「ショートストーリー♪」の過去ログ
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2021年02月24日 13時02分 ~ 2022年02月20日 08時39分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています
おしらせ | > | ひふみさんが入室しました♪ (2021/2/24 13:02:35) |
ひふみ | > | ひふみさんには「彼女は雨が好きだった」で始まり、「それでも世界は変わらなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば6ツイート(840字程度)でお願いします。 (2021/2/24 13:04:07) |
ひふみ | > | 彼女は雨が好きだった。 (2021/2/24 13:04:36) |
ひふみ | > | 小学生の頃黄色いレインコートにビニール傘で30分ほどの道のりを時に車道の不心得な車があげる水しぶきを避けながらグループごとの集団登校を先導していた。教室ではみんなが雨という現実を共有するかのようにある種の重い空気に支配された奇妙な落ち着きがあって、それは他の日には無いものとしてひふみのお気に入りの時間だった。 (2021/2/24 13:05:18) |
ひふみ | > | 雲の上には空がある。と言う言葉がひふみの中でなにがしかの収斂を求めて渦巻いていた。ひふみ16歳高校生の時だった。スマホはまだ開発されておらずウオーカーという“ファッション”が世を席巻していた時代、彼女はアイルランドの歌姫エンヤを流しながら予備校に通い英検の試験会場に向かっていた。エンヤは彼女の応援歌だった。 (2021/2/24 13:05:50) |
ひふみ | > | 二年後。 (2021/2/24 13:06:35) |
ひふみ | > | 彼女はヴァンクーバーに居た。 交換留学だったが、約2ケ月のホームステイを経て学生寮に移り本格的な授業が始まっていた。 (2021/2/24 13:07:15) |
ひふみ | > | 【お腹減ったので休憩】 (2021/2/24 13:07:49) |
おしらせ | > | ひふみさんが退室しました。 (2021/2/24 13:08:01) |
おしらせ | > | ひふみさんが入室しました♪ (2021/2/24 16:32:31) |
ひふみ | > | 白人のパワーに圧倒される毎日で遊びも勉強もやるときはやるという根性は日本では少なくともひふみの周囲では見られなかった。アニマルという言葉が浮かぶほど獰猛なまでのパワーだった。 (2021/2/24 16:35:00) |
ひふみ | > | そんなある日、ディベートのクラスで見かける東洋系と思しき青年がいた。流ちょうな英語で物腰振る舞いがスマートだが中国人とフランス人のハーフで名をジェフと言う、顔貌は東洋人そもので親近感があった。 (2021/2/24 16:40:24) |
ひふみ | > | 雨が降っていた。 (2021/2/24 16:41:03) |
ひふみ | > | ひふみは留学前に淡い恋心を抱く男友達が居た。他愛もない事で笑い合ったり、時に将来を語ったりする仲だった。外交官を死亡すると言ってた彼はしかしどこか頼りなかった。後に彼は志望していた道に進んだと聞いたが、もしあのまま結婚してたらとふと思ったりするが、いやあり得ないと打ち消す自分がいた。 (2021/2/24 16:49:30) |
ひふみ | > | 【字数の関係でwここから話はエンデイングに向かうがオチが見つからないw オチのないのが人生かw】 (2021/2/24 16:50:46) |
ひふみ | > | 【しばし休憩】 (2021/2/24 16:51:06) |
おしらせ | > | 無言時間が20分を超えたため、ひふみさんが自動退室しました。 (2021/2/24 18:07:03) |
おしらせ | > | ひふみさんが入室しました♪ (2021/2/26 11:04:58) |
ひふみ | > | 目の前の彼は「ひふみん 雲の上の空は何色なんだろう」と問いかけた。青空に決まっているとずっと信じて疑わなかったけれど、さて問われると返事に窮してる自分がいた。それなりに頑張って夢果たして今自分は夢のような世界を享受しているが、さて世界は変わったのだろうか?いや何も変わっていないのが現実では?雲の上にはまた雲が幾層にも重なって地上を覆っているのでは?雨足が強くなって来ていた。春の雨だった。足下に撥ねる水しぶきもこころなしか生ぬるく感じられた、ふたりはそれぞれの教室に向かった。 (2021/2/26 11:14:52) |
おしらせ | > | ひふみさんが退室しました。 (2021/2/26 11:15:01) |
おしらせ | > | 月詠さんが入室しました♪ (2022/1/13 21:54:44) |
月詠 | > | こん (2022/1/13 21:54:54) |
月詠 | > | 放置で運営に抹消されんように、風入れて部屋の空気入れ替えに来たよ^^ (2022/1/13 21:56:05) |
月詠 | > | るるさんには「ある晴れた日のことだった」で始まり、「僕も君も終わり方を知らない」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字程度)でお願いします。 (2022/1/13 21:56:54) |
月詠 | > | 私には無理だ(笑) ことねにパス! (2022/1/13 21:57:16) |
おしらせ | > | 月詠さんが退室しました。 (2022/1/13 21:57:22) |
おしらせ | > | カクレクマノミさんが入室しました♪ (2022/1/15 14:49:03) |
カクレクマノミ | > | ある晴れた日の事だった。仲間の群れからはぐれた俺と連れの弟は、見事な連携プレーで、なんか凶暴そうなシャコエビの一種を仕留め、久しぶりの食事にありついていた (2022/1/15 14:52:46) |
カクレクマノミ | > | 俺と弟は一心同体。共鳴する心と身体でチームワークは誰にも負けない。みんなとはぐれたのは寂しいけれど、ふたり一緒なら、どんな困難にも立ち向かって生きていける (2022/1/15 14:56:16) |
カクレクマノミ | > | 食事を終えた頃、弟の様子がおかしい事に気付く。呼気も荒く、鮮やかな身体の色彩を誰にともなくアピールし、身悶えているのである (2022/1/15 14:59:41) |
カクレクマノミ | > | なるほど、こいつもそんな年頃か…なんかこう、交尾的な事をしたいのであろう。この大海原に取り残された俺らふたりの小さな世界の中で、さぞかし苦しかろう (2022/1/15 15:03:58) |
カクレクマノミ | > | だが心配はいらない、お兄ちゃん今からメスになるからな…ぐぬぬ、ソイヤ! (2022/1/15 15:05:28) |
カクレクマノミ | > | いや、なんでお前もメスになるの?じゃあ俺がオスに戻ろう、ぐぬぬ…いや、だからお前はメスのままでいいんだって、え?心と身体が共鳴して足並み揃えちゃう? (2022/1/15 15:07:31) |
カクレクマノミ | > | この海中ショートコントの終わり方を、俺と弟は知らない (2022/1/15 15:10:01) |
おしらせ | > | カクレクマノミさんが退室しました。 (2022/1/15 15:10:07) |
おしらせ | > | ・さんが入室しました♪ (2022/1/17 11:50:52) |
・ | > | 2番手入りました!𝑤 (2022/1/17 11:51:48) |
・ | > | 🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹 (2022/1/17 11:51:56) |
・ | > | ある晴れた日のことだった。 (2022/1/17 11:52:15) |
・ | > | テレビの中で気象予報士が「午後からは天候が崩れ雨になるでしょう」と言っていたので僕にしては珍しく傘を持って外に出た。 (2022/1/17 11:52:35) |
・ | > | 学生の時は、雨と聞いてもその時はその時と思っていた。いや、そもそも天気予報なんて気にしたこともなかった。 (2022/1/17 11:53:04) |
・ | > | その日は一歳年下の友人の十三回忌だった。厳密に言うと十三回忌の一日後だった。 (2022/1/17 11:53:32) |
・ | > | 【こいつホント暗いよな(ROMリンの声)】 (2022/1/17 11:54:07) |
・ | > | 友人は遺書もなく自死を遂げたのだが、亡くなった後、机の中にあったノートの1ページに僕の下の名前が沢山書かれてあったのを両親が発見してしまった。 (2022/1/17 11:55:19) |
・ | > | これは、誰がどう見ても二通りの推理しか成り立たない。 (2022/1/17 11:56:28) |
・ | > | 彼が僕を恨んでいた、彼が僕に友情以上の気持ちがあった。答えは後者で、そうだ、僕は彼からとても遠回しな告白をされた事があったのだ。 (2022/1/17 11:56:55) |
・ | > | いずれどちらが理由だとしても、彼の両親の気持ちは暗澹たるものであったに違いない。 (2022/1/17 11:57:35) |
・ | > | 通夜の夜、僕は彼の父親から、家内が取り乱すと思うので出席を遠慮してくださいと懇願された。 (2022/1/17 11:57:52) |
・ | > | 死因は心不全だと信じている列席者たちに気づかれぬよう僕は静かに頷き帰った。 (2022/1/17 11:58:19) |
・ | > | 僕は、彼の心が壊れつつある事に気づいていながら周りのアドバイスに従い彼を避けていた時期があった。僕は薄情だった。 (2022/1/17 11:59:38) |
・ | > | それから、僕は彼の大親友でありながら、彼にまつわるあらゆる行事に出席できなかった。 (2022/1/17 12:00:16) |
・ | > | 君と偶然出会ったのは、罪人のように一人で訪ねた三回忌の翌日だった。それから毎年君もつきあってくれることになった。 (2022/1/17 12:01:01) |
・ | > | 私鉄のターミナル駅で待ち合わせた君の眼差しは学生の時と変わらず優しかった。僕と君と彼と、何もなかったら、僕と君は結婚していたかもしれない。 (2022/1/17 12:04:10) |
・ | > | 彼の心の中にどんな葛藤があったのだろう。今知る術もなければ、想像も出来ない。 (2022/1/17 12:04:34) |
・ | > | 君は僕と同じように隠れて墓参に訪れていた。何故なら君にも事情があったからだ。彼は、僕と君がつきあつていたことを知りながら、彼女にも告白していたのだった。 (2022/1/17 12:05:59) |
・ | > | 彼の眠る墓の隅にステンレス製の小さなポットのような物がある。 (2022/1/17 12:06:29) |
・ | > | ポット?タイムカプセルと言ったほうがよいのだろうか。 (2022/1/17 12:07:31) |
・ | > | 中には線香と蝋燭とライターとB5のノートがある。その中に13年分の友人たちの気持ちがしたためられている。 (2022/1/17 12:07:34) |
・ | > | 一度だけ、遺族にではなく、彼に対する気持ちだけを書いたことがある。 (2022/1/17 12:07:57) |
・ | > | 勿論、誰と悟られることなくだ。 (2022/1/17 12:08:12) |
・ | > | もう一人詠み人知れぬ馴染みの文字で書かれた短い詩があった。 (2022/1/17 12:08:27) |
・ | > | 君だった。 (2022/1/17 12:08:48) |
・ | > | 君は僕の背中からずーっと僕の舞台裏を見つめてくれていたのかもしれない。 (2022/1/17 12:09:48) |
・ | > | 墓参りを終えて駅で別れる時、 (2022/1/17 12:10:09) |
・ | > | 君が「天気予報ハズレだったね?結局降らなかったじゃない。ねぇ?」と言って小ぶりのショルダーバッグの中から男モノの折り畳みの傘を出した。 (2022/1/17 12:10:53) |
・ | > | 「重いからあげる。持って帰って!」 (2022/1/17 12:12:21) |
・ | > | 僕に渡すと胸の辺りで小さく手を振り君は去って行った。 (2022/1/17 12:12:41) |
・ | > | 僕達は永遠に1ピース足りないジグゾーパズルをバラバラにしては組み立ててきた。 (2022/1/17 12:12:59) |
・ | > | それは、まったくつまらない、とても寂しいジグゾーパズルなのだが、 (2022/1/17 12:13:46) |
・ | > | 本当に困ったことに、 (2022/1/17 12:14:04) |
・ | > | 僕も君も終わり方を知らない。 (2022/1/17 12:14:09) |
・ | > | 〜おしまい〜 (2022/1/17 12:14:23) |
おしらせ | > | ・さんが退室しました。 (2022/1/17 12:14:31) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが入室しました♪ (2022/1/18 02:04:12) |
伊丹空港 ◆ | > | 3番手入ります( ゚▽゚)/ (2022/1/18 02:04:34) |
伊丹空港 ◆ | > | 🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹 (2022/1/18 02:04:41) |
伊丹空港 ◆ | > | ある晴れた日のことだった。というか放射冷却かなんか知らんけど、空気はとても澄み切って槍ヶ岳も補高もはっきり見えて、おまけにチラチラとダイヤモンドダストまでなったりして、つまりはちょー寒いっすって感じで。こんな日になんであたすが北軽までいかにゃあかんかとブツブツと車内でぶーたれてると、運転手から、「なんかスマホ鳴ってっすよ?」とかいうんで、「テメーは前向いて運転しとけボケー!」とどつきつつ、スマホ見ると、「帰りにこっち寄ってかん?( ꈍᴗꈍ)」となんか見たことあるLINEが入ってて、こっちも寒すぎてなんかキレかかってたもんでつい、「おー!行く行くそっち行くから飯おごれ!」ってLINEに反応したら、「買い置きのたこやきでええ?( ꈍᴗꈍ)」とか返ってくるし、まぁそれで手を打つつもりで南下して西に向かったんだけど… (2022/1/18 02:12:15) |
伊丹空港 ◆ | > | 名神入った途端、「あー。仕事入ったまたねまたね\(°o°)/」とつれない返事が入ってて、ここまできてどーすんじゃこらー!とか思いつつ、でもスマホにぶーたれても虚しいだけだったもんで、運転手に「戻るぞコラ」ととりあえず最後まで悪態をつきつつ、ウエルシアでミナエにつなごうか、ファミマ寄って由美の男事情を探ろうか考えあぐねていた時、またLINEで「ねーねールブル見て!(•ө•)♡」とか入っていたもんで、バッテリーちょいやばかったけど、ルブル覗いたら、「壁Ⅱ・)あたしならあってもいいお」とかなんか血迷ったメッセージが入っておって! (2022/1/18 02:17:10) |
伊丹空港 ◆ | > | 「なんであたすがオメーに会いにいかにゃならんか!wwww」って反応してやったら、「(´ . .̫ . `)あいたいと思うことがなによりもたいせつだおー」とか歌い始めやがるので、「くそ!それあたすも歌えるじゃん!」って「よし、ハモってやるからそっちいってやるわ!」って反応したら、「(´ . .̫ . `)ボク歌わないお。フニュ〜」とか抜かしやがって、テメーこのーっと、現実、外の天気が晴れだろうが雨だろうかこんな感じで日常はネットに翻弄されるような、つまりは毎日、僕も君も終わり方を知らない (2022/1/18 02:23:42) |
伊丹空港 ◆ | > | |・`ө・)ノ (2022/1/18 02:23:58) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが退室しました。 (2022/1/18 02:24:01) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/1/25 14:27:14) |
ことね ◆ | > | さてさて、次のお題は、 (2022/1/25 14:28:57) |
ことね ◆ | > | この部屋の創設者のお名前で出してみました。 (2022/1/25 14:29:11) |
ことね ◆ | > | 「100グラム足りなかった」で始まり、「世界は限りなく優しい」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字)以内でお願いします。 (2022/1/25 14:29:15) |
ことね ◆ | > | Let's challenge! (2022/1/25 14:29:43) |
ことね ◆ | > | ・*・:≡( ε:) (2022/1/25 14:29:46) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/1/25 14:29:55) |
おしらせ | > | 藤原 ◆sp4XsViypcさんが入室しました♪ (2022/1/25 17:02:09) |
藤原 ◆ | > | 「100グラム足りなかった」で始まり、「世界は限りなく優しい」で終わる物語 (2022/1/25 17:02:58) |
藤原 ◆ | > | 100グラム足りなかった。焚かれるフラッシュを浴びる俺は、あたかも罪人のように頭を垂れた。『計量に失敗した原因は?』『世界戦に挑めなくなった今の気持ちは?』『チケットは完売との噂ですが、どのように責任を』という、獲物を見つけたハイエナ、マスコミの前で崩れるように倒れ込む。減量苦と贖罪、そしてこんな形で敗れ去った夢の前で、ただ嗚咽を漏らすしかなかったのである (2022/1/25 17:07:20) |
藤原 ◆ | > | 『2時間後にある、最後のチャンスの計量は受けますか?』の質問に、力無く首を横に振る俺。もう出来る事は全てやった。細くとも鋼のような身体、水抜き、頭髪すら剃りあげ、パンツも脱いで計量に挑んだのだ。出来る事はもう、何もなかった (2022/1/25 17:10:22) |
藤原 ◆ | > | その時である。先に計量を済ませて記者会見用のブースに座っていたチャンピオン、ホセペレスが机を叩き、立ち上がった『ユー!ボクシング界の為、そしてお前自身の為、最後まであきらめるな!』そしてその手には、透明な管が握られている (2022/1/25 17:15:09) |
藤原 ◆ | > | 彼は俺の元に歩み寄り、その管を握らせた。『おしっこが出なくても、膀胱には尿がある、必ず…な。抜いて来い!そして世界戦を俺とやるんだ』…チャンピオンが微笑み、そのフェアプレイ精神に会場が湧く。助け舟を出さなければ、チャンピオンは何もしなくてもベルトを守り防衛出来るのだ。記者、そして関係者の中には啜り泣く者さえ出始めていた (2022/1/25 17:18:18) |
藤原 ◆ | > | 俺は尿管を受け取り、ホセペレスにハグをした後、親指を立てて尿管と共に会場を後にした。これからどこに向かうかって?…ほとぼりが冷めるまで、誰にも見つからない別荘や、ネットカフェでも転々とするさ。だってあの場面で『尿管挿すくらいなら世界戦はやりません』なんて言えるわけがない。言えるわけがないだろう…ふと、さっきの慈愛に満ちた会場の景色を思い出す。なんていうか…そう、世界は限りなく優しい (2022/1/25 17:24:58) |
おしらせ | > | 藤原 ◆sp4XsViypcさんが退室しました。 (2022/1/25 17:25:28) |
おしらせ | > | 瑠璃子さんが入室しました♪ (2022/1/25 18:29:51) |
瑠璃子 | > | 献血で血を抜いて、風俗で抜いて、オプションで男の潮吹きのサービス受けたら余裕の減量❤️ (2022/1/25 18:31:05) |
瑠璃子 | > | 瑠璃子も何か書いてみようかしら^ - ^ (2022/1/25 18:31:34) |
瑠璃子 | > | この部屋面白うございました❤️ (2022/1/25 18:31:51) |
瑠璃子 | > | それではご機嫌やうー (2022/1/25 18:31:59) |
おしらせ | > | 瑠璃子さんが退室しました。 (2022/1/25 18:32:01) |
おしらせ | > | 夏目葬式さんが入室しました♪ (2022/1/26 21:31:25) |
夏目葬式 | > | 100g足りなかった、と牧師は肩を落とした。 (2022/1/26 21:32:09) |
夏目葬式 | > | 片田舎で人も決して多くないこの街にやって来て、地味ではあるけれど堅実で誠実に住民たちに接し早20年。 (2022/1/26 21:35:20) |
夏目葬式 | > | 教会には財産と呼べるものは殆ど無い中で、どうしてもお金を工面しなければならず、唯一売り物となる銀食器類を手放したのだが、目標の金額には目方が足りなかったのだ (2022/1/26 21:38:19) |
夏目葬式 | > | 実は牧師は既に妻に先立たれ、数名の孤児を引き取っていたのだが、自身が重い病に見舞われてこの先が短い事を知り、孤児達の引き取り手を見つけ、身辺整理を済ませ、最後に自分が愛したこの街にカリヨンを残したいと思ったのだった (2022/1/26 21:43:53) |
夏目葬式 | > | 若い男達は必ず振り返る、そんな器量の良い娘がつい今しがたまで腰まで垂らしていた黄金のフサを手に取りため息をついた。「100g足りないわ」 (2022/1/26 21:47:33) |
夏目葬式 | > | 牧師により育てられた子供達がこの冬の間に北の街へと移る話を聞き、娘は子供達にマフラー等手袋を送りたくて毛糸が欲しかったのだ。 (2022/1/26 21:50:38) |
夏目葬式 | > | 突然の話だったので娘には準備する時間もお金も無かった為、高く売れる自慢の髪を売ることにしたのだ。 (2022/1/26 21:51:38) |
夏目葬式 | > | 「なぁ、もう一度川を漁ってみようよ?まだ何かあるかも知れないよ?」 体中を泥だらけにした子供達が陽が落ち始めた河原でまだ諦めずにいた。 (2022/1/26 21:55:06) |
夏目葬式 | > | 「あと100g、何とかして鉄屑を集めるんだ!そして牧師様か元気が出るように上等なワインをプレゼントしようね!」 (2022/1/26 21:58:00) |
夏目葬式 | > | 子供達は病気の事は知らなかった。ただ、少し食が細り痩せて元気が無くなった牧師が喜び、また以前の笑顔に戻れることを願って、牧師が唯一嬉しそうな顔を見せた贅沢品の葡萄酒をまた、ここを離れる前に飲ませたかったのだ。 (2022/1/26 22:01:41) |
夏目葬式 | > | 残り時間は余り残っては居ない。それでも皆、諦めることなくその日まで顔を上げていた。 (2022/1/26 22:04:37) |
夏目葬式 | > | 子供達から畏まって呼ばれた牧師の前にはラベルが汚れ、僅かに剥がれて欠損した葡萄酒があった。 (2022/1/26 22:07:26) |
夏目葬式 | > | 「牧師様、今まで僕達を育てて下さってありがとうございました。今日で僕達派ここを離れてしまいますが、最後にみんなからのお礼です。これを飲んで元気になった下さい。」 (2022/1/26 22:09:45) |
夏目葬式 | > | 牧師は一瞬声を詰まらせ、目の端を光らせながら優しく微笑んだ。 (2022/1/26 22:10:43) |
夏目葬式 | > | 「実はね?みんなも知っているここの先輩のルーリーからプレゼントを預かったんだ。色が流行遅れの染めでごめんなさい、だそうだよ。」そう言い、一人一人全員にマフラーと手袋を渡す。 (2022/1/26 22:14:37) |
夏目葬式 | > | 大喜びで早速身につける子供達を手招きして、食堂へ誘う。「今夜はクリスマスだね。実は、街の人達からの寄贈で見たこともないご馳走様だらけだから、暖かいうちに食べようじゃないか。」 (2022/1/26 22:16:58) |
夏目葬式 | > | テーブルの上に所狭しと並べられたご馳走は、商品まで100gの規定を満たして居なかった七面鳥やケーキ、気が付かないくらいのちょっとしたキズの果物やラベルが剥がれたジュースばかりだった (2022/1/26 22:20:21) |
夏目葬式 | > | 本当にあと100g足りなかったルーリーの髪は手芸店がわざわざ流行りから落とした色に染め直して等価としたのだ。子供達の鉄屑もスクラップ工場の親父さんがこっそりと買って来たワインをわざと汚し、子供達の欲しかったものへと直接変えてくれた。 (2022/1/26 22:24:21) |
夏目葬式 | > | クリスマスのご馳走も全て、肉屋や八百屋、ケーキ屋達がわざと商品価値を下げて、売り物にならないと待って来たものばかりである。 (2022/1/26 22:25:46) |
夏目葬式 | > | 子供達がご馳走で瞼を重くし、牧師が葡萄酒に亡き妻の笑顔と再会する中、しんしんと降る雪に吸い込まれるようにカリヨンの鐘が鳴った (2022/1/26 22:27:22) |
夏目葬式 | > | 鉄骨屋は本来、牧師の死後に土地建物を処分して作る約束だったのだが (2022/1/26 22:29:02) |
夏目葬式 | > | その頃は繁忙期だし真鍮の値段も上がるからと、家屋の処分は後回しにして、取り急ぎ納期前倒しで足りない100gの等価にしたのだった。 (2022/1/26 22:31:21) |
夏目葬式 | > | この、カリヨンの音が響く限り、世界は限りなく優しい。 (2022/1/26 22:32:32) |
おしらせ | > | 夏目葬式さんが退室しました。 (2022/1/26 22:32:36) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが入室しました♪ (2022/1/28 03:05:40) |
伊丹空港 ◆ | > | 「100グラム足りなかった…」小豆とぎは、ぬらりひょん閣下に納めるあんこの重さを測ったが、無情にも昨今のコロナ禍の影響で小豆の流通にも支障をきたし、小豆とぎの手元に届く小豆の量が間引きされ届けられていた。「コロナ禍の影響とはいえ、実は裏で操ってるやつがおるはずじゃ!」と、いつも贔屓にしているamazonの小豆問屋のサイトを眺めたが、まっとうなことしか書いておらず、それ以上の情報を得ることができなかった。 (2022/1/28 03:13:17) |
伊丹空港 ◆ | > | そこへ、垢舐めが尋ねてきた。垢舐めは「小豆とぎどん!おらが集めている垢を小豆とぎどんにわけてしんぜよう!」と鼻をふくらませて、ドヤ顔で迫ってきた。小豆とぎは、「おたくの親切には感謝するが、純粋なあんこに混ぜものをしてかさ増ししたのがバレたらSNSでオイラの情報がばらまかれ、住所氏名を特定されるから困る!勘弁してくれ!」と丁重にお断りを入れた。 (2022/1/28 03:16:23) |
伊丹空港 ◆ | > | 次に泥田坊がやってきた。泥田坊は「小豆とぎどん!おらが集めている田んぼの泥を小豆とぎどんにわけてしんぜよう!」と鼻をふくらませて、ドヤ顔で迫ってきた。小豆とぎは、「おたくの親切には感謝するが、純粋なあんこに混ぜものをしてかさ増ししたのがバレたらSNSでオイラの情報がばらまかれ、住所氏名を特定されるから困る!勘弁してくれ!」と丁重にお断りを入れた。 (2022/1/28 03:17:18) |
伊丹空港 ◆ | > | さらに、油すましもやってきた。油すましは「小豆とぎどん!おらが集めている油かすを小豆とぎどんにわけてしんぜよう!」と鼻をふくらませて、ドヤ顔で迫ってきた。小豆とぎは、「おたくの親切には感謝するが、純粋なあんこに混ぜものをしてかさ増ししたのがバレたらSNSでオイラの情報がばらまかれ、住所氏名を特定されるから困る!勘弁してくれ!」と丁重にお断りを入れた。 (2022/1/28 03:18:07) |
伊丹空港 ◆ | > | 垢舐めと泥田坊と油すましは、揃ってがっかりと肩を落とした。すると突然冷たい風が小豆とぎの台所を通り抜けた。勝手口から現れたのは雪女だった。雪女は「では、私がそのあんこを凍らしてあげましょう。そうすれば100gくらいすぐに増えると思いますわ。」そういってふぅっと息を吹きかけ、あんこをフローズン仕立てに仕上げてしまった。 (2022/1/28 03:21:12) |
伊丹空港 ◆ | > | 小豆とぎはフリーザーパックにしゃりしゃりのあんこを詰め、体感的に重くなったような気がするそれを保冷バックに詰めた。「雪女よ!そのアイデアと手伝ってもろたこと感謝この上なし!ぬらりひょんにそのことを申し伝え、雪女にエルメスのバーキンでも贈ってもらえるよう手を回そうぞ!」と言い残し、ぬらりひょん邸に向かってチャリで行った。 (2022/1/28 03:26:02) |
伊丹空港 ◆ | > | ぬらりひょんはでーんとして、居間で小豆とぎが来るのを今か今かと待っていた。「たのもたのもー」そういって、小豆とぎはあんこの詰まった保冷バッグをぬらりひょんに渡した。「お、まちかねたぞ小豆とぎ。これがないと閻魔様に貢ぐぜんざいが作れぬのじゃ。」そういって、保冷パックからしゃりしゃりのあんこを取り出した。ぬらりひょんが、「おい小豆とぎ?なんでこんなに凍っておるのかね?」と小豆とぎに囁くと、小豆とぎは、シレッと「ま、冬なもんで。」と適当に返してしまった。ぬらりひょんが、「おお、そうかそうか。っておみゃーの住んでるとこは伊豆大島でござろ?寒いイメージはないのだぎゃ?」と半ば呆れ顔で小豆とぎに尋ねると、「日本の冬はどこも冬です!」とえらそーに答えた。 (2022/1/28 03:32:47) |
伊丹空港 ◆ | > | ぬらりひょんは湯煎をしてあんこを溶かし、そして分量を計った。しかし…きっかり100g足りない。「おい小豆とぎ!100g足らぬ。如何した?」とたしなめると小豆とぎは驚いたような顔をして「そのようなはずはござらぬ!雪女が凍らせて100g以上の重さにはなったはずですじゃ?」と言うと、「たわけものー!元100g足らぬものを凍らせようが、温めて溶かそうが重さは変わらぬのじゃ!」と詰った。「す、すまんでごじゃる~~~!」小豆とぎはamazonを信じて小豆を購入した経緯から、垢舐め、泥田坊、油すましと雪女がやってきては知恵を与えてくれたことまで全部ぬらりひょんに暴露した。 (2022/1/28 03:39:30) |
伊丹空港 ◆ | > | ぬらりひょんは半ば諦め顔で「まぁ仕方がないのー。今回はぜんざいをやめて、閻魔様には埼玉銘菓十万石まんじゅうで目をつむってもらうことにしよう。よしおまえたちに100g満たないあんこでぜんざいをこさえてやるから、みな集めてまいれ。」と、小豆とぎに伝えると、程なくして、垢舐め、泥田坊、油すまし、雪女を連れて小豆とぎが戻ってきた。ぬらりひょんはニコニコと微笑みながら、「お前たちの友情に免じて、閻魔様に捧げるはずだったぜんざいを味わうがよろし。」と皆に振る舞った。小豆とぎは思った。「あぁなんて、妖怪の世界は限りなく優しい」のだろうと。<おひまい。> (2022/1/28 03:44:47) |
伊丹空港 ◆ | > | |・`ө・) (2022/1/28 03:44:53) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが退室しました。 (2022/1/28 03:44:56) |
おしらせ | > | 月詠さんが入室しました♪ (2022/1/29 12:58:04) |
月詠 | > | こん (2022/1/29 12:58:08) |
月詠 | > | ことね、藤原氏、すみれ、由美さん。 みんな素晴らしい才だね^^ GJ! (2022/1/29 12:58:56) |
月詠 | > | ことね、こんなにも面白い小説をタダで読ませて貰ったからお礼は不要、逆に私から感謝だよ (2022/1/29 13:00:29) |
月詠 | > | ピアノは下手なりに努力はしているが、生憎と文才は全くもって恵まれてないからこれからも読み手で参加させて貰うよ(笑) (2022/1/29 13:02:09) |
月詠 | > | 由美さんも素の由美さんらしかったね^^ もうエセ貴族の瑠璃子キャラ辞めちまえ(笑) (2022/1/29 13:03:39) |
月詠 | > | 乙! (2022/1/29 13:03:45) |
おしらせ | > | 月詠さんが退室しました。 (2022/1/29 13:03:50) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/1/30 12:40:00) |
ことね ◆ | > | ( ゚▽゚)/コンニチハ (2022/1/30 12:40:09) |
ことね ◆ | > | 皆様が本気を出したので、今回のお題は (2022/1/30 12:40:27) |
ことね ◆ | > | パスするに決まってるがな!(#`皿´) (2022/1/30 12:40:41) |
ことね ◆ | > | そこで次回のお題に入ります(_💢òωó)_バァン (2022/1/30 12:41:01) |
ことね ◆ | > | 前回のお題の最終ランナーがすみれんだったので、 (2022/1/30 12:42:50) |
ことね ◆ | > | すみれんで検索しました。 (2022/1/30 12:43:01) |
ことね ◆ | > | すみれんさんには「探し物はここにあるのに」で始まり、「そこに彼はいなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字程度)でお願いします。 (2022/1/30 12:43:08) |
ことね ◆ | > | ことねが勝手に描きやすいように作ってね?|・`ω・)ザワ (2022/1/30 12:44:02) |
ことね ◆ | > | そんなことがないように 𝑤 (2022/1/30 12:44:10) |
ことね ◆ | > | 証拠を(_💢òωó)_バァン (2022/1/30 12:44:15) |
ことね ◆ | > | 奮ってご酸化ください!・*・:≡( ε:) (2022/1/30 12:44:47) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/1/30 12:44:50) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/1/30 12:56:29) |
ことね ◆ | > | 追加しまーす! (2022/1/30 12:56:37) |
ことね ◆ | > | 「探し物はここにあるのに」で始まり、「そこに彼はいなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字程度)でお願いします。 (2022/1/30 12:56:58) |
ことね ◆ | > | そこに彼女はいなかったでもよしとします(=゚ω゚)ノ (2022/1/30 12:57:13) |
ことね ◆ | > | いじょ(=゚ω゚)ノ (2022/1/30 12:57:19) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/1/30 12:57:22) |
おしらせ | > | ヘミング(? ?? ?)?ウェーイさんが入室しました♪ (2022/1/30 13:48:21) |
おしらせ | > | ヘミング(? ?? ?)?ウェーイさんが退室しました。 (2022/1/30 13:49:09) |
おしらせ | > | ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイさんが入室しました♪ (2022/1/30 13:50:09) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 探し物はここにあるのに。 (2022/1/30 13:50:40) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | かつてはゴールドラッシュに沸き、大勢の入植者で賑わっていたこの街だが、呆気ない金の枯渇と、新しい革命的に発展した新技術を導入して勃興する活気ある新興都市に人が流れ流れて、今では見る影もなく寂れ果ててしまっている。 (2022/1/30 13:55:46) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 明るい未来が見えないこの街は例外なく秩序も乱れ、所々スラムと化して、チンピラやマフィアが我が物顔で羊のような住民達を脅かし、街を荒らして汚していた。 (2022/1/30 13:59:03) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | この町外れには古い店があり、昼は喫茶店、夜はバーとして慎ましやかで、この街を愛する古株達が集い、語らうサロンとして決して派手では無いが賑わっていた。 (2022/1/30 14:01:38) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 町外れにあった為、店のマスターは街の中心部へは出かけたことも無く、かつての穏やかだった街の時代で時が止まっていたのだが、それをある日、中心部を荒らしているならず者がふらりとやって来て、この店を荒らし始めた。 (2022/1/30 14:04:05) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 狼狽えて撃退しようとしたのだが、元々争い事の無い世界で生きて来た店の者達には撃退は難しく、逆に騒動につけ込んで更なるならず者達まで店を囲み、壊し、荒らし、店への嫌がらせが始まった。 (2022/1/30 14:07:24) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 店のマスターも店員も、常連客達も疲れ果てた頃、その店へ見知らぬ若者が訪ねて来てこう言った。 (2022/1/30 14:08:58) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 「近所に住んでいるのだが、いつもこの店から聞こえて来る笑い声が楽しそうで、良い店だと思って通る度に見ていたのですが、最近は笑い声が聞こえなくて寂しく感じてましたよ。」 (2022/1/30 14:12:24) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 「僕自身嫌な事があったから、何か全てを変えてくれる《明るい希望》を探して居たのですが、その一つがこの店の、あなた達の明るく幸せそうな笑い声でした。僕は以前住んでいた町では治安の経験を持って居るので、良かったら力になりますよ!」 (2022/1/30 14:17:17) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | その男が店に顔を出してからは早かった。昔の街で共に治安に携わっていた仲間や保安官らに手紙を出し、協力を得ると少しづつだが国が動き、治安の為のフェンスやバリケードを築き、たまに軍隊を派遣してはその場でならず物を射殺してくれるようになった。 (2022/1/30 14:20:36) |
ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイ | > | 相変わらず今も無法者は居るのだが、それでもまた店には静かな平和訪れ、あの男が探していた笑い声も戻り、活気が戻って来たのだが、男は新事業を起こすため心機一転してこの街を離れた後で、そこに彼は居なかった (2022/1/30 14:24:34) |
おしらせ | > | ヘミング( 厂?ω? )厂ウェーイさんが退室しました。 (2022/1/30 14:25:00) |
おしらせ | > | ダサいオサムさんが入室しました♪ (2022/2/2 10:53:31) |
ダサいオサム | > | 探し物はここにあるのに。鏡の前で瑠璃子は情け無い自身へと深くため息をついた。 (2022/2/2 10:54:28) |
ダサいオサム | > | 共に華族から平民へと落ちぶれた斜陽仲間達と久しぶりに銀座へ繰り出して (2022/2/2 10:55:34) |
ダサいオサム | > | 今の世を呪う愚痴を共にぶつけ合い、傷口を舐め合って擦り切れそうなプライドを保ち、鹿鳴館では給仕務めの身分を忘れて狂ったように踊り明かそうと思っていた矢先、 (2022/2/2 10:58:49) |
ダサいオサム | > | 今の瑠璃子には無くてはならない三種の神器の一つ、ハズキルーペが見当たらず、迫り来る待ち合わせの時間に追われ、焦りに焦って家中家探しをして疲れ果て、ふとトイレで用を足した後の鏡の自分の頭上にそれを発見したのだ。 (2022/2/2 11:01:17) |
ダサいオサム | > | 疲れとともに安堵して体から力が抜けた。笑うしかない。 (2022/2/2 11:02:36) |
ダサいオサム | > | でもこれでやっと安心して出かけられる! (2022/2/2 11:02:56) |
ダサいオサム | > | 最近ボケて来た不安から、持ち物は前の日にちゃんとメモして仏壇の前に準備して置いてある! (2022/2/2 11:03:37) |
ダサいオサム | > | 徘徊時の名札である迷子カード、疲れた時の養命酒、膝が痛み出したら皇潤、舞踏会では脚光を浴びたいからキミエホワイト、いつポックリ行ってもいいように紙に印刷された六文銭 (2022/2/2 11:05:59) |
ダサいオサム | > | 瑠璃子、完璧! (2022/2/2 11:06:11) |
ダサいオサム | > | もうすぐ円タクも迎えに来る頃ね^ - ^ 今日は久しぶりに羽を伸ばして羽ばたいてまいりとうございます❤️ (2022/2/2 11:07:54) |
ダサいオサム | > | (2022/2/2 11:07:57) |
ダサいオサム | > | (2022/2/2 11:07:59) |
ダサいオサム | > | (2022/2/2 11:08:01) |
ダサいオサム | > | 意気揚々とした瑠璃子の家の仏壇の前には、皇潤やキミエホワイト達が並べられたまま、所有者をじっと待っていたのだが (2022/2/2 11:09:53) |
ダサいオサム | > | そこに彼女は居なかった (2022/2/2 11:10:03) |
おしらせ | > | ダサいオサムさんが退室しました。 (2022/2/2 11:10:10) |
おしらせ | > | ゜ ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/2/2 14:03:04) |
゜ ◆ | > | 🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹 (2022/2/2 14:03:17) |
゜ ◆ | > | 3番手入ります。 (2022/2/2 14:03:25) |
゜ ◆ | > | 「探し物はここにあるのに」で始まり、「そこに彼はいなかった」で終わる物語を書いてください。 (2022/2/2 14:04:14) |
゜ ◆ | > | 「探し物はここにあるのにぃ…」 (2022/2/2 14:04:37) |
゜ ◆ | > | 慌ただしく家を飛び出した和樹を追いかけて外へ出たが既にクルマは見当たらなかった。 (2022/2/2 14:04:52) |
゜ ◆ | > | 「もぉ〜あわてんぼうなんだからぁ」奈々は困ったような笑みを浮かべて溜め息をついた。そして麦茶の入ったグラスを手にした。 (2022/2/2 14:05:18) |
゜ ◆ | > | その奈々の背後に和樹は立っていた。 (2022/2/2 14:05:32) |
゜ ◆ | > | この三年間というもの、毎朝決まった時間にマンションの立体駐車場に駈けて行っては、溜め息ついて部屋に戻る奈々を和樹は見ていた。 (2022/2/2 14:05:52) |
゜ ◆ | > | 勿論、奈々からは和樹は見えない。別の世界の住人になっていたからだ。 (2022/2/2 14:06:08) |
゜ ◆ | > | (奈々…)優しく深い眼差しで和樹は奈々の背中を見つめていた。 (2022/2/2 14:06:27) |
゜ ◆ | > | そこに電話が鳴った。電話の主は和樹の後輩の慎也からだった。 (2022/2/2 14:06:42) |
゜ ◆ | > | 和樹には電話の内容が理解できた。 (2022/2/2 14:07:07) |
゜ ◆ | > | 「なに?なに?うんうん、いいねぇ。え?もううちの前?」奈々が驚いてベランダに出ると、慎也のクルマが道の反対側に停車しているのが見えた。 (2022/2/2 14:07:22) |
゜ ◆ | > | 海にでも行くのだろうか?どうやら、慎也は奈々を外に連れ出そうとしているらしい。 (2022/2/2 14:08:05) |
゜ ◆ | > | 「遅いと和さんに叱られるから夕方までよ?…。わかった。うんうん。じゃぁ、ちょっと待っててね。」 (2022/2/2 14:08:36) |
゜ ◆ | > | 奈々は素早く身支度を終えると、深夜のクルマの助手席に腰を下ろした。 (2022/2/2 14:08:51) |
゜ ◆ | > | 和樹はベランダに立ち、微笑みながらクルマを見送った。 (2022/2/2 14:09:23) |
゜ ◆ | > | そこに、ひと吹き息を吹きかけるような初夏を思わせる風が吹いた。 (2022/2/2 14:10:06) |
゜ ◆ | > | 次の瞬間、そこに彼はいなかった。 (2022/2/2 14:10:24) |
゜ ◆ | > | 〜おしまい〜 (2022/2/2 14:10:30) |
゜ ◆ | > | ことねんでした。 (2022/2/2 14:10:38) |
おしらせ | > | ゜ ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/2/2 14:10:41) |
おしらせ | > | オタク側まみの介さんが入室しました♪ (2022/2/3 12:06:48) |
オタク側まみの介 | > | 探し物はここにあるのに。愛しい愛しい私のTくん。あなたのリコーダーは、カバンの中を、机の中を、探してみても見つからないのに。だって私のカバンの中にあるんだもの。 (2022/2/3 12:08:29) |
オタク側まみの介 | > | おうちに持って帰ったらこっそり吹き口を私のと取り換えてから、返してあげるからね。 (2022/2/3 12:09:09) |
オタク側まみの介 | > | 思いもよらない場所に。そうね、体操服を入れる袋の奥の方に返しておこうかな。 (2022/2/3 12:09:36) |
オタク側まみの介 | > | Tくんの唾液をたくさん含んだ吸い口はもう私のもの。私が拙い吸い付きで練習を繰り返した吸い口はTくんのもの。吹き口を取り換えても、見た目で違いはわからないけど、口に含んだときの舌ざわり、におい、味、すべてが違う気がする。 (2022/2/3 12:11:24) |
オタク側まみの介 | > | ああ、私ってへんなのかな。思春期の恋だもん仕方ないよね、仕方ない仕方ない。 (2022/2/3 12:11:43) |
オタク側まみの介 | > | 朝いちばんに登校し、誰にも気づかれないように素早くTくんの体操服袋にリコーダーを返す。 (2022/2/3 12:12:11) |
オタク側まみの介 | > | 体育の時間の前にリコーダーに気づいたTくんは大きな声をあげた。「おっかしーなー。机の中に入れてたはずなのになんでこんなところに」 (2022/2/3 12:12:45) |
オタク側まみの介 | > | 「おやおや、それは座敷童の仕業かもね。。。」普段物静かなクラスメイトのSちゃんが独り言のようにつぶやく。 (2022/2/3 12:13:12) |
オタク側まみの介 | > | 「なんだ?座敷童って」「中学生にもなって妖怪大辞典も読んでないの? まったく。座敷童というのはいたずら好きな妖怪でね、うんちょっと私の妖怪センサーも反応しているわね」Sちゃんはそういってカバンの中から緑のランプがともる、一見いやらしいものに見えてしまいそうな形状の妖怪センサーワラ氏とやらを取り出した。そっとそれをTくんの体操袋に近づける。 (2022/2/3 12:14:01) |
オタク側まみの介 | > | とたん、ワラ氏の緑のランプが赤く変わり「よくないやつがいるな」妙に高めの園児のような声でワラ氏がいう。 (2022/2/3 12:15:06) |
オタク側まみの介 | > | 「な、なんだよ。。なんかいるのかよ、俺の体操服・・・」Tくんがおびえた目でつぶやく。 (2022/2/3 12:15:32) |
オタク側まみの介 | > | 恋は盲目? それでも私は思わず突っ込んだ。 (2022/2/3 12:16:18) |
オタク側まみの介 | > | やったんワシや! そんなところに彼女(座敷童)がおってたまるか! (2022/2/3 12:16:37) |
オタク側まみの介 | > | ※お粗末( ゚Д゚) (2022/2/3 12:16:49) |
おしらせ | > | オタク側まみの介さんが退室しました。 (2022/2/3 12:16:53) |
おしらせ | > | ひふみさんが入室しました♪ (2022/2/3 12:51:05) |
ひふみ | > | ブクマ用の足跡ぺたっw (2022/2/3 12:51:31) |
おしらせ | > | ひふみさんが退室しました。 (2022/2/3 12:51:36) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが入室しました♪ (2022/2/5 12:42:02) |
伊丹空港 ◆ | > | 「探し物はここにあるのに」、「…ね?そろそろ、報酬を規定どおり払ってもらえませんでしょうかね?」 (2022/2/5 12:42:47) |
伊丹空港 ◆ | > | そういうと、彼は揺り椅子に深く腰掛け、パイプをくゆらせた。女は、「えぇ、お支払いいたしますわ。でも…、たぶんその調査書にはもう、私の捜してるものはきっとありませんの…。」 (2022/2/5 12:44:35) |
伊丹空港 ◆ | > | 「と、おっしゃいますと?」彼はパイプを置き、もう一度、調査書のページを捲りはじめた。「2月3日、Aと女Bが歌舞伎町のホテルをでる。AとBが新大久保の駅前で別れ、Aはそのままコンビニで恵方巻きを3つ買う。Aはいま出たばかりのホテルに戻る…。ここまでは事実なんですよ?奥さん…。」といって、彼はパサッと調査書を机にこれみよがしに放おった。 (2022/2/5 12:49:17) |
伊丹空港 ◆ | > | 「えぇ、でも実際、そのホテルには食べ残りの恵方巻きと、鬼の面、そして散らばった豆が無数…。でも、なかったのよ!ないの…。見つからないのよ…大豆色のBB弾が…。」そしてよよよと女は泣き崩れた…。 (2022/2/5 12:51:46) |
伊丹空港 ◆ | > | 「あ、あのね?民間のホテルであんたたち姉妹と旦那が豆まきやって、アンタが刺激が足らぬと、エアガンで鬼役の旦那をパシパシ撃ちまくったから旦那が逃げたんでしょーが!BB弾はね、いっこいっこ、ホテルマンが全部拾って持っていかれましたよ。えぇえぇ。なんて迷惑で非常識なんだ!と私にね?ずっとグチグチいわれましたよ?どーしてくれるんですか?精神的なダメージマックスですわ!」そして、女にさらなる請求書を渡した。 (2022/2/5 12:55:44) |
伊丹空港 ◆ | > | 「この程度、大人のたしなみですわ」そういって、女はやっとはんこを押した。「それで、旦那はどこへ行きましたの?」 (2022/2/5 12:57:16) |
伊丹空港 ◆ | > | 「彼はね。目白駅で降りて、皮膚科に背中を見せてましたね。真っ赤になってたらしいですね。背中。それから先は彼の行方はわかりませんけど…。」きっと彼はせつぶんに懲りたはずだ。二度と消せない記憶の痛みの中で、彼は二度と戻ってはこないだろう。そう、2月の新宿、歌舞伎町…彼はそこに居なかった。 (2022/2/5 13:00:17) |
伊丹空港 ◆ | > | おしまひ|・`ө・) (2022/2/5 13:00:24) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが退室しました。 (2022/2/5 13:00:26) |
おしらせ | > | 瑠璃子さんが入室しました♪ (2022/2/5 19:50:02) |
瑠璃子 | > | すみちゃんが無事でBBA安心しました❤️ (2022/2/5 19:50:33) |
瑠璃子 | > | 心配どころか、るるを皮肉って節分の鬼のネタでディスる心意気天晴! (2022/2/5 19:51:45) |
瑠璃子 | > | 瑠璃子感動致しましたわよー^ - ^ (2022/2/5 19:52:20) |
おしらせ | > | 瑠璃子さんが退室しました。 (2022/2/5 19:52:25) |
おしらせ | > | 藤原 ◆sp4XsViypcさんが入室しました♪ (2022/2/5 23:42:59) |
藤原 ◆ | > | 「探し物はここにあるのに」で始まり、「そこに彼はいなかった」で終わる物語 (2022/2/5 23:43:49) |
藤原 ◆ | > | 『探し物はここにあるのに』…確かにそう聞こえた。此処から、この机の引き出しの中から (2022/2/5 23:45:40) |
藤原 ◆ | > | 数年前から…いや、厳密には子供の頃からなんだけども。生来のだらしなさから頻繁に物を失くす。そしてありとあらゆる場所を探し尽くした後、何度も探した場所に何食わぬ顔をして鎮座している遺失物 (2022/2/5 23:48:54) |
藤原 ◆ | > | それをいつの日からか「コロボックルの悪戯」と、勝手に命名してた。確かめたはずの場所から探し物が出て来る…なんて、多分そんなに特殊な事ではないだろう。でも、それらが見つかる時は必ず探す事に疲れ果てて、あきらめる直前だったのだ (2022/2/5 23:51:52) |
藤原 ◆ | > | 必死に探し、狼狽え、そして発見して胸に十字を切って感謝の祈りを天に捧げる。この一連のルーティーンを小さな小人はきっとどこかで見ながらクスクスと笑っているのだろう。ただ、その現象には悪意のような物は感じられずにいた (2022/2/5 23:54:22) |
藤原 ◆ | > | 数カ月前は、以前の会社にいた時、好きだった同僚から貰って、大事にラミネートして保存してたチョコの欠片。またある日は受験前日に、塾の先生から渡された応援メッセージ。 (2022/2/5 23:56:11) |
藤原 ◆ | > | どれも自分が煮詰まり、挫けそうな時に、コロボックルはそっと元の場所に戻してくれていた。そう、負けそうな僕の背中を力強く押すように (2022/2/5 23:57:35) |
藤原 ◆ | > | …声?机の引き出しの中、から…?ついに会えるのだろうか、悪戯好きの悪意がない、そして節目節目で勇気を与えてくれていた小さな小人に。姿を見せてくれると言うのだろうか…そっと引き出しを開けてみる (2022/2/5 23:59:47) |
藤原 ◆ | > | 『こ、これは…!』そこには失くしてから随分時を経た、甲子園の砂が入った小瓶があった。そして…その後ろには、隠れるように僕を伺ってる小人がいた (2022/2/6 00:01:45) |
藤原 ◆ | > | 『はじめまして、会えて嬉しいよ』指先を伸ばして握手を求めるも、さすがに警戒してるのか、小人がそこに触れて来る事はなかった (2022/2/6 00:02:57) |
藤原 ◆ | > | 『で、僕の耳掻き何処に隠したの?』嗚呼、言ってしまった。探し物はコレジャナイって言ってしまった。だってもう耳穴痒くて限界…!一度切った視線を、再び小瓶の裏に向ける (2022/2/6 00:05:37) |
藤原 ◆ | > | もう、そこに彼はいなかった (2022/2/6 00:06:31) |
おしらせ | > | 藤原 ◆sp4XsViypcさんが退室しました。 (2022/2/6 00:06:41) |
おしらせ | > | 藤ワラ氏さんが入室しました♪ (2022/2/6 07:18:32) |
藤ワラ氏 | > | しょうがない奴だな、とフッと笑みをこぼし、思いがけない遺失物との再会を喜び、日に透かしながら小瓶を軽く傾けて忘れていた心の青春時代のアルバムを懐かしく開いた。 (2022/2/6 07:21:11) |
藤ワラ氏 | > | と、傾けて転がすたびに瓶の砂の中に、いくつもの芯のシルエットが太陽を背に影を見せるではないか。 (2022/2/6 07:22:24) |
藤ワラ氏 | > | あ、もしや?と、この浮かび上がったシルエットに思い当たる節があって蓋を開けて、中の砂をこぼさぬよう注意深く芯を抜いた。 (2022/2/6 07:23:59) |
藤ワラ氏 | > | 芯を映すシルエットは五本くらいあり、そのうちから取り敢えず一本を抜きながら呟いた。「もし、これが俺の知っているアレならばおかしいぞ?なんで五本もあるんだ?」 (2022/2/6 07:26:19) |
藤ワラ氏 | > | そろりと抜きだすと直ぐにわかった。やはり、思った通り探していた耳かきだった。コロポックルめ、案外ツンデレの照れ屋さんみたいな真似するんだなとニヤけながら、これで痒い耳を掃除出来ると満足げに引き抜いた。 (2022/2/6 07:28:37) |
藤ワラ氏 | > | 「!」 (2022/2/6 07:29:12) |
藤ワラ氏 | > | そっとその耳かきを戻して、小瓶に蓋をし、コロコロと振る。 (2022/2/6 07:29:56) |
藤ワラ氏 | > | くそ、やられた。5本あったのはこういう理由か。 (2022/2/6 07:30:31) |
藤ワラ氏 | > | さっき抜いた時、柄の部分に《ハズレ》と書かれていたのだ。 (2022/2/6 07:31:27) |
藤ワラ氏 | > | 俺の性格を熟知してやがる!俺は当たりが出るまできっと何度も挑戦するだろう。そして、当たりを引くまでこの痒さと戦わなければならない状況に、余計にイライラが募るのだった。 (2022/2/6 07:32:58) |
藤ワラ氏 | > | happy end (2022/2/6 07:33:56) |
おしらせ | > | 藤ワラ氏さんが退室しました。 (2022/2/6 07:33:58) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/2/8 13:37:11) |
ことね ◆ | > | 総勢2万6千人の参加者の方々、ありがとうございました! (2022/2/8 13:37:20) |
ことね ◆ | > | それでは早速ざっくり寸評に入ろかと思いましたが(_💢òωó)_バァン (2022/2/8 13:38:07) |
ことね ◆ | > | おーだーい!ハイ! (2022/2/8 13:38:19) |
ことね ◆ | > | おーだーい!ハイ! (2022/2/8 13:38:28) |
ことね ◆ | > | 次のお題出せの声が鳴り響く場内 (2022/2/8 13:38:52) |
ことね ◆ | > | 身の危険すら感じます( ºωº ;) (2022/2/8 13:39:02) |
ことね ◆ | > | 今回は覚醒目覚しいおふたりの名前で診断しました! (2022/2/8 13:40:19) |
ことね ◆ | > | O[-ω-]O♪♪おーだーい!おーだーい! (2022/2/8 13:40:34) |
ことね ◆ | > | 発表します! (2022/2/8 13:40:42) |
ことね ◆ | > | ドロドロドロドロドロ(ドラムロール (2022/2/8 13:40:58) |
ことね ◆ | > | 藤原瑠璃子さんには「また同じ夢を見た」で始まり、「そんな君がただ愛しかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば6ツイート(840字程度)でお願いします。 (2022/2/8 13:41:05) |
ことね ◆ | > | 【また同じ夢を見た】 (2022/2/8 13:41:19) |
ことね ◆ | > | 【そんな君がただ愛しかった】 (2022/2/8 13:41:35) |
ことね ◆ | > | これだー! (2022/2/8 13:41:38) |
ことね ◆ | > | ファイ!・*・:≡( ε:) (2022/2/8 13:41:46) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/2/8 13:41:54) |
おしらせ | > | 正岡死期さんが入室しました♪ (2022/2/10 22:07:32) |
正岡死期 | > | 「また同じ夢を見たよ」 (2022/2/10 22:08:16) |
正岡死期 | > | そう言いながら、少しにやけたような薄い笑顔を隠すように、俯き加減で老人が話しかけて来た。 (2022/2/10 22:09:41) |
正岡死期 | > | 少し手を伸ばすだけで、すぐに米寿に届きそうなこの男性の身の回りの世話を私がする様になって、まだ三ヶ月程なのだが (2022/2/10 22:12:36) |
正岡死期 | > | 若い頃から寡黙で家庭でも多くを語らず、家族を養う為に仕事一筋で不器用な昭和の男の辞書そのものだったと自らを語る男なのだが、どうしてどうして。時折優しそうに歯をこぼし、世話人の私を事を逆に気遣い、 (2022/2/10 22:17:07) |
正岡死期 | > | やれ休憩しなさいだの、そこまで細かい掃除は要らないだの、お茶や茶菓子を用意してもてなしてくれるのだ。 (2022/2/10 22:19:18) |
正岡死期 | > | 丁度区切りよく部屋の掃除も済んで、先刻の夢の話をしたそうな男のソワソワと嬉しそうなテンションを放置するのも可哀想なので、今日も聞いてあげる事にした。 (2022/2/10 22:24:44) |
正岡死期 | > | 「ユウジさん、またって、例の食堂の夢ですか?」言い終わる前に彼は奇跡を体験した者のような興奮ぶりで上半身ごと頷いている。 (2022/2/10 22:26:52) |
正岡死期 | > | 「そうなんだよ!わしは行ったことも見た事もない街の食堂なんだが、いつも同じ店なんだよ!不思議だろ?」真剣な目で、軽く首を捻って彼は続ける。 (2022/2/10 22:28:50) |
正岡死期 | > | 「そして見知らぬ看板娘さんが居て、周りの客に気がつかれんようにそっと口元に指を立たせて、餃子置いてくれるんだよ。」 (2022/2/10 22:30:56) |
正岡死期 | > | 純朴な少年のような、ベタな恋心がダダ漏れしている事にも気がついて無い様子で、ただただ不思議がっている老人に少し、意地悪をしたくなってみた。 (2022/2/10 22:33:27) |
正岡死期 | > | 「ねぇ?ユウジさん、それ昔見たドラマか何かのシーンに憧れて、理想の夢を妄想してると思いますよ?その娘さんも好きだった憧れの女優さんじゃ無いの?(笑)」 (2022/2/10 22:36:01) |
正岡死期 | > | 「そうなのかのぉー。でも何度も見とる夢だしワシが好きな女優なら直ぐに判るじゃろう。それにこの娘さん、実は素朴で地味な女の子なんじゃよ。もしかすると何度も見ておるのはそのうちこれから先の未来で起こる未来なのかも知れんなぁ」 (2022/2/10 22:41:23) |
正岡死期 | > | 「うん、こんなに何度も、知らない世界の同じ夢を見るなんてきっとユウジさんは何かの不思議な力を持っているのかもね(笑)」 (2022/2/10 22:43:42) |
正岡死期 | > | 話もひと段落つきそうなので、今日もまた彼に同じ質問をしてみた。 (2022/2/10 22:44:27) |
正岡死期 | > | 「で、その若い娘さんはユウジさんはタイプなの?」私の問いに恥ずかしそうに湯呑みに瞳を落とす彼を私は冷やかすように指で突いてみた。 (2022/2/10 22:46:42) |
正岡死期 | > | 「夢の中で話もして無いんじゃが、何故か心臓がドキドキしてしまうんじゃ。何度も夢で見るから、年甲斐も無く好いてしまったかもわからんのぉ」 (2022/2/10 22:48:33) |
正岡死期 | > | 照れる老人に私も堪えきれなくて笑みを溢す。おい、寡黙で不器用な昭和の男はどこに行った(笑) (2022/2/10 22:49:59) |
正岡死期 | > | でも。 (2022/2/10 22:50:26) |
正岡死期 | > | 確かに若い頃の彼は無口で寡黙、いつも私が働いていた食堂にやって来ても、最初の頃はメニューを指差し、通い続けて常連客となった頃はようやく一言、「いつもの。」と呟くだけだった。 (2022/2/10 22:53:13) |
正岡死期 | > | そんな彼が初めて他の言葉を発したのは、仕事を終えて気分良くなり、つい量を超えて気が大きくなった客が私のお尻を触ったり絡んで来た時だった。 (2022/2/10 22:55:22) |
正岡死期 | > | いつもの大人しそうで喧騒の中では聞き取りにくい彼がこの時には地響きのような通る声で迷惑な客を一喝し、そんな彼に胸ぐらを掴みかけた男をあっという間に投げ倒した姿に、私は一瞬で心を奪われたのだ。 (2022/2/10 22:59:02) |
正岡死期 | > | それ以来、ユウジさんが気になって仕方なく、いつも意識してしまい、助けられたお礼も兼ねて毎日餃子攻撃をしたものだった。 (2022/2/10 23:00:45) |
正岡死期 | > | それからいつの間にか無骨な彼も私を気にかけてくれ、私が彼の苗字に変わったのは自然な流れだった。 (2022/2/10 23:02:09) |
正岡死期 | > | あれから50年以上経ち、彼は少しずつ本来の自我を痴呆に蝕まれてしまっている。ここ最近ではついに、息子や孫は勿論、私の事さえ忘れてしまった。 (2022/2/10 23:06:08) |
正岡死期 | > | 身体も言うことを聞かなくなって来た老老介護の私には、最近ユウジさんの世話も段々辛く感じて挫けそうになっていたのだが (2022/2/10 23:13:12) |
正岡死期 | > | この人は果たして、本当に私を愛してくれて居たのだろうか?と結婚したから時々頭をよぎって来た疑問は、彼の痴呆によって思わぬ形で答えてくれた。 (2022/2/10 23:16:39) |
正岡死期 | > | やはりユウジさんは、私にドキドキしてくれていたのね。決して女優のようでは無い、素朴で地味な私なのに。 (2022/2/10 23:18:39) |
正岡死期 | > | ボケるまで、決して好きだも愛してるも語る事の無かったあなた。でも、心の中ではこんなに長い間ずっと愛してくれているなんて、ありがとう、あなた。本当に寡黙で無口で不器用な昭和男そのものね(笑) (2022/2/10 23:21:56) |
正岡死期 | > | そんなあなたが、ただただ愛しかった。 (2022/2/10 23:23:19) |
おしらせ | > | 正岡死期さんが退室しました。 (2022/2/10 23:23:24) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが入室しました♪ (2022/2/11 13:33:32) |
伊丹空港 ◆ | > | 正岡死期さんの感動のエッセイの後は、私が入るしかないと思ってました( ꈍөꈍ) (2022/2/11 13:34:08) |
伊丹空港 ◆ | > | では、 (2022/2/11 13:34:14) |
伊丹空港 ◆ | > | 「また同じ夢を見たよ。」「あぁ、あの夢ですね?」私は教授のつぶやきに反応して、回転椅子ごと彼の方に向き直った。「どうしてだろう、夢に敏感になりすぎるのかな…。」教授は銀縁眼鏡を外し、学生から回収した課題論文の、採点をし終えたおよそ半分の束をトントンとまとめた。教授とこのように、教授と助手という関係になりえているきっかけも”夢”だった。私が学部生だった頃の卒業論文の指導教官が教授だった。私は夢についての論文をまとめたが、教授は、「これは論文じゃないよ。エッセイだな。論文っていうのは科学的根拠と考証が必要なんだよ。」と一蹴された。しかし続けて、「けど着眼点は面白い。ユング以外のアプローチでまとめ直してみたら、意外なテーマになりそうだが…やってみるかい?」と投げかけた。 (2022/2/11 13:34:38) |
伊丹空港 ◆ | > | 私は無事に卒業したかったから二つ返事で承諾したが、やればやるほど暗闇のイバラ畑に足を踏み込んでいく感じがして、結局、まるっと別のテーマにして卒業論文はのりきってしまった。教授は、「そっか、残念だな。」と一言つぶやいて、私の卒論を承認した。私は一度、一般の企業に就職した。また大学に戻るつもりはさらさらなかったが、業務と理想のギャップがますます乖離し始め、別の大学院に進学することにした。 (2022/2/11 13:38:58) |
伊丹空港 ◆ | > | 何度目かの学会参加の時、私は教授との再開を果たした。教授は私の名前も顔も覚えていた。それも意外だった。それから食事に誘われた。席で教授は私の研究について触れてくるのかと思ったが、教授は一方的に、「ユングから夢の心理的分析はほとんど進んでいない。」だの、「明晰夢はそこまで訓練しなくても得られやすい。」だの、「睡眠障害に関わる治療的な夢の導入を恣意的に行えるメソッド。」だの、小難しいテーマを次々に持ち出して悦に浸っている。”教授は夢の研究にご執心なのかな?”と微笑ましく傾聴していたが、教授と別れた帰り道で、私のボツにした卒論テーマが”夢”だったのを思い出し、だから夢の話を持ち出したのかと、私は教授の教授らしい”心遣い”に恐縮した。それからもちょくちょくと教授と会う機会もあって、教授の研究室に助手として声を掛けてもらって今に至っている。 (2022/2/11 13:39:15) |
伊丹空港 ◆ | > | そんなある日、教授が認知科学、脳科学学者のシンポジウムから戻ってきた時に、私に「僕と同じように同じ夢を何度も見る人がいてね、その夢を仮想的にトレースする試みをやることに決めたよ!」と興奮気味に仰った。「夢の成分っていうのは過去に体験したまたは学習した記憶の欠片が視覚情報に映り込んだもので、それらは脳がでたらめに組み合わせて演出した映像というべきものとして考えるなら、完全な過去の映像をいくつかプログラムして、その中から無作為に映像情報を抽出して、組み合わせてゆけば夢のトレースができるんじゃないかってね!」そういって、教授は紙袋から化粧箱に包まれたVRセットを取り出して私に見せた。 (2022/2/11 13:40:07) |
伊丹空港 ◆ | > | 教授は続けて、「思うのだがね、睡眠障害の治療的アプローチもさることながら、例えば第一次世界大戦後に多くの症例を見たいわゆるシェルショック症候群だの、現代ではPTSDだの、そういった心理的ダメージを映像化された過去の記憶を補正または修正した映像で記憶を上書きできればきっと違った反応になってくると思うんだがね。」なるほどと私は頷きながら、「これに教授の過去の記憶を映像化したものを投影させればいいのですね?」と言うと、「そのとおり!少しおおきなプロジェクトだがやってみるかね?」と誘った。 (2022/2/11 13:40:49) |
伊丹空港 ◆ | > | とりあえず、テスト的に(抱合せ的に)一緒に梱包されていたVRゲームをセットし、教授に渡した。教授は「おおっ!おおっ!」と雄叫びを上げながら、VRゴーグルをしたまま歩き回っている。私はその教授の姿を見ながら、 (2022/2/11 13:41:01) |
伊丹空港 ◆ | > | 【そんな君がただ愛しかった】。 (2022/2/11 13:41:08) |
伊丹空港 ◆ | > | |・`ө・) (2022/2/11 13:41:13) |
おしらせ | > | 伊丹空港 ◆violet/unba2さんが退室しました。 (2022/2/11 13:41:16) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが入室しました♪ (2022/2/19 20:13:28) |
ことね ◆ | > | 物書きの皆さん! (2022/2/19 20:14:24) |
ことね ◆ | > | 恥かきっこの皆さん(_💢òωó)_バァン (2022/2/19 20:14:43) |
ことね ◆ | > | 次のお題は (2022/2/19 20:14:48) |
ことね ◆ | > | 伊丹空港先生の名前で入れましたよ! (2022/2/19 20:15:04) |
ことね ◆ | > | NEXT (2022/2/19 20:15:10) |
ことね ◆ | > | щ(゜Д゜щ)カモォォォン! (2022/2/19 20:15:17) |
ことね ◆ | > | 伊丹空港さんには「君は気付いてくれるかな」で始まり、「雨は止んでいた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば6ツイート(840字)以内でお願いします。 (2022/2/19 20:15:22) |
ことね ◆ | > | 【君は気付いてくれるかな】 (2022/2/19 20:15:46) |
ことね ◆ | > | 君をあなたにしても良し (2022/2/19 20:15:54) |
ことね ◆ | > | 【雨は止んでいた】 (2022/2/19 20:16:17) |
ことね ◆ | > | OK?|・`ω・) (2022/2/19 20:16:23) |
ことね ◆ | > | みんか自由に書くんだ! (2022/2/19 20:16:39) |
ことね ◆ | > | ・*・:≡( ε:) (2022/2/19 20:16:47) |
ことね ◆ | > | みんな!(笑) (2022/2/19 20:16:55) |
おしらせ | > | ことね ◆kotone/IERZgさんが退室しました。 (2022/2/19 20:17:01) |
おしらせ | > | 谷崎順位遅漏さんが入室しました♪ (2022/2/20 07:05:28) |
谷崎順位遅漏 | > | おはやうございます❤️ (2022/2/20 07:05:39) |
谷崎順位遅漏 | > | 同じお題で色んな人の違った感性、物語をオムニバスで読める楽しみを期待していたのだけれど、部屋主さんが既にお題出すだけで書く気無しのご様子に残念なBBAでございます笑笑 (2022/2/20 07:08:07) |
谷崎順位遅漏 | > | そして新しいお題に気がついて、このハンネを考えるまでに5分を費やすBBAでございます❤️ (2022/2/20 07:09:53) |
谷崎順位遅漏 | > | (2022/2/20 07:10:13) |
谷崎順位遅漏 | > | 「君は気がついてくれるかな」 (2022/2/20 07:10:41) |
谷崎順位遅漏 | > | 恨めしそうに空を睨んで、幾重にも油紙て紅を優しく丁寧に包むと、天蓋も既に朽ち果てている、寂れた祠へ隠した (2022/2/20 07:18:12) |
谷崎順位遅漏 | > | ◆ ◆ ◆ ◆ (2022/2/20 07:18:59) |
谷崎順位遅漏 | > | 村外れの、穢多という不浄の生業をする家に、タツという酷い醜女が居た。 (2022/2/20 07:25:37) |
谷崎順位遅漏 | > | タツの母も、娘程では無いが決して器量良しとはお世辞でも言えぬ醜女だった。 (2022/2/20 07:27:36) |
谷崎順位遅漏 | > | 元々は村の中程の小作人に嫁いで居たのだが、元来日常的に暴力を振う夫の太吉が、タツが成長するに伴い、ますますその容姿へと鬱憤を当たり散らす様に、このままでは娘が可哀想だと、生業上村人から忌み嫌われる穢多ならば、太吉も付き纏う事も無いだろうと逃げて来たのだ (2022/2/20 07:36:05) |
谷崎順位遅漏 | > | 穢多の弥平は元々温厚にして思慮深く、日々殺生と向き合うだけにより情けもある男で、加えて誰も寄り付く事もない身の上故に、子連れの醜女と言えども喜んでこれを迎え入れた。 (2022/2/20 07:41:40) |
谷崎順位遅漏 | > | 穢多という仕事は獣の皮を工業品として作る仕事である。それ即ち、当然殺生の上に成り立っている為に、この国の今の宗教的観点から、不浄のものとして扱われ、自らは殺生を避けたいお上からも罪人の処刑を任される為、余計に忌み嫌われるのだった。 (2022/2/20 07:46:24) |
谷崎順位遅漏 | > | だが、暮らしぶりに至っては、武家や豪商達がこぞって調度品に贅沢に革を使いたがる為に実に裕福であった。 (2022/2/20 07:49:50) |
谷崎順位遅漏 | > | タツはこの、優しく頼もしい弥平によって母のトラと何不自由なく幸せに暮らしていた。 (2022/2/20 07:51:55) |
谷崎順位遅漏 | > | それから十数年経ち、タツは19になった。顔は益々醜く、身体も穢多として当たり前の肉食の為に、村の娘達とは違った男の様な無骨な姿になっていた。 (2022/2/20 07:59:04) |
谷崎順位遅漏 | > | 母のトラは既にこの世には無く、義父となった頃既に初老だった弥平も足腰が弱り、最近は共に狩りをするタツの方が獲物を主に狩るようになり、その日も共に渓谷の方へと獲物を追って居たのだが、日も暮れかかり足元もおぼつかない中、よもやと思った時には時既に遅しで弥平とタツはそのまま川へ飲み込まれた。 (2022/2/20 08:06:43) |
谷崎順位遅漏 | > | 背中にゴツゴツした痛みでタツが目を覚ます。気がつくと、歳の頃なら12くらいの華奢な娘が全身を濡らして力の限り河原の方へタツを引き上げようとしている。 (2022/2/20 08:13:43) |
谷崎順位遅漏 | > | 「そうだ、お父、お父が!」ハッと我が身を思い出し、弥平を必死で探すも見当たらず、遂にはここ最近の長雨で増した川に持って行かれたのだと諦めざるを得なかった (2022/2/20 08:17:38) |
谷崎順位遅漏 | > | タツの溢れる涙を見て、不思議そうに娘が声をかける。「お姉さんはお父の事、大好きなのね。雪は怖いからお父、嫌い。」 (2022/2/20 08:20:22) |
谷崎順位遅漏 | > | 弥平の事で頭が一杯だったタツも、この声でようやく我を取り戻して娘に礼も言っていない事に気がつき恥じた。 (2022/2/20 08:22:10) |
谷崎順位遅漏 | > | 「ごめんね、長雨で水嵩も増した危ない川に入って、おべべをこんなに濡らしてまで私を助けてくれたんだね。ありがとう」 (2022/2/20 08:25:12) |
谷崎順位遅漏 | > | 毎日雨雲に覆われている上、今夜は月もなく真っ暗で、娘の顔も良く見えない。流されるタツが身につけていた真っ白な兎の毛皮の羽織でさえ、娘の目に止まった事が奇跡のように思える。 (2022/2/20 08:30:39) |
谷崎順位遅漏 | > | 「ううん、いいの。本当はあたし、悲しくて辛くて、さっきまで川に飛び込んじゃおうって思っていたんだ。」セリフの中身の深刻さの割に、まるで冗談のように明るく言う娘に、タツは余計に娘の心情を聡った。 (2022/2/20 08:35:31) |
谷崎順位遅漏 | > | 聞くと娘は三人兄弟の一番上で、下は弟二人、小作人の家の為労働力として弟ばかり可愛がられ、娘は日々両親の虐待の中にいると言う。 (2022/2/20 08:39:22) |
2021年02月24日 13時02分 ~ 2022年02月20日 08時39分 の過去ログ
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