/4/8 16:54:21)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、音無 杏子さんが自動退室しました。  (2021/4/8 17:15:03)

おしらせ氷室 沙耶♀さんが入室しました♪  (2021/4/8 20:52:40)

おしらせ氷室 沙耶♀さんが退室しました。  (2021/4/8 20:54:19)

おしらせ苫米地ケイカ♀さんが入室しました♪  (2021/4/8 21:09:25)

苫米地ケイカ♀(服従を誓うように銃口を舐るその姿を前に、ケイカの何処か――深いところがゾクリと震えた。それは本能的な征服欲か、或いはもっと別な。例えば、心に付け入るような能力なのかは分からない。だが思ったのは――“虐めたい”という、ひどく単純な欲求だった。踏みつけた足を離し、屈んで、這い蹲る少女の顔を見下ろして)   (2021/4/8 21:09:41)

苫米地ケイカ♀……ほォ、そうくるんか。よっぽど死にたくないんやなぁ、キミ。……何でも出来る、いうんやったら――――――――――……なあ?(こちらを見上げる彼女の顔を挟むように拳銃を構えると――撃発する。耳にごく近い位置、それも無防備な状態で強烈な音を生むそれは、少女の鼓膜を破るだろう。故に言葉は聞こえず、再生が間に合ったとしても語尾しか聞き取れない。だが異様なのは、痛みと衝撃で顔を背けることを許さないというように、拳銃を捨てた両手で抑えて自分を仰がせる。「どないなことされてもご奉仕ぐらい出来るやろ」――そんな口の動きを読み取ってみろ、必死に服従してみせろ。そう問いかける儀式のような行為だった)   (2021/4/8 21:09:52)

苫米地ケイカ♀【時間会ったからお返事や!スレイヴネメシス宛にちょっと借りたでー!】   (2021/4/8 21:10:22)

おしらせ苫米地ケイカ♀さんが退室しました。  (2021/4/8 21:10:26)

おしらせ天魔ルルさんが入室しました♪  (2021/4/8 23:32:38)

おしらせ日向 光さんが入室しました♪  (2021/4/8 23:33:07)

天魔ルル【さてはて―――どうしたものかな。ボクが投下すべきか、それとも……ふふっ。ちょっと久しぶりで、腕がなっちゃうなあ……♪】   (2021/4/8 23:33:21)

日向 光【先輩からだとどうなっちゃうのかな?怖そうだけどお願いしちゃおうかな】   (2021/4/8 23:35:07)

天魔ルル【おやおやぁ?良いのかい日向君……くすっ。随分と信用されてるんだなぁ、ボク……♪それじゃ、お言葉に甘えてちょっと―――状況を作り出してみよう。まあ、いきなり大変な事はしたりしないさ。不味かったら言ってくれれば、幾らでもやり直しは効くし、ね。ではでは、もう暫しお待ちを。】   (2021/4/8 23:37:00)

日向 光【はい】   (2021/4/8 23:37:46)

天魔ルル (桜は、散る時が最も美しいとされている。季節がらの暖かな陽気と、香る生命の風に揺られふわっ、と舞い上がった花弁が絵画のようにぱらぱら、流れていく様は―――長い冬という眠りの季節を乗り越え、再び命の"芽吹き"を感じさせる、のだという。しかし可笑しな話だ。花弁が枝から離れ散り、地面に伏して"死していく"様にこそ美しさを見出し、そしてあまつさえ命が目覚める季節の到来を感じる、だなんて―――皮肉にも程がある。そうして丸裸になったその木々には、もう誰一人目もくれない。人間という生き物は現金な物で、残酷さと美しさが背中合わせの共同体である事自体には目を向けず、美しい物は良い物なのだ、と勝手に思い込んでいる節がある。そうして、ひと時それを楽しんだら、消耗品の様に忘れていくのだ。   (2021/4/9 00:04:30)

天魔ルル―――日向光という生徒が、世の何に対してそこまで憤りを感じているのかは分からない。だが、ひょっとすると、そんな無配慮で浅慮な、無自覚で無神経な世の「人々」の「当たり前」な事に対して、言い様のないもどかしさを抱えているのではないだろうか。どうしてみんな、もっと"考え"ないんだ。どうしてみんな、もっと"恐れ"ないんだ。どうしてみんな、みんな―――すぐ"忘れてしまう"んだ。そんな風に思っている彼なのであれば、ひょっとすれば"其れ"を見た時、衝動的にでも足が動いてしまうのかもしれない。いや、これはあくまで推測だ。だがもし、誰もかれもが気にしてすらいない、覚えてすらいないかのように"消失"してしまった"何か"が、そこに居たのだとして。失った筈なのに誰も声を上げず、わんわん泣きもしなければ怒りを露わにすることも無い、そんな"彼女"がそこに見えたのだとして。―――"あの娘"が、すぐ視線の先を横切ったのだとして。君は一体どうするのだろうか。   (2021/4/9 00:04:45)

天魔ルル勿論、どうとでも考えられる―――ただの幻だ。自分の脳内が生んだまやかしだ。或いは見間違いだ、よく似た誰かだ、……"本人だったら"などと一瞬でも思ってしまった事があったから、そう感じただけだ、きっとそうに違いない―――と。思考を巡らせ否定する事も出来るだろう。だがそうだとするならこれはどう理由を付ければ良いのか―――、この。―――ふわり、と。)   (2021/4/9 00:04:55)

天魔ルル    (2021/4/9 00:05:05)

天魔ルル「―――――――――――――…………………。」   (2021/4/9 00:05:09)

天魔ルル    (2021/4/9 00:05:11)

