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「「家事から傭兵に鑑定業迄、ご依頼下さい」」の過去ログ

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2018年11月28日 00時44分 ~ 2019年01月16日 12時30分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(180.11.***.123)  (2018/11/28 00:44:24)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/11/28 00:44:33)

キリル♂魔術師(その一軒家はおよそ四角い箱に三角形の屋根を乗せた単純明快なつくりだ。真正面のど真ん中に備わった木製の扉は玄関として機能する為、最低限の鍵を備えていた。その左右に一つずつ並ぶ窓は透明なガラスを使っており、木枠がちょうど十字に区切っている。押し開けば縦に割れて左右に開く一般的な構造らしいが、滅多に使われないのか埃が積もって、カーテンも締めっぱなしだ。室内入ってすぐ正面には、来客用のソファが左右に一対、その間にローテーブル。壁際の方まで目を向けると左右両方とも棚がずらりと並び、薬品やら小物やら書籍やら、これまた多種多様にずらりと並ぶ。ローテーブルの向こう側には家主兼店主の陣取るデスクがあり、座り心地は良さそうだが使い込まれた背もたれ付きの椅子にはローブが掛けられている。そのすぐ後ろは壁になっているが扉も備わっており、"私室"と書かれた札が張り付いていた。ゆったりとくつろぐには少々心許ない、窮屈さを感じる空間だと言える。)   (2018/11/28 00:44:46)

キリル♂魔術師夜中に済ますにゃ書類仕事が一番だが、俺の稼ぎは鑑定業…ってなー。(ぶつくさと言いながら、すっかりと柔らかかったはずのソファ部分がくたびれた椅子の上で胡坐をかいた姿勢で、本日の鑑定業をスタート。なにやら牙のへし折れたっぽい代物、長さは三十センチほどあって太さは十センチ程度。だいぶ立派なサイズと言える。この手の代物は、見て、資料と照らし合わせて、はい見つかりました。で終わるのでありがたい。)   (2018/11/28 00:49:48)

キリル♂魔術師こいつは後で時間掛けてやるかぁ。…問題はコレだよ。(それは一見すると、開けば音が鳴り始めるオルゴールに見えた。無論、そう見えたからといって安易に開くわけにはいかない。それで解決しなさそうだと判断した客がいるからこその持ち込みである。特に、音にまつわる呪いやらが発動した日には最悪だ。もし開いたら人智を超えた爆音が鳴り響きます、というだけの事ならそれでも構わないが、深夜なのでやめて頂きたいところ。)   (2018/11/28 00:54:44)

キリル♂魔術師(ひとまず耳栓をした上で、片眼鏡のようなつくりをした拡大鏡を取り付け、机に顎を乗せて小さな箱と対峙する。睨みを聞かせながら、ピンセットの先端を押し込むようにして僅かばかりの隙間を生じさせる。これで音が鳴り始めるなりするなら対応も考えるが、耳栓越しに耳を澄ましても特に音は聞こえない。)   (2018/11/28 01:03:33)

キリル♂魔術師1d6 → (4) = 4  (2018/11/28 01:04:58)

キリル♂魔術師んぁー、爆薬に類するモンは見えない…オルゴールと同等の構造は見えるから、開けたら何かが動きそう…ふぅーむ。でも魔力的なモンは感じねーなぁ。(ある程度の確認が済んだ所で、ようやく意を決してゆっくりと開け放つ。中身は想定通りオルゴールのようだったものの、音を鳴らすような構造は見当たらなかった。もしオルゴールであるならぜんまいが備わっていそうな場所には管が、そして円筒や櫛歯の代わりに噴射口らしきものが備わっていた。それぞれ魔力注入口と、その出力装置に思える。)   (2018/11/28 01:10:56)

キリル♂魔術師(注入口に人差し指を乗せて魔力を注いでやると、箱の中で何かが満たされてゆく感触があった。恐らくは射影板などと呼ばれる、物理的に刻み込んだ形を立体的に空間へ飛び出させる性質を持つソレが仕込まれているのだろう。それを補助する出力装置から魔力がふわっと込み上げて霧状に散布されたのち、青白い何かの姿が投影された。幼い女の子、どこかの屋敷の前に立っているようだ。表情は柔らかく、笑顔に思えた。)   (2018/11/28 01:15:19)

キリル♂魔術師んー、はい。品質は四。どこかの令嬢の在りし日を刻む射影装置、と。(依頼主に提出する書類を簡単に書き上げつつ、ぱたんと箱を閉じてしまうと、女の子の姿は掻き消える。いつ、どこで作られたものかが知りたければ更に調べる必要があるだろうが、誰かの思い出の品でありそうな事は想像に難くない。)   (2018/11/28 01:18:32)

キリル♂魔術師さてこの大きさの牙、となると大型種には間違いねーけども。(今現在、自宅に取り揃えているものは亜人系の種族に関するものばかりとなっていた。そうした存在と交流もある世の中、客商売であるという意味ではこれもまた情報収集には違いない。とはいえ参照できる資料がない状態での鑑定ともなると、容易く言い逃れが出来ない。商売である以上は危機管理が重要、つまりあの資料にこう書いてあったからこう判断した!俺は悪くない!という理屈である。)…って事になると、こいつぁ明日に回して図書館にでも寄るかぁ。   (2018/11/28 01:27:26)

キリル♂魔術師つーかこんなもん、学会にでも寄贈しちまえよ…。なんだよ個人で飾るってなー。(そもそもの依頼内容として、学術的な価値を問われて付け狙われる事にはなりたくない。だがコレの価値を知っておきたい。というものだった。微妙に厄介事の火種になりかねない案件であるものの、羽振りの良い支払いっぷりを見せられて屈してしまった。隠し事をし過ぎると鼻の良い連中に嗅ぎつけられるが、かといって自然体で振る舞いすぎては当然コレがバレる。結果、学会にある最新の資料を頼るのはちょっと厳しいから大きめの図書館に行こう。に落ち着かざるを得ない。)   (2018/11/28 01:35:11)

キリル♂魔術師さぁて、こりゃ明日はまるっと一日図書館漬けかもなぁ。はいはい終業終業。(立ち上がって、室内にある照明の栓をひねってゆく。燃料の供給が絶たれて灯りが消えたのを確認したのち、私室の札が貼られた扉の向こうに引っ込んでゆく。)……あの射影装置の納品期日、いつだっけ。(心配事が出来て引き返そうと思ったものの、部屋がもう真っ暗になってしまったので、諦めて後ろ手に扉を閉じましたとさ。)   (2018/11/28 01:39:41)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/11/28 01:39:53)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/1 15:30:15)

キリル♂魔術師冬場の洗濯物は気が滅入るどころの騒ぎじゃねーな…下手すりゃ死ぬだろマジで。(ばたん、と小気味良い音をさせて開かれた玄関から、外に置いてある洗濯用のタライと洗濯板を持ち込む。何をするのかと言われれば、洗濯以外にありはしない。冷たい水でつらい思いをしたくない我儘かつ贅沢なお洗濯を成し遂げる為に、やかんでぬるま湯程度まで水を温めてからタライに注ぐ。そうしたら後はひたすら室内でごしごしと洗ってやるだけ。暖かい室内、本来なら来客の際に使うローテーブルにタライを乗っけてごっしごっしと洗濯物に励む。)   (2018/12/1 15:34:40)

キリル♂魔術師(多くの時間を冒険者として過ごす身分である為、自宅に戻るのは夜中になりがちで、おまけに戻ったらそのまま寝るくらいのスピード感。洗濯物にしてみても旅の最中に綺麗な川やらを見繕ってそこで洗うので、自宅に使用済みの衣類が溜まる事さえ滅多にない。今日はといえば、日の沈まない内から自宅に戻って微妙な空き時間が出来た為に、便利屋としての依頼待ちを兼ねつつ、冒険の最中に手が回らなかった洗濯物たちを片付けているという状態だった。)   (2018/12/1 15:38:28)

キリル♂魔術師はぁぁー…室内あったけぇー…。(夏だろうが冬だろうが、洗濯をするならば水を使わざるを得ない。言うまでも無く旅先ならば四季折々の環境に翻弄されつつ水場を探して使わねばならない。ので、冬場の洗濯物が苦行になるのはもはや自然の摂理としか言いようがない。夏場と比べれば発汗などの、服を汚す原因も圧倒的に少ないとはいえ、流石に一度も洗濯をせずに済むという事は滅多にない。)   (2018/12/1 15:42:48)

キリル♂魔術師よし。流石に乾き切る頃にゃ日が沈んでるだろうけど…まあ良いだろ。(魔術師のローブの内側は、基本的に薄い布地の軽装である。最悪、完全に夜干しだったとしても問題無く乾いてくれる事が多かった。というかそうでもないなら、こんな微妙な時間帯に洗濯物を干し始めても失敗すると言わざるを得ないだろうが。)   (2018/12/1 15:48:04)

キリル♂魔術師こんなもんだな!さぁーて…昼寝でもするか。(自宅兼事務所は、不在にしている間の依頼を受け付けるポストが外に設けてある。これを使用不可な状態にして閉じていると、これ即ち在宅中を表す記号となっている。或いは、営業中と言い換えると語弊が少ないかも知れない。それ故に在宅中であってもポストが開いていると、結果的に取り込み中ですとか、休憩中です、みたいな意味合いとして機能する。気心の知れた友人などであれば、自宅にいそうだと察した際にそのまま玄関をノックしに押し掛ける事はあったが。)   (2018/12/1 15:53:22)

