「A_ワンシーンの心情《主視点-置イメ限定》」の過去ログ
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2017年07月07日 11時24分 ~ 2021年09月12日 21時56分 の過去ログ
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秀人 | > | 彼女にそんな趣味が有るなどと、確信していたわけでは無い。それでも今の姿を見れば少なからずそんな願望があるのでは?とでも思ったのだろうか、或いは単に自身の欲望を満たすだけだったのかも知れない。思いがけない提案に目を見張り、それでも拒否する素振りも見せない美鶯。時折、挿し入れたままになっている欲望で自身の中を刺激されては抗う事など出来なかった。頷くように俯いた姿に、見せ付けるようにネクタイを緩め、組まれたままの美鶯の両腕に巻きつけた。両手の自由を奪われた事で灯り始めた美鶯の被虐心。これまで経験した事のない行為に感じた事のない感情が湧きあがっていた。 (2017/7/7 11:24:37) |
秀人 | > | 既にスカート一枚の姿になっていた美鶯。縛り終えた手でホックだけを外すと、未だ滾ったままの欲望で一突き。縛られた事で身も心も奪われてしまったのだと思い知らされた美鶯に取ってはそんな刺激はこれまで以上に甘美な物でしかなく、再び高みに押し上げられる快感に酔いしれていた。 (2017/7/7 11:30:54) |
秀人 | > | そんな姿を満足気に見下ろしながら、歓喜の声を上げた美鶯の中から自身の欲望を引き抜く。再び快楽を感じ始めた美鶯にとって、そんな行為は寂しさを感じさせるものでしか無い事を承知の上で。戸惑いと寂しさとの入り混じる視線で見つめる美鶯。『何故…』と、問い掛ける言葉を遮るように手を伸ばし、一まとめに括った美鶯の両手を握ると、身を沈めていたソファーから引き起こした。辛うじて腰に纏わりついていたスカートが足元に滑り落ちる。西陽に照らされた裸体を見つめたまま、『来いよ…あの扉の奥に何が有るのかは知っているだろう?』視線の先で閉ざされたままの一枚の扉。その奥に置かれた仮眠用のベッドを思い浮かばせると『奥でお祝いしよう。美鶯の新たな一歩を…』一歩と言う言葉が何を意味するものなのか、もう判っているだろう?とでも言わんばかりに (2017/7/7 11:44:32) |
秀人 | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆** (2017/7/7 11:44:52) |
おしらせ | > | 秀人さんが退室しました。 (2017/7/7 11:45:05) |
おしらせ | > | 梨奈さんが入室しました♪ (2017/9/3 10:19:14) |
梨奈 | > | ■033 抱擁/女性視点・梨奈 ■ (2017/9/3 10:19:25) |
梨奈 | > | (息が……できな……い) (2017/9/3 10:19:47) |
梨奈 | > | 胸が締め付けられるような感覚。思わず上着の襟ぐり辺りを握りしめ、そのまま胸を押さえた。でも変わらない。胸は苦しいまま。今見た光景が瞼に焼き付いたかのようで目を閉じても浮かんでくる。それは自分にとって思ってもみないものだった。 (2017/9/3 10:20:02) |
梨奈 | > | 普段通ることのない通路の先にある奥の部屋。気晴らしにちょっとした冒険心で足を向けた。部屋に入るつもりもなくすぐに引き返すつもりだった。通路の奥まで進む途中で、ふと窓から見える外の景色がいつもとは違う並木道の角度にしばらく心を奪われた。 (2017/9/3 10:20:17) |
梨奈 | > | そして好奇心が満たされた私は、踵を返そうとする中でふと目の端に何かが動いたような気がして動きを止め、視線を彷徨わせる。 (2017/9/3 10:20:42) |
梨奈 | > | そして見てしまった。部屋の中で抱き合ってる二人。最初は誰か分からなかった。でも身に纏う雰囲気、見慣れた背格好、そして見覚えのある服装。そんなはずはないってすぐに否定したい気持ちと見間違えるはずのないと確信する気持ちが葛藤する。 (2017/9/3 10:20:56) |
梨奈 | > | 抱き合っていた二人はじきに離れ、熱心に何かを話してるようだ。まさか私が見てるなんて夢にも思ってないだろう。息が詰まり震えだしそうな身体を堪えつつ、一刻も早くその場から逃げたくて走り出していた。 (2017/9/3 10:21:08) |
梨奈 | > | 気付けば、いつも親友との待ち合わせに使っているノウゼンカズラが巻き付くハナズオウの木の下に居た。そしてへたり込む。紺色のスカートが綺麗な円を描くように広がった。そんな光景を無関心に見ながら、何も考えられないでいた。 (2017/9/3 10:21:46) |
梨奈 | > | どれだけ経ったのか……放心状態の中、ふと背後から自分の名前を呼ばれた気がした。思考停止のまま無意識に反応し、声の主を探してしまう。そして目に映った人をぼんやり眺める。急速に頭が冷えていく。震える手で痛みの走る胸を押さえた……。 (2017/9/3 10:35:49) |
梨奈 | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆** (2017/9/3 10:36:02) |
おしらせ | > | 梨奈さんが退室しました。 (2017/9/3 10:36:04) |
おしらせ | > | 菜乃花さんが入室しました♪ (2017/11/21 12:25:04) |
菜乃花 | > | ■034・ハロウィンの夜/女性視点・菜乃花■ (2017/11/21 12:25:28) |
菜乃花 | > | ね…挿れて、お願い…。。。(パフスリーブの黒のミニワンピは胸元がはだけ、ショーツは脱がされ、横になっている彼の上に四つん這いーーそんな乱れた魔女の姿で彼に涙目の悩ましげな表情で見つめておねだりしてるハロウィンの夜ーー。) (2017/11/21 12:25:56) |
菜乃花 | > | トリックオアトリート♪(遡ること数時間前。彼の部屋の前、ハロウィンのお馴染みの言葉と共にドアをノック。猫耳に、胸元は編み上げリボンの黒のミニワンピと、一応魔女の姿にて。ハロウィンの日の今宵、寮では、仮装してる子が部屋を回っているから紛れちゃえばよいんだけど。それでも恥ずかしいから、と、人目を避けて、夜の少し遅い時間、こそこそ廊下を人のいないことを確認しながら移動してやってきてのこと。…ノックのあとしばらくお返事のないお部屋の前に佇み、いない…?と、ダメ元でドアノブを回せば、ガチャと、小さく音を響かせながらドアが開いて。)わ…開いちゃった…。(入っていいものか悩んでいれば、廊下の向こうから聞こえる人の声に、思わず身を隠すように部屋に入りドアを閉める。…はぁ、びっくりしたぁ。と、ドアにペタんと背中をつけてドキドキする胸を押さえた。いつもより大きく開いた胸元を見れば…ちょっと大胆だったかな…なんて。。。今さら呑気に思ってる場合ではなく。勝手に入っちゃったけど、、、彼は…?いないのかなぁ、、なんて、そっと玄関から続く廊下を歩いて、薄暗いお部屋を覗けば、聞こえてくる静かなお部屋からの小さな寝息。) (2017/11/21 12:26:16) |
菜乃花 | > | んぅ…寝ちゃってるんだぁ…。(時間、遅くなっちゃったしなぁ、なんて思いながらも、せっかく魔女の姿で来たのに、と、ちょっとがっくり。見てもらいたかったのになんて、拗ねるのは自己中なのは分かってるけれど。…そっとベッドに近づいて、起きないかなぁ…なんて、寝てる彼のほっぺたを指でツンツン。)… 起きてくれないと…いたずらしちゃうよぉ…?(いたずらな笑みを溢しながら冗談っぽくそんなことを口にして。でも無防備にすやすやと眠る彼を見てれば、ほんとにいたずらしたくなってくる衝動にかられちゃう。いつも主導権は彼だけど…魔女に変身した今日はちょっと大胆になってみちゃおうか。なんて、すやすやと眠る彼にそっと顔を近付けていく…) (2017/11/21 12:26:38) |
菜乃花 | > | …ん…ちゅ…っ。(恐る恐る触れるだけのキス…から、少しずつ、彼の唇を何度も何度も、自身の唇でくわえるように求めていき。舌先を出してちろちろ舐めては、時々漏れてしまう熱い吐息。悪戯心に火がついて、キスをしながら、編み上げのリボンを引っ張りリボンをほどくと、胸元がはだけていく。) …ねぇ、起きてよぉ…?(眉尻を下げた表情で、目を閉じたままの彼を見つめながら甘い声を出し。黒のパフスリーブから延びる白い腕は彼のズボンの方へと伸びて…彼のをズボンの上からゆっくり擦りはじめる。) (2017/11/21 12:26:59) |
菜乃花 | > | もっともっと…いたずらしちゃうよぉ…?(触ってたら少し反応してきた彼のもの。ズボンとパンツを同時に手をかければ、それを下ろして。ひざまずき、はだけた胸を太ももに押し付ける格好で、彼の少し硬くなったものを口にくわえる。どんどん、大きく硬くなる彼のもので口をいっぱいにさせれば、んっ、と時折声を小さく漏らし、じゅぷ…んっ…と、音をたてながら口から出し入れをして。彼の先端から溢れる液と、自身の唾液が混ざりあい、ぬるぬるになった彼の肉棒を、手でゆっくり擦るようにしごけば、くちくちと卑猥な水音が小さく部屋に響いて…彼の口から小さく声が漏れ始める。) (2017/11/21 12:27:15) |
菜乃花 | > | …んぅ…欲しくなっちゃうよぉ…(…菜乃花のに…もう挿れちゃおうかな…なんてすぐに欲しくなってそんなこと思っちゃうけれど。手でぬるぬるの液体が絡み付いた彼のを上下させながら彼を見つめれば、彼が眉を寄せた悩ましい表情をさせて。起きちゃう…?と期待をしながら、彼のを再びくわえてー。…目を覚ました彼に、私はいたずらな笑顔を浮かべながら焦らしちゃお、なんて思い付いて。ー挿れたい、菜乃花がほしい、いつもおねだりしちゃうの菜乃花だから、今日は言わせちゃいたい、なんて芽生えたいたずら心。しかし、この後、すぐに立場は逆転し、菜乃花が主導権握るのは束の間のこととなり。そして、先の冒頭へと続くのでした───〆) (2017/11/21 12:27:36) |
菜乃花 | > | 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・. (2017/11/21 12:27:48) |
おしらせ | > | 菜乃花さんが退室しました。 (2017/11/21 12:27:57) |
おしらせ | > | みおさんが入室しました♪ (2018/2/12 17:22:07) |
みお | > | ■035・バレンタインデーの夜/女性視点・山内みお■ (2018/2/12 17:23:03) |
みお | > | すっかり日も落ちた二月の星空の下、仕事を終え一人家に向かって歩いていた。バレンタインデーだというのに、意中の人にはチョコレートを準備する勇気も出せず。手作りの友チョコと義理チョコをばらまいただけの1日を振り返り小さく溜息をついた。 (2018/2/12 17:24:18) |
みお | > | 「あれっ、山内さん?・・・・・」ふいに声をかけられ振り返ると、そこには9月に隣の部署に異動してきた石川さんがいた。「家こっちの方なの?」優しい笑顔で微笑み、私の隣に並び歩きはじめる。 (2018/2/12 17:24:38) |
みお | > | 歳は40代半ばくらい?の課長さんで、仕事以外のお話ししたことはない。いつも短く切りそろえた髪をワックスで後ろに撫でつけ、体にあったスーツを着て、丁寧で穏やかな物腰は、清潔感に溢れとても素敵で。。。ろくに話したこともないのに、どうしても気になってしまう人。そう、今日チョコレートを準備することすら出来なかった憧れの人。 (2018/2/12 17:26:58) |
みお | > | (わわっ…///。)突然のことに驚きながらも、動揺を隠すように当たり障りのない挨拶を交わして並んで歩く。石川さんは独身で私の一人暮らしの家からそう遠くないところに住んでいるらしい。近くのスーパーの話、職場の人間模様の話、大爆笑するようなネタがあるわけでもないのに、なぜか楽しくて、心地がいい。 (2018/2/12 17:27:32) |
みお | > | 気が付くと歩調は、私のペースに合わせてゆっくりになっていた。次の角で石川さんは右へ、私はまっすぐ。(明日も会えるけど、二人でこんな時間を過ごせるのは最初で最後かも。)そんなことを考えているうちに、曲がり角についてしまう。立ち止まろうとペースを落としたけれど、石川さんは止まる様子もなく私の家の方に進む。 (2018/2/12 17:27:54) |
みお | > | 「あれっ?石川さんのおうちって…」「ぁぁ、遅いしこの道は人気が無いから送るよ。」何の照れもなく、もちろん下心だって欠けらも感じないいつも通りの穏やかな声。(石川さんにとっては私なんて子供なんだろうな...私はこんなにドキドキしてるのに///。)そう心の中で悪態をついてしまうほどに石川さんは余裕のある落ち着いた声で、そうするのが当然のことのように振舞う。 (2018/2/12 17:29:21) |
みお | > | (申し出はとっても嬉しいけど遠慮しなきゃ。)「毎日のことで慣れてるので、大丈夫です。ありがとうございます///」石川さんは私が警戒していると勘違いしたのか「あぁ、そうだね。家の前までは来られたくないよね。。。」と自身の後頭部を撫でながら照れ笑いをした。(違うのっ///そういうことじゃなくて。)「あっ。あの。。。やっぱりお言葉に甘えてもいいですか?///////」結局送ってもらうことに。 (2018/2/12 17:31:06) |
みお | > | (石川さんと少しでも長く歩きたいな…。)そんな気持ちが歩幅を狭める。石川さんも自然に歩調を合わせてくれる。石川さんの話を聞きながら、コートの袖から出た指先で口を覆って、ハァと息を吹きかける。指先が冷たいのもあるけれど、ドキドキして息苦しいのと、なんだか熱く感じる頬を隠したい思いもあった。(もっと街灯暗くていいのに…。) (2018/2/12 17:31:29) |
みお | > | 「山内さん、手袋してないの?」石川さんが私の指先を見る。「…今日手袋忘れちゃって///。ほら、氷みたいです…」照れ笑いしながら手を石川さんの前に出す。(…あっ///、なんか触って下さいって言ってるみたいになっちゃった。早くひっこめなきゃ。)慌てて手を引こうとしたその時、石川さんの腕が伸び、私の指全体を横から包み込むように握った。 (2018/2/12 17:31:46) |
みお | > | 「あぁ、本当だ冷たいね…俺も手袋してないけど、それより冷たいな。」私の手を握ったまま、まじまじと私の手を見る。(ひゃぁ…///石川さんの手おっきいし温かい///心臓破裂しそう。)その後、手は何事もなかったようにさらりと放されたけど、私の心拍は上がったままだった。 (2018/2/12 17:32:38) |
みお | > | 程なくしてマンションの前に着いてしまう。「じゃ、また明日。」そう言って背中を向ける石川さんに慌てて声をかけた。「あの。。。今日、バレンタインデーで友チョコ沢山作りすぎちゃって。その。。。もし迷惑じゃなければ、温かい飲み物でも。。。///////」モジモジと切り出すと、石川さんは少し驚いた表情をしたが、いつもの優しい笑顔に戻って。「じゃぁ、頂いていこうかな。」と家に寄ってくれることに。 (2018/2/12 17:34:06) |
みお | > | ―― 翌朝。「起きた?」レースカーテン越しに差し込む柔らかな光の中、目を覚ますといつもと変わらない、ううん、いつもよりとびきり甘い石川さんの眼差しが。。。突然、前触れもなく訪れたチョコレートナイトは甘くて、ほろ苦い大人な恋のはじまりになったのでした。。。おしまい♡ (2018/2/12 17:37:05) |
みお | > | 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・. (2018/2/12 17:37:34) |
おしらせ | > | みおさんが退室しました。 (2018/2/12 17:37:41) |
おしらせ | > | カナさんが入室しました♪ (2018/3/18 21:01:01) |
カナ | > | ■036・異臭を放つ男達の肉棒の虜になって・・■ (2018/3/18 21:02:35) |
カナ | > | ■女性目線/カナ■ (2018/3/18 21:04:22) |
カナ | > | わたしは4月から社会人になる24才の学生です。もうすぐ卒業式を控えてますが前祝いヨロシク女友達と居酒屋でワイワイやってました。 (2018/3/18 21:09:37) |
カナ | > | 二次会はカラオケで散々盛り上がってちょっと飲み過ぎてしまいやっとの思いで終電に飛び乗り家のある最寄り駅に着いたまではよかったんですが……グデングデンに酔っぱらってしまったわたしは不用心にも近所の公園の水飲み場で水を飲み隣のベンチに腰掛けてうたた寝をしてしまったんです。 (2018/3/18 21:21:30) |
カナ | > | 「・・いい乳してるな・・お尻も柔らかくて・・へへへっ・・」わたしは夢を見てると思ってました。ガラの悪い数人の男達に服を脱がされ身体中を弄くり廻されているのです。(しまった。わたし寝ちゃったんだ・) (2018/3/18 21:29:34) |
カナ | > | わたしは人の気配を感じ目を覚ましました。そして意識を取り戻した瞬間、一気に眠気は吹っ飛んでしまいました。 (2018/3/18 21:32:26) |
カナ | > | 眠りから醒めたわたしの前には信じられない状況が待ちかまえていたのです。横向きになって寝ていたわたしの前に毛むくじゃらで異臭を放つ公園に住んでいるホームレスが3人しゃがみこみわたしを見てるじゃないですか、「ひっひっひっ」と不気味な唸り声と舌なめずりまでしています。 (2018/3/18 21:40:52) |
カナ | > | 怖くなったわたし叫び声を出そうとしました。でも声が出ないし身体も動かないんです。 (2018/3/18 21:43:39) |
カナ | > | (ちょっとブレイクです。) (2018/3/18 21:44:47) |
おしらせ | > | カナさんが退室しました。 (2018/3/18 21:44:51) |
おしらせ | > | カナさんが入室しました♪ (2018/3/21 10:34:33) |
カナ | > | 無防備なわたしに襲いかかるその強烈な悪臭に吐きそうになりながら必死に抵抗しましたが、男3人には勝てるはずもなくあっさり押さえつけられました。わたしの見に起きている出来事は夢ではありません髪も髭も伸び放題にして全身から悪臭を放つ男達に襲われているのです。 (2018/3/21 10:52:18) |
カナ | > | や……やめてください でも服を剥ぎ取られてブラとショーツだけというあられもない姿にされました。状況を認識したわたしは恐怖にうち震えるしかありませんでした。「・・・・うっうっうっ・・・・うっうっうっ・・・・」わたしは声にならない呻き声をあげ大粒の涙を流して泣きじゃくりました。そして助けを乞いました。 (2018/3/21 11:01:05) |
カナ | > | 「あうあうあうぅうぅ・・・・助けてください」 (2018/3/21 11:02:22) |
カナ | > | しかしそんなわたしのそんな姿に哀れむ様子もみせません。「生身の女なんて何年ぶりやろもう我慢出来な」 (2018/3/21 11:05:59) |
カナ | > | 「よしやっちまおうぜ よっしゃ下着も剥ぎ取ってしまえ」 (2018/3/21 11:08:02) |
カナ | > | 男達は当然の事であるようにわたしの身体にのしかかりブラとショーツを荒々しく引きちぎりました。彼らは生身の女に飢えていたのです。 (2018/3/21 11:12:21) |
カナ | > | 「へへへへっ、たまらんなぁくんくんくんっちょっと酒臭いけどいい匂いしてるな本物の若い女柔肌の匂いは格別だぜ!ほらっ気持ちいのか?オッパイも柔らかくて揉み心地バツグンだぜ!(あうっ、あうっ、あうぅ)」 (2018/3/21 11:20:12) |
カナ | > | (すいません。背後なんで中断します。) (2018/3/21 11:22:00) |
おしらせ | > | カナさんが退室しました。 (2018/3/21 11:22:05) |
おしらせ | > | 直幸さんが入室しました♪ (2018/4/27 20:09:57) |
直幸 | > | ■037・拘束されて.../女性視点・佳奈■ (2018/4/27 20:10:06) |
直幸 | > | その日は、いつもと違う感覚に私の体は熱く火照っていた。 彼の指先が体中を動き回る...その動きを頭の中で思い浮かべるだけで、しっとりと濡れていくのが分かる。「佳奈、もう感じているのかい?」耳元でそう囁く彼の声だけでも、私の体は敏感に反応してしまう。「だって...こんな状態じゃぁ...」「佳奈がして欲しいって言ったんだよ?」今の状態...それは、全裸のまま目隠しをされ、椅子に座ったまま両手を後ろで縛られ、私の足は椅子の脚につながれている。「恥ずかしいよ...」 私は今の姿を想像しただけで、体の奥から沸々と沸き起こる感情。(こんな淫らな姿をあなたに見られてるだけで...おかしくなりそう...)言葉とは裏腹に、彼に懇願するように溢れ出る愛液。「恥ずかしい割には、すっかり濡れてるじゃないか...」彼の声が耳元で聞こえ、零れる吐息が敏感な私の体に触れると、思わず体を震わせてしまう。 (2018/4/27 20:10:43) |
直幸 | > | (意地悪...早く触って欲しいのに...こんなの...)そう思ってもなかなか言葉に出せない私は、ただただ体を小刻みに動かす事しかできない。「そう慌てないで...時間はたっぷりあるからね」彼の両手が私の肩に乗り、マッサージをするように優しく、首筋と肩を何度も往復する。やがてその手は胸の膨らみへと進み、外側から内側へ向けて彼の暖かな手が、私の胸を包み込んでいく。「はぁ...」安堵の溜息が私の口から零れると、彼の指先はすでに大きくなった乳首へと進む。人差し指が乳首の先端を転がすように撫で、親指と一緒に摘んだり、左右に動かし乳首を擦ったり...「あっ...気持ちいい...」(もっと...)私は彼の指を求めるように胸を突き出していた。 (2018/4/27 20:11:06) |
直幸 | > | 「可愛い乳首...今度は口で味見させてもらおうかな...」彼が背後から正面へと移動すると、開いた私の脚の間に座り、胸を持ち上げるように両手で揉み始め、濡れた唇が私の乳首を包み込まれていく。「んっ...はぁぁ...」唇の中に包み込まれた私の乳首は、彼のざらざらとした舌の優しい愛撫に更に固さを増していった。上下左右にゆっくりと...やがて彼の唾液でヌルヌルとなった乳首が、口の中で滑らかに転がされていく。目隠しをされ、視界を奪われた私の体は、より一層鋭く研ぎ澄まされ、彼の愛撫がいつも以上に優しく、そして卑猥な感じへとさせていく。 (2018/4/27 20:11:30) |
直幸 | > | 既に椅子は私の愛液で濡れ、椅子に固定された両足を何度も上下に動かそうともがきながら、彼の愛撫に酔いしれていく。「そろそろ下も触ってあげないとね」私の心を読み取るように、彼の手が胸を離れてゆっくりと下へと伸びていく。「くちゅっ」彼の指が私の秘部に触れた瞬間、鈍く卑猥な音が、私の耳に飛び込んできた。「目隠しされて、椅子に拘束されていたからかな?いつも以上に濡れてるじゃない。」彼の言葉に私は反論できず、更に愛液を溢れ出させる。「言葉にも反応して...いやらしい子...」彼の指がゆっくりと上下に動き出し、愛液を指に絡ませていく。 (2018/4/27 20:11:54) |
直幸 | > | 「ほら、こうして撫でているだけでどんどん溢れてくるよ。」二本の指が柔らかく熱い秘部を何度も行き来し、時折、指を広げて私のヒダを押し広げる。「そろそろクリも弄ってあげようかな?」ヒダを押し広げ、指が愛液を掻き分けるようにクリを求めて動き回る。やがて、ぷっくらと膨らんだクリに指先が辿り着くと、私の体を電流が駆け抜ける「...!!」言葉にならないほどの刺激が突き抜け、自然と腰が椅子から浮き上がる。(なに?...私...こんなに敏感だった?)自分でも驚くほど...今まで味わったことの無い感覚に戸惑いながらも、体は更なる刺激を求めていた。 (2018/4/27 20:12:21) |
直幸 | > | 「もっと...触って...気持ちよく...して...」無意識に言葉が溢れ、彼の愛撫を求めるように、浮かせた腰をクリに触れた指に押し付けていた。「いつも以上に感じてるようだね。目隠しと拘束でこんなに感じるんだ...じゃあ...」彼の指が、それまでのゆったりとした動きから速度を上げ、二本の指で左右にクリを激しく刺激し始める。「あぁぁぁ...そんなに激しくしたら...」「激しくしたらどうなるんだ?」「すぐ...逝っちゃう...だめ...」私の言葉に、彼の指の動きが止まる。「じゃあ、やめようか?」突き抜ける快感が突然止み、私は息を切らしながらも「いや...やめないで!」すぐにでもイキそうな状態での“おあずけ”に、私は思わず叫んでいた。 (2018/4/27 20:12:41) |
直幸 | > | 「最初から素直に言えばいいのに...」再び、クリを刺激し始める指に、体は再び反応し体を仰け反らせる。「いいっ...気持ちいいよ...逝きそう...もっと...」ビクビクと震えながら、彼の指に酔いしれる。「逝くっ...逝っちゃう...イクぅぅ...」大きな叫び声と同時に、私の頭は真っ白になり、全身の力が一気に抜ける。「はぁはぁはぁ...」肩を揺らしながら呼吸を整える私に、「本当にいやらしい子だね、佳奈は。拘束されて目隠しまでされてるのに、指だけで逝っちゃうなんて...」耳元でそう囁かれると、「でも、こんなもんじゃないだろ?」逝ったばかりの体を撫でながら「もっと気持ちよくさせてあげるからね」そう言うと、脚を縛っていた紐を外してM字開脚させられると、「ほら、これが欲しかったんだろ?」私の膣内に固く熱いモノが、肉ヒダを掻き分けるように入ってきた。 (2018/4/27 20:13:00) |
直幸 | > | 「あぁぁぁん...」私は絶叫と喜びの入り混じった声を上げながら、彼のモノを受け入れる。「すごい...私の中に...入ってくる...」そう言いながら、私は膣内で彼のモノを強く締め付ける。「そう...嬉しそうに、僕のモノを締め付けて...佳奈...いやらしいよ...」私の体を突き抜けるように、彼は奥深くまで押し込んでくる。「はぁ...ん...奥まで届いて...指より...気持ちいい...」だらしなく半開きにした口から舌を出し唇を舐める。「動くぞ?」彼の言葉に軽く頷き、ゆっくりと膣内から抜き出されるモノを頭の中で想像する。(ヌチャッ)と、卑猥な音を立てながら引き抜かれ、全てが膣内から抜けれる前に、再び押し込まれる。 (2018/4/27 20:13:20) |
直幸 | > | 「はぁっ...んっ...」彼のモノを下の口が味わうように柔らかな肉ヒダが吸い付いていく。徐々にその動きが早くなり、何度も奥を突かれる度に、私の体温が上昇していくのが分かる。「お願い...乳首も...クリも...一緒に...」更なる快感を求めるように、私は彼に懇願する。「入れられながら、弄って欲しいのか?」彼は私の要望に応えるように、乳首を摘みクリを左右に擦り始める。「これがいいのか?」「いいっ...そのまま奥まで突いて...もっと激しく...」私は我を忘れたように、今、この瞬間の快楽に溺れていく。「そろそろ、僕も逝かせてもらおうかな...」その言葉と同時に今まで以上に激しく、私の体を突き上げる。彼のモノは、最初に比べ大きく膨らみ、限界が近いのを感じていた。 (2018/4/27 20:13:44) |
直幸 | > | 「私ばっかり気持ちよくなってごめんなさい。私の中で...逝って...全部受け止めるから...」彼は目隠しを外し、私の体を強く抱きしめながら舌を絡ませてくる。私も彼の舌を求めるように激しく絡め、絶頂へと向かっていく。「佳奈...逝くぞ...逝くっ...」彼のその言葉に呼応するように、私は両足を彼の腰にまわし自らの体へと引き寄せる。「私も...気持ちいい...逝くっ...」膣内でドクドクと溢れ出す液体を受け止めながら、私の体はビクビクと小刻みに震わせた。「はぁはぁ...気持ちよかった...」二人は一つに繋がったまま、余韻に浸るようにお互いの体温が下がるまで抱きしめ合い、唇を重ねた。「可愛かったよ。佳奈...」彼のその言葉で、私の体は再び熱を帯びていった。【終】 (2018/4/27 20:14:05) |
直幸 | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆** (2018/4/27 20:14:27) |
おしらせ | > | 直幸さんが退室しました。 (2018/4/27 20:14:46) |
おしらせ | > | トキオさんが入室しました♪ (2018/5/16 20:39:00) |
トキオ | > | ■038 待ち合わせの場所で/男性視点・トキオ■ (2018/5/16 20:39:18) |
トキオ | > | 駅の改札にある大きな時計が、11時を過ぎようとしている。僕は街へと流れ出てくる人たちの中から、彼女の姿を探していた。 (2018/5/16 20:39:32) |
トキオ | > | (今日は珍しいな…)デートの時はいつも早めに来る彼女が、待ち合わせの時間になっても姿を表さない。スマホを確認したが、今のところ連絡も入っていなかった。次の電車あたりで来るだろうと、何となく駅を出入りする人並みを見ていた。 (2018/5/16 20:39:41) |
トキオ | > | クマのリュックを背負った女の子が、母親らしい女性に手を引かれ改札を通り過ぎる、手提げ袋を両手に抱えた主婦たち、改札を通る時だけ、繋いでいた手を名残惜しそうに離したカップル、足早に通りすぎる旅行鞄の中年男性…ぼんやりと眺めているうちに、待ち合わせの時間から12分が過ぎていた。 (2018/5/16 20:39:49) |
トキオ | > | (どうしたんだろう?遅れるにしても、連絡くらいくれればいいのに)スマホを確認しても、まだメールもlineも入っていない。少し苛立ちながら、問い合わせのメッセージを送ってみる。しかし既読にならない。そのまましばらく画面を見つめていたが、メッセージは既読になることもなく、やがて画面はスリープ状態になった。 (2018/5/16 20:39:57) |
トキオ | > | (まさか、1時と間違えていないよな?)改めて約束の時間を確認してみたが、確かに駅の改札に11時と約束していた。18分が経過した頃、どこか周辺に居ないかと今更ながらに見回したが、当然彼女の姿は見つからない。 (2018/5/16 20:40:04) |
トキオ | > | (別の改札と間違えている?)時々、待ち合わせに使っている駅だ、それもありえない。人が通る度に改札を見る、近くを誰かが通りすぎる度に視線を向ける。連絡が付かない苛立ちと同時に、少しずつ少しずつ不安が広がって行く。 (2018/5/16 20:40:12) |
トキオ | > | 23分、再びlineでメッセージを送ってみる。しかし、今度も既読が付かない。(どうしたんだろう…)だんだん不安の方が大きくなって行く。それでも、駅の改札を見つめ周りを見回し、彼女が現れるのを待っていた。 (2018/5/16 20:40:20) |
トキオ | > | 26分、彼女はまだ現れない。連絡も無くこんなに遅れたことは一度もなかった。28分、だからといって、ここで待つ以外に今はどうしようもない。29分、電話をかけると数度のコールで繋がった。思わず相手の返事を待つこともなく呼び掛ける。 (2018/5/16 20:40:28) |
トキオ | > | 「もしもし…」 (2018/5/16 20:40:54) |
トキオ | > | … (2018/5/16 20:41:52) |
トキオ | > | ---(終)--- (2018/5/16 20:42:04) |
トキオ | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆* (2018/5/16 20:42:09) |
おしらせ | > | トキオさんが退室しました。 (2018/5/16 20:43:36) |
おしらせ | > | 柊子さんが入室しました♪ (2018/9/23 02:35:32) |
柊子 | > | ■039 言葉にならない/女性視点・柊子■ (2018/9/23 02:36:14) |
柊子 | > | わたし……なんでこんなことになったんだっけ? (2018/9/23 02:36:27) |
柊子 | > | 朦朧とする意識の中でそんなことを考えていた。今の現状を簡単に言うと、激しい抱擁と熱い接吻。言葉ではこんなに簡単に表現出来るけど、今、身体の奥から湧き上がってくる感覚は言葉で表すにはあまりにも私に語彙力がない。思いつく言葉を並べると、驚き、戸惑い、あと身体に駆け巡る痺れ。立っているのがやっと……。思考回路は亀が歩くより遅い気がする。時間の感覚が麻痺する中、薄目になっている自分の目に超至近距離で見える相手の目が写っていることに気がついた。 (2018/9/23 02:36:38) |
柊子 | > | えっと……この人は私の知ってる人。とても知ってる……えっ。 (2018/9/23 02:36:48) |
柊子 | > | 急激に記憶が蘇ってくる。ついさっきまであんなに鈍かった思考力がものすごい勢いで動き出す。途端、身体中に力が入り全力で抵抗すると、やっと合わさっていた唇が離れた。そこで自分がいかに酸素不足になっていたかに気づいて思いっきり息をする。足がガクガクしてしゃがみこみそうになったが、履いている白いパンプスで踏ん張ったのと私の腰に絡まっている相手の腕を掴んで支えにして立て直した。そして顔を上げついさっきまで接吻していた相手の顔を見る。 (2018/9/23 02:38:07) |
柊子 | > | 「なんでっ……」 (2018/9/23 02:38:19) |
柊子 | > | この事態を問いただそうと声を上げた途端、強く抱きしめられた。どうしてなのか、分からない。分からないけど相手の様子が切迫しているような気がして、それ以上言葉を続けられなくなった……。 (2018/9/23 02:38:32) |
柊子 | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆* (2018/9/23 02:38:50) |
おしらせ | > | 柊子さんが退室しました。 (2018/9/23 02:38:55) |
おしらせ | > | kiwiさんが入室しました♪ (2019/1/18 11:34:39) |
kiwi | > | ⬛040 恋しくて憎らしい東京/女性視点・小春■ (2019/1/18 11:37:37) |
kiwi | > | 未明の東京。湿り気を帯びたシーツの中、私を抱きしめるその腕は、私の体に馴染んだそれとは全く違うものだった。 (2019/1/18 11:38:19) |
kiwi | > | あの日、小春は地元を飛び出し、東京へ向かっていた。出張と銘打ち、想い人に会うために…。 (2019/1/18 11:38:46) |
kiwi | > | 仕事も終わり、彼が迎える車に乗った。「やっと会えた。」久しぶりの慎二の声に、安心感と高揚感を覚え、「うん。逢いたかった…。」そう言うと、小春の心臓は小刻みに跳ねた。しかし、小春は不満だった。私の気持ちを見抜いているのか、胸一杯な自分とは裏腹に、慎二は余裕の笑みさえ漂わせていたからだ。 (2019/1/18 11:39:28) |
kiwi | > | 「…慎ちゃんは、私に会いたくなかった?なんか余裕そうな感じ…。やっぱり一回りも歳上やから、余裕なんやろなぁ…。」せっかくのデートに水を指すような言葉を投げた。気まずい空気と、見慣れない街の景色だけが流れていく。 「また子どもみたいなこと言う。」慎二はそう言って微笑み、言葉を続けた。「もう子どもじゃないんだから、何が欲しいのか、ちゃんと言ってごらん?小春ちゃんは、何が欲しいの?」 (2019/1/18 11:40:25) |
kiwi | > | 輪をかけて余裕を見せる慎二に、不本意ながらも体は火照り、これ以上の抵抗は無意味に思えた。 「慎ちゃん。はやく、繋がりたい…。」そう漏らすと「ん?繋がりたいって?ちゃんと言おう?」私は絞るような声で言った「エッチ…したい…。」「えらい。ちゃんと言えたね。」と、羞恥で染まる小春の髪を撫で目を細める。 (2019/1/18 11:41:18) |
kiwi | > | 車はホテルの駐車場で停まった。部屋に入り、小春は慎二の腕に掴まり、「慎ちゃん…キスして…?」と強請った。また軽くいなされるのだろうと半分諦め俯いていたが、突然視野が塞がれた。「んっ…っ…ん!」目の前に迫った慎二の顔に驚く間もなく、快楽の渦へと引き込まれていった。 (2019/1/18 11:42:03) |
kiwi | > | 「もう、小春ちゃんが何て言ってもやめないよ?」慎二の顔に余裕の色は薄れ、目には雄を匂わせるぎらついた光が写っていた。「やっぱ…まって…っ。」「どこでそんな誘い方、覚えてきたの?」貪るように口づけ、唇は首筋、鎖骨をなぞる。「あっ…ぁ…」堪えきれず、甘い声と吐息が漏れる。 (2019/1/18 11:42:45) |
kiwi | > | まだ冷たいシーツに熱い吐息と、乱れた皺が広がっていく。「小春ちゃん、可愛い…。気持ちいいの?いやらしいね。」「や…違っ…」否定するより先に体の芯が疼き、痺れていく。「もっとよくしてあげる。」「あぁっ…っ…はぁ…っ」前触れもなく開かれた脚に舌を這わされ、より一層高い声で鳴き、身を捩る。 (2019/1/18 11:43:34) |
kiwi | > | 「小春ちゃんのここ、すごいね。ほら、こんなにぬるぬるして。」「っ…ふ…あ…っ」軽く指で秘部を擦られるだけで、愛液が溢れてくる。逃げるようにくねらせた腰は、もはや慎二を淫靡に誘うだけだった。「また誘ってる…。ほら、もっと…我慢しないで。」慎二の指が、次第に核心へ触れ、溢れるそこへ…。卑猥な音をたてて、私の熱に気づかせる。「ぁ…だめ…っ!もぉ…来て…っ…ほし…っ。」 (2019/1/18 11:44:38) |
kiwi | > | 押し寄せる波に飲まれそうになりながら、もうすぐ解放されそうになったとき、手は止まった。「…?」少し残念な気持ちで、怪訝そうに慎二を見ると、彼は熱くなった自身を見せ、手招く。「おいで?見ててあげるから、自分で持って、入れてみて。」戸惑いながらも、彼に跨がり秘部を沈めていく…。「っ…あぁっ…。っ…慎ちゃ…っ」 (2019/1/18 11:45:13) |
kiwi | > | 繰り返すその行為は、私の弱点を的確に捕らえ、息は早くそして荒くなっていく。「もぉ…っ、いくっ…っん…!」「いいよ…っ…イって…んっ」抱き寄せられ、欲望に身を任せ、キスをしながら私は自らを手放した。それから程なく、彼から生暖かいものが注がれ、心地よい脱力感に漂った。 (2019/1/18 11:46:02) |
kiwi | > | 冷たくなっていくシーツの温度とは相反し、熱く疼く体には、戸惑いと恍惚、少しの罪悪感が渦巻いていた。そんな気持ちを他所に、東京の夜は明けていく…。 (2019/1/18 11:46:40) |
kiwi | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆* (2019/1/18 11:47:17) |
おしらせ | > | kiwiさんが退室しました。 (2019/1/18 11:47:23) |
おしらせ | > | kiwiさんが入室しました♪ (2019/6/27 18:49:15) |
kiwi | > | ■041 約束/女性視点・すず ■ (2019/6/27 18:50:35) |
kiwi | > | 小綺麗で趣味のいい喫茶店。昼下がり、まどろみながら彼を待つ。約束はいらない。そんなことしなくても、彼は会いに来てくれる。まるで映画のようなワンシーンに、浮き足立つ気持ちと、気だるさが同居する。 (2019/6/27 18:51:04) |
kiwi | > | 入り口のドアが開き、ベルが客の来店を知らせる。『いらっしゃい。』耳に馴染んだ店主の声。入ってきたのは彼ではない。その度、床にまたひとつ、ため息が転がった。 (2019/6/27 18:51:49) |
kiwi | > | 『会えない時間が愛を育てる』なんて誰が言い出したんだ。私はきっと育てる前に枯らせてしまうタイプだろう。投げやりに、見知らぬ誰かの恋愛格言に皮肉をぶつける。私の気持ちを代弁するかのように、しとしとと雨が降り始めた。風はない。 (2019/6/27 18:52:18) |
kiwi | > | ここ最近、いやもうしばらくになるか。彼は私に構ってくれない。仕事熱心で真面目なのはいいのだけど…。たまに会えた日も、おざなりに挨拶をして、何かの本を一生懸命見ている。きっと仕事が忙しいんだ…。邪魔しちゃいけない…。刷り込むように繰り返し、自分に言い聞かせる。 (2019/6/27 18:52:53) |
kiwi | > | どれくらいの時間、そんなことを考えていたのだろう。ガチャ…カランカラン…。また誰かが入ってきた。同時に梅雨らしい湿った土の匂いが鼻をかすめた。 (2019/6/27 18:53:32) |
kiwi | > | 期待して、また裏切られるのはごめんだ。私の意地が、ドアへ視線を送るのを拒んだ。 (2019/6/27 18:54:05) |
kiwi | > | 『久しぶり、すず。元気にしてた?』 耳から流れ込んだ甘い声は、私の頭から爪の先まで、慕情で満たしてくれた。何度も何度も、擦りきれるほど脳内リピートした声だ。体の細胞全てが記憶するほど何度も。私の名前を呼ぶ、愛しい人の声。たまらない…。「うん…。会いたかった。」 (2019/6/27 18:54:42) |
kiwi | > | 彼はいつものように、挨拶を済ませると、持ってきた本と向き合う。時折、店主と話しているが、私には難しくて何の話かわからない。ただ、楽しそうに話をする彼を見ているのも、私の幸せな時間の一部だった。 (2019/6/27 18:55:20) |
kiwi | > | 彼のしなやかで少し筋ばった手が本のページを進めていく。「ねぇ、さっきから、本ばっかり。ずるい。私にも触れてほしい。」 (2019/6/27 18:55:58) |
kiwi | > | そう訴えると、『気分屋なのに、甘えん坊だよね。』と、目を合わせ優しく微笑む。彼の手が頬にそっと触れた。思ったとおり…暖かい…。今、このために生きているといっても、大袈裟ではない。「ねぇ、好きだよ…。」彼は相変わらず目を細めて微笑む。 (2019/6/27 18:56:54) |
kiwi | > | しかし、そんな幸せな時間も長くは続かなかった____。 (2019/6/27 18:57:42) |
kiwi | > | 彼の咳払いが、幸せな時間が終わる合図だった。いつも穏やかな彼に似合わない、少し緊張した面持ちで店主と私に話しかけた。 (2019/6/27 18:58:01) |
kiwi | > | 「紹介したい人がいるんだ。ほら、前に話してた人。ここのお店のことを話したら、来てみたいって。呼んでもいいかな?」意気揚々と話す彼。意味深な彼の言葉に、戸惑いを隠せず胸をざわつかせる。こんな彼を私は知らない…。 (2019/6/27 18:58:33) |
kiwi | > | 彼が電話をすると、程なくその人はやってきた。木目の床にコツコツとヒールの音がうるさい。 (2019/6/27 18:59:08) |
kiwi | > | 『お待たせー。わぁ♪本当!かわいい子だね!聞いてた通り。美人だねー!すずちゃん。』弾んだ高い声で私を褒める。「誰?この人…。」怪訝そうに彼に視線を送る。しかし、彼の視線は彼女に向けられ、私の声は宙を舞い、コーヒーの薫りが漂う空気に溶けてしまった。 (2019/6/27 18:59:28) |
kiwi | > | 『せっかくの記念日だし、すずちゃんも一緒に写真撮ってもいいですか?』そう彼女がたずねる。『ふたりともおめでとう。一生の記念になる日に、この店を選んでくれてありがとう。フラッシュは苦手だから、オフにして撮るね。』と店主が言った。「な…にを言ってるの?バカにしないで!写真なんか撮りたくない!」 (2019/6/27 19:00:01) |
kiwi | > | 抗議の声もも虚しく、シャッター音が軽く鳴った。彼と彼女の指にはお揃いの指輪が光っている。私には指輪をはめる指はなく、彼らには三角にとがった耳も、長く伸びるひげもない。この物語の主人公は私じゃない。 (2019/6/27 19:00:49) |
kiwi | > | そうだ。 私は____。 (2019/6/27 19:01:17) |
kiwi | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆* (2019/6/27 19:01:39) |
おしらせ | > | kiwiさんが退室しました。 (2019/6/27 19:01:46) |
おしらせ | > | ベタ太さんが入室しました♪ (2020/1/1 11:28:06) |
ベタ太 | > | ■41 101回目のベタポーズ 男性視点/ベタ太 ■ (2020/1/1 11:29:45) |
ベタ太 | > | 今日もいつもの日常…。職場である自動車整備工場で、車の下に入り込み作業を続ける。早くに両親を亡くしたおれは、親父の古い友人が営どこにでもある小さな街の整備工場で、当時通っていた高校を辞め、残った妹を養うために、ここに来て以来、もう30半ばになった今もずっとお世話になっている。狭い場所の中、いつものようにボルトを締めていると、足を叩かれたので、背中を預けていた作業用の小さな台をずらして、叩いた声の主の方へと顔を向けた。「工場長、自分の結婚相手くらい自分でも探しますよ。」顔についた黒い油を拭うこともなくお見合い写真を持ってきたその恩人とも言える工場長(社長)に答えた。そのまま立ち上がると、昼飯へと向かう。後ろの方から、「お前の亡くなった親父さんやお袋さんに申し訳が立たんのだよ。」という声を背中に聞こえるも、足を進めた。『モテない男はやたらと見合いを勧められる。』 (2020/1/1 11:29:55) |
ベタ太 | > | 「うわ、最悪!」休憩所で飯の後、目の前に座った茶髪にピアスの後輩が、週刊誌の星占いを見ながらボヤいている。いつものことだとツナギの前のファスナーを緩めて、茶をすすっていると後輩から「ベタ太さん、何座でしたっけ?」の質問に一応、自分の星座を面倒ながらにも答えると、聞いてもないのに、今日の運勢をご丁寧に教えてくれた。「今日の恋愛運は絶好調、素敵な出会いがあるかも…ラッキーアイテムは、白い靴ですって?」、嬉しげにこちらに話す後輩に、バカじゃねーの?などと呆れながら、2杯目の茶をすすった。『意味深すぎる前フリ』 (2020/1/1 11:30:34) |
ベタ太 | > | そんなこんなで、もう工場は定時の時間に。車の下に入り込み、作業をしていると、自らのネジを締める音の合間に、カツカツ…と靴の音が近づいてくる。「すみません…」と、女性らし声だけ聞こえるが、今日までに終わらせたい作業があり、車の下から出るつもりはない。他の工員を車の下から呼ぶも誰も出ないようなので、「すみません…今日はもう終わったんで…、」と、断りの文句を言いながら、背中の台車を滑らせて、声の方へと視線を向けた。沈みつつある夕陽を背景に見えたのは、白い靴。そして見上げると白いスーツの美しい女性がそこに立っていた。思わず見とれたのだろうか、半開きになった口元がそのままで時が過ぎた。『星占いがビックリの確率で当たっちゃう。』 (2020/1/1 11:31:18) |
ベタ太 | > | 美しさに動揺したのか、立ち上がろうとするも、つまずいたこともない台車に引っかかり転びそうになりながらも、立ち上がる。女性に向かって正対すると、車が故障したみたいなので見てほしいらしい。「すぐに直します!」満面の笑みで答えると、来訪した女性の車の作業に取り掛かった。『呆れるほどの手のひら返し』 (2020/1/1 11:31:48) |
ベタ太 | > | 作業が終わり女性に車の説明をする。ありがとうございましたと頭を下げる女性が、ハンカチを差し出してきた。作業中に頬に黒い油が丸の形についてしまったようだ。「こんなの大丈夫です。」などと笑みで答えると汚れてしまっていた手につけている軍手で頬を拭いた。目の前で笑みを浮かべる女性。拭けば拭くほど頬に広がる黒い油の丸に、思わず笑みを浮かべたようだ。お礼の挨拶をし、工場を後にする女性の背中を見送る。手には先ほどの女性の香りがするハンカチ。交互にハンカチとすっかり陽が落ちて、街灯に照らされながら背中を見ながら、思わず独り言が溢れた。「素敵な出会いか…。」脳内では大昔流行った、恋愛ドラマのテーマが響いた…。101回目のベタポーズ。 (2020/1/1 11:32:13) |
ベタ太 | > | 帰宅して夕飯。目の前では亡くなった両親の小さな位牌にいもうとが手を合わせている。ハンカチを握りしめると、妹が事を聞いてきて今日の一連の出来事を伝えた。「ただ…あんな素敵な女性を見たことないって言うか…」などと、ハンカチを持ったまま頬杖をついて答えていく。妹からは、「もう会うことなんてないんだから現実見なよ?お兄ちゃん。」と、返してくるも耳には入らず女性の顔を思い出しては、顔をハンカチを握りしめたまま崩し続けた。『兄がダメだと妹は決まってしっかり者』 (2020/1/1 11:32:38) |
ベタ太 | > | 日が明けて今日は大きな取引先への部品の納品の担当者と面談。大理石の床のオフィスの入口の受付で、用件を告げていると見覚えのある姿視界に入った。その姿に視線を移すと、昨日のあの白い靴の女性であった。『ちょいちょい起こるあり得ない偶然』 (2020/1/1 11:33:02) |
ベタ太 | > | 用件があったはずなのに、いつの間にか女性に近づいていく。女性の顔の表情もしっかりとは見ることが出来ず、離れていく彼女を追いかけ、「申し遅れました、わたくし、ベタ山ベタ太と申します。誕生日は…」などと、聞かれてもいない生年月日、年齢、血液型などを一方的に彼女に伝えていった。『緊張ゆえの堅すぎる自己紹介』 (2020/1/1 11:33:31) |
ベタ太 | > | 「行くよ、ベタ花。」と同僚に声を掛けられて去っていく背中を今日も見送りながら、思わず呟く。「ベタ花さんって言うんだ…、名前。」昨日と変わらないニヤついた笑みで小さくなる彼女の背中を見えなくなるまで見送った。 (2020/1/1 11:33:59) |
ベタ太 | > | 日中に工場に戻るも、彼女の顔がずっと脳裏に浮かんで仕事に身が入らない。陽を浴びながら、頬杖をついてひたすら締まらない表情で時を過ごしていた。「あ!ベタ花さんだ!」と、工場の後輩の声が聞こえた。思わず立ち上がる自分、「どこ?!どこだ?!!」などと懸命に上半身を動かして探すも、彼女の姿は見当たらなかった…。『ひっかけにわかりやすく反応』 (2020/1/1 11:34:21) |
ベタ太 | > | 仕事が終わり、上着にジャケットを羽織り、手には紙袋をぶら下げて、彼女のオフィスの入口の前に立つ。何人かの社員が退社して行くのを目にすると、オフィスのガラスに映る自分を見ながら、口を開いた。「やあ、ベタ花さん。あベタ花さん……?」片手を上げながら、満面の笑みの浮かべたり、偶然を装いながら、確認するような口調で覗き込む仕草をしたりと数パターンに分けて、試してみる。『待ってる間に第一声の練習』 (2020/1/1 11:34:45) |
ベタ太 | > | その時!彼女の姿が視界に入った。やあやあなどとニヤついた笑みで彼女に近づくと、紙袋を持って話しかけた。「お仕事お疲れ様です、この前のハンカチのお礼で、お饅頭です。このお饅頭、もう地元でも評判の………、それは美味しいと……、」と、彼女の顔を見ると崩れてしまった表情のまま、丁寧にその和菓子の説明をくどくどと続けていく。『空気を読めず無駄に長喋り』 (2020/1/1 11:35:18) |
ベタ太 | > | 説明を続けていくも、彼女は怪訝な表情を浮かべ、こちらを拒否するような言葉と、その和菓子の入った袋を返して去っていった。呆然と見送る自分。残されたもう1人の女性の同僚が、彼女が今日仕事でミスしてしまった事を丁寧に伝えてくれると、頭をこちらに下げて街へと消えて行った。 (2020/1/1 11:35:40) |
ベタ太 | > | 帰宅して妹に今日の夜の出来事の経緯を、ハンカチを見つめながら伝えた。「お兄ちゃんにどうにか出来ることじゃないでしょ?」などと現実的な事を言うも、「でもなぁ…元気なかったんだよなぁ…。」と、手に持ったハンカチを見つめながら、虚な表情で彼女のことを心配した。『どこまでもバカ』 (2020/1/1 11:36:05) |
ベタ太 | > | 明くる日、工場の事務所で、電話の受話器を持ち彼女のオフィスに電話をかけた。決して歓迎した様子でない彼女の口調に謝罪の意を伝えると、「今晩8時にベタ桟橋に来てもらえませんか。もう二度とベタ花さんの周りうろちょろしません。だから最後にこの願いを聞いていただかませんか?」彼女からは断りの言葉が返ってくる。「9時、いや10時でもいいんです!待ってます、ずっと待ってます!」と、心配そうにこちらの様子を伺う後輩を背中に立ち上がったまま受話器を置いた。『一方的な待ち合わせ』 (2020/1/1 11:36:35) |
ベタ太 | > | 仕事が終わり陽がすっかり沈んだ中、待ち合わせしている桟橋に着いた。オフィス街の光が織りなす夜景が一望出来るこの桟橋で、夜景を観賞するカップルを横目に、橋の手すりを背中に彼女を待った。時刻を確認しようと腕時計を見た。短針は7の数字を指していた。『はやく来すぎ』 (2020/1/1 11:36:57) |
ベタ太 | > | 海に浮かぶ船の汽笛の音を聞きながら、時が過ぎる。時計の針を見ると8時少し前。彼女の笑顔を脳裏に浮かべると自然と笑みが溢れた。周りに沢山の人々が通り過ぎていくのも彼女のことを想うと目には、入らなかった。その後も彼女のことを想い続けながら、時が過ぎていく。周りにあれだけ通りすがっていた人の姿もすっかりと消えて、肩には雨がひとつふたつと落ちては、気がつくと土砂降りに近い雨となっていた。腕時計を見ると、時刻は11時半前…。傘のない自分に降り続ける雨の寒さからか、身体も震え始める。 (2020/1/1 11:37:17) |
ベタ太 | > | もう目を開けているのもきつい…。ジャケットのポケットに手を突っ込んで冷たくなった手を庇いながら、彼女を待った。肩に降り続ける雨が痛く感じ始めた…、とその肩への雨の音、そして打ちつけていた雨の痛さが、自分に向けられたらしき声と共に止まった。頭上で自らを守ってくれる傘に落ちる雨音、差し出した傘の持ち主の方に、重くなってきた瞼を少しだけ上げる…ベタ花さん………?上げきれない瞼から雨が頬に滴りながらも、彼女の顔を見ると、こちらの表情も崩れた。そして背中に見える夜景の方向にに手のひらを開いて示した。 (2020/1/1 11:37:49) |
ベタ太 | > | 「ベタ花さん、ここ、僕が元気ない時とか、落ち込んだりした時とかよく来る場所なんです。だからその…ベタ花さんにも元気になってもらおうかなって思って…。でも雨降ったからあんまりよく見えないな。」と、海の向こうに見える夜景の方に顔を向けて、苦笑いを交えながら彼女に伝えていく。言葉の合間には彼女の差し出した傘に、雨の音が響いていく。「ベタ花さんに悲しい顔は似合いません………。」激しく桟橋を打ちつける雨の中でずぶ濡れになってしまった髪から滴る雨のせいか目が全て開けられない、吐息も苦しくなるも懸命に言葉を続けた。「でもベタ花さん、来てくれて良かったです………、」伝えたかったことを伝えると、身体の力が抜ける。自分の膝が折れ、薄ら見えていた彼女の姿が見えなくなると、もうそこから先の記憶はもうない…。 (2020/1/1 11:38:17) |
ベタ太 | > | ☆≡≡≡☆≡≡≡☆ (2020/1/1 11:40:16) |
おしらせ | > | ベタ太さんが退室しました。 (2020/1/1 11:40:19) |
おしらせ | > | 陽菜さんが入室しました♪ (2021/2/14 15:53:26) |
陽菜 | > | ■043 バレンタインの夜/女性視点・陽菜■ (2021/2/14 15:53:39) |
陽菜 | > | クッションを抱きしめるように抱えながら、部屋のベッドに座ってスマホとにらめっこ。部屋の掛け時計の針はもうすぐ19時を指そうとしているところ。ベッドの脇にあるサイドテーブル上には小さな紙袋、その中身はかわいくラッピングされた箱が一つ。 (2021/2/14 15:54:00) |
陽菜 | > | 今日は冬のイベントの一つ、バレンタインデー。箱の中身は手作りのチョコカップケーキなわけで。送る相手は彼氏・・・ではなくただの幼馴染。時計を気にするのはそろそろその幼馴染が帰宅する時間だから。『今からちょっと行ってもいい?』そんなメッセージを送ろうとしているところ。 (2021/2/14 15:54:16) |
陽菜 | > | 幼馴染に手作りチョコなんてあげるつもりはなかった。そういうことになったのは幼馴染からの一言。『手作りチョコなんて陽菜にできるの?』なんて冗談交じり(だと思うけど)に言われたから。 (2021/2/14 15:54:31) |
陽菜 | > | 『手作りチョコくらいできるしーっ!』そうは返したものの、手作りでお菓子なんて作ったことなんてなかった私。そのあとすぐにバレンタイン向けの本を買いに行って何回も練習したのは内緒の話。だから・・・出来栄えは自信あり・・・。 (2021/2/14 15:54:56) |
陽菜 | > | ストレートの下ろした髪は毛先を緩く巻いて、サイドをかわいくピンで留めてみた。いつもより甘いテイストにらしくないなんて言われちゃうのか、それとも、ちょっとは『おっ!』なんて思ってくれるかな・・・。鏡には少し緊張した表情の自分が映っていた。って、いやいや、なんで緊張する必要が?!・・・ふぅーっと深呼吸をひとつすると、ベッドの上に置いてあったスマホを手に取り、画面を指で滑らせては素早くメッセージを書いて…『送信っ!』と、えいっとボタンを押した (2021/2/14 15:55:14) |
陽菜 | > | その瞬間、ドキンっと胸が高鳴る。幼馴染に普通に‘義理’としてチョコをあげるだけなのに。緊張しちゃうのは何でだろう。手作り・・・という初の試みだから?それとも・・。 (2021/2/14 15:55:35) |
陽菜 | > | お返事はすぐに届いた。それを見れば、『ちょっと行って来るね!』と家族に告げ、お気に入りのコートを羽織り、紙袋を片手に飛び出すように家を出た。 (2021/2/14 15:55:50) |
陽菜 | > | 『わっ・・さむぅ・・。』2月も半ばの夜の外は予想を上回る寒さ。白い息を吐いては暗い夜道に消えていく。マフラーも持ってきたらよかった・・・そう思うも気持ちが急いて引き返すことはせずに、寒さと同時に早る気持ちが拍車を掛けて自然と足が早まる。 (2021/2/14 15:56:05) |
陽菜 | > | チョコあげる・・・なんてことは言ってはなかったからびっくりするだろうか。ありがとう・・・なんて素直に言ってくれるのだろうか。手作りなんて告げれば『このチョコ大丈夫か?』なんて笑って品質の方心配しちゃうんだろうな・・・想像したらちょっとおかしくなって思わず緩笑み。いけないいけない!傍からみたら変な女の子だ。ぱんっと軽く両手でほっぺた叩いて緩んだ顔を整えて。街灯灯る住宅街をもう走るかように幼馴染の彼の家に向かう。 (2021/2/14 15:56:18) |
陽菜 | > | あと、その角を曲がれば彼の家。紙袋を握る手にぎゅっと力が篭った──。 (2021/2/14 15:56:32) |
陽菜 | > | .。.୨୧.。.:*・*:.。.❤︎.。.:*・*:.。.୨୧.。.:*・*:.。.❤︎.。.:*・*:.。.୨୧︎.。. (2021/2/14 15:56:51) |
おしらせ | > | 陽菜さんが退室しました。 (2021/2/14 15:57:02) |
おしらせ | > | 小野寺 奈央さんが入室しました♪ (2021/2/19 21:31:53) |
小野寺 奈央 | > | ■044 人生は選択の連続/女性視点・小野寺奈央■ (2021/2/19 21:33:15) |
小野寺 奈央 | > | 人生は選択の連続である。ひとつひとつの選択が、未来を形どっていく。今私も選択をせざるを得ない、そんな状況。 (2021/2/19 21:34:11) |
小野寺 奈央 | > | ここで問1。今日は、ただでさえ気が滅入る休日出勤。そんな中、オフィスに苦手な先輩(やや不満そう)とふたりきり。あなたならどうする?A.持ち前のコミュ力で、あたりさわりない会話。とりあえず雰囲気明るく。B.媚びる必要はない!そのぶっきらぼうな顔を真似して相手の出方をみてやる!それとも…C.⎯⎯ (2021/2/19 21:34:45) |
小野寺 奈央 | > | 『…ぉぃ…おい、話聞いてる?』(急に現実へと引き戻され、ハッとする)『あ!ハイっ!…いや、すみません…もう一度お願いします…。』(勢いで返事をしたものの、ついのさっきまで妄想世界で、クイズに夢中になっていた私が聞いていたはずもない。ライフラインを使う余地もなく、目の前には山積みの仕事。そして眼鏡の奥から不機嫌を通りこし、呆れたような、ともすれば哀れむような目で私を見つめる、苦手な先輩こと乾さん。)『そういうとこが、なければなぁ・・・。もう1回だけしか言わないからな。だから・・・は、・・・で⎯⎯ 』 (2021/2/19 21:35:52) |
小野寺 奈央 | > | 態度とは裏腹に、説明はわかりやすく、要点をしっかりと抑えていた。乾さんはいわゆる、できるヤツである。無愛想で少し冷たい印象なのが玉にキズ…。(そういうところがなければなぁ…。なんてさっき聞いたばかりの文句を心のなかで呟いて、ささやかな反撃成功。) (2021/2/19 21:36:41) |
小野寺 奈央 | > | (ん・・・?なければ、何なんだろう・・・?)妄想ミリオネアの入場ゲートが開いて、支配人が手招きをして私を呼ぶ。(だめだめ!こんなことしてたら、家に帰れない!泣)またあの冷ややかな目に晒されるのはごめんだ、と何とか踏みとどまる。やる気スイッチを半ば無理矢理オンにして、仕事をひとつひとつこなしていく。 (2021/2/19 21:37:14) |
小野寺 奈央 | > | ノルマが終了し、時計に目をやる。『お疲れ。前半はどうなることかと思ったけど・・・真面目に頑張ったな』(乾さんの手には、コーヒーの紙コップがふたつ。そのうちひとつを、私のデスクに置き、となりのデスクに座る。)『ありがとうございます。・・・あの、さっき言いかけてた・・・いや何でもないです!』(今さらながら、二人きりを意識してしまい、気持ちの置き所が見つからない。とっさにふと感じた疑問を投げかけようとしたが、口をつぐむ。)とりとめのない会話にすり替え、その場を凌いだ。気まずい空気のまま、不自然な距離を保ち、帰路につく。 (2021/2/19 21:37:59) |
小野寺 奈央 | > | 『そういう、相手の顔色を読みすぎるとこ。俺はあんまり好きじゃない。』(乾さんから出た、思っていた以上に破壊力のあるワードにどうしていいかわからず、固まる。) 当の乾さんは、そんな私を他所に、足を前へ進めていた。空はコーヒーにも似た色。ミルクのような雲まで溶け込んでいる。 (2021/2/19 21:38:46) |
小野寺 奈央 | > | 『ぐぅ~~~』空気の読めない私のお腹の虫がシンフォニーを奏でた。 『あっはははは!!この距離でも聞こえるって!どんだけw』(いつもぶっきらぼうな乾さんが、嘘みたいに笑っている。) 『…っ生理現象です!仕方ないんです!!それに、顔色もよめないぶっきらぼうな乾さんよりは、ずっとマシです!』(恥ずかしさやら勢いで言葉が溢れ出たが、ハッと我に返り青ざめる) (2021/2/19 21:39:19) |
小野寺 奈央 | > | (言ってしまった。どうしたって時間を巻いて戻す術はない。諦め恐る恐る、彼に視線を向けた。) 『いつもそうしてたらいいのに。その方がよっぽど小野寺らしくて、可愛いよ。』いつもの顔でまたそんな破壊力ワードを言い放つ。行き交う車のライトに照らされ、ほのかに耳が色づいて見えたのは、私の見間違いだろうか。 (2021/2/19 21:40:00) |
小野寺 奈央 | > | その時、にわかに雨が降りだした。 『あ・・・。こういうのセクハラになるのか。』何かを隠すように言葉を続けた。『雨か。今なら早足でなんとか・・・。』 (2021/2/19 21:40:35) |
小野寺 奈央 | > | 何もなかったかのように、さっきより足早に駅へ向かおうとする彼。私の鞄には母におせっかいで持たされた折り畳み傘が一本。カバンを持つ手に自然と力がこもる。 (2021/2/19 21:40:59) |
小野寺 奈央 | > | ここで問2.このあと、どうする?A.『セクハラですね!』なんて調子に乗って茶化して、早足で駅を目指す。B.『お世辞でもありがとうございます。』とすまし顔でお礼を言い、颯爽と傘を取り出す。それともC.⎯⎯⎯⎯ (2021/2/19 21:41:31) |
小野寺 奈央 | > | 『乾さん。あの・・・。』 (2021/2/19 21:41:58) |
小野寺 奈央 | > | **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆* (2021/2/19 21:42:38) |
おしらせ | > | 小野寺 奈央さんが退室しました。 (2021/2/19 21:42:53) |
おしらせ | > | NoNameさんが入室しました♪ (2021/8/9 02:09:54) |
NoName | > | ■045 わたがし/男性視点・夏樹■ (2021/8/9 02:10:15) |
NoName | > | 夕夏と初めて二人だけで行った水族館、デートと呼んでもいいだろう一大イベントのあと、二人の関係は急速に縮まり…、なんてことにはならなかった。ならないどころか、何も進展がないまま、いつも通り『ただの幼馴染み』として過ぎていった数ヶ月。 (2021/8/9 02:10:40) |
NoName | > | 親同士が仲の良いご近所さん、家族ぐるみで出掛けたり、互いの家へ誘い誘われ夕食を一緒に過ごすこともあったし、二人だけが互いの家に遊びに行くこともあった。もちろん二人の関係が少しでも縮まれば、なんて思いもあったのだが、意識をすればするほどいつも通りの接し方しかできなかった。 (2021/8/9 02:11:06) |
NoName | > | そんな夏のある日、近所の神社では毎年恒例の夏祭りが行われていたのだが、やっとの思いで夕夏を誘ったのが最終日の前日。『明日暇だろ?最終日くらい夏祭り見に行くか?』と、いつも通りの素っ気ないLINEに『オッケー♪』と夕夏からの素っ気ない返信。それでも、少し昂揚した気分で明日の服選びを始め、結局は人生初となる“甚兵衛”なるのもを急ぎ買いに行ったことは内緒案件。 (2021/8/9 02:12:00) |
NoName | > | いざ当日、『今から迎え行くから』とだけLINEを送り、返信は確認せずに家を出た。数秒後に『オッケー♪』と昨日のコピペのような返信が来ることはわかっていたから。 (2021/8/9 02:12:32) |
NoName | > | 縦縞の入ったダークグレーの甚兵衛に、足元は雪駄もどきの草履。慣れない格好に微かに抱く気恥ずかしさを落ち着かせようと、玄関の前で小さく深呼吸をしたのち、家のチャイムを鳴らした。しばらくして玄関のドアが開くと、浴衣を身に纏った夕夏が姿を現した。淡い水色に淡い花柄が散りばめられたその姿に息を呑む。悔しいけど、似合ってるんだよなぁ…。 (2021/8/9 02:13:27) |
NoName | > | 思わず見惚れてしまったその姿に、いつものように冗談の一つや二つ飛ばしてみようなんて考えは、瞬時に消し飛んだ。人生初の甚兵衛姿のお披露目で、微かに抱いていた気恥ずかしさも一緒に。 (2021/8/9 02:13:59) |
NoName | > | そんな固まる俺を察してか、はたまたいつもの悪戯心が働いたのか、俺の手を握った夕夏が「じゃあ行こっか」と声を掛けてくれた。おかげで我にかえると、「ああ…」と一言返し、夕夏の手を引くように、会場である神社へ向けて歩き始めた。彼女の浴衣姿が、なるべく視界に入らないように半歩先を。だって、普段見慣れない姿に緊張しちゃうんだよ…。なんて、そんな緊張感も神社にたどり着いた頃には消え失せていたが。 (2021/8/9 02:14:51) |
NoName | > | 「うえぇぇ、さすがに大盛況だなぁ…」夏祭り会場がある神社の入り口から、境内に向かって伸びる参道の両脇は無数の出店に埋め尽くされ、参道は行き交う人波に埋め尽くされている。これぞ夏祭りと言った風景に、人混みが苦手な俺は早くも嫌気が湧き上がってくるが、意を決して彼女の手を強く握り直すと、人波を掻き分けながら先へと進んだ。 (2021/8/9 02:15:27) |
NoName | > | 「おっ、金魚掬いか、懐かしいな」「カキ氷は腹を満たしてからでいいよな?」「お面とか、ガキん頃は毎回ねだって買ってもらってたっけ」興味惹かれる店先を覗き込みながら、まずは腹ごしらえと腹に貯まる系の店に視線を走らせる。焼きそば、たこ焼き、フランクフルト、どれもいい匂いを漂わせ、空腹の俺を誘惑してくる。 (2021/8/9 02:16:15) |
NoName | > | 「夕夏は何食べたい?今日は臨時収入があったから、好きなもん奢ってやるよ」どや顔で言ってのけるが、夕夏と夏祭りに行くことを親に伝えたところ、日頃お世話になってるお礼にと、珍しく小遣いをくれたわけで、つまりは親からの奢りってことなのだが、これももちろん内緒案件。こんな時くらい、少しはカッコつけさせてくれよ。 (2021/8/9 02:16:42) |
NoName | > | 「はぁ?俺、腹減ってんだけど…」嬉しそうに夕夏が指差す店はわたがし屋。「あそこ!あそこがいいっ!」店を指差しながら腕をブンブンと振り目を爛々と輝かせた彼女は、俺の腹事情など微塵も気にはしていないだろう。いつものことだ…。 (2021/8/9 02:17:22) |
NoName | > | 自分の腹をひと撫でし、仕方なく店のオヤジさんに一本頼む。手際良く割り箸をクルクル回しながら、ふわっとした白い綿帽子を割り箸に纏わせていく。「嬢ちゃんお待ちっ。いつもより大きめに作ったからな。サービスだぞ、がははは」豪快に笑いながら割り箸を夕夏に手渡すオヤジさんにお礼を言うと、満面の笑みでわたがしに顔を埋める夕夏。 (2021/8/9 02:18:04) |
NoName | > | 実際には口を伸ばして啄んでいるのだが、反対側からその姿を見ると、わたがしに顔を突っ込んでいるようにしか見えない。わたがしに夢中になっている夕夏に気付かれないようスマホを取り出し、何も告げずにカシャっと一枚。 (2021/8/9 02:18:47) |
NoName | > | 「ふふふ、夏の思い出ゲットだぜ」まるでわたがしが浴衣を着ているような姿が写ったスマホの画面を笑いながら夕夏に見せると、「変な写真を撮るなー」と、手にしたわたがしを俺の顔に押し付けてきた。割り箸が刺さったらどうするんだよ、責任取ってもらうからな? (2021/8/9 02:19:37) |
NoName | > | 鼻先にくっついたわたがしの甘い匂いを吸い込みながら…、もう一度、その手を握るそのタイミングを探しながら…、夕夏にささやく…。───「楽しいな♪」 (2021/8/9 02:20:05) |
NoName | > | =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= (2021/8/9 02:20:48) |
おしらせ | > | NoNameさんが退室しました。 (2021/8/9 02:21:02) |
おしらせ | > | 凪さんが入室しました♪ (2021/8/25 16:21:57) |
凪 | > | ■046 誘惑の甘い罠/女性視点・凪■ (2021/8/25 16:22:19) |
凪 | > | 『治った?』──そのメッセージに気づいたのは長引いた風邪がやっと治った休日の午後のこと。と同時に、それ以前のメッセージも自然と視界に入り込んできた。私から律宛へのメッセージ。風邪を引いて会えなくなった旨を伝えたその日から10日過ぎての今日の日付のメッセージに、胸がずきっと痛む。その間、心配を装う連絡はなにもなかった。 (2021/8/25 16:22:41) |
凪 | > | …何傷付いたふりしてるの?気持ちを落ち着かせるかの如く息を吐くと、その後すぐに気持ちを切り替える。律とは割り切った関係なのは承知の上のはず。『治ったよ。』そう一言指を滑らせれば送信ボタンを押した。なぜ連絡してきたかは分かってる。それも承知の上──。 (2021/8/25 16:22:59) |
凪 | > | 『じゃあ今から来れるよな。』なんの愛情もないただの性のはけ口、都合のいい女。そんな位置付けだと分かっていながら、オシャレをして言われるままに彼のもとへ向かう私はきっとバカなんだろう。マンションのエントランスから一歩外へ踏み出せば、初夏の日差しが眩しく降り注がれる。手をかざしながら空を見上げると、あまりに澄んだきれいな空にくらっと目眩がする。今から私のしようとしてることと比べたらあまりにきれいすぎたから。すれ違う楽しそうなカップルから思わずあからさまに目を背ける。羨ましさというより妬みに近い気持ちが湧き上がり胸を渦巻く。 (2021/8/25 16:23:16) |
凪 | > | ヒールのあるサンダルの足音が少しずつゆっくりとなり…立ち止まる。律のマンションの前。やっぱりやめようか…なんて考えながらも、結局は律のもとへとエントランスに踏み入る。やめるつもりなんてないくせに。迷うふりをする私は偽善者だ。エントランスで部屋番号を押し呼び出しボタンを押すと、返事なく扉が開けられた。迷い無く入る。一歩、また一歩と進むと反比例するように律の部屋までのカウントダウン。 (2021/8/25 16:23:31) |
凪 | > | 『凪も好きだよな。』部屋の玄関のドアが開かれると、引っ張るように強引に中に入れられる。『俺に会いたかった?』意地悪そうな笑みを浮かべてそのまま返事も聞かずにキス。「んっ…っ…ちゅ…。」玄関の扉に押し付けられる背中に無機質な冷たさが走る。強引に口を押し開き入ってくる舌に気持ちとは裏腹に勝手に身体は反応して、声を漏らしそうになる。柔らかな舌の動きに舌先は感じ、湧き上がる欲望のまま、自らの舌を絡ませて目を閉じる。もう…抵抗…できない。玄関に鳴り響くリップ音を聞きながら、律の首の後ろに手を回す。こうやって今日も私は彼に溺れていくのだ。 (2021/8/25 16:23:47) |
凪 | > | 『っ…はぁ…はぁ…。』薄暗い部屋に荒い呼吸だけが響く。床に散らばる身につけてた衣服、下着、そして使用済みのコンドーム。あれから、何度となく果てた。ベッドの上で肩を上げて呼吸をしながら火照った身体で汗ばむ律の身体に寄り添う。上目遣いで見上げれば、不意に目が合う。『何?…まだ欲しいの?』意地悪に口角を上げて笑いながら顔を近づけてきて…熱を持った唇が重なる。「違うってば…。」そう返しながらも、何度も求められるキスに身体は再び反応して彼を求めていく。何度も胸を揉まれ、何度も刺激されたはずの乳首も再び触れられれば、敏感にぴくんと反応を返し甘い声が漏れる。 (2021/8/25 16:23:59) |
凪 | > | 『また溢れてきた…。』くすくす笑いながら律は割れ目に指を這わせて、愛液溢れる蜜壺へと挿入する。くちゅっ…と音が小さく鳴る。そして一番敏感に感じるところへ迷わず指を移動させて押し当てるように刺激が繰り返される。部屋に高く喘ぐ声と、ぐちゅぐちゅとかき回される水音が響き渡る。愛液は溢れM字に開かれた脚の間のシーツを濡らしていく。「…だめぇっ…。」悲鳴に近い嬌声とともにまたイかされればびくんっと体が大きく震える。そして、その余韻の中で、硬さを取り戻した肉棒を擦るように押し当ててくる。 (2021/8/25 16:24:34) |
凪 | > | 「ね…ゴム…。」いつもなら、この時点で用意するはずのそれが装着されず…かよわい声で求める。『彼女とするときないと困る…。もうあと少ししかない。』そう言われれば熱い肉先はぐっと押し込まれる。「だ、だめっ…ぁっ…んんっ…。」律の形を覚えた膣内は膣壁がぴったりとその肉棒に吸い付いては、律の熱、感触を直に感じて。…っ…熱い。いつもより…気持ちいぃっ。 (2021/8/25 16:24:49) |
凪 | > | その時に鳴るスマホの着信音。にやりと笑う律はボタンを押してそのまま耳に当てた。『もしもし、なに?……ああ。いいよ、こっちも悪かったからさ。』私に話す声とは違う、優しい声。きっと彼女から…。切なさに胸が痛む。『いいよ、明日は会いに行くよ。』その間もゆっくりと動かされる腰に、焦らされてるようなもどかさにもっと…なんて快楽を求めて自らも腰を動かしてしまう。膣奥の襞が律の肉棒を求め蠢くように締め付けていく。スマホを持つ律の顔が一瞬歪む。睨まれるような目つきでお返し、とでもいうようにズンッと突かれれば「あぁっ…。」と高い矯声をあげてしまい…口を思い切り手で塞がれる。 (2021/8/25 16:25:04) |
凪 | > | すぐにスマホをベッドに置けば、激しく犯されるように奥を突いてきた。塞がれた口が解放されて、思い切り声を上げる。『彼女にバレるだろ…そんなに欲しいのかよ。』冷たい言葉を浴びせられながらも、律の硬い肉棒や動かされる合間の律の息遣いや漏れる声に興奮が高まる。「だめ…だめ…もぅ…っっ…。」絶頂の波に襲われて腰を反らしながらびくんっと震えて…ぎゅうっと中を締め付ける。律も小さなあっという声とともにびくんっと身体が震える。同時に中で彼の熱いものが溢れ出て来る感覚を感じた…。 (2021/8/25 16:25:22) |
凪 | > | 『やばっ。』小さな声でそう言ったのを聞き逃さなかった。避妊具を使用しないながらも、中で出すつもりはなかったんだろう。彼女でもない遊び相手が妊娠なんて面倒くさいと思う。聞こえないふり、何にも感じてないふり、疲れ果てたふりして、息を上げながら目を閉じた。どこまで都合のいい女…。何やってるんだろう…目頭が熱くなる。もうやめたい…。そう思いながらも、最後には必ずぎゅっと優しく抱きしめてくれる律に身を寄せて抱きしめ返す。そこに愛はない。分かっているのにこの抱きしめられる温もりの中だけは、唯一勘違いして愛を感じられる瞬間。きっとこれは律の甘い罠だ。こうやって忘れられなくさせる罠。こんなことやめようと思いながらもこの甘い罠を思い出し、私はそれを求めてまた律の意のままに従うのだろう…──。 (2021/8/25 16:25:35) |
凪 | > | ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼┈┈••✼••┈┈••✼ (2021/8/25 16:26:26) |
おしらせ | > | 凪さんが退室しました。 (2021/8/25 16:26:40) |
おしらせ | > | 走さんが入室しました♪ (2021/9/12 21:53:10) |
走 | > | ■047 もう遅い/男性視点・走■ (2021/9/12 21:53:29) |
走 | > | (職場の駐車場。ここ数年で日課となった出勤前の朝ドラの視聴。一年くらい前までは同じく日課となってたあの人との朝ドラの感想のやりとり。もうそのやり取りはなくなり寂しくはあったが慣れたつもり。たまにこちらからSNSでメッセージ送るものの、返事はあったりなかったり。気がつくとメッセージを打つものの、送信ボタンが押さずにスマホの画面を消した。)いまさらよね…(熱していた時期もあった。こちらも冷たくしていたつもりもないのだが、多忙を理由になんだか上手くいかなくなる関係、遠距離恋愛にありがちな展開が数年続いたが、自然消滅に近い感じでほぼ一年が経過した。) (2021/9/12 21:53:57) |
走 | > | あ、地震…あったんだ…。(ニュースから流れる地震速報。一番にチェックするのは、あの子の住んでるところ。「あ、大丈夫そう。」、前ならわかってたけど、メッセージ送り無事を確かめた。今は思うだけ…メッセージ送りたい…けど、…結論の出ない感情が頭を駆け巡るも、何もしないことが平和…、終わっている現実から逃れるように、もう違う現実を考え、終わっている現実を上書きする。) (2021/9/12 21:54:22) |
走 | > | んっ…(もう作業となっているスマホ画面を通しての自慰。なんの感情もない画面で、自らの竿を触るも、反応のない自らの下半身。その中でふとあの子との情事を思い出す。濡れていた指先、その指先からあの子からの感情…、その時は、吐息を乱して反応していた下半身は終わってしまった今は無反応。寂しさと虚しさで感じるのは胸の痛みだけ。そして今日はやめたと降ろしていた衣服を上げて日常へと戻る。) (2021/9/12 21:54:46) |
走 | > | あ、おれたちの…(再び職場の駐車場。最近、SNSで流行りとなっている好きな女性に奥手な朝ドラの男性医師の異名を画面を見て思わず呟くと、その医師が画面の向こうでその想う女性の背中には手を伸ばして抱擁した。そして耳元で想いを伝えると、全く進まなかった二人の関係が進展していた。「先生、進展したね…」と途中までスマホ画面を打つも止まる指。おれたちも…と、都合良くメッセージも打てるわけもなく、画面の向こうの二人とは逆に想い人とは戻らぬ関係。頭に浮かぶのは、もう子供の頃に見たドラマの一節、グラスの中の水を溢して、「もう遅いのや…」の台詞と、彼女の顔を思い出しては、その大切であったはずの彼女の覚えれなかった誕生日をもう一度思い出そうとする自分であった。)あ…遅い…。(目の前の画面の時刻が、始業時刻を越えていて、遅くなってしまった出勤に自らの感情が言葉となった。) (2021/9/12 21:55:10) |
走 | > | ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (2021/9/12 21:56:43) |
おしらせ | > | 走さんが退室しました。 (2021/9/12 21:56:51) |
2017年07月07日 11時24分 ~ 2021年09月12日 21時56分 の過去ログ
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