天魔ルル (まったく、ふわりと。それこそ花のように仄かに、けれど決して弱々しくなく薫る、この鼻腔をくすぐる香りは―――どう、説明を付けよう。それすらも、まやかしと否定するか。……或いは。歩みを進めて、何かを確認する様、その影を追うか。―――時刻は午後15時。授業が終わり、部活動に勤しむ生徒たちが大声を上げてグラウンドを、体育館を、音楽室を、講堂を埋め尽くし始める頃。場所は高等部に近い人影の少ない、庭園部分。―――その"花の影"は、確かに曲がり角をさらり、曲がっていった。見慣れた明るい茶髪、小柄な背格好、短いスカートに着崩した制服。庭園には幸い、人も居ない。―――桜が舞い降りてくる。はらりと風に死骸を乗せ、そして日向の前を、流れていった。)   (2021/4/9 00:05:20)

天魔ルル【―――お待たせ。遅くなったね。……さて。……―――これで、いけるかい?】   (2021/4/9 00:05:40)

日向 光【いきなりあの人か!わかりましたやってみます】   (2021/4/9 00:11:37)

天魔ルル【ふふ。その方が―――キミが怒りそうかなあ、って……♡♡よろしくね、日向くん……♪♪】   (2021/4/9 00:15:24)

日向 光(いつも心に燻っているのが何なのか説明できない。ただ何かもやっとした物が渦巻く。制服に袖を通した時からみんな何か別の生き物になった様で自分が周囲から置いていかれてるのかの様な感覚……多分それを誰かに話せばいつまでも子供のままじゃいられないとでも諭してくれるのかもしれないが、自分の中の何かが失せる様で話す気にはなれず、そんなもやもや、イライラが楽しそうに学園生活を送る生徒たちの声を耳にする度に増し、それを壊すかの様に偶然得た妖魔の力で学園に軽いパニックをまき起こしている少年はその日信じられない物を見た。少し前に不気味なメッセージの中で死んだと伝えらる、翌日から学園では最初からその存在が無かったかの様に忘れ去られた少女)…嘘だろ(遠目の見間違いか、他人の空似か──そう考えるが、同時に別の考えも浮かぶ)死んだフリ?(彼女を殺したと言うメッセージの主の目をが欺く為に己の存在を消したか、妖魔ならその程度容易い筈。なら何故また姿を現したか……僅かでも疑念が浮かぶと晴らさないと気が済まない。通り過ぎた少女の後を追いかけ走り出す)   (2021/4/9 00:50:00)

日向 光(彼女が向かったのは中等部の端、高等部に近い庭園。その姿を追って走る。途中運動部の生徒とぶつかりそうになったり躓きそうになったりして中々追い付けない)待…(声をかけそうになり間違ってたらどうするんだと言う思いが口を噤ませる。仕方無く桜の花弁が舞い散る中、走り続け、校舎の角を曲がり漸くその背中が近づく。やはり間違いじゃない)待って!尾花さんだろ?(つい声をかけてしまった。同じシャドーネメシスに属する者としてめ然程親しいとも言えない、それも女子に自分から声をかけるなど普段では考えられない行動だが、今は振り向いてその顔を見て安心したかった。尾花すみれは居なくなってはいないと)   (2021/4/9 00:50:19)

日向 光【お待たせしました】   (2021/4/9 00:51:07)

天魔ルル【ふふ……じゃあ、返していくね。】   (2021/4/9 00:52:21)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、日向 光さんが自動退室しました。  (2021/4/9 01:11:13)

おしらせ日向 光さんが入室しました♪  (2021/4/9 01:11:35)

日向 光【失礼しました】   (2021/4/9 01:11:49)

天魔ルル(「尾花すみれだろ」―――その不安げな、しかし何かを確信しているような、それでいて僅かに縋る様な言葉はしかし、宙に消えてしまうだろう。曲がり角を幾つも通り越し、ようやっと追いついたか、その探していた影に、死した筈の存在に、つい先日まで咲き誇っていた花に、足が追いついたと思えるその、直前。最後に曲がり角を曲がって、日向が声を掛けた瞬間には、―――追っていた影の主は、"消えて"いた。確かに、今の今まで彼女はどこかへ向かう様に歩みを進めていた。生徒の流れを掻い潜るように、あまり使わない通路まで駆使してさながら、それこそ忍ぶかの様に―――歩を進めていた筈の彼女が、だ。もう、目の前には居ない。視界の先、広がっているのはがらん、とした庭園と、小さく咲いている花々、ただそれのみだ。―――幻想か。   (2021/4/9 01:13:14)

天魔ルル この微かに開花した色とりどりの花たちが、日向を揶揄う様にして見せた幻なのか。或いは、生前妖魔として遭遇した際、そうしたように本人が「あの世から揶揄って」来ているのか、定かではないがだが、しかし。もう、其処に可憐な花は居ない。――――――――――――代わりに、何か静かな冷たさが彼の鴉を揺さぶるだろう。それは丁度背筋を指でつぅっ、となぞる様に現れ、そしてやがてはっきりとした、"殺意に似た悪寒"として、幼き忍びの全身を震わせるだろう。ただ近づくだけで。ただ現れるだけで。ただ、次のように"言葉を発する"だけで―――それは間違いなく、膨大な量の絶望と恐怖をその心に染み渡らせるだろう。)   (2021/4/9 01:13:30)

天魔ルル………――――おやぁ?なんだろう、こんなところに……可愛い小鳥くんが一匹。紛れ込んだのかな?それも死人の名前を叫びながら。でもここ……ボクのプライベートな"施設"、なんだけど。――――何の用、かなぁ??ねぇ―――そこで、なにしてるんだい?   (2021/4/9 01:13:39)

天魔ルル (振り返れば其処に、確かに居るのは絶望の輪郭。恐怖の具現。奔る戦慄、滾る心音。圧倒的なまでの生命力と、莫大なまでの魔力を漂わせた、一体の妖魔、だ。天を示す純白の翼。魔を司る真黒な羽。威厳と美しさ、そしておぞましさを覚えさせる肢体―――白でも黒でもない、それはまさに二つを兼ね備えた―――怪物、か。)……ふぅん?微かにだけれど、キミからは何か―――魔力を感じるなぁ。ううん?ネメシスの仲間?けれど、そうとは言い難い……だって、ねぇ?もしシャドーネメシスの構成員なら"彼女"の名前をそんな、切なげに叫ぶはずもないからなぁ。―――ねぇ?そうだよねぇ。憎き裏切者、悪しき反逆者。僕らの敵、だもんねぇ??けどなんだろう、さっきの呼び声は確かに、なんていうか―――ふふっ。こう、友達を心配しているような、そんな感じのさ……聞き間違い、かなぁ??……………あぁ。ごめんごめん!ボク一人でぺらぺら話しちゃって。ボクの名前は―――ルル。……で。   (2021/4/9 01:14:02)