キリル♂魔術師(そうして玄関を開けて、外に飛び出す。そして全力疾走で戻ってくる。寒くて仕方ないので一秒でも長く室内に居たいという感情の現れだった。そうしてポストも使用可能な状態に変え、室内の照明を落として私室の扉を押し開く。)…あぁ、ベッドも掃除しねーとなぁ。最後に掃除したの一ヶ月くらいは前だよな…まあ後で、いっか。(シーツやらは変えているものの、しっかりと掃除した方がやはり安心かつ清潔というもの。しかし外の冷え込みっぷりに相反してほんのり暖かい室内、この何とも言い難い夕暮れ時の穏やかな時間。それらが眠気をこれでもかと込み上げさせてくるので、抗いきれずに倒れ込み、もぞもぞと動いて毛布にくるまったのち、じんわりとまどろみに身を委ねていった。)   (2018/12/1 16:01:01)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/1 16:01:17)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが入室しました♪  (2018/12/1 23:52:47)

タッタルン♂?キキルン(獣人)おとどけさん、あるるやよ~?(鑑定上手な魔法使いの青年が根城にしているとある一軒家を訪れたのは、キキルン族の配達屋でした。ドアノック、こんこんこん。耳とマズルと首を傾げて、本当は手渡しが好ましいのだけれど、配達物を置く場所があるのか目も凝らしてあたりをヨチヨチと歩き回ったり。荷物を持っていなかったら、スカウトというか泥棒に間違われる道まっしぐら)   (2018/12/1 23:56:29)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(家主は依頼を受けたり元勇者さんのお店に行ったりと忙しい身、不在中に訪問者や届け物があることもきっと想定済み、おそらくそう、多分そう。…なので、魔法的不思議術式とかそういうのが付与された、預けたら家主が解くまで絶対動かないし蓋も開かないよボックスもあるに違いありません。)   (2018/12/1 23:59:43)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(配達屋のキキルンは、腰まで下がった肩掛け鞄から丁寧に包装された掌サイズの小箱を取り出すと、預かりボックスへとポスト・イン、かたり、と音がすると無事に収納されたようでミッションコンプリート。うんうん、とマズルと耳を揺らしながら納得すると、配達屋は次の仕事があるのかそのままよちよちと来た道を戻って行くのでした   (2018/12/2 00:05:01)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(なお、届けられた箱の中身は……大輪の薔薇の花サイズの、ミルキージャスミンの生花が1輪。通常のジャスミンよりも花弁は幾重も多く肉厚で、色合いは豊穣を司る白い雌牛を思わせました。また、その見てくれを裏切らない芳香には外連味もえぐみも無く、ゆっくりと柔らかさに抱かれるようなものでした。…何より、それが只の花でないことは放つマナと時間が経ってもしおれないことにあるでしょう)   (2018/12/2 00:11:37)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(…箱には送り主の住所も名も記載されておらず、メッセージカードもありません。ただ、感じられるのは深い感謝と喜びでした。これが誰からのものなのかが解るのならば、今後も物語を進める毎に、贈り物が届けられるかもしれません)   (2018/12/2 00:16:12)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが退室しました。  (2018/12/2 00:16:37)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/2 03:13:58)

キリル♂魔術師うおおおおっ!?夜だーっ!!(昼寝でもするか。就寝前の言葉はそれだったハズだ。あろうことかすっかりと日付が変わる様な時間まで熟睡していたらしい。そんな馬鹿な、と思いながら冷静に記憶を辿る。しかし何をどう考えても熟睡していたのは事実だった。それも一般的な睡眠時間を越えて、気絶したように長い時間。)くっそ…昨日のうちに依頼物の納品を済ませようかと思ってたのに…まあ期日は余裕あるし、いっか…。(ベッドを含めた自宅の掃除、アイテムの納品、ちょっとした雑貨類の買い出し等。優先度は低めではあるが消化しておきたい予定なら細々としたものがたくさんあったのだ。が、まあ疲れもたまっていたのだろう。三時間程度の仮眠で過ごしていると、ごくまれに起きる長時間睡眠だった。こうならない様に計画的な熟睡の機会を設けるのが一人前である。)   (2018/12/2 03:20:58)

キリル♂魔術師(寒い寒いと呟きながら縮こまった様子で玄関から飛び出してゆく。まずは配達物を確認しなければ便利屋としての一日は始まらない。見た所、そう、必要性に迫られて当然そこにあった魔術をなにかこう色々こうすると本人だけが開けられる郵便物用の荷物箱に小箱がひとつ入っていて、それを手にして室内へ戻ってくると最初は鑑定依頼の類だろうか?と考える。鑑定したい物品とメモ書きを添えて依頼を済ませ、後ほど顔を出しにやってくるという流れは比較的よくあった。)   (2018/12/2 03:25:16)

キリル♂魔術師しかしこりゃ丁寧な包装だこって。失礼しますよーっと。(あまりに丁寧な包装ゆえ、こちらも丁寧にそれを開封してゆく。しかしその手がすぐにぴたりと止まって、ハッとした表情になって、それから小さく口元が緩んだ。)こんなもん、送り主のアテが何人もあったら困っちまうな。何を寄越してくれたのやら。(開封途中の箱から溢れ出すようなマナの気配。もはやこれだけで差出人は精霊たちの誰かである事など疑いようはなかった。というより、それ以外にいたら困るという意味での呟きだ。ようやく開封し終えると、そこに顔を覗かせたのは随分と…そう、随分と肉厚で花弁をこれでもかと蓄えた生花。草花の細かな種類についてはそう詳しくないため、具体的な名前を調べるならば論文やら図鑑やらとにらめっこする必要がありそうだが、もしかすると見つからないかも知れない。こんなあまりにも豊かな育ち方をした花は、この"外"の世界にはないだろう。)   (2018/12/2 03:32:22)

キリル♂魔術師となるとこりゃ…アステルだなぁ差出人は。あれ?俺って自宅の場所とか話したっけ…。(記憶は曖昧ながらも、俺はこんな所に家があるんだぜーみたいな話はした事があったかも知れない。まあ、実際のところは配達人によるプロフェッショナルな仕事ぶりの成果なのだろうが。)それにしてもこりゃあ、どういう仕組みしてんだ。さっぱり枯れる気配がねーというか。(手に取ったそれは間違いなく生花だ。つまり手が施されておらず、造花でもない。ならば包装されて配達されゆく最中に少しずつしおれるだとか、そういった事は至極当然だ。大地の精霊が咲かせる花々はあくまで普通の花だと思っていたが、今一度考えなおせばそもそも世界が違う。花の構造が少し特殊だったとしても、それほど驚く事ではないと言える。)   (2018/12/2 03:37:59)

キリル♂魔術師(二本指で生花の端の根元を摘まみ、ゆっくりとくるくる回す。素晴らしすぎる程に完成された、それでいて傲慢さを感じさせない1輪。出す所に出せばまたとない研究材料として歓迎される事だろうが、そのような無粋は憚られる程の親愛が芳香と共にふわりとこちらを包むように感じる。)   (2018/12/2 03:44:21)

キリル♂魔術師よいしょ、っと。今はこいつで我慢してくれよー。(ちょうど持て余していた、陶芸家より譲り受けた小さめの花瓶にその1輪を丁寧に差し込む。どのような影響が及ぶか分からないので少し経過を見守る必要があるが、気持ち程度に水も注いでおく。そして自身のテーブルにそれをそっと置いてみると、途端に仕事場の空気が変わった気がして思わず腕を組みながら仁王立ちをしていた。)いやーいいなこれ!花の香りって言ったら冒険の最中なんざ、植物系の魔物を警戒する理由にしかならねーってのに。精霊からの贈り物となるとこうも変わるかね。(満足げな表情はいっそのこと誇らしげで、完全に友人の事を勝手に誇らしげに語る人間のソレだったが、気分が良い事に違いはない。一息吐いたあとも暫し花を眺めて、そしてようやく私室に戻ったかと思うと、荷物を抱えて出発の準備を完了した。)この家にゃ、活動拠点以上の愛着なんざそう抱かないだろーと思ってたんだけどなー。いってきます。(花瓶に背を向けたまま短く挨拶をすると、ひとまずは依頼のあったアイテムを納品する為に自宅を後にした。ばたん、と玄関がしまったのちに施錠がなされて、最後にがちゃりと音が鳴った。)   (2018/12/2 03:56:43)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/2 03:57:06)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/4 22:16:13)

キリル♂魔術師(がちゃり、と自室から繋がる扉を開けて事務所として運用している部屋に現れると、そのまま定位置であるちょっと贅沢な椅子と大きな机の前へ。早速腰掛けたかと思えば脚を投げ出す様にして机に乗せ、手元には細い紐が何本か組み合わさったもの。製造途中といった見た目の、いわゆるミサンガだった。)はぁーんもぉー地味!!作業が地味!!(あみあみ、あみあみ。ひたすら編み上げてミサンガに仕上げてゆく。ちょっとしたバイトであった。)   (2018/12/4 22:19:01)

キリル♂魔術師何が悲しくて魔術師がわざわざこんなアクセサリーをちまちまちまちま、あみあみあみあみしなきゃいけねーってんだよマジで。くそ…独り言が増えれば増える程になんか身悶えそうになってくるな…。(文句は言いつつも丁寧に編み込まれてゆくミサンガの出来は中々悪くない。強いて言うならそこいらの露天商が売っていたら結構売れてくれるだろう、とそんな手応えを感じる程度には。とはいえ単なる装飾品ではなく、特殊な製造工程を経ている糸を魔力と共に編み込む事で、謹製ミサンガとして魔力的な行使に対する抵抗力を得られるアイテムにさせるのが目的だ。完成からおよそ十年ほどは効果が続くと言われている。勿論、時間が経つにつれ減衰してゆくので、十年経つ頃にはほとんどただのミサンガでしかないが。素材や、魔術師がわざわざ手作りしているという観点からやや値は張る事も多いとはいえ、所詮アクセサリー。かなりの安値でそうした耐性アイテムが手に入るという事で売れ筋だ。売れ筋であるが故に、バイトとして魔術学会から「やれ」と催促されるのだ。)   (2018/12/4 22:25:33)

キリル♂魔術師(そうして着用していたエプロンのポケットから小さなハサミを取り出す。仕上がった分を結んで完成させ、切って、机の上に置いたらまた最初から繰り返し。始点の結び目を作って、あみあみあみあみ。)俺は全自動ミサンガ製造装置…俺は全自動ミサンガ製造装置…。(呪文のように繰り返しながら、手先も同じ動きを繰り返す。単純作業の極意は無駄な思考を切り捨てる事と見たり。ひたすらにあみあみへと没頭する。)   (2018/12/4 22:29:08)

キリル♂魔術師あぁ……はぁ……。(意図せずして溜め息が漏れる。何かあったわけではなく、単純作業のなかで、ふとした瞬間とでも呼ぶべき形容しがたい何かがやってきたらしかった。静かに作業途中のミサンガを机に置いて、弛んでしまわないようおもり代わりにハサミを乗せてから、机の引き出しに突っ込んでおいた書類を引っ張り出す。特に何かを考えているわけでは無く、単純作業の中で無意識にひたすら行動する、を徹底した結果そうなったのかも知れない。ただぼけーっと書類の内容を読み流してゆく。素材納品系の依頼だった。要約すると雪山に行って熊の皮を幾らか取って来なさい、である。)当たり前のように熊と戦わすなアホ。(普段なら飲み込んでいるであろう脳内の声が飛び出す。無意識下にあり過ぎて思考もダダ漏れであった。)   (2018/12/4 22:39:05)

キリル♂魔術師(その独り言をきっかけに、つまりは声を発したという物理的な要因をきっかけにして、ハッとした様子で自分の行動が完全にミサンガから離れた所にある事を理解する。)ヤバいな、やりたくなさすぎて無意識に逃避したってか…。(基本的に単純作業とは相性の悪い方である人間だ、という自負があった。なのでどうしてもそういった事をしなければならない時は、自分なりに効率の良さを感じて悦に入る事が可能なやり方を考えたりして、とにかく何かしらの形で楽しまんとしていた。が、ミサンガ作りは中途半端にアドリブを求められるというか、あんまりにもぼけーっとしていると崩れたりするし、かといって集中していては単純作業のルーチン化を考慮する上で本末転倒。なんとも相性の悪い作業だった。)   (2018/12/4 22:43:46)

キリル♂魔術師(そもそもなぜ単純作業と相性が悪い事に"自負"を感じているかと言えば、そうでない事には素晴らしいパフォーマンスを発揮できるという認識と自信があった為だ。要するに物事の一長一短に於いて、長所に自信があるが為に短所についても自負を感じてしまう現象である。)はぁー、まあでもノルマ数だけは最低限満たしたし、もういいかなぁ…。グダグダしながら小銭稼ぎ、って思えば丁度良いかと思ったんだけどなー。(肺の中身を全て吐き出さんとする勢いで溜め息が長く長く漏れた。無意識に逃避するくらいならもう切り上げてしまおう。そう考えると完成品を込みでミサンガをエプロンのポケットに押し込み、そしてエプロンを脱ぐ。これは実質的にミサンガ作り専用エプロンだった。)   (2018/12/4 22:50:50)

キリル♂魔術師終わり終わり終わりー。無理無理、やっぱこんなんやってらんねーわ。…黙々と掃除したりすんのは好きなんだけどな、難しいモンだ。(複雑というか面倒臭い人間の性質について、思わず一人で肩を竦めたのち、私室の扉を開いてエプロンを放り込む。そして再び事務所側の椅子に腰かけて、先程目を通していた書類のある引き出しを見る。既に報告待ちとなっているものが数十枚、新規の仕事として飛び込んで来たばかりのものが三枚ある状態だ。)まぁこいつも明日からでいっか…。もうミサンガ作りで精神を摩耗しちまったな、今日は。(ふんす、と鼻を鳴らしながら重い腰を上げたかと思うと、そのまま私室へ引っ込んでゆく。やや錆びた蝶番の悲鳴じみた軋音が部屋を満たして、それから静かに扉が閉じられた。)   (2018/12/4 22:59:23)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/4 22:59:32)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが入室しました♪  (2018/12/5 23:26:07)

タッタルン♂?キキルン(獣人)おとどけさん、あるるやよ~。(とある昼下がり。鑑定上手な何でも屋さんの扉をとんとんと叩いたのは、配達屋のキキルン族でした) おるすさん? (長いマズルの鼻先ひこひこ、フードから飛び出た尖り耳をぴくぴく。首を傾げてお届け先家屋の周りを、ヨチヨチとした足取りでぐるぅり一周) おるすさん。(だったようです。なので、玄関前に戻ると、肩掛け鞄からごそごそと、…キキルンのではありますが掌サイズの丁寧に包装された箱を取りだして、お届け魔法ボックスへの投函口へコトリと投入しました)   (2018/12/5 23:30:03)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(届けられた小箱の内容は、どこかの酒場の酒棚に飾られているような…透明な水晶、を思わせる…大きさと形はそれの数周りは小さく、まるで大人の小指程度のものでした。水晶ではない、と解るのは、静かに冷気とマナを帯びているからです。強烈に主張せず、むしろ儚くもあるそれは、触れると澄んだ鈴の音を控え目に伝えては、心を落ち着けるにはぴったりなのかもしれません。──決して溶けない氷、という表現がしっくりくるでしょうか)   (2018/12/5 23:39:47)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(包装された箱にも、その中身にも送り主や送り先、意図を伺わせる記載やメモは一切ありません。ただ、感じることができるのならば、過日、届けられた生花の如く深い感謝と喜びでしょうか。…どうやら、何かをもらって大変喜んだのでしょう)   (2018/12/5 23:42:48)

タッタルン♂?キキルン(獣人)おしごと、おわーり。あっりがったし~。(どうやらこの小屋への配達は、この小箱のみだった様です。ぺこり、住人不在にもかかわらず律儀にお辞儀をしては、キキルンの配達人は来た道をやはりヨチヨチとした足取りで戻って行くのでありました)   (2018/12/5 23:44:59)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが退室しました。  (2018/12/5 23:45:04)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/6 02:03:36)

キリル♂魔術師夜中の山道はまさに獣道、ってなー。勘弁しろよ全く。(やや遠出して依頼を済ませた帰り。このままでは日暮れまでに自宅へたどり着けないだろうと判断した結果、あろうことか山道を選んだ事で様々な災難に見舞われ結局こんな時間に家の戸を開く事となった。とはいっても、本来その山道はかなり整えられていて、直進する為のルートとしては悪くない選択肢だと言えた。しかし野盗というのはこちらの都合など知ったものではないわけで、出くわした蛮人を相手に一歩も引かない徹底抗戦の意を示した所、夜までもつれ込んだという次第だった。どうにか野盗を片付け帰路につきなおしたのは良かったが、夜になってしまうと山道は別の意味での獣道に成り果てる。野生動物のエンカウント率が急激に跳ね上がる、と言う事だ。)   (2018/12/6 02:08:52)

キリル♂魔術師(そうこうしている間に返り血まみれになった、魔術師謹製ローブを放り投げる。様々な呪文への耐性や、革製品どころか金属製防具も顔負けの丈夫さを誇るそのローブではあるが、汚れるものは汚れる。こればかりは致し方ないといった所だった。あのまま放置するのも気が引けるが、夜に洗濯物をするのもまた気が引けたので、ひとまずは配達物を確認する事に決める。今日届いていたのは依頼…の前段階である見積もりに関わる書類と、それから小さな包装済みの箱。書類は勿論書類というだけあって、必要事項が書き記されており差出人も当然分かる。が、この小箱については一切合財不明であった。)   (2018/12/6 02:13:19)

キリル♂魔術師この手の送り方をする奴は、もうだいたい決まってんだよなぁ…。(一人ごちた通りに、こんな配達依頼の仕方で無事に届く存在というのは限られている。しかも、こんな場末の便利屋に小洒落た包装などとなれば尚更。包装を丁寧に開いてゆくと、中から現れたのは小さな水晶体だった。強いて言うなればどこぞですっかりインテリアと化したソレに酷似しており、何分の一かに砕いたようなスケールだ。しかしあの水晶は精霊という別世界の存在と語らう為の役割を持つのに対し、こちらはそれと違って、ただそこにあるように思えた。)…こりゃぁ、氷なのか?なんか随分と透き通った音がしやがるな。(指が触れると、甲高いのに耳に優しいとても控え目な音が、りーんと響く。先日の配達物を思えば、これは恐らく…。)   (2018/12/6 02:19:25)

キリル♂魔術師あっ、結局名前は付けてねーんだよな。氷に炎に風に。…あん時も結局、お前だのなんだのっつって呼んでりゃ事足りたしなぁ。(むしろ名前を欲した挙句、そのまま呼び名を定着させるに至ったアステルが精霊としては異端であろう。しかしいざ名前を付けてみると、固有名詞を持って関わり合う人間の世界に生きる身としては非常にしっくりきた。その辺りはいずれまた顔を突き合わせる事でもあれば、話のネタにすればいいだろう。そうしてアステルからの贈り物用に拵えた透明なショーケース…ガラス板で五面を区切られた長方形の空間に、溶けることのない小さな氷を追加する。枯れない花、溶けない氷。様々な方向性で価値のありすぎる品々が並んでしまったものだ。乾いた笑いを浮かべながらショーケースを再び元の状態に戻して封じると、彼等は埃さえ積もらせる事無く事務所の一角を飾る。)   (2018/12/6 02:25:01)

キリル♂魔術師さぁてと、あとはコレも片付けるかね。(件の帰り道、本来の意味とは若干ズレたところでの獣道と化した空間で、撃退アンド入手を繰り返した野生動物由来の素材をひとつひとつ確認してゆく。暗い夜道では拾ってポーチに詰め込むのが精いっぱいだったので、ようやく品定めという状態だ。主に肉食動物が多かったので、牙や角の類が圧倒的に多い。皮の類は、流石に倒したものから剥ぎ取る余裕がなかったのでほぼない。あるにはあるが…もれなくお肉がブロック単位でそのままごっそりついて来ている為、どちらかと言えば獣肉がメインだろう。)   (2018/12/6 02:29:17)

キリル♂魔術師(机の上に撥水性のシートを引き、素材を並べてゆく。肉塊たちはどちゃりと生々しい音を立てながら、ここまでの道すがらに抜けきらなかった残り分の血液をじんわりと広げてゆく。幸い、シートからはみ出して床に滴る程ではなさそうだ。)この皮は…うーん、サイズがちょっとハンカチサイズ過ぎてなぁ。こっちは鱗付きだな、防具屋にでも端材として売り付けっかー。(需要のあるもの、ないものを仕訳してゆく。ありがたい事に三分の二ほどが有効活用出来そうだった。不要なものは朝にでも処分しにゆくとして、結果的に血抜きが済んだ状態の良い獣肉たちを、一度私室に立ち入って軽く手を入れたのち、事務所側に戻って樽の中で塩漬けにする。やっている事は大量の塩の山に肉を閉じ込めただけだ。)   (2018/12/6 02:34:53)

キリル♂魔術師ナマモノの処理も済んだし、一段落…とはいかねぇよなぁ。掃除掃除…。(流石にこのまま放置しては、室内が鉄分の臭いで充満して、挙句の果てには客を出迎える為のソファやテーブルに染み付いてしまう。それを気にするならここで収穫品を捌くなという話ではあるが。ひとまず牙やら角やらの類をひとまとめにしてカバンに詰め、一部が血に濡れたシートを持って外に出る。ややあって、綺麗になったシートを手に室内へ戻ってくるとそれをしっかり拭いて水気を取り、折りたたんで私室側に収納。後はテーブルを拭いて、ソファを気持ち程度に濡れ拭きしてゆく。多分、臭いのもとは処理できただろう。鼻が麻痺している気はしないでもないが。)   (2018/12/6 02:40:54)

キリル♂魔術師よーし終わり終わり!寝るか。(やるべきことを一通り片付けてしまえば、あっと言う間に眠気がやってくる。達成感やら安心感やら、込み込みで湧き上がって来たのだろう。言うまでも無く、山道での連戦による疲弊もある。あまり褒められたものではないが、水浴びは明日の朝にでも済ませるとしよう。そう決めてしまえば後は寝るだけ、事務所側のあかりを消してゆく。そして最後に私室の扉が開かれ蝶番が軋む音がして、それからぱたんと閉じられる音がした。)   (2018/12/6 02:45:51)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/6 02:46:07)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/7 22:53:55)

キリル♂魔術師っはぁー外寒いってモンじゃねえよマジで。しっかり着込まねえと死ぬなーこりゃ。(ぎいい、と扉が軋む音を聞きながら玄関を押し開いて、事務所として扱っている室内に踏み入ると、荷物を降ろす。独り言の内容については、荒事を見越しての軽装とそれを包み込む魔術師のローブという組み合わせが前提としてある為に少々難しい所ではあるが、解決するならもっと着込めばそれで解決というお話である。単に面倒臭いとか、あとは普段そうしているから、という理由でなんとなく寒い寒いと言いながら現状維持をしているに過ぎない。)   (2018/12/7 22:57:43)

キリル♂魔術師さてと、じゃあ始めますかねー。(つい最近用意したショーケース、その中からまずは青い水晶体を取り出す。具体的には水晶ではなく、溶けない氷と呼ぶべき代物だ。少しだけひんやりとする感触のあるソレを持って机に向かうと、椅子に腰かけて傍に置いたカバンから色々と取り出す。職人に拵えて貰った石座と、タガネなどと呼称される鉄の棒を取り出す。要するに今から石座に小さな氷を嵌め込んで、アクセサリーにするという事である。)   (2018/12/7 23:02:14)

キリル♂魔術師(その二つ以外にも幾つかカバンから引っ張り出したものの、言ってしまえば細かい調整をする為の道具たちだ。丁寧かつ細かい作業をする事になるので、飛び出した片眼鏡のような形をした拡大鏡を右目に取り付けてから、まずは氷の水晶を手に取る。埃などがついていれば手入れをするつもりだったが、ショーケースのお陰か、或いはそもそもの性質か。汚れも小さな傷さえも見当たらない。石座は依頼通りに出来上がっており、水晶を嵌め込んでやれば綺麗に受け止め僅かな隙間さえも窺えない。しばし感嘆したのち、覆輪留めの手法で石座の縁を丁寧且つ慎重に成形してゆく。カゴに林檎を詰め込んだだけでは逆さにすれば零れてしまうが、詰め込んだ後に縁を狭めてやれば押し留めるツメの役割を果たす。と、仕組み的にはそれだけの事だ。)   (2018/12/7 23:09:12)

キリル♂魔術師んんんー……うおー……!(静かな部屋の中で、唸り声のようななにかを上げながらこつこつと作業を進めてゆく。魔術師は多くの場合に、宝飾に関連するような技術を学ばされる事となる。多くの場合にそれが収入源となるからだ。魔術師が作ったアクセサリーと言われるだけで、ロクにまじないが込められておらずとも魅力が生じる。世の中とはそうして回っているらしい。なので潰しがきくように、という意味合いも込めて将来に備え学ばされる。)   (2018/12/7 23:14:15)

キリル♂魔術師よーし、よしよし…出来た!出来たー!宝飾スキルが役に立ったー!(そう、魔術師どころか冒険者稼業をメインに便利屋として活動して収入を得ている状態なのもあり、宝飾に関する知識や技術を用いる事など無いかも知れないと考えていたのだ。しかもそれが私的な用事なら尚の事。ともかく完成したソレは、一見すると小振りなブローチを思わせる仕上がりの、飾り気の少ない石座に収まった青い水晶だった。ブローチでないと分かる点を挙げるとすれば、ネックレス用だと分かるチェーンが石座から伸びているというところだ。満足感と達成感を同時に漂わせる面持ちで、ローブを着たまま首に掛ける。みぞおちより少し高いくらいの位置を、儚げな青い水晶が飾った。)おぉぉー、いいじゃん。いいじゃん!中々やるじゃん俺。(自画自賛と共に、試しにローブの内側へとネックレスを引っ込めてゆく。)   (2018/12/7 23:22:43)

キリル♂魔術師(予想通り体温を下回る冷たさの感触はあったものの、体温を奪われるという程の事はなかった。強いて語弊の少なそうな表現を選ぶなら、物理的な冷たさではなく清涼感がもたらされている。そんな感触に思える。マナという代物の性質を断片的に体感している状態なのかもしれない。)はー、上手く行って良かった良かった。しかしまぁそうなると…こっちも上手く使いたいモンだけどなー。(そうして最近追加された、雷鳥の羽を見遣る。今しがたアクセサリーとして役割を持たせたのが氷の精霊、視線を送った羽は風の精霊、ショーケースの中にありながらも室内に芳香を振る舞う一輪の花は地の精霊からの贈り物だ。流石に花は部屋に置いておきたい所だが、羽についてはどちらかと言えば実用性を見いだせる代物だし、そうしたいと感じさせるものがある。あるのだが。)その辺りは追々、ってことにしとくかね。(下手な荒事よりも緊張しながら過ごした、ジュエリーとの格闘。既に集中力はすっぱり品切れで、更に別の装飾品について思案を巡らせる元気など残ってはいなかった。というか今頑張ったところで、深夜テンションよろしく珍妙な案に落ち着くのが目に見えている。)   (2018/12/7 23:35:43)

キリル♂魔術師さてと…えー、頭使わなくてもやれる事だけ済ますかー。(そうして書類を二枚、書き進める。一枚はポストの所に張り付けておくためのものだ。もうひとつは書類と言うよりチラシ。)   (2018/12/7 23:37:53)

キリル♂魔術師「配達人の方へ。組み立て式コタツが郵便物用の箱に入らなければ、傍に置いておいてください。」…っと。タッタルンじゃねーかも知れないしなー。(なにかしら誰かしら、別の知らない配達業者が届けるかも知れない。なのでそのように書き記してポストに張り付けておくことにしたという次第だ。)   (2018/12/7 23:40:08)

キリル♂魔術師もう一枚…えーっと。「クエスト依頼をお考えの方々。ご来店の時間指定による相談受付や、依頼書投函による発注など承っております。」…ってか。後でチラシやさんに持ち込んで、また量産してもらわねーとなぁ。(そうして簡単な雑務も済ませると、本格的に終業モードとなって立ち上がり、喉を鳴らしながら伸びをする。短く息を吐いたのち、肩と首を何度かゆっくり回してほぐしてから、事務室の照明を消し、私室の扉に手を掛けて、そして就寝の為に引っ込んでいった。)   (2018/12/7 23:44:41)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/7 23:44:56)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/11 01:17:32)

キリル♂魔術師外の冷え込み方がマジでつれーなぁ…。下手するともっと寒くなるかもと思うとやってらんねーな。(聞かせる相手があるわけでもない愚痴と共に、自宅兼事務所の玄関を押し開く。中に入ると後ろ手に扉を締めてから客用のソファに荷物を放り投げ、軽く肩を回してほぐしながら室内の照明を順番につけてゆく。計四つ、四方にひとつずつだ。それが済んだら玄関の反対側に位置するそこそこ立派な机に歩み寄り、椅子を引いて腰掛ける。座り心地がそこそこ良いその椅子は、心なしかクッション部分がくたびれている。)   (2018/12/11 01:21:28)

キリル♂魔術師(少しの間だけ背もたれに身体を預けて目を瞑り、深呼吸。眉間の辺りに意識を傾けてひたすら集中し、それ以外には一切を考えようとせず、雑念を払ってリラックスの前段階とする。そうして簡略化された瞑想を済ませると、幾らかスッキリした頭で机の引き出しから一枚の図面を取り出した。)   (2018/12/11 01:24:56)

キリル♂魔術師こんな走り書きみてーな図面で、何を事前準備しろってーんだよ…。(無人であるはずの砦が賊の根城にされてしまったらしいので退治して下さい。と、非常に分かりやすい依頼をこなす為の資料である。しかしそれはなんというか、小さな子供に自宅の構造を思い出させながら描かせたかのような。そんな稚拙さを感じる出来だった。大まかにどんな通路があるか、くらいは分かるがその他一切の事が分からない。例えばそれが建築に用いられたものであるなら、間取りどころか窓ガラスの枚数まで把握する事も出来るかも知れない。しかし目の前の図面は、一本線で描かれた迷路のようだった。))   (2018/12/11 01:33:23)

キリル♂魔術師一度下見に行かねーとダメかも知れねーな。…えーと、別料金請求、と。(図面の端にそうメモしておく。依頼主へと報酬を追加で要求する為に、だ。しかしこんな図面でも一応は持ち歩く事になる為、紛失の際を考慮して依頼書にもメモを追加せねばならないだろう。いわばその為の覚書である。どうせならロマンあふれる冒険稼業ばかりに没頭していたいものではあるが、便利屋などと看板を掲げて活動していると思ったよりも仕事が舞い込んでくるというもの。それも、厄介事の比率が多めで。)   (2018/12/11 01:38:10)

キリル♂魔術師あーあ、法外な報酬金でも吹っ掛けてやればよかったかな。(独り言なので構わないが、思わず口に出る。そもそもこの案件とて、本来はその地域を管理する誰かが処理すべき内容だ。例えばそれは国であったり、街であったり。軍隊や自警団などの組織が、このような砦を不当に占拠される事のないよう見張るわけだ。しかしそれがなされておらず、そのせいで被害を被った近隣住民が依頼を持って来て、結果的に便利屋の請け負う仕事となってしまう。分かりやすい尻拭いだった。)   (2018/12/11 01:46:51)

キリル♂魔術師(そうした仕事は大抵、厄介事の種でしかない。金品での報酬はおろか、名声のひとつさえ得られない事もある。本来それを解決すべき立場にあった人間が、後出しで横槍を入れるパターンだ。お前は俺の仕事を奪ったのだ、と。)今回はどーなる事やらね…。支援はなくとも、せめて報酬が無事に貰えると良いけど。(しかし、やらないわけにもいかない。余程の無理難題でもない限りは、やらなければならない。そういう前提ありきで成り立っているのだ、この便利屋は。不安の芽はひとつたりとも摘み取れないが、こういう時は諦めて依頼の完遂についてのみ考えるに限る。覚書が明日の朝に視界へと飛び込んで来るよう、図面を広げっぱなしのままに事務所側の照明を落としてゆく。そして気怠そうに頭をぽりぽりと掻きながら私室の扉を開いて、その向こう側に消えていった。)   (2018/12/11 02:01:18)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/11 02:01:46)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/12 00:47:43)

キリル♂魔術師さぁーてと、図面に情報を書き加え…いや、イチから自分で書き直しとくかね。(自宅兼事務所の玄関を押し開くと、薄暗い部屋が出迎える。窓から月の光が差し込んでいるのでまだ良いものの、もしもこれが窓の備わっていない空間だったとすれば洞窟も真っ青の暗闇であろう事は容易に想像できる。荷物を客用のソファに放り投げて部屋の四方に備わった照明を灯すと、そこそこ立派な事務机と、くたびれてはいるもののまだ座り心地の良い椅子の方に歩み寄って腰掛ける。そうして酷い出来の図面を取り出したのち、インクとまっさらな洋紙をひとつその脇に並べた。と、ここでローブの左手袖を肩の方まで捲り上げて、そこに残った糸を無理矢理に引き抜く。抜糸を行う前に一気に回復されたので、糸だけ残ってしまったという悪い例だった。やや血が滲んだが、ぱっくりと避けた派手な傷跡はもはや残っていない。抜糸が済むと筆記具を手に取り、ある程度は稚拙な元の図面とも照らし合わせながら、記憶を頼りに書き込みを始める。)   (2018/12/12 00:55:44)

キリル♂魔術師えーと…出入り口がこっちとこっちで、奥行きがこんなモンで…。(自身が斥候として動き得られた情報は、周辺の地形と砦の外観、その時点での見張りの数、くらいのものだ。流石に内部へ踏み込むわけにもいかないし、具体的な敵の人数などを探れるほど長居するわけにもいかない。それでも収穫にはなった。砦は、かなり単純な構造をした見張りの為の施設だったらしい。前後二面に鉄製の扉を備え、内部にあるであろう階段を上って二階、或いは三階まで上がると一般的な城壁に見られるような凹凸の壁、つまり矢避けの構造が外周に存在している。だが今ではその多くが朽ちており、まず鉄扉に至っては解体された形跡が遠くからでも見て取れた。なにせ鉄塊なのだ、資源として価値を見出され回収されたのかも知れない。残っているのは本来四枚存在すべきうちの一枚だけで、正面入り口に左側だけ残っていた。)   (2018/12/12 01:04:34)

キリル♂魔術師(外周の見回り用通路も一部崩落するなどしており、矢避けの為の凹凸構造などに至っては六割ほどが蹴り落とされたように砦の周りに散らばっている有り様だ。或いは突貫工事で作られた拠点だったのかもしれない。内部の構造はあまり窺えなかったが、吹き抜けにはなっていなかったので最低限の生活空間なり何なりが存在しているように思えた。実際、元となる稚拙な図面にも大広間と言わんばかりの空間が描かれており、これを参考にするならば正面入って左右に階段が伸び、そこを上がると見張り用の外周通路へ。正面に進むとその大広間らしき空間へ。といった構造の筈だ。無論、賊が出入りしてる事を考慮すれば勝手に作り変えられている可能性はある。)   (2018/12/12 01:10:20)

キリル♂魔術師何を言っても、実際乗り込んでみなきゃってトコではあるかもなぁー。(幸いにして、投石器などのような手の込んだものは見当たらなかった。ロープに鉤爪を取り付けたものを使って外部から見張り用通路に侵入できれば、潜入も容易だろう。だが、当たり前ながら見張りは気持ち程度と言えどそうした場所をしっかり押さえて配置されていた。完全に無音で侵入できるならまだしも、人力でロープを投げてフックを引っ掛けるとなればバレるに決まっている。)   (2018/12/12 01:15:16)

キリル♂魔術師遂に使うっきゃねぇな、魔装砲。(弓や弩の類は、弦を引き絞って矢をつがえ発射する構造であるが、砲と名付けたこれは火薬の燃焼を用いて専用の矢じりを発射する構造だ。射程距離に関しては、弓の名手のように風の流れを細かく意識してやる必要さえなしに相当な距離を有している。対象が豆粒程度に見える距離でも、当てるだけなら問題無いだろう。遠くなればなるほどに風の影響は当然受けるし、威力の減衰も起こりはするが。当該地域は魔物も込みで野生生物が多く、特に遠吠えが頻繁に行われている。あまりにもやかましいので斥候として動いている最中に何度も耳をふさぎたくなり、隠密行動を徹底した上で二桁も戦闘を行ったほどだ。当日はこれを逆に活用して、遠吠えのやかましいタイミングに合わせて火薬を燃焼させ、爆発音を誤魔化す。上手く行くかは正直分からないが、もし聞かれたとしても通りすがりの冒険者が魔法を使った、くらいの認識で済まされるかも知れない。)   (2018/12/12 01:25:22)

キリル♂魔術師明日は火薬の調達と、弾の準備と、練習と…。うーん、まあそれくらいの予定にしとくかー。急ぎの用事はない事だしな。(予定を詰め込むのは好きではないし、きっちりとこなせる自信もない。何より自分という人間がそこまで勤勉であるとは信じていなかった。なのでノルマとしてはそれくらいを設定しておき、余裕があれば雑事を済ませよう。それくらいの認識で立ち上がると、事務室側の照明を次々に落としてゆく。図面は明日しっかり仕上げる事にしよう。そんな考え事と言い訳を最後に私室の扉が開かれ、その向こう側に消えていった。)   (2018/12/12 01:29:55)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/12 01:30:13)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが入室しました♪  (2018/12/20 23:45:43)

タッタルン♂?キキルン(獣人)おにもつ、おとどけさんるるん。   (2018/12/20 23:46:05)

タッタルン♂?キキルン(獣人)(海鼠族の配達屋がお届け箱に投函したのは、白い布袋いっぱいに入った、開封済みのビックリ〇ンチョコ、およそ業務用段ボール箱1個分でした。なぜかご丁寧にシールだけが抜き取られています。きっとキャトルミューティレーションにでも遭遇したのでしょう)   (2018/12/20 23:47:58)

タッタルン♂?キキルン(獣人)おにもつおとどけるんはね、りぐさんたるん。(って聞いたやよ。ゆうしゃっさのお店の人から。だから、リグからキリルへ、そんなメッセージカード付き。本来は店に預けられたのですが、忘れない内に宅配を誰かが依頼したのでしょう。──メリークリスマス!)   (2018/12/20 23:50:03)

おしらせタッタルン♂?キキルン(獣人)さんが退室しました。  (2018/12/20 23:50:14)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/21 00:19:43)

キリル♂魔術師(これで三度目になる"交信"を行う為に横になって数時間。薄暗い事務所代わりの部屋へと繋がる私室の扉が開かれる。その一室には四方に照明が存在していて、燃料をあらかじめ投入しておき火を灯し続けるタイプの代物だ。それらを使って室内を明るくすると早速、その空間に於いて自分の定位置である少しばかりくたびれた、立派な椅子へと腰掛ける。)はぁ…どうにも掴み切れねぇな。好きにやれるようになりゃ色々と出来る事も増えそうなモンだけどよ。(独り言の対象となったのは、並行世界との繋がりという、ちょっとした事故から生まれた現象についてだった。この世界には存在し得る筈もない、もう一人の自分。その中に意識だけで潜り込むという体験は、調べ物や実験へと没頭するにふさわしいだけの刺激をもたらしていた。しかしこれと言って明確な進展は、今のところありはしないのが実情である。)   (2018/12/21 00:19:51)

キリル♂魔術師お届け物の確認でもしとくかね…あんまり外に出たくねーけど。(便利屋を名乗り依頼を受ける身分である手前、それを怠る事はまさしく職務怠慢だ。諦めて玄関を押し開き、そのまま外へと出てゆく。そうして普段ならば覗いて、回収して、戻ってきて、およそ二十秒もあれば済んでしまう工程をたっぷり一分ほど掛けて室内へと戻る。)なんだよこの布袋ぉ…ぜってーロクなモンじゃねえよ…。もう開けなくてもいいかな…。(それは大きさの割に軽い、そしてワレモノに似た手応えのある何とも言えない届け物だった。その正体は手を突っ込み、取り出す事ですぐに分かる。駄菓子だ。いや、これは駄菓子のジャンルになるのかは人に寄りけりだろう。とにかくお菓子だ、それも食玩と呼ばれるタイプの。小さな人形などオマケが付いており、本来ならお菓子の部分がメインであろうに、子供たちがオマケの方に惹かれてしまうという類のものだ。)   (2018/12/21 00:20:00)

キリル♂魔術師(そして嫌な予感は早々に的中した。食玩であるが、玩にあたる部分がない。つまるところ先述通りにオマケ側のみが重視され、打ち捨てられたお菓子部分という事になる。メリークリスマス。添えられたメッセージカードには少年の姿を取る、幼い火竜からの言葉があった。要するに在庫処理なのだ。否、在庫と言うか残飯処理の方が話は早いかも知れない。しかし冷静に考えるとカロリーはそれなりのものがありそうだし、幾らか加工を加えて携帯食料にすれば活きるかもしれない、と考える事が出来た。結果的には、まあ悪くないクリスマスプレゼントであろうと認識する。残飯処理には変わりなかったが。)っていうか何で、ちびっこからクリスマスプレゼント貰わなきゃいけねーんだよ。しょーがねーなぁ、アイツは何が好きなんだか。(竜種の子供が好むプレゼントとして最適なモノに思い当たる節はないので、それっぽさだけを考慮して何か渡してやろう。大雑把にそう考えて、ひとまず決着をつける。)   (2018/12/21 00:20:07)

キリル♂魔術師(布袋については私室の方に放り込み、それから幾つかの封筒などを開けてゆく。いつも通りの見慣れた依頼書の類だ。どんな時期でも何かと仕事は舞い込んでくる。それも厄介事が重点的に舞い込んでくる。忙しない時期ともなれば、尚更に舞い込んでくる。厳しすぎる内容のものについては断る事を考えつつも、一枚ずつしっかり目を通して内容を頭に叩き込んでゆく。そうして確認作業がひとしきり済んだところで、書類たちを机の引き出しに押し込んだ。今は少しばかり、やる事が多いのだ。文献で目にした事のある生命の樹についても触れる事となっている為である。この世界や自身の周囲には、神と呼ばれる存在が少なからず存在していた。しかしそれはあくまで種族名のようなものであって、宗教に於いて姿形も確認されぬままに敬われる神々の存在については信用していなかった。そういった意味ではある種、無神論者と言えるかも知れない。)   (2018/12/21 00:31:01)

キリル♂魔術師無意識に積み上げて来た偏見のコレクションが、崩れる瞬間ってのはこういうタイミングなのかも知れねーな。(しかし今は、生命の樹などを始めとする概念から形成界についての知識を得て、そこにアプローチを行う必要がある。例えどれだけ人間離れした存在が居ても、そしてそれらが神と呼ばれていても、あくまで自分が思うリアルの中で生きて来たつもりだった。けれども、恐らくは無意識に非現実として認識していたものの中へと飛び込もうとしている感触が、確かにあった。)   (2018/12/21 00:32:13)

キリル♂魔術師こういうのはオカルトに類するモンだと思ってたんだけどなー。まぁ、言っても仕方ねえってこったな。(並行世界、上位世界。どちらも危険な魅力に満ち満ちて、魔術師を名乗る身分には大変興味深いものだ。故にどれだけ口から文句がこぼれようとも、進もうとしてしまう心と体を止める事は難しい。そこで動いてしまうからこそ、魔術師などというものになっているのだという考え方も出来るかも知れない。とはいえそれらは仕事では無く、半ば趣味の区分だ。便利屋という看板を掲げているのだから。直近で済ませるべき内容は、ひとまず調べ物の類くらいである。そうして外出時用の荷物を確認すると、部屋の四方にある照明を消して、それから荷物を抱え上げて玄関を押し開き出かけていった。)   (2018/12/21 00:39:18)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/21 00:39:27)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2018/12/29 18:30:43)

キリル♂魔術師(その一軒家はおよそ四角い箱に三角形の屋根を乗せた単純明快なつくりだ。真正面のど真ん中に備わった木製の扉は玄関として機能する為、最低限の鍵を備えていた。その左右に一つずつ並ぶ窓は透明なガラスを使っており、木枠がちょうど十字に区切っている。押し開けば縦に割れて左右に開く一般的な構造らしいが、滅多に使われないのか埃が積もって、カーテンも締めっぱなしだ。室内入ってすぐ正面には、来客用のソファが左右に一対、その間にローテーブル。壁際の方まで目を向けると左右両方とも棚がずらりと並び、薬品やら小物やら書籍やら、これまた多種多様にずらりと並ぶ。ローテーブルの向こう側には家主兼店主の陣取るデスクがあり、座り心地は良さそうだが使い込まれた背もたれ付きの椅子にはローブが掛けられている。そのすぐ後ろは壁になっているが扉も備わっており、"私室"と書かれた札が張り付いていた。ゆったりとくつろぐには少々心許ない、窮屈さを感じる空間だと言える。)   (2018/12/29 18:30:49)

キリル♂魔術師(私室と事務室兼客間を区切っている扉が開かれ、プライベートな空間から、一応はパブリックな場へと繰り出す。直接客人が来る事は滅多にないので、実質的に自宅の一部でしかないが、便利屋という曖昧な身分を名乗る上で重要になる空間だ。例え誰が来ようとも、或いは誰も来なくとも、この場に来てくたびれた高級な椅子に腰掛ければ。その瞬間から一応は仕事である。)あーあー、こんな時期なのに…いや、こんな時期だからか。しょうもねえ仕事もちょくちょく舞い込みやがって。(独り言の理由は、ひとまずポストから持ってくるだけ持ってきて、後回しにしていた依頼関連の書類たちだ。便利屋というのは様々な仕事が来る、何の比喩でもなく。丸一日うちの子供の面倒をみてくれとか、物乞いだらけの路地裏でのなくしものを探してとか、こんな危険な生物を倒してくれとか。そして時折混じっているのだ。誰かを殺してくれ、何かを盗んで来てくれ、そんな依頼が。)   (2018/12/29 18:30:59)

キリル♂魔術師しかしまぁ、我が子を殺された報復に、商売敵への闇討ちに。悲しい話から欲にまみれた下世話なヤツまで揃ってやがる。(人を殺す、そこに善悪などありはしない。ただ自分にとって都合の悪い存在が居るから、邪魔になるから殺すのだ。それが真理かはさておき、少なくともそう考える身分にあった。言い方を変えれば、殺しに善悪など持ち込むべきではない、という考え方を有するとも。故にこそ、見合った報酬と納得するだけの理由があれば殺しはそこまで厭わない。厭いはしないが、納得できる殺しなど滅多にありはしないのも事実だ。やったやられたの関係性でさえ、些細な事であっても口喧嘩になるのが人の世だ。殺した殺されたなど一生モノで、得られる報酬と天秤に掛けてリスクに傾きやすい。)   (2018/12/29 18:31:08)

キリル♂魔術師ったく、こんなもんが何件も流れてくるような働き方は、しちゃいねーハズなんだがなー。(そして厄介な依頼事とは、持ち込まれた時点で厄介なのだ。私は誰かに害をなす意思があります、と。これを口外するという事実に他ならないのだから。賢い人間なら名前や立場を伏せて、更に信頼する第三者、この場合は依頼を仲介する業者へと情報を託す事が多い。だが、憎悪をペンに乗せて洋紙に走らせる人間というのは、それどころではないのだ。むしろ積極的に自分の姿と心境を曝け出し、訴えかけてくる。頼む、絶対にあいつを殺してくれと。感情が極まった人間の世界は、敵か、味方かになりがちだ。つまり話を断ると敵として見られかねないのである。)   (2018/12/29 18:31:15)

キリル♂魔術師(なんにせよ、そう遠くない内に。それこそ数時間以内に、下手をすれば数十分以内にでも厄介事が向こうからやってくる状況なのが見て取れた。つまるところ、圧を掛けにくる粗暴な客人の予感。溜め息混じりに自宅兼事務所を出る準備を整える。下手に先手を打たせると、この大切な拠点が火攻めにでも遭いかねないからだ。自ら姿を晒し、厄介事を迎え入れて処理する企てと言えるだろう。木製の枠組みと鉄板で膨らませた、見た目に対して重さの伴わないリュックを背負う。大荷物で歩いている姿を偽装し、無事に客が釣れたら盾代わりに使う予定だ。)さぁて。気合入れて行きますかね、っつって。(空っぽのリュックと共に玄関を押し開くと、寒空の下へと繰り出してゆき、照明も落とされた部屋が無人となる。そして扉が閉められ暗闇と静寂が訪れた所で、最後にがちゃりと施錠の音が響いた。)   (2018/12/29 18:31:24)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2018/12/29 18:31:32)

おしらせシオン♀管狐さんが入室しました♪  (2018/12/31 14:29:36)

シオン♀管狐え、と?こんこんを三回して、五秒たいき……。いーち、にーい、さーん、しーい、ごぉー。(扉へ音を刻んで暫く反応を待つべく じーーっとキリルさまのお仕事すぺーすと繋がる扉を見つめていた。「待て」を実行中のわんこみたいに。お客様がいらしていると困るから必ずこの動作をしなきゃだめだと、あるじに教えて貰った。まだかな?まだかな?狐尾ふーりふり。)──居ないぽい?(反応が無い。扉をほんの隙間程度に開け覗き込むが話し声も人影もなさそうで 狐耳がへたり込むように伏せられていく。小さな手が離れれば扉は再び閉じゆくのだろう。さて、そういう時は確か──言い含められた幾つかの要項を頭の中で並べていき当てはまりそうなものを選択する。くるりと向きを変え、今度はテーブルへと足を進めて椅子に乗っかると膝立ちで机上を覗き込むのだった。)   (2018/12/31 14:33:28)

シオン♀管狐あった!(そこには あるじからの言伝が一枚置かれていて、ぴこ!と狐耳が元気よく立ち上がる。)ふんふんふん?キリルさま、シオンよいこでお留守番するよっ!(お仕事で留守にするとの内容から、管狐のごはんについて。お味噌汁と稲荷寿司を作ってあるらしい。お鍋のあたため方からシオンがやらかしそうな注意書きが まるでいまこれを読むシオンの疑問に答えてくれるようなものだった。ごはんを食べたらなにをしよう?お掃除?お洗濯?でも「この姿」のときは余計な気を回して余計な事をしないように、とも書き添えられていた。)──あ!(きょうの日記でも書いてしまおうか、こちらの文字練習がてらに始めた日記は今のところ順調に毎日続いている。『うちのあるじが、魔術師です魔装師でオマケに世話焼き気配り体質なんですが 斜に構えてのらりくらりかわすイケメンわくでもあるんです。〜あるじが尊くてつらい〜』そんなタイトル。中身は内緒。だってほら''日記''ですから。くふー♡といつもの笑い方をしながら 管狐はお留守番するのです。)   (2018/12/31 14:39:27)

おしらせシオン♀管狐さんが退室しました。  (2018/12/31 14:39:53)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2019/1/2 20:14:26)

キリル♂魔術師意外と身ぃ引き締まって悪くねーけど、流石に窮屈な感じが勝って来るなーっつって。(慣れ親しんだインナーに麻製の長ズボン、そして魔術師ローブという装いではなく、大雑把に和装と称される出で立ちで玄関の扉を押し開き、事務所を兼ねた一室へと踏み込む。駒下駄と呼ばれる足元を飾った履物は、ひとつの木材から刳り抜いて作られたものだ。地面を踏みしめる度に、かつん、こつん、と耳に心地よい音が鳴る。風流というものを感じながらも、やはり不慣れな衣類に対する若干の居心地悪さについては免れなかった。そのまま部屋を抜けて、私室と書かれた部屋へと入ってゆく。そもそも、似たようなものを二重に着るというのがまず大変だ。長襦袢と呼ばれるらしいものを着込んで、腰も紐で留めてから、更に和服を着て腰帯で留める。とてもじゃないが普段使いは出来ないな、というのが正直な感想だった。)   (2019/1/2 20:14:32)

キリル♂魔術師(かつて着物を購入した際に教えられた取扱いについてのメモ書きと、最近契約を交わした管狐からのアドバイスを元に、丁寧に着物を脱ぎ、畳んでゆく。勿論そのままと言うわけにはいかない、可能な限り早い内にしっかりと手入れをしてからクローゼットにしまうつもりだ。なんにしても普段の装いにならねば動きにくい事は確かで、着替え終えるとようやく私室から事務室へと戻った。)はぁー!いやーやっぱコレだな。アレはたまに着るくらいで良いっつーか、ローブ着てねーと怒られるし仕方ねえ。(そんな呟きと共に、またも事務室内を素通りして再び外へと出てゆく。玄関の扉が締め切られて、最後にがちゃりと施錠される音が聞こえたのちに、室内には暗闇と静寂だけが残された。)   (2019/1/2 20:14:44)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2019/1/2 20:14:57)

おしらせシオン♀管狐さんが入室しました♪  (2019/1/3 15:07:25)

シオン♀管狐よい、しょっと。(冬の寒い気候は洗濯に不向きである。空も薄青く、そよぐ風もある午前の早い時刻から洗濯に勤しんだ管狐は濡れた着物を衣紋掛けと呼ばれる長い直線状の細い丸竹に通し掛けて、中央部に通った紐を洗濯用にと室内へ張った細縄へ括り付けるのだ。着物の丈長さ故に、勿論踏み台を使って。──管狐の手持ちの着物はほぼ木綿で作られた普段使い用の品ばかりなので普通に水洗いが可能だ。御家の中で嫁をする訳でもないし、使役される者として動き回るのがその生涯になる筈なのだから。一枚くらいは餞別に持たされた良い品もあるけれど多分使う事もないのだろう。)キリルさまの長襦袢とか足袋も洗ったけどだいじょーぶだよね?(羊の毛が混じった素材だと聞いた着流しも足でふみふみお洗濯した。それから襷に、割烹着、後はシオンの肌着だったりのやはり水洗い可能な物を細縄に掛けたり、切れ目の入った木片で挟んだりして干してゆく。窓を開けてあるので風が入り室内でも十分に乾くだろう。そよそよ、と風に遊ばれた金の髪が頬を撫でる。)   (2019/1/3 15:08:22)

シオン♀管狐(後は、床へ敷いた大きな布の上で作業だ。水洗いできない小物類を抱き抱えて草履を脱ぐ、膝をつき前屈み気味に土下座の一歩手前みたいな姿勢で作業を始めようとすれば髪が落ちてきて邪魔をする。)む、(髪結い用の組紐を懐から取り出して唇で食むように咥え。腰下まである髪を手櫛でざっくり掬い、高い位置で組紐を巻き付け結い上げる。多少不恰好かもしれないが作業が出来れば良いのだ、と一つ頷いて。清潔な布で埃を払い、刺繍や箔がある箇所は柔らかな木綿布で ぽんぽんと軽く叩いてやる。帯は折り目を気にしながら畳んで。本当は桐の箪笥が欲しいけれど、)確か、底に白木綿敷いてやればこっちの棚でもだいじょーぶなはず。(普段使いの自分の着物は長期保存用の手間はかけなくて良いだろう、洗濯と後はたまに虫干ししよう。あるじの着物は、どうするつもりか分からないしとりあえず帰ってきたら意向を確認する事にして乾かすところまでは行っておく。肌着系や小物の掃除は自分の物と一緒に済ませてしまおう。下駄も乾拭きして鼻緒には柔らかな毛のブラシを当てて、柔らかい布を濡らし絞り上げだもので全体を丁寧に拭ってゆく。そうしたら立て掛けるように陰干しだ。)   (2019/1/3 15:11:06)

シオン♀管狐(──作業も落ち着き、床に広げた布敷の上へ正座しながら考えに浸ってゆく。こちらの文化だと室内でも土足が基本だ、これには少々困惑したものでそのうち室内の一角に畳でも敷かせて貰えないだろうかと常々考えている。''お小遣い''、それから酒場で貰った御年玉で懐は暖かいけれど そもそも畳を買う機会は訪れるのだろうか?)流石に、ばばさまから送ってもらうのもなー。あねさまに頼んだらこっちの品と交換で小物とか生鮮以外の食べ物なら送ってくれるだろーけど。うーーん?あ、そうだばばさまから貰ったあの風呂敷袋に入れて今度お手紙届けに来たら持たせてみようかな。(伝令用の管狐(人化は出来ない)が、郷里との遣り取りのため時折シオンを訪ねてくる。前回はクリスマス後に手短に あるじを見つけて契約を成した旨を便りに持たせたから多分そろそろまたこちらへ来るだろう。一体どんな返事が書かれているのだろうか?)   (2019/1/3 15:12:49)

おしらせシオン♀管狐さんが退室しました。  (2019/1/3 15:13:49)

おしらせシオン♀管狐さんが入室しました♪  (2019/1/7 19:57:35)

シオン♀管狐(懐から取り出したるは、手のひらサイズの宝箱。パカッと開きそうな方を自分と反対側へと向けて床に置き、貯金箱みたいな穴へとちゃりちゃり貨幣を落とし入れてゆく。膝を抱えるようにしゃがみ込んで、じーっと様子を眺めていればガタガタ!っと音がして。)──ぉ、おお!!(注文品の畳、正方形サイズの物が合計六枚。いわゆる三帖分。それぞれを繋げる部品が入っているであろう小袋と取扱説明書のように見える物が続けて吐き出された。すごいすごい!と思わず自分以外誰も居ないのに、拍手をしてひと息。──黒の縦ロールが素敵な猫獣人の行商人なあの子、にぱ〜☆っと笑顔を浮かべる姿が脳裏に過ぎりました。)いよっし!シオンがんばって完成させるの!えっと、まずは??(作業する為に、予め着物には襷掛けしておいた。説明書?シオンむつかしーの、わかんないからね!なんて、あるじが同席していればそう答えただろうくらいに説明書には興味を示さず小袋へと手を伸ばし、勘に頼り作業を進めていくのだった。そんな一幕。)   (2019/1/7 19:57:39)

おしらせシオン♀管狐さんが退室しました。  (2019/1/7 19:57:44)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2019/1/8 07:47:20)

キリル♂魔術師(ベッドで眠る管狐の傍に自身も身を横たえ、暫しの休息を取る。そして、懐かしい夢を見た。)   (2019/1/8 07:48:58)

キリル♂魔術師「山が雄叫びをあげたんだ。そして山の怒りが駆け抜けて、大地が悲鳴を上げ続けたんだ」奴隷は森の中で出くわした白髪の魔術師に、そう語り聞かせた。―――奴隷はその日、いつも通りの調教を受けていた。調教師を自称するその男は、単なる嗜虐趣味の小金持ちでしかなかったが、奴隷を仕込む才能を間違いなく持ち合わせていた。故にそれを見出した存在が「素材」を連れ込んで卸し、男は「趣味」として奴隷を仕込み「商品」を送り出す。そのサイクルに巻き込まれた内の一人が、この奴隷だった。   (2019/1/8 07:49:07)

キリル♂魔術師調教用に割り当ててあったその室内は薄暗く、特にカーテンが閉め切られて、僅かな隙間から差し込む光だけが二人を照らす。男は奴隷の生爪を剥ごうとしていて、奴隷は眼前に迫る強烈な痛みを耐え抜く為に歯を食いしばっていた。刹那、びりびりとカーテンの向こう側でガラス窓が振動する。ややあって、弾ける轟音が遠くから聞こえた。男は驚いた様子で窓際に駆け寄り、カーテンを左右へ押し退けて外の様子を窺う。結果的に強烈な日光が差し込んで―――奴隷はその輝きに、神の啓示を錯覚した。   (2019/1/8 07:50:13)

キリル♂魔術師気付けば奴隷は、男が普段愛用していたナイフをその背中へと突き立てて、痛みに悶える男に「調教の復習」と「復讐」を行った。授業と称して目の前で執り行われた、他の奴隷への残虐な行為の数々を思い出しながら。痛めつける程に人はよく学ぶ、というのが男の教育論だった。しかし当の本人はあまりの痛みに耐えかねて早々に気絶し、そのまま放置されて死ぬ事となった。己が過ちさえも学べぬうちに、男は死んでいった。   (2019/1/8 07:51:15)

キリル♂魔術師長きに渡って幽閉されていた邸宅から飛び出すと、視線の先には大きな山と煙、伴って唸り声のような地響き。その正体は分からなかったが、神の啓示を得たきっかけはコレだったのだと奴隷は理解した。半ば放心状態で森へと踏み入り、あっさりと迷子になって遭難した頃。たまたま出くわした白髪の魔術師に身分を問われ、奴隷は身の上を、そしてさっき目撃した光景を語る。「山が雄叫びをあげたんだ。そして山の怒りが駆け抜けて、大地が悲鳴を上げ続けたんだ。あれは神様の行いで、俺に啓示をくれたんだ」と、懸命に言葉を紡いだ。   (2019/1/8 07:52:11)

キリル♂魔術師しかし魔術師は穏やかに首を横へと振ってから、聞きやすさを考慮してゆったりと応じる。「あれは噴火と、それに伴う火砕流だ。決して神などではない。大自然が牙を剥き、そしておびただしい命を一瞬で奪い去ったのだ」その声色は冷静であるように思えて、少しだけ震えていた。少なくとも奴隷にはそう聞こえた気がした。「多くの命が、あの火砕流によって失われた。しかしお前は、お前の命はそのお陰で繋がれたのだ。よく覚えておきなさい」   (2019/1/8 07:52:52)

キリル♂魔術師旅の途中であるという魔術師に連れられて、奴隷は様々な場所を歩いた。時に魔術師を先生と仰ぎ、様々な事を教えて貰った。「私と同じ白髪に、私とは違う真っ赤な瞳。そうさな、見てくれの異端さは上をゆくだろう。魔装師として後を継いでみるか?」すっかりと打ち解けて、反抗してみたり甘えてみたりとそんな関係性が築き上がった頃。魔術師は思いついたように元奴隷へと問い掛けた。   (2019/1/8 07:53:33)

キリル♂魔術師「―――後を継ぐ気はねーけど、魔装師にはなってやるよ。折角だしな」軽口が応じて、魔術師は楽しげに表情を綻ばせながら目を瞑る。「そうか。ならば優しく教えてはやらん。せいぜい技を見て盗め、我が弟子よ」この会話こそ元奴隷が、新たな世代の魔術師として歩み始めた瞬間だった。赤い瞳に不屈の意志を宿し、神に縋る事もなく、確かな一歩を踏みしめていた。そして―――(夢はそこで途切れた。まるで夢の中で更に眠りに落ちるかの如く、意識は溶けていった。)   (2019/1/8 07:56:00)

おしらせキリル♂魔術師さんが退室しました。  (2019/1/8 07:56:19)

おしらせシオン♀管狐さんが入室しました♪  (2019/1/16 04:42:35)

シオン♀管狐──、(座禅しながら身体を巡る、力の流れを意識する。管狐時から転身したり、スキルを使うのは慣れている。けれどこの、人の身体をベースに力を振るうのは未だに苦手だった。あるじを得、力は跳ね上がった。その余剰分の制御及び運用が課題だと、郷里のばばさまから返ってきた手紙にもあった。本来管狐は「憑く」。標的に憑いて熱病に罹患させたり寝室で殺害したり、そんな暗殺的な方面での使役。憑いた相手もしくは周囲から情報を集めて主へと還元する諜報的な方法もまたひとつの使役だ。)は、(──呼吸をする。腹を意識したまま息を吐き空にし、深く酸素を吸い込み充してゆく。ふかく、ふかく。)   (2019/1/16 04:42:58)

シオン♀管狐(カラダがじんわりと温まってきた。巡る力の流れの起点はシオンの場合、どうやら腹部らしいと一層濃い力の塊を感じ推測する。それが果たして種族的な物なのか、個の特性なのかまでは分かりもしないけれど。''ごはん''で力を取り込める理由もそこだったようだ。巡り、廻る、奔流を起点へと還し、留める。堰き止められ膨れ上がる力が今にも暴れようと、ぬたうつ。)ッ、!く、ぅゔ……シオンは、っ……ぃ、…!(火炎を腹内に宿したような熱さと内部からの強い衝撃が幾度もシオンを襲う。くの字に背を丸めて腹部を庇い顔を伏せれば金髪がベールのように広がりそして、ぽたりと雫が落ちる。額に汗を滲ませ苦悶の表情湛えたまま、暴れ狂う力を小さく狭く圧して抑え込む為に挑む。)   (2019/1/16 04:43:52)

シオン♀管狐(──鎖骨の窪み下にある契約紋、それは太極図のように勾玉が二つ描かれており混じり合う間際 赤と青が隣り合っている。──……ぼんやりと淡く光り出した。繋がりからシオンのカラダへ染み込んでゆくのは、青い魔力。)あ、るじ……。(圧した力は濃度が濃く良質だ。畳んだ分空いたスペースを''枯渇''だと認識したらしい契約紋があるじから魔力を引っ張ってきているようで、じわじわと満たされてゆく。多分こうやって魔力圧縮をしていけば、シオンの力もそれなりに向上するのだろう。結果、使える能力も増えるかもしれない。くったりと寝転んだまま、ぼうっと空を見上げればそろそろ夜が明ける。歪んで滲む視界の空は、星がやけに煌めいて見えた。)眠てぇ、……なの。(あるじ、シオンは眠たいの。回収よろ。そんな感じに契約の繋がり介してお家の外で、すよすよと眠りに落ちた管狐。冬の冷たさ孕んだ風が、容赦なく金髪を撫で弄ぶだろう。)   (2019/1/16 04:46:33)

おしらせシオン♀管狐さんが退室しました。  (2019/1/16 04:47:37)

おしらせキリル♂魔術師さんが入室しました♪  (2019/1/16 12:30:22)

キリル♂魔術師あー、わかんねぇ。(第一声はそんな自暴自棄なものだった。四方に照明用の燃料式ランプを備えるその一室は、玄関寄りの位置に客を迎える為のローテーブルと一対のソファ。更にその後ろ、壁際には様々なものが並べられた棚、そして玄関から見て正面の壁には私室と書かれた札の下がる扉。ちょうどその手前に位置するように、家主が腰掛けるためのくたびれた椅子と、引き出し付きの立派な机がある。そして今はこの椅子に腰掛け両肘を机について、頭を抱き込む様に突っ伏していた。)   (2019/1/16 12:30:28)

キリル♂魔術師契約契約。契約とは言うけどよぉ…。わっかんねぇな、俺とお狐ちゃまの契約はどういう状態になってんだ。(自身の胸元より少し上、鎖骨の辺りに触れる。そこには黄色をした勾玉の模様がひとつだけ刻み込まれており、これ即ち管狐シオンとの契約の印であった。しかし本来想定していた契約や召喚というのは、完全に自由でこそなかれど基本的には召喚すれば呼び出せる。そうでなくとも魔術師の力量によって呼び出す、といったもの。それがどうだろうか、今の所は召喚対象者である少女がイヤだと口にすればこの時点で召喚はキャンセルされていた。分かりやすいといえば分かりやすいが、これがどういった内容で契約として成立し、結ばれているのかは、いわゆるブラックボックスと化していた。)   (2019/1/16 12:30:37)

キリル♂魔術師(今朝方に至っては、向こうから「呼ばれた」から「呼び出してやった」始末である。最早そこに主従といった関係性は見えてこない。元々そういったものを求めていない節はあるにせよ、それにしても自由過ぎる契約の在り方だな、と思わざるを得ないのが現状だった。)とはいえ、そんくらいの方が気軽っちゃ気軽だって話もあるかー。だけど契約の状態くらい、もうちょっと把握しとかねーとな。(如何せん、これは相手が存在する問題となる。故になんでもかんでも自分の気分やさじ加減で試してみるわけにもゆかず、なかなかどうして理解は捗らない。強いて言うならもっと積極的に、事あるごとに召喚を使って普段から試してみれば良いかも知れないが、わりとお互い自由にそれぞれで過ごしていたり、逆に傍で一緒に過ごしていたりと両極端だ。結局、実践が捗る気配はなかった。)   (2019/1/16 12:30:46)

2018年11月28日 00時44分 ~ 2019年01月16日 12時30分 の過去ログ
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