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「【赤塚山の廃寺】」の過去ログ

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2022年04月17日 15時46分 ~ 2022年05月02日 21時37分 の過去ログ
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土蜘蛛(誰もいない空き地の横を通り過ぎてそのまま真っ直ぐ進んでいくと、また十字路に出た。隅には首の無い石像が二体ぽつんと、干乾びた鼠の死骸が添えられている。遠くの方から季節外れの蝉の鳴き声が聞こえてきた。地面の中から這い出てくるには早過ぎる。そのまま真っ直ぐ進む。荒れた空き地が一つ。鉄骨と土管が無造作に転がされている。また十字路。途中で左右に曲がってみても、その先の道は真っ直ぐで、暫く歩くとまた十字路に出てしまう。十字路にあったはずの道祖神の石像は消えており、干乾びた鼠の死骸には蝿ではなく蝉が数匹群がっている。蝉が羽根を震わせると、先程聞こえた子供達の笑い声が十字路に響いた。――― 今いるこの十字路は、歩いているこの道は。一体此処は何処なのだろうか。)   (2022/4/17 15:46:07)

おしらせ土蜘蛛さんが退室しました。  (2022/4/17 15:46:14)

おしらせ極道さんが入室しました♪  (2022/4/18 00:54:48)

極道(馴染みのある酒屋の店主と酒を肴に暫く談笑し、蔵に運ぶもの、そのまま持ち帰るもの、数種類の新しい酒を確保することに成功した極道は店主に別れを告げると次の酒屋へ足を伸ばそうと店の外へ出た)おっちゃーんまた来るね〜!……?(店の外まで極道を見送ってくれる店主に手を振り歩き出そうとした瞬間、違和感を感じた…ふと、空を見上げる…まだ時間的に己の真上あたりにあるはずの太陽が既に傾きかけていた。確かに店主との会話が弾み少しばかり長く談笑していたのはある…しかし、だ。極道が思っているより時間が経っているとしても3、4時間も談笑していた…なんてことはあり得ない。屋敷を出たのが店が開き始める頃なのだから時間が経っていたとしても、精々お昼に差し掛かるところだろう)…俺、そんなに飲んだかなぁ?(試飲で数種類の酒を飲んだため時間感覚がなくなっているのか、とも思うが足元も意識もはっきりしている。これでも酒蔵を所有する極道だ、自分がどれだけ飲めば酩酊するかくらいは自身で把握している…ならば“何だ”?)   (2022/4/18 00:55:58)

極道(異様な事態に早々に気が付けば周りを巻き込まないように足速に屋敷を目指す。ポケットに乱雑に突っ込んだ箱の効果が機能しておらず久方ぶりに“何か”を引き寄せてしまったのなら屋敷に戻るか、己が対処せねばと取り敢えず屋敷に戻るため帰路を歩みながら考える…しかし、歩みを進めている間にも空はどんどんと日暮れに近付くようにその帷を赤く染め、春の爽やかな風を拒むように重い空気が極道にのし掛かってくる。夏の…雨が降る前のじめっとした重い空気によく似ている気がした)…子供の声?(屋敷に戻る道すがら、十字路の曲がり角の先から複数の子供の声が聞こえてきた。古民家が並ぶ塀に囲まれた道、全く子供が通らないわけではない…ただ、この異様な空気の中では違和感は強くなるばかりだ…嗚呼、久方ぶりのこの感覚…平和ボケしていて忘れていた…いや、忘れていたかった《日常》だ)   (2022/4/18 00:57:40)

極道(子供たちの声をぼんやりと聞きながら十字路の中心に来る。そこには当然のように誰もおらず、目に入るのは道の隅に置かれた石像が二対…道祖神と言っただろうか。異変が起こる前の十字路にあったかと意識を記憶に埋めるも、道の端にある石像なんていちいち覚えているわけもなく、答えの出ない問一を飛ばして進むことにした。十字路を直進、民家が並ぶ路地に出る…ここまでは良かった。ここを真っ直ぐ行けば竹林が見え、竹林も抜ければ己の屋敷に戻れる…屋敷に戻ってしまえば機能している結界によって変なものが入ってくることはないだろう。他に被害が及ぶ前に対処の立てようもある…そう思いながら真っ直ぐ進んでいると、突然路地の道標になっていた塀が途切れ開けた場所に出た)……空き地、ねぇ…さて…(こんな所、来る時にはなかった。石像とは違う…ここまで広い空間ならば嫌でも目に入るだろうと、鉄柵で囲まれた嫌な気配がする場所を睨みつけそこを何事もなく通過していく)   (2022/4/18 00:59:28)