天魔ルルキミは誰で―――ここで、なにしんてんの?   (2021/4/9 01:14:13)

天魔ルル(―――ああ、間違いない。"コイツ"だ。名乗るまでもなく。あのメールの差出人は。あの最低な文面を書き連ねた妖魔は。あの―――どこまでも他人を見下している不遜さの正体は。―――目の前のコイツだ。そう、日向には分かるだろう。)   (2021/4/9 01:14:21)

日向 光(追い付き声をかけた筈の存在、確かに目の前に立っていた筈の彼女の姿は消えた…まるで最初から居なかったかの様に。それは自分の心の弱さと桜の花弁が見せた幻か、それとも悪戯好きな彼女の悪ふざけか……尚も都合の良い淡い期待を持ちかけたその背後に突如として感じる凄まじいまでの恐怖)っ!(慌てて振り返るだけに留まらず、転げそうな勢いでそいつから距離を取る。まだ日も高い筈なのに、急にこの一角が暗くなったかの様な錯覚。小さくも美しい庭園に不釣り合いな様で逆にこの場の主として相応しいかの様な白と黒のアンバランスな、或いは見事に調和しているその存在に対し、身体に融合した妖魔の欠片が最大級の危険信号を発する)……っ(この場にいるだけで息苦しい様な感覚。その口から発せられる涼やかな声も死を告げる鐘の様に重く感じ、その内容も頭に入ってこない。ただ恐ろしく、そして不快だ。だが一言だけはっきりと耳に流れ込んでくる『ルル』と)ぁ……   (2021/4/9 02:00:41)

日向 光(コイツか。コイツだあのおぞましいメッセージの主。処刑人とか言う奴。上からこちらの動きを決めつけようとする奴──その内に秘めた魔力は今まで自分が接して来た中でも桁違いに高く膨大)……ぁ(先程から声が出ない。多分脚もみっともなく震えているだろう。「ここで何をしているか?」何も。単に立ち寄っただけ、そう答えて立ち去るのが正しい行動。自ら虎の尾を踏むなど愚行。少年の冷静な部分がそう判断する。だが──)ル……ル……(相手の名を口の中で繰り返すと自分でも気付かぬ内に手を目の前に翳し、鳥の嘴や翼を意匠した仮面を目元にかける。次の瞬間、学園の制服は和装と洋装が入り混じったような黒い装束に。脚と腕、胸元等を保護する防具、腰に太刀を下げ、首周りに現れた長い黒いマフラーが春の風に揺れる忍びの姿へと変わると強く地を蹴り固く握り締めた拳を恐ろしくも美しい妖魔の顔に向け振るっていた)クロウマル。何処で、何をしても、誰の名を呼んでも俺の勝手だ!(叫んでいた。誰かに押さえつけられる怒り、自分を見下している視線への怒り、そして自分の知る誰かを殺された怒りが一瞬、恐怖にも冷静な判断にも勝り、身体を突き動かしていた)   (2021/4/9 02:00:57)

日向 光【まずいまずい短絡すぎる行動だ。もっとビビリの予定が】   (2021/4/9 02:02:26)

天魔ルル【くっふふふ……イントロとしては完璧すぎるじゃあないか……♡いやあ、良い反応するなぁ……っ♡】   (2021/4/9 02:02:52)

日向 光【そして典麻先輩本日はこの辺で……】   (2021/4/9 02:03:21)

天魔ルル【ゾクゾクしちゃうよ……けどねえ、クロウマル君。ここで君には悲しいお知らせだ――――ボク、明日も四時半起きなんだ……♪】   (2021/4/9 02:03:25)

天魔ルル【はははっ、以心伝心。いいよいいよ、もうだいぶ遅い時間だ。そろそろ休むとしようじゃないか、続きはまた明日―――で、いいかな?】   (2021/4/9 02:04:04)

日向 光【はい、2時間ないじゃないですか!おやすみください】   (2021/4/9 02:05:02)

天魔ルル【ふふ、いつもの事さ。趣味と仕事、大事なのは前者なんだから。でもそうだね、流石に眠いや……くす。うん、今夜も楽しかったよ。君の心をくすぐるのは甘美だ……♪では、こちらも休むとしよう。おやすみなさい日向君、今日は遅くなっちゃってごめんね。明日は九時には来れると思う!―――では、良い夢を。】   (2021/4/9 02:07:01)

おしらせ天魔ルルさんが退室しました。  (2021/4/9 02:07:28)

日向 光【おやすみなさいませ】   (2021/4/9 02:07:37)

おしらせ日向 光さんが退室しました。  (2021/4/9 02:07:46)

おしらせクロウマルさんが入室しました♪  (2021/4/9 21:24:15)

クロウマル【今晩は】   (2021/4/9 21:25:26)

おしらせ天魔ルルさんが入室しました♪  (2021/4/9 21:32:04)

天魔ルル【っと、お待たせ。お陰様で美味しく頂けたよ、こんばんはクロウマル君。それじゃ、続きはボクからだったね―――くす。よろしくお願いするよ。】   (2021/4/9 21:32:33)

クロウマル【こんばんは】   (2021/4/9 21:32:40)

クロウマル【よろしくお願いします】   (2021/4/9 21:33:01)

天魔ルル――――っふふ。あぁ、やっぱり。キミも"こっち側"なんだね。そりゃあそうだ、キミが誰かは知らないけれど基本、フェアリーナイツって言えば女の子の変身する物だし。それで魔力を感じる、ってことになるならやっぱり、ネメシスの仲間、だよねぇ。……けれど、可笑しいなぁ?だとしたら、どうしてそんなに怒っているんだい?苛々しているんだい?ボクの前で変身して、そうやって声を張り上げて、"そんな物はボクの勝手だろう"とまで言い切って―――それでこうして、ボクを殴ろうとしている。いやはや、困った話だな。これでもボク、キミにとっては上司に位置する妖魔、なんだけど――――――、……ッ、――――――――……………っ。(しかし、それは意外なほどに"アッサリ"と。その拳で、舞い降りて来た拳骨で頬を深く、"抉られた"。避けるでもない。防ぐでもない。ただただ立ち尽くし、つらつらと言葉を連ね、それこそ余計に相手が怒りそうなくらい油を注ぎつつ―――ソイツは殴り飛ばされた。   (2021/4/9 21:54:21)

天魔ルル手の甲に残る感触はそう、硬い物ではない。普通の、頬をブン殴った時と同じ感触が表皮と骨に伝わってくるだろう。まあ、尤も日向 光という生徒が、年頃の中学一年生らしく友達や誰かと殴り合いの喧嘩、なんてものを経験しているかどうかは、分からないが。そういうよくある"青春的"な絵面とは、あまり縁が無い様にも見えるし―――とはいえ。その一撃の威力は到底、友達を殴る時の其れとは異なっていたのも確か。確実に相手を傷つけ、その存在を赦さず、或いは仕留めてしまっても良いとすら考えている勢いの、そういう"攻撃"である。低くも高くない、しかしハスキーで大人びた声の妖魔は叫び声一つあげず、そのまま身体を横に倒れ伏させた。―――手応えはある。だが、歯ごたえが、無い。これが、あのメールを差し出してきた張本人の、あの化け物じみた妖魔だというのか。ナイツを二人も仕留め、部下を使い尾花すみれを殺害、そしてあまつさえ仲間のネメシス達全てに向けて圧を掛けて来たあの、不遜極まる存在の正体だというのか。拍子抜け―――そんな言葉が良く似合うだろう。だが、それもその筈だ。)   (2021/4/9 21:54:30)

天魔ルル……おぉ、痛……いったぁ。……いったたた……、――――いったぁぁ………。   (2021/4/9 21:54:48)

天魔ルル―――――――――あぁぁ、いたいなぁ……痛いなぁ……ん、ふふ……ッ。……くふッ……。   (2021/4/9 21:54:59)

天魔ルル――――~~~~~~っ、あぁぁぁぁ!痛いなぁ!!痛い、痛い!!とても痛い!!死んでしまうかもしれないくらいに、とっても痛い!!―――おかしいなぁ!!ボクは天魔ルル!!シャドーネメシス上層部直属、二つ名は処刑人!!その存在はすなわち上層部の意向そのもの、"シャドーネメシスの意思を体現した"妖魔!!ボクこそシャドーネメシス、シャドーネメシスの神髄!!!それが!!!その筈のボクが!!!!なんだか良く分からないけれど、ただ姿を現して!!!!此処で何しているの、そう聞いただけで!!!!!殴り飛ばされてしまうなんて、ああ!!!!!!!!これじゃあ―――――――   (2021/4/9 21:55:21)

天魔ルル処刑が必要かなぁ。   (2021/4/9 21:55:33)

天魔ルル (その瞬間だ。訳が分からない。意味が理解できない。物理が捻じ曲がり、思考の極地から無理を引っ張り上げて来たかのよう、全くの理不尽に。その妖魔は、殴り飛ばした筈の彼<彼女>は、クロウマルの目の前に立っていた。何事も無く。全くの無傷、全くの時間を掛けず。まるでそう、"最初からそいつだけそこに居たのだ"と、そう言わんばかりに。原理は分からない。何をしたのかは分からない。ただ、一つ確かな事はクロウマルの目の前に、完全に規格外のソイツは"処刑"をチラつかせ、立っている、という事。まるでそう、殴ってくれて有難う、と言わんばかりの笑顔を携えて。―――これで攻撃しても良い理由が出来た。キミから攻撃してきたんだから。だよね?―――そう、言わんばかりに。)……ねぇ。そうだよねぇ?―――クロウマル、くぅん。   (2021/4/9 21:55:43)

クロウマル(振り抜いた拳に伝わる頬の感触、人を殴り慣れていない指にはかえって痛みさえ走る。だがそんな物構っていられないと鼻息荒く殴りつけた相手を睨む)……(おそろしくあっさりと殴られ倒れた長身に向け、さらに畳み掛ける様に殴りかかろうとした瞬間、目の前が歪んだ様な異様な感覚。そしてたった今殴り倒した筈の相手が殴る前と同じ様に立っている。素早く立ち上がったとかそんな物ではない。殴られたのに殴られていなかったかの様だ)……チ(軽く舌打ち。目の前の相手があの不快なメッセージの主である天魔ルルなら自分の拳などなんて事なくて当たり前だろう)処刑?殴られたから処刑って随分と器が小さいんだな(啖呵を切るが、激情に任せて殴りつけ少し冷静さを取り戻した頭は目の前の相手──自分より遥かに高い能力を持った相手にどう対処するか必死に考えを巡らせる)   (2021/4/9 22:33:21)

クロウマル許可なく後ろに立ったら殴られるんだぞ、ゴルゴ13も知らないのか、それに不意打ちも防げない様な弛んだ奴が偉そうな事言ってる方が問題だな……処刑人なんて辞めたらどうだ?(口調こそ揶揄する様だが仮面の下は必死に目の前の相手を攻略する手段を探っている)……(だらりと下げた手の内には黒い羽根、腕を振るうと羽根が舞い、1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚、16枚が、32枚、64枚、124枚……と連鎖的に倍増していき舞いながらルルの全身にまとわりつく。その間にクロウマルの小さな身体は素早く飛びのき、ルルと距離を取ろうとする)   (2021/4/9 22:33:41)

クロウマル【時間かかった割に短い……すみません】   (2021/4/9 22:34:37)

天魔ルル【うん?これで短いっていうのはもうちょっと感覚麻痺してると思うよ!大丈夫大丈夫、気にせず好きなペースでやろう。やり辛い文章があったら書き直すから、遠慮なく、ね?】   (2021/4/9 22:38:28)

おしらせ尾形刑事さんが入室しました♪  (2021/4/9 22:51:03)

おしらせ尾形刑事さんが部屋から追い出されました。  (2021/4/9 22:53:03)

天魔ルル ―――っ、くく……フフ。これでもほら、ボクは職務に忠実な会社<ネメシス>の一員だから。無能な部下が歯向かって、不当にも暴力を振るってきた―――なんてことを見逃しておけば、他の皆に示しがつかないじゃないか!だからきちんと罰しないとね。それに―――……ボクはキミの不意打ちを避けられなかったんじゃあない。――――――――……避けたら、キミを仕留める口実が無くなっちゃうじゃあないか。……っふふ……あっははは、ハハハハハッ…………ッ!嗚呼、良いねぇ。ゴルゴ13を知っているなんて、キミ本当に中学生なのかい?そんな漫画なんて読んでいたら、周りの皆と話が合わなくって一人ぼっちになっちゃうよ?……あぁ。ひょっとして、"それで"尾花さんを探していたのかい?……ぷっ、く……くく……たしかに、たしかに!彼女は誰とでも仲良くできる本当に良い娘だからね、あり得る話だ。キミみたいなさ、そんな年齢でネメシスに"なり掛けている"様な奴は大抵、なんていうか……普通の人間なら疑う事なく続けられる学生生活っていう、楽しい青春を謳歌できなくて、それでヘンに歪んで足を踏み入れる、っていう―――そういうのが多いから、ねえ。   (2021/4/9 23:06:33)

天魔ルルそれで……あの女を女々しく探していた、と。―――ほんの少しでも仲良くできていた記憶があるのかい?彼女に好かれていたのかい?それとも―――彼女が好きだったのかい?(まるで、攻撃に対する反撃も、防御も、回避も。何も見せない。ただ此奴は、そこに突っ立ってクロウマルの出方を見ているだけだ。腕の内側、袖口が膨らみ放たれる羽が―――、1枚。2枚。ふわりと舞えばルルに近づいていき、その身の周りでひらひらと浮かび続ける。やがてその枚数は複製をするよう増えていき、細胞分裂が如く多量の羽へと化ける―――視界を遮るという意味でも効果のありそうな、その羽による"呪縛"。ガードする間もなく殺到したそれが纏わりつけば、ルルは視線を落として溜息をつく。―――成程。)……フフ。いや、良いよ。構わないさ。ボクは他人の色恋沙汰に興味はない。キミがあの女をどう思っていようとボクは何とも思わないし、バカにすることも無い。ただ―――そうだな。そんなに興味があるなら教えてあげようか?……あの愚か極まる裏切者が、どういう死に方をしたのか。   (2021/4/9 23:06:45)

天魔ルルそうだなぁ……ああ、一番ひどかったのは腕の先だよ。骨が途中で途切れるような感じでさ、関節からじゃあないよ?文字通り骨が、こう、ぱっくりと裂けて綺麗に吹っ飛んでいるんだ。あれは凄かったなぁ、それから片目もほとんど見えなくなっちゃってて。あとは肋骨が数本砕けてて、ついでに足の腱も切れててね、それから―――……あぁ。……くす。……でもきれいな場所もあったよ。流血でぐちゃぐちゃになってる所が大半の中、キレイにきちんと残っててさぁ。いやぁ――――――"さぞかし"、"名器"だったんだろうねぇ?……このクソくだらない羽根をどかして、今すぐボクに傅くなら。……死骸だけでも貸してあげようか?…………っ、ふはッ……あ、はっはははははは!いやいや、冗談だよ!安心してくれたまえ、そんな事にあの女の身体は使ったりしていないから、さ。ネメシスの崇高な目的の為に、彼女の身体は研究されているんだ。だから落ち込まなくても良いし、怒る必要も無いんだよクロウマル君。   (2021/4/9 23:07:02)

天魔ルル おおかた、ボクのメールを見てからボクに忌々しい物を感じていた、って所だろう?じゃなきゃ、いきなり殴りかかったり呪いを掛けたりはしないんだからさ。まあでも―――今ならまだ。……許してやってもいいよ?クロウマル、くん。(何かを、することも無い。ただ両手を広げてクロウマルの方へと、悠然に歩みを進めていく。無防備に。無垢に。無機質に。そして、無神経に。あくまで推測の域を出ない言葉で、だがそう遠くはない所に答えを見つけているんだろうと、どこか見透かしたような態度で。ただ、距離を詰める様に。その圧倒的なまでの魔力を只管に垂れ流しながら、ソイツは歩いて行った。)   (2021/4/9 23:07:10)

クロウマルペラペラ…処刑人じゃなくて広報にでもなれよ(身体の中の妖魔の欠片は今も全力で警報を鳴らしている。気を抜けば膝を付き屈してしまいそうな圧力に抗しているのは怒り。それも……)何を勝手な事いってんだお前、尾花さんはただの知り合いだ(その事に間違いは無い。多分否定しても目の前の相手は信じず、また勝手な憶測をたてるのだろうが)お前を殴ったのは、お前がムカつくやつだからだよ(天魔ルル、傲岸不遜な態度、自分が絶対正しいと言うその目、奴らと同じだ。サッカー部や体育教師、あの連中を強烈にした様な存在だ)……おい、止めろ今すぐそのムカつく口を閉じろ(とうとうと話し続けるルルの口から流れるのは聞くも無残な尾花すみれという少女の最後。まるでたった今目の前で繰り広げられてるかの様に鮮やかに光景が思い浮かべられるのはルルの持つ力か?聞いてるだけで吐き気を催し、思わず口元を抑えその場で動けなくなる。黒い羽根がその周囲で舞い、まとわりつくのを気にせずにルルが近づいてくる)   (2021/4/9 23:48:32)

クロウマル……まて、お前今なんて言った(研究?研究と言ったか?もしコイツの言うとおりに尾花すみれが無惨な最後を迎えたのならその死体をいじくり回してると言うのか……それはいくら何でも酷い。人のやる事ではない──シャドーネメシスなら人ではないのか)ふざけるなよ(怒りに声が震える。恋愛感情とかそんなのを通り越した生命への冒涜への怒り。再び殴りかかろうと顔をあげたその眼前にルルが迫る。慌てて身を翻そうとするがもう遅い。近づいてきた相手は簡単に自分を掴める距離だ。焦って身を捩った際に小さな小瓶が落ちて割れ音をたてる)   (2021/4/9 23:48:49)

クロウマルッ…!(瓶の割れる音に突き動かされる様に再度ルルに向かって殴りかかる)   (2021/4/9 23:52:16)

天魔ルル あっはははは……!……言っただろう?ボクはね、所詮社員の一人さ。ボクの全ては仕事で出来ていて、その成果がどれだけの物で、どう扱うのが正解なのか判断するのは上層部だ。つまり、ボクはボクの判断やボクの意思で処刑人をしているんじゃあない―――ボクの仕事ぶりがその役目にふさわしいと判断されたから、ボクはその肩書を頂いているに過ぎないんだ。けれど、広報っていうのはあながち間違いでもないんじゃあないかなぁ。なんたってこの役目は―――そもそも、"裏切者を出さないようにする"事も、その職務の内に含まれているんだからねぇ。勘違いしないでほしいんだけど、ボクだって愉悦の為に仲間殺しなんてしたりはしないよ?あくまでこれも仕事だからやっている、ってだけでさぁ―――本当ならみんなと仲良くしたいんだ。ボクひとりで仕事をするより、ネメシスはもっと組織立ってこの黒神学園を完全掌握する為に動くべきだ。ナイツと1対1で戦う理由なんてどこにある?容赦してやったり、見逃したり、そんな必要があると思うかい?―――無いんだよ、ボクらはもっと彼女等にも、そして仲間に対しても、効率を考えて動くべきなんだ。だから―――   (2021/4/10 00:13:29)

天魔ルル出来れば裏切って欲しくないし。歯向かってほしくも無い。もっと調和を大事にしたいんだ、本当だよ?―――ただ、ボクがこういう憐れみを掛けるのは、あくまで"仲間である内"の事だ。……尾花すみれは仲間じゃなかった。だから殺しても何も思わなかったし、むしろ清々したよ。―――……ふふ。尾花さんは知り合い?ただの?ボクの勘違い、だって?……キミ、存外可愛い所があるんだね。今にも吐きそうな顔でそんな事言われても、説得力がないし何より――――――――――誰に向かって"ムカつく"だの、"閉じろ"だの抜かしてるんだ?(瞬間、全てが動き出した。耳を鼓膜を脳内を、神経を直にきりきりと鋸で切り刻んでくるかのようなやかましいノイズによる舌戦は幕を閉じ、そうして瞬時に果し合いが開始された。殴りかかってきたクロウマルの拳を、その妖魔は突き出した腕により迎撃する―――否。迎撃、というより。突き出したその片腕の先、掌に現れ、握りしめられているのは一挺の大型な、拳銃だ。かなり不可思議な形をしている―――   (2021/4/10 00:13:45)

天魔ルルグリップは細身だが銃自体はバカでかく、そして木製のグリップカバーが明るい茶色でかなり目を引く。その上で一番特徴的なのは、矢張りその大柄さに似合うよう設けられた銃身下部のカウンターウェイト、だろうか。まるでレーザーサイトモジュールが如く増設されたそれは、しかしそこから光線を放ったりはしない。ただただ、これだけのサイズの銃を射撃するには安定性の為にウェイト<重し>を設ける必要があった、という、それだけの理由でくっついた其れは歪さと同時に威圧感を醸し出しており―――つまるところ。"コイツ"が放つ銃弾の威力がとんでもないからこそ、そんな装備を標準で用意している、という訳であって。―――忍鴉の掌。殴りかかってきた拳にめがけ突きつけられた銃口が、毒々しい灰色の魔力に輝けば。たった一発、しかし肉体内に射撃されてしまったのなら間違いなく、強烈な痛みと魔力の肉体侵食―――それこそ"毒"の様な、効力を齎す大型弾丸が、放たれた。)   (2021/4/10 00:13:56)

天魔ルル―――――何度でも言ってやろう。あのマヌケの死骸はボクの施設<ウチ>で解体されて、じっくり研究中だ。ふざけちゃいない。というか、ふざけてるのはキミだろ……よく考えろ。   (2021/4/10 00:14:08)

天魔ルル―――――――――――――――死んでるのに、何を気遣う必要があるんだ?だって……―――ただの、知り合いの身体、だろ?   (2021/4/10 00:14:20)

天魔ルル(小瓶が割れる。それが合図となったかのように。ゾっとするような殺意の応酬が開始される。それは恐らく、ほんの少し前に拳をぶつけあった"緋色の焔"とはまったく別種の―――冷たく、何の情も感じさせない攻撃。で、あった。)   (2021/4/10 00:14:29)

クロウマルチッ……(硝子瓶は中身が無かったのか液体が溢れた様子もなく、何の匂いもしない。ただあまりにも簡単に割れた……その事に天魔ルルは気付くか──一方拳を突き出した忍はそれを防いだ物を目にし舌打ちし、キリリと奥歯を軋ませる。異様な姿の大型拳銃、その銃口から放たれる弾丸は如何程の威力なのか、仮面に隠れた顔に冷や汗が伝う。一体いつ抜いた、いや出現させたのか見えなかった拳銃の引鉄にルルの指がかかっているのが見える。マズい!慌てて拳を引こうとするが──)あああああっ!!!(耳をつんざく様な轟音、ついで絹とまではいかないが変声前の少年の少し高い声が周囲に響きわたる)……あ、ああぐぅうぅ……痛い…(泣きそうな声を上げてのたうち回る少年。その右の拳が紅に染まっている。指が千切れ飛び、肉が弾け止めどなく真紅の血が流れつづけ、地面と忍び装束に赤黒く染みをつくる)   (2021/4/10 00:46:47)

クロウマルアッ…アアッ…(口の端に泡を溢れさせ、痛みに転げまわる少年の姿には先程までの反抗的な様子は微塵もない。惨めで憐れな……処刑人天魔ルルが処分する対象、組織にとって益をもたらさぬ役立たずの姿であろう)ハッ…ハッ…指が、僕の指……(泣きそうな声をあげ血塗れの右手を左手で抑え、転げる様に地面にはいつくばり、黒い羽根をまとわり付かせたままのルルに背を向け肘と膝で這い回る)   (2021/4/10 00:47:03)

天魔ルル (踏み躙る―――割れたガラス片を、特に注意することも無く。何にも気付かないように、何にも怪しまないように。ただ、歩み寄る為だけに踏みつぶす。ばり、と音が鳴る。―――まるで、彼の者にとっての他者の命、それ其の物を意味するかのように。ルルというこの妖魔にとって、大事な事は目の前の相手が敵か、味方か、ただそれだけだ。敵なら殺すし、味方なら殺さない。AかBか、0か1か。それしか、この妖魔の思考には存在していない。それ以上の情報なんていう物は、思慮に値しないし考慮するだけ無駄なのだ。例えばこれがあの緋焔ならば。拳をブチ砕く、なんていう恐ろしい真似はしなかっただろう。優しくも力強く受け止め、そして無力化を図る様に投げ飛ばし、関節を極めようとでもしてきたに違いない。或いは花の妖魔なら、華麗に舞って花弁が如くそれを避け、くすくすと笑って小馬鹿にしてきただろう。こうまで強烈に、敵意をむき出しにして容赦なく―――何の躊躇もなく、破砕するという選択肢を取る者はそう、いない。それは何故か。―――皆、全力で生きているからだ。   (2021/4/10 01:09:18)

天魔ルル そして、相手もまたそうである事を十二分、理解しているからだ。自分も相手も。人であろうとなかろうと。敵であろうと味方であろうと、或いはそうでなかろうと。生命としてぶつかり合う以上、そこには数多の選択肢が浮かんでしまう。それは思考を搔き乱し、そしてそれが故に悩んだり苦しんだりもして、けどだからこそ、嬉しかったり幸せだったりする―――ワケで。だが、コイツには。そんな何かは無い。敵。攻撃。撃滅。―――蹂躙。それだけ。あるのは、それだけ。唯一律儀なのは、"完全に敵だ"と理解するまで攻撃を控えていたところ、か。―――まるでAI。コイツには、心の機微が、微塵もない。踏まれる硝子も人の命も、すべてが等しく無価値だ。―――だって、敵だもの。そう言いたげな表情で、彼の妖魔はADAMと彫刻の彫られたその銃を下ろした。)―――甲高い声で鳴くんだねぇ。ていう事は、背丈も含めて中等部でも、一年生てところかな。いや、まあどうでも良いんだけれど。声変わり前の少年、って感じの声だったから、ついね。けどなんだろ―――この羽、とっとと取ってくれないかな。キミに言ってるんだ、野良鴉。さもなきゃ……次は指じゃ済まさないよ?   (2021/4/10 01:09:58)

天魔ルル(ドン、という炸裂音。魔力によって生成された火薬もどきが爆発して、再びの銃撃に銃口が跳ね上がる。ブローバックしたスライドが、オートメイションで次弾の装填と、空薬莢の排莢を済ませる。続けざまにもう、一撃。一撃。一撃。一撃、一撃、一撃――――跳ね上がる。跳ね上がる。銃口が跳ねて弾丸が吐き出される度、クロウマルの周囲めがけ魔力弾がばら撒かれる。それはクロウマル本体に充てる事より、付近のコンクリートを穴ぼこだらけにするよう穿ち、砕き、貫いて。狙いも減ったくれもなく、ただばら撒くだけ。当たらなくていいのだ。この銃声と、着弾時の衝撃と。―――当たったら大変なことになる、という記憶だけあれば。それで十分な威圧になる。)   (2021/4/10 01:10:11)

天魔ルル……………………ま。なんだろうな……どうでも良いんだけどさ、キミ一人始末したところで上層部は何も思わないだろうし。それはそれで、って感じなんだけれど―――……捨てるにはちょっと惜しい能力だし。あ、そうだ。キミも尾花すみれ同様、身体を弄繰り回してあげようか?そうだね、それが良い―――生まれ変わらせてあげるよ、言う事をちゃんと聞いてボクの命令になんでも従う、そういうシャドーネメシスに、さ。ホラ、そしたらもっと強くなれるかも。良い提案だと思うけど―――どうする?このまま、"自動拳銃でロシアンルーレット"を、続ける?いいよ?それでも。ボク、魔力切れとかそういう概念、ないし――――何時間でも遊んでやるよ。   (2021/4/10 01:10:18)

クロウマル(銃声が響き、大型の弾丸が地面を抉る。悲鳴を上げる少年を見下ろしつまらなそうに銃口を向ける天魔ルル。その背後から)……楽しんだか?(嘲る様な囁き。普段ならばもっと明るいが今は冷たい声色、そしてその喉元に刃が当てられ目の前の景色が歪み、銃弾の抉った地面に蹲る少年の姿がきえ、ルルの背後に太刀を手にした少年の姿)弄くりまわす?やめろよ変態(柄を握る右手には五指全て揃ってるどころか血の一滴も流れていない五体満足のクロウマルの姿。これは一体どういう事か──)   (2021/4/10 01:36:26)

クロウマル(賢明なる読者諸氏は覚えているだろうか、クロウマルが落として割った小瓶を。あの中には何も入っていなかった──いや、入っていたのだ無味無臭のすぐに帰化する薬品が。それ単体では効果は無いが、ある物と反応する事で高い幻覚を見せるのだ。そのある物とは今もルルの周囲にまとわりついてる黒い羽根がそれである。慌てて落としたと思わせ、わざと割ったのである事も説明しておこう)何時間も遊んでられるか(首にあてた刃を引く。クロウマルの持つ太刀は命を奪わず魔力の流れを断ち、狂わせる斬魔の太刀。だが膨大過ぎるルルの魔力に影響を与える事が出来るか──)   (2021/4/10 01:36:43)

天魔ルル (哀れな物だ―――こうやって相手をするのも億劫なくらいに。この程度の相手であれば、処刑なんて単語を使うまでも無い。"処理"で十分だ。どうやらシャドーネメシスの正式な構成員、という感じでもないし、なんなら妖魔でもない。あくまで人間、しかし魔力をその身に宿している―――どういう理屈か分からない。だが、研究材料としては適している。それに、この羽の力。恐らくだが、感覚器官を狙い撃ちにした催淫効果を持つ呪い、だろう。だが驚異的なのはその理屈。どういう原理で、どういう仕組みで発動したのかがルルには見抜けなかった。気が付いた時には身体を旋回しており、そしてどうやら取ることも出来ないらしい。―――相手に確実に付与可能なデバフ。なかなか便利な能力だ。インスタントな"人間の妖魔化"という観点からも、そして"回避困難な呪縛攻撃"を持って居る点からも―――有用。適当に痛めつけて、身体を差し出して貰おう。殺した瞬間に能力が失われる可能性もある―――それこそ、あの花の妖魔の様に。そう、そういう意味でもこれは処理、だ。また一つネメシスの役に立てる―――そう、考えていた。   (2021/4/10 02:11:29)

天魔ルル圧倒的な優位。絶対的な力。そこから齎される余裕が―――その一撃を浴びる隙を、誘発した。) ……―――――――ッ!?……………な、に――――――――――ッ!?………………――――――――――――――――う、ぐゥッ……!?(バカな。背後。聞こえる。声。あり得ない。目の前に居る筈。倒れている筈。情けなく声を上げている筈。だとすれば―――、幻覚。この羽の効果が牙をむいたのか。瞬時に現れたクロウマルは、それこそ居もしない相手をめがけ銃弾を放ち続けるこの妖魔を、手玉に取って嘲り、そして悠々とその背後を取りあまつさえ―――刃を押し当てる事に成功する、だろう。いや、それだけではない。刀が引かれれば確かに肉体を裂かずとも、間違いなく魔力の流れを一部、断ち切る事に成功し。その身に宿す魔力があまりに膨大であるが故、それは大きなダメージにこそならないが確実に。確実に。ルルという妖魔を傷つけ、そして―――膝を、着かせる。だろう。)―――ッ、が………………ッ!?……ま、ぼろ………し――――――ッ!!……!!   (2021/4/10 02:11:43)

天魔ルル (ガクリ。膝を着く。背中を無様に晒したまま。その首筋を片手で抑え、確かにその強大な怪物は隙を見せた。―――決められるか。大きなチャンスだ。仕留められるか、巡ってきた好機だ。少なくとも今、この妖魔は持って居た銃を取りこぼすほど痛みを感じており――――――――――――――――――)   (2021/4/10 02:11:54)

天魔ルル    (2021/4/10 02:11:59)

天魔ルル「―――――――目覚めよ、聖なる力。」   (2021/4/10 02:12:17)

天魔ルル「…………ナイト・ライズ<騎士覚醒>。」   (2021/4/10 02:12:24)

天魔ルル (その、刹那。化け物が膝を着いた、と同時の事。クロウマルに降りかかるのはチャンスだけではない。より深い怒りを呼び起こすそれはまさに、絶望と―――虚無。放たれるのは、理屈抜きの殺意と恐怖。全くの無情、全くの空虚が、それ自体が声を持ってしまったかのような、そんな"虚ろ"な掛け声と―――そして矢継ぎ早に放たれる、強烈な速度の"貫手"。いや、だがこれは人の手ではない。むしろ何かしら別の生命体の、尖っていて、棘があって、ぬめりとしていて、だがしかし美しくも毒々しい色で彩られた極彩色の―――触手。先端がおどろおどろしい程の鋭利さを誇ってこそはいる物の、しかし間違いなくそれは―――"植物の触手"によく似た何か、であって。そう、植物の―――花の――――――美しい、香りがまた。ふわり、その背後からクロウマルに向けて漂ってくる。触手が伸びている方向を辿れば、それが何かは一目瞭然だ。―――そこに、騎士が居た。)   (2021/4/10 02:12:34)

天魔ルル「――――"猛毒"のフェアリーナイツ………………―――――フェアリー・ヴェノム。――――――顕現……。」   (2021/4/10 02:12:46)

天魔ルル (優しくも強く。美しくも恐ろしく。可憐だが過激に。その香りは、"さっきと同じ"香りを鴉へと届けるだろう。見慣れた茶髪はくすんだ土色に。纏う装具は紫色の、さながらアコナイト<トリカブト>が如く輝いて。胸元に光るのは、大きな十字架の変身アイテム―――そして、肩甲骨の辺りから一対ずつ、脇の下を通って伸びる触手は、あまりに強烈な勢いでクロウマルを捉え、或いは貫き、攻撃と捕縛を同時に行おうとしてくるだろう。首元と胴体、それぞれ一本ずつ。この、容赦のなさと二段構えの攻撃―――どれほど別の姿をしていても、もう隠しようがない。笑顔が消え、あの"悪戯っぽい言葉"の数々は無くとも。それが誰なのかは、一目瞭然だろう。ただし―――それはあの花の妖魔と違い。全身から毒々しい紫のオーラを撒き散らしている―――魔力だ。だが、クロウマル程の毒物使いなら分かるだろう。近づけば恐らく、身を蝕まれる。あれは――――強烈な毒の魔力を撒いているのだ、と。……全ての生命を、奪う様に。)   (2021/4/10 02:13:18)

2021年04月07日 01時40分 ~ 2021年04月10日 02時13分 の過去ログ
学園戦士☆フェアリーナイツ
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について | 広告掲載募集

(C)2009-2024 チャット ルブル <info@chat.luvul.net>