極道(十字路に出た。二度目ではない、三度、四度…どのルートを辿ってもここに辿り着く…間違いようがない、同じ十字路だ…首のない道祖神がいつの間にか消えていても、お供えの蜜柑が鼠の死骸になり、季節に合わない蝉の鳴き声が子供たちの声になって響いたとしても…真っ先に思い浮かんだのは『閉じ込められた』ということ)…こういうとき、どうしてたっけな…(幼いながらに怪異を寄せ、この身は常に危険と隣合わせだったのを思い出す。本当の両親が死ぬ前…今の親父に引き取られ、烏天狗を拾い上げる前は己だけで何とかしていた…小さい頃の記憶が懐かしく思い出されればあまりいい思い出ではないが、役に立たない記憶ではないと手に持っている酒瓶を一瞥し、十字路の真ん中に身を寄せ、酒瓶の蓋を遠慮なく開けていく)   (2022/4/18 01:05:19)

極道ちょいと勿体ねぇけど、背に腹は変えられないからねぇ…(酒瓶の蓋を開け、両の手に酒を垂らして手を清める。残った酒半分ほどで己の周りに円を敷き、清めた指先と触媒として己の髪数本を共に地に当て、祝詞を唱えると簡易だが小さな結界の出来上がり)…あとは、“ここ”の綻びでも見つけられればいいんだけど……この周辺と空き地、見ておいで(結界の内からまた髪を数本抜き取り、ふぅ、と息を吹きかければ小さな極道と対面する。あの頃の、何もできなかった己ではない…小さな式を飛ばせば、口端を持ち上げて、挑めるところまでやってみようじゃないか)   (2022/4/18 01:05:23)

おしらせ極道さんが退室しました。  (2022/4/18 01:09:09)

おしらせ土蜘蛛さんが入室しました♪  (2022/4/27 23:31:36)

土蜘蛛(どの道を進んでも出られない異界の十字路。周囲の嫌な空気は拭い切れぬものの、猫又の呪いと清めの酒のお陰で一先ず「怪異」から身を隠す事に成功したようだ。その証拠に、極道の存在を認識出来ていないのか、飛べない蝉の群れがガサガサと耳障りな音を立てながら結界の周囲を延々と這い回る姿が見えるだろう。時折、コンクリート塀の向こう側から『ドコ、ドコ』と何かを探しているような呟き声が聞こえてくる。塀越しに見える民家の屋根。見慣れた筈の景色だが、その家々に住まうのは果たして「人」なのだろうか?――― 怪異に巻き込まれた事を察した極道が、自身の分身である式を使役して周囲の様子を調べさせる。出口となる綻びを探すべく、十字路を起点としてそれぞれ路地に入っていったミニ極道達だったが、暫くすると反対側の路地から小走りに駆けてくるのが見えた。そして同じタイミングで曲がり角の向こうから駆けてきた別のミニ極道にぶつかると、小さな星を飛ばしながらその場にコテンと引っくり返ってしまった。本体同様、どの道に入っても結局元の十字路に戻ってきてしまうようで、頭に「?」を浮かべたままキョロキョロと辺りを見渡している)   (2022/4/27 23:41:04)

土蜘蛛(そんな中、目の前の路地に向かってトテトテと歩いていったミニ極道は、空き地の前までやってくると鉄柵の隙間から身を乗り出すように身体を突っ込んで敷地の中の様子を窺い始める。そうして暫くの間そのまま動かずにいたが、やがてふらりと後ろに後退ると、離れた極道に何かを知らせるように、ぴょんぴょんとその場で小さく跳ね出した。式の元に向かおうと極道が結界から出ようとした直後、足元でバチャンと何かが弾ける音が響いた。……先程まで足元で這い回っていた蝉が一匹残らず全て潰れており、流れ出た黒い体液のようなものが乾いたコンクリートの地面に歪な文字を書き出していく)   (2022/4/27 23:49:09)

土蜘蛛【かくれおに みつけても みつかっても にげられない かくれおに】【おにはどこ めのまえにいる ほんとうに?】   (2022/4/27 23:52:14)

土蜘蛛【かくれおに が したいんだろう? のぞみどおり つかまえてやる にげてみろ にげられるものなら】   (2022/4/27 23:54:02)

おしらせ土蜘蛛さんが退室しました。  (2022/4/27 23:54:09)

おしらせ極道さんが入室しました♪  (2022/4/30 00:39:01)

極道(結界の中で考える。もし、綻びがなければこの空間を作り出した元凶を探してその元凶を何とかしないとこの空間は破れない。しかし、今の己は武器の一つさえ所持していない視えるだけのただの人間だ。他の妖たちを呼ぶ手も考えたが、この空間はどうやら他との繋がりも絶てるようで、一向に繋がらない…あぁ、これは彼に知られたら怒られるだろうか…散々「巻き込まれてからじゃ遅ぇ」と言われていたにも関わらずこのザマだ。己の非が目に見えてる分仕置きは覚悟しておこう、と己を探し回っている蝉たちや塀の向こうから聞こえる声を無視して呑気に考えていた矢先、偵察に出ていた分身たちが路地から走って帰ってくるのが見えた。違う方向から分身がひょい、と飛び出せば同じように駆けてきた分身と打つかる。その姿にブフッ、と噴き出してはキョロキョロと訳の分かっていない分身たちを呼び寄せて)ふ、くく…おかえり、ご苦労さん…ごめんごめん、笑ってないって、そんな怒んないでぇ?それより、何か見つけた?(探し回る蝉の群れをひょいひょいと軽く避けながら本体の元に戻ってきた分身は、問われると首を横に振るだけで特に収穫らしい収穫はなかったようだ…後、残りは)   (2022/4/30 00:39:36)

極道…やっぱあそこかぁ…(空き地の前にいた分身が何やら己に訴えるようにぴょんぴょん跳ねている。その姿に気が乗らないながらも下ろしていた腰を上げそちらに向かおうとした矢先、バチャン…何かが弾ける嫌な音と共に視界に広がる光景に、思わず二の足を踏んだ)……隠れ鬼…はは、どうやらこわーいのに目を付けられちゃったみたい…?(力が強い妖に閉じ込められたのはなんとなく想像が付く。この規模の怪異現象だ…中途半端な奴じゃこんなこと出来ない。その相手に、【みつけても みつかっても にげられない】とご丁寧に伝えられれば少しは冷や汗も滲むというもの。ただ後に続く文言に眉を寄せればふぅ、一度深く深呼吸して)…【にげられるものなら】…そうねぇ…なら…松ノ組組長、遅松。この身一つで持って全力で相手してやろうじゃねぇか。なぁ、名も知らぬ妖殿?(黒に染まる歪な文字を結界から出た足でザッ、と打ち消すように踏みしめれば、目を鋭く細め、口元に笑みさえ零して空き地の前へ歩みを進めようか)   (2022/4/30 00:42:59)

おしらせ極道さんが退室しました。  (2022/4/30 00:45:26)

おしらせ土蜘蛛さんが入室しました♪  (2022/4/30 13:36:20)

土蜘蛛【先に進む。】 本当に?   (2022/4/30 13:36:53)

おしらせ土蜘蛛さんが退室しました。  (2022/4/30 13:36:56)

おしらせ土蜘蛛さんが入室しました♪  (2022/5/1 14:50:10)

土蜘蛛(足元で滲む文字に臆する事無く、自ら結界を出て目の前の路地へと足を踏み入れていく極道。生温かい風が十字路に吹き込むと、足元で潰れた蝉の死骸がカサカサと鳴き声のような音を立てた。妖の正体が掴めぬ状態で怪異に立ち向かおうとするその行動は、果たして勇敢と言えるのだろうか。十字路から空き地までの距離は五十メートル程。空き地の前で待機している小さな極道は。ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん。……さっきからずっと跳ねている。そんなに跳ねていて疲れないのだろうか。空き地に向かって近付いていく遅松の姿を、コンクリート塀の隙間の穴から黒い目玉が覗いている。目玉の一つと目が合うと、ドロリと黒い涙を滴らせた。)   (2022/5/1 15:15:42)

土蜘蛛ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん   (2022/5/1 15:15:52)

土蜘蛛(遅松が近付いても小さな極道は跳ねるのを止めようとしない。極道との距離が縮まってきているにも関わらず、だ。……手足の動かし方が不自然だった。手首が不自然に曲がっている。片足が藻掻くようにブラブラと宙で揺れている。その場で跳ねるだけなら、そんな風に手足が動く事はない。空き地が見えるくらいの距離まで近付いたところで、小さな極道が恐怖で引き攣った表情を浮かべている事に気付くだろう。見えない糸のようなものが小さな極道の手足に巻き付いて、あやつり人形のように無理矢理動かしている。――― 小さい極道は何かを知らせようと飛び跳ねていたのではなく。何者かによって無理矢理上下に跳ねさせられていたのだ。小さな喉元にも糸は巻き付いているのか、その所為で声を発する事が叶わなかったのだろう。恐怖で半泣きになっている小さな極道と遅松の目があった直後、空き地の草むらから突如人間の手のようなものが伸びてきて小さな身体を鷲掴みにし、そのまま草むらの中へと引きずり込んでいく。そして、草むらからガサガサッ!と何かが暴れるような音が響くと、千切れた髪の毛が風に吹き飛ばされて何処かへと飛ばされていった。)   (2022/5/1 15:24:41)

土蜘蛛――― 見ぃつけた。   (2022/5/1 15:25:44)

土蜘蛛(その時、極道のすぐ後ろから笑みを含んだ声が聞こえてきた。小さい極道は、結界に隠れて姿を晦ませた極道を引き摺り出す為の囮。捕まえられない獲物を捕まえるには如何すれば良いか。答えは簡単だ。全ての逃げ道を塞いだ状態で一つだけ先に進む道を示してやればいい。後は、ただ待っていればいい。明かりに引き寄せられた蛾が、自ら行燈の檻の中に飛び込んでくるのを。……馴染みのある低い声が遅松の耳を擽る。背後から伸びてきた二本の腕が遅松の身体に回され、抱き締めるように獲物を捕まえる。片方の手が遅松の目元を塞ぐ。更に何本もの腕が伸びてきて、遅松の肩を、首を、腕を、胴体を、脚を、次々に掴んでそのままズルズルと空き地の中へと引きずり込んでいく。――― 季節外れの蝉の鳴き声が路地に響くのを耳にしながら、遅松の意識はゆっくりと、暗闇の中へと重く沈んでいく……)   (2022/5/1 15:40:24)

土蜘蛛【かくれおに みつけても みつかっても にげられない かくれおに】   (2022/5/1 15:40:37)

おしらせ土蜘蛛さんが退室しました。  (2022/5/1 15:40:41)

おしらせ極道さんが入室しました♪  (2022/5/2 21:32:16)

極道(他の分身を掌に乗せ、結界を出た。足元の気配に一瞥もすることなくスタスタと歩いていく。ーー今の極道の行動が勇敢か?…勇敢なわけがない。相手を知りもしないで、何も出来ない男が只見えない相手に挑発されたに過ぎない…いつもの極道ならそんな凡ミスは起こさない、起こさないはずだが…“何か”に当てられたか、それとも無意識に“何か”を感じ取ったのか…極道自身気がついていない。路地を歩いていく中、ぴょんぴょん跳ね続ける分身に少しだが違和感を感じる…歩みを止めることはないものの僅かに表情は曇っていくが、ふ、と視線を感じて塀の方を見た。無数の目、黒い色の一つと目が合うとドロリと溶けるように涙を流す、黒い目。目を見開く…あれ、この感覚はなんだろうか)……。(胸のあたりが騒めく中、空き地の方へ歩いていく…近付いているのにそれでも跳ねるのを辞めない分身にどんどん表情は険しくなる…掌にいる分身たちも何かを感じ取ってフルフルとその小さな身体を震わせた…不自然に曲がる手首、もがく様な足の動き、極め付きは恐怖で引き攣る表情…なるほど、この分身は己を誘き出すための囮だ)   (2022/5/2 21:35:08)

極道(そう気付けば後に何が待ち受けているかも構わず分身を救い出そうと手を伸ばした、瞬間…視えた。草むらから人の手の様なものが伸び分身を攫う一瞬…首に、腕に、足に、身体に巻きつき、分身を操っていたであろう、糸が。救い出そうと伸ばした手は空を掴み、分身が消えていった草むらに視線を向けた直後、【ーーー見ぃつけた。】後ろから聞こえてきた声に、胸中にあった騒めきが荒い波を起こし、ドクン、と無理やり心臓を脈打たせる。目を見開いて後ろを振り返る…しかし、それは叶わなかった…背後から伸びた腕が己の視界を奪い、そのまま腕に捕えられれば己の自由をどんどんと複数の手が奪っていく。自由が奪われる中、極道は暴れることもなくすんなりと“何か”に身を委ねた…逃げるなんてしない…いや、正しくこれは【にげられない】…どこかへ引きずられるような感覚からゆっくりと意識がブラックアウトしていく中、極道は…こんな時に不謹慎かもしれないが、口元に嬉しそうに笑みを浮かべ小さく呟いた)   (2022/5/2 21:36:42)

極道ーーーあーあ、見つかっちゃった。   (2022/5/2 21:37:08)

おしらせ極道さんが退室しました。  (2022/5/2 21:37:19)

2022年04月17日 15時46分 ~ 2022年05月02日 21時37分 の過去ログ